私の本棚

「読まなきゃ」からの脱却を! 生田さんが提案する「本を読む習慣の身に付け方」とは?

「本を読むための免疫づくり」や「ビジネス書の読み方」を、「Web担当者に喝!」の著者生田昌弘さんが自らの読書スタイルを通して提案してくれました。
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ビジネスに役立ちそうな本を買ってはみるものの、なかなか読めない。そういう方も多いようです。そこで、今回の「私の本棚」は、本を読む習慣の身に付け方を生田昌弘さんに紹介していただきました。さらに、生田流ビジネス書の読み方も教えてくれています。(編集部)

生田さんと本棚
キノトロープの生田昌弘さんと本棚

本を読むということ

仕事をしていて、本を読んでいてよかったと思うことが、1つあります。それは、書類を読むのが早いということです。

他の人が作った資料の間違いや問題点を指摘したり、追加のアイディアを提供したり等々。それができるようになったのは、幼いころからの読書習慣によってだと確信しています。このコーナー「私の本棚」では、多くの方が、今役に立つ本の紹介をされています。今回、私からは、「読む習慣」を身に付けるための方法をお伝えできればと思います。

生田さんの本棚
キノトロープのオフィス内にある生田さんの本棚。主に、現在読んでいる本を置いている

本を読むための免疫づくり

本を読まなきゃ。たぶんこのページをご覧の皆様は、全員が考えていることだと思います。

では、なぜできないのか。それは、脳が負荷を避けるためです。人間の脳は、面倒を回避するようにできているのです。だから読めなくても問題ないのです。でも、本を素早く読めたり、書類を素早く読めること、これは、これから仕事をしていくうえで、あなたの役に立ちます。

楽に読める本から始めて、読書に慣れる

そのためには、楽に読める本から始めてください。好きなアーティストのエッセイとか、推理小説とか、SFとか。自分の好きなジャンルで構いません。読む本が決まったら、まずは軽く読み飛ばしてください。

ぱらぱらと何となく、書いていることを追うだけ。それだと何が書いてあるか、理解できないと思います。だから、毎日それを繰り返す。

要は、慣れるということ。

これができれば、免疫がだんだんできてきます。ぜひお試しください。(ちなみに、今回の「私の本棚」は、1行の文字数を減らしてみました。これなら読めると感じたあなたは、免疫が必要かもしれません。)

免疫づくりに最適な書籍10選

免疫をつくるために最適な本を以下に記載しますので、どんな本が良いかわからないという方は参考にしてください。

  • 『蒼ざめた馬を見よ』五木寛之:著
  • 『旅のラゴス』筒井康隆:著
  • 『きまぐれロボット』星新一:著 あらゐけいいち:絵
  • 『箱男』安部公房:著
  • 『アルキメデスは手を汚さない』小峰元:著
  • 『死者の木霊』内田康夫:著
  • 『兎の眼』灰谷健次郎:著
  • 『三国志』吉川英治:著
  • 『悪意』東野圭吾:著
  • 『点と線』松本清張:著
紹介本1と2
『蒼ざめた馬を見よ』五木寛之:著(左)、『旅のラゴス』筒井康隆:著(右)

私の読書スタイル

本を読むうえで心掛けていることは、「とにかく量を読む」。どんなジャンルでも構わないので、「たくさんの本を読む」、これが私の読書スタイルです。

特にビジネス関連の書籍は、「ちゃんと読まない」。これも私のスタイルです。実はこれがとてもおすすめです。だから、私の机の横には、読みかけの本がたくさん積んであります。そして暇なタイミングで、5分でも10分でも、ぱらぱらと眺める。

最近は、Kindle(キンドル)のおかげで、本の山はありませんが、キンドルでも流し読みは同様です。キンドルだと、リアルの書籍よりも、流し読みがたくさんできます。ぜひチャレンジしてみてください。

読み切らない。だから、理解したと思わない。だから、何度でも繰り返し読みなおす。仕事の中で、困ったりつまずいたら、記憶の片隅を頼って、机の周りの本をごそごそと探して読みなおす。この繰り返しが、使えるビジネス書にする方法だと思います。

いい本だった! という感動は3日で終わります。たぶんビジネスには、何のインパクトもないでしょう。でも、理解したと思わない限り、その書籍はいつでもあなたにヒントを与え続けてくれるかもしれません。

このやり方なら、よく紹介されている『なぜ人と組織は変われないのか』や『イシューからはじめよ』など、たぶん多くの人が前半で挫折する本も、少しだけ理解できるようになります。「頭から全部理解して読み切ろうとしない」、これがビジネス書ではとても重要。読み切ることが目的ではない。なぜなら、あなたの役に立つことが重要だからです。

紹介本3と4
『なぜ人と組織は変われないのか』ロバート・キーガン/リサ・ラスコウ・レイヒー:著 池村千秋:訳(左)、『イシューからはじめよ』安宅和人:著(右)。『イシューからはじめよ』には、生田さんが気になった箇所に付箋がはられている

良いインプットが欲しいなら、まずはアウトプットだと認識しよう

仕事関係の書籍の場合は、「アウトプットを意識」して読みます。自分の意見と違うところ、自分が考えもつかなかったところに注目する。そしてポイントは、それらを「自分の言葉にしてまとめる」ということ。これがアウトプットです。

「自分はこう思うけど」「こんな内容の資料を作る」等々、先にアウトプットしてから、書籍に向かう。もちろん先ほど話したように、頭から読むのではなく、自分のアウトプットに必要なものがあるかを探す。なければ、別の本を探す。この繰り返しです。

このやり方を実践する上で参考になる書籍は、樺沢紫苑さんの『学びを結果に変えるアウトプット大全』です。これは、ビジネスで書籍を読む場合の良い参考書になると思います。ぜひ読んでみてください。

紹介本3と4
『学びを結果に変えるアウトプット大全』樺沢紫苑:著
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