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サブスク型ファッションECのエアークローゼット社長が語るファッションECの事業環境+今後の成長戦略 | 通販新聞ダイジェスト

3 years 1ヶ月 ago
サブスク型のファッションECを手掛けるエアークローゼット。2022年7月に東証グロース市場に新規上場し、ますます存在感を増している。回復基調という事業環境の現状と、今後の展望を天野社長に聞いた

エアークローゼットは、月額定額でプロのスタイリストがユーザー1人ひとりに合った洋服を選んでくれるサブスク型ファッションレンタルサービス「エアークローゼット」が好評で、ファッションレンタルのパイオニアとして市場をけん引している。

2022年7月29日には東証グロース市場に新規上場。成長スピードを加速していく。同社の天沼聰社長兼CEOに事業環境や展望などを聞いた。

エアークローゼット 天沼聰社長兼CEO
エアークローゼット 天沼聰社長兼CEO

上場は創業当時から視野。「資金調達と信頼獲得のため」

――2022年7月、東証グロース市場に上場した。

「エアークローゼット」のような消費者向けサービスを拡大するには、しっかり資金調達を行うことと、消費者や業界の信頼・信用を獲得することが不可欠だ。創業時から、コストコントロールが設定した水準に達したら上場しようと考えていた

「エアークローゼット」トップページ(画像はサイトから編集部がキャプチャ)
「エアークローゼット」トップページ(画像はサイトから編集部がキャプチャ)

コロナの影響が長引いたり、世界情勢も不安定だったりして株式市場は低調で、当社事業の状況にかかわらず、外的要因で企業価値が下がってしまうことは悩んだ。

ただ、上場の目的である信頼・信用の獲得という面を大事にしているし、資金調達についても当社のサービスはものすごく多額な資金がないと回らない状況ではなかったので、当初から定めていた上場ラインをクリアしたタイミングを逃さずに、歩を進めることになった。

ファッション・アパレル業界は回復傾向

――ファッション・アパレル業界やサブスク市場の現状をどう見ているか。

ファッション・アパレル業界はようやく実店舗も含めて全体が回復基調にある。一方、原価上昇の影響でファッション商材の値上げが始まっている。コロナも完全になくなったわけではなく、観光業界などが戻ることでファッション市場の回復が強まることを期待したい。

ファッションサブスク市場については、ファッション・アパレル業界の動きと大きな違いはなく、春や秋といった季節、シーズンの変わり目に新規ユーザーの登録が増える傾向にある。

エアクロの人気は“自分に合う服探しをアウトソーシングできる”から

――消費者から「エアクロ」が支持されている理由は。

レンタルの経済合理性もあると思うが、一番はパーソナルスタイリングの部分だと思う。お客さまの声を聞くと、「洋服を探す時間がなかったけれど、最近はファッションを楽しめるようになった」「自分の生活リズムを変えることなく、マンネリ化したファッションから解放された」といった声が多く、服探しをアウトソーシングしている感覚だと思う。

エアークローゼットは今後さらなるパーソナライズ需要の高まりを指摘している(画像はエアークローゼットのIR資料から編集部がキャプチャ)
エアークローゼットは今後さらなるパーソナライズ需要の高まりを指摘している(画像はエアークローゼットのIR資料から編集部がキャプチャ)

――百貨店もファッションサブスクに参入したが、引き続き「エアクロ」が市場をけん引している。

ファッションサブスク、ファッションレンタルを市場として認めて頂き、「エアークローゼット」が話題に上る機会も増えた。コロナ禍もあって、多くのブランドさんが新しいユーザーとの出会い方や試着してもらう方法を、自社ECを含めて模索していて、ファッションレンタルに関心を持つブランドさんが増えている

当社のファッションサブスクの仕組みを外部提供するプラットフォーム事業に対する問い合わせも増えている。

ファッションレンタル市場の高まりを受け、エアークローゼットは創業以来堅調に売り上げを伸ばしている(画像はエアークローゼットのIR資料から編集部がキャプチャ)
ファッションレンタル市場の高まりを受け、エアークローゼットは創業以来堅調に売り上げを伸ばしている(画像はエアークローゼットのIR資料から編集部がキャプチャ)

――以前と比べてアパレル企業の宣伝方法も変わった。

従来であればファッション誌などに広告を掲載することで認知を高めるというのが一般的な業界だったが、スマホの普及やSNS時代にあっては、消費者一人ひとりが細分化された情報に触れることが多くなったり、生き方としての多様性が尊重されたりする流れなども、マーケティング手法に影響が出ていると感じる。

“出会い”を作ることができればファンになってもらえる可能性のあるブランドさんが多い中で、「エアークローゼット」は試着以上の体験を提供できている。

――スタイリストが単一ブランドの洋服でコーディネートを組むサービスも始めた。

2022年1月から、コーディネート提案するブランドを利用者が指名できる「ブランドセレクト」というオプションを始めていて、足もとでは14ブランドが参加している。このオプションを使うお客さまは参加ブランドのファンだと思っていたが、実際には9割の方がそのブランドを定期的に購入している人ではなかった

「ブランドセクション」は新たな顧客接点としてブランドから喜ばれている(画像は「エアークローゼット」から編集部がキャプチャ)
「ブランドセクション」は新たな顧客接点としてブランドから喜ばれている(画像は「エアークローゼット」から編集部がキャプチャ)

数年前に一度買ったことがあるとか、店舗で見たことはあるが買ったことはないなど、ブランドは知っていても試したことがない、頻繁に購入していない人が多く、参加ブランドさんには喜んでもらっている。

ブランドセレクトオプションは、ブランドさんからもオプション料金を頂いている。それは、ブランドごとにスタイリングを組むために品ぞろえのバリエーションを増やす必要があり、仕入れの幅を広げることになるからだ。

事業の底上げでサービス力アップ

倉庫管理システムを内製化

――「エアクロ」のビジネスは服の仕入れや、倉庫まわり、クリーニング・メンテナンス工程、スタイリストの確保・教育などが重要になるが、課題感や優先的に強化が必要な部分は。

創業以来、それらのバランスをとりながらサービス力を高めてきた。お客さまの総定数に対してそれぞれのキャパシティに不足がないようにしてきた。洋服の仕入れについては各ブランドさんとしっかり話をしているので、数量やバリエーションの確保に問題はない。

倉庫やメンテナンスの能力も長い目で見ると拡充する必要はあるが、当面は問題なく稼働できる。創業時から物流の企画チームを立ち上げて業務フローのノウハウを蓄積してきた。

倉庫管理システムを内製化したことは大きく、仮に倉庫移転があってもデータの管理方法などにも問題はない

コロナ禍で辞職に追い込まれた販売員の受け皿にも

――スタイリストについては。

スタイリストの人数も少しずつ増やしていて、応募状況や教育のスピードも常にチェックしている。

コロナの影響でアパレル店舗が閉じ、販売員を辞めざるを得なくなった人に当社の教育を受けてもらい、パーソナルスタイリストとして再度、ファッションの世界で活躍できる受け皿としても機能したい。

学生の求人も減っていると思うが、ファッション業界を志す人の未来をサポートできる存在になっていきたい。

エアクロを「知っている」から「使う」に変わる過程を重視

――事業としては基盤づくりのフェーズからユーザー数を増やすフェーズにある。

その通りだ。従来から取り組んでいるレディース向けのファッションレンタルはポテンシャルが高く、引き続きその領域を伸ばしていく。

認知度調査を行っても、昨年夏にテレビCMを放映する前の「エアークローゼット」の認知率は4%くらいで、大半の人が当社のサービスを知らない。

まずは知ってもらい、使ってもらわないとわかりにくいサービスなので、使ってもらうまでのプロセスを重視していく。

――会員獲得に向けては。

無料会員は有料会員への入り口としてもちろん重視している。無料会員については、当社のレンタルの基準は外れたけれど、まだまだ着用できる洋服を安価で販売する「エコセール」を利用できるメリットもある。

クーポン施策などで会員獲得に向けた取り組みを継続的に実施している(画像は「エアークローゼット」から編集部がキャプチャ)
クーポン施策などで会員獲得に向けた取り組みを継続的に実施している(画像は「エアークローゼット」から編集部がキャプチャ)

一方で、毎月の新規有料会員登録数の10%前後が一度退会されたお客さまというデータもあるので、そうしたお客さまにも洋服の新着情報などを案内している。

事業成長のための新たなステップは?

メンズ分野にサービス拡大

――事業成長に向けた次の一手は。

成長スピードを速めるために、メンズなどほかのセグメントにレンタルサービスを広げていく。また、プラットフォーム事業についても外部にレンタルサービスの仕組みを提供することで、ファッションレンタルの市場そのものが広がると考えている。

エアークローゼットが掲げる中長期成長戦略。事業領域拡大による成長を見込む(画像はエアークローゼットのIR資料から編集部がキャプチャ)
エアークローゼットが掲げる中長期成長戦略。事業領域拡大による成長を見込む(画像はエアークローゼットのIR資料から編集部がキャプチャ)

――新規セグメントの優先順位は。

メンズやシニア、キッズ、マタニティなどさまざまな候補があるが、現状ではメンズを考えている。品目数が多くて探すのが難しく、パーソナルスタイリングが効いてくる領域としてメンズのカジュアル、オフィスカジュアルはこれまで培ってきたノウハウを発揮しやすい。並行して、プラットフォーム事業にも力を注ぐ

アジア、市場をターゲットにした海外展開も視野にあるが、それはもう少し先になる。

ブランドにとって、顧客との新しい出会いを作る

――アパレル・ファッション業界への貢献については。

お客さま1人ひとりにフィットするブランドに出会ってもらい、そのファンを増やすことが、業界にとっても新しいお客さまとの出会い方として価値があると思う。

もう1つはパーソナルスタイリングだ。ファッションが好きな人にとっても新しい発見が多いサービスなので、お客さまの興味・関心が広がることは、リアルの場でも試着の幅が広がることになる。

これまで時間とコストをかけてきた物流を含めた当社のプラットフォームを外部提供することで、ブランドさんの新規事業や会社の成長にも貢献したい。

※記事内容は紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをネットショップ担当者フォーラム編集部が追加している場合もあります。
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通販新聞

顧客満足度が高い理由は何ですか? 楽天、生活クラブ連合会、ディズニー、オートバックスに聞いてみた

3 years 1ヶ月 ago

オリコンはこのほど、「2023年 オリコン顧客満足度アワード授賞式」を都内で開催し、各業界・カテゴリーから選出した顧客満足度ランキング1位の企業を表彰。楽天グループ、生活クラブ事業連合生活協同組合連合会などに受賞要因などを取材した。

楽天、生活クラブ事業連合生活協同組合連合会、ウォルト・ディズニー、オートバックスセブンに聞く受賞理由

【楽天グループ】ふるさと納税ランキング1位/生活カテゴリー

楽天グループが運営するふるさと納税ポータルサイト「楽天ふるさと納税」が、「ふるさと納税」ランキングの1位を受賞した。

楽天グループ(登壇者は右。ふるさと納税事業部 北原咲希氏)が、ふるさと納税ランキングで1位を受賞
楽天グループ(登壇者は右。ふるさと納税事業部 北原咲希氏)が、はふるさと納税ランキングで1位を受賞

楽天グループの地域創生事業 ふるさと納税事業部の谷本真理氏は次のように話した。

「楽天ふるさと納税」は、ふるさと納税という制度の正しい理解の促進と、全国の自治体の活性化に貢献するべく、日々サービスやポータルサイトの改善を重ねてきた。さらに多くの方々がこの制度をご活用いただけるよう、より使いやすいサイトをめざしていく。(谷本氏)

「楽天ふるさと納税」トップページ(画像は編集部がサイトからキャプチャ)
「楽天ふるさと納税」トップページ(画像は編集部がサイトからキャプチャ)

受賞理由として谷本氏は「『楽天ふるさと納税』で寄付ができる自治体様の数や返礼品の豊富さも、寄付者の満足いただいている1つの要因だと思う」(谷本氏)と説明。

また、楽天グループの「楽天市場」で培ったEコマースのノウハウを生かした、ページの使いやすさも受賞要因にあげた。

各返礼品ページでは、返礼品の魅力や自治体の禿頭、自治体の寄付の活用方法などの情報を豊富にわかりやすく掲載。その時、必要な人に必要な情報が出るようにサイトのカスタマイズもしている。(谷本氏)

このほか、ふるさと納税の初心者も気軽に寄付できるよう、制度のわかりやすい説明や、寄付額のシミュレータ、確定申告・ワンストップ申請などの手続きの簡単な仕組みを提供・紹介している。

楽天ふるさと納税クラウドファンディング」では、寄付者が寄付金の利用目的から寄付先を選べるサービスも整備。「普段は意識されにくい寄付の使い道や、ふるさと納税を活用した地域の取り組みをわかりやすく訴求するために、動画にまとめたドキュメンタリーも公開している。

今後はオンライン、オフラインの両軸から「ふるさと納税」を通じた、地域と寄付者とのさまざまな接点の創出を検討していく。今後も、ふるさと納税を通じた持続可能な社会の実現に向けて、地域経済の活性化に寄与し、ふるさと納税に対する正しい理解の拡大・浸透・普及に努めていきたい。(谷本氏)

【生活クラブ事業連合生活協同組合連合会】食材宅配サービス(首都圏)ランキング1位/生活カテゴリー

食材宅配サービスを手掛ける生活クラブ事業連合生活協同組合連合会は、首都圏の食材宅配サービスランキングで1位を獲得した。

アワードに登壇した生活クラブ事業連合生活協同組合連合会・千葉の理事長(右)
アワードに登壇した生活クラブ事業連合生活協同組合連合会・千葉の理事長(右)

受賞について、生活クラブ事業連合生活協同組合連合会 常勤理事の山本江理氏は次のようにコメントした。

特に評価いただいたのは、「コストパフォーマンス」「食材の品質」「商品情報のわかりやすさ」「商品の充実さ」だった。

生活クラブ生協は約50年前から、生活クラブ事業連合生活協同組合を利用する組合員自身が、生活に必要な食品や生活用品などを生産者と協力して開発し、自ら利用するということを実践してきた組織。

安心な食、環境に配慮し、よりよい暮らしを送りたいという組合員の多岐に渡る願いや実行力で、1人ひとりの生活者に寄り添った生活必需品を作り出してこれたこと、その点が評価されたと思っている。(山本氏)

さらなる顧客満足度向上に向けて、今後も継続して食材の品質を維持、情報公開(認知拡大)を進めていく方針。ITの活用で注文の利便性の向上、組合員の生協への新しい参加の在り方を構築すべく検討する。

生活クラブ事業連合生活協同組合連合会が手掛けるサービスの一例(画像は同連合会が運営するECサイトから編集部がキャプチャ)
生活クラブ事業連合生活協同組合連合会が手掛けるサービスの一例(画像は同連合会が運営するECサイトから編集部がキャプチャ)

また、持続可能な社会への貢献も意識しているという。

食材宅配事業から次の展開へ進めている。これまでも、生産者と力を合わせて再生可能エネルギーの発電所を作ったり、生産者・消費者双方の地域社会存続に向け、自治体と協力して移住事業を展開してきた。今後は原点に立ち返りつつ、暮らしに必要な品物の共同購入を通してサステイナブルな社会づくりをめざしていく。(山本氏)

【ウォルト・ディズニー・ジャパン】定額制動画配信ランキング1位/生活カテゴリー

ウォルト・ディズニー・ジャパンは定額制公式動画配信サービスの「Disney+(ディズニープラス)」が定額制動画配信ランキングで1位を受賞した。「ディズニープラス」はこれまでのオリコン顧客満足度アワードでも受賞している。

ウォルト・ディズニー・ジャパンのダイレクト・トゥー・コンシューマ(DTC)ビジネス バイスプレジデント&ゼネラルマネージャーを務めるデイヴ・パウエル氏は、次のようにコメントした。

「ディズニープラス」は2年連続で高い評価をいただた。ディズニーの全ての活動の基盤は、卓越したクリエイティブと質の高いストーリーテリングを追求すること。「ディズニー」「ピクサー」「マーベル」「スター・ウォーズ」などのグローバルコンテンツに加え、「スター」(「ディズニープラス」で日本では2021年10月に追加したブランド)の下、視聴者の共感を得られる国内作品を充実していく。

アワードに登壇したデイヴ氏(右)
アワードに登壇したデイヴ氏(右)

【オートバックスセブン】中古車専門販売店ランキング1位/生活カテゴリー

車の売買を担うサイト「オートバックスカーズ」などを運営するオートバックスセブンは、車買取会社と中古車販売専門店の2つのランキングで1位を受賞。

「オートバックスカーズ」トップページ(画像はサイトから編集部がキャプチャ)
「オートバックスカーズ」トップページ(画像はサイトから編集部がキャプチャ)

カートレーディング事業統括 兼 ファイナンス事業統括 倉林真也氏は次のようにコメントしている。

車買取については、「見積書の発行」と「査定価格の5日間保証」で、愛車の売却についてじっくり検討していただける点を評価いただいたのでないか。お客さまの大事な愛車を買い取らせていただく上で、十分に納得してから売却を決めていただきたいと思っている。

中古車販売については、お客さま1人ひとりに合わせた最適なカー用品の提案や、定期的なメンテナンス・車検のご相談など、お客さまのカーライフに寄り添った取り組みを実施してきたことが受賞につながったのではないかと考えている。

車の売却も購入も、人生のうちに何度かしかない大きなイベントだと説明。「安心してオートバックスに任せていただき、お客さまからの支持・信頼を得られるようにサービスを提供していく」(倉林氏)と話した。

アワードに登壇したオートバックスセブンの担当者(右)
アワードに登壇したオートバックスセブンの担当者(右)

「オリコン顧客満足度アワード(R)授賞式」とは?

サービス・商品に対する顧客満足度の認知拡大と価値向上のためにオリコンが創設したアワード。各ランキングで顧客満足度総合1位に選出された企業の功績を称えている。最新の「オリコン顧客満足度」の調査人数は332万人(2023年3月時点)。

2023年の受賞企業数は197社(総合1位企業を含む)。カテゴリー数は15カテゴリー(※)で、発表ランキング数は192。

※カテゴリーの内訳:保険/金融/塾/スクール/通信/美容/スポーツ&ヘルス/ウエディング/小売/生活/住宅/ビジネス/人材/トラベル/レジャー

高野 真維

自転車のあさひ、EC売上高は83億円でEC化率は11%。将来的に15%までめざす計画

3 years 1ヶ月 ago

自転車専門店を展開する、あさひの2023月2期におけるEC売上高は83億円だった。

ECと店舗の合計売上高(小売売上高)は前期比5.6%増の726億5200万円。小売全体に占めるECの割合は11.4%。全体の売上高は同4.6%増の747億1200万円で、EC化率は11.1%だった。

小売りの増収は、価格改定による単価アップ、既存店売上高の同2.6%増、客単価の同5.6%増が寄与した。

自転車専門店を展開する、あさひの2023月2期におけるEC売上高は83億円
あさひの部門別売上高(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

2024年2月期の売上高は、同7.1%増の800億円を計画している。このうち小売売上高は同6.4%増の773億円。内訳は店舗が同6.6%増の686億円、ECは同4.8%増となる87億円を見込んでいる。

【中期経営計画】自転車利用者の減少見込むもOMO強化などで変化対応

あさひは2026年2月期を最終年度とした3か年の中期経営計画「VISION2025」を策定。マクロ環境については2026年、少子高齢化に伴い、労働力人口の減少と人件費圧力が上昇すると予想。自転車利用者の減少も見込んでいる。

自転車市場の環境については、新車の台数が漸減するほか、買い替えサイクルの長期化で、修理・メンテナンス需要が増加。子供用自転車は減少し、一般車から電動アシストにシフトすると予測している。

あさひは2026年2月期を最終年度とした3か年の中期経営計画「VISION2025」を策定
外部環境の変化について(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

こうした逆風を予想しつつ、変化対応で2026年2月期は全社売上高を850億円まで拡大する。

その成長基盤としては、「デジタル・IT基盤の強化」「物流機能の強化&最適化」「ブランディング強化」を挙げている。さらに4つの重点戦略として「お客様との関係性強化(CRM強化)」「既存店の活性化(店舗・EC)」「新しい店舗スタイルの開発」「事業領域の拡大」を掲げた。

都市圏への出店、既存店の活性化、全国の受け取り拠点、物流の効率化、品ぞろえ・品質の向上を図りながら、ECと店舗間で垣根なくモノや情報が流れるOMO戦略を強化。中期経営計画最終年度には、小売りにおけるEC化率は15%の達成をめざす。

あさひは2026年2月期を最終年度とした3か年の中期経営計画「VISION2025」を策定
OMOの強化について(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

 

石居 岳

EC事業の成長にはデジタルを活用したマーケティング力が必要。EC人材力向上の7つのポイントとは? | 強いEC会社を支えるネットショップ担当者を作る人財育成講座

3 years 1ヶ月 ago
EC人材力向上に必要な「データ分析」「データ活用」について7つのポイントを解説

ECを成長させるためのテクノロジーとソリューションは大きな進化を遂げています。しかし「EC事業を成長させるための知識」不足が原因で、「自社独自のECマーケティングノウハウ」の確立に至るまで「運営サイクル」を回し続けられない事業者も少なくありません。前回のコラムでは「EC組織力」の大項目である「組織」「定例会議」の2つの中項目と6つの小項目について解説しました。今回は「EC人材力」について解説していきます。

組織や人材の「運営力」
  1. EC事業成長のカギは組織の「運営力」。「EC組織力」向上させるポイントとは?
  2. EC事業の成長にはデジタルを活用したマーケティング力が必要。EC人材力向上の7つのポイントとは?

全5回の記事では、筆者のECマーケティング人財育成(ECMJ)が手がけるコンサルティング、相談、講演・セミナーでの質問などから、EC事業の「運営サイクル」を強化するために必要な項目を洗い出した「EC事業の運営サイクル強化のためのチェックシート」をベースに、EC事業を伸ばす「組織力」「人材力」「運用力」を解説していきます(チェックシートの詳細はこちら)。このチェックシートは、「EC組織力」「EC人材力」「EC運用力」の大項目、14の中項目、そして41の小項目から成ります(2023年2月時点)。

「EC人材力」とは、EC事業推進に必要なデジタルを活用したマーケ力

チェックシートの2つ目のカテゴリは「EC人材力」です

EC組織力は「データ分析」「データ活用」「市場調査・競合調査」「その他の情報収集」の4つの中項目から成ります。

筆者たちECMJは、EC人材力を「EC事業を推進するためのデジタルを活用したマーケティング力」と定義しました。日々、EC運営業務を推進し、成長させるために土台として構築しておかなければならない力、いわゆる「リテラシー」です。

従来までのアナログビジネスとデジタルビジネスのもっとも大きな違いは「情報(データ)」です。息を吸うように情報(データ)を理解し、選択と判断を繰り返す力がEC人材に求められます

EC人材力のチェックポイント
  • データ分析
    • EC事業のデータ管理を日次で行い、日々データと要因の整理ができているか
    • EC事業のデータ管理を月次で行い、毎月データと要因の整理ができているか
    • 商品ページ別の販売実績データを作成し、商品ページにおけるセッションとCVRの変化を分析できているか
  • データ活用
    • EC事業の同一期間・同一条件のデータを比較し、データの変化を見ることができるか
    • 定期的に取得するEC事業のデータのなかから異常値を見つけ出し、指摘することができるか
    • データが動く原因を調査・把握し、データの変化や異常値の理由を説明することができるか
    • ECサイトの売り上げが下がった際、具体的に「いつからどのデータが落ちているか」を説明できるか

データ分析 ①:EC事業のデータ管理を日次で行い、日々データと要因の整理ができているか

データ分析というと、大量のデータを集計しインサイトを見出す「データサイエンティスト」の仕事をイメージするかと思いますが、そうではありません。リテラシーとしてのデータ分析は、「データと要因の整理」を行うことです。

この「データと要因の整理」の最小単位は「日次」です。売り上げ、セッション数、CVR、客単価など、主要なデータ項目を「毎日」管理することを習慣化しましょう

データ分析 ②:EC事業のデータ管理を月次で行い、毎月データと要因の整理ができているか

日次の「データと要因の整理」はユーザーに対する日々の細かい施策や、突発的な外的要因をキャッチするためのもので、「原因と結果」を感覚的に察知するデジタルならではのリテラシーです。

日次と並行して月次の「データと要因の整理」を行います。日次というミクロな単位から、月次という一段階マクロな単位に視野を広げて、EC事業の成長を俯瞰することが目的です。

データ分析 ③:商品ページ別の販売実績データを作成し、商品ページにおけるセッションとCVRの変化を分析できているか

EC事業の成長ためには、商品ページ単位での販売実績データを分析することが大切です。販売実績データをチェックするポイントは「セッション」と「CVR」のバランスです。

セッションが多いのにCVRが低い商品ページ、セッションが少ないのにCVRが高い商品ページなど、商品ページ単位での現状を把握し、商品力もしくは提案力にテコ入れできる改善施策を検討する。これを毎月繰り返すことで、「売れ筋兼導線商品」を作っていきましょう。

EC運営 組織 運営力 EC人材力 データ分析 ECMJ 人材育成

データ活用 ①:EC事業の同一期間・同一条件のデータを比較し、データの変化を見ることができるか

データ活用の第一歩は、「データは変化を見るもの」だと理解することです。データ分析にあげた「日次のデータ管理」「月次のデータ管理」は、ある1日・あるひと月のデータだけでは意味を成しません。

毎日、毎月という同一期間・同一条件のデータの羅列から、いかに変化を見出せるかがポイントになります。まずは「データの1点」ではなく「流れ」を見る習慣を作りましょう。

データ活用 ②:定期的に取得するEC事業のデータのなかから異常値を見つけ出し、指摘することができるか

データ活用の第二歩は、データの変化のなかから「異常値」を見つけ出すことです。日々データを見続けていると、たとえば「なぜこの日はセッションが高いのだろう?」という変化に気付けるようになってきます。

まずは「データに違和感を持つこと」を習慣化しましょう。データの変化を見続け、「どこか気になるデータはないか?」と問いかけ続ければ必ず習慣になるはずです。

データ活用 ③:データが動く原因を調査・把握し、データの変化や異常値の理由を説明することができるか

「なぜこの日はセッションが高いのだろう?」と異常値に気付けるようになると、次に「セッションが高くなった原因は何だろうか?」という疑問が浮かびます。この「結果(=データ)に対する原因」への疑問が大切です。

違和感を持ったらその理由を探すこと。データが変化した原因を調査・把握し、その理由を説明できる力がつけば、データ活用のリテラシーは相当なものです。なぜなら、データが変化した原因こそ、データを変化させるためのヒントなのですから。

データ活用 ④:ECサイトの売り上げが下がった際、具体的に「いつからどのデータが落ちているか」を説明できるか

EC人材のデータ活用のリテラシーが上がると、データの変化に敏感になります。たとえば「売上減の傾向」。習慣的にデータ管理を行っていない状態と、日次でデータ管理を行っている状態では、そのキャッチアップの速さが異なります。

「売上減の傾向」に早く気付き、セッション数やCVR、商品ページ別の実績など、どのデータが落ちているのかがわかれば、最速で「売上減の傾向」への対策を行うことができます。そして、売上減による被害も最小限に抑えられるはずです。

EC運営 組織 運営力 EC人材力 データ活用 ECMJ 人材育成
◇◇◇

今回は「EC事業の運営サイクル強化のためのチェックシート」における「EC人材力」について7つのチェックポイントをご紹介しました。次回は「EC人材力」の残り2つの大項目、「市場調査・競合調査」「その他の情報収集」をご紹介します。

EC事業の運営サイクル強化のためのチェックシート

EC事業の「運営サイクル」を強化するために必要な項目を洗い出した「EC事業の運営サイクル強化のためのチェックシート」を提供しています。

EC事業の運営サイクル強化のためのチェックシート
石田 麻琴

楽天のライブコマース「楽天市場ショッピングチャンネル」の基礎知識+ECでモノを売るコツを解説【事例あり】 | 「ECタイムズ」ダイジェスト

3 years 1ヶ月 ago
「楽天市場」が提供するライブコマースの仕組み「楽天市場 ショッピングチャンネル」の基礎知識と事例を解説する。ライブコマース初心者向けにわかりやすく説明する

みなさんは「ライブコマース」という言葉を知っていますか?

最近よく耳にする機会があるのではと思います。もしかしたら、かわいい女の子がおしゃべりをするライブ配信を想像するかも知れませんね。17LIVEさんが提供する「17Live」やSHOWROOMさんが提供する「Showroom(ショールーム)」などのライブ配信アプリなら聞いたことがあるよ、と言う方も多いのではないでしょうか?

今回は、EC事業の運用を新たに担当する方でもわかりやすいように「ライブコマース」を解説。その中でも、「楽天市場」が導入しているライブコマース「楽天市場ショッピングチャンネル」を詳しく解説します。記事の後半では事例も紹介するので、ぜひ最後まで目を通してください。

ECタイムズ 楽天市場ショッピングチャンネルの基礎知識

「ライブコマース」の市場規模は顕著に拡大傾向

ライブ配信、近年では「商品販売」の分野でも活用されていることを知っていましたか? 昔よく、テレビの生放送で商品を宣伝してその場で購入してもらう番組がありましたよね。

声の高いMCが名物となったジャパネットたかたさんなどの人気番組もありました。つまり、あれをネットの世界で再現した販売方法が、次のトレンドと言われているのです。

ライブ配信者がネットの配信で商品を紹介し、実際にその場で視聴者が購入をする。こちらは、中国でのそんな「ライブコマース」の販売実績のデータです。

中国におけるライブコマース市場の推移(出典:iiMedia Research)
中国におけるライブコマース市場の推移(出典:iiMedia Research)

年々市場規模が拡大しているのがわかりますか?

日本もこのように、今後ライブコマースの市場が拡大すると言われています!

今回は、そんな「ライブコマース」のうち、特に「楽天市場」で行われている「楽天市場 ショッピングチャンネル」について解説したいと思います!

「楽天市場」が提供するライブコマースの仕組みとは?

「楽天市場 ショッピングチャンネル」は、「楽天市場」が公式に運営しているライブコマースチャンネルです。

「楽天市場 ショッピングチャンネル」トップページ(出典:Rakuten Live コマース)
「楽天市場 ショッピングチャンネル」トップページ(出典:Rakuten Live コマース)

‍配信の日付は決まっており、常にサイトで確認できるようになっています。この特定の日付に出品できる企業がライブ配信で商品を販売できる仕組みです。

ユーザーは、パソコンやスマートフォンから配信動画を視聴し、リアルタイムでコメントや商品に関する質問を投稿することが可能です。出店店舗や動画出演者とコミュニケーションを取りながら、商品を検討し、購入まで行うことができます

ちなみに、過去のライブ配信は、サイトからアーカイブを確認できるようになっています。

「新しい顧客層を開拓したい」店舗に出店メリット

「楽天市場 ショッピングチャンネル」は、リアルタイムでユーザーとやりとりをしつつ商品を販売できる点に大きなメリットがあります。

購入をやや悩んでいるユーザーでも、その場で商品について質問でき、即時的に返ってきたら購入の意思が上がるでしょう。

正直「少し興味がある」程度のユーザーであったとしても、臨場感のあるライブを見ているとぐんと購入に向かって前向きになるかも知れません。

また、ライブコマースの特徴にもう1つ、「他のユーザーの反応ややりとりも見ることができる」と言うものがあります。

たとえば友人とお買い物をしている時、そこまで興味がなかったものでも、隣で友人が買っている様子を見ると欲しくなってしまったと言う経験はありませんか? ライブコマースでもこの現象が起こります。

その場で商品がバンバン売れている様子や、他のユーザーが質問を経て悩んだ末に購入している様子を見ることで、購入を迷っていたユーザーも後に続くと言う現象が起こり得るのです。

新しい顧客層を開拓したい、と言う店舗には大きなメリットがあると言えるでしょう。

【事例】「楽天市場 ライブコマース」実際の販売例

では実際に「楽天市場 ライブコマース」ではどのような商品が売れているのでしょうか? 実際の販売例をご紹介します。

「Myu」楽天市場店

レディースアパレルを扱う「Myu(ミュー)」は、楽天 ライブコマースにて冬のアウターを販売しました。

この店舗では、「ライブ配信限定の50%OFF」と言うキャンペーンを同時に行うことによって、購入を促しました。

「Myu」 ライブ配信の様子
「Myu」 ライブ配信の様子

すでに販売前からSNSで話題にはなっていたものの、その上限をライブコマースとクーポンという施策で突破しようと試みた例といえそうです。

「北海道産直グルメ ぼーの」

「ぼーの」 ライブ配信の様子
「ぼーの」 ライブ配信の様子

北海道の素材を使用した食品を扱うこちらでは、生パスタセットを販売しました。

実際は調理前の状態で届く食品を、ライブ配信の中で調理済みの状態を見せて販売することで、ライブコマースと言う販売方法の特徴である「臨場感」を生かすことができた例です。

「SK-Ⅱ」 楽天市場店

こちらはテレビCMなども行っている有名なスキンケアブランド「SK-Ⅱ」の楽天市場店です。

「SK-II」 ライブ配信の様子
「SK-II」 ライブ配信の様子

こちらは、商品の紹介をするだけでなく、詳しいスキンケアの方法もライブ配信内で紹介しています。

これだと、商品そのものへの興味がまだ強くなりきっていないユーザーでも配信を見る動機ができますね。

ライブコマースと言う販売方法は、こういったユーザーにとってメリットがある動画コンテンツとしての完成度が重要と考えられる例です。

◇◇◇

いかがでしたか? ライブコマースの特徴やどのように活用されているのかについて解説してきました。

まだまだ新しい販売方法だからこそ、新しいユーザー層を開拓したい、競合と販売方法で差をつけたいという場合にはぜひ検討してみてください。

ECタイムズ

インフレで変わる購買行動。ライブコマースの経験率で日本は2.8%、バンコクは63%【世界8都市のEC利用動向調査2023】

3 years 1ヶ月 ago

トランスコスモスは、ソウル(韓国)、ニューヨーク(米国)、ロンドン(英国)など世界8都市のショッピング利用者を対象に「世界8都市オンラインショッピング利用調査2023」を実施、「昨今のインフレ」「ライブコマース」「越境EC」の状況をまとめた。

1年前と比べてオンラインショッピングの15商品の価格上昇を、「非常に思う」「ある程度思う」「あまり思わない」「まったく思わない」の4段階で聞いたとことろ、ロンドン、ニューヨーク、ムンバイ、ソウルでは商品を問わず「非常に思う」との回答が多かった。

特にソウルでは、「日用品・トイレタリー」(50.3%)、「食品・飲料・酒類」(75.9%)、「携帯電話(ガジェット)」(60.0%)で「非常に上がっている」と回答した割合が高い。ムンバイでは「ファッション」(56.6%)、「携帯電話(ガジェット」(53.8%)で「非常に上がっている」の回答割合が高かった。

この傾向は各国のインフレ率統計とも一致しているという。インフレ率が高かったロンドン(9.1%)、ニューヨーク(8.1%)、ムンバイ(6.9%)では多くの商品で価格が上昇している。

トランスコスモスは、ソウル(韓国)、ニューヨーク(米国)、ロンドン(英国)など世界8都市のショッピング利用者を対象に「世界8都市オンラインショッピング利用調査2023」を実施

商品の価格上昇に伴うオンラインでの買い物行動の変化について聞いたところ、いずれの国で「割引クーポンの有無で買い物をするようになった」という比率が高まった。

特に「食品・飲料・酒類」では、ソウル(62.5%)、バンコク(54.4%)、ムンバイ(62.8%)、ニューヨーク(64.4%)と5割以上が「割引クーポンの有無で買い物をするようになった」と応えた。

「同じ商品をまとめ買いするようになった」というユーザーも増えている。また、インフレ率の違いや為替の変動によって越境ECの利用もインフレ対応の1つに。バンコク、ジャカルタ、ムンバイでは、「国内より安く購入できる海外ECサイトを利用するようになった」という回答比率が高くなっている。

トランスコスモスは、ソウル(韓国)、ニューヨーク(米国)、ロンドン(英国)など世界8都市のショッピング利用者を対象に「世界8都市オンラインショッピング利用調査2023」を実施

ライブコマースの経験や認知について聞いたところ、バンコクが最も高く、購入経験率は63.4%、認知率は30.3%だった。上海で購入経験率は54.7%、認知率は37.5%、ジャカルタで購入経験率46.9%、認知率は48.4%だった。

ニューヨークとロンドンは、アジアの都市ほどではないが、6割前後がライブコマースを認知しており、購入経験率もほぼ2022年調査結果並みで定着。東京と他都市との差は今回も顕著で、利用者は2.8%と低い水準にとどまった。

トランスコスモスは、ソウル(韓国)、ニューヨーク(米国)、ロンドン(英国)など世界8都市のショッピング利用者を対象に「世界8都市オンラインショッピング利用調査2023」を実施

調査概要

  • 調査手法:グローバルパネルを利用したオンライン調査、現地語によるアンケート
  • 調査地域:東京(日本)、上海(中国)、ソウル(韓国)、ムンバイ(インド)、バンコク(タイ)、ジャカルタ(インドネシア)、ニューヨーク(米国)、ロンドン(英国)
  • 調査対象者:10~49歳の男女、直近半年以内のオンラインショッピング利用(購入)経験者
  • 回収サンプル:320サンプル×8都市、計2560サンプル
  • 調査実施期間:2023年2月2~12日
  • 調査委託機関:クロス・マーケティング
石居 岳

ユナイテッドアローズ、検索結果ページや商品詳細ページに自動生成したハッシュタグを表示

3 years 1ヶ月 ago

ユナイテッドアローズは、公式通販サイト「UNITED ARROWS ONLINE」の検索結果ページや商品詳細ページに自動生成したハッシュタグを表示するようにした。

自動生成されたハッシュタグを検索結果ページ、商品詳細ページに表示

「UNITED ARROWS ONLINE」では、複数のブランド、多数の商品を扱っている。その時々で注目度の高いキーワードで生成されたハッシュタグを軸に、ユーザー自身が言葉にできない検索キーワードを検索結果ページや商品詳細ページに表示。新たな商品との出会いや発見の機会創出をめざしている。

ECサイト内の回遊率向上や離脱率・直帰率低減を促すほか、オーガニックなコンテンツであるUGCの活用でキーワードに対するSEO改善が見込まれるとしている。

ユナイテッドアローズ ZETA HASHTAG ハッシュタグ 関連ページや商品ページに表示
自動生成されたハッシュタグを検索結果、商品詳細ページに表示する

この仕組みは、ZETAが提供するハッシュタグ活用エンジン「ZETA HASHTAG」を導入して実現した。

ユナイテッドアローズは、既にEC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」、レビュー・口コミ・Q&Aエンジン「ZETA VOICE」を導入している。「ZETA HASHTAG」との連携で、今後さらに効果が高まることが期待されるという。

「ZETA HASHTAG」とは

主にECサイトなどWebサイトのなかの説明文やカスタマーレビューのようなテキスト情報をAIで解析し、関連するキーワードを抽出してLP(ランディングページ)を自動生成するソリューション。ECサイトでは、商品の見た目の形状、使い方などに関連するテキストタグを活用して商品検索ができる。

ZETA HASHTAG 特許取得
「ZETA HASHATAG」について(画像は「ZETA CX」サイトからキャプチャ)
藤田遥

迫る物流の「2024年問題」――じわりと広がる「ホワイト物流」【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

3 years 1ヶ月 ago
ネットショップ担当者が読んでおくべき2023年3月27日~4月2日のニュース

危機だけが伝えられる物流業界。その一方で問題を解決している物流事業者も出てきています。問題だと騒いでいても何も解決しないので、解決している事例を積極的に参考にしたいですね。

配送品質は通販事業の売り上げに影響を与えます

今回はこのツイートからスタートです。課題山積、かつ矛盾だらけの物流業界の現状を端的に表しています。この問題が物流の2024年問題につながっていきます。わかっている未来に悲観していても仕方ないので、前向きに取り組んでいる事例を紹介します。

「配送ビジネスを立ち上げませんか?」--アマゾンが日本で起業支援、年2470万円の利益も | CNET Japan
https://japan.cnet.com/article/35201951/

Amazonは3月30日、配送ビジネス起業を支援する新たな「デリバリーサービスパートナープログラム」(DSP)を開始したと発表した。同社が25年以上培った物流ノウハウや、商品を安全かつ確実に届けるためのサポートを創業者に提供する。

物流事業での起業を支援するというAmazonのプログラム。物流問題が起きるのなら自社で物流事業者を増やしていこうというのはいい動きですよね。

配送ビジネスの立ち上げや運営、雇用者の管理や支払いに関するノウハウを提供する。また、Amazonの提携業者から市場より安く給油できる。Amazonが提携する安いレートの自動車保険にも加入できるという。加えて、ビジネス運営に必要なツールも有償で利用できる。なお、あくまで独立した事業者であり、ドライバーの確保や経営管理、運営、人材確保などは、創業者が自ら行う必要がある。

支援内容はノウハウ提供に加えて、経費削減に関するものもあるようです。ある程度の事業経験があれば、始めるハードルは低そうです。問われるのは経営センスと人を大切にできるかどうかですね。

同プログラムでCruzを創業した同社代表取締役の井原雄士氏は「システムが優秀であると感じる。既存の運送では、ドライバーが自分で荷物の仕分けをし、車に運び入れる。倉庫に車をつけてから出発までに90~120分かかっていた。それがAmazonのシステムでは15分で済む」と語った。また、起業によって「1人で朝から晩まで荷物を運ぶ場合に比べて、子供と触れ合う時間も確保できるようになった」とした。

2024年問題の1つであるドライバーの過酷な労働が挙げられていますが、ここではかなりホワイトな現場なようです。Amazonのシステムを使うことで効率的な配送業務ができて、プライベートの時間も確保できる。こうじゃないと継続できません。もちろん、運ぶ物、運ぶ距離なども考慮しないといけないので、すべてが楽になるとは限らないかもしれないです。

ストレスフリーな社内環境から生まれる「高品質」なEC向け物流代行サービスとは | ECのミカタ
https://ecnomikata.com/original_news/38492/

当社は、年間休日125日、有給取得率100%、残業ゼロで定時の17時に退社をします。物流業界や倉庫業界では長時間労働や休日出勤のように激務な労働をイメージされがちですが、当社ではありえません。スタッフの稼働率を上げすぎないように徹底的にスケジュールの管理をし、無理なく業務に集中できるようにしています。

こちらもホワイトな物流企業の記事です。このレベルは大企業並みと言っていいのではないのでしょうか。世の中にはこんな企業もありますから、やってできないことはないということでしょう。

EC代行サービスをする中でFBA、RSL(楽天スーパーロジスティクス)なども利用されているお客様が多く、そういったお客様の気持ちになることをきっかけに、自社で商品開発を始めて、Amazon、Yahooでの販売をしておりました。このときに経験した事業者としての悩みを、今も物流代行サービスに活かしております。

物流事業を磨き上げる努力も怠っていません。送る側の気持ちにならないと良い配送ができないということですね。2024年問題は物流業界の問題というよりも、「それを変えようとすることができるか」ということにかかっていそうです。業界の問題だからと言って放置していたら何も変わりません。

知育おもちゃのサブスク「トイサブ!」に聞く運営の裏側。配送会社を変えたら解約率が1.5倍になったワケ、ユーザーの満足度を高めるための「焼き鳥理論」 | アプリマーケティング研究所
https://markelabo.com/n/na307caeabf5b

適正価格を維持するためにコストを下げようと、配送会社をA社からB社に変えたときに、お客様からクレームが殺到してしまったことがあります。

これは何年も前の話ですが、ものすごい量のクレームが来てしまって、その影響で一時期は解約率も1.5倍以上になってしまいました。

最後にこんな記事を。配送品質は通販の事業に影響を与えます。コストと思っていたらうまくいかないのは明白です。

通販の事業者、物流の事業者、それぞれが品質に関しての意識を高めれば2024問題も乗り越えられるはず。

関連記事
Amazonが新たな「デリバリーサービスパートナープログラム」をスタート、ラストワンマイルの提携パートナーの範囲を拡大 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/10801

今週の要チェック記事

北の達人の木下社長が語る「利益を生みだす一流のマーケッター」になる方法。Webマーケの成果を最大化するノウハウを解説 | 「D2Cの会」が解説、D2Cビジネス成功の秘訣 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/10721

先週に引き続き木下社長のお話。後編はクリエイティブの話。

ワーキングマザーが目指す「幸せな商売」のかたち。PONZ SHOP 宮本さん×川村対談 | コマースデザイン
https://www.commerce-design.net/blog-staff/230323-ponzshop/

「仕事も家庭もこどもとの時間も…大切なもの全てに、心血を注いでこられた宮本さんのストーリー」。共感できるポイントの多い事例です。

<メルカリ物価・数量指数からわかる2月トレンド通信>電気代高騰による節約意識向上の影響か。室内防寒に使える「レッグウェア」の物価指数が上昇傾向 | コマースピック
https://www.commercepick.com/archives/32571

電気代が値上げされた冬の傾向が出ていますね。では、夏はどうなるのか? 今のうちから準備を。

リコマースが長期的なトレンドに。世界最大の小売イベントレポート | Forbes JAPAN
https://forbesjapan.com/articles/detail/61709?s=ns&utm_source=pocket_saves

「古着市場は従来の小売の11倍の速さで成長している」。この世界の流れが日本にも押し寄せるかも。

JR東日本のECモール「JRE MALL」、2025年に取扱高1300億円をめざすEC戦略とは | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/10750

ユーザー層を見た打ち手がうまくいっているようです。「JREポイント経済圏」の確立が次の課題。

政府 、ステマ広告規制を閣議決定 商品レビューの投稿依頼・競合への低評価レビューはステマに該当 | 日本ネット経済新聞
https://netkeizai.com/articles/detail/8376

「新たな告示の運用基準に照らせば、ウェブ上の記事広告や記事型のランディングページのほとんどが、ステマ広告に該当することになるだろう。法律の実効性について注視したい」。今後の動きは気にしておかないといけないですね。

今週の名言

デジタルとリアルで「お客様に寄り添う」をちゃんとやる。ユナイテッドアローズ藤原義昭 #サプライジングパーソン | TRUE MARKETING byGMO
https://www.koukoku.jp/truemarketing/premium/20230330/

僕はあまり奇をてらった施策には踏み込まないようにしています。ベーシックな施策で、できていないことにしっかり取り組むことを大切にしています。「徹底的にやったか」「中途半端になっていないか」を、常に自問自答することが大切です。メンバーにも同じ話をしますし、施策後の振り返りをとても大切にしています。

奇をてらった施策が当たってしまうと、悪い意味での成功体験になってしまってそれに引っ張られてしまいます。ベーシックな施策を着実にこなして積み重ねるのが近道。

筆者出版情報

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看板商品「クルミッ子」は入荷するとすぐに完売!鎌倉紅谷のECサイトが取り組む買い物体験向上&ストレス軽減のアプローチとは

3 years 1ヶ月 ago
焼き菓子の「クルミッ子」などを展開する鎌倉紅谷がECサイトに「Amazon Pay」を導入したことで購買時の利便性が向上。人気のあまり即完売する「クルミッ子」も「Amazon Pay」によって初めて買えたという消費者が続々と現れている
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ECサイトでは入荷するとすぐに完売、実店舗でも売り切れ続出の鎌倉銘菓「クルミッ子」。製造・販売しているのは神奈川県鎌倉市に本社を置く鎌倉紅谷だ。「クルミッ子」を求めてECサイトに訪問する消費者の買えないというストレス  を少しでも軽減するため、買い物体験の改善に奮闘する。できる限り買いやすいECサイト作りを――。こんな思いでECサイト運営に取り組むダイレクト・マーケティング部 マネージャーの長野功一氏、ダイレクト・マーケティング部 スーパーバイザーの吉田裕子氏にインタビューした。

売り切れ続出の鎌倉銘菓「クルミッ子」(販売元は鎌倉紅谷)のAmazon Pay導入事例 ダイレクト・マーケティング部 マネージャーの長野功一氏、ダイレクト・マーケティング部 スーパーバイザーの吉田裕子氏

売り切れ続出の看板商品「クルミッ子」などを実店舗とECで展開

鎌倉紅谷は1954年に鎌倉市雪ノ下に創業。初代は和菓子職人で、2代目は洋菓子職人。その系譜を受け継ぎ、現在は和洋にこだわらず“おいしいお菓子”を取り扱う。

売り切れ続出の鎌倉銘菓「クルミッ子」(販売元は鎌倉紅谷)のAmazon Pay導入事例 鶴岡八幡宮前にある八幡宮前本店
鶴岡八幡宮前にある八幡宮前本店(写真は鎌倉紅谷提供)

鎌倉という土地柄もあり、以前は生菓子も多く扱っていたものの、今では焼き菓子を中心に製造販売している。

鎌倉紅谷は現在、神奈川・東京・大阪に直営店10店舗のほか、ECサイトを展開する。顧客層は40~50代の女性が大半を占めており、自分用に加え、ギフト需要も多い。また、鎌倉の八幡宮前本店では修学旅行生からも購入されているようだ。

売り切れ続出の鎌倉銘菓「クルミッ子」(販売元は鎌倉紅谷)のAmazon Pay導入事例 八幡宮前本店の店内
八幡宮前本店の店内(写真は鎌倉紅谷提供)

「クルミッ子」は、歯ごたえの良いクルミをふんだんに使い、甘みと苦みが合わさった自家製キャラメルをクルミと一緒にバター生地ではさんだ焼き菓子。鎌倉紅谷の菓子職人の手によってこだわって作られた「クルミッ子」は、クルミ・キャラメル・生地が絶妙な味や食感を生み出している。

売り切れ続出の鎌倉銘菓「クルミッ子」(販売元は鎌倉紅谷)のAmazon Pay導入事例 商品のパッケージには鎌倉紅谷のシンボルキャラクターであるリスのマーク「リスくん」があしらわれており、このキャラクターもファンから人気を集めている
商品のパッケージには鎌倉紅谷のシンボルキャラクターであるリスのマーク「リスくん」があしらわれており、このキャラクターもファンから人気を集めている(写真は鎌倉紅谷提供)

「Amazon Pay」の導入で買い物体験を向上

鎌倉紅谷がEC事業に着手したのは2001年。ECサイト運営はもともと、直営の実店舗を補うためのものという位置づけだった。

ただ、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、無店舗で販売ができるECサイトの重要性を改めて実感。2020年10月にECサイトをリニューアルして、ECサービスの強化や機能の充実などに着手した。

売り切れ続出の鎌倉銘菓「クルミッ子」(販売元は鎌倉紅谷)のAmazon Pay導入事例
鎌倉紅谷が運営するECサイト

以前の注文方法は、電話での受注がメイン。コロナ禍でネット経由の受注が大幅に増加したため2022年11月末で電話受注を終了し、ネット経由での受注に絞った。もっとも、内製のコールセンター機能は維持しており、受注ではなく「お客さま対応」含め問い合わせ対応の役割を担う。受注はECに集約する一方、手厚いサポートができる対応は継続している。

鎌倉紅谷ではEC強化の取り組みの一環で、2022年8月にECサイトの決済機能を拡充し、「Amazon Pay」を導入。同じタイミングで、「Amazon Pay」だけでなく、他社が提供するID決済も実装した。浸透するID決済を充実することで、買い物体験を向上させるアプローチだ。

ECサイトの決済機能は、以前からあった代引きはなくし、その代わりに「Amazon Pay」などID決済を複数増やしました。その結果、ECサイト全体の使い勝手はお客さまに好評です。(吉田氏)

売り切れ続出の鎌倉銘菓「クルミッ子」(販売元は鎌倉紅谷)のAmazon Pay導入事例 ダイレクト・マーケティング部スーパーバイザーの吉田裕子氏
ダイレクト・マーケティング部 スーパーバイザーの吉田裕子氏

入荷するとすぐに完売する「クルミッ子」、続く売り切れ状態が課題に

鎌倉紅谷の実店舗・ECサイト共通の課題がある。それは、「クルミッ子」がすぐに売り切れてしまうということだ。

「クルミッ子」は年間で3000万個以上を生産している。職人が1つずつ手作りする工程が多く、量産が難しい。メディアで取り上げられる機会も増えて商品の需要が拡大、そこにコロナが重なりECでの注文が大幅に増加した。

その結果、消費者はそれまで以上に入手しにくい状況が発生。職人が手仕事で作る「クルミッ子」は限られた量しか製造・販売できないため、どうしても増える需要に対して供給量が追い付かない状況が続く。

売り切れ続出の鎌倉銘菓「クルミッ子」(販売元は鎌倉紅谷)のAmazon Pay導入事例 「クルミッ子」は1つずつ職人が手仕事で作る
「クルミッ子」は1つずつ職人が手仕事で作る(写真は鎌倉紅谷提供)

オンラインの商品に関しては毎日、在庫を補充しますが、「クルミッ子」は基本的に入荷するとすぐに完売してしまいます。機械の導入も進めていますが、“美味しさ”に直接関わる工程はクラフトマンの手仕事によって作り上げられているので、量を増やすのは難しいです。(長野氏)

「Amazon Pay」導入で買い物体験が改善

消費者が「クルミッ子」をなかなか購入できないという状況に対して、鎌倉紅谷のECサイトは決済面を改善の1つに選び、取り組んだ

これまでECサイトでの購入には会員登録が必須だったが、2022年8月に「Amazon Pay」を導入するタイミングでゲスト購入に対応、会員登録をしなくても購入できるようにした。ECサイトの利便性を高め、特定の人だけでなくさまざまな消費者が買える仕組みを整えた。

非会員が購入する場合、「Amazon Pay」を使うことで住所登録など面倒な個人情報などの入力作業を省略、簡単な3ステップで購入が完了する。これによる成果はすぐに現れた。実際に「Amazon Pay」を使って購入した消費者から喜びの声が届くようになったのだ。

売り切れ続出の鎌倉銘菓「クルミッ子」(販売元は鎌倉紅谷)のAmazon Pay導入事例 鎌倉紅谷のカート内。「レジへ進む」ボタンの下に「Amazon Pay」のボタンを設置し決済方法の視認性を高めている
鎌倉紅谷のカート内。「レジへ進む」ボタンの下に「Amazon Pay」のボタンを設置し決済方法の視認性を高めている

「『Amazon Pay』を使うことで初めて買えた」という反応が

鎌倉紅谷によると、ECサイトでの決済時に「Amazon Pay」を使った消費者の反応として、コールセンターに「すぐに完売してしまうため買えなかった商品が買えた」という声が届くようになったという。

それまでは「カートに入れて、フォームに入力している間に完売してしまって買えなかった」という声がほとんどだったが、「『Amazon Pay』を使うことで初めて買えた」という声も届くようになったのだ。住所やクレジットカードの情報を登録している間に売り切れていた状況が、「Amazon Pay」を使うことでその工程がなくなり、簡単に素早く購入が完了できるようになったことが大きく影響しているようだ。

特に新規のお客さまにとって会員登録や住所の入力など手間を省けるのは、「Amazon Pay」の大きなメリットです。すぐに完売してしまうためこれまで購入できなかったお客さまから喜びの声をいただけるとすごく嬉しいです。(長野氏)

売り切れ続出の鎌倉銘菓「クルミッ子」(販売元は鎌倉紅谷)のAmazon Pay導入事例 ダイレクトマーケティングマネージャーの長野功一氏
ダイレクト・マーケティング部 マネージャーの長野功一氏

ECサイトでは以前から、シークレットセールのような試みは行っていたものの、あくまでメルマガ会員限定だった。

また、即完売してしまうような人気商品を購入するには、事前の会員登録の準備など、購入までの時間がかかってしまうことから商品購入が難しかった。テレビなどのメディアで商品を初めて知り、アクセスした新規の消費者は、購入できないといった経験をすることが多かった。

しかし、今では「『Amazon Pay』で簡単に購入できます」(吉田氏)という状況が生まれている

鎌倉紅谷のECサイトの消費者からは上記のような好意的な反応が多く、「Amazon Pay」導入初日から混乱は特になかった。消費者からは概ね、肯定的に受け入れられているようだ。

「Amazon Pay」の導入に際し、何らかの混乱や問い合わせが増えるなど心配していたのですが、いざ始めてみると、迷うことなく皆さまがスムーズに利用されていたので、さすがだなと感じました。世の中の認知度が高く、使い慣れている方が多いという印象です。(吉田氏)

「Amazon Pay」経由で簡単に会員登録が可能に

ECサイトへの注文状況をリアルタイムで分析すると、注文完了まではすでにクレジットカード情報を登録している会員がクレジットカード決済するケースが最も早い。その次が「Amazon Pay」だという。「『Amazon Pay』は他のID決済に比べてシンプルで、注文完了までスムーズに進むことができるのだと思います」と吉田氏は分析する。

現状、ECサイトの決済手段の内訳は、クレジットカードが45%、「Amazon Pay」が25%、他の2つのID決済で15%、後払い決済が15%だと言う。

売り切れ続出の鎌倉銘菓「クルミッ子」(販売元は鎌倉紅谷)のAmazon Pay導入事例 決済手段の内訳
決済手段の内訳

2022年8月に「Amazon Pay」を導入した段階では、「Amazon Pay」を使った消費者のうち、ECサイトに会員登録をする割合は15%だったが、「Amazon Pay」が浸透していった年末にはそれが20%にまで広がった

背景には、会員でない消費者が「Amazon Pay」で決済をする際、以下の画像のようにECサイトでの会員登録が簡単にできるようになった点があげられる

売り切れ続出の鎌倉銘菓「クルミッ子」(販売元は鎌倉紅谷)のAmazon Pay導入事例 支払い方法で「Amazon Pay」ボタンを押した後の個人情報確認画面で、新規の会員登録がデフォルトオンで設定されている
支払い方法で「Amazon Pay」ボタンを押した後の個人情報確認画面で、新規の会員登録がデフォルトオンで設定されている

このように、ゲスト購入に対応して会員登録なしで利用できるようにした後も、会員登録数の減少は見られないという。その意味では、「Amazon Pay」が会員登録にも貢献していると推測される。

鎌倉紅谷によると、新規顧客が簡単で楽に決済できるという点から「Amazon Pay」を使って購入しているだけでなく、既存会員のなかにも一定の割合で「Amazon Pay」を使って購入しているケースも見られるようだ

「Amazon Pay」によってスムーズな買い物体験&機会ロスの低減を実現

鎌倉紅谷が「Amazon Pay」を導入したことで実感した魅力は、なんといっても購入時に住所情報などの入力の手間が省け、スピーディーに買い物ができることだという。

吉田氏はこう言う。「人気商品など数分で売り切れてしまう商品の場合、入力が省略されるのはお客さまのストレス軽減につながり、すごく便利です。多くの方がすでにAmazonアカウントを持っていますし、『Amazon Pay』を使い慣れている方は鎌倉紅谷が初めてでも迷わず簡単にお買い物いただけていると思います」

決済の選択肢に「Amazon Pay」を用意しておくことで、Amazonで購入経験のある消費者が鎌倉紅谷のECサイトを訪れた際に、ストレスなくスムーズな購買体験ができる。これによって、購買時の離脱を防ぎ機会ロスの低減が期待できる

Amazonのお客さまが「Amazon Pay」を通じて私たちのECサイトに親和性を感じてくれるのは、とても有り難い。ITリテラシーが高い人や通販に詳しいお客さまが、スムーズにECサイトに来て購入してもらうという流れはすごく魅力です。(長野氏)

鎌倉紅谷の商品はギフトとして贈られることが多く、イベントに対応した限定品の販売にも力を入れている。そのため、予約機能や自動払い機能など「Amazon Pay」が提供している他の機能と商品との相性の良さも感じている

売り切れ続出の鎌倉銘菓「クルミッ子」(販売元は鎌倉紅谷)のAmazon Pay導入事例 鎌倉紅谷の本店は、鎌倉幕府の第2代執権だった北条義時の長男である北条泰時の小町邸跡地に建っている
鎌倉紅谷の本店は、鎌倉幕府の第2代執権だった北条義時の長男である北条泰時の小町邸跡地に建っている

多くの方にご愛顧いただいている「クルミッ子」ですが、2022年は2021年比で約10%増産しており、現在も引き続き供給量を増やす努力をしています。また、2025年には新工場の建設も予定しており、さらなる増産に向けて動いているところです。(吉田氏)

消費者の利便性向上のためにECサイトに導入した「Amazon Pay」が、鎌倉紅谷のような老舗企業のDX推進につながり、ビジネスにいっそう刺激を与えていくだろう。

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吉田 浩章

しまむら、3期目のEC売上高は46%増の41億円。営業損益は黒字転換を達成

3 years 1ヶ月 ago

しまむらの2023年2月期EC売上高は、前期比46.4%増の41億円だった。損益面では単年度の営業黒字化を達成したという。

4事業(しまむら、アイベル、バースデイ、ジャンブル)のEC展開で品ぞろえを拡大した。EC限定によるインフルエンサー企画のほか、キャラクター商品の提供や地域専用商品が好調に推移。特に限定商品と予約販売が好調だった。

「ファッションセンターしまむら」「カジュアル&シューズ アベイル」「Baby&Kids バースデイ」「雑貨&ファッション シャンブル」のアプリ、自社ECサイト共通の会員サービスを2022年11月にスタートした。

来店時や商品購入時に会員証を提示すると会員特典に応募できる「チケット」交換といった特典を用意し、こうしたデジタル上の会員数は309万人まで拡大。EC利用にもつながったとしている。

社内スタジオを利用してインスタライブを配信し、デジタル販促を強化。2022年8月からは、受注能力を拡大するためにECセンター(EC専用の物流倉庫)を経由せず、サプライヤーが直接店舗へ納品する「ECサプライヤー納品」を始めた。

しまむらの2023年2月期EC売上高は前期比46.4%増の41億円 EC事業の取り組み
2023年2月期のEC事業について

しまむらは、実店舗の物流・配送網を使いコストを抑制、「ローコストEC」を事業構造の根幹としている。サプライヤーが埼玉県の東松山商品センターに商品を納品後、隣接するECセンターで検収し、在庫として保管する。店舗受け取りはしまむらの物流網で配送し、個人宅配送の場合は宅配業者に配送を委託している。

2024年2月期のEC売上高は、同22.0%増の50億円を計画している。顧客管理システムを利用して実店舗との相互送客を高度化する。また、顧客管理基盤を活用した「パーソナライズ・レコメンド」始めるなどダイレクトマーケティング事業を強化していく。

各事業で品ぞろえを改善、顧客層拡大に向けて地域限定商品なども展開する。ECセンター業務の効率化、ささげ(撮影・採寸・原稿)能力の向上も図る。

しまむらの2023年2月期EC売上高は、前期比46.4%増の41億円 顧客管理面の計画
顧客管理のこれまでの取り組みと今期の計画

 

石居 岳

ジャパネットが定年後再雇用制度を刷新。65歳までは週休3日で給与は正社員の9割、70歳までは週休4日の給与7割

3 years 1ヶ月 ago

ジャパネットホールディングスは、定年後再雇用制度を「セカンドライフサポート制度」へと刷新した。 

仕事以外の時間を充実するために週休数を段階的に増加、急な収入源に陥らない給与設計にしたとしている。

ジャパネットグループの定年は60歳。定年後は嘱託社員として再雇用する。65歳までは公休数は週休3日で、定年前と比較して勤務日数は8割程度に減るが、給与・手当は平均支給額の9割を担保する設計にした。65歳以降は週休4日で、給与・手当は正社員平均の7割になる。

ジャパネットホールディングスは、定年後再雇用制度を「セカンドライフサポート制度」へと刷新した
「セカンドライフサポート制度」について

副業も可能。正社員には認めていないが、キャリア形成・成長を目的として副業も可能としている。

ジャパネットグループでは「人生の大部分を占める会社という場所で社員一人ひとりにいきいきと働いてほしいという思い」(ジャパネットグループ)から、健康経営や福利厚生制度の充実に取り組んでいる。「定年退職」をポジティブに捉え、仕事以外の時間を充実しながら、緩やかに次のステップに進むための制度へと刷新したという。

瀧川 正実

エニキャリの配達代行システムが国内でヒットしている理由とは? 日本マクドナルドとエニキャリ小嵜代表が対談

3 years 1ヶ月 ago
拡大し続けるデリバリー市場をシステム面から支えるエニキャリ。ラストワンマイル配達管理システム「ADMS」を導入した日本マクドナルドとエニキャリが、デリバリー市場の概況、「ADMS」の利便性、配送サービスのビジネスモデルなどについて対談した
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コロナ禍以降さらに勢いを増しているデリバリー市場。その市場拡大を支えているのが、膨大な配達依頼に対応するデリバリー管理システムだ。なかでも、エニキャリが提供する配達管理システム「ADMS(アダムス:エニキャリデリバリーマネジメントシステム)」は、日本マクドナルドもクルーによる自社配達で「ADMS」を導入。デリバリーに関わる従業員の満足度向上など、さまざまな効果が表れているという。

記事では、前半にデリバリー市場の概況を解説。後半に「ADMS」の特徴、デリバリーと流通の展望について、エニキャリの小嵜秀信氏(代表取締役)と、日本マクドナルドの水品壮二郎氏(デリバリー推進室上席部長)にインタビューした。

エニキャリの小嵜秀信氏(代表取締役)と、日本マクドナルドの水品壮二郎氏(デリバリー推進室上席部長)にインタビュー

コロナ禍を契機に一大市場へ成長した 国内デリバリー市場の概況

古くから出前文化が根付いている日本でも、コロナ禍は特に大きな契機となり、デリバリーサービスの需要は急拡大。クロス・マーケティングの「食品宅配サービス・フードデリバリーに関する調査」によると、新型コロナウイルス感染拡大後の消費者のフードデリバリー利用経験率は、約4割にのぼった。

クロス・マーケティングの「食品宅配サービス・フードデリバリーに関する調査」資料から編集部が抜粋
クロス・マーケティングの「食品宅配サービス・フードデリバリーに関する調査」資料から編集部が抜粋

また、日本政策金融公庫が2020年10月に行った「飲食店のテイクアウト・デリバリーサービス等に関する消費者調査」においても、コロナ収束後も飲食店のデリバリーサービスの利用頻度が「増えると思う」と回答した消費者が2割超、「変わらないと思う」が6割超となった。消費者の間でもデリバリーサービスの利用の定着が進んでいることがわかる。

日本政策金融公庫の「飲食店のテイクアウト・デリバリーサービス等に関する消費者調査結果」から編集部が抜粋
日本政策金融公庫の「飲食店のテイクアウト・デリバリーサービス等に関する消費者調査結果」から編集部が抜粋

フードデリバリーに対応する店舗の急増と、消費者の日常にデリバリーサービスが溶け込んだことから、コロナ禍の一過性にとどまらない市場の成長が今後も見込まれる

ICT総研が実施した「2021年フードデリバリーサービス利用動向調査」では、フードデリバリーの市場規模は2021年に5678億円、2023年には6821億円に達するとの予測が出ている。

ICT総研の「2021年フードデリバリーサービス利用動向調査」から編集部が抜粋
ICT総研の「2021年フードデリバリーサービス利用動向調査」から編集部が抜粋

日本マクドナルドとエニキャリの対談に学ぶデリバリー市場拡大の裏側

配達管理システムと配達代行を提供するエニキャリを、2019年に設立した小嵜秀信氏。日本よりも先進的にデリバリーが普及した中国の都市部で流通小売業を手掛けてきた小嵜氏は、中国で流通が変化した流れと日本を照らし合わせると、2019年から国内のデリバリー市場がより伸長すると予見していたという。

想定外のコロナ禍による上振れはあったと考えられるが、「コロナ禍がなくともデリバリー市場は伸びていただろうし、コロナ禍が収束した後も引き続き伸びていくだろう」(小嵜氏)と話す。

エニキャリ 代表取締役 小嵜秀信氏
エニキャリ 代表取締役 小嵜秀信氏

こうした小嵜氏の考えに、日本マクドナルドの水品氏も賛同する。日本マクドナルドは2010年に自社配達を開始して以降、対応店舗を順調に拡大しているほか、世界各地のマクドナルドの成功事例を日本市場にも取り入れ、2017年以降「ウーバーイーツ」「出前館」「Wolt(ウォルト)」などの配達代行サービスも導入。

これまでも店舗での飲食やテイクアウト、ドライブスルーなど、顧客のニーズに合わせてチャネルや利用方法を揃えてきた日本マクドナルドにとって、デリバリーの開始・拡大も当然の流れだったという。

水品氏は「当社のデリバリービジネスはかねてから伸長してきた。コロナ禍は1つの大きな契機になったものの、これからも伸びていくことは自信を持って言える」と話している。

日本マクドナルドのデリバリー推進室上席部長 水品壮二郎氏
日本マクドナルドのデリバリー推進室上席部長 水品壮二郎氏

自社デリバリーをトータルで支援するエニキャリ

デリバリー市場が拡大するなか、デリバリー事業者で導入が進んでいるのが、“IT×自転車配送”のシェアリングデリバリーサービス「anyCarry(エニキャリ)」だ。

エニキャリは、店舗やECに注文が入った商品を、エニキャリの配達員が自転車で配送するデリバリー配達委託/当日宅配配送委託や、独自の配達管理システム「ADMS」の提供を手がけている。

エニキャリはITと自転車配送を組み合わせた物流代行サービスを提供する
エニキャリはITと自転車配送を組み合わせた物流代行サービスを提供する

店舗から消費者へのクイックデリバリー(短時間配達)を必要なときだけ利用でき、利用した分だけ料金が発生するオープン型配達インフラ「DeaaS(Delivery as a Service=デリバリー・アズ・ア・サービス)モデル」が多くの企業のニーズを捉え、デリバリーを委託する企業・店舗数は年々増加。飲食店だけでなく、化粧品ECや家電量販店など、デリバリーの利用シーンの広がりに貢献している。

こうしたエニキャリの柔軟かつ効率的なデリバリーを叶える上で、肝となっているのが「ADMS」だ。リアルタイムに入る配達依頼データに対し、配達員の位置やデリバリーの起点・終点の情報をもとに最適な振り分けを自動で行うほか、蓄積したデータから効率的な配達ができる機能などを搭載。「ADMS」は自社で配達員を抱えてデリバリー事業を手掛ける事業者も利用でき、日本マクドナルドの自社デリバリーにも採用されている。

配達効率を大幅にアップさせるシステム「ADMS」
配達効率を大幅にアップさせるシステム「ADMS」

配達効率を大幅アップさせるエニキャリの配達管理システム「ADMS」

――エニキャリが提供する配達管理システム「ADMS」の特徴を教えてください。

小嵜秀信氏(小嵜氏):「ADMS」は、①ランダムに次々と入る注文に対して自動配達アサインを行い、業務を効率化 ②配達員の個人のスキルに依存しない、スマホアプリによるナビゲーション ③エンドユーザーの満足度向上のための、お届け時間の自動計算――の3つの特徴を持つ配達管理システムです。

デリバリー業界では全世界的に、ギグワーカーの配達員とオーダーをマッチングさせるサービスが多く、マッチングできなければそのオーダーをロストする形がよく見られます。ですが、当社は配達員のシフトなども考慮してエンドユーザーのお客さまに正確な配達時間をお伝えし、満足度を高めながらいかにオーダーをロストさせないかということに重点を置いています。

また、たとえば配達先に大きなオフィスビルや商業ビル、高層マンションなどが指定された場合には、単に地図上で建物の真ん中にピンを立てるのではなく、入館時に通る防災センターの場所にピンを立てたり、入館の際の施設裏導線のナビ表示などを行い、配達効率を上げることが可能です。

置き配をする場合には置き配の写真撮影を指示したり、画像の管理をスマホで一元管理できるようにするなど、配達員の利便性と均質な配達品質を実現する機能にも力を入れています。

小嵜氏は「ADMS」について、配達員の利便性とエンドユーザーの満足度向上に役立つ配達管理システムだと説明する
小嵜氏は「ADMS」について、配達員の利便性とエンドユーザーの満足度向上に役立つ配達管理システムだと説明する

デリバリーは大きなビジネスチャンス

――日本マクドナルドのマックデリバリーサービスの特徴や社内での位置付けを教えてください。

水品壮二郎氏(水品氏):日本マクドナルドのいつものおいしさとクルーのホスピタリティをお客さまにお届けすることをコンセプトに、国内では2010年に日本マクドナルドの自社配達の宅配サービス「マックデリバリーサービス」をスタートしました。

日本マクドナルドでは、ドライブスルーやテイクアウトと同様に、デリバリーをお客さまの幅広い選択肢の一つとして位置付けておりましたので、以降「ウーバーイーツ」や「出前館」「Wolt」など、外部配達パートナーとも連携し、デリバリーサービス全体として拡大してまいりました。

特にコロナ禍以降は、「非接触」や「なるべく家で食事をしたい」といった需要の高まりによってこれまで以上の勢いで伸長し、配達を外部委託しているケースも合わせると、2020年12月時点で46都道府県の約2200店舗に到達。自社宅配に絞っても、2022年12月時点で全国の967店舗で対応するに至っています。

日本マクドナルドの水品氏によると、デリバリーはお客さまの新しいマクドナルドの楽しみ方として見ているという
日本マクドナルドの水品氏によると、デリバリーはお客さまの新しいマクドナルドの楽しみ方として見ているという

――自社で配達を手掛ける理由やメリットはどのようなものですか。

水品氏:1つは、街で走っている日本マクドナルドのバイクを目にしたお客さまから、日本マクドナルドがデリバリーを行っていることを認識していただけること。

そしてもう1つは、出来たてに近い状態でお届けするための包装や袋詰めなどの細かなところまで自社で追求できることです。お客さまにより良い体験をしていただけるよう、「デリバリー推進室」という専門チームを設立し、さまざまな改善に取り組んでいます。

実のところ、世界のマクドナルドの中では、自社配達をする国は少数派です。日本は昔からそばや寿司の出前文化が根付いており、配達というと地域の店舗地域のブランドに直接注文をすることを想起するお客さまもまだまだ多いです。そこに日本のマーケットニーズがあるからこそ、クルーによる自社配達をしていこうというのが、私たちの考えとなっています。

考え方の共通点が両社のシナジーに

――自社配達で「ADMS」を導入していますが、数ある配達管理システムの中から「ADMS」を選んだポイントを教えてください。

水品氏:昨年、日本マクドナルドのデリバリーアプリを刷新し、公式アプリへの統合を行ったのですが、その際、日本マクドナルドに合ったデリバリーシステムはないかと探し続けていたなか、エニキャリさんと出会いました。それまでも国内外の数社と話をしていたのですが、エニキャリさんは当社とビジネスやお客さまに関する考え方が一致する面が多いと感じたことが一番の理由となり、導入を決めた形です。

――具体的にはどういった点に考え方の一致を感じたのでしょうか。

水品氏:当社の場合、かつてはお客さまが店頭やドライブスルーで注文され、そのタイミングで商品を作るというシンプルなビジネスだけでしたが、今ではモバイルオーダー、デリバリーの登場によって、家や道にもレジがあるような複雑な状態になっています。

もし私たちがデリバリーのことだけを考えて、デリバリーだけを優先させるような仕組みを作ってしまえば、店頭やドライブスルーのお客さまにご迷惑をお掛けしてしまう。そのため、大前提として、最も優れたバランスを実現できる企業とパートナーシップを組みたいと考えていました。

エニキャリさんとはいろいろな点で考え方が合致していましたが、たとえば先ほど小嵜さんが仰ったキャンセルの判断についてもそうです。オーダーを運ぶことができる配達員がすぐに見つからないという状況が発生することはどうしてもありますが、単にキャンセルしてお客さまをがっかりさせてしまうのではなく、時間を変更して出来る限りお届けするなど、最善の方法を提案するのが私たちのめざすところです。

また、自社配達をする上で従業員の休憩時間なども細かな配慮が必要です。その辺りも単にシステムの合理性だけを考えるのではなく、従業員のニーズもくみ取った仕組み作りをしていただける点も非常に大きかったです。

日本マクドナルドがめざす配送システムはエニキャリと多くの考え方が一致していたという
日本マクドナルドがめざす配送システムはエニキャリと多くの考え方が一致していたという

小嵜氏:海外の場合、オーダーと配達員のマッチングの効率化が最優先されがちですが、日本の場合は出前という自社配達の文化があるため、「お客さまを大切にし、働く人がどれだけ効率的に働けるか」を事業者が重視する傾向は強いと感じています。

こうした日本マクドナルドさんのような考えは、自社配達に限らず配達代行においても必要ではないかと私は思います。マッチングの効率化を最優先すると、配達員によってオーダーが取れる件数に格差が生じかねません

エニキャリの配達代行業務においても、従業員の効率的な働き方をめざした健全な仕組み作りを心掛けているので、「ADMS」も日本の事業者に受け入れられやすいシステムになっているのだと思います。

導入後の細やかな支援体制が安心感に

――「ADMS」の導入に際して、国内ベンダーならではの細かな対応や安心感など、どういったところが良かったと思いますか。

水品氏:これまでもさまざまなシステムを導入してきた経験からすると、システムの導入においてエラーの発生は、どうしても付き物なのだろうと感じています。ただ、そのときに最も重要なのは、原因と影響の範囲を速やかに追究し、リカバリーすること。システムエラーが発生すると、場合によっては全国の約3000店舗の従業員や、お客さまへの説明が必要になることもあるからです。

「ADMS」の導入時もやむを得ずエラーが起きたことがありましたが、エニキャリさんのリカバリープロセスは非常にスムーズでした。対応の素早さと丁寧さを見て、安心して任せられると思いました。

従業員から喜びの声で成功を確信

――「ADMS」導入後の従業員からの反応や、実際に感じたメリットなどを教えてください。

水品氏:刷新前のシステムは、店舗にとってアナログな仕様になっていました。店舗では常に店頭やドライブスルーのお客さまに対応しており、その間にデリバリーの注文もお届け時間に合わせてオーダーを入れなければなりません。

しかし、以前のシステムはデリバリーオーダーを入れる最適なタイミングをシステムで弾き出せず、従業員が「そろそろこのデリバリーオーダーを入れるとちょうどいい」と判断しなければなりませんでした。この部分の仕組みも、「ADMS」によって新たに作ることにしたのです。

「エニキャリなら素晴らしいシステムを考えてくれる、成功する!」という信頼のもと、デリバリーオーダーを入れるベストなタイミングのロジックを徹底的に議論しながら進めてきました。

「ADMS」の導入後、店舗でクルーや店長といった実際にこのシステムを使う幅広い層から感想を聞いたところ、「システムに従えばいいから楽になってすごく良かった」といった声が多数寄せられました。これまでも従業員が本音で「良い」と言ったプロジェクトのほとんどが成功してきましたから、その瞬間「このプロジェクトは必ず成功する」と確信が持てたことを覚えています。

小嵜氏:デリバリーは単なる「お店とお客さま」という関係性ではなく、注文画面や配達員が基本的な顧客接点となります。特に、お客さまとface-to-faceで接する配達員の満足度がシステムには重要で、彼らの意見をいかに反映するかがポイントだと捉えています。

現場の声をキャッチアップしている日本マクドナルドさんの取り組みに私たちも感銘を受けましたし、「現場の皆さまから喜ばれているから成功する」という期待は、まさにその通りだと思います。

小嵜氏は、現場の声を重視している日本マクドナルドの考え方に共感している
小嵜氏は、現場の声を重視している日本マクドナルドの考え方に共感している

水品氏:日本マクドナルドの運営はクルーやMGR(時間帯責任者)、店長など店舗スタッフによって支えられているので、現場の声を傾聴するよう、常に心掛けています。

また、法令やルールを守る上でも、従業員のシフトや休憩時間を考慮しながら、デリバリーオーダーを確実にお届けする仕組み作りを徹底しなければいけません。

私たちの考え方を1つひとつ具体的にシステムに落とし込むために、エニキャリさんにはさまざまな要望を伝えさせていただきました。やはり、両社の根本的な考え方が合致していなければ最適なカスタマイズはできなかったと思うので、本当に助かりました。

デリバリーは流通が変わる第一歩

――エニキャリの配達代行では、同じエリアにある複数の企業/店舗が、エニキャリの配達員をエリア共通の配達員として活用する共助モデルを掲げています。その理由や、独自の取り組みを教えてください。

小嵜氏:同じエリア内の人口は毎日ほぼ一定なはずで、つまり、パイが限られているということは、どこかの店舗がキャンペーンの実施などでデリバリーオーダーが増えれば、必然的にほかの店舗のオーダー件数は減少するものと考えられます。

それならば、自社配達だけでなく、配達員を共通化して活用しようという発想のもと、外部配達パートナーなどの利用が進んだのだと思います。

当社も同じく配達代行サービスを手掛けていますが、根本には「共助インフラ」を発展させたい思いがあります。配送は単にモノをお届けする行為ではなく、インフラそのものだと考えているからです。

当社は大手の配達代行業者よりもまだ小規模ですが、配達員を直接雇用することで、大手にはない独自性を磨いて「共助インフラ」を確立するよう努めています。独自性の1つが「配達員クオリティの均一化」です。

これまではレベルが飛び抜けて高いギグワーカーもいれば、まだ経験の浅い人もいるなど、配達員によってクオリティに差があったと思いますが、均一化すればエンドユーザーの安心感は高まります。また、配達員を最適なエリアと時間で配置することで、インフラとして欠かせない「安定性」も突き詰めています。

エニキャリの配達インフラは導入企業のニーズに広く対応する
エニキャリの配達インフラは導入企業のニーズに広く対応する

これからはエニキャリの「共通インフラ」がスタンダードに?

――エニキャリが掲げる「共助インフラ」に対して、水品氏はどのような意見を持ちましたか。

水品氏:日本のマーケットでは、日本マクドナルドの自社配達も含め、デリバリービジネスがまだ成長過程です。なので、エニキャリさんのようにクオリティの均一化や安定性強化に努める姿勢はとても大事だと思いますし、長い歴史を持つレストランサービス以上に、デリバリーサービスは成長の余地が広がる分野だという期待も多くあります。

デリバリーを手掛ける事業者や配達員がどういう振る舞いをするのか、どういったホスピタリティをお届けするのかを考えていくことが、今後の業界のスタンダードにつながっていくかもしれません。

小嵜さんのお話を聞いて、お客さまの体験を向上させるためには業界全体で考えることが重要だと、改めて思いました。

――国内のデリバリー業界の今後や、拡大するデリバリー市場が与える影響について、考えをお聞かせください。

小嵜氏:私は上海を中心に、中国国内でリテールビジネスを手掛けてきました。電子決済が普及し、電子決済を媒介とするスーパーアプリが登場して流通が変わっていく流れを現地で体験してきたのですが、この過程におけるフードデリバリーの台頭は、流通が大きく変化する入り口に過ぎないと当時から思っていました。

そのため、私はフードデリバリーだけに着目していたわけではなかったですし、当社を創業した2019年は日本でもフードデリバリー企業が注目され始めた時期でもあったので、日本もこれから新しい流通の時代に入るのだろうと俯瞰(ふかん)していたのです。

中国では、スーパーやコンビニ、ドラッグストアなど、生活に身近な領域のデリバリーが当たり前になり、その後、ロングテールであらゆるデリバリーが普及しています。ただ、これは単純にデリバリーを使う人が増えたから領域も広がったという話ではなく、消費者ニーズの多様化が生んだ必然性だったと考えています。

今までの流通は、基本的に小売店がお客さまと向き合ってきましたが、中国の新しい流通(ニューリテール)は、「お客さまと小売店」の関係ではなく、「お客さまと商品をどう結び付けるか」という概念になっている。

つまり、お客さまと商品をつなぐために、デリバリーや配達などの様式が多岐にわたったということです。急ぎでないものは今まで通りネットショップで注文しつつ、今すぐ必要なものはデリバリーを使うといったように、日本でもデリバリーの拡大は流通が変わる第一歩になるのだろうと思っています。

水品氏:「お客さまと商品をつなぐ様式が多岐に」とはまさにその通りで、私たち事業者としても、デリバリーでご注文していただくことが一番大切な訳ではありません。日本マクドナルドの体験をしていただくことが、何よりも大切なのです。

たとえば、当社のアプリや外部配達パートナーのサイトなどで新商品を知ったお客さまが、そのときにデリバリーをご注文されなくても、後日デリバリーや来店など、お客さまの好みの形で日本マクドナルドを体験いただくことは多いと思います。

コロナ禍で顕在化したニーズも含めて、消費者ニーズの多様化はますます進んでいるので、私たちはいろいろなチャネルを用意して、お客さまが日本マクドナルドを利用したい時にいつでも対応できるようにしておきたいですし、そんなブランドであり続けたいと考えています。

――流通の変化に伴い、既存の物流・配送や店舗の在り方にも変化が起きると考えますか。

小嵜氏:飲食から始まったデリバリーがスーパーやコンビニなどにも広がり、徐々に既存のEC物流とクイックデリバリー物流の差はなくなってきています。現に当社にも、「ネットショップの配送を手伝ってほしい」という声が多く寄せられている状況です。

たとえば、店舗展開している企業様であれば、今までのEC物流では難しかった「注文後●時間での配送」や「当日配送」などが可能になります。また、店舗が無い企業様も当社の拠点や提携拠点などを活用し、同様の仕組みを導入することが可能になります。

さらにニーズとして大きいのが、自転車による配送「ゼロカーボン配送」が可能になるという点です。昨今、環境に関しての取り組み(SDGsやESGなど)が、企業価値や顧客好感度に大きな影響を与えています。

当社の配送は1配送ごとに「CO₂排出削減効果が●g」を計算し表示することが可能です。こういった取り組みも、多くのお声がけを頂けている要因なのだと思います。

流通が変化するなかで、店舗は今後、販売以外に次の3つの機能を兼ね備えていくと予測しています。

  1. 商品を購入する場所(既存店舗の価値)
  2. 商品と出会うエンターテイメントの場所(新たな感動)
  3. 商品をストックする場所(新たな利便性)

また、欲しい物がどの店舗にあるのか可視化できるようになれば、自分で買いに行くのか、デリバリーを頼むのか、宅配便で届けてもらうのかを消費者が判断する動きも進むはずです。

当然、手段によって値段は異なるため、事業者にとっては多様な消費者ニーズに対して多様な手段で応えなければならない、非常に複雑な時代に入ったと思います。

ただ、今の過渡期の先にはECの宅配とデリバリーの融合、配送リソースの最適化がよりいっそう進んだ未来があり、それこそニューリテールの真髄が見えてくるのではないかと考えています。

顧客の商品への“テンションが高い”ときに、いかに迅速に届けるか

――EC事業者からのエニキャリへの配達依頼で、「デリバリーとECの融合」や「ニューリテール」を象徴するような目新しい取り組みがあればお聞かせください。

小嵜氏:たとえば、化粧品会社のライブコマースがその1つです。SNSマーケティングを実施すると、その瞬間は注文が急増しますが、商品の配送が数日後になると、感動が薄れた頃に届いてしまうことになります。

それを注文の30分後や1時間後など、「この商品が欲しい」というテンションが高まっている間に届けられれば、お客さまの感動が維持できるのです。

「迅速な配送が顧客の満足度を高める」と小嵜氏は指摘する
「迅速な配送が顧客の満足度を高める」と小嵜氏は指摘する

水品氏:日本マクドナルドのデリバリーのご注文が特に多い時間帯は夜なのですが、これはエニキャリさんのライブコマースの配送と観点の近い事象なのかもしれません。

これまでは夜にCMを見て興味を持ってくださったお客さまも、お風呂に入って着替えた後であれば「今日はもう出かけられない」となっていたと思いますが、今は興味を持った瞬間にデリバリーでご注文いただけます

コロナ禍が収まってくるとデリバリーのニーズが下がるのではないかと考えていましたが、予想に反してニーズが安定しているのも、それだけデリバリーがお客さまの生活の中で日常化した証拠です。

ライブコマース商品のデリバリーのように、今までになかったさまざまなシナジーが至る所で起きてくるのだろうと、事業者目線からも感じています。

水品氏はエンドユーザーによるデリバリーサービスの利用が定着しつつあると考えている
水品氏はエンドユーザーによるデリバリーサービスの利用が定着しつつあると考えている

小嵜氏:今後は消費者ニーズの多様化に合わせた配送だけでなく、デリバリーが進化したからこそできるECの配送も広がっていくのではないかと思っています。

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吉田 浩章
朝比美帆

2022年のモバイルアプリ市場、ダウンロード数とアプリ利用時間は好調だが消費者支出は減少。日本は消費者支出が多い一方ダウンロード数は減少傾向

3 years 1ヶ月 ago

米data.aiが発表している「モバイル市場年鑑」では、自社データを元にしたモバイル市場全体の傾向やアプリのダウンロード数の推移などをまとめている。ゲーム、ファイナンスなどさまざまな業界があるなかで小売・EC業界についても触れているが、世界全体と日本ではそれぞれどのような傾向があるのだろうか。

モバイルの1日の利用時間は約5時間

世界の上位10市場における1日あたりのモバイル利用時間は平均5時間6分で、2020年から9%増加した。

モバイル市場年鑑2023 data.ai 調査データ アプリ ユーザーがモバイルで費やす1日の平均時間
ユーザーがモバイルで費やす1日の平均時間(出典:data.ai)

ダウンロード数とアプリ利用時間は好調だが、消費者支出は減少

2022年のダウンロード数、消費者支出、利用時間をみると、消費者支出は世界全体で前年比2%マイナスだった。ダウンロード数は前年比11%増、滞在時間は前年比9%増。

各項目について、モバイル市場トップ20か国の状況を発表しており、ダウンロード数が最も多かったのは中国、次いでインド、米国だった。

モバイル市場年鑑2023 data.ai 調査データ アプリ 2022年のモバイル市場トップ20か国におけるダウンロード数
2022年のモバイル市場トップ20か国におけるダウンロード数(出典:data.ai)

消費者支出(米ドル)でもトップは中国で、2位に米国、3位に日本がランクインした。2021年と比べて中国は増加しているが、米国、日本は減少している。

モバイル市場年鑑2023 data.ai 調査データ アプリ 2022年のモバイル市場トップ20か国における消費者支出
2022年のモバイル市場トップ20か国における消費者支出(出典:data.ai)

利用時間ではトップが中国、次いでインド、米国となり、いずれも2021年から増加している。

モバイル市場年鑑2023 data.ai 調査データ アプリ 2022年のモバイル市場トップ20か国における利用時間
2022年のモバイル市場トップ20か国における利用時間(出典:data.ai)

この結果について、data.aiの矢野恵介氏(既存事業責任者)は、「アプリのダウンロード数が増加している一方で、消費者支出額が昨対でマイナス成長となったのは、モバイル市場調査を開始してから初めての現象だ」と話す。

また、2022年における世界全体と日本の違いは、世界全体でアプリのダウンロード数は増加傾向にあるが、日本では消費者支出が多い一方でダウンロード数は14位である点だ。

日本は2021年と比較してアプリダウンロード数は5%マイナスになっているが、これはコロナ禍の変化とは関係なく、元々減少傾向にあった。

国内でスマートフォンの普及率が成熟してくると、アプリをダウンロードしにくくなる傾向がある。一方で、スマートフォンの普及が急速に進んでいる国では、普及率に比例してアプリのダウンロード数も増加傾向にある。(矢野氏)

ゲームへの支出が減少し、非ゲームアプリの支出が増加

2022年、消費者の可処分所得に対して大きな影響を受けたのはゲームアプリで、消費者支出が大幅に減少した。

モバイル市場年鑑2023 data.ai 調査データ アプリ ゲームアプリと非ゲームアプリの消費者支出の増減と可処分所得の増減
ゲームアプリの消費者支出の増減と可処分所得の増減(左)と、非ゲームアプリ の消費者支出の増減と可処分所得の増減(右)(出典:data.ai)

2022年、世界全体で消費者がショッピングアプリに費やした時間は約1000億時間

2022年のショッピングアプリの年間利用時間をみると、世界全体では約1000億時間で、成長率は前年比9.1%だった。コロナ禍となった2019年から2020年の年平均成長率が20%だったことと比べると、成長率はやや鈍化した。

モバイル市場年鑑2023 data.ai 調査データ アプリ ショッピングアプリの年間利用時間 世界全体
ショッピングアプリの年間利用時間(世界全体)(出典:data.ai)

日本だけで見ると、ショッピングアプリの年間利用時間は約11億時間、前年比成長率は3.7%だった。2019年から2020年の年平均成長率は26.5%。

モバイル市場年鑑2023 data.ai 調査データ アプリ ショッピングアプリの年間利用時間 日本
ショッピングアプリの年間利用時間(日本)(出典:data.ai)

世界全体、日本ともに2019年から2020年時と比べると成長率は鈍くなっているが、「2019年から2020年はコロナ禍で、消費者の可処分時間が増えたことで異常な上がり方になった。その後は等分に増加している」と矢野氏は分析する。

クーポン&ポイントアプリのダウンロード数が上昇

2020年は、消費者が対面での買い物を避けることが多かったため、小売業者を中心にモバイルショッピングが急成長し、2020年における小売業向けアプリのダウンロード数は、前年比43%増加を記録した。

2022年には外出や実店舗でショッピングを行う消費者が増えた。一方で、商品価格の高騰などが消費者の懐を圧迫していることもあり、クーポン&ポイントアプリのダウンロードは前年同期比27%増加した。

モバイル市場年鑑2023 data.ai 調査データ アプリ ショッピングサブジャンルの地域別前年比ダウンロード増加率とダウンロード数が上昇したアプリ 世界
ショッピングサブジャンルの地域別前年比ダウンロード増加率と、前年比ダウンロード数が上昇したアプリ(世界全体)(出典:data.ai)
モバイル市場年鑑2023 data.ai 調査データ アプリ ショッピングサブジャンルの地域別前年比ダウンロード増加率とダウンロード数が上昇したアプリ 日本
ショッピングサブジャンルの地域別前年比ダウンロード増加率と、前年比ダウンロード数が上昇したアプリ(日本)(出典:data.ai)

2022年の日本では、「SHEIN(シーイン)」の前年比アプリダウンロード数が上昇した。また、急上昇ダウンロード数を見ると、10位以内に「マツモトキヨシ」「ココカラファイン」といったドラッグストアがランクインしている特徴がある。

「ドラッグストア=商品を安く買える」という意識が消費者のなかにあることや、実店舗で買い物をする機会が多く慣れ親しんでいることから、クーポンなどが紙からアプリに移行しても抵抗が少ないのではないだろうか。(矢野氏)

藤田遥

Googleビジネスプロフィールで店舗の宣伝、イベント情報、特典などを予約投稿したい場合、どうすればいいですか? | 店舗ビジネスに役立つ『口コミラボ』特選コラム

3 years 1ヶ月 ago
Googleビジネスプロフィールには、日付・時間帯を指定して投稿する「予約投稿」の機能が存在しません。予約投稿したいときの対処法について解説します

Googleビジネスプロフィールでは、店舗の宣伝、イベントの情報、特典等の投稿ができます。集客に使える便利な機能である一方で、日付・時間帯を指定して投稿する「予約投稿」の機能が存在しないという点では、使いにくくなっています。

そこで本記事では、Googleビジネスプロフィールで予約投稿したいときの対処法について解説します。

当日に投稿をする時間がないといった理由で、予約投稿がしたいという方は、ぜひ参考にしてください。

Googleビジネスプロフィールの投稿とは?

Googleビジネスプロフィールの投稿とは、店舗・施設の宣伝やイベントの情報、特典(クーポン)などの情報をGoogleマップ上に発信できる機能です。投稿機能には以下の3種類があります。

  • 最新情報
  • イベント
  • 特典

コロナ禍には「COVID-19の最新情報」という、新型コロナウイルス関連の内容を投稿できる機能も存在していましたが、2023年3月現在は機能はなくなっています。

Googleビジネスプロフィールの投稿機能では、テキスト、画像や動画、指定のURLなどに遷移するボタンなどを使って、お店の情報をユーザーやGoogleに向けてアピールできます。

Googleビジネスプロフィールには予約投稿機能が存在しない

Googleマップ上に宣伝などの最新情報を表示できる投稿機能。事前に作成していた投稿を予約投稿しておき、好きなタイミングで公開するといった使い方をしたい方もいるでしょう。

しかし、Googleビジネスプロフィール上には予約投稿の機能が存在しません。

指定の日時で予約して投稿するといった使い方をしたい場合は、別のツールを使う必要があります。

予約投稿の方法2選

Googleビジネスプロフィール自体には予約投稿の機能がありませんが、外部のサービスを連携させることで、予約投稿が可能になります。

予約投稿に使えるツールは2つあります。

  • Googleビジネスプロフィールの一括管理ツール
  • WordPress

Googleビジネスプロフィールの一括管理ツール

Googleビジネスプロフィールの一括管理ツールを提供している会社が複数存在します。

一括管理ツールを活用すれば、複数店舗へ同時に投稿や情報更新などを反映できます。作業の効率化、管理コストの削減を進めたい場合は、一括管理ツールを活用しましょう。

代表的なサービスとしては、「口コミコム」「Gyro-n」「ローカルミエルカ」などがあります。

サービス内容はツールによって異なるため、自社に合う一括管理ツールを選択できると良いでしょう。

WordPress

予約投稿を一括管理ツール以外に行う方法としては、WordPress(ワードプレス)との連携があります。

WordPressとは、Webサイトやブログなど、コンテンツを作成・更新する際に使われるサービスです。WordPressで予約投稿を行う手順は以下のとおりです。

  • WordPressのプラグインをインストールする
  • Googleビジネスプロフィールと連携をする
  • 投稿内容の設定をする
  • 投稿内容を作成し予約投稿する

WordPressを活用した予約投稿は、WordPressの連携や更新などのスキルが必要です。また、店舗が多ければ多いほど導入やメンテナンスの作業は大変になってしまいます。

管理コストや、できることの多さを考えると、一括管理ツールの方が費用対効果が高い場合もあるので、そのあたりも考慮して決めると良いでしょう。

この記事を書いた「口コミラボ」さんについて

「口コミラボ」は、様々な地図アプリ・口コミサイトの監視、運用、分析を一括管理できる店舗向けDXソリューション「口コミコム」が運営する店舗ビジネス向け総合メディアです。近年、企業の評判管理が重要視されるなか、特に注視すべきGoogleマイビジネスを活用したローカルSEO(MEO)や口コミマーケティング、それらを活用した集客事例から、マーケティング全般、店舗経営のハウツー、業界動向データにいたるまで幅広い情報を紹介します。

口コミラボ

【成功事例23選】サービス紹介動画の依頼にかかる費用は?依頼前の準備や費用別の成功事例を紹介

3 years 1ヶ月 ago

サービス紹介動画を制作したいと考えているものの「依頼前にどのような準備が必要なのか
」「おおよそどれくらいの費用がかかるものなのか」がわからず、最初の一歩がなかなか踏み出せない方も多いのではないでしょうか。

今回の記事では「動画制作で依頼の前にやるべきこと」や「おおよその費用」をご紹介します。
またサービス紹介動画の成功事例も価格別に紹介していますので、費用感と仕上がりのイメージがしやすくなるでしょう。

ぜひ動画制作を依頼する前にご一読いただき、参考にしていただければと思います。

お役立ち資料集

サービス紹介動画の制作にかかる費用は?

サービス紹介動画の制作にはさまざまな工程があり、以下のようにそれぞれ費用がかかります。

  • 企画・ディレクション費用
  • 機材費用
  • 撮影費用
  • 編集費用
  • 人件費・出張費

上記すべての工程に人員や機材が必要なことが、高い動画制作費用がかかる大きな理由となります。

ただ動画制作会社によっては、以下のような取り組みでコストカットに取り組むところも少なくありません。

少人数で制作をこなし、人件費を削減する
動画および画像の提供を依頼者に任せ、撮影費を抑える

なるべく安い価格で制作できるプランがないか、気軽に相談してみるのもひとつです。

この章では上記それぞれどんな作業を行っており、どのように費用が発生しているのかを見ていきます。

企画・ディレクション費用

動画制作においてまず発生するのが、企画・ディレクションでの費用です。

たとえば、

  • 動画制作にあたっての初回打ち合わせ
  • 動画の表現方法など、内容に関する詳細打ち合わせ

など発注側との打ち合わせや認識合わせひとつでも、人件費が発生します。

また動画制作においては、一般的に全体の指揮・統括を担うのは「ディレクター」です。
このディレクターは制作のスケジューリングや進捗管理などを行うため、こちらも「ディレクション費」として加算されます。

このディレクション費の相場は、一般的に5〜25万円程度です。
しかし高度な映像技術を用いたハイクオリティな動画などを依頼する場合、この相場を大きく上回る可能性もあるでしょう。

機材費用

「機材費用」も、動画制作でかかる費用のひとつです。

ひとえに機材といっても、現代ではさまざまなグレードの機材が存在します。
ハイグレードな機材を使った撮影を希望する場合、相応の費用がかかってくるでしょう。

逆にiPhoneやGoProのような比較的安価な機材を用いた撮影の場合、費用は安く抑えることができます。
しかしグレードの高い機材と比較してしまうと、クオリティはどうしても劣ります。

また通常のカメラだけでなく、以下のような特殊な機材を用いた撮影でも、費用は高額になる傾向です。

  • VR素材制作用のカメラ
  • 360度カメラ
  • ドローン

そのため撮影機材費の相場は、おおよそ5〜25万円ほどとなっています。

撮影費用

「撮影費用」も、動画制作でかかってくる高額な費用のひとつです。

撮影作業にかかる費用となりますが、場合によって費用は変動します。

たとえばインタビュー撮影などのような「スタッフが一人で済む撮影」の場合、それほど高額な費用にはなりません。

ですが「音声や照明が必要」「多くのカメラ配置が必要」「キャストにタレントやモデルを採用したい」のような要望があれば撮影は大掛かりになり、必要なスタッフの数は増えます。

たとえば多くのカメラが必要ということは、相応のカメラマンが必要です。
さらにタレントやモデルを起用した撮影となった場合、メイクやアシスタントの稼働に関する費用もかかってくるでしょう。

撮影費は一般的に、「撮影にかかわるスタッフの数や時間に比例する」ものと考えて差し支えありません。

撮影費の相場は、おおよそ3〜30万円程度です。

編集費用

「編集費用」も、動画制作で発生する大きな費用のひとつです。

編集作業は主に

  • 撮影した動画を要所要所でつなぐ
  • 必要に応じてカットを行う
  • 音声やナレーション、BGMを加える

などを行い「ひとつの動画作品」として仕上げる作業のことをいいます。

こちらも編集スタッフの工数がかかるほど、費用は高額になると考えていいでしょう。
動画の尺が長かったり、特殊な効果が必要になったり、3DやCG技術が必要なものほど、スタッフの工数は増える傾向です。

また編集作業は、動画のクオリティによっては複数人で行われるケースもあります。
編集費用も、スタッフの数およびかかる時間に比例すると考えて差し支えないでしょう。

編集費用の相場は、おおよそ5〜25万円程度です。

人件費・出張費

動画制作には「人件費・出張費」も発生します。
数ある工程の中でも、とくに大きな割合を占めるのがこちらです。

人件費は関わったスタッフの数と工数に比例し、増えていくものです。
より多くのスタッフが必要になるほど、人件費も大きくなります。

さらにいうと、場合によっては「制作会社以外の方々」にも人件費は発生します。
たとえばタレントやモデルを起用した撮影の場合、ギャラはもちろん、メイクスタッフやアシスタントにも費用が発生します。

サービス紹介動画の活用方法

サービス紹介動画を活用する場面としては、主に以下の3つがあげられます。

  • 新サービス・プレスリリース
  • 広告・ランディングページ
  • 営業・展示会

上記の場面それぞれの具体的な活用方法をくわしくご紹介します。

動画を制作したあとの使い道として、ひとつの参考にして下さい。

新サービス・プレスリリース

サービス紹介動画は、「新サービス・プレスリリース」の場で大きな効果を発揮します。

新サービスの魅力などをテキストや画像のみの説明で伝え、かつ印象に残すことは困難を極めます。
メディア関係者は日頃から、あらゆる新商品のプレゼンを目の当たりにしているためです。

しかしここで動画を用いることで、メディア関係者の視覚と聴覚にダイレクトな訴求ができます。
そのため、より効果の高いプレゼンテーションの実現が可能となるでしょう。

もしメディア関係者に対して強いインパクトを残すことができれば、何らかのメディアで紹介してもらえたり、SNSをはじめとしたあらゆる媒体で拡散される可能性が高まります。

もしユーザーの共感を生んで拡散されれば、多くの方に新サービスの魅力や特徴を広く知ってもらえることは間違いありません。

そのため新サービスやプレスリリースでは、動画を用いることは非常におすすめです。

広告・ランディングページ

広告およびランディングページでの動画の活用も、大きな効果をもたらしてくれます。

広告やランディングページは、「テキストと画像」が用いられることが多い傾向です。
その中で動画の広告を盛り込むことで、ユーザーからの注目度が高まります。

  • サービス内容を正確に伝えられる
  • ユーザーの滞在時間の向上
  • CV率の向上
  • 情報量増加によるSEO評価の向上

など、さまざまなメリットが得られます。

「文字を読むこと」と「動画を見ること」で得られる情報量には、雲泥の差があります。
そのため現代では広告やランディングページに対し、動画の活用に舵を切る企業が年々増えています。

営業・展示会

サービス紹介動画は「営業・展示会」の場でも、大きな効果が期待できます。

従来の「テキストと画像+営業担当者の説明」では、内容が伝わりにくいことが多々あるためです。
聞き手による誤った解釈も生じやすく、営業担当者にも高い説明力が求められます。

その点サービス紹介動画なら「図解を用いた説明」で説明ができるため、内容が理解しやすくなります。
また動画を再生するだけなので、説明内容の統一化にもつながるでしょう。

さらに営業担当者が喋る内容も減ることと、説明力を鍛える教育コストも抑えられるといえます。

またサービス紹介動画は、複数人が相手のシーンでも重宝します。
ただ流しておくだけで済むことと、口頭で紹介するより早く理解してもらえるためです。

【価格別】サービス紹介動画の成功事例

ここまでサービス紹介動画の制作工程それぞれにかかる費用や、具体的な活用方法についてご紹介してきました。

ここからは具体的なサービス紹介動画の成功事例について、以下の4つの価格帯ごとにご紹介します。

  • ~49万円
  • 50~99万円
  • 100~299万円
  • 300万円~

価格帯ごとの動画の成功事例を見ることで、より明確な仕上がりがイメージできるようになります。

これから制作を検討している方は、ぜひ参考にして下さい。

【〜49万円】サービス紹介動画の成功事例

まずは49万円以内の予算で制作した、サービス紹介動画の成功事例をご紹介します。

サービス紹介動画「トラスト・ログイン」

費用レンジ~49万円
60~120秒
表現アニメーション

出典:Crevo制作実績

ID・パスワードの一元管理クラウドサービス「トラスト・ログイン」のサービス紹介動画です。

「覚えるパスワードがひとつだけで済む手軽さ」を軸に、社員と管理者の両方のメリットを紹介しています。
IDやパスワード増加による3つのリスクを紹介し、それを解決するツールとして「トラスト・ログイン」を活用する流れです。

サービスサイトに合わせて、細い線をベースにしたグラフィックが特徴です。
シンプルながら柔らかいキャラクターで、親しみやすい雰囲気に仕上がっています。

トラスト・ログインを運営するのは、GMOグローバルサイン株式会社。
「G SuiteやOffice365などへのシングルサインオン (SSO)」と、「ID・パスワードの一元管理」を実現しています。

サービス紹介動画「七田式教室幼児コース」

費用レンジ~49万円
60~120秒
表現アニメーション

出典:Crevo制作実績

幼児教育スクール「七田式教室幼児コース」のサービス紹介動画。

ターゲットとなるのは、幼児を持つ親世代。
「幼児教育の重要さを動画で知らせたい」という想いが動画にこめられている点が特徴です。

「幼児の教育は重要」なことを全面的に訴求しています。
親世代に響くしつらえや雰囲気をアニメーションでテンポよく、わかりやすく表現しているのが特徴です。

運営する「株式会社しちだ」は、最新のメソッドを取り入れた幼児教育を実践している教室です。

サービス紹介動画「sitateru CLOUD」

費用レンジ~49万円
120秒~
表現アニメーション

出典:Crevo制作実績

アパレル・ファッション業界のあらゆる業務を支援するプラットフォーム「sitateru CLOUD(シタテルクラウド)」のサービス紹介動画です。

衣料生産業者に向けて「無駄のない生産体制」を知っていただきたいという思いから、制作された背景があります。

シンプルなアニメーションと構成で、ターゲットとなるアパレル・ファッション業界の方々にも伝わりやすい動画に仕上がっているのが特徴です。
また読みやすいテロップにより、無音でも理解できるよう工夫されている点にも注目です。

こちらのサービスを運営するのは「シタテル株式会社」で、衣服を生産できるプラットフォームを提供する企業です。

サービス紹介動画「iDeCo」

費用レンジ~49万円
15~30秒
表現アニメーション

出典:Crevo制作実績

iDeCoのサービス紹介動画です。
「WebCMの刷新を図りたい」という要望のもと制作されました。

動画は老夫婦がidecoに加入した25年前を振り返るところからスタート。
「iDecoの買いやすさ」と「早く加入するとお得」であることを訴求しています。

シンプルながら親しみやすく、目を引く温かみのある現代的なアニメーションタッチが特徴です。
また会話をベースにすることで、視聴者が親近感を感じられるよう工夫されています。

株式会社SBI証券はオンライン証券事業を中心に展開する証券会社です。

サービス紹介動画 ブランド宅配買取サービス「ブランディア」

費用レンジ~49万円
30~60秒
表現アニメーション

出典:Crevo制作実績

ブランド宅配買取サービス「Brandear(ブランディア)」と「楽天スーパーポイントギャラリー」のキャンペーン紹介動画です。

「不要ブランド品を売るだけで!楽天スーパーポイント最大5,000ポイントがもらえちゃう!!」と訴求力のあるキャンペーン内容の紹介から始まり、サービスの紹介につなげています。
ブランド品に敏感な女性がターゲットで、メインカラーもパステル調で統一されている点が特徴です。

「Brandear(ブランディア)」は、ハイブランドからカジュアルブランドまで幅広く1点からでも査定を行う「ブランド宅配買取サービス」です。

サービス紹介動画「会社四季報オンライン」

費用レンジ~49万円
~15秒
表現アニメーション

出典:Crevo制作実績

会社四季報オンラインのサービス紹介動画です。

サービスのプロモーションを目的として、15秒という短い尺で制作されました。

文字と演出だけのシンプルな動画構成となっており、スタイリッシュなデザインながら信頼性がイメージできる演出が特徴です。

また、投資初心者が懸念する「投資は損をするから怖い」というイメージを払拭させるための工夫が盛り込まれています。
ショート動画ということもあり、瞬時に伝わりやすいようカタカナ表記で「コワイ」と表現している点にも注目です。

サービスを運営するのは、東洋経済新報社。
ビジネス書や経済書などの発行を専門とする日本の出版社です。

【50〜99万円】サービス紹介動画の成功事例

続いて50〜99万円以内の予算で制作した、サービス紹介動画の成功事例をご紹介します。

サービス紹介動画「PIXIAL」

費用レンジ50~99万円
60~120秒
表現アニメーション

出典:Crevo制作実績

「画像」を切り口としたソーシャルリスニングサービス、「Pixial」のサービス紹介動画です。
認知拡大の目的のもと、制作された背景があります。

動画は企業のマーケティング担当者の課題感からスタート。
Pixialを使うことで解決していく様子を表現しています。

インスタグラムはロゴではなくイメージカラーを用いることで、初見でわかりやすくする工夫が施されています。

運営するのは、株式会社ジャパン・カレントです。
多様化する個人のニーズに応えるライフ・ステージを創出し、幸せな社会造りに貢献できるソリューションを提供します。

サービス紹介動画 内視鏡画像診断支援ソフトウェア「gastroAI model-G」

費用レンジ50~99万円
30~60秒
表現アニメーション

出典:Crevo制作実績

内視鏡画像診断支援ソフトウェア「gastroAI model-G」のサービス紹介動画です。
主な目的は「サービスの認知度拡大」で、学会のサイネージ用として制作されました。

サービスの内容をCGと字幕でわかりやすく説明しています。
またクライアントが作成したCGデータに独自のアレンジを施し、先進的な印象に仕上げている点が特徴です。

株式会社AIメディカルサービスは、日本内視鏡専門医の英知を集めたAIを開発しました。
その技術で、世界の内視鏡医療発展に貢献するスタートアップ企業です。

サービス紹介動画「VACAN Throne」

費用レンジ50~99万円
15~30秒
表現アニメーション・実写

出典:Crevo制作実績

トイレサイネージ「VACAN Throne」のサービス紹介動画です。
「トイレサイネージ」そのものの認知拡大と、興味促進のもとで制作されました。

清潔感のある白と水色のカラーで動画がスタート。
冒頭からトイレサイネージの設置実績をアピールし、視聴者の関心を惹いています。

また「実は」という言葉を冒頭で入れることで興味を惹き、テロップの効果的な演出で訴求をより強めているのがポイントです。

運営の「株式会社バカン」は、IoT、AIを軸とする企業です。
レストラン街やカフェ、トイレなどあらゆる場所の空き状況を検知し、デジタルサイネージやスマートフォンに配信します。

サービス紹介動画 セキュリティ評価サービス「Secure SketCH」

費用レンジ50~99万円
120秒~
表現アニメーション

出典:Crevo制作実績

セキュリティ評価サービス「Secure SketCH」の紹介動画です。

ターゲットは「サービスの概要をすでに掴んでいる方」で、もう一歩踏み込んで関心を持ってもらう目的のもと制作されました。

随所にイメージ素材などを盛り込むことで、「ただのマニュアル動画」にならないよう工夫されている点がポイントです。

全体的にスタイリッシュな雰囲気でありつつも、要所要所で実際のPC画面を挟み込むなど、中身が伝わりやすい構成となっています。

こちらを運営するのは、NRIセキュアテクノロジーズ株式会社。
野村総合研究所グループの情報セキュリティ専門会社です。

サービス紹介動画「Precisely Connect」

費用レンジ50~99万円
120秒~
表現アニメーション

出典:Crevo制作実績

「Precisely Connect」のサービス紹介動画です。

以下の思いのもと、制作された背景があります。

  • 「会社のロゴ変更に伴い、動画も刷新したい」
  • 「既存動画より、見栄えがあるものを制作したい」

シンプルなイラストと紫のカラーリングで、先進的なイメージを醸している点が特徴。
また音声なしでも内容が理解できるため、あらゆる場所で配信できる点もポイントです。

株式会社アシストは、ソフトウェアの活用をアシストする会社。
ビジネスを進化させるITソリューションの提供を目指しています。

サービス紹介動画「チームビルディングス株式会社」

費用レンジ50~99万円
120秒~
表現アニメーション

出典:Crevo制作実績

「いい園づくりの支援」を行うチームビルディングス株式会社の紹介動画です。

幼稚園経営者に向けた内容で、柔らかく親しみやすいタッチで描かれたイラストが特徴的です。
またサービス内容がよりわかりやすいよう、図を多用している点もポイントです。

サービスの雰囲気に合わせ、あまり滑らかな動きにせず、あえて荒い動きを採用することで親近感を演出している点にも注目です。

チームビルディングス株式会社のミッションは、「一人ひとりの力を最大限発揮できる環境を整える」こと。
ワンストップでチームビルディング・組織開発支援を行っています。

【100〜299万円】サービス紹介動画の成功事例

続いて100〜299万円以内の予算で制作した、サービス紹介動画の成功事例をご紹介します。

サービス紹介動画 オンライン英会話「レアジョブ」 株式会社レアジョブ

費用レンジ100~299万円
15~30秒
表現実写

出典:Crevo制作実績

こちらの「レアジョブ英会話」は、株式会社レアジョブが提供するオンライン英会話サービスです。

こちらの「フレフレ男子編」のほかにも、

  • 「AIが進化しても編」
  • 「人生に今更なんてない編」

の2パターンが存在します。

「1日25分の英会話が人生を変える。」というフレーズが印象的で、英会話を通して世界が広がることの嬉しさが表現されています。
実際にオンライン英会話を受けている様子を盛り込むことで、親近感を出している点も特徴です。

動画を通して全体的に柔らかいトーンを表現することで、視聴者がよりサービスを身近に感じてもらいやすくしています。
またメッセージがシンプルなので、伝わりやすい点も特徴です。

サービス紹介動画「チョイススマート確定申告」

費用レンジ100~299万円
60~120秒
表現アニメーション

出典:Crevo制作実績

確定申告サービス、「チョイススマート確定申告」の紹介動画です。

煩雑で毎年時間がかかってしまう確定申告。
「チョイススマート確定申告」の利用によって、便利でわかりやすくなることをアニメーションでわかりやすく訴求しています。

シンプルでクセのないイラストを採用することで、「シンプルさ」や「カンタンさ」を表現。
図解の多用も効果的で、音声なしでも伝わる内容に仕上がっているのが特徴です。

「チョイススマート確定申告」を運営するのは、株式会社トラストバンクです。
ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」の企画・運営をはじめ、ふるさと納税事業も展開しています。

サービス紹介動画「楽楽精算」

費用レンジ100~299万円
30~60秒
表現アニメーション

出典:Crevo制作実績

経費精算クラウド「楽楽精算」のサービス紹介動画です。
サービス認知の促進、および拡大の目的のもとで制作されました。

「楽楽精算を導入することで経費精算が楽になる」ことを、機能紹介を交えつつ説明しています。
最後に「さらば、紙書類」というフレーズで、より便利さを印象付けている点がポイントです。

さらにイラストの動きを多用し、滑らかにすることで、情報量と理解度アップにつなげている点にも工夫が感じられます。

運営の株式会社ラクスは、ミッションに「ITサービスで企業の成長を継続的に支援する」を掲げ、業務効率化で企業活動を支援します。

サービス紹介動画「どこかなGPS」

費用レンジ100~299万円
30~60秒
表現実写

出典:Crevo制作実績

こちらは「どこかなGPS」のサービス紹介動画。
Webサイトへの掲載を目的に制作されました。

「娘の小学校の初登校を見守る両親」が主人公。
アルバムを見ながら、ここまでの育児が大変ながらも幸せな時間だったと思い返します。

動画の最後は「どこかなGPS」を印象づけて締めくくるというストーリーです。
「どこかなGPS」で我が子を見守る両親の心境にスポット当て、サービスの魅力を訴求している点がポイントになっています。

「どこかなGPS」を運営するのは、ソフトバンク株式会社。
GPSを駆使した、子どもの見守りがスマートフォンでできるサービスです。

サービス紹介動画 子供向けプログラミング教育サービス「embot」

費用レンジ100~299万円
60~120秒
表現実写

出典:Crevo制作実績

NTTドコモが提供するロボット、「embot(エムボット)」のサービス紹介動画です。
ダンボールとタブレット操作を用いて、ものづくりやプログラミングの基礎を学習できるサービスです。

「embot(エムボット)」を体験する3人の子供たちが主人公。
ダンボールやタブレットの操作がどのようにプログラミングの学習につながるのか、視覚的に紹介しています。
またグラフィックの演出も、商品の世界観に合わせた優しいテイストです。

株式会社NTTドコモの提供する「embot(エムボット)」は、ダンボールを用いてプログラミングが学べる、子供向けロボットです。

サービス紹介動画「バーチャルフィッティング」

費用レンジ100~299万円
60~120秒
表現実写

出典:Crevo制作実績

バーチャル試着テクノロジーサービス「バーチャルフィッティング」のサービス紹介動画です。

女性が店舗で全身をスキャンし、自分のアバターを生成。
帰宅後にアプリでもアバターを活用して、試着体験を楽しむというストーリーです。

実際の店舗で利用シーンを見せることで、より視聴者に「自分ゴト」と思ってもらえるような演出を施しています。

こちらを運営するのは、東芝テック株式会社。
・リテールソリューション
・プリンティングソリューション
・オートIDソリューション
・インクジェットソリューション
の4事業を軸に、さまざまなサービスを展開している企業です。

関連記事
サービス紹介の動画制作・映像制作

【300万円〜】サービス紹介動画の成功事例

最後に、300万円以上の予算で制作したサービス紹介動画の成功事例をご紹介します。

サービス紹介動画「dTV(ディーティービー)」

費用レンジ300万円~
60~120秒
表現実写

出典:Crevo制作実績

動画配信サービス「dTV」のサービス紹介動画です。
webをはじめ、あらゆるシーンで広く長く使えることを目的のもと制作された背景があります。

家族の中でそれぞれ要望が違っていても、dTVの幅広いジャンル数ですべて網羅できる点をアピールしています。

個性的なタッチのイラストと、ヌルヌルとしたフレームバイフレームアニメーションにより、特徴的な作品に仕上がっています。

エイベックス通信放送株式会社の運営する「dTV」は、NTTドコモが提供する動画配信サービス。
「dTV」では、あらゆる映像作品をお好みのデバイスで視聴できます。

サービス紹介動画 クレジットカード決済「PayPal(ペイパル)」(PROTECT編)

費用レンジ300万円~
30~60秒
表現アニメーション

出典:Crevo制作実績

クレジットカード決済「PayPal(ペイパル)」の「セキュリティ機能」を紹介している動画です。

「セキュリティ」は、消費者が普段あまり気にしない項目。
そこで冒頭からカード情報の漏洩に関する投げかけを行い、視聴者に興味喚起を促しています。
「PayPal」がカード情報をしっかり守ってくれるメリットを伝える内容です。

クレジット決済サービス「PayPal(ペイパル)」は、世界で1億5,000万人以上の方に利用されています。
決済がよりかんたん、かつ安心になり、さらに無料で利用可能。
ショッピングにおける「うれしさ」を広げています。

サービス紹介動画 求人情報サイト「働くナビ!」

費用レンジ300万円~
120秒~
表現アニメーション

出典:Crevo制作実績

お仕事紹介情報サイト「働くナビ!」のサービス紹介動画です。

このジャンルではあまり見ないミュージックビデオ調の演出で、個性を演出しています。
また楽曲はオリジナルソングとなっており、視聴者が思わず最後まで見てしまうコミカルな仕上がりです。

曲のサビの部分で「働くナビ!」を耳に残るメロディーに乗せて繰り返すことで、視聴者へ印象付けるとともに、認知度アップを狙っています。

こちらを運営するのは、株式会社テクノ・サービス。
製造業や工場の求人サイト「働くナビ!」では、未経験や女性でも安心して働けるお仕事を多数掲載しています。

サービス紹介動画「クラウドサーカス」

費用レンジ300万円~
60~120秒
表現実写

出典:Crevo制作実績

ARマーケティングツール「クラウドサーカス」の紹介動画です。
サービスの認知拡大を目的として制作されました。

なかなか伝わりづらいことが難点の「ARサービス」を、具体的なシチュエーションを用いてわかりやすく提示している点が特徴。

また認知拡大だけではなく、視聴者にサービスの理解を深めてもらえるよう工夫をこらしている点にも注目です。

本サービスの運営は、クラウドサーカスです。
これまでの営業活動やマーケテイング施策でなかなか接触できなかった「新しい顧客の獲得」を支援するため、その他全11ツールを提供しています。

サービス紹介動画 三井住友海上「火災保険見直さない会議」

費用レンジ300万円~
120秒~
表現実写

出典:Crevo制作実績

三井住友海上が運営する、火災保険の紹介動画です。
新サービスへの乗り換え訴求を目的に制作されました。

火災保険の動画は、これまでも何度か紹介していました。
新サービスの補償内容が従来のものとどう違うのかをわかりやすく被保険者に伝え、興味喚起を促す内容です。

とあるバーが舞台となっており、「バーテンダーや客などキャストが全員子供」という異質の設定からスタート。
保険に関する悩みを話す中、小さな子供が報道する保険のニュースに目が止まります。

「皆幼い」と「見直さない」の言葉を掛けて、コミカルかつ巧みに視聴者への行動促進を促している点に注目です。

サービス紹介動画を制作するメリット

サービス紹介動画の制作で、あらゆるメリットが得られます。

とくに大きなメリットとしては、以下のとおりです。

  • 魅力や情報を短時間で伝えられる
  • サービスの利用イメージがつきやすい
  • わかりやすくビジュアル的な表現で説明できる
  • 自社サイトで営業ツールとして活用できる
  • 媒体への2次利用に活用できる

上記のメリットをそれぞれ見ていきます。

魅力や情報を短時間で伝えられる

サービスの魅力や特徴など、動画ではあらゆる情報を「短時間で」伝えることができます。

実際にアメリカのForrester Researchの研究では、文字と動画の情報量について以下のような結果が出ています。

「1分間の動画から伝わる情報量は、文字に換算すると180万語、Webページに換算すると3,600ページになる」

つまり書籍でいう3600ページ分の情報が、動画なら1分で理解ができるということです。
テキストと動画では、理解度に雲泥の差があることが分かります。

サービスの利用イメージがつきやすい

サービスが無形商材の場合、概要や使い方を「テキスト+画像」で伝えようとすると、非常にわかりづらいものになってしまいます。

しかしサービス紹介動画の利用によって、パンフレットや説明書だけでは伝えきれないサービスの魅力が発信できます。
実際にサービスのイメージも抱きやすく、疑似体験がしやすいのも特筆すべき点といえるでしょう。

サービス紹介動画は視聴者の感情を動かし、サービスの使用・購入へと誘導する訴求が可能です。

わかりやすくビジュアル的な表現で説明できる

動画には映像はもとより、テロップやナレーションが含まれているため、わかりやすくビジュアル的な表現で説明できることが特徴です。
動く図解があることで、サービスをより早く深く理解できるでしょう。

とくに動画は、ITシステム関連などの「無形商材」の説明に大きな効果があります。
形のないサービスをビジュアル的に表現することで、実際の利用イメージが湧きやすくなるでしょう。

さらに購入を検討している方に対しては、動画によって「サービスの利用イメージのギャップ」を小さくすることが可能になります。
こうすることでサービス利用後のイメージの相違をなくし、クレームを減らすメリットも得ることができます。

自社サイトで営業ツールとして活用できる

サービス紹介動画は、「営業ツール」としても活用でき、営業業務の効率化を図れる点がメリットです。

サービス紹介動画をひとつ制作し、SNSの何らかの媒体にアップロードすることで、視聴者に動画を見てもらえる機会を増やせます。

その動画で興味や関心を持ってくれた視聴者の方は、自ら企業へ問い合わせを行ってくれます。
そのほか1対1の商談のタイミングで図解で説明できたり、展示会などでは流しっぱなしで多くの人に魅力を訴求することが可能です。

営業と動画の相性はとてもよく、営業ツールとして活用する企業が増えています。

媒体への2次利用に活用できる

動画はサービスサイトや営業ツールとしての活用はもちろん、それ以外のあらゆる場面で2次利用できます。
たとえば具体例をあげると、以下のとおりです。

  • 他社ニュースサイトなどのWebメディア
  • YouTubeなどの動画プラットフォーム
  • InstagramやTwitterなどの各種SNS広告
  • タクシー広告
  • トレイン広告

このようにサービス紹介動画は一度制作することで、あらゆる場面で汎用的に活用できます。
また動画の内容によっては、長期的に使えることもメリットです。

サービス動画制作の依頼に必要な準備

サービス動画制作を依頼する場合、前もって社内で済ませておきたい準備があります。
その準備とは、主に以下のとおりです。

  • 目的の明確にする
  • ターゲットの設定をする
  • 予算を決定する
  • 納期を設定する
  • 利用シーンを想定する
  • 事前に素材をまとめておく

これらの準備を済ませることで、打ち合わせや制作にかかる時間を短縮できるでしょう。

それぞれ詳しくご紹介します。

目的の明確にする

サービス動画制作を依頼する際は、まず目的を明確にすることが重要です。
目的や目指すべきゴールによって、動画の内容も大きく変わってくるためです。

「動画を制作したい」と考える背景には、何らかの目的やゴールが必ず存在します。
たとえば、以下のようなものです。

  • 自社のブランディングを行いたい
  • 新サービスを出す(出した)ので、理解してもらいたい
  • 公式サイトのPV数や滞在時間をアップさせたい
  • 期間限定イベントをやるので、認知度を上げたい

この目的に合わせて、動画の内容を最適化していきます。
目的が曖昧になってしまうと「何を言いたいかわからない動画」になってしまう可能性が高まります。

そのため動画を制作するなら、まずは目的を明確にすることが大切です。
あらかじめ社内で定め、制作会社にスムーズに伝えられるようにしましょう。

ターゲットの設定をする

サービス動画制作を依頼する前に、ターゲットを設定することが大切になります。

ターゲットをしっかりと設定することで、より訴求力の強い動画に仕上げることができるためです。
逆にターゲットの幅を広くすると、誰からも「自分ゴト」と思ってもらえる動画には仕上がりません。

ターゲットを設定する際は、以下の情報を明確にしましょう。

  • 何歳くらいの人か
  • どの辺りに住んでいるのか
  • どんな仕事をしているのか
  • どんな家族構成か
  • 趣味嗜好や休日の過ごし方
  • 今抱えている悩み

ターゲットを「一人の誰か」に絞り込むことで視聴者により深く刺さり、拡散されやすい動画が生まれます。

予算を決定する

「予算」もサービス動画制作を依頼する前に、社内で決定しておきましょう。
予算によって、制作できる動画の内容やクオリティは大きく異なるためです。

あまり予算がかけられない場合、動画の尺の短縮や表現方法の変更など、どこかで妥協をしなければなりません。

そのため、

  • 動画にどの程度の予算をかけられるか
  • その予算でどの程度の動画が出来るのか

ざっくりと把握しておくことをおすすめします。

ただ制作会社は、発注者が提示した予算内でできる、最適な動画制作プランを提案してくれます。

予算をしっかり決め、内容については気軽に相談してみるといいでしょう。

納期を設定する

動画制作においては、「納期」もしっかり定めておく必要があります。
どのタイミングでリリースする動画になるのか、制作会社に伝えられるよう決定します。

動画の内容やクオリティによって異なりますが、動画の依頼から納品までの期間はおおよそ1〜1.5ヶ月と考えていいでしょう。
さらに動画の最終調整の際には、1〜2回の修正が入ることが多い傾向です。

そのため納期はしっかり定めたうえで、さらに余裕をもったスケジュールで納品することが大切です。

また動画ファイルはサイズが大きいことから、メールでの送信が不可能になるケースも少なくありません。
スムーズに動画を受け取れるよう、納品方法についてもあらかじめ確認しておくといいでしょう。

利用シーンを想定する

サービス動画制作においては「利用シーンを想定する」ことも、重要な準備項目となります。

あらかじめ「動画が完成したら、どのようにリリースするのか」のイメージを固めておくことが大切です。
具体的には、以下のようなイメージです。

  • 自社サイトに掲載する
  • 街中のデジタルサイネージで放映する
  • イベントや展示会のオープニングで利用する
  • SNS広告として配信する
  • 広告・LPで利用する
  • タクシー広告として活用する

利用シーンによって、最適な動画の尺や表現方法は異なります。
あらかじめ「何に使うのか」を明確にし、制作会社に伝えましょう。

事前に素材をまとめておく

サービス動画制作の前に「事前に素材をまとめておく」のがおすすめです。

動画内に盛り込みたい画像などの素材は、あらかじめ自社で用意しておくことで、制作作業がスムーズになるためです。

たとえばロゴ画像などの素材をあらかじめ共有することで、お互いの素材のやり取りにかかる時間の削減につながります。
また制作会社は、それによって動画の仕上がりをイメージしやすくなるメリットもあります。

まとめ

以上、サービス紹介動画の制作にかかる費用や、依頼前に準備すべきこと、具体的な成功事例をご紹介しました。

はじめてサービス紹介動画の制作を依頼する方は、どこからどう着手すべきか分からない場合も多いでしょう。

しかし前もって下調べを行い可能な限り準備しておくことが、より効果的な動画を制作するために大切なポイントになります。

サービス紹介動画の制作をお考えの方はぜひ、動画制作サービス「Crevo」にご相談ください。
法人・個人問わず数々の制作実績があり、「動画制作に関する幅広い要望を叶えるサービス」を多数提供しています。

crevoAdmin

企業プロモーション動画のメリットとは?差別化するコツや制作ポイントなど成功事例を交えて解説

3 years 1ヶ月 ago


ブランディングやプロモーションが上手くいかず苦戦している企業は「自社をもっと正しく認知してもらうためにはどうしたらいいのだろう」「ニーズのあるターゲットに訴求する良い方法はないだろうか」と考えている方が多いのではないでしょうか。

本記事ではプロモーションの効果的な方法として「企業プロモーション動画」をおすすめしています。なぜ企業プロモーション動画の導入が良いのかについて、成功事例10選とメリット・デメリットを解説していきます。

「プロモーション動画制作を検討している方」「プロモーション動画制作の差別化するコツについて知りたい方」に向けた記事になっています。

企業プロモーション動画とは?

まずは、企業プロモーション動画とは何かについて説明していきます。

そもそもプロモーションとは「販売を促進するための一連の活動」を指します。つまり企業が消費者に対して広報活動をおこなったり、消費を促すための広告を出したり呼びかけたりする行動を意味しています。

企業プロモーション動画とは、企業が消費者に対して消費などの行動を促すための動画です。ただし販売に特化しているわけではなく、「企業の認知度を上げる」「求職者に応募を促す」「イメージを一新させる」などさまざまな目的があります。

たとえばCMは、テレビで流すために作られているため平均15〜30秒程度と動画の尺が短く、サービスや製品などを分かりやすく伝えている内容が多いです。しかし、企業プロモーション動画は平均して1〜3分以上の尺を使い、企業そのもののアピールをすることが多いです。

また、YouTubeのような動画プラットフォームや、Instagram・TwitterといったSNS、新卒・中途社員向けの企業説明会など色々なシーンで活用ができます。

企業プロモーション動画の成功事例

企業プロモーション動画の成功事例を10社紹介します。動画制作の背景や動画のポイントについても一緒に解説していきます。実際の動画も確認しながら、自社で企業プロモーション動画を制作する際の参考にしてみましょう。

商品紹介動画「ザ・パークハウス 新浦安マリンヴィラ」


出典:Crevo制作実績

表現アニメーション
用途・目的商品・サービス紹介
広告(Web・テレビCM)
費用レンジ50〜99万円
長さ・尺120秒〜
業種不動産・建築

「ザ・パークハウス 新浦安マリンヴィラ」は千葉県浦安市にあるシーサイドマンションです。動画は居住者を獲得するためのPR動画として作成されています。

広々とした室内を開放的に表現しており、30〜50代をメインターゲットとして洗練されたイメージを持ってもらえるような作りとなっています。東京の主要駅からのアクセスの良さはユーザーに実際に住んだ時のメリットを想像させ「リゾートヴィラを作ります」というキャッチが興味を大きく惹きつけます。

クライアントとはあえて対面でのミーティングを重ねることで「双方のイメージの齟齬がでないように気をつけた」という部分も制作時のポイントです。

タクシーCM MOMENTUM「アドフラウドおばけ」


出典:Crevo制作実績

表現実写
用途・目的サイネージ広告(タクシー)
商品・サービス紹介
広告(Web・テレビCM)
費用レンジ100〜299万円
長さ・尺15秒〜30秒
業種IT・通信

「アドフラウドおばけ」というインパクトのあるサムネイル(トップ画像)が特徴的ですが、こちらはMomentum株式会社のタクシー用CM動画です。2022年4月11日までタクシーCMとしてオンエアされていたものになります。

アドフラウドとはWeb広告で行われる広告詐欺のことですが、この広告詐欺をゼロにするというサービスをPRするために、おばけが広告を消してしまうというユニークな設定が使われています。

今回の事例のように、認知度が低い事柄について説明したい時にも、企業プロモーション動画は最適です。単にサービスの紹介をするよりずっと面白くなり、タクシーに乗車している間にぼーっと眺めていても覚えられそうなインパクトがあります。

創価大学国際教養学部 学生インタビュー~「英語×専門性」で学び続ける~


出典:Crevo制作実績

表現実写
用途・目的学校・店舗・施設・会社紹介
費用レンジ〜49万円
長さ・尺120秒〜
業種人材・教育・医療

学校法人創価大学の国際教養学部で学生インタビューを行っている動画です。国際教養学部として学生にPRするために実際の学生にインタビューを行い、リアルな声を反映させている仕立てになっています。

対象は4年生の在学生で、4年間国際教養学部で過ごして印象深かったことや就活を通して学んだことについて話している内容です。いつも接している実際の職員と話してもらうことでリラックスして普段の会話に近づけた環境を整えていることがポイントです。

インタビュー動画を撮影するときは、つい緊張してセリフのような発言になってしまうことがあります。自然な表情を引き出すためには、今回の事例のように動画を意識させない体制作りが重要です。また、声だけに頼らずすべての発言について字幕を入れることで、内容が理解しやすくなるためおすすめです。

サービス紹介動画 クラウドネイティブソリューション「C-Native」


出典:Crevo制作実績

表現アニメーション
実写
用途・目的サイト掲載
事例紹介・お客様の声
商品・サービス紹介
営業ツール
費用レンジ100〜299万円
長さ・尺120秒〜
業種IT・通信

CTC株式会社とレッドハット株式会社の共同推進プロジェクトである「C-Native」のサービス紹介動画です。

動画の前半は建築業界にDXを導入するサービスの説明を音声とアニメーションで分かりやすくアピールしており、後半は両社の担当者にインタビューしている様子が差し込まれています。

アニメーション動画だけではなく、実際に携わる人が顔を出して話している画(え)を入れることで信頼感や安心感を獲得しやすい作りになっています。

「C-Native」がスタイリッシュで洗練されたブランドイメージを持っているため、クジラをモチーフにしたデザインと組み合わせることで硬くなりがちなテクノロジーの印象を柔らかくまとめています。青をベースとしたデザインに、レッドハット社の赤色が差し色になっており、視覚的にもよく映える組み合わせです。

児童書プロモーション動画


出典:Crevo制作実績

表現アニメーション
用途・目的商品・サービス紹介
広告(Web・テレビCM)
費用レンジ〜49万円
長さ・尺120秒〜
業種出版・メディア

絵本・図鑑など、子供の教育に関連する書籍を出版している株式会社学研プラスによる、新しい書籍のPR動画です。有名な漫画家のイラストが最大限活かされた、アニメーション動画となっています。ポップで明るい印象の色使いで、小さなお子さんから大人まで幅広い層が楽しめるデザインです。

書籍に登場するキャラクターのバトルストーリーとなっていて、決着は書籍で公開するという着地点におさめています。続きが気になって書籍を買いたくなるような動画です。動画の長さは2分強と見やすく、最後までワクワクした気持ちをキープしながら見続けられます。

イラストは別手配したものですが、アニメーション化しやすいよう、一度データ化を挟んでいます。さらに小さな子どもから興味を持ってもらいやすいように、漫画形式でなくTVアニメのような動きにすることで視聴しやすくなっている点がポイントです。

サービス紹介動画 腸内フローラ検査サービス「Mykinso Pro(マイキンソープロ)」


出典:Crevo制作実績

表現アニメーション
用途・目的商品・サービス紹介
広告(Web・テレビCM)
費用レンジ50〜99万円
長さ・尺120秒〜
業種不動産・建築

株式会社サイキンソーによる、腸内フローラ検査サービス「Mykinso Pro(マイキンソープロ)」のサービス紹介動画です。医学的な説明を動画で分かりやすく伝えるためにアニメーション形式がとられており、主人公となる辨野博士さんが説明する設定になっています。

「腸内フローラ」とはなにか?という導入から、腸内フローラと病気との関連性、腸内を検査することの必要性を伝え、腸内フローラの状態を簡単な検査で調べることができることを紹介している流れです。

どうしてこのサービスが有益なのか、順序だてて説明されているため、動機付けから細かく仕立てられていることが感じられる企業プロモーション動画です。

単にサービスの紹介だけに留まらず、情報を開示することでニーズを生み出し、つい購入したくなるような惹きつけに優れた動画構成です。

サービス紹介動画 研修プログラム「N-impro(ニンプロ)」


出典:Crevo制作実績

表現アニメーション
用途・目的イベント・展示会
費用レンジ〜49万円
長さ・尺120秒〜
業種人材・教育・医療

ねりまコンビニ協働プロジェクトによる「N-impro(ニンプロ)」のルール紹介動画です。

ねりまコンビニ協働プロジェクトは、コンビニエンスストアを、地域ぐるみで認知症高齢者を見守る支援拠点とするため、コンビニ従業員などが認知症について学べるゲーム形式の研修プログラムの開発および普及活動をしている組織です。

動画ではコンビニエンスストアにおける高齢者(特に認知症の方)への対応について学ぶカードゲームプログラムのルールを紹介しています。テキストのマニュアルより動画の方がずっと分かりやすく、効率的に発信できています。

幅広い世代に見てもらうことを想定し、明るく柔らかい女性のナレーションを使用しています。キャラクターの明るい表情を通して、ゲームの楽しさを表現し、実際のワークショップを想像できるような見せ方にこだわっている点がポイントです。

自動車パーツ製品紹介動画「FLEX A」「EDFC ACTIVE PRO」


出典:Crevo制作実績

表現アニメーション
用途・目的商品・サービス紹介
広告(Web・テレビCM)
費用レンジ50〜99万円
長さ・尺60秒〜120秒
業種メーカー

サスペンション専門メーカーの株式会社テインの企業プロモーション動画です。

動画内では自動車パーツの「FLEX A」と「EDFC ACTIVE PRO」の製品を紹介しています。帰省中の家族のドライブシーンという設定で、製品があるときとないときの比較が分かりやすくまとめられている動画です。

具体的には、「FLEX A」を搭載したことで運転中の突き上げと跳ね返りの不快な揺れを軽減することができ、「EDFC ACTIVE PRO」でカーブの不快な揺れを緩和し乗り心地が良くなっている様子が描かれています。

店頭用のプロモーション動画での活用を想定しているため、思わず足を止めてしまいそうな表現をイメージして制作されています。躍動感のあるアニメーションを使用することで、製品に対してインパクトを持たせることが可能です。

サービス紹介動画 企業向けAIコンシェルジュ「Corproid(コーポロイド)」


出典:Crevo制作実績

表現アニメーション
用途・目的商品・サービス紹介
広告(Web・テレビCM)
費用レンジ〜49万円
長さ・尺60秒〜120秒
業種IT・通信

株式会社SyncThoughtが提供している企業向けAIコンシェルジュ「Corproid(コーポロイド)」のサービス紹介動画です。視聴者が動画を通してサービスを理解し問い合わせを増やす目的で制作されています。

「Corproid(コーポロイド)」とは、クラウドで提供する企業コンシェルジュ型の人工知能サービスです。動画内ではある商品に関して疑問をもち、問い合わせをするもつながらず、イライラする顧客にたいしてAIコンシェルジェが疑問を解消してくれるというストーリーになっています。

動画はポップなアニメーションで作られており、「Corproid(コーポロイド)」だけタッチが異なる美少女にしている対比が分かりやすく、AIコンシェルジェについ目がいってしまうようなデザインです。実際のサービスキャラクターを登場させ、視聴者がサービス導入をイメージしやすいように工夫されています。

店頭PR動画 自動車サスペンション「EDFC ACTIVE PRO」


出典:Crevo制作実績

表現アニメーション
用途・目的商品・サービス紹介
費用レンジ50〜99万円
長さ・尺60秒〜120秒
業種メーカー

株式会社テインが販売している自動車パーツ「EDFC ACTIVE PRO」の製品紹介動画です。男性2名がカーレースの対決をするシーンにスポットを当てた2分弱のショートアニメで、店頭POPでの放映を想定しながら制作されています。

流れはカーレースで対決する2人のシーンから始まり、主人公はみるみるうちにライバルに距離を離されてしまいます。レース後、ライバルに話を聞いてみると「EDFC ACTIVE PRO」を搭載したことが勝利の秘訣だと教えられ、悔しがるというストーリーです。

躍動感のあるアニメーションで、製品の機能についてもところどころ分かりやすく説明が入っており、見終わった後に特徴や有効性が理解できる点がポイントです。特にレースのシーンはスピード感と迫力がある動画になっています。

企業プロモーション動画の活用メリット

企業プロモーション動画には、次の3つの活用メリットがあります。

  • 視覚・聴覚を使ってユーザーの「記憶」に残りやすい
  • テキストや言葉だけでは難しい表現をイメージさせられる
  • 短時間で多くの情報の訴求ができる

自社で制作を検討する際は、メリットを存分に活かした動画にするためにもあらかじめ内容について理解しておきましょう。

視覚・聴覚を使ってユーザーの「記憶」に残りやすい

1つ目のメリットは、動画は映像とアナウンスといった視覚と聴覚の両方からアプローチするため、記憶に定着しやすい点です。

記憶というのは人間の五感をフルに使うと定着しやすくなります。視覚・嗅覚・味覚・聴覚・触覚がある中で「声に出したり」「触ったり」「食べたり」といった行動を伴うことで記憶の定着を強くすることが可能になるものです。

企業プロモーション動画は、視覚と聴覚に同時に訴えかけることができます。そのため、パンフレットを読んだり、サービスの説明をただ聞いたりするよりずっとユーザーの記憶に残りやすくなります。

企業プロモーション動画を制作する目的は、ユーザーの認知を拡大させ行動を促すことにあります。インパクトの強い動画や興味を惹くようなユニークな動画を作ることができれば、少ない接点でも記憶に残りやすくなり、その分拡散効果は高めることができます。

テキストや言葉だけでは難しい表現をイメージさせられる

2つ目のメリットは、文章や難しいワード・表現も動画にすることで具体的にイメージさせやすくなる点です。

たとえば、前述で紹介した腸内フローラ検査サービス「Mykinso Pro(マイキンソープロ)」を紹介した動画が良い例です。「腸内フローラの検査が必要」といきなり言われても、どのようなリスクがあるのか分からない方が多いでしょう。

しかし、腸内フローラがどのような微生物で「どんな病気の関連性があるか」「イラストと声」で分かりやすい解説が入っていればイメージしやすくなります。

こうした事例のように、文章で書くと馴染みがないケースや専門的な事象については、動画を活用して説明してあげた方がユーザーから理解してもらいやすくなります。

短時間で多くの情報の訴求ができる

3つ目のメリットは、時間をかけずに多くの情報を訴求できる点です。

企業プロモーション動画は5分以内のものが多く、最後まで集中して見続けられる尺で制作されていることがほとんどです。そのためユーザーの時間を多く奪いません。

また、1分間の動画は一般的なWebページの3600ページ分の情報量だといわれています。3600ページ分のWebページを読む場合、何時間もかかってしまうでしょう。さらに「読む」という能動的な行為と、「見る」という受動的な行為では、見るだけの動画の方が楽に情報を得ることができます。

動画であればテキストや写真の情報よりはるかに多くのアピールが可能になり、結果的に消費行動を促しやすくなります。

企業プロモーション動画のデメリット

企業プロモーション動画には次の2つのデメリットがあります。

  • インパクトがある動画制作が重要
  • 静止画に比べ制作に時間がかかる

事前に把握しておくことで対策も打ちやすくなり、デメリットを逆に活かすことができないか考えることもできるでしょう。

インパクトがある動画制作が重要

1つ目のデメリットは、インパクトがない動画は効果が下がってしまう点です。

企業プロモーション動画の需要は年々高くなっており、その重要性も認識され始めています。クオリティの高い動画の制作が増えており、インパクトが弱い動画からの反響は得られない可能性があります。

コストをかけたくないあまりに、シンプルな説明動画のようなものを制作してしまうと効果が見込めず、結果的に無駄な労力をかけたことになってしまいます。何度も作り直すものではないからこそ、制作会社のようなプロに任せることで一定のクオリティを担保できるようにしておきましょう。

静止画に比べ制作に時間がかかる

2つ目のデメリットは、静止画より動画の制作に時間がかかってしまうことです。

静止画のような素材を制作する場合、最短で1〜2週間くらいで完成するケースがあります。一方動画の場合、コンセプトの設計・打ち合わせ・撮影・編集・修正のやり取り・納品といった多くの工程を踏むため、制作期間は2〜3か月かかるのが普通です。

どうしてもすぐにプロモーション活動を行いたい場合、動画の制作はおすすめしません。しかし、動画制作会社に依頼することで、時間をかけつつも確実にニーズを満たす動画に近づけることが可能です。

最初から3か月程度かかることを踏まえ余裕をもったスケジュールで相談し、クオリティの高い動画制作を目指しましょう。

企業プロモーション動画の制作ポイント

企業プロモーション動画を制作するにあたって、良い動画制作のポイントは3つあります。

  • プロモーションの目的は時間を掛けて明確にする
  • 企業プロモーション動画は伝えたいターゲットを明確にすること
  • 注目が集まるようなインパクトを動画で演出する

動画制作会社に依頼する場合でも、ポイントの認識を揃えておくとスムーズに打ち合わせが進められます。

プロモーションの目的は時間を掛けて明確にする

動画を制作する前に、目的となるゴール設定を決める必要があります。非常に重要なプロセスになるため、時間をかけて進行するようにしましょう。

目的としては次のようなものがあげられます。

  • 新商品について興味を持ってもらうユーザーを増やす
  • 昔から抱かれている企業イメージを一新させたい
  • 求職者から応募したいと思ってもらえるようなアピールをしたい

基本的に目的は1つの動画に1つだけと絞りこみます。むやみに増やしてしまうとメッセージ性が弱くなり、結果的に訴求力のない動画が仕上がってしまいます。

また、目的を決めずに動画制作をはじめてしまうとプロジェクトを振り返ったときに善し悪しを判断しにくくなります。そのため、ブランディングのように定性的な目標だけでなく、「1年後にユーザーを1万人増やす」といった数値化できる目標もセットで計画することが重要です。

企業プロモーション動画は伝えたいターゲットを明確にすること

構成を考える上で「何を」伝えるかに考えが行きがちですが、「誰に」伝えるかも大切なポイントです。

たとえば70代の男女にアピールしたいと考えているなら、文字は大きく情報量もシンプルに、ゆっくりとしたスライドのムービーの方が見やすくなります。反対に動画慣れしている10代の若者をターゲットにしている場合、スピード感のあるショートムービーでデザイン性の高いものにした方が興味を持たれやすくなります。

ターゲット設定は具体的に設定し、1人の人物を明確にイメージできるくらい作り込むことが重要です。年齢・性別・住所・職業・年収・家族構成などのハード面だけではなく、不安やニーズといった面についても明確にします。
ターゲットの思考を掘り下げて考えることで「〇〇について不満に思っているAという人物に向けて、〇〇を打ち出そう」といった動画の方向性を考えやすくなります。

注目が集まるようなインパクトを動画で演出する

企業プロモーション動画は短時間で強く興味を惹きつける必要があります。さらに記憶に残すことを考えるとより強いインパクトが重要です。になります。

たとえば紹介したいサービスについて、淡々と説明しているような動画ではインパクトは薄くなります。インパクトを出すためには「個性的なストーリーを仕立てたり」「ユニークな写真・キャッチコピーを使ったり」など他社がやっていなような差別化する表現が必要です。

他にもアピールしたいサービスの特徴をとことん研究し、別のものに「置き換え」や「言い換え」が出来ないか考えてみましょう。プロジェクトメンバーで集まり、連想ゲームのようにアイディアを出していくのも良い方法です。

動画での表現方法は非常に幅広いため、プロの制作会社に相談しながら演出方法を考えてみると良いでしょう。自社の強みやサービスの情報を分かりやすく伝えられるようかみ砕いておくと、打ち合わせの際、制作会社に理解してもらいやすくなります。

企業プロモーション動画で差別化するコツ

企業プロモーション動画はインパクトが重要だと説明してきました。どのように他社の動画と差別化すればよいか、自社ならではの動画を作る3つのコツを紹介します。

  • 拡散を目的にSNSを活用する
  • 競合他社の動画を研究し差別化を考える
  • メッセージや情報は1つに絞りインパクトのある構成にする

上記3点をおさえた上で、長く愛用していける企業プロモーション動画を制作しましょう。

拡散を目的にSNSを活用する

1つ目のコツは、SNSで企業プロモーション動画を拡散していくことです。SNSは拡散性が高いため、上手く活用することができれば爆発的に視聴数を伸ばすことができます。

たとえば、Twitterには「リツイート・引用リツイート」や「いいね」という機能があります。面白いと思ったツイートは気軽に情報共有されていくため、インパクトのある動画を作ることができれば露出を増やすことができます。

Instagramなら若年層にアプローチしやすく 、Facebookなら40代〜60代くらいまでに訴求力があります。SNSの種類によってメインユーザーや強みが異なるため、設定したターゲットに合わせてSNSを使い分けるのもおすすめです。

競合他社の動画を研究し差別化を考える

2つ目のコツは、競合他社の動画を研究してみることです。独自性を高めるためにはまず相場観やトレンドを知ることが重要になります。

企業プロモーション動画は、ホームページやYouTubeなどのプラットフォームを検索すれば簡単に見つけられます。自身で見つけるのが難しい時は、制作会社に事例がないか聞いてみても良いです。

「競合他社はあるサービスについてどのようなアプローチ手法を用いているのだろう?」ということを把握することで、アイディアのヒントが見つかることもあります。

また、競合他社の場合、似たようなサービスを提供していることもあります。動画の方向性がたまたま類似してしまうことを防ぐためにも、市場のトレンドをチェックしてみてください。たとえ同じメッセージを伝える場合であっても、動画であればアプローチ方法は無限にあります。競合他社の動画を踏まえて、競合調査を行い、自社に合う表現を見つけることが大切です。

メッセージや情報は1つに絞りインパクトのある構成にする

3つ目のコツは、企業プロモーション動画1本に対して伝えたいメッセージは1つに絞ることです。あれもこれもと詰め込んでしまうと全体がぼやけた印象になり、記憶に残りにくい動画となってしまいます。

たとえば「このサービスを使えば、コストが下がり、作業効率が上がり、人手も不要になるため便利です」という動画内のアピールは、一見メリットがたくさんあって良さそうですが、1つ1つのインパクトが薄くなってしまいます。

一方で「年間コストを100万円おさえることが可能なサービス」という打ち出し方に変えれば、コストに悩む企業に対してとにかくコストを下げられるサービスであるということを強調して伝えやすくなります。

動画で伝えたいメッセージは1つだけに絞り、具体的に伝えたり、繰り返したりすることで強調することが大切です。

まとめ

今回は、企業プロモーション動画の成功事例やメリット・デメリットについて説明してきました。企業プロモーション動画は上手く活用することができれば業績を大きく左右する影響力を持っています。

「もっとこのサービスの良さを伝えたいのにどうしたら良いか分からない」「新商品のリリースに向けてユーザーの記憶に残りやすいプロモーションをおこないたい」など課題をブランディング・プロモーションを課題とされている企業に向いています。

企業プロモーション動画は自社で作る方法もありますが、できればクオリティの高いものをプロの制作会社に依頼するのが良いでしょう。今回解説したポイントやコツを踏まえて、動画制作を検討してみてはいかがでしょうか?

crevoAdmin

【成功事例9選】アニメーション動画でのメリットとは?種類と事例で見る活用・演出方法を解説

3 years 1ヶ月 ago

アニメーション動画は、実写動画ではできない表現が可能ということもあり、商品紹介やサービス紹介のシーンで、アニメーション動画を活用する企業が増えています。

プロモーションの効果を高めるためには、アニメーション動画ならではのメリットを理解しておくことがかかせません。

そこでこの記事では、アニメーション動画の種類や活用するメリット、表現手法や演出方法について解説します。
また、アニメーション動画の成功事例も活用事例別に9本紹介します。

お役立ち資料集

アニメーション動画とは

アニメーション動画とは、編集ソフトなどを使ってイラストや文字に動きを加えた動画のことです。

実在する人物や景色を映し出す「実写動画」とは異なり、複雑な情報でもわかりやすく整理して伝えることができるのが大きな特徴です。学校の授業やセミナーでも、内容によっては、講義を聞くだけよりグラフなどの図解があったほうがわかりやすいと感じることがありますが、動画もそれと同じです。

それぞれの特徴をよく理解したうえで最適な表現方法を選ぶことで、期待する結果が出やすくなります。

アニメーション動画の種類

動画制作の方法は大きく2つに分けることができますが、アニメーション動画自体も10種類以上に細分化することができます。今回はそのなかでも、企業のPRやブランディングによく活用される動画について説明していきます。

インフォグラフィック動画

「インフォグラフィック動画」とは、写真や図表、グラフなどを用いることで、情報をわかりやすく表現している動画です。

ちなみに、「インフォグラフィック」は、「インフォメーション(情報)」と「グラフィック(視覚表現)」を掛け合わせた造語です。

モーショングラフィックス動画

「モーショングラフィック動画」は、写真や文字、イラスト、図形などの動きのない素材に動きを加えた動画です。

余計な視覚情報がなく、伝えたいことをシンプルに伝えられることから、ドラマや映画のオープニングタイトル、CMの企業ロゴなどによく使われます。

タイポグラフィ動画

タイポグラフィアニメーションとは、字幕などのテキストや画像とは違い、動きのあるロゴやテキストといった「文字のアニメーション動画」を指します。

近年、動画制作をされる企業がCMをはじめとした、イベントなどのPR動画にタイポグラフィックアニメーションを採用しています。通常のテキストとは違い、テキストが動くアニメーション構造のため、視聴者にインパクトを与えやすく、「伝えたい情報」を視覚的に強調できることが特徴です。

3Dアニメーション動画

立体的なイラストやグラフィックを用いて作るアニメーション動画を「3Dアニメーション動画」と呼びます。

2Dではなく3Dにすることで、動画を観た人がフォルムや質感を具体的にイメージしやすくなるので、画面越しに商品の実体を掴んでほしい場合などに適しています。

2.5Dアニメーション動画

立体的なイラストやグラフィックを用いて作るアニメーション動画を「3Dアニメーション動画」と呼びます。

2Dではなく3Dにすることで、動画を観た人がフォルムや質感を具体的にイメージしやすくなるので、画面越しに商品の実体を掴んでほしい場合などに適しています。

ホワイトボードアニメーション動画

真っ白な背景に、イラストや図、文字などを手書きしていく過程を映像化した「ホワイトボードアニメーション動画」も、近年、人気が高まっています。

背景が白一色であることから色のイメージに邪魔されないため、伝えたいことがしっかり伝わりやすいのがメリットです。

イラストアニメーション動画

パラパラ漫画の要領で、線の位置を少しずつずらしながら何枚ものイラストを作成することで、キャラクターや背景を動かすアニメーション動画を「イラストレーション動画」と呼びます。

一般的なテレビアニメやアニメ映画の制作に用いられる手法で、膨大な量のイラストを必要とします。

アニメーション動画を活用するメリット

商品やサービスの認知を向上させたい場合や、問い合わせを増やしたいと考えた場合には
さまざまなプロモーション施策が考えられます。

アニメーション動画を活用する場合に得られるメリットは、つぎの6点です。

  • 実写では表現できない無形のものをビジュアル化
  • 伝えたいメッセージを的確に表現
  • 撮影機材が不要な分、コストを抑えて制作可能
  • 記憶に残りやすい
  • 動画を修正しやすい
  • 海外への展開ができる

それぞれのメリットについて詳しく解説します。

実写では表現できない無形のものをビジュアル化

アニメーション動画は、形のないものを表現するのに適しています。

たとえば、クレジットカード決済サービスのセキュリティ面を訴求したい場合。パソコンをウイルスから守る様子をアニメーションで表現すると、イメージがしやすくなります。
これをテキストや実写映像を用いて伝えるのは難しいでしょう。

このように、サービス内容・情報・イメージなど、実写化しづらいものを伝えたい場合は、アニメーション動画を採用するのがおすすめです。

伝えたいメッセージを的確に表現

アニメーション動画は、伝えたいメッセージを分かりやすく表現できる点もメリットの一つです。
テキストで説明されても難しすぎて理解できないものごとや実写で表現しづらい表現も、アニメーションを用いることで解決する場合が多く見られます。

たとえば、インフォグラフィックアニメーションを使うことで、データや情報を視覚的に表現することが可能です。
グラフ・表・地図などに、動きやナレーションを入れることで直感的にデータを理解できます。

また、3DCGを活用することで、実写では撮影が難しいシーンもリアルに描くことができます。

このようにアニメーション動画は、伝えたい要素を強調してメリハリをつけ効果的にメッセージを伝えることができます。

撮影機材が不要な分、コストを抑えて制作可能

アニメーション動画はコストも抑えやすい点もメリットの一つです。

実写撮影で動画を制作する場合は、撮影機材・スタジオ・ロケなど場所や機材にかかる費用が避けられません。
カメラマンやモデルなど、制作スタッフ以外にかかる人件費も必要です。
一方、アニメーション動画の場合、上記の費用は必要ありません。制作スタッフの人件費以外にはほとんど経費がかからないため、実写撮影と比較してコストを大きく抑えることができます。
撮影場所やモデルなどを手配する手間もかからず、スケジュールや工程も組みやすいこともコスト削減につながっています。

また、アニメーション動画は実写映像と比較して修正にかかるコストも抑えることが可能です。そのため、思い描くイメージ通りの作品を作りやすいともいえるでしょう。

記憶に残りやすい

アニメーション動画は、視聴した人の記憶に残りやすい点も大きなメリットです。

アニメーション動画ではさまざまな表現を自由に取り入れることができます。
親しみやすいキャラクターを取り入れたり、パロディなど面白い要素をいれたりと、ユーザーの興味を掻き立てることに向いている動画手法です。
インフォグラフィックをアニメーション動画に取り入れることで、難しいデータや情報も分かりやすく説明できます。

アニメーション動画は、分かりやすくおもしろいと感じる情報は記憶に残りやすくなります。

また、アニメーション動画全体を通して色彩やデザインを統一することで、ブランドや企業イメージを効果的に浸透させることも可能です。

動画を修正しやすい

実写動画の制作には撮影が不可欠です。納得いく映像が撮れるまでに時間がかかることもあれば、撮影後にキャストや背景の差し替えが必要となり、スタジオやスタッフのスケジュール調整からやり直すハメになることも。

しかし、アニメーション動画であれば、キャラクターも背景も編集によって差し替えることができます。さらに、キャラクターの動きやセリフを変更することも可能です。

海外への展開ができる

商品やサービスを海外へ向けてプロモーションしたい場合には、アニメーション動画が適しています。

実写映像の場合、役者の口の動きに合わせて吹き替えをしなければなりません。字幕をいれる場合も手間がかかります。
アニメーション動画であれば、ナレーションを外国語のナレーターに変更するだけで、映像はそのまま映像を使うことが可能です。

また、言葉を用いずに分かりやすく説明することができるのもアニメーション動画の魅力です。

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アニメーション動画制作・映像制作

アニメーション動画の活用シーン

サービス紹介動画

無形、有形を問わず、アニメーション動画を活用することでよりサービスのイメージが伝わるサービス紹介動画を制作することができます。実写と組み合わせて、実写動画とアニメーション動画両方のメリットを活かすことも可能です。

特に、グラフや数字、文字を見せたい場合には、インフォグラフィックを活用することでよりわかりやすくサービスの実績や詳細などを伝えることができます。

ブランディング動画

ブランディング動画にアニメーションを活用することで、伝えたいメッセージやブランドイメージをより端的に伝えることができます。ブランドイメージをアニメーションで視覚的にわかりやすく表現することで、より記憶に残りやすくなります。

ブランドカラーを上手く使ったり、ブランドサイトとトンマナと合わせたりすることで、印象に残る動画を制作しましょう。

プロモーション動画・CM

視覚的にわかりやすいアニメーション動画を活用することで、自社を知らない視聴者の印象にも残るプロモーション動画やCMを制作することができます。オリジナルキャラクターを使用して、より親しみやすい動画を作ることも可能です。

アニメーションの表現手法

アニメーションの表現方法は多数あります。その中でも用途に応じた表現ができる手法を、活用事例とともにご紹介します。

モーショングラフィックス

モーショングラフィックスは、画像・文字・イラストなどのグラフィック素材にアニメーションによる動き・効果音・BGM・ナレーションなどを盛り込んで制作するアニメーション動画に代表される表現手法です。視覚と聴覚で視聴者に訴えかけることで、数十秒の動画でも、多くの情報を伝えることができます。

また、動画の中でも予算・納期を抑えて制作ができる手法となっているため、初めての動画制作におすすめです。


出典:Crevo制作実績

表現アニメーション
長さ・尺60~120秒
費用レンジ50~99万

シンプルなグラフィックではありながらも、アニメーションとナレーション・字幕をうまく組み合わせることによって、サービスのメリットはもちろん、実際のウェブ画面もイメージしやすく、訴求力の高い動画に仕上がっています。

フレームバイフレーム

フレームバイフレームという手法はいわゆる「THE アニメ」です。日本を代表する文化のひとつとなった「アニメ」と同様に、キャラクターや動物を一コマずつ動かして制作する表現技法です。視聴者にとっても親しみやすいだけでなく、世界観や表現・演出の幅が広く、固有の表現によって動画を通じたブランドイメージを作り上げることもできます。


出典:Crevo制作実績

表現アニメーション
長さ・尺15~30秒
費用レンジ~49万

猫の動きや本のページをめくる様子はアニメならではの表現になっており、素朴で優しいトーンでウェブサイトの世界観を表現しています。

3DCGアニメーション

3DCGアニメーションは、手描きでは表現が困難なキャラクターや物体を立体的に表現することができ、2Dアニメーションとは異なるリアリティあふれる表現を可能にします。3DCGアニメーションならではのトリッキーなアングルを駆使した擬似空間の中で表現される映像は、訴求内容を引き立て、視聴者に強く印象付けられるはずです。


出典:Crevo制作実績

表現アニメーション
長さ・尺~15秒以内
費用レンジ100~299万

3DCGを活用することにより、キッチン・トイレ・洗面所などに製品を設置した場合のイメージやサイズ感が伝わりやすくなっています。

アニメーションの演出方法

アニメーション動画でよく使われる演出方法として、キャラクターアニメーションとインフォグラフィックを解説します。

どちらもモーショングラフィックスの一種で、効果的な演出です。分かりやすいように、弊社で制作した動画も例として紹介しています。

キャラクターアニメーション

キャラクターアニメーションはモーショングラフィックスの一種で、企業や商品のカラーやコンセプトに合わせてキャラクターを用いる演出方法です。「この企業のこのキャラクター」「あの商品のあのキャラクター」と視聴者に覚えてもらいやすく、認知度アップやブランディング効果が期待できます。

また、想定しているターゲット層をキャラクターとして具現化することもできます。キャラクターにナレーションを合わせることで視聴者に親近感と強い印象を与え、訴求したいポイントをひきたて、訴求ポイントを「自分ごと」としてとらえやすくなります。


出典:Crevo制作実績

表現アニメーション
長さ・尺15~30秒
費用レンジ50~99万

お洒落でガーリーなキャラクターを採用することで、キレイになりたい女性に親近感をもっていただけるような表現になっています。

インフォグラフィック

インフォグラフィックはモーショングラフィックスの一種で、情報・データ・知識を図や表を用いてわかりやすく視覚的に表現する手法です。

無形サービスや説明しづらいものを視覚的に表現することにより、視聴者にわかりやすく伝えることができるため、営業用ツールや自社サービスの紹介動画として有効活用できます。インフォグラフィック動画によって、取引先や消費者の心をつかむことがサービスの拡大につながります。


出典:Crevo制作実績

表現アニメーション
長さ・尺60~120秒
費用レンジ50~99万

冒頭で、棒グラフを用いて数字データをわかりやすく表現しつつ、課題喚起をしながらサービスの軸となる「ITフリーランス」というキーワードを丁寧に説明しています。そして、シンプルなイラストとメリハリのある動きでサービスのコンセプト、サービスを通して解決したい課題とサービスによって実現したい世界観を表現しています。

アニメーション動画の活用事例

企業がアニメーション動画を制作する際は、目的を明確にしておくことが重要です。
目的を決めておかないと動画の内容を決めることが難しくなり、思ったような効果を発揮できません。
また、制作事例をいくつも参考に視聴しておくことで、自社の予算で製作可能な動画をイメージしやすくなります。

そこで、目的別のアニメーション動画活用事例を合計9本紹介します。

ブランディング

アニメーション動画は、企業や商品のブランディングに効果を発揮します。

ブランドイメージは、コンセプトやデザインなどが複合的に作り上げるものです。こうした抽象的な概念を言葉や文章だけで伝えるのは困難だといえます。
そこで、ブランドイメージを説明するためにアニメーション動画が活用されています。

ブランディングにうまく活用できている2つの動画を紹介します。

周年記念動画 ゲーム「怪盗ロワイヤル」

出典:Crevo制作実績

表現アニメーション
長さ・尺60〜120秒
費用レンジ100〜299万円

株式会社ディー・エヌ・エーが提供するスマートフォン用オンラインゲーム「怪盗ロワイヤル」のリリース10周年を記念して制作したアニメーション動画です。

この動画では10年が経ったことで、当時怪盗ロワイヤルを楽しんでいたユーザーとの接点を再び作ることを目的としています。
昔オンラインゲームを一緒に楽しんでいた友達や仲間と、再び会えてまた一緒に遊べるツール。これを新たな怪盗ロワイヤルのブランド価値としてアピールするために、動画を構成しています。

懐かしさを感じてもらうためには、動画全体のテイストとストーリーが重要です。
まず、動画全体のテイストで懐かしさを感じてもらうために、背景やイラストを工夫しています。
日に焼けた画用紙に水彩画で描いたようなイラストを、あえてにじませる表現を取り入れることで懐かしさを演出しました。

ストーリーでも懐かしさを感じさせています。主人公は居酒屋で昔の仲間と久しぶりに再会し、当時一緒に楽しんだ怪盗ロワイヤルの話で盛り上がります。
すると、懐かしいプレイ映像の記憶が走馬灯のように駆け巡るというものです。

実際にこの動画を視聴している方も、当時のプレイ映像を懐かしく感じてくれているでしょう。

コンセプトムービー 決済サービス「Paidy」


出典:Crevo制作実績

表現アニメーション
長さ・尺30〜60秒
費用レンジ300万円〜

株式会社Paidyが提供するオンラインショップで利用できる決済サービス「Paidy(ペイディー)」のコンセプトを表現するためのアニメーション動画です。

サービスの概要を説明するための紹介動画ではありません。Paidyのブランドイメージを伝えることが目的です。
ナレーションやテキスト解説などはいれず、静かなBGMとわずかに英語のメッセージが散りばめられています。全体の色彩は、ブランドカラーで統一しています。

アニメーションにはモーショングラフィックを採用しました。丸や四角といった幾何学的な模様がシンプルに動くシーンと、有機的に動くパターンを組み合わせて動画を構成しています。
これはPaidyのシンプルさと、その裏に潜む複雑なテクノロジーがあることを感覚的に伝えることを目的としています。

サービス紹介

アニメーション動画は、サービスの概要や魅力を紹介する場合にも頻繁に活用されています。

形のある商品の紹介であれば、実際の物を映像で紹介するのが効果的でしょう。しかし、サービスを紹介する場合には工夫が必要です。アニメーション動画は最も効果的な手法の一つだといえます。

典型的な活用例を1本紹介します。
サービス紹介動画 採用支援サービス「ビズリーチ・ダイレクト」

出典:Crevo制作実績

表現アニメーション
長さ・尺120秒〜
費用レンジ~49万

株式会社ビズリーチが提供する採用支援サービス「ビズリーチ・ダイレクト」の紹介用アニメーション動画です。

このアニメーション動画は採用担当者に向けて、ビズリーチ・ダイレクトの魅力を紹介することを目的としています。

ビズリーチ・ダイレクトの導入によって、効率的な採用活動が実現できることを解説する内容です。
ビズリーチ・ダイレクトの特徴として3つの特徴を挙げています。

  • 即戦力人材に特化した独自のデータベース
  • 求職者データベースをすべて開示
  • 専任コンサルタントによるフォロー

これらの内容を、イラスト・グラフ・テキストを使って分かりやすくアニメーション動画にまとめました。

また、ビズリーチのブランドカラーである赤色を積極的に使っています。
ナレーションに合わせて、イラストに動きを入れることで理解しやすいように工夫しました。

通販

通販のおいてもアニメーション動画がよく活用されています。

通販で売上を上げるためには、ユーザーの心が動くタイミングを増やすことがかかせません。
新規顧客の獲得やリピート率を向上させる施策など、さまざまなシーンでプロモーションを行う必要があります。

通販サービスのアニメーション動画の事例として、ブランディアと宅本便の事例を紹介します。

サービス紹介動画 ブランド宅配買取サービス「ブランディア」


出典:Crevo制作実績

表現アニメーション
長さ・尺30〜60秒
費用レンジ~49万

宅配買取サービス「Brandear(ブランディア)」と楽天スーパーポイントギャラリーのキャンペーン紹介用アニメーション動画です。

ブランディアとは、ハイブランドからカジュアルブランドまで1点からでも査定ができるブランド宅配買取サービスです。
ブランディアでいらなくなったブランド品を売るだけで、楽天スーパーポイントが最大5,000ポイントもらえるキャンペーンについてまとめています。

広告配信用の動画として制作しているため、内容を詰め込みすぎず端的に説明しました。
ついつい詳しい内容が気になり、キャンペーンページを確認したくなるような見せ方にこだわっています。

ターゲットはブランド品に敏感な女性です。イラストや色彩、フォントなどで「かわいい」と感じてもらえるデザインを採用しました。

YouTube広告用動画 ブックオフ宅配買取サービス「宅本便」


出典:Crevo制作実績

表現アニメーション
長さ・尺30秒〜60秒
費用レンジ~49万

ブックオフオンライン株式会社が提供する宅配買取サービス「宅本便」の広告用アニメーション動画です。
「宅本便」は売りたい本・CD・DVD・ゲームを自宅で箱に詰めて送るだけで簡単に買取が利用できるサービスです。

このアニメーション動画は、YouTube広告での配信を想定しています。
ユーザーがスキップするまでの5秒の間で「おうちにいながら本が売れるブックオフの買取サービス宅本便」とサービスの全体像を端的に説明しました。

動画のキャラクターにはデフォルメした猫と女の子を採用することで、親しみやすさを演出しています。猫の鳴き声も効果音で挿入しています。

利用方法を申込み・梱包・集荷・振込の4ステップで分かりやすく説明をおこない、
置き場所に困るほどの大量の本に囲まれる女の子が、「宅本便」を利用することで部屋も心もスッキリするというストーリー展開です。

リクルート/採用向け

求人サービスの利用促進にもアニメーション動画が効果的です。
利用するメリットや他社サービスとの違いなどを分かりやすく説明しましょう。

また、自社への入社意欲を高める目的でもアニメーション動画の活用はおすすめです。

求人サービスのアニメーション動画事例として、タウンワークオンラインとエンゲージを紹介します。

サービス紹介動画 求人掲載サービス「タウンワークオンライン」


出典:Crevo制作実績

表現アニメーション
長さ・尺60〜120秒
費用レンジ100〜299万円

株式会社リクルートジョブズが提供する「タウンワークオンライン」のサービス紹介用アニメーション動画です。

タウンワークオンラインは、いつでも簡単に求人掲載ができるサービスです。はじめて求人広告を掲載する方でも安心して使えることをアピールする目的で制作しました。

この動画は、求人広告の出稿を検討しているであろう店舗のオーナーや採用担当者の方をターゲットとしています。

動画の前半ではタウンワークオンラインで求人を掲載する手続きの流れを分かりやすく解説しました。イラストとテキスト、ナレーションを組み合わせたアニメーション動画によって、短い時間でも理解しやすい内容となっています。

動画の後半では、サポート体制が充実している点やサポート体制が整っていることを紹介することで、視聴者の不安を取りのぞくように工夫しました。

広告動画 採用サイト制作支援ツール「エンゲージ」


出典:Crevo制作実績

表現アニメーション
長さ・尺〜15秒以内
費用レンジ~49万

エン・ジャパン株式会社が提供する採用支援ツール「engage(エンゲージ)」のサービス紹介用アニメーション動画です。

Facebookのバンパー広告で配信するための動画として制作しました。バンパー広告の特性上、6秒という短い時間で効果を出すことに重点を置いています。

engageは、採用サイトの作成や求人掲載、採用までを無料で利用できます。
そのなかでも「採用ホームページが無料で作れる!」というポイントに絞って訴求することにしました。
短い時間に内容を詰め込んでも、なにが言いたいのか伝わらない恐れがあるためです。

パソコンとスマートフォンの画面に採用ホームページが表示されているイラストと「採用ホームページが無料で作れる!」というテキストのみで構成している、シンプルなアニメーション動画です。

最後にサービス名を大きく表示することで、engageの名前を覚えてもらえるように工夫しています。

情報発信

複雑な情報をまとめて発信したい場合は、アニメーション動画を用いると良いでしょう。

インフォグラフィックを使うことで、グラフや表に動きをつけ強調させることができます。
ナレーションやイラストとも組み合わせることで、さらに理解しやすい表現が可能です。

情報発信にアニメーション動画を活用したい方の参考になる事例を2本紹介します。

サービス紹介動画 インバウンドプロモーションサービス「wanokoto」


出典:Crevo制作実績

株式会社アイ・エム・ジェイが提供するインバウンドマーケティング支援サービス「wanokoto」のサービス紹介用アニメーション動画です。株式会社アイ・エム・ジェイは「最高の顧客体験」をテーマに多くの企業のマーケティングやブランディングの支援を行っている会社です。「wanokoto」を導入することで、訪日外国人旅行者にターゲティングした広告配信を実施し、インバウンド需要ニーズの高い企業の商品・サービス・アクティビティ・イベントの訴求、企業自体のブランディングを行うことができます。この動画では訪日外国人に関するデータと、サービスの特徴を分かりやすく表現しました。
訪日外国人旅行者が増えている現状を冒頭で数値データを用いて伝えることでビジネスチャンスが広がっている現状を分かりやすく伝えています。
カラフルな色彩を使うことで、国際的なイメージとマッチさせユーザーの興味を惹くようにしています。グラフや複数のものごとの関係性の表現など、アニメーションの力で情報をうまくまとめました。
アニメーション動画を活用することで、情報をまとめて分かりやすく伝えたい方には特に参考になるのではないでしょうか。サービス紹介動画「MCCatalog+(エムシーカタログプラス)」
出典:Crevo制作実績株式会社モリサワの提供する多言語ユニバーサル情報配信ツール

表現アニメーション
長さ・尺60〜120秒
費用レンジ~49万
表現アニメーション
長さ・尺60〜120秒
費用レンジ~49万

「MCCatalog+(エムシーカタログプラス)」のサービス紹介用アニメーション動画です。MCCatalog+活用することで、カタログやチラシ、パンフレットなどを日本語から、英語・中国語簡体字・中国語繁体字・韓国語に自動翻訳が可能です。
多言語に対応した情報配信が実現できる多言語ユニバーサル情報配信ツールで、導入することで訪日外国人客に向けたサービスの拡大が期待できます。この動画では年々増加すると予測される訪日外国人のデータや、訪日外国人客向けのインバウンド施策としてMCCatalog+をどのように活用できるかについて、アニメーションを用いて見やすく表現しています。紙媒体のパンフレットにはないマーケティング機能も紹介し、低コスト・短期間で多言語での情報発信が可能なサービスの魅力をつめこみました。また、全体的に淡い色味で描くことで、難しいサービスであるというイメージを払拭し、視聴者がよりサービスに親近感をもてるように工夫しています。まとめ本記事ではアニメーション動画の種類や活用シーンなどに加えてメリットについて詳しく解説しました。
また、アニメーション動画の目的別に成功事例を9本紹介しています。ブランディングやプロモーションに課題があるのであれば、アニメーション動画は効果的な手法だといえます。
伝えたいメッセージを的確に表現でき、ユーザーの記憶にも残りやすいためサービスや商品の紹介に適しているためです。
また、実写動画と比較してコストが抑えられ、修正がしやすいことなども魅力といえます。まずは、予算や目的に合わせて成功事例をいくつも見ることをおすすめします。事例を参考にすることで、制作したいアニメーション動画のイメージが出来上がっていくはずです。

crevoAdmin

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