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“商品は買ってないけどブログは読んでる”人にだけAdWords広告を出して、効率よく購入を促すには?(セグメント100選 第73回)

10 years 1ヶ月 ago
Web担当者Forumの2015/10/22の記事をどうぞ。
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2015/10/22/21323

商品サイトは見ていないんだけど、商品ブログは読んでいるユーザーを対象にして、AdWords広告を出すためのリマーケティングリストを紹介します。

具体的には下記です。
・商品・サービス関連の「ブログ」を訪問したユーザー
の条件に合致したユーザーから下記ユーザーを除外する
・「本サイト(サービス申し込みサイト、eコマースサイト)」訪問ユーザー


関連リンク:
【Googleアナリティクス セグメント100選 コーナーの記事一覧
noreply@blogger.com (hiromi ibukuro)

「カスタマーリングス」にECサイトのLTVを最大化する新機能を実装、プラスアルファ・コンサルティング | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 1ヶ月 ago
主に分析機能の強化とマーケティングオートメーション機能を強化

プラスアルファ・コンサルティングは10月20日、マーケティングオートメーションシステム「カスタマーリングス」に、ECサイトのLTV(顧客生涯価値)を最大化するための新機能を実装した。通販企業の要望を反映させ、新機能の開発に至った。

新たに追加した機能は主に、分析機能、マーケティングオートメーションの機能強化。いずれも通販事業の収益向上に直結する機能となっている。

分析機能の強化は、流入チャネル別のLTV集計表に、各チャネル別の獲得単価を算出できる機能、RF集計表に前月実施した施策に対する反応数(率)の表示と対象顧客の抽出機能、アクセスログ機能を強化。メールへのクリック時に顧客情報とアクセスログを紐づける機能を追加した

マーケティングオートメーション機能は、買い物忘れ顧客へのリマインドメール、複数のメールタイトルを同時にサンプリング配信し、成果に応じて本配信を行うABテスト機能、毎月や毎年など定期的に購入している商品のレコメンド機能を追加した。

「カスタマーリングス」の通販向け機能を強化していくことで、通販企業を中心に1年間で100社の導入をめざすとしている。

流入チャネル別のLTV集計表に、各チャネル別の獲得単価を算出

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

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越境ECを手軽に開始できるオプションを「ショップサーブ」に追加、Eストアー | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 1ヶ月 ago
tensoが提供する「Buyee」と連携、売り上げ手数料15%で利用することが可能

Eストアーは10月21日、国内ECサイトの海外発送をサポートするtensoと連携し、Eストアーが提供するネット通販ASPサービス「ショップサーブ」のオプション機能に海外転送・代理購入サービス「Buyee(バイイー)」を追加した。「ショップサーブ」を利用するECサイトでは、多言語表示や多言語カスタマーサポートが行われ、海外に販路を広げることができるようになる。

「Buyee」は提携サイトとシステム連携し、多言語(英語、繁体中国語、簡体中国語、日本語)表示、海外ユーザーの代理で購入、海外発送や多言語カスタマーサポートなど、海外対応に必要なサポートを行うサービス。「Buyee」が海外ユーザーからの注文を代理で商品購入するため、EC事業者は代金回収や不正利用のリスクがない。初期費用は無料で、商品が売れたときだけ手数料(販売価格の15%)がかかる。

Eストアーは、海外への販路拡大をめざす店舗向けに、2014年7月から英語カート機能の提供を開始している。より手軽に、多言語、ワンストップでの越境EC(クロスボーダー取引)を可能にするため、「Buyee」を導入したとしている。

BUyeeのイメージ

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

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nakagawa-m

Google ショッピングの絶滅危惧種ポリシーに違反する商品例のご紹介

10 years 1ヶ月 ago
Posted by Google ショッピング クオリティ オペレーション チーム

Google では、AdWords、Google ショッピングともに、絶滅危惧種を使用した商品の宣伝は認められていません。一方、日本では比較的一般的な商品に、当該ポリシーの指定する動物の部位や成分が含まれていることがあります。

本記事では、Google ショッピングに特化し、当該ポリシーに違反する商品の具体例をご紹介します。広告主様には、意図せずポリシーに違反してアカウントが停止されることのないよう、 参考にしていただければ幸いです。


ポリシー


Google の絶滅危惧種ポリシーでは、サメ、クジラ、ゾウ、イルカなどを絶滅危惧種として指定しており、これらの動物から作られた商品をポリシー違反と見なしています。たとえば、絶滅危惧種を原料とする成分を含む商品や、象牙を使用した彫刻などが挙げられます。


不承認となる商品アイテムの例


  • 象牙でできた印鑑
  • サメのフカヒレを含む食品
  • サメ軟骨でできたペットフード、あるいはその成分を含むペットフード
  • サメ由来のスクワランオイルを含む化粧品類
  • サメ軟骨成分を含むサプリメント(コンドロイチンサプリメントなど)
  • サメ皮を使用した財布など
  • サメ由来のスクワランオイルを生地に配合した商品(肌着など)


ポリシー違反商品の取り扱いのあるビジネス カテゴリとその商品例


下記のビジネス カテゴリに該当する広告主様は、不承認となる商品例をぜひご確認の上、該当商品アイテムをフィードから削除してください。

ビジネス
カテゴリ
絶滅危惧種 商品の例
食品関連
ペットフード
クジラ 鯨肉をつかった食品(鯨ベーコン、鯨肉煮、くじらエキスなど)
サメ サメのフカヒレ入り食品(姿煮、スープ、レトルトなど)
サメ軟骨/フカヒレを含むペットフード
日用品
キッチン
サメ サメ皮おろし金
象牙(ゾウ、マンモス) かみそり、ナイフ(柄の部分)
ヘルスケア
コスメティクス
サメ コンドロイチン入りサプリメント
サメ軟骨エキス
サメ肝油
スクワランオイル入り化粧品(クレンジングオイル、化粧水など)
クジラ くじらエキス/オイル入りサプリメント
スポーツ サメ コンドロイチン入りサプリメント
サメ軟骨エキス
アパレル サメ サメの歯/骨を使ったアクセサリ(ペンダント、ボタンなど)
サメ皮を使った革製品(サイフ、バッグ、ベルトなど)
スクワランオイル配合の素材を使った衣類(肌着・ストッキングなど)
工芸品 象牙(ゾウ、マンモス) 印鑑
アクセサリー(ジュエリー、ネックレス、ブレスレットなど)
かみそり、ナイフ、 根付け、置物、彫刻、仏具(数珠)、化石
楽器 象牙(ゾウ、マンモス) ピック(ギター、三味線など)


上記に該当する商品アイテムを掲載すると、商品アイテムの不承認、予防措置としての商品アイテムの不承認、アカウントの停止につながる可能性があります。

Google ショッピングのポリシーや、各地域の法的要件に準拠しない商品アイテムをフィードに含めていると、ポリシー違反とみなされ警告メールが送られます。警告メールを受けとった場合は、メールに含まれた事例とともに、ポリシー違反に該当する商品アイテムを期日内にすべて削除してください。

詳しくは 商品リスティングが不承認になった場合の対処方法をご覧ください。

また、その他のポリシーについて詳しく知りたい方は、Google ショッピング広告掲載のポリシーをご覧ください。
noreply@blogger.com (Google Blog)

法令違反にならないために知っておくべき広告の定義とルール。 | 健康・美容業界の今を知る! | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 1ヶ月 ago
健康食品や化粧品にかかわる法律、規制などについてわかりやすく噛み砕いて紹介(連載第16回)

健康食品や化粧品を販売するにあたり、売り上げを左右するといっても過言ではない広告媒体。これらは多岐にわたります。テレビ、Web、新聞、折込チラシ、雑誌、店頭で見せるPOPやリーフレット、そして特定顧客にしか配布しないクローズドなもの……。それぞれコンプライアンスの差異はあるのでしょうか。

広告であれば、コンプライアンスのレベルに差異はない

広告には定義があります。

「薬事法における医薬品等の広告の該当性について」
厚生省医薬安全局監視指導課長通知(平成10年9月29日 医薬監第148号)

  1. 顧客を誘引する(顧客の購入意欲を昂進させる)意図が明確であること
  2. 特定医薬品等の商品名が明らかにされていること
  3. 一般人が認知できる状態であること

※健康食品の場合には、「食品として販売に供する物に関して行う健康保持増進効果に関する 虚偽誇大広告等の禁止及び公告等適正化のための監視指導などに関する指針(ガイドライン)に係わる留意事項について」に上記と同じものが広告の定義として記されています(この場合には2の「特定医薬品等」が「特定食品等」となります)。

簡単に説明すると、上記の3要素を満たすものが「広告」とされます。そのため、広告である以上、薬機法などのルールに抵触しないようにする義務が生じます。

実は、「クローズドなツール」は公の媒体ではないのだから、多少ルールに抵触しても許される……と思われているケースが多いようです。

確かに、「クローズドなツール」というものは“特定のお客さま”のもとへしか配布されないもの。公になる可能性が一般メディアなどに比べ低いため、行政の目に入りにくいということは言えるでしょう。

また、“クローズドだから”という理由で、上記広告の定義の中にある「3. 一般人が認知できる状態であること」を満たさないと考えられてしまいがち。実際は「クローズドなツール」であっても、「一般人が認知できる状態である」とされています。そのため、上記3要件を満たす「広告」と解釈されます。

広告には公開レベルでの基準に差異は設定されていません。オープンであろうとクローズドであろうと、メディアや媒体手法を問わず、薬機法などの厳しい基準に則る必要があります

商環境上、医薬品的効能効果に触れる内容の資料を製造業者が販売業者に渡すことがあるでしょう。業者間のやり取りであったとしても、資料の存在自体が不当である、という見方はもちろんあります。

ただ、もっと重要なのは製造業者からのその資料をそのまま、販売業者が顧客への販売に使用すると、規制対象広告になるということ。表現によっては違法広告となりますので、念頭に置いておいた方が良いです。

お客側が広告と判断したらその時点で規制対象広告になる

2006年年末の「東京都健康食品取扱事業者のための講習会」付近から、従来の“3要素を満たすものが「広告」”という考え方に修正されています。仮に、表向きは3要素を満たさず「広告ではない」と言える手法が存在したとしても、お客側が広告と判断したらその時点で規制対象広告になると説明されています。

また、店頭の販売ツールも同様です。コンプライアンスレベルに差異はありません。

たとえば、商品名、商品画像、販売元などは記載していなくても、商品の成分について医薬品的効能効果を標ぼうする資料を、商品付近に配置したりするケースがあるでしょう。また、お客が購入する製品に合わせて、医薬品的効能効果を標ぼうする資料を渡すという方法もあります。

ありがちな方法ですが、これら一連の行為は医薬品的効能効果を暗示させているということから、全て不可です。

Webやチラシなど、不特定多数の人が目にする機会が多いものに比べ、「クローズドなツール」と同じように店頭POPや資料は、目に付きにくいものと言えるでしょう。しかし、薬局などの場合、保健所の立ち入りや試買調査がありますので、その際に指導されるケースは、珍しいことではないと言われています。

実際問題、ルールが遵守されているとは言い切れない微妙な部分なのかもしれませんが、ルールで決められている以上、指摘が入ってしまった場合には「知らなかった」「他の企業もやっていたから」は通用しません。 今一度、広告としての定義を社内で見直してみると良いでしょう。

【薬事法広告研究所からのお知らせ】

薬事広告セミナーシリーズ 景品表示法
広告表現を景表法視点で検証する!

景表法を重視すれば薬機法に抵触したり、その逆もしかりと、「広告」を作る際に法規的関連で迷うことは多いもの。

そこで、具体的に合理的根拠が必要な表現とはいったいどれなのか、また、どんなエビデンスが必要なのかなど、商材ごとに事例を挙げて詳しく解説します。

稲留 万希子

薬事法広告研究所 副代表

東京理科大学卒業後、大手医薬品卸会社にて医療従事者向けポータルサイトの企画運営に従事。東洋医学に興味を抱いたことをきっかけに、中医学専門学校にて3年間薬膳料理や漢方について学ぶ。その間、ヘルスケア分野でのビジネス展開には薬事法を避けて通れない事から、薬事法と広告についても並行して学び、その後、国際中医専門員、漢方薬膳療術師、反射療法士、薬事法管理者、コスメ薬事法管理者の資格を取得し独立。2008年3月、薬事法広告研究所の設立に参画。

全セグメント層でCTRがアップした楽天市場のトップページ刷新の舞台裏 | 通販新聞ダイジェスト | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 1ヶ月 ago
楽天市場がパソコン版トップページのデザインを4年ぶりに刷新、その狙いに迫る全2回の連載[後編]

よりCTR(クリック率)を高める上で重要なA/Bテストだが、デメリットもあるという。それは「ヘビーユーザー偏重になりがちなこと」(楽天の河野奈保執行役員=写真左)。キャンペーンを確認するためにトップページに訪れるヘビーユーザーは多いが、こうしたユーザーの感覚に合わせすぎると初心者には分かりにくいサイトになる恐れがある。

そこで「ユーザーの感覚も大事にして、そこのバランスを取りながらサイトを作っていく」(楽天市場事業編成第二部市場トップリニューアルプロジェクトチームリーダーの西岡大揮氏=写真右)。そのために必要なのがユーザーへのインタビューというわけだ。ライトユーザーからは、コンテンツが多すぎて、入り口ページとしては分かりにくいといった声もあったという。こうした声にも配慮した。

全セグメント層でCTRがアップした楽天市場のトップページ刷新の舞台裏

ユーザーを細かくセグメンテーションし、それぞれのセグメントごとに数値が上がったかどうかを分析。テスト段階では、すべてのセグメントで下層ページへのCTRが上昇しているが、最も効果があったのはライトユーザーだったという。「以前はナビゲーションに関する情報がページのあちこちに点在していたものを、きちんと1カ所にまとめるなど、情報を整理するための仕組みを劇的に変えたことが大きいのではないか。新規顧客の購入率が良いサイトはユーザーインターフェースがすぐれているということ。その声を打ち消さないようにした」(河野執行役員)。もちろん、ライトユーザー偏重でヘビーユーザーの数値が落ちては意味がないが、そういった意味でもバランスの取れたトップページに仕上がったという。

デザインに関しては「ユーザーは買い物目的なので、先進的である必要はないが、今の時代のベースとなっているトレンドは拾わないといけない」(同)。今回の刷新では、トップページ上部に楽天グループへのリンクを設けた。中でも一番左に来ているのは、ポイント還元率を高くした商品を販売するコーナー「楽天スーパーDEAL」。グループ内でも位置付けがかなり高いことがうかがえる。また、店舗のロゴも多数表示されるようにした。商品画像の視認性を高めたことも含めて、全般的に視覚に訴える部分を強化したわけだ。

西岡氏は「約2カ月のテスト期間中、CTRなどの数値を見ながら、新トップページに関するユーザーアンケートにおける要望を汲み取り、何十回も更新した。売り上げを最大化するために、トップページ全体として絶妙なバランスを取るにはどうすればいいか、チューニングに苦労した」と振り返る。今回の刷新以前から繰り返してきたA/Bテストのデータが蓄積されていたことも大きかったという。

今後は下層ページにも同様のデザインを採用する。また、店舗ページへの敷衍(ふえん)も期待される。「店舗からは『詳細なA/Bテストができないので、楽天が入念に実験し、採用したCTRの高いデザインはぜひ採用したい』という声をいただいている。フラットなデザインや、ブロックリンクなどはぜひ参考にしていただきたい」(河野執行役員)。

もちろん、スマートフォンやタブレット向けサイトの強化も重要だ。PC向けとのデザイン性の統一を進めていく。また、スマホ向けに関しては、プッシュ通知で効率的な販促ができる専用アプリの利用率を高めていく必要がある。スマホでブラウザーから購入するのはライトユーザーが多いだけに、デザイン面でもブラウザー利用者が違和感ないようにするなど工夫することで、アプリへと誘導していく。(おわり

第58回HCD-Netサロン「体系的理解と体験型ワークショップで学ぶペルソナデザイン」開催のお知らせ

10 years 1ヶ月 ago

  昨今HCDのみならず、マーケティング、デザインの領域において理解と認知が浸透してきた「ペルソナ」手法ではありますが、片方で考え方や作成方法についての適切な理解や体系的な知識を持っている実践者は多くはありません。

  手法的に一般化しつつある今だからこそ、ペルソナが生まれた背景、適切な作成手順と方法、品質を高めるための重要な点などを体系的に学び、同時に、模擬的なワークショップによって作成の過程を体験する場を設けました。

  皆様のご参加をお待ちしています。

 

■日時:12月4日(金)18:00~20:00 (受付開始:17:30~)

 

■会場:大阪グランフロント北館7F ナレッジサロン

http://kc-i.jp/facilities/salon/

アクセス http://kc-i.jp/access/

 

■プログラム:

18:00~19:00(講義)

井登 友一氏(株式会社インフォバーン)

 

19:00~20:00(ワークショップ)

井登 友一氏(株式会社インフォバーン)

 

■定員:35名(先着順)

 

■参加費:HCD-Net会員:2000円・学生会員:1000円

一般:3000円

 

■参加申込方法:

タイトルを「第58回HCD-Netサロン参加希望」として以下の内容を

hcdnet_registration@hcdnet.org までご連絡ください。

---------------------------------------------------

氏名:

所属先名:

会員種別:正会員/賛助会員/学生会員/一般/一般学生

電話番号:

メールアドレス:

参加費領収書の宛名:

※記載がない場合は所属先名で発行いたします。

----------------------------------------------------

受付メールを事務局より返信いたします。参加費の支払い方法の案内は受付メールに記載されています。受付メールが2、3日(土日祝日を除く)で届かない場合は事務局にご連絡ください。請求書をご希望の場合は本文にその旨と、請求書のあて先と郵送先をご指定ください。

 

Fujikawa

楽天市場出店者向けに管理画面から簡単に融資を申し込めるサービス開始、楽天カード | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 1ヶ月 ago
より簡単・スピーディーな手続きで資金調達を可能にする

楽天カードは10月20日、申し込みから最短翌日に融資する楽天市場出店者向けのサービス「楽天スーパービジネスローン エクスプレス」の申し込み受付を開始した。2013年4月から出店者向け融資サービスを提供しているが、より簡単・スピーディーな手続きで資金調達を実現。動きの激しいEC市場で、出店者が素早い対応ができるようにサポートする。 

新たに開始した「楽天スーパービジネスローン エクスプレス」では、店舗専用ページ「RMS」上のカード自動決済(R-Card Plus)画面で、借り入れの申し込みができる。

従来のサービスでは申込書や契約書などを郵送する必要があり、時間や手間がかかっていた。管理画面から申し込めることで、時間や手間を省く。

融資金利は8.5%~14.5%、融資金額は500万円まで。返済は楽天市場店の売り上げから差し引かれるため、出店事業者は決済口座の管理などの手間を省くことが可能。融資実行日は2015年11月2日から。

出店者向け融資に関しては、Amazonも「Amazonレンディング」の提供を行っている。すでにAmazonでは管理画面から融資可能額が確認できるほか、申し込みも可能。また、Amazonでは10月から追加融資時に既存ローンを借り換えすることができるリファイナンス(借換)型のローン商品の提供も始めており、出店者向け融資サービスを強化している。

楽天が提供している出店者向け融資サービスの比較

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

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「Paidy」を「フラクタ・ノード」の決済手段として利用可能に、フラクタ | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 1ヶ月 ago
「Paidy」を簡単に導入できるようにして、導入企業の拡大を進める

CMS提供のフラクタは10月16日、決済サービスのエクスチェンジコーポレーションと業務提携し、クレジットカード不要のオンライン決済サービス「Paidy」を「FRACTA NODE(フラクタ・ノード)」上の決済ツールとして提供を開始した。「FRACTA NODE」を利用するECサイトは簡単に「Paidy」を導入できるようになる。

「Paidy」は、クレジットカードの代わりに携帯電話番号とメールアドレスを入力することで利用可能な、オンライン決済サービス。支払いは当月分をまとめてコンビニエンスストアや銀行で支払うことができ、購入者の手数料負担はない点で、コンビニ後払い決済と異なる。

代金の未払いが発生した際は、エクスチェンジコーポレーションが100%補償するため、ECサイトは未回収リスクがなくなり。決済手数料は3.0%と安価に提供している。

エクスチェンジコーポレーションでは年度内に導入店舗数を30万店まで拡大させていく方針。提携を進めていくことで、導入店舗を増やしていく

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

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動画を活用した「顔の見える」情報発信を通じてファンを醸成し、自社のブランド価値を高めるメディア戦略~岡三オンライン証券のオウンドメディア活用インタビュー(後編)

10 years 1ヶ月 ago
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岡三オンライン証券株式会社 事例画像

前編(動画を通じてユーザーとの双方向的な関係を築く取り組みについて)はこちら

グループ広報では伝えきれない、独自の情報発信にニュースリリースを活用

――始めに、岡三証券グループ全体の広報・マーケティング体制についてお聞かせください。

石黒:グループ全体の広報体制については、親会社である岡三証券のグループ広報部が取りまとめています。当社も含めた各事業会社はその部署と連携しつつ、独自の情報発信も行っているという形ですね。岡三証券グループとしての発信はIR的な内容が中心ですが、当社では新商品やキャンペーンの告知といった情報発信を独自で行い、外部への拡散手段として「News2uリリース」を活用しています。

――岡三オンライン証券の広報体制についてはいかがですか?

石黒:お客様に提供する投資情報は、武部が部長を務める投資情報部が担当し、動画や各種レポート、Twitterなどを通じて発信しています。一方で、コーポレートのパブリシティは経営企画部が主管する広報セクションの担当。そのなかで、新商品やキャンペーンなどのPRは営業推進部が企画し、作成したプレスリリースを経営企画部が取りまとめ、兜倶楽部への投函などを行っています。

――投資情報部や経営企画部、営業推進部それぞれでKPIや目標とするゴールはありながらも、お互いに連携して進めているという。

石黒:そうですね。広報におけるKPIはなかなか見えづらく、いかに成果を上げていくかについては難しい部分もあります。以前はマスメディアへの掲載による認知度向上を主眼に据えていましたが、いまは情報をいかに伝播させて自社サイトへ呼び込み、最終的にお客様になっていただくかを重視しています。

また、当社の取締役社長である大杉が広報出身ということもあり、広報の重要性は常々指示されています。そのため、スムーズな部署間連携のもと、ニュースリリースを通じた情報拡散にも注力しています。

岡三オンライン証券株式会社 投資情報部 次長 石黒氏

岡三オンライン証券株式会社 投資情報部 次長 石黒氏

ターゲットを自社サイトへ呼び込むフックとして「ここでしか見られない情報」を積極的に提供する

――御社では動画が重要な情報発信ツールとなっていますが、視聴者層は既存・新規でどのような比率になっているのですか?

石黒:平常時だと、当社のお客様である既存が約7割、新規が3割ほどのイメージですね。ただし、金融市場の急変時にはアクセス数が通常の2~3倍に跳ね上がりますし、その比率も全然違ってきます。投資情報は社会情勢など外部要因に大きく左右されるため、アクセス解析などの調査は非常に難しいというのが正直なところです。

武部:しかし、それは同時に、急激な動きがあった際に「岡三オンライン証券なら独自見解を出しているのでは」と皆様に思っていただけているからではないでしょうか。そういう意味では、これまで毎日動画を公開し、ニュースリリースで配信し続けてきた積み重ねがあるからこそだと感じています。

――既存や新規を問わず、幅広い層の情報ソースになっていると。

武部:そうだとしたら、非常にありがたい話ですね。さらに言うと、動画を見たマスメディアの方からもよくお問い合わせをいただきます。マスメディアとのリレーションがあれば我々もより有益な情報を得られますし、その情報を投資家の皆様にも還元することができます。

石黒:実際、当社の取引画面にログインしていただければ、質・量ともに他社に引けを取らない岡三証券グループ独自の情報はごまんとあります。その魅力に気づいていただくフックとして、動画を毎日配信したり、ログイン後の限定情報に引けを取らないレベルのレポートを自社サイトのトップページで公開するなど、積極的な情報提供を心がけています。

岡三オンライン証券株式会社 投資情報部長 兼 シニアストラテジスト 武部氏

岡三オンライン証券株式会社 投資情報部長 兼 シニアストラテジスト 武部氏

――自社の魅力を伝えるために、さまざまなメディアを駆使されているのですね。

石黒:はい。ただし、最も大切なのはバランスです。例えば、動画は臨場感や速報性に優れている反面、内容を理解するためには全部視聴する必要がある。一方、紙媒体は通勤電車のなかでも素早くチェックできるという一覧性に優れています。どんなメディアにも一長一短があるため、情報発信を特定のメディアに偏らせるのではなく、各々のメリットを上手にミックスさせながら発信していくことが必要です。

良質なコンテンツ×ニュースリリースの拡散力で、情報の消費スピードにキャッチアップする

――「News2uリリース」ではブログの更新や新規コンテンツなど、何らかのトピックがあるとニュースリリースを出すケースはよくありますが、毎日配信するコンテンツに対して一本一本丁寧に出すというのは前例がありません。

石黒:どれほど魅力的なコンテンツを作っても、ターゲットに気づいてもらえなければ意味がありません。いまは何かあると皆、インターネットで検索し、ソーシャルメディアなどを通じて伝播していく。そこの流れへ情報を載せていくためには、やはりニュースリリース配信などのひと手間をかけるべきだと考えています。

――「News2uリリース」をご活用いただくようになったきっかけは何ですか?

石黒:「News2uリリース」を導入したのは2008年。当時は、プレスリリースをマスメディアで記事にしてもらうという従来のやり方から、いかにニュース系のサイトへ載せるかという流れに変わってきた時代でした。

そこでニュースリリース配信サービスを比較した結果、大手メディアへの掲載や拡散力の面から「News2uリリース」の採用を決めたのです。情報拡散のツールとしてはTwitterやFacebookも利用していますが、基本的には「News2uリリース」がメインですね。

武部:毎日、高頻度でニュースリリースを配信していますが、少し気にしているのは、あまり量を出しすぎるとスルーされてしまうのではないかということ。そこは逆にお聞きしたいところです。

――ソーシャルメディアの普及などWebコンテンツ全体の数の増加により情報量が急増する近年、情報を出し続けなければあっという間に埋もれてしまうという現実があります。しかし一方で、量だけではなく質も大事だという流れになってきているのも事実です。

最も重要なのは、良質なコンテンツを作り、ニュースリリースなどの拡散手段を通じていかに多くの方々へ、どう訴求していくかという組み合わせにあると考えています。

石黒:おっしゃる通りだと思います。「日替わり武部」のように長く続けていくためには、方向性や伝える内容がユーザーのニーズに合っているという「質」が大事です。そのうえで、インターネット上にあふれる情報のなかで見つけてもらうために、ニュースリリースを通じて幅広く発信し続けていく。そうすることで固定ファンを獲得し、企業のブランド価値を高めることにもつながっていくのだと思います。

インタビューを終えて(朝火)

今回、岡三オンライン証券様に、デイリーの市況情報を動画で情報発信されている目的や背景を伺うことができました。非常に具体的にわかりやすくご説明いただき、動画コンテンツの蓄積により岡三オンライン証券様のブランディングやポテンシャルを伝えることに成功していると感じました。
コンテンツ制作の面でも「動画のほうが(テキストで解説するコンテンツよりも)時間を短縮して制作できる」というお話は興味深く伺いました。
「情報の岡三」と言われるとおり、豊富な情報量とノウハウを動画コンテンツとしてタイムリーに情報発信する岡三オンライン証券様の「質とスピード」。さらに公開した動画コンテンツを毎日ニュースリリースを活用してよりリーチを広げる組み合わせ。これからのコンテンツを軸にしたデジタルマーケティングの時代、質とスピードの重要性がますます高まるなかで、試行を重ねながら今のスタイルに到達した岡三オンライン証券様の取り組みは、他の企業にとって非常に参考になる事例だと感じました。武部様、石黒様、ありがとうございました。

<今回お話いただいたのは…>

武部 力也(タケベ リキヤ)氏

武部 力也(タケベ リキヤ)氏
岡三オンライン証券株式会社 投資情報部長 兼 シニアストラテジスト

【経歴】
1989年
日本大学法学部卒業・東京短資入社。トウキョウフォレックス、トウキョウフォレックス上田ハーロー/東京外国為替市場インターバンク(銀行間)市場・ドル円外為ブローカー。
2001年
トウキョウフォレックストレイダーズ証券・情報企画部部長、金融法人事業部部長。
2006年
トウキョウフォレックス・法人営業、営業推進部長。
2009年
岡三証券入社。(東京金融取引所 為替・株価指数証拠金市場運営委員会 副委員長、東洋大学 社会人基礎力 特別講師)

【趣味】剣道、映画鑑賞。

【活動】

  • ラジオNIKKEI 「マーケットプレス」、日本テレビ(BS/CS)「NEWS24まーけっとNAVI」、東京MXテレビ「東京マーケットワイド」「WORLD MARKETZ」ほか、日経CNBC等に定期出演、金融系マーケットメディア、新聞、経済誌などでレポート執筆
  • 公式ブログ「力也のFX道場
  • 公式動画「日替わり武部

【著書】「勝ち残りFX」(扶桑社)

石黒 洋一(イシグロ ヨウイチ)氏

石黒 洋一(イシグロ ヨウイチ)氏
岡三オンライン証券株式会社 投資情報部 次長

営業推進部にて日本株、FX等の各商品の取引データ分析、営業施策やキャンペーン等の立案に従事し、2015年8月より投資情報部

<インタビュアー紹介>
N2u_asahi
朝火 英樹(アサヒ ヒデキ)
株式会社ニューズ・ツー・ユー マーケティングコミュニケーション部 マネージャー

NEC、ソフトバンクモバイルを経て、2014年9月ニューズ・ツー・ユーに参画。
事業主側でWebマーケティングを推進してきた経験を活かし、現在、ニューズ・ツー・ユーにてネットPR(News2uリリース)を軸としたオウンドメディアによるマーケティングコミュニケーションの仕組みづくりを推進中。

ネットPR.JP編集部

高いものは4万円以上! 犬向けの高級ペット用品が世界20か国超で売れるワケ。 | 海外ECサイトの事例に学ぶ 売上UPのコツ | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 1ヶ月 ago
ソーシャル上でも高評価を得ている「Charley Chau」、創業者いわく成功の秘訣は「モノ作りや犬への情熱や愛情」

最も高いもので4万円以上もする犬用製品が世界20か国以上に販売され、返品率は0.5%未満。ソーシャルメディアでは高評価。そんな犬用品のECサイトが英国にある。

犬用の高級ベッドを販売しているCharley Chauだ。ホームセンターで売られているような安い犬用ベッドや、形だけ「高級」を謳っているベッドの質の悪さにうんざりし、「犬が快適に寝られる」ことを第1目標にベッドを作り、ファンを獲得していった。

日本もペット用品のECサイトが増えているが、世界に目を向けてもその現象が起きている。愛犬家というのはやっぱり犬を家族の一員として扱うのだなと、ここ数年で増えている犬のためのECサイトを見ていてふと思う。

以前、私のブログでもペット用品ECのサイト事例を取り上げた。犬用の高級オーダーメイドペットフード「Petbrosia」や、犬用のサブスクリプションサービス「BarkBox」などだ。犬のためのECサイトが大きな成功を収めている事実から、「商品の価格が高くても、質が良ければ購入する」という飼い主は多いことがわかる

さて、2010年に英国で設立された「Charley Chau」は、現在英国内だけではなく、世界各国から注文を受けており、これまでに20か国以上の顧客に商品を配送している。世界各国からも支持を得ているECサイトだ。

高いものは4万円以上! 犬向けの高級ペット用品が世界20か国超で売れるワケ。①
「Charley Chau」のECサイト(出典はhttp://www.charleychau.com/pages/about-us)

愛犬のためのまともなベッドを見つけることができなかった

「Charley Chau」が支持を集めているポイント

  • 品質の良いペット用品を求める消費者のニーズを開拓
  • 「商品の製造も世界中の犬が快適に寝られるようなベッドや毛布を作りたい」という情熱や犬への愛情
  • 出荷前の検品にチカラを入れて、返品率は0.5%
高いものは4万円以上! 犬向けの高級ペット用品が世界20か国超で売れるワケ。②
「Charley Chau」の創業者Christine Chau(写真左)

「Charley Chau」の創業者はChristine Chau(写真左。以下クリスティーン)氏。なお写真右の人物は姉で共同創設者のJenny Chau氏だ。

クリスティーン氏はダラム大学で経営学を学んだ後、1997年にさまざまな企業でWebマーケティングに携わってきた人物。同時に犬をこよなく愛する愛犬家でもある。

彼女は自分が飼っているイタリアン・グレイハウンドのために、デザイン性が高く、かつ犬が快適に寝ることのできるような、機能性の高いベッドを探していた。しかし、ホームセンターやペットショップなどではまともなベッドを見つけることができなかった。

格安で買える商品は確かにある。一方で「高級ベッド」という触れ込みで販売されている品もあったが、その多くが地元のホームセンターにある20ポンド(約3690円)の犬用ベッドと同じ工場で作られたもので、ぱっと見はできが良くても中身はゴツゴツしている。とても犬が快適に寝られるものではなく、数か月後には放り出してしまいたくなるような代物だった。

犬用ベッドも家の中にあればインテリアの一部だから、見た目が良いに越したことはない。しかし、一番重要なのは実際に使用する犬にとって寝心地が良いかどうかだ、とクリスティーン氏は考えていた。

この不満を愛犬家であった姉に話してみると、彼女も同じくベッドが見つからないでいるということが分かった。

そこで2人は、見た目が良いだけでなく、数か月、数年後も快適に使えるような実用的な犬用のベッドを作ろうと考える。そして2年の歳月をかけて独自のベッドを開発。Facebookに投稿したところ、愛犬家の仲間たちから「自分も欲しい」という要望をたくさんもらうことができた。

この時までクリスティーン氏の頭の中にあったのは、「良いベッドを作る」ことであり、ビジネスを起こそうという考えは特になかった。しかし、仲間の要望に応えてベッドを作るうちに、ソーシャルメディアやメディアサイトにてクリスティーン氏の作ったベッドが紹介されるようになった。そして、次第にビジネスの色彩を帯びていったようだ。

やがて世界20か国以上の顧客に向けて販売を行うほどの人気を獲得。その過程で、アパート内でベッドを生産することも非常に難しくなり、130万平方メートルの工場に移動することになったという。

犬が心地良く過ごせるための高級ベッド

高いものは4万円以上! 犬向けの高級ペット用品が世界20か国超で売れるワケ。③
犬が心地良く過ごせるための高級ベッドを販売

Charley Chauは現在、サイト創設のきっかけになった犬用ベッドの他、手軽に使えるブランケット、首輪などを販売している。ベッドは最も高い製品で260ポンド(約4万7000円)。上質さを売りにしているだけあって、一般的な犬用ベッドに比べると高めの料金設定だ。

創業以来のベストセラーは「Dog Snuggle Beds in Weave」。犬が何かに潜り込みたくなる習性を持っていることに着目して作られた、潜り込むことができるスタイルのベッドだ。3種類のサイズ展開があり、スモールで75ポンド(約1万3700円)、ミディアムが95ポンド(約1万7000円)、ラージ155ポンド(約2万8000円)という。

高いものは4万円以上! 犬向けの高級ペット用品が世界20か国超で売れるワケ。④
創業以来のベストセラー「Dog Snuggle Beds in Weave」

同ベッドはフェイクファーのフリースでできたポケットと、柔らかで深みのあるマットレスとで構成されている。毛布の中は暖かく、もぐって寝るのが好きな犬であれば、どんな犬にも合う。特に、穴を掘るのが好きなテリアやハウンド、視覚ハウンド(優れた視力で獲物を追跡する、アフガン・ハウンドなどの猟犬のこと)に向いているという。

高いものは4万円以上! 犬向けの高級ペット用品が世界20か国超で売れるワケ。⑤

手軽に洗濯機で洗うことも可能で、ベッドのマットを包むカバーも防水仕様。犬の小便などの汚れ、シミにも対応。長く使っても質が悪くならない耐久性の良さも強みの1つだ。

「Charley Chau」ではこの他にも、藤かごタイプの「Rattan Dog Baskets」、ひんやりした床の結露でベッドが濡れないように配慮された「The Raised Rattan Dog Bed」、ケージとベッドを一緒にした「Dog Crate Mattress and Bed Bumper Set」なども販売。犬の好みやシーンに合わせた商品展開を行っている。

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犬の好みやシーンに合わせた商品展開

厳格な品質チェックにより返品率0.5%未満を達成

高いものは4万円以上! 犬向けの高級ペット用品が世界20か国超で売れるワケ。⑦
Facebookページのレビューでも高評価

「Charley Chau」のFacebookページのレビューでは、46人の利用者からの評価を見る事ができる。ここでの評価は5段階中5という圧倒的な支持。「数年前に購入してから何度も洗濯機で商品を洗ったが、ほとんど劣化することなく元の状態のまま保っている」「値段は高いが長持ちするため、それだけの価値がある」といった内容のレビューが記載されていた。

ベッドの質を高く保つため、英国製にこだわって生産しているが、ただ質の良い製品を確保するだけではなく、顧客の信頼を失わないように、出荷前の検品にかなり力を入れている

その甲斐があり高い商品の満足度を維持、商品の返品率は0.5%未満に抑えているそうだ。こうした質の高さを維持できているのは他でもない、犬への愛情であると、クリスティーン氏らは語っている。

一部の人たちは、大きな計画を立てて事業を開始し、商品を無数に作ろうとしてますが、私たちの場合、起業のきっかけは偶然に過ぎず、商品の製造も世界中の犬が快適に寝られるようなベッドや毛布を作りたい、という情熱や犬への愛情から行っています。このことがお客さまから支持される理由となっているのだと思います。

~Charley Chau氏~

「Charley Chau」のように、個人レベルの悩みを解決しようとしたら想定外の共感を得て、事業化に踏み切るケースというのがとても増えてきている。その理由はソーシャルメディアの普及と、eコマースが手軽に始めやすくなったということが背景にある

良い意味で商売っ気の無い、趣味の延長のようなECサイトが、今後は消費者の支持を得ていくのかもしれない。「Charley Chau」を眺めていると、そんな予感を感じさせる。

尼口 友厚

株式会社ネットコンシェルジェ

尼口 友厚(あまぐち・ともあつ)

株式会社ネットコンシェルジェ CEO プロダクト・マーケティング責任者

明治大学経営学部卒。米国留学からの帰国後、デザイナー/エンジニアとしての活動を経て、2002年に国内有数のウェブコンサルティング会社「キノトロープ」に入社。

2003年同社関連会社としてネットコンシェルジェを設立。eコマースとブランディングを専門領域とし、100億規模の巨大ECサイトからスタートアップまで150を超えるクライアントを抱える。現在は、ショッピングSNSサービス「#Cart」を運営する。趣味はブラックミュージック鑑賞。

著書に『なぜあなたのECサイトは価格で勝負するのか?』(日経BP)
訳監に『ハックプルーフィングLinux』(秀和システム)

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