良い商品やサービスを見つけると、他のユーザーの声が見たくなりますよね。もしも熱く語っているファンがいたら、安心して購入できます。逆に誰も語っていなかったら、不安を覚えるかもしれません。1人目の熱いファン“ファーストフォロワー”はとにかく大事な存在です。
フォロワーについての認識を改めよう
ファンがファンを育てる! 珈琲サブスクPostCoffeeの成功事例で学ぶ“ファーストフォロワー”の作り方 | Web担当者Forum
https://webtan.impress.co.jp/e/2024/06/05/46997
その商品を好きで応援してくれているファーストフォロワーは、商品への関与度や好意度が総じて高く、良質な口コミなどによって他社の意識や行動を変える影響力を持っています。企業は、こうした顧客を重要視すべきだと考えます(高橋氏)
商品やサービスを展開していく上で、ファーストフォロワーは「ブランド作りと顧客作り」を共に進めていく同志のようなものです。「誰かは知らないけれど、SNSで発信している誰か」の情報が重要視される時代、熱狂的なファーストフォロワーの発信はブランド自らの情報発信よりも「信頼性の高い」情報発信源になりえます。「どのタイミングでファーストフォロワーが生まれたか」そして「いかにそのファーストフォロワーを見つけ出すか」がブランドの重要な仕事になるのではないでしょうか。
事業を伸ばしていくには、ファーストフォロワーの声を聞き続け、価値を市場にフィットさせていくファンマーケティングの活動が不可欠だと思います。時が経てば、市場が変化したり、顧客のニーズや競合の動きが変わったりもしますが、自社の熱狂的なファンの声を聞き続けることで価値を再発見し、改善のヒントが見つかるはずです(高橋氏)
現代のユーザーは2つの方法で商品やサービスを楽しんでいます。1つは、商品やサービスを自分自身で使って楽しむという従来の楽しみ方。そしてもう1つは、ブランドや商品・サービスの利用について情報を発信し、同じ趣味嗜好を持つフォロワーと情報交換をするという楽しみ方です。後者はブランドの関与なく、ユーザー同士がSNS上で「自然発生的」に行うわけですが、ブランド側はこの「熱心なファンの声」を探し出し、陰ながら耳を傾ける必要があるのです。
今週の要チェック記事
【調査レポート】「巣ごもり消費」再び!?/ 猛暑になると…20%を超える人が『ネット配信動画の視聴』 『ネットショッピング』が増えると回答 | コマースピック
https://www.commercepick.com/archives/50933
早くも真夏日の日も出てきました。物販の他、デリバリーなど「広義のEC」の需要も増えてきそうですね。
“シェアしない”一人用ピザ「マイドミノ」が500万食超え。ヒット商品はどのようにして誕生したのか | Web担当者Forum
https://webtan.impress.co.jp/e/2024/06/13/47077
たしかに「宅配ピザ=みんなで囲んで食べる」という固定概念があった。レストランのピザは1人でも食べるのに。
ワークマン、8800円のランドセル発売 「機能性と価格に自信」 | ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2406/06/news107.html
「高額化」「おじいちゃん・おばあちゃんからのプレゼント化」がトレンドだったランドセル市場の潮流は変わるのでしょうか。
約6割がメルマガで成果を実感 BtoB企業におけるメルマガ成果の実態調査/IDEATECH | SalesZine
https://saleszine.jp/news/detail/5977
「メルマガ読んでいますよ」と言われるとやっぱりうれしい。BtoBはコミュニケーションが生まれるメルマガが良いですね。
高齢者ばかりの過疎地でも「令和型書店」ならやっていける…広島県庄原市に出店を決めた「総商さとう」の勝算 | PRESIDENT Online
https://president.jp/articles/-/82170
地元の中学生が本の「棚入れ」に参加している写真が良い。頑張ってほしい。
検証チェックシートでPDCAを高速化 JCBカードは手応えのないA/Bテストからどう脱却したのか | ECzine
https://eczine.jp/article/detail/14579
「目的・解決したい問題・仮説」を明文化し、整理してからテストを実施することが大切。
今週の名言
打ち手がないのではなく、本質を見失っているだけ。売上停滞の突破口は「顧客研究」にあり | コマースデザイン
https://www.commerce-design.net/blog-staff/240610-customer-research/
答えは、常に目の前のお客さんが持っています。「売上を伸ばす」でも「売る」でもなく、「買ってもらう」です。我々にできることは、「買いやすくする」ことしかできません。そして、お客さんが「買う」というのは、「自分にとって役に立ついいモノだ」と思えば買ってくれるわけです。
そうなんですよね。「なぜ自社を選んでくれたのか」「なぜ購入してくれたのか」。それを一番知っているのはお客さまです。細かいデータを分析して会議室で議論するよりも、お客さまに素直に聞いてしまう方がよっぽど成果に近づけるはずです。
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム - 通販・ECの業界最新ニュースと実務に役立つ実践的な解説」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:フォロワーは「メルマガ会員」ではないんです。フォロワーと共にブランドを作ろう!【ネッ担まとめ】 | 新・ネットショップ担当者が知っておくべきニュースのまとめ
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.