25卒の初任給、過半数の企業が「引き上げ予定」。インターンの“4類型”の認知度は半数に満たず【東京商工会議所調べ】
2025年卒から対象になるインターンシップの新定義、就活生・採用担当者は要チェック。
6/10 8:30 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
東京商工会議所は、2025年新卒者の採用・インターンシップに関する調査を実施した。選考活動の終了予定時期や初任給の引き上げなどについて、314社を対象に調査している。
25卒から適用されるインターンの新定義、企業の認知度は約半数
まず、採用・選考活動の終了予定時期を聞くと、「2024年9月まで」と回答した企業の割合は22.9%にとどまり、2023年春に実施した調査と比べて7.1ポイント減少した。また、「未定、分からない」と回答した企業の割合はやや増加し、22.9%を占めた。
また、政府は2025年卒以降の学生を対象に、インターンシップをはじめとしたキャリア形成支援に係る取り組みを4つに類型化することを発表している※1。この各類型の名称と内容の認知度を尋ねたところ、「名称・内容ともに知っている」と回答した企業の割合は48.5%にとどまり、半数に達しなかった。
※1 令和5年度から大学生等のインターンシップの取扱いが変わります(詳細は、厚生労働省PDFを参照)
約半数の企業が「初任給の引き上げを実施・予定している」
続いて、2025年新卒者の初任給引き上げの実施状況を聞いたところ、「初任給を引き上げた(引き上げる予定)」と回答した企業の割合は52.2%と過半数を占めた。
初任給引き上げの理由としては、「人材を確保するため」が83.2%と圧倒的に多かった。
調査概要
- 【調査期間】2024年4月25日~5月9日
- 【調査対象】「会員企業と学校法人との就職情報交換会」(4月25日開催)の参加企業314社
- 【回答数】274社(回答率87.3%)
- 【調査方法】Webアンケートシステム
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