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ECのスキル・経験・知見ゼロから責任者になった僕が「支援企業からの営業電話」を学びの機会にした経験談 | EC責任者になるための仕事術

3 years 9ヶ月 ago
EC支援企業の営業さんは、サービスを契約してもらうために最新の知識や武器を持ち合わせています。EC事業者側は、営業電話を通じて利点と欠点をキチンとヒアリングしたりしながら、どんどん知識を吸収し経験を積む場として活用してください

ECサイトを運営している企業の責任者や担当者には、EC支援ベンダーなどからよく営業の電話がかかってくることでしょう。時には1日10件以上もかかってくることも……。皆さん、その電話に対して「またかよ」「うるさい」などと即座に切っていませんか? すべての電話に対してではありませんが、私は可能な範囲で電話対応し、スキルアップ、自身のEC知見向上、ノウハウを学ぶための機会にしていました。

すぐに電話を切ることで無駄な時間を省くことにつながるかもしれませんが、一方で最新のEC情報を得る機会の損失につながっている可能性も。1つの考え方として、私が行ってきた営業電話を学びの機会にする体験談をお伝えします。

6/3は筆者・中林慎太郎さんの誕生日だそうです

ECの知見ゼロからEC責任者への道

私はECの知見ゼロから、神戸土産の洋菓子「壺プリン」で知られるフランツに入社。10年以上、ECの責任者を務めてきました。

神戸土産の洋菓子「壺プリン」で知られるフランツ
10年以上、EC責任者を務めたフランツのECサイト

Flashコンテンツ制作を中心としたWebサイト構築、Webデザイン制作などの経験はあったものの、物販を手がける企業での就業は人生初。入社1年後にはECサイト運営のすべてを任され、その1年後にはバラバラで運営していたデザイン部門とカスタマー部門を統括し、EC事業部責任者に就任しました。

ある程度知名度のある会社で、ECの知見・経験・スキルはゼロの状態から2年後にEC責任者になった私。Webコンテンツ、コミュニティーへの参加などさまざまな方法で知見を蓄えました。EC責任者としての基礎となる知識、それをベースとした戦略&戦術作り、ツール選びなどに役立ったのが、EC支援ベンダーとのコミュニケーションでした

私個人の考えですが、Webは多くの情報が多岐に渡って公開されているため、どれが真実で正しいのか、まずそれを取捨選択するだけでも苦労します。特に最近のGoogle検索は、検索履歴やクリック履歴などを分析し学習、検索意図を理解し、検索者の趣味嗜好に適した情報を上位表示させてくれます。

効率的ではありますが、偶発的な出会いは発生しません。つまり、特定の情報しか頭に入らなくなるフィルターバブル(アルゴリズムがネット利用者個人の検索履歴やクリック履歴を分析し学習することで、個々のユーザーにとっては望むと望まざるとにかかわらず見たい情報が優先的に表示され、利用者の観点に合わない情報からは隔離され、自身の考え方や価値観の「バブル(泡)」の中に孤立するという情報環境。出典:総務省)状態に陥ってしまいます。

今後、フィルターバブルが頻発に起きる可能性があります。偏った考えや知識しか得られない現象が起こる可能性があり、個人的にはWeb検索だけの学習は“危険だな”と思っています

電話対応の初期段階で会社のスタンス、一緒に仕事をしたいかなどを判断

ここからは、営業電話からスキルアップ、ECの知見を高めていった私の経験を説明していきます。

「中林さんは、すべての電話営業に対応し、知見をためようとしているのですか?」。答えは、半分正解で半分不正解です。

まずかかってくる営業電話は2種類あります。企業の営業さんが直接電話してくる場合と、テレアポ専用会社が連絡するケースです。

電話対応の初期段階ではどの種類の電話か判断しにくいため、まずは専門的な質問を投げかけます。そこで、「営業ではないので」「私はそこは担当していないので」といった返答があった場合、メールアドレスを伝えて資料を送ってもらいます。資料を見て、会社に必要なサービスなのかを否かを判別していました。

電話対応の初期段階では、EC支援会社のスタンスなどが見えてくるので、「やり取りする」「コミュニケーションを取る」「深く聞いていきたい」といったことを判断する材料にしていました

どんな会社で、どんな人がいて、その人と仕事をしたいのかどうか、最初のアポイント電話である程度、ふるいをかけるという頭で対応します。アポイント電話は判断を下すための材料が豊富にあり、それを基に判断を下す鍛錬にもなるのです。

電話対応の心構え、よく考えること

電話対応は、駆け出しのEC担当者からバリバリのEC責任者になっても継続しました。駆け出しのEC担当者時代は、ECの知識が足りない状態。それでも積極的に電話に対応しました。

自身の知見・スキルが足りない状況ですが、兎に角にも話を聞いてわからないことは質問をする、でもダラダラと説明を受けることを避けるために時間制限を設けました自社の経営・サイト運営に関わる数字を踏まえて、営業いただいた会社およびサービスが必要なのか、どんな影響を与えてくれるのかをロールプレイングしながら説明を受けます

これは、必要なサービスなのかどうかを知りたい自分と、なんとか直接営業できる機会を作りたい営業さんとの激しい攻防の場です。

こうした意識および対応をすることで、「経営・ECサイトに与える影響」「各種数値」「自身がそのサービスのジャンルに精通しているか否か」「そのサービスに関するスキルを自身およびスタッフは持っているのか」など頭のなかを整理することができます

なによりも会話を通じて、最新の情報、現状の不足点、今後の戦略などを考えることができるんです。それらが、EC責任者に必要な素養にもなります。

ECのスキル、知見、情報収集力などの向上は各種能力アップに直結

こうした電話対応でECの知見やスキル、情報収集能力を高めていったことは、ECツールの選定や各種判断能力の向上にも役立っています

イベントでの製品展示、営業、Webコンテンツなどを見ながら、いろいろな情報と比較対象できるようになります。「何が新しいのか」「何が旬なのか」「何が高くて何が安いのか」「何が優位性なのか」などをキチンと理解できるようになるんですよね。

ハイプサイクル(新技術の社会的な立ち位置を説明する指標)と照らし合わせながら、今後の業界動向などを踏まえてさまざまな判断ができるようになりました。

この方法は地方に本社を置く企業こそ活用してほしいところです。東京であればビッグサイトなどで各種イベントへ足を運ぶことができますが、地方企業は労力とコストがかかりますので。

費用対効果を考えながら電話対応を学びの場に

ただ、「明日からバンバン電話を受けます!」というのはNGです。考えなければいけないのは、電話対応であなたがお話しする1時間に、会社は人件費を払っているということ

所属している会社に必要な情報なのかどうかを選別していくことは、無駄な時間を過ごさないための重要なファクターになります。この点は肝に銘じておきたいところです。

なかには営業のプロがいますので、そんな人と会話をすることで自分の大きな知識向上、経験のアップになるはずです。

要するに、費用対効果を考えながら、キチンと学んでいるEC支援会社とコミュニケーションすると自身も会社も成長していくことができます。

電話相手はそれなりに学び、サービスを契約してもらうために最新の知識や武器を持ち合わせています。EC事業者側は、営業電話を通じて利点と欠点をキチンとヒアリングしたりしながら、どんどん知識を吸収し経験を積んでください

大事なことはインプットとアウトプットを繰り返すことによる最短距離での成長です

中林慎太郎
中林慎太郎

【SEO Japan Meetup開催のお知らせ】

3 years 9ヶ月 ago

こんにちは、アイオイクス株式会社/SEO Japanの本田です。 このたび、SEO Japan主催でSEOを愛する方々とのリアル交流会【SEO Japan Meetup】を開催させていただくことになりましたのでお知らせし … 続きを読む

投稿 【SEO Japan Meetup開催のお知らせ】SEO Japan|アイオイクスのSEO・CV改善・Webサイト集客情報ブログ に最初に表示されました。

クッキーレス時代の最適なマーケティングとは?米国EC企業に学ぶファーストパーティデータの活用法 | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

3 years 9ヶ月 ago
デジタル広告のコストが上昇し、サードパーティのCookie追跡ができなくなるなか、ファーストパーティデータを使用し、消費者を特定しようとする米国EC企業の取り組みを紹介します

オンラインで香辛料を販売するSpiceologyは、ブラウザの種類で消費者を識別するテクノロジーに投資しています。次の戦略は、リターゲティングでサイト訪問を促し、滞在時間を延ばして、コンバージョンしてもらうことです。

「消費者はロマンスのある物語を求めています」。Spiceologyのチップ・オーバーストリートCEOは言います。

スパイスを注文するためにECサイト「Spiceology.com」を訪れる一般消費者は、サイト内でスパイスの歴史や背景について学んでいるそうです。

これらの消費者は、ユーザーが作成したコンテンツ、評価とレビュー、レシピを求めており、それらを確認した後、商品購入を検討しています。

スパイスを販売するECサイト「Spiceology.com」
スパイスを販売するECサイト「Spiceology.com」

サードパーティークッキー(3rd Party Cookie)が使えなくなった今、Spiceologyはファーストパーティデータを使って消費者を追跡し、ターゲットを絞る新しい方法を模索しています。その1つの施策として、ECサイトにJavaScriptを実装、インターネットブラウザによって消費者を識別するテクノロジーに投資しています。オーバーストリート氏はこう言います。

消費者を見つけて特定できなければ、どうやって彼らの前に出て、販売すればいいのでしょう?

Spiceologyは、ファーストパーティデータを使用して、消費者を特定するためのサポートを必要としていました。

SafariやFirefoxのブラウザで買い物をする場合、我々から見えない消費者がいるのです。私たちは、誰がサイトで買い物をしているのかを確認できるようにしたかったのです。

Spiceologyは、デジタル広告ソフトウェア会社の MediaMath と、 プライバシーに配慮した識別プラットフォームを提供するParrableの匿名デバイスIDのソフトウェア「Parrable」に着目。60日間にわたってテスト使用しました。「Parrable」はWebブラウザ、Webビュー、アプリ間でデバイスを識別することができるファーストパーティーCookieを使用し、消費者を特定します。電子メールやその他の特定可能な詳細情報を有する消費者データは使用しません。

Spiceologyは、このサービスの費用は明かしませんでしたが、MediaMathにかかるコストは広告費に上乗せされているそうです。

Spiceologyを利用する消費者の半数以上は、アップルデバイスのSafariを使用して買い物をしており(55%)、35%はGoogle Chrome、10%はFirefoxを含む他のブラウザを使用しています。全セッションの約 75% がモバイルデバイスからのものです。

「75%のモバイルトラフィックは、今も増加し続けています」とオーバーストリート氏。モバイルへの投資がますます重要になっていると指摘します。

Z世代とミレニアル世代の消費者にアピールする

Spiceologyは、27万人以上のフォロワーを持つInstagramを通じて、若い消費者にアピールしています。また、米国のTV局が放映しているリアリティ料理番組「Top Chef」やNetflixの料理シリーズ「The American Barbecue Showdown」などの番組で、Spiceologyのスパイスが紹介されたこともあります。最近、バーボンメーカーのMaker's Mark と協力して、スパイス・ブレンド・コレクションも作り始めました。

Z世代/ミレニアル世代のオーディエンスは、モバイルファーストのSNS上で、シェフやインフルエンサーを通じて、Spicetologyに出会う可能性が最も高いです。我々のブランドは、彼らの間に深く浸透しています。(オーバーストリート氏)

Parrableを使用する前は、消費者を特定することができず、広告活動のリターゲティングが困難だったとオーバーストリート氏は説明。新技術を導入した後、60%の消費者を識別できるようになりました。

SafariでESPN.com(米国のスポーツ専門チャンネル)を見ている人がわかるようになり、その人を特定してメッセージ(広告)を出すことができるようになりました。

Spicetologyは、このサービスをフルタイムで導入するための費用については、明言しませんでした

オンラインで消費者を見つける

デジタル広告のコストが上昇し、サードパーティのCookie追跡ができなくなるなか、SpiceologyはParrableのテクノロジーがどのようにECサイトへの流入を増加させるかをテストしました。数日のうちに、インバウンドトラフィックへの影響に気付いたとオーバーストリート氏は言います。しかし、具体的な数字については言及しませんでした。

我々は、何も変える必要はありませんでした。以前と同じことを続けているだけですが、今ではより多くの消費者の目に触れるようになり、ブランドのメッセージをより多くの人たちに伝えることができるようになりました。

一般的なSpiceologyの利用者はロマンチックな物語を求めていますが、「(一部購入客である)プロのシェフは面倒なことはせず、すぐに買い物ができることを望んでいる」とオーバーストリート氏は言います。

一般家庭の利用者は、ブレンドされたスパイスのガラス瓶を2つほど購入すると、3か月から6か月以上リピート購入しない可能性があります。しかし、プロのシェフは定期的に購入し、その多くは毎月購入すると言います。

「プロのシェフはより多く注文します」と話すオーバーストリート氏は、平均的な注文額を公表しませんでしたが、プロのシェフは一般消費者と比較して、1回の注文で8倍から10倍の注文をするのが普通のようです。

プロのシェフもSpiceologyの大切な顧客です。オーバーストリート氏によると、新しいソフトウェアへの投資は、一般消費者に対するECサイト運営への取り組みを理解を深めるために行われています。

この記事は今西由加さんが翻訳。世界最大級のEC専門メディア『Digital Commerce 360』(旧『Internet RETAILER』)の記事をネットショップ担当者フォーラムが、天井秀和さん白川久美さん中島郁さんの協力を得て、日本向けに編集したものです。

Digital Commerce 360
Digital Commerce 360

欧州ネット広告費、2021年は30%増

3 years 9ヶ月 ago

IABヨーロッパによると、2021年のヨーロッパ28カ国のデジタル広告費は、前年比30.5%増の920億ユーロになった。2008年以来の高成長率。成長率が最も高かったのはトルコだが、インフレ率を差し引いて解釈する必要がある。

IAB Europe AdEx 2021 Benchmark Study Reveals Double-Digit Digital Advertising Growth Across All Markets
https://iabeurope.eu/all-news/iab-europe-adex-2021-benchmark-study-reveals-double-digit-digital-advertising-growth-across-all-markets/

noreply@blogger.com (Kenji)

アフィリエイトサービスの「A8.net」とLINEショッピングが業務提携

3 years 9ヶ月 ago

ファンコミュニケーションズは、アフィリエイトサービス「A8.net(エーハチネット)」とLINEが運営するショッピングサービス「LINEショッピング」の業務提携を始めたと発表した。

「A8.net」を利用している広告主は、LINEショッピングのユーザー、LINEショッピングのLINE公式アカウントの友だち数4000万人以上にアピールすることが可能になる。連携には審査が必要。

業務提携の第1弾として、アガルート、コスメキッチン、ダイソン、マイプロテイン、レンズラボといった広告主の掲載を開始する。

LINEショッピングは、ファッションや雑貨、スポーツ、インテリア、家電、コスメなど4億点を超える商品を800以上のサイトから「LINEアプリ」上で手軽に検索・比較・購入できる総合ショッピングサービス。

商品の購入金額に応じて、各ショップのポイントに加え、「LINEポイント」が付与され、貯まったポイントは1ポイントを1円として、決済サービス「LINE Pay」や「LINEスタンプ」の購入などに活用できる。

「A8.net」は2000年6月にサービスを開始。累計広告主数は約2万2200、アフィリエイトメディア約308万。

石居 岳
石居 岳

Twitter運用担当者「1人」が半数以上、Instagram運用と比較して「少人数」「低予算」「短時間」の傾向

3 years 9ヶ月 ago

テテマーチの研究チーム「サキダチラボ」は、「Twitterの企業活用における課題と成果実感に関する調査」を実施した。調査の結果、2021年12月21日~2022年1月27日に行った「企業のInstagramの活用実態に関する調査」の結果と比較して、Twitter活用は「少人数、低予算、短時間」の傾向があるという。

調査対象は、テテマーチのメルマガを購読している企業のTwitter担当者161人、期間は2022年2月28日~2022年3月11日。

1か月にかける予算「1万円未満」が45.3%

調査対象者に「Twitterにかけられる月次予算」を聞いたところ、45.3%が「1万円未満」と回答した。Instagramは36.5%だった。

「1万円~10万円未満」では、Instagramが70.1%だったのに対し、Twitterは84.4%となり、Instagramに比べてTwitterの方が低予算で運用されていることがわかった。

さらに、事業会社では「1万円未満」が55.3%という結果となり、低予算でTwitterを運営している事業会社が多いことがわかった。

テテマーチ Twitter調査 Twitterにかけられる月次予算とInstagramにかけられる月次予算の比較
「Twitterにかけられる月次予算」(上)と「Instagramにかけられる月次予算」(下)(出典:テテマーチ)

半数以上が「Twitterの運営人数は1人以下」

「社内でTwitterアカウントの運用に関わるメンバーの人数」について聞いたところ、「1人以下」と回答した人はInstagramが25.9%に対して、Twitterは52.8%で、Instagramの約2倍だった。

「6人以上」と回答した人は、Instagramが11.0%で、Twitterは2.4%となり、Twitterは少人数で運用している企業が多いことがわかった。

また、事業会社は「1人~2人」の運用者が全体の85.1%を占める。

テテマーチ Twitter調査 Twitter運用担当者の人数とInstagram運用担当者の人数の比較
「社内でTwitterアカウントの運用に関わるメンバーの人数」(上)と「社内でInstagramアカウントの運用に関わるメンバーの人数」(下)(出典:テテマーチ)

Twitter運用にかける時間「30分未満~2時間」が多い

「1週間あたりの運用にかける時間」を聞いたところ、「30分未満~2時間」はInstagramが29.2%に対し、Twitterは63.4%だった。企業はTwitter運用にあまり時間をかけていないことがわかった。

一方、事業会社の8.8%は「6時間~10時間以上」と回答していることから、少数だがTwitter運用に注力している企業もあることがわかった。

テテマーチ Twitter調査 1週間あたりのTwitter運用にかける時間とInstagram運用にかける時間の比較
「1週間あたりのTwitter運用にかける時間」(上)と「1週間あたりのInstagram運用にかける時間」(下)(出典:テテマーチ)

Twitter運用の目標「フォロワー数」が最多

Twitterアカウント運用に際し、目標設定や注力している項目について聞いたところ、最多は「フォロワー数」(61.5%)で、次いで「投稿のエンゲージメント率」(36.6%)「投稿のいいね数」「投稿のインプレッション数」(ともに29.8%)だった。

テテマーチ Twitter調査 Twitter運用の目標と注力している項目
Twitterアカウント運用に際し、目標設定や注力している項目(複数回答可/出典:テテマーチ)

ビジネスへの成果「実感なし」がトップに

Twitterが自社のビジネスに貢献している度合いについて、11段階評価で評価してもらったところ、「実感なし(0)」が最多で19.8%だった。「実感あり(10)」は2.5%で、ビジネスとしてTwitterを有効活用できていない企業が多いことがわかった。

テテマーチ Twitter調査 Twitterが自社のビジネスにおける成果に貢献しているか
Twitterが自社のビジネスにおける成果に貢献しているか(出典:テテマーチ)

成果について回答者から寄せられたコメントは次の通り。

○サイト流入

  • エンゲージメントが高く、Web サイトへの流入数も増加している
  • 県外(都心)からもHPに問い合わせがくる

○購買

  • Twitterを見て、予約を入れてくる方は少なからずいるため。成果に貢献はしているかなと思う
  • フォロワー数も増加しており、それに伴い売上高も多少伸びがある点

○情報収集‧発信

  • 伝えたい情報をタイムリーに発信できるプラットフォームとして活用できている
  • 採用の側面では情報源として見てもらえている

○来店

  • 配信情報や、機能、取り組みなどをユーザーが見ているあるいは拡散することで、来店きっかけにはつながっているとは思うため
  • 来場者アンケートの「来場のきっかけ」にSNSが一定の割合で入っている時

運用上の課題は「ノウハウ、知識不足」

Twitter運用上の課題について聞いたところ、トップは「ノウハウや知識が不足している」(64.9%)で、次いで「兼業状態でTwitterだけに集中できない」(54.4%)「データ分析や考察ができていない」(44.7%)だった。

事業会社では、「人手が足りない」(42.1%)「時間がない」(41.2%)が高かった。

テテマーチ Twitter調査 Twitter運用上の課題
Twitter運用上の課題(複数回答可/出典:テテマーチ)

■Twitterに関する調査概要

  • 調査タイトル:Twitter活用実態レポート~Twitterの企業活用における課題と成果実感~
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査期間:2022年2月28日~2022年3月11日
  • 調査対象:テテマーチのメルマガを購読している企業のTwitter担当者
  • 調査人数:161人
  • 調査エリア:全国

■Instagramに関する調査概要

  • 調査タイトル:Instagram活用実態レポート~Instagram活用における課題と成果実感~
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査期間:2021年12月21日~2022年1月27日
  • 調査対象:Instagram分析ツール「SINIS(サイニス)」利用中の企業
  • 調査人数:274人
  • 調査エリア:全国
藤田遥
藤田遥

YouTubeのCM人気ランキングベスト10<2022年6月版>

3 years 9ヶ月 ago

「YouTubeで気になる動画を見るはずが、気づいたらコマーシャル動画をしっかり見てしまった。」

そんな経験はありませんか?そんな魅力あふれるYouTube動画広告を再生回数順に、ランキング形式で紹介していきます。動画制作・映像制作を検討中の方は、ネタのひとつとしてもぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。(2022年6月1日時点)

第10位 「ウーノ クリームパーフェクション「褒められるっていいな」篇 15秒」uno

 

出典:uno (ウーノ)

俳優の窪田正孝さん竹野内豊さん、高杉真宙さんが出演するCMです。カフェで「今日もステキです」のメッセージをもらい「今日もいい感じ」と言う窪田さんに驚く高杉さんに「ヒケ痛はスキンケア」と製品の紹介をしています。

第9位「アクアレーベル アクアウエルネス 「ぼくらはみんな生きている」篇 15秒」資生堂

 

出典:資生堂

俳優の杏さん杉野遥亮さん、井桁弘恵さんが出演する、アクアレーベルのCMです。「手のひひらを太陽に」に乗せて歌っています。清涼感が溢れるCMです。

第8位「アキュビュー®️ オアシス®️ 瞳思いラボ・充実のウラには篇 15秒」アキュビュー

出典:VisionCare Japan

俳優の高橋一生さんが出演するアキュビューのCMです。「これはアキュビューユーザーの1日なんだ」というセリフで、視界がクリアだと気持ちもクリアで充実した1日を過ごす女性太一を紹介しています。

第7位「3Q訪問活動「お節介」篇30秒」JA共済

 

出典:JA共済公式チャンネル

俳優の有村架純さんと音声のみ浜辺美波さんが出演するJA共済のCMです。「お姉ちゃんのお節介は仕事では役に立つらしい」という浜辺美波さんのアナウンスを始まりに、有村架純さんが仕事や、困ってるたちへの手助けをしているシーンが映し出されます。

第6位「「メンズメイクの王道」篇 15秒」uno

出典:uno (ウーノ)

俳優の窪田正孝さんと竹野内豊さんが出演するunoのCMです。黒を基調にしているセットとスタイルで清潔感があります。2人が出演している部分の映像は、2021年3月放送の、オンラインから、オフライン編の映像を使っていると思われます。

第5位「22SS LifeとWear/LifeColors篇30秒」UNIQLO

 

出典:UNIQLO

俳優の綾瀬はるかさんと松下洸平さんが出演しているCM。桑田佳祐さんのCM曲に乗せて、カラフルなユニクロのTシャツを着た人々が映し出され、それをモニターで見た白いTシャツを着ている松下さんが「イロチェンか、、、」とつぶやいています。さまざまなカラーを身近な自然にある色に例えているのが印象的です。

 

第4位「ゴールデンウィークは、好きな時間へ、ひとっ飛び。| Amazon Prime Video 30」秒編」Amazon

出典:Amazon Prime Video JP

ピクニックの替え歌のCMと共に、俳優の高橋一生さんが川原でタブレットPCを用いて映画を見ているCMです。映画、ドラマ、アニメ、オリジナル作品などがそれぞれ紹介され、ジャンルにとらわれずさまざまな分野の映像が月額500円で楽しめることが紹介されています。

第3位「始めるも使うもクイックに篇 15秒」QUICPay


出典:QUICPay【公式】

最初は無機質な部屋にいる俳優の波瑠さんが、「クイックペイ、スマホ決済か。簡単」と言った瞬間に花屋さんの場面に切り替わります。早速スマホでクイックペイを利用し、クイックペイの始め方、利用のしやすさがわかるCMです。最後には全額キャッシュバックのキャンペーンの告知をしています。

第2位「22SS篇 ブラトップLifeとWear/いろんなわたし篇 30秒」UNIQLO

出典:UNIQLO

俳優の綾瀬はるかさんが出演するCMです。最後には3人の違うブラトップを着用した綾瀬はるかさんが、今日一日の反省と共に「いろんな私が私です」というセリフで締めています。商品が多様な場面で活躍することがよくわかるCMです。

第1位「22SS LifeとWear/365日エアリズム篇」UNIQLO

出典:UNIQLO

俳優の綾瀬はるかさんが「トンネルを抜けたら雪景色だったとか、もうここ桜が満開なんだ。とか」と、気候変化のある日本の様子を感じているトラック運転手の気持ちを代弁しているCM。インナーが生活の一部であり、普通の日が人生になっていくことを伝えています。

今月の一言

6月のYouTube CM人気ランキングベスト10いかがでしたでしょうか?気になるCMはありましたか?
上位4つは順位変動はあるものの、同じ顔ぶれになりました。
来月はどんなCMが拝見できるのか今から楽しみです♬

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※CM総合サイトCMbb-naviの2022年6月1日CMランキングの情報を参考に制作しています。

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受発注業務をEC化するクラウドサービス「Bカート」が「Bカートアプリストア」を公開、外部企業によるアプリ開発が可能に

3 years 9ヶ月 ago

BtoBの受発注業務をEC化するクラウドサービス「Bカート」を開発・提供するDai(ダイ)は6月1日、拡張機能や外部企業が開発したアプリケーションを「Bカート」に追加できるようにする「Bカートアプリストア」をリリースした。

これまでDaiが開発した拡張機能を「Bカート」で提供していた環境を外部企業にも解放。1000社以上が使う「Bカート」導入企業に対し、外部企業が物流、決済、メール管理などさまざまなアプリケーションを提供できるようになる。

「Bカートアプリストア」では開発会社向けの「Bカートデベロッパー スタートガイド」を公開。「Bカート」APIを使ったアプリ開発の各種情報、公開申請ガイドラインなどを掲載している。

BtoBの受発注業務をEC化するクラウドサービス「Bカート」を開発・提供するDai(ダイ)は6月1日、拡張機能や外部企業が開発したアプリケーションを「Bカート」に追加できるようにする「Bカートアプリストア」をリリース
外部企業によるアプリ開発をスタートした(画像は「Bカートアプリストア」からキャプチャ)

「Bカート」の導入企業は、外部企業が開発・公開したさまざまな機能を、アプリを通じて簡単に利用できるようになる。拡張機能・連携アプリに関する要望を受け付ける取り組みもスタートしている。

BtoBの受発注業務をEC化するクラウドサービス「Bカート」を開発・提供するDai(ダイ)は6月1日、拡張機能や外部企業が開発したアプリケーションを「Bカート」に追加できるようにする「Bカートアプリストア」をリリース
開発アプリ・拡張機能に関する要望も受け付けている(画像は「Bカートアプリストア」からキャプチャ)

リリースに合わせて、「Bカート」とCSV連携を行っていたクラウド倉庫管理システム(WMS)「ロジザードZERO」のアプリを第1弾アプリとして公開した。新たに、APIによる「Bカート」「ロジザードZERO」の自動連携を実現した。これまでCSVのインポート、エクスポートといった手作業の出荷業務などを、自動化できるようになる。

Daiは今後、「Bカートアプリストア」の公開アプリを拡充、従来の電話やFAXで行うアナログな受注体制では対応できなかった業務の自動化、マーケティング施策などを行えるアプリの充実をめざす。有料アプリなどの公開も予定する。

BtoB-ECサイト構築においてニーズの高いサイトデザインに対応したアプリケーションなども、拡張機能として追加していく予定。

「Bカート」はカスタマイズ対応せずに提供するBtoB-ECのSaaS型サービス。カスタマイズを行わない分、初期費用8万円~、月額費用9800円~とBtoB-ECサービスのなかではスモールスタートしやすい価格帯となっている。

毎月の無料アップデートがあり、軽減税率対応など事業推進に欠かせない機能や要望の多い機能があれば随時更新される。導入企業は追加料金を払うことなく、常に最新バージョンを利用できる。

BtoB-ECビジネス Bカートのポジショニング
「Bカート」のポジショニング(画像はBカートのサイトより編集部がキャプチャ)
瀧川 正実
瀧川 正実

ドコモ、IPアドレスで顧客の興味に合った広告配信

3 years 9ヶ月 ago

NTTドコモの「ドコモ広告」は、顧客がドコモの通信回線で各種サイトやアプリを利用した際に発行するIPアドレスを用いて、その顧客に関連性が高い広告を配信する機能の提供を開始した。

プライバシーに配慮した新たなデジタル広告配信機能を提供
https://www.docomo.ne.jp/info/news_release/2022/05/18_00.html

発表文を読む限りは、KDDIの次のサービスとほぼ同じか。

お客さまのプライバシーに配慮した次世代型のデジタル広告配信プラットフォームを提供開始
https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2021/11/16/5534.html

noreply@blogger.com (Kenji)

ヨドバシHDがアジャイル開発企業に総額1.5億円を出資、「新しいサービス開発を進める上での『最後の1コマが埋まった』」

3 years 9ヶ月 ago

ヨドバシホールディングス(HD)は、ソフトウェア開発の内製化支援やアジャイル開発・DX推進を行うクリエーションラインが実施した第三者割当増資を引き受けて総額1億5000万円を出資、資本業務提携した。新規サービス開発などに共同で取り組んでいく。

ヨドバシカメラとヨドバシHDの経営資産と実績、クリエーションラインが持つ技術ノウハウや新規事業アイデアを融合。イノベーションを起こすプロダクトやサービスの開発を進める。

ヨドバシホールディングス(HD)は、ソフトウェア開発の内製化支援やアジャイル開発・DX推進を行うクリエーションラインが実施した第三者割当増資を引き受けて総額1億5000万円を出資、資本業務提携した

資本業務提携の内容は次の通り。

  • 新規サービス開発
  • アプリケーション開発エグゼキューションセンターの共同運営
  • 内製化支援およびソフトウェアエンジニア育成
  • クラウドおよびオープンソースソフトウェア技術の導入推進

ヨドバシカメラの藤沢和則代表取締役は、次のようにコメントしている。

EC戦略をさらに押し進めるためには、新しいオープンソースやクラウドの技術などを使ったアーキテクチャを活用する必要がある。そのためには技術を使いこなせる人材と、実際に開発手法を実行できるチームという2つが必要となる。この2つを兼ね備えているものがクリエーションラインだった。ヨドバシカメラの新しいサービス開発を進める上での「最後の1コマが埋まった」という感覚を持っている。

通販新聞の姉妹紙『月刊ネット販売』が実施した2020年度のEC売上高調査「ネット販売白書」によると、ヨドバシカメラのEC売上高は前期比60.3%増の2221億円で、ランキング2位。国内企業で初となるEC売上高2000億円を突破している。

通販新聞 ネット販売実施企業の売上高上位30社
ネット販売実施企業の売上高上位30社

クリエーションラインは、オープンソースおよびアジャイル開発を用いた技術開発を得意としている。2018年にはデンソーと資本業務提携し、コネクティッド関連事業にも参画。周辺領域における新たなプロダクトやサービスの開発を進めている。

石居 岳
石居 岳

評価されるECサイトのポイントとは?約4万店から選ばれた最優秀店舗「sisam FAIR TRDE(シサムフェアトレード)」に学ぶ

3 years 9ヶ月 ago

GMOペパボが運営するネットショップ作成サービス「カラーミーショップ」は、今回で8回目となる「カラーミーショップ大賞2022」を開催した。オフラインでの実施は3年ぶりとなる。

4万を超えるショップのなかから大賞に選ばれたのは、フェアトレードの洋服やファッション雑貨などを販売する「sisam FAIR TRDE(シサムフェアトレード)」。大賞を受賞した「sisam FAIR TRDE」はどのような点が評価されたのだろうか。

GMOペパボが運営するネットショップ作成サービス「カラーミーショップ」は、今回で8回目となる「カラーミーショップ大賞2022」を開催

大賞は「sisam FAIR TRDE(シサムフェアトレード)」
https://sisam.shop-pro.jp/

カラーミーショップ大賞2022 sisam FAIR TRDE シサムフェアトレード
「sisam FAIR TRDE」のTOPページ(画像は「sisam FAIR TRDE」からキャプチャ)

「sisam FAIR TRDE」は、1999年4月25日に京都の郊外で小さなフェアトレードショップとして生まれた「シサム工房」のECサイト。創業以来、オリジナル商品を開発。商品の質、デザイン、提案する空間にこだわりながら、チャリティではなく一貫してフェアトレードで事業に取り組んでいる。

インドの村で1点ずつ刺繍を施したワンピース、ネパールで作った手編みのセーターなど、途上国の人々による手仕事で制作した物を販売している。

カラーミーショップ大賞2022 sisam FAIR TRDEで扱っている商品
「sisam FAIR TRDE」で販売している商品(画像は「sisam FAIR TRDE」からキャプチャ)

コロナ禍による作り手への打撃を抑えるため、実店舗で使用できる「未来チケット」をネット販売するなど、逆境への対応力が評価された。また、フェアトレード、ひいては社会課題の解決という自社コンセプトをECサイト上でも貫く姿勢が評価され、大賞に選出された。「カラーミーショップ大賞2020」では優秀賞を受賞している。

ECサイト運営は「強く“人”を感じる仕事」

「sisam FAIR TRDE」の店長 谷初花氏は、受賞に際して次のようにコメントした。

ECサイト運営は、注文を受けて商品を届けるという一見システマティックでシンプルな仕事に見えますが、その分強く「人」を感じる仕事だと日々思っています。

会場で他店舗の方の話を聞いて、場所も販売している商品もまったく違いますが、皆さんそれぞれ大切に思うものを大切に販売されていて、顔の見えない誰かを大切にしている仕事なんだと思いました。(谷氏)

カラーミーショップ大賞2022 sisam FAIR TRDE 大賞受賞に際しコメントする谷氏
「カラーミーショップ大賞2022」大賞受賞に際し、コメントする谷氏

大賞受賞店舗に聞く、ECサイト成長のポイントとは?

「sisam FAIR TRDE」の店長である谷氏に、注力している施策や今後の展望などについて話を聞いた。

「ユーザーに来てもらえる場所作り」がECサイト伸長の理由

――授賞式で「一時期店舗の売り上げが下がってしまった」とお話していましたが、ECサイトの売り上げが伸びたきっかけは何でしょうか?

谷 初花氏(以下、谷氏):それまでは店舗とオンラインがそれぞれ情報を発信していましたが、「今はオンラインという場しかない」と一丸となったことが伸びた要因の1つとしてあると思います。

コロナ1年目のピーク時、ECサイトを知らなかったお客さまが一気に集まって下さったのですが、「本当は来店したいお客さまにECサイトで購入していただくために、どういう環境にしたらなるべく店舗に近い環境になるのか」を考えてさまざまな施策を行いました。

たとえば、普段大阪のお店で購入しているお客さまがECサイトで購入した際に大阪の店舗名を書いていただきました。そして、その店舗の店長やスタッフに書いてもらった手紙を商品と一緒に届けてつながりを持たせました

将来店舗で買い物ができるようになったら使える「未来チケット」など、商品を買っていただきたいという思いはありました。しかし、コロナで大変な時期は皆が家にいて外出できない状況で「果たして服は必要なんだろうか?」というところから考え始めました。

そこで、実際の売り上げには直結しませんが、スタッフがそれぞれの暮らしのなかで楽しんでいる趣味や読みたい本などのコラムをECサイト上で出し続け、人に来ていただく場所を作ったことがオンラインを一気に加速させたと思います。

カラーミーショップ大賞2022 sisam FAIR TRDE 店長
「sisam FAIR TRDE」店長の谷 初花氏

一期一会の商品がECサイトでは人気

――ECと店舗で売れている商品に違いはありますか?

谷氏:ヒット商品のようなものは大体似ていますが、やはり店舗が強くてオンラインは弱いということが多いです。

特に私たちは手仕事のものを販売しているので、人によっては買うのが難しい価格のものもありますし、たとえば手織りのショールだと触ったり巻いたりしてみないとわからないことも多い。そういうものをオンラインで購入してもらえるかというとなかなかお店とは違います。

そこに追いつくために動画を撮影したり、返送料無料の試着キャンペーンを行ったりして、店舗に追いつけるようにしています。

――ECサイトだと売れやすいものはありますか?

谷氏:写真にもよりますが、パキッとした色のものはオンラインだと凄く映えて売れています。ただ、私たちも売れる商品の傾向が読めるわけではないので、探り探りでやっている状態です。

1つひとつ模様が違う商品があるのですが、店舗だとそれを全種類陳列して手に取れる環境が当たり前だと思います。けれど、オンラインでは1つひとつ個別の商品として限定数で販売しているので購買意欲が変わってくる、お客さまにとって「一期一会の商品なんだ」というのがオンラインの強みになっています。

「sisam FAIR TRDE」ユーザーを主人公にしたコラムを発信

――「カラーミーショップ大賞2022」では、一般ユーザーからの投票もありました。どのような点がユーザーに支持されたと考えていますか?

谷氏:「sisam FAIR TRDE」のお客さまとは買い手と売り手という関係ではなく、応援して下さっている方が多い

扱っている商品がフェアトレード商品ということもあり、購入を通じて生産者を応援したい、きちんとつながりたいと思っている方が長年私たちを支えてくれている。そういった点に共感して投票していただけたと思っています。

――「ユーザーとのつながりは買い手と売り手だけの関係ではない」とのことですが、ユーザーとのつながりやコミュニケーションのために行った施策はありますか?

谷氏:スタッフが書いたコラムをECサイトに掲載したり、メルマガを配信したりしているのですが、メルマガでは冒頭の挨拶でスタッフが自分の生活のことなどを書いています。

カラーミーショップ大賞2022 sisam FAIR TRDE スタッフが書いたコラム
「sisam FAIR TRDE」スタッフが好きな本について書いたコラム
(画像は「sisam FAIR TRDE」からキャプチャ)

コロナ禍の時、メルマガを見たお客さまから「自分の日常ではなく、他の人の日常が見れることでとても元気が出ます」というメールが届いたことがありました。

「他のお客さまが普段どんな生活をして、どんなことを思っているのかを知れる機会があったら嬉しいです」というアドバイスをいただき、お客さまを主人公にしたコラムを書いています

普段どんな物を購入して、どんな物が好きかというアンケートをお客さまに募ったら、700名以上の方がアンケートに答えて下さいました。そこからランダムに「この方に話を聞きたいな」と思った方にオンラインでインタビューを行い、その方を主人公にした物語、コラムを定期的に配信しています。

そういったコラムを見ていただくことで、他のお客さまにも凄く自分事化しているような感覚を持っていただけるのではないでしょうか。それが大きな特徴の1つかなと思います。

カラーミーショップ大賞2022 sisam FAIR TRDE ユーザーを主人公にしたコラム
「sisam FAIR TRDE」ユーザーを主人公にしたコラム
(画像は「sisam FAIR TRDE」サイトからキャプチャ)

――今後取り組んでいきたい、注力したいECサイト上の施策はありますか?

谷氏:先ほどのお客さまのコラムにもつながりますが、私たちだからこそできるオンラインショップというものがあるのではないかと思っています。

それは、どんな人たちが作っていてどんな手仕事をしているのかなど、全商品の背景をしっかり伝えて自信を持って売れるところはなかなかないんじゃないかなと。

私たちが間に入っていますが、現地のアジアには約1000人の生産者の方々がいて、その人達と誰かの日常をどんな風につなげていけるのかという可能性はたくさんあると考えています。その可能性を広げていけるようなショップにしていきたいです。

「カラーミーショップ大賞」とは

「カラーミーショップ」利用ショップのなかから、ネットショップの構築・運営において独自の創意工夫を凝らしているショップを発掘・表彰するコンテスト。

審査方法は、一次審査の対象とする「オファー制」を実施。「カラーミーショップ」のスタッフが、「デザイン」「PR」「成長率」の一定基準を満たした上位800店舗を選出。選出した店舗にオファーを行い、引き受けた374店舗をノミネートショップとして決定。その後、一般のインターネットユーザーからの投票を受け付け、その結果を踏まえて最終審査を実施している。

優秀賞や地域賞、新人賞なども発表

審査基準をバランスよく満たしている上位10ショップを選出した「優秀賞」は、情報が整理されて見やすいサイト設計を評価された「かわしま屋」や、初受賞となる「カタカナ」など計10ショップが受賞した。

カラーミーショップ大賞2022 優秀賞を受賞したかわしま屋
「優秀賞」を受賞した「かわしま屋」(画像は「かわしま屋」サイトからキャプチャ)
カラーミーショップ大賞2022 優秀賞を受賞したカタカナ
初受賞となる「カタカナ」(画像は「カタカナ」サイトからキャプチャ)

そのほか、国内7つのエリア(北海道・東北、関東(東京除く)、東京、中部、近畿、中国・四国、九州・沖縄)を代表する各地域から選出されたショップに贈る「地域賞」(20ショップ)や、特別賞(全6賞、10ショップ)、にっぽん文化奨励賞(2ショップ)、Amazon Pay賞(1ショップ)を発表した。

「スタッフの顔が見える」「動画活用」が今回の特徴

GMOペパボ 常務取締役の星隼人氏は、今回の「カラーミーショップ大賞」の傾向について、「ショップスタッフの顔が見える店舗が増えた。たとえばファッションならスタッフがモデルをして、撮影した写真をSNSにアップする。また、コラムなどで気持ちを伝えることが増えたと思う。20年前は商品を登録したら売れる時代だったが、今は商品への愛をユーザーに伝えることが重要。もう1つは動画を使ったサイトが増えた。商品詳細を動画で紹介するサイトが非常に増えた」と分析した。

藤田遥
藤田遥

ABCマートのEC含めたデジタル売上高は9%増の約224億円(推定)【2022年2月期】

3 years 9ヶ月 ago

エービーシー・マート(ABCマート)の2022年2月期連結業績によると、ネット通販と実店舗におけるEC在庫の販売分を含めたデジタル売上高は前期比9.0%増の約224億円だったようだ。

ABCマートはデジタル売上高の数値を明らかにしていないものの、国内販売におけるデジタル売上高構成比は前期比0.3ポイント減の13.2%だったと公表している。国内売上高は1697億7300万円だったことから、デジタル売上高を224億円と算出した。

オムニチャネルを推進しているABCマートでは、ECと実店舗による在庫有効活用と店舗受取サービスを拡充。店舗におけるEC在庫を活用した取り組みとして、店舗で欠品している商品を倉庫(または在庫のある他の店舗)からの直接発送などを行なっている。

2020年にはデジタルコマースを拡大するための「デジタル基幹システム」を構築。商品、在庫背景、ポイントなどとECやスマホアプリの連携など、複雑に交わる仕組みを「デジタル基幹システム」で一元管理できるようにした。

今後、実店舗、パソコン、スマートフォンといったチャネルから同一情報にアクセスできる環境作りを推進。実店舗施策では、「店頭にECの利便性を」をテーマに、新しい購買体験を提供できるデジタル旗艦店の出店を拡大していくとしている。

瀧川 正実
瀧川 正実

越境EC担当者に求められるスキルとは? 社内調整力、現地の商習慣への理解、定量的な分析力 | 通販新聞ダイジェスト

3 years 9ヶ月 ago
越境ECを開始したものの成果が出ない企業も多い。越境EC担当者に求められるスキルとはいったいどのようなものだろうか?

越境ECを始めたものの成果が出ない企業は多い。そこで、アジア向け越境ECのモール出品や貿易・フルフィルサービス、デジタルマーケティング、オフライン販売支援などを総合的に手がけるアジアンブリッジ代表の阪根嘉苗氏に、越境EC担当者に求められるスキルなどを語ってもらった。

越境EC成功のポイントは「市場にフィットする手を打てるか」

さまざまなメーカー、事業者の担当者とやりとりをしていますが、越境ECで成功する企業と失敗する企業とを分ける要素として大きいのは、越境EC担当者のスキルだと思います。そのスキルとして最初にあげたいのが社内調整力です。

越境ECを始めるのに当たって事業計画を立てると思いますが、多くの場合、見込んでいた売り上げ、利益と現実とにギャップが生じます。その際、社内に海外市場の実態をしっかり説明できなければいけません。

計画と違うからといって支援会社を変更しても海外市場の状況は変わりませんので、狙っている市場によりフィットする手を打てるかどうかです。

通販新聞 アジアンブリッジ代表の阪根嘉苗氏
アジアンブリッジ代表の阪根嘉苗氏

アジアでは定期購入の馴染みが薄い

たとえば、定期購入型の通販で成功している日本の企業がアジア市場でも定期購入型通販を展開したいと思っても、アジアでは馴染みが薄く浸透しないというケースがあります。

そのとき、会社が求めているのは必ずしも定期購入型にこだわるのではなく、売り上げと利益をしっかり確保できればいいという場合もあります。

そうであれば、売り上げと利益が伴う商売の方法を支援企業と一緒に考えればいいのです。商習慣が異なるのに定期購入の仕組みをゴリ押しするのはダメです。

そもそも定期購入はアジアでは浸透していないし、アジアの人はまとめてお得に買いたいニーズが高いです。日本よりもクレジットカード保持率が少ないので、毎月引き落としされる定期購入の仕組みに馴染みません。

それに、日本の定期購入によくある、初回だけ安くて2回目以降は高くなるという売り方はアジアにはあまりないので、すぐに解約されてしまいます。

返品率の高さを前提にした事業計画を立てる

海外では消費者が守られていることも多く、たとえば、台湾ではインターネットで購入した商品は、到着後7日間は返品できる法律があって、その商品を使っても問題なく返品可能です。そのため、ECは気軽に返品できるという感覚が強く、いわゆる“定期縛り”は通用しません

海外のEC市場では一般的に返品率が多いので、返品率を下げる努力だけでなく、返品率が多いことを前提にした事業計画を立てることも大事です。

商品価格についてですが、海外では二重価格で販売するキャンペーンが目立ちます。やはりECでお得に買いたいという人が多く、割引されていない商品は買ってもらえません。

日本は二重価格に対するルールが厳しいですが、定価で買ってもらうのが難しい越境ECでは、少し割り切った販売手法が必要かもしれません。

重要なのは語学力ではなく「現地の商習慣を理解すること」

一方で越境EC担当者にとって語学力は重要ではなく、ほとんど必要ないと言ってもいいくらいです。支援会社もサポートしますし、翻訳ツールでも簡単な商品説明などはまかなえます。それよりも、現地の商習慣を理解し、販売戦略を調整できる柔軟性の方が越境EC担当者には大事です。

支援会社を活用せずに自力で越境ECに乗り出す場合は、少なくとも市場調査、競合調査を行うスキルが不可欠です。自社で売りたい商品の競合商品が海外市場にもありますので、それらがどういう売り方をしているのかを知っておく必要があります

現地に行かずとも、最近はオンライン上で市場調査はできますし、セミナーなどに参加して情報収集することも可能です。

迅速な対応力、定量的な分析力も必要

また、越境EC担当者には迅速な対応力も必要です。海外のEC市場では法律の変化や販売手法のトレンドの変化などが早いので、常にアンテナを張り、競合他社の成功事例などを収集できないといけません

加えて、越境ECの現状を定量的に分析することも大事です。集客施策ができていないのに、「売り上げが伸びないのはニーズがなかったから」などと結論づけてはダメです。

定量的に分析するためにも、「グーグルアナリティクス」を使って集客構造を理解できるようにしましょう。商習慣の違いはあっても、EC集客の仕組みは日本でも越境ECでも同じですので、日本で蓄積した集客施策は海外でも生かせる

越境ECは思った通りにならないと思いますが、失敗を恐れず、目の前のリスクを理解した上で前進できる人が担当者としては最適だと思います。

※記事内容は紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをネットショップ担当者フォーラム編集部が追加している場合もあります。
※見出しはネットショップ担当者フォーラム編集部が編集している場合もあります。

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通販新聞

ティックトック、ブランドとクリエイターの共創を支援

3 years 9ヶ月 ago

ティックトックが「TikTok Branded Mission」を提供。ブランドは一定の条件を満たすクリエイターに、広告コンテンツの制作をクラウドソーシングできる。

ブランドとクリエイターの共創を促進する、新しいソリューション「TikTok Branded Mission」
https://tiktok-for-business.co.jp/archives/10969/

noreply@blogger.com (Kenji)

千趣会がワインや食のネット通販を本腰。「陳麻家」「どさん子ラーメン」などのJFLAホールディングスと合弁会社設立

3 years 9ヶ月 ago

千趣会と「タコベル」「陳麻家」「どさん子ラーメン」などの飲食店を展開するJFLAホールディングスは5月30日、食のネット通販などを手がける合弁会社設立に関する基本合意書を締結すると発表した。両社が同日に開いた取締役会で決議した。

主な事業は、ECを中心とした酒類・飲料・食品の企画・販売事業。資本金は3000万円(資本準備金:3000万円)で、千趣会が51%、JFLAホールディングスが49%を出資する。設立年月日や名称などは未定。

千趣会は2021年に公表した中期経営計画で、グループポートフォリオの見直しや経営基盤の再構築、原点回帰も踏まえた通信販売事業への資源集中とさらなる進化に向けた取り組みを発表。ビジネスパートナーと差別化された顧客体験価値を共創すると公表していた。

合弁会社は、中計で掲げた顧客体験価値創造の新たな取り組みの一環で、酒類・飲料・食品の企画・販売事業を展開する。千趣会は「食領域は定期的な購入が期待できるジャンル」としている。

千趣会の中期経営計画
中期経営計画(画像は公表資料からキャプチャ)

2022年内にワインを中心としたネット通販に着手。その後、食に関わる新しい事業を展開していくという。「ベルメゾンネット」とは別体制で展開。ECサイトのほか、受注・保管・配送対応は別システム・運用を行い、「柔軟な対応」「スピード感」を持った運営を展開するとしている。

JFLAホールディングスは、「陳麻家」「どさん子ラーメン」といった外食店舗の直営・フランチャイズ本部の運営を手がけるアスラポート、乳製品や酒類醸造といったメーカーなど食に関する企業の持株会社。「食」領域における商品供給・在庫コントロール・フルフィルメントに関するノウハウを提供する。

瀧川 正実
瀧川 正実

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