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自分が関与していない不自然リンクを事前に否認しておくべきか
★★★☆☆ 起こっていないマイナスを気にするよりもプラスに働く施策に注力する (WebmasterWorld)

自分が関わっていないところで不自然なリンクがたくさん張られてしまっている。それらのサイト運営者とはコンタクトを取る術がない。

グーグルから警告を受けたわけではないが、ペンギンアップデートのこともあるし、問題になる前にリンクの否認ツールを使っておこうと思う。どうだろうか?

こんな質問がWebmasterWorldに投稿され、フォーラムモデレータが次のようにアドバイスした。

良いリンクを集めることで、潜在的な悪いリンクがごく少数を占める状態にしていく。そういった取り組みをしていくほうがいい。

食中毒にかかったとときには毒を体から排出するだけでは回復しない。健康が回復するように栄養のあるものも食べなければならない。

毒にばかり気を取られて健全なリンクを集めることを忘れてしまっているウェブマスターが多すぎる。

他のフォーラムメンバーも同様で、「悪い問題が今起こっていないのならば、勝手に張られた不自然リンクに意識を向けるよりも質の高いリンクを集めることに注力したほうがいい」とコメントしている。

自分が関与しないスパム的なリンクによるマイナスの影響は、絶対にないとは言い切れない。そのため、被害を受けることを未然に防いでおきたいという気持ちは確かに理解できる。それでもやはり、問題になっていないのであれば、サイトの評価をプラスに持っていく施策に力を注ぐほうが建設的だと言えよう。

インデックスされているが検索トラフィックのないページを消すとSEOにマイナスか
★★★☆☆ むしろ積極的に消すべき (HRF SEO Forum)

古いHTMLサイトをWordPressサイトに移行しようと計画している。

移行の際に、インデックスされているけれどグーグルからのトラフィックがまったくないページを削除しようと考えている。ただ検索に悪い影響が出ないか心配だ。大丈夫だろうか。

High Rankingsフォーラムに投稿されたこの質問に対して、フォーラムモデレータが「あっても意味がないからから消すべきだ」とアドバイスした。フォーラム管理者も同意している。

検索トラフィックがなかったとしてもユーザーにとって必要なページなら残しておくべきだろうが、このケースではどうやら存在価値のないページのようだ。インデックスされているからといって質の低いコンテンツを残しておくほうが反対に問題になるかもしれない。

SEOに取り組む前にあなたがすべきこと
★★★★☆ すばらしいサイトを作り上げる (Google Webmaster Help Forum)

英語版のウェブマスター向け公式ヘルプフォーラムで、質問を投稿したサイト管理者に、グーグル社員のジョン・ミューラー氏が次のように助言した。

1つのサイトに力を注ぐことを強く推奨する。長い目で見れば、そうするほうが、もっとずっとやりやすくなるだろう。

(中略)

技術的なことに目を向けすぎずに、自分のサイトが間違いなく最高のものになるように本当に集中したほうがいい。

技術的な問題を解決することは良い考えだ。しかし、全体としてサイトをすばらしいものにすることのほうが、実際にはもっとずっと大切だ。

HTMLのタグがどうのとか、アンカーテキストがどうのとか、そういったSEO施策に意味がないとは言わない。しかしそういった施策が全体に占める重要度はごくわずかであることも多い。まず大前提として、「世の中でいちばん優れていると自負できる体験を、自分のサイトで訪問ユーザーに提供しよう」という心構えが必要ではないだろうか。

日本語記事でピックアップした渡辺氏の主張にも通じるところがあるように思う。

「すばらしいサイト」=「みんなが好きになるサイト」=「グーグルが検索結果に上位表示したいサイト」、非常にシンプルだがこれが真理であろう。

FirefoxがサードパーティCookieをデフォルト拒否で広告配信に大影響か
★★☆☆☆ 幸いにSEOへの影響は少なそう (iMediaConnection Blog)

Firefoxが、サードパーティCookieをデフォルトで拒否する設定になるようだ。バージョン22からの変更が予定されている。

Googleアナリティクスは幸いなことにファーストパーティCookieを利用しているので影響を受けない。しかし他の一部のアクセス解析ツールには影響がありそうだ。何よりも、広告配信システムが大きな影響を受けることになる。

FirefoxでSSL検索がデフォルトになった時と比べれば、サードパーティCookieのデフォルト拒否はSEOにおいてさほど気にすることのないニュースだと言える(そもそもこれは1か月前のニュースだ)。だが、サイト運営全般に関わるウェブ担当者もこのコーナーの読者には多いだろうから、お伝えしておくことにする。

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