スマホの月額利用料金、2025年7月は「4,117円」で1月から239円減と大きく低下【MM総研調べ】
MM総研は、「携帯電話の月額利用料金と音声通話・データ通信サービスの利用実態」(2025年7月)に関する調査結果を発表した。15~69歳の男女が回答している(プレ調査24,177人/本調査1,421人)。
携帯キャリアのブランド定義としては、「MNO4ブランド」がNTTドコモ、au(KDDI)、ソフトバンク、楽天モバイル、「サブブランド」がワイモバイル(ソフトバンク)、UQモバイル(KDDI)、「MVNO」がMNO4ブランドおよびサブブランド以外となっている。
スマホの利用時間(通話時間を除く)は週平均「1,201分」
まず「携帯電話の月額利用料金」(税込、端末代金の分割支払い分などを除く)を集計すると、スマホ利用者全体では月平均「4,117円」で、前回調査(2025年1月)から239円減少とかなりの低下を見せた。
MNO(移動体通信事業者)4ブランドのスマホ利用者の月額利用料金は「4,756円」、楽天モバイルを除くMNOのフィーチャーフォン利用者は「2,527円」。サブブランド利用者の月額利用料金は「3,191円」、MVNO(仮想移動体通信事業者)利用者の月額利用料金は「1,858円」と、前回調査と比較するとすべて低下している。

「端末の購入金額」(割引前)は平均「76,021円」で、前回調査から1,070円低下。物価高に加え、法改正により大手キャリアの下取りの値引きが制限されたことが影響したと推察される。なお、5G対応・非対応による端末価格の違いをみると、5Gスマホ利用者は「83,256円」、4Gスマホ利用者(3Gを含む)は「53,387円」だった。

スマホ利用者の「月間データ通信量」については、「わからない」と回答したユーザーを除くと平均「12.46GB」でわずかに増加、中央値は「3GB」で変わらずとなった。「1GB」25.2%、「2GB」10.1%、「3GB」17.2%となっており、過半数のユーザーが3GB以下となっている。
MNO 4ブランドのスマホ利用者の月間データ通信量は「14.82GB」。サブブランド利用者は「7.24GB」、MVNO利用者は「6.78GB」だった。

「音声通話時間」(1週間の平均通話時間)は、MNO 4社は「20.0分」、サブブランドは「17.3分」、MVNOは「9.2分」だった。IP電話・アプリ電話からの場合は、MNO 4社は「21.0分」、サブブランドは「16.5分」、MVNOは「12.7分」だった。合算するとMNO 4社は「41.0分」、サブブランドは「33.8分」、MVNOは「21.9分」となった。

「スマホの1週間あたり利用時間」(通話時間を除く)は「1,201分(20時間1分)」で1時間ほど減少。個別にみると、MNO 4社は「1,236分」、サブブランドは「1,173分」、MVNOは「1,115分」で大きな差は見られなかった。
用途別では、「インターネット検索・情報収集」235.5分(構成比19.7%)がもっとも多く、「動画視聴」179.5分(15.0%)、「SNS」163.9分(13.7%)、「メール・メッセージの送受信」112.9分(9.4%)、「ゲーム」105.2分(8.8%)などがそれに続くなど、大きな傾向の変化は見られなかった。

調査概要
- 【調査対象】15~69歳の男女
- 【調査方法】Webアンケート
- 【調査時期】2025年7月
- 【有効回答数】プレ調査24,177人/本調査1,421人
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