Googleが対話型AI「Bard」を「Gemini」に変更、「Gemini Advanced」は月額2900円

Gemini Advancedは高性能AIモデル「Ultra 1.0」搭載、モバイルの「Geminiアプリ」も

Googleは、対話型AI(人工知能)「Bard(バード)」の名称を「Gemini(ジェミニ)」にすると2月8日に発表した。Gemini Pro 1.0モデルは引き続き40以上の言語、230以上の国と地域で利用できる。さらに高性能なGoogleのAIとコラボレーションできる「Gemini Advanced」(英語版のみ)と、モバイルアプリも新たに提供する。

Geminiは2023年12月にテキスト、画像、音声、動画、プログラミングコードなどをシームレスに理解して組み合わせるマルチモーダルな高性能AIモデルとして公開された。Bardは、その核となる高度なテクノロジーが反映された製品であることを明確に伝えるため、AIモデルの名称をそのままサービス名称にした。

新たなGemini Advancedは高性能で最大のAIモデル「Ultra 1.0」を搭載。コーディングや論理的推論、ニュアンスを含んだ指示の理解、クリエイティブなプロジェクトの共同作業など複雑なタスクの能力が大幅に向上している。より長く、より詳細な会話が可能で、以前に質問したコンテキスト(文脈)に基づいた質問への理解能力も向上した。

学習スタイルに合わせた段階的な説明、クイズ、議論を作成させて個人的な家庭教師として活用できる。アイデア作りや、新しいコンテンツの生成、トレンドの分析、オーディエンス拡大に向けた改善方法のブレインストーミングなどデジタルクリエイターのアイデア実現をサポートする。日本を含む150以上の国と地域で英語版が利用できる。

Gemini Advancedは新しい「Google One AI Premium Plan」として月額19.99ドル(2900円、税込み)で提供する。AI Premium Planの加入者は「Gmail」「Googleドキュメント」「Googleスライド」「Googleスプレッドシート」などで「Gemini for Workspace(旧名称Duet AI)」がまもなく使えるようになる。

スマートフォンからGeminiに簡単にアクセスしたいという要望を受けて、「Android」で新しいGeminiアプリ、「iOS」のGoogleアプリでGeminiとGemini Advancedを提供する(英語版のみ)。外出先でのテキストや画像での質問、会話ができ、パンクしたタイヤを撮影して対処方法を検索したり、メッセージの返答の作成を支援したりできる。

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