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EC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」、1年間に処理するクエリ数が約1200億クエリを達成

3 years 9ヶ月 ago

ZETAは、EC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」が2021年6月~2022年5月の1年間に処理した総クエリ数が約1200億クエリになったと発表した。

ZETAが提供するマーケティングソリューション「ZETA CXシリーズ」の主力製品である、EC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」は、ニトリ、資生堂ジャパン、東日本旅客鉄道、ビームス、ミドリ安全などさまざまな企業が導入しており、継続率95%の実績を誇る。

導入企業の増加に伴い、商品検索時に入力されるデータである検索クエリも大幅に増加。ZETAが年間で処理する年間総クエリ数は、前回集計した2019年6月~2020年5月の900億クエリから、約2年で133%となった。

「ZETA SEARCH」とは

ECサイト内の検索における「絞り込み」「並び替え」の設定の自由度・柔軟性を追求したEC商品検索・サイト内検索エンジン。

キーワード入力時のサジェスト機能や、もしかして検索、ドリルダウン式の絞り込み、事前に検索結果の該当数を表示するファセットカウントなど、多数の検索機能を有している。

JRE MALL ZETA SEARCH サイト内検索 EC商品検索
「ZETA SEARCH」の基本機能(画像は「ZETA CX」サイトからキャプチャ)
藤田遥

「25年間一貫して変わらないことは、われわれにとっては店舗さんが大切だということ」。楽天EXPO2022 【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

3 years 9ヶ月 ago
ネットショップ担当者が読んでおくべき2022年7月18日〜24日のニュース

楽天経済圏がますます強化されていることが発表された「楽天EXPO2022」。中心には楽天市場があってさらにその中心には店舗があるということなんですね。

楽天経済圏と店舗の売りやすさを強化

【「楽天EXPO2022」三木谷社長講演】当日配送「きょう楽」実現へ 新たな商品管理、環境配慮にポイント付与など発表 | TECH+
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20220722-2405395/

今回はいきなり画像からです。楽天市場を利用するユーザーの56.4%がトラベルを利用していて、SEIYUネットスーパーは30.9%が利用しています。いわゆるECというイメージなので抵抗は少ないですし、ポイントもたまるので使うのはわかりやすいですよね。楽天経済圏ユーザーを増やしていくために、これ以外のサービスとの連携がどれだけ強まっていくのかが今後のポイントでしょうか。

楽天経済圏はネットだけではなくてモバイルもありますよね。なんと楽天モバイルユーザーの約80%が楽天市場を利用しているそうです。モバイルを使ってもらえれば市場を使ってもらえて、市場を使ってもらえれば……という流れ。もちろん逆の流れもあります。どこから入ってもいいのでとにかく経済圏へ、という動きです。

「SKU対応により、同じ商品でも、サイズ別に料金を設定できるようにしたり、訳アリを少し安くしたり、定期購入をできるようなシステムを強化したり、お届け日をエリアで分けたり、ボリュームディスカウントできるようにしたりすることを可能にする」と話す。

もちろん経済圏には店舗も入っています。店舗が元気になれば市場も元気になるということですね。その施策の1つにSKU対応があります。細かい設定ができるようになるので売る方法が増えますし、買う側も自分の好みによりあったものが買えるようになるので活性化します。

これ以外にも物流の強化や環境配慮行動に対して楽天ポイントを付与する「グリーンライフ・ポイント事業」も始まるとのこと。

楽天経済圏ユーザーのための施策がどんどん増えてくるでしょうから、今まででは気づかなかったところにチャンスが出てくる可能性があります。楽天で売ろうと思ったら経済圏にどっぷりつかってみるのもいいかもしれませんね。

関連リンク
  • 楽天・三木谷社長が語った「モバイルと市場のシナジー」「きょう楽」の可能性など【「楽天EXPO 2022」講演要旨】| ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/10007

今週の要チェック記事

住民の不用品、メルカリで再利用 「加茂市モデル」で推進へ | 朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASQ7M77M4Q71UOHB001.html

徳島市×メルカリ、人材育成と市民サービス向上で連携 | TECH+
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20220715-2400082/

メルカリと行政の連携が進んでいます。蒲郡市がマンホールのふたを売り始めたというニュースもありましたよね。

日本のお菓子の海外向けサブスク「ICHIGO」 ストーリー伝える冊子で日本を旅する気分も提供 | ECzine
https://eczine.jp/article/detail/11521

「自社でできることは自社でやる」。この発想できめ細かなサービスになっているのが成功の秘訣のようです。

“おじさん上層部”の反対を押し切って発売 約2年で44万個売れた「プリントグラス」のヒットの理由とは?:7カ月連続で最高販売数を更新 | ITmedia ビジネスオンライン
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2108/13/news063.html

おじさんは反対するもの。ここまでセットで考えておかないといけないという事例。おじさんって……。

2022年上半期季節催事の流通額・利用者数が過去最高に 父の日流通額は2.7倍に/LINEギフト調査 | ECzine
https://eczine.jp/news/detail/11603

ギフトって仰々しいイメージがありますが、もっと気軽にプレゼント感覚で使っているユーザーが多いです。

「Shopify」と「YouTube」が連携、「YouTube ショッピング」で動画コマースを簡単に実現 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/9993

「チャンネル登録者1000人以上など、Googleが定めた資格要件を満たす必要がある」。とのことです。ねらえるならねらいたい強力な連携です。

一覧ページの商品写真のための6つのヒント | U-Site
https://u-site.jp/alertbox/product-photos-listing-pages

ここまで写真こだわってもよい商品なら時間をかけてもいいですね。お店のイメージを考えながら。

SEOに取り組むなら活用必至のツール13選【現役コンサルタントに聞いてみた】 | webma

https://webma.xscore.co.jp/columns/seo-tools/

超定番のツール。自社ECでSEOを考えるのなら知っておきたい。

商品画像・商品詳細画像は利用できません。追加画像をご利用ください。エラーへの対処法 | アルド
https://www.aldo-system.jp/blog/yahoo-shop-kaizen/img-error-202207/

こうしたちょっとしたトラブルで時間が無くなることって多いですよね。困っていた人は参考に。

今週の名言

【「楽天EXPO2022」三木谷社長講演】当日配送「きょう楽」実現へ 新たな商品管理、環境配慮にポイント付与など発表 | TECH+
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20220722-2405395/

環境が変わっても、この25年間一貫して変わらないことは、われわれにとっては店舗さんが大切だということ。

冒頭で紹介した記事からの名言です。どのモールで頑張ろうかと思ったときに、こう言われてしまうと頑張っちゃいますよね。仕組みやサービスも重要ですがそれよりも重要なのが気持ち。

筆者出版情報

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これからBtoB-ECに取り組む人のための、カート・受発注システム事業者情報 ②ebisumart(インターファクトリー)

3 years 9ヶ月 ago
『BtoB-EC市場の現状と将来展望 2022』(インプレス総合研究所)より、カート・受発注システムについての情報をお届けします(連載第2回)

これからBtoB-ECに取り組む事業者のために、主要なカート・受発注システム事業者について、7回に渡って各社の概要や特徴をまとめるシリーズ。第2回はインターファクトリーが運営する「ebisumart」について解説。

 第1回 Bカート
 第2回 ebisumart(今回)
 第3回 EC-CUBE
 第4回 アラジンEC
 第5回 ecbeing BtoB / ecWorks
 第6回 SI Web Shopping
 第7回 まとめ

『BtoB-EC市場の現状と将来展望 2022』についての詳細はこちらへ

「ebisumart」の概要

インターファクトリー「ebisumart」
会社名:株式会社インターファクトリー
URL:https://www.interfactory.co.jp/
所在地:東京都千代田区富士見二丁目10番2号 飯田橋グラン・ブルーム 4階
設立:2003年6月
資本金:3億9,358万円
代表者:代表取締役社長 兼 CEO 蕪木 登
事業内容:クラウドソリューション事業
社員数:148名(2022年5月現在)

カスタマイズ可能なクラウドコマースプラットフォーム「ebisumart」を提供。以前からBtoC、BtoB向けの両方を提供してきたが、マーケットニーズの高まりを受け、2019年にBtoB専門部署を設置。ユーザーの開拓と機能開発を強化している。

クラウドならではの継続的なアップデートによりすべてのユーザーが常に最新機能を利用できるメリットに加え、企業ごとのカスタマイズに対応できることが強み。2020年8月の東証マザーズ上場以降、特に大手企業からの引き合いが拡大している。

「ebisumart」のサービス・ソリューション

クラウドコマースプラットフォーム「ebisumart」は、BtoC、BtoBを合わせて累計700サイト以上の導入実績を持つ。中でもBtoB事業者の増加率は年々勢いを増しており、現在は新規導入社のうち約30%を占めるまでに達しているという。

「ebisumart」は要望の多い機能を順次標準化しており、直近1年間で行われた無料アップデートの回数は250回以上にのぼる。2019年にはBtoB事業者向けの専門部署が設置され、BtoB特有の機能強化・標準装備にも力を入れている。システムが陳腐化せず、中長期的な改修コストも抑えられるクラウド型でありながら、個社ごとの独自のカスタマイズや外部システムとの連携にも柔軟に対応できる強みを持ち合わせていることも特徴だ。

同社はシステム面の機能強化に加えて、取引先利用率向上や業務効率化、事業成長を後押しする支援サービスも拡充している。BtoB専門部署が常時サポートや各種セミナーを実施しているほか、2021年にはカスタマーサクセスの一環として、「ビジネスグローアップサポート」が本格始動した。20年近くEC事業を支援してきたノウハウを生かし、各社に合ったコンサルティングを提供している。

「ebisumart」の特長
クラウドコマースプラットフォーム「ebisumart」の特長(https://www.ebisumart.com/)よりキャプチャ

料金体系や大まかな費用感

従量課金プラン、固定料金プラン、レベニューシェアプランの3つのプランを用意。従量課金プランの利用が多い傾向となっている。従量課金プランの料金は下記のとおり。

  • 初期開発費用 :300万円〜(カスタマイズ内容により変動)
  • 月額費用 :基本保守料金+カスタマイズ機能保守費用+オプション利用料金+アクセス費用(変動)
「ebisumart」の料金プラン
「ebisumart」の料金プラン(https://www.ebisumart.com/price.htmlよりキャプリャ)

外部サービス・事業者の提携

導入事業社とエンドユーザーの利便性を高めるために数多くのERPや支援ツールとの連携実績のほか、「ebisumart」が公開しているAPIを利用した連携も可能となっている。

導入・開発期間

開発期間は6か月~1年程度が多い。

(1)主な顧客層

●業種・業態

様々な業種・業態の企業で実績がある。製造業での導入が比較的多くなっている。

●年商規模、商品特性

  • 企業規模 :中堅〜大手企業
  • 商品特性 :特に制限はない

●顧客事例① 株式会社ヤマハミュージックジャパン

ヤマハ株式会社が100%出資する国内の販売会社。楽器や音響機器の卸販売から「ヤマハ英語教室」などで知られる教室事業まで、幅広く事業を展開する。

同社は以前から、エンドユーザーが所有する電子楽器や電気音響製品のアフターサービスに使用するサービスパーツのBtoB-ECサイトをインハウスで運営してきたが、「すでに他のECサイトに慣れ親しんだ技術者が、同様の感覚でサービスパーツを購入できる仕組みにしたい」と「ebisumart」を導入しリニューアル。

インハウスで運営していた頃は、BtoB-ECサイト経由での受注率は50%程度だったが、販売店の商品種別契約をチェックし、制御する機能をカスタマイズで組み込んだこともあり、運用開始後、半年で受注率は70%に上がった。

今まで契約の制限でFAXでしか注文できなかった製品群のサービスパーツも、ECサイトを通して注文できるようになり、ユーザーの利便性が向上したことが要因と考えられる。

ヤマハミュージックジャパン
ヤマハミュージックジャパンが運営するBtoB-ECサイト
出典:株式会社インターファクトリー

●顧客事例② 株式会社カワダ

カワダは創業60年を誇る玩具総合問屋であり、自社商品である「nanoblock®」「パーラービーズ」をはじめ、数多くの玩具を卸売りしている。同社では、コンシューマー向けのECの浸透に合わせ、卸売りでも同様な仕組みで受発注できないかと考え、ASPサービスを利用してECを展開してきた。

しかし、より本格的にEC事業を展開していくためにはシステムの再検討が必要と考える中、同社が実現したいことに対応できる柔軟性が決め手となり「ebisumart」を採用した。

従来システムから、在庫データ管理システムや受注管理システムの改善を行い、業務効率化を実現。また、季節的な変動があるが一定の季節で変わらずに売り上げが上がり、会員数も毎年増加している。

カワダオンライン
カワダオンライン http://ganguoroshi.jp/

(2)売上傾向

導入件数は年々右肩上がりで増加しており、特にBtoB事業者の増加率がめざましい。また、大規模な案件が多くなっている。

「ebisumart」の累計店舗数の推移
「ebisumart」の累計店舗数の推移(BtoB、BtoC含む)
出典:株式会社インターファクトリー 2021年5月期 通期決算説明会 資料

「ebisumart」の強みや他社との差別化ポイント

「ebisumart」を導入するBtoB事業者は、他のシステムからのリプレイスが約7割を占めている。EDIやパッケージ、スクラッチ開発など、何らかのシステムを用いてBtoB取引をしていたものの、「以前のシステムでは取引先の利用が浸透しなかった」「改修の手間とコストがかかる」といった理由から「ebisumart」が選ばれているという。

カスタマイズ可能なクラウド型ECプラットフォームであることが最大の特長である。様々な機能をインターファクトリーが継続的に開発することにより、古くから継続利用しているユーザーも、明日から利用するユーザーと同じ機能を利用できるため、バージョンが古いことで使いたい機能が使えないなどの制約から開放される。

また、このようなクラウドのメリットに加えて、導入事業者ごとにカスタマイズできることも最大の強みであり、バージョンの概念がないため個別カスタマイズをしていたとしても最新の機能を利用することができる。

顧客は中堅から大手企業が中心であることから、すでに販売管理・在庫管理など基幹システムが稼働しているケースが多い。そのため「ebisumart」導入においても、既存のネットワークとつながってBtoB-ECを構築したいという要望が多いことから、企業ごとのリクエストに応じたカスタマイズ体制をとっている。また見積フローや、取引先の与信枠に応じて発注プロセスを変更したいなどの細かな要望にも応じている。

そのほか、顧客の中には「中間サーバーを持っているため、インターファクトリー側にAPIがあれば自社で連携開発できる」というケースもあることから、ebisumart標準APIを用意。APIを利用することでコストを抑えて開発できるため、企業の状況に合わせ、①個別カスタマイズするケース、②APIを利用するケースに分けて提案できることも強みにしている。

市場の現状と展望

BtoB取引のEC化率は大々的に拡大すると予測される一方、BtoB-ECを構築する上で「売る」ことだけに意識を集中してはならないと示唆する。

例えば、あるロットに問題が発生して返品・回収が必要になった際には、一括返品できる仕組みが重要となるだろう。安全管理の観点からも、原材料や部品の調達から商品がエンドユーザーにわたるまでの生産・流通プロセス(SCM:サプライチェーンマネジメント)上に不備をきたさない仕組みを構築することが、企業の責任として求められるからだ。

実際に、グローバルな事例を見ると、BtoC-ECでは返品できないサイトが欧米などであまり受け入れられていないように、こうした流れはBtoB-ECにおいても重視されてくると見ている。BtoB-ECでも「売る」仕組みだけではなく、取引先やその先にいるエンドユーザーからの信頼を十分に考慮した仕組みづくりに取り組まなければならない。

このほか、取引先からのBtoB-EC利用の普及がよく課題に挙がっているが、利用普及の障壁になるものは必ずしも取引先側のネットリテラシーだけではないと指摘する。高温多湿の工場やWi-Fiがつながない現場など、様々な理由でWebからの注文ができない環境が存在しており、そういった場所から「今すぐ注文したい」という場合には、今後も電話などのアナログな手段が使われるだろう。

この時に、営業担当者に電話で伝えてECから代理注文できる機能があれば、従来のように電話・FAX受注だけに対応するオペレーターを何人も抱える必要はなくなる上、そういった現場を持つ企業に新規営業する際にも有効に働くと考えられる。「ebisumart」には、こうした営業支援につながる機能を搭載。業務効率化やコスト削減の効果にとどまらず、販路拡大に向けてもBtoB-ECの活用が広がっていくと見ている。

今後の戦略と課題

「ebisumart」は柔軟なカスタマイズが可能でありながら、中長期的なコストが抑えられる強みを持つため、中小規模から大規模なECサイトまで幅広い事業者に導入されている。今後はこの実績とノウハウを生かし、サービスプランを拡張して中小規模向けとエンタープライズ向けにそれぞれのソリューションを展開したい考えだ。

規模によってニーズや重視するポイントは異なってくる。それぞれのニーズに寄り添った支援を強化するため、スピードが求められるスモールビジネスの事業者にはより導入・運用しやすい仕組みを提供し、エンタープライズにはより高いパフォーマンスが実現できる仕組みを提供していく。

BtoB-ECサイトとは、「既存の実務をWebという仮想空間に反映するもの」であるが、インターファクトリーは、「多くの企業が日頃行っている取引先ごとの運用を言語化できていない」と指摘する。例えば、得意先への商品の案内方法から、取引先ごとに異なる売価設定、注文時に必要な付帯情報、受注後の業務の流れといったものだ。これらの業務内容を言語化できなければ、システム化は難しい。

そのため、まずは取引先ごとに日々どんな運用を行っているかを洗い出すことが必要になる。同社では、細かなヒアリングシートを作成。導入企業と何度も商談を重ね、「業務の見える化」からスタートする。

またBtoB-EC導入時には、「自社業務負荷の軽減」以上に、得意先がそのサイトを利用することで得られるメリットに目を向ける必要がある。得意先が利用しなければ、意味がないシステムになってしまうからだ。しかし企業の多くは、導入時に自社のメリットばかりに意識を向けている。

同社では、そうした企業の意識改革を行うため、まずはBtoB-ECを利用する取引先の立場に立ち、日頃どのように商品を探しているのか(指名買い中心なのか、ニーズでの検索が必要なのかなど)や、得意先からどのような問い合わせが多く来ているかなどを細かくヒアリングする。その上で得意先が利用しやすい工夫を実装した事例を提案し、すべての取引先が使いやすいサイト構築を目指していくという。

また、一言にBtoB-ECといっても、クローズド、スモールB、業務効率化など、様々なニーズが企業には存在するという。同社はカスタマイズ可能なクラウド型のECプラットフォームであるため、もちろん個別にカスタマイズを行えば企業の様々なニーズに応えることはできる。

ただ、それではコストも時間もかかってしまう。そのため、導入事業者の負担を軽減し、スピーディーにサービスを立ち上げるために、様々な業種業界に対応したテンプレートを準備しておくことが必要であると考えている。BtoBに特化した製品開発を行うことで、競争力を高めていきたいという。

『BtoB-EC市場の現状と将来展望 2022』についての詳細はこちらへ
BtoB-EC市場の現状と販売チャネルEC化の手引き2020[今後デジタル化が進むBtoBとECがもたらす変革]

『BtoB-EC市場の現状と将来展望2022』

  • 監修:鵜飼 智史
  • 著者:鵜飼 智史/森田 秀一/朝比 美帆/インプレス総合研究所
  • 発行所:株式会社インプレス
  • 発売日 :2022年1月25日(火)
  • 価格 :CD(PDF)+冊子版 110,000円(本体100,000円+税10%)
    CD(PDF)版・電子版 99,000円(本体 90,000円+税10%)
  • 判型 :A4判 カラー
  • ページ数 :250ページ
朝比美帆

楽天・三木谷社長が語った「モバイルと市場のシナジー」「きょう楽」の可能性など【「楽天EXPO 2022」講演要旨】 | 大手ECモールの業績&取り組み&戦略まとめ

3 years 9ヶ月 ago
「楽天EXPO 2022」で三木谷浩史会長兼社長は、楽天グループのサービス利用状況、楽天モバイルと「楽天市場」のシナジー、「楽天市場」が今後取り組んでいくことなどを語った

楽天グループが7月21日に行った「楽天EXPO 2022」。楽天モバイルとのシナジーによる流通総額増加、日本郵便との連携強化によって注文当日に商品を届ける「きょう楽」の実現などに言及した三木谷浩史会長兼社長の講演内容をまとめた。

三木谷浩史会長兼社長
三木谷浩史会長兼社長

楽天グループのサービス利用状況

楽天グループのサービスを利用する国内の月間アクティブユーザーは2022年3月までに3600万人を突破。2サービス以上を利用するユーザー比率は74.8%に達している。

楽天・三木谷社長が語った「モバイルと市場のシナジー」「きょう楽」の可能性など【「楽天EXPO 2022」講演要旨】
楽天グループのサービス利用状況

提供するポイントプログラム「楽天ポイント」の累計発行ポイント数は7月に3兆ポイントを突破。2021年8月に2.5兆ポイントに達し、その後約11か月で5000億ポイント発行した。

楽天・三木谷社長が語った「モバイルと市場のシナジー」「きょう楽」の可能性など【「楽天EXPO 2022」講演要旨】 「楽天ポイント」の累計発行ポイント数推移
「楽天ポイント」の累計発行ポイント数推移

ECや旅行、金融、通信、スポーツなどをはじめ70以上のサービスと独自の「楽天エコシステム(経済圏)」を形成。2022年4-6月期における「楽天市場」と他のECサービスのクロスユースユーザー数も堅調に伸びている。

楽天・三木谷社長が語った「モバイルと市場のシナジー」「きょう楽」の可能性など【「楽天EXPO 2022」講演要旨】
「楽天市場」と他のECサービスのクロスユースユーザー数

「楽天西友ネットスーパー」の2022年5月度における月間流通総額は、2018年8月度比で4.7倍に拡大。「楽天学割」「楽天ママ割」など各種サービスの会員数も増加しており、2022年4-6月期における会員数は前年同期比で2ケタ以上の伸び率を記録している。

楽天・三木谷社長が語った「モバイルと市場のシナジー」「きょう楽」の可能性など【「楽天EXPO 2022」講演要旨】
各種サービスの会員数の推移

楽天モバイルが流通総額拡大などに寄与

モバイル事業に注力している楽天グループ。楽天モバイルの端末を使うユーザーが増えれば、「楽天市場」などのEC流通総額にも大きな相乗効果が生まれると三木谷社長は強調する。

4G回線エリアの人口カバー率が97%に到達したという楽天モバイルは、「楽天市場」にどのような効果をもたらしているのか。

楽天モバイル契約者における新規楽天ユーザー比率(2020年3月以降の累計楽天モバイル契約者のうち、これまで楽天サービスの利用のないユーザーの割合)は、2022年6月度で21.5%。

楽天・三木谷社長が語った「モバイルと市場のシナジー」「きょう楽」の可能性など【「楽天EXPO 2022」講演要旨】
楽天モバイルによる楽天新規ユーザーの獲得について

楽天グループのサービスを使うユーザーに占めるモバイル契約者の割合は、2022年3月度で11.3%。楽天モバイルユーザーの楽天市場利用率は2022年6月時点で約8割に達しているという。

楽天・三木谷社長が語った「モバイルと市場のシナジー」「きょう楽」の可能性など【「楽天EXPO 2022」講演要旨】
楽天エコシステムにおけるモバイル契約者数の割合

楽天モバイルユーザーは、リテンション率が高いという数値も出ている。2022年5月の購入ユーザーが2022年6月に購入した割合を、MNO契約有無で比較したところリテンション率はMNO契約有は7.8ポイント高かった。

楽天モバイルを1年以上利用しているユーザーは、契約前比で年間流通総額は54%増加。「楽天モバイル」を契約することでポイント付与率が高まるため、利用促進につながっている。楽天モバイルユーザーが「楽天市場」で買い物するとポイント最大16倍を付与する取り組みを行うなど、「楽天市場」と楽天モバイルは連携を強化しているという。

楽天・三木谷社長が語った「モバイルと市場のシナジー」「きょう楽」の可能性など【「楽天EXPO 2022」講演要旨】
MNO契約後の「楽天市場」における年間流通総額の増加について

楽天モバイルのユーザー数が2000万人に達すれば「楽天市場」の流通総額は3~40%伸びる。楽天モバイルは「楽天市場」の成長に密接につながっている。

Amazonのプライムサービスに該当するのが楽天モバイルだと思ってほしい。楽天グループサービスを使うほどポイント倍率がアップする「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」を使う、使わないで大きな差が出る。(三木谷社長)

「楽天市場」が取り組むこと

2023年4月に、商品の管理単位をSKU単位に刷新する。SKU対応による新たな商品管理で、ユーザーの購買体験を大きく向上するとしており、「同じ商品でのサイズ別料金設定、訳あり商品のディスカウント販売、定期購入のシステム強化などができるようになる」(三木谷社長)

楽天・三木谷社長が語った「モバイルと市場のシナジー」「きょう楽」の可能性など【「楽天EXPO 2022」講演要旨】 商品の管理単位をSKU単位に刷新
商品の管理単位をSKU単位に刷新

楽天グループは日本郵便と物流拠点や配送システム、受取サービスの構築、楽天フルフィルメントセンター(RFC)、ゆうパックなどの利用拡大に向けた取り組みを共同で進めている。

楽天フルフィルメントセンターから直接、配達を担う郵便局に荷物を輸送する取り組みを楽天フルフィルメントセンター流山でスタート。「安く早く荷物を届けることができる。間もなく『きょう楽』もできるようになるかもしれない」(三木谷社長)

楽天・三木谷社長が語った「モバイルと市場のシナジー」「きょう楽」の可能性など【「楽天EXPO 2022」講演要旨】RFCから郵便局への直送について
RFCから郵便局への直送について

楽天フルフィルメントセンターの利用店舗数は5000店舗を突破。「楽天市場」の注文の2割をカバーしているという。

なお、物流施設の拡充は継続的に進めており、2023年までに福岡、多摩、八尾に自動化・省人化された物流施設を開設する予定。

購入者の送料負担を0円とするラインを3980円以上に設定した「送料無料ライン」について、93.3%の店舗が2022年7月までに導入。「送料込みライン」導入店舗と未導入店舗の成長率を比較すると、導入店舗は未導入店舗と比べて成長率は約17.3ポイント高くなっているという(2020年12月における流通総額成長率を前年同期と比較した場合)。

楽天・三木谷社長が語った「モバイルと市場のシナジー」「きょう楽」の可能性など【「楽天EXPO 2022」講演要旨】 「送料無料ライン」について
「送料無料ライン」について

楽天グループは環境省が2021年度補正予算で実施する「グリーンライフ・ポイント」事業に採択され、2022年10月頃にスタートする予定。配送施策の省資源化商品の購入、ラベルレス商品の購入、省エネ家電の購入、サステナブルファッション・リユース衣類の購入、再生可能エネルギー電力導入施設への宿泊などにポイントを付与する。

楽天・三木谷社長が語った「モバイルと市場のシナジー」「きょう楽」の可能性など【「楽天EXPO 2022」講演要旨】 楽天グループは環境省が2021年度補正予算で実施する「グリーンライフ・ポイント」事業に採択された
「グリーンライフ・ポイント」事業について
瀧川 正実

グーグル、Ads Creative Studioを提供

3 years 9ヶ月 ago

グーグルが、クリエイティブ管理プラットフォーム「Ads Creative Studio」の提供を開始。広告の制作、クリエイティブアセットの管理、メディアチームとの共有に使用できる。「Director Mix」機能が搭載されており、オーディエンスごとにカスタマイズするビデオのバリエーションを用意できる。

Creativity meets scale in Ads Creative Studio
https://blog.google/products/ads-commerce/ads-creative-studio-global-launch/
Ads Creative Studio
https://adscreativestudio.google.com/

「Director Mix」の使用例は、次の通り過去にこのブログでも紹介している。

ナレーション違いで70種類以上の動画広告
https://blog.netadreport.com/2021/03/70.html

noreply@blogger.com (Kenji)

アダストリアがメタバース空間でのビジネスに参入

3 years 9ヶ月 ago

アダストリアは7月23日、メタバースファッション領域に参入すると発表した。

参入第1弾のパートナーはエイベックス・グループのバーチャル・エイベックス。Z世代を中心に支持されているアダストリアブランドのアイテムを共同でアバター化した。

アダストリアは7月23日、メタバースファッション領域に参入すると発表
アバター化したアイテムのイメージ

アバター化したのはアダストリアのブランド「RAGEBLUE(レイジブルー)」と「HARE(ハレ)」のアイテム。大阪市北区梅田の街をメタバース空間で再現したイベント「JM梅田ミュージックフェス2022 SUMMER」(主催は阪神阪急ホールディングス、7月23日から8月21日まで開催)に、来場者が無料で着せ替えできるアバター用の洋服(スキン)として提供する。

今回、JM梅田のメタバース空間で着用できる「レイジブルー」「ハレ」のアバターアイテムは、実際に各ブランドが販売しているリアルのアパレルアイテムをメンズ5体、ウィメンズ5体の計10体を展開している。来場者はその10体のアバタースキンを無料で着用し、JM梅田のメタバース世界を楽しむことができるという。

「JM梅田ミュージックフェス2022 SUMMER」のイメージ
「JM梅田ミュージックフェス2022 SUMMER」のイメージ

アダストリアは2025年に向けた成長戦略の1つに「デジタルの顧客接点・サービスを広げる」ことを掲げている。ミッション「Play fashion!」をメタバースの世界でも伝え、モノ・コト・ヒト・トキの体験によってファッションを楽しむきっかけを提供する。

アダストリアはメタバース領域参入の初期は、メタバースファッションの商品提供、販売からスタート。6つの資産「ブランド」「商品」「店舗」「スタッフ」「デザイナー、パタンナー」「自社ECプラットフォーム(.st)」を生かし、ファッションを通じたメタバースの世界での楽しみ方を提案していく。

将来的には、さまざまなメタバースプラットフォームへの展開、メタバース内でのコンテンツ提供、イベント開催、IP(intellectual property)などの展開を予定している。

石居 岳

世界中で利用が伸びるBNPL(後払い決済)サービスの日本のパイオニア、ネットプロテクションズがShopifyと連携した狙いとは?

3 years 9ヶ月 ago
Eコマースプラットフォーム「Shopify」を提供するShopify Japanと、後払い決済サービス「NP後払い」「atone」を展開するネットプロテクションズ。サービスの連携を始めた両社がEコマースの現在地と今後について語った
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世界中で注目を集めるECプラットフォーム「Shopify(ショッピファイ)」と、国内BNPL(後払い決済)のパイオニアで「NP後払い」「atone(アトネ)」を手がけるネットプロテクションズはこのほど、サービス連携を開始した。

ネットショップ担当者フォーラム 2022 春」のセッションでは互いのサービスの特徴や連携によるメリットなどについて、ネットプロテクションズの秋山瞬氏とShopify Japanの伊田聡輔氏が解説。さらに事業者と消費者の双方にとって最適なEコマースの購買体験を実現するために今後求められることは何なのか、両氏が展望する。本セッションはネットショップ担当者フォーラム瀧川正実編集長の司会で進行した。

(左)ネットプロテクションズ 秋山 瞬 氏(中)Shopify Japan 伊田 聡輔 氏(右)ネットショップ担当者フォーラム編集長 瀧川 正実 氏
(左)株式会社ネットプロテクションズ ビジネスディベロップメントグループ 執行役員 秋山 瞬 氏
(中)Shopify Japan株式会社 シニア セールスリード 伊田 聡輔 氏
(右)ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長 瀧川 正実 氏

「Shopify」が「NP後払い」「atone」と連携する狙い

2022年4月にネットプロテクションズが提供する「NP後払い」「atone(アトネ)」の2つのサービスが「Shopify(ショッピファイ)」と連携した。

Shopifyとネットプロテクションズのサービスが連携
Shopifyとネットプロテクションズのサービスが連携

Shopify Japanの伊田氏は「世界中の人にShopifyを使ってもらうことを考えたときに、グローバルであることが大切になる部分と、ローカルで使えるものでなければいけない部分がある」と述べる。

グローバル展開のメリットは、プラットフォームがデータセンターを持つことでWebサイトがダウンしにくいこと、キャパシティが大きいことなどがあげられる。一方、物流や決済など、日本のEC事業者がShopifyで物を売る際には、国内サービスを導入する必要があるという。

Shopify Japanとしては、BNPLにおける日本のパイオニアであるネットプロテクションズと組むことで、EC事業者とユーザー双方にとってより高い利便性を提供していきたいとの思惑がある。

コロナ禍とリソースの最適化を狙い増加するShopify導入企業

コロナ禍においてECビジネスに参入する企業や、そこで買い物をするユーザーが増加している。その理由について、伊田氏は「コロナ禍によって実体経済がEコマースの世界に移っているという流れがある」としつつ、それ以外にも日本ならではの要因があるとして次のように指摘する。

日本では、かなりの数のEコマースサイトが5年前、10年前に作られたまま老朽化していると考えられる。当然、事業者側は改修しなければいけないという使命感を持っているが、既存のサイトのマネージメント、たとえばキャンペーンを回したり、季節商品の入れ替えをしたり、維持管理したりする仕事にリソースの多くが割かれてしまい、サイトの改修にまで手が回らない。(伊田氏)

Shopifyとネットプロテクションズのサービスが連携
Shopify Japanシニアセールスリードの伊田聡輔氏

こうした環境のなかで、短い期間で簡単に導入ができ、少ないリソースで運営ができるShopifyに注目が集まっているのではないかと見ている。見方を変えると、ビジネスの「成長」と「メンテナンス」の2つの軸のうち、より多くのリソースを「成長」に使いたいと考える企業がShopifyを選んでいると伊田氏は分析する。

実際、Shopifyを導入する企業からは、「オペレーション面でより効率化していきたい」や「負荷なく運営していきたい」といったニーズが寄せられているようだ。

導入企業増加の要因として、伊田氏がもう1つあげるのが、ノーコード・ローコードでやりたいことができるという点だ。つまりコーディングをせずにフレキシブルにWebサイトを改修できる利便性の高さが評価されているようだ。

「売ることに全勢力をつぎ込みたいという事業者をサポートするのがプラットフォームの役目であり、そこが支持されている」と伊田氏。

こうしたShopifyの拡大について、後払い決済サービスを提供するネットプロテクションズの秋山氏も評価している。

事業者にとっては、手軽に使えるという点が非常に大事で、それが事業規模を問わずに提供できているShopifyの強みであり素晴らしいところ。最近は導入企業が一層増えている印象で、機能も拡充し使い勝手もよくなっている。(秋山氏)

ネットプロテクションズ執行役員の秋山瞬氏
ネットプロテクションズ執行役員の秋山瞬氏

Shopifyがサービス運用で大事にしていること

ここでShopifyの運営方針/コンセプトを整理しておこう。Shopifyが重視していることとして、大きく4点をあげることができる。

①成長
サイトのメンテナンスではなくて、ビジネスの成長に事業者のリソースを割けるようにする。

② シンプルな操作性
コーディングの知識がない人でもやりたいことがすべて実現できるように、高い操作性を実現する。

③ オートメーション
在庫がなくなったら自動的にそのEコマースサイトから商品を消すなど、ルーティーンの業務を自動化する。

④イノベーション
最新の機能を素早く搭載できるプラットフォームである。

上記の4点を踏まえた下記2点がShopifyのコンセプトとなる。

  • 事業者が今、やらなければいけないことが簡単にできるようにする。
  • 今後、やらないといけないことはできるようにする。
Shopifyが重視している4つのこと
Shopifyが重視している4つのこと

後払い決済サービスに関するトレンド――国内と海外の違い

コロナ禍以降、決済手段の拡充についても注目度が高まっている。買い物体験の向上を目指す企業が増えていることが背景にあるが、この流れは世界的にも進んでおり、2021年はAmazonがBNPLの導入を開始。アメリカだけではなく、ヨーロッパ、オーストラリアでもBNPLはトレンドになっている。

日本では、BNPLの分野はネットプロテクションズがパイオニアとなり、後払い決済の文化を創出してきた。もっとも、海外と日本では、BNPLに対するニーズなどにおいて異なる点もあるようだ。

海外の場合、クレジットカードで支払う際に手数料を払って分割払いをしていたユーザーの間で、購買後に手数料無料で分割払いができるという点が評価されている。つまりクレジットカードの代わりに手数料無料で分割払いができるサービスというのがBNPLの位置づけだ。

これに対して、日本では事情が異なる。日本では元々、カタログ通販で後払いという決済手段に馴染みがあった。カタログ通販からEコマースに移行しても、物が届いてから安心して払いたいというニーズは依然としてある。つまり分割ではなく一括で、物を見てから安心して払いたいというニーズに対応しているのが日本のBNPLのあり方だと言える。

国内と海外の後払い決済の違い
国内と海外の後払い決済の違い

クレジットカードの保有率と分割・リボ払いの日米比較

日本のクレジットカードの保有率は微減傾向にある。ただ、分割やリボ払いをアメリカと比べると、日本は明らかにニーズが少ない。日本の商習慣ではそもそも分割払いに対してあまり馴染みがないことが影響しているようだ。

クレジットカード保有率は微減し、分割・リボ払いの利用は少ない
クレジットカード保有率は微減し、分割・リボ払いの利用は少ない

ネットプロテクションズ会員の内訳

ネットプロテクションズの会員500万人のうち、性別では女性が76%と多く、年齢層では20代から60代まで幅広い年代が利用している。また、クレジットカードの保有率は70%程度で、カードを持っていながら後払い決済を利用しているユーザーが多い傾向にある。

対面での購入時にはクレジットカードを使うが、Eコマースで物を買うときはネット上にクレジットカード情報を残したくなかったり、新しいEコマースサイトでは後払いで買いたかったりというニーズが背景にある。昨今、不正アクセスが増加するなか、ユーザーはクレジットカードと後払いを使いわけているようだ。

また、コロナ禍によって、代引きのように配送スタッフと対面で支払いをするのを避ける傾向にある。加えて、宅配ボックスや置き配など配達手段の進化もあり、後払い決済サービスの利用拡大を後押ししている。

ネットプロテクションズの会員セグメント
ネットプロテクションズの会員セグメント

日本におけるBNPLの市場動向

日本のEC市場は拡大傾向にあるが、その伸び以上にBNPLの市場規模は伸長している。ネットプロテクションズによると、これまで全く後払い決済を導入していなかった事業者が新たに始めるケースが増加しており、それと同時に、ユーザーが後払い決済を利用する金額も増えてきているという。

BNPLの市場は成長している
BNPLの市場は成長している

ネットプロテクションズが掲げるミッション「つぎのアタリマエをつくる」

ネットプロテクションズでは「つぎのアタリマエをつくる」というミッションを掲げている。

Eコマースをするなかで、決済は切っても切り離せない。その部分を決済専業会社に任せることで、EC事業者は空いた時間で本業に集中する。このように次の当たり前を作ることを実現していくのが目指すビジョンだ。

ネットプロテクションズが決済で最も大事にしているのが与信の仕組み。後払い決済という特性上、購入後に支払わないという事態を避けるため、20年間で3億件のデータを蓄積し、そのデータを用いて独自の与信システムを構築している。また、与信では取引を止めずユーザーにストレスを与えないことも大事になる。そこで与信の通過率の高さも同時に実現するような仕組みを20年間磨き続けているという。

ネットプロテクションズは独自の与信システムを構築
ネットプロテクションズは独自の与信システムを構築

ネットプロテクションズでは、EC事業者の売り上げ拡大への貢献にとどまらず、利用者側に対してもAIを活用しながら取引の透明性を担保し、購買のサポートも行っている。

ネットプロテクションズが目指す理想の決済
ネットプロテクションズが目指す理想の決済

新規顧客獲得に有利な「NP後払い」と優良顧客の定着化に強い「atone」

ネットプロテクションズの「NP後払い」は、Eコマースにおける物販の決済として利用される。ユーザーは会員登録が必要なく、名前・住所・電話番号・メールアドレスを登録すると、請求書が届き、コンビニや郵便局で支払う。日本の7人に1人がこのサービスを使っているという。

このNP後払いを進化させた決済サービスが「atone」で、携帯電話番号とパスワード入力によるログインで利用する。NP後払いが購入のたびに請求書が届いて支払うのに対して、atoneは月でまとめて支払う。請求書はハガキだけでなく、メールやアプリにも対応。買い物時に使えるポイントも付与する。

NP後払いは会員登録が不要なため、新規の顧客獲得において有利となる。一方、リテンションにつなげてLTVを高めていきたい場面では、atoneの方が親和性は高い。

NP後払いとatoneの違い
NP後払いとatoneの違い

メンズスキンケアのD2Cを手がけるECサイトでは、NP後払いとatoneを併用したことで、初回購入の翌月以降にリピートする割合が14%アップした事例もあるという。「新規顧客の獲得」と「既存顧客の継続化」という2つの軸において確実に成果を出している。

NP後払いとatoneの今後について、ネットプロテクションズの秋山氏は「事業者と消費者の双方がストレスなく購買体験できる決済サービスとして、さらに付加価値を提供していきたい」とする。

その一環で、NP後払いとatoneの両サービスを使う際にそれぞれ開発が必要だったところを、共通のインターフェースを作ることで両サービスの導入やアップデートを同時にできるようにしていく計画だ。

2つのサービスに共通のインターフェースを設ける
2つのサービスに共通のインターフェースを設ける

Shopifyとネットプロテクションズの協業で目指す世界とは?

ShopifyがEコマースで物を売るための敷居を下げるプラットフォームだとすると、ネットプロテクションズのNP後払いはEコマースで物を買うための敷居を下げるサービスと言える。その意味では、Shopifyとネットプロテクションズの協業は「売る側の敷居を下げ、買う側の敷居も下げることに大きく貢献する」(伊田氏)ことになりそうだ。

さらに、atoneに関しては、Eコマースだけではなく実店舗でも使えるサービス設計になっており、物販に限らずデジタルコンテンツでも使えることから、対象となる領域も広くなる。ネットプロテクションズとしても「誰でもどこでも使えるような世界観を作っていきたい」(秋山氏)と意気込む。

また、atoneのアカウントを持っていれば初めて利用するEコマースでatoneのアカウント情報を使って簡単に会員登録をすることができる機能を提供する予定だ。

atoneのログイン機能
atoneのログイン機能

Shopify Japanの伊田氏はECモールか自社ECサイトの2択ではなく、「どこでも売れるし、どこでも買えることが大事」と話す。

ECモール、自社サイト、SNS、実店舗などすべてのチャネルで同じ顧客経験を提供するというのが、これからのコマースのあり方だろう。(伊田氏)

今回の両社の協業によって、こうした新しいコマースの実現に向けた動きがより加速していきそうだ。

どこからでも買える顧客体験の提供を目指す
どこからでも買える顧客体験の提供を目指す
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    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    内山 美枝子

    スクロール360がECサイト運営代行サービス「ECACT(イーシーアクト)」の提供を開始

    3 years 10ヶ月 ago

    スクロール360は、通販・ECサイトの運営代行サービス「ECACT(イーシーアクト)」の提供を開始した。

    ECショップ運営代行サービス「ECACT」とは

    「ECACT」は、複合通販企業であるスクロールグループが、ECサイトの運営を戦略立案から予実績管理・広告管理まで全面的にバックアップするサービス。

    スクロール360 ECACTの運営代行サービス一例
    EC運営代行のサービス一例(画像は「スクロール360」のサイトからキャプチャ)

    自社ECサイトのほか、「楽天市場」「Amazon」「Yahoo!ショッピング」などの大手主要モールへの出店・運営にも対応可能。次のような特徴がある。

    • ECサイト運営全般を支援:販売計画、ECサイト運営、商品登録、販売促進、広告、競合調査などに対応可能
    • 徹底したKPI管理:KPIで予実績進捗管理を行い、日々の実績を管理。不足があればその対策を提案、実施する
    • 現役EC企業の「AXES」が業務を担当:現役EC企業の強みを生かし、EC業界の激しい変化にもキャッチアップ、対応する
    • 最短1か月で導入可能:既に出店している店舗の場合、最短1か月で対応できる
    • 3つのプランから選択可能:EC事業を立ち上げたい企業向けの「ライトプラン」、商品数が多く作業が煩雑な企業向けの「スタンダードプラン」、多店舗運営で売り上げを拡大したい企業向けの「アドバンスプラン」の3つ
    スクロール360 ECACTの各プランについて
    「ECACT」各プランについて(画像は「スクロール360」のサイトからキャプチャ)

    EC事業の立ち上げに関わる人材の採用・教育リスク、リソース・ノウハウ不足などの課題を抱え、本格的な運営ができないEC・通販事業者が対象。

    全方位でEC・通販業務を支援できる体制を強化

    小売業界におけるEC化率の高まりを受け、新たにECへの進出を検討する企業、ECでの売り上げ拡大をめざす企業が増えており、スクロール360にも物流代行などバックヤード業務だけでなく、ECサイト運営の支援に関する要望・問い合わせが増えているという。

    こうしたなか、「EC・通販事業者の業務を360度全方位でサポートするためのサービスメニューをより一層強化する」という方針の下、「ECACT」の提供を決めた。

    藤田遥
    藤田遥

    加工食品のEC市場規模は2021年に1.2兆円、2025年には1.7兆円に拡大

    3 years 10ヶ月 ago

    富士経済が実施した「食品のオンラインチャネルにおける成長ポテンシャルと事業性評価に関する調査」によると、2021年の市場規模は小売りベースで1兆2214億円だった。

    調査は飲料や調味料などの加工食品を対象に、ECモール、ネットスーパー、生協宅配(Web注文のみ)、メーカーの自社ECの販売特性、チャネル・アカウント戦略の方向性などを分析した。

    新型コロナ流行以前から加工食品の市場拡大は続いていたが、購入商品は大容量PETボトル飲料やアルコール飲料など、重量があり買い置きに適した商品が主体だった。また、食品メーカーにおけるオンラインチャネルの活用は、店頭チャネルの補完やテストマーケティングチャネルとしての位置づけが強かった。

    しかし、2020年は外出自粛により消費活動のECシフトが加速。店頭チャネルからの需要流入により、新規ユーザーの獲得、1注文当たりの単価上昇や利用頻度が増加し、市場規模は1兆円を突破した。2021年以降も加工食品の購買チャネルとして定着し、調味料など日常使いの商品や冷凍・冷蔵品の購入も増えている。

    各チャネルの上位企業は、オンラインチャネルでの事業拡大を目的に、物流面などでの積極的な投資や取扱品目の拡充を推進。また、メーカーが広告・販促を強化していることから、今後も市場拡大が続き、2025年の市場規模は1兆7045億円まで拡大すると予測している。

    富士経済が実施した「食品のオンラインチャネルにおける成長ポテンシャルと事業性評価に関する調査」
    市場規模の推移について

    ECモールは、2025年にかけて最も高い伸びが予想されるオンラインチャネル。加工食品を重点品目に位置づける運営企業が多く、指名買いされやすい大手メーカーの商品を中心とした定番NB商品の採用が多い。また、メーカーと運営企業の関係強化も進んでおり、差別化やユーザーの囲い込みを目的として、PBなどオリジナル商品の開発が進んでいる。

    ネットスーパーは2020年以降、新規ユーザーの利用が加速。冷凍・冷蔵品や調味料、生鮮品なども含めてまとめ買いされるケースが多く、2020年から2022年まで前年比20%以上の伸びが続くと見られる。

    店舗からの発送がメインで、注文から発送までのリードタイムの短さ、ECモールでは手薄な冷凍・冷蔵品の取り扱いが充実していることが強み。カバーエリアは限定的だが、上位企業による配送拠点の新設や参入企業の増加によりカバーエリアは広がっていくと見られる。

    石居 岳
    石居 岳

    イケアが国内5か所目のEC商品などの受け取りセンターを開設

    3 years 10ヶ月 ago

    イケアの日本法人イケア・ジャパンは8月2日、IKEAオンラインストアやイケア店舗で購入した商品の受け取りセンターを静岡市駿河区のJR静岡駅ビルに開設する。

    商品受け取りセンターの開設は、札幌市(2019年3月開設)、岡山市(2020年9月開設)、高松市(2022年2月開設)、広島市(2022年4月開設)に続く5か所目。

    イケア・ジャパンは2017年4月、EC事業を本格スタート。Webサイトに掲載している商品をショッピングリストへ追加、店舗受け取りもしくは自宅への配送(店舗から配送可能な地域が対象)を選んで、決済する仕組みを提供。店舗から商品を配送する仕組みで展開している。

    商品受け取りセンター静岡の開設を記念し、JR静岡駅ビルのパルシェに「IKEAポップアップストア in 静岡」を、8月5日から9月4日までの期間限定でオープンする。

    瀧川 正実
    瀧川 正実

    “配送に注力する店舗を表彰する制度”の導入準備など「第四回 楽天市場サービス向上委員会」の内容まとめ | 大手ECモールの業績&取り組み&戦略まとめ

    3 years 10ヶ月 ago
    「楽天市場サービス向上委員会」は、「地域・コミュニティ」「サステナブル・SDGs」「システム」「物流」といったトピックについての改善を協議する分科会によって構成している

    楽天グループと「楽天市場」出店店舗による独立した任意団体である「楽天市場出店者 友の会」は、4回目となる「楽天市場サービス向上委員会」を7月14日に実施、出店者と楽天グループの武田和徳副社長(執行役員 コマースカンパニー プレジデント)などが「楽天市場」の課題や施策についての提案を踏まえ意見交換を行った。

    「楽天市場サービス向上委員会」は、「地域・コミュニティ」「サステナブル・SDGs」「システム」「物流」といったトピックについての改善を協議する分科会によって構成。各分科会から提案された「楽天市場」の課題や施策への改善案に対し、楽グループから対応の進捗を報告、意見交換を実施した。

    店舗と楽天、自治体の連携を通じ、各地域の課題解決や地域活性化をめざす「地域・コミュニティ分科会」

    前回の「楽天市場サービス向上委員会」での改善提案

    • コロナ禍で地元の店舗同士がオフラインでつながれる機会が減少している現状に対し、情報交換や交流ができる場として、地域ごとに店舗が集まれる地域コミュニティの創出や地域でのオフラインイベントの開催を、検討してほしい。
    • Eコマースに関する、各地の事業者とそのステークホルダーの相互理解向上のため、地域の学生向けにEコマースに関する出張授業を開催するなど、地域の将来を支える次世代への教育を支援してほしい。

    楽天グループからの報告内容

    • 「楽天タウンミーティング」でさらなる店舗間交流を図るコンテンツの提供に向け準備中。エリアの特性に応じたコンテンツ提供で、交流機会の創出・提供をめざす。
    • 地域創生事業内に次世代教育を専門とする組織を立ち上げる。3エリア(兵庫県、神奈川県、新潟県長岡市)で地元学生向けに、「自治体×学校×出店店舗×楽天」による、ECに関する実践的な授業を2022年4月より提供している。

    店舗のSDGsに関する取り組みの支援・促進をめざす「サステナブル・SDGs分科会」

    前回の「楽天市場サービス向上委員会」での改善提案

    • 店舗のSDGs取組促進を目指した、「楽天大学」講座の拡充やECCのサポート体制の強化を検討してほしい。

    楽天グループからの報告内容

    • 出店店舗向けのSDGsに関する問い合わせ窓口の開設準備中。
    • 「楽天大学」においてSDGsに関する既存講座の改定と新規講座の公開準備中。

    システムの改善とユーザーがより便利に「楽天市場」を利用できるシステムを検討する「システム分科会」

    前回の「楽天市場サービス向上委員会」での改善提案

    • 商品購入時に配送予定日を表示してほしい。
    • 商品検索時に、アイテムごとにサイズやカラーなどをわかりやすく表示してほしい。
    • システムに関する店舗の理解促進のため、店舗同士でシステムに関して情報交換できる場を提供し、楽天の社員にも参加してほしい。

    楽天グループからの報告内容

    • アイテムごとにサイズやカラーなどをわかりやすくするような表示方法、商品登録方法などの刷新に向け、システムの導入準備中。
    • 最短のお届け日を表示し、お届け日の精緻化を図るシステムの導入準備中。

    物流課題の解決に向けた支援などをめざす「物流分科会」

    前回の「楽天市場サービス向上委員会」での改善提案

    • 店舗が物流サービスについて理解を深められる機会を提供してほしい。
    • 店舗や商材ごとに配送についての課題は異なるため、コンサルティングや勉強会など、店舗と楽天が各店舗の課題について一緒に考える仕組みを検討してほしい。

    楽天グループからの報告内容

    • 出店店舗向けの「楽天スーパーロジスティクス」見学会と勉強会、店舗間の配送に関する事例共有会の定期開催に向け準備中。
    • 配送に力を入れる店舗さんの表彰制度を導入準備中。
    瀧川 正実
    瀧川 正実

    売上100億円超や商品カテゴリーNo.1のD2C企業の経営者が登壇する「D2Cの会フォーラム2022」【9/28(水)開催】

    3 years 10ヶ月 ago

    売れるネット広告社は9月28日(水)、公益社団法人日本マーケティング協会と共同で「D2Cの会フォーラム2022」を東京都渋谷区で開催する。

    セッションに登壇するスピーカーはD2C企業の経営者のみに限定。売上100億円超のD2C企業経営者、商品カテゴリーNo.1のD2C企業の経営者などが登壇し、D2Cビジネスの「成功ノウハウ」を公開する。

    参加費用は、D2C事業者は無料、D2C(ネット通販)支援企業は15万円。D2C事業者は経営者・決裁者に限定する。

    登壇者は以下の通り。

    • 株式会社北の達人コーポレーション 代表取締役社長 木下勝寿氏
    • オルビス株式会社 代表取締役社長 小林琢磨氏
    • 株式会社バルクオム 代表取締役CEO 野口卓也氏
    • DINETTE株式会社 代表取締役CEO 尾﨑美紀氏
    • 株式会社ベルタ 代表取締役社長 武川克己氏
    • 株式会社レバレッジ 代表取締役CEO 只石昌幸氏
    • 株式会社サムライパートナーズ プロモーション事業本部長 青木康時氏
    • 株式会社ビタブリッドジャパン 執行役員 西守穣氏
    • 株式会社ユーグレナ 取締役 代表執行役員CEO 永田暁彦氏
    • 株式会社I-ne 執行役員 ダイレクトマーケティング本部長 伊藤翔哉氏
    • 株式会社 Mizkan Holdings 兼 株式会社 ZENB JAPAN 執行役員 最高ダイレクト戦略責任者 高橋宏祐氏
    • 株式会社ランクアップ 取締役副社長 日髙由紀子氏
    • 株式会社Sparty 代表取締役 深山陽介氏
    • 株式会社Beautydoors 代表取締役 栄井トニー徹氏
    • 株式会社サティス製薬 代表取締役 山崎智士氏
    • 株式会社HRC 代表取締役 中沢宏氏
    • ECH株式会社 代表取締役 井関貴博氏
    • 株式会社PETOKOTO 代表取締役社長 大久保泰介氏
    • 株式会社インフィニタスバリュー 代表取締役 田村浩氏
    売れるネット広告社は9月28日(水)、公益社団法人日本マーケティング協会と共同で「D2Cの会フォーラム2022」を東京都渋谷区で開催
    登壇者について

    D2Cの会フォーラム2022開催概要

    • 日時:2022年9月28日(水)
      • フォーラムは10:00~18:30
      • 懇親会(ネットワーキングパーティー)は18:30~20:00
    • 場所:セルリアンタワー東急ホテル B2F(〒150-8512東京都渋谷区桜丘町26-1)
    • 主催:D2Cの会(株式会社売れるネット広告社)
    • 共催:公益社団法人 日本マーケティング協会
    • 参加費用:D2C事業者は無料、D2C(ネット通販)支援企業は15万円
    • 人数:300人
    • 詳細と申し込みhttps://d2cforum.jp/
    瀧川 正実

    「Shopify」と「YouTube」が連携、「YouTube ショッピング」で動画コマースを簡単に実現

    3 years 10ヶ月 ago

    ECプラットフォーム「Shopify」の日本法人Shopify Japanは7月20日、YouTubeとパートナーシップを締結し、「Shopify」導入企業が「YouTube」上でショッピング環境を簡単に提供できる環境を整えた。

    「Shopify」導入企業は、アプリストアでGoogle連動アプリ「Googleチャネル」を導入することで、「YouTube」上でさまざまなショッピング体験を提供する「YouTube ショッピング」を利用できるようになる。

    「YouTubeショッピング」の活用には、チャンネル登録者1000人以上など、Googleが定めた資格要件を満たす必要がある。

    「Shopify」導入企業は今回、以下の3機能を利用できるようになる。

    • ライブストリーミング → ライブストリーミング中の重要ポイントに商品をタグ付けできる機能。ピクチャー・イン・ピクチャーで再生できるため、顧客は商品のチェックアウト中でもコンテンツを視聴可能
    • 動画の真下に商品欄を配置 → オンデマンドビデオの下に商品欄を配置し、厳選商品のリストを表示することが可能
    • ストアタブ → マーチャントのYouTubeチャンネルに新しいタブを追加し、全商品を表示できる
    ECプラットフォーム「Shopify」の日本法人Shopify Japanは7月20日、YouTubeとパートナーシップを締結し、「Shopify」導入企業が「YouTube」上でショッピング環境を簡単に提供できる環境を整えた
    動画の真下に商品欄を配置するイメージ

    「Shopify」を使い「YouTubeショッピング」を展開することで、月間20億人以上のユーザーを持つ「YouTube」と簡単に統合できるとしている。なお、タグや画像をクリックすると、「Shopify」で構築したECサイトに移動する仕組みを採用している。

    米国の一部企業限定で、「YouTube」上で見つけた商品をその場で直接購入できる機能を提供しているが、日本ではまだ未展開。将来的には、「YouTube」内で決済まで完結する機能を提供したいという。

    なお、商品名、画像、価格、在庫、配送などのストアデータは、「YouTube」上に自動同期。たとえば、商品が売りきれた場合は「YouTube」から自動的に削除されるという。

    「YouTubeショッピング」のイメージ動画
    瀧川 正実
    瀧川 正実

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