ECサイトでのAMP成功事例がついに登場――CVR 105%↑、直帰率31%↓、CTR 29%↑
海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ
ECサイトでのAMP成功事例がついに登場――CVR 105%↑、直帰率31%↓、CTR 29%↑
AMPはパブリッシャーだけのものじゃない (Accelerated Mobile Pages Project)
AMP成功事例といえば、メディアサイトのものばかりだったが、ECサイトの事例がついに出てきた。
WompMobile(ウォンプモバイル)の成果だ。WompMobileは、モバイル向けECサイトのプラットフォームを提供しており、AMPにもいち早く対応していた。
WompMobileでは、AMP対応したECサイト全体として次のような成果が出たそうだ。
- AMPページのコンバージョン率が105%増加
- AMPページの直帰率が31%低下
- AMP対応したサイトの検索エンジンからのクリック率が29%増加
個別に見ると、たとえば次のような成果が出ている。
コインや金銀地金を販売するJM Bullionは、1注文あたりの購入額が26%増加、コンバージョン率が39%アップ
ラグジュアリー商品を販売するPorteroは、直帰率が29%減少、コンバージョン率が208%増加
アウトドア製品を販売するCampmorは、1注文あたりの購入額が28%増加、直帰率が20%低下
AMPの成功事例といえば、記事を発行するニュースサイトやメディアサイトばかりだった。それによって「AMPはパブリッシャーのためのもの」という固定観念ができつつあったように思う。しかし、ECサイトでもAMP化が可能で、しかも成果を出しているというのは注目に値する。
- ECサイトのWeb担当者は注目!
- そろそろAMPを検討という人
コメントの品質もサイトの品質に影響するって知ってたかい?
スパムコメントは即削除 (Gary Illyes on Twitter)
グーグルのゲイリー・イリェーシュ氏は、「DYK」で始まるSEO豆知識を最近は頻繁にツイッターに投稿している(「DYK」は「Did You Know」の略で、「知っていたかい?」の意味)。
今回はコメントに関するDYKツイートを紹介する。
コメントの品質は、サイトが健全かどうかの判断基準になることがある。
「ナルニア国カジノで処方箋なしでバイアグラを購入」みたいなコメントを気に入るユーザーはめったにいない。そんなコメントは即削除するんだ。
DYK quality comments can be a signal of a healthy website? pic.twitter.com/Yugh9AhBWz
— Gary Illyes ᕕ( ᐛ )ᕗ (@methode) 2017年3月10日
DYK users rarely like "buy Viagra without prescription in a Narnian casino" kind of comments? Burn those! Burn those comments with fire! pic.twitter.com/BfPWxrRS1K
— Gary Illyes ᕕ( ᐛ )ᕗ (@methode) 2017年3月11日
サイトの品質評価にはコメントも含まれることに関する言及は、イリェーシュ氏が以前にもしている。質が高いコメントは上位表示の手助けになるとさえ言っていた。
コメント管理はサイト管理者の大切な仕事の1つだと、改めて意識しておきたい。
- コメントやレビュー投稿があるサイトの管理者
手動対策が解除されればそれで完結、尾を引くことはない
ただしランキングが戻るとは限らない (John Mueller on Twitter)
手動対策が解除されたのですが、以前と同じようには検索トラフィックが回復していません。どうしてですか?
手動対策の解除後の状況に関するこんな質問に対して、グーグルのジョン・ミューラー氏は次のように答えた。
手動対策が解除されたのならば、のちのちにまで影響を引きずることはない。しかし検索というものは時間とともに変化する。だから、検索トラフィックが以前と同じではないとしても、それは手動対策とは無関係だろう。
@gelostics If manual action is lifted, there's no letover effect. However, search changes over time too, so it's probably independent.
— John ☆.o(≧▽≦)o.☆ (@JohnMu) 2017年3月10日
原因がコンテンツの品質だったにしてもリンクスパムだったにしても、手動対策がいったん解除されれば、それで完結する。手動対策を受けたという前歴がその後の順位に影響することはないのだ。
ただし、手動対策の解除に関しては次のことも知っておきたい。
手動対策の原因となった不正行為によって上位表示していたとしたら、手動対策が解除されたということはその要素がなくなったということなので、順位が元どおりに戻らない可能性が高い
グーグルは絶えずアルゴリズムを改良しているので、ランキングは一定ではない。そのため、解除後のランキングが以前と異なることは、おおいにありうる
ガイドライン違反を何度も繰り返すと、次に手動対策を受けた際に解除の条件が厳しくなる
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
ランキング要因じゃないからといってmeta descriptionを無視すべきではない
スニペット生成に重要 (Gary Illyes on Twitter)
meta descriptionの重要性をグーグルのゲイリー・イリェーシュ氏がツイートしていた。
meta descriptionはスニペットの生成にとって依然として重要だ。特に、コンテンツが少ないときには上手に使おう。
DYK meta descriptions are still important for snippet generation? Especially if your page's content is scarce, make use of it! pic.twitter.com/h2UhmgtP9x
— Gary Illyes ᕕ( ᐛ )ᕗ (@methode) 2017年3月7日
説明するまでもないだろうが、meta descriptionの記述は検索結果のスニペットに頻繁に利用される(必ずしも利用されるとは限らない。クエリにも依存する)。
グーグルはmeta descriptionをランキング要因としては利用していない。したがって、meta descriptionに何をどう書くかは、通常の検索順位にはまったく影響を与えない。
しかしながら、グーグルが検索結果ページに表示するスニペットは、検索結果でのクリック率には大きく影響する。そのため、meta descriptionがランキング要因ではないからといって、おろそかにするべきではない。
検索結果のスニペットは、ページのテキストコンテンツから抽出されることがある。しかし、動画や画像がメインでテキストコンテンツが多くないときは、スニペットとしてmeta descriptionが利用される可能性がより高くなるというわけだとイリェーシュは言及している。
meta descriptionのベストプラクティスはこのコラムで何回か紹介している。次の2つが役に立つだろう。
- すべてのWeb担当者 必見!
SEO Japanの
掲載記事からピックアップ
AMPの世界展開に関する記事を今週はピックアップ。
- Yahoo Japan、バイドゥ、ソゴウがAMP対応に。10億以上のアジアのユーザーに向け、展開。
AMP検索はグーグル以外にも展開
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
- Yahoo! JAPANからの集客が大切なWeb担当者
- 中国が対象マーケットのWeb担当者
ソーシャルもやってます!