ネットショップ担当者フォーラム

リンベルがデジタルカタログギフトを自由に作成・共有できるECサイト「GIFT LIST」を開設

1 year 10ヶ月 ago

ギフト大手のリンベルは6月3日、ソーシャルギフト専用のECサイト「GIFT LIST(ギフトリスト)」を開設した。好きな商品を組み合わせてデジタルカタログギフト(ギフトリスト)を自作する、新感覚のギフトサービスを扱う。

カタログギフトの自作のほか、「好みの近い人が作成したリストを見る・評価することができる」「誰かが作成したリストをカスタマイズできる」といった機能も実装。作成した「GIFT LIST」の共有・公開することもできる。

リンベルが開設したECサイト「ギフトリスト」のトップ
リンベルが開設したECサイト「ギフトリスト」のトップ

主なターゲット層は30代半ばのユーザー。リンベルは「仕事・私生活ともに多忙な層」と捉えており、誕生日、母の日、父の日などのお祝いの場面のカジュアルギフト利用を狙う。

「ギフトを選ぶ時間がない」「センスに自信がない」「何を贈ったらいいかわからない」といった悩みを持つ人のニーズにも応え、手軽なギフト利用を促進する。

「GIFT LIST」の特徴は次の通り。

  • 音楽配信サービスのプレイリスト感覚で、ユーザーがオリジナルのカタログギフト(ギフトリスト)を作れる
    • 幅広いジャンルから、贈る相手の趣味や好みなどに合ったアイテムを自由に選んでリストを作成可能
    • 作った「GIFT LIST」はSNSやメールで贈ることができる。URLで贈るため、相手の住所を知らなくても贈呈できる
「GIFT LIST」の作成イメージ(アイテム選択)
「GIFT LIST」の作成イメージ(アイテム選択)
  • 作成した「GIFT LIST」の公開・共有が可能
    • 作成した「GIFT LIST」はECサイト「ギフトリスト」上で公開できる。「公開」「非公開」「限定公開」の設定ができ、公開されたギフトリストは他ユーザーが閲覧・活用することができる。

    • 贈る人ともらう人だけでなく、「ギフトリスト」のユーザー同士でもつながることができる要素として、「GIFT LIST」作成時に設定できるハッシュタグ機能を備えている。「#誕生日」「#お酒大好き」などさまざまなキーワードから公開されている「GIFT LIST」を探すことが可能となっている
ハッシュタグ機能を搭載
ハッシュタグ機能を搭載
  • 公式の「GIFT LIST」、レコメンド、レビューを展開

    • 公開されている他のユーザーが作成した「GIFT LIST」に加え、公式の「GIFT LIST」ギフトリストから選び、そのまま贈ることもできる
    • 既存の「GIFT LIST」にアイテムの追加や削除、ハッシュタグの編集をすることも可能となっている
ECサイトではお勧めの「GIFT LIST」を提案
ECサイトではお勧めの「GIFT LIST」を提案

リンベルは「GIFT LIST」のサービス提供に関し、次のようにコメントを発表している。

「GIFT LIST」は単にオリジナルのカタログギフトが作れるだけでなく、公開・共有の機能を備えたことによって、より多くの方に使っていただきやすく自由度の高いサービスになったと感じています。サービスを通じて、もっと多くの方に“ギフトを贈る”という体験をしていただき、新たなコミュニケーションが生まれるきっかけになればと思っています。(リンベル)

ecbeingグループのEC構築プラットフォーム、レビューツールなどでECサイトを開設

ecbeingが提供するEC構築プラットフォーム「ecbeing」でECサイトを構築。AIレコメンドサービス「AiReco(アイレコ)」、データマーケティングツール「SechstantCDP(ゼクスタントCDP)」を導入した。また、グループ会社が提供するレビューマーケティングプラットフォーム「ReviCo(レビコ)」も実装している。

AIレコメンドサービス「AiReco」で最適な商品を表示

AIレコメンドサービス「AiReco」の実装により、顧客の行動属性や購買履歴などからAIが各顧客に合う最適なアイテムやギフトリストをピックアップして表示。「贈る相手に喜んでもらえるギフト」を作れるよう手助けするレコメンド機能を備える。

「ReviCo」でユーザーにレビュー投稿+他者のレビュー確認を提供

ecbeinグループのReviCoが提供するレビューマーケティングプラットフォーム「ReviCo」も導入した。「GIFT LIST」を贈った側も、もらった側もレビューを投稿・確認することが可能。悩んだ時には他ユーザーのレビューを参考に選ぶこともできる。

「SechstantCDP」でデータ分析

ecbeingが提供するデータマーケティングツール「SechstantCDP」を導入。どのアイテムを選び、どのような「GIFT LIST」を作成・購入したのかなどの情報、もらった人がどのアイテムを選び、受け取ったのかなども把握し分析できる。データや分析結果は、サイト上でのアイテムピックアップや公式「GIFT LIST」の掲載などにも活用される。

高野 真維

中長期的な売上増を実現するための会員作りの基礎。心理学に学ぶお客が会員登録したくなるECサイトとは? | ECビジネスの基礎を学ぶ! 酒の肴になるeハナシ「ネッ担居酒屋」

1 year 10ヶ月 ago
ここはEC担当者が集まる「ネッ担居酒屋」。日のお客さまは、前回の相談者とその同僚。施策を具体的に進めたいようですが……。【第2回】

ECサイトの会員を増やすことは中長期的な売り上げを生む重要な施策です。会員登録したくなるEC企業側のアクションには何があるのか? 会員登録したくなるECサイトのポイントを解説します。

なぜECビジネスは会員登録が重要なのか? 心理学を利用したアプローチに学ぶ会員数を増やすための基礎

今日のお客さま:EC担当者2年目 のんちゃん

小売業で店長業務を3年経験後、本社移動になりEC担当者に。1年目はIT用語を覚えるので精一杯だったが、2年目になり上司からの期待も高まってきた。

今日のお客さま 2人目:Webデザイナー3年目 カイトくん

のんちゃんのネットショップを担当するWebデザイナー。転職組で専門学校のバイト時代から、ネットショップ畑を歩む。

常連さん:コンサルタント「コアラさん」

経営コンサルタントの国家資格「中小企業診断士」の資格を持ち、全国の企業支援やセミナーに奔走中。仕事での報酬交渉はシビアだが、ここでは日本酒1杯で相談に乗ってくれるお酒好き。

上司の壁を越えろ! 売り上げにつながるショップの特徴7つを実装する

のんちゃんカイトくん

のんさん、あの方がコアラさんですか? 経営コンサルって、ロレックスの腕時計付けて紺の縞柄のスーツ着てる系か、素足に革靴系かってイメージだったんだけど、この昭和な居酒屋に溶け込んでいるというか、なんというか……。

コアラさん

お、のんちゃん! あれ、今日はお連れさんとご一緒?

のんちゃんのんちゃん

うちのネットショップで、デザインとコーディングをやっているカイト。今年、うちの会社にジョインしてくれたエースです。

カイトくんカイトくん

エースなんて! おだてたって、今日はのんさんの奢りですよ。

コアラさん

はじめまして、カイトさん。のんちゃんは、気前がいいんだね。

カイトくんカイトくん

いや、ECサイトの会員数増やしたいから、一緒にコアラさんの話を聞いて、形にしてくれって連れてこられたんですよ。コアラさん、この前、売り上げを2倍にするためには、短期的な広告やキャンペーンもいいけど、中長期的にお客さまとつながることにも注力してはどうかって提案してくれたんですよね。ただ、のんさんは、上司のOKがなかなか出ないから、とりあえずシレっと「会員登録はこちら」ってボタンを大きく変えろ! って言うんですよ。それだけで、会員増えると思います?

コアラさん

カイトさんが疑問に思うのも仕方ないね。カイトさんだったら、会員登録が増えて売り上げにつながるようなネットショップって、どんなのを想像します?

カイトくんカイトくん

やっぱり、まず登録特典の魅力があることかなぁ。デザイン的にはボタンより、まずその特典をちゃんと訴求したいっすね。

コアラさん

さすが! まずボタンを押す前に、動機付けをちゃんとしたいですよね。会員登録したくなるECサイトの特徴としては、一般的にこんなところがあげられると私は考えています。

  • ターゲットやペルソナが明確
  • ターゲットに魅力的な会員特典が提供されている
  • 他のショップにない会員特典がある
  • サイトに会員登録のメリットが明示されている
  • ブランドとお客さまが関係性を築く仕組みがある
  • 個々に合ったコンテンツや情報が提供されている
  • 参加型のコミュニティやコンテンツが形成されている
のんちゃんのんちゃん

なるほど……。お客さんに魅力的で、かつ差別化できる会員特典がまず必要だよね。そして会員になった後にも、よりロイヤルティを高めていく仕掛けがいるってことかぁ。うちのショップにないものばかり……。

カイトくんカイトくん

そうだ、のんさん。この前、チーム有志で会員登録にフォーカスしたカスタマージャーニーを描いたじゃないですか。あのゴールをもう少し先に置いて、「売り上げにつながるまで」に変更してみません?

コアラさん

いいですねぇ。

のんちゃんのんちゃん

え、今、できてないことばかりでカスタマージャーニーマップって作れないでしょ?

コアラさん

なら、のんちゃん、一旦、実行しやすい施策を中心に仮説で作って、テストマーケティングをしてみる手はあるよ。

カイトくんカイトくん

いやぁ、何をやるにしても、根回しが面倒なんです。

コアラさん

なら、ペルソナに近い人にヒアリングして、客観的な情報を元に「カスタマージャーニーマップ」を作ってみてはどうですか? たとえば、その人が会員登録している他のお気に入りのショップやブランドについて聞いてみるんです。その結果を参考に、会員登録の増加が売り上げにつながるストーリーを作り、KPI(重要業績評価指標)や1年間の取り組むべきタスク、役割分担、スケジュールを決めて、企画書の形で提案すれば、上司も耳を傾けてくれるかもしれません

のんちゃんのんちゃん

うちの上司って、何か提案すると、事例を持ってこい、根拠はあるのか? ってすぐ言うんですよね。

コアラさん

じゃぁ、のんちゃん、社内にあるデータで根拠を何か作ったら? 売上10位までの顧客情報とそれ以下の層で会員率を比べるとか、会員と非会員で客単価や購買頻度を比較するとか……。何かできそうじゃない。で、会員登録がいかに売り上げにつながるかを訴求してみたらどうでしょう。

のんちゃんのんちゃん

それなら、Excelで15分もあればできそう!

コアラさん

それがネットショップの強みだからね。お客さまの購買行動がデータ化されているのだから、活用したいよね。

会員と売り上げを増やすための具体的なステップ

カイトくんカイトくん

のんさん、もし上司を説得できたら、何から手をつけます? コアラさん、いかんせん、うち、できてないことばかりで……。

コアラさん

カイトさん、誰だって、最初はゼロから始めるものですよ。少なくとも、のんちゃんとカイトさんのチームでは、ペルソナやそのゴールはしっかり言語化できているようですから、こんなところから着手したらどうでしょう。店長、また黒板借りますよ!

ステップ1: 魅力的な会員特典の導入
コアラさん

のんちゃん、この前飲んだ時に、マズローの話をしたのを覚えている? ペルソナにとって魅力的な会員特典が何か、とことん考えるところから始めよう。のんちゃんやカイトさんの独断と偏見はできるだけ捨てて、会員の購買履歴、行動データ、アンケート、ヒアリングの結果を根拠に考えましょう競合他社の特典を研究してもいいですね。それは市場として需要がある特典のはずですから。

カイトくんカイトくん

コアラさん、A/Bテストとかもいいですかね?

コアラさん

カイトさん、さすが妙案ですね。のんちゃんのチームは、雰囲気が良さそうだから、チームでアイデア出しをして、候補を絞ってA/Bテストを実施してはどうでしょう。特典案をランダムに表示させて、特典案ごとに会員登録者数や会員の客単価や購買頻度などを比較してみるのです。よかった方を会員制度に組み込みましょう。また、期間限定で特典案をテスト導入して効果測定をするのもよいと思います。

ステップ2: 会員登録プロセスの改善
コアラさん

ここはカイトさんの得意分野ではありませんか?

カイトくんカイトくん

そうですね、会員登録の手順はもっと簡単にしたいです。一度、会員特典に興味を持ってくれた人を離脱させちゃうのはもったいないんで、入力してもらう情報も画面遷移も少なくしたいです。あと、SNSのアカウントから連携できる機能や、購入時にチェックボタンなどのワンタップで会員登録できる仕組みも入れたいです。

のんちゃんのんちゃん

だったら、お店のレジに、会員登録のQRコードを設置したい! 今は会員登録の手順を載せたリーフレットを渡してるだけだけど、その場で店員さんに登録や使い方を教えてもらった方が簡単じゃない。

カイトくんカイトくん

それ、最高のUX(ユーザー体験)ですね!

ステップ3: 会員との関係性を深める
コアラさん

徐々に会員登録から売り上げに結びつける施策にも手をつけましょう。メルマガやSNSを活用し、会員限定のコンテンツや情報を充実させるのです。メルマガやSNSの投稿って必ず読んでくれるとも限りませんけど、「希少性の法則」ってご存知ですか? 心理学の言葉なのですが、人って、限定モノに弱いので、気に留めてもらいやすいと思います。大事なのは継続して提供すること、会員との接点を継続的に持ちましょう

のんちゃんのんちゃん

あ、「単純接触効果」ですね。「何度も見ることで好感度が上がる」っていう。

コアラさん

お、のんちゃん、よく覚えていたね。会員とブランドが関係性を深めるにはキャンペーン、クイズ、アンケートに参加してもらう、クチコミに対してレスポンスをする、フォーラムやイベントで直接交流を持つ、といった手がありますね。「私はこのブランドに自ら関わった」という経験が大事なんです。「認知的不協和」って言葉をご存知ですか?

カイトくんカイトくん

あ、聞いたことあります。人は矛盾した行動をしないようにするっていう……。

コアラさん

そうです、そうです! 「認知的不協和」は、自身の持つ認知と他の認知との間に不一致がある状態のことで、人はそれをすごく不快に思うんです。よって、自分の考え方を変えるか、行動を変えるかで矛盾を解消しようとするわけですね。「私はこのブランドに自ら関わった」という経験を重ねることで、たとえば、カイトさんのブランドと競合のブランドで服を迷った時にカイトさんのブランドを自ら選ぶようになるでしょう。

ステップ4: クチコミ施策やその制度化
コアラさん

会員の友達や知り合いっていうのは、同じような趣味嗜好を持っている可能性が高いわけです。そこで、新規会員を増やすには既存会員のクチコミを最大限に活用しましょう。アパレルではあまり「紹介制度」って聞きませんが、たとえば他に、

  • クーポンや特典、キャンペーンをSNSなどで積極的に拡散してもらうように促す
  • 会員限定でイベントやキャンペーン情報を流し、SNSや口コミで拡散してもらう
  • 招待制のイベント、キャンペーン、特典を実施(招待コードを会員のみに通知)
  • インフルエンサーマーケティングやアフィリエイトの実施

など、クチコミを発生しやすくする仕掛けは考えられますね。

カイトくんカイトくん

ほら、のんさん、「会員登録はこちら」ボタンを大きくする前に、やることがありますよ! 早速、企画書に起こしましょう! 今日は僕からコアラさんに日本酒一本つけてください!

ICPコンサルティング

アマゾンジャパン、「Prime Video」がプロボクサー那須川天心選手とスポンサーシップ契約を締結

1 year 10ヶ月 ago

アマゾンジャパンは「PrimeVideo」において、プロボクサーの那須川天心選手(帝拳ジム所属)とスポンサーシップ契約を締結した。

那須川天心選手のボクサーパンツにロゴを掲出するほか、さまざまなコラボレーションを展開していく予定。那須川天心選手が控えている7月20日のプロボクシング4戦目の試合も「Prime Video」で独占ライブ配信する。「Amazonプライム」の会員であれば、「Prime Video」で追加料金なしで視聴可能。

アマゾンジャパンは「PrimeVideo」において、プロボクサーの那須川天心選手(帝拳ジム所属)とスポンサーシップ契約を締結
「Prime Video」がスポンサー契約を締結した那須川天心選手

那須川選手のスポンサーシップに関しては、「スカルプD」で知られるアンファーが2023年からスポンサー契約を締結。那須川選手の試合を通じた露出などが、新たな顧客の獲得などにつながっているという。

那須川天心選手は、キックボクシング時代に42戦全勝をマークして「神童」と呼ばれ、2023年4月8日の『Prime Video Presents Live Boxing 4』でボクシングプロデビュー。7月20日に東京・両国国技館で開催される『Prime Video Presents Live Boxing 9』では、WBA世界バンタム級4位のジョナサン・ロドリゲス選手(アメリカ)と世界ランカー対決を行う予定。

「Prime Video」は、那須川天心選手へのスポンサードを通じて「若い世代の人にボクシングに関心を持ってもらい、ボクシングの裾野を広げることはもちろん、夢や希望を持つことの重要性を感じてもらえるきっかけになれば」としている。

那須川天心選手は、「今回の契約で『Prime Video』を代表して試合に臨む気持ちになった。Prime VideoやAmazonという舞台を通じて、何かおもしろいことができたらいいなと思っています。今までに無いコラボレーションになるという予感があり期待してほしい」とコメントしている。

7月20日に独占ライブ配信される『Prime Video Presents Live Boxing 9』は、両国国技館で行われる那須川天心選手(帝拳)対ジョナサン・ロドリゲス選手(アメリカ)のバンタム級世界ランカー対決と、2月に3階級制覇を成し遂げた中谷潤人選手(MT)、2月に4階級制覇を達成した田中恒成選手(畑中)の各初防衛戦を含むトリプル世界戦を独占ライブ配信する。

トリプル世界戦は、中谷選手対ビンセント・アストロラビオ選手(フィリピン)のWBC世界バンタム級タイトルマッチ、田中選手対ジョナタン・ロドリゲス選手(メキシコ)のWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ、加納陸選手(大成)対アンソニー・オラスクアガ選手(アメリカ)のWBO世界フライ級王座決定戦の3試合。

トリプル世界戦は、中谷選手対ビンセント・アストロラビオ選手(フィリピン)のWBC世界バンタム級タイトルマッチ、田中選手対ジョナタン・ロドリゲス選手(メキシコ)のWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ、加納陸選手(大成)対アンソニー・オラスクアガ選手(アメリカ)のWBO世界フライ級王座決定戦の3試合
Amazonプライム会員は7月20日の配信を追加料金なしで視聴可能
鳥栖 剛

売上高100億円をめざす化粧品通販のメディプラス社長が語る今後の成長戦略 | 通販新聞ダイジェスト

1 year 10ヶ月 ago
2023年9月に社長交代したメディプラス。記事では新製品の詳細に加え、内田新社長が語る成長戦略を掘り下げる

化粧品通販を行うメディプラスは、グループ会社開発の独自成分をシリーズ共通で配合した製品を新たにラインアップに加える。独自の美容理論も提唱。摩擦による物理的な刺激を軽減する「ゲル美容」で敏感肌層に訴え、商品のライン使いを提案する。

敏感肌層に訴求強める

メディプラスは、6月1日にクレンジング、洗顔料、UVケアを新たに発売する。

グループのメディプラス製薬は、グリセリンとの反応でオゾンを安定化する「オゾネーション」という技術を持つ。オゾンの研究では50年の知見を持ち、抗菌・抗炎症などの作用が期待される「グリセナジー(オゾン化グリセリン)」などの化粧品原料を開発してきた。

メディプラスの新製品発売に合わせて、「グリセナジー」の名称を「オゾン化グリセリン」に統一する。オゾンは殺菌、消臭などさまざまな機能がイメージされ、顧客の認知に課題があった。一方で近年、国際学会でオゾンに関する研究論文が多く発表され、機能が注目されているという。

自社の知見を背景に、名称の変更で浸透を図る。同社は、米国の皮膚科学会で、「オゾン化グリセリン」について、アトピー肌に対する成分の安全性や機能性の研究発表を行っている。紫外線による肌の炎症や乾燥を引き起こす因子の抑制が期待される成分として敏感肌層に提案していく。

ステップケアを提案

新たに「ゲル美容」という独自の美容理論も提唱し、「オゾン化グリセリン」を共通成分として配合。肌に優しい処方設計による「ゲル美容」の浸透と独自成分を共通配合することで効果実感を高め、ステップケアを提案する。

UVケアは、日焼け止めだけでなく、「オゾン化グリセリン」による肌トラブルへの対応などスキンケア機能を持たせた。配合する紫外線散乱剤は、独自にコーティングを行い、ダマになりにくいなどゲルとの相性を高めた

クレンジング、洗顔料は、メイクの濃淡により複数製品を使い分ける顧客もいる。クレンジングはミルクタイプがベースだが、メイクに応じてオイル状に変化する性質を持たせた。

洗顔料は、泡洗顔で肌負担を軽減しつつ、保湿と洗浄機能の両立を図り、使い分ける必要のない処方にした。

メディプラスは昨年9月、化粧品業界で30年以上の経験を持つ内田恭平氏が社長に就任した。訪販を除く販路で豊富な経験を持つ内田氏は、今年4月に行われた商品発表会で、「独自成分の配合がブランドの進化。創業者の思いを具現化し、ブランド価値の実現に努める」と話した。

内田新社長が語る成長戦略

メディプラスの内田恭平社長に今後の成長戦略を聞いた。

メディプラス 内田恭平社長
メディプラス 内田恭平社長

2024年8月期の目標は2ケタ増収

――前期(2023年8月)は2桁増収で底を打った印象だ。理由は。

グループ会社開発の独自成分である「オゾン化グリセリン」の配合にあたり、広告投資を増やすなどして露出を増やし、商品への信頼感が高まった。既存顧客の定着が進み、新規獲得も進んだ

――今期の売り上げ見通しは。

2ケタ増収いくかどうか。10%前後の増収をめざしたい。

――現状の進捗はどうか。

8~9%増くらいのところまできている。通販は定期顧客など既存顧客による顧客基盤の安定化を図る必要があり、急に顧客を増やせばよいというわけでもない。既存顧客を受け入れるCRMを充実させつつ、新規顧客の獲得と合わせて事業基盤を再構築している。

――増収に向けた取り組みは。

新聞・テレビ・オンラインなど各媒体のコミュケーションの統一を図ることが重要だ。一方で、既存顧客との関係強化を図る。

リアルと通販の相乗効果に伸びしろ

――継続率が課題か。

「メディプラスゲル」を使う顧客の多くは継続率が高く、その点は大きな課題と捉えていない。熱狂的なファンもいる。ただ、これまでコミュニケーションを取る場面は少なかった。実際に会い、顧客が捉えている商品の長所を理解することが、次の熱狂的ファンの獲得につながると感じる。

――顧客とのリアルな接点を今後増やしていくのか。

バラエティショップなど全国約400店に卸販売も行っているが、まだまだ通販との相乗効果が弱いのが課題だ。店頭では情報発信を目的に露出を強化し、一方で通販広告を見たお客さまが店頭で購入するなど店舗と通販のウィンウィンの関係を構築したい

――どのように関係強化を図る。

通販は広告で顧客と接点を得るものであり、効果を店舗にも波及させるなど相乗効果を生みたい。

――外部ECの活用は。

楽天とアマゾンに出店している。流通補完など顧客接点の利便性を高めることを目的としたものだが、とくにアマゾンは情報機能としても欠かせない

売上目標は100億円

――中長期の売り上げ規模の目標は。

2030年までに100億円の売り上げをめざしたい。売り上げだけでなく、ブランド価値の構築・浸透も推進していく。

――「オゾン化グリセリン」の認知は進んでいるか。

まだ広がっていない。グループ会社保有独自成分であり、成分訴求のマーケティングは鍵になる。プロモーション手法は今後検討していく。

――客単価を上げるためには。

「ゲル美容」の浸透でライン使いを提案していきたい。主力の「メディプラスゲル」の価格は4400円。ほかの商品と購入する顧客の客単価はこれを超える。将来的には6000円以上をめざしたい。物流問題への対応も必要であり、1出荷あたりの客単価を上げていくのが理想だ。

※記事内容は紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをネットショップ担当者フォーラム編集部が追加している場合もあります。
※見出しはネットショップ担当者フォーラム編集部が編集している場合もあります。

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通販新聞

定額減税スタートで消費意欲を喚起、イオンが緊急セール企画「イオン 超!おトクな4weeks」

1 year 10ヶ月 ago

イオンは6月の1か月間、「定額減税」スタートに合わせた生活応援企画「イオン 超おオトな4weeks」を、全国の「イオン」「イオンリテール」など約500店舗で順次実施する。

1人あたり合計4万円となる「定額減税」が6月からスタートし、手取り額が増える一方、減税される期間や方法が複雑であることから「実感が湧かない」という声があるなか、イオンは定額減税控除額に合わせた「4万円セット」などの商品を用意したセール企画を実施。「“欲しかった商品”や夏を前に“いま欲しい商品”など、お客さまの“欲しい”を後押しする生活応援企画」(イオン)を1か月間にわたって実施する。

「イオン 超おトクな4weeks」では、通常価格で合計5~6万円の商品を定額減税控除額に合わせた「4万円均一企画商品」で販売するほか、子育て支援やシーズン商品など、消費マインドを喚起する商品を買い得価格で提供する。

このほか、買い得企画商品を2023年の約2倍に増やして顧客ニーズに対応する。「野菜大放出企画」「キッズサマーセール」「ホームコーディ超!トクフェス」など、消費マインドを喚起する19企画を計画しているほか、買い得商品も2023年の約2倍(約850品目)用意する。

また、6月14日~7月21日までの期間、イオンカードの分割払い手数料を全額イオンが負担。高額商品も支払い総額は一括払いと同じ金額で買い物できるようにする。対象カードはイオンゴールドカード、イオンカード、イオンカードセレクトなど。

松原 沙甫

ジャパネットホールディングスの売上高は5.4%増の2621億円で過去最高【2023年12月期】

1 year 10ヶ月 ago

ジャパネットたかたの持ち株会社であるジャパネットホールディングスの2023年12月期連結売上高は、前期比5.4%増の2621億円で過去最高となった。

売上高の推移(画像はジャパネットHDの公開資料から編集部がキャプチャ)

ジャパネットHDは2023年12月期、いくつかの新たな取り組みを始めている。

LCC(格安航空会社)のスターフライヤーと2022年に資本業務提携、2023年から航空機内での機内通販を始めた。ジャパネットが独自に開発した機内販売システムを活用し、モバイルオーダー化によって商品選定から配送までを連携して運営している。

ジャパネットたかはでは9月15日から、通販事業で食品だけを取り扱う新ブランド「たべる。ジャパネット」の取り扱いをスタート。食品専任バイヤーが選定した全国各地の食品を、納期や配送状態にこだわって販売している

ジャパネットたかたは2020年、新型コロナウイルスの影響によって販路を失った食品生産者を支援する「生産者応援プロジェクト」を開始。その後、頒布会形式によるグルメ定期便をスタートさせ、2023年9月時点で約19万人の顧客が食品通販を利用しているという。

組織面では、ジャパネットHDは2023年4月から、グループ全体の給与を改定。2年間で正社員の平均年収の10%引き上げに着手した。給与改定に合わせて、成果重視の人事制度に刷新した。給与改定は定期昇給とは異なる給与の引き上げで、定期昇給は例年通り4月に実施している。

給与改定の対象者は、正社員・非正規社員〔契約社員・パート社員〕3840人(内訳は正社員121人、非正規社員〔契約社員・パート社員〕2619人)。社員数は2022年11月末集計。実施内容は2023年4月から2年間で、正社員の平均年収を10%アップ。非正規社員については2023年10月から、平均月収を4%アップした。

松原 沙甫

「楽天市場」の「RakutenスーパーSALE」は6/4にスタート。「半額タイムセール」「ポイント最大46倍」など展開

1 year 10ヶ月 ago

楽天グループは6月4日(火)の20時から、「楽天市場」で「RakutenスーパーSALE」をスタートする。ショップの買い回りで付与する楽天ポイントは最大46倍。フリマアプリ「楽天ラクマ」もセールの対象。

セール中のポイントアップ期間は6月11日(火)1時59分まで。対象期間中にセールにエントリーした楽天会員が対象。エントリー期間は6月1日(土)10時~11日(火)1時59分までとしている。

「半額タイムSALE」は6月4日(火)20時から順次開催。ショップの買い回りで、ユーザーに付与するポイント付与率が増える。獲得上限ポイント数は7000ポイント。

ポイントは最大46倍となる(画像は「楽天市場」のセール告知ページから編集部がキャプチャ)
ポイントは最大46倍となる(画像は「楽天市場」のセール告知ページから編集部がキャプチャ)

このほか、最大1万ポイントが当選する「スーパーSALEスロット」、割引クーポンが当たるオンラインゲームなども実施する。

高野 真維

イングリウッド、MEGUMIさんフルプロデュースの化粧品ブランドのネット通販

1 year 10ヶ月 ago

リテールビジネスのDX支援などを手がけるイングリウッドの連結子会社であるアミノセルス製薬は5月29日、タレントで女優のMEGUMIが企画開発からフルプロデュースしたスキンケアブランド「Aurelie.(オレリー)」をローンチした。

リテールビジネスのDX支援などを手がけるイングリウッドの連結子会社であるアミノセルス製薬は5月29日、タレントで女優のMEGUMIが企画開発からフルプロデュースしたスキンケアブランド「Aurelie.(オレリー)」をローンチ
「Aurelie.」をフルプロデュースしたMEGUMIさん

第1弾として、スキンケア5商品をECサイトで販売を開始。5商品はクレンジングから保湿までをトータルでケアする。スキンケアの香りによるリラックス効果も意識しており、150年以上の歴史を持つ老舗フランスの香料会社による3つの香りを採用した。

リテールビジネスのDX支援などを手がけるイングリウッドの連結子会社であるアミノセルス製薬は5月29日、タレントで女優のMEGUMIが企画開発からフルプロデュースしたスキンケアブランド「Aurelie.(オレリー)」をローンチ
MEGUMIさんフルプロデュースの「Aurelie.」

イングリウッドはスキンケアなどの化粧品EC以外にも、冷凍弁当のサブスクリプションサービスを展開する「三ツ星ファーム」、アパレル・ファッション雑貨を複数のECモールに出店している総合通販サイト「SNEAK ONLINESHOP」などを運営している。

松原 沙甫

「ebisumart」のインターファクトリー、コーポレートロゴを刷新

1 year 10ヶ月 ago

インターファクトリーはこのほど、コーポレートロゴを刷新した。ロゴのリニューアルでは、インターファクトリーの事業目的「コマースを進化させる」を形にした。さらなる事業成長と企業価値の向上をめざす。

コーポレートロゴのリニューアルは2003年の設立以来初めて。2023年に設立20周年を迎え、ECプラットフォームだけでなく、複数の事業を展開するにあたり、改めて事業目的を「コマースを進化させる」と定めた。事業目的には、Eを除いた「コマース」という言葉に、インターファクトリーがコマースに関わるデータやサービスを扱っていくという意味を込めた。

インターファクトリーの新たなコーポレートロゴ(上部)と事業目的「コマースを進化させる」
インターファクトリーの新たなコーポレートロゴ(上部)と事業目的「コマースを進化させる」

ロゴのデザインは、「コマースを進化させる」という事業目的、さまざまなサービスを生み出す「畑」という思いを下に、有機的なつながりを持ち、今後の成長のために挑戦していく姿勢を表現した。

コーポレートカラーのグリーンは、インターファクトリーが提供しているクラウドコマースプラットフォーム「ebisumart(エビスマート)」、これからのサービスを、「会社」を軸に結び付きを強化することで、顧客に信頼や期待を感じてもらい、接点を作っていくことをめざして設定した。

ロゴでは、今回新たに「i」と「f」を組み合わせたシンボルマークを作成。さまざまな媒体での展開に対応し発信していくことを目的にしている。

高野 真維

オイシックス・ラ・大地、定期会員向けツアーなどを提供する合弁会社「オイシクル」を設立

1 year 10ヶ月 ago

オイシックス・ラ・大地は5月14日付で、「農」「食」「アート」が融合した体験型施設を運営するKURKKU FIELDS(クルックフィールズ)と合弁会社の「株式会社オイシクル」を設立した。

オイシクルは、オイラ大地の定期会員向けツアーやインベントの企画・運営のほか、オイラ大地と商品を共同開発する。

オイシックス・ラ・大地は5月14日付で、「農」「食」「アート」が融合した体験型施設を運営するKURKKU FIELDS(クルックフィールズ)と合弁会社の「株式会社オイシクル」を設立した
「株式会社オイシクル」の概要

3者間の商流は、オイシクルがツアーの企画し開催。オイシックスとKURKKU FIELDSはツアーのチケット販売を代行する。共同開発商品の売り上げの一部は、フィーとしてオイシクルに計上する。

オイラ大地は共同開発商品の製造・販売・サイト制作を担うほか、定期会員向けにイベントの集客や運営を支援。KURKKU FIELDSもイベントの集客や運営を支援し、共同商品開発のアドバイザリーを務める。

オイシックス・ラ・大地は5月14日付で、「農」「食」「アート」が融合した体験型施設を運営するKURKKU FIELDS(クルックフィールズ)と合弁会社の「株式会社オイシクル」を設立した
3者間の商流

KURKKU FIELDSは千葉・木更津で体験型施設「KURKKU FIELDS」を運営。施設では有機野菜の栽培や酪農による生産を手がけており、それらの食材を使ったレストランも運営している。オイシクルとオイラ大地による共同開発商品も、施設で栽培・生産された食材をオイシックスの定期会員に販売する。

KURKKU FIELDSの事業コンセプトはオイシックスの企業理念と親和性が高く、の協業によって会員のサービス利用満足度の向上につながると判断。合弁会社を設立することにした。

松原 沙甫

企業からの情報発信、受け取る手段の上位は公式Webサイトが41%、メルマガが32%。重要な情報はメールが1位で3割

1 year 10ヶ月 ago

WOW WORLDが実施した「企業に求めるコミュニケーション・情報発信の方法」調査によると、企業からの情報を受け取る手段として望むのは公式Webサイトがトップ、次いでメルマガとなった。配送状況など重要な情報の受け取り手段はメールを希望するユーザーが多い。

調査は3月28日から4月1日、全国13歳~80歳代の男女2438人(年齢の均等割付で実施)にインターネットで調査した。

企業からの情報を受け取るのに希望する手段

「公式Webサイト(ホームページ)」(41%)、「メールマガジン」(32%)が多数で、SNSやLINEは20%未満にとどまった。

年齢別の傾向を見ると、10代は「公式SNS」で情報を受け取っていることが多い。20代は「公式Webサイト(ホームページ)」と「公式SNS」、30代以上は「公式Webサイト(ホームページ)」と「企業からのメールマガジン」が上位。60代、70代は「メールマガジン」を積極的に活用している。

WOW WORLDが実施した「企業に求めるコミュニケーション・情報発信の方法」調査
希望する情報を得る手段は公式サイト経由がトップに

希望する重要な情報を受け取る手段

ポイントの有効期限、商品の配送状況の通知、支払い期日のお知らせといった重要情報の受け取り手段について、29%が「企業からのメールマガジン」、次いで28%が「公式Webサイト(ホームページ)」を選択。「公式LINE」(12%)、「公式アプリ(スマートフォンのアプリケーション)からの通知」(11%)が続いた。

企業から受け取る情報のなかでも、個人向けで重要度の高いものは、メールや公式サイトのマイページで確認したいと思っているユーザーが多いようだ。

WOW WORLDが実施した「企業に求めるコミュニケーション・情報発信の方法」調査
配送状況など重要な情報はメールでの受け取り希望が最多

公式アプリや公式LINEの活用

公式アプリをダウンロードするきっかけは、33%が「割引クーポンがもらえるから」と回答。次いで、30%が「会員登録するタイミングで」、29%が「商品を購入したタイミングで」を選択した。

年齢別の傾向では、70~80代は「商品を購入したタイミングで」「会員登録するタイミングで」が上位を占めた。「公式アプリをダウンロードしたことがない」の選択者は全年代で5%未満にとどまった。

WOW WORLDが実施した「企業に求めるコミュニケーション・情報発信の方法」調査
公式アプリをダウンロードするきっかけは「割引クーポン」

公式LINEの友だち追加のきっかけは、アプリと同様に「割引クーポンがもらえるから」がトップ(28%)。次いで18%が「商品を購入したタイミングで」と答えた。

年齢別傾向では、70代以上は「公式LINEを友だちに追加したことがない」が増える傾向にある。

WOW WORLDが実施した「企業に求めるコミュニケーション・情報発信の方法」調査
公式LINE友だち追加も「割引クーポン」が魅力に

企業から届く情報を煩わしく感じた経験

57%が煩わしいと感じたことが「ある」と回答。煩わしいと感じたポイントとしては、「興味がない情報だった」(39%)、「頻度が多い」(37%)。

WOW WORLDは「企業のエンゲージメント向上には、個々の関心に合った内容を適切なタイミングで配信することが鍵。企業の一方的な情報提供ではなく、受け手の興味やニーズに応じたアプローチをすることが必要」と指摘している。

WOW WORLDが実施した「企業に求めるコミュニケーション・情報発信の方法」調査
煩わしさを感じるポイントは中身と頻度にあった

商品の値下げや再入荷の連絡、行動履歴を利用したマーケティングについて

ジオマーケティング、値下げ・再入荷通知、ポップアップ施策などへの印象についても聞いた。消費者からはおおむね好意的に捉えられていることがわかった。

「あなたは会員登録をしているお店に着いた瞬間、スマートフォンに割引クーポンが届いたらどう思いますか」という質問に対して、58%が「嬉しい」「どちらかというと嬉しい」を選択。「不快」「どちらかというと不快」を選択した人は9%にとどまり、位置情報を活用したジオマーケティングは好意的に捉えられているようだ。

WOW WORLDが実施した「企業に求めるコミュニケーション・情報発信の方法」調査
ジオマーケティング施策を好意的に思わないのは9%にとどまった

値下げや再入荷通知については、59%が「嬉しい」「どちらかというと嬉しい」と回答。「不快」「どちらかというと不快」を選択した人は8%だった。Webサイトの閲覧履歴やお気に入り登録機能を利用したマーケティングコミュニケーションは有効と言えそうだ。

WOW WORLDが実施した「企業に求めるコミュニケーション・情報発信の方法」調査
再入荷や値下げの通知などは約6割が好意的に捉えていた

ポップアップによるクーポン表示については、「嬉しい」「どちらかというと嬉しい」が60%となった。「不快」「どちらかというと不快」を選択した人は8%。過半数のユーザーがポップアップ型のWeb接客に好意的だった。

WOW WORLDが実施した「企業に求めるコミュニケーション・情報発信の方法」調査
ポップアップ表示を不快に感じるのは8%だけだった
鳥栖 剛

三井物産、アパレルブランド「Papas」「Men's Bigi」などのビギHDを完全子会社化

1 year 10ヶ月 ago

三井物産は、「Papas(パパス)」「MEN'S BIGI(メンズビギ)」といった有力アパレルブランドを抱えるビギホールディングスを完全子会化した。

ビギホールディングスは、ビギ、メルローズ、メンズ・ビギなどのアパレル事業会社を束ねる持株会社。「yoshie inaba」「Men's Bigi」「MELROSE」「Papas」などを展開する事業会社を抱える。創業は1970年。

三井物産は2018年、ビギホールディングスに33.4%を出資。EC事業強化、一部ブランドの海外展開、英国のニットブランド「JOHN SMEDLEY(ジョンスメドレー)」の導入など、ビギホールディングスの企業価値向上に取り組んできた。

三井物産にとって、主要事業であるアパレル事業のさらなる成長、ファッション雑貨など周辺事業への拡張を図るため、MSD企業投資が運営するMSD第一号投資事業有限責任組合が保有していたビギホールディングスの株式66.6%を取得、持株比率を100%にした。

三井物産は2026年3月期を最終年度とする3か年の中期経営計画を策定。多様化する消費者のライフスタイルの質向上への貢献をめざしている。

その一環として、ビギホールディングスが強みとしている創造力、販路や顧客基盤に、三井物産が有する業界横断的な連携、経営・DXのノウハウや国内外のネットワークといった総合力をかけ合わせ、ビギホールディングスのさらなる成長をめざす。

松原 沙甫

初めてのお客さまは“文章をゼロから読む”んです! テーマを限定する+専門用語を極力省くことがポイント【ネッ担まとめ】 | 新・ネットショップ担当者が知っておくべきニュースのまとめ

1 year 10ヶ月 ago
ネットショップ担当者が読んでおくべき2024年5月20日~5月31日のニュース

ECのマーケティングに欠かせないもの、「文章」。キャッチコピーや商品説明文もそうですし、メルマガやコラム、SNSと文字で「人に伝える」機会が多くあります。自社の文章はお客さまにきちんと伝わっていますか? 第三者からフィードバックしてもらったことはありますか?

プロであることが「落とし穴」になる

「ゲーメスト」でハガキ職人を目指す過程で知った、人に読ませる文章を書くことのむずかしさ | Books&Apps
https://blog.tinect.jp/?p=86471

「面白いとか面白くないの前に、何を言ってるのかさっぱり分からん」
と言われました。

この時兄が教えてくれたのは、細かいところは曖昧ですが、大体下記のようなことでした。

  • お前の記憶や考えというものはお前の脳みその中にしかない
  • お前が自分で読み返す時には、書いた時の記憶や考えが背景になって勝手に文章を補ってくれるのかも知れないが、それが通用するのは書いた本人だけ
  • お前以外の人間は、文章を全てゼロスタートで読む必要がある
  • お前が自分の文章を読んで感じた面白さは、他の人には一切伝わらないと思え

これはECサイトやホームページでもまったく同じことが言えます。ネットショップで商品を販売しているみなさんはある意味「そのジャンルのプロ」です。ファッションならアパレルのプロだったり、冷蔵庫なら家電のプロだったりします。普段の仕事環境がアパレルや家電に染まっているわけですから、どうしても「記憶や背景」を飛ばした説明になってしまいがちです。業界の人にしかわからない専門用語ばかりのホームページが生まれてしまう理由もここなんですよね。

「何も分からん」と言われた文章をあれこれ直しました。

  • 伝えたいテーマを一つないし二つに限定して、そのテーマに沿っていない文章がないかどうかを考える
  • 何を指しているか分からない指示語を使わない
  • スラングやゲーセン用語が一般的に意味をとってもらえるものかどうか考える
  • 文章の主語を意識して、文章の途中で主語や主題が変わっていないかをチェックする

(中略)

多少なりと私に誇れることがあるとすれば、それは「諦めの悪さ」でしょう。

載らなくても載らなくても飽きもしなければ自信喪失もせず、自分に甘い評価基準のまま徹底的にハガキを書き続けた点は、それはそれで文章書きとして資質の一つなのかも知れない、と自画自賛する次第なのです。

筆者の方はお兄さんの協力もあり、最終的にゲーム雑誌に投稿が掲載されたようです。大切なのは「自分の想いを人に伝えたい」という強い気持ちです。お兄さんからの手厳しいフィードバックも、その「想い」があるからこそ、素直に聞くことができる。そして、ゲーム雑誌に載るまで投稿し続けたのも「想い」があるからだと思います。それにしても、お兄さんの指摘が適格すぎて驚きます。

今週の要チェック記事

始めるのに遅すぎることはない――50歳で “新人賞”を受賞した個人セラーが語るeBayの始め方 | ECのミカタ
https://ecnomikata.com/original_news/43033/

ECビジネスや独立といった観点だけではなく、「生き方」の話としても参考になります。

JR東、申し込み殺到「JREバンク」で特典奮発の勝算 | 東洋経済ONLINE
https://toyokeizai.net/articles/-/757155

「楽天市場」における「楽天銀行」、「Yahoo!ショッピング」における「PayPay銀行」のような役割を担うのでしょうね。

なぜECビジネスは会員登録が重要なのか? 心理学を利用したアプローチに学ぶ会員数を増やすための基礎 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/12343

ECビジネスでは「安全欲求」の順位が少し高くなるのかもしれません。

3年でLTVが135%伸長! チュチュアンナが実践する顧客戦略と施策事例 | Web担当者Forum
https://webtan.impress.co.jp/e/2024/05/28/46927

「積極ロイヤル層」と「消極ロイヤル層」という言葉を初めて聞きました。「積極一般層」と「消極一般層」とあわせて定義が気になります。

Shopifyがアフターコロナでも二桁成長を続けられている理由とは? | 東芝テックCVC
https://note.com/ttec_cvc/n/ncb77bd94a67e

「Shopify」についての意見は数年前からさまざまあると思いますが、数字的な現実はこちらなんですよね……。

お弁当屋さんのネット注文マーケティング【no.2156】 | ECマーケティング人財育成(ECMJ)
https://www.ecmj.co.jp/no2156/

注文時点で必ずしも商品がなくても良い。リアルにはないネットの概念ですね。

今週の名言

「なにかしらの変化は、今の自分に神様がこうしろと言っている」。こんなアドバイスをいただいたのです。 | 運営堂
https://www.uneidou.com/21402.php

要するに、100%はありえない、と正しく前向きに諦めること。必ずしもわかり合えないからこそ人はわかり合いたいし、それならばどう伝えるかということに、より真剣味が増すと思うのです。

ECでの接客もこの気持ちで取り組みたいですね。全部は伝わらないけれど、やり方によっては伝わり方が60%から80%になるかもしれません。

ECマーケティング人財育成は「EC事業の内製化」を支援するコンサルティング会社です。ECMJコンサルタントが社内のECチームに伴走し、EC事業を進めながらEC運営ノウハウをインプットしていきます。詳しくはECMJのホームページをご覧ください。

UdemyでECマーケティング動画を配信中です。こちらもあわせてご覧下さい。

石田 麻琴

LINEヤフー、「Yahoo!オークション」の落札システム利用料を一律10%に改定

1 year 10ヶ月 ago

LINEヤフーは6月4日から、「Yahoo!オークション」の落札システム利用料について、一部を除き一律落札価格の10%(税込)に改定する。

LINEヤフーは6月4日から、「Yahoo!オークション」の落札システム利用料について、一部を除き一律落札価格の10%(税込)に改定
「LYPプレミアム会員」も8.8%から10%に引き上げ

「Yahoo!オークション」はこれまで、「LYPプレミアム会員」は落札手数料を8.8%(税込)、それ以外は10%(税込)としていた。今回の改定で一律10%とする。

スマホアプリ向けの「ヤフオク!アプリプレミアムサービス」の落札システム利用料も同様。「中古車・新車」など一部のカテゴリでは、落札価格にかかわらず所定の落札システム利用料がかかる。手数料率の切り替えは出品タイミングではなく、6月4日午前0時以降の落札から適用となる。

LINEヤフーは6月4日から、「Yahoo!オークション」の落札システム利用料について、一部を除き一律落札価格の10%(税込)に改定
出品タイミングではなく落札タイミングの料率が適用される

「LYPプレミアム会員」の手数料を引き上げするものの、会員向けに新たな特典・施策をスタートする。

6月4日以降の毎週日曜日、出品すると落札システム利用料の最大30%がPayPayポイントで戻ってくるキャンペーンを始める。終期は未定で、還元の付与上限は5000円/出品日。一部カテゴリは対象外など諸条件がある。

また、「PayPay決済で週末使える10%OFFクーポン」も配布する。6月4日以降の土日と祝日の月曜日に使えるクーポンを毎週用意。こちらも終期は未定。割引上限は500円で一部カテゴリや取引は対象外となる。

なお、CtoCフリマアプリのシステム利用料は「メルカリ」が10%、楽天グループの「ラクマ」は4.5%~10%で変動。LINEヤフーの「ヤフーフリマ(旧PayPayフリマ)」は5%となっている。

鳥栖 剛

フェリシモが「神戸ポートタワー」を運営する狙いとは? 「神戸をテーマパークのように楽しんでもらえる場所にしたい」 | 通販新聞ダイジェスト

1 year 10ヶ月 ago
4月下旬にリニューアルオープンした神戸のランドマーク、「神戸ポートタワー」。ダイレクトマーケティングをメイン事業としてきたフェリシモが運営を担う狙いと、リニューアルに伴う活性化施策とは?

フェリシモでは、4月26日にリニューアルオープンする「神戸ポートタワー」の運営を担う。展望層の5フロアおよび、新しく設置された初めて入場が可能となる屋上フロア、低層1階エントランスエリアと低層2~3階の共有フロアを運営。さらに周辺用地では、ポートタワーを訪れる人達の高揚感を高めるゾーンとしてさまざまなイベントを行うことも視野に入れる。同社が神戸のシンボルというべき、ポートタワーを運営する狙いはどこにあるのか。

フェリシモが“神戸のシンボル”を運営の狙いは「公共施設のステージ化」

ポートタワー事業本部を立ち上げ

神戸市中央区の海沿いにそびえる神戸ポートタワー。パイプ構造が特徴的な建造物で、高さは108メートル。竣工は1963年で、2021年9月より老朽化対策や耐震性強化のために休館している。

同社では昨年4月、神戸ポートタワーの運営事業者として選ばれた。「“神戸らしさ”を感じるコンテンツ」「空間デザイン」「人を惹きつける、新しく変化のある仕掛けづくり」などの観点が最も優れた提案概要を出した事業者として、神戸ウォーターフロント開発機構から評価されたという。

同社では、3月1日付でポートタワー事業の企画・運営を統括する「神戸ポートタワー事業本部」を新設。新事業開発本部執行役員本部長の小池弘之氏が、神戸ポートタワー事業本部執行役員本部長に就任した。

小池執行役員は「これまでダイレクトマーケティングを手がけてきた当社が、レストラン運営やチョコレートミュージアム開館といった経験を経て、こういった公共的な施設をステージ化することができれば、会社としても可能性が大きく広がってくるのではないか」と、新生ポートタワーの展望を語る。

フェリシモが運営する「神戸ポートタワー」
フェリシモが運営する「神戸ポートタワー」

市民が上りたくなるタワーをめざす

そもそも、神戸ポートタワーとは地元である神戸市民にとって、どんな施設なのか。小池執行役員は「私は大阪に住んでいるが、大阪のシンボルである通天閣を普段意識することはあまりないし、私自身は特に思い入れがあるわけではない。ただ、神戸の人たちにとって、ポートタワーは特別な存在のようだ」と解説する。

ポートタワーは神戸にとってランドマーク的存在。旧居留地や南京町など、街並みに特徴があり、観光地として人気のある神戸だが、「これぞ神戸」というシンボリックな建物は案外少ない。

そのため、たとえばテレビ局が神戸からの中継をする際には、まずポートタワーの映像を挟んでから流すことが多いのだという。また、1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災では、2月14日にポートタワーが夜間のライトアップを再開。震災から1か月も経っておらず、神戸市内はインフラが完全には復旧していない状態だっただけに、光輝くポートタワーを見て勇気づけられたり、元気が出たりした市民は多かったようだ。

「私もポートタワー事業に携わるようになって気付いたのだが、神戸市民は若年層から高年齢層までポートタワーが好きな人、親しみを持っている人がとても多い。とはいえ『神戸ポートタワーのことは好きだが、タワーに上る機会は少ない』という人が大半。これをどうにかして上っていただけるようにしたい、というのが今取り組んでいることだ」(小池執行役員)。

ランドマーク的な役割を高め、神戸の魅力発信を手助け

そもそも、なぜフェリシモは神戸ポートタワーの運営に取り組むのか。

同社では、これまでも神戸に密着した社会貢献活動を、さまざまな形で繰り広げてきた。小池執行役員は「神戸ポートタワーの運営に携われる機会は一生のうちに何度もない、ぜひ挑戦してみようじゃないか』というトップの考えのもと、われわれが持っているリソースや、人材などを加味した上で、『フェリシモならこんなことができますよ』ということを神戸市に提案したところ、受託が決まった」と説明する。

もちろん、神戸市民だけはなく、全国からポートタワーを訪れる人を増やしていかなければいけない。「当社であれば、全国にダイレクトマーケティングの会員がいるので、会員に向けて発信したいという考えは当初からあった。神戸に観光に来る人は多く、神戸には同じ関西の京都や大阪にはない街並みといった魅力がある。ポートタワーのランドマーク的な役割をもっと高めて、神戸という街自体が、テーマパークのように楽しんでもらえる場所にしていく手助けをしたい、という未来図を描いている」(同)。

フロア全面刷新。全てが“映える”空間づくり

プロジェクトがスタートしたのは2022年11月頃。入札を経て、受託が決まったのは昨年4月となる。コンセプトは「brilliance(ブリリアンス)―赫(かがや)き」に決まった。

「ポートタワーが“赫く”のもそうだが、来場者が自分の人生の主人公であることを再確認できる体験を作りたい、と。単に『高い場所から見ると景色がきれい』というだけなら、それはポートタワーでなくてもいい。ポートタワーを訪れるのは『幸せな気持ちになりたい人』だったり『幸せな思い出を作りたい人』だったりするのではないか。ポートタワーに上って景色を眺めるだけでは、それはかなわないかもしれない。そういう人たちにどうやって喜んでもらったり、『またタワーに上りたいな』と思ってもらったりできるか。商品を作ったり、ブランドを作ったりするのと同じようなフレームワークで考えたときに、『ポートタワーに上ったことをきっかけに輝き方を学んでもらう』『誰かと一緒に来ることで輝いてもらう』といったものを想定し、『ブリリアンス』というテーマに行き着いた」。

景色以外も楽しめるスペースを意識

そこからは「ブリリアンスとは何か」について考えながら、フロアの構成を考えていくことになったという。まず、これまで使われていなかった屋上階を開放し、360度神戸の眺望が楽しめる施設「Brilliance Tiara Open―air Deck」を設置。また、展望5階にある展望室に関しては、景色を楽しむだけにとどまらず、写真撮影を考慮したスペースとした。

屋上には神戸の眺望を360度楽しめる施設を設置
屋上には神戸の眺望を360度楽しめる施設を設置

「旅においてシャッターを押す回数が顧客満足という話もある。ならば“全映え”する空間にしようと。神戸の眺望だけではなく、展望室の内側にも“ポートタワーに来た”と思ってもらえるような仕掛けを施した」。オブジェを用意し、記念撮影が可能なスペースを設けた。

展望4階は“赫き”がテーマの「ブリリアンスミュージアム」。フロアを暗くし、光をテーマとする作品を展示。来場者が体験できるアートも設置した。展望3階は、360度回転するフロアに、神戸の街を眺めながら神戸グルメが楽しめるカフェ&バーをオープンする。

展望2階はショップ。「ポートタワーに上ってまで神戸土産を買いたいか? と思うので、いわゆるお土産ショップにはしたくないなと。とはいえ、ポートタワーを楽しんでもらうための商材は用意したい。ということで、ファングッズを意識して商品開発を行った」(同)。

たとえば、ポートタワーのシンボルカラーである、赤で鮮やかに染めあげた帆布のトートバッグ「ブリリアンス神戸基金 KOBE PORT TOWER 真っ赤なトートバッグの会」(価格は2000円)といったオリジナル商品を開発。

販売価格の1%が基金(または寄付)となっており、神戸のウォーターフロントの魅力向上と、若手アーティストの活動を支援することなどに活用されるという。今後は神戸市の事業者とコラボレーションしたアイテムなども扱う。

オリジナル商品をラインアップ(展望2階)
オリジナル商品をラインアップ(展望2階)

年間来訪者数60万人をめざす

小池執行役員は「当社がこれまで培ってきたノウハウを生かすとしたら、顧客とのつながり方が大事になってくる。通販は目的ではなく、あくまでツール。遠方の人たちともモノではなく気持ちをつなげることができる。ポートタワー事業でいうなら、グッズを通じてポートタワーのことを思い出す人が増えてくれれば、当社が事業を受託した意味は大きいのではないか」と語る。

運営事業を受託する期間で、新たな神戸ポートタワーブランドを作っていくとともに、生活者との密なコミュニケーションを図る

年間パスポートの販売開始

ポートタワーの年間パスポート販売も行う。販売価格は税込4000円で、展望の階「カフェ&バー」で使える1000円割引チケット付きとなる。

また、無料で登録できる「神戸ポートタワー会員」の募集も開始。営業初年度(来年4月末まで)入場料が10%割引となる。「これまでは『誰がポートタワーを訪れたか』ということが良く分からなかったが、会員制度を作ることで、一度ポートタワーを訪れた人に、もう1回上ってもらえるよう、案内することもできる。ポートタワー好き』の皆さまと一緒に活動できる“まとまり”を築いていきたい」。

神戸ポートタワーのファンを顕在化することで、定期的に開催を予定しているイベントの告知もしやすくなる。

“推し活”のイベント会場として利用拡大めざす

また、さまざまなコラボレーションも展開する。小池執行役員は「“推し活”という言葉が一般化したが、ファンは自分の“推し”が出るイベントなら、東京からであろうが神戸まで来てしまうもの。当社はこれまで、通販で扱うオリジナルアイテムにおいて、さまざまなコラボを展開して全国から共感をいただいてきたが、今後はポートタワーを使ったイベントが加わってくるという点が非常に大きいのではないか」と話す。

2023年秋のコラボカフェは盛況

リアルでのコラボイベントの一例としては、昨年9~10月、同社社屋に併設されているワイン醸造所「fwinery(エフワイナリー)」内のレストランにおいて、人気アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』に登場する「魔女」をテーマにしたスペシャルカフェを開催

想定を大きく上回る来場があったことから「まだ構想中だが、ポートタワーでさまざまなコラボイベントなどが開催できれば、もっとインパクトのあることもできるのではないか」(小池執行役員)。

同社ではさまざまなコンテンツとのコラボレーションを繰り広げてきたし、同社自身にも「猫部」などの人気コンテンツを抱える。こうした資産を活用することでポートタワーの集客増につなげる狙いだ。

地元企業とも連携強化

また、地元である神戸市の企業とのつながりも強めていく。すでに、エフワイナリーで醸造した「神戸ポートタワー特別ワイン」に関しては、ポートタワー周辺のホテルやレストランでの扱いを開始している。

「神戸産のブドウを使って醸造していることを、ポートタワー周辺の事業者にも知ってもらえた。新たなつながりが生まれたので、ポートタワーオープン前後に配布するカタログには、近隣施設の宿泊券や招待券などのご案内も付けたいと思っている」(同)。

地域の期待も大きく高まっている新生ポートタワー。小池執行役員は「フェリシモが掲げている『ともにしあわせになるしあわせ』という価値観に近いものをポートタワーに抱いている市民が多いと感じている。神戸の皆さんと新しいポートタワーを作っていきたいので、応援してくれるさまざまな企業とつながることで、より良いポートタワーにしていきたい」と意気込む。

コロナ禍前の年間33万人の来訪者数を、45~60万人まで増やしたい考えだ。

※記事内容は紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをネットショップ担当者フォーラム編集部が追加している場合もあります。
※見出しはネットショップ担当者フォーラム編集部が編集している場合もあります。

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通販新聞

ECサイトのFAQで利用者の5割が「不満」、事業者は8割が「満足」【問い合わせ手段に関する意識調査】

1 year 10ヶ月 ago

Helpfeelが、ECサイトの運営事業者および利用者の双方を対象に実施した「ECサイトの問い合わせ手段に関する意識調査」によると、EC事業者は自社ECサイトのFAQについて「満足している」が33.0%、「やや満足している」が50.2%と回答、83.2%が「満足している」と答えた。

一方、ECサイトの利用者は、ECサイトで疑問が解決できなかった経験について、「よくある」が7.4%、「たまにある」が43.8%で、合計50.2%が「疑問を解消できなかった」としている。

Helpfeelが、ECサイトの運営事業者および利用者の双方を対象に実施した「ECサイトの問い合わせ手段に関する意識調査」

疑問解消のために使う手段は「簡易的なFAQ」が19.0%、「FAQシステム」が32.4%となっており、計51.4%がFAQを選択している。

しかし、FAQに対する印象については「欲しい答えが見つからない」が最も多く、問い合わせフォームに対する印象も「回答までが遅い」が最多となった。

Helpfeelが、ECサイトの運営事業者および利用者の双方を対象に実施した「ECサイトの問い合わせ手段に関する意識調査」

FAQの利用に続く解消手段では、「お問い合わせ(メール)フォーム」が27.3%、「電話」が8.6%。「電話」での問い合わせに対する印象は、「時間や手間がかかる」「わずらわしい」などがあがった。

Helpfeelが、ECサイトの運営事業者および利用者の双方を対象に実施した「ECサイトの問い合わせ手段に関する意識調査」

疑問や不満解消がECサイトの利用に与える影響度を聞いたところ、「影響する」が28.0%、「やや影響する」が44.4%。計72.4%がサイト利用に影響すると答えた。

EC利用10回あたりのサイト利用に関する問い合わせ頻度は、「1回未満」が54.0%、「1~2回」が35.6%にとどまっている。

Helpfeelが、ECサイトの運営事業者および利用者の双方を対象に実施した「ECサイトの問い合わせ手段に関する意識調査」

調査は、ECサイトに関する質問(FAQ)を中心に、問い合わせフォームや電話など、問い合わせ手段についてアンケートを行った。

調査概要

  • 調査方法:インターネットリサーチ
  • 調査地域:全国
  • 調査対象:男女20~69歳(ECサイト運営者は従業員規模30人以上、年商10億以上の会社に勤め、自社FAQに関与、評価できる人。ECサイト利用者はEC利用経験者かつ問い合わせをしたことがある人)
  • 調査時期:2024年4月
  • 有効回答数:ECサイト運営者は315サンプル、利用者は本調査500サンプル・事前調査1万1534サンプル
  • 調査機関:クロス・マーケティング
  • 調査企画:Helpfeel
松原 沙甫

2024年も“猛暑”予報、「巣ごもり消費」ニーズ増でEC利用、ネット動画視聴が増える

1 year 10ヶ月 ago

企業のマーケティング戦略立案・実行支援などを手がけるLifeTimeTechLaboは、猛暑が生活者の行動・消費にどのような影響を与えるのか意識調査を実施した。

猛暑の影響で行動が「増える」と回答した項目は、「在宅時間」が最多で31.0%。「ネット配信動画の視聴」が22.7%、「ネットショッピング」が20.1%、「テレビ視聴」が19.1%で続いた。

猛暑が生活者の行動・消費にどのような影響を与えるのかの意識調査
猛暑の影響で行動が「増える」と回答した項目別の割合

一方、猛暑の影響で行動が「減る」と回答したのは、「外出頻度」が36.1%。次いで「運動・スポーツ」が27.9%、「友人・知人とのお出かけ」が27.1%だった。

猛暑が生活者の行動・消費にどのような影響を与えるのかの意識調査
猛暑の影響で行動が「減る」と回答した項目別の割合

猛暑による在宅時間の増加により、ネット消費を中心とした「巣ごもり消費」の活発化が考えられる。一方、外出頻度の減少で店舗ビジネス、外食・旅行関連など外出を前提とする需要の減退が予想されるとした。

猛暑の影響による消費の変化について、「変わらない」と8割以上が回答した項目は、「教育・学習費」(84.0%)「医療・医薬費」(83.5%)「通信・インターネット関連費」(80.6%)「日用品費」。

「増える」の割合は、「水道光熱費」(55.4%)「食費・飲料費」(30.6%)「交通費」(27.7%)「交際費」(27.4%)が上位だった。

猛暑が生活者の行動・消費にどのような影響を与えるのかの意識調査
猛暑の影響によって消費が「増える」と回答した項目
猛暑が生活者の行動・消費にどのような影響を与えるのかの意識調査
猛暑の影響によって消費が「減る」と回答した項目

気象庁が5月21日に発表した「向こう3か月の天候の見通し」によると、2024年の夏は全国的に平年より気温が高くなる見通しとしており、猛暑になると予想される。

猛暑が生活者の行動・消費にどのような影響を与えるのかの意識調査
今後3か月の天候の見通し(3か月の平均気温(左)と降水量)

調査概要

  • 調査名称:猛暑の行動・消費等への影響に関する意識調査
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査期間:2024年5月23-24日
  • 調査対象:全国20-69歳
  • 有効回答:1000サンプル(性年代別に均等割付)
松原 沙甫

「生の声」「問い合わせ」の情報を蓄積して、ユーザーへの提案の「解像度」を上げることが大切! | 強いEC会社を支えるネットショップ担当者を作る人財育成講座

1 year 10ヶ月 ago
EC事業の内製化を目標に、ECマーケティングに関連するテーマを設定し、判断をするための考え方を解説します【連載6回目】

「EC事業を内製化する」――それは必ずしも、「Webサイトやコンテンツの制作スキルを身につける」「リスティング広告の運用を自社内で行う」「自社サイトのシステム改修をECチーム内で解決する」ことを意味しません。ECに関係する専門的な領域は、すでにいち担当者の努力でどうにかなる時代ではなくなっています。

この連載では、EC事業の内製化を目標に、ECマーケティングに関係するテーマを設定、その判断をするための「考え方」を伝えていきます。6回目もEC運営の永遠の課題「集客」の重要なポイントや実践すべきアクションについて解説します。

強いEC会社を支えるネットショップ担当者を作る人財育成講座
  1. ECのマーケティングとは? 「売り上げを伸ばす」ってどういうこと? EC事業の内製化に大切なポイントを解説!
  2. 客単価が2倍=売り上げも2倍!はウソ? 事例に学ぶ売上の公式の「真実」とは
  3. コンバージョン率が高い=良いECサイト? 「割り算」で算出する数値には注意しよう!
  4. ECサイトのアクセス数アップのポイントは、自社にとって「エンゲージメント」が高いユーザーを意識すること
  5. ユーザーが自社を「選んでくれた理由」「知ってくれた理由」を分析しよう! 商品作り&顧客作りに重要なポイントを解説
  6. 「生の声」「問い合わせ」の情報を蓄積して、ユーザーへの提案の「解像度」を上げることが大切!

ECのマーケティングは「ヒト・モノ・カネ・情報といった自社のリソース」と「外部のマーケティングソリューション」を組み合わせて、「結果としての売り上げと利益を最大限に伸ばす」ことが求められます。

つまり「EC事業の内製化」とは「業務の内製化」ではなく、「判断の内製化」なのです。ECの戦略・方針、日々のアクション・行動、そしてソリューションの選択が成果につながっているか、これだけは社内のネットショップ担当者でなければ判断ができません。

「強いEC会社を支えるネットショップ担当者を作る人財育成講座」では、ECマーケティング人財育成(ECMJ)が、こうした判断を行えるEC担当者育成に向けたポイントを解説します。

「現状把握」のデータはどう生かしたら良い?

石田麻琴(以下、石田)

ネッタヌ君、こんにちは。

前回お話しした集客戦略の見直しについてだけど、「現状把握」のための具体的なアプローチ(実践策)を伝えたこと、覚えている?

ネッタヌネッタヌ

もちろん覚えていますよ! お客さまがECサイトを「知ってくれた理由」「選んでくれた理由」を知る、そして「まずはデータを集めてみましょう」ですよね。

石田

そうそう、さすが! 加えて、実店舗がある事業者さんはお客さまの「生の声」を、ECサイトからはお客さまの購買行動の変化など「本当は集められる情報」を蓄積する習慣を作ってほしい。そんな話をしたよね。

ネッタヌネッタヌ

もしまだ「現状把握」のデータや情報を集めていないネットショップさんは、ぜひ集めていただいて。

石田

今回は「『現状把握』のデータや情報をどう生かすか?」について、重要なポイントを中心に説明していきますね!

「知ってくれた理由」を活用する方法とは?

石田

「知ってくれた理由」と「選んでくれた理由」を集客に生かす方法を考えていこうか。「選んでくれた理由」の活用方法については前回触れたよね。

ネッタヌネッタヌ

たとえば「選んでくれた理由」がネットショップの特定の商品だったとしたら、集客のアプローチが変わる……みたいな話でしたよね。

石田

うん。お客さまの選択動機(=選んでくれた理由)によって、新規のお客さまにアピールするポイントが変わる。そして、そのポイントを求めている「潜在的なお客さま」にいかに伝えて集客するか、という発想につながるよね。

ネッタヌネッタヌ

「商品作り」も「顧客作り」につながる、という話でした。

石田

じゃあ「知ってくれた理由」なんだけど、ここはどんな理由があげられると思う?

ネッタヌネッタヌ

たとえば……「検索エンジンの検索結果に出た」「SNSの投稿をたまたま見た」「リスティング広告に出てきた」とか、そういうのが思い浮かびました。

石田

そうだね。ネット経由だと、検索、SNS、ネット広告などがメインになる。他には、ECプラットフォームのレコメンドに出てきたとかだね。ネット以外では「たまたま実店舗を知った」「イベント・催事に出ていた」なんて理由もあるだろうし、「友達から紹介されて」もありえる。

「知ってくれた理由」に対する自社のアプローチを強化しよう

ネッタヌネッタヌ

「知ってくれた理由」はいろいろありそうですが、これをどうやって次の施策に生かすんですか?

石田

それじゃあ、施策化するための考え方を整理するね。

まずは「知ってくれた理由(=流入)」に対して自社が行ったアプローチ(実践策)を調べたい。たとえばSNSからの流入があったとして、それに対するSNSのアプローチが少なかったとすれば、「SNSの投稿をより強化しよう」となる。同様に、自社のアプローチに対する「知ってくれた理由」の成果を検証していく。そうすると自ずと強化ポイントが見えてくる。

ネッタヌネッタヌ

たとえば、ネット広告を月100万円かけているにもかかわらず、「広告経由で知った」人よりも「友達の紹介で知った」人が多かったとしたら、「友達の紹介」を強化する施策を考える方がいいってこと?

石田

平たく言えばそういうことだね。シンプルでしょ!

もちろん「知ってくれた理由」のサンプル数にもよるけど、自社がかけたコスト(時間とお金)とその成果のバランスで判断すればスムーズに次のアクションは決まる。

ネッタヌネッタヌ

ほぉ……。なんだかサックリ施策が決まってしまった。

石田

「友達の紹介」がECサイトの流入と購入につながっている比率が高いなら、「すでに利用しているお客さま」のフォローアップを強化するべきで、その次には「お客さまに1回だけでも利用してもらうには?」という課題が出てくる。利用者からの紹介は十分強いわけだからね。

ネッタヌネッタヌ

なるほど。アプローチ(実践策)とその成果の両面から強化ポイントを整理するとわかりやすいかもしれないですね。

石田

一歩踏み込んで重要なことを伝えるね。

「知ってくれた理由」は先述した通り、いくつかの導線に集約される。たまに「Youtuberの○○さんが商品を紹介してくれていました!」みたいな、ネットショップの担当者さんも知らないような導線も出てくるけれどね。

ネッタヌネッタヌ

たしかに、広くカテゴリ分けすれば「検索」「メディア(SNS、動画、PR)」「広告」「リアル」のどれかな気がします。

石田

だから大切なのは「やり方」、つまり「How(どのように)」なんだよ。たとえば「友達の紹介」を強化するとして、「LINEで共有できるクーポンコードを発行する」というアプローチと、「友達と一緒にリアルイベントに参加できるチケットを送る」というアプローチでは成果がまったく異なるわけだ。

ネッタヌネッタヌ

それって、どっちを選ぶのが正解なの?

石田

ここはやってみないとわからない部分はあるんだけど、「自社のコンセプト(=お客さま)にはどのようなアプローチが合うか」「競合他社はどのようなアプローチで成果を出しているか」を考えれば「How(どのように)」の焦点は絞られるはず。

あと、ECのマーケティングは実践すればどちらが良かったのかをデータで「定量的」に判断できる。なので、ある程度「複数のアクションを小さく走らせて成果が出るものを探す」という心意気は必要だね。

EC内製化 自社の実践策の成果に対してかかったコストから施策を考える ECMJ 人財育成
自社の実践策の成果に対してかかったコストから施策を考える

集客のコツは「お客さまの解像度を上げる」こと

ネッタヌネッタヌ

石田さんが言っていたことで気になったのが、お客さまの「生の声」を集めましょうってところでした。実店舗がある会社さんなら店舗から「生の声」が集められるし、実店舗がない会社さんでもお客さまの「問い合わせ」は「生の声」だって言っていましたよね。

石田

そうそう。ECのマーケティングを展開するとき、もちろんデータは重要だけれど、同じように重要なのが情報なんだ。「生の声」や「問い合わせ」など、情報は日常にあふれている。

ネッタヌネッタヌ

実店舗だと毎日お客さまと接しているわけですもんね。

石田

ただ、データのようにECのシステムが自動収集&集計をしてくれるわけじゃないので、情報は右から左に流れてしまうことが多い。これが非常にもったいない。きちんと「情報」として蓄積して、マーケティングに役立ててほしいんだ。

集客に活用する際は、商品を買う「利用目的」に着目する

ネッタヌネッタヌ

「生の声」や「問い合わせ」を集客に活用するとき、特に意識しておきたいポイントはありますか?

石田

お客さまが自社の商品を「何のために購入するか」だね。まず気にしたいポイントはここだ。

つまり、お客さまが商品を買う「利用目的」に注意したい。別の表現をすれば「用途」や「解決したい課題」だね。ECサイトの運営側からすると、単に「商品を売っている」部分もあるんだけれど、お客さまには必ず「利用目的」がある。ここを押さえたいよね。

ネッタヌネッタヌ

「ドリルが欲しいのではなくて、穴を空けたい」みたいな話ですね。

石田

自社の商品の「利用目的」がわかると、お客さまへの提案の「解像度」を上げられるんだよ。提案の解像度が上がれば、集客する対象顧客も明確になる。つまり同じ「利用目的」を抱えていると思われる顧客層にアプローチをすれば良い、という発想につながる。ターゲットに近いお客さまを効率よく集客できる可能性が高くなるわけだ。

ネッタヌネッタヌ

「集客のコツ」って、てっきり集客導線の話だと思い込んでいましたが、「お客さまの解像度」を上げる話なんですね。今やっと気づきました。

石田

そのとおり! さっきも重要なこととして伝えたよね。集客導線は結局いくつかに限られる。大切なのは「やり方」「How(どのように)」だということ。そして、そのためのキーワードになるのが「解像度」なんだよね。

ネッタヌネッタヌ

なんだかスッキリしました!

EC内製化 お客さまの解像度を上げる ECMJ 人財育成
ユーザーへの解像度を上げることで、集客すべき顧客層や提案が明確になる

まとめ

石田

最後に今回のコラムを少しまとめるね。

「知ってくれた理由」を活用する際、アプローチ(実践策)とその成果の両面から強化するポイントを絞ると施策が決まりやすい。結局、集客導線は集約されるので「やり方」が重要。自社の顧客や競合のアプローチを研究した上で、テストして成果を測りたい。また、「生の声」や「問い合わせ」から「利用目的」を探し、お客さまへの提案の「解像度」を上げることが大切。集客が強いネットショップは同じ媒体を使っていてもここが違う。

こんなところだね。

ネッタヌネッタヌ

今回も勉強になったぁ~。

石田

実は今回のコラムで一番大切なのは「情報を蓄積する」ってところなんだ。多くの会社さんがここを十分に実施できてない。たとえば、実店舗のお客さまの声がEC担当と共有されていない。逆にECサイトへの問い合わせが実店舗に共有されていない。

ネッタヌネッタヌ

実店舗の情報とECサイトの情報って、共有することで何か良いことがあるの?

石田

もしかしたらそれがマーケティングのポイントになるかもしれない。次は「情報管理」について話そうか。

ECマーケティング人財育成は「EC事業の内製化」を支援するコンサルティング会社です。ECMJコンサルタントが社内のECチームに伴走し、EC事業を進めながらEC運営ノウハウをインプットしていきます。詳しくはECMJのホームページをご覧ください。

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石田 麻琴

東京都内の中小企業向けデジタル化支援「デジタル技術導入促進ナビゲーター事業」とは

1 year 10ヶ月 ago

東京都の産業労働局は、中小企業向け支援事業「デジタル技術導入促進ナビゲーター事業(デジナビTOKYO)」を実施している。

都内の中小企業に対してナビゲーターを派遣、診断や業務の棚卸を通じて、各企業の取組状況に応じたデジタル化支援のアドバイスをするというもの。利用は無料で最大5回のサポートを受けることができる。事業期間は2025年3月31日まで。

東京都の産業労働局は、中小企業向け支援事業「デジタル技術導入促進ナビゲーター事業(デジナビTOKYO)」を実施している
助成金や補助金に関するアドバイスも行う

東京都の「デジナビTOKYO」は2023年度に続き2回目の実施。運営は前年度に引き続きアデコが受託している。

専用サイトから申し込むと、ナビゲーターがヒアリングを実施する。ナビゲーターを務めるのは、中小企業や小規模事業者に対するデジタル化支援の豊富な実務経験と支援実績を有する専門家」としている。

デジタル診断や業務の棚卸を行い、適切なデジタル化施策のアドバイスを5回にわたり無料で実施。必要なデジタルツール、補助金を含む適切な関連事業も提案する。また東京都や国が行う利用可能な各種デジタル関連施策から、適した施策の提案なども行う。

この事業の活用例としては、勤怠管理の効率化やアナログ業務の自動化、新規獲得のサポートなどを例としてあげている。

勤怠管理の効率化では、クラウドサービスの導入による集計・管理作業の効率化を例示。アナログ業務の自動化では、請求書・注文書・納品書類の自動作成、紙資料の保管・管理については電子帳簿保存法に対応するペーパーレス化をあげた。新規獲得支援については、デジタルマーケティングによる販路拡大として、Webサイト作成や回収、Web広告運用、MAツール導入などを例としている。

鳥栖 剛

スポーツ用品のヒマラヤが中古買取を強化、レンタル+リユースの「リコマースビジネス」に本格参入

1 year 10ヶ月 ago

スポーツ用品大手のヒマラヤは5月31日から、ゴルフ用品のみで展開していた店頭での中古品買取の対象カテゴリーを拡大した。

野球・サッカー・ウィンタースポーツ・キャンプ用品のほか、トレーニング器具・釣り具などに対象を拡大。現金または「ヒマラヤポイント」で買い取る。同日にリユース品専門のECサイト「HIMARAYA NEXT USED」もオープンした。

ヒマラヤでは、商品を循環させることで持続可能な社会の実現への貢献としてリユースやレンタルサービスに取り組んでいる。「ヒマラヤリコマース」事業によって創出した利益の⼀部を環境へと還元していくとしている。

スポーツ用品のヒマラヤが中古買取を強化、レンタル+リユースの「リコマースビジネス」に本格参入
ヒマラヤでは環境配慮の取り組みとしてリユース・レンタルを手がける

中古品買取はヒマラヤの店頭で実施する。日々スポーツ用品に触れ、豊富な知識を持つヒマラヤのスタッフが買い取る商品の状態を確認。メンテナンスとクリーニング、品種によってはオゾンによる殺菌も実施し、「HIMARAYA NEXT USED」で販売する。初期状態に不満がある場合は、返送料無料で返品を受け付ける。

買取対象はアウトドア⽤品、釣り具、登山用品、ゴルフ用品、ウィンター用品、各種スポーツ用品、健康器具など。買取受け付けは都内の葛飾奥戸店、神奈川のサクラス戸塚店で先行実施。6月7日から、岐阜の本館、群馬・高崎店など大型店を含む16店舗で受付をスタート。2024年秋頃までには全店舗に広げる。

スポーツ用品のヒマラヤが中古買取を強化、レンタル+リユースの「リコマースビジネス」に本格参入
店頭での買取受け付けの様子

店頭での買取サポートシステムは、FreeStandardが提供するリコマースオペレーティングシステム「Retailor(リテーラー)」を独⾃にカスタマイズして導入した。迅速な査定金額の提示が可能になり、ヒマラヤの会員システム「ヒマラヤメンバーズ」とも連動。スマホ画⾯で会員証を提示すれば買取時の個人情報の記入が不要となる。店頭やECで使えるヒマラヤポイントでの買取も行う。現金よりも還元率を高く設定する。

鳥栖 剛
確認済み
38 分 13 秒 ago
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