
アドビ システムズが公開した2015年のサイバーマンデーにおけるオンラインショッピングに関する「Adobe Digital Index(ADI)」によると、サイバーマンデー(11月第4木曜日明けの月曜日、今年は11月30日)のオンライン売上高は、前年比16%増の30億7000万ドルに達した。1日のオンライン売上高としては過去最高額。
感謝祭当日(11月第4木曜日、今年は11月26日)からサイバーマンデーまでのオンライン総売上高は110億ドル(前年比15%増)。この期間だけで11月のオンライン総売上高(395億ドル)の30%を占めている。
サイバーマンデーの売上増の牽引役はスマートフォンとタブレット。ショッピングを目的としたWebサイトへのアクセスの49%(うちスマートフォンが38%、タブレットが11%)はモバイルで行われている。オンライン売上高の28%がモバイル(うちスマートフォンが17%、タブレットが11%)によるものになったという。
売上高のうち5億1400万ドル以上がモバイル経由。内訳は、スマートフォンが3億1300万ドル(iPhoneが2億500万ドル、Androidが1億700万ドル)、タブレットが2億100万ドル(iPadが1億7000万ドル、Androidが2800万ドル)だった。
実店舗とオンラインショップを同時展開する小売業の売上高は、前年比18%増と最高の伸び率を記録。12月1日~18日までは、1日あたりの売上高が10億ドルを突破することが予想されるという。
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:サイバーマンデーのネット通販売上は16%増の30億ドル超、1日間の過去最高額を記録
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「情報の岡三」のオンライン分野を担う企業として、独自かつ豊富な投資情報に定評のある岡三オンライン証券株式会社。同社ではいま、FX動画「日替わり武部」やWebセミナー「武部力也とYEN蔵のガチンコ雇用統計」といった動画コンテンツが、幅広い投資家から人気を集めています。
特筆すべきは「日替わり武部」の毎日配信をはじめ、視聴者の声を反映した動画制作、チャットを活用したリアルタイム動画配信など、情報発信や視聴者とのコミュニケーションを徹底して重視する姿勢。投資情報部長でありシニアストラテジストの武部力也氏曰く、目指しているのは「顔の見えるネット証券」とのこと。
そこで今回は、動画を活用した「顔の見える」情報発信を通じてファンを醸成し、自社のブランド価値を高めるメディア戦略について伺いました。
――FX動画「日替わり武部」というコンテンツが人気ですが、立ち上げのきっかけについてお聞かせください。
武部:大きな要因は、2011年の東日本大震災です。当時、未曾有の危機に金融市場が激しく混乱するなか、市場動向などを緊急的にお伝えする動画を、五月雨式に配信していた時期がありました。その時の経験から生まれたのが「日替わり武部」です。
石黒:投資情報の発信に動画という手段を選んだのは、たとえ、インターネット上の証券会社であっても、顔の見える形でお客様と接したいと考えたからです。岡三証券グループには、昔からお客様とのFace to Faceのコミュニケーションを大切にするという企業文化があり、この動画にもグループのアイデンティティが息づいていると言えます。
――動画では、ニュースの情報源の紹介や、自社のレポート資料なども交えながら、わかりやすく解説されています。
武部:よくFOMCやFRBといった言葉が経済ニュースで取り上げられますが、どういう意味なのか、何を見れば正しく理解できるのかをお伝えすることも大切です。
実際に、先日配信した動画のなかで「ギリシャ問題の情報は、駐日欧州連合代表部のWebサイトに日本語で出ています」とお知らせしたところ、「動画を見て初めて知った」とお声寄せいただくなど、多くの反響をいただいています。こうした情報は、文字数に制限のある紙媒体では難しいのではないでしょうか。
さらに、動画だと「いまは買いです」と言いながら「少し厳しいかも」という表情を浮かべるなど、文章では表現しきれない微妙なニュアンスも伝えられる。そうした人間同士の感覚で感じ取っていただけるのは、動画ならではと思っています。
石黒:もちろん、紙ベースの資料やブログ、Twitterなども活用していますが、動画による「顔の見える投資情報」というのは、ネット証券としてお客様に対するひとつのレスポンシビリティ(責任、責務)だと思っています。
――「日替わり武部」は毎日配信されていますが、運用状況についてお聞かせください。
武部:基本的に、動画の配信は月~金曜の夕方。加えて、先日起きた世界同時株安のような急変時には、社内で取り決めた運用方針のもと、緊急的な動画配信も併せて行います。例えば、昼の14時半に何か急激な動きがあった場合、5分後には動画の収録・編集を行い、14時45分~50分には配信、という対応はできています。
制作は、基本的に、私と石黒の2人で運用していますが、当然、複数人の補助、臨時スタッフが控えています。極論、1人でも可能ですが、法令順守やコンプライアンスの観点から考えると、1人にすべてを任せるのは会社にとってリスクが大きい。そこは複数人で作ることで「いまの発言はどうか」など、牽制機能を効かせるべきだと考えています。
――「今週の重要指標」や「覚えたい外為金融用語」など、曜日ごとにテーマを設定されていますが、具体的な内容はどのように決めているのですか?
武部: 現在の形としては、アクティブトレーダー向けに場況・市況解説やストラテジーをお伝えしつつ、曜日ごとのテーマで金融用語解説といった初心者向けの情報も出しています。この動画を通じて、投資初心者の方のリテラシー向上に少しでも寄与できればというのが私の願いです。
近年、個人投資家が増えていると言われるなか、興味のある分野も投資リテラシーもさまざまな方々が視聴されているので、どこに標準偏差を合わせるかは日々模索しています。当初は曜日ごとのテーマはありませんでしたが「難しい」「簡単すぎる」などさまざまなご意見をいただいたため、視聴者の方に複数回アンケートを取ったうえで、いまの形になりました。そういう意味では、視聴者の方に育てていただいたコンテンツとも言えます。
――独自のストラテジーや視聴者の声を活かした動画づくりなど、ここまで濃い内容を、しかも毎日配信されている同業他社はあるのでしょうか?
武部:一方向的にマーケット概況や見通しを伝える動画はよくありますが、当社ではインターネット上の単なる金融サービス業ではなく、顔の見えるネット証券としてお客様との双方向的な関係を目指しています。
動画を通じてインターネット上の不特定多数へ発信している一方で、実は私は、ただ一人のお客様に対してお話ししている感覚を持っています。まさにリアル店舗での対面営業のように、お客様一人ひとりのご相談と真摯に向き合っていく。そのひとつの手段が「日替わり武部」などの動画コンテンツであり、情報発信における当社の独自性が出せている部分だと思っています。
――岡三オンライン証券では、他にも「武部力也とYEN蔵のガチンコ雇用統計」というWebセミナーを動画で配信されていますね。
武部:このWebセミナーは、米国雇用統計の結果が出る前に独自のシナリオを提示し、時には現地ニューヨークの営業所と電話でつないでリアルタイムに解説するなど、テレビのニュース番組のような本格的な内容となっています。これも「日替わり武部」と同様にニュースリリース配信した結果、ご興味を持っていただく方が非常に多く、視聴者数も右肩上がりを続けています。
石黒:昔から岡三証券は「情報の岡三」と言われており、情報提供に対する意識の高さや、クオリティに関しては自負しています。また、われわれも「情報の岡三オンライン証券」として、斬新なコンテンツ作りや動画の毎日配信など、独自性にはこだわっていきたいと考えています。
――斬新とは言いつつも、独自のシナリオやリアルタイムの現地情報など、実は視聴者の方々が最も知りたがっている情報を伝えているように感じます。
石黒:そうですね。オウンドメディア、特に「武部力也とYEN蔵のガチンコ雇用統計」については、一般的な解説だけではなく具体的なトレードの戦略を伝えているからこそのガチンコですし、いままでにない取り組みだと思います。
武部:さらには、チャットや投票機能も活用して、視聴者の方々とコミュニケーションをとりながら進行している点も我々独自だと思います。前回の配信では、私と一緒に出演した元為替ディーラーの方が保有する株を全部売ったという話をしたところ、チャットの方でも「私も売りました」「その株はどこまで下がるの?」などと視聴者の方同士で盛り上がりました。
――ネット証券には孤独なイメージがあったのですが、皆とコミュニケーションをとりながら投資を楽しめるというのは新しい形だと思います。
石黒:リアルタイム視聴における一番の楽しみは臨場感だと思っています。例えばテレビで野球中継を見る時も、専門家の解説やアナウンサーの実況の有無で楽しさが大きく違ってくる。同じように、チャットや投票を通じてリアルタイムに参加することで、より楽しんでいただけているのではないでしょうか。
実際に視聴者アンケートを見ると、皆で盛り上げているという連帯感や臨場感があるためか「楽しい」という感想が本当に多い。楽しみながら、最終的にはお客様に利益を出していただければというのが我々の究極の目標です。
武部:「武部力也とYEN蔵のガチンコ雇用統計」は、対面営業でもない、従来のネット証券でもない、大人数で投資の楽しさを共有できる第三の形だと思っています。
今回は、動画を通じてユーザーとの双方向的な関係を築く取り組みについてお届けしました。
written by ネットPR.JP
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検索アルゴリズムに変更を加えるためにはテストを実施する必要があります。このテストの一環として、Google の検索結果の品質を評価していただいている評価者の方々に、テストに対するフィードバックをお願いしています。評価者からのフィードバックによって個別のサイトのランキングが決定されるわけではありませんが、テスト結果を把握するうえでの有用な情報として活用しています。評価者は、Googleから提供されたガイドラインに基づいて検索結果の品質を評価しており、このガイドラインには Google が考える「検索ユーザーのニーズ」が反映されています。
2013 年、Google は人間による評価のガイドラインを公開しました。これは、Google 検索の透明性を高めるとともに、Google がどのようなウェブページを求めているかをウェブマスターの皆様にご理解いただくことを目的としたものでした。しかし、ガイドラインの公開以降、これまでにさまざまな変化が起こりました。とりわけ、スマートフォンを利用するユーザーが増加したことで、今日ではパソコンよりもモバイル端末で検索するユーザーのほうがが多くなっています。
Google では、ユーザー ニーズの変化を把握するごとにガイドラインに変更を加えてきましたが、2013 年の公開以降の変更については皆様にお伝えしてきませんでした。しかし、このほど評価ガイドラインの大幅な改訂が完了し、今日のモバイルの利用環境に対応しました。これは、インターネットに接続された端末を常に持ち歩く場合、人々の検索の使い方は異なったものになっているということが反映されています。改訂後のガイドラインはこちらからご覧いただけます。
この評価ガイドラインは最終版ではありません。今後も、検索自体や人々の検索の使い方が変わるたびに変更されます。変更を加えるたびに公開ドキュメントを更新する予定はありませんが、ガイドラインの大きな変更については定期的に公開していきたいと考えております。
モバイル端末においても、ユーザーの皆様が探している答えをできる限りすばやく提供できるよう、Google は今後も継続的に努力してまいります。

Webサービス開発のflascoは12月2日、写真入りのメッセージカードを作成する機能をECサイトに導入できるASP「メッセージカードASP」の提供を始めた。ユーザーはネット上でメッセージカードを作成し確認、店舗オリジナルのメッセージカードを使って写真入りメッセージを商品に同梱して贈ることができるようになる。
正式リリース前の試験導入として、デアインターナショナルのECサイトが利用している(導入サイトはこちら)。
「メッセージカードASP」はECサイトに誘導バナーを設置するだけで利用できるAPSサービス。カードのデザインはテンプレートのほか、自社オリジナルのデザインを施すことができるカスタマイズ機能も搭載した。
ユーザーはスマートフォンやデジカメで撮影した写真をメッセージカードに挿入。テキストと写真を交ぜたオリジナルのメッセージカードをネット上で作成することができる。カードを作成するとIDが発行され、それを購入カートの備考欄に挿入する必要がある。
挿入されたIDをもとに、ECサイトの運営会社は倉庫などで印刷・同梱対応する仕組み。

flascoはユーザーがカードデザインを選択しても完成物を事前確認したり、写真を挿入するギフト用メッセージカード作成サービスが普及していない点に着目。ユーザーが直観的にメッセージを作成・確認できる「メッセージカードASP」を開発した。
月額利用料金は次の通り。
ユーザーがID入力を省くカートAPI連携、オリジナルドメイン対応といったニーズにも応じる。その場合、初期費用として10万円以上が必要。
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オリジナル記事:写真入りのメッセージカードを消費者が簡単に作成できるギフト対応ASPをflascoが開発
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SAPジャパンでは、オムニチャネル・コマース・ソリューション「hybris Commerce」の提供を行っている。「hybris Commerce」の強みはどこにあるのかについて、現在のEC市場の動きと合わせて阿部匠ソリューション・エンジニアリングディレクターに話を聞いた。写真:山中智衛

従来、メーカーは消費者との関係づくりを進めておらず、むしろ消費者との関係については既存のエコシステムである小売りの販売ルートに頼っていました。しかし、最近ではデジタル化により、メーカーであっても消費者と直接情報を発信できたり、商品を販売できるようになっています。消費者にとってはメーカーから直接情報を得ることで、最新の情報を得られるとともに、より、そのメーカーの取り組みなどを知ることになり、メーカーと消費者が感情的につながるようになっており、より深い関係づくりができるようになってきています。
つまり、メーカーにとってはオムニチャネルとはコマースの話ではなく、マーケティングそのものであり、従来のエコシステムを大きく変革させることにつながるというわけです。この変革を最も先立って進めることで、エコシステムを変革し、小売りに対して価格決定権などを取り返すことができたのがアップルという会社です。

こうした動きは、アップルだけでなく、多くのメーカーで進められています。エナジードリンクを製造・販売するレッドブルもそうしたメーカーの1つです。
レッドブルでは、「エナジードリンクを飲みたい」と思うユーザーを増やすよりも「レッドブルを飲みたい」というユーザーを増やすため、デジタルマーケティングを進めています。具体的には、まず様々なログを保有することで、PCからのアクセス、モバイルからのアクセス、SNS上でのアクセスなどを統合し、Aというユーザーが過去にどのような動きをしているかを把握しています。そして、AというユーザーがレッドブルのECサイトでレッドブルのロゴが入ったトレーナーを買った際に、過去のデータと紐づけ、どのようなことに興味を持っているか、どのようなルートでレッドブルに興味を持ったかを把握するようにしています。
ほとんどのECサイトでは、購入した時がスタートであり、その後、ユーザーの動きを把握していきますが、レッドブルでは商品を購入した段階で多くのユーザー情報を持っているため、顧客との深い関係づくりが行いやすくなっています。
また、ネスプレッソではサイトとリアルの売り場を同じブランディングで統一することで、「ネスプレッソで有意義な時間が欲しい」というユーザーを集め、利用体験から、最終的にサイトでのコーヒーカプセルのリピート購入につなげています。
こうした、取り組みはECシステムだけでは構築することができず、ビッグデータの処理や分析の機能がシームレスにつながっていることで行えるマーケティングとなっています。こうした、マーケティングまで行えるコマースシステムとして提供しているのがハイブリスの特徴です。
とはいえ、最初からマーケティングまで含めて、計画を練って導入するという企業は多くありません。ハイブリスでは段階的に導入できるようにもなっていますので、事業の進捗状況に合わせて、ビッグデータとの連携や分析システムとの連携などができる仕組みになっているので、将来的にコマースを中心としたマーケティングを行っていこうと考えている企業にとって、最適なシステムといえます。

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オリジナル記事:レッドブル、ネスプレッソなどメーカー系の通販サイトが「ハイブリス」を選ぶ理由 | 『ECトップランナー8社が語るネット通販の未来 + 関連サービス250まとめ』ダイジェスト
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GMOメイクショップは12月3日、リピート顧客向けマーケティングツール「MakeRepeater」に「レコメンドメール配信機能」を追加した。ステップメールやメルマガに、ユーザーが購入する可能性の高い商品を自動で表示、クロスセルにつなげていけるようになる。
「MakeRepeater」のメールデザイン編集画面で「レコメンドスロット」を選択挿入すると、メール送信先顧客の直近購入の中でもっとも単価の高い商品の関連商品、もしくは直近一週間で最もショップで売れている商品の関連商品を自動的に表示する。
「レコメンドメール配信機能」はGMOメイクショップが提供するショッピングカートASP「MakeShop」ならびにレコメンドエンジン「イーレコメンド」の契約が必要となるとしている。

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オリジナル記事:「MakeRepeater」にレコメンドメール配信機能を追加、GMOメイクショップ
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「テレビ離れ」が起きていると言われ始めてから久しいですが、その実態はどうなのでしょうか。
過去10年において、在京キー局5社の年度平均全日視聴率は下落が続き、テレビ広告収入もピーク時に比べると大きく減少しています。
それでもなお、総広告費に占める割合が最も高いのはテレビ広告であり、まだまだ広告媒体としての高い価値を保っているようです。
はたして、テレビCMは効くのか、効かないのか。様々な調査資料を元にテレビCMを取り巻く現状について整理してみたいと思います。
「テレビ離れ」は特に若い世代において顕著であると言われています。
博報堂DYメディアパートナーズのメディア環境研究所が実施した「メディア定点調査2015」によると、10~20代は男女ともにテレビよりもパソコンやスマートフォン等への接触時間が大きな割合を占めているという結果が出ました。
一方で、50~60代は男女ともにテレビへの接触時間が長く、とりわけ女性においては圧倒的な割合を占めています。
また、総務省が実施した「平成26年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」においても、10~20代はテレビのリアルタイム視聴よりもインターネットの利用時間の方が長く、50~60代はテレビのリアルタイム視聴が圧倒的に長いという結果が出ています。

これらの調査結果から、若い世代ほどテレビへの依存度が低いことが見て取れます。今のテレビを支えているユーザーは高年齢層の比率が高まっており、若者の「テレビ離れ」は進んでいると認めざるを得ません。
若い世代において「テレビ離れ」が進む中、映像ならではの訴求力で、この層にアプローチするにはどのような方法が考えられるのでしょうか。ここでもいくつかの調査結果に着目して、若者の行動パターンを追いかけてみたいと思います。
NHK放送文化研究所が実施した「日本人とテレビ・2015」の調査結果によると、前述の各調査結果と同様に若い世代におけるテレビ視聴時間の減少とインターネット利用時間の増加が確認できる中、インターネットでの動画視聴の割合が増加していることも見て取れます。さらに、若い世代ほど、テレビよりもインターネットの動画を好む傾向が見られるようです。
また、サイバーエージェントが実施した国内動画メディアの接触率調査によると、10~20代の6割以上がPC/スマートフォンからの動画視聴に高い接触率を示しています。特に10代ではスマートフォンからの動画視聴がテレビに肩を並べる程です。
インターネットでの動画視聴については、全世代を通してYouTubeへの接触率が圧倒的に高い割合を占める中、10~20代の女性においてはソーシャルメディア経由での動画視聴が高い割合を示すことにも着目すべきです。
これらの調査結果から、若い世代にリーチするには、オンライン動画メディアを活用することが重要であり、とりわけ10代に対してはスマートフォンからの視聴、10~20代の女性に対してはソーシャルメディア経由の視聴を意識した広告配信を検討する必要があると推測されます。
こうした「テレビ離れ」が進む状況にあって、一方でテレビCMはその効果を発揮することができなくなっているのでしょうか。
ニュースサイト「しらべぇ」の調査によると、およそ6割が「テレビCMをきっかけにした購入経験あり」と回答しています。とりわけ女性の方が男性に比べて割合が高い点には着目すべきです。
また、近年スマートフォンゲームアプリのテレビCMを目にする機会が増えています。MMD研究所が実施した「2015年 スマートフォンゲームアプリに関する定点調査」によると、アプリをダウンロードしたきっかけとしてテレビCMがスマートフォン広告を抜いて最も高い割合を占めるという結果が出ました。
以上を踏まえると、取り扱う商材やターゲットとなる購買層によってはテレビCMの出稿が有効であると考えられます。
さらに、テレビCMと動画広告を組み合わせることでより高い効果を得ることができたという複数の報告があります(※1、2、3)。こういった形態は近年の潮流として見過ごすことのできないものです。
様々な分野の商材において有効な広告手法として、実施される機会がますます増えるはずです。
テレビCMの置かれている現在の状況を正確に捉えつつ、取り扱う商材やターゲットとなる購買層、求める効果に応じて、オンライン動画メディアやSNSも含めた出稿媒体、出稿時期、出稿形態等を的確に見極めるメディア・プランニングの視点がこれまで以上に重要となってきているのは間違いないでしょう。
(文=大西 晃)
激減するFacebookのオーガニックリーチ、対応策は?
ワンダーコアCMから学ぶ認知率の上げ方
5秒間で「ウザい」を「見たい」に。秀逸なYoutube広告7選
TVCM×YouTube InStream動画広告のクロスメディア広告効果調査
テレビCM×スマホ動画広告で、ブランドリフト効果2.4倍 そのワケに迫る
「テレビCMの効果は260%の収益増。動画広告は…」 オリックス生命が語る動画広告の効果

ラグジュアリーファッションECのYOOX NET-A-PORTER GROUPは12月4日、年末商戦期間である「ブラックフライデー」「サイバーマンデー」などを含む5日間の売上高が前年比50%増を記録し、過去最高を達成したと発表した。北米市場では同101%増となったとしている。
YOOX NET-A-PORTER GROUPでは世界各国でECサイトを展開。サイバーマンデー当日は1.4秒ごとに1オーダー、毎秒1アイテムを販売した。最も売れた商品は「net-a-porter.com」で販売する「Sam Edelmanのスエード製オーバーニーブーツ」だった。
日本ではモバイル端末からの購入率が高く、日本売上のうち48%がモバイル端末からの購入。これはYOOX NET-A-PORTER GROUPが展開する各国のECサイトの中で最も高い割合という。ちなみに日本のモバイル経由の売上高は同186%増だった。
YOOX NET-A-PORTER GROUPは、2000年の創業のYOOX GROUP(ユークス・グループ)とTHE NET-A-PORTER GROUP(ネッタポルテ・グループ)が2015年10月に合併したラグジュアリーファッションEC企業。日本向けには「YOOX.com」が完全日本語対応している。日本での売り上げは3680万ユーロ(2014年12月期、2014年のユーロ平均レートで換算すると約51億7000万円)。

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オリジナル記事:「ブラックフライデー」含む5日間の売上が前年比50%増で過去最高に、YOOX NET-A-PORTER GROUP
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1日で売上高1.8兆円という莫大な数字をたたき出した中国「独身の日」。今回は2015年11月11日にいったい何が起こったのか、またなぜこれほど大きな売り上げになったのかデータを基にをお伝えいたします。
最も注目された1日の売上金額は、なんと912.17億元(日本円にして約1.8兆円を超える金額) になりました。この数字は2014年の約2倍の売上金額にもなり、2013年と比較すると約4倍の伸び率になります。
ちなみに日本のモールでは1日最大150億円と言われていますので、ざっとその120倍ということになります。
また、そのうちモバイル端末経由の売り上げが626.42億元(日本円にして約1.2兆円を超える金額)で全体比率の68.67%となっています。

では11月11日の24時間の売れ行きの詳細を見ていきます。
となっています。
今回「Tmallグローバル」では過去最大の232の国、地域の商品が販売されました。その中で、日本のからの越境EC売り上げは国別でみると第2位になりました。1位はアメリカで、3位は韓国となっています。

日本企業の総額では 私の概算では数十億円の規模ではないかと見ています。上位は1社10億円まではいかないものの、わずか1日で1億円を突破している企業が数社存在するというのが実情だと思います。
注文件数は4.6億件にものぼったため 出荷は11月20日まで期間が延長されました。ちなみに、単純計算で1秒間で約14万件にもなります。2009年では400件だったので、わずか6年で350倍になっている計算になります。
出荷件数があまりにも多いため 現在日本から送った商品も一部遅れも発生しているということです。
さらに興味深いデータとして、地方からの注文客が急増しているというデータも出てきています。そうしたデータを見ると、いよいよ中国のEC市場も全国に広がりだしたとともに、まだ伸び代があるということもわかります。
そうしたより詳しいデータについては次回の連載で紹介します。お楽しみに。
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オリジナル記事:1.8兆円を売り上げた中国「独身の日」 前年比2倍の理由をデータから検証した | 上海で働く駐在員の中国EC市場リポート
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Googleは、ローカルビジネス情報をschema.orgで提供する仕様を構造化データの開発者向けサイトで公開た。ローカルナレッジパネルに名称や住所などの各種情報を表示したり、そこから注文や予約といったアクションを実行させることができる。
- ローカルビジネスのためのschema.orgの仕様をGoogleが公開。ナレッジパネルから予約や注文も可能に -
Posted on: 海外SEO情報ブログ - SuzukiKenichi.COM by Kenichi Suzuki
特定非営利活動法人人間中心設計推進機構は、2015年度の「人間中心設計専門家(第7期)」および「人間中心設計スペシャリスト(第3期)」の認定制度応募の受付を2015年11月25日(水)より12月25日(金)まで行っています。
専門資格認定は2つの資格があります。熟達した専門家 (名称:人間中心設計専門家)と、実務担当者(名称:人間中心設計スペシャリスト)です。
「人間中心設計専門家」は、人間中心設計(HCD/UXD)の実務経験5年以上の、マネジメントや人間中心設計の組織への導入など統合的な実践能力をもつ、熟達した専門家を対象とします。
「人間中心設計スペシャリスト」は、実務経験2年以上の、人間中心設計に関わる基本的な実務能力をもつ、実務担当者、デザイナー、エンジニアなどを対象とします。
12月1日(火)に開催されました受験者説明会(東京)で使用しました資料「2015年度資格認定に関する説明会」のPowerpointスライド、ならびに説明会を撮影しましたビデオ映像をホームページに掲載しましたので、応募者ならびに応募をお考え中の皆様へお知らせいたします。
2015年度受験者説明会スライド集(PDF 671KB)PDF
(注)Googleフォトを利用しています。表示される画面の右上の右矢印アイコンをクリックしますと、ビデオ映像画面が表示されます。画面が小さいので、画面右下にマウスを当てると表示される「全画面」アイコンをクリックして画面を拡大して参照してください。
受験をお考えの方は、下記の応募要領を参照して、「応募書類一式」の中の「A 受験申込書(A-1, A-2)」に記入いただいた後、「受験申請画面」から受験の申込をお願いします。受験番号の通知メールが届きましたら、受験料を振り込み、下記の応募要領を参照して、「応募書類一式」と「書き方ガイド」をダウンロードし、「応募書類一式(A 受験申込書、B 実践活動記述書、C 参考資料)」に記入いただいた後に「申請書類提出画面」から審査に必要な応募書類一式を送付願います。