MM総研は、「携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態(2024年7月調査)」に関する調査結果を発表した。15~69歳の男女1,425人が回答している。
スマホ端末の購入金額は平均「75,793円」
まず「スマホ・携帯電話の月額利用料金」(通話料+データ通信料。税込)を算出すると、スマートフォン利用者全体では平均「4,363円」だった。前回調査(2024年4月)から113円減少した。
「NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルのMNO4社のスマホ」に限ると、月額利用料金は「5,043円」。「NTTドコモ、au、ソフトバンクのMNO3社のフィーチャーフォン」に限ると「2,610円」。「ワイモバイル、UQモバイルのサブブランド」に限ると「1,993円」と算出された。前回調査と比較すると、スマートフォン月額利用料金としてはサブブランドが唯一上昇している。
「端末の購入金額(割引前)」はスマートフォン利用者全体で平均「75,793円」で、増加傾向が続いている。原因については、為替変動・物価高騰の影響、売れ筋価格帯の6万円台以上(中高価格帯)への移行が指摘されている。
「スマートフォン利用者の月間データ通信量」は、平均データ通信量「11.47GB」、中央値「3GB」だった。なおユーザーの52.9%は3GB以下の通信量で納まっており、二極化が進行していることがうかがえる。
なお「音声通話時間(1週間)」を聞くと、MNO 4社では40.9分、サブブランドでは38.9分、MVNOでは22.1分だった。「スマートフォンの利用時間(1週間)」は、MNO 4社では1,227分、サブブランドはで1,231分、MVNOはで1,120分だった。SNSでは「Instagram」の利用率が66.5%で最も高く、1週間あたりの利用時間は118分。音楽配信サービスでは「YouTube Music」の利用率が28.6%で最も高く、1週間あたりの利用時間は98分。有料動画配信サービスでは「Amazonプライムビデオ」の利用率が39.8%で最も高く、1週間あたりの利用時間は148分だった。
調査概要
- 【調査対象】15~69歳の男女
- 【調査方法】Webアンケート調査
- 【調査時期】2024年7月
- 【有効回答数】プレ調査25,353人/本調査1,425人
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