ネットショップ担当者フォーラム

ユニクロ、AIチャットボットが商品案内するコンシェルジュサービス「UNIQLO IQ」開始

8 years 7ヶ月 ago

ユニクロは9月20日、人工知能(AI)を活用したチャット自動応答システム(チャットボット)がコーディネートやトレンドワードを提案する「UNIQLO IQ」の試験運用を開始する。

試験運用にはユニクロ会員2000人が参加する。2018年春をめどに、ユニクロアプリを利用するすべてのユニクロ会員が利用できるようにする。

「UNIQLO IQ」は、ユニクロアプリの中で起動するAIコンシェルジュ。ユニクロでの買い物の際に、商品提案などを行う。ユニクロは同様のサービスを米国で導入している。

ユニクロが導入する人工知能(AI)を活用したチャット自動応答システム(チャットボット)がコーディネートやトレンドワードを提案する「UNIQLO IQ」

海外で展開しているAI(人工知能)を活用したWeb接客

試験運用で提供する機能は5つ。

  • 毎週、おすすめのコーディネートやトレンドワードを通知
  • 「コーディネートから」「カテゴリから」「トレンドワードから」の3つの切り口で、商品検索を案内
  • 欲しい商品をカートに入れ、オンラインストアで購入できる
  • 欲しい商品の近隣店舗での在庫状況を案内
  • 店舗にチェックインすると、気になる商品のコーディネートを見たり、店舗の在庫状況を確認

「UNIQLO IQ」はGoogleが提供する自然言語による対話アプリ開発プラットフォーム「api.ai」を活用している。機械学習によって回答内容を効率的に改善する。

今後、音声認識への拡張や、多言語展開も検討しているという。

ユニクロが導入する、人工知能(AI)を活用したチャット自動応答システム(チャットボット)がコーディネートやトレンドワードを提案する「UNIQLO IQ」

「UNIQLO IQ」のイメージ

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

インスタグラムの投稿写真をECサイトに活用、購入率アップを支援する「visumo」をecbeingがリリース

8 years 7ヶ月 ago

ecbeingは9月13日、Instagram(インスタグラム)ユーザーが投稿した写真素材をECサイトで活用し、商品購入率の向上を支援する新サービス「visumo(ビジュモ)」の提供を始めた。

自社ECサイトの商品詳細ページなどと関連付けすることが可能。着用や利用シーンをわかりやすく伝えることで商品訴求力を向上し、コンバージョンアップが期待できる。

ecbeingはInstagram(インスタグラム)ユーザーが投稿した写真素材をECサイトで活用し、商品購入につなげる新サービス「visumo(ビジュモ)」の提供を開始

「visumo」の活用イメージ

「visumo」は、ユーザーが投稿したインスタグラム上の写真素材をハッシュタグで検索・収集。ECサイトの商品詳細ページと関連付けしてECサイトに写真を掲載する仕組み。InstagramのAPIと連携することで実現した。

ECサイトに掲載した写真素材から、投稿者であるインスタグラマーのユーザーページに移動することが可能。第三者の情報発信源として透明性を高めることができるという。

導入に関するECプラットフォームに制限を設けていない。スタート段階で、ECパッケージ「ecbeing」ユーザーのアパレルECサイト3社がコンテンツ運用をスタート。今後、「ecbeing」ユーザー以外のEC事業者への提供も進めていく。

ecbeingはnstagram(インスタグラム)ユーザーが投稿した写真素材をECサイトで活用し、商品購入につなげる新サービス「visumo(ビジュモ)」の提供を開始

「visumo」の使い方について

米国と欧州で広がるインスタ活用のECマーケティング

ecbeingによると、インスタグラムは全世界でユーザー数が7億人を突破。日本のユーザー数は1600万人を超えており、2016年から1年間で約2倍に増加している。

インスタグラム上で投稿された写真素材をコンテンツとして活用し、自社商品の訴求力向上や認知獲得の広告につなげるマーケティング手法が、アメリカやヨーロッパを拠点とするグローバルブランドを中心に広がっているという。

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

瀧川 正実

カジュアルウェア「コーエン」の自社ECサイトが伸びている理由 | 通販新聞ダイジェスト

8 years 7ヶ月 ago

カジュアルウエアを展開するコーエンのEC事業が好調だ。2017年1月期の自社ECと他社モール経由の販売を含めたEC売上高合計は前年比約30%増に、自社通販サイト「コーエンオンラインストア」単体の売上高は同1.5倍程度に拡大している。

他社モールについては、とくに「ゾゾタウン」や「楽天ブランドアベニュー」「dファッション」が大きく伸びた。昨今はクーポン施策などで売り上げを伸ばすブランドが多い中、コーエンは買いやすい価格帯の商品を展開しているため、定価販売を重視。EC利用者の嗜好を反映した商品作りを昨年から今年にかけて強化していることで、他社モールでのヒット率が高まったようだ。

自社ECでは、昨年8月に実店舗と顧客情報を統合し、ポイントも共通化。これまで店頭ではポイントプログラムがなかったことや、両チャネルの会員統合によってメールでアプローチできるユーザー数が増えたこともあり、店頭顧客のEC利用につながった。

カジュアルウェア「コーエン」の自社ECサイトが伸びている理由
売り上げが伸びているコーエンの自社ECサイト(画像は編集部がキャプチャし追加)

また、会員統合と同時に、会員証機能とEC機能を備えたネイティブアプリをスタート。ダウンロード数が順調に伸びているのに加え、プッシュ通知での情報発信が可能になったことで、リピート率も着実に高まっているという。

実店舗との連携面では、従来から自社ECで店頭在庫を確認できるが、気になる商品を近くの店舗に取り寄せて試着できるサービスの導入などもオムニチャネルの観点から検討している。

また、同社では店頭販売員が新作の着こなしなどを紹介する人気コンテンツの「スタッフスタイリング」が自社ECのコンバージョン率上昇に一役買っている。同コンテンツはテスト段階で、全店舗が運用に参加しているわけではないが、ECではサイズ感に不安を感じる消費者も多いため、スタッフの身長と着用サイズも記載することで、EC利用者の背中を押す効果もあるようだ。

今年4月には、それぞれ異なっていた自社ECとブランドサイト、ブログ、採用サイトのドメインを統合。分散していたトラフィックがひとつになったことでセッション数が大きく伸びており、統合後の自社通販サイトの売上高は前年比2倍で推移するなど想定以上の効果が出ている。

ドメイン統合に合わせて、自社通販サイトでは送料無料ラインを従来の7200円から5000円に引き下げたほか、予約品以外のゲスト購入も可能にするなど、サービス水準を高めた。

今後、自社ECでは画像やコンテンツのさらなるブラッシュアップに加え、オムニチャネル施策を推進するための機能強化やスタッフ教育の充実、デジタル上でのユーザーアプローチ強化と中身の精査、ウェブ・SNS上での露出増などに取り組む考え。今期(18年1月期)のEC売上高合計は前年比30%超の成長を計画しているが、自社ECの好調推移もあって達成の確度は高そうだ。

通販新聞

ストライプの「メチャカリ」、派遣スタッフ向け限定サービスでテンプスタッフと提携

8 years 7ヶ月 ago

レディスブランド「earth music&ecology(アース ミュージック&エコロジー)」などを展開するストライプインターナショナルは9月11日、月額制のファッションレンタルサービス「mechakari(メチャカリ)」において、人材派遣大手のパーソルテンプスタッフとの業務提携を開始した。

パーソルテンプスタッフに登録する派遣スタッフに限定して特典を提供。「mechakari」の契約初月は、同時にレンタルできるアイテム数の上限が通常より1点多い4点になる。

「mechakari」は、ストライプインターナショナルが展開するファッションブランドの新品を、月額5800円で何度でも借りられるサービス。商品の返却手数料は380円。ユーザーはレンタルした商品を買い取ることができるほか、60日間借り続けると商品はユーザーの所有物になる。

ユーザーはアプリ上で更新されるコーディネートなどを参考にしながら、レンタルする服装を選ぶことができる。通常、同時にレンタルできるアイテム数は最大3点。

ストライプインターナショナルは9月額制のファッションレンタルサービス「mechakari(メチャカリ)」において、人材派遣大手のパーソルテンプスタッフとの業務提携

働く女性が抱える職場での悩みを解決するという(画像は編集部がキャプチャ)

パーソルテンプスタッフに登録する派遣スタッフの約9割は女性で、20~30代も多く登録しているという。派遣スタッフは契約ごとに就業先が変わり、その都度職場の雰囲気に合わせた洋服が必要になるなど、ファッションレンタルサービスへのニーズが見込めるとしている。

「mechakari」が始まったのは2015年9月。アパレルメーカーとしては初めて月額制ファッションレンタルサービスに参入した。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

あなたの会社のSNSが売上に貢献しない3つの理由 | 竹内謙礼の一筆啓上

8 years 7ヶ月 ago

「Facebookで紹介した商品が売れた」「インスタグラムに掲載した商品が即日完売した」というように、SNSを活用して売上を伸ばしたネットショップの事例をよく耳にします。そうした事例が増えるにつれ、SNSを販促ツールとして活用する企業が増えていきます。

しかし現状、SNSで売上を伸ばしている企業はまだまだ少数。SNSで情報を発信しているのにも関わらず、フォロワー数は増えず、「いいね!」ボタンも数えるほどしか押されないという企業は、決して少なくありません。なぜ、企業のSNSの運用はうまくいかないのでしょうか?

なぜ企業のSNSの運用はうまくいかないのか。その理由は3つあります。

理由1:「継続して見たいSNS」にならない

極論を言えば、芸能人のSNSも企業のSNSも同じです。芸能人のSNSがフォローされるのは、「この芸能人のことをもっと知りたい」という、情報に対する欲求が生まれるからです。

同じように企業のSNSも「継続して見たい」と思ってもらうとを目的にして情報を発信していかなければ、フォロワー数も「いいね!」の数も増えません。

SNSの投稿内容は、面白い情報や生活に役立つ情報など、お客さんに「このSNSを継続して見たい」と思わせるコンテンツである必要があります。商品情報をFacebookで垂れ流すだけだったり、セールやイベントの情報をTwitterで発信するだけだったり、単発的な情報を不定期に発信しているようでは、ファンがつきにくいため、売上に貢献するSNSにはなりにくいのです。

理由2:SNSは利益になるまでに時間がかかる

SNSが売上に貢献しない2つ目の理由は「SNSは利益に結びつくまでに長い時間がかかる」という点です。

まず認知。消費者が会社名や商品名を知らなければ、SNSを見ることもなければ、フォローすることもできません。ようやくフォローしてくれても、「いいね!」を押してくれたり、コメントをしてくれたりするのには、それ以上の時間がかかり、商品に興味を持ってもらい、購入してもらうまでには、さらに長い時間がかかることになります。

つまり、SNSは、認知してから商品を購入してもらうまでに、一般的な広告以上に時間と手間とお金がかかる販促ツールなのです。

ここで理解してもらいたいことは、SNSはある程度、利益率の良い商品やサービスでなければ成立させることが難しい一面があるということです。

先述した通り、SNSは「継続して見たい」と思ってもらえるコンテンツ作りが大切です。そのようなコンテンツを作るためには、当然、片手間では困難です。

コンテンツ作りのアイデアはもちろん、そのアイデアを生み出すためのお金と時間が必要になります。そうした投資に見合うだけの高い利益率の良い商品でなければ、SNSの運営は難しいということなのです。

SNSの成功事例にデザイナー系のアパレルや家具、ジュエリー、インテリア商品が多いのは、付加価値の高い商品を売って、高い利益率を確保していることが要因と言えるでしょう。もちろん、写真の見栄えが良い商品という強みもありますが、読み続けてもらうためのコンテンツ作りに投資できる高い利益率を確保できるビジネスモデルであることは大きいと言えます。

理由3:お客さんに伝えたいことがない

「お客さんに伝えたいことがない」というのは根本的な問題ですが、理解してもらいたいことが「ない」、ファン客を作りたいという思いが「ない」という会社は、そもそもSNSの運用には向いていません

例えばネジを販売しているネットショップがSNSを始めたとしても、ネジを題材にしてコンテンツを作ることは大変だし、拡散されるような見栄えの良い写真を撮り続けるのも難しいでしょう。また、「ネジの話を読み続けたい」というファン客を作ることはさらに大変ですし、そもそも、「そんなファン客を作ることがネジを販売するショップに必要なのか?」といえば、微妙でしょう。

その会社の商品やサービスにとって、SNSが特に必要ではないにも関わらず、SNSに力を入れるということが、非効率なSNSの運用につながるのです。

SNS運営に必要なものがそろっている企業は多くない

これら3つ理由を考察すると、企業のSNSの運用には、コンテンツ作る「人」と、それを作るための「金」と、結果が出るまでの「時間」が必要なことが分かります。これに加えて、そのコンテンツ作りに見合った「商品力」が求められることを考えれば、この4つのをすべて満たす企業はそう多くないということがわかると思います。

SNSに限らず、すべてのビジネスにあてはまることですが、片手間でお金儲けができるほど、Eコマース業界は甘くありません。「SNSで儲かった」という話は、いかにも最先端の販促ツールで簡単に儲かったように受け止められがちですが、実は、高い商品力に加えて、質の高いコンテンツを制作する能力が必要で、そこに予算や時間をかけて成功まで導いているのです。

そう考えれば、SNSの成功事例に大企業が多いのにも納得ができると思います。また、商品を自分達の手で生産しているメーカーのほうが、SNSの運用が上手なのも、商品に対する思い入れがあるからだと思います。モノ作りが好きなスタッフが多いので、コンテンツを作ることも苦にならず、多くの人に商品の良さを伝えたくてSNSを活用しているということが、メーカーがSNSの運用を得意としている一因だと思います。

反面、商品を問屋から仕入れて、価格競争に巻き込まれながら売っているようなネットショップが、いくらSNSを活用して売上を伸ばそうと思っても、商品にもコンテンツ作りにも思い入れがないので、なかなかSNSの運用がうまくいかないというのも、背景としてはあるのではないかと思います。

◇◇◇

こうした状況をすべて把握した上で、「うちの会社はSNSをもっと活用できる」「いや、SNSにお金と時間はかけない」と、自社のSNSの販促の“現実的な落としどころ”を見つけることが、求められるのかもしれません

竹内 謙礼

有限会社いろは 代表取締役

竹内 謙礼(たけうち・けんれい)

1970年生まれ。大学卒業後、出版社に勤めた後に観光牧場に転職。企画広報担当を経て2004年に経営コンサルタントとして独立。楽天市場、ビッダーズ等で多くのネットビジネスの受賞履歴あり。また、千葉文学賞等の小説、エッセイでも数々の受賞暦を持つ。

大企業、中小企業のコンサルティングはもちろん、サイドビジネスや起業に対しての販促、営業、人材教育のアドバイスを行い、特に実店舗のキャッチコピー制作とネットビジネスへのコンサルティングには定評がある。また、低価格の会員制コンサルティング「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、180社近いコンサルティング指導を日々行っている。

販促、企画、会計、投資の書籍執筆の他、新聞や雑誌等でも連載を持っており、ラジオのパーソナリティとしても活躍。商工会議所や企業での講演、企業での人材教育等、経営コンサルタントとして精力的に活動している。NPO法人ドロップシッピング・コモンズ理事長。著書多数(詳しくはこちら

竹内 謙礼

ネット通販の送料、販売側が負担すべきと6割が回答。送料値上げへの理解は3割

8 years 7ヶ月 ago

ネット通販の配送にかかる費用を負担するべきなのは、消費者か出店者か、それともサイト運営者か――。

日本労働組合総連合会(連合)が8月31日に公表した「日本の社会と労働組合に関する調査2017」によると、ネット通販の配送料を負担するべきなのは「消費者」と回答した割合は37.8%だった。

ただ、「出店・出品者」は33.6%、「サイト運営者」は30.7%となっており、商品を消費者に売る「販売側」が負担すべきと考える回答者は6割を超えている。

ネット通販の送料は誰が負担すべき? 最多は「消費者」37%、事業者側とする回答も約6割に(日本労働組合総連合の調査)
ネット通販の配送料は誰が負担すべきか?(連合調べ)

消費者の3割は送料値上げに理解

同調査では、運送業界などで人手不足を理由にサービスの見直しや料金値上げが行われていることについて感想を聞いた(選択式・単一回答)。

その結果、「料金の値上げもサービスの見直しも、やむを得ない」が29.4%で最も多い。

次いで「料金は値上げしてもいいが、サービスは維持してほしい」(22.0%)、「料金を値上げするならサービスも向上してほしい」(19.1%)、「料金が今のままなら、ある程度のサービスの見直しはあっていい」(14.1%)だった。

回答者の約3割は、人手不足による料金の値上げとサービスの見直しに理解を示している。

ネット通販の送料は誰が負担すべき? 最多は「消費者」37%、事業者側とする回答も約6割に(日本労働組合総連合)の調査
人手不足などが理由のサービスの見直しや料金値上げについて(連合調べ)

調査概要

  • 調査名:日本の社会と労働組合に関する調査 2017 
  • 調査対象:ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする15歳~64歳で働いている人(自営業・フリーランス、役員・経営者を除く)
  • 調査期間:2017年4月21日~4月26日
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査地域:全国
  • 有効回答数:1036サンプル
  • 実施機関:ネットエイジア株式会社

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

【運賃値上げ対策】品揃えは利益率の高い商品に絞る & モール店の統合 & BtoBも強化 | 通販新聞ダイジェスト

8 years 7ヶ月 ago

寝具ネット販売のまくらでは、通販サイトで取り扱う商品を絞ることで運賃値上げに対応する。同社は年間20程度のオリジナル商品を開発、通販サイトで販売しており、今年に入ってからは、寝ながらのスマートフォン操作が快適にできる枕などがヒット。秋にはヤマト運輸の運賃値上げが控えているが、オリジナル商品を中心に、利益率の高い商品に絞って販売することで経費増をカバーする方針だ。

同社では自社サイトのほか、楽天の「楽天市場」やヤフーの「ヤフーショッピング」、アマゾンの「アマゾンマーケットプレイス」など各社の仮想モールに出店しており、枕を中心に寝具を取り扱っている。

近年はオリジナル商品の取り扱いを強化。販路としては仮想モールの比率が高いが、河元智行社長は「最近は社内における商品の企画開発が主力事業で、売り場の一つが仮想モールという認識に変わってきている」と話す。出店店舗も絞っており、例えばヤフーショッピングについては複数出店していたものを1店舗に統合。同モールの広告「PRオプション」についても、一時期は出稿していたものの、費用対効果を考えて利用をやめたという。

多くのオリジナル商品を開発・販売しているが、今年に入ってからは「スマホ枕」(税込3980円)がヒット。これは、あおむけ時だけではなく、うつ伏せ、横向き、さらには座りながらなど、さまざまな姿勢でのスマートフォン操作を想定し、リラックスできるようにした枕。スマホ専用の収納ポケットがあるため、スマホをどこかに置き忘れたり、踏みつけたりすることもないというものだ。ツイッターなどで話題となり、現在は品切れとなっている。

8月10日には、ヒットしたオリジナル商品をカタログギフトにした「枕のカタログギフトピローチェ」(価格は税込1万800円)の販売を開始。受け取り手がカタログ内の全79種類(50品目)の枕から好きな商品を選べるというもので、大人用枕のほかに、キッズ・ベビー用の枕、抱き枕やサポート枕なども用意。枕は人によって好みが異なるため、カタログを受け取った人が幅広いジャンルから枕を選べるようにした。

業績は堅調に推移しており、2017年2月期の売上高は前期比11%増の6億5500万円、営業利益は同8%増の1億5900万円だった。ただ、今秋にはヤマト運輸の運賃が30~40%上がるため、業績への影響が懸念される。河元社長は「顧客には転化しない。(仕入れ商品など)利益の取れない商品は取り扱いをやめるしかない」と話す。オリジナル商品など、利益率高いものに絞ることで、取扱商品数は半分程度減る見通しだ。

【運賃値上げ対策】品揃えは利益率の高い商品に絞る、モール店の統合、BtoBも強化
まくらが運営する楽天市場店(画像は編集部がキャプチャし追加)

自社販売の売り上げ減をカバーするために、オリジナル商品の卸売りやOEMに力を入れる。卸については、すでに「ディノス」のカタログに採用されている。OEMについても「引き合いはかなりある」(河元社長)という。

7月には、アリババの越境ECモール「天猫国際」に出店、枕や抱き枕などの枕ブランド「王様シリーズ」を販売している。出店には高いハードルのある同モールだが、日本での販売実績が評価され実現したという。

出店にあたって、寝具類の販売に強いパートナー企業を選定。また、同社でも中国人スタッフを雇用した。モデルの写真選定や商品名の付け方(商品名に日本語を入れると効果的)など、パートナー企業やスタッフの意見を取り入れて、サイトを中国人の好みにあわせたものにした。

売れ行きについては「1年間の販売目標を1カ月で達成」(河元社長)するなど好調。11月には「独身の日」も控えており、河元社長は「今後は中国向け越境ECの売り上げがかなり大きくなるだろう。いずれは日本向け売り上げを上回る可能性もある」と期待する。

通販新聞

アスクル、1000億円の出荷能力持つ基幹物流センターが関西で竣工

8 years 7ヶ月 ago

アスクルは2018年2月に同社最大の物流センター「ASKUL Value Center 関西(VAC関西)」を稼働する。法人向け通販「ASKUL」と、一般消費者向けECサイト「LOHACO」の物流を担う。

アスクルの物流拠点としては8か所目で、基幹物流センターと位置付ける。最先端の物流設備を導入し、生産性を徹底的に追求。24時間365日稼働することで、年間1000億円規模の出荷能力を実現する。

アスクル最大の物流拠点「ASKUL Value Center 関西」 竣工

「ASKUL Value Center 関西」の外観

アスクルによると、「VAC関西」は流通業における1社単独の物流施設としては関西最大級という。EC市場の拡大が続くなか、大規模物流センターを構えて品ぞろえや配送スピードを強化し、顧客のニーズに応える。

グローバル・ロジスティック・プロパティーズが手がけた物流施設「GLP吹田」を賃借する。所在地は大阪府吹田市。4階建で延床面積は約5万坪。同施設で約1000人を雇用する見通し。

「VAC関西」の竣工にかかる投資額は約149億円。

2017年2月、埼玉県内のアスクルの物流センターで火災が発生したことを受け、「VAC関西」は次の施策などを行う。

  • 防火シャッターを確実に作動させるための設備等の増強
  • 初期消火の実効性を高めるための訓練等の実施
  • 地域消防と連携した事前消防計画の検討

「ASKUL Value Center 関西」の概要

「ASKUL Value Center 関西」について(アスクルの決算資料を編集部がキャプチャ)

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

スマホファースト時代の決済はカートも不要? FutureShop2がApple Payを導入【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

8 years 7ヶ月 ago

スマホでの個人情報の入力ってとっても面倒ですよね。慣れているとはいえ、マンション名などが長い場合は萎えます……。そんなこともApple Payなどが増えてくると一発で解決しそうです。

スマホユーザーが多くて購入単価が低い場合はApple Payを検討してもいいかも

カートに商品入れない新しい買い物体験、「Apple Pay」実装のフューチャーショップが実現 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/4687

フューチャーショップ、「FutureShop2」で構築されたECサイトで、「Apple Pay」が利用可能に。 - 9月20日から商品ページからクイックに安全に商品購入が可能になる画期的な体験を提供開始 | FutureShop2
http://www.future-shop.jp/news/2017/09/05.html

まとめると、

  • FutureShop2は9月20日から一部店舗で、10月23日から全店舗で「Apple Pay」の申込受付を開始する
  • 「Apple Pay」に登録したカード情報や住所などを利用してネット通販が可能
  • 「商品をカートに入れる」「個人情報入力」といった作業を大幅に削減し、コンバージョン率の向上が見込める

これまでのECサイトにおける決済フローは、「いかに買ってもらうか」「いかに顧客リスト化(メールアドレスを取得)できるか」を考えた“売り手側視点”の要素が多く実装されているものでした。「Apple Pay」は、“顧客の体験”を中心に考えられたユーザーインターフェースがもたらされており、今までとは全く違う便利で新しいショッピング体験を提供できると考え、「FutureShop2」での「Apple Pay」対応を行うこととなりました。

いやいや、そういった機能を提供してきたのはフューチャーショップさんのようなASPやモールだったでしょ? ……というツッコミはさておき、Apple Payでの決済はかなり便利そうですね。スマホユーザーの多いアパレルや日用品には向いていそうです。高額商品やシニア向けの場合は難しいかも。

マニュアルから外れる対応をするときは慎重に

規約上ではNGだけれど…… 真摯な想いに共感したオペレーターが下した判断は? | ECzine
http://eczine.jp/article/detail/4917

まとめると、

  • 亡き愛犬との想い出をまとめたフォトブックの編集中に、期限が切れてしまったお客様よりカスタマーサポートへ連絡があった
  • 愛犬家のオペレーターは他人事と思えず上司に相談し、特例でデータを復旧
  • お客様がSNSに投稿したものを見たと思われる数名のユーザーから、フォトブックの注文があった

カスタマーサポートとは、過去の実績などを踏まえて作成されたマニュアルを遵守し、対応するのが基本です。しかし、そればかりでは機械的な対応のみになってしまいます。人と人が対話し、問題の解決方法を導きだすのがカスタマーサポートの根幹です。実際のやり取りから感じとった印象を尊重した上で対応することも、お客様と直接対話するオペレーターだからこそできることなのです。  

とってもいい話ですね。いい話なのですが私は素直に受け取れないひねくれ者……。というのも、カスタマーサポートには困った風な口調でだまそうとする電話や理不尽なクレームの電話も多いです。ですので、こういった対応をするには、記事に書かれている以外にも様々な要素を考慮しておかないといけません(記事の事例もそうだったと思います)。

ガンダムのスレッガー風に言えば「悲しいけどこれ現実なのよね」です。

ネットショップのお悩みは相変わらず。相談相手を見つけましょう

【通販・EC事業者調査】悩みは「新規獲得」、最も重要なのは「売り上げの拡大」 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/4697

まとめると、

  • 通販・EC事業者の悩みごとの上位は「新規獲得」「戦略立案」「商品開発」
  • 2017年に目立って増加した項目は「外部コスト(金利、物流費、システム費など)」
  • ECシステムや通販システムの導入で重視するのは「提供している会社の評判や口コミ」

通販・EC事業において「ビジネス上重要と思われるもの」を選択式・複数回答で質問。その結果、1位は「売り上げの拡大」(85.7%)、2位は「新規の顧客の獲得」(78.0%)だった。2013年以降、上位2項目の数値に大きな変化はない。

個人的にはここよりも認知の拡大、ブランドイメージの向上かなと思っています。どこでも似たようなものが買える時代では、知ってもらう・覚えてもらう・選んでもらうことが大切ですから。商品のことを知ってもらう→どこかで比較される→安い方に流れる……では、何のためにやっているのかわからないですからね。

EC全般

改めてシルバー世代×ECを考える 強烈に高いLTVでかなり負荷が高いことをしても採算は取れる | ECzine
http://eczine.jp/article/detail/4918

シルバー世代に対応するのかしないのか。ここを決めることですよね。

ちょっとこわいけど使いこなしたい! 「リスティング広告の自動入札」活用3つの心構え | Web担当者Forum
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/09/08/26536

ある程度成果が安定している対象を選ぶ、適切な目標値と戦略を選ぶ、むやみに干渉せず注意は怠らない。焦ったらダメですね。

楽天市場で、中古車専用モール「グーネットモール」の本格運用を開始 | ECzine
http://eczine.jp/news/detail/4964

Amazonに「車検ストア」オープン 車検チケット購入で引取から納車までを案内 | ねとらぼ
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1709/02/news031.html

数年前まではネットで車を売るの? って思ってましたが、今では当たり前になって車検までも。

BASE、対面でQRコード決済ができる「QRコード決済App」提供開始 | ECzine
http://eczine.jp/news/detail/4968

QRコード決済 店舗の80.9%が「知らなかった」、導入しやすさや時短などに期待する声も(BASE調査) | TECHWAVE
http://techwave.jp/archives/survey-qr-code-payment-by-base.html

QR決済はどこかがドカンと営業をかけ始めたら一気に広がるかも。

EC売上1000億円突破のヨドバシカメラなど通販売上ランキング2017【ジャンル別】 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/4682

家具のジャンルでは2位にタンスのゲン。こういった統計は継続的に見ておかないと流れを読み違えますね。

ヤフーとメルカリ、ECの健全な環境整備目指し「EC事業者協議会」を発足 | MarkeZine
http://markezine.jp/article/detail/27030

どこまで参加企業が増えるのでしょうか? 続報に注目です。

「生鮮食品」のネット通販。Amazonフレッシュは、ここまでやる! | 電通報
https://dentsu-ho.com/articles/5393

生鮮食品を扱うスーパーがネットを始めたといった感じです。読んでいるだけではAmazon感はまったくありません。

今週の名言

料理的にも店の内外装の作り方的にも。業種的に結実するのはかなり長い時間がかかりますが絶えず新しい刺激と創造、そしてなによりモチベーションの維持が必要かと思います。それを続けていくのがねえ。。。大変です。

開店10周年。趣味を仕事にする難しさ。 | Curry草枕
http://currykusa.com/archives/3243

お客さんって変わらないことを求めることもあれば、新しいものに流れることもあります。気にし過ぎると自分を見失うので好きなことをやっていきたいのですが、そのモチベーションがなかなか続かない。最初は楽しかったものが仕事になってくると日常に……。本当にこれはよくわかります。

こういった本音ってなかなか書けないのですが、書いているということは素直にすごいなと思ってしまいます。書くことによって失うものがあるかも? と思ってしまいますから。疲れたときにはこの記事のように、素直にそう言ってみるのもいいかもしれませんね。

ちなみに、この連載を続けるモチベーションは、たま~~~にバズることですw

森野 誠之

運営堂

運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサービスも開始。豊富な社会・業務経験と、独立系コンサルタントのポジションを活かしてWeb制作や広告にこだわらず、柔軟で客観的な改善提案を行っている。理系思考&辛口の姿勢とは裏腹に皿洗いを趣味にする二児のパパ。

森野 誠之

ユニクロとジーユー、ネット通販の決済手段に「後払い」を追加

8 years 7ヶ月 ago

ユニクロとジーユーは9月11日、「ユニクロ公式オンラインストア」「GUオンラインストア」の決済方法に「後払い決済」を新たに追加した。利用者の利便性向上につなげる。

ユニクロとジーユーが導入した「後払い決済」は、ネットプロテクションズが提供する「NP後払い」。年間流通総額は1400億円を超え、2002年のサービススタートから現在は2万3000店舗以上が利用しているという。

「NP後払い」を導入したECサイトの購入者は、商品の受け取り後に中身を確認し、別送または商品と同梱で届く払込票を利用して最寄りのコンビニ・銀行・郵便局で支払いすることが可能。

ユニクロとジーユーが提供する「後払い決済」の支払い場所はコンビニエンスストア・銀行・郵便局で、代金の支払い可能期間は注文から14日以内。

「後払い決済」はクレジットカードを保有することが難しい若年層などで利用が広がっており、ユニクロとジーユーも「クレジットカードをお持ちでないお客様などにも、より気軽に商品をご購入いただけるようになります」としている。

ネットプロテクションズが2016年に実施した調査(普段から通信販売で商品を購入する12歳から59歳までの男女約2000人にアンケートを実施)によると、ネット通販で最も利用したい支払い方法でクレジットカードは断トツ1位。「後払い決済」は11.7%で2位だった。

ネットプロテクションズが2016年に実施した調査によると、よく利用する決済手段として、後払いは2位だった

画像はネットプロテクションズのサイトから編集部がキャプチャ

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

瀧川 正実

自動運転の配送めざす「ロボネコヤマト」、対象エリアを拡大

8 years 7ヶ月 ago

ディー・エヌ・エー(DeNA)とヤマト運輸が2017年4月に開始した、人工知能(AI)を活用して配送効率化を図る自動運転の実用実験プロジェクト「ロボネコヤマト」の配送対象エリアを、9月11日に一部拡大した。

これまで神奈川県藤沢市の鵠沼海岸や辻堂東海岸、本鵠沼で実施してきたが、新たに辻堂元町、辻堂太平台、辻堂、辻堂西海岸の4地区を追加。「ロボネコヤマト」を利用可能な消費者は、従来比約2倍の約6万1000人に増えた。

「ロボネコヤマト」は、宅急便の荷物を指定した時間帯に、好きな場所で受取ることができるオンデマンド配送サービス「ロボネコデリバリー」と、地元商店の商品をインターネット上で一括購入し、配送してもらえる買物代行サービス「ロボネコストア」2つのサービスを提供している。

ロボネコヤマトコンセプトムービー

「ロボネコデリバリー」は、配送時間帯を10分刻みで指定することが可能。車内に保管ボックスを設置した専用EV車両が荷物を運ぶ。指定場所に到着した車両内部の保管ボックスから、顧客自身が荷物を取り出す。

受け取り場所は地図上で指定。対象エリア内であれば駅や会社、路上などで受け取ることも可能だ。

「ロボネコストア」は本鵠沼商店街や鵠沼海岸商店街、プチモールひがし海岸などの商店街を中心に、リアル店舗がインターネット上の仮想モールに出店している。消費者は複数店舗の商品を一括で購入し、商品を「ロボネコデリバリー」で受け取る。

現在、「ロボネコヤマト」の利用者のリピート率は4割を超えているという。

「ロボネコヤマト」では将来的に自動運転によるオンデマンド配送サービスの実用化をめざしている。実用実験の実施期間は2018年3月末まで。

自動運転の配送めざす「ロボネコヤマト」、対象エリアを拡大
自動配送をめざす「ロボネコヤマト」

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

不正アクセスでカード情報1207件が漏えいか。セキュリティコードも外部流出の可能性

8 years 7ヶ月 ago

紅茶などの通販サイト「H&F BELX公式オンラインショップ」が外部からの不正アクセスを受け、クレジットカード情報1207件が流出した可能性があることがわかった。

「H&F BELX公式オンラインショップ」はオープンソースパッケージの「Magento」でECサイトを構築している。運営元のH&F BELX NETによると、「Magento」の脆弱(ぜいじゃく)性を突いた不正アクセス攻撃によってECサイトが改ざんされ、カード会員データが不正に外部へ転送されていたという。

流出の規模(疑いを含む)はクレジットカード情報1207件。2017年3月1日~2017年4月14日の間に、通販サイトでクレジットカード決済を利用した顧客が対象。

流出した可能性があるのは、クレジットカード番号、カード名義、住所、有効期限、セキュリティコード。

クレジットカード決済代行会社からカード情報流出の可能性について指摘を受け、カード決済の利用を停止。外部の専門調査会社「Payment Card Forensics 株式会社」(PCF社)に調査を依頼した。

PCF社から調査報告を受け、不正アクセスによってカード情報漏えいの疑いが生じたことが判明した。

紅茶などの通販サイト「H&F BELX公式オンラインショップ」が外部からの不正アクセスを受け、クレジットカード情報1207件が流出した可能性があることが判明

通販サイトでは情報漏えいに関するお知らせを掲載(画像は編集部がキャプチャ)

なお、「H&F BELX公式オンラインショップ」では以下の対策を実施済み。

  • カード情報を入力するクレジットカードシステムの利用停止
  • クレジットカード会社による不正モニタリング強化
  • PCF社での第三者機関による調査
  • セキュリティ対策強化
  • 関係官庁(個人情報保護委員会他)への報告
  • 警察への報告及び相談
  • お客さま窓口の設置

「H&F BELX公式オンラインショップ」では、加盟店のWebサーバやアプリケーションサーバをカード会員データが通過するモジュール型のカード決済を行っていたと考えられる。そのため、今後の再発防止策として、カード情報が自社のサーバーを通過しないリンク型決済システムへ変更するとしている。

ECのセキュリティ対策について

経済産業省主導の「クレジット取引セキュリティ対策協議会」(事務局は日本クレジット協会)は、2017年3月8日に公表した「クレジットカード取引におけるセキュリティ対策の強化に向けた実行計画-2017-」において、EC事業者に対して2018年3月までにカード情報の非保持化、もしくは「PCI DSS準拠」を求めていく方針を掲げた。

カード情報の漏えいの頻度が高い非対面(EC)加盟店については原則として非保持化(保持する場合はPCI DSS準拠)を推進。EC加盟店におけるカード情報の非保持化を推進するため、PCI DSS準拠済みのPSP(決済代行会社)が提供するカード情報の非通過型(「リダイレクト(リンク)型」または「JavaScriptを使用した非通過型」)の決済システムの導入を促進するとしている。

また、独立行政法人情報処理推進機構では不正アクセス対策についての資料をまとめており、「安全なウェブサイトの作り方」などを閲覧することができる。

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

瀧川 正実

買い物の参考にする情報源、男性は「Webの記事」、女性は「家族の意見」

8 years 7ヶ月 ago

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションと立教大学経営学部・有馬賢治教授は9月6日、消費者の情報収集行動などに関する実態調査「消費者の情報探索方法と余暇時の機器の併用に関する調査」を公表した。

商品やサービスの購買を検討する際に、消費者が主にどの情報源を参考にするか調査した。

男性は「Web上の紹介記事」「Web上の比較記事」「Web上の評価記事」が各年代で上位を占めた。

一方、女性はすべての年代で「家族の意見」がトップ。「テレビの情報」は20代が3位、30代以降は2位だった。

購入を検討する際の情報源として、新聞やラジオ、SNSなどは総じて順位が低い。

商品・サービスの購買検討時に参考にする情報源(NTTコムオンライン・マーケティング・ソリューションと立教大学経営学部・有馬賢治教授が実施した「消費者の情報探索方法と余暇時の機器の併用に関する調査」)

商品・サービスの購買検討時に参考にする情報源
(各性年代別 上位6位/全14項目中)

情報収集媒体は男性がWeb、女性はテレビがメイン

興味のある商品・サービスが紹介されている情報源(媒体)について聞いたところ、男性は全ての年代で「Web上の特定のサイト」が1位。女性は全ての年代で「テレビ」が1位だった。

男性はWeb上のポータルサイトや記事などから情報を得ている割合が高い。女性はテレビや家族から、興味のある商品・サービスに関する情報を得ている割合が高かった。

興味のある商品・サービスが紹介されている情報源(各性年代別 上位5位/全13項目中)(NTTコムオンライン・マーケティング・ソリューションと立教大学経営学部・有馬賢治教授が実施した「消費者の情報探索方法と余暇時の機器の併用に関する調査」)

興味のある商品・サービスが紹介されている情報源
(各性年代別 上位5位/全13項目中)

男女別の興味・関心があるジャンルは?

同調査では、消費者が興味・関心を持っているジャンルについて男女別・年代別に集計した。男性は「インターネット」「PC・家電」、女性は「お菓子・食品」「旅行・レジャー」がそれぞれ全ての年代で上位だった。

年代別では50代以上が男女ともに「健康・医療」に対する興味が高い。

興味・関心のあるジャンル 性年代別 上位5位(NTTコムオンライン・マーケティング・ソリューションと立教大学経営学部・有馬賢治教授が実施した「消費者の情報探索方法と余暇時の機器の併用に関する調査」)

興味・関心のあるジャンル 性年代別 上位5位

調査概要

  • 調査対象:「NTTコム リサーチ」登録モニター
  • 調査方法:非公開型インターネットアンケート
  • 有効回答数:1128人
  • 回答者の性別:男性48.1%、女性51.9%、
  • 回答者の年代:20代19.7%、30代20.8%、40代21.3%、50代21.5%、60代16.7%

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

広告における「特許」表記の注意点。「特許取得」「特許出願中」と書いても大丈夫? | 健康・美容業界の今を知る!

8 years 7ヶ月 ago

広告を作成するにあたり、特許を保有しているのであれば有効に使用していきたいところです。ですが、特許を保有していることが事実なら、自由に広告で使用して問題はないのでしょうか? 実は、薬機法の制限を受ける化粧品等と、薬機法の制限を受けない健康食品、雑貨等では事情が異なります。今回はそれぞれについて詳しく解説します。

先に結論から申し上げますと、

  • 化粧品等の広告については、原則的に記載不可
  • 健康食品、雑貨等の広告については、不可というルールはない

です。はじめに化粧品等、薬機法の制限を受けるものからご説明しましょう。

化粧品は特許取得が事実でも広告への記載は不可

化粧品の場合は、特許を取得していることが事実でも、広告内での明記は認められていません。

医薬品等適正広告基準」の中に、下記のような記載があります。

【基準2】
2 製造方法関係

 医薬品等の製造方法について実際の製造方法と異なる表現又はその優秀性について事実に反する認識を得させるおそれのある表現をしないものとする。

 ─中略─

(2) 特許について

 特許に関する虚偽の広告を行った場合は、本項に抵触する。なお、事実の広告の場合は、基準10により取り扱う。

 ─中略─

【基準10】
10 医薬関係者等の推せん

 医薬関係者、理容師、美容師、病院、診療所その他医薬品等の効能効果等に関し、世人の認識に相当の影響を与える公務所、学校又は団体が指定し、公認し、推せんし、指導し、又は選用している等の広告は行わないものとする。ただし、公衆衛生の維持増進のため公務所又はこれに準ずるものが指定等をしている事実を広告することが必要な場合等特別の場合はこの限りでない。

 ─中略─

(3) 特許について

 「特許」に関する表現は、事実であっても本項に抵触し、事実でない場合は虚偽広告として取り扱う。

 なお、特許に関する権利の侵害防止等特殊の目的で行う広告は、医薬品の広告と明確に分離して行うこと。(特許に関しては表示と取扱いの相違に注意:「特許について」(昭和39年10月30日薬監第309号厚生省薬務局監視指導課長通知))

つまり、特許の取得が事実でも、広告内で特許について記載することはできないということになります。

最後の部分に「特許に関しては表示と取扱いの相違に注意」とあるように、表示と取扱いに違いがあります。ここで参照されている「特許について」(正式には「特許の表示について」)の内容は下記のとおりです。

特許の表示について

 昭和39年10月30日薬監第309号 厚生省薬務局監視課長通知

従来、医薬品、医薬部外品、化粧品及び医療用具、それらの容器若しくは被包またはこれらに添付する文書等に「特許」等の文字を記載することは、当該製品の製造方法、効能効果等について誤解を招く恐れがあるので、薬機法第54条の規定に触れるものとして指導及び取締りを行ってきたが、「医薬品等適正広告基準」の改訂に伴い、今後この種の表示の取扱いについては、次のように特許に係わる旨及びその内容を正確に記載する場合は差し支えないものと認めるので、その指導及び取り締まりに際して十分の配慮をお願いする。

                記

「方法特許」又は「製法特許」の文字及び特許番号並びに特許発明にかかる事項を併記して正確に表示する場合。

まとめると、「特許についての表示を広告の中で行うことは認められないが、容器やパッケージ、または添付する文書などへの記載については、「方法特許」または「製法特許」の文字、特許番号、特許発明にかかる事項を併記し、正確に表示する場合に限り認められる」ということになります。

ただし、上記の条件を満たせば、特許の文字を大きく強調しても構わない……ということではありません。節度ある記載が求められますので、あわせてご注意ください。

健康食品、雑貨は特許の取得が事実なら記載可。しかし……

次に健康食品や雑貨など、薬機法の制限を受けないものについて解説します。健康食品や雑貨の場合は広告内で特許を明記することは不可ではありません。

例えば、成分を抽出する課程で取得した製法特許など、事実を元に正しく記載する範囲においては、差し支えないものとされています。

ですが、健康食品は医薬品的効能効果(雑貨の場合には医療機器的効能効果)を有する旨の標榜を、明示も暗示もしてはならないことになっています。

ですので、その特許が医薬品的効能効果や医療機器的効能効果に関連するものだった場合、その内容を詳細に記載してしまうと、薬機法に抵触するものと判断され不可となります。たとえ特許の取得が事実だったとしてもです。

また、景品表示法についても、不当表示に当たる具体例として、下記のようなことが記されています(現在は公開資料なし)。

◆平成16年12月15日 東京都生活文化局

 健康食品の試買調査結果からみた景品表示法上の問題点等について

 製法特許を効能特許のように表示 → 特許を根拠にして「日本初」「世界初」と表示

  「日本で初めて痩身特許取得の実績をもつ」

  「世界ではじめて考案した特許製法により開発した○○」 等

 ─中略─

≪不当表示となるケース・理由等≫

特許は、製造技術に関するものであり、効能を証明するものではない。

また、特許取得が世界初の考案を証明するものではない。

≪表示例≫

「特許申請中」として当該申請が商品の優良性に関係しているかのような表示

≪不当表示となるケース・理由等≫

特許の種類を明示せず、かつ申請中であるものについて表示することにより、一般消費者に優良誤認を与える。

宮城県の健康推進課のサイトでは、健康増進法でも特許表示が、虚偽表示または誇大表示に該当するケースとして、具体例が記されています(食品の健康保持増進の効果等についての虚偽誇大広告等の表示の禁止)。

表示例 ダイエットに効く○○茶(特許番号××号)

[考え方]

 表示例のような記載の場合、通常、当該特許が健康保持増進効果等(ここではダイエット効果)に関して認められたものであると認識される。当該特許が健康保持増進効果と関係ない場合や認められた特許表示の内容に相当する健康保持増進効果等が発現しないと認められる場合は、虚偽表示又は誇大表示に該当することが懸念される。

上記に「認められた特許表示の内容に相当する健康保持増進効果等が発現しないと認められる場合は」という記載がありますが、健康食品において、仮に健康保持増進効果が事実として発現するとしても、健康保持増進効果を有することを広告上で明記することは、無承認無許可医薬品であると見なされることとなり、薬機法に抵触する結果となりますので、注意が必要です。

「特許出願中」はOKか?

「特許出願中」という表現は、他社への牽制というメリットもあるため、広告でもよく見る表現ではありますが、場合によっては優良誤認を与えるものとされる可能性があります。極端な言い方をすると「特許の出願は誰でもできる。でも、取得できるかは別問題」ですので、駄目元で出願してみたというような場合は、表記を控えた方が良いでしょう。

また、仮に特許が認められなかった場合には、すぐに広告から「特許申請中」の表現を削除するなどの対応が求められます。

稲留 万希子

薬事法広告研究所 副代表

東京理科大学卒業後、大手医薬品卸会社にて医療従事者向けポータルサイトの企画運営に従事。東洋医学に興味を抱いたことをきっかけに、中医学専門学校にて3年間薬膳料理や漢方について学ぶ。その間、ヘルスケア分野でのビジネス展開には薬事法を避けて通れない事から、薬事法と広告についても並行して学び、その後、国際中医専門員、漢方薬膳療術師、反射療法士、薬事法管理者、コスメ薬事法管理者の資格を取得し独立。2008年3月、薬事法広告研究所の設立に参画。

稲留 万希子

ナノ・ユニバース、AI搭載のチャットボットによる顧客対応をスタート

8 years 7ヶ月 ago

アパレルの製造販売を手がけるナノ・ユニバースは9月7日、人工知能(AI)を搭載したチャットボットをECサイトに導入した。Web経由で寄せられた問い合わせにチャットボットが回答する。

問い合わせに対する一次対応を自動化することで、顧客対応の迅速化や均質化、効率化を図る。

導入したチャットボットシステムは、システムベンダーの空色が開発した「OK SKY」。ウェブサイトやアプリケーション上で発生する顧客からの問い合わせに自動で応対する。

商品やセールなどに関する質問は、チャットボットで一次応対を行った後、チャットボットからスタッフへと応対を引き継ぐ。チャットボットと有人対応を組み合わせることで、顧客対応の質と効率の両立を図る。

ナノ・ユニバースは9月7日、人工知能(AI)を搭載したチャットボットをECサイトに導入

まず、AI搭載のチャットボットが一次応対を行う

空色によると、チャットボットはナノ・ユニバースに寄せられる問い合わせの9割以上を学習済み。サービス開始後も学習とデータチューニングを継続し、回答範囲の拡大と精度向上に取り組む。

ナノ・ユニバースは9月7日、人工知能(AI)を搭載したチャットボットをECサイトに導入

ナノ・ユニバースは全社売上に占めるECの割合が4割を超えている。こうしたことを含め、ナノ・ユニバースと空色は2017年6月から、AIを使ったチャットボットシステムの導入を進めていた。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

Instagramのネット通販活用で押さえておくべき3つのポイント | いつも.のECコンサルタントが明かす、売り上げアップにつながるEC最新情報

8 years 7ヶ月 ago

ブランディングや集客などを目的に多くのEC事業者がInstagram(インスタグラム)を利用するようになりました。今回、インスタグラムのEC活用のポイントを紹介しましょう。

URLをクリックした移動先を明示しよう

まず最初に押さえておきたいのが、店舗へ誘導するURL。プロフィール欄に1つだけ設置できる外部URLですが、多くの事業者が見落としているポイントがあります。

それは、URLを記載する際に「お買い物はコチラ」といった、URLを踏むとどこに移動すのか明記できているかということです。

地味ですが、インスタ上で品質の高いクリエイティブを作っても、誘導したい場所にしっかりと見込み客を誘導できないようでは、ECサイトにおけるインスタグラム活用は最初の一歩で躓いてしまいます。

利用者は、URLだけの記載ではどこに移動するのかわからないため、心理的にクリックしにくくなってしまいます。必ずリンク先がどんなサイトなのかを明記するようにしましょう。

さらに、投稿写真に商品写真を使っている場合、「商品はプロフィール欄のURLからご購入できます」という一文を添えると、投稿記事からECサイトまでの動線がわかりやすくなります

「インスタ掲載商品」といったカテゴリページに移動させよう

リンク先にもポイントがあります。多くの事業者はECサイトのTOPページにリンクを貼っています。これでは、商品に興味を抱いてもTOPページから商品まですぐにたどり着くことができず、すぐに離脱を招いてしまいます

この状況れを防ぐために、「インスタ掲載商品」というカテゴリを作り、そのページのURLをインスタのプロフィール欄に設定しましょう。投稿記事の商品に興味を持ってもらってから商品購入までの動線をしっかりと確保することが重要です。

「リポスト」で更新頻度を確保、「ハッシュタグ」で誘導強化を

次に重要なのが更新頻度です。ブランディンするためにクオリティの高い写真をアップしようと力を入れると、毎日の更新が難しくなることがあります。

こういった場合に便利なのが「リポスト」(他人の投稿を再投稿すること)です。自社ブランド商品を利用しているユーザーの記事などを、事前に許諾をとって「リポスト」するだけでも更新頻度が保たれます。

また、ユーザーとコミュニケーションを取ることになりますので、ユーザーのファン化が狙えます。「リポストアプリ」もあるので、比較的簡単に更新を行うことが可能です。

そして、リポストも含めた投稿の際に重要なのがハッシュタグの設定。適正なハッシュタグを入れることでインスタ上の検索流入導線を増やすことができるようになります。最低10個程度を目安にハッシュタグを投稿に入れていきたいところですね。

毎回の投稿でハッシュタグを考えるのも大変という場合があるでしょう。1つのハッシュタグを付ければ自動で複数のハッシュタグをレコメンドする無料ツールなどもあります。積極的に利用してインスタグラムを活用していきましょう。

株式会社いつも.

Eコマースビジネス支援に特化し、成功に必要なコンサルティング、集客、構築・制作、販売、CRM、物流、カスタマー対応までを一社完結で提供。

現在、国内最大規模となる7700社以上の企業(2016年6月時点)とサポート実績があります。約4年前から米国Eコマースの成功事例や情報を研究する専門部署(EC未来研究所)を設け、情報収集と発信を実施。そこから日本流のスマートフォン、ソーシャル、O2O、フルフィルメント、CRMなどのコンサルティングも提供している。

株式会社いつも.

【通販・EC事業者調査】悩みは「新規獲得」、最も重要なのは「売り上げの拡大」

8 years 7ヶ月 ago

通販・EC事業者が抱える悩みの1位は「新規顧客の集客方法」――。

ECサイト構築支援などを手がけるエルテックスは9月5日、通販・EC事業者の実態調査「通信販売事業関与者の実態調査2017」Part2を公表した。

レポートによると、新規顧客の獲得や集客方法に悩む通販・EC事業者は年々増えている。

悩みごとの上位は「新規獲得」「戦略立案」「商品開発」

通販・EC事業における「悩み事や困りごと」について選択式・複数回答で質問したところ、「新規客の獲得や集客方法」が59.7%で最も多かった。

2位以下は「通販事業の戦略や展開の方向性」(54.7%)、「展開する商品の開発(マーチャンダイジング)」(48.3%)、「既存の顧客の満足度の向上」(42.7%)。

上位3項目を選択した回答者の割合は、2013年以降毎年増加している。

2017年に目立って増加した項目は、「外部コスト(金利、物流費、システム費など)」(27.3%)。エルテックスは、「大手物流各社の相次ぐ値上げや、商品配送方法の見直しの余波が、EC/通販事業者を直撃したと考えられる」と分析している。

通販・EC事業者の悩みは「新規獲得」、もっとも重要なのは「売り上げの拡大」 通販・EC事業における「悩み事や困りごと」
通販・EC事業における「悩み事や困りごと」

最重要課題は「売り上げの拡大」

通販・EC事業において「ビジネス上重要と思われるもの」を選択式・複数回答で質問。その結果、1位は「売り上げの拡大」(85.7%)、2位は「新規の顧客の獲得」(78.0%)だった。2013年以降、上位2項目の数値に大きな変化はない。

一方、「ビジネス上重要と思われるもの」について単一回答で聞いたところ、「売り上げの拡大」を選択した割合が43.3%で他の項目より顕著に多い。

通販・EC事業者の悩みは「新規獲得」、もっとも重要なのは「売り上げの拡大」 通販・EC事業において「ビジネス上重要と思われるもの」
通販・EC事業において「ビジネス上重要と思われるもの」

BtoBサービスの契約で口コミ重視の傾向

ECシステムや通販システムの導入経験があるユーザーを対象に、導入を決定した際に重視した項目を聞いた結果、上位項目は「導入や運用のコスト」(71.3%)、「ソフトやサービスの機能の充実度」(54.5%)、「希望の納期への適応力」(48.8%)だった。

2017年は「提供している会社の評判や口コミ」(36.1%)の数値の上昇が目立つ。この結果についてエルテックスは次のように説明している。

年商数十~数百億円を支援する通販システムは一度導入したら減価償却が終わるまで数年間使い続け、その間、他のシステムと使い勝手を比べたりすることは難しいため、ネット上にこうした通販システムの口コミはほとんどないのが実情と思われる。

通販・EC事業者の悩みは「新規獲得」、もっとも重要なのは「売り上げの拡大」 通販・ECのシステムを導入する際に重視したこと
通販・ECのシステムを導入する際に重視したこと

「通信販売事業関与者の実態調査」調査概要

  • 調査エリア:全国
  • 調査対象者:楽天リサーチ保有の調査パネル(ビジネスパネル)。年商規模3000万円~100億円までの通販事業に携わる1~3の職種の、会社役員、社員、派遣社員、個人事業主
    1.マーケティング・広告・宣伝
    2.業務(受注、決済、配送、その他の業務)
    3.情報システム
  • 調査方法:ネット方式による、アンケート調査
  • 調査期間:2017年6月24日~27日
  • 回収サンプル数:300
  • 調査主体:株式会社エルテックス
  • 調査実施機関:楽天リサーチ株式会社

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

カード情報1万件漏えい/フューチャーショップが「Apple Pay」を実装【今週のアクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

8 years 7ヶ月 ago

「Genesis-EC」利用サイトで情報漏えい。カードの不正利用の被害も出ています。また、「FutureShop2」では「Apple Pay」が利用可能になりました。

  1. ネット通販18サイトでカード情報漏えい約1万件、カートシステムに不正アクセス

    tweet30はてなブックマークに追加

    「Genesis-EC」を利用しているECサイトで情報漏えい、カードの不正利用の被害も発生しているという

    2017/9/1
  2. カートに商品入れない新しい買い物体験、「Apple Pay」実装のフューチャーショップが実現

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    ECプラットフォーム「FutureShop2」のフューチャーショップは米アップルの電子決済サービス「Apple Pay」を実装

    2017/9/5
  3. スタッフの不正、ナンバー2の不在…… どん底から学んだ私の組織論

    tweet3はてなブックマークに追加

    社員の心が離れていく! その時どうする?!(連載第2回)

    2017/9/6
  4. トランスコスモスが「ライブ動画+EC」プラットフォーム事業、俳優・山田孝之氏と共同で

    プレミアムコンテンツをライブ動画で販売するECプラットフォーム「me&stars」を運営するミーアンドスターズ株式会社を共同設立

    2017/9/5
  5. EC売上1000億円突破のヨドバシカメラなど通販売上ランキング2017【ジャンル別】

    「総合通販」「家電」「家具」「BtoB通販」を展開する上位の通販実施企業の直近の売上高を抜粋したランキング表を掲載

    2017/9/4
  6. ドモホルンリンクルの再春館製薬所、コールセンターの受託事業を本格スタート

    通販事業でのコールセンター運営の知見を生かし、新規事業を育成

    2017/9/5
  7. 「楽天スーパーセール」で手軽にできる売上アップ施策とは?

    「楽天スーパーセール」ですぐに実施できるのがクーポン発行による店舗内イベントの開催

    2017/9/1
  8. 「Apple Pay」を自社ECサイトへ簡単に実装できる――カゴ落ち概念のないEC体験を実現する仕組みとは?

    ECプラットフォーム「FutureShop2」に「Apple Pay」を導入したことで、新しい買い物体験を提供する環境を整えた

    2017/9/6
  9. 売上を伸ばしたいなら、まずCVR(転換率)を上げよう!

    プロローグ:なぜCVRに着目するのか(連載第1回)

    2017/9/5
  10. アマゾン、ファッション専用の新物流センター「アマゾン藤井寺FC」を今秋に開業

    注力分野であるファッションジャンルの配送を強化する

    2017/9/1

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

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    日本トイザらス、店頭タブレットで商品購入できる小型店の出店を拡大

    8 years 7ヶ月 ago

    玩具やベビー用品を販売する日本トイザらスは10月中旬、店舗サイズを平均的な売り場面積の約3〜5割に収めた小型店舗を、宮城県内と大阪府内の商業施設に出店する。

    店頭に陳列する商品は人気商品や定番商品に限定。店頭で取り扱いがない商品は、タブレット端末を使いオンラインショップでの購入を促す。

    新たに出店するのは「トイザらス仙台長町店」と「トイザらス界鉄炮町店」。店頭スタッフはタブレット端末を使い、顧客に対してオンラインショップ「トイザらス・ベビーザらス オンラインストア」の利用を積極的に案内する。

    小型店舗の展開は、成長拡大に向けた施策として2016年11月に開始した。大都市圏の駅前の商業施設など、従来は出店が困難だった立地に店舗をオープンすることで、新たな客層を開拓している。これまで札幌市内や、茨城・ひたちなか市内で出店した。

    成長戦略の一環である小型店「トイザらス 仙台長町店」外観イメージ

    「トイザらス 仙台長町店」外観イメージ

    オムニチャネル戦略「ストア・オーダー・システム」を推進

    日本トイザらスは2014年7月、店頭でネット通販の利用を促進する「ストア・オーダー・システム」を導入した。店頭で取り扱いがない商品や、店頭在庫が切れた商品は、店頭のパソコンやタブレット端末を使いオンラインショップで注文できる。ネットで注文した商品を店頭で受け取ることも可能だ。

    「ストア・オーダー・システム」の対象商品は、当初は自転車や大型遊具(ジム)、大型ベビーギア、ベビー家具などに限っていたが、段階的に商品を拡充し、2016年7月から全商品に広げている。

    日本トイザらスは「ストア・オーダー・システム」の導入店舗を拡充

    「ストア・オーダー・システム」は店舗に設置したタブレットやパソコンから注文可能

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    日本郵便が再配達の削減策を強化――勤務先への転送、指定場所配達、ポイント付与など

    8 years 7ヶ月 ago

    日本郵便が宅配サービス「ゆうパック」の再配達削減に向け、新たなサービスを2018年3月に導入する。

    荷物の受け取り場所を玄関前や車庫などに指定できるようにするほか、荷物を勤務先へ転送するオンラインサービスも開始。初回に荷物を受け取った顧客にポイントを多く付与するなど、消費者が再配達削減に協力するインセンティブも強化する。

    不在時に玄関先や車庫などに配達

    荷物の受取人が不在の場合、自宅の玄関前や車庫などに荷物を配達する「指定場所配達サービス」を開始する。荷物の置き場所は受取人が指定する。

    同様のサービスは化粧品通販のファンケルや、アスクルが運営する日用品ECサイト「ロハコ」などが実施している。

    ファンケルでは顧客の約3割が置き場所指定サービスを利用しているという(2015年4月〜2016年3月の実績)。

    ファンケルの置き場所指定サービス

    ファンケルの置き場所指定サービス(一軒家の例)

    荷物を勤務先へ転送、コンビニ受け取りや宅配ロッカーの利用も促進

    初回に荷物を受け取る際、「ゆうパック」の追跡用Webサイト上で、荷物を勤務先へ転送できるようにする。転送サービスは無料。荷物の受け取り場所は郵便局やコンビニ、宅配ロッカー「はこぽす」も指定できる。

    「はこぽす」は東京や千葉、埼玉、神奈川の主要都市部を中心に、郵便局やコンビニ、駅のコインロッカー、商業施設など約6000か所への設置をめざす。

    「はこぽす」は東京や千葉、埼玉、神奈川の主要都市部を中心に、郵便局やコンビニ、駅のコインロッカー、商業施設など約6000か所への設置をめざす

     郵便局やコンビニ、駅構内、ショッピングセンターへの設置が進んでいる

    受け取り方に応じてポイントを付与

    「ゆうパック」を郵便局やコンビニ、「はこぽす」で受け取った顧客にポイントを付与する。荷物を受け取る場所や、初回に受け取った顧客に付与するポイントを増やすことで、再配達削減への消費者の協力を促す。

    日本郵便は現在、「Ponta」「WAON POINT」「楽天スーパーポイント」などと連携し、郵便局やコンビニ、「はこぽす」で荷物を受け取った顧客にポイントを付与している(キャンペーン開催期間として4月25日から9月30日までを予定)。

    9月30日まで実施予定のポイントキャンペーン(画像は編集部がキャプチャ)

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章
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    1 分 37 秒 ago
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