Aggregator

お客に評価される買い物体験とは? 優れたカスタマーエクスペリエンスを提供するための5つのポイント | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

5 years 9ヶ月 ago
優れたカスタマーエクスペリエンスを幅広く提供するためには、自動化とスマートテクノロジーを併用して、Eコマース業務の各所を最適化する必要があります。

デジタルコマースの新しいパラダイムでは、オンラインショッピングでのカスタマーエクスペリエンス(CX)における5つのポイントを最適化している小売事業者が、群を抜いて際立っています。CXを最適化する5つのポイントを紹介します。

CXを最適化する5つの主要ポイント

自動化とスマートテクノロジーの併用がカギ

購入に至るまでの工程がデジタル優先になるなか、モバイルを含む小売事業者のeコマース機能は、購買体験のなかで中心的な役割を果たしています。

同時に、小売事業者に対する消費者の期待も、かつてないほど高まりを見せています。その結果、大手小売事業者やマーケットプレイスは、消費者のデジタル上でのカスタマージャーニーのあらゆるステップを最適化するために、テクノロジーを積極的に活用するようになりました。

オンラインで優れたカスタマーエクスペリエンスを幅広く提供するためには、自動化とスマートテクノロジーを併用し、eコマース業務の各所を最適化する必要があります。

デジタルコマースにおけるカスタマージャーニーを調べた新しい調査で、5つの主要なポイントと、最高のカスタマーエクスペリエンスを実現するために気をつけるべき重要なトレンド、テクノロジーの概要が説明されています。その5つのポイントをご紹介します。

1. 消費者マーケティングと商品への導線

消費者は、SNSやモバイルアプリ、ウェアラブル端末やホームテクノロジーに至るまで、日常のオンライン環境がショッピングの導線として機能することを期待しています。このような期待に応えるために、小売事業者はマーケティング戦略を再考。データを元に消費者を理解し、パーソナルな方法で効果的にターゲットを絞るようになっています。

小売事業者は、人工知能(AI)、拡張現実(AR)、文脈に応じたターゲティングツールなどのテクノロジーを導入して、消費者がどこにいようとも、その場に合わせたプロモーションを行い、エンゲージメントを高めようとしています。未来を予測するこれらの新しいデジタルアプローチは、常に検索と発見が行われる未来への基礎を築くものになるでしょう。

経験豊富なブランドは、購入に結びつくコンテンツを提供し、視覚的なリアルタイム検索サービスを活用して消費者がいる場所にリーチするなどして、マーケティングのアプローチ方法を刷新しています。

たとえば、アパレル小売業のadidas(アディダス)は、ソーシャルプラットフォームのSnapchatと協力し、ユーザーがプレイしながら商品を購入できるインタラクティブなゲームを、ソーシャルメディアプラットフォーム上に作りしました。

adidasがローンチした遊びながら購入も楽しめるオンラインゲーム
adidasがローンチした遊びながら購入も楽しめるオンラインゲーム(画像:engadget「Adidas made a Snapchat game to drop limited, 8-bit-themed baseball cleats」よりキャプチャ)

同様に、Facebookは最近、FacebookやInstagram上のアプリ内から直接商品を購入できる「Facebookショップ」を発表しました。顧客獲得方法の変化は、潜在顧客がショッピング以外の時間をどこで過ごしているのかを理解し、それらのチャネルを購買に至るカスタマージャーニーに統合しなければならないことを意味します。

2.「店舗」の体験とデザイン

消費者は、オンラインストアにアクセスした時、リアル店舗と同じような体験を期待しています。オンラインストアに対応するインタラクティブなテクノロジーを組み込み、事実上、リアル店舗でのショッピング体験と同じものを提供することが期待されているのです。そのために小売事業者は、オンラインでリアルな交流ができるテクノロジーを活用しなければなりません。

AR技術を駆使して、3Dを活用したバーチャルリアリティ体験を提供しているサイトでは、消費者はバーチャルに商品を試着したり、商品に触ったりすることができます。InstagramはARを活用して、ユーザーが自分の写真や動画を使って、化粧品やアクセサリーを試着できるようにしています。同様に、Sephoraでは「バーチャルアーティスト」アプリケーションを使って、さまざまなタイプのメイクアップをバーチャルで試せるようにしています。

Sephoraのバーチャルアーティストアプリ
Sephoraのバーチャルアーティストアプリ(画像:Sephoraのサイトよりキャプチャ)

他の小売事業者は、店頭をソーシャルメディアのライブ・ストリーミング・チャンネルとして活用し、リアルタイムで消費者と関わりを持っています。そうすることで、店頭で提供する購入体験を損なうことなく、オンラインでも買い物できるようにしているのです。

カスタマーエクスペリエンスを豊かにするために、チャネルやデバイスの枠を超えて、可能性を押し広げなければなりません。

3. 消費者教育とCX

店頭での接客と同様、消費者はオンラインで買い物をサポートしてくれるブランドに価値を見出しています。実際、消費者は自分の情報を喜んで共有し、小売事業者が購入までのプロセスを手助けしてくれることを望んでいます。

ある調査によると、ミレニアル世代の58%が個人データを共有して、自身のニーズに最も合う商品のレコメンデーションをしてくれることを望んでいるそうです。消費者の選択をガイドする予測技術やオンラインでのリアルタイムサポートにより、小売事業者はデジタル領域で消費者をサポートすると同時に、彼らを教育する方法を再考しています

今後、消費者は、自分の生活を楽にしてくれる小売事業者に傾倒していくでしょう。消費者へのサポートは、もはや受動的なサービスではなく、彼らがオンラインで買い物をする際に、正しい情報に基き意思決定できるようにするための必要な方法と考えられています。

小売事業者は、ショッピングの間ずっと消費者の好みを予測し、彼らをサポートし、彼らの情報を保護できるテクノロジーを活用し、カスタマーサポートを優先させていく必要があるでしょう。

4. 取引・決済・税金

商品を決定した後、消費者はチェックアウトでも、シームレスなオンライン体験が継続されることを期待しています。チェックアウトプロセスでは、消費者に十分な支払いオプションを提供し、支払い情報を自動的に入力し、税金や送料を正確に計算するなど、これらすべてを安全に実行する必要があります

オンラインショッピング利用者の87%以上がカゴ落ちしている状況を考えると、チェックアウトは複雑な課題であり、小売業者にとっては重要度が高いものとなっています。

ワンクリック購入システムやデジタル版取り置きのような、シームレスで柔軟な支払いプロセスを提供することで、チェックアウトにおけるCXを大幅に向上させることができます。

また、世界中の人々にサービスを提供できるデジタルエクスペリエンスを創造することも重要です。IT専門調査会社「IDC」のレポートは、2022年までに越境eコマースが、世界のオンライン小売市場の15%以上を占めるようになると予測しています。

消費者はチャネルや地理的な場所に関係なく、シームレスなチェックアウトプロセスを期待しているため、通貨両替などのグローバルなバックエンド機能が不可欠になるでしょう。

5. フルフィルメントと購入後のサポート

消費者にとって、購入後のサポートはもはや、おまけではなくCXの重要な要素となっています。消費者は、自分のライフスタイルに合った配送オプションとシンプルな返品プロセスを備えた、“ほぼ瞬時”のフルフィルメントを期待しています。

企業は、消費者の集積密度に合わせてフルフィルメント業務を最適化し、複数のオプションで物流を合理化し、税関や仲介手数料に関連するコストを削減し、あらゆる場所(物理的な店舗またはデジタル上)での返品問題に対処しています。チェックアウト後、大切なお客様のために、ハウツー講座や専門家のアドバイス、便利な補充サービスを提供することで、顧客との関係を深めようとしている小売事業者もいます。

消費者は、自分が選んだチャネルで買い物ができるだけでなく、購入した商品を同じように受け取ることを期待しています。ストレスのない物流を提供すれば、消費者は、いつ、どこで、どのように購入品を受け取り、返品処理をするのか、よりコントロールできるようになります。

たとえば、スーパーマーケットチェーンの「Kroger」は、薬局チェーンの「Walgreens」との実験的なプログラムでサプライチェーンを再構築。消費者がオンラインで食料品を注文し、近くのWalgreens店舗で受け取ることができるようにしました。小売事業者は、配達と返品をデジタルコマースの延長線上で対応できるよう、複雑なサプライチェーンと配送システムの課題を克服しなければなりません。

Krogerで購入した商品をWalgreenで受け取れることを示したイメージ画像
Krogerで購入した商品をWalgreenで受け取れることを示したイメージ画像(画像:Krogerサイトよりキャプチャ)

デジタルコマースの新しいパラダイムに関して、小売事業者にとって重要なことは、消費者が実権を握っていて、彼らの好みに合ったオプションを提供することは、小売事業者の責任であると理解することです。

◇   ◇   ◇

現実の生活とオンラインショッピングの間にはもはや壁は存在しないため、最も効果的なオンライン販売は、日常生活に即して行われることになります。

最終的に小売事業者は、消費者の期待に応えつつ、規制や責任に対するコミットメントのバランスが取れるようなツールやインフラに投資することで不必要なリスクを回避し、可能な限り最善の方法で消費者にサービスを提供することに専念しなければなりません。

この記事は今西由加さんが翻訳。世界最大級のEC専門メディア『Digital Commerce 360』(旧『Internet RETAILER』)の記事をネットショップ担当者フォーラムが、天井秀和さん白川久美さん中島郁さんの協力を得て、日本向けに編集したものです。

Digital Commerce 360
Digital Commerce 360

停止中のNTTドコモのECモール「dショッピング」、2.5日ぶりの再開は8/6の10時を予定

5 years 9ヶ月 ago

システムメンテナンスのために8月3日21時から運営を停止しているECモール「dショッピング」が、8月6日(木)10時に再開する見通しとなった。

停止期間は約2.5日(61時間)。新システムへの切り替えのために運営を休止し、8月4日15時の再開を予定していた。受注CSVにおける商品充当額と充当額に差異があるなど出荷実績関連で仕様と異なる事象が発生。切り戻しをせず、改修対応を急いだ。

「dショッピング」のサイトでは8月6日(木)10時からの再開を掲示。出店者に対しては8月5日、再開時期と改修状況などを通知している。

メンテナンス状況の通知(画像は「dショッピング」から編集部がキャプチャ)

「dショッピング」は7月1日、「サンプル百貨店」などを運営するオールアバウトライフマーケティングとNTTドコモが共同運営する体制へ移行している。

オールアバウトライフマーケティングはモール全体の出店者サービス、カスタマーサービス、システム構築を担当。NTTドコモは決済システムの運用を担い、2社が保有する顧客基盤を活用した集客を共同で行うとした。

今回のメンテナンスは、新たな運営体制への移行に伴う新システムへの切り替えだったと見られる。

瀧川 正実
瀧川 正実

Google検索の品質評価者はどのようにして🥕E-A-T🍰を評価しているのか?

5 years 9ヶ月 ago
検索品質をどのように改善しているか、特に品質評価ガイドラインをどのように利用しているかについて Google がオフィシャルブログで解説した。Expertise(専門性)と Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)、いわゆる E-A-T を検索結果に出てきたページが備えているかどうかを評価者がどのように判断するかどうかをたとえ話を交えて説明している。イメージをつかみやすい説明だ。
Kenichi Suzuki

「LINEミニアプリ」の申込を受付

5 years 9ヶ月 ago
LINEが「LINEミニアプリ」の利用申請の受付を開始した。「LINEミニアプリ」は、予約・注文・決済・会員証といった企業の自社サービスを、無償で「LINE」アプリ上で提供できるアプリケーション。「WeChatミニプログラム」のようなもの。
------------------------------
LINE上で企業が自社サービスを展開できる「LINEミニアプリ」、本日より企業からのエントリー受け付けを開始
https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2020/3292
------------------------------
noreply@blogger.com (Kenji)

シニア通販の雄「ハルメク」がMBO、ノーリツ鋼機から独立へ

5 years 9ヶ月 ago

シニア向けの出版事業や通販事業を運営するハルメクホールディングスは8月4日、宮澤孝夫代表取締役を筆頭株主とした経営陣によってマネジメント・バイアウト(MBO)を実施し、親会社であるノーリツ鋼機が保有するハルメクHDの全株式を譲り受ける契約を締結したと発表した。

ハルメクHDは、シニア向け通販に強みを持つハルメク、全国通販などを傘下に置く持ち株会社。

ハルメクは定期購読誌「ハルメク」の出版・通販事業を主軸に、リアルな接点での店舗事業(全国4店舗)、旅行・講座等の文化事業を運営。月刊誌「ハルメク」の定期購読者数は32万人、通販利用者数(1年以内購入歴有)は60万人まで拡大している(2020年7月末現在)。

シニア向けの出版事業や通販事業を運営するハルメクホールディングスのビジネスモデル
ビジネスモデルについて(画像はノーリツ鋼機のIR資料からキャプチャ)

急速な高齢化社会へ変化する中、成長を加速するためには、機動的かつ柔軟な意思決定を行える体制を構築することが重要と判断、MBOに至ったとしている。

親会社であるノーリツ鋼機はコア事業を「ものづくり」、2019年12月に上場したJMDCグループを中心とする「ヘルスケア」と定義。経営資源を集中し、事業ポートフォリオの再編を進める一環として、これらに属さないグループの複数事業を譲渡することにした。歯科向け通販のフィードの株式を保有するデンタルホールディングの全株式も売却するため、通販事業から撤退することになる。

なお、ノーリツ鋼機によると、ハルメクHD、デンタルホールディングの渡価格の総額は105億円。それぞれの譲渡価額は公表していない。

ハルメクHDへの株式譲渡日は8月3日で、MBOのために設立した特定目的会社であるHLMK2が株式譲受人。HKMK2はハルメクHDの完全親会社となる。HKMK2の筆頭株主はみずほアフターコロナ事業承継アシストファンド投資事業有限責任組合。

ハルメクHDはMBO成立後も従前からの経営体制を維持。情報コンテンツ・商品・サービスをリアル・アナログ・デジタルが有機的に結び付いた形で提供し、「日本のNo.1シニアカンパニー」ブランドをめざすとしている。

ノーリツ鋼機の2020年3月期業績によると、ハルメク、全国通販などのシニア・ライフセグメントの売上高は277億7000万円(前期比0.3%減)。

ノーリツ鋼機の2020年3月期業績によると、ハルメク、全国通販などのシニア・ライフセグメントの売上高は277億7000万円
シニア・ライフセグメントについて(画像はノーリツ鋼機のIR資料からキャプチャ)

ハルメクの前身は、1989年設立のユーリーグ。定期購読雑誌「いきいき」、通販雑誌「ふくふく」でシニア層を順調に開拓したものの、株式投資の失敗などが響き、2009年に民事再生適用を申請。投資会社のJ-STARが新設した「いきいき株式会社」で出版事業・通販事業を譲り受け、経営再建を進めた。再建に成功した2012年、ノーリツ鋼機グループ入りした。

その後、「いきいき株式会社」は2016年に「株式会社ハルメク」へと社名変更。全国通販などを傘下に持つホールディングス体制へと移行している。

石居 岳
石居 岳

ドコモの「dショッピング」がシステム切替で不具合、再開時期は「未定」

5 years 9ヶ月 ago

システムメンテナンスのため運営を一時休止しているECモール「dショッピング」で、運営再開が見通せない状況となっている。

8月3日21時にシステムメンテナンスのために運営を休止した。当初は8月4日の15時の再開を予定していたものの、17時、19時と再開予定を変更。このように消費者や出店者に通知していたものの、8月5日7時現在、再開できていない。

ECモールではメンテナンス期間を「未定」に修正。8月4日時点で出店者には「影響範囲の調査などを進めているが、サービス公開の時期は未定」と通知している。

システムメンテナンスのため運営を一時休止しているECモール「dショッピング」で、運営再開が見通せない状況となっている
「dショッピング」でのお知らせ(編集部が「dショッピング」からキャプチャ)

NTTドコモは「サンプル百貨店」などを運営するオールアバウトライフマーケティングと「dショッピング」を共同運営する体制への変更を発表。7月1日から2社での運営に移行した。

オールアバウトライフマーケティングはモール全体の出店者サービス、カスタマーサービス、システム構築を担当。NTTドコモは決済システムの運用を担い、2社が保有する顧客基盤を活用した集客を共同で行うとした。

システムメンテナンスの長期化は、新体制移行に伴うシステムの切り替えで不具合が発生したことが原因と見られる。一部出店者によると、出荷実績関連で仕様と異なる事象が起きており、フロント部分の公開見送りは決定したという。

瀧川 正実
瀧川 正実

コロナ禍でEC利用が増加もリアル店への根強いニーズ。「ポップアップストア」の利用実態と活用のポイントとは | データで読み解く小売ビジネスと未来予測 presented by COUNTERWORKS 竹信瑞基

5 years 9ヶ月 ago
コロナ禍で起こった消費行動に対し、EC、リアル店舗の役割は今後どう変化していくのか。カウンターワークスの竹信瑞基氏が、さまざまなデータを元に小売業界を考察する

コロナ禍で消費行動はどのように変化しているのか。小売・ECに関するデータからは、緊急事態宣言を受けた自粛要請などでECの利用が広まる一方、ECだけでは満たされない消費行動が浮き彫りになっている。緊急事態宣言前後の消費行動から改めて実店舗の価値・課題に向き合い、どのようにECとリアル店舗を共存させたらいいのか。商業施設や店舗の運営改善をサポートするデータプラットフォーム「adptOS」の開発、ポップアップストアの出店支援などを行うカウンターワークスの竹信瑞基氏が、さまざまなデータを元に小売業界の考察を行う。

進むEC化と、ECだけでは満たされない消費行動

楽天、BASEなど増えるEC関連各社の取扱高

2020年7月現在も続くコロナ禍において、オンラインでの消費活動が勢いを増している。

2020年4月度におけるECモール・ASPなどの取扱高に関する前年同月比を見てみると、楽天は+57.5%カラーミーショップは+70%BASEは+190%

特にBASEは特徴でもある「はじめやすさ」から、7月までの2か月間で10万ショップがとショップを新規開設。多くの事業者がECでの販売に進出している。

結果として、「オンラインストア」の検索数は緊急事態宣言が解除された現在、2020年1~3月の年間成長率(CAGR)から算出した2020年の検索数予測値と、2020年6~7月の検索数を比較すると、2020年6~7月の「オンラインストア」の検索ボリュームは1.5倍になるなど、ネット通販に関する検索需要が伸びていることがわかる。

「オンラインストア」の検索数に関する伸び率を表した図
「オンラインストア」の検索数に関する伸び率を表した図。画像左は2019年1月~3月と2020年1月~3月(2019年1~3月のCAGRから算出した予測値)までのCAGR。画像真ん中は2019年4月~5月と2020年予測値(2019年4~5月のCAGRから算出した予測値)、2020年4月~5月のCAGR。画像右は2019年6~7月と2020年予測値(2019年6~7月のCAGRから算出した予測値。7月は第2週まで)、2020年6月~7月のCAGR(画像:筆者作図)

コロナ禍で浮上した、ECだけで売り上げをカバーする難しさ

しかし、ECだけで売り上げをカバーすることが難しいことも、今回のコロナ禍で判明した。

オムニチャネルの代表的企業NIKEの2020年3-5月期におけるEC売上高は、前年同期比75%増と大きく伸ばした一方、実店舗閉鎖で総売上高は同38.0%減。EC化率が2019年時点で6.76%と、9割以上の消費が実店舗で行われている中で、ECだけでは売り上げをカバーできていない。国内のアパレルブランドなどでも、同様の状況となっている。

緊急事態宣言後のコロナ禍における生活者の行動からも、ECだけでは満たされない消費行動が浮き彫りになっている。緊急事態宣言後、休日の都心部への客足の戻りは、前年比6~7割程度と芳しくない状況が続いているが、郊外の商業施設を中心に客足・売り上げが戻っている

これまで都心部へ足を運んでショッピングしていた郊外の生活者が、「生活圏内のリアル店舗で」消費を再開する流れが起きている。つまり、これだけ急激にEC化が進んでも、消費者はリアル店舗での買い物を継続していることが伺える。

2020年7月19日の全国・商業エリアの客足の戻り
2020年7月19日の全国・商業エリアの客足の戻り(NTT docomo提供「モバイル空間統計 人口マップ」より(画像:筆者編集・作図)

商品試着や体験をリアル店舗に求める消費者

こうした現象が起こる消費者意識の背景として、「店舗での商品試着や体験」を求めるニーズがあげられる。EC化が進むアメリカの調査でも全年代で同様の結果が出ているのだ。

ECにはないリアル店舗の価値とは、「返品などの手間なく、商品を実際に見て・体験してから検討・購入できる」こと。実際、そうした意識が多くの人に残っているからこそ、消費者はECの利便性を理解した現在でもリアル店舗を訪れるのではないだろうか。

これらを踏まえると、ブランド成長において、「ECとともに、どうリアル店舗と付き合っていくか」が1つの成長ポイントになっていくと考えられる。

リアル店舗の課題を解消するさまざまなソリューション

とはいえ、従来のリアル店舗には多くの課題がある。以下は、筆者が考える代表的なリアル店舗の課題だ。

  1. 数年間の賃貸借契約による賃料・人件費に加え、多大な初期費用がかかる
  2. オンラインストアとは全く異なる運営方法で、準備の手間がかかる上、運営・改善ナレッジがない
  3. 出店先を決めるにあたり、人通りや店舗によって生まれる収益を計算するための情報が不足している
リアル店舗の課題3つ
筆者が考えるリアル店舗の課題3つ

しかしこうした課題は、さまざまな形で解消されつつある。

EC事業者の間で広まる、期間限定で顧客接点を持つポップアップストアの活用 

数年単位で固定費がかかるリアル店舗の状況を解消するソリューションとして、1日〜数か月単位の短期間でリアル店舗を開設できる「ポップアップストア」がある。

ポップアップストアのメリットは、出店期間を消費者が商品を検討・購入したい時期に絞れるほか、潜在顧客・既存顧客がいるエリアにて、短期間で出店できるところにある。

従来必要だった内装費用や原状回復費などの費用を大きく絞り込み、変動費で出店しやすくすることが可能になる。

アメリカやイギリスでは数年前から、オンラインストア発のD2Cブランド、AppleやNIKEなど、常設店を持っているナショナルブランドであっても、プロモーションとしてポップアップストアを多く活用している。日本でも近年、同様に活用が広がっている状況だ。

appear hereのサイト
イギリスのポップアップストアのマーケットプレイス「appear here」では、スーツケースの「AWAY」など人気D2CブランドやApple、NIKEなどのナショナルブランドも活用(画像:appear hereのサイトよりキャプチャ)
カウンターワークスが運営するポップアップストアのマーケットプレイス
カウンターワークスが運営するポップアップストアのマーケットプレイス「SHOPCOUNTER」では、商業施設から路面店、駅ナカなど、日本全国1,300以上のポップアップストア出店可能スペースを掲載(画像:SHOPCOUNTERの紹介ページをキャプチャ)

コロナ禍において、アメリカではレディース服などを販売するD2Cブランド「Threads&Company」が屋外の駐車場を利用したカーブサイドピックアップ(オンラインで注文・決済し、駐車場で商品を受け取る購買形態)のテストをポップアップストアで実施。このように、リアル店舗を実験的に活用し、消費行動の変化の中で最適な購買・ブランド体験を模索する事例も増えてきている。

出店・運営支援サービスも増加

より簡単&シンプルにポップアップストアの出店が可能に

リアル店舗の在り方や、EC発の事業者のポップアップストア出店が増えてくる中で、商業施設からテナントに、「小売機能をサービスとして提供する」取り組みも増えている。

アメリカで商業施設を複数展開する不動産投資信託会社「Macerich」では、オンラインを中心としたブランド向けに「Brandbox」というサービスを展開。これは、商業施設としてポップアップストア出店区画を提供するだけではなく、「計画」「店舗デザイン」「内装」「接客・販売スタッフの採用」「店舗分析」までワンストップで提供し、オンラインストアを主とするブランドが負荷なく出店できる形でサポートするというものだ。

出店準備や内装など、負荷が大きいものをフォーマット化したことで、消費者が商品を体験しやすい標準的な環境を低コストで作ることができる。それだけでなくブランドは店舗での体験設計や接客など、「サービス」に集中できることも大きなメリットだろう。

「Brandbox」のイメージ動画

国内でも、EC事業者支援サービスが誕生

同様に、日本でもEC事業者がより手軽にリアル店舗を出店できるよう、支援サービスが続々と誕生し、大手商業施設による導入も進んでいる。

渋谷PARCOららぽーと愛知東郷では、ファッション販売員マッチングサービス「MESHWell」を導入。ポップアップストアなど、可変的な売り場における人材の安定運用をサポートするという。

また丸井グループは、2020年6月にオープンした「メルカリステーション」(※編注:メルカリの使い方を学んだり売れた商品の発送業務などが行えるスペース)や、2020年8月にオープンする「b8ta」(※編注:米国発のリテールストア。IoT製品やD2Cブランド製品などを中心に展示販売。出店ブランドには、店内のカメラなどを通じて来店者がどのような体験をしたかなどの行動分析情報提供がされる)で店舗運営の受託を行うなど、ブランドやEC事業者らが出店しやすい運営支援の環境構築が加速している。

オンラインストアと同様に、店舗空間でもデータを活用した改善が行える基盤もできつつある。当社が自社製品の「adptOS」を活用し支援している「東急プラザ渋谷」では、ポップアップスペース専用区画「111」に店内行動を捕捉できるカメラを標準的に搭載。ポップアップストア出店者にデータ提供を行いながら、店頭の改善を行っている。

東急プラザ渋谷のポップアップストア
東急プラザ渋谷のポップアップストア専用区画「111」の様子。天井に匿名で来店者の行動傾向を捕捉するIoTセンサーが展開され、入店率や店内の立ち止まりを元に、レイアウトや商品展示・POP改善が行われる(画像:カウンターワークス提供)

パルコが提供している「POCKET PARCO」では、来店後のサービス評価データが出店テナントへフィードバックとして届く仕組みが稼働。接客や店舗内サービスの改善がなされ、顧客の再来訪につながり、来店者・施設来館者の満足度をテナントとともに高める取り組みが行われている。

「POCKET PARCO」内での来店前〜中〜後の行動の様子
「POCKET PARCO」内での来店前〜中〜後の行動の様子。ショップ評価にとどまらず、ブログや購入機能、館内回遊を起こす仕掛けも含めることで来館個客の理解を深め、施設運営に活用している(画像:パルコが公開している資料よりキャプチャ)

柔軟なリアル店舗出店の可能性と、商業施設・リアル店舗の未来

こうした商業施設でのさまざまな取り組みは、オンラインストアを中心に販売するブランドがリアル店舗に出店する際の敷居を下げると期待される。また、オンライン化や5G、AR/XRなどの技術進化がこの先もますます進む中で、リアル店舗の未来像もより進化を遂げることだろう。小売市場の中でも2割以上のシェアを誇る商業施設においても、今以上の変化が見込まれる。

◇   ◇   ◇

8月7日(金)16時~、竹信氏、カウンターワークスの代表取締役CEO 三瓶直樹氏、そしてパルコで長年オムニチャネルを推進してきた林直孝氏と共に、未来の買い物体験をディスカッションする無料ウェビナーを開催します。

カウンターワークス製品「adptOS」を活用し支援している「東急プラザ渋谷」内の、ポップアップスペース専用区画「111」で、どのような消費者インサイトが得られているかなども紹介予定です。

詳細は以下のバナーをクリックしてご確認ください。

上記バナーをクリックすると参加申込ページに遷移します
竹信瑞基
竹信瑞基

電通デジタル 馬場建至 × HAPPY ANALYTICS 小川卓 対談(3)話はディープな分析の内容へ

5 years 9ヶ月 ago

HAPPY ANALYTICSの小川卓対談企画。第一回のお相手は、電通デジタル社で提案型ウェブアナリスト育成講座第4期卒業生の馬場建至氏。

 

『提案型ウェブアナリスト育成講座について』をテーマに話していたのですが、話はディープな分析の内容へ。せっかくなのでほぼノーカットでお届けします。ウェブ解析に携わっている方、必見の内容となります!

 

進行役はエスファクトリー ウェブディレクター兼HAPPY ANALYTICS 広報の井水朋子が務めます。

 

馬場建至(ばばたけし) 2014年 ウェブ解析士マスター取得。2016年電通デジタル入社。部門の分析スキル向上を担い、部門内の分析レポートの監修や分析の社内教育を行う。2019年提案型ウェブアナリスト育成講座四期修了。

 

f:id:ryuka01:20200731234013p:plain


育成講座を無事に卒業された馬場さん

 

分析からのマシンガントーク

f:id:ryuka01:20200731230553p:plain井水:お二人にとって分析とは?

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain小川:当たり前だと思ったことが、数字で可視化され、しっかり言語化されるところは大事ですね。

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plain馬場:分析には、本質的なものと先鋭的なものがあると思っています。

例えばデータの見方など、言葉自体は変わっているかもしれないけど、普遍的なものってありますよね。そういうのは卓さんの本や講座を見て、一点集中しています。他も見るんですけど、音楽と同じで、最終的には卓さんのところに帰ってきます。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainデータから気づきを発見して、改善するっていうのは、10年前もやっていたし、10年後もやっているんだなっていう気がしますね。ツールとかは変わっていくかもしれませんけど。

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plain一方で、先鋭的なものもキャッチアップするようにしています。

例えばITP問題でこれからcookieベースのアナリティクスツールが使えないとか分析の精度が落ちていくだったり、AIを使ったターゲティングも、じわじわと現実化されつつありますよね。

 

こういった先鋭的なツールや最先端の情報は、今、私が会社の所属している部門でグループを横断したユニットでキャッチアップするようにしています。

 

「アナリティクスユニット」という名前なんですけど、アナリティクスに興味がある人やアナリティクスに強い人が集まった約30人で構成されたチームがあるんです。

 

ダッシュボードに強い人がいたりとか、GAに詳しい人、タグマネに詳しい人、AAに詳しい人、ECに強い人、データベースに強い人とか詳しい人など、たくさんいるんですね。

 

slackでいろんな情報を流してくれるので、情報のキャッチアップはそこでするようにしています。逆にボクの方でも、アナリティクスにまつわる情報をキャッチアップして、ユニットのみんなに情報をシェアするようにしています。

 

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain情報の取捨選択は大事だよね。例えばAIの情報も9割くらいは自分の本業に生きないじゃないですか。情報が入りすぎると、焦る感じになりますよね。

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plainそうなんです、それが人生相談をした頃の私ですね(笑) いろんな情報が入ってきて、(私どうしよう)となっていましたね。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain自分に役立つかどうかっていう軸は大事だよね。あとは、手を動かせるものについては、自分で手を動かすといいんだよね。例えばデータポータルなら自分で使ってみて、これは使えるな・使えないって。そうすることで、自分にとって生きた情報になるので。

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plain卓さんのSNSでみたんですが、Google Tag Managerの実装あったじゃないですか。アンケートを出して、GAでとれちゃうやつ。これ楽そうですわーという投稿の後、すぐにご自分でやって出しちゃって。

 

 

 

小川:夜22時くらいにand,aさんが公開されたnoteの記事をみて、おもしれーなーと思って、時間があるからやってみて、30分後には実装していましたね。

 

note.com

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plain「もうやってる!」って驚きましたね。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain楽しいし、やっておきたいなーって思ったからね(笑)

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plain楽しいって思える感覚がすごいなって思います。

そういえば、次回提案型の講座っていつですか?

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain今5期生が5-9月で開催しているんで、6期生は10月から始まる予定です。

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plainこの間、提案型ウェブアナリスト育成の講座を話していると、受けたいっていう人がいましたね。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainありがとうございます。馬場さんと同期のMさんも社内で薦めてくれて、その会社から一名、5期生として来ていますね。

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plainやっぱり提案型というだけあって、提案の幅が拡がりますからね。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainみんなやり方が違って、みんないいというスタイルなので、私自身学ぶところがありますね。

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plainコンセプトダイアグラムもだいぶん身についたかなっていう感じがします。あとは15個のレポートもよかったですね。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain知るか知らないかっていうのは、結構あるからね。私も自分の分析の型があるので、みなさんのレポートを見るとこういうのもありなんだなって思いますね。

他の人のレポートを見る機会ってなかなかないし、それが自分よりもできる人のレポートとなると、さらに見る機会が少ないからね。

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plain例えば、詳細ページのCV数・CV率みたいなところは、PCとスマホで見たりするんですけど、詳細ページを何回見たらCV率って変わるんだっけというのは、やり方を学べてよかったですね。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain詳細ページを2個見た人・5個見た人・10個見た人で、CV率はどれくらい変わるんだっけというヤツですね。基本は上がるんだけど、どこが境目だったかを確認して、そうすることでレコメンドを実装する理由づけにもなりますね。

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plainコホート分析を入れるレポートは結構あるけど、ちゃんとにわかってやっている人は少ないと思いますね。6月にやった施策と7月にやった施策は、残存率が違うんですよとか。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain15個のレポートに入っていたヤツね。コホート分析って典型だと思うけど、あれをみても施策が出てこないんですよね。残存率が先週いくつで、今週いくつだったという数値だけみると、あとは例の「業界の平均を教えてください」ってなっちゃうんですよね。(笑)

 

馬場さんが話したとおり、集客施策によって残存率が変わるか、月によって変わるか、見たページによって変わるかというのがあると、次の施策に活かしやすくなりますね。

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plainフォームの1つ前のページを見るとかも勉強になりましたね。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainあれ私も好きですね(笑)

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plain分析としては、キラーパスじゃないですか。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainBtoBの場合は特にね。

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plainフォームの前のページは、それを見てコンバージョンしたくなった人たちだから、そこを見ればいいんじゃないっていうのは刺さりましたね。

 

あとは、GAはマクロ的なものしかみれないので、ユーザーエクスプローラーはミクロ的に見られるのがいいですよね。講座ではセッション1は切っていいとか、10とか20の人を見ようというのが刺さりました

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain最近、他の方に分析をお願いすることがあって、その人が行っていていいなぁと思ったのが、5人くらいにインタビューしているんですよね。例えば注文住宅に興味がある人っていうのでソーシャルで集めちゃて、まずはオンラインのフォームで答えてもらうんですよね。

 

それで20分くらい電話して、データから見えづらいところ、例えばさっきのキラーパスのところだと、その理由を聞いちゃう。データでは、なんでキラーパスかという部分までは見えてこないので、そういう定性的なものを取り入れてもいいんじゃないかと思いますね。ユーザーの気持ちまで聞くという意味で。

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plain特に定量に興味がないクライアントさんだと、刺さると思うんですよね。数字の羅列の資料を嫌がる人もいるので、そういう人は定性がいいですね。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain分析自体は定量でも定性でも、どちらでも良いかなと。大切なのは1つでも多くのインサイト(知見)を得て、それを分かりやすく伝える事かなと。

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plainレポートに定量で書くと怒られちゃうんだよーという話もあるので、そういった場合、見た目はデザイナー的な資料にして、メモ機能のところにデータを入れたら?という話をしていますね。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain講座でもそういう資料を作っている人がいましたね。皆さんの個性が出るところでもありますね。

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plainあとは、広告ってどういう風に評価すればイイんだろうっていうのが、代理店に降りてくることがあるわけですよ。そういう場合はアトリビューション分析が好まれますよね。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain自分たちの効果を少しでも上乗せできるからね。

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plainお客さんから、コンバージョンに結びつかなかった広告をどう評価して、どう上司に報告すればいいんだろうという話がくることがありますね。

講座では、アトリビューション分析は「最初の流入元」だけを見ていれば問題ないと思うよ。3回目でコンバージョンした人がいたとして、途中の2回目にリスティングをあてようとしても、そういうことができるわけじゃないじゃない。

それなら、最初と最後でいいんじゃない、という話はすごく勉強になりました。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainポイントは2つあって、施策が打てないっていうのが一つと、あとはユーザーが最初と最後くらいしか覚えていないというのもありますからね。最初ってまだ潜在層だから大事だけど、2回目、3回目って覚えてないですよね。

 

最後は上司に確認してお問合せフォームを入力するだけなので、CV時の訪問はページを見ないことも多い。コンバージョンに貢献したコンテンツは何かって見たときに、セッションだけではわからないですね。そのためにもユーザーエクスプローラーを見ておくといいですよね。

 

また、コンバージョン後の動きも見るようにしていますね。例えばECサイトで購入した後に詳細やFAQを見ている人は、とりあえず購入したんだけど、いつ届くんだっけとか、なにか不安に思っていることがあるかもしれないと考えられますね。

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plainそれも講座でおっしゃっていましたよね。実はコンバージョンした後のほうがユーザーは訪問して、調べているんだよって。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainユーザーに不安があるなら、コンバージョンする前に解決できたほうがいいじゃない。

 

レポートをセッションで見ていると、コンバージョンした後に色々みていたとしても、その内容がコンバージョンに貢献しているように見えてしまう。そういう点では分析は誤った判断をしがちですよね。

 

さいごに

 

f:id:ryuka01:20200731230553p:plainお二人の話を聞いているだけで勉強になります。正直なところもっと聞いていたいのがすでに1時間半近くたってしまったので、そろそろまとめに入らせていただきます。

馬場さんが提案型ウェブアナリスト育成講座を薦めるとしたら、どんな人ですか。

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plain私みたいに、自分の型がないという人やウェブ解析士のマスターを取るような人に薦めたいですね。ウェブ解析士マスターも教えられるようになるので、それもいいですけど、卓さんの講座では、提案力や分析力を磨いて、自分の型をしっかり学べる場だと思います。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainウェブアナリティクスに取り組んでいる方で、他に相談出来る人が社内にいない、あるいは、「さらなる実践的な知見を求めたい人にオススメしたいです。

私だけではなく同期の皆さんからも学べることが多いかなと。私自身も教える側ではありますが、毎回たくさんの学びをいただいております


f:id:ryuka01:20200731230553p:plain本日はありがとうございました。

 

▽井水よりコメント

分析の第一線で活躍している二人の会話は、近くで聞いているだけでとても刺激的で、あっという間に時間が過ぎてしまいました。社内で分析の話ができる相手がいない方も多いかと思いますが、そんな方にもぜひ聞いてもらいたいです。



▽次回、6期生(2020年10月~2021年2月)の募集が来週より開始いたします!

happyanalytics.co.jp

2020年8~9月のセミナー

5 years 9ヶ月 ago

こんにちは。HAPPY ANALYTICS広報担当の井水朋子です。

小川の直近の活動をお知らせさせていただきます。

※2020年8月4日時点の情報です。 詳細はリンク先をご確認の上、お申込みください。

(時系列)

■1.「コンバージョンを上げるWebデザイン改善集」 出版記念オンラインリレーセミナー Vol.04 データを活用したWeb改善セミナー

監修した本の出版記念セミナーに、ゲスト出演します。

イベント名「コンバージョンを上げるWebデザイン改善集」
出版記念オンラインリレーセミナー Vol.04
~データを活用したWeb改善セミナー~
日時8月 7日 (水曜日)
時間19:30~21:30
場所オンライン
費用無料
主催株式会社 へノブファクトリー
ステータス満席

conversion04.peatix.com

 

 

■2.Markezine Academy「Googleアナリティクス実践講座~基本操作編」

これまでオフラインで1日で行っていた講演を、オンラインで2日に分けて行います。こちらはGoogle アナリティクスの基本操作や用語学ぶ基礎編となります。

分析改善編は9月 8日 (火曜日)

イベント名Markezine Academy
「Googleアナリティクス実践講座~基本操作編」
日時8月 20日 (木曜日)
時間13:00~16:00
場所オンライン
費用59,400円
主催株式会社翔泳社
ステータス受付中

event.shoeisha.jp

 

 

■3.【1日で学ぶ実践webマーケティング実務】Googleアナリティクス徹底活用ワークショップ

かなり盛り沢山な内容でお送りする1日集中コース。Googleアナリティクスの基礎から改善、ソーシャルメディア分析まで。

オンライン版とオフライン版、両方ありますのでお好みの方で!

 

イベント名

【1日で学ぶ実践webマーケティング実務】
Googleアナリティクス徹底活用ワークショップ

日時9月 1日 (火曜日)
時間9:30~17:00
場所株式会社セミナーインフォ内
MAPhttps://www.seminar-info.jp/entry/pages/access2
費用60,000円
主催株式会社セミナーインフォ
ステータス受付中

seminar-info.jp

 

 

■4.Japan マーケティング Week 夏セミナー プログラム ウェブサイトのPDCAは回せていますか?データから改善案を考える方法

東京ビッグサイトで行われる大規模イベント内で行われるセミナープログラムです。社内で分析や改善を実現するための重要なポイントを1時間でお話しいたします。

イベント名Japan マーケティング Week 夏セミナー プログラム
ウェブサイトのPDCAは回せていますか?データから改善案を考える方法
日時9月 3日(木曜日)
時間10:00-11:00
場所東京ビッグサイト 南展示棟
MAPhttps://www.sp-world.jp/ja-jp/visit/access.html
費用5,000円
主催リードエグジビションジャパン(株)
ステータス受付中

www.sp-world.jp

 

■5.Japan マーケティング Week 夏セミナー プログラム ウェブサイトのPDCAは回せていますか?データから改善案を考える方法

インテックス大阪内で行われる大規模イベント内で行われるセミナープログラムです。内容は「4」と同様になります。

イベント名Japan マーケティング Week 夏セミナー プログラム
ウェブサイトのPDCAは回せていますか?データから改善案を考える方法
日時9月 11日(金曜日)
時間12:20-13:20
場所インテックス大阪
MAPhttps://www.sp-world-kansai.jp/ja-jp/visit/access.html
費用5,000円
主催リードエグジビションジャパン(株)
ステータス受付中

www.sp-world-kansai.jp

 

■6.第21回 無料 解析相談&アナログゲーム大会

半日かけて、無料の解析相談&アナログゲーム大会を行います。初めての方でもお気軽にご参加ください。

イベント名第21回 無料 解析相談&アナログゲーム大会
タグ無料,ゲーム,
日時9月 5日 (土曜日)
時間10:00~18:00
場所東京都中央区銀座1-19-12 銀座グラスゲート2F スペース銀座 ※舘田珈琲焙煎所の2階
MAPhttps://www.space-ginza.jp/#section-52
費用無料
主催株式会社HAPPY ANALYTICS
ステータス受付中、下記リンクよりお申込みください

www.facebook.com

 

■7.宣伝会議:Googleアナリティクスを活用したWeb改善講座

今のところ会場での実施となります。 万が一変更の場合は、実施1週間前までを目途に申込者様へご連絡がいくそうです。清水誠さんと一緒に行っている、Googleアナリティクス×コンセプトダイアグラムの講座となります。

イベント名宣伝会議:Googleアナリティクスを活用したWeb改善講座
日時9月 7日 (月曜日)
時間10:00~14:00
場所宣伝会議セミナールーム(新青山東急ビル 8 階)予定
費用42,900円
主催株式会社宣伝会議
ステータス受付中、下記リンクよりお申込みください

www.sendenkaigi.com

 

■8. Markezine Academy「Googleアナリティクス実践講座~分析改善編」

8/20基本操作編の続きです。分析や改善案の考え方を紹介します。片方だけ受講することも可能です。

イベント名Markezine Academy「Googleアナリティクス実践講座~分析改善編」
日時9月 8日 (火曜日)
時間13:00~16:00
場所オンライン
費用59,400円
主催株式会社翔泳社
ステータス受付中

event.shoeisha.jp

 

 

■9.【講演】宣伝会議:Googleアナリティクスを活用した分析・改善提案・レポート作成手法@札幌教室

3/16延期分です。札幌での開催となります。無事に開催になれば良いですね。

イベント名【講演】宣伝会議:Googleアナリティクスを活用した分析・改善提案・レポート作成手法@札幌教室
タグ宣伝会議,札幌,アナリティクス,
日時9月 28日 (月曜日)
時間14:30~18:00
場所宣伝会議 北海道本部
MAPhttps://www.sendenkaigi.com/class/venue-list/map-sapporo.php
定員30名
費用42,900円
主催株式会社宣伝会議
ステータス受付中、下記リンク「札幌教室」よりお申込みください

www.sendenkaigi.com

創業202年の「榮太樓總本鋪」が本店をリニューアル。ECにも力を入れる老舗のスイーツを日本橋で味わう | 忙しすぎて疲れているあなた。ちょっとしたECの小ネタでブレイクタイム

5 years 9ヶ月 ago
榮太樓總本鋪(えいたろうそうほんぽ)の日本橋本店が8月1日、リニューアルオープン。「にほんばしえいたろう」「あめやえいたろう」「東京ピーセン」「からだにえいたろう」 など5ブランドの商品が勢揃い。喫茶コーナーも併設。

全国の甘味好きのみなさんにお伝えしたいことがあります。文政元年創業の菓子の老舗・榮太樓總本鋪(えいたろうそうほんぽ)の日本橋本店が8月1日、リニューアルオープンしました。

榮太樓と言えば缶に入った「榮太樓飴」が有名ですが、現在は「榮太樓總本鋪」だけでなく「にほんばしえいたろう」「Ameya Eitaro(あめやえいたろう)」「東京ピーセン」「からだにえいたろう」という5ブランドで展開。リニューアルした日本橋本店では、これら5つのブランドの商品を購入できるだけでなく、できたての甘味をその場で味わえるのです!

観光名所としての新店舗

日本橋エリアは近年、大型商業施設のオープンが続いていますが、伝統ある企業や商店が多いエリアでもあります。榮太樓總本鋪の日本橋本店は、地下鉄三越前駅からすぐの場所。新しい店内は江戸の長屋をイメージしたデザインで、日本橋エリアの新しい観光名所をめざしているそうです。

1818年に創業しておよそ50年後、この地にお店を構えた地べたこの石がです。観光でいらしたお客さまが気軽に立ち寄れる場所を作ろうというのが今回のリニューアルのコンセプトです。(榮太樓總本鋪 細田真也氏)

榮太樓總本鋪 取締役の細田真也氏
榮太樓總本鋪 取締役の細田真也氏と創業の地(左下)
店内
天井の装飾が長屋の屋根のようになっています。写真は販売コーナー。左手奥に喫茶コーナー「Nihonbashi E-chaya」があります
江戸時代の看板
江戸時代の看板も飾られています。左から櫛屋、飴屋、眼鏡屋の看板。飴屋は榮太樓のものではないそうです。江戸時代にも眼鏡屋さんってあったんですね……

もちろんECも運営中

長い長い歴史を持つ榮太樓も2009年からECを実施。現在は楽天市場Yahoo!ショッピング自社公式サイトの3サイトを運営しています。

水ようかん
売れ筋商品は水ようかんだそうです。今の季節、良いですよね〜

榮太樓總本鋪はECにも力を入れており、WEBマーケティング部の EC課がECビジネスを展開。3月26日には自社公式サイトの「榮太樓公式オンラインストア」をリニューアルしました。

5ブランドそれぞれで運営していた公式ECサイトを1つのECサイトに集約。それぞれのブランド製品を1つのECサイトで購入できるようにしました。

榮太樓總本鋪 WEBマーケティング部 EC課の武石礼子氏(左)と、鈴木菜の花氏(右)
ECサイトを担当する榮太樓總本鋪 WEBマーケティング部 EC課の武石礼子氏(左)と、鈴木菜の花氏(右)

きんつば! そして美味しいお茶!

さて、喫茶コーナーで実食です。榮太郎と言えば丸い「きんつば(金鍔)」が開業当時からの名物商品。「きんつば」というのは薄い皮であんこを包んで焼いたお菓子のこと。刀の鍔(つば)と形が似ていることからこう呼ばれるようになったそうです。「きんつば」を美味しいお茶と一緒にいただけるお店って珍しくないですか? 私は初めてです。しかもほんのり温かいなんて!

きんつば
焼きたて名大金鍔(270円)と狭山茶(350円) 。程よい甘さでいくつでも食べられそうなきんつばでした。お茶は砂時計の砂が全部落ちたら飲み頃。良い香りでした〜
オープンキッチン
職人さんが作業するオープンキッチン。鉄板の上できんつばが温められています

スタッフのおすすめは「あんみつパフェ」。上にかける甘いソースを「梅ぼ志あめ」「黒あめ」「あまおうあめ」「蜂蜜れもんあめ」の4種類から選べます。ソフトクリームが滅茶苦茶美味しかったです。ソフトクリーム単体の販売もあります(350円)。

あんみつパフェ
あんみつパフェ(450円)。ソースは「あまおうあめ」をチョイス。飴が添えられています。アイスコーヒー(ラージ/350円)は、甘味に合うようにキリっとビター
豆大福
豆大福(280円)もいただいてしまいました。豆がぎっしり入っていて、皮が薄くて柔らかいこと……。「楊枝を添えていますが、江戸のお菓子は手づかみでパクッと食べられるのが良いんです」(細田氏)ということですので、手づかみでパクッと美味しくいただきました

この他にもメゾンカイザーのパンを使った「あんバタートースト」や、山本海苔やだしの「にんべん」といった、日本橋の老舗同士がコラボした「繁盛団子」など、気になるメニューがまだまだありました。お近くに行った際は歴史に思いをはせつつ、伝統の味をぜひお楽しみください!

※価格はすべて税別です

榮太樓本店・店舗情報

所在地:東京都中央区日本橋1-2-5
アクセス:東京メトロ銀座線・東西線日本橋駅 B9出口 徒歩2分
営業時間:月~金(物販:10時~17時/喫茶:8時~17時)、土(物販:10時~17時/喫茶:10時~17時)
※営業時間については公式ツイッターも参照のこと

内山 美枝子
内山 美枝子

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る