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ECサイトでの買い物&これまでの変化を編集部が語り合う内輪な座談会【ネッ担8周年記念】

3 years 8ヶ月 ago
ネットショップ担当者フォーラム創刊8周年記念企画! 編集部と森野氏の4人で個人的なショッピング事情について語り合いました。

EC専門のWeb媒体「ネットショップ担当者フォーラム」が2014年7月29日に誕生してから丸8年、9年目に突入しました。いつも「ネットショップ担当者フォーラム」をお読みいただき、ありがとうございます!

1か月遅れの8周年記念企画ということで、編集部とネッ担最古の連載執筆者・森野誠之氏の4人で、各自のプライベートな買い物について語り合ってみました。いつもは客観的な立場からECと向き合い、情報をお伝えしている私たちですが、個人としてはどんな風にECを活用しているのか? 難しい話はありませんので、冷たい物でも飲みながらのんびりとお読みください。

森野、内山、瀧川、藤田
森野氏(左上)、内山(右上)、瀧川(左下)、藤田(右下)の4名でお送りします

EC利用にポリシーあり(編集長 瀧川)

内山:編集長はECサイトを利用する際に確固としたポリシーがあるとか。

瀧川:僕は自社ECサイトでの買い物については、ID決済がないと買わないですね。基本的には大手モールで買い物して、ID決済があれば自社ECサイトでも買うという感じです。IDとパスワードの使い回しを避けるという目的があります。クレジットカードの情報漏えいもありますし、不正利用の手口も巧妙化していますからね。

セキュリティに完璧はないので、事業者側がセキュアなECサイトを作るのも重要ですが、消費者としてもリテラシーが求められると考えています。

瀧川正実
瀧川正実 ネットショップ担当者フォーラム編集長。プロボクサー、流通・通販専門紙の記者、EC支援企業での勤務などを経て2014年より現職。二児の父

ゲットしたポイントは投資へ

瀧川:基本的にポイント還元率の高いところで買うようにして、得たポイントを投資信託などの投資に回しているんですよね。

森野:僕もやってます。

瀧川:今年に入ってウクライナ情勢などの影響もあって株価低迷のあおりを受けていますが、分散投資をしているのでマイナスではないですね。

内山:私もポイント大好きですけど、貯まるそばから使っちゃっていました。投資、調べてみようかな……。

瀧川:現金を投資するのはなかなかハードルが高いですけど、ポイントなら少しハイリスクなものにも投資してみようかなと思えるんですよね。岸田総理も「貯蓄から投資へ」って発言しているし。

森野ポイントの活用法として、投資は今後もっと注目されそうですね。

気になるサイトはこちら

瀧川:2児の父として、取りあげたいのは「トイザらス」。すごく作り込んでいるなと思いますね。たとえば検索や検索結果の絞り込みで、複数商品の比較を一覧で表示できるようになっている。。店頭在庫や配送、支払い方法なども商品詳細ページで直接確認できるので、実店舗を運営している企業さんは参考にしていただきたいですね。

トイザらス
トイザらスでの検索結果画面例(編集部でキャプチャ)

森野:ほんとだ、ゴリゴリに作り込んでいますね。ちょっと運用体制がどうなっているのか知りたいくらいですね。

瀧川:商品によってはUGCまでやっている。小さなお子さんがいないと利用しないサイトですが、買い物してみるといろいろとヒントや学びがあるサイトだと思いますね。

ECは“自動販売機”(森野)

内山:森野さんはオンラインでの買い物はほぼAmazonだそうで。

森野:本を買う以外はあんまりお金を遣わないですし、Amazonのアプリだと余計な情報が出なくて、買いやすいんですよね。完全に自動販売機的な使い方です。

森野氏が最近買った本の一部
森野氏が最近買った本の一部。サッカー、歴史、高田純次、興味の赴くままにいろいろ読む。同じ本を2冊買ってしまうことも……

買い物が好きじゃない人の買い物事情

森野:スタバが苦手な人の感覚わかりますか? カスタマイズできたりレジでコミュニケーションしたり、店員さんとのやり取りがいろいろあるじゃないですか。そういうのが苦手で。それと同じでECでも「いいから買わせてくれ」って感じなんですよね。

瀧川:わかります。僕もそっち派です。

森野:もともと買い物を楽しむタイプではないんですよね。仕事柄、サイトを見るとソースを見たりタグを見たり、カートに入れてみたり、メルマガ登録してみようとかLINEも見てみようとか、もうまったく楽しめない。

内山:それは職業病ですね(笑)。

森野誠之氏
森野誠之氏 連載400回を超えた「ネットショップ担当者が知っておくべきニュースのまとめ」の執筆者

コロナ禍で全員運動不足

森野:本以外に買ったのは、1キロ縄跳びですね。

内山:1キロ縄跳び!?

ヘビージャンプロープ
ヘビージャンプロープ」(TOEI LIGHT)

森野:YouTubeで知って買ったんですけど、縄跳び自体が重くて、30秒も跳ぶともうヘトヘトですよ。運動不足の解消におすすめです。女性だったら500グラムくらいにした方が良いかも。普段、歩かないんですよね、この間スマホの歩数を見たら86歩でした。

内山:我々もリモートワークになって運動不足になっちゃったんですよね。

藤田:私も週に3、4回通っていたジムをやめたら太っちゃって、半年くらいパーソナルジムに通ったら痩せました。

瀧川:僕は1日1万歩歩くことを続けています。1時間歩くとだいたい6000歩で、あとの4000歩は買い物とかで車を使わないようにして。

内山:リモートで編集会議している時もよく歩いていますもんね。

お取り寄せを楽しんでいます(内山)

内山:ここまであまりショッピング自体が好きじゃない人が続きましたが、私は大好きですよ。特にお取り寄せが好きですね。旅先やお土産で食べて美味しかったものをブックマークしておいて、機会があれば取り寄せています。

内山美枝子
内山美枝子 ネッ担編集部には2014年の立ち上げ時からおります。ネットスーパーも愛用中。あれこれ調べて買う物を決めるのに、なぜか5回に1回は失敗している気がする

内山:たとえば以前大阪で出会った「りくろーおじさんのチーズケーキ」や、豚まんで有名な「551蓬莱」はコロナ禍に何度か買って大阪に思いを馳せました。

りくろーおじさんのチーズケーキ
たったの765円なのにとても美味しいですよ。食べる前にレンジで20秒くらい温めるとフワッフワですフワッフワ

内山:「五代梅」は20年くらい前に旅館の朝食で出てきて、あんまり美味しいので旅館の人に聞いて知りました。姉のおすすめで買った「梅びしお」も気に入っています。しかし、楽天店舗でいつもと違う梅干しを買ってみようかなって見ると、写真がほぼ同じで商品名が長すぎて違いがわからないんですよね。

梅びしお
長年の五代梅愛好家でもこの中から新たなお気に入り商品を探すのは難しいかと

内山:藤田さんは楽天の店舗で店長をしていたけど、商品名に全部入れるのはやっぱり効果があるの?

藤田:そうですね。商品名はマックスで何文字までって決まっているので、もうキーワードを入れられる限り詰め込みますよね。

森野:内山さんのお話を聞いているとお腹も減ってきますし、通販ってこうやって使うんだ~という感覚になりますね(笑)。

検索&レコメンド技術のさらなる進化に期待

内山:食品はまだ良いけど、家電類を買い換えようかなと思った時に、調べている間に疲れちゃってやめちゃうんですよね。

森野:そういうときは価格.comですかね。口コミ欄のやり取りが参考になりますので。

内山:価格.comにもお世話になっていますが、商品知識がある程度ないと比較できないですよね。さっきのトイザらスさんのサイトをはじめ、いま現在のWeb接客技術がぜんぶ詰め込まれたようなサイトでも、近い将来にはまたびっくりするような進化があって、買い物がもっと楽になるんじゃないかなと期待しています。

個人的にはイヤホンは耳の形状と聴くコンテンツで適した商品を教えて欲しいし、大型家電は設置と回収の費用も込みで比較できるようになってほしいですね。

ゲーム、ガジェット専門(藤田)

内山:最後に藤田さんといえばゲームですが。

藤田:家から出ずにゲームしてますね。今は格闘ゲーム中心で、RPG、アクションなどをほぼ毎日。

藤田 遥
藤田 遥 楽天店舗の店長経験を持つ編集者。2019年末にインプレス入社。翌年からリモートワークとなり、ほとんど神保町オフィスで過ごしていない。超が付くほどのインドア派

内山:最近買った「スイッチボットハブミニ」っていうのは任天堂Switchと関係が?

藤田:いや、そのSwitchとは関係なくて、テレビとか色んなリモコンを集約させてスマホのアプリで電源のオン・オフ、温度や音量の操作などをできるようにするものです。

内山:これから欲しいものは山崎実業のゲームコントローラー収納ラック。気の利いた収納グッズと言えばやっぱり山﨑実業ですが、こんなにコントローラーって必要なの?

藤田:夫もゲーマーなのでそれぞれ必要なのと、ゲームごとに専用のコントローラーがどうしても必要になってくるんですよ。自分用にカスタマイズできるように、コントローラーの部品専門店もあるんですよ。

服や化粧品は断然実店舗

藤田:日常の買い物は楽天かヨドバシかネットスーパーですが、洋服は店舗で買うことが多いですね。

内山:へー、意外。

藤田:1着の単価が高いのでおいそれとは買えないのと、結構店員さんと仲良くなるんですよね。その人が異動になるとそっちの店舗に行ったりします。予約会とかも行きます。

内山:予約会! ファッション偏差値の高い人の用語だ。

藤田:私の好みとか似合う色とか知ってくれている店員さんだと楽なんですよね。あらかじめ良さそうな商品は見繕ってくれますし。

森野:そこまでの接客はまだオンラインでは無理ですね。そんなにしてくれるんだったらどんな情報でも渡すからよろしくと言いたくなる。

藤田:コスメも好きで、やはりいったん下調べしてから店舗に言って試します。資生堂の店舗には測定用のミラーがあって、肌の状況を診てもらえるんですよね。結果とカウンセリング時に提案してくれた商品名をメールで送ってもらって、会員登録すればオンラインでも買いやすくなります。面白いなあと思いました。

Beauty Alive Circulation Check
資生堂の肌測定機器「Beauty Alive Circulation Check (ビューティー・アライブ・サーキュレーションチェック)」
https://brand.shiseido.co.jp/news-beautyalivecirculationcheck.htmlより編集部でキャプチャ

森野:化粧品はAIで診断って話、結構ありますもんね。1回も使ったことないですけど。

内山:ですよね。

「買い物で悩むのは嫌」という点では一致

内山:ネッ担が創刊してからの8年間で、買い物の仕方が変わったってことあります?

森野:便利になっただけで買い物の行動自体は特に変わってはいないですね。

瀧川:買い物がすごく便利になってきたので、僕は買い物にかける時間を少なくしたいっていう気持ちがさらに大きくなっています。ここに賛同してもらえるのは森野さんだけだと思うんですけど(笑)

森野:そうですね。でも昔は買い物って時間がかかってストレスがたまるものだったけど、それがずいぶん簡単に終わるようになったのは良いですよね。

藤田:私はSNSの情報が多すぎて困ることがあります。昔は美容関連に詳しい人のブログを読みに行くくらいだったけど、いま情報発信している人がめちゃくちゃ多いので、見ようとしてなくても目に入ってくる。読み過ぎて疲れて買うのをやめちゃうこともあります。

内山:買い物自体は好きだけど、悩むのは嫌なんですよね。

森野:日頃の行動を全部データにして、自動で最適な物が勝手に届くサブスクができたらいいなあ。

内山:森野さんは本当に買い物に時間をかけたくないんですね。

瀧川:僕は今後でいうとメタバースがどう活用されていくのか注目しています。

森野:「メタコマース」という言葉も出てきていますし、「ガンダムメタバース」というのも出てきていますので、メタバースが広がってくると自然とそこでコマースも発生しそうですね。

内山 美枝子

63%が「円安後に日本の越境EC利用増えた」。「月1回以上」利用するユーザーは約6割【越境ECの利用意向に関する調査】

3 years 8ヶ月 ago

BEENOSの連結子会社であるBeeCruiseが行った「越境ECの利用意向」に関するアンケートによると、約56%が「月1回以上日本の越境ECを利用する」と回答した。

調査対象は「Buyee(バイイー)」と「Buyee Connect」を利用している海外ユーザー(アメリカ、台湾、マレーシア、イギリス)1894人、調査期間は2022年7月22日~28日。

約6割が「日本の越境ECを月1回以上」利用

調査対象者に、日本の越境ECを利用する頻度を聞いたところ、全体の約56%が「月に1回以上利用する」と回答した。「月に5回以上」利用する人は全体の約18%で、特にマレーシアが高く25%だった。

BEENOS BeeCruise 越境ECの利用意向煮関するアンケート日本の越境ECを利用する頻度
日本の越境ECを利用する頻度(出典:BEENOS)

「円安後に日本の越境EC利用増えた」は63%

円安によって、日本の越境ECで購入する頻度や1回あたりの使用金額に変化があったか聞いたところ、「利用金額と利用頻度どちらか、あるいは両方が増えた」と回答した人は全体で約63%、最も多かったのは台湾で約73%だった。

BEENOS BeeCruise 越境ECの利用意向煮関するアンケート 円安によって日本の越境EC出購入する頻度や1回あたりの使用金額に変化があったか
円安によって、日本の越境ECで購入する頻度や1回あたりの使用金額に変化があったか(出典:BEENOS)

円安は米ドルだけでなく各国通貨でも進み、日本の商品を買い求めやすくなっていることを示す結果となった。

日本商品の情報源、アメリカ、台湾、イギリスはTwitter、マレーシアはFacebookがトップ

日本の製品を購入する際に参考にしている情報について聞いたところ、アメリカ、台湾、イギリスはTwitter、マレーシアはFacebookが最多だった。

自国のニュースなどを参考にしている人は少なく、Twitter、Facebook、YouTubeなど世界共通のプラットフォームから日本の情報を得ていることがわかった。

SNSなどのボーダーレスなファンコミュニティによってヒットの時差が縮まり、世界のトレンドが相互に影響を与える「世界同時消費」を表している結果となった。

BEENOS BeeCruise 越境ECの利用意向煮関するアンケート 日本の製品購入時に参考にしている情報
日本の製品を購入する際に参考にしている情報について(出典:BEENOS)

購入する日本の商品、「おもちゃ・ゲーム・アニメグッズ」が1位に

日本の越境ECで購入する商品について聞いたところ、「おもちゃ・ゲーム・アニメグッズ」が各エリアでトップとなり、特にアメリカでは54.9%を占めた。

アメリカ、イギリスでは「本・CD・DVD・エンタメ」、台湾は「ファッション」、マレーシアは「リユース品」がそれぞれ2位だった。

BEENOS BeeCruise 越境ECの利用意向煮関するアンケート 日本の越境EC出購入する商品について
日本の越境ECで購入する商品について(アメリカ、マレーシア、イギリスは設問に「日用品・文房具・DIY工具」の選択肢がないため、パーセンテージは未記載)(出典:BEENOS)

「訪日時のショッピングでもEC利用したい」は56%

訪日時に買い物をした際、店頭での購入だけでなくECも活用したいか聞いたところ、全体の約56%が「ECも活用したい」と回答した。

BEENOS BeeCruise 越境ECの利用意向煮関するアンケート 訪日時の買い物で越境ECを利用
訪日時の買い物の際に、店頭での購入だけでなくECも活用したいか(出典:BEENOS)

9割以上が「訪日後のリピート買いで越境ECを利用したい」

訪日後、気に入った商品を越境ECでリピート購入したいか聞いたところ、全体の約92%が「リピート買いしたい」とい回答した。

BEENOS BeeCruise 越境ECの利用意向煮関するアンケート 訪日後越境EC出気に入った商品をリピート購入するか
訪日後、越境ECで気に入った商品などをリピート買いしたいか(出典:BEENOS)

従来はインバウンドで購入していた商品の多くがオンラインで購入でき、自宅で受け取ることが可能になっている。越境ECの利便性の高さに魅力を感じ、継続の意思が高いことがうかがえる。

藤田遥

ZOZOが始めるファッションブランドの在庫リスクゼロをめざす生産支援プラットフォーム「Made by ZOZO」とは

3 years 8ヶ月 ago

ZOZOは、ファッションブランドの在庫リスクゼロをめざす生産支援プラットフォーム「Made by ZOZO(メイドバイゾゾ)」での受注販売を9月1日からファッションECモール「ZOZOTOWN」で開始する。

「Made by ZOZO」は、ZOZOが所有するデータやノウハウに基づき、ブランドに商品企画を提案。手作業で行っていた工場での作業をデジタル化し、複数の異なるデザインの商品を同時並行で生産可能にする独自のシステムを開発して最低1着から生産し、商品を受注してから最短10日で発送する。

アパレル業界ではこれまで、季節ごとに一定量をまとめて生産する方法が一般的だった。だが、「Made by ZOZO」は「ZOZOTOWN」上で商品を受注した後に生産工程に入るため、ブランドは在庫リスクゼロ、過剰在庫による売れ残りリスクゼロで販売でき、商品のバリエーションも豊富にそろえることが可能になる。

ブランドの要望に応じて「Made by ZOZO」を通じて取得したデータを活用し、ブランドの実店舗や自社ECなど、「ZOZOTOWN」以外の販売チャネル向けに適正な生産量提案するなど、ブランドの自社内における在庫リスク低減もサポートする。

9月1日から「ZOZOTOWN」上で、ユナイテッドアローズの商品を販売開始する。今後は、TSI、シップスなどが参画し、計50型以上の受注販売を行い、対応ブランドや型数を拡大する予定。

ZOZOは、ファッションブランドの在庫リスクゼロをめざす生産支援プラットフォーム「Made by ZOZO(メイドバイゾゾ)」での受注販売を9月1日からファッションECモール「ZOZOTOWN」で開始
「Made by ZOZO」の仕組み

ZOZOは、年間購入者数1061万人を超えるZOZOTOWNが持つ膨大なファッション関連データや、プライベートブランド事業のノウハウを活用した「マルチサイズ」などのサービス、D2C事業等を通じて培った生産に関わる知見やノウハウを有している。

それらを活用して、これまでファッションECとして担ってきた「販売」に加え、さらに上流の「生産」の支援に踏み込むことでファッション業界の課題解決に貢献したいと判断、「Made by ZOZO」を開始した。

石居 岳

BtoBのローカルビジネスにおける、ローカルSEO完全ガイド。

3 years 8ヶ月 ago

「ローカルSEO」という言葉も一般的になり、特にスモールビジネスにおいては、非常に有力なWebマーケティングの施策と言えます。「ローカルSEO」と聞いてパッと思いつくことは、レストランや小売店などのBtoCビジネス。しか … 続きを読む

投稿 BtoBのローカルビジネスにおける、ローカルSEO完全ガイド。SEO Japan|アイオイクスのSEO・CV改善・Webサイト集客情報ブログ に最初に表示されました。

ローソンが化粧品ECをオープン/楽天市場の商品管理がSKU単位に【ネッ担まとめ】 | 週間人気記事ランキング

3 years 8ヶ月 ago
2022年8月19日~25日にアクセス数の多かった記事のランキングを発表! 見逃している人気記事はありませんか?
  1. ローソンが化粧品ECを本格展開、ローソンエンタテインメントがコスメ通販サイト「morecos+(モアコス)」を開設

    幅広いジャンルのタレントやアーティスト、コンテンツとのコラボレーションを通したオリジナル商品の企画や販売を行っていく

    2022/8/24
  2. Amazon並みにわかりやすくなる!? 楽天の「SKUプロジェクト」について知っておこう【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2022年8月7日〜21日のニュース

    2022/8/23
  3. 【値上げ調査】ネット通販に「値上げを感じる」は45%。節約対策は「外食利用や衣類の購入は頻度を減らす」

    CCCマーケティング総研は、2022年7月7日~13日に、16~79歳の男女T会員に対して「値上げ」に関する調査を行った

    2022/8/22
  4. 【BtoBのSEO施策】リード獲得を6倍にしたサイボウズ「メールワイズ式」のSEO施策を解説

    「SEO」「広告」2つの視点から語る、EC事業者のためのデジタルマーケティング講座。「メールワイズ」のコミュニケーション設計改善事例(後編)【連載第14回】

    2022/8/24
  5. 高島屋の通販戦略とは?――EC事業部のバイヤーによるネット専用商材の開発、専用在庫の確保、倉庫改修

    「ネットビジネス売上高500億円」達成に向け、EC事業に注力する高島屋。紙媒体とECの両チャネルで成長をめざすためにどのような取り組みを行っているのだろうか?

    2022/8/22
  6. 残業時間減、休日取得増、男性休暇率増を実現したオンワードHDの働き方改革とは

    働き方改革プロジェクト「働き方デザイン」の下、社員のキャリアアップのための副業制度、販売職の新たな働き方を支える「インフルエンサー制度」、人事制度の改定、処遇の改善などを進めている

    2022/8/19
  7. 新規獲得コストが増加している中国EC市場で企業がSNSを活用したコミュニケーションに移行している理由とその実態

    中国EC企業は、SocialMedia(WeChatメイン)のタッチポイントを活用したコミュニケーション手法「SCRM」に力を入れているそうです

    2022/8/23
  8. ヤフーの最短15分宅配「Yahoo!マート」が初の来店型店舗

    来店型店舗に対応したのは「Yahoo!マート」代々木上原店。現在、代々木上原店、紀尾井町店、大久保店の3店舗が来店型となっている

    2022/8/23
  9. Twitterで始まった実店舗向け新機能「ロケーションスポットライト」とは

    「ロケーションスポットライト」は、Twitterアカウントのプロフィールに店舗の場所や営業時間、連絡先情報を表示できるようになりました

    2022/8/22
  10. 千趣会が戸建て住宅をカタログ・ECで販売

    インターネットを中心に住宅の企画・施工・販売を行うLib Workと連携。共同開発した戸建住宅を通信販売で展開する

    2022/8/19

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    内山 美枝子

    10代~30代のAmazon利用頻度が増加。利用回数は「月1回利用」が最多【コロナ禍前後のAmazon利用実態調査】

    3 years 8ヶ月 ago

    ウブンが行った「コロナ禍前後のAmazon利用実態調査」によると、コロナ禍前と比べてAmazonの利用頻度は増加傾向になっていることがわかった。特に10代~30代の若い世代のユーザーにおいて、利用頻度が上がっている。

    調査対象者はAmazonを1回以上利用したことがある15歳~70歳の男女、調査期間は2022年7月11日~7月14日。

    コロナ禍以降「月に1回利用」が最多に

    ウブン 調査 コロナ禍前後での購入頻度の変化
    コロナ禍前後での購入頻度の変化(出典:ウブン)

    コロナ禍前は、Amazonを利用する人のなかで最も回答が多かったのは「2~3か月に1回程度」だったが、コロナ禍以降は「月に1回」が最多で、全体的に増加傾向になっていることがわかった。

    ウブン 調査 コロナ禍前後でのAmazon利用頻度の変化
    コロナ禍前後でのAmazon利用頻度の変化(出典:ウブン)

    「おうち時間」の推奨、外出制限など外に買い物に出にくい状況が要因の1つとしてあげられるが、外出制限がなくなった後も利用頻度はあまり変わらず、むしろ増加傾向を示している。Amazonを利用し始めた人が利便性に気づき、そのままリピートして利用し続けていると考えられる。

    ウブン 調査 コロナ禍前後でのひと月当たりのAmazon購入金額
    コロナ禍前後でのひと月あたりのAmazonでの購入金額(出典:ウブン)

    一方で、コロナ禍前後でのひと月あたりの購入金額はあまり変化がなく、1000円未満は微増、5001円~1万円は微減している。コロナ禍以降、他の商品より比較的安価な日用品を購入することが増えたことが要因とも考えられるという。

    コロナ禍以降、10代~30代の若い世代で利用頻度が増加

    ウブン 調査 コロナ前とコロナ禍のAmazon利用頻度の変化 年代別
    コロナ前(2020年1月以前)とコロナ禍(2020年2月~2021年12月)のAmazon利用頻度(年代別)
    (出典:ウブン)

    コロナ前後でAmazonの利用頻度を年代別に見ると、10代~30代の若い世代において利用頻度が増加した人が増えていることがわかった。なかでも10代の利用頻度増加が最も割合として多い。

    若年層で化粧品購入率が高まる

    ウブン 調査 コロナ禍になってからAmazonで購入するようになったもの
    コロナ禍(2020年2月以降)になってからAmazonで購入するようになったもの(出典:ウブン)

    コロナ禍以降、他の年代と比べて15歳~29歳の若年層が、Amazonで化粧品を買うようになっていることがわかった。

    近年はSNSで化粧品レビューの投稿が増加、PR案件などで購入先としてAmazonや他ECサイトのリンクが投稿内に掲載されている事例も少なくないことや、スマホで簡単にネットショッピングがしやすくなっていることもAmazon利用増加の後押しになっていると考えられる。

    ひと月あたりの購入金額、男性の方が高い傾向

    ウブン 調査 2022年に入ってからAmazonで購入したもの 男女別
    2022年に入ってからAmazonで購入したもの(男女別)(出典:ウブン)

    コロナ禍に入ってからAmazonで購入した商品カテゴリを男女別でみると、男性の方が家電、スポーツ・アウトドア用品、ガジェット・PC関連用品を購入することがわかった。特にガジェット・PC関連用品については、女性が女性全体の8.6%に対し、男性は男性全体の15.0%が購入経験があった。

    ウブン 調査 コロナ禍のひと月新居のAmazonでの購入金額 男女別
    コロナ禍(2020年2月以降)のひと月あたりのAmazonでの購入金額(男女別)(出典:ウブン)

    ひと月あたりのAmazonでの購入金額は男性の方が女性より高くなる傾向があった。女性が日用品、化粧品を購入する割合が高いのに対し、男性は価格帯が高くなりがちな家電、ガジェット・PC関連用品を購入する割合が高いことが要因と考えられる。

    地方ではアパレル、ペット用品が主要都市より売れる傾向

    ウブン 調査 コロナ禍になってからAmazonで購入するようになったもの 地域別
    コロナ禍(2022年2月以降)になってからAmazonで購入するようになったもの(地域別)(出典:ウブン)

    主要都市(東京、名古屋、大阪、福岡)と地方でコロナ禍以降で購入するようになった商品のカテゴリを比較すると、地方の方がアパレル、ペット用品を購入していることがわかった。

    地方では店舗が少なく、コロナによる行動規制も重なったことで、アパレルやペット用品購入時にECを利用するユーザーが増えたと考えられる。

    一方主要都市ではコロナ禍になってから日用品を購入するようになったユーザーが増加。コロナ前まではECサイトで購入する習慣がなかったものが、コロナ禍以降ECサイトで購入するようになったと推測される。

    コロナ禍でもAmazonで買わない物、地方では「特にない」が多い

    ウブン 調査 コロナ禍になってもAmazonでは購入しないもの 地域別
    コロナ禍(2020年2月以降)になってもAmazonでは購入しないもの(地域別)(出典:ウブン)

    主要都市では化粧品、アパレル、ベビー用品、ペット用品などはコロナ禍でもAmazonで購入しないユーザーが多い一方、地方ではその割合が少なく、コロナ禍でもAmazonで購入しないものは「特にない」と回答した人が40%だった。

    地方のほうが主要都市に比べてAmazon(ECサイト)でさまざまなものを購入するユーザーが多く、実店舗で購入できないものをAmazon(ECサイト)で購入する人が多いと考えられる。

    20%以上がAmazonの利用頻度増加

    ウブン 調査 コロナ禍と2022年現在のAmazonの利用頻度 地域別
    コロナ禍(2020年2月~2021年12月)と2022年現在のAmazonの利用頻度(地域別)(出典:ウブン)

    地方では、2022年になってからAmazonの利用頻度が減少した人は5%だった。利用頻度が増加した人は20%前後で、主要都市と比べて若干割合が多い。

    調査実施概要
    • 調査方法:インターネット調査
    • 調査期間:2022年7月11日~7月14日
    • 調査対象:Amazonを1回以上利用したことがある日本全国の15歳~70歳の男女
    • 有効回答:1000サンプル(有効回答から1000サンプルを抽出)
    藤田遥

    スクロール360が販促支援型「八王子センター」を開設。アウトバウンド専任チームを発足

    3 years 8ヶ月 ago

    スクロール360は、販促支援型コンタクトセンター「八王子センター」を稼働し、あわせてアウトバウンドによる販促支援専任チームを発足した。

    専任チームによる販促支援を強化

    スクロール360はEC・通販事業者の「顧客対応力向上」へのサポートを拡大するため、既存のコンタクトセンター「浜松センター」(静岡県浜松市)「福岡センター」(福岡県福岡市)に加え、首都圏エリア初進出となる「八王子センター」を開設した。

    また、アウトバウンドによる販促支援専任チームを発足。「新規獲得」「継続購入促進」「アップセル・クロスセル対応」「顧客の生の声をもとにしたコミュニケーション設計」など、従来のコンタクトセンターの枠を越えた、売り上げ拡大につなげる販促支援サービスの提供が可能になったという。

    スクロール360 販促支援型「八王子センター」の外観
    「八王子センター」の外観

    「八王子センター」の特徴とは?

    「八王子センター」は東京都八王子市にある。最大席数は80席で、次のような特徴を持つ。

    1.アウトバウンド専任チームによる販促支援強化

    • 新規獲得:リストを利用した各種アウトバウンドサービスに対応
    • 継続購入促進によるLTV向上:既存顧客へのアウトバウンドコールに対応
    • 顧客単価向上:新規商品紹介などのアップセル・クロスセル対応
    • ターゲット別設計:年代別・都道府県別に絞り込んだ、アウトバウンド施策の実施

    2.豊富な実績・経験をもとにした顧客対応力/おもてなしコミュニケーション

    • 経験豊かなベテランオペレーターが多数在籍
    • 通販60年のノウハウによる正確な対応や施策改善・提案が可能

    3.要望に沿ったカスタマイズで幅広い業務・商材に対応

    • 電話、メール、SNS、チャット、FAX、ハガキなどマルチチャネルに対応
    • 単発スポットをはじめ、小規模(1席~)から大規模案件まで幅広いニーズに対応
    • コスメ、サプリ、服飾雑貨、食品、家具、アウトドア用品などさまざまな商材に対応

    4.柔軟かつ迅速に対応できる運営体制

    • 3拠点(八王子、浜松、福岡)による分散型運営でBCP対策を実現
    • 多くのECシステムの運用経験を生かしたスピーディーな立ち上げ
    • 繁忙期、閑散期に合わせたフレキシブルな人員確保
    スクロール360 販促支援型「八王子センター」開設 コンタクトセンターのイメージ
    コンタクトセンターのサービスイメージ
    藤田遥

    実店舗とECサイトの価格差をどれくらい? 消費者の購買習慣を変えているインフレの今 | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

    3 years 8ヶ月 ago
    インフレが消費者の購買習慣を変えていることは明らかです。今後、低価格を提供できるオンライン小売事業者であれば、大きなアドバンテージを得ることができるかもしれません

    この1年の間に、14 のカテゴリーのうち 10 のカテゴリーで、小売価格全体の上昇率はオンライン価格のそれを上回りました。もしこの傾向が続くなら、オンライン小売事業者は、特にこれからのホリデーシーズンにおいて、価格に敏感な消費者にアピールすることができるかもしれません。

    このコラムは、eコマースの取材を行っている『Digital Commerce 360』のドン・デイヴィス編集長が担当しています。

    家具、コンピュータ、玩具、スポーツ用品でオフラインの価格が大幅に上昇

    インフレは大きな問題です。もし、オンライン価格が店頭よりも緩やかに上昇しているとしたら、それは大きな話題になるでしょう。そして現在、その兆候が見られます。

    6月の「Adobe Digital Price Index」の価格変動を、米国政府が発表した同月の消費者物価指数と比較することで、この結論を導き出しました。高度に科学的な研究であるかのように装うつもりはありませんが、この結果は一考に値するでしょう。

    政府の消費者物価指数に合致する、14のAdobe指数カテゴリーのうち、10のカテゴリーにおいて、12か月のインフレ率はオンライン小売よりも総合小売の方が高いという結果が出ました。

    以下のカテゴリーでは、6月の小売価格全体の前年比上昇率がオンラインを上回りました。

    • 家具・寝具
    • コンピュータ
    • 玩具
    • スポーツ用品
    • 書籍
    • 衣料品
    • 宝飾品
    • 家電製品
    • 工具
    • リフォーム

    また、いくつかのカテゴリーでは上昇率が大きくなっています。たとえば、家具/寝具では、6月までの12か月間に、小売価格の合計がすべてのチャネルで13.1%上昇。それに対し、オンラインは4.63%の上昇にとどまりました。リフォームなど他のカテゴリーでは、その差はごくわずかです。

    2022年6月と2021年6月の比較では、4つのカテゴリーでオンライン価格の上昇率が高くなりました。食料品、非処方箋薬、ペット用品、医療機器・用品です。しかし、オンラインと小売総額の差はまだ小さいままです。

    最も差が大きかったのは医療機器で、オンラインでは10.5%の上昇、実店舗を含む全チャネルでは5.9%の上昇にとどまりました。

    14のカテゴリーを平均すると、オンラインでの価格上昇は、すべての小売チャネルでの価格上昇よりも2.7ポイント低いものとなりました。

    ほとんどの小売価格はオンラインとオフラインで同じ

    表面的には、オンライン価格の方が安いというのは理にかなっています。なぜなら、オンラインショッピングでは、購入前にさまざまなECサイトの価格を簡単に比較することができるからです。そして、それが事実であることを示すデータもあります。

    その研究は、マサチューセッツ工科大学の経済学教授であるアルベルト・カヴァロ氏が2016年に行ったもの。カヴァロ氏が調査した10か国では、オンラインとオフラインで価格が同じケースが72%(米国は69%)あったそうです。しかし、違いがある場合は、ECサイトの価格の方が低いという傾向がありました。

    注目すべきは、カヴァロ氏が商品カテゴリーによって大きな違いを発見したことです。衣料品と電子機器ではオンラインで価格が同じになる可能性が最も高く事務用品とドラッグストア商品ではオンライン価格が最も低いことがわかりました。

    また、Adobeが2019年に新聞社USAトゥデイ向けに行った別の調査では、ほとんどの商品カテゴリーでオンラインがオフラインよりも早く値下がりしていることがわかりました。つまり、その傾向はコロナ禍以前からあったようです。

    価格設定アルゴリズムがオンライン価格に与える影響

    なぜ、店頭よりもオンラインの方が価格の下落が早いのでしょうか。消費者向けに金融情報を提供するBankrate.comのシニア・インダストリー・アナリストであるテッド・ロスマン氏は、オンライン小売大手の規模が一役買っている可能性があると言います。

    たとえば、オフラインの価格は、世界のアマゾンに価格面で対抗できない中小企業が多く含まれているため、部分的には高いかもしれません

    小売事業者が競合他社のオンライン価格を追跡し、「自社の価格を自動的に調整できるアルゴリズムが一役買っているかもしれない」とシンクタンクであるThe Brookings Institutionのザック・ブラウン氏とアレキサンダー・マッケイ氏は最近の研究でこう説明します。

    しかし、オンライン小売事業者が競合他社に追随するために、活用している価格設定アルゴリズムを分析したところ、場合によっては、オンライン価格が上昇する可能性があることが示唆されました

    高度なアルゴリズムを導入する仕入れ販売の小売事業者は、ライバルが販売価格に合わせてくるので、その場合は価格を下げる意味がないと判断する可能性があると主張しています。その代わりに、最も収益性の高い価格、つまりより高い価格で販売することになるのです。

    一方、オンラインマーケットプレイスの役割の増大が、オンライン上の価格を低く抑えているのではないかという説もあります。Amazonのような大手ショッピングサイトでは、出品事業者は競合他社に売り上げを奪われないよう、常に価格を調整しなければいけません。

    Digital Commerce 360』によれば、マーケットプレイスは現在、北米のオンライン販売の半分以上を占めています。

    オンラインでのインフレとこれからのホリデーシーズン

    これらの議論はすべてもっともだと思いますが、確信していることが1つあります。オンライン価格がオフライン価格よりも常に速く下落することはあり得ません。

    なぜなら、時間が経つにつれ、オンライン価格があまりに低くなり、ほとんどの消費者が購買をECにシフトしてしまうからです。そうなれば、店舗を運営する小売事業者は、おそらく価格を下げることで対応せざるを得ないでしょう。

    しかし、それは長期的な話でしょう。この1年、店頭よりもオンラインの方が早く価格が下がった可能性もあります。もしかしたら、前年からのトレンドが反転しているのかもしれません。あるいは、いくつかの大手小売チェーンが公言している問題ですが、過剰在庫を抱えた小売事業者が、ECサイトやオンラインマーケットプレイスを利用して、店舗中に大きな値引きサインを貼り付けるよりも目立たないように過剰商品を移動させたのかもしれません。

    もしあなたがホリデーシーズンに低価格を提供できるオンライン小売事業者であれば、大きなアドバンテージを得ることができるかもしれません。インフレが消費者の購買習慣を変えていることは明らかです。11月と12月にバーゲンを提供できる小売業向けeコマース・サイトは、そのURLへ消費者が殺到することが予想されます。

    この記事は今西由加さんが翻訳。世界最大級のEC専門メディア『Digital Commerce 360』(旧『Internet RETAILER』)の記事をネットショップ担当者フォーラムが、天井秀和さん白川久美さん中島郁さんの協力を得て、日本向けに編集したものです。

    Digital Commerce 360

    ヤフーとアスクル、「LOHACO」で標準より遅い届け日指定でPayPayポイント付与の「おトク指定便」、物流ピークの分散が目的

    3 years 8ヶ月 ago

    ヤフーとアスクルは8月28日から、一般消費者向けの日用品ECサイト「LOHACO PayPayモール店」「LOHACO by AKSUL(LOHACO本店)」(LOHACO)で、標準より遅い配達日を指定した場合、PayPayポイントを付与する「おトク指定便」の実証実験を開始する。

    特定日の荷物量増加に伴う物流(出荷・配送)負荷を分散させることで、物流の安定確保や効率化といった物流業界におけるサステナブルな活動を実現するのが目的。注文が集中する毎週日曜日を対象に、8月28日から10月9日まで実施する予定。

    ユーザーが「LOHACO」で商品を注文する際、購入後すぐに受け取る必要がない商品の配達日を標準より遅い日に設定した場合、PayPayポイントを付与する。ポイント付与は注文日の翌月第1週目に付与する予定。

    PayPayポイント付与のイメージ

    対象となる注文条件は、「LOHACO PayPayモール店」が1注文につき3850円(税込)以上、「LOHACO by ASKUL(LOHACO本店)」は1注文につき3300円(税込)以上。

    「LOHACO PayPayモール店」では配送日の指定がない限り、注文商品を「優良配送」で最短翌日に配送。「LOHACO本店」も指定のない場合は、基本的に最短翌日に配達している。実証実験ではユーザーが急がない場合、メリットを提供して「おトク指定便」の選択を誘引することで、物流ピークを分散できるようにする。

    今後は、すぐに届く必要がない商品は「おトク指定便」を選択できるようにすることで、ユーザーがニーズに合った配送方法を選択できるようにする。

    ヤフーは実証実験を通じて、配送に関するユーザーのニーズを把握、検証。今後、対象店舗の拡大やキャンペーンの内容を検討して「欲しいものが欲しいときに届く」「欲しいものがお得に届く」といった買い物体験の向上につなげる。

    石居 岳

    通販・EC実施企業の5割が「市場規模横ばい」。消費の冷え込みを懸念する声も【2022年下半期以降の通販市場予想】 | 通販新聞ダイジェスト

    3 years 8ヶ月 ago
    通販新聞社が通販実施企業約600社を対象に行ったアンケート調査によると、2022年下半期以降の通販市場に予想について「横ばい」が49%、「拡大する」は40%、「縮小する」は11%だった

    通販新聞社は7月、通販実施企業を対象に、今年下期以降の通販市場の予想、景況感についてのアンケート調査を行った。市場規模については「横ばい」と回答した企業の割合が半数を占めた。コロナの収束による特需の消失、物価高騰による消費マインドの冷え込みを懸念する意見が目立った。消費動向については「下がっている」とする回答が4割で最多となった。今後の市場はどうなっていくのか、各社から寄せられた声をみていく。

    下期予想、コロナ収束を見こし「横ばい」が5割

    本紙は主な通販実施企業約600社を対象に7月に実施した通販通教売上高調査に合わせてアンケートを実施した。

    まず、「2022年下期以降の通販市場について、どう予想していますか」と質問し、「拡大する」「横ばい」「縮小する」の3つの選択肢のなかから選んでもらった。その結果、有効回答数のうち、「横ばい」と回答した企業は49%を占めた。「拡大する」は40%「縮小する」は11%だった。

    通販新聞 2022年下半期以降の通販市場についての予想
    2022年下期以降の通販市場についての予想

    「横ばい」と予測した事業者の意見で目立ったのは、コロナ収束や物価高騰などの影響を受け、昨年までのような拡大基調は見込めないとの見方だ。

    「コロナが正常化するにつれてリアル店舗で購入するお客さまが増えるため、一時的に通販市場は落ち着いた動きになるとみられる」(ファンケル)、「通販利用の継続拡大傾向と、新型コロナウイルス感染拡大影響の縮小影響により横ばいを想定」(ベルーナ)、「コロナによる緊急事態宣言などがあり、リアルで買い物する場所、人数が制限されていたのが、ウィズコロナによりそういった制限もなくなり、ネット、リアル、どちらも買い物の選択肢に入ったため横ばいになる」(プラグイン)、「コロナ禍に入り2年以上経ち、ECシフトが一気に加速し伸び続けていた為、新しい施策、戦略を投下しないと同様に成長はし辛い環境と考えている」(バロックジャパンリミテッド)、「経済全体の不透明感とコモディティー商品の値上げによる消費の冷え込み」(キッコーマンニュートリケア・ジャパン)、「スマートフォン・SNS使用率の増加による通販利用の定着化、国内も活動制限の緩和によるメイク品需要の回復が期待されるものの、物価高騰やインフレの影響から消費マインドの回復は依然として不透明」(ハーバー研究所)などの意見が多かった。

    また、「コロナ禍の在宅需要は陰りを見せる一方で、外出・行楽・交流といった反動の需要が拡大しつつある。需要の足し引きで横ばい」(エー・ビー・シーメディアコム)、「経済活動が戻り消費が旅行や嗜好的な物にシフトしている」(ちゅら花)など、消費行動の多様化が起因するのではないかという意見のほか、「大手モールなどは拡大を続けるものの、コロナ禍の巣ごもり特需の終息により縮小・撤退する事業者が増加する」(ベルネージュダイレクト)などの意見があった。

    「拡大」は4割、前回調査から半減

    「拡大する」と回答した事業者の多くは、長引くコロナ禍の影響で通販利用が増加・定着し、今後も市場拡大に寄与するとの意見だ。

    「コロナ禍で通販市場の存在感は大きくなり、消費者の生活にも通信販売が定着してきた」(新日本製薬)、「20年度の国内食品宅配マーケットが前年比15%で拡大していることもあり、順調な市場拡大が予想される」(オイシックス・ラ・大地)、「新規参入が多いから」(世田谷自然食品)、「コロナによって通信販売の利便性、安全性が評価され、今後も一定は定着すると想定される」(ジュピターショップチャンネル)などの意見があった。

    一方、「長引くコロナ禍でメーカーのビジネスモデルや消費者の購買行動が急激に変化している。先行き不透明な状況ではあるが、デジタルシフトは継続する為、持続的な成長は維持」(マガシーク)、「ネット通販での購買行動が定着した上、各企業も更なる品揃えの充実や利便性の向上に取り組んでいることから、顧客離れは起きないと判断している。ただ、アフターコロナ下において店頭需要が回復傾向にあることから、通販市場の伸び率はやや鈍化すると思われる」(田中貴金属ジュエリー)など、不安要素を指摘する意見も見られた。

    「縮小する」と予測した事業者の回答では「物価高による消費の低迷」(ニッポン放送プロジェクト)など、原油高や円安を懸念する意見が見られた。

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    通販新聞

    ローソンが化粧品ECを本格展開、ローソンエンタテインメントがコスメ通販サイト「morecos+(モアコス)」を開設

    3 years 8ヶ月 ago

    ローソンエンタテインメントは9月1日、コスメ通販サイト「morecos+(モアコス)」をオープンする。

    「morecos+」は、国内外約500種類のブランド、約7000アイテムのコスメ・美容関連商品を取り扱うコスメ通販サイト。”コスメ×エンタメ”をテーマに、コスメをエンタメの側面を持つものとして捉え、顧客に”ワクワク・楽しい・嬉しい”コスメ商品や情報を提供するという。

    ローソンエンタテインメントは9月1日、コスメ通販サイト「morecos+(モアコス)」をオープンする
    ロゴとECサイトのイメージ

    「morecos+」の特徴は、幅広いジャンルのタレントやアーティスト、コンテンツとのコラボレーションを通したオリジナル商品の企画や販売を行っていく点。チャットコマースを導入し、顧客との相互コミュニケーションを図りながら、お薦め商品の提案、問い合わせ対応で顧客の購入をサポートする。

    「morecos+」で販売した商品は、全国のローソン、ミニストップでの商品受け取りの場合、送料無料(一部店舗除く)で対応。自宅配送は送料一律220円で届ける。また、利用に応じてPontaポインを貯めたり、ポイントを使用したりできる。

    さらに、ローソングループ各社やローソンエンタテインメントの持つ各サービスと連携し、実店舗など場所との相互送客、ライブコマースによる販売、ローソングループ各社でのプロモーション展開なども行っていく。

    瀧川 正実

    「ZETA CX」シリーズ、「化粧品通販売上高ランキング2022」TOP50にランクインした多くの企業が導入

    3 years 8ヶ月 ago

    ZETAは、日本流通産業新聞社が発行する『日本流通産業新聞』(2022年6月30日号)の「化粧品通販 売上高ランキング 2022年版」のTOP50にランクインしている企業の多くがマーケティングソリューション「ZETA CX」を導入し、導入企業の占める売上高が化粧品業界全体の3分の2に及ぶと発表した。

    化粧品を扱う企業では資生堂ジャパン、DECENCIAなどが導入している。

    化粧品ならではの項目を活用した、絞り込みによるスムーズな検索を実現

    EC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」では、化粧品ならではの項目である肌悩み「シミ/そばかす/美白/オイリー/テカリ/透明感/日焼け対策」や、商品タイプ「パウダー/クリーム/リキッド」を活用した絞り込みによるスムーズな商品検索で、ユーザーが好みの商品を快適に見つけられるECサイト作りを支援している。

    JRE MALL ZETA SEARCH サイト内検索 EC商品検索
    「ZETA SEARCH」の基本機能(画像は「ZETA CX」サイトからキャプチャ)

    ユーザーが自分と近い年代、肌質のレビューのみを参考にできる

    レビュー・口コミ・Q&Aエンジン「ZETA VOICE」では、評価ごとだけでなく、年代や肌質「普通肌/乾燥肌/脂性肌/混合肌/敏感肌/高敏感肌」、使用歴「あり/なし/モニター」でレビューを絞り込み、ユーザーが自分と近い年代や同じ肌質のレビュアーのレビューのみを参考にすることができる。

    また、商品タイプごとに異なる質問を設定することができるため、星5段階評価だけでは判断が難しい実際の使用感を伝え、購入検討中のユーザーを後押しする商品情報の提供につなげている。

    化粧品系ECにおける「ZETA VOICE」活用例

    洗顔料やクレンジングカテゴリ

    • 洗い上がり(さっぱり~しっとり)
    • 泡立ち(ふんわり~しっとり)
    • メイク落ち(悪い~良い)

    化粧下地カテゴリ

    • 肌なじみ(悪い~良い)
    • 使用感(さっぱり~しっとり)
    • 香り(やさしい~はっきり)
    ZETA VOICE 主な機能
    「ZETA VOICE」の主な機能(画像は「ZETA CX」サイトからキャプチャ)
    藤田遥

    【BtoBのSEO施策】リード獲得を6倍にしたサイボウズ「メールワイズ式」のSEO施策を解説 | EC事業者のための「SEO」と「広告」の話

    3 years 8ヶ月 ago
    「SEO」「広告」2つの視点から語る、EC事業者のためのデジタルマーケティング講座。「メールワイズ」のコミュニケーション設計改善事例(後編)【連載第14回】

    サイボウズのメール共有システム「メールワイズ」では、BtoBのSEO施策としてのコンテンツマーケティングとコミュニケーション設計を1年以上実施し、従前比で自然検索流入は3倍以上に、リード獲得数は6倍という成果をあげています。

    今回も前回に続き、アユダンテと一緒にこの施策に取り組んでいるA-can代表の白砂ゆき子氏と「メールワイズ」プロモーションディレクターの山本氏、そして現場ディレクションを担当されている西潟海斗氏にもオンラインでご参加いただき、お話を伺いました。今回は実際に行ったコンテンツ制作やCTA設計、SEO内部施策など5つの実施策のお話をご紹介します。

    メールHOWTO系記事のリライトで流入増加

    江沢氏 おさらいから入ります。前回の記事では、下図のSTEPの1、2までご紹介しました。今回はSTEP3について、具体的にどのようなことを実施したのかお話していきたいと思います。

    江沢氏 STEP3の一環として、まずはメールHOWTO系記事のタイトルや構成を見直してリライトしたのですよね。なぜHOWTO系記事だったのでしょうか?

    白砂氏 クレーム対応や謝罪に関するメールHOWTO系の記事は、製品ページへの移動が多かったりコンバージョン経路になっていたので重要と捉え、最初に見直していきました。

    メールワイズ式の謝罪メールに関する記事
    例えば謝罪メールに関する記事は旧タイトルが「その後の付き合いを円滑に!謝罪メールを送るときのポイントと例文【メール文例付き】」だったが、現タイトルは「【保存版】謝罪メールのシーン別文例集と書き方のポイント」。「保存版」を文頭に入れ、「シーン別」を追加。検索意図的に「文例」が最も重要と捉え、タイトルだけでなく構成も大きく見直した

    江沢氏 この謝罪メールに関する記事は文例が重要だと思うのですが、「文例」という言葉をタイトルの前にもってくるか後にもっていくか、かなり考えて決められたのですよね。

    白砂氏 はい、同じメールHOWTO系記事でも、基礎知識やマナーのニーズが高い検索意図と、とにかく文例が欲しいという検索意図があり、毎回タイトルについては議論してこだわって決定していました。

    西潟氏 最初はタイトルの統一感や読みやすさを考えていましたが、白砂さんと話して検索者に寄り添う形に変えましたね。

    西潟海斗氏
    サイボウズ ビジネスマーケティング本部 西潟海斗氏。2020年サイボウズに中途入社。2021年より「メールワイズ」のプロモーション担当として活動中

    山本氏 記事の構成も以前と大きく変わりましたよね。もっとざっくりした構成でしたが、検索意図を汲み取った内容にかなり変わって良くなったなと感じています。

    白砂氏 はい、やはり構成がよくないと上位は取れません。毎月の制作本数が2本~3本と多すぎないので、しっかり作り込むことができますね。本数にこだわるとどうしても1本あたりの質が担保できなくなるので。以前より公開本数は減っていますが、それでも流入は大幅に増えているのですよね。

    月間検索回数が多いワードに関しては、記事1本で何万セッションと流入を稼いでくれています。特に「年末年始メール」で検索1位を獲得した記事は、昨年12月に爆発的な流入がありましたね。

    山本氏 アユダンテさんのリライトによって、流入だけでなく滞在時間も全体的に伸びています。

    CVに近いテーマの記事強化で製品ページ遷移数2倍に

    江沢氏 次に新しく作った記事について聞いてみたいと思います。記事はどのような方針で作成していきましたか?

    白砂氏 メールHOWTO記事の見直しと流入増とあわせて、コンバージョンに近いテーマを増やしました。Gmail系や会社メールアドレスなど、認知や情報収集フェーズのキーワードで漏れているものを探り、そこから新規記事を作成したり、グループメールやメール共有など、コンバージョンに近いテーマの既存記事をリライトしました。

    山本氏 下の図を比較していただくとわかりますが、施策前は認知フェーズの流入が143、情報収集フェーズの流入が254でしたが、施策後は大幅に増えているのです。

    施策前(2020年11月)と施策後(2022年3月)の検索フェーズの変化

    白砂氏 このフェーズの獲得が成功したことで、記事から流入して製品関連ページに移動した数は施策前の2倍になっています。これもコンテンツ在庫表を作って、今持っているコンテンツやコンバージョンルートになっているコンテンツを把握しないとできないことなのですよね。

    山本氏 今期の施策はアクセスを増やすより製品ページへの誘導を増やしたいと思っています。製品ページ配下に「メールワイズで解決できる課題」というページがあるのですが、そこを増やす施策を行っています。現状は文脈に合う送客先がないのですが、そこができたら新たな送り先となります。メールワイズ式の記事制作とあわせて、製品ページ配下も充実させていく予定です。

    江沢氏 新規記事作成に関しては面白い取り組みもしていますよね。前回の記事でお話が出ましたが、メールワイズはSEOだけでなく広告もアユダンテで支援しています。両者の協業は山本様の強いご要望でもあり、新規記事のテーマを考える際にGoogle広告の検索語句レポートを広告チームからもらってCVが発生しているキーワードから記事のテーマを探ったり。どちらにも検索ニーズが関係しますから、ここはもっと連携していろいろできるように感じています。

    白砂氏 そうなんです。広告のCVデータから「メーラー」や「企業メール」周りのキーワードが有効そうだと気付きました。検索意図が比較検討ではない「とは」などの情報収集型クエリは広告だけではなく記事で対策できるので、そのような記事制作に取り組んでいます。

    江沢氏 素晴らしいですね! 逆にメールワイズ式の法人メールの記事の成功に伴って、法人メールの広告経由のCVが増えているとも聞いています。双方の連携がますます必須になりそうです。

    CTAは記事の最後に一律……ではダメ!

    江沢氏 次に大事なCTA(Call to Action)について聞いてみたいと思います。CTAとなるバナーやリンクはどのように配置したのでしょうか? よく見かけるのは記事の最後に一律「お問合せ」とか「資料ダウンロード」とかですよね。

    白砂氏 新規で作った記事は構成案の段階でCTAの挿入位置を決めていましたね。以前の記事はすべての段落の下にLP誘導のCTAが自動挿入されていましたが、クリックされていなかったので取り除いていただきました。そして既存記事は80本すべてのページのヒートマップを見て挿入するCTAコンテンツや位置を改善しました。提案した時、ドン引きされた記憶が(笑)。

    山本氏 僕たちはそれぐらい「何か把握できてないな」っていう自覚はあって……。

    白砂氏 過去記事もすべてヒートマップを見ることで、離脱の傾向などがよくわかりました。CTAを改善して送客数は上がったのですが、まだ満足していないので(笑)、いま2周目の改善を行っています。意外と第一章での文脈とつながったホワイトペーパーのCTAがクリックされたりするのですよ。文脈が合わないものはクリックされない!! とにかく一律CTAはダメですね。

    山本氏 CTAってまさに記事で言う「検索意図」と同じなのですよね。普段いろんな検索を行っていろんな記事を見ていますけど、欲しいものはそのときで違いますし、検索意図に合ったCTAが大事だと感じています。

    江沢氏 しかし、80記事のヒートマップ分析ってものすごい時間がかかりませんか? 単純に1記事1時間としても80時間!

    白砂氏 いきなりすべての記事は大変なので、セッション数が月間1000以上あるものから徐々に見ていきました。読んでいる人の邪魔にはなりたくないので、ネイティブ広告のようなデザインにし、別タブで開くことがわかるようなデザインにしていただきました

    メールワイズ式のCTA設置例
    CTAの設置例

    白砂氏 CTA挿入位置はすべてヒートマップ分析で決定しています。挿入位置はとても重要で、文脈がマッチするホワイトペーパーのCTAを記事上部の適切な場所に入れたら、クリック数が1桁からいきなり80クリックまで増えたり! ちなみに、CTAの挿入位置や内容は初期設計で作成した「コンテンツ在庫表」にすべて書き込み、根拠となったヒートマップデータも保存しています。地味な作業なのですよ……。

    メールワイズ式のヒートマップ
    ヒートマップ分析の例

    山本氏 でもその地味な作業の積み重ねが重要なのだと思います。スマートフォン普及もあって記事コンテンツが乱立し、SEOでもヒットしやすいようでユーザーにリーチはできるようになったのですが、細かく見て改善していかないと無駄なタッチポイントになってしまいます。ただ、PVを集めて満足していたらダメなんですよね。本数より質にこだわり1つ1つ丁寧に作り込むことが必要なんだと思います。

    白砂氏 CTAは何度も見直しを行うため変更履歴を管理するのが大変で……。最終的には表計算ソフトでの管理に限界を感じ、西潟さんにサイボウズ様の製品「kintone」でアプリを作っていただきました。

    西潟氏 「kintone」アプリでは変更前の履歴や変更理由やコメントなどのやり取りもページベースで残せるので重宝しています。

    「kintone」
    変更履歴を管理できる「kintone」アプリ

    課題解決型ホワイトペーパーとフォローメールを新規作成

    江沢氏 次に記事以外に新しく作ったコンテンツについてうかがいたいです。

    白砂氏 バイヤージャーニーを描いたときにみんなで気付いたんですよね、「課題解決型ホワイトペーパー」が必要だって。

    山本氏 すでにいろいろなコンテンツ、ホワイトペーパーや紙の資料、記事などは保有していたんですけど、ジャーニーマップを見て空白部分に気付きました。

    のバイヤージャーニーのイメージ
    施策前(2021年3月時点)のバイヤージャーニーのイメージ

    白砂氏 この左下の白い空白部分ですね。ここがないからコミュニケーションが十分取れない、ユーザーを逃している、そう気付いて2種類のホワイトペーパーを新たに作成しました。これは私が企画してアユダンテで制作しています。

    ホワイトペーパー
    課題解決型のホワイトペーパーを新規で2種類作成し、公開。リード獲得に大きく貢献し、獲得したリードから製品のトライアル申し込みも発生している

    白砂氏 作る前から課題解決型のホワイトペーパーを設置することでリード獲得は増えると予想していましたが、ホワイトペーパーの最終目的はトライアル申し込みなので、そこが増えるかは正直不安でした。だからトライアル申し込みが発生していると聞いて本当にうれしかったです。

    西潟氏 新たに作ったこれらの課題解決型ホワイトペーパーは、今までのホワイトペーパーとは別にこれ専用のフォローメールも作成しました。このフォローメール経由で製品トライアルや製品資料ダウンロードも出ていますし、製品により近いホワイトペーパーのダウンロードも発生しています。ちなみにフォローメールの開封率はびっくりするくらい良いのです。

    山本氏 そうそう、もちろん開封しない方には次から送らないという設定をしてはいますが、それでも開封率がとても高いんですよね。

    西潟氏 ホワイトペーパーダウンロード後に3通のメールを少しずつ間隔をあけて送っているのですが、フォローメール開始1か月目はそれぞれのメールすべての開封率が50%くらいで、今は2か月目に入りますが、それでも開封率が40%程度はあります。

    江沢氏 それは高いですよね! どうしてそんなに高いと思いますか?

    山本氏 現場で困っていることがあるからではないでしょうか。あと、フォローメールではいきなり製品を宣伝しない設計にしています。

    西潟氏 1か月くらいかけて徐々にメールワイズを知ってもらうようなシナリオ設計にしています。成約から遠い課題でも少しずつ啓蒙活動していくと成果は出ると感じています。

    江沢氏 まさにコミュニケーション設計ですね!!

    内部SEOではコンテンツへのリンク導線を増強

    白砂氏 内部のSEO施策は江沢さんがいくつか提案し、実装していただきましたよね。

    江沢氏 はい、せっかくコラムを作っても内部が最適じゃないと案外記事の効果が最大限出なかったりするのです。特にメールワイズの場合、コラムへの導線が最適ではなかったです。まずは課題を洗い出し、いろいろご提示しましたが、主な施策は以下のとおりです。

    TOPページのメインエリアにコラムへのリンクボックスを設置……記事の内部リンク強化

    メールワイズ式のトップページ

    構造化データの実装……サイト構造や記事の内容、監修者情報をGoogleにしっかり認識させた

    記事の監修者をPersonでマークアップ
    記事の監修者をPersonでマークアップ

    Core Web Vitalsの改善……記事のCLSを改善し、現在不良なし

    例:サーチコンソールのWebに関する主な指標(2021年12月に改善)

    他にも記事のテンプレートなどサイト内をいくつか最適化し、結果、内部施策が完了した12月上旬から急に流入が増え始めています。やはり内部施策は重要です。

    流入の推移

    効果のまとめ

    江沢氏 いろいろお話してきましたが、効果について見ていきましょうか。まず記事の順位の推移を見たいと思います。

    キーワードと順位の推移
    キーワードと順位の推移(例)

    江沢氏 かなりの人気ワードで順位が上がっていますね。ドメインの強さももちろんありますが、検索意図を汲んだ記事作成や内部最適化など、総合的な施策の効果ではないかと思います。流入やCV関連はどう変化しましたか?

    白砂氏 前回の記事で紹介しましたが、1年前と比べて月間の自然検索流入は3倍以上に、流入が増えたにも関わらず記事から製品への送客も2倍になっています。リード獲得数は6倍になっていると聞いています。

    「メールワイズ式」の自然検索流入セッションと送客数
    「メールワイズ式」の自然検索流入セッションと送客数
    ※送客数……メールワイズ式の記事から流入したあと、記事以外のページ(LP、製品紹介、セミナー、事例など)に移動した数

    白砂氏 今CTAの最終調整中で、もう少し送客を高めたいんです! CTA設置は全コンテンツを理解していないと設置できないので、やはりコンテンツ在庫表やヒートマップ分析が重要ですね。

    山本氏 冒頭にお話したように今期の目標は集客より送客でした。この取り組みによって、記事経由のトライアルが増えていたり、競合製品が出てきている中でメールワイズが成長できているのはすごいと思っています。今回の施策を通して、全体を俯瞰して見ることの重要性を改めて感じました。

    オウンドメディア担当をつけたり、メディアだけのSEOをやるとそこしか見なくなる。引き続きSEO×コミュニケーション設計、そして広告との連携によって「つなぐ」部分をもっと強めていきたいと考えています。

    ◇◇◇

    2回に渡ってお届けしたSEO×コミュニケーション設計の事例、いかがでしたでしょうか。次回はアユダンテの河野より、BtoBにおける広告施策について解説する予定です。

    筆者登壇情報

    この連載の筆者・江沢真紀氏が白砂ゆき子氏と共に、2022年9月15日(木)14:00より「ネットショップ担当者フォーラム 2022 夏 ~ファンマーケティングDays~」に登壇します。詳細・事前登録は下記のバナーをクリックしてください。

    江沢 真紀

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