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バックヤードでECや店舗を支えるチーム・人を表彰するアイルの取り組みとは?「業務の効率化や売上のためだけではなく、顧客を思うLOVEがある」

3 years 1ヶ月 ago

アイルは、企業・ネットショップ・実店舗のバックヤードに従事するスタッフ・チームを表彰する「BACKYARD AWARD(バックヤードアワード)」を、バックヤードプラットフォーム「BACKYARD(バックヤード)」のサイトで公開した。

バックヤードを表彰。ECは業界初

「BACKYARD AWARD」は、アイルが店舗のバックヤードのスタッフ・チームを表彰するアワード。「バックヤードの人々は、日々地道に努力し、顧客を思った対応や創意工夫をしながら、企業やショップを裏側から支えている」(アイル)とし、アワードは一緒に働くスタッフからの推薦によって贈られる。

今回のアワードの名称は「BACKYARD AWARD 2020-2021」。コロナ禍でネットショップが市場全体の購買インフラとなり、これまでと違った対応を求められた時期であり、大変な時期を支えたバックヤードに携わるスタッフを表彰した。

アイルがこうしたアワードと感謝の場を設けるのは、バックヤードがクリエイティブでポジティブな場所であることの認知を向上させるため。次回は「BACKYARD AWARD 2022-2023」の実施を予定している。

受賞者掲載のオリジナル冊子を贈呈

「BACKYARD AWARD」では、オリジナルケース、オリジナルトロフィー、受賞者が掲載されているオリジナル冊子「AWARD BOOK」をセットにして贈呈する。「AWARD BOOK」は、各受賞者が表紙を飾る。

オリジナルケースに冊子やトロフィーを入れたセットを受賞者に贈呈
オリジナルケースに冊子やトロフィーを入れたセットを受賞者に贈呈
各受賞者が表紙のオリジナルブック「AWARD BOOK」を各受賞に贈る
各受賞者が表紙のオリジナルブック「AWARD BOOK」を各受賞に贈る

「AWARD BOOK」は、チーム賞と個人賞で構成する。

TEAM AWARD(チーム賞)掲載イメージ :ヤッホーブルーイング
TEAM AWARD(チーム賞)掲載イメージ :ヤッホーブルーイング
INDIVIDUAL AWARD(個人賞)掲載イメージ:じゅうたす
INDIVIDUAL AWARD(個人賞)掲載イメージ:じゅうたす

AWARD贈呈を一緒に働く人への感謝の機会に

アイルは「BACKYARD AWARD」を2014年に立ち上げた。社長や店長、同僚やフロントスタッフ、パートナー企業や仕入先、時には夫婦間で「いつも支えてくれてありがとう」と日頃の感謝を伝える機会にしてほしいという思いからという。

画像は淡路島で実家の家業を継ぎ、タマネギを栽培・販売しているケンちゃんファームの代表 天野倫子さんと夫の純一さん
画像は淡路島で実家の家業を継ぎ、タマネギを栽培・販売しているケンちゃんファームの代表 天野倫子さんと夫の純一さん

たとえば、ケンちゃんファームの天野さんは、平日は会社員、土日は農業、平日の夜はバックヤード業務を行っている夫・純一さんへ「BACKYARD AWARD」を贈呈した。

「純一さんの顧客との日頃の丁寧なやりとりが信頼につながり、そのおかげで会社が前に進めている。いつもありがとう」――。そんな感謝の気持ちを、AWARDの贈呈とともにメッセージで伝えているという。

「BACKYARD AWARD」の表彰にあたり、アイルは次のようにコメントを発表している(編集部が抜粋)。

バックヤードの姿からその企業・ショップらしさを感じることができる。その背景には、業務の効率化や売り上げのためだけではなく、(顧客を思う)ありのままのLOVEがある。

日々の業務を重ねていくことで世の中へ“らしさ”として伝わり、顧客と深いつながりが生まれる。この“らしさ”を表彰する活動が「BACKYARD AWARD」。直接対面する機会が少なくなるこれからのオンライン時代こそ、バックヤードのLOVEから生まれる“らしさ”に光があたる時代になると信じている。

ECのバックヤードを表彰するコンテンツの公開は国内で初(2023年1月時点、アイル調べ)。

バックヤードプラットフォーム「BACKYARD」とは

業務の効率化だけにとどまらず、バックヤードによる風土文化や価値観である“らしさ” の創造、“らしさ”に共感するファンの創造を、クラウドサービス、イベント、アワードといったコンテンツで複合的に支援するプラットフォーム。バックサイドから変革につなげる BX(バックサイドトランスフォーメーション)を実現をサポートする。

高野 真維

老舗通販「ディノス」とスタートアップ「KANADEMONO」に共通する課題とは? ECプラットフォーム「Shopify」と語る

3 years 1ヶ月 ago
創業50年超の「ディノス」と創業間もない「KANADEMONO(カナデモノ)」。両社に携わる石川森生氏が、顧客との関わり方、マーケティングのあり方を語る
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創業1971年のDINOS CORPORATIONが手がける通販ブランド「ディノス」と、6年前に創業しオーダー家具をネットで販売するD2Cブランド「KANADEMONO」。DINOS CORPORATIONのCECO(Chief e-Commerce Officer)を務めながら数多くのEC事業に携わり成果を出してきた石川森生氏は、「KANADEMONO」を運営するbydesignの取締役社長も務めている。松本好司氏はbydesignでマーケティングチームとコンテンツチームの両方を管理しているゼネラルマネージャーという立場だ。

老舗通販とスタートアップ企業、まったくフェーズは異なるが、共通する課題は「パーソナルかつ長期的な顧客体験」を築き上げることだという。Shopify Japanの伊田聡輔氏をモデレーターに語り合った。

D2Cを半世紀続ける「ディノス」

「ディノス」に関してはD2Cという言葉が存在する前から、本質的にはD2Cと言われる形態でビジネスを行っている。現在では何かしら独自のサービスや商品がないと選ばれ続けることはない。選ばれるためのコミュニケーションやサービス設計こそがD2Cの本質だと考えている。そういう意味では「ディノス」がやってきたことはD2Cそのもの。(石川氏)

情報の量や質、伝える手段などは時代と共に変化する。テレビショッピングから出発し、カタログ、DMといった媒体を通じてコミュニケーションも取る「ディノス」だが、当然デジタルでのコミュニケーションも重視している。

dinos(ディノス) 
DINOS CORPORATIONが運営するECサイト「dinos(ディノス)

一方で、インターネットでは他社の情報も取得しやすく、すぐに比較検討されてしまうため、独自性が出しにくいという欠点もある。差別化や優位性を出せるという意味では、以前からノウハウが蓄えられている紙やテレビによるコミュニケーションも堅持していかなくてはいけないという。

これまでのようにカタログ数百万部を一斉に送付するというやり方だけでは、多様化するニーズに追い付けない。我々が得意としているアナログのコミュニケーションを今の時代にどう最適化していくか、デジタルを活用して体験をいかにリッチにしていくかといった方向性に振っていきたい。(石川氏)

DINOS CORPORATION CECO、bydesign 取締役社長 石川森生氏
DINOS CORPORATION CECO、bydesign 取締役社長 石川森生氏

カタログ通販は「オワコン」か?

現在も「ディノス」の集客、認知、リテンションの喚起といったメイン媒体はネットではなくテレビや紙のカタログだ。

世の中のイメージとして「カタログ通販ってオワコンだよね」と思っている人は多いし、実際カタログを見ながら家で買い物をする習慣はそんなにないと思われているが、実はその習慣が好きな方は今もたくさんいらっしゃる。(石川氏)

「ディノス」のカタログ
「ディノス」が発行しているカタログの一例

「『ディノス』のカタログを見る時間がエンタメとして楽しい」という昔ながらの顧客層に対しては、「ディノス」のMDが厳選した商品をきちんと伝える紙やテレビのコンテンツを引き続き守る必要がある。しかし、それには膨大なコストがかかる。一般的な事業者なら、CPA(Cost Per Acquisition)が安いネットのチャネルに顧客を誘導することを目標にするはずだ。

もちろんCPAの議論はするが、CPA自体はすごく断片的なKPIでしかない。安いコストで会員を獲得できたらゴールかというとそうではない。その後ろにつながるLTV(Life Time Value)まで含めて評価をしなければ意味がない。(石川氏)

たとえば「初回無料」にすればCPAを抑えつつ顧客を獲得できるが、そこで獲得した顧客が継続してそのサービスを利用しなければ事業全体としては効果が高いとは言えない。もちろん「ディノス」も長期間利用してもらうための施策を打っているが、効果が高いのはカタログやハガキのDMだという。

WebでCPC(Cost Per Click)を抑えながら顧客を獲得し、それだけではLTVが伸ないことがわかっているので、そこに我々なりの接客やCRMを噛ませていく。そのなかにカタログやハガキも混ぜることで全体のLTVが押し上げられ、CPA効率が良くなるという戦略をとっている。(石川氏)

「KANADEMONO」の課題はチームビルディング

一方、2016年に創業した「KANADEMONO」が感じる課題やチャレンジはどのようなものだろうか。

「KANADEMONO」はテーブルや棚のサイズオーダーが無料という独自性で急速に成長してきた。スタート時は少数精鋭で駆け抜けてきたが、サービスが大きくなるにつれてメンバーも増え、組織的な見直しが必要なフェーズに入ってきているという。

KANADEMONO(カナデモノ)
bydesignが運営するECサイト「KANADEMONO(カナデモノ)

これまでは走れるメンバーが走ることで事業が成り立ってきたが、それぞれが持っているスキルセットもポテンシャルも暗黙知になっているものがほとんどのため、それを言語化、形式化してチームに浸透させ、チームを広げていくというチームビルディングのようなところが次の課題。(松本氏)

逆に「ディノス」はそういったチームビルディング的なフェーズははるか昔に越えており、それよりはこれまで築いてきた運用フローをどう崩して進化させるかということに執心しているという。「フェーズは全然違うのに、悩んでいるところが実は似ているというおもしろい状態」と石川氏。

このような変化のなか、マーケティング部門を取り仕切る立場である松本氏の仕事内容も変わっていったのだろうか。松本氏は「社内の組織作りも広い意味でマーケティングに含まれる」と主張する。

一般的にマーケティングの仕事と言われている施策を打ったり広告を打ったり数値を分析したりといったことはもちろん大事だが、実は組織をどう運営していくかということも大事。ここも含めてのマーケティング。(松本氏)

bydesignマーケティング・コンテンツチームゼネラルマネージャー 松本好司氏
bydesignマーケティング・コンテンツチームゼネラルマネージャー 松本好司氏

顧客との良好な関係を築くために必要なこと

ここからは顧客との良好な関係を築くために必要な3つのポイントについて語る。

①「顧客へのアプローチは点ではなく面で」

マーケティングの現場では、「この広告からトランザクションが何%発生した」というように、施策の結果を単発的な「点」で捉えがちだが、「お客さまの生涯で何年付き合ってくれるのか」というように、「面」で捉えるのが重要だと石川氏は語る。

「ディノス」が得意とするハガキやカタログによるコミュニケーションは、競合が進出しにくく、ある意味ブルーオーシャンだという。デジタルのチャネルも押さえつつ、アナログの有力なチャネルも持っているという利点を活かし、両面から顧客にアプローチしている。

②「初期にはタッチポイントを増やすことが大事」

多種多様な商品を扱う「ディノス」に対し、「KANADEMONO」はネット専業のオーダー家具販売が主業だ。顧客獲得やブランディングはどのように行なっているのだろうか。松本氏はタッチポイントの「量」を大事にしていると言う。

もちろん長期的な関係性やブランディングという意味では質も大事だが、接点がなくなってしまったら元も子もない。配信の量を担保することでタッチポイントを持ち続けることを意識している。

配信するのはサイトのコンテンツや広告、メルマガなどはもちろん、InstagramやTwitter、PinterestといったSNSも含まれる。ECサイト内だけですべてをやり切ると言うよりは、それぞれのタッチポイントに意味を持たせて、その場所でやるべきことをきちんと発信していくのが関係性を続ける重要なポイントだと考えている。(松本氏)

半世紀の歴史を持ち多くの顧客を獲得している「ディノス」は、紙媒体を活用して顧客に定期的なプッシュ・コミュニケーションが行えるだけのビジネス資産を有している。だが、「KANADEMONO」はまだ既存顧客とのコミュニケーションから継続的な利益回収ができるほどの顧客リストを保有しているわけではないので、SNSなども含め発信量は増やす必要があるが、無闇に増やしても効率は上がらない

「もしかしたらそこには世界観の存在が必要条件かもしれませんね」と石川氏は語る。「量は出すが、あからさまに売りに行くという感じではなく、ブランドの世界観がわかるコンテンツをきちんと置いておき、それが好きな方たちに来てもらうという感覚に近い」と石川氏は解説する。

マーケティングでは「コンテンツを売りに行く」とか「当てに行く」といった表現があるが、そうではなく、ふと気が向いたときに自分に好みにぴったりな家具が見つかるように「置いておく」という戦略だ。

③「紙とディスプレイの違いを理解し相互に補完させる」

石川氏は紙とネットが果たす役割について、「脳科学では、同じ情報でも紙を見たときとディスプレイを見たときでは脳の受け取り方が違う」と語る。紙は反射光という暗闇では見えない光、ディスプレイは透過光という自らが発している光に分類されるが、人間の脳は反射光の方がキャッチしやすいという実験結果が出ているという。

大昔は電気などなかったので人間は暗闇で情報をキャッチすることが苦手だったが、今でもその傾向はあるようだ。このことから、今の若い世代も紙に忌避感は持っていないのではないかと考えた。お客さまが意思決定する際、デジタルだけではなく紙でアプローチできるのは、実は我々の強みと考える。そういう意味でデジタルと紙の役割や機能はまったく違うため、紙がなくなることはまずない。(石川氏)

驚異的なShopifyの開発スピード

「KANADEMONO」が利用するECプラットフォーム「Shopify」は、EC事業者の成長に必要な機能をワンストップで提供するプラットフォームだ。亀田製菓、Francfranc、Ankerなどが導入しており、導入企業の売上規模は世界で100万米ドルから5億米ドルまでさまざまだ。

「Shopify」のサービス概要
「Shopify」のサービス概要

「Shopify」について、Shopify Japan シニア セールスリードの伊田聡輔氏は「Shopifyは決して自社ECサイトだけを作るためだけのツールではない。SNSを含めいろいろなチャネルで事業主が届けたい情報を届けられるプラットフォームでありたいと思っている」と話す。

Shopify Japan シニア セールスリード 伊田聡輔氏
Shopify Japan シニア セールスリード 伊田聡輔氏

「Shopifyが創業当初から発信しているヘッドレスコマースという概念に共感している」と語るのは石川氏。「ディノス」はインターネット以前からビジネスを行なっているため、データベースがインターネットに最適化されておらず、EC側で新しいことをやろうとすると基幹システムを改造する必要が出てくるのだという。

一方で、ヘッドとなるチャネルはどんどん増えていくため、基幹システムの柔軟性がないということが足かせになってしまっている。

「Shopify」はコマースのパッケージではなくデータベースそのものだと思っている。今後はいろいろなヘッドに対してAPIで柔軟にデータベースをつなぎ込んでくれる、そういう方向性のソリューションを期待したい。(石川氏)

基幹システムを作り変えるとなると大変だが、「Shopify」側にデータを渡しておけば、ありとあらゆるチャネルで顧客とのリレーションが構築できるソリューションだと考えると可能性が広がりそうだ。

また、「Shopify」の開発スピードについて、石川氏は「スクラッチで作っている我々からすると本当に驚異的。機能拡張プラットフォームとしても素晴らしい」と絶賛。

最近だと脱酸素やカーボンニュートラルの動きが世界的に出てきているが、そういうトピックに素早く対応しようと探してみると、すでに「Shopify」に関連アプリが実装されていた。このあたりのスピード感は引き続き担保してもらえるとありがたい。(松本氏)

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田口和裕

メイン利用しているECサービスの1位、Webは「楽天市場」、アプリは「Amazon」

3 years 1ヶ月 ago

MMDLaboが運営するMMD研究所が実施した「ECサイトとアプリに関する利用実態調査」によると、メイン利用しているECサービスは、Web利用者とアプリ利用者ともに「楽天市場」「Amazon」が上位にあがった。

予備調査は18歳~69歳の男女7000人、本調査はメイン利用がECアプリのみの人127人。期間は2023年1月1日~1月5日。

メイン利用しているECサービストップ、Webとアプリいずれも「楽天市場」「Amazon」

ECを利用している人に、Webとアプリそれぞれでメイン利用しているECサービスを聞いた。Webでは、Webのみ利用者は「楽天市場」(41.9%)、併用利用者は「Amazon」(31.7%)がそれぞれトップだった。

アプリでは、アプリのみ利用者は「Amazon」(44.0%)、併用利用者は「楽天市場」(32.2%)がそれぞれトップだった。

MMD研究所 ECサイトとアプリに関する調査 EC利用者のWebとアプリの利用状況
メイン利用しているECサービス(利用状況別、上位5位抜粋、出典:MMD研究所)

ECサイト利用者、とWebとアプリ併用は69.9%

予備調査対象者にECのWebとアプリの利用について聞いたところ、「WEBのみ」が16.9%、「アプリのみ」が7.8%、「WEBとアプリを併用」が57.3%、「両方利用していない」が18.0%となった。

MMD研究所 ECサイトとアプリに関する調査 ECにおけるWebとアプリの利用について
ECにおけるWebとアプリの利用について(n=7000、出典:MMD研究所)

次に、ECを利用している人のWebとアプリの利用状況を見てみると、「Webのみ」は60代(33.5%)、「アプリのみ」は10代(16.0%)、「Webとアプリを併用」は20代(76.9%)がそれぞれトップだった。

MMD研究所 ECサイトとアプリに関する調査 EC利用者のWebとアプリの利用状況
ECにおけるWebとアプリの利用率(年代別、n=5737、出典:MMD研究所)

月1回以上のECサイト利用、Webのみは53.0%、アプリのみは63.0%

ECサイトをメイン利用している人に、メイン利用しているECサイトの利用頻度を聞いたところ、月1回以上の割合はWebのみ利用者が53.0%、Webとアプリ併用利用者が66.2%だった。

MMD研究所 ECサイトとアプリに関する調査 メイン利用しているECサイトの利用頻度
メイン利用しているECサイトの利用頻度(利用状況別、出典:MMD研究所)

ECアプリをメイン利用している人に、メイン利用しているECアプリの利用頻度を聞いたところ、月1回以上の割合はアプリのみ利用者が63.0%、Webとアプリ併用利用者が70.2%だった。

MMD研究所 ECサイトとアプリに関する調査 メイン利用しているECアプリの利用頻度
メイン利用しているECアプリの利用頻度(利用状況別、出典:MMD研究所)

ECサイトメイン利用者、アプリ利用しない理由トップは「Webで十分」

メイン利用がECサイトのみの人にECアプリを利用しない理由を聞いたところ、最多は「Webで十分だから」(42.8%)で、次いで「Webの方が使いやすいから」(39.9%)「アプリの画面が見にくいから」(21.7%)だった。

MMD研究所 ECサイトとアプリに関する調査 メインがECサイト利用者がアプリを使わない理由
メインがECサイトのみ利用者がECアプリを使わない理由(n=1583/複数回答可、出典:MMD研究所)

「ECアプリを利用しない理由がある」と回答した人に、ECアプリを利用しない理由が解決できればアプリを利用したいか聞いたところ、Webのみ利用者は「とても利用したいと思う」が3.9%、「やや利用したいと思う」が22.8%で、合わせて26.7%が「利用したいと思う」と回答した。

メインがWebのみのWebとアプリ併用利用者が「とても利用したいと思う」が6.4%、「やや利用したいと思う」が40.9%で、合わせて47.3%が「利用したいと思う」と回答した。

MMD研究所 ECサイトとアプリに関する調査 ECアプリを利用しない理由が解決できればアプリを利用したいか
ECアプリを利用しない理由が解決できれば利用したいと思うか(利用状況別、出典:MMD研究所)

ECアプリメイン利用者、Web利用しない理由トップは「アプリの方が使いやすい」

メイン利用がアプリのみの人にECサイトを利用しない理由を聞いたところ、最多は「アプリの方が使いやすいから」(37.8%)で、次いで「アプリで十分だから」(29.1%)「アプリの方がお得だから」(18.9%)だった。

MMD研究所 ECサイトとアプリに関する調査 メインがアプリ利用者がECサイトを使わない理由
ECアプリのみ利用者、メインがECアプリのみの併用利用者が、ECサイトを使わない理由
(n=127/複数回答可、出典:MMD研究所)

メイン利用しているECアプリの満足度を聞いたところ、「とても満足している」が30.7%、「満足している」が55.9%で、合わせて86.6%が「満足している」と回答した。

MMD研究所 ECサイトとアプリに関する調査 メイン利用しているECアプリの満足度
メイン利用しているECアプリの満足度(n=127、出典:MMD研究所)
調査実施概要
  • 調査タイトル「ECサイトとアプリに関する利用実態調査」
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査期間:2023年1月1日~1月5日
  • 調査対象:【予備調査】18歳~69歳の男女、【本調査】メインがECアプリのみの利用者
  • 有効回答:【予備調査】7000人、【本調査】127人
  • 設問数:【予備調査】8問、【本調査】4問
藤田遥

倉庫内を見学&売り上げアップの戦略を学べるセミナー「物流セミナー&倉庫見学会」【2/22開催】

3 years 1ヶ月 ago

スクロール360は2月22日(水)、EC通販事業者向けに「売上100億円に迫るナチュラムの戦略と物流を大公開 物流セミナー&倉庫見学会」をオフラインで開催する。

▼「売上100億円に迫るナチュラムの戦略と物流を大公開 物流セミナー&倉庫見学会」(2/22開催)

セミナー 物流 倉庫見学会 スクロール360 ナチュラム

スクロール360の物流現場を実際に見学しながら学べるセミナー。セミナーには、ナチュラム 取締役の橋本英浩氏、スクロール360 常務取締役の高山隆司氏が登壇し、「ECで100億円に迫る売上アップの秘訣」「絶好調のナチュラムを支えるバックヤード」について解説する。倉庫見学会では、在庫管理から梱包、出荷業務などの各工程を見学できる。

こんな方にオススメ

  • どのような在庫管理を行っているのか、実際に見てみたい
  • 保管効率や作業効率を高める施策を、自分の目で確かめたい
  • EC通販の売り上げアップに悩んでいる
  • 具体的な成功事例を知りたい

開催概要

  • イベント名:売上100億円に迫るナチュラムの戦略と物流を大公開「物流セミナー&倉庫見学会」
  • 日時:2月22日(水)15:30~18:00
  • 会場:スクロールロジスティクスセンター関西2(SLC関西2)(大阪府大阪市住之江区南港中1丁目4-140)
  • 参加費:無料(事前申し込み必要)
  • 定員:先着10名(1社につき2名まで)
  • 主催:スクロール360
  • 申込期限:2月17日(金)17:30まで
  • 詳細と申し込みhttps://www.scroll360.jp/topics/20230130-6962/
藤田遥

展示会の種類や出展効果を高める活用方法を解説! 顧客を獲得できないときのチェックポイントは?

3 years 1ヶ月 ago

顧客を獲得する場として展示会を開催する方法があります。

顧客との接点が作れる展示会ですが、やみくもに出展するだけでは、成果は出せません。

今回は展示会の種類をはじめ、展示会の出展効果を高める活用方法を中心に解説します。

展示会で顧客を獲得できていないときのチェックポイントも掲載しているので、あわせてチェックしてみてください。

展示会の種類

展示会は、製品やサービスなどをアピールする場ですが、目的に応じた種類を選ばないと出展効果が薄れてしまいます。

ここでは展示会の種類として

・合同展示会
・動員催事
・セール展示即売会
・プライベートショー
・パブリックショー

について解説します。展示会の活用方法を検討するときに参考にしてみてください。

合同展示会

合同展示会は、特定のテーマに関連する複数の企業や事業者が、主要都市の大型会場に集まって出展する展示会です。

たとえば大手電機メーカーの電気店が集まって、最新機種の体験コーナーを用意したり、太陽光発電の施工を実演するコーナーを用意したりします。

来場者に製品を試してもらい、技術を披露するなどして、ブランドの認知度を高めるうえで効果的です。

自社以外の企業や事業者が集まる展示会なので、「他社の顧客との接点を作る」、「競合の情報をリサーチする」ために活用されています。

動員催事・セール展示即売会

動員催事・セール展示即売会は、会場における製品の展示売買を目的とした展示会です。参加には申し込みが必要な場合があり、来場者が制限されることもあります。

主要メーカーの電子ピアノを展示して試弾できるようにした展示会が一つの例です。

特定のジャンルに絞った商品を展示すれば、購買意欲の高いターゲットが集まるため、効率的にアプローチしやすくなります。

新製品に対する反応やアピール方法の効果なども確認できるため、プロモーションやマーケティングの活用方法としても効果的です。

また、展示会参加者に限定プレゼントを用意しておくなど、工夫次第で集客効果を高めることもできます。

プライベートショー

プライベートショーとは、一つの企業が単独で自社グループの製品や技術をアピールする展示会です。

一般公開されないイベントであり、自社の敷地内で開催することもあれば、取引先に出向いて開催することもあります。

新製品や既存製品のアピールを通して、既存顧客との関係を強固にすることが目的です。

自社が主体となって開催する展示会であることからコンセプトを統一できます。今後の方針を周知する方法としても活用できるでしょう。

パブリックショー

パブリック(public)は「公共の」「公開の」などの意味を持つ英単語として知られています。その意味をふまえると、パブリックショーは一般の来場客を対象に公開する展示会です。

フリーマーケットやコミックマーケットなどが例としてあげられ、取り扱われるジャンルはゲームやアニメ、車などさまざまです。

企業ではなく、消費者の来場客を対象とする展示会なので、基本的に商談よりも販売に向いています。また、セール展示即売会と違ってショーとしての性質が強いため、情報発信を目的とした活用方法としても検討しやすいです。

展示会の出展効果を高める活用方法

ここまで展示会の種類を解説しました。ただ、目的に応じた展示会を選ぶだけでは、出展効果を最大限に高めることはできません。

展示会の出展効果を高める活用方法は主に下記の通りです。

・出展目的を明確にする
・自社サイトやSNSを活用する
・見込み客を事前に集客する
・ブースのデザインや設計で差別化をする
・目に留まりやすいコンテンツを用意する

引き続きそれぞれの方法を解説します。

出展目的を明確にする

展示会の出展効果を高める活用方法として大切なのが、出展目的を明確にすることです。

展示会の出展目的を明確にしないと、どのように出展をすべきか定まらず、効果が薄れてしまいます。

たとえば、新規顧客の獲得を目的にするのであれば、来場者と商談できるスペースが必要です。製品・サービスに興味を持ってくれた顧客がいたのに、落ち着いて話せる環境がなければ本末転倒です。

また、企業の認知度を向上させたいのであれば、ブースや看板などのカラーや、パネルで発信するメッセージなどにこだわる必要があります。いずれも統一性がなければ、来場者にブランドが浸透しにくくなってしまうので注意が必要です。

このように、出展目的を明確にするだけで展示会に向けた対策・方針も定まってきます。目的が定まっていない場合は、課題に着目すると明確になります。

展示会に参加するときは、自社が抱える課題を整理して、出展目的を決めることから始めましょう。

自社サイトやSNSを活用する

展示会の出展効果を高める方法として、自社サイトやSNSを活用することも重要です。

展示会の内容を充実させても、展示会で集客できなければ、出展効果はありません。自社サイトやSNSであらかじめ展示会の情報を発信しておく必要があります。

具体的に発信すべき情報は下記の通りです。

・催事名
・会期
・開催時間
・会場
・ブースの位置
・事前登録の有無
・公式ホームページ

基本的な情報に加えて、自社の展示の魅力についてもアピールすることが重要です。特別な賞を授賞した製品などを展示するのであれば積極的に周知しましょう。

また、「ここでしか見られない」などのフレーズを入れると、閲覧者の参加意欲を高められます。

そのほか、来場者がスムーズに足を運べるよう、会場を含めた地図やブースのマップなどを用意すると親切です。

見込み客を事前に集客する

展示会の主催者の宣伝によって一定の集客が見込めますが、必ずしも自社のブースに立ち寄ってもらえるとは限りません。

あらかじめ自社サイトやSNSで、不特定多数の人々に展示会の情報を発信して集客する方法は、もちろん効果的でしょう。しかし、すでに関係性を築いている見込み客のほうが、製品を購入してくれたり商談が成立したりする可能性は高いです。

展示会を有効活用するには、見込み客を事前に集客する方法にも力を入れる必要があります。

具体的な準備としては、すでに名刺を獲得している見込み客に、案内状や招待状を送付する方法があります。

相談会の実施、詳細な説明が受けられることなど、見込み客に興味を持ってもらえる施策が必要です。

また、案内状や招待状で個別相談の予約も受け付けておくと、当日に配置する担当者の人数も予測しやすくなります。相談会を実施する場合は、事前に予約の受付も準備しましょう。
ブースのデザインや設計で差別化をする

合同展示会などでは、来場者がほかの展示に流れてしまうケースもあります。そのため、展示会の出展効果を高める活用方法として、ブースのデザインや設計による差別化も検討しましょう。

デザイン

ブース全体にテキストをちりばめて説明するパターンもありますが、混雑している場合はじっくりと読むことができません。

ブースで取り扱っている内容がわかりづらいと、本来興味を持ってくれるはずのターゲットをうまく集客できません。

たとえば果物の加工機を取り扱うブースであれば、壁面に果物の画像や果物のカラーを取り入れたり果物の模型を置いたりすれば、ターゲットが立ち寄りやすくなります。

ただし、派手なデザインにしすぎると商品の価値が下がってしまう恐れがあるので、適宜白色を取り入れて調整するのがポイントです。

設計

ブースの内容に興味を持ってもらえたとしても、ブースの出入りが難しければ立ち寄ってもらえるチャンスを失ってしまいます。

たとえば、展示スペースや受付、商談スペースをコの字になるように配置したとしましょう。入口と出口が同じ場所になってしまい、スペースが狭い場合であれば、来場者の出入りが難しくなります。

コの字にならないようにブースを設計するだけでも、来場者の誘導がスムーズになるため、来場者の導線を確保することは重要です。

目に留まりやすいコンテンツを用意する

ブースのデザインでターゲットをひきつける方法だけでなく、展示会の出展効果を高める方法として、コンテンツの活用も有効です。

目に留まりやすいコンテンツとしてあげられるのが動画です。動画であれば映像を切り替えられるので、ブースのスペースが限られた場合でもたくさんの情報を発信できます。

映像だけでなく音声も流せるので、視覚だけでなく聴覚で、ターゲットにアプローチができます。

展示会では下記のような動画コンテンツの導入の検討が可能です。

・ブランドの紹介動画
・商品の紹介動画
・ティザー広告の動画

引き続きそれぞれの動画コンテンツについて解説します。

展示会に活用できるブランド紹介動画

展示会で自社の事業やサービスの知名度を高めたいのであれば、ブランド紹介動画を活用する方法が効果的です。社名とともに、スタッフが活き活きと働く姿や企業ビジョンのフレーズを盛り込むことで、自社のイメージを向上させられます。

たとえばCrevo(クレボ)では、クラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」のブランド紹介動画を制作しました。

「生まれるべきものが生まれ 広がるべきものが広がり 残るべきものが残る世界の実現」というMakuakeのビジョンを掲げるとともに、スタッフが心身一体となって事業を展開していく姿を映しています。

ブランド紹介の動画は、数分の映像でブランドの世界観を表現できるので、会場が混み合う展示会でも効果的にブランドの知名度を高められます。

出典:Crevo制作実績

展示会に活用できる商品紹介動画

展示会で商品を効率的にアピールしたいのであれば、商品紹介動画を活用する方法がおすすめです。

商品の名前と写真、キャンペーンなどの情報を繰り返しアピールできます。商品に興味を持った来場者にアプローチすれば営業の無駄をはぶけます。

Crevoでは、工機ホールディングスジャパンが展開する工具ブランドHIKOKIと、スポーツ用品メーカーのUNDER ARMOURのコラボ商品について商品紹介動画を制作しました。

15秒の短い時間でコラボ商品を順番に紹介し、来客を促しています。「今なら」という限定フレーズを組み込むことで、購買意欲を高めているのもポイントです。

参考動画を応用して、コンテンツに「会場限定」などのフレーズを用いれば、展示会の来場者の購買意欲も高めるために効果的です。

出典:Crevo制作実績

展示会に活用できるティザー広告動画

ティザー広告とは、商品の断片的な情報のみを公開して消費者に興味を湧かせる広告です。Tease=焦らす(じらす)を語源としています。

展示会では、人の流れによって広告をじっくりと見てもらえない場合もあります。その点ティザー広告の活用方法は、断片的に見てもらうことに効果があるので、展示会と相性がよいです。

Crevoでは、スマートフォン向けゲームアプリ「陰陽師(おんみょうじ)」のティザー広告動画を制作した実績があります。

躍動感のあるカットや音を活用する方法により、プレイしたときのワクワク感を演出しています。

ゲームのルールや価格などの情報などには触れておらず、最終的に検索ボックスを表示させることで、それとなく検索を促しています。

出典:Crevo制作実績

展示会終了後のアフターフォローも忘れずに行う

展示会ではたくさんの見込み顧客を発掘できますが、獲得したリストを有効活用できなければ、最終的な利益にはつながりません。

したがって展示会を有効活用するためにも、見込み顧客のアフターフォローに力を入れてください。

フォローするときには、獲得した見込み客のリストを名寄せ(重複チェック)して、同じ人物が複数存在しないように整理します。名寄せをしないでフォローすると、重複配信のトラブルが発生してしまいます。

すべての見込み客にフォローするのは難しいので、アンケートの回答などをもとに優先順位をつけてリストにし、営業部門に引き渡します。

ブースでの対応履歴やマーケティング部門によるメール配信内容も共有しておくと、より成果が出やすくなります。

そのほかのリストについてはマーケティング部門がフォローします。メールや電話でニーズが発生したら営業部門に引き渡しましょう。スムーズにフォローできるよう、あらかじめセミナーや特設サイトを準備しておくことも必要です。

展示会で顧客を獲得できていない時のチェックポイント

展示会の内容に自信があるのに顧客を獲得できていない場合、社内で見落としている原因があるのかもしれません。適切な方法で原因を改善していけば、展示会を今までよりも有効活用できるでしょう。

展示会で顧客を獲得できていないときのチェックポイントは下記の通りです。

・事前集客用の情報が適切か
・出展自体が目的になっていないか
・ブース設計がターゲットと合っているか
・スタッフの対応と雰囲気に問題がないか

それぞれのチェックポイントを解説します。

事前集客用の情報が適切か

来場者の中には、忙しい時間を割いて展示会に参加する方もいます。立ち寄れるブースの数も限られているので、効率的に回れるように出展企業を事前に確認するのが一般的です。

そのため、主催者のホームページで出展企業の概要をチェックしたあと、詳しい情報を調べるために自社のホームページも確認してもらえる可能性が高いです。

展示会で顧客を獲得できないと感じている場合、自社ホームページを改善し活用方法を見直すことが重要です。

出展する他社のホームページを確認して、不足している情報があれば補い、ターゲットのニーズを明確にし、追加できる情報がないか検討するようにしましょう。

出展自体が目的になっていないか

「商品をアピールできそう」「多くの来場者に見てもらえる」などの漠然とした理由で、展示会を活用する方法自体が目的になってしまうケースがあります。

展示会の出展には、ブースの施工費や案内状の制作費・ホームページの制作費などさまざまな費用がかかります。総額で数百万円が発生してしまう場合も珍しくありません。

展示会に出展をする企業は、出展をすることに費用を支払うわけではありません。展示会を有効活用して自社の目的を達成できなければ本末転倒です。

展示会の活用に失敗してしまった経験がある方は、あらためて出展自体が目的になっていないか、振り返ってみるとよいでしょう。

ブース設計がターゲットと合っているか

展示会の活用効果を高めるために、インパクトのあるブース設計を検討する方法があります。たとえば、派手なカラーや大きなオブジェ・動画の放映、動く看板などを用いた設計です。

ブースにインパクトがあれば人の目に付きやすく、来場者から興味を持ってもらいやすくなります。

展示会に活気があるのに成果につながっていない場合は、ブース設計がターゲットに合っているかどうかをチェックすることが重要です。

スタッフの対応と雰囲気に問題がないか

展示会で顧客の獲得がうまくいかない場合は、スタッフの対応やブースの雰囲気に問題があるかもしれません。

たとえば、ブースでスタッフ同士が立ちながら長話をしていると、気づかぬうちに来場者の入場を妨げてしまうことがあります。

また、ブースの前でスタッフが周囲をうかがっていると、どうしても営業されてしまうような雰囲気を醸しやすくなります。自分のペースでブースの内容を確認したい方であれば、近寄りがたく感じてしまうかもしれません。
展示会のブースでは、スタッフの清潔さやスタッフの表情など、相談したくなる雰囲気作りが大切です。

まとめ

今回は、展示会の種類をおさらいし、出展効果を高める活用方法を解説しました。

展示会の主な種類をおさらいすると下記の通りです。

・他社の顧客との接点を作れる「合同展示会」
・購買意欲の高いターゲットが集まる「動員催事・セール展示即売会」
・既存顧客との関係を強固にできる「プライベートショー」
・一般の来場客に情報発信と販売活動を行える「パブリックショー」

展示会に出展する際は、それぞれの特徴を理解して、活用しなければ目的を達成できません。自社の課題に適した方法で展示会に出展するようにしましょう。
展示会の出展効果を高めるには、種類だけでなく活用方法に目を向けることも大切です。

また、見込み客の事前集客はもちろん、ブースのデザインや設計の差別化、動画の放映などの企画が重要です。

動画には、ブランド紹介動画や商品紹介動画、ティザー広告動画などの種類があります。展示会で効率的に情報を発信できるよう、展示会で動画を活用し、出展を考えてみてはいかがでしょうか。

crevoAdmin

テレビCMの特徴とは?テレビCMの種類とスポットCMとタイムCMの違いについて

3 years 1ヶ月 ago

広告戦略の一つとしてテレビCMの出稿を検討する企業も少なくないでしょう。
総務省の調査によると、全世代のテレビ視聴(リアルタイム)の平均利用時間は163.2分です。

テレビCMはその特徴を活かして、宣伝効果による売上アップやブランドイメージの向上が期待できます。

近年では、デジタルシフト化が進んでおり、テレビCMからネット広告への切り替えを模索している企業も多いですが、それでもテレビCMの信頼度は高いままです。

テレビCMの出稿を検討する際は、種類によって特徴が異なります。それぞれの違いを理解すれば、自社のブランディングやプロモーションの動画制作に活かすことも可能です。

この記事では、テレビCMについて「違いや特徴を知りたい方」「テレビCM動画を検討されている方」向けに、テレビCMの特徴を詳しく解説します。

出典:総務省「令和3年版 情報通信白書のポイント

テレビCMの特徴

テレビCMは、商品やサービスを多くの人にアプローチできる広告手法の一つです。近年はインターネット広告などのデジタルメディアが普及してきています。それでも「広告といえばテレビCM」とイメージする人もいるでしょう。

企業が広告戦略としてテレビCMを活用するメリットはさまざまです。世代や性別を問わず訴求できることはもちろんのこと、映像で伝えることで印象に残りやすくなります。
テレビで広告をすることによる、企業の信頼性を高める効果も期待できます。

また、番組内容や時間帯による視聴者層が明確になり、ターゲットのセグメントがしやすいこともメリットです。

テレビCMは「タイムCM」と「スポットCM」の2種類に分けられます。テレビCMを出稿する際には、これらの特徴や違いを正確に把握することが大切です。テレビCMの内容によって放送エリアや放送期間が異なるため、テレビCMの種類の選択をする必要があります。

ターゲットを狙って出稿しなければ、テレビCMの効果は得られません。ここでは、テレビCMの特徴としてタイムCMとスポットCMについて解説します。

タイムCMの特徴

タイムCMとは、企業が番組のスポンサーとなって放送時間内に流すCMのことです。CMを流したい番組と秒数を決めてCM枠を購入します。レギュラー番組は2クール(6ヶ月)での提供が原則であり、放送期間内は安定的にテレビCMを流せるのが特徴です。

提供エリアは全国放送の「ネットタイム」と、放送エリアが限られる「ローカルタイム」があります。ネットタイムは多くの視聴者に訴求できる一方で、値段は高額です。ローカルタイムは放送エリアが限定的ですが、ターゲットをより設定しやすくなります。

タイムCMの特徴
秒数単位30秒・60秒・90秒以上
提供表示 あり
契約期間 原則2クール(6ヶ月)
放送エリア ネットタイム(全国)orローカルタイム(各局エリア)
予算 2クール分固定予算
効果安定性・丁寧なメッセージ

視聴者のターゲットを絞り込める

タイムCMでは、テレビCMを流す番組を企業側が選定できます。
特定の視聴者に自社のCMを見てもらうためには最適な広告手法です。

テレビ番組は放送の時間帯や内容によって視聴者層が異なります。
自社が設定する商品やサービスのターゲット層とテレビ番組のターゲット層が一致することで、効果的な広告戦略が期待できるでしょう。

たとえば、食品会社が新商品のテレビCMを打つのなら、音楽番組よりも料理番組で放送するほうが効果的です。
ターゲットが明確になっていれば、テレビCMを流す番組を指定できるタイムCMのほうが有効といえます。

タイムCMは、レギュラー番組での配信であれば安定した視聴率が見込めることもメリットの一つです。定期的に同じテレビCMが流れていれば、視聴者の印象にも残りやすく、ターゲット層が合致することで、購買意欲がより高まります。

提供会社の予告がつく

タイムCMを実施した場合、原則としてスポンサー名が番組内で表示もしくはアナウンス告知されます。アナウンス告知とは、テレビCMへ移り変わる前などに「この番組は〇〇の提供でお送りします」と予告がつくことです。アナウンス告知がつくかどうかについては、以下のようにテレビCMの放送秒数によって変わります。

放送秒数画面表示音声対応
30秒社名(商品名) 「ご覧のスポンサーの提供で」とアナウンスされるだけで、社名(商品名)の告知はなし
60秒 マーク+社名(商品名)
カラーテロップ
社名(商品名)がアナウンス告知される
90秒 マーク+社名(商品名)+キャッチフレーズも可能
カラーテロップ
簡単なキャッチフレーズを含む社名(商品名)がアナウンス告知される

一つの番組を複数のスポンサーで提供する場合、テレビCMの放送量は少なくなりますが、提供会社の予告がつけば、広告効果も大きく期待できます。

提供クレジットで認知度を上げられる

認知度向上のためにテレビCMの活用は有効です。テレビCMの効果は数値化するのが難しいものの、視聴者の記憶に残りやすいメリットがあります。これに加えて、テレビ番組の提供クレジットに表示・アナウンス告知されれば、認知度拡大が期待できます。

番組内にロゴや社名を出せることもタイムCMのメリットです。視聴者に対して「この番組を提供しているのはこの企業なのか」とアピールできます。

一つの番組を単独で一社提供することも可能です。提供スポンサーが一社のみであれば、視聴者の印象にも強く残ります。番組中で流れるCMを独占することができるため、好感度のある人気番組のスポンサーであれば、提供価値も高くなります。

スポットCMの特徴

スポットCMとは、番組に関係なくテレビ局が指定した時間に流れるCMのことです。タイムCMのように提供表示はありませんが、柔軟な買い方ができます。契約期間だけでなく、放送エリア・出稿金額・オンエアの時間帯を自由に選べるのが特徴です。期間限定のキャンペーンに合わせて、集中的にテレビCMを打ちたいときなどに最適です。

スポットCMはさまざまな曜日や時間帯に放送され、幅広い世代に訴求できます。テレビCMを放送する時間帯を設定することで、ターゲットを絞り込むことも可能です。

スポットCMの特徴
秒数単位15秒~
提供表示なし
契約期間 設定自由(最低1週間)
放送エリア 各局エリア
予算 キャンペーンごと
効果安効性・認知率重視

スポットCMには、SB(ステブレ)とPT(ピーティー)の2種類のCM枠があります。それぞれの特徴について以下で確認していきましょう。

SB「station break(ステブレ)」

ステーションブレイクとは、番組と番組の間に流れるスポットCMのことです。英字では「station break」と表記され、省略して「SB」「ステブレ」と呼ばれます。

番組中には番組スポンサーのテレビCMを流し、番組と番組のブレイクタイムにはスポットのテレビCMが流れる仕組みです。たとえば、以下のような状態のことをいいます。

8時00分~8時55分:番組
8時56分~8時59分:ステーションブレイク
9時00分~9時55分:番組

ステーションブレイクはスポットCMとしての存在価値が高く、他の番組の番線やミニ番組が流されることも少なくありません。

長時間の番組であれば、番組中にもステーションブレイクがあります。「ここまでの放送はご覧の提供でお送りしました」「ここからの放送は〇〇の提供でお送りします」のように、提供スポンサーが切り替わるのが通例となっています。

PT「Participating commercial(ピーティー)」

パーティシペーションとは、番組中に設定されているCM枠のことです。英字では「Participating commercial」と表記され、省略して「PT」「ピーティー」と呼ばれます。

番組中は提供スポンサーのテレビCMが流れるのが基本です。ただし、番組の都合などでそれ以外のテレビCMも放送されることがあります。
通常のスポンサー枠とPTの違いは、提供クレジットの予告がつくかどうかです。番組スポンサーは「この番組は〇〇提供です」とクレジットがつきますが、PTのテレビCMにはつきません。

スポットCMは、個別の番組を企業側で選定できませんが、さまざまな枠に分散して露出できるのがメリットです。PTのテレビCMとして放送されれば、番組の低視聴率で広告効果が得られないデメリットを軽減できます。

タイムCMとスポットCMの違い

タイムCMとスポットCMの違いを表にまとめると以下のとおりです。

タイムCMの特徴スポットCMの特徴
秒数単位30秒・60秒・90秒以上 15秒~
提供表示 ありなし 
契約期間 原則2クール(6ヶ月)設定自由(最低1週間)
CM放送エリア ネットタイム:全国
ローカルタイム:各局エリア
各局エリア
予算 2クール分固定キャンペーンごと
メリット・効果・視聴者のターゲットを絞り込める
・提供会社の予告がつく
・ブランディング効果
・30秒以上のテレビCMが可能
・安定性・丁寧なメッセージ
・幅広い層へ訴求できる
・短期間で集中的に放送できる
・テレビCMを柔軟に買える
・さまざまな枠に分散できる
・即効性・認知率重視

では、どのように使い分ければ効果的なテレビCM戦略となるのでしょうか。

タイムCMは、長期間にわたって企業や自社の商品の認知度を高めていくことに向いています。ブランディング効果を求めるのであれば、タイムCMがおすすめです。

スポットCMは、番組を指定せず幅広い世代の人に見てもらえます。短期間でもテレビCMを流せることから、新商品やキャンペーンを訴求する際におすすめの手法です。

それぞれにメリット・デメリットがあり、しっかりと把握する必要があります。どれだけの予算を割り当てるのかはもちろんのこと、目的に応じて上手に使い分けていきましょう。

テレビCMとネット広告の違い

自社商品の宣伝や企業ブランディングの手法として、テレビCM以外にもネット広告の選択肢があります。両者の大きな違いは「ターゲットを絞れるかどうか」です。

テレビCMとネット広告の特徴を表にして比較してみましょう。

テレビCMネット広告
対応範囲時間や番組による 限定して選定可能
主なターゲット 不特定多数細かく限定できる 
効果測定 難しいリアルタイムで分析できる
コストまとまったコストがかかる最小コストは低い
審査 厳しい媒体による
宣伝方法動画
種類が豊富
ブランディング番組によって可能
難しい

テレビCMは番組内容や時間帯などで、おおまかなターゲットを絞り込めます。ネット広告では、ユーザーがどのような行動を取ったのかなどの分析が可能です。そのため、年代・性別・地域・興味・関心などに分けてターゲットを限定できます。

幅広い層にリーチできるのがテレビCMの特徴です。一方で、ネット広告は一定のユーザー層など、ピンポイントな配信に向いています。どちらの手法のほうが効果が大きいとは一概にはいえず、目的に応じた使い分けが大切です。

タイムCMとスポットCMの選び方

テレビCMのタイプは、大きく分けて「タイムCM」と「スポットCM」の2つです。商品の認知度拡大やブランディングを目的に、テレビCMを検討する企業は少なくありません。そのうえで、どちらを選べば良いのか迷っている人もいるのではないでしょうか。

まずは、先に紹介したそれぞれの特徴から判断する方法があります。
タイムCMは2クール分の放送が可能であり、ブランディング効果を目的にする企業におすすめです。

スポットCMは短期間での訴求に向いているキャンペーンを打つのに適しているでしょう。どちらもメリット・デメリットがあるため、しっかりと把握することが大切です。

次に、予算に合わせて選ぶ方法があります。CM放映料はさまざまな要素によって決定するのが基本です。
たとえば、タイムCMは提供する番組の視聴率も影響するため、視聴率が高いほど料金も跳ね上がります。
一方で、スポットCMはどのくらいの量を放送するのか決められる点がメリットです。柔軟な出稿が可能であり、予算に応じて調整できます。

それぞれの種類に向いている企業の特徴を以下で確認していきましょう。

タイムCMの選び方

企業が個別のテレビ番組のスポンサーとして放送できるのがタイムCMです。
特定の番組内で放送されることから、企業や商品の認知度・好感度アップにつながります。そのため自社商品をブランディングし、広く浸透させたい企業に向いています。

・旅行会社が旅番組へテレビCMを出稿
・玩具メーカーが子ども向け番組へテレビCMを出稿

企業が展開する商品のターゲットに合致した番組への出稿が可能です。レギュラー放送される番組であれば、同じ層の視聴者が見ている可能性は高まります。

同じ時間にテレビCMを流し自社商品をアピールし続けることで、視聴者からの認知度向上につなげられます。

また、全国ネットの番組枠とエリア別に放送される番組枠を選べることも特徴です。訴求したいターゲットを絞り込む場合も、タイムCMが向いています。

スポットCMの選び方

スポットCMは企業の予算に応じて、金額を決められるのが特徴です。テレビCMを放送する期間や時間帯も選べます。

タイムCMのように個別のテレビ番組を指定できるわけではありませんが、幅広い層へ訴求したい企業に向いています。

特定の季節を中心に販売される商品を取り扱う企業にもおすすめのCMです。
新生活向けのキッチン用品やインテリア雑貨・夏場のアウトドア商品・冬の鍋料理などが当てはまります。特定の時期で一気に認知度を獲得したい場合に最適です。

商品のターゲット層が不特定多数の場合も、スポットCMが向いています。食品やお茶・外食産業などの場合、幅広い層の視聴者への訴求が可能なスポットCMが向いています。

タイムCMはリーチできる層が番組の内容に依存するのに対して、スポットCMが流れる放送枠は視聴者の層が特定されません。より多くの層にテレビCMを見てもらえる機会があるといえます。

<関連記事>
テレビCMの動画制作・映像制作

テレビCM「SAS」の選び方

タイムCM・スポットCMともに、最低の契約期間が設定されています。料金もネット広告と比べると高額のため検討が必要です。そこで、第三のテレビCMとして注目されているのがSAS(スマート アド セールス)です。

SASの特徴は、15秒1本単位からテレビCMを購入できることにあります。具体的には、テレビCMを出稿する際に、以下の項目を企業側で選択可能です。

・放送日時
・番組
・本数
・金額

テレビCMを流すことでどのくらいの効果があるのか、疑問をお持ちの企業も多く見受けられますが、SASであれば、視聴関連データをもとに広告枠の検索と分析も可能です。

SASの1本あたりの料金について、SASはオープン価格となっています。
放送局や時間帯によって異なりますが、15秒1本あたりの料金が数万円のケースもあるほどです。過去の実績などに関係なく放送枠の購入が可能で、初心者でも購入しやすくなっています。

注意点として、SASは一部のテレビ局のみでの取り組みとなるため注意が必要です。今後取り扱うテレビ局が増えていく可能性もありますが、希望のテレビ局が対応していないこともあるため事前に確認しておきましょう。

テレビCM制作の費用について

テレビCMを流して認知度を上げたくても予算をどのくらい組めば良いのか分からない方も多いと思います。
では、テレビCMは具体的にどの程度の費用がかかるのでしょうか。

テレビCMを流すためには、動画を制作してテレビ局で放映してもらう必要があります。費用の内訳は「テレビCM制作料」と「CM放映料」の2つに分かれるのが一般的です。
それぞれに費用相場が異なり、その特徴を把握することが大切です。

ここでは、テレビCM制作料とCM放映料の費用について詳しく解説します。

テレビCM制作料

テレビCMを出稿するとなれば、当然ですが動画を制作する必要があります。自社で制作することは難しいため、制作会社に依頼するケースがほとんどです。テレビCM制作料でかかる項目と費用相場は以下のようになっています。

項目費用相場
企画構成3~15万円
制作ディレクション5~25万円
台本作成5~10万円
動画撮影 5~35万円
動画編集5~25万円
音響効果3~15万円
ナレーション3~10万円

表のとおり項目によって費用相場は異なります。テレビCMの目的に合わせて「どのような」テレビCMを制作するかによって費用は変動するので注意が必要です。

テレビCMに有名人やタレントを起用するケースもあり、出演料は誰をキャスティングするかで変わりますが、起用によっては1,000万円以上を支払うこともあると考えておくとよいでしょう。

テレビCMの目的や費用対効果を考慮しながら、どの程度のクオリティを追及するのか検討することが大切です。

1本のCMを制作する費用相場は、100〜5,000万円程度です。テレビCMを「どこで」「どうやって」撮影するのかで制作料は大きく変わってきます。

CM放映料

テレビCMの放映料は「テレビCMの種類」「テレビCMの放送局」「番組の視聴率」の3つの軸によって決まるのが特徴です。テレビCMの種類では、タイムCM・スポットCMのどちらにするかで費用が変わります。タイムCMは基本的に2クール分固定の費用であり、予算が限られている場合はスポットCMの選択がおすすめです。

次に、放送局による費用の違いです。どの放送局でテレビCMを流すのかで、CM放映料は変わってきます。以下の通り、関東と関西の放送局の費用相場を表にしています。

関東エリアの放送局

放送局名CM料金目安※15秒1本あたり
日本テレビ(地上波)30~100万円
TBSテレビ(地上波)30~100万円
フジテレビジョン(地上波)30~100万円
テレビ朝日(地上波) 30~100万円
テレビ東京(地上波)30~100万円
東京MXテレビ(独立局)2.5~4万円
テレビ神奈川(独立局)2.5~4万円
千葉テレビ(独立局) 2.5~4万円
テレビ埼玉(独立局)2.5~4万円
とちぎテレビ(独立局)2.5~4万円
群馬テレビ(独立局)2.5~4万円

関西エリアの放送局

放送局名CM料金目安※15秒1本あたり
読売テレビ(地上波)4~25万円
毎日放送(地上波)4~25万円
関西テレビ(地上波)4~25万円
朝日放送(地上波) 4~25万円
テレビ大阪(地上波)4~25万円
サンテレビ(独立局)1.5~4.5万円
KBS京都(独立局)1.5~4.5万円
びわ湖放送(独立局) 1.5~4.5万円
奈良テレビ(独立局)1.5~4.5万円
テレビ和歌山(独立局)1.5~4.5万円

参考:広告ダイレクト「テレビCM

同じ地域の放送局でも、費用に大きな差があることがわかります。
これは、放送局によって視聴者数や放送地域が異なることが関係しています。たとえば、東京のキー局であれば全国で視聴可能である分、CM放映料の費用相場も割高になるのが特徴です。

テレビCMの放映料は、番組の視聴率によっても変わってきます。視聴率1%につきCMの放映料が決まっています。視聴率の高い番組で流れるCMの放映料は高額です。

また、視聴率が同じ1%でも時間帯によってテレビCMの放映料は変動します。昼の時間帯よりも、ゴールデンタイム(19〜22時)のほうがテレビの視聴者数は多くなる場合がほとんどです。ゴールデンタイムで流れるテレビCMは、視聴数が多い分、放映料も高くなるため注意が必要です。

テレビCM動画を効果的に制作するコツ

ネット広告の存在は大きくなっていますが、テレビCMの影響力は今も強いままです。メディア露出が増えれば企業やサービスに対しての信頼性も高まるため、メリットの多い広告媒体といえます。

しかし、テレビCMは何気なく流されることも多いため、「思わず見てしまう」ような魅力を作ることが重要です。
商品やサービスのベネフィットをわかりやすく、インパクトを持って伝えるストーリーと映像を作りましょう。競合他社との差別化ができる表現をする必要があります。

より効果を高めるには、テレビCMの特徴を理解することが大切です。ここでは、テレビCM制作で重要なポイントを7つに分けて解説します。

CMルールを理解する

テレビCMを制作するうえで重要なのが、レギュレーションです。いくら「思わず見てしまう」ようなテレビCMを制作しても、審査に通らなければテレビで放送されません。

審査は企業・サービスを審査する「業態考査」、テレビCMの内容を審査する「CM考査」の2種類があります。CM考査では、日本民間放送連盟が定める放送基準を満たさなければなりません。細かく定められていますが、以下の5点を基準に作られています。

・正確で迅速な報道
・健全な娯楽
・教育・教養の進展
・児童および青少年に与える影響
・節度をまもり、真実を伝える広告

引用元:日本民間放送連盟「放送基準

他にも、各種法令や公正競争規約などに違反していないかが審査基準です。

CM映像内でも明確なルールが存在し、以下を守る必要があります。

・CM本編の開始時と終了時に、各3秒間ずつ程度の捨てカットを入れる
・捨てカットの前に、クレジットを12秒間入れる
・CM本編の開始時と終了時に、0.5秒間ずつ無音にする

これらのルールは制作会社との打ち合わせで教えてもらえます。しかし、テレビCM制作をスムーズに進めるためには、自社でもある程度のルールは理解しておきましょう。

参考:日テレ営業局 総合ポータルサイト「日テレ広告ガイド

ターゲットの設定方法

テレビCMを流す魅力は、幅広い層に訴求できることです。「自社商品を多くの人に知ってほしい」という目的を持ってCMを出稿する企業もいます。しかし、ターゲットが広いと伝えたいメッセージがあいまいになりかねません。

「誰に」「何を」伝えたいのかを明確にすることで、視聴者からの興味・関心を引き出せます。印象に残りやすいテレビCMにするためには、ターゲット設定が重要です。

たとえば、同じ化粧品でも20代向けや40代向けなどに分けられます。20代向けの化粧品を販売するなら、その層に人気のタレントを起用するなどの制作案が出てきます。

ターゲットの設定は、CMで「視聴者に魅力を訴求する」ために重要です。

伝えたいテーマを1つにする

テレビCMで伝えるメッセージは1つに絞ることも大切です。15〜30秒という短い時間で自社商品の魅力をすべて伝えようとしていませんか。情報量が多いテレビCMは視聴者の関心は薄れるどころか、「結局何が言いたいの?」と魅力が伝わりにくくなります。

広告媒体を活用して購買意欲を掻き立てるためには「インパクト」が重要です。一つひとつのテレビCMを真剣に見ている視聴者はほとんどいません。なんとなく見ているなかで印象に残るテレビCMにするためには、伝えたいメッセージを1つに絞り、ユーザーに印象付けることが必要です。

CMプランを決める

どのような形で視聴者に訴求するのか、CMプランを決めることも大切です。視聴者の目を引くためには、メッセージの伝え方が重要になってきます。同じテレビCMでも、アピール方法はさまざまです。大まかに以下の4つの手法に分類されます。

・商品直接型
宣伝したい商品やサービスをメインに、魅力や伝えたいメッセージを強調する手法。

・商品関節型
全体的にドラマ仕立てで商品やサービスは脇役として配置し、間接的にアピールする手法。

・理念直結型
企業の理念や伝えたいメッセージをストーリー構成で直接込める手法。

・理念間接型
一見何についてのCMか分からないストーリー構成で、最終的には企業の理念に着地する手法。

たとえば、食品会社のテレビCMは、商品直結型を利用することがほとんどです。
理念関節型はSNSでバズる可能性がある一方で、視聴者に何も伝わらないおそれもあります。他社の事例を参考にしながら、どの手法が自社の訴求に適しているのかを慎重に検討しましょう。

放映するCM枠を調査する

一概には言えないものの、ターゲットとなる年齢層によって視聴する番組の特徴が異なります。テレビにおけるターゲットの性別年齢区分は、以下の8つに分かれます。

名称特徴(視聴する番組の傾向)
C層:男女(4~12歳)
アニメ番組・クイズ番組・アイドルやお笑いタレント出演のバラエティ番組が人気
T層:男女(13~19歳)
音楽番組・お笑いタレント出演のバラエティ番組・ドラマ番組・子ども向けではないアニメ番組が人気
F1層:女性(20~34歳)
21時以降の時間帯を中心に、バラエティ番組・ニュース番組・スポーツ番組を好む傾向にある
M1層:男性(20~34歳)
 ドラマ・音楽番組・情報系のバラエティ番組・クイズ番組が人気
F2層:女性(35~49歳)
スポーツ番組の人気が高い。ニュース番組・映画・ドラマも好む傾向がある
M2層:男性(35~49歳)
ドラマ・ワイドショー・クイズバラエティなど、多様なジャンルを視聴する傾向がある
F3層:女性(50歳~)
スポーツ中継・時代劇・ニュース番組・早朝の情報番組が人気
M3層:男性(50歳~)
 ワイドショー・ドラマ・時代劇・ニュース番組などの比較的早い時間帯が好まれている

自社が設定したターゲットがどの番組を視聴する傾向にあるのかを把握しましょう。放映するCM枠を調査することで、テレビCMの効果も出やすくなります。

予算を決める

テレビCMは予算に応じてできる範囲が変わってきます。制作過程ではCMのクオリティや出演者、放映する際は放映時間やCMの長さなどです。広告出稿のための予算がどの程度割り当てられるのかを確認する必要があります。

予算が十分にあれば、自社が理想とするコンテンツに近づけることができますが、予算が限られている場合は、さまざまな要素から何を優先するのかを決めることが大切です。

必要な費用がネックとなって、テレビCMの制作に踏み切れない企業も多いため、品質を下げずに、費用を抑える方法を以下の通り紹介します。

・アニメーション動画を制作する
・動画の方向性を決めておく
・屋内での撮影に限定する
・ローカル局でテレビCMを流す

「テレビCMは高い」とイメージされがちですが、制作や放送の仕方によって費用は大きく変わります。予算と照らし合わせながら、効果的な方法で検討することが重要です。

制作会社と入念な打ち合わせをし提案をもらう

テレビCMで重要なのは、制作会社との入念な打ち合わせと企画・プランニングです。制作会社と打ち合わせする際は、以下のポイントをしっかりと話し合いましょう。

・目的:テレビCMを流す目的は何か
・アピール:テレビCMで何を伝えたいのか
・ターゲット:年齢や属性など、どんな人に届けたいのか

他にも、自社の特徴や業界での位置づけなどを制作会社に理解してもらえると、より効果的なコンテンツ制作が可能になります。
また、予算をある程度決めたうえで相談すると、制作会社からの提案もより具体的になるために重要なポイントです。

テレビCMを制作する過程で、自社のイメージと違ってくることもあります。制作会社からのアイデアが絶対に正しいとは限らず、自分たちの意見を伝えることも大切です。制作会社とのコミュニケーションをしっかりと図りながら、CM制作を進行するようにしましょう。

まとめ

テレビCMを検討する際は、タイムCMとスポットCMの特徴の把握が欠かせません。それぞれの違いを理解して、予算に合ったテレビCMの動画制作をするようにしましょう。

広告業界はデジタルシフトの影響で、ネット広告中心の時代に切り替わりつつあります。それでも、テレビCMはメディアとしての信頼度は高いままです。

新商品やサービスの広告を検討する際に、テレビCMとネット広告のどちらにするか迷うこともありますが、それぞれの特徴や違いを把握し、目的に応じて上手に使い分けてみてください。予算に余裕があれば、両方を組み合わせるのも戦略の一つです。

より効果をアップさせるには、専門知識が必要になります。テレビCMやネット広告の出稿を検討されている方は「Crevo(クレボ)」にご相談ください。

crevoAdmin

CMの成功事例8選!効果を上げるポイントについても解説

3 years 1ヶ月 ago

テレビCMは視聴者数が多く、テレビCMを見る年齢層も幅広いなど、商品やサービスの認知を上げるのに一般的なプロモーション手法です。

近年Web広告やSNS広告など動画広告が主流となりつつあり、テレビCMを利用したことがない企業も多いのではないでしょうか。
初めてテレビCMを打ち出すのであれば、事前に成功事例を見て予習しておくことが重要です。

また、テレビ局や番組との兼ね合いやテレビCMのルールが存在するなど、テレビCMを使うポイントの把握も必要です。

本記事では、テレビCMの成功事例8選とテレビCMで効果を上げるポイントを解説します。

テレビCMの成功事例8選

テレビCMを初めて出稿するのであれば、成功事例の動画を参考にするのがおすすめです。
他社の成功事例から、動画のイメージや尺が近いものを見つけて、成功ポイントを参考にしてみましょう。

本記事では「Crevo(クレボ)」が制作したテレビCMの成功事例を8つ紹介します。

・九州の光インターネットサービス「BBIQ(ビビック)」
・MYSTO(マイスト)
・中古車販売サービス「remobii(リモビー)」
・フロリダ産のグレープフルーツ
・テレ東BIZ
・オンライン動画配信サービス「Hulu」(リビングルーム編)
・ゲームアプリ「陰陽師(おんみょうじ)」
・SFAポンプ

これら8つのCMについて制作の背景やポイントを解説します。

九州の光インターネットサービス「BBIQ(ビビック)」


出典:Crevo制作実績

1つ目の成功事例は、株式会社QTnetが展開する九州向けの光インターネットサービス「BBIQ(ビビック)」のテレビCM用動画です。
このCMは「BBIQとセットでauスマホが永年割引」という新しいサービスを、ユーザーに認知してもらうことを目的として制作しています。

「BBIQ」のかわいらしいキャラクターが、コミカルな音楽に合わせて動くアニメーションです。
・auスマホがお得
・家族みんなでお得
・auスマホ料金が永年割引
という3つについてリズムに合わせて説明しています。
テレビ画面を見ていない人にも、音だけでメッセージが伝わりやすい構成です。

また、3つのメッセージの間には「BBIQ」をリズムに合わせて繰り返すことで、サービス名とサービス内容を自然と記憶に残るように配慮しています。

キャラクターや音楽の可愛らしさが全体的な雰囲気をハッピーなものにし、幅広い層に受け入れられる世界観を作り上げました。

あえて、ターゲットを絞り込むのではなく、誰にでも愛着をもたれる雰囲気に仕上げたのが成功のポイントだといえます。

表現アニメーション
用途・目的商品・サービス紹介
広告(Web・テレビCM)
費用レンジ100~299万
長さ・尺~15秒以内
業種IT・通信

「MYSTO(マイスト)」


出典:Crevo制作実績

2つ目の成功事例は、株式会社APパートナーズが手掛ける年収診断と求人検索サービス「MYSTO(マイスト)」のテレビCM用動画です。

このCMは、「MYSTO」の認知を拡大させることを目的としています。

博士と助手のやり取りを中心としたコミカルなアニメーション動画です。

長い年月をかけて「超高速ダイナミクス年収予測シミュレーター」を完成させた博士に対して、MYSTOならスマホで簡単に年収予測ができることを助手が伝えます。

せっかく作り上げたマシーンの性能をあっさりとスマホアプリが塗り替えてしまうことで博士は慌ててしまいます。
スマホアプリ「MYSTO」の存在を知ったことで、助手が研究所を後にしてしまうというコミカルな内容です。

15秒という短い時間のなかでインパクトを残すために、くすっと笑える内容に仕上げています。
また、年収診断ができる「MYSTO」のサービスを、博士の作った年収予測シミュレーターと比較して見せることで、サービスの革新性を伝えています。

助手の年齢を「MYSTO」のターゲットである20〜30代くらいの男性に設定することで、視聴者が自分ごととして捉えやすくすることにも配慮しています。

表現アニメーション
用途・目的商品・サービス紹介
広告(Web・テレビCM)
費用レンジ100~299万
長さ・尺~15秒以内
業種人材

中古車販売サービス「remobii(リモビー)」


出典:Crevo制作実績

3つ目の成功事例は、株式会社エイチームライフスタイルが手掛けるオンライン完結型の中古車販売サービス「remobii(リモビー)」のテレビCM用動画です。

このCMは「remobii」のサービスの認知拡大を目的として制作しました。

シンプルで平面的な車のイラストと、ナレーションでのサービス説明を中心としたアニメーション動画です。

「スマホでクルマが買えちゃう!?」と冒頭で視聴者になげかけることで、車の購入を検討している人の関心を集めるようにしています。
これはユーザーが「あったら便利だな」と思う心の声を表現しています。企業目線ではなく、ユーザー目線で興味が湧く言葉のため、自分ごとで捉えやすいです。

また、CM全体のデザインはなるべくシンプルなものにしています。
色は「remobii」のブランドカラーの赤のみを使いました。

15秒という短い時間では伝えられる内容に限りがあります。
そこで、視覚情報としてはシンプルな車のイラストとブランドカラーの赤を印象付けることに焦点を当てた構成を採用しています。

表現アニメーション
用途・目的商品・サービス紹介
広告(Web・テレビCM)
費用レンジ100~299万
長さ・尺~15秒以内
業種サービス

「フロリダ産のグレープフルーツ」


出典:Crevo制作実績

4つ目の成功事例は、株式会社ヤマノアンドアソシエイツが日本への輸入にたずさわっている「フロリダ産のグレープフルーツ」のテレビCM用動画です。
株式会社ヤマノアンドアソシエイツは、20年以上に渡ってフロリダ州政府柑橘(かんきつ)局の駐日代表を務めています。

このCMは「フロリダ産のグレープフルーツ」の認知を拡大することを目的として制作しました。

おやつにグレープフルーツを食べているお母さんと小さな男の子の、会話を中心としたアニメーション動画です。
ターゲットの主婦層に親近感をもってもらうために、お母さんと男の子のやりとりを中心に展開しています。

男の子がフロリダ産のグレープフルーツの魅力を語り始めると、表情が劇画調に変貌します。まるでゴルゴ13のような表情で声も大人びて堂々としています。
見た目や性格のギャップをコミカルに演出することで、視聴者にインパクトが残る見せ方にこだわりました。

また、男の子がグレープフルーツの魅力を説明する際はテロップを使用しているのも特徴です。
フォントの表現を表情と合わせることで全体が調和しています。

表現アニメーション
用途・目的商品・サービス紹介
広告(Web・テレビCM)
費用レンジ100~299万
長さ・尺15~30秒以内
業種サービス

「テレ東BIZ」


出典:Crevo制作実績

5つ目の成功事例は、株式会社テレビ東京コミュニケーションズが手がける動画アプリ「テレ東BIZ」のテレビCM用動画です。

このCMは「テレビ東京ビジネスオンデマンド」が「テレ東BIZ」としてリニューアルすることと、追加されたコンテンツや機能を認知してもらうことを目的として制作しました。
テレビ東京の人気アナウンサー、田中瞳さんをデフォルメしたキャラクターと、ご本人のナレーションとを中心としたアニメーション動画です。

動画内では、バックグラウンド再生や倍速再生、ダウンロードができるため通勤中など移動中に使いやすいことを伝えています。
ナレーションのプロであるアナウンサーが解説することで、聴覚的に聞き取りやすく、ユーザーが内容を簡単に理解できるのがポイントです。

また、アニメーションの中に実際の番組のサムネイルを差し込むことで、テレビ東京のCMであることを視覚的に伝えています。

表現アニメーション
用途・目的商品・サービス紹介
広告(Web・テレビCM)
費用レンジ100~299万
長さ・尺30~60秒以内
業種IT・通信

オンライン動画配信サービス「Hulu」(リビングルーム編)


出典:Crevo制作実績

6つ目の成功事例は、HJホールディングス株式会社が運営するオンライン動画配信サービス「Hulu(フールー)」のテレビCM用動画です。

このCMは「Hulu」の認知を拡大することを目的として制作しました。

リビングルームでの家族の様子をアニメーションにすることで「Hulu」の魅力を伝えています。
動画の内容は、元気すぎるこどもたちが遊び回って、リビングルームはめちゃくちゃな状態になってしまい、その様子を見てお母さんがあきれているシーンから始まります。

そこで、「Hulu」をテレビで見ることを思いつき電源をいれます。次のシーンでは、子どもたちは落ち着いてソファに座って「Hulu」を見ています。お母さんも安心した様子です。

15秒と短い時間でメッセージを伝える必要があるため、ナレーションはシンプルです。
・映画・ドラマ・アニメが見放題
・2週間の無料トライアル中
という2点に絞って伝えているのがポイントです。

表現アニメーション
用途・目的アプリ・ゲーム紹介
商品・サービス紹介
広告(Web・テレビCM)
費用レンジ50~99万
長さ・尺~15秒以内
業種サービス

ゲームアプリ「陰陽師(おんみょうじ)」


出典:Crevo制作実績

7つ目の成功事例は、中国のゲーム企業NetEase, Inc.が手がけるスマートフォン向けゲームアプリ「陰陽師(おんみょうじ)」のテレビCM用動画です。

このCMは「陰陽師」の認知を拡大することを目的として制作しました。

実際のプレイ映像を交えて、ゲームの世界観を伝えています。
映像に加えて妖艶なBGMを用いることで「美と妖の平安世界」というコンセプトを表現しています。

メインキャラクターたちが技を繰り出すかっこいいシーンや、巨大な敵に立ち向かうところを美しい映像が中心の動画です。

また、冒頭では「全世界3億ダウンロードを超える本格幻想RPG」というテロップを打ち出しています。
3億ダウンロードという圧倒的な成果を具体的に伝えることで、視聴者の興味を引いているのがポイントです。

あまり説明を多く入れるのではなく、ワクワク感がある映像作品として演出することで「陰陽師」をプレイしたいと思ってもらえるようにしています。

表現アニメーション
用途・目的アプリ・ゲーム紹介
広告(Web・テレビCM)
費用レンジ~49万
長さ・尺15~30秒以内
業種ゲーム

「SFAポンプ」


出典:Crevo制作実績

8つ目の成功事例は、SFA Japan株式会社の提供する「SFAポンプ」のテレビCM用動画です。
SFA Japan株式会社は、フランス生まれの排水圧送ポンプのリーディングカンパニーです。

このCMは、「SFAポンプ」の認知を拡大することを目的として制作しました。
冒頭で「SFAポンプで水回り問題解決!」というナレーションをいれることで、水回りを増設したい人の悩みに寄りそっています。

「SFAポンプ」が解決できる問題を端的に説明するアニメーション動画です。
ポンプのアニメーションには3DCGを活用することで、視聴者が「SFAポンプ」の導入をイメージしやすくなるようにしています。

また、キッチン・洗濯機・トイレという具体的な使用場面を紹介しているのがポイントです。住宅での利用ができることが伝わり、視聴者が製品を身近に感じられるようにしています。

表現アニメーション
用途・目的商品・サービス紹介
広告(Web・テレビCM)
費用レンジ100~299万
長さ・尺~15秒以内
業種メーカー

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テレビCMの動画制作・映像制作

テレビCMで効果を上げる制作時のポイント

テレビCMの成功事例を8つ紹介してきました。

それぞれの事例に記載された費用レンジからも分るように、テレビCMの制作は少なくとも数十万円かかります。
15秒程度のCMに100万円以上かかるのも一般的です。

テレビCMを打ち出すには、大きな予算を要します。
効果を上げるポイントを理解したうえでCMの制作を始めるようにしましょう。

テレビCMで効果を上げる制作時のポイントは次の6つです。

・CMルールを理解することが大切
・ターゲットの設定と局・時間帯・番組のCM設定
・伝えることを1つに絞ることも重要
・視聴者に伝わるCMプランにする
・台本・絵コンテを作成する
・動画の長さは30秒以内にする

それぞれのポイントについて、理由や注意点を詳しく説明します。

CMルールを理解することが大切

1つ目のCMの制作時に大切なポイントは、テレビCMのルールを理解しておくことです。

まず、テレビCMの前後には各3秒程度の「捨てカット」を入れなければなりません。捨てカットとは、本編の前後に入れる音声なしの映像を指します。放送時にはカットされる部分です。CM入れのタイミングがずれてしまい真っ黒な映像が流れるといった「放送事故」を防ぐために必要になります。

また、本編の頭とエンドの各0.5秒は無音にしておかなければなりません。こちらも放送事故を防ぐ目的で必要です。
たとえば、30秒のテレビCMであれば音声が入る時間は29秒です。

テレビCMのルールを理解していないと、制作の途中で大きな変更が必要になってしまうかもしれません。CMのルールを事前に把握してから動画制作を始めるのが大切だといえます。

ターゲットの設定と局・時間帯・番組のCM設定

テレビCMの成功事例では、効果を上げるために制作のプランニングを大切にしています。

プランニングで最初に行うのは、CMで訴求したいターゲットの設定です。
ターゲットによって伝えるべきメッセージや効果的な構成が変わってきます。そのため、誰にそのCMを届けたいかを明確にしましょう。

・性別
・年齢
・職業
・家庭環境
・テレビを見る時間帯
・テレビを見る状況(食事中に食卓でなど)
・誰とテレビを見るか

などについて具体化していきます。
人物像が思い浮かぶほど具体的に設定できると良いでしょう。

ターゲット像を明確に分析できたら、つぎにテレビCMを放送する時間帯を考えます。
テレビ局が決まっているのであれば、テレビ局の担当者に時間帯別の視聴者層を聞くことも可能です。

ターゲット像や放送する時間帯が決まったら、テレビ局や番組を選定します。
たとえば、主婦層がターゲットで午前中を狙うことが決まっていれば朝の情報番組での放送が効果的かもしれません。

このように、プランニングをターゲット設定から丁寧に行えば、放送枠の選定までスムーズに進めることができるはずです。

伝えることを1つに絞ることも重要

テレビCMの効果を上げるには、伝えたい内容を1つに絞ることも重要です。

テレビCMはわずか数十秒しかありません。
さらに、視聴者は、テレビCMに興味があるわけではなく、番組に興味がありテレビを見ています。
そのため、テレビCMの内容を視聴者の心に響かせるというのは、難しいミッションだといえます。

短い時間で視聴者の興味を引くためには、1つの強いメッセージが必要です。
反対に、伝えたいことがまとまっていないと、結局何も伝わらないCMになってしまいます。

たとえば、成功事例で紹介した「BBIQ(ビビック)」のCMでは、新しいサービスの名称を認知してもらうことに焦点を当てています。

効果的なCMを作るには、核となるメッセージを絞ることが大切です。

視聴者に伝わるCMプランにする

テレビCMで効果を上げるためには、聴者に伝わる魅力的なCMプランを考えましょう。
しかし、何から考え始めたら良いのか分からないという方も多いのではないでしょうか。

テレビCMには、よく使われる4つの型があります。
CMの目的に合わせて、以下の型にはめてみるのもおすすめです。

・商品直接型
・商品間接型
・理念直接型
・理念間接型

「商品直接型」は、商品やサービスを直接的に説明することで、購入につなげる型を指します。
商品やサービスの魅力をはっきりと主張し、購入する利点を分かりやすく説明する型です。
紹介したCMの成功事例では「テレ東BIZ」や「SFAポンプ」などが当てはまります。

「商品間接型」は、ストーリー仕立てのCMによって、商品を間接的に宣伝する型です。
CMの面白さで視聴者を引き付け、商品やサービスをアピールする狙いがあります。
動画がSNSなどで拡散されやすいのも特徴です。

「理念直接型」と「理念間接型」は、企業の理念やブランドイメージを伝えるために使われます。
なかでも「理念間接型」は抽象的でハイセンスなCMが多く、ハイブランドや高級車のCMで多く採用されています。

台本・絵コンテを作成する

テレビCMで効果を上げるには、台本や絵コンテの作成に力を入れましょう。

まずは、CMの設計図である台本を作成します。
台本にはどこで・誰が・いつ・何をするか・何を話すかといった「5W1H」を記載します。また、ナレーションや登場人物のセリフを具体的にしておく必要があります。
台本のポイントは、CMの尺に収まるようにセリフの量を調整することです。

台本を自社で制作するのが難しい際には、CM制作のプロに任せるのがおすすめです。

つづいて、台本をもとに絵コンテを作ります。絵コンテとはCMの描写や動き、セリフ、効果音などを分かりやすくまとめた指示書のことを指します。イラストなどを用いることが一般的です。

実際に映像を制作する前に、関係者各位で完成形のイメージを共有するために絵コンテを作ります。
絵コンテもプロに制作を依頼すると良いでしょう。

動画の長さが重要

テレビCMの長さは15秒・30秒・45秒・60秒などさまざまです。また、放送形態は「スポット」と「タイム」という2つのタイプがあります。

スポットとは、任意の期間に放送するCMのことを指します。15秒のCMの場合、3日間程度から契約できるのが一般的です。

タイムとは、決まった番組のスポンサーとしてCMを放送する形態のことです。提供とよばれるCMはこのタイプを指します。
期間は6ヶ月以上で、動画の長さは30秒以上が一般的です。宣伝効果は大きいですが、そのぶんコストもかかるのがデメリットだといえます。

また、CMの時間が長いほど視聴者が離脱してしまいます。
せっかく番組スポンサーになったとしても、30秒以上のCMを見ない視聴者もいます。

スポットCMであれば、費用も抑えられて30秒以内のため離脱者も多くありません。
30秒以内の短いCMは、露出回数も増えるため認知向上や告知に効果的だといえます。

テレビCMの長さは15秒・30秒・45秒・60秒などさまざまです。また、放送形態は「スポットCM」と「タイムCM」という2つのタイプに分かれます。

スポットCMとは、任意の期間に放送するCMのことを指します。15秒のCMの場合、3日間程度から契約できます。

タイムCMとは、決まった番組のスポンサーとしてCMを放送する形態のことです。
「提供」とよばれるCMはこのタイプを指し、期間は6ヶ月以上で、動画の長さは30秒以上が一般的です。

どちらのCMも長所・短所がありますが、「ターゲットの設定」や視聴者に「何を伝えたいか」など、CMを制作する目的によってCMのタイプや動画の尺を決めることが重要になります。

スポットCMとタイムCMの特徴を把握した上で、CMのタイプや動画の尺を決定するようにしましょう。

テレビCMで効果を上げる配信時のポイント

テレビCMで効果を上げるためには、放送が開始してからの施策も重要です。

どれだけクオリティの高い動画を制作できたとしても、商品やサービスの売上アップなど成果に結びつかなければ効果が出たとはいえません。
また、CM動画を別の時間帯や番組枠に流すことで問い合わせが増えるといったケースも多く見られます。

制作した動画の効果をその後の施策によって上げていくことを考えましょう。
CMの成功事例も、最初からではなく放送後の施策や調整によって効果が大きくなっていったものばかりです。

配信時にCMの効果を上げるには、なかでも次の2つの施策が重要です。
・CM放送前後のホームページの流入数を効果検証
・テレビCMとSNSを連動させ発信する
それぞれ重要性やポイントについて詳しく説明します。

CM放送前後のホームページの流入数を効果検証

CMの効果を上げていくためには現状の効果を測定することが必要です。
現状の効果の良し悪しが分析できていないと、費用対効果が分からずCMが利益に結びついているか分かりません。

テレビCMはWeb広告と異なり、効果検証が難しいといわれています。
Webであれば広告そのものをアクセス解析できますが、テレビCMの解析はできないためです。

テレビCMの効果を検証するのであればCM放送前後のホームページの流入数を測定するやり方がおすすめです。
テレビCMを放送する前と比較して放送後にホームページへのアクセス数が大幅に増えたのであれば、テレビCMの効果によるものだと推測できます。

ホームページへのアクセス数はGoogleが無料で提供する「Googleアナリティクス」を利用することで解析が可能です。
ホームページ全体へのアクセス数だけでなく、ページごとの閲覧数なども調べられます。

また、期間も指定できるため、CMの放送枠や時間帯を変えた場合などの効果の変化も把握できます。
成功事例の多くも流入数を検証することで傾向をつかみ、効果を上げています。

テレビCMとSNSを連動させ発信する

テレビCMで効果を上げるにはSNSと連携させるのもおすすめです。

SNSのなかでも、Twitterとテレビは相性が良いです。
・テレビを見ながらその番組の公式アカウントを同時にみる
・テレビ番組の内容について気になったことを投稿する
・視聴しているテレビ番組について他の人の投稿を検索する
・ハッシュタグを使いテレビ番組へ向けた投稿をする
・気になったテレビCMについて投稿する
・気になったテレビCMについての投稿を検索する

などの使い方が主となっています。

視聴者に番組やCMを面白いと感じてもらえれば、広告効果があがることが期待できます。

テレビCMに成功した企業の多くは、自社TwitterなどのSNSアカウントを作成し、CMについての情報を投稿しています。
CMを放送している番組に関する投稿をしておくことで、視聴者が目にする機会はさらに増えるでしょう。

また、ハッシュタグを使ったキャンペーンも効果的です。
テレビCMに関するハッシュタグをつけて投稿してくれた人へのキャンペーンやプレゼント企画で認知拡大を狙いましょう。

まとめ

本記事では、テレビCMの成功事例と、テレビCMで効果を上げる制作時のポイントについて解説しました。

テレビCMは、商品やサービスの認知の向上に大きな効果があります。
成功事例の中から動画のタイプや費用レンジが近いものを見つけて、完成形をイメージしましょう。

また、CMにはテレビでの放送ならではの注意点もあります。
捨てカットなどのルールや、局・番組・時間帯の設定といったポイントを押さえておくことも大切です。

CMの目的とターゲットを明確にし、どのようにしたら商品やサービスの魅力を伝えることができるかを突き詰めていくことが効果的なCMを作る鍵となるといえます。

crevoAdmin

テレビCM制作の流れは?CM動画の種類ごとに工程を解説

3 years 1ヶ月 ago

現状のブランディングやプロモーションに課題を感じ、新たな試みとしてテレビCMの動画制作を検討している企業も多いと思います。

テレビCM制作を依頼する場合、動画の種類や流れなどの各工程を把握できていないと、納品までの流れをスムーズに進めることができません。

動画制作は形のないものを創っていくものです。完成した制作品をイメージすることは難しいため、映像の種類や特徴を理解する必要があります。

この記事ではテレビCMの動画制作の種類や種類別の進め方、実写映像制作やアニメーション動画制作の使い分けについて解説します。

スムーズかつ円滑な制作依頼に活かせるよう、ぜひ参考にしてください。

CM動画制作の種類

CM動画の制作の種類としては、一般的に以下の3つに大別されます。

・実写映像制作
・アニメーション動画制作
・実写映像+アニメーション動画制作
CM動画を制作する際、どの種類の動画で制作するかによって、完成イメージは大きく変わります。

そのため、制作の種類を把握し、サービス・商品に合わせたCM制作が重要です。

完成後の用途を考え適切な種類の動画を用意することで、サービス・商品のブランディングやマーケティングの観点でも活用できる動画を作ることができます。

この章では上記3つのCM動画制作の特徴や違いを具体例を交えて詳しく解説します。

実写映像制作

実写映像はアニメーションなどによるフィクションの映像と比べると、視聴者の共感を得やすいことがメリットといえます。コンピューターなどで作られた架空のキャラクターよりも実在する人物が主体となっているため、視聴者が感情移入しやすくなります。

主に視聴者に対して、製品やサービスをより深く訴求したいシーンで用いられます。製品そのものの紹介・サービス内容の紹介でも、実際の人物や風景景を用いて視聴者に強い印象を与えることが可能です。
以下は以前テレビCMとして放送されていた、株式会社明治の企業紹介動画です。

CMで用いられる動画では、有名な俳優やアーティスト・スポーツ選手などが起用されるケースが一般的ですが、アップルやマイクロソフトのように、有名人を一切起用しないCM動画も多数あります。

有名人を起用せずに、キャスティングをうまく工夫することで、効果的な映像制作をすることができます。

アニメーション動画制作

アニメーション動画制作は、実写映像制作に比べて幅広く表現できることがメリットです。

たとえば以下は、大成建設株式会社の企業CMです。

終盤の「地図に残る仕事」というキャッチコピーが印象的ですが、企業のブランド力や働きがいをアニメーションで効果的に表現しています。

近年アニメーション動画はパソコンで比較的簡単に作成できるようになりました。、実写映像制作に比べて移動・撮影の時間をはじめとする制作コストを抑えられることもメリットです。

アニメーション動画制作には種類がさまざまあります。上記のようなアニメーションのみならず、
・3D・CGアニメーション
・コマ撮りアニメーション
・モーショングラフィックス
といった種類のアニメーションもあります。

実写映像+アニメーション動画制作

こちらは実在する人物や背景に、CGやアニメーションを組み合わせて制作するCM動画です。
実写映像制作とアニメーション動画制作、両方を組み合わせて映像を作れることがメリットです。

たとえば以下はSky株式会社という、ソフトウェア開発会社のCM動画です。

メインキャストの藤原竜也さんがオフィス間を移動するシーンを、CGアニメーションによる演出が加わることで、IT企業らしい近未来的な世界観を再現しています。

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テレビCMの動画制作・映像制作

CM動画制作の流れ

CM動画制作は、制作する動画の内容によって工程や流れなどの手順が異なります。実写映像制作・アニメーション動画制作の、動画制作の流れは以下のとおりです。

実写映像制作
1.ヒアリング・打ち合わせ
2.企画提案
3.ディレクション・台本制作
4.撮影
5.編集
6.MA作業
7.納品

アニメーション動画制作
1.ヒアリング・打ち合わせ
2.企画提案
3.ディレクション・台本制作
4.素材制作
5.ナレーションの録音・BGMの決定
6.編集
7.MA作業
8.納品

映像制作の流れや各工程でかかる作業日数を、上記の2種類それぞれのパターンごとに解説していきます。

実写映像制作の流れ

実写映像制作の場合、制作の流れは大きく以下の7つのステップに分類されます。

CM動画を実写映像で制作した場合、必要な期間は動画制作の内容によって大きく異なります。上記の作業日数は目安になりますが、実写映像で制作を依頼する際は、余裕を持って2カ月くらいは納品までの期間を見ておくことが必要です。

打ち合わせから台本制作まで約1ヵ月、撮影から仕上げまでに1ヵ月半〜2ヵ月が必要です。

急ぎの場合は、1ヵ月程度で制作することもありますが、社内チェックの時間を短くしたり、撮影内容を簡単なものにしたりするなどの工夫が必要です。

1.ヒアリング・打ち合わせ

まず最初に、ヒアリングが行われます。

ヒアリングで主に確認されることは、以下のとおりです。
・動画で紹介したい製品やサービスはなにか
・何を目的に映像を作りたいのか
・どのような層の方々をターゲットとするか
・制作費用はどのくらいで考えているか

などになります。
上記の項目は制作の依頼前に決めることが重要です。事前に決めておくことで、打ち合わせ以降の工程がスムーズに進みます。

目的やターゲットを明確に決めないと、イメージと違った動画になってしまったり・ターゲットに合わない動画が完成してしまいます。
そのため、認識や伝え方を間違えないよう動画制作を依頼する目的や想定している動画イメージを明確にし、打ち合わせをすることが重要です。

2.企画提案

ヒアリングで得た情報をもとに、制作会社が企画・提案を行います。ただ口頭で伝えられるのではなく「企画書」という書類にまとめられ、記載された流れに沿って説明を受ける形です。
「どのようなCMを作るのか」打ち合わせをしながら、CMを作ろうと思った目的をできるだけ明確に伝え、企画・提案の工程では、制作会社との認識相違がない状態にすることが必要です。
企画書には、以下のような情報がまとめられています。
・動画によって達成したい目的
・動画のコンセプトおよび方向性
・動画のおおまかな流れ・ストーリー
・イメージ画像(ラフ画)
・動画の時間(尺)
・動画の制作の段取り・スケジュール
・動画制作にかかる具体的な費用

3.ディレクション・台本制作

企画書の内容に同意したあとは、ディレクションおよび台本制作の工程に進みます。
企画書で決めたテーマやストーリーを具体化させるため詳細な流れを台本に固めていきます。絵コンテを作成して細かいカットなども決め、台本を少しずつ完成に近づけていきます。

絵コンテとは、台本に大まかな絵を加えて、より分かりやすい形にしたものです。ただ必ずしも「絵」ではなく、ビデオコンテという「仮の動画」が用いられるケースもあります。

台本制作は、CM動画における骨格作りのような工程です。実際の撮影では、制作した台本で決定した流れにしたがって撮影が行われます。

制作会社と依頼者は、お互いの認識にズレがないよう綿密なコミュニケーションを重ねなければなりません。

そのため、お互い気になる部分はしっかり質問・確認を行い、何度も修正を繰り返して、台本を完成させることが重要です。

4.撮影

撮影までの準備ができたら、完成台本をもとにCM動画の撮影を行います。

撮影に起用するキャストのアサインは、一般的に代理店や制作会社が行いますが、依頼者側が芸能事務所に直接、動画のイメージに合う有名タレントなどを依頼する流れもあります。

撮影が行われるのは、主に「屋内スタジオ」か「屋外」どちらかが多く、利用シーンによっては、オフィス内で撮影することもあります。
基本的に実写動画は、動画完成後に修正をお願いできないため、撮影当日は、必ず依頼者のスタッフが現場に立ち会う必要があります。

もし撮影に立ち会わなかった場合、たとえば以下のような修正点が見つかっても、やり直しが効きません。

・キャストの顔の角度がちょっと気になる
・キャストの声のトーンにもっと勢いがほしい
・背景に映っていてはいけないものが映りこんでいる
・全体的なイメージがなんとなく違う

撮影の期間としては、基本的に1日であることが多いですが、予算を削った制作の場合は半日程度で終わることもあり、凝った動画を撮影する場合は2〜3日にわたるケースもあります。

5.編集

編集作業では、実際に撮影した動画に文字やイラスト・テロップなどを加えて完成台本のイメージどおりになるよう編集していきます。

この編集作業にかかる期間としては、一般的に以下のとおりです。

・編集作業…12~15日
・試写(修正)…7~10日

全体的な期間としては、約3週間、長くて4週間程度と考えておくのがいいでしょう。

試写とは、編集が済んだ動画を依頼者に送り、チェックや修正をしてもらうフェーズのことです。動画全体の流れやテロップのタイミングなど、依頼者からのフィードバックをもとに動画の修正作業を行います。

6.MA作業

依頼者からの修正が完了したら、CM動画のMA作業に入ります。

MAとは「Multi Audio(マルチオーディオ)」の略語で、「音を完成させる作業」のことです。

具体的には、修正してもらった動画に対し、ナレーション収録やBGM・効果音などを加えていきます。作業期間としては一般的に1日、長くても1〜2日と考えていいでしょう。

CM動画の制作費用が300万円程度と高額な動画になると、MA作業専用のスタジオで録音するケースが大半です。しかしそれ以下の予算では、通常のスタジオで簡易的な録音作業が行われます。
CM動画の制作費用によって、MA作業専用のスタジオで録音するケースか、通常のスタジオでの簡易的な録音作業かが分かれます。

このMAにも、基本的には依頼者の立ち会いが必要です。声のトーンやナレーションも、後になってからやり直しが効かないため、その場で修正を行う流れとなります。

7.納品

制作会社側でMA作業が終了したら、仮のCM動画データが依頼者に送られてきます。
依頼者はそのデータをしっかり確認し、修正箇所がないか最終チェックを行いましょう。

万が一、修正してほしい箇所が見つかった場合は、制作会社に修正部分を伝え、再度修正依頼を行います。

アニメーション動画制作の流れ

アニメーション動画を制作する場合、CM動画制作の流れは大きく以下の8つの工程に分かれます。

実写動画と同様にアニメーション動画制作でも、制作会社との綿密な打ち合わせや企画などの作業が必要不可欠です。コミュニケーションを密に取ることで、出戻りを最小限にでき、スムーズな制作を進めていくことにつながります。

1.ヒアリング・打ち合わせ

ヒアリングでは、主に以下のようなことを確認されます。

・動画で紹介したい製品やサービスはなにか
・CM動画を制作する具体的な目的はなにか
・どのようなユーザーをターゲットにするか
・制作費用はどのくらいか

上記の項目は制作を依頼する側が、ヒアリング前にしっかり把握しておきましょう。ヒアリングがスムーズに進み、時間短縮につながります。

ヒアリングでは、制作会社に完成イメージなどを具体的に伝えなければなりません。具体性に欠けていたり認識がズレていると、イメージと違う動画ができてしまうため、満足のいく動画を完成させることができません。

2.企画提案

ヒアリングで得た要望をもとに、制作会社が企画提案を行います。

この企画書には、以下のような情報がまとめられています。

・CM動画によって達成したい目的
・CM動画のコンセプトおよび方向性
・CM動画のおおまかな流れ・ストーリー
・イメージ画像(ラフ画)
・CM動画の時間(尺)
・アニメーション素材作成の段取りやスケジュール
・CM動画制作にかかる具体的な費用

制作会社から企画書が提示されたら下記の項目を確認するようにしましょう。

・ヒアリングで話したこととズレている部分がないか
・あやふやで曖昧な部分などがないか
・予算が上回っていた場合、どこか削れる部分はないか
また、企画提案までの期間は5〜10日ほどで、おおよそ1週間と考えておくと良いです。

3.ディレクション・台本制作

企画書の内容に同意したあとは、ディレクションおよび台本を制作する工程に進みます。

CM動画のストーリーに合わせ、台本を固めていく作業になります。絵コンテを作成して細かいカットなども決めていきます。

アニメーション動画でも、実写動画と同様に、ビデオコンテ(仮の動画)が用いられるケースもあります。

台本制作は、アニメーション動画制作でも骨格の部分となります。実際のアニメーション制作は、完成した台本の流れに沿って行われます。

そのため、制作会社と依頼者は、お互いの認識にズレがないよう、気になる部分はしっかり質問・確認を行い、何度も修正を繰り返して、台本を完成に近づけましょう。

アニメーション動画制作のディレクションおよび台本制作の期間は約10〜15日。アニメーション動画の骨格フェーズになるため、2週間程度は見ておく必要があります。

4.素材制作

CM動画をアニメーション動画で制作した場合、台本完成後は素材の制作に進みます。実写映像制作とは違い「撮影」の必要がありません。

このフェーズでは、素材をゼロの状態から作り、完成台本に記載した流れやストーリーにそって制作していきます。

主に作成する素材は、以下の3つです。

・キャラクター
・背景
・シーン

素材制作の期間は制作の予算やクオリティによって大きく異なり、おおよそ10〜15日が一般的です。

ただ映像美などクオリティにこだわった高額なアニメーション制作の場合、必要な時間も大幅に増えます。一方で、依頼者があらかじめ用意していた素材を編集するだけの簡易的なものの場合、数日で制作が完了することもあります。

5.ナレーションの録音・BGMの決定

ナレーションとは「語り手」や「解説」のことを指し、アニメーション動画制作においては、「声優による声の録音」となります。

予算をかけないCM動画の場合、イラスト制作作業の前にナレーションやBGM挿入が行われるのが一般的です。ナレーションやBGMに合わせた編集をする流れのほうが、制作時間を短縮できるためです。

BGMはすでに制作会社で用意しているテンプレートから、最適なものが選ばれることが一般的です。もしオリジナルの楽曲などを利用する場合、後に紹介する「MA作業」のフェーズにて、作曲が行われます。

もし有名アーティストの曲を利用する場合は、JASRAC(ジャスラック)からの事前同意と、楽曲の使用料の支払いが必要です。

これらの作業にかかる期間としては、一般的な予算の制作で、おおよそ以下のとおりです。

・ナレーションの録音…1~2日
・BGM選定作業…2~5日

ナレーションは長くても2日程度、BGM選定は著名人の楽曲使用を考慮すると2〜5日程度となります。

6.編集

素材やナレーション、BGMが用意できたら、CM動画の編集作業(アニメーションの制作)にうつります。この編集作業とは、主にアニメーションのイラストを動かす作業のことです。

用意したイラストや画像を、コンピューターを利用して何枚もつなぎ合わせ、なめらかな動きを制作します。

こちらの編集作業はアニメーション動画制作の流れの中でもっとも時間のかかる作業で、一般的に10〜15日、おおよそ1〜2週間は見ておきます。
この編集作業は動画の出来栄えを大きく左右する工程です。

そのため予算のかかっている制作の場合、TVアニメの経験をもつアニメーターが起用されることもあります。文字デザインなどは専門のデザイナーが担当します。

7.MA作業

編集作業が終了したら、MA作業にうつります。MAとは「Multi Audio(マルチオーディオ)」の略語で、「音を完成させる作業」のことです。

具体的にはアニメーション編集が済んだCM動画に対し、効果音やナレーションを加えていく流れです。作業期間としては一般的に1日、長くても1〜2日を想定する作業です。

実写映像と同様に、動画の制作費用によってMA作業専用のスタジオで録音する場合と通常のスタジオで簡易的な録音作業が行われる場合があります。

MA作業終了後には修正を行うことができないため、依頼者の立ち会いが必要です。

8.納品

制作会社のほうでMA作業が終了したら、仮の納品データが依頼者に送られてきます。依頼者はそのデータをしっかり確認し修正箇所など、最終チェックを行いましょう。

修正箇所がある場合は、制作会社に伝え再度修正を依頼します。依頼者が納得できるまで修正をしてもらったら、ようやくCM動画の完成です。

実写映像制作とアニメーション動画制作の使い分け・比較

CM動画を制作する工程はあまり変わりませんが、依頼する企業によってCM動画の内容は大きく変わります。ここまで動画制作の流れについて2つの制作方法を紹介しましたが、実写映像制作とアニメーション動画制作それぞれに特徴を持っています。
2つの制作方法を比較してメリットや向いている利用シーンについて確認しましょう。

それぞれを比較すると、以下のとおりです。

実写映像制作アニメーション動画制作
メリット強い訴求力、説得力が得られる
視聴者が「当事者意識」を感じやすい
どんなジャンルの宣伝にも幅広く起用できる
 表現の幅が広く、自由な発想を自在に再現できる
センシティブな悩み系ジャンルを柔らかく表現できる
実写動画より長期で利用できる
向いているシーン 企業紹介
学校紹介
店舗・サービス紹介
募集・採用動画
企業・サービス紹介
今後長く使っていきたい動画

この章では、それぞれの違いを詳しく解説します。

実写映像制作の場合

実写映像制作のメリットは、キャストが出演し商品やサービスを紹介することで、訴求力や信頼性・説得力を高められることです。また実際の人間が出演することで現実味も増し、視聴者に「当事者意識」が生まれる可能性を高められます。

実写映像制作は、合わないジャンルがほとんどありません。企業や学校・サービス・商品紹介など、どのジャンルのCM動画にも利用しやすいことがポイントです。

一方、実写映像制作のデメリットは、動画の使用期間がある程度決まっている点が挙げられます。

たとえば会社の従業員を利用した場合、その従業員が退職し「もう社員じゃないから使わないでほしい」という流れになることもあるでしょう。また、タレントなどを起用した場合でも、使用期間が定められているため使い続けるということは難しいです。

そのため、どちらかというと短期集中で宣伝したい場合に強みを発揮する動画です。

アニメーション動画制作の場合

アニメーションによるCM動画制作の最大のメリットは、表現の幅広さにあります。現実では考えられないようなきれいな映像など、常識にとらわれず思いついた発想を自由自在に再現することができます。

例えば、センシティブな悩み系ジャンルのCMの場合、アニメーションを起用することで柔らかいニュアンスで伝えることができます。

実写映像制作と違い、実在する人が出演しないため出演者の都合や流行り廃りを気にする必要もありません。

一方アニメーション動画制作にもデメリットはあります。出演しているのが実際の人間ではないことから、視聴者から共感を得るのが難しく、訴求力や説得力に書けることです。

そのため「共感」が狙いだったり、視聴者に「当事者意識」をもってもらいたい目的のCM動画の制作には、アニメーションは比較的不向きとなるでしょう。

まとめ

CM動画制作といっても、実写制作やアニメーション・実写にアニメーションを加えたものなど、映像の種類は多岐にわたります。制作する映像の種類によっても、制作の流れやかかる期間は異なってくるものです。

制作会社に依頼するとき、その映像の種類や制作手順をあらかじめ把握しておくと制作作業はスムーズです。その結果として、短期間での動画制作が可能になります。

視聴者に伝えたいことや完成イメージは前もって明確にしたうえで、制作会社に依頼をかけるようにしましょう。

動画制作サービスのCrevoでは動画制作に関する幅広い要望を叶えるサービスを提供していますので、ぜひご相談ください!

crevoAdmin

TOKYO PRO Market市場に上場したアウトドア用品「Orange」運営のEC企業「ミモナ」とは

3 years 1ヶ月 ago

アウトドア用品のEC事業やアウトドアショップ「Orange」を運営するミモナは1月26日、東京証券取引所が運営するプロ向け株式市場「TOKYO PRO Market」へ株式を上場した。

事業はミモナ、連結子会社であるエストレードの2社で構成。EC・店舗運営・卸売の「アウトドアスポーツ事業」、エストレードの「工業用製品事業」の2事業を手がけている。

アウトドア用品のEC事業やアウトドアショップ「Orange」を運営するミモナは1月26日、東京証券取引所が運営するプロ向け株式市場「TOKYO PRO Market」へ株式を上場
ECサイトの「Orange」(画像は特定証券情報から編集部がキャプチャ)

主力事業は「アウトドアスポーツ事業」で、アウトドア商品をEC、店舗、卸売のチャネルで販売。有名ブランドとのコラボレーション商品を展開し、日本全国に商圏を広げている。

自社で立案・企画を手がけ、アウトドア商品のプライベートブランド「MIKAN」を販売。厚生労働省の除去用医薬部外品承認済みの蚊取り線香「ザ・パンチ」、スプレータイプでヤブ蚊・マダニか ら体を守る「ザ・ディフェンダー」、アウトドアでも家でも使えるIH対応のホーローダッチオーブン、「置く、吊るす、くっつける」を実現した3wayランタンなどの商品をそろえている。

万能調味料「アウトドアスパイスほりにし」はキャンパーに人気のヒット商品。20種類以上のスパイスや調味料をブレンドしたオールインワンスパイスで、アウトドア業界では定番の調味料としてシリーズ累計販売本数200万本を突破している。

アウトドア用品のEC事業やアウトドアショップ「Orange」を運営するミモナは1月26日、東京証券取引所が運営するプロ向け株式市場「TOKYO PRO Market」へ株式を上場
人気商品の「ほりにし」(画像は特定証券情報から編集部がキャプチャ)

直近決算となる2022年5月期の売上高は、前期比20.8%増の31億6300万円、経常利益は同369.5%増の4億4200万円、当期純利益は同358.5%増となる2億9800万円。連結売上高は35億8300万円。

セグメント別の売上高は、アウトドアスポーツ事業におけるECが18億2400万円、同事業による店舗運営が7億7500万円、同事業による卸売りが7億2600万円、工業用製品事業による卸売りが1億7800万円など。なお、グループ売上高の約50.9%をECが占めている。

アウトドア用品のEC事業やアウトドアショップ「Orange」を運営するミモナは1月26日、東京証券取引所が運営するプロ向け株式市場「TOKYO PRO Market」へ株式を上場
直近業績(画像は特定証券情報から編集部がキャプチャ)

ミモナは2006年、現在の代表取締役である池田道夫氏が和歌山県伊都郡かつらぎ町に「株式会社ミモナ」を設立。スノーボード、スポーツ用品のネット販売からスタートした。現在はECモール店と自社ECの全7店舗を運営している。

2011年12月に現在の所在地である和歌山県伊都郡かつらぎ町新田に本社を移転。主力販売商品を切り替え、2014年には実店舗「アウトドアショップ Orange」をオープンした。現在、和歌山県のほか、大阪府、茨城県、神奈川県、三重県に事業を拡大している。

アウトドア用品のEC事業やアウトドアショップ「Orange」を運営するミモナは1月26日、東京証券取引所が運営するプロ向け株式市場「TOKYO PRO Market」へ株式を上場
事業系統図(画像は特定証券情報から編集部がキャプチャ)

 

石居 岳

住信SBIネット銀行、広告サービスを開始

3 years 1ヶ月 ago

住信SBIネット銀行が、「銀行業高度化等会社」として設立したテミクス・データと個人情報を共同利用して広告を配信するサービスを開始。

2023年1月5日(予定)から、新たな広告表示サービスを開始します!
https://www.netbk.co.jp/contents/lp/themixdata/
テミクス・データ
https://www.data.themix.co.jp/

noreply@blogger.com (Kenji)

わかさ生活が基本給アップ、社員は平均15%給与増。ベア実施で従業員の生活を支援

3 years 1ヶ月 ago

わかさ生活は2月、基本給を一律で底上げするベースアップ(ベア)を実施する。

世界情勢の悪化に伴う物価高騰など、不安定な経済状況が続いていることに対応する。

わかさ生活はこれまで、全従業員を対象に複数回の生活応援手当を支給してきた。従業員が経済的に安心して勤務できるよう、一時的な支援ではないベアの実施を決めた。

社員は平均15%の給与増額になるという。また、給与改定はパートスタッフも対象にしている。

中小企業である弊社にとって本件は難しい判断だったが、共に働く仲間の不安を取り除き、心が豊かになる環境を整えることが、会社成長の基盤になると考えている。わかさ生活は目の総合健康企業のパイオニアとして、これからも世界中の目で悩んでいる方の未来を明るく照らす活動を続けていく。(わかさ生活)

瀧川 正実

「楽天市場」で購入した商品を「楽天ラクマ」に簡易出品できる「持ち物リスト」機能とは

3 years 1ヶ月 ago

楽天グループは1月23日、過去に「楽天市場」で購入した商品をフリマアプリ「楽天ラクマ」へ簡単に出品できる機能の提供を開始した。

名称は「持ち物リスト」で、「楽天ラクマ」に機能追加。「楽天市場」で購入した商品履歴の情報を「楽天ラクマ」と連携することで実現した。

「楽天ラクマ」のマイページ内にある「持ち物リスト」ページの上部に表示される連携画面から楽天IDとパスワードを入力して連携。「楽天市場」と「楽天ラクマ」で過去に購入した商品履歴を、各商品の売却相場価格とともにリストで閲覧することができる。

商品履歴は食品カテゴリーに分類される商品、「楽天ラクマ」で出品が禁止されている商品など、一部商品は「持ち物リスト」に反映されない。売却相場価格は、「楽天ラクマ」で過去に行われた取り引き実績をもとに算出した価格となる。

リストに表示されている商品は「出品する」ボタンを押すことで、出品手続きに必要な一部の入力項目(商品名、商品説明、カテゴリー名、ブランド名など)が自動入力され、簡単に出品できる。

「持ち物リスト」機能は、「楽天エコシステム(経済圏)」における循環型経済の創造を目的とした戦略「サーキュレーション・ストラテジー」の一環として提供する。

一次流通を主とする「楽天市場」と、二次流通を主とする「楽天ラクマ」の連携を強化することで、消費プロセスにおいて、不用になったものを捨てるのではなく、手軽に次に必要とする人へとつなぐことで物を循環する。

さらに不用品を売ることで得られた売上金を、次に必要とする物やサービスを購入する際に利用できるようにし、「捨てない消費スタイル」の定着を促し、「楽天エコシステム」の成長を図っていく。

「楽天ラクマ」は2012年7月、サービスを開始した日本初のフリマアプリ「フリル」と、楽天で運営している「ラクマ」が2018年2月に統合した。2022年5月時点で「楽天ラクマ」のアプリは3500万ダウンロードを突破している。

石居 岳

楽天が「配送品質向上制度」導入を発表。その前にSKU対応も必要で忙しくなりそう【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

3 years 1ヶ月 ago
ネットショップ担当者が読んでおくべき2023年1月23日~1月29日のニュース

楽天の新春カンファレンス2023で「配送品質向上制度」導入が発表されました。「楽天スーパーロジスティクス」などを使えば対応できるようですが、「使えない場合はどうする?」となりますよね。時間はあるのでよく考えましょう。

「配送品質向上制度」では土日の出荷も必須に

「楽天市場」、「配送認定ラベル」を2024年導入 配送日で商品を選びたい顧客ニーズに対応 | 日本ネット経済新聞
https://netkeizai.com/articles/detail/7959

楽天グループ(楽天)は1月26日、「楽天新春カンファレンス2023」の「2023年上期戦略共有会」において、2024年4‐6月期(第2四半期)には「配送品質向上制度」を導入し、配送品質の高い商品に「配送認定ラベル(仮称)」を付与する施策を発表した。その前段として、2023年6月には、精緻な最短指定可能日を検索や商品ページ上に表示できるようになる「お届け日表」機能をリリースする。

「Yahoo!ショッピング」が導入している「優良配送」のような制度が導入されることになりました。個人的には「Yahoo!ショッピング」に対抗するのではなく、「楽天市場」全体で「Amazon」並みに早い配送を実現しようとしているのだと思います。

配送認定ラベル獲得のためには、まずSKU単位での商品登録・データ保持を可能にする「SKU」に対応する必要がある。さらに、配送日時指定が可能な商品について、楽天サーチ・商品ページに最短指定可能日を表示する「お届け日表示機能」に対応しなくてはならない。加えて2024年に店舗と商品の認定基準をそれぞれクリアする必要がある。

SKU単位での商品登録は「Amazon」に対抗するものです。それに対応しないと配送認定ラベルが獲得できませんので、ここは要注意です。SKUに対応しようとすると画像も増えますし、手間もどんどん増えていきますので、業務の効率化ができていないと、忙しいわりには儲からないことになってきそうです。

「店舗基準」の案では、①納期遵守率96%以上 ②6日以内お届け件数比率80%以上 ③出荷件数が月100件以上 ④共通の送料込みラインの導入――などの基準を検討している

「商品基準」の案では、「午前の注文」について365日いつでも「翌日お届け」を指定できるようにすること、「午後の注文」について365日いつでも「翌々日お届け」を指定できるようにすること、を求める見通しだ。

気になってくるのは「365日いつでも」です。土日をお休みにしていたショップでも配送せざるを得ません。「楽天スーパーロジスティクス」を使うという選択肢もありますが、少人数のショップほど大変になってきそうです。

モールにおいては買う側は便利になる一方で、ショップ側のレベルアップが求められるようになってきています。自社ECで自分たちのルールで頑張るのか、モールの販売力が必要なのでモールのルールに合わせるのか。早急な判断が求められます。

関連記事

今週の要チェック記事

発送方法を考えないとバックオフィスが大変になりますという話 | アプロ総研
https://www.apro-soken.co.jp/column/order/post-14.html

メール便とは?送り方や郵便・宅配便との違い、各社の料金比較、注意点を紹介! | よむよむCOLOR ME
https://shop-pro.jp/yomyom-colorme/90400

前述の記事に関連して配送の記事を2つ。バックオフィス業務の大変さを実感してから販売計画を。

【楽天SOY2022】総合グランプリはアルペン、2位はサンドラッグ、3位は「サプリ専門SHOPシードコムス」 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/10573

2017年からの受賞店舗も掲載されています。どんな変化があったのか見ておきましょう。

2023年、楽天市場進出・売上拡大を目指すメーカー担当者へ 注目アップデートと方針策定のコツを紹介 | ECzine
https://eczine.jp/article/detail/12197

配送の前にSKUですよね。2023年は楽天のアップデートについていける組織力を身につけましょう。

品質評価ガイドラインで”Experience”はどう語られたか | JADE
https://blog.ja.dev/entry/blog/2023/01/20/experience-in-general-guideline

ページの評価指標「EAT」が「EEAT」に!「経験」追加の影響や対策を解説 | マナミナ
https://manamina.valuesccg.com/articles/2206

SEOの記事を2つ。昔のようにハック的なSEOは終わっています。最新の情報にアップデートを。

【景表法検討会の報告書】「確約」「確約手続き」「悪質事業者への課徴金の割増し」「直罰規定の導入」など法改正の方向性は? | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/10562

「デジタルプラットフォーマーに対するECモールへの規制強化、電話受注の際に行う通販の『アップセル』『クロスセル』の販売手法を規制する特商法の改正案などと並び、景表法改正の流れは通販業界にインパクトを与えることになりそう。」ネッ担メルマガより

Shopifyの2023年のプラン価格改定について | Shopify 日本
https://www.shopify.com/jp/blog/pricing-updates-2023

Shopifyの料金プラン オンラインストアの設定と開設 | Shopify 日本
https://www.shopify.com/jp/pricing

「Shopify」も値上げです。ベーシックは月払いだと33ドルに。

今週の名言

世界で四半期の売上120億円「Duolingo」の日本展開の裏側。ユーザー理解を起点にテレビCMを成功させた方法、テスト受講率を2倍に改善したABテスト。 | アプリマーケティング研究所
https://markelabo.com/n/n45e72486c49f

戦略や施策を考えるとき、なんか考えがまとまらない瞬間って、結局のところ「ユーザー理解が乏しいとき」だなと思うんですね。

わからないこと・知らないことについて、必死に考えてもなにも出てこないですよね。現場に出たりユーザーの声を聴いたりしてわかることがたくさんあります。

筆者出版情報

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アーバンリサーチの動画再生回数が9か月で23.5倍に伸びた理由とは? ECユーザーの購買意欲を高める動画を量産する裏側を公開

3 years 1ヶ月 ago
CRI・ミドルウェアのソリューションを導入して良質なコンテンツを量産しているアーバンリサーチ。顧客のニーズに合った購買体験を提供して、コンバージョン率のアップにつなげている
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アパレル大手のアーバンリサーチは、運営するECサイト「URBAN RESEARCH ONLINE STORE」で良質な画像を豊富に掲載するほか、動画の活用にも注力している。新型コロナウイルス感染症の影響で始めたライブコマースに加え、商品ページ内で動画の埋め込みも実施。動画を配信するチームの体制を強化し、コンテンツの量産につなげている。

商品ページの動画は配信開始から9か月で再生回数が23.5倍と驚異的な伸びを記録。画像と動画の運用におけるアーバンリサーチの取り組みについて、デジタル営業部マネージャーの尻江高昭氏が解説する。

アーバンリサーチ デジタル営業部 マネージャー 尻江高昭氏
アーバンリサーチ デジタル営業部 マネージャー 尻江高昭氏

コロナ禍に始めたスタッフ主導のコンテンツが購買促進に効果

アーバンリサーチは自社ECサイト「URBAN RESEARCH ONLINE STORE(アーバンリサーチオンラインストア)」を展開。顧客層は35歳前後の女性が中心だが、アウトドア商品など男性をターゲットにした商品も展開し、男性顧客の開拓も進めている。

モバイルでのアクセスが90%を超えており、スマートフォンでの閲覧がメイン。購入頻度、購入額などの分析データ、サイト内の行動データなどをもとに、その時々で顧客のステージに合わせて適切なコミュニケーションを実施している。

アーバンリサーチではECサイトを展開していくなかで、コンテンツメディアの活用にも力を入れている。5年ほど前から店舗スタッフ主導のコンテンツとして、「スタッフスタイリング」を開始。さまざまなスタイリングをアーバンリサーチのスタッフが披露するというもので、「スタッフスタイリング」経由での流入を促進するのが狙いだ。

「スタッフスタイリング」
URBAN RESEARCH ONLINE STORE」のスタッフ主導コンテンツ「スタッフスタイリング」

同じく店舗スタッフが主導して展開するメディアとして、2021年4月から始めたのがライブコマースの「UR LIVE」だ。

新型コロナウイルス感染症の影響で実店舗の休業や業務縮小を余儀なくされるなか、来店できないお客さまに対して以前のような接客をお届けしたいという思いから、このライブコマースを始めた。(尻江氏)

ライブコマース「UR LIVE」を展開
ライブコマース「UR LIVE」を展開

ライブ中に顧客とコミュニケーションが生まれるなど、ライブコマース「UR LIVE」は顧客接点としての機能を果たし始めた。コマースという意味でも、ライブ中だけでなくアーカイブ動画を通じて顧客の購買意欲を高める効果が見られるなど、一定の手応えがあった

店舗スタッフとしても、店が閉まっている時期に「UR LIVE」の配信をすることで、店舗再開時に顧客との距離が離れることなく、円滑にコミュニケーションが進んだというメリットがあったという。

お客さまから店舗スタッフに対して「UR LIVEに出ていましたよね」といった声をかけてもらうこともあり、その意味ではお客さまとのコミュニケーションのきっかけになったと言える。(尻江氏)

ECサイト内で仕掛ける静止画投稿の「スタッフスタイリング」と、ライブコマースの「UR LIVE」は店舗スタッフの間でも浸透し、静止画が良いのかライブ動画で訴求するのが良いのか、商品や伝えたい内容に合わせて、スタッフ自身が手段を選んで積極的に運用しているという。

メディアサイトでユーザーを呼び込み、商品ページへ誘導

アーバンリサーチはECサイトとは別に、「URBAN RESEARCH MEDIA(アーバンリサーチメディア)」というメディアサイトも運営している。同サイトは、ブランドごとに発信していた情報を集約して顧客に届ける狙いから始まった。

2019年にサイトを立ち上げてから、紙媒体でプレスを担当していたスタッフを中心に編集チームを構成し、社内の体制を強化してきた。「URBAN RESEARCH MEDIA」に関わるスタッフを徐々に増強したことで企画の幅が広がり、コンテンツのバリエーションが豊かになっていった。

また、公開する記事の本数も増えていき、それがSEO施策としても有効に機能し、結果的に自然検索による流入も伸びていったという。今ではECサイト「URBAN RESEARCH ONLINE STORE」で掲載する特集コンテンツについても、「URBAN RESEARCH MEDIA」の編集部がディレクションするといった取り組みも進めている。

メディアサイト「URBAN RESEARCH MEDIA」
各ブランドの情報を発信するメディアサイト「URBAN RESEARCH MEDIA

「URBAN RESEARCH MEDIA」では子育て中の店員などスタッフにフォーカスした企画や、外部のスタイリストが同社の商品を選んでコーディネートを提案する企画など、それぞれをシリーズ化して発信。スタッフにフォーカスした企画では、第三者の目線から記事を作成することで、スタッフ自身による投稿とはまた違った、新たな切り口でのコンテンツを生み出している。

このように、アーバンリサーチではコンテンツを盛り上げてユーザーを呼び込み、それらのコンテンツからECサイトの商品ページへ誘導。こうして誘導したユーザーを購買につなげる「最後の一押し」として、商品ページの見せ方にも力を入れている。

商品ページでは画像とテキストにこだわって「接客」体験を演出

メディアサイト「URBAN RESEARCH MEDIA」で商品の魅力を発信し、そこからECサイト「URBAN RESEARCH ONLINE STORE」の商品ページへと導く。購買の受け皿となる商品ページでは、上質な画像とテキストで商品の特徴を伝え、ブランドごとに異なる世界観を表現している。

加えて、商品ページの動画やライブコマースのアーカイブなどを通じて顧客との距離を縮め、「接客を受けたような気分になってもらう」(尻江氏)。それでも不安であれば、同社のスタイリストにチャットで相談することも可能だ。

ECサイトでは、購入に至るまでのお客さま体験の向上が最重要課題。お客さまのニーズに合ったオンラインでの体験を提供することにこだわっている。実物との差異をなくすために上質な画質を使うこともその一環。(尻江氏)

「URBAN RESEARCH ONLINE STORE」の商品ページ
「URBAN RESEARCH ONLINE STORE」の商品ページ

アーバンリサーチのECサイト「URBAN RESEARCH ONLINE STORE」の商品ページでは、情報の量と質を大事にしている。ただ、数多くの写真や動画を掲載しようとした場合、サイト全体が重くなり、表示に時間がかかるというリスクがある。

この課題を解消する目的で、アーバンリサーチはCRI・ミドルウェアが提供する画像軽量化ソリューション「SmartJPEG(スマートジェイペグ)」を導入した。これによって、商品画像の軽量化が可能となり、情報量が多くてもサイトのパフォーマンスを落とすことなく、快適なユーザー体験の提供を実現している。

「SmartJPEG」を使った画像の軽量化の一例
「SmartJPEG」を使った画像の軽量化の一例

商品ページ内に埋め込む動画を強化するため、「CRI LiveAct」を導入

さらにアーバンリサーチでは、2022年2月から商品ページに動画の埋め込みを始めた。最初の数か月はYouTube動画を配信した。このYouTube動画と、すでに始めていたライブコマースの「UR LIVE」を通じて、動画配信がECの売り上げに一定の効果があることがわかってきたという。

アーバンリサーチによるとECサイト平均のコンバージョンレートを1%とした場合、「スタッフスタイリング」の写真を見たセッションのコンバージョンレートは2.4%。さらに商品ページの動画を閲覧したセッションは、コンバージョンレートが3.3%まで伸びた。

商品ページで動画を再生するとコンバージョン率が高くなる

こうした成果を踏まえ、商品ページ用の動画を量産し「商品ページの2割を動画コンテンツで埋めてみる」という方針が定まった。動画の運用を強化していくため、2022年7月にアップロードが簡単にできるCRI・ミドルウェアのウェブ動画ソリューション「CRI LiveAct」を導入した。アーバンリサーチの動画活用が本格化していく。

4種類の動画を20人体制で量産

アーバンリサーチが商品ページ内に埋め込む動画は、大きく次の4種類に分類できる。「大枠はこの4パターンである程度のひな型を作り、動画を量産できる体制にしている」と尻江氏は言う。

①コーディネートや素材感のイメージ訴求

コーディネートや素材感といったイメージが伝わるような動画を作成する。

②接客シーン

実際店頭に立っているスタッフがスタジオに来て、そこで実店舗での接客時と同様に振る舞ってもらう。

③身長別の着用感

身長が異なるスタッフが並んで着用している様子を動画で見せることで、身長別にどのような着用感になるのかを伝える。

身長別の着用感を動画で発信

④機能紹介

「このバッグにノートPCは入るか」「A4の書類は入るか」といった問い合わせがあるため、どのようなアイテムが収納できるかなどの機能や使用感を動画で紹介する。

 

動画活用に乗り出した当初は、静止画撮影のカメラマン2人が動画の編集も兼任し、商品ページ用の静止画を撮影するタイミングで、同時に動画も撮影して編集していた。その後、チーム編成を強化し、今ではライブコマース担当者や営業スタッフ、ささげ(撮影・採寸・原稿作成)の担当者も加わって、およそ20人の体制で運営している。

YouTubeから「CRI LiveAct」に移行して再生数は23.5倍に

アーバンリサーチが2022年2月にYouTube動画の埋め込みを開始した当初、動画の再生数は2万弱だった。そこから再生数は徐々に増加し、夏物のピークを迎える6月には6万再生を突破。そして秋物が立ち上がる7月に「CRI LiveAct」に移行し、再生数は13万(7月)、15.8万(8月)、32.9万(9月)、44.8万(10月)と、大幅に伸びていった。開始時に比べると、9か月で実に23.5倍という驚異的な伸び方だ

アーバンリサーチの商品ページにおける動画再生数の推移

再生数が順調に伸びた背景として、「CRI LiveAct」の自動再生機能の影響は大きいと尻江氏は分析する。ユーザーがスマホ画面をスクロールして動画が表示されると自動的に再生が始まり、再生ボタンをタップする必要がないため、動画視聴につながりやすいからだ。なお、アーバンリサーチでは接客動画など音声があるものに関しては、タップしないと再生されないように設定しているという。

「CRI LiveAct」は分析機能を搭載しており、動画別の再生数だけでなく、ユーザーが1つの動画をどのくらい視聴し続けたかという「視聴維持率」も確認できる。これにより、内容の良し悪しを深掘りし、よりよいコンテンツづくりにつなげている。

アーバンリサーチがめざす今後の動画活用

アーバンリサーチでは、「CRI LiveAct」を使って動画を埋め込む際に、ECサイトの世界観に合わせてUIをカスタイマイズしている。「CRI LiveAct」にはそうした機能もあるため、ECサイトになじむよう動画を配置することができる

CRI・ミドルウェアの三上夏代氏によると、上記以外にも「CRI LiveAct」では「360度スワイプ動画」がおすすめだという。「360度スワイプ動画」なら、たとえば靴を見せる場合に360度どこからでも動画で表現できる。ユーザーはスマホを使って靴のソール部分など、通常は写真で確認できない細かい部分までチェックできるため、購入につながる可能性が高まると言えそうだ。

CRI・ミドルウェア 三上夏代氏
CRI・ミドルウェア 三上夏代氏

アーバンリサーチでは今後、商品ページ以外での動画活用を検討している。

「CRI LiveAct」を使ってECサイトのトップページのキービジュアルや、メディアサイトの記事のサムネイルなどに動画を使ってみたい。(尻江氏)

アーバンリサーチではECサイトを運営する上で「お客さまのニーズを常に意識すること」を大切にしているが、それは動画活用においても同様。「動画を使った施策についても、お客さまの気持ちになって考えることを重視している」と尻江氏。今後も顧客目線での動画活用を推進していく方針だ。

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テレビCMの制作費用はいくらぐらい?料金相場や費用を抑えた制作方法

3 years 2ヶ月 ago

テレビCM制作の制作費用はいくらかかるのか、気になる方も多いでしょう。

本記事ではテレビCM動画の制作工程や費用の内訳、相場をご説明し、費用を抑えて制作する方法もご紹介します。動画制作は制作種類や工程ごとに相場が異なります。

種類別のテレビCM制作費用や具体的な工程、制作費用を抑える方法をぜひチェックしてください。

テレビCMの制作費

テレビCMの放送には、制作費と放映料の2つのコストがかかっています。

制作費とは放映するテレビCM自体を制作する費用のことです。テレビCMを1本制作するにあたり、企画から撮影、編集とさまざまな工程があります。

各工程で人件費や機材費、タレントを起用する場合には出演料が発生します。制作するテレビCMのクオリティや人的リソース、タレントの知名度や撮影場所・方法など、あらゆる要素によって制作費は変動します。

制作費の予算を検討するにあたり、まずはCMに求めるクオリティなどを考えることが必要です。

テレビCM制作の費用相場

テレビCM1本を制作するためにかかる費用相場は、およそ100〜5,000万円です。

製作費の相場にこれだけ差が出るのは、企業によってテレビCMに求めるクオリティが異なるためです。下記にクオリティごとの費用感を記載しています。

クオリティの高いテレビCM制作費用3,000~5,000万円
一般的なテレビCM制作費用100~500万円
アニメーションCM制作費用50~300万円

ここから、上記それぞれのクオリティごとのCM制作の費用相場について詳しくみていきます。

クオリティの高いテレビCM制作費用

大手飲料メーカーや食品メーカー・製薬会社・自動車メーカーなど、テレビでよく見かけるCMの多くは、クオリティの高いCMに分類されます。

このようなCMは「話題の俳優を起用する」「CMのためだけにBGMを制作する」「大がかりな撮影セット」や「撮影場所を用意する」など、リソース・コストをかけてCMを制作しています。

クオリティの高いテレビCMの制作費用は「高い」と感じる方が多いかもしれませんが、大きなインパクトが見込まれ、費用感に見合う効果を期待できます。

一般的なテレビCM制作費用

話題の俳優は起用せず、撮影場所や機材などにもこだわらない一般的なテレビCMの制作費用相場は、100〜500万円ほどです。

クオリティの高いCMに比べると費用相場が10分の1となるため、驚く方も多いかもしれませんが、CM制作費にそれほど予算をかけない大手企業も多くあります。

100万円台の一般的なテレビCMでも、シナリオや演出などを工夫することで大きな効果を出す可能性は十分にあります。

アニメーションCM制作費用

俳優やタレントなど、人物を起用せずに制作するアニメーションCMは、50〜300万円とコスパ良く制作できます。

撮影する時間やコスト、リソースがかからないため、内容によっては100万円以下での制作が可能です。

近年はIT技術などの進歩により以前よりも簡単にアニメーションが制作でき、かつアニメーションのクオリティも向上しています。オリジナルアニメーションを制作する企業もあれば、人気アニメ・キャラクターなどのライセンスを取得してCMを制作するなど、パターンもさまざまです。

アニメやキャラクターを起用することで、俳優を起用するレベルでの認知度アップの効果も期待できるでしょう。しかし、競合がすでにキャラクターのライセンスを取得している場合は、起用できない可能性が高いため、注意が必要です。

<関連記事>
テレビCMの動画制作・映像制作

テレビCM制作料の相場(内訳)

テレビCM制作は、企画から編集とさまざまな工程を経て完成します。

各工程でそれぞれに製作費が発生するため、CM全体ではなく、工程ごとに費用を確認することがポイントになります。

下記は、テレビCM制作の工程の内訳と各工程における制作費相場です。

工程内容費用相場
企画構成動画制作の目的やコンセプト、撮影の流れなどの確認・打ち合わせ 3~35万円
ディレクション CM制作に必要なスタッフ、撮影場所やスケジュールなどの確保・調整5~25万円 
コンテ(台本)作成 CMのシナリオ作成5~10万円 
撮影 CMの撮影・機材代5~80万円 
編集 撮影した動画の加工、長さ調整3~40万円 
MA編集ナレーションや効果音、BGMなどの音を付ける3~10万円 

CM制作は工程数が多く、制作会社によって工程ごとの費用相場も異なるため、全体の制作費用を予測しにくいといえます。

上記は一般的な費用相場であり、制作会社によって安いケースもあれば、高いケースもあります。

テレビCMを制作する内訳

ここでは、テレビCM制作の内訳を詳しく紹介します。各工程でどのような作業やリソースが必要なのかを踏まえて制作費の相場を押さえてみてください。

企画構成

テレビCMの制作は、企画構成を練らないことには始まりません。

まずはテレビCMを制作する企業と打ち合わせを行い、どのような目的でどのようなコンセプトのCMを制作するかを決めます。

CMプランナーやクリエイティブディレクター・コピーライターなど多くの人が企画に携わり、企画コンテや絵コンテの提出・修正を繰り返して制作するCMの大枠をすり合わせます。そして、CMの方向性や内容が決まれば「誰を起用するか」「どこで撮影するか」「どのように撮影するか」など具体的な内容を詰めていきます。

企画構成はCMの長さやクオリティによって、かかる工数も変動します。制作会社によっては、企画構成にスケジュール調整や進捗管理などのディレクション費用が含まれるケースもあるため確認が必要です。

企画構成は、費用対効果の高いテレビCMを制作するために、最も重要な工程と言えます。そのため、企画構成にかかる費用はしっかりと確保しましょう。

ディレクション

動画撮影や編集などの各工程に必要なスタッフの招集や俳優・カメラマンなどのスケジュール調整・撮影場所の確保など、CM制作全体にかかるスケジュールなど調整をする工程がディレクションです。

当日の撮影をスムーズに行うために、ロケーション・ハンティングを行うケースもあります。

ディレクションは、スムーズに動画撮影を進めるために欠かせない重要な工程です。

CMを制作する企業や代理店にあたる制作会社、俳優やタレントを起用する場合は所属事務所など、各所が連携を取りながら進める必要があります。

コンテ(台本)作成

CMの台本は絵コンテと呼ばれる、制作会社が作成した絵つきの台本を元に撮影を進めます。

どのような内容のCMをどのような流れ、ビジュアルで撮影していくかを決めていく工程であり、制作会社から提出してもらった絵コンテ案を元に動画の内容をブラッシュアップしていきます。

制作会社によっては絵コンテではなく、簡単にイメージを撮影したビデオコンテを用意するケースもあります。

絵コンテの決定はCM内容の決定でもあるため、制作会社と協力してしっかりと内容を作り込むことが重要です。一度決まった部分を後から修正することは難しいため、社内で話し合いながら慎重に内容を決定していく必要があります。

撮影

絵コンテの内容が確定すると、撮影に進みます。撮影は主に「スタジオ撮影」「ロケーション撮影」「ロケセット撮影」の3つの方法で行われます。

費用は撮影場所や撮影方法、使う機材やスタッフの人数によって5〜80万円と費用相場は幅広いです。海外で撮影すればそれだけ交通費がかかり、高価な機材を使用すればそれだけ費用も高くなります。

スタジオ撮影は屋内で行われ、静止画のような小規模な撮影であれば小さなスタジオで撮影をします。一方、大がかりなセットが必要な撮影であれば、映画撮影で使われる規模のスタジオを抑えることもあります。

ロケーション撮影は屋外で撮影するため、国内から海外まであらゆる場所で撮影を行います。撮影場所によってスタッフの数や機材、交通費などかかってくる予算がかなり変動します。なお、ロケーション撮影は天候によってスケジュールが左右されるため注意が必要です。

編集

撮影後は、CMとして放映できるように動画を編集していきます。編集の費用相場は、編集する動画の長さや加工の難易度によって変動する点が特徴です。

オフライン編集とよばれる「仮編集」により、撮影した映像をつなぐ作業から始めます。仮編集はCMの大枠の流れを確認するための作業であり、気になる点や修正したい点はこの段階で対応します。
オフライン編集で大枠に問題がなければ、オンライン編集とよばれる「本編集」に移ります。

実際にCMとして流れるテロップや内容・デザインを決定するのも作業の1つです。オンライン編集は実際にCMとして流れる映像を完成させる段階であるため、大きな内容変更や修正ができなくなるため気になる点は事前に相談するようにしましょう。

MA編集

MAとは「Multi Audio」の略であり、MA編集とは編集した映像にBGMや効果音、ナレーションをつけたり、音質やバランスなどを調整するサウンドの編集のことです。

費用相場は3〜10万円ほどですが、利用する音源によっては著作権料などが発生するケースもあります。そのため、MA編集の費用は利用する音源の著作権料についてもあらかじめ確認して制作依頼をすることが重要です。

納品

MA編集まで工程が終了すれば、納品です。デザインや内容・サウンドなどすべてを確認します。

テレビCM放映料の相場

テレビCM制作費とあわせて、忘れてはならないのが放映料です。放映料とは、テレビCMを放送するためにかかる費用のことです。テレビCMは主に「スポットCM」と「タイムCM」の2種類の放映方法があります。スポットCMとタイムCMの放映料の相場は、下記のとおりです。

スポットCM放送局や視聴率に応じて変動
タイムCM50~数千万円/1ヶ月

タイムCMは番組のスポンサー企業が長期的に放映するCMであり、スポットCMはCMを流す期間と時間帯だけを決めてランダムに放映されるCMです。

タイムCMは固定でCMが流れるため費用も1ヶ月あたりの固定ですが、CMが流れる放送局によって視聴率も異なるスポットCMは放映費も変動します。

下記でスポットCMとタイムCMの詳細、放送局ごとの1回あたりのCM放送料について詳しく解説します。

スポットCM

初めてCMを流す企業は、まずスポットCMから始めるケースが多いです。

スポットCMは、CMを流す期間や時間帯を指定し、その期間・時間内でランダムにCMが流れます。

テレビの視聴率は放送局によって異なるため、スポットCMの放映費はCMを流す放送局によって変動する点が特徴です。地方のローカル番組よりも、東京のキー局の方が視聴率が高く、その分CMを露出することが可能です。

キー局であってもその中で視聴率は異なり、高い分だけ多くの人にCMを見てもらえます。そのため、放送局の規模が大きく、かつその中でも視聴率が高いなかでCMが流れるほど放映料も高くなります。

さらに、放映料には視聴率1%を獲得するためにかかる「パーコスト」が大きく関わります。視聴率1%を獲得するためにかかるコストはあらかじめ決まっているため、テレビCMを流す放送局とその視聴率に基づく変動費にパーコストが加算して全体の放映料が決定します。

なお、スポットCMは「GRP」から放映料が算出できます。GRPとは、一定期間に放送されたテレビCMの視聴率の合計のことです。つまり、どれだけの人がそのCMが放送されたチャンネルをつけていたかの指標です。

GRPは「視聴率×CM本数」で算出でき、そこにパーコストをかけることで放映料が計算できます。
たとえば視聴率10%の番組で10本CMを放送した場合のGRPは100です。パーコストが1万円だとすると、放映料は100×10,000でおよそ100万円と計算できます。

タイムCM

タイムCMは番組のスポンサーとして長期契約し、その番組の枠でCMが放送されます。

決まった時間にCMを流す方法であるため単発で流すことは難しく、基本を6ヶ月とした長期契約でCMを放送することが一般的です。

その番組の枠でCMを流すため視聴率によって費用は変動しませんが、ローカル番組か全国ネットの番組かによって放映料が変動します。ローカル番組であれば100万円以下で放送できるケースもある一方、視聴者数も多くなる全国ネットの番組では数千万円規模の放映料になるケースもある点が特徴です。

一般的には1ヶ月ごとの放映料となるため、CMにかかる予算をあらかじめ確保しやすいといえます。

放送局と15秒間のCM1回あたりの放送料

前述したように、CMは放映する放送局によって放映料が変動します。

さらに、放送局のなかでもエリアによって放映料が変わってきます。下記は、主要な放送局別にみた15秒間のCM1回あたりの放映料相場です。

放送局名CM1本15秒あたりの放映料相場
東京キー局日本テレビ・フジテレビ・TBS・テレビ朝日・テレビ東京 およそ30〜100万円
東京ローカル局東京MXテレビ・千葉テレビ・テレビ神奈川などおよそ2.5〜4万円
関西準キー局 読売テレビ・毎日放送・関西テレビ・朝日放送・テレビ大阪およそ4〜25万円
関西ローカル局 サンテレビ・KBS京都・奈良テレビなどおよそ1.5〜4.5万円

※消費税は含まない

関東キー局は視聴率を稼げるということもあり、CM1本あたりの放映料は放送局のなかでも最も高い相場です。東京でもローカル局であれば、放映料を抑えてCMを流すことができます。

地方エリアの放送局ですと、CM1本15秒あたりの放映料は1.5〜4万円ほどが相場です。

また、時間帯や曜日、季節によってCM1回あたりの放映料が変動する場合もあるため、相場はあくまで目安として押さえ、詳細は放送局と確認する必要があります。

費用を抑えてテレビCMを制作するために出来ること

インターネット広告と比べると、テレビCMはより多額の費用がかかります。初めてテレビCMを制作する企業は、その費用の高さに驚く人も多いと思います。

ですが、テレビCMは必ずしも高い費用で制作すれば絶大な効果を得られるというわけではない点があります。

とくに初めてテレビCMを制作する場合、最初から費用をかけすぎて相当の効果がでないと、今後テレビCM制作によるプロモーション予算が取れなくなる可能性もあります。
テレビCM制作は、下記のようなポイントを意識することで費用を抑えて制作ができます。

・自社でテレビCM企画や方向性を決める
・実写以外で制作する
・自社で出演者の手配を行う
・地方のローカル局でテレビCMを出稿する
・カット数を抑えて制作する

もちろん、費用を抑えることばかりに集中してしまうと、テレビCMのクオリティや成果に影響が出てしまいます。あくまで目的はテレビCMでプロモーション効果を出すことであり、そのなかで最大限費用を抑えられるよう工夫することがポイントです。

下記で、費用を抑えるためにできることを詳しくみていきます。

自社でテレビCM企画や方向性を決める

テレビCM制作の企画や方向性を決めるのは、CMプランナーの役割です。

テレビCMプランナーはテレビCMの予算や企業が宣伝したいポイントを踏まえて、効果的なテレビCMを制作するための企画を提案します。

絵コンテや出演者の提案・撮影には何名くらいのスタッフが必要で、どのカメラマンに依頼するかなど、テレビCM撮影の準備までを担当する重要な存在です。

ただし、必ずしもCMプランナーが必要な訳ではありません。自社でテレビCM企画や方向性を決めて、撮影に移っても問題はありません。

自社で企画をすることで費用は抑えることができますが、プロからのアドバイスを受けられないためクオリティに関しては自社できちんと確認することが求められます。

テレビCM制作に慣れている方が社内にいる場合はCMプランナーなしでも問題ありませんが、テレビCM制作が初めてという企業の場合は企画段階からサポートしている制作会社に依頼すると安心です。

実写以外で制作する

テレビCMといえば、俳優やタレントを起用した実写のイメージが大きいでしょう。

キャスティングをすると出演料やカメラ機材、撮影費などかなりの費用が発生します。話題の俳優やタレントを起用すれば、契約料だけで数千万円にのぼります。

ロケーション撮影の場合は交通費だけでなく、天候の関係で撮影が延期になり追加費用の発生やスケジュールの再調整と費用と手間がかかることもあります。

近年はアニメーションやCGの技術も進歩し、実写でなくともクオリティの高いテレビCMが制作できます。また、販売されている動画素材を購入して利用するなど、撮影をせずにテレビCMを制作する方法はさまざまあります。キャスティングにかかる費用を抑えたい場合には、実写以外での制作を検討することも重要です。

静止画で制作する

実写以外で最も制作費を抑えられるのは、静止画でのテレビCM制作です。

静止画は動画ほど編集作業が必要なく、手軽に撮影できるため30〜50万円ほどで制作できます。

商品やサービスの紹介、セール情報など視覚的に情報を訴求するには、静止画でも十分に訴求ができます。BGMやナレーションをつけると別途費用が発生しますが、それでも実写の動画に比べると低価格でテレビCM制作が可能です。

テレビCMで訴求する商材が静止画でも問題ない場合には、費用を抑える目的も兼ねて静止画で制作を検討すると良いでしょう。

自社で出演者の手配を行う

自社でテレビCMを制作するには、出演者の手配が必要です。

キャスティング会社を通すと企画内容にあった出演者を決めてもらえますが、手数料やキャストの出演料が発生します。

一方、自社で出演者を手配できればその分費用が抑えられます。プロ目線でのキャスティングや演技力といった点ではクオリティが劣りますが、費用を抑える点では効果的です。

CM制作の本来の目的はプロモーション効果を発揮することであるため、自社で出演者を手配する場合は、「本来の目標を達成できるか」や「制作したい動画が作れるか」など目的を確認し手配することがポイントです。

無名のモデルや社員を出演者にする

自社で出演者を手配する場合、無名のモデルまたは自社の社員に出演してもらう方法があります。

中小規模や地方にある芸能事務所であれば、大手事務所のモデルほど出演料がかかりません。

テレビCMの制作会社はこうした芸能事務所ともつながりがあるため、費用を抑えつつもプロに出演を依頼したい場合には無名のモデルの起用がおすすめです。

また、企業のブランディングや商品・サービスを紹介するCMであれば、自社の社員に出演してもらうのも1つの手段です。演技面で不安はあるかもしれませんが、経営者や製造者の顔、会社の顔が視聴者にわかることで、信頼感や安心感を与える効果に期待できます。

地方ローカル局でCMを出稿する

関東キー局でのテレビCM出稿は、たくさんの視聴者数を獲得できる点で高い効果に期待できる一方、放映料はテレビCM15秒1本あたりの相場は30〜100万円です。

視聴者数が多い環境で放送できる点はメリットですがその効果が保証されているわけではなく、実際の反響や費用対効果はテレビCMを放送しないことにはわかりません。

失敗したときのリスクも高いため、まずは放映料の安い地方ローカル局でテレビCMを出稿して効果を検証することがおすすめです。地方ローカル局であればテレビCM15秒1本あたり、1万円台から出稿ができます。テレビCMは制作費だけでなく放映料もかかることを忘れずに、放映料もふまえて出稿先を検討することがポイントです。

ですが、地方ローカル局では、どうしてもキー局ほどの視聴者数や効果に期待することは難しいといえます。そのため、費用を抑えることも大切ですが、地方ローカル局でテレビCMを放送することで達成すべき目的が果たせるのかも確認することが重要です。

カット数を抑えて制作する

カット数とは、動画の画面切り替え数のことです。15秒CMの場合、カット数はおよそ7〜13カットほどです。

カット数が多いほどテレビCMで見せられる情報量が多くなりますが、その分撮影に必要なカメラ台数や編集作業が増えるため、制作費が高くなります。カット数を抑えたシンプルなテレビCMは制作費が抑えられる一方、カット数の多いテレビCMに比べるとどうしてもクオリティは低下してしまう可能性があります。
カット数が少ないことで十分に情報を与えられないため、クオリティや効果など制作する目的が達成できるのかを考えて判断することが必要です。

まとめ

テレビCMにかかる費用には、制作費と放映料の2つがあります。テレビCMで効果を出すためにはどちらも重要になります。

各工程の予算を見直したりなど制作費用を抑えるためにできる手段はありますが、一番の目的は「テレビCMで効果を出す」ことです。

発生する費用だけに目を向けるのではなく、テレビCMを制作する目的や、放映後の求める効果を考えて、テレビCMの制作を検討するようにしましょう。

本記事が、テレビCMを制作するきっかけになればと思います。

crevoAdmin

テレビCMの効果はある?テレビCMの成果事例と効果測定について解説

3 years 2ヶ月 ago

インターネットの利用時間が増加しており、近年若者を中心としたテレビ離れが進んでいます。

しかし、テレビはまだまだ効果を発揮しており、マーケティング手段としてテレビCMは活用されています。

テレビCMを放映している場合でも「テレビCMの効果」「効果を判断するための測定方法が分からない」といった疑問が出てくるでしょう。

本記事では、テレビCMの効果や測定方法について紹介します。延べ視聴率(GRP)や延べ注視量(GAP)なども解説します。

「テレビCMの効果について知りたい方」や「測定方法について知りたい方」は、ぜひ参考にしてください。

テレビCMの効果

テレビCMの効果は、以下の通りです。

・商品やサービスの認知を広げることができる
・視聴者にブランドイメージを印象づけられる
・商品やサービスの売上アップにつながる

それぞれ順に解説します。

商品やサービスの認知を広げることができる

テレビCMは商品やサービスの認知を広げられる効果があります。テレビCMは不特定多数の人に視聴してもらえる特性があるため、幅広い年齢層に認知してもらうことができます。

総務省が発表した「令和2年版 情報通信白書」では、2019年時点の全年代平均のテレビ視聴時間は、平日1日で平均161.2分です。年々視聴時間が伸びているインターネットも平日平均は126.2分となるため、テレビCMはまだまだ影響力が強い媒体とわかります。

良い商品・サービスを扱っている場合でも、消費者から認知されなければ購入につながることはありません。テレビCMは自社商品の認知の有無に関わらず、幅広い層へアプローチが可能で、サービスの認知がされやすくなります。

多くの人にテレビCMを視聴してもらうことで、自社商品やサービスについて認知してもらう手段として活用できるでしょう。

視聴者にブランドイメージを印象づけられる

テレビCMは、視聴者に対してブランドイメージを印象づける効果があります。テレビ視聴中に何度も同じCMが流れることで、特定のブランドイメージの強い訴求が可能です。

株式会社サイカが実施した調査では、広告媒体の中でテレビCMが最も信頼できる媒体として挙げられています。

テレビCMで紹介した商品・サービスであるだけでも、消費者に対して高いブランドイメージを印象付けられます。テレビCMには多額の制作費と出稿費用が必要なことから、視聴者からの信頼を得ることができます。
商品やサービスの売上アップにつながる

テレビCMの出稿は、商品やサービスの売上アップにつなげられます。テレビCMを視聴をした人から認知してもらい、良いブランドイメージを印象づけることで、商材購入機会を増加させられるでしょう。

野村総合研究所の調査データによると、デジタル広告とテレビ広告を比較すると、テレビ広告の方が約20%以上の割合で購買意欲を高めています。

テレビCMで紹介した商品・サービスは、デジタル広告に比べて消費者からの信頼性が高いことから、購買につながりやすい傾向にあります。

テレビCMによって視聴者から信頼を得られれば、購入までのハードルを下げられます。「テレビCMで紹介している商品だから間違いない」といったように、信頼を獲得できれば、売上の向上にもつながる施策です。

また、テレビCMは幅広い層に対する認知と信頼感やブランドイメージを与える媒体のため、商品・サービスの売上アップにつなげることができます。

テレビCMの成果事例

続いては、以下の商品・サービスのテレビCMの成果事例を紹介します。

・九州の光インターネットサービス「BBIQ(ビビック)」
・「MYSTO(マイスト)」
・中古車販売サービス「remobii(リモビー)」
・オンライン動画配信サービス「Hulu」(リビングルーム編)

それぞれ、動画制作の背景や制作ストーリーも解説します。

九州の光インターネットサービス「BBIQ(ビビック)」


出典:Crevo制作実績

表現アニメーション
用途・目的商品・サービス紹介
広告(Web・テレビCM)
費用レンジ100~299万
長さ・尺~15秒以内
業種IT・通信

株式会社QTnetが運営する九州の光インターネットサービスの「BBIQ(ビビック)」を紹介したテレビCMです。

BBIQのキャラクターとしてかわいさを生かした動画となっており、年齢や性別に関係なく受け入れられる楽しい世界観作りにこだわっています。

また、テレビCMでの放映を想定しているため、CM映像の視聴ができない人に対しても、音での認知獲得を意識しています。具体的には、動画内で「BBIQ」を繰り返すという演出がポイントです。
動画制作の背景
九州の光インターネットサービス「BBIQ(ビビック)」の新サービスの認知拡大を目的としています。

アニメーションによる表現と明るい映像で、誰もが受け入れられる仕上がりとなっています。
制作ストーリーについて
BBIQのキャラクターを中心にした、アップテンポなアニメーション動画です。BBIQのキャラクターたちがサービスの概要を簡単に紹介しています。

また、動画の最後には「BBIQとセットでauスマホが永年割引」という新サービスをリズムに乗せて訴求しています。

「MYSTO(マイスト)」


出典:Crevo制作実績

表現アニメーション
用途・目的商品・サービス紹介
広告(Web・テレビCM)
費用レンジ100~299万
長さ・尺~15秒以内
業種人材

株式会社APパートナーズの手がける「MYSTO(マイスト)」をテレビCMとして紹介しています。

本動画はテレビCMとしての放映を想定しているため、いかに視聴者に短い尺でインパクトを残すかにこだわっています。

また、年収診断ができる「MYSTO」のサービスを年収予測シミュレーターと比較して見せることで、サービスの革新性の訴求に成功しています。
動画制作の背景
年収診断と求人検索サービス「MYSTO(マイスト)」のテレビCMです。

年収診断はユーザーに堅いイメージを持たれてしまうため、動画に登場する助手と博士のコミカルなやりとりでサービスの魅力を訴求し、ハードルを下げています。

本動画の他にも、ウェブ動画広告向けの30秒版とデジタルサイネージ向けの縦型動画も制作しています。
制作ストーリーについて
博士と助手のコミカルな会話によってストーリーは進行します。年収予測シミュレーターを完成させた博士に、「MYSTO(マイスト)」ならスマホで簡単に年収予測ができることを助手が伝えます。

博士はその事実に驚き慌てていると、助手はその場を後にします。「MYSTO」を知ったことで、あっさりと助手が研究所を後にするというオチのコミカルな動画です。

中古車販売サービス「remobii(リモビー)」


出典:Crevo制作実績

表現アニメーション
用途・目的商品・サービス紹介
広告(Web・テレビCM)
費用レンジ100~299万
長さ・尺~15秒以内
業種サービス

株式会社エイチームライフスタイルは、人生のイベントや日常生活に密着した比較サイト、情報サイト等さまざまなウェブサービスを企画・開発・運営を行っています。

本動画はテレビCMでの放映を想定しており、ブランドカラーの赤をベースにしています。赤色で視覚的に印象を残しながら、アップテンポのメロディーを採用することで聴覚的にも印象に残るように工夫しています。
動画制作の背景
オンライン完結型の中古車販売サービス「remobii(リモビー)」のサービス紹介動画です。

テレビCMでの放映を想定しており「remobii」のブランドコピーである「きもちよく買おう、ここちよく乗ろう。」を体現した動画となるようにこだわっています。
制作ストーリーについて
「スマホでクルマが買えちゃう!?」と冒頭で視聴者に投げかけ、興味喚起を促しています。

さらに、「きもちよく買えるリモビー」「ここちよく乗れるリモビー」と2つのポイントに絞って「remobii」の魅力を伝えています。

15秒という短い尺ながら、ポイントを絞ることでemobiiのサービスを印象付けるCMです。

オンライン動画配信サービス「Hulu」(リビングルーム編)


出典:Crevo制作実績

表現アニメーション
用途・目的アプリ・ゲーム紹介
商品・サービス紹介
広告(Web・テレビCM)
費用レンジ50~99万
長さ・尺~15秒以内
業種サービス

HJホールディングス株式会社の運営する「Hulu(フールー)」の紹介CMです。

子どもたちとその家族の無限のエネルギーを表現するために、キャラクターの動きにこだわり制作しています。さらに、ポップな色使いで「Hulu」の世界観を表現しています。
動画制作の背景
オンライン動画配信サービス「Hulu(フールー)」のテレビCM用動画です。サービスの認知拡大を目的に、「Hulu」の魅力を15秒のアニメーションにぎゅっと詰め込んでいます。

また、本動画以外のリビングルーム篇以外にも、シーンを変えたカフェ篇や空港篇も制作しています。
制作ストーリーについて
本動画のストーリーは、元気すぎる子供たちに困っているお母さんが登場します。Huluをテレビでつけると、家族揃って楽しい時間に空気が一変します。

最後に、2週間無料トライアルキャンペーンを見せることで視聴者のサービスの導入ハードルを下げています。

<関連記事>
テレビCMの動画制作・映像制作

テレビCMの効果を引き出すポイント

テレビCMの効果を引き出すポイントは、以下の通りです。

・テレビCMの種類
・ターゲット・目的
・動画を放映する時間帯・曜日・エリア
・テレビCMの費用対効果(ROI)
・ネット広告と併用して効果を高める

それぞれ順に解説します。

テレビCMの種類

テレビCMの効果を引き出すためには、出稿する種類を見極めることが重要です。

テレビCMの種類は、大きく分けて「タイムCM」と「スポットCM」の2種類に分けられます。

タイムCMとは、広告主が提供する特定の番組の放送枠で流すテレビCMです。タイムCMの最小放送単位は30秒で、期間は2クール(6ヶ月)です。タイムCMは特定の番組でテレビCMを出稿できるため、ターゲットを絞って効率的にアプローチができます。

一方、スポットCMとは番組に関わらず、テレビ局の定める時間に流すテレビCMです。最小放送単位は15秒で、期間に縛りはなく自由に枠を購入できます。タイムCMのように放送期間に指定がないため、期間限定のキャンペーンに合わせてテレビCMを流せます。

このようにテレビCMの種類によって特性が異なるため、取扱商材・サービスや目的によって選択が必要です。

ターゲット・目的

テレビCMの効果を引き出すには、ターゲットや目的設定が重要です。テレビCMを誰に向けて提供したいのか定まっていなければ、テレビCMの内容も明確に決まらず、まとまりのあるCMを制作することができません。

アピールポイントに合わせてターゲットユーザーを明確にし、ニーズや行動パターンを分析することで、テレビCMの訴求方法を決められます。テレビCMの放送時間は限られているため、ターゲットの年齢層やインサイトの分析が重要です。

また、テレビCMを制作する際は、目的を明確にしておきましょう。例えば、商品・サービスの認知度をアップさせたい、購入率を高めたいなど、目的によってアピール方法は異なります。

ターゲティングや制作目的を明確にしておくことで、テレビCMの効果を最大化させられます。

動画を放映する時間帯・曜日・エリア

テレビCMの効果を引き出すためには、動画を放映する時間帯・曜日・エリアを設定します。

ターゲットに向けたテレビCMを制作しても、放映する時間帯にターゲット層が少なければ効果は発揮できません。

例えば、サラリーマンに対して訴求したい商品・サービスのCMを放映するなら、土日の夕方から夜にかけて出稿することで高い効果を得られます。ターゲット層がテレビを視聴する時間を分析し、放映時間や曜日の最適化を進めましょう。

また、テレビCMは放映するエリアも重要です。特定の地域に根差した動画を放映するなら、全国放送ではなくエリアを絞った放映をすることもおすすめです。

テレビCMを全国放送に出稿する場合、ローカル局より費用は高くなります。ターゲットだけではなく予算も考慮した上で、動画を放映する時間帯・曜日・エリアを設定しましょう。

テレビCMの費用対効果(ROI)

テレビCMを出稿する際は、費用対効果(ROI)の検討も必要です。テレビCMは放送する時間帯やエリアで費用が大きく異なります。

テレビCMにかけた予算に対してのリターンが少なければ、ROIは低く想定していた効果を得られません。
テレビCMのROIを高めるためには、ターゲットに合わせて効果が得られる時間帯・曜日・エリアを分析を行い検討するようにしましょう。

ROI分析時は、ターゲット層の視聴傾向から想定視聴率・想定到達数なども算出が必要です。事前に各種数値を想定しておくことで、ROIを高めることができます。

ネット広告と併用して効果を高める

テレビCMはネット広告と併用することで、効果を高められます。ネット広告を活用することで、テレビCMだけではリーチできないユーザーへアプローチが可能です。

テレビCMと相性の良いネット広告は、以下の通りです。

・動画広告
・SNS広告
・リスティング広告
・TVer広告

それぞれ順に解説します。

動画広告

動画広告とは、静止画だけではなく動画のクリエイティブを用いた広告のことです。代表的な動画広告として「YouTube広告」が挙げられます。

YouTube広告はテレビCMと相性が良く、併用することで効果を最大化できます。YouTube広告は広告メニューが豊富で、クリエイティブサイズを変更せずに、CM素材を利用することが可能です。

近年はコネクテッドTVと呼ばれる、インターネットに接続できるTVが増えています。コネクテッドTVでYouTubeを視聴しているユーザーをターゲットとすれば、テレビCMの素材を活用することが可能です。

また、YouTube広告の制作・出稿にかかる費用を抑えられ、低コストでYouTube広告を出稿することで、テレビCMを効率的に活用できます。

SNS広告

SNS広告とは、InstagramやTwitterなどのSNSに表示される広告です。

テレビCMとSNS広告の相性が良い理由は「精密なターゲティング」と「拡散性」の2つです。

各種SNSにユーザーが登録する際は、地域・性別・年齢などさまざまな情報を登録します。SNS広告では、ユーザーの登録情報をもとに、商品・サービスに適切なターゲティング設定が可能です。

例えば、Facebookは実名登録制のSNSとなるため、よりリアリティのある顧客情報を元に精密なターゲティングを実現します。設定したターゲティング内容が商材と合わない場合でも、手軽に内容の変更ができます。

成約状況などをもとにターゲティング内容を変更し、PDCAサイクルを回すことでテレビCMの効果につなげられます。

また、SNS広告はユーザーの興味をひくコンテンツが拡散されることがあります。ICT総研が実施した調査によると、2022年時点で日本のSNS利用者は7,975万人に上り、2022年末には8,241万人まで拡大すると試算されていました。

利用者が急増しているSNSでユーザーの興味をひく広告を出稿できれば、高い拡散性が期待できます。

テレビCMの素材はSNS広告へそのまま利用ができないため、SNSのフォーマットに合わせて加工を行い、出稿することで、高い広告効果を期待できます。

リスティング広告

リスティング広告とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで検索した際、トップページに表示される広告です。

検索エンジンへ入力したキーワードに連動して検索結果に広告が表示され、ユーザーがクリックすることで、商品・サービスページへリンクし成約につながります。
リスティング広告はテレビCMで認知と興味を獲得したユーザーに対して訴求できるため、ネット広告の中でも非常に成約率が高い傾向です。

ただ、テレビCMの内容とユーザーが検索するキーワードがマッチしていなければ、リスティング広告による成約は見込めません。リスティング広告とテレビCMの連携は、ユーザーにとってストレスなく求めるページを表示させるかが重要です。

自社商材に対しての検索キーワードを洗い出し適切なキーワードでの広告出稿をすることで、テレビCMの視聴後にユーザーをスムーズに商品・サービスページへ誘導することができます。

TVer広告

TVer広告とは、TVerで動画を視聴する際に流れるスキップ不可の広告です。TVerとは、民放テレビ局5社の共同出資によって運営されており、約400番組を無料で視聴できるテレビポータルサイトです。

TVer広告は、各放送局のFODやGYAO!などのサービスでも配信できます。TVer広告で流れる動画広告は全てスキップ不可となるため、広告の完全視聴率がどのデバイスでも90%以上を記録しています。

TVerはコネクテッドTVでも視聴できるため、テレビCMの素材をそのまま活用して広告出稿が可能です。出稿プラットフォームに合わせて素材を修正する必要なく利用できます。

また、TVer広告はテレビCMよりも低コストで広告の出稿が可能です。テレビを視聴しないユーザーにもTVer広告を活用すれば、テレビCMを届けられます。

TVer広告はテレビ番組と同様の広告枠構成となっており、YouTubeのような動画再生中に広告が差し込まれるケースは少なく、テレビに慣れているユーザーが違和感なく受け入れやすい傾向があります。

TVer広告はテレビ番組に出稿する際と同様、JIAAのブランドセーフティ基準を満たす必要があります。良質なコンテンツしか配信されない仕組みとなるため、安心して広告運営が可能です。

テレビCMの効果測定の方法

テレビCMの効果測定の方法は、以下の通りです。

・特定の指標を測定し検証
・ウェブサイトへの流入数で測定

それぞれ順に解説します。

特定の指標を測定し検証

テレビCMの効果は「延べ視聴率(GRP)」と「延べ注視量(GAP)」などの特定の指標を測定することで検証できます。

下記にて、それぞれの特徴や測定方法を解説します。

延べ視聴率(GRP)

GRPは「Gross Rating Point」の略で、延べ視聴率を指します。一定期間に流したテレビCM1本ごとの視聴率合計を表しています。

テレビCMにおいてGRPは、スポットCMの効果測定を行う際に用いることが多いです。GRPの数値が高いほど多くのユーザーの目に触れている​​ため、数値の最大化を目指すことで効果が得られることが特徴です。

GRPの計算方法は、以下の通りです。

GRP(%)=毎分視聴率×広告を表示させた回数

例えば、毎分視聴率10%の時間帯に対してテレビCMを3本流せば、10×3=30GRPとなります。GRPは番組の視聴率や出稿する広告数によって変動するため、期間終了後に測定するケースが多いです。

GRPで算出した数値は、今後CMを流す時間帯や頻度を決める指標としても活用できます。GRPが低ければ、放送する時間帯や頻度を変更し、テレビCMの効果改善を行いましょう。

GRPはテレビCM放送時にテレビがついていれば数値としてカウントされます。実際に視聴者がCMを見ていなくてもチャンネルがついているだけでGRPが高いケースも少なくありません。

テレビCMの効果を測定する際は、GRPの数値だけを参考にせず、他の測定方法での結果を併用することが重要です。

延べ注視量(GAP)

GAPは「Gross Attention Point」の略で、延べ注視量を指します。テレビをつけている個人がテレビ画面を注視している割合を計測した数値です。

一定時間に流したCMの本数を計測するGRPに対して、GAPは視聴者が画面を1秒視聴すれば1GAPとして計測されます。

前述の通り、GRPが高い場合でも実際はCMを視聴していなかったり、録画してCMを飛ばしていたりします。一概にGRPが高いだけでは、テレビCMの効果が出ているとは言い切れません。

一方、GAPはテレビにカメラを設置し、CM画面への注視状況を数値として算出するため、よりリアリティのある効果計測が可能です。GRPとGAPの結果を照らし合わせることで、実際にどれだけCMが視聴されているかを測定できます。

GAPは2015年から測定が始まったため、まだまだ確立された手法ではありません。そのため、別の測定方法と併用した想定をすることで、テレビCMの効果測定を可能にします。

ウェブサイトへの流入数で測定

テレビCMの効果は、特定の指標を測定し検証できます。代表的な検証方法は、Webサイトへの流入数です。

Webサイトへの流入数では、関連する特定のキーワードを設定しておき、テレビCMが流れた後の検索数の増減で効果測定ができます。

テレビCMを放送した後にWebサイトへの流入数やキーワードの検索数が増えた場合、テレビCMによる効果の可能性が高いです。

テレビCM放映中はWebサイト解析ツールで分析すれば、該当の時間帯のセッション数をチェックできます。また、自社商品・サービスを購入した人に対してアンケートを取ることで、テレビCMの効果測定が可能です。

例えば、自社商品を購入したユーザーに対して「この商品を購入したきっかけは何ですか?」とアンケートを取ることで、テレビCMや、それ以外の流入経路数値を測定できます。

アンケート結果にテレビCMがどれだけ含まれているか確認することで、客観的に効果を推定できます。継続的にアンケートを取れば、過去の回答結果と比較して測定もできるでしょう。

まとめ

以上、テレビCMの効果や測定方法について紹介しました。

テレビCMは商品やサービスの認知を広げることができたり、視聴者にブランドイメージを印象づけられたりと、さまざまな効果が存在します。テレビCMで商品・サービスの認知獲得やイメージアップに成功すれば、売上アップにもつながります。

また、テレビCMの効果を最大化するには、種類やターゲット・目的・ROIなどの要因を把握しておきましょう。特にネット広告とテレビCMは相性が良いため、うまく活用できれば、大幅に商品・サービスの成約率を高められます。

テレビCMの効果を上げたい方や、テレビCMで効果を出したい方はCrevoへテレビCM動画制作の依頼を検討してみてはいかがでしょうか。

crevoAdmin

ZETAがハッシュタグ活用エンジン「ZETA HASHTAG」提供技術における特許を取得

3 years 2ヶ月 ago

ZETAは、ハッシュタグ活用エンジン「ZETA HASHTAG」の提供技術における特許を取得した。

ZETAが取得した特許は、検索の絞り込み条件から自動的にハッシュタグを取得し、商品情報との紐づけを行うとともに、ハッシュタグを組み合わせたWebページを生成することにより、商品購入機会を増やす「ZETA HASHTAG」の機能に関するもの。

内容は次の通り。

  • 発明の名称:ページ生成装置、ウェブページの生産方法、およびプログラム
  • 特許番号:特許第7203398号
  • 登録日:令和5年1月4日

「ZETA HASHTAG」とは

主にECサイトなどWebサイトのなかの説明文やカスタマーレビューのようなテキスト情報をAIで解析し、関連するキーワードを抽出してLP(ランディングページ)を自動生成するソリューション。ECサイトでは、商品の見た目の形状、使い方などに関連するテキストタグを活用して商品検索ができる。

ZETA HASHTAG 特許取得
「ZETA HASHATAG」について(画像は「ZETA CX」サイトからキャプチャ)
藤田遥

佐川急便、送料を値上げへ。「飛脚宅配便(飛脚クール便含む)」「飛脚特定信書便」「飛脚ラージサイズ宅配便」の運賃改定

3 years 2ヶ月 ago

SGホールディングスグループの佐川急便は4月1日、「飛脚宅配便(飛脚クール便含む)」「飛脚特定信書便」「飛脚ラージサイズ宅配便」の運賃を改定する。宅配便のインフラとその品質を維持・向上が目的。

「飛脚宅配便」は、3辺の合計が60センチ以内の「60サイズ」が880円から970円に。同80サイズは1155円を1280円に値上げする。サイズによって異なるが、値上げ率は7%台から10%台の値上げとなる。

SGホールディングスグループの佐川急便は4月1日、「飛脚宅配便(飛脚クール便含む)」「飛脚特定信書便」「飛脚ラージサイズ宅配便」の運賃を改定
飛脚宅配便の改定料金(関東から関西の例)

「飛脚クール便」の付加料金は、140サイズの20キログラム以内が715円から880円、140サイズの30キログラム以内を935円から1100円に値上げする。

SGホールディングスグループの佐川急便は4月1日、「飛脚宅配便(飛脚クール便含む)」「飛脚特定信書便」「飛脚ラージサイズ宅配便」の運賃を改定 飛脚クール便付加料金(改定は140サイズ(20kg・30kg)のみ)
飛脚クール便付加料金(改定は140サイズ(20kg・30kg)のみ)
SGホールディングスグループの佐川急便は4月1日、「飛脚宅配便(飛脚クール便含む)」「飛脚特定信書便」「飛脚ラージサイズ宅配便」の運賃を改定 飛脚特定信書便の改定料金(関東から関西の例)
飛脚特定信書便の改定料金(関東から関西の例)
SGホールディングスグループの佐川急便は4月1日、「飛脚宅配便(飛脚クール便含む)」「飛脚特定信書便」「飛脚ラージサイズ宅配便」の運賃を改定 飛脚ラージサイズ宅配便の改定料金(関東から関西の例)
飛脚ラージサイズ宅配便の改定料金(関東から関西の例)

佐川急便は2017年の価格改定以降、燃料価格や人件費などのコスト上昇に対し、ITを活用した生産性の向上や輸送ネットワークへの投資、効率化などさまざまな対策を講じてきた。

一方で、昨今は「エネルギーや施設・車両などの価格高騰および労働コストの上昇」「物流の2024年問題に対応した従業員とパートナー企業の労働環境改善」「顧客ニーズに対応したサービス品質の維持・向上」といった環境の変化が生じている。

こうした状況下、将来的に継続して安全で安定した物流を提供し続けるため、2017年以降未改定だった「飛脚宅配便(飛脚クール便含む)」「飛脚特定信書便」「飛脚ラージサイズ宅配便」の運賃を改定することにした。

石居 岳

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