マーケティングの判断をデータで支える 3 つの方法 | Google Analytics 日本版 公式ブログ

Google Analytics 日本版 公式ブログ - 2017年2月21日(火) 15:21
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完全な状態のオリジナル記事は 「マーケティングの判断をデータで支える 3 つの方法」 からご覧ください。
この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「3 Ways to Better Support Marketing Decisions with Data」を元に構成しております。
マーケティングは芸術であり科学である、とよく言われます。そして、データを利用してあらゆる接点で顧客体験の最適化を図る企業が増えるにつれ、科学的な面の重要性にさらに注目が集まっています。しかし、そのようにしてデータから得られたインサイトを確実にアクションにつなげるためには、コミュニケーションとコラボレーションという「芸術」的な力が欠かせないのです。

データドリブンに優れた組織は、そうでない組織と比べて、意思決定が大幅に改善されたと感じているケースが 3 倍多いことが示されています*1。にもかかわらず、経営者の 62% は未だにデータよりも過去の経験に重きを置いて意思決定を行っています*2。重要な判断を担う意思決定者には、信頼でき、扱いやすく、理解しやすい情報が必要です。

以下、マーケティング組織がデータを意思決定に活用するための 3 つの方法を示します。


1. 整理統合

目下の課題がチーム間の連携であれデータソース間の統合であれ、マーケティング組織が既存顧客や潜在顧客にメッセージを届けるうえで大きな妨げとなるのが「サイロ化」です。データのサイロ化が起きていると、カスタマー ジャーニーの全体像をつかむことができません。組織のサイロ化は、情報やアイデアの流れが滞る原因となるほか、カスタマー エクスペリエンス改善の最大の障壁と見なされています*3。

さまざまな情報源を整理・統合して顧客体験の全貌を明らかにすることができるよう、データ戦略を組み立てましょう。部門間のコラボレーションとコミュニケーションも重要なポイントとなります。さらに、マーケティング担当者とアナリスト全員が共通のデータセットと技術を使用するようにできれば万全です。


2. 視覚化

優れたデータ ストーリーテリングは、データの処理を容易にします。データの視覚化に十分な時間を投資することで、一目でわかる説得力のあるストーリーを展開できます。

収益チャート、ヒートマップ、棒グラフといったツールの存在事由は、複雑な概念をシンプルに表したり、まとまった量の情報をわずかな時間で伝えたりすることにあります。ツールをうまく使えば、複数のデータソースをインタラクティブなレポートやダッシュボードに集約し、迅速なアクションの材料に変えることができます。可能な限り誤解の余地がない形にデータをまとめ、意思決定者がアクションを起こしやすいよう工夫しましょう。



3. 共有

データが正しく理解されなければ、インサイトがアクションへと発展することもありませんが、同じくらい重要なのが共有です。データやアイデアが適切なタイミングで適切な人と共有されなければ、意思決定者はマーケティング データの力を十分に活用することができません。

「リアルタイムのデータはきわめて重要です。これがなければ、ビジネス リーダーはすでに意味を失ったデータをもとに判断を下すことになりかねません。ビジネスが置かれた状況は刻々と変化しており、鮮度の落ちたデータは誤った判断の原因となります。」そう語るのは、Google アナリティクス 360 スイートのマーケティングを統括する Suzanne Mumford です。

3 つのステップをすぐに実践できるよう、データの視覚化とコラボレーション機能が組み込まれたソリューションを見つけましょう。


顧客体験の最適化を得意とする企業は、解析や測定だけでは満足しません。組織全体が協力してデータの共有に努め、得られたインサイトの意味と影響を互いに伝えます。マーケティングに長けた組織は、データ、テスティング、最適化によって日々顧客体験の向上に努める成長の文化を醸成しており、組織内の誰もが理解し、行動に移しやすい形でインサイトを共有し合います。

Harvard Business Review の記事をまとめた「Measuring Marketing Insights」をダウンロードし、データを行動につなげる方法について理解を深めましょう。


この記事の初版は、2016 年 8 月にスポンサー コンテンツとして HBR.org に掲載されました。


*1 PwC によるデータとアナリティクスに関するグローバルな調査「Big Decisions™」、対象者: 世界のシニア エグゼクティブ 1,135 人(2016 年 5 月)

*2 PwC によるデータとアナリティクスに関するグローバルな調査「Big Decisions™」、対象者: 世界のシニア エグゼクティブ 2,106 人(2016 年 5 月)

*3 Harvard Business Review Analytic Services「Marketing in the Driver's Seat: Using Analytics to Create Customer Value」(2015 年)


投稿者: Karen Budell - Google アナリティクス 360 スイート担当コンテンツ マーケティング マネージャー
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