「Amazon」や「三井住友カード」偽サイト急増、交通系も標的に【詐欺ウォール調べ:2024年12月度】

2024年12月のフィッシング詐欺は「Amazon」「三井住友カード」が急増、2025年1月はクレジットカード系が新たな標的に。

BBソフトサービスが提供するネット詐欺専用セキュリティソフトの「詐欺ウォール」は、インターネット詐欺サイトを分析したレポート(2024年12月度)を発表した。

「Amazon」「三井住友カード」のフィッシングサイトが急増中

調査によると、2024年12月のフィッシングサイトの割合は、「Amazon」が1位で「三井住友カード」が2位だった。11月と比較すると、Amazonは1.5倍に増加、三井住友カードは4倍以上増加。メールなどでバラまかれておりログイン情報を詐取する手口だ。

フィッシングサイトブランドランキング(2024年12月)
参考:Amazonのフィッシングサイト例
参考:三井住友カードのフィッシングサイト例

また、2024年12月は、「えきねっと」や「ETC利用照会サービス」といった交通系のフィッシングサイトが増加しており、ETC利用照会サービスは5倍以上増加している。

参考:えきねっとのフィッシングサイト例​

2024年12月の詐欺ウォールによる詐欺サイト検知数は11,901,671件で、2024年11月と比較すると、502,502件減少する結果となった。

詐欺ウォールによる詐欺サイト検知数(月次比較)

2025年1月は「JCB」「UC Card」「TS CUBIC CARD」といったクレジットカードの報告数が増加している。

UC Cardは、前月比で70倍以上と大きく増加。TS CUBIC CARDも毎月定期報告されているが、前月比4倍に増加。すべてログイン情報を詐取する手口だ。

調査概要

  • 【調査期間】2024年12月10日、11日、17日
  • 【調査対象URL】公的機関などから提供された詐欺サイトURL計274件
  • 【調査方法】詐欺ウォールを利用しているお客様のアクセス数値を集計(Windows版:3.3.0 / macOS版:3.5.0 / Android版1.7.0 / iOS版3.2.0.4)
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