Aggregator

コロナ禍における越境EC。海外向けビジネスの最新トレンド | デジタルコマース注目TOPIX presented by 電通デジタル

4 years 10ヶ月 ago
人気はアメリカ、中国。注目を集めているのは東南アジア市場。その魅力と課題とは?(連載3回)

新型コロナウイルス感染症拡大で消費意欲が急激に落ち込み、売れ筋商品も劇的に変化するなか、人と接することなく購入できる新しいニーズへの対応を迫られるなど、目まぐるしい1年だったのではないでしょうか。消費者にとっては人と接することなく物や体験を得る手段として、販売側にとっては貴重な消費者との接点としてECの重要性が高まり、私たちEC担当者のもとには、「これまで以上に個性を出しながらEC活動を行いたい」という相談が増えてきました。

コロナ禍で大きな影響を受けたのが海外向けの事業です。人の往来が止まったことでインバウンドを含む個人消費が急激に落ち込みました。今回は、そんな今だからこそお伝えしたい、海外向けECについて解説します。

海外向けビジネスを始めたい企業は微減

独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)のレポート※1によると、新型コロナウイルス感染症の影響で大きな変化を経験した2020年度は、すでに進出している海外の事業を拡大しようと検討する企業は前年度比で大幅に減少しています。

一方で、新しく海外向けのビジネスを始めたいと検討している企業は前年度比で微減にとどまっており、国内経済の打撃を海外進出に向けている可能性があります。新しいビジネスの可能性を求める企業や、リスクの分散を考え特定の市場への偏重を避けたいと考える企業にとっては、海外の新規市場への期待が大きいと言えるでしょう。

すでに海外向けの事業を展開している国や地域で人気が高いのは、何と言っても中国やアメリカです。ある程度の事業環境が整っており、現地のニーズに関する情報も比較的多いため、進出しやすい国と言えるようです。

新規展開では東南アジアが人気

新しく事業展開を検討している国や地域としては、東南アジアの名前があがっています。すでに法人として拠点を持っていたり、現地ディストリビューターとの取引が行われていたりするケースもあります。しかし、中国やアメリカと比べると比較的情報が少ないため、情報収集を行いながら新規進出の準備を進めている企業が多いようです。

各種経済レポートによる国や地域の商品需要を見ると、中国や東南アジアではパーソナルケア用品、メイキャップ製品、日用品、衣料品など、現地での販売実績がある商品の需要が高いと言えます。各カテゴリにおいて、日本ブランドの品質や人気が定着していると言えるでしょう。

また、製品の温度管理が容易なカテゴリでもあるため、海外向けECビジネスが初めてでも比較的チャレンジしやすいのかもしれません。特に、国境を越えた人の往来が規制されている現在、日本にいながら販売環境を整えられる越境ECについて、すでに始めている、もしくは興味を持っている企業は多いようです。

中国向け越境EC市場の現在

そんななか、引き続き多くの企業が注力しているのが中国向け越境ECビジネスです。2020年は春節の時期に新型コロナウイルス感染症が広まった影響で、中国内では年間を通じて消費購買行動の勢いが弱まり、経済的に厳しい状況となりました。

ECプラットフォーム各社では「KOL」(Key Opinion Leader)や「KOC」(Key Opinion Consumer)のような、中国内で人気のインフルエンサーを起用したライブコマースや、さまざまな販売イベントの強化、毎年11月11日に行われる「W11」(独身の日)などのセール期間を延長したり、イベント本数そのものを増やしたりといった工夫を凝らし、流通総額を伸ばす努力をしています。

越境ECに対応するECプラットフォームは、引き続きアリババグループの「天猫国際」の存在感が大きく、越境ECプラットフォーマー「考拉海購」を運営するKaolaをグループ化したことで、2つのプラットフォームを合わせて中国における越境EC市場の5割を超えるとも言われる高いシェアを持っています。

続いて、市場シェアでは2番手の「JD.com」を運営する京東集団は、微信(WeChat)を運営するテンセントの資本を受け、家電品や食品を中心に活気のある市場を運営しています。

一方、中国国内で人気が出ている「併多多」(ピンドゥオドゥオ)などは、越境ECサービスは開始したものの、後発であることやプラットフォームの性質もあり、まだ市場規模を確立できていません。越境ECプラットフォームの顔ぶれとしては、これまで通りと言えるでしょう。

中国向け越境EC市場のプラットフォーム別シェア
中国向け越境ECのプラットフォーム別シェア(2019年実績)
出典:アリババ

中国では相変わらずメイク関連商品が好調

中国市場で特筆すべきは、コロナ禍においても引き続き日本製を含むメイキャップ製品の売れ行きが好調な時期だったことです。日本国内の化粧品業界においては、ステイホームやマスク生活で特にメイキャップ製品が大打撃を受けるなか、中国国内では引き続き日本製化粧品が人気でした。

現地では数か月にわたり新規感染者が出なかったことで、マスクを付けない時期が長期化、メイキャップ製品が引き続き売れていたようです。とはいえ、また新規感染者数が増えればマスク生活となり、売れ行きに影響が出ると思われます。

さらに、日本以外の国の越境ECが活性化していることも現在の特徴です。これまで中国において越境ECの国別売上高では、圧倒的に日本製品が強かったのですが、中国で人気の高い欧米系のブランドが中国への進出を加速しているため、相対的に今後、日本製品の売り上げが下がっていくと言われています。中国市場においては引き続きニーズはあるものの、これまで以上に競争が激化する見通しです。

このように中国向け越境EC市場においては、現地のリアルな情報をいかに素早くキャッチできるかが成功のカギになると思われます。

東南アジア市場の魅力とは

一方で新規進出の検討が多かったのが東南アジア地域です。東南アジア地域は人口が右肩上がりで増えており、スマートフォンの普及率が高く、インターネット環境も整っており、ECとの親和性が高い地域です。特に期待が高まっているのがインドネシアやマレーシア、シンガポール。2019年頃から越境ECのサービスがスタートして現地の販売環境が整っていることや、日本製品の知名度が高いこともあり、市場が急激に成長しています。

主な越境ECプラットフォーマーとしては、アリババグループ傘下でシンガポール拠点の「LAZADA」や、同じくシンガポール拠点でSeaグループ傘下の「Shopee」などがあり、今後ますます活性化していくと言われています。

LAZADAのスクリーンショット
「LAZADA」より編集部でキャプチャ
Shopeeのスクリーンショット
「Shopee」より編集部でキャプチャ

東南アジア市場の課題

EC市場が急成長中の東南アジアですが、中国の越境EC市場と比較すると、

  1. そもそもの市場規模が小さい 
  2. 距離的な問題から輸送日数がかかるため注文されづらい 
  3. 中国ほど越境ECの優遇制度が整っていない 
  4. 中国と比べると多種多様な文化が国と地域ごとに存在する

など、まだ課題も多いのが現状です。「インドネシアはスマートフォン経由のEC購入率が高い」「シンガポールはWeb上で情報収集が行われるがオフライン購入率もまだまだ高い」など、国や地域の文化や特性に合わせた販売を行っていく必要があります。東南アジア地域においては、よりローカライズされた情報発信と、商品の個性が伝わるような販売活動が必要であるため、SNSと組み合わせた施策などが有効でしょう。

ECのあり方が見直される時

コロナ禍のニューノーマルにおいて、人との接し方や働き方など、これまでの生活スタイルや価値観が大きく変わりました。ビジネスの場においては、市場環境や消費者のニーズが変わったことで、売り手側の活動、特に国内ECや越境ECへの取り組みが見直されています。

すでにECや越境ECに取り組んでいる企業でも、売り上げを伸ばすために、また、消費者との距離をバーチャルで近づけつつ、より良い関係性を構築し、自社のブランドや思いを伝えていくために、多くの企業がデジタル戦略・EC戦略を見直し、強化していくでしょう。

急激なEC推進やDXニーズの高まりにより、環境の整備や人材の確保といった多くの課題もありますが、国内外でのECビジネスの強化は、ニューノーマルに対応するための大きなチャンスに違いありません。今回はそのなかで越境ECについてご紹介しましたが、これまでは越境ECを行っていなかった方も、気軽で身近な取り組みから始めてみてはいかがでしょうか。

辻 麻衣子
辻 麻衣子

グループM、「責任ある投資」フレームワークを発表

4 years 10ヶ月 ago

グループMがメディアバイイングの「Responsible Investment」(責任ある投資)フレームワークを発表。ブランドセーフティー、データ倫理、DE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)、責任あるジャーナリズム、持続可能性で構成される。

GroupM Rallies Responsible Investment as Go-to-Market Standard, Redefines Scale
https://www.groupm.com/newsroom/groupm-rallies-responsible-investment-as-go-to-market-standard-redefines-scale/

noreply@blogger.com (Kenji)

タイムセールの場合は最終申込画面でも販売期間などを表示せよ! 通販・EC業界に影響大の可能性「特商法改正案」とは | 徹底追跡 消費者契約法・特定商取引法の見直し動向

4 years 10ヶ月 ago
特定商取引法改正案には、ECプラットフォームの大規模改修の必要が生じる可能性のある内容が盛り込まれている

国会審議が始まった特定商取引法改正案(消費者被害の防止及びその回復の促進を図るための特定商取引に関する法律等の一部を改正する法律案)に、ECプラットフォームの大規模改修の必要が生じる可能性のある内容が盛り込まれていることがわかった。

特定価格で購入できるように販売期間を限定した場合(タイムセールなど)、ECサイトの最終申込画面でも、販売期間を表示する義務を課すという条項が含まれている。最終申込画面で人を誤認させるような表示を行った場合は、消費者に申込みの取消しが認められるとともに、販売事業者に100万円以下の罰金が課される。

悪質な定期購入販売をターゲットにしたとされる改正案だったが、条文は全通販・EC事業者を対象とする内容となっているのだ。事業者に過大な負担を強いる可能性がある今法律案に対し、一部事業者や業界団体からは、「合理的で簡便な対応」を求める声があがっている。

編集部では特定商取引法改正案が通販・EC業界に与える影響などに関する情報交換会(ウェビナー形式)を5/12(水)に開催します。

通販・EC業界に大きな影響が出る可能性がある特商法改正案を知る・学ぶ情報交換会【5/12開催】

法律案、何が問題なのか?

特定商取引法改正案の通販・ECに関する主な内容は、

  • 広告表示義務に、タイムセールなど「申込期間についての定め」を追加(法第11条第4項)
  • 最終申込画面に、以下の項目を記載する義務を新設(法第12条の6 第1項)
    • 価格・対価・送料
    • 支払時期・支払方法
    • 引渡し時期
    • 申込期間の定め(あるとき)
    • キャンセルポリシー、返品特約(あるとき)
  • 最終申込画面で人を誤認させるような表示の禁止(法第12条の6 第2項)
  • 最終申込画面で人を誤認させるような表示があった場合の取消権の付与(法第15条の4)
    ※改正法案の条文は「消費者被害の防止及びその回復の促進を図るための特定商取引に関する法律等の一部を改正する法律案新旧対照条文(※リンクをクリックするとPDFが開きます)で確認できる。

改正案の内容を把握した一部事業者などが問題視しているのが「申込期間の定め」。タイムセールやカウントダウン表示を最終申込画面にも表示する義務が追加された点である。

最終申込画面のイメージ 国会審議が始まった特定商取引法改正案(消費者被害の防止及びその回復の促進を図るための特定商取引に関する法律等の一部を改正する法律案)
改正法案に沿った最終申込画面のイメージ。タイムセールの場合、販売期間、販売期間終了までの期間を記載しなければならなくなる可能性がある(画像は編集部が作成)

ECサイトでは、商品によって異なるセール期間を設けるなど、商品ごとに施策を行っているケースも多い。ただ、ECサイトの最終申込画面で、セール期間、残り時間などを表示しているケースは皆無に等しい。

現状、消費者が選択してカートに入れた商品が、申込完了前にセール対象外となった場合、ECサイトでは、エラーメッセージや買い物カゴ内での表示変更のアラート表示といったシステム対応でコントロールしているのが多いと考えられ、最終申込画面に表示義務を改めて課す意味は乏しいと言える。

タイムセール対象品などを最終申込画面に表示する義務が課せられると、多くのEC事業者、ECプラットフォームベンダーは、カートシステムの改修といった大きな負担を強いられることになる

なお、最終申込画面で表示義務違反をすると、個人は3年以下の懲役または300万円以下の罰金、法人は1億円以下の罰金が課せられる条文、誤認表示をした場合には100万円以下の罰金を科す条文が盛り込まれている。

悪質な定期購入商法から全通販・EC事業者が対象になる可能性

「消費者被害の防止及びその回復の促進を図るための特定商取引に関する法律等の一部を改正する法律案」はもともと、詐欺的な定期購入商法をターゲットに、法改正に向けた検討が「特定商取引法及び預託法の制度の在り方に関する検討委員会」で行われていた。

議論に加え、「消費者被害の防止及びその回復の促進を図るための特定商取引に関する法律等の一部を改正する法律案の概要(※リンクをクリックするとPDFが開きます)においても、通販の「詐欺的な定期購入商法」対策という説明書きがある

特商法改正 消費者被害の防止及びその回復の促進を図るための特定商取引に関する法律等の一部を改正する法律案の概要
法律案の概要では通販の「詐欺的な定期購入商法」対策という説明が行われていた(画像は消費者庁が公表した資料からキャプチャ)

だが、実際の条文案では、悪質な定期購入を定義するのではなく、健全な事業活動を行う通販・EC事業者も含まれる形で、「特定申込み」という新たな定義を設け、義務を課しているのだ。

「第12条の6」に「特定申込みを受ける際の表示」が新設された(画像は消費者庁が公表した資料からキャプチャ))

この点について、法案の検討委員会に参加した事業者側の委員などから疑問の声があがっている。そもそも「特定商取引法及び預託法の制度の在り方に関する検討委員会」では悪質な的購入商法の“あおり行為”が問題視されていた。

セール期間やカウントダウン表示について「消費者をあおるという観点で望ましくない行為である」との指摘があったものの、改正案では最終申込画面へ表示義務として追加された。最終申込画面にセール期間やカウントダウンを表示すること自体が“あおり行為”になるとして、事業者側の委員などは疑問を抱いているのだ。

検討委員会に臨時委員として参加したある委員(事業者側)は、「通常の通信販売において、『最終申込画面に申込期間が記載されていないこと』に起因する消費者トラブルは、検討委員会においても報告書においても指摘されていない」と説明する。

合理的かつ簡便な対応が許容されるような解釈・運用を

最終申込画面に、申し込もうとする契約内容に関する必要な情報をまとめて表示するのは、消費者にとってはわかりやすく、悪質な定期購入から消費者を保護するために一定の効果があると期待される。

しかし、過剰な規制によって健全な事業活動を行う事業者が過大な負担を強いられることがあってはならない。改正案が今国会で成立すれば、次は消費者庁においてガイドラインなどの整備が進められることになる。

詐欺的な定期購入への対処という目的に照らし、健全な事業活動を行う事業者が過大な負担を強いられることがないよう、行政に対しは実務の実態を踏まえた合理的な解釈・運用を求めていくことが必要となるだろう。

編集部では今回の問題について、「特定商取引法及び預託法の制度の在り方に関する検討委員会」に臨時委員として参加した一般社団法人ECネットワーク沢田登志子氏に解説を依頼。関係するEC事業者と情報を共有するための情報交換会(ウェビナー形式 5/12開催)を行う。

情報交換会では、事業者の実務・実態に関し、参加者の皆さまからの意見を募集。集まった意見を事業者側の要望として、何らかの形で消費者庁に届けようと考えている。

通販・EC業界に大きな影響が出る可能性がある特商法改正案を知る・学ぶ情報交換会【5/12開催】
瀧川 正実
瀧川 正実

通販・EC業界に大きな影響が出る可能性がある特商法改正案を知る・学ぶ情報交換会【5/12開催】

4 years 10ヶ月 ago

タイムセールなど特定価格でかつ販売期間を限定した商品を売る場合、最終申込画面や申込用紙に販売期間などを表示しなさい――。通販・EC事業者に対するこのような義務が盛り込まれた特商法改正案が今国会に提出され、審議が始まっています。編集部ではこの改正案の内容を学び、通販・EC事業者に与える影響を最小化するためのアクションなどについて考えるための情報交換会(ウェビナー形式)を5月12日(水)16時~開催します。

【ウェビナー】「通販・EC業界に影響大の特商法改正案を知る・学ぶ情報交換会」の申し込みはこちら

改正案(消費者被害の防止及びその回復の促進を図るための特定商取引に関する法律等の一部を改正する法律案)には、タイムセールなど販売期間を限定する商品を販売する場合、ECサイトの最終申込画面、カタログ通販などではハガキやFAX用紙などに販売期間などを表示する義務を課すという内容が盛り込まれています

この改正案は従来、悪質な定期購入商法をターゲットに検討を重ねてきました。しかし、法律案では悪質な定期購入だけではなく、健全な事業活動を行う事業者をも含む内容になっているのです

ウェビナー形式の情報交換会では、「特定商取引法及び預託法の制度の在り方に関する検討委員会」に臨時委員として参加した一般社団法人ECネットワーク沢田登志子氏が、改正案のうちECに関連する内容を解説、健全な通販・EC事業者に与える影響を最小化するためのアクションについて参加した皆さんと考える場にしたいと考えています。

<こんな事業者にオススメ>

  • 通販、EC企業の経営者から担当者まで
  • ECプラットフォームに関わる事業者
  • 制作会社
  • コンサルタント

<こんなことが学べます>

  • 特商法改正案の中身
  • 特商法改正案が与える影響
  • 特商法改正案の問題点
  • 将来に向けた対策

【無料ウェビナー】「通販・EC業界に影響大の特商法改正案を知る・学ぶ情報交換会」の詳細

  • 日時:2021年5月12日(水)16:00~17:00
  • 参加費:無料
  • 参加申込方法:以下のフォームよりご登録ください。当日の参加URLをメールでお送りいたします。
  • YouTubeライブ配信:当日はYouTubeライブ配信も行う予定です。URLは、当日ネットショップ担当者フォーラムのFacebookイベントページにてご案内いたします。https://www.facebook.com/events/4502883313059129/

<登壇者プロフィール>

一般社団法人ECネットワーク 理事 沢田登志子氏
一般社団法人ECネットワーク 理事 沢田登志子氏
2003年に経済産業省を退職後、次世代電子商取引推進協議会(ECOM)主席研究員を経て、一般社団法人ECネットワークを設立。「ECと法」「ECと消費者」をテーマとする政府の研究会等に委員として参加。実態に基づく報告や提案を行っている

ご登録いただだきましたメールアドレスに、当日のWebinar用URLをお送りいたします。

公文 紫都

約6割が「チャットでの問い合わせ経験あり」。約4割がアバターを介したサポートや接客に「抵抗ない」

4 years 10ヶ月 ago

モビルスが行った「お客さま窓口の利用実態調査」によると、調査対象者の約6割が「チャットで問い合わせをしたことがある」と回答した。2019年の調査と比べて1.6倍に増えたという。また、チャット利用者の約8割が「便利」だと回答している。調査対象者は全国の20歳~60歳以上の男女716名、調査期間は2021年2月15日~18日。

最も使うコミュニケーション手段はLINEなど「チャット」

調査対象者に家族や友人との日頃のやりとりで最も使うコミュニケーション手段について聞いたところ、「チャット(LINEやFacebookメッセンジャーなど)」(48.5%)が最多、次いで「電話」(20.1%)「メール」(20.0%)だった。

モビルス 調査 チャット 問い合わせ コミュニケーション手段 LINE Facebookメッセンジャー
日頃の家族や友人とのやりとりで、最もよく使うコミュニケーション手段について(n=716)

約9割が問い合わせ前に自己解決を試みる

問い合わせを行う前にWebや手元の資料で調べるか聞いたところ、「よく調べてみて、解決しなければ問い合わせをする」(63.4%)「簡単に調べてみて、解決しなければ問い合わせをする」(33.9%)だった。両者を合わせて97%が自己解決を試みた上で問い合わせをしていることがわかった。

モビルス 調査 チャット 問い合わせ 問い合わせ間に自己解決を試みる
お客さま窓口へ問い合わせを行う前に、Webや手元の資料などで調べるか(n=716)

6割以上がチャットでの問い合わせ経験「ある」

これまでにチャットで問い合わせを行ったことがあるか聞いたところ、60.6%が「ある」と回答。2019年に行った調査結果と比べると、約1.6倍に増加した。

モビルス 調査 チャット 問い合わせ チャットでの問い合わせ経験
これまでにチャットで問い合わせをしたことがあるか(n=716)
モビルス 調査 チャット 問い合わせ チャットでの問い合わせ経験 2019年との比較
チャットでの問い合わせ経験有無、2019年調査結果との比較

チャット問い合わせ経験者の8割以上が「便利」だと感じる

これまでにチャットでの問い合わせ経験がある人に、チャットでの問い合わせが便利だと思うか聞いたところ、84.6%が「便利」だと回答した。

モビルス 調査 チャット 問い合わせ チャット問い合わせが便利か
チャットでの問い合わせは便利だと思うか(n=434)

チャットでの問い合わせが便利な理由を聞いたところ、約3人に2人が「時間や場所を選ばず、自分の都合に合わせて問い合わせができる」(69.6%)「オペレーターにすぐつながり、待たされない」(65.4%)と回答した。また、約3人に1人は「テキストに記録を残すことができ、見返しやすい」(34.3%)と回答。

モビルス 調査 チャット 問い合わせ チャット問い合わせが便利だと感じる理由
チャットでの問い合わせが便利だと思う理由(n=367)

約3人に2人が「チャットを利用したい」

チャットでの問い合わせ経験がない人を含めて、今後、問い合わせ手段としてチャットを利用したいか聞いたところ、約3人に2人が「利用したい」(66.2%)と回答した。

モビルス 調査 チャット 問い合わせ 問い合わせ手段としてチャットを利用したいか
今後、お客さま窓口への問い合わせ手段としてチャットを利用したいか(n=716)(出典:モルビス)(画像は「モルビス」サイトからキャプチャ)

チャットを利用したい理由については、「メールと比べて即時性があって返事がすぐくる」「通話料より料金が安い」など、電話やメールと比べた意見が多数あった。

モビルス 調査 チャット 問い合わせ 問い合わせでチャットを利用したい理由
お客さま窓口への問い合わせ手段としてチャットを利用したい理由(n=716)

一方「利用したいと思わない」理由については、「文字を入力するのが大変」「細かいニュアンスが伝わりにくい」などの回答があった。

モビルス 調査 チャット 問い合わせ 問い合わせでチャットを利用したくない理由
お客さま窓口への問い合わせ手段としてチャットを利用したくない理由(n=716)

アバターを介した接客やサポート、約4割が「抵抗ない」

アバターを介したサポートや接客を受けることに抵抗があるか聞いたところ、「ある」が27.0%、「ない」が39.5%で約4割の人が「抵抗がない」と回答した。また、「わからない」と回答した人が34.0%で、「利用したことがない」「イメージがわかない」人も一定数いることがわかった。

モビルス 調査 チャット 問い合わせ アバターを介したサポートや接客に抵抗があるか
相談窓口や店舗などで、アバターを介してサポートや接客を受けることに抵抗があるか(n=716)
モビルス 調査 チャット 問い合わせ アバターを介したサポートや接客に抵抗はあるか 回答した理由
「アバターを介したサポートや接客を受けることに対して抵抗があるか」という設問に対し、回答をした理由(n=716)

9割が「窓口の対応が商品の購入に影響する」

問い合わせ窓口の対応が、企業のイメージや商品・サービスの購入に影響するか聞いたところ、90.9%が「影響する」と回答。ユーザーと直接コミュニケーションを取る窓口は、企業やブランド、売り上げにも影響する重要な存在であることがわかった。

モビルス 調査 チャット 問い合わせ 窓口の対応が商品・サービスの購入に影響するか
お客さま窓口の対応は、その企業のイメージや商品・サービスの購入に影響すると思うか(n=716)(出典:モルビス)
調査実施概要
  • 調査タイトル「お客さま窓口の利用実態調査2021」
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査期間:2021年2月15日~18日
  • 調査対象:【予備調査】全国の20歳~69歳の男女【本調査】全国の20歳~60歳以上の男女で、予備調査「あなたは、商品やサービスについて、疑問点などを企業に問い合わせをしたことがありますか?」の質問に「ある」と回答した人
  • 有効回答:【予備調査】4189人、【本調査】716人
藤田遥
藤田遥

実店舗を利用した小売の未来に投資すべき理由。買い物体験を評価、リアル回帰する消費者をつかむ3つのアプローチ | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

4 years 10ヶ月 ago
ワクチン接種が始まり、実店舗での買い物などリアルへの回帰が進む中、実店舗小売はどのようにECの利便性や楽しさに慣れた消費者の期待に応えたらいいのでしょうか?

買い物の手段としてオンラインショッピングが主流になり、消費者は自分たちの好みを販売事業者に把握して欲しいと思うようになっています。実店舗もECサイトと同じように機能させなければ、消費者は他店へ行ってしまうでしょう。これから実店舗小売が取り組むべきことを、先行事例から探っていきます。

“ウェルカムバック・チャンス”をつかむには?

新型コロナウイルスが実店舗に与えたダメージは、誰もが知るところです。しかし、コロナ禍が消費者にもたらしたさまざまな影響が、実店舗を復活させるための原動力になり得るという話は、どこでも語られていません。

ワクチンが登場し、世界中の人々が予防接種を受け、新型コロナウイルスの危険性がなくなれば、人々は隔離された場所から飛び出し、この1年間やり逃したことに再び取り組もうとするでしょう。映画鑑賞やスポーツ観戦、レストランでの外食、そして実店舗での買い物を特に欲しているのです。

これは、“ウェルカムバック・チャンス”と呼ばれるビジネスチャンスですが、どのくらいの経済規模になるのでしょうか? 全米小売業協会(National Retail Federation)は、2021年の小売売上高は前年比で最大8.2%増加し、4兆3,300億ドル以上に達すると予想しています。

さらに興味深いのは、店舗に戻ってくる消費者は、以前と同じではないということです。彼らはこの1年、夢中になってECを利用していました。利便性、パーソナライゼーション、品ぞろえ、カスタマイズなどについて、今までとは違う新しい期待を抱いている消費者達に、実店舗は応えなければなりません

”驚くべき購買力”をつかむために重要な3つのアクション

「Goliath Strikes Back: How Traditional Retailers Are Winning Back Customers from E-commerce Startups」(編注:『ゴリアテの逆襲:スタートアップEC企業から顧客を取り返す』)の著者であるピーター・コーハン氏は、「2020年代は飛躍の時代」と予想しています。

コンサートやクルーズ、スポーツイベント、空の旅、ショッピングなど、社会的なつながりを持つ活動がブームになるずです。コーハン氏は「人々は、今にも解き放たれようとしている弓矢のようなものです」と述べています。

コロナ禍の“副産物”の1つが、消費者の驚くべき購買力です。コロナ禍の間、多くの世帯は雇用を維持した一方、支出を削減していた、とコーハン氏は指摘しています。彼らの貯蓄額は過去最高、負債額は過去最低になっているのです。株価は上がり、住宅価格も上昇しています。政府支援のおかげで、金利も低いままです。このような状況の中、買い物などに使えるお金がたくさんできたのです。

賢いブランドや小売事業者はこの機会をとらえ、消費者の資金を獲得し、彼らの期待と需要を満たすために行動するでしょう。効率的にアクションを起こすために、以下にあげる3つの重要なリテール体験に注力しています。

1. 実店舗を持つ

この1年間、コロナ禍で孤独を感じた人々が求めているのは、人と人との触れ合いです。消費者は、実際に商品を見たり、触ったりしたいと思っていますし、購入する前に販売員と直接話をすることで安心感を得たいと思っています。このような物理的な交流が重要である証拠として、多くのオンラインブランドや小売事業者が、実店舗を作ることでブランドを拡大しようとしています。

米国では、かつてオンラインだけで販売していたコスメブランド「Mented Cosmetics」は、北米エリアにあるディスカウントチェーンの「Target」290店舗以上で、商品を展開しています。

Target店内で商品を販売するコスメブランド「Mented Cosmetics」
Target店内で商品を販売するコスメブランド「Mented Cosmetics」(画像:サイトより編集部がキャプチャ)

カナダでは、スキンケア商品をオンラインで販売する「Versed Skincare」が、薬局の「Shoppers Drug Marts」1,000店舗以上で商品を展開。Amazonもロンドンに初の食料品店をオープンするなど、実店舗の世界へ進出しています。

Amazonがロンドンにオープンした食料品店のようす
Amazonがロンドンにオープンした食料品店のようす(画像:サービス紹介動画より編集部がキャプチャ)

2. 実店舗のデジタル化

店舗内に商品を置き、スタッフを配置するだけでは、もはや十分ではありません。コロナ禍で消費者の期待は大きく変わりました。

オンラインショッピングを始めてから1年も経つと、消費者は販売事業者に対して、自分の好みを把握し、過去に購入した商品を記憶し、無限に表示される商品を見たり、バーチャル試着ができることを期待するようになります

もし、実店舗がECサイトと同じように機能しなければ、消費者はどこか他のお店に行ってしまうでしょう。顧客のロイヤルティも以前とは違ってきています。McKinseyの調査によると、米国の消費者の73%がコロナ禍の間、新しいブランドを探し、そのうち83%が今後も探し続けると回答しています。

3. 店舗に特別感を持たせる

デジタルショッピングを実店舗で再現するだけでは十分ではありません。小売店への回帰を促し、ロイヤルティを獲得するためには、次世代の消費者に他にはないユニークなショッピング体験を提供する必要があります。世界のトップブランドが、実店舗に訪れる消費者に驚きと喜びを与えるために、どんな事をしているか見てみましょう。

中国の深センで、Burberry(バーバリー)が「ソーシャル・リテイル・ストア」を設立。店舗内限定のサービスで、消費者がスマートフォンを使って利用できる新しいコンテンツ、パーソナライズされた買い物体験を提供しています。

Burberryの「ソーシャル・リテイル・ストア」で提供される、スマホを利用したサービス例
Burberryの「ソーシャル・リテイル・ストア」で提供される、スマホを利用したサービス例(画像:サイトより編集部がキャプチャ)

ニューヨーク発の化粧品メーカーMAC Cosmetics(MACコスメティックス)のコンセプトストアでは、顧客は全身を映すAR(拡張現実)ミラーの中でバーチャルに化粧品を試すことができます。気に入った化粧品を見つけたら、それらをデジタルプロフィールに保存し、自宅からアクセスできるようになっています。

また、多くの高級小売企業が、販売チームに接客用のデバイスを与えています。販売員は、デバイスを使って顧客の行動データをたどり、より良い商品をおススメします。また、これらのデバイスを使えば最も優良な顧客を認識し、顧客ごとに異なる特典を付与することもできます。

◇   ◇   ◇

今こそ、実店舗を利用した小売事業の未来に投資すべき時です。確かに、コロナ禍の影響で実店舗の売り上げは激減しました。しかし、対面式実店舗への回帰ラッシュが始まっています。商品や人との物理的な触れ合い、「デジタル中心」の世の中で新しい期待に応えてくれる買い物体験を、消費者は求めています。

この機会を認識しているブランドや小売事業者は、コロナ禍を乗り切るだけでなく、コロナ禍後の数か月、数年で成功を収めることができるでしょう。コロナ禍で、実店舗は終わりではないのです。物理的なショッピングの復活であり、デジタルを駆使したエキサイティングで新しいショッピング・アドベンチャーの始まりなのです。

この記事は今西由加さんが翻訳。世界最大級のEC専門メディア『Digital Commerce 360』(旧『Internet RETAILER』)の記事をネットショップ担当者フォーラムが、天井秀和さん白川久美さん中島郁さんの協力を得て、日本向けに編集したものです。

Digital Commerce 360
Digital Commerce 360

ネットと店舗の融合を進めるコメリ、EC売上は156億円で23.8%増【2021年3月期】

4 years 10ヶ月 ago

コメリの2021年3月期におけるEC売上高は前期比23.8%増の156億円だった。連結売上高は同10.7%増の3857億万円でEC化率は同0.6ポイント増の4.2%。将来的にはEC化率10%の達成をめざす。

コメリはホームセンターなどを全国1208か所で展開(2021年3月末現在)。その大半が約1000平方メートル以内の小規模店で、各店舗には専用端末を通じて店頭でネット注文できる環境を整備。店頭には在庫がない商品を端末を通じて購入できるようにするといった取り寄せ販売をメインに事業を伸ばしてきた。

店舗網を活用してECと店頭の相互誘導を図っており、ネット通販の店頭受け取りサービス、店頭の売り場からネットへの誘導を強化している。

コメリの2021年3月期におけるEC売上高は前期比23.8%増の156億円
コメリのEC事業について(画像は決算補足説明資料から編集部がキャプチャ)

ネットと店舗の連動で大きな役割を担っているのが、ECサイトで注文した商品を店頭で受け取れる「取り置きサービス」。利用件数は年々増加し、2020年3月期は前の期と比べて約1.3倍の2万3000件を記録。2021年3月期も利用件数を大きく伸ばしたという。

2020年9月30日から、ECサイト「コメリドットコム」の利便性向上をめざし、新潟市のパワー河渡店において「コメリドットコム」で注文した商品が、店頭に設置した専用ロッカーで24時間いつでも受け取りできる「KOMERI PICK UP LOCKERS」サービス(コメリロッカー)を開始した。

専用ロッカーで24時間受け取りできる「KOMERI PICK UP LOCKERS」(コメリロッカー)
専用ロッカーで24時間受け取りできる「KOMERI PICK UP LOCKERS」(コメリロッカー)

2020年4月にはスマートフォン用アプリ「コメリアプリ」を刷新、ダウンロード数は60万人を突破した。広告等の買い得情報や顧客が任意で登録した「マイストア」における商品在庫数、陳列場所が分かる等の機能を追加し、顧客の利便性向上を図った。

今後は、「コメリドットコム」の使いやすさ、掲載商品、サービスを充実し、ネットと店舗の融合を図っていく。商品の受け取り先としての店舗(BOPIS)の取り組み、店舗ごとのリアル在庫の確認な、店舗とインターネットの融合を強化する。

コメリがEC化率10%をめざし、EC事業を強化 コメリのアプリ
アプリについて(画像は決算補足説明資料から編集部がキャプチャ)
石居 岳
石居 岳

SEOで知っておくべき2021年のトレンドは?/日本郵便がEMSに特別追加料金導入【ネッ担アクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

4 years 10ヶ月 ago
2021年4月23日~29日にアクセス数の多かった記事のランキングを発表! 見逃している人気記事はありませんか?
  1. おさえておくべき2021年のSEO。スマホ時代の5つのトレンドはこれ!

    「刹那的な検索」「“know”と“do”のモーメント」「MFI移行後」「Core Web Vitals」などスマホSEOのトレンドを解説【連載第2回】

    2021/4/28
  2. 日本郵便がEMS(国際スピード郵便)に特別追加料金を6/1から導入【料金表あり】

    通常料金に、特別追加料金を加えた合計金額が当面の間、EMSの利用金額となる。値上げ幅は1割超から6割超

    2021/4/23
  3. 自社EC売上23%増に貢献、アダストリアが推進する「オンライン接客」とは?

    アダストリアは、コロナ禍でオンライン接客に取り組んだ結果、自社EC売上25%増を達成した。取り組みのポイントをアダストリアの田中順一氏が解説

    2021/4/27
  4. 店舗のディスプレイ広告もパーソナライズ。オンラインとオフラインのデータ連携でCX向上を実現する中国のデータ活用法

    中国ではオンラインで取得した情報を消費者理解を深めています。また、オフラインで取得したデータと連係し、消費者の体験価値向上に取り組んでいます

    2021/4/26
  5. 不要品を売るのは「リサイクルショップ」、アプリは「メルカリ」。半数近くが直近1年で「フリマサービス・アプリ利用が増えた」

    MMD研究所が行った「フリマサービス・アプリに関する利用実態調査」によると、物を売る際に利用する場所の最多は「リサイクルショップ」だった。利用経験のあるフリマアプリのトップは「メルカリ」で、「出品・購入のスムーズさ」と「使い方のわかりやすさ」を重視する

    2021/4/27
  6. 食品D2Cサービス市場は340億円、58%増の見込み【2020年度】

    国内の食品D2C市場規模は、2018年度で113億円(前年度比52.7%増)、2019年度は215億円(同90.3%増)、2020年度は340億円(同58.1%増)の見込み(矢野経済研究所調べ)

    2021/4/26
  7. 「映えるパッケージ」「TV番組とのコラボ」「商品力」。化粧品・サプリメントのECベンチャー「pupu」に聞く成長のポイント

    売れるネット広告社の代表取締役社長の加藤公一レオ氏と、化粧品・健康食品通販のpupu株式会社 荒巻里恵氏との対談

    2021/4/26
  8. 飛鳥建設が建設業界向けECを強化。JCBと協業&「Amazonビジネス」の利用も視野にプラットフォームを機能拡張

    建設現場向けの働き方改革に貢献する各種コンテンツサービスとEC機能を併せ持つプラットフォーム「e-Stand」を活用した協業を進める

    2021/4/27
  9. 米国宛てEMS(国際スピード郵便)は6月に再開

    6月1日から米国宛てEMSの引き受けを再開。カナダ、オーストラリア、ロシア宛ては十分な郵便物の搭載スペースが確保できないため、引受再開は未定

    2021/4/26
  10. ZOZOの商品取扱高は21.5%増の4193億円、PayPayモール出店は4.5倍の281億円

    ZOZOの連結売上高は、前期比17.4%増の1474億200万円。営業利益は同58.3%増の441億4400万円。「ZOZOARIGATO」など値引コストの減少、PB関連などスポット費用の減少で粗利率が改善

    2021/4/28

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    内山 美枝子

    オーシャンズ 礒崎 将一 × HAPPY ANALYTICS 小川卓 対談 (3)Googleアナリティクス4の書籍出版の舞台裏、そしてGoogle広告やDXの今後

    4 years 10ヶ月 ago

    <お知らせ>
    この記事は移転しました。約5秒後に新記事へ移動します。
    株式会社HAPPY ANALYTICS 公式サイトよりお読みください。

     

    //

    オーシャンズ 礒崎 将一 × HAPPY ANALYTICS 小川卓 対談

     

    HAPPY ANALYTICSの小川卓対談企画。

    第8回のお相手は、小川卓主宰の提案型ウェブアナリスト育成講座第2期卒業生で現在は小川卓と書籍出版のプロジェクトを共にする礒崎将一氏。全3回でお届けします。

    ※本対談は2021年4月上旬に行われました。

    オーシャンズ株式会社 代表取締役 礒崎 将一 (いそざき まさかず)

    愛媛県西予市出身。関西学院大学卒。大手広告代理店、インターネット広告会社の株式会社Shift取締役を経て、2021年2月にオーシャンズ株式会社を設立、顧客のビジネス全体を俯瞰した視点で最適な課題解決を提案するマーケティングコンサルティングを行う。

    全3回の3回目となる今回は、2年半前まで講座の講師と生徒だった小川卓と礒崎氏が、今はひとつの書籍出版に向けて共に活躍する様子、そしてGoogle広告やDXの今後について伺いました。

     

     

    Googleアナリティクス4の書籍出版

     

    小川卓今回ウェブ解析士協会のメンバーで集まってGoogleアナリティクス4の本を出そうとなったわけですけど、礒崎さん的にはどういう感じでした?

     礒崎 将一初めての書籍でしたが、やはり学べるかと思って。ウェブ解析士マスターの時もそうでしたが、自分の中でストレスを抱えた時に一番学んできたなと思うので。

    小川卓ちょっとドMな感じだね(笑)

    一同:(笑)

     礒崎 将一声をかけていただいた時は、自分自身ではGoogleアナリティクス4の設定をしているけどあまりいじっていない時だったんですよね。だから、正直、経験がないところに飛び込むのは恐怖もあって、断るという選択肢もありました。

    でもこの書籍を通じてGoogleアナリティクス4と向き合うことで、3か月後にはまた学べているなと予感できましたね。

    井水朋子私もウェブ解析士協会の会員なのでメールが届いたんですけど、「GA4研究会メンバー募集、執筆メンバーを募集」ときたあれですか?

     礒崎 将一そうですね。主要メンバーは先に決めておいて、執筆者を募集した感じですね。1月30日にメールを送って2月1日に説明会を開いたんですけど、感度の高い方がかなり沢山集まってくださった感じですね。

    小川卓逆に集まりすぎてどうしようっていう感じだったよね。

     礒崎 将一30人くらいに書いてもらう内容を割り振りって、2回目の説明会でも一人二人きて追加した感じでしたね。

    井水朋子応募した人が全員執筆しているんですか?

     礒崎 将一皆さん何かしらに関与していただいていますね。

    小川卓だからこそまとめる人は大変なんだよね。

    井水朋子まとめる人はもともと礒崎ということで決まっていたんですか?

     礒崎 将一私に声をかけてもらったのが12月くらいで、それより前に窪田さんや江尻さん、神谷さんが動いていらっしゃったようですね。

    窪田望 (@cnxt_nozomu) | Twitter

    江尻俊章(Ejiri Toshiaki)@ウェブ解析士協会代表理事 (@ejtter) | Twitter

    神谷英男@ウェブ解析士マスター (@kamiyack) | Twitter

    小川卓そうですね、実は私もそこに入っていたんですけど、その頃に本を出したいよねとなって、挿絵の方とか大枠が決まって、でも誰か責任者を立てないとできないよね、というところで、礒崎さんがいるなと。

     礒崎 将一ありがたく声をかけてもらって入らせていただいた感じですね。でもすごい大変なことも予感してて・・・

    小川卓礒崎さんの役割は一番大変だよね(笑) 間に入っているからね。

    井水朋子どんな感じで間に入っているんですか?

    小川卓企画のウェブ解析士協会、出版社の株式会社インプレスさんという大きな枠組みがあり、その間を取り持っているのが礒崎さんなんですよ。その陰に我々が隠れている感じですね。各章の責任者やライターさんがいて、私はその横に監修という形で美味しい役で参加させてもらっていて(笑) 編集部とのやりとりもライターさんとのやり取りも礒崎さんがされている感じですね。

    井水朋子文字通り間にはさまれていますね。

     礒崎 将一本の内容というより調整が大変です。

    井水朋子でも内容もわかっていないと調整できないわけですよね。

     礒崎 将一正直、難しいところもありますよ。7章とかは難しいですね。

    小川卓(笑)

    井水朋子7章って何が書かれているんですか?

    小川卓BigQueryやSQLが入ってくるので技術的に難易度が上がるよね。

    井水朋子無料版ではGoogleアナリティクス4から入ってきたところですね。

     礒崎 将一そうなんですよ。

    小川卓今回はみんなにとって新しいツールなので、その分余計に難しいよね。

     礒崎 将一ググっても何も出てこないですからね。

    小川卓新しいからね。ヘルプもまだ実装されていないものが書かれていたこともあるし。

     礒崎 将一だからといって実装されている画面をキャプチャーして作業しているとその画面が新しくなることもあったりして。

    小川卓そうなると、スクリーンショットを取り直しだーってなるよね。

    井水朋子想像しただけでぞっとします(笑)

    小川卓それでもどこかで本を出さないといけないから、アップデートは今後も続くと思って動かないといけないですよね。

     礒崎 将一次はインプレスさんにPDFにしてもらうところまでいったら、皆さんもモチベーションが上がってくるなと。今はみんな書いてほっとしているので。

    小川卓そうそう、まずは一回書いたぞというところですけど、ここからだぞという感じですよね。

     礒崎 将一また本の形にして読み直してもらうと、ああしたい、こうしたいと内容が高められていくのかなと。

     

    井水朋子本の完成が楽しみです!(2021年夏に出版予定)

     

     

    Google広告の今

     

    小川卓ところで、今の運用広告の状態ってどうなの?Googleに任せればいいとか。

     礒崎 将一4、5年くらい前まではキーワードを一つひとつ設定してインサイトごとに広告文を作っていくような感じだったんですけど、ここ数年は目標CPA(Cost per aquisition:アクションあたりの費用)を設定してGoogleに任せていくっていう状態になってきましたね。

    Googleの自動化に対してどのように向き合うか、Googleの自動化にうまく載せていける人がよい運用者みたいに感じになってきましたね。

    小川卓へ~!Googleがこういうことをしてくれているなというのを理解して進める感じ?

     礒崎 将一そうですね。これくらいCV(Conversion)が出たらこれくらいだよねとか、こういう設定にしたらこういうキーワードを拾ってくれるよねとかこういうグループにしたほうがいいよねとか。

    以前のアカウント設計では細かくグループを設定して検索者のインサイトごとに広告文を作っていた感じだったんですけど、Googleが提唱するhagakureが浸透してからは、なるべく広告グループは統一することがセオリーになりました。

    例えるなら、ひとつの箱にまとめて入れて置いたらGoogleが勝手にやってくれるよという感じになってきていますね。

    小川卓変化が起きたというのはメリット・デメリットがあると思うんですけど、運用的には何が楽になって何が大変になったというのはあります?

     礒崎 将一昔に比べたら、入札やレポーティングは楽になりましたね。レポートは有償のツールなんかもでてきていますし、入札も自動入札になったので、今日はbitをこれくらい上げようという作業はしなくてよくなりましたね。昔に比べるとすごく楽になったと思います。

    JADEの小西さんもおっしゃっていましたけど、広告運用が自動化されて、70点80点の運用なら誰でもできるようになってきたと。だからこそ、最初の設計のところでこのユーザーは何を求めているのか掘り下げて広告文を考えたり、広告の結果に対してCTAボタンにいったけどCV(コンバージョン)しなかった人とのマイクロコンバージョンを考えたりと、運用の前後ができないと勝負できなくなってきているんではないのかなと思いますね。

    小川卓アクセス解析の5年10年先を行っている感じがするよね。アクセス解析ってまだ人が解析しているけど、5年10年すると分析が自動化される予感がしていて。その手前や後ろを人間がやらなければいけないことは変わらないから、どういう分析をする、何をKPIにする、分析結果を踏まえてどんな改善をするかは人間がするのかなと。

    井水朋子なるほど。

    小川卓ウェブサイトの分析は広告の分析よりも難易度が高いと思うんだよね。サイトの種類も様々だし、色んな要素が入ってくるし。そういった意味で広告分析の自動化はもうすでにきているけど、サイト分析もいずれ追いついてくるかもね。 だから分析だけの人は求められなくなっていくかもしれないね。 礒崎さんの言うように運用だけできる人でなくてその前後ができる人が求められるようになってくるよね。サイトも今後その進みが早いんだろうな。

     

    コロナ禍で加速したDX

     

    井水朋子コロナ禍でGoogle広告の変化ってありました?

    小川卓まず予算を抑えられるっていうのはあると思いますけど。

     礒崎 将一ビジネスによるところはありますけど、元々集客ができない業種は広告のCVR(Conversion Rate:コンバージョンレート)が落ちますし、あとは検索ボリューム自体が落ちることもありますよね。

    小川卓増えるものもあれば、減るものもありますよね。私も海外ウェディングのところは完全ストップでしたね。コンバージョンされても、困っちゃうよね。海外に行けないから。

    井水朋子一時期は飛行機も完全に止まっちゃっていましたよね。

     礒崎 将一民事再生を出した会社さんもありましたよね。

    小川卓そうそう、そこの同業他社さんをサポートしていたんですけど。

    井水朋子色々ショックですね。

    小川卓こればかりは仕方ないですよね。ウェブマーケティング界隈全体でいえばゼロというかプラスでしたよね。

     礒崎 将一去年はどこに行ってもDXって言ってましたよね。

    小川卓リアルができないからこそ、ウェブに予算を寄せる動きがありましたよね。

     礒崎 将一とにかくウェブなんだみたいな風潮になっていて、業界的には追い風でしたよね。

    小川卓電通が出している広告費レポートを見ても、ネット広告は予算は増えていたしね。全然お客さんによって違いましたね。逆に今の時期にウェブをしていない会社は本当にしないんだなっていう感じがするよね。

    井水朋子そういえば、うちの実家がようやくウェブサイトを作りました。ようやくです。

    一同:(笑)

    小川卓ご商売は?

    井水朋子解体業で、自動車の工場って生産ラインがあるじゃないですか。あの生産ラインって生産する自動車が新しくなると生産ラインも新しくするんですけど、元々ある生産ラインを解体してから新しくするんですよ。その解体の部分を仕事にしていますね。

    小川卓ということは、ツテで仕事を受ける感じ?

    井水朋子大体のラインは決まっていますね。それに競合が少ないのでどちらかというと仕事よりも人が足りない状況なので、「ウェブサイトなんていらないよ」と言っていたんですが、ここにきてとうとうですね。サイトを作りました。

     礒崎 将一今は補助金が出ているからそれでつくりやすいというのはありますね。

    井水朋子それも大きいですね。

    小川卓この状況でウェブを入れないということは、この先も入れないですね。きっと。

    井水朋子実際のところ、そういう会社さんって結構多くないですか?特に愛媛とか地方になると。

     礒崎 将一結構いますね。ある程度自分でチャレンジする人たちはすでに東京に行ってチャレンジしているし、地方に残っている人は比較的保守的な人が多いという印象です。もちろん、地方でもチャレンジングな人はいますが。

    小川卓ツテで仕事が取れれば、それで商売はまわりますからね。

     礒崎 将一なんでもアクティブに「変わりましょう!」と言っても、難しいところはありますね。

    小川卓礒崎さんがサイトとか分析とか底上げしていけるといいですね。

     礒崎 将一サイトのことなどを知った上で「やらない」という選択肢をとるならいいと思うんですけどね。

    小川卓知らないと制作会社にいいようにされちゃうからね。

     礒崎 将一そうなんです!東京から営業電話がかかってくるんですよね。じゃんじゃんと。

    小川卓私のところも一昨日きましたね。電話に出て、あまりに知らなすぎでしょって(笑)私もあえて言ったりはしませんけど(笑)

    一同:(笑)

    小川卓SEO会社にSEOしましょうとかね。変な話にだまされちゃうのとかが嫌じゃない?ちょこちょこっとWordPressで作っただけで200万円とかね。

     礒崎 将一ああいうのにひっかかるのは悲しいなって思いますね

    小川卓そのあたりは啓蒙できるといいですね。

     礒崎 将一そうですね。

    井水朋子そういうのってこの5年くらいで増えてます?減ってます?

     礒崎 将一私が関わっている企業さんは大体私に話をくれるので、費用対効果が見合わないといって申し込まないですね。逆に関わっていないところは知らないですしね。

    小川卓知らないうちにされているとかね。

     礒崎 将一そういえば1件ありましたね。「サジェストワードの人工的な作成サービスを3か月だけやったんですけど、サーチコンソールを入れていなかったので、検証のしようがなかったんですけど、どうすればいいですか?」と聞かれて。 正直なところ「どうしようもないかな。むしろサジェストキーワードなんかを買わないでよ」と。

    一同:(笑)

    小川卓本当に大学とか商工会議所みたいなところで教えておいてほしいよね。サジェストもそうだけど、SEOとかアフィリエイトとかね。 解析はそういう人が少ないんですよね。だましだまされが少ないんですけど、SEOと制作は多いですよね。

     礒崎 将一私も独立した時にDMが届いて、月に2万円でサイト制作しますよってきたんですけど、年間で24万円かけるのかなと。知り合いに24万円払ったらそこそこいいものを作ってくれるなと思うんですけど、2万円だしと言って作っちゃう人がいるんだろうなと思いますね。

    小川卓本当だよね。そのあたり、愛媛県は礒崎さんが良くしてくれると思うので、今後が楽しみですね!呼んでくださいよ!

     礒崎 将一是非! 今日はありがとうございました。

     

     

    f:id:ryuka01:20210420172754p:plain

     

    対談はおふたりの柔らかい笑顔とともに進み、あっという間の1時間でした。

    礒崎さん、ありがとうございました!

     

    礒崎さんが代表を務めるオーシャンズ株式会社のウェブサイトはこちら▽

    oceans-web.co.jp

     

    礒崎さんが受けた提案型ウェブアナリスト育成講座の紹介ページはこちら▽

    happyanalytics.co.jp

     

    対談の進行・編集はハッピーアナリティクス広報 兼 エスファクトリーウェブディレクターの井水朋子がつとめました。

    Twitter@imizutomoko

     

    最後までお読みいただきありがとうございました。

    地域生協の宅配売上は約15%増の2.1兆円、コロナ禍で新規利用者が増加【日本生協連の2020年度】

    4 years 10ヶ月 ago

    日本生活協同組合連合会(日本生協連)は全国120の地域生協における2020年度の供給高(売上高)をまとめたところ、地域生協による個配(個人宅への宅配事業)供給高が前年度比14.9%増の2兆1170億円だったと発表した。

    総供給高は同11.8%増の3兆683億円で、店舗事業は同4.3%増の9513億円。

    生協の宅配は、食品を中心に、家庭用品、衣料品など生活に関連した商材を組合員の自宅に届けるサービス。コロナ禍で、週1回、決まった曜日・時間に届く生協の宅配の特徴が、「予定が立てやすい」「食材を計画的に利用できる」というメリットとして評価されたとしている。

    これまでは50代以上の組合員が宅配利用の中心だったが、コロナ禍で若年層の新規利用者が拡大。新規利用者の内訳は、6割以上が20代~30代の既婚者だったという。

    生協・コープの宅配の利用者層について
    生協・コープの宅配の利用者層について

    全国の生協組合員は前年度比1.2%増の2996万人に増加。地域生協の2020年度世帯加入率は推計値で38.8%で前年度比0.4ポイント増。

    瀧川 正実
    瀧川 正実

    ZOZOの商品取扱高は21.5%増の4193億円、PayPayモール出店は4.5倍の281億円

    4 years 10ヶ月 ago

    ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するZOZOが4月27日に発表した2021年3月期連結業績によると、商品取扱高は前期比21.5%増の4194億3800万円だった。

    「ZOZOTOWN」を運営するZOZOが4月27日に発表した2021年3月期連結業績
    2021年3月期連結業績のトピックス(画像はZOZOが公表したIR資料からキャプチャ)

    直近5期(2017年3月期~2021年3月期)における商品取扱高の成長率は、33.2%、27.9%、19.2%、6.6%と鈍化傾向だったが、2021年3月期は新型コロナの影響で21.5%と大幅成長を達成した。

    商品取扱高の事業別内訳を見ると、ZOZOTOWN事業が同9.5%増の3557億円、PayPayモールが281億万円(前期比354.8%増)、PB事業は同85.0%減の1億8000万円、MSP事業は12億6000万円(同67.6%増)、BtoB事業は223億円(同140.9%増)、その他が116億万円。

    「ZOZOTOWN」を運営するZOZOが4月27日に発表した2021年3月期連結業績 商品取扱高の推移と内訳
    商品取扱高の推移と内訳(画像はZOZOが公表したIR資料からキャプチャ)

    「ZOZOTOWN」に出店するショップ数は同71店舗増の1468店舗。

    「ZOZOTOWN」を運営するZOZOが4月27日に発表した2021年3月期連結業績 「ZOZOTOWN」に出店するショップ数の推移
    「ZOZOTOWN」に出店するショップ数の推移(画像はZOZOが公表したIR資料からキャプチャ)

    四半期ごとの平均商品単価は3381円から4301円で推移しており、各四半期においては前年同期実績を下回った。平均出荷単価も同様で、各四半期で前年同期の実績を下回って推移した。

    「ZOZOTOWN」を運営するZOZOが4月27日に発表した2021年3月期連結業績 平均商品単価の推移
    平均商品単価の推移(画像はZOZOが公表したIR資料からキャプチャ)

    四半期別の平均出荷単価は、第1四半期が7409円(前年同期比12.7%減)、第2四半期が7370円(同2.1%減)、第3四半期は8516円(同5.1%減)、第4四半期は7991円(同3.8%減)となった。

    「ZOZOTOWN」を運営するZOZOが4月27日に発表した2021年3月期連結業績 平均出荷単価
    平均出荷単価の推移(画像はZOZOが公表したIR資料からキャプチャ)

    「ZOZOTOWNで過去1年以内に1回以上購入した「年間購入者数」は、第1四半期が866万2560人(前年同期比6.7%増)、第2四半期(7-9月)880万5155人(同7.0%増)、第3四半期(10-12月)が913万9796人(同12.1%増)、第4四半期(2020年1-3月)が948万5669人(同14.6%増)となった。

    ただし、この年間購入者数には体型計測デバイス「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」「ZOZOMAT(ゾゾマット)」「ZOZOGLASS(ゾゾグラス)」、PayPayモールでの購入者は含んでいない。

    「ZOZOTOWN」を運営するZOZOが4月27日に発表した2021年3月期連結業績 年間購入者数の推移
    年間購入者数の推移(画像はZOZOが公表したIR資料からキャプチャ)

    連結売上高は、前期比17.4%増の1474億200万円。営業利益は同58.3%増の441億4400万円、経常利益は同10.2%増の443億8600万円、当期純利益は同64.5%増の309億3200万円だった。

    「ZOZOARIGATO」など値引コストの減少、「ZOZO ID」での買い物で加算される1%のポイント還元といったプロモーション関連費用の減少、PB関連などスポット費用の減少で粗利率が改善。営業利益の大幅な増益につながった。

    「ZOZOTOWN」を運営するZOZOが4月27日に発表した2021年3月期連結業績 アクティブ会員の属性
    アクティブ会員の属性(画像はZOZOが公表したIR資料からキャプチャ)
    石居 岳
    石居 岳

    「Amazon Pay」導入でコンバージョン率1.5倍のケースも! 事業者・お客さま双方のメリットを解説

    4 years 10ヶ月 ago
    Amazonアカウントを使って自社ECサイトで購入ができるサービス「Amazon Pay」。お客さまは「Amazon.co.jp」でショッピングする時と同じようにスムーズに買い物を体験でき、企業側は新規顧客獲得やコンバージョン率向上を期待できるという。導入が増える「Amazon Pay」の機能や魅力について紹介する
    [AD]

    「Amazon Pay(アマゾンペイ)」を利用する企業が増えている。「Amazon Pay」は、「Amazon.co.jp」以外のECサイト、例えば企業の自社ECサイトでAmazonアカウントを使って、簡単・安全に買い物ができるサービスだ。サービスのローンチから5年で導入企業数は1万社を超えた。「Amazon Pay」を統括するアマゾンジャパン合同会社の井野川拓也氏(Amazon Pay事業本部本部長)が語った「Amazon Pay」の特徴やメリットとは。(写真◎Lab)

    1万社を超える事業者が導入

    「Amazon Pay」とは、企業の自社ECなど「Amazon.co.jp」以外のサイトにおいてもお客さまがAmazonアカウントを使って簡単・安全・快適に買い物ができるサービス。日本では2015年にサービスを開始、「出前館」「劇団四季」が最初の導入企業だ。

    Amazon Amazon Pay 決済 出前館 劇団四季 Amazon Pay最初の導入企業
    「出前館」「劇団四季」は2015年から「Amazon Pay」を導入している

    「Amazon Pay」は決済金額、事業者数ともに増加しており、現在は1万社を超える事業者が導入している。同サービスはアメリカやヨーロッパなどさまざまな国で展開しているが、日本の決済金額と事業者数の伸びは特に大きいという。それだけ日本のお客さまに支持されているとみている。

    Amazon Amazon Pay 決済 5年間の決済額と導入時業者数の推移
    5年間の「Amazon Pay」決済額と導入事業者数の推移

    商品ジャンルでみると「ファッション・スポーツ」のほか、「食品」「ホーム・キッチン・ビューティ」「家電・PC・ホビー」「寄付・サービス」「デジタル」など多岐にわたっており、幅広い事業者に利用されていることも特徴だ。

    Amazon Amazon Pay 決済 Amazon Pay導入企業の一例
    「Amazon Pay」導入企業の一例

    お客さまの「Amazon Pay」利用の流れ

    「Amazon Pay」を導入した自社ECサイトには「Amazon Pay」ボタンが表示される。お客さまがボタンをクリックすると、「Amazon アカウントでログイン」という画面が表示される。ここで、もしブラウザにIDやパスワードを記憶させていればそのままログインできる。Amazonアカウントに保存している支払い情報や住所情報が自動的にECサイトに連携されるので、その内容を確認してクリックすれば購入完了できる仕組みになっている。

    Amazon Amazon Pay 決済 Amazon Pay利用の流れ
    「Amazon Pay」利用の流れ

    お客さま側の3つのメリット

    「Amazon Pay」を利用するお客さまにとって、メリットは大きく3つある。「利便性」「スピード」「安心感」だ。

    利便性

    さまざまなECサイトで購入するお客さまからすると、さほど頻繁には訪れないECサイトのIDやパスワードを忘れるケースも少なくない。そうした場合でも、使い慣れたAmazonアカウントで簡単にログインできるのが魅力になる。

    スピード

    さまざまなECサイトで買い物をする際に毎回、メールアドレス・電話番号・住所・クレジットカードといった情報を入力するのは面倒。その時にAmazonアカウントに保存している情報が自動的に表示され、それを確認してクリックするだけで購入できる。

    安心感

    「Amazon Pay」を使って決済をすると「Amazon.co.jp」以外のサイトでも、マーケットプレイス保証の対象となる(一部対象外の商品もあり)。また、クレジットカード番号は Amazonが管理し事業者側には渡さないため、カード情報が漏えいするリスクを減らすこともできる

    Amazon Amazon Pay 決済 お客さまの3つのメリット
    お客さまにとっての3つのメリット

    実際、「Amazon Pay」を利用したお客さまの声をみると、「初めてのサイトでお買い物する時、新たに情報入力しなくて良いから」といった声が47.3%と最も多く、次に「ID・パスワードを覚えているから」が35.7%となった。

    Amazon Amazon Pay 決済 Amazon Payを利用したお客さまの声
    「Amazon Pay」を利用したお客さまの声(n=1800/クロス・マーケティング調査結果)

    事業者側の3つのメリット

    「Amazon Pay」を導入する事業者側のメリットも3点ある。それは「新規顧客の獲得」「コンバージョンレートの改善」「不正取引対策」だ。

    新規顧客の獲得

    ゲスト購入の場合、「Amazon Pay」で決済をする割合が40~50%にのぼるという事例があり、そのうち最終的に会員になる割合は60~80%で、他の決済方法と比べて3倍程度高くなっているという。

    Amazon Amazon Pay 決済 Amazon Payを利用する割合と会員になる割合
    ゲスト購入で「Amazon Pay」を利用する割合と会員になる割合
    (フューチャーショップ、ecbeing、アイピーロジック調べ)

    こうした数値が出る背景には購入画面が影響している。「注文を確定する」というボタンの上に「お客様情報を会員として登録する」と「メールマガジンを購読する」というボタンが設置されている。これにより、注文の確定と同時に会員登録とメールマガジン購読につながるというわけだ。

    Amazon Amazon Pay 決済 会員登録・メルマガ購読の仕組み
    会員登録・メルマガ購読の仕組み

    「Amazon Pay」は決済サービスであると同時に、セールスマーケティングツールでもある。我々の決済サービスを使っていただくことで、より効果的・効率的に会員になっていただくことが期待できる。(井野川氏)

    Amazon Amazon Pay 決済 アマゾンジャパン合同会社 Amazon Pay事業本部 本部長 井野川拓也氏
    アマゾンジャパン合同会社 Amazon Pay事業本部 本部長 井野川拓也氏

    会員登録のハードルを下げる目的で導入した阪急阪神百貨店は、6か月で会員の15%が「Amazon Pay」を利用して会員登録したという。阪急阪神百貨店はそれまで、百貨店を展開している関西エリアの会員が多かったが、同サービス導入後は関西エリア以外からも会員を獲得できているようだ。

    コンバージョンレートの改善

    「Amazon Pay」を使っていない場合は65%、およそ3人に2人が購入フローに入れば購入を完了するという調査結果がある。つまり、3人に1人は購入フローに入った後に途中で離脱している。一方同調査では、「Amazon Pay」は購入完了までの操作が簡単なため、途中のカゴ落ちが減り、購入フローに入ると93%が購入完了に至るという。コンバージョンレートはじつに1.5倍高くなっている

    Amazon Amazon Pay 決済 コンバージョンレートの比較
    コンバージョンレートの比較(アイピーロジック調べ)

    「Amazon Pay」を導入した眼鏡ブランド「JINS(ジンズ)」は、導入以来新規顧客が増加し、コンバージョン率は前年比30%増加。限定モデル販売では「Amazon Pay」利用率が40%を超えた。「限定販売のアニメキャラクターとのコラボ商品は、ゲスト購入の割合が高く、売り切れ前にすぐに買いたいというニーズがあることから、簡単に購入できる『Amazon Pay』の利用が増えたのではないか」とジンズの担当者は分析している。

    不正取引対策

    「Amazon Pay」では不正取引の検知の仕組みについて、Amazonで利用しているものと同様のものを使っている。アメリカやヨーロッパ、インド、中国、南米などさまざまな国で事業を展開しているが、昨今は不正取引もグローバル化しているという。そういった不正取引の情報を踏まえた上で、事業者が不正取引に遭うリスクを軽減する取り組みを行っている。

    実際に「Amazon Pay」の導入で不正取引に関わる確認作業が軽減されたのが、中古商材を扱う「KOMEHYO(コメ兵)」だ。「Amazon Pay」が「マーケットプレイス保証」の対象となり、カード会社が加盟店に支払いの取り消しや返金を要求するチャージバックのリスクを実質的にゼロに近づけることが可能だとしている。

    サブスクやギフト券などに対応

    「Auto Pay」機能

    「Amazon Pay」にはサブスクリプションに対応した「Auto Pay(オートペイ)」という機能も備えている。お客さまが注文時に選択したクレジットカードを利用して今後の支払いにも同意すると、自由に金額やタイミングを設定して請求が可能になる。また、頻度や金額、請求内容のカスタマイズもできる。

    Amazon Amazon Pay 決済 サブスクリプション対応 Auto Pay オートペイ サブスク対応
    サブスクにも対応した「Auto Pay」

    「Auto Pay」を導入している男性化粧品販売の「BULK HOMME(バルクオム)」では、「Amazon Pay」導入後すぐにコンバージョンレートが約50%改善した。その後定期購入の顧客も伸び続け、1年半前に比べて月商が3倍以上になっている。「Amazon Pay」経由の購入のうち約95%がスマートフォン経由だという。

    「Amazonギフト券」支払い

    「Amazon Pay」は、「Amazonギフト券」にも対応。若年層でクレジットカードを持っていない場合や、クレジットカードを使ってECサイトで購入することに不安を持っているお客さまでも、「Amazonギフト券」の残高を使って「Amazon Pay」で決済できるようになった。

    同機能を利用する「ユナイテッドアローズ」によると、「Amazon Pay」が「Amazonギフト券」での支払いに対応したことにより、クレジットカードを使わないお客さまが自社ECを利用し、新規顧客が増加することに期待しているようだ。

    Amazon Amazon Pay 決済 Amazonギフト券
    「Amazonギフト券」での支払いが可能に

    「Web接客型」Amazon Pay

    「Amazon Pay」を使わずにゲスト購入する際、入力フォームの記載項目の多さから離脱するケースがある。それを防ぐ狙いで開発されたのが「Web接客型Amazon Pay」という新しい実装方法だ。「Amazon Pay」以外の決済方法で買い物カゴに進み、そこで一定時間が経過した段階で「Amazon Pay」を案内するポップアップを表示。これにより入力フォームでの離脱を減らすというもの。

    同機能を導入した「Otameshi(オタメシ)」は、「Web接客型Amazon Pay」を導入したことで入力フォームページでの離脱率が27%改善。これによりコンバージョン率も改善し、売上増加につながったようだ。

    Amazon Amazon Pay 決済 Web接客型Amazon Pay otameshi 離脱率改善
    「Otameshi」では離脱率が27%改善

    越境ECへの対応

    「Amazon Pay」では、海外のお客さまが日本国内のECサイトで買い物する際の決済にも対応を開始した。ジグザグが提供する「WorldShopping BIZ(ワールドショッピングビズ)」という越境ECサービスを通じて、欧米のAmazonアカウントを持つお客さまが越境ECで商品を購入する際に「Amazon Pay」が利用可能になるというものだ。

    「WorldShopping BIZ」のECサイトへの導入は、JavaScriptを数行入れるだけという簡単さ。これだけで海外からのアクセスに対して言語表示が切り替わってナビゲーションされ、決済で「Amazon Pay」が利用可能になる。

    音声ショッピング

    音声ショッピングへの対応も進めている。Amazon Alexa搭載デバイスで使える「Alexaスキル」には、すでに「Amazon Pay」の音声ショッピングに対応したものが提供されている。例えばピザや寿司の宅配、ふるさと納税の寄付、コンタクトレンズの追加注文などを行うことができる。

    Amazon Amazon Pay 決済 音声ショッピング Alexa Alexaスキル
    音声ショッピングにも対応

    手数料は4~4.5%

    「Amazon Pay」の利用費は、商品やサービスの販売では手数料 4%、デジタルコンテンツでは4.5%となっており、初期費用や月額費、トランザクション費は無料となっている。

    Amazon Amazon Pay 決済 Amazon Pay利用費 手数料
    「Amazon Pay」の手数料

    「Amazon Pay」の導入に際しては、「Amazon Pay」のオフィシャルパートナーのショッピングカートやISV(独立系ソフトウェアベンダー)を利用すると、「Amazon Pay」が組み込まれているため、簡単にサービスを利用できる。

    Amazon Amazon Pay 決済 Amazon Payオフィシャルパートナー
    「Amazon Pay」のオフィシャルパートナー
    [AD]
    キヨハラサトル
    キヨハラサトル

    おさえておくべき2021年のSEO。スマホ時代の5つのトレンドはこれ! | EC事業者のための「SEO」と「広告」の話

    4 years 10ヶ月 ago
    「刹那的な検索」「“know”と“do”のモーメント」「MFI移行後」「Core Web Vitals」などスマホSEOのトレンドを解説【連載第2回】

    今回はSEOの最近のトレンドについてお話していきたいと思います。筆者はSEOを2001年から始めたので、2021年で20年目となります。黎明(れいめい)期も成長期も、そしてさまざまな混乱期も経験してきました。

    ここ数年はスマートフォンの普及により、SEOもガラリと変わりました。ユーザーの検索ニーズ(昔で言うキーワード)が大前提にあり、ニーズに応える質の高い、信頼できる商品やコンテンツを提供することが最重要というSEOの根本は変わりません。ただ、注力すべきポイントがかなり変わってきているように感じます。

    スマホ時代を踏まえて、2021年に押さえておくべきスマホSEOのトレンドをお伝えします。

    日本の検索の75%はスマホから!

    先日、ドイツのSEO会社SISTRIXがモバイルとデスクトップの検索に関する調査結果を公開しました。その調査によると、日本における検索の75%はモバイル、つまりスマホなのです。世界の中でもかなり高いモバイル検索比率のようで、スマホの普及を感じます。

    もちろん、業種によってだいぶ開きがあり、BtoBではまだPCでの検索が半数を占めており、逆にレシピのジャンルではPCでの検索は23%しかありません。オンラインショッピングはPCが33.8%、スマホが66.2%と、やはりスマホの割合がかなり高いようです。

    各産業部門におけるデバイスごとの検索の割合
    https://www.sistrix.com/blog/the-proportion-of-mobile-searches-is-more-than-you-think-what-you-need-to-know/を元に編集部で作成

    ユーザーの利用端末も検索も、スマホが主流になりつつあることがわかります。

    SEOのトレンド=スマホSEO

    ユーザーのスマホシフトと共に、検索エンジンのターゲットもスマホになってきています。実はここ数年、Googleが重視するポイントやアップデートの多くはスマホに関係したものとなっています。

    モバイルフレンドリー、MFI(モバイル ファースト インデックス)、ユーザー行動やUX、速度とCore Web Vitals(コアウェブバイタル)などは、いかに「スマホで速く快適に目的を達成できるか」が前提にあります。

    そしてすべてのサイトがMFIに移行する2021年は、MFIに移行した後、つまりGoogleがクロールするのもインデックスするのも評価するのも基本的に“スマホサイト”ということが1つの大事なポイントです。

    例えば前述した調査結果ではBtoBはPCからの検索がまだ半数を占めていましたが、Googleがメインで評価するのはスマホサイトなのです。

    もちろんPCユーザーが多いのであればPCサイトも最適化しなければいけませんが、SEOをやるという点ではどのサイトもスマホサイトの最適化が必須なのです。以下、いま気になる5つのトレンドについて解説していきます。

    SEOのトレンド①
    PCとまったく違うスマホ時代の検索行動

    スマホでのSEOの大前提として、検索行動がPCと違うという点を理解することが重要です。

    スマホ時代の検索の特徴は「マイクロモーメント検索」と呼ばれるもので、ユーザーは気になることがあるといつでもどこでも、ちょっとした瞬間(=モーメント)に即検索します。便利ですが、1回あたりの検索は刹那的でPCほどじっくり見られないようです。

    スマホ特有のマルチタスク(ネット検索しながらLINEも見て、メールも見て……など、同時に複数タスクを行う)も、刹那的な検索に影響していると思います。

    自由が丘で美味しいラーメンは?
浴衣に似合う髪型アレンジは?
この俳優さんはいま何歳?
→検索
    スマホ時代は日常のあらゆる隙間時間にいつでもどこでも検索が行われる

    そのため、スマホではブランド訴求が難しく、コンバージョン率がPCほど高くないという傾向があると感じています。タイミングよくユーザーが「買いたい!」と思った瞬間に快適な検索体験を提供できないと、なかなか購入まで到りません。

    次に位置情報もスマホの特徴です。持ち歩くことが前提のスマートフォンでは、ユーザーの端末の位置に合わせてGoogleが最善の結果を返します。「近くの美容院」「近くのカフェ」といった検索が増えており、渋谷にいて「カフェ」と検索するユーザーには渋谷近辺のカフェの情報を地図と共に自動で出すのが今のGoogleです。

    エリアをターゲティングする施策というのはSEOでは難しいのですが、広告で実現できるように感じます。

    SEOのトレンド②
    おなじみ、スマホ時代の4つのモーメント

    いろいろなところで語られていますが、「スマホ時代の4つのモーメント」はスマホのSEOにおいてとても重要です。

    マイクロモーメント検索を、「know(知りたい瞬間)」「go(行きたい瞬間)」「do(やりたい瞬間)」「buy(買いたい瞬間)」という4つに分類したもので2015年にGoogleが提唱しました。

    たとえば、「buy」に関するキーワードは「ニューバランス スニーカー」「美白美容液」というように、アイテム名が多いでしょう。時には店舗にいながら「ナイトミン 効果」「毛穴撫子 口コミ」と商品名で検索し、購入前のひと押しを調べるニーズもあるでしょう。

    この「buy」に関するキーワードは特にスマホでは広告枠が最上部を占め、上位を取ってもSEOでの獲得が難しいという現象が起きています。そのため、ECサイトでも「know(知りたい瞬間)」「do(やりたい瞬間)」の対策が重要となってきています。そのあたりはまた解説していきます。

    SEOのトレンド③
    MFIへ移行した後のこと

    この記事が出る頃にはMFI未移行のサイトも段階的に強制移行が実施され、ほとんどのサイトがMFIに移行していると思います。MFIはGoogleのクロールに関する仕様変更のため正確に語るのは難しいのですが、とにかく、

    MFIに移行したらスマホサイトがGoogleにインデックスされて評価対象となる。

    SEOをやるならPCサイトではなくスマホサイトを最適化する。

    と、理解しておけば良いでしょう。

    つまり「スマホサイトにすべての情報を載せる」「スマホサイトで使いやすくする」「スマホサイトを速くする」といったことです。レスポンシブ以外では注意が必要です。

    レスポンシブ
ayu.jp
URL : 1つ
HTML : 1つ
動的な配信
ayu.jp
URL : 1つ
HTML : 2つ
別々のURL
ayu.jp
ayu.jp/sp
(sp.ayu.jp)
URL : 2つ
HTML : 2つ
    スマホの3つの生成方法
    レスポンシブ以外は画面が2つあるので、必ずスマホのHTMLをチェックする。また、別々のURLはGoogleが推奨していないため、SEO的にも広告の観点からも避けた方が良い

    私の感覚では案外、Web担当者の方はPCに向かって作業しているのでPCサイトを見がちのように感じています。リニューアルでもまずPC画面から設計というのはいまだによく見られます。

    しかし、ユーザーが見ているのは多くのサイトでスマホ、Googleが評価するのもスマホという時代ですから、やはりスマホファーストで考えていくことは重要なのです。

    SEOのトレンド④
    いよいよランキング指標に!? 「Core Web Vitals」

    Googleは昨今、サイトの表示速度を重視しています。それは回線状況が不安定になりがちなスマホで、いかに速くサクサクと閲覧できるかを考えてのことです。

    そして2021年6月中旬には「Core Web Vitals(コアウェブバイタル)」というユーザー体験、つまり操作性に関するものがランキング指標になります。「Core Web Vitals」についてはまたどこかで解説しますが、最低限、Google Search Consoleの「ウェブに関する主な指標」レポートのモバイルを確認しておきましょう。

    不良のURLが大量に出ていたり、流入の多い重要なページで指標よりかなり悪い場合は該当箇所を改善した方が良いです。 「速く快適に操作」は、SEOはもちろん、広告においてもは大事なポイントです。

    Loading
LCP
Largest Contentful Paint
GOOD
NEEDS IMPROVEMENT
POOR
2.5sec
4.0sec
速度
Interactivity
FID
(First Input Delay)
GOOD
NEEDS IMPROVEMENT
POOR
100ms
300ms
操作性
visual stability
CLS
(Cumulative Layout Shift)
GOOD
NEEDS IMPROVEMENT
POOR
0.1
0.25
安定性
    「Core Web Vitals」の3つの指標
    「LCP」は速度、「FID」は操作性、「CLS」は安定性を測る指標

    SEOのトレンド⑤
    スマホ画面を理解していますか?

    PCとスマホで一番違うのは「画面」です。スマホ特有の縦長の小さなスクリーン、そしてタップやスクロールなど特有の操作、中にはSEO的に評価されない見せ方や実装方法もあります。

    逆にPCサイトでは評価されなかった折りたたみメニューは、UX目的であればスマホではOKです。

    無限スクロールと「さらに表示」
    スマホでよくある一覧ページ
    無限スクロールと「さらに表示」はSEO的にOK?NG?

    PCのように「h1タグが……」「リード文が……」「キーワードの内部リンクが……」という時代ではありません。無限スクロールやカルーセルなどを実現しているJavaScriptの適切な処理、そして回遊しやすいナビゲーションの設計がスマホSEOの肝です。

    最善のナビゲーションはUXを向上させ、それは結果的に広告にも良い影響を及ぼすと思います。

    PCからスマホサイトをチェックする方法

    最後にPCからスマホサイトを簡単に閲覧する方法を紹介します。Chromeブラウザの「デベロッパーツール」を使います。

    この方法で閲覧すれば、スマホ画面だけでなく、スマホサイトのソースコードやリンク先、ステータスコードなども簡単に確認することができます。スマホSEOには必須のツールです。

    まだ見たことがない方はぜひご自身のサイトで試してみてください。

    手順1:画面上で右クリックし「検証」を押す
    手順2:モバイル端末を選択してリロードする

    まずはスマホサイトを見る癖をつけて、ご自身のサイトやターゲットとするキーワードの検索結果は常にスマホでチェックするようにしてみてください。

    ◇◇◇

    次回は2021年の広告のトレンドについてお話しします。

    江沢 真紀
    江沢 真紀

    人気記事トップ10

    人気記事ランキングをもっと見る