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完全な状態のオリジナル記事は 「
スピードと遊び心にあふれたアルゼンチン・ペプシのキャンペーン」 からご覧ください。
サッカーワールドカップ南アフリカ大会が無事終了しました。
優勝はスペインで、全予想を的中させたのはタコのパウル君ですが、キャンペーンとしてはこちらの事例にカップを差し上げたいと思います。
◇マラドーナ監督が裸になるなら、ペプシも脱ぐ!
日本ではあまり報道されていませんが、アルゼンチン代表監督のマラドーナ氏は「ワールドカップでアルゼンチンが優勝したらブエノスアイレスを裸で走り回って祝福する!」と言っていたそうです。
それを受けてペプシは、「もしアルゼンチンが優勝したら、1週間ペプシもラベルなしの状態(=裸)で販売します」と発表したのです。
写真は本キャンペーン用のポスターだそうで、ボトルホルダーにはスペイン語で"If the coach goes naked, we will, too. Pepsi promises."「監督が裸になるなら、私たちも脱ぐ。ペプシは約束します。」と書いてあります。
(参考:『Pepsi Will Drop Its Label if Argentina Wins World Cup』Advertising Age)
なんとも大胆で、しかも行動が早い。
マラドーナ監督の発言が注目されている間に、さっと動いたところが成功のカギです。
何より、モタモタしているうちにアルゼンチンが負けてしまったら意味が無いですからね。
ちなみにペプシは昨年、企業にとって大切な「商品名・ロゴを変える」という大胆なキャンペーンも行っています。
◇アルゼンチンでペプシはペクシになる。
スペイン語では「ペプシ」ではなく「ペクシ」の方が発音しやすく、自然な発音だそうです。その上、最新の調査結果によるとアルゼンチンの人口の約25%が「ペクシ」と発音することから、ペプシのスペルも発音も変えてしまうという、こちらも大胆なキャンペーン。
しかもアルゼンチンではペプシはコカコーラよりも1ペソ安いことから、次のようなキャッチコピーでキャンペーン展開されていたそうです。
"If you drink Pepsi, you save. If you drink Pecsi, you save as well."
「ペプシを飲めば、節約になります。もしあなたがペクシを飲んだとしても、節約できます」
なんともシャレが効いていますね。
(参考:『In Argentina, Pepsi Becomes 'Pecsi'』Advertising Age
『In Argentina, Pepsi Logo Acquires Local Flavor』npr)
「ペプシ」はあくまでアメリカのブランドネームであり、アルゼンチンの人にとって発音しづらいのも当然と言えば当然です。それでも普通、企業がブランド名やブランドロゴを変えることはありません。しかしこのキャンペーンでは、企業側が歩み寄っている姿勢が伺えます。
ペプシはこの企画により話題をつくっただけでなく、消費者に親近感を与えることに成功したと思います。
それほど予算を使わず、スピードと遊び心を前面に押し出すことで注目を集めるアルゼンチン・ペプシ(ペクシ?)のキャンペーンは、全盛期のマラドーナのプレーのようで、わくわくしますね。