コパードは、「Salesforce開発・運用上の工数・コスト実態調査」を実施した。Salesforceの開発・運用業務に携わる担当者112名が回答している。
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Salesforceのデータ移行、6割以上が「手作業」で実施
まず、Salesforceの開発・運用に対して、チームで月に何時間かけているかを聞くと、「120~200時間未満」が32.1%で最多となり、合計すると「月80時間以上」との回答が61.6%にのぼった。
各プロセスにかかる時間を聞くと、最も工数が大きいのは「要件定義」で、「非常に多くの時間がかかる・まあまあ時間がかかる」の合計が82.2%となった。以下「開発」「テスト」と続いており、特に上流工程の負荷が大きいことがわかった。
また、その中で手作業となっている工程を聞くと、「環境間のデータ移行」(63.4%)や「テストケースの作成」(53.6%)が上位となった。「ドキュメント作成・更新」(36.6%)に時間を取られている人も多く、自動化できる工程に時間を取られていることがうかがえる。
Salesforceの開発・運用は「属人化している」が約9割
続いて、Salesforceの機能リリース作業において、深夜や休日に作業を行う頻度を聞くと、合計で74.1%が「月2回以上」の深夜・休日対応を行っていると回答した。
また、過去1年で緊急対応や手戻りが発生したかを聞くと、合わせて91.9%が「ある」と回答した。内訳は「頻繁にある」「何度かある」が大半を占めており、日中の業務停止を避けるための時間外作業が増えていることがわかった。
リリース後の不具合原因としては、「テストが不十分だった」が71.8%で最多に。以下、「変更セットの依存関係が複雑だった」(58.3%)、「手作業によるミスがあった」(49.5%)と続いている。
さらに、Salesforceの開発・運用が特定の担当者に依存しているかという質問では、88.3%が業務の「属人化」を実感していると回答した。属人化による課題としては、「引き継ぎの長期化」(74.7%)や「担当者不在時の業務停滞」(58.6%)が上位に挙げられており、組織全体のコストやリスクの増大につながっていることがうかがえた。
調査概要
- 【調査期間】2025年12月11日~2025年12月12日
- 【調査対象】Salesforce導入企業の情報システム部門・DX推進部門において、Salesforceの開発・運用業務に携わる担当者
- 【有効回答数】112名
- 【調査方法】IDEATECHが提供するリサーチマーケティング「リサピー」の企画によるインターネット調査
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