ネットショップ担当者フォーラム

【BtoBの広告施策】リードを獲得しない戦略を選んだトヨクモ。その理由や効果に迫る | EC事業者のための「SEO」と「広告」の話

2 years ago
「SEO」「広告」2つの視点から語る、EC事業者のためのデジタルマーケティング講座。「トヨクモ」のリードを取らない戦略と広告活用とは(前編)【連載第14回】

BtoBのマーケティング活動において必要不可欠な顧客リード(顧客の情報)。多くの企業が顧客リード獲得のために広告を配信するなか、あえてリードを取らない戦略を採用している企業があります。今回は、ビジネス向けのクラウドサービスを提供するトヨクモにフォーカス。どのような理念でリードを取らないマーケティング戦略に舵を切り、何を目的に広告を活用しているのか、中井康喜氏(トヨクモ マーケティング本部 プロモーショングループ マネージャー)に伺いました。

あえてリードを取らないマーケティング戦略に舵を切った理由とは?

「すべての人を非効率な仕事から解放する」をミッションに掲げるトヨクモは現在、サイボウズの「kintone(キントーン)」に付随する連携サービス6製品、社外の人とも簡単にスケジュールを共有できるスケジューラー「Toyokumo Scheduler(トヨクモスケジューラー)」、災害・非常時など緊急を要する際、即座に従業員とコンタクトを取り、その場で議論から指示まで行える次世代型安否確認システム「安否確認サービス2」などを提供しています。

アユダンテ SEO 広告活用 トヨクモ
「kintone(キントーン)」に付随する連携サービス6製品などを提供するトヨクモ
(画像は「トヨクモ」のサイトから編集部がキャプチャし追加)

河野氏クラウドサービスを販売する上で、顧客リードは必要不可欠と言っても過言ではないほど重要かつ資産になると考えられます。そのために広告を活用している企業が多いなか、トヨクモはリードを取らない戦略を実施しています。その背景を教えていただけますか?

中井氏私たちのようないわゆるSaaS系企業の場合、「The Model(ザ・モデル)」型といいますか、きちんとリードを取って、インサイドセールスが電話などでコンタクトを取り、セールスが商談につなげて成立させる、カスタマーサポートが離脱率を低下させる――というモデルが主流です。しかし、トヨクモでは2022年秋に「リードを取る・取らない」ではなく、顧客目線で、顧客を優先することを第一に考えるマーケティング戦略に変更しました。

海外のマーケティング書籍「No Forms. No Spam. No Cold Calls.」のなかで提唱されている「興味がない人からのフォームも取らない、スパムのようなメールもしない、興味のない人に電話をしない、アポも取らない」という戦略をトヨクモも実施したいと考えたのです。

その1つ目の理由として、たとえばサービスとは関係ない資料をダウンロードした程度の人に電話をしたり、スパムメールのような形でメールを送ったりしたところで、何かが起こるわけではありません。顧客起点で考えると、資料を見ただけで企業から電話がかかってきても迷惑だと思うのです。資料を見るだけでフォームに入力するのも手間ですし……。「それをやめよう」ということです。

アユダンテ SEO 広告活用 トヨクモ 一般的なBtoBのマーケティングフロー(上)とトヨクモのマーケティングフロー(下)の違い
一般的なBtoBのマーケティングフロー(上)とトヨクモのマーケティングフロー(下)の違い

河野氏確かに「ちょっと知りたいな」と思って資料をダウンロードした途端に電話がかかってきて、「まだ読んでない!」と思うことはよくありますよね。

中井氏2つ目の理由は、これからますます世間の人達のITリテラシーが上昇していくことを想定しており、そうなると、各個人が自身の目で、耳で、製品を選ぶようになっていく。押し売り的手法では、製品自体伝わらなくなる世の中になると考えているんです。

あと1つ、AIの発達です。SEOだけではなく、AIにも選ばれるような製品であることが必要になる。そのためには、質の高いコンテンツを多数展開しておくことで、AIの判断によってトヨクモを選んでもらえるようになるのではないかと考えています。

河野氏面白いですね。すでに広告システムでは各媒体が自動入札を導入していて、その裏側にあるのは機会学習、すなわちAIの力なしでは語れない仕組みになっています。トヨクモにおける「AIに選ばれる」という点をもう少しお話いただけますか。

中井氏想定の話ですが、今はまだAIの精度は低い。「○○を教えて」という質問に対して返ってくる答えは、まだ納得できるものではなかったりしますよね。ただ、「シンギュラリティ(技術的特異点)」などと言われているなかで、近い将来AIの精度が爆発的に向上し、「あなたに合ったサービスはこれだよ」とレコメンドしてくれる世の中になると良いな、と。今はまだ間違った答えが返ってくるので信じない人も多いかと思いますが(笑)

AIはベースのデータがないと学習も始まりません。そうなると、優良なコンテンツを拡充していくことで、そのコンテンツが必要な人とのマッチングをしてくれるのではないでしょうか。

もちろん、現在トヨクモのサービスを使ってくれているお客さまにも、サービスを使ってもらいたい未来のお客さまに対しても、正しいタイミングで正しい情報をきちんと出していくことがとても重要だと感じています。

トヨクモ マーケティング本部 プロモーショングループ マネージャーの中井康喜氏
トヨクモ マーケティング本部 プロモーショングループ マネージャーの中井康喜氏

リードを取らない戦略を行った後の現状は?

河野氏「正しい情報を出していく」ことは、とても重要ですよね。運用型広告の側面でも正しいコンテンツはとても重要という認識ですので、良い方向転換をしていると感じています。リードに頼らず良質なコンテンツを拡充する戦略を取るようになって、現在の感触はいかがですか。

中井氏現在、広告配信などで注力しているサービスは「安否確認サービス2」と「kintone連携サービス」です。「kintone連携サービス」は、現時点でコンテンツのストックも増え、マーケティング目標にも寄与しています。また、お客さまは情報システム系の人が多く、自力で調べてお客さまご自身で判断・選ぶことができる人が多い印象ですので、私たちの戦略にマッチしていると感じています。

インサイドセールスしないことによって、私たちの生産性も上がりました。サービス自体、能動的価値のあるシステムなので、改善すればするだけリターンがあるサービスですね。

一方で、頑張らなければならないのが「安否確認サービス2」。このサービスは受動的価値のあるサービスと位置付けており、もしもの時のための準備を手助けするサービスです。そのため、導入したいと思うタイミングが限られている。もちろん広告にも力を入れていますが、これからだと考えています。

アユダンテ SEO 広告活用 トヨクモ トヨクモが提供する「安否確認サービス2」
広告配信を注力している「安否確認サービス2」
(画像は「安否確認サービス2」のサイトから編集部がキャプチャし追加)

リードを取らない戦略で、広告をどのように捉え、活用しているのか

河野氏ここからは広告についてお聞きします。戦略を変える前と後で、広告の使い方は変わりましたか。

中井氏リードを取らない戦略に方針を変えたのは2022年11月。その前から、アユダンテに広告運用を支援してもらっているのですが、支援前はインハウスで広告を運用していました。その時は、取締役や広告運用経験のあるメンバーが広告を担当し、当時は「とにかくユーザーを集めてみよう」という戦略で検索を中心に実施していました。

河野氏2年以上経ちますが、2022年の方針を変えたタイミングや、2023年も方針に変化があると考えています。たとえば、2023年初めは検索広告もきっちり配信対象を絞った状態で配信していました。それは今とは違う点ですよね。

中井氏違っていますね。前は広告の評価以前に、どのチャネルから流入していたのかといった数値も見ていなかったです。

河野氏その当時は、広告のなかだけで広告の評価を行っていましたか? もちろん、それが当たり前だった時代だと思うのですが。

中井氏そうですね。広告のなかだけでしたし、全体のファネルも見れていませんでした。もちろん、当時から集客のゴールポイントは変わっていないのですが、今はオーガニックサーチ、ペイドサーチ、メール、リファラルを信頼できるチャネルと仮決めし、そこからのゴールポイントを増やすように取り組んでいます。

河野氏そのために、たとえば検索を強化して、能動的なユーザーに対するインプレッションシェアを重視したり、ディスプレイ系でも新しいプロダクトにチャレンジしたりしました。流入してもらいたいターゲットの質を意識して取り組んでいますよね。

中井氏以前は漠然としていた広告運用も、いろいろと教えてもらえる環境ができ、理解が深まってきていると感じています。たとえば「安否確認サービス2」は災害時に必要なサービスなので、「大きな地震が起きた際に広告をどうするか」などの判断と行動をすぐに連絡を取って話し合って決めたこともあり、助かっています。

河野氏リードを取らない戦略を取ってから約1年が経過。今後どのように広告を活用していくのか、広告の枠にとどまらずマーケティング活動としてどのようなことを実施してくのかを次回、伺います。

河野 芽久美

アフィリエイト運用の基礎、ステマ規制への対応などを学べる無料セミナーを渋谷&オンラインで4/24開催【広告主向け】

2 years ago

一般社団法人 日本アフィリエイト協議会(JAO)は4月24日(水)、「広告主向けアフィリエイト運用基礎セミナー」を東京都渋谷区とオンラインで開催する。

広告主向けアフィリエイト運用基礎セミナーはこちら

セミナーでは下記について解説する。

  • アフィリエイト・ビジネスの基礎知識
  • 他のインターネット広告との違いと注意点
  • アフィリエイト運用面での基本施策
  • ASPや広告代理店の選び方
  • 広告主側が知っておかなければならない景品表示法や特商法などの各種法律
  • アフィリエイターによる不正・違反行為の対応策
  • 広告主側のアフィリエイト成功事例
  • アフィリエイト・ガイドラインに関する案内
  • 2023年10月1日から始まったステマ規制への対応

セミナーは2部構成で、第1部は日本アフィリエイト協議会(JAO)事務局による講座を実施。第2部では鈴木珠世氏(すずきたまよ事務所)が、広告主側としてどのようにアフィリエイト運用を行うべきかを、実体験や事例を交えながら講演する。

アフィリエイト・プログラムを利用している広告主、またはアフィリエイトの広告出稿を検討している事業者が対象。アフィリエイト運用を手掛ける広告代理店、ASPも参加可能(JAO正会員限定)。

●セミナープログラム

 13:40~14:00 受付(オンライン配信開始)

 14:00~14:50 第1部 日本アフィリエイト協議会(JAO)事務局講座

 14:50~15:00 休憩

 15:00~16:15 第2部 鈴木珠世氏によるアフィリエイト運用基礎セミナー

 16:15~16:30 Q&A

 16:30 オンライン配信終了

 16:30~17:00 個別相談・質疑応答、名刺交換(現地参加者限定)

 17:00 終了予定

 17:15~19:15 懇親会(任意参加、事前エントリーの希望者のみ)

●開催概要

  • セミナー名:【JAO】広告主向けアフィリエイト運用基礎セミナー
  • 日程:2024年4月24日(水)
  • 時間:14:00~17:00 (受付&オンライン配信開始13:40~)
  • 場所:アットビジネスセンター渋谷東口駅前 東京都渋谷区渋谷2-22-8 名取ビル[地図
  • 参加費:無料(懇親会参加の場合は会費5000円)
  • 定員:現地参加は先着20人(1社あたり2人まで)、オンライン視聴・録画視聴は無制限
  • 主催:一般社団法人 日本アフィリエイト協議会(JAO)事務局
  • 詳細と申込みhttps://www.japan-affiliate.org/news/koukoku240424/
藤田遥

わかさ生活、2つの機能性表示を持つというサプリメント「ブルーベリーアイ Wの効果」を開発

2 years ago

わかさ生活は3月1日、主力のアイケアサプリメント「ブルーベリーアイ」シリーズに、「Wの機能性表示を持つ」(わかさ生活)という機能性表示食品「ブルーベリーアイ Wの効果」を投入、通販サイトでの販売を始めた。

「ブルーベリーアイ Wの効果」は、機能性が実証されたという「ビルベリー由来アントシアニン」「ルテイン」を配合。「ピント調節力を改善して目の疲労感を軽減する機能」「かすみやぼやけを緩和してくっきり見る力(コントラスト感度)を改善する機能」を訴求するという。

わかさ生活は3月1日、主力のアイケアサプリメント「ブルーベリーアイ」シリーズに、「Wの機能性表示を持つ」(わかさ生活)という機能性表示食品「ブルーベリーアイ Wの効果」を投入、通販サイトでの販売を始めた
「ブルーベリーアイ Wの効果」のイメージ

「ブルーベリーアイ」シリーズは累計販売数1億4000万袋を超える、わかさ生活の主力商品。「Wの機能性表示を持つサプリメントは、わかさ生活では初めて」(わかさ生活)。現代を生きる幅広い年代の目の悩みをサポートしていくとしている。

瀧川 正実

イングリウッド、冷凍おかず定期便サービス「三ツ星ファーム」のモバイルアプリの提供をスタート

2 years ago

イングリウッドは3月1日、冷凍おかず定期便サービス「三ツ星ファーム」のモバイルアプリの提供を始めた。アプリ内で買い物を完結できるようにし、顧客体験の向上につなげる。

「お届け情報」「お知らせ」「マイページ」といった機能を搭載。「プッシュ通知機能」は4月にリリースし、従来はメール、LINEによる発送情報や新商品情報、サービスに関する案内をプッシュ通知にて実施できるようにする。メニューや配送周期といった変更もアプリ内で完結できるようにした。

「三ツ星ファーム」は2021年6月にサービス提供を開始、約2年半で累計1000万食以上を提供してきた。会員ランク制度や人気メニューの復活総選挙などを実施するなど顧客との接点を重視してきたなかで、アプリ提供を望むユーザーからの声が増えていたことからアプリの開発に踏み切ったという。

瀧川 正実

コメリが公式ECサイト「コメリドットコム」にレコメンドエンジン「ZETA RECOMMEND」を導入

2 years ago

コメリは、公式ECサイト「コメリドットコム」にレコメンドエンジン「ZETA RECOMMEND」を導入した。

おすすめ商品や売れ筋ランキングを表示

「コメリドットコム」は、園芸用品、金物資材、DIY用品、インテリア用品など約13万点の商品を取り扱っている。

コメリ コメリドットコム ZETA RECOMMEND
コメリの通販サイト「コメリドットコム」(サイトは「コメリドットコム」からキャプチャ)

ほかのユーザーが閲覧した商品を「この商品を見た人はこんな商品も見ています」のように、おすすめとして表示する機能を実装した。これにより、購入予定のなかった商品のページを閲覧するきっかけを作り、商品閲覧数増加、顧客単価向上などの効果が期待できるという。

コメリ コメリドットコム ZETA RECOMMEND おすすめ表示
親和性の高い商品をおすすめとして表示し、クロスセルの機会創出につなげる

商品詳細ページで同じカテゴリの「売れ筋ランキング」を表示することで、サイト内の商品の比較・検討を促しサイト回遊率アップにつなげる。

コメリ コメリドットコム ZETA RECOMMEND 売れ筋ランキングを表示
売れ筋ランキングを表示して、サイト回遊率アップに寄与

コメリは既にEC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」を導入しており、「ZETA RECOMMEND」との連携でさらなる相乗効果が期待されるという。

「ZETA RECOMMEND」とは

パーソナライズされたレコメンドで潜在ニーズを発掘し、収益とユーザーの満足度向上を支援するマーケティングソリューション。

購買履歴、閲覧履歴、検索履歴などの行動履歴を元にした各ユーザーの特徴づけを行い、リアルタイムにレコメンドを提示する。

JRE MALL ZETA SEARCH サイト内検索 EC商品検索
「ZETA RECOMMEND」の基本機能(画像は「ZETA CX」サイトからキャプチャ)
藤田遥

「メディア」という言葉に踊らされるな。リテールメディアの肝は「One to Oneアプローチ」【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

2 years ago
ネットショップ担当者が読んでおくべき2024年2月26日~3月3日のニュース

2024年に流行っている「リテールメディア」。メディアとなると広告収入が目的になってきがちですが、そうではなく「One to Oneアプローチ」のための基盤です。ここを間違えるとEC自体の売り上げが下がってしまう可能性もありそうです。

リテールメディアはデータ収集基盤を作ることから

日本式リテールメディアに未来はあるか?逸見氏が小売に必須な現場視点とデータのハイブリッド活用を語る | ECzine
https://eczine.jp/article/detail/14175

逸見氏は「サイネージ訴求が主軸の広告施策と化している点を危惧している」という。

「米国でリテールメディアが広がったのは、購買データを基軸に、アプリなど顧客と強固なつながりを獲得しているチャネルへ『ぶれないレコメンド』をするからです。One to Oneのアプローチはマストと言えるでしょう。しかし、日本のリテールメディアはまだこうした段階に達していないケースがほとんどです。

2023年ごろから話題になってきている「リテールメディア」。オムニチャネルコンサルタントの逸見さんは日本の現状を危惧しているようです。日本では広告の配信面が広がってサイト運営者には広告収入が入るイメージになっていますし、実際にそういった記事もよく見ます。

日本の小売はまだデータ収集環境を整備し、顧客像を捉えようとしている段階であるケースが多いですから、『メディア』という言葉がもつイメージや、各社のポジショントークに踊らされすぎないよう、気をつけなければならないと思います」

こちらの記事(https://webtan.impress.co.jp/e/2023/12/13/46116)にもあるように、日本はアメリカの取り組みレベルが違っていることを知っておかないといけないです。そして、その先にはまだまだステップがあるので、リテールメディアを成長させていかないといけません。提案を受ける際は、どのステップまでを見据えたものかを確認しておきたいですね。

『では、何から始めるべきか』と言われたら、やはりデータ収集環境の整備です。顧客軸で見るためのデータが集められるか。箱だけ用意しても中身が充実しなければ意味がありませんから、店頭やECサイト含めて顧客に対し、十分なメリット訴求と使いやすさの提供ができているか。

リテールメディアはアメリカから始まりました。そして、アメリカはデータが大好きですね。日本人の比ではないくらい細かいことまでデータが好きです。近年では野球のデータ化が話題になっています。その背景を理解しておくとリテールメディアの本質が理解できると思います。「広告」ではなくて「One to Oneのアプローチを行うためのデータ収集基盤」というとらえ方から始めましょう。

関連記事
ZOZOTOWNが語るリテールメディア成長への突破口ー「購入の瞬間」にこそチャンスーATS Tokyo 2023イベントレポート(9) | Exchangewire Japan
https://www.exchangewire.jp/2024/02/28/news-atstokyo2023-rokt-zozotown/

今週の要チェック記事

Amazon、通常配送の送料無料ライン変更 3月29日から「2000円」を「3500円」に | 日本ネット経済新聞
https://netkeizai.com/articles/detail/10885/1/1/1

プライム会員には影響がありませんが、会費値上げが近づいてきた感じです。

「楽天市場」の基本出店料を約3割値上げへ(6/1から)。楽天グループが初めて月額固定費の引き上げに踏み切る理由とは? | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/11962

16年間変わらなかったものが値上げ。物価も上がっていますので致し方なし。「楽天市場」成長の資金になってくれれば良いですね。

「Yahoo!ショッピング」、「PayPay」上でミニアプリ提供 販売機会を拡大 | 日本ネット経済新聞
https://netkeizai.com/articles/detail/10887

「最大70%割引」「最大25.5%のポイント付与」。Yahoo!ショッピング内の「超PayPay祭」は3/1スタート | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/11987

LINEヤフー行政指導へ 総務省、情報管理を問題視 | 共同通信
https://nordot.app/1135904394532865003

攻勢に出たと思ったところで行政指導。そろそろ情報管理をしっかりしないと身動きが取れなくなりそう。

「2023年 日本の広告費」解説──新型コロナ5類移行が追い風となり過去最高を更新。コロナ禍で広告費はどう変わった? | ウェブ電通報
https://dentsu-ho.com/articles/8831

ラジオ、テレビ、イベント系が伸びています。リアル回帰はますます進んでいきそうです。

「楽天市場」、2024年の新生活に向けたトレンド予測を発表 「タイパ」関連商品やインフレ対抗消費などに注目が集まる傾向に | コマースピック
https://www.commercepick.com/archives/47626

タイパ商品はどんどん出てきますよね。ARも人気なのが今の流れ。

日本全国への翌日配送をめざすANAの航空便輸送+EC物流とは?「早く」「安く」「ムリなく」輸送を実現する取り組み | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/11980

「関東地区発、中国・四国地方からの岡山以西への翌日配送を可能に」。物流の2024年問題を発端に新しい輸送手段が増えてきそうです。

ECサイトの全商品の分析・最適化を継続的にAIが自動でサポートするECサイト改善支援アプリの提供を開始 | ユニマル
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000016521.html

売れるものがより売れるだけになるのでしょうか? 全体的な底上げができれば良いのですが。

今週の名言

なんでも面白がるクセをつけよう! すべては妄想から生まれている | マーケティングコンサルタント藤村正宏ブログ
https://www.ex-ma.com/archives/17221

面白い方を選んでいれば、つまらないことはなくなっていく。

面白い企画、面白い記事、面白い○○。見つからないということは、日ごろから面白がっていないのかもしれませんよ。

筆者出版情報

「未経験・低予算・独学」でホームページリニューアルから始める小さい会社のウェブマーケティング必勝法

「未経験・低予算・独学」でホームページリニューアルから始める
小さい会社のウェブマーケティング必勝法

森野誠之 著
翔泳社 刊
発売日 2021年10月15日
価格 2,200円+税

この連載の筆者 森野誠之氏の著書が翔泳社から発売されました。小さな会社の“ひとり担当者”が、未経験、低予算、独学でホームページのリニューアルからウェブマーケティングまでを成功させるための指南書です。電子版、オンデマンド印刷版ともにAmazonで発売中です!

この本をAmazonで購入
森野 誠之

Amazon、楽天、LINEヤフーのモール運営はどう改善された? どんな対応を求めている? 【経産省の「透明化法」評価まとめ】

2 years ago
「相乗り出品」スタイルの、他社製品との競争問題、無在庫転売、事前通知なしの販売手数料変更など、デジタルプラットフォームの課題は尽きない。経産省の発表から、改善状況や取り組みの評価をまとめる
経産省は、経済産業大臣による「特定デジタルプラットフォームの透明性及び公正性についての評価」(総合物販オンラインモール、アプリストア及びデジタル広告分野)を取りまとめた。ECプラットフォームはアマゾンジャパン、楽天グループ、LINEヤフーの3社が評価対象。「透明化法」の実施状況、各社の取り組みについての「評価」を解説する。

オンラインモールの4つの課題に対する改善状況

「特定デジタルプラットフォームの透明性及び公正性の向上に関する法律」(透明化法)※のオンラインモール分野における主な課題は、「自社および関係会社の優遇」「アカウント停止の手続とそれに伴う売上金の留保・没収」「返品・返金の取り扱い」「不正行為の取り締まり、相乗り出品に伴う課題、商品の販売価格の推奨、販売手数料カテゴリーの事前説明なしでの設定・変更」――の4つ。それぞれの改善状況や取り組みを見ていく。

※……「特定デジタルプラットフォームの透明性及び公正性の向上に関する法律」(透明化法)
2020年5月27日に成立し、同年6月3日に公布された法律。デジタルプラットフォーム提供者が、透明性および公正性の向上のための取り組みを自主的・積極的に行うことを基本とし、国の関与や規制は必要最小限のものとすることを規定する。デジタルプラットフォームのうち、特に取引の透明性・公正性を高める必要性の高いプラットフォームを提供する事業者を「特定デジタルプラットフォーム提供者」として指定し、規律の対象としている。評価は総合物販オンラインモール、アプリストア、デジタル広告分野が対象。

1. 自社優遇行為の改善状況

自社優遇行為とは、特定デジタルプラットフォーム提供者やその関係会社が、当該の特定デジタルプラットフォーム上で商品などの提供を行う場合に、自社のプラットフォームやその関係会社を優遇すること。たとえば、ECプラットフォーム自身が直販する商品を検索結果の上位に表示することなどがあげられる。デジタルプラットフォームの利用事業者からは「こうした自社優遇行為が行われているのではないか」と懸念する声があがっている。

懸念の払しょく、商品の表示順位の透明性・公正性の確保に向けて、3社は次のように取り組みを報告した。

  • アマゾンジャパン:検索結果やおすすめ出品の機能は、現場の判断で変更することはできないよう管理。必ず日本の法務部も含めた関連部署において自社優遇がないことを確認した上で変更を行うプロセスになっている。
アマゾンジャパンの優遇措置の考え方(画像はアマゾンジャパンによるモニタリング会合への発表資料から編集部がキャプチャ)
アマゾンジャパンの優遇措置の考え方(画像はアマゾンジャパンによるモニタリング会合への発表資料から編集部がキャプチャ)
  • 楽天グループ:自社および関係会社の優遇に関する監査対応として、ファーストパーティー店舗に対して説明会を実施。アンケートを行い、各ファーストパーティー店舗の担当者に対して、監査部門からヒアリングを実施している。
現在アンケート聴取は終了しており、アンケート結果に基づいて監査対象のファーストパーティー店舗担当者へ監査対応中(画像は楽天グループによるモニタリング会合への発表資料から編集部がキャプチャ)
現在アンケート聴取は終了しており、アンケート結果に基づいて監査対象のファーストパーティー店舗担当者へ監査対応中(画像は楽天グループによるモニタリング会合への発表資料から編集部がキャプチャ)
  • LINEヤフー:自社グループ企業優遇施策のリスクを一元的に把握・管理する部署の設置や利益相反行為および自社優遇行為に関わる管理方針を公開した。
LINEヤフーの自社優遇行為に関わる管理方針(画像はヤフー(現LINEヤフー)によるモニタリング会合への発表資料から編集部がキャプチャ)
LINEヤフーの自社優遇行為に関わる管理方針(画像はヤフー(現LINEヤフー)によるモニタリング会合への発表資料から編集部がキャプチャ)

アマゾンジャパンとLINEヤフーは、自社優遇の確認・管理などをする部門について、楽天グループとLINEヤフーは内部監査に関して言及したが、具体的な確認方法などは説明されていないと報告書は指摘。内部監査の結果とその改善サイクルの状況が今後の確認事項となっている。また、LINEヤフーは自社優遇行為に関する管理方針を公開しているが、アマゾンジャパンと楽天グループはは管理方針の有無やその内容を明らかにしていない。

こうした状況から、経産省は「客観的な検証が可能な形での説明が尽くされたとは言えない」として、次のように指摘する。

特定デジタルプラットフォーム提供者には、自社及び関係会社の優遇に対する懸念に応える情報開示、自社優遇措置の管理体制の整備を進め、これらの取組内容を客観的に検証できる形で説明していくことが求められる。

商品の検索順位については、3社は主要な構成要素を開示していると評価。ただ、出店者の関心が高いこと、消費者の購買行動に影響を与え得ることから、経産省は今後も注視する方針を示した。

自社および関係会社優遇に関する懸念への対応も含め、恣意(しい)的な運用を行っていないことの説明を行うなど、透明性・公正性の確保につながる追加的な取組や説明を行うことが求められる。また、恣意的な運用がなされていないかを注視していく。(経産省の取りまとめより)

2. アカウント停止の手続とそれに伴う売上金の留保・没収

透明化法ではアカウント停止などの措置を行う場合、原則として30日前にその内容と理由の通知を義務付けており、具体的には下記の対応を求めている。

  1. アカウント停止措置を行う必要性および相当性を慎重に判断する必要がある。特に、事前通知のない即時のアカウント停止措置を行う場合には、その必要性及び相当性を含め、透明化法上の例外事由への該当性を慎重に判断する必要がある。
  2. アカウント停止措置を行う場合には、原則として、利用事業者が実質的に異議申立てを行うことができる程度に具体的な理由を事前に開示することが求められる。
  3. 利用事業者からの異議申し立てなどを通じて、誤ったアカウント停止措置であったことが判明した場合、速やかなアカウントの回復、補償の要否の検討等、利用事業者の利益に十分配慮した取り組みを行うことを期待する。

各社の対応は不十分と評価

アカウント停止の必要性および相当性をどのように判断しているかについて、アマゾンジャパンとLINEヤフーからは説明がなかったという。楽天からは1件ずつ確認している旨の説明があったが、確認体制、利用事業者との事前のコミュニケーションの有無といった具体的な方法や現在の確認方法が相当である根拠についての言及がないと指摘。アカウント停止手続きの公正性について外部検証可能な形で説明されたと言い難いとしている。

アマゾンジャパンによるアカウント停止措置に関する取り組み(画像はアマゾンジャパンによるモニタリング会合への発表資料から編集部がキャプチャ)
アマゾンジャパンによるアカウント停止措置に関する取り組み(画像はアマゾンジャパンによるモニタリング会合への発表資料から編集部がキャプチャ)
販売事業者への強制措置に関するLINEヤフーの運用(画像はヤフー(現LINEヤフー)によるモニタリング会合への発表資料から編集部がキャプチャ)
販売事業者への強制措置に関するLINEヤフーの運用(画像はヤフー(現LINEヤフー)によるモニタリング会合への発表資料から編集部がキャプチャ)

異議申し立て可能な理由の開示について、アマゾンジャパン、楽天グループ、LINEヤフーはアカウント停止の通知文を開示。停止措置が誤っていた場合の対応は、各社からアカウントを回復することについての説明が行われたが、金銭的な補償についての説明はなかった。

「楽天市場」出店事業者のアカウント一時停止や契約解除を行う場合の判断基準や目的(画像は楽天グループの「楽天市場」出店案内ページから編集部がキャプチャ)
「楽天市場」出店事業者のアカウント一時停止や契約解除を行う場合の判断基準や目的(画像は楽天グループの「楽天市場」出店案内ページから編集部がキャプチャ)
楽天グループは出店前の事業者に対しても規約ガイドラインを開示している(画像は楽天グループによるモニタリング会合への発表資料から編集部がキャプチャ)
楽天グループは出店前の事業者に対しても規約ガイドラインを開示している(画像は楽天グループによるモニタリング会合への発表資料から編集部がキャプチャ)

こうした状況を踏まえて、経産省は下記のようにまとめている。

アカウント停止などの措置を行うに当たって、消費者などの利益保護とのバランスを図りつつ、適正なプロセスを確保するとともに、継続的に対応改善を図っていくことが求められる。具体的には、アマゾンジャパンによるアカウント停止措置や措置が誤っていた場合の対応に関する説明、楽天グループによる通知文の見直しを含め、オンラインモール各社には、2022年度の大臣評価で示された取組を更に進めることが求められる。(経産省の取りまとめより)

なお、大臣評価に沿った取り組みとして評価したのは次の通り。

  • 退店処分について例外なく理由開示・事前通知をすることとしている(楽天グループ・LINEヤフー)
  • 退店措置及び休店措置について事後検証を行う体制を構築し、業務フローを改善し、具体的な件数をもって成果を説明した(LINEヤフー)
  • アカウント停止に対する異議申立て件数を公開した(楽天グループ)
  • アカウント停止などに関する通知文のサンプルを公表した(アマゾンジャパン・楽天グループ・LINEヤフー)
  • アカウント停止に関する通知文に連絡先や異議申立てに必要な情報が記載されている(アマゾンジャパン)

3. 返品・返金の取り扱い

2022年度の大臣評価で、返品・返金の取り扱いは「『プラットフォームの利用事業者に積極的にわかりやすく説明すること』『返品・返金実績に関する一定の情報を公表・説明すること』など利用事業者の理解増進や事業の予見性向上に向けた取り組みを進めていくことや、異議申し立てプロセスの充実といった対応を講じていくことを期待する」とまとめた。

「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」は、返品・返金条件の設定、個別の返品・返金の受け入れは出店者の判断事項のため、返品に関する出店者の不満が生じにくい。「Amazon.co.jp」は、Amazon出品サービスなどはアマゾンジャパンが返品・返金に関する条件の設定、個々の返品・返金に関する対応を行う場合がある。そのため、出品事業者からの不満が生じやすい状況にあるとし、2022年度の大臣評価でアマゾンジャパンに対して次の対応を個別に「期待する」とした。

  1. 返品条件について、あらかじめ利用事業者に与える影響等も考慮して適切に設定していることを公表・説明すること
  2. 個々の返品判断や返品情報の提供、異議申し立てに関する取り組みについて積極的にわかりやすく説明し、利用事業者の理解を促進すること
  3. 返品判断について利用事業者から異議申し立てが行われた場合、利用事業者と十分なコミュニケーションを行い、個々の事案に即した適切な解決を図ること
  4. 返品に関する補償に関連する取り組みについて、公表・説明すること 
アマゾンジャパンによる返品・返金関連の規約の開示(画像はアマゾンジャパンによるモニタリング会合への発表資料から編集部がキャプチャ)
アマゾンジャパンによる返品・返金関連の規約の開示(画像はアマゾンジャパンによるモニタリング会合への発表資料から編集部がキャプチャ)
アマゾンジャパンによる規約の設定・変更前のプロセス(画像はアマゾンジャパンによるモニタリング会合への発表資料から編集部がキャプチャ)
アマゾンジャパンによる規約の設定・変更前のプロセス(画像はアマゾンジャパンによるモニタリング会合への発表資料から編集部がキャプチャ)

経産省は、アマゾンジャパンの直近の取り組みとして「出品・販売に関して重要と思われる規約やヘルプページをまとめたページを新たに作成・公開したことは評価できる」(経産省の取りまとめより)とした一方、2022年度の大臣評価で示された内容のさらなる対応を求める方針を示した。 

アマゾンジャパンが新たに作成・公開した、出品・販売に関して重要と思われる規約やヘルプページをまとめたページ(画像はアマゾンジャパンによるモニタリング会合への発表資料から編集部がキャプチャ)
アマゾンジャパンが新たに作成・公開した、出品・販売に関して重要と思われる規約やヘルプページをまとめたページ(画像はアマゾンジャパンによるモニタリング会合への発表資料から編集部がキャプチャ)

利用事業者の不満の声が多い類型ごとに、①返品・返金の条件 ②返品・返金の判断権者 ③アマゾンジャパン・利用事業者・消費者のそれぞれの金銭的負担の在り方(返送時の送料を含む)をわかりやすく整理・説明することが求められる。(経産省の取りまとめより)

4. 不正行為の取り締まり、相乗り出品に伴う課題、商品の販売価格の推奨、販売手数料カテゴリーの事前説明なしでの設定・変更

不正行為の取り締まり

ECプラットフォーム運営企業に対し、プラットフォーム上での不正な行為の取り締まりを要請しても、定型的な回答しか返ってこないという声は少ないくない。出店者からあがっている不正行為の例は次の通り。

  • 無在庫販売
    利用事業者が、他の利用事業者の商品ページの画像などを盗用して販売ページを作成し、無在庫のまま販売。消費者が購入した場合には、他の利用事業者から商品を購入し、消費者に発送。
  • 不正注文
    競合他社と思われるところから、在庫量を超える大量の注文がなされ、発送ができない上、在庫が押さえられるため、他の注文を受けることができない状態となり、最終的には当該大量注文はキャンセルされることが繰り返される。 

2023年度のモニタリングレビュー※では、LINEヤフーは次の取り組みを報告した。

  • 無在庫販売は、この半年、1年での相当重要な事例と認識しており、現在、徹底して対策をとっている。
  • 画像転載に関して、著作権侵害が明らかであると確認できるものについては削除対応を実施したり、在庫確認のヒアリングをストア側に実施するなどの対策を実施している。

※……モニタリング・レビューとは

特定デジタルプラットフォーム提供者より提出された報告書と、「デジタルプラットフォーム取引相談窓口(オンラインモール利用事業者向け)」(DPCD)に相談者から寄せられた声を、特定デジタルプラットフォーム提供者の改善につなげること。有識者や利用事業者の業界団体などからなるモニタリング会合での議論に反映し、特定デジタルプラットフォーム提供者の運営状況についてレビューを行う。議論の結果を踏まえ、経済産業大臣による評価を報告書の概要とともに公表。大臣評価を受けて、特定デジタルプラットフォーム提供者は運営改善に努める運びとなる。

DPCDは、「透明化法」の実効的な運用を図るための手段の1つとして運営されている相談窓口で、ECモール出店者からの相談を受け付けている。経産省からの委託を受け、公益社団法人日本通信販売協会(JADMA)が2021年4月1日から運営している。

「特定デジタルプラットフォームの透明性及び公正性についての評価」では不正行為の取り締まりについて、次のようにECプラットフォーム運営事業者へ対応を求めた。

特定デジタルプラットフォーム提供者には、利用事業者との相互理解の観点から、出店者からの取り締まり要請に対して、丁寧な状況説明をしていくことが求められる。(経産省の取りまとめより)

相乗り出品に伴う課題

アマゾンジャパンは1商品につき販売ページ(カタログ)が1ページの構成を採用しており、同一の商品に複数の販売事業者が存在する(相乗り出品)。この場合、「出品者が商品カタログに問題を発見しても、当該出品者にページの修正権限がなく、迅速な修正がしにくい場合がある」「利用事業者が同じ商品を販売する他事業者による不正行為の影響を受ける場合がある」などの声があがっている。

こうした声に対してアマゾンジャパンは、次のような取り組みを報告している。

  • 利用事業者が既存の商品ページに出品される際に、アマゾンジャパンや商品ページを最初に作成した利用事業者が関与することはない
  • 商品ページは公開されているため、他の利用事業者が、自身が作成した商品ページに相乗りしてきた場合は、公開されているページを通して確認することができる
  • 自社商品に関して、他の利用事業者が商品ページを作成した場合、知的財産権侵害などに該当する場合については取り下げを依頼できる。商品ページの情報に誤りがある場合は、アマゾンジャパンに問い合わせることによって、商品ページの内容の変更を依頼することが可能
  • ブランドの保有者による商品ページへの情報入力に関しては、特段確認を行っていないものの、それ以外の利用事業者が修正を依頼した場合については、依頼されている情報が正しいものであることを示す証拠を、修正依頼とともに提出することを求めている

商品の販売価格の推奨

「Amazon.co.jp」では、出品商品が「おすすめ出品」への表示有無が売り上げに大きな影響を与える。

アマゾンジャパンによる「おすすめ出品」の選定基準は、他社と比較してより低い価格であることが必要とされている点で、自由な販売行為が制限されている懸念があると指摘。利用事業者から「競争力のある価格に設定せねば、販売件数が激減する」「競争力のある価格でないと判断されると、おすすめ出品に掲載されず、当該カタログ上におすすめ出品の基準を満たす商品がないと在庫切れかのような簡素な表示になるため、値下げせざるを得ない」といった声があがっている。

こうした指摘について、アマゾンジャパンは次のように報告した。

  • 設定されている価格が著しく高い価格などでない限り、利用事業者が商品の販売価格を決定できる。競争力がある価格ではないという理由で、出品停止になることはない
  • 販売価格や配送品質などを含め、競争力のある販売条件にて出品している商品が「おすすめ出品」に選ばれるが、過度な値下げや負担を求めるものではない

販売手数料の事前説明なしの設定・変更

アマゾンジャパンが販売手数料カテゴリーを定めることから、次のようなケースが生じている。

  • 事前の説明なく、利用事業者の意図していないカテゴリーに設定・変更される
  • 商品ページ上に表示されているカテゴリーと販売手数料カテゴリーが一致しない

利用事業者からは「販売していたカテゴリーとは異なる販売手数料カテゴリーの手数料率(商品カテゴリーに当てはめた場合よりも高い手数料率)で手数料を請求された」「カテゴリーが違っていることについて質問をしたが、なぜその販売手数料カテゴリーが正しいのか説明を受けることができなかった」などの声があったという。こうした問題に対して、アマゾンジャパンは次の取り組みを報告した。

  • 利用事業者が出品する各商品に適用される販売手数料カテゴリーについては、利用事業者が自ら確認可能であり、その旨もヘルプページで案内している
  • 販売手数料カテゴリーは、商品ページ上に表示されているカテゴリーやブラウズノード(サイト上で表示されるカテゴリー一覧に紐付けるために必要な設定)と必ずしも一致していない場合があり、「販売手数料が変更された」との誤解を招いたものと考えられる

透明化法や指針では、苦情や紛争に関する情報を有効に利用し、運営改善を求めている。こうした法令の趣旨を踏まえ、アマゾンジャパンに対して「相乗り出品に伴う課題」「商品の販売価格の推奨」「販売手数料カテゴリーの設定・変更について」への対応を次のように求めた。

システムの不完全性などを原因として利用事業者の不利益が発生しており、かつ、これらに対して納得のいく説明を利用事業者が受けることができていない状況にある。アマゾンジャパンには、こうした観点から早急な対応(相乗り出品などのビジネスモデルに伴う出品者の不利益の緩和に向けた取り組みや説明)を行うとともに、利用事業者からの相談・苦情などがあった場合には、丁寧な説明や真摯(しんし)な対応を行うことが求められる。(経産省の取りまとめより)

大手ECモールでのサイト運営にお悩みの方へ

大手ECモールに対する不満や相談などを受け付ける窓口「デジタルプラットフォーム取引相談窓口(オンラインモール利用事業者向け)」(DPCD)では、出店者からさまざまな相談や情報提供を受け付けています。

大手ECモール出店事業者の相談を受け付ける「デジタルプラットフォーム取引相談窓口」、前年度情報提供件数は2045件。改善状況は?今後の課題は?経産省担当者に聞いてみた

経済産業省が2021年4月に設置した「デジタルプラットフォーム取引相談窓口(DPCD)」。設置から2年半が経過するなかでどういった成果を出しているのか。経済産業省の担当者に聞いた
キヨハラサトル[執筆], 吉田 浩章[撮影]1/9 7:00450Sponsored
高野 真維

カウネットが法人向けに始めた、購入品とレンタル品を組み合わせて提案するオフィス家具のレンタルサービスとは

2 years ago

コクヨグループのカウネットは3月4日から、中小事業者向けのオフィス通販サービス「カウネット」において、法人会員向けにオフィス家具レンタルサービスを開始した。

オフィス家具レンタルサービスの名称は「RENT ONE(レントワン)」。オフィス家具(備品)、イベント用品・什器、OA機器の長期・大量レンタルなどのレンタルサービスを展開しているレンタルバスターズと提携して展開する。

「RENT ONE」はカウネットの法人会員を対象に、デスクやチェア、テーブル、書庫などのオフィス家具から、PC、複合機まで、新品およびリユース品(国内主要オフィス家具メーカーを含む約3000品番)を1か月からレンタルすることが可能。単体製品のほか、フリーアドレスセットやミーティングセットなど、各オフィスの働き方に合わせたレンタルパックも用意する。

コクヨグループのカウネットは3月4日から、中小事業者向けのオフィス通販サービス「カウネット」において、法人会員向けにオフィス家具レンタルサービスを開始した。 オフィス家具レンタルサービスの名称は「RENT ONE(レントワン)」
レンタル製品の例

また、観葉植物のレンタル事業を展開しているユニバーサル園芸社と提携した観葉植物のレンタルサービス「RENT GREEN(レントグリーン)」もリニューアル。オフィス家具、観葉植物の両レンタルサービスでオフィス構築の専門家が空間を提案。購入とレンタルを組み合わせた提案も可能だ。

顧客企業における備品調達の手間を軽減すると同時に、働く人に寄り添うリラクゼーション空間の提案という備品調達における新たな選択肢も提供する。

松原 沙甫

「楽天市場」の「楽天スーパーセール」は3/4の20時にスタート。「半額タイムSALE」「ポイント付与アップ」などを展開

2 years ago

楽天グループは3月4日20時から、「楽天市場」内で「楽天スーパーセール」を開催する。初めて「楽天市場」で買い物したユーザーには1500ポイントを付与(1注文あたりの最低購入金額は税込3000円以上)するほか、買い回りを促す施策など、さまざまなキャンペーンを展開する。セール期間は3月11日の1時59分まで。

「買い回り」「Xへのポスト」などで割引率アップ

セール期間中の主なキャンペーンは次の通り。なお、クーポン獲得期間を設けているキャンペーンの多くは、3月1日10時から獲得可能。

  • ショップ買い回り
    • 「楽天市場」と楽天のフリマアプリ「楽天ラクマ」の買い回り数に応じてポイントを付与。付与率は最大11倍となる
買い回りでポイントが最大45.5倍になる(画像は「楽天スーパーセール」キャンペーンページから編集部がキャプチャ)
買い回りでポイントが最大45.5倍になる(画像は「楽天スーパーセール」キャンペーンページから編集部がキャプチャ)
  • Xで「#楽天スーパーSALEで買うべきもの」「@RakutenJP」をポストした人のうち、最大500人を対象に5000ポイントを付与
    • 「Xのアカウントを持っている」「Xのアカウントを公開状態にしている」「楽天市場公式Xアカウントをフォローしている」人が対象となる。特典ポイントの利用期間は3月11日23:59まで
  • ゲーム「ぴったりプライス
    • 「楽天市場」内で実施しているゲーム「ぴったりプライス」に挑戦し、ゲーム内の条件を満たすと、「楽天スーパーセール」で使用できる最大1000円割引のクーポンを獲得できる。さらに、抽選で2000人に20%のポイントバックをする
セール期間中に使えるクーポンが当たるゲーム「ぴったりプライス」(画像は「楽天スーパーセール」キャンペーンページから編集部がキャプチャ)
セール期間中に使えるクーポンが当たるゲーム「ぴったりプライス」(画像は「楽天スーパーセール」キャンペーンページから編集部がキャプチャ)
  • ゲーム「スーパーセールスロット」
    • 「楽天市場」内のスロットゲーム「スーパーセールスロット」に挑戦すると、最大1万ポイントを獲得できる
セール期間中に使えるポイントが使えるゲーム「スーパーセールスロット」(画像は「楽天スーパーセール」キャンペーンページから編集部がキャプチャ)
セール期間中に使えるポイントが使えるゲーム「スーパーセールスロット」(画像は「楽天スーパーセール」キャンペーンページから編集部がキャプチャ)

対象ショップでさまざまなキャンペーン企画

このほか、下記のキャンペーンをそれぞれの対象ショップで実施する。

  • 最大50%オフクーポン
    • セール開始2時間限定で、最大50%割引となるクーポンを利用できる
セール開始2時間限定で利用できるクーポン(画像は「楽天スーパーセール」キャンペーンページから編集部がキャプチャ)
セール開始2時間限定で利用できるクーポン(画像は「楽天スーパーセール」キャンペーンページから編集部がキャプチャ)
  • 人気ブランドコスメ 対象ショップ限定クーポン
    • 化粧品が最大1000円割引で購入できるクーポンを利用できる
  • 家電まつり 対象ショップ限定クーポン
    • 対象ショップの「500円OFFクーポン」「1200円OFFクーポン」「5000円OFFクーポン」を利用できる割引
  • 最大50%ポイントバック! 日用品まとめ買いがお得キャンペーン
    • 対象商品を高還元率で購入できるサービス「楽天スーパーDEAL」掲載アイテムの購入額に応じてポイントを還元。特典ポイントは注文日の翌日に付与
  • 日用品 対象アイテム限定クーポン
    • 対象ショップの「100円OFFクーポン」「300円OFFクーポン」を利用できる割引
  • 100円~2000円OFFクーポン
    • 対象ショップの「100円OFFクーポン(1注文あたりの最低購入金額は税込1500円以上)」「300円OFFクーポン(同3000円以上)」「500円OFFクーポン(同5000円以上)」「1000円OFFクーポン(同1万円以上)」「2000円OFFクーポン(同2万円以上)」を利用できる割引
  • 4時間限定! エントリー&楽天スーパーDEALの対象アイテム購入で+5%ポイントバックキャンペーン
    • 対象期間中に「楽天スーパーDEAL」の対象アイテムを購入すると、ポイントバック(還元率)を5%アップする(例:表示の還元率が30%の商品の場合、[「楽天スーパーDEAL」還元率30%+キャンペーン還元率5%]の合計35%を還元)。得点ポイントは5月20日頃に付与
  • 最大半額クーポン
    • 対象商品について、最大半額で購入できるクーポンを利用できる
  • 「お気に入り」にアイテムを5点以上登録して、税込1500円以上の買い物をすると使える100円OFFクーポン
    • 1注文あたりの最低購入金額1500円(税込)以上。先着3万回の登録を対象とする
「100円OFFクーポン」の詳細(画像は「楽天スーパーセール」キャンペーンページから編集部がキャプチャ)
「100円OFFクーポン」の詳細(画像は「楽天スーパーセール」キャンペーンページから編集部がキャプチャ)
  • 対象ショップ割引クーポン
    • 対象ショップごとのキャンペーン。ショップごとに割引率や利用条件は異なる
高野 真維

「楽天トラベル スーパーSALE」が3/4からスタート。テーマパーク割引、夏休み向け早期予約特典などを用意

2 years ago

楽天グループは3月4日の20時から、「楽天トラベル スーパーSALE」を開催する。全国1万9000点以上の宿泊施設を対象としたお得な宿泊プラン、多数の割引クーポンを提供する。セール期間は3月20日の23時59分まで。

特設ページでは、3月1日から「楽天トラベル スーパーSALE」で利用できるクーポンの事前配布を実施し、特別キャンペーンのエントリー受付を始めている。

今回の「楽天トラベル スーパーSALE」では、全国のJR新幹線・特急と宿泊施設を組み合わせて予約・利用できるパッケージツアー「JR楽パック赤い風船」を対象とした特別プランやクーポンも提供する。

キャンペーン期間は3月4日~20日
キャンペーン期間は3月4日~20日

日替わりクーポンを実施

国内宿泊、国内ツアー(「ANA楽パック」「JAL楽パック」「JR楽パック赤い風船」)、海外ツアー、レンタカー、バスなど、セール期間は幅広い商品をお得に予約できるクーポンを配布する。

また、時期や目的に合わせて使える多種多様なクーポンを用意している。たとえば、3月5日(火)からは日替わりクーポンが順次利用できるようになる。このほか、3月7日(木)に1時間限定で利用できる国内宿泊施設1万円割引クーポン、3月14日(木)限定利用の夏休み期間向けクーポン、3月9日(土)、3月16日(土)、3月17日(日)限定利用のテーマパークがあるエリアへの旅行に利用できるクーポンなど。

セール期間中の各種日替わりクーポン
セール期間中の各種日替わりクーポン

夏休み向けの早期予約キャンペーンも開催

1予約あたり3人以上利用の予約を対象とした、家族旅行やグループ旅行をお得に楽しめるキャンペーンも実施する。旅行対象期間は8月31日まで。

キャンペーンページから事前にエントリーしたうえで対象宿泊施設を予約して宿泊すると、利用人数や旅行時期に応じて、「楽天ポイント」を通常の1%に加えて1予約につき最大3000ポイント進呈する。

夏休み中の旅行を視野に早期予約を促すキャンペーン
夏休み中の旅行を視野に早期予約を促すキャンペーン

夏休み向け早期予約キャンペーンの概要

  • 名称:「夏休みの早期予約がお得!家族・グループ最大 3,000 ポイント還元!」キャンペーン
  • エントリー期間:2024年3月1日(金)10:00~3月20日(水)23:59
  • 予約対象期間:2024年3月4日(月)20:00~3月20日(水)23:59
  • 旅行対象期間:2024年3月4日(月)~2024年8月31日(土)
  • 対象サービス:国内宿泊(日帰り・デイユース除く)、「ANA楽パック」「JAL楽パック」、海外ホテル、海外ツアー

キャンペーン対象の予約が複数ある場合、進呈ポイント数が最も高い予約1件のみを対象とする。同額の場合も1件のみ。

高野 真維

「フリマ・ネットオークション」は34%が利用経験あり、「トラブル経験あり」は22.6%

2 years ago

MMDLaboが運営するMMD研究所とTRUSTDOCKが実施した「オンライン上での個人間取引サービスに関する調査」によると、オンライン上での個人間取引サービス利用経験上位は、「フリマ・ネットオークション」「ハンドメイド売買」だった。予備調査は20歳~69歳の男女1万人、期間は2024年2月9日~2月13日。

オンライン上の個人間取引サービス利用経験トップは「フリマ・ネットオークション」

調査対象者にオンライン上での個人間取引サービスの認知~利用状況について聞いたところ、「現在利用している(複数回利用している)」と「過去1~2回利用したことがある」を合わせた利用経験は、「フリマ・ネットオークション」(34.4%)が最多。次いで「ハンドメイド売買」(6.8%)「スキルシェア・クラウドソーシング」(4.9%)だった。

MMD研究所 オンライン上での個人間取引サービスに関する調査 オンライン上での個人間取引サービスの認知~利用状況
オンライン上での個人間取引サービスの認知~利用状況(n=10000、出典:MMD研究所×TRUSTDOCK)

サービス利用時に重視したこと上位は「価格」「使いやすさ」「取引実績」

「オンライン上での個人間取引サービスを利用したことがある」と回答したユーザーに、サービス利用時に重視したことを聞いたところ、最多は「提示された価格」(43.5%)で、次いで「サービスの使いやすさ」(43.3%)「取引実績」(39.5%)だった。

MMD研究所 オンライン上での個人間取引サービスに関する調査 オンライン上での個人間取引サービスを利用して取引を行う際に重視したこと
オンライン上での個人間取引サービスを利用して取引を行う際に重視したこと
(n=3796/複数回答可、出典:MMD研究所×TRUSTDOCK)

サービスでのトラブル経験は22.6%

サービス利用時のトラブル経験について聞いたところ、「トラブルを経験したことがある」が22.6%、「トラブルを経験したことはない」は67.8%だった。

MMD研究所 オンライン上での個人間取引サービスに関する調査 オンライン上での個人間取引サービスを利用した際のトラブル経験
オンライン上での個人間取引サービスを利用した際のトラブル経験
(n=3796、出典:MMD研究所×TRUSTDOCK)

経験したトラブル最多は「商品・サービスに不備・不良があった」

トラブルを経験したことがあるユーザーに、経験したトラブルを聞いた。「商品やサービスに不備・不良があった」が42.6%で最も多く、「取引相手とのやり取りに不満を感じた」が38.0%、「取引相手からクレームや低評価を付けられた」が32.0%で続いた。

MMD研究所 オンライン上での個人間取引サービスに関する調査 オンライン上での個人間取引サービスを利用した際に経験したトラブル
オンライン上での個人間取引サービスを利用した際に経験したトラブル
(n=859/複数回答可、出典:MMD研究所×TRUSTDOCK)

取引相手の本人確認状況、約半数が「影響する」。「運転免許証」での実施が最多

オンライン上での個人間取引サービスを現在利用している500人を抽出し、取引相手の本人確認状況が取引に影響するかどうかを聞いた。「影響する」と「やや影響する」を合わせて「影響する」と回答した人は51.2%だった。

MMD研究所 オンライン上での個人間取引サービスに関する調査 オンライン上での個人間取引サービスを利用する際に取引相手の本人確認状況による取引への影響
オンライン上での個人間取引サービス利用時に取引相手の本人確認状況による取引への影響
(n=500、出典:MMD研究所×TRUSTDOCK)

45.0%が「本人確認を実施」。利用したことがある身分証明書は「運転免許証」がトップ

サービス利用時に本人確認を行ったかどうかを聞いたところ、「行った」が45.0%、「行っていない」が44.2%だった。

MMD研究所 オンライン上での個人間取引サービスに関する調査 オンライン上での個人間取引サービスを利用する際の本人確認状況
オンライン上での個人間取引サービス利用時の本人確認状況(n=500、出典:MMD研究所×TRUSTDOCK)

「本人確認を行った」と回答したユーザーに、本人確認に利用したことのある身分証明書を聞いたところ、トップは「運転免許証」(46.2%)で、次いで「マイナンバーカード」(44.4%)「健康保険証」(10.2%)だった。

MMD研究所 オンライン上での個人間取引サービスに関する調査 オンライン上での個人間取引サービスを利用する際の本人確認に利用したことのある身分証明書
オンライン上での個人間取引サービスを利用する際の本人確認に利用したことのある身分証明書
(n=225/複数回答可、出典:MMD研究所×TRUSTDOCK)
調査実施概要
藤田遥

ECの返品対応はどうすれば良い? 返品の流れ、理由ごとの対応、返品率を下げる方法などを解説 | E-Commerce Magazine Powered by futureshop

2 years ago
EC運営で重要な返品対応。どのような流れで行うの? 返品ポリシーとは? 返送料はどうすれば良い? などを解説。返品フローを見直したい人も必見です

「自社ECの返品対応フローを見直して改善したい」「自社ECの返品率と平均値を比べて、必要な対策を講じたい」といった悩みは、ECサイトを運営する企業の担当者に起きがちです。

本記事では「ECの返品対応の流れ」と「返品率を下げる方法」を中心に解説します。記事を読めば、返品を減らす具体的な方法がわかりますので、ぜひお読みください。

ECにおける返品対応とは?

ECサイトにおける返品対応とは、消費者が購入商品を返品する際にEC事業者が行う一連の対応を指します。

ECサイトにおいて返品は、販売者側の「配送ミス」や、消費者側の「注文する商品を間違えた」「イメージと異なる商品だった」などの理由により、対応が必要になるケースがあります。

また返品プロセスに関して不便を感じた消費者の33%が「今後そのストアで買い物しない」と答えている一方で、返品に満足した消費者のうち、96%が再度そのストアで買い物する意思を固めています

そのため、返品の利便性を向上させることで「リピート率アップ」が期待できます

ECの返品対応の流れ

ECにおいて返品対応を行う際、対応フローを整理しておくと業務の効率化・迅速な対応につながります。

返品対応の流れは次のとおりです。

  1. 返品受付する
  2. お詫びをする
  3. 返品商品を返送してもらう
  4. 返品商品を受け取る
  5. 返金・商品交換の対応を行う

1.返品受付する

まず、ECサイトの「返品ページ」や「マイページ」「カスタマーセンター」などから返品を受け付けます。消費者から返品依頼が来たら、販売者は「商品の状態」「返品理由」「返品のルール」などを確認しましょう。

返品ルールは、返品ポリシーで「返品を受け付ける条件」や「返送料の負担」などを明示することで「消費者とのトラブル防止」や「スタッフ間の対応統一」などが可能となります。スムーズな返品対応を実現するため、事前に返品ポリシーを規定しておきましょう。

2.お詫びをする

返品を受け付けると判断したら、次は消費者に対してお詫びの連絡をします。

商品の「発送ミス」「初期不良」「破損」などが原因で返品依頼があった場合、消費者に対してのお詫びは必須です。「返品を受け付ける旨」「謝罪の言葉」「再発防止に努める旨」などを記載します。

消費者都合の場合、不快に感じた内容が返品理由に記載されていれば、その内容に対して謝罪の返答をします。また、返品する手間が生じたことに関してもお詫びしましょう。

いずれのケースでも「商品の返送方法」「送付先」「返送後の流れ」などの内容を詳しく伝えて、消費者の負担・不安軽減に努めましょう

3.返品商品を返送してもらう

メールに記載した方法をもとに、消費者に商品を返送してもらいます。このとき、必要に応じて「追跡番号」や「到着予定日」などの情報を消費者から共有してもらいましょう。

返送料の負担は、返品ポリシーで定めた内容に準じて対応します。そのため返送料に関しても、返品ポリシーに明記しておきましょう。

4.返品商品を受け取る

返品商品が到着したら、販売者側で商品の状態を確認します。検品したうえで不備内容がわかる状態にし、店舗・倉庫に返送しましょう。

返品された商品の状態がよい場合、検品後に倉庫で保管します。そして「定価で販売する」「価格を下げてセール商品として販売する」といった対応を行います。状態が悪く販売できない場合は破棄しましょう。

5.返金・商品交換の対応を行う

返品商品の状態が確認できたら、消費者に対して「返金」あるいは「交換商品の送付」といった対応を行います。

たとえばサイズを間違えて発送してしまった場合、正しいサイズの商品を消費者に送付するのが一般的です。しかし消費者によっては返金を求めるケースもあるため、要望に応じて対応しましょう。

なお、消費者の要望にすべて応える必要はなく、あくまでも返品ポリシーに準じて対応します。トラブル防止のために返品対応のルールを返品ポリシーに明記し、消費者・社内の双方に周知できるよう努めましょう。

ECの主な返品理由と対応策

ECにおいて、返品対応が必要になるケースは「消費者都合の場合」と「販売者都合の場合」があります。ここでは、それぞれの返品理由と対応策について解説します。

消費者都合の場合

消費者都合で返品される場合、以下の理由があげられます。

イメージと異なる商品だった

商品が消費者のイメージと異なった場合、返品を希望するケースがあります。たとえば「思っていたデザイン・カラーではなかった」「サイズが合わなかった」などです。

返品を受け付けないECサイトが多い一方で「購入から○日の間にカラー・サイズが理由で申し出た場合は返品可能」といった返品ポリシーを定めているECサイトもあります。

デザイン・カラーがイメージと異なる場合の返品を防ぐには「商品ページの画像を豊富に掲載する」「商品紹介に動画を活用する」「商品画像をできる限り実物に近づける」といった方法が有効です。商品ページから得られる情報を充実させれば、商品のイメージが描きやすくなります。

また、サイズが原因となる返品を防ぐには「詳細なサイズガイドの掲載」が効果的です。具体的には「商品の寸法」「素材の特徴」「着用方法」などを記載します。消費者がサイズ測定で参考にできる「測定方法」や「参考画像」の掲載も有効です。

商品ページの情報を充実させて、購入前後のギャップを可能な限り埋めましょう。

商品を間違えて注文した

「商品そのものを間違えて注文してしまった」「カラー・サイズを間違えた」といった理由で返品を希望するケースがあります。この場合、消費者が単に誤って注文した可能性がある一方で、ECサイトのわかりにくい表記が誤った注文を誘発しているケースもあります。

たとえば、1つの商品のカラーバリエーションごとに価格が異なる場合、カラーごとに価格を表示させなければ消費者の誤解を招く可能性があります。「カラー」と「価格」を連動させて表示することで、消費者は間違えずに商品を購入できます。

「間違えて商品を注文してしまった」といった理由で返品の申し出があった場合は、間違いにつながった可能性のある箇所を特定し、ECサイトの改善に役立てましょう。

購入後すぐに破損させてしまった

購入後すぐに消費者側が商品を破損させてしまった場合、返品を申し出るケースがあります。輸送中に破損した場合は販売者に非がある一方で、到着後に消費者が破損させた場合は消費者都合となります。

購入直後の破損を防ぐには、商品の「取り扱い方」や「利用方法」などの動画の公開が有効です。

たとえば、消費者が組み立て式の家具を購入した場合、組み立て中に破損してしまう可能性があります。このときテキストベースの説明書だけでなく、動画も活用して解説すれば、組み立て方法がより具体的に伝わります。

また、動画にアクセスできるQRコードを取扱説明書に記載すれば、消費者の手間も省けます。購入後の破損防止策を講じることで、返品への対応策になるだけでなく「顧客満足度の向上」にもつながります

販売者都合の場合

販売者都合で返品が起きてしまう場合、以下の理由があげられます。

注文と異なる商品が届いた

注文と異なる商品を配送してしまった場合、多くの場合は本来注文された商品の送付によって解決します。しかし、なかには返金対応を求められるケースもあるため、担当者によって対応方法に違いが出ないようにルールを規定・周知しておきましょう。

販売者側が配送先を誤る要因として、「注文の受付ミス」や「配送業者との連携不足」などがあげられます。

注文の受付ミスは「注文情報入力時の内容確認」が重要です。そもそも消費者が入力した情報が間違っている可能性もあるため「送り状発行ソフトに手入力する」「EC受注システムから情報をインポートする」といったいずれの場合も、エラーがないかの確認が必須となります。

また、配送業者との連携不足に関しては「配送状況の追跡システムの導入」が有効です。配送状況が随時確認できるうえに、災害時や繁忙期の遅延に関してもシステムから消費者に通知されます。配送状況の透明性が担保されるため「輸送中のトラブルに気付きやすくなる」「消費者に安心感を与えられる」といったメリットがあります。

初期不良・破損があった

商品に初期不良・破損があった場合、消費者から商品を返送してもらい「問題のない同一商品を再送する」あるいは「返金する」といった方法で対応しましょう。返品された商品は、検品して初期不良の箇所や破損箇所を特定します。

初期不良は、商品の生産時に問題が起きている可能性が高いです。メーカーに対して初期不良を報告し、返品対応を行いましょう。

また商品の破損は、輸送中に起こる可能性が高いです。販売者側では商品の梱包を丁寧に行って「取扱注意」と記載し、配送業者に注意を促しましょう

返品のルールは「返品ポリシー」で規定する

ECサイトにおける返品のルールは「返品ポリシー」で規定します。返品ポリシーとは、消費者が購入した商品を返品・交換する際のルールや条件を企業側が示したものです。

2020年4月の民法改正により「契約自由の原則」が規定されたため、各企業が定める返品ポリシーは法律より優先されることとなりました。このような背景から、返品・交換に関するトラブルを防ぐために返品ポリシーの重要度は増しています。

返品ポリシーに加えるべき項目

返品ポリシーは、商品の返品・交換に関する指針となるため、以下の項目を盛り込む必要があります。

  • 返品・交換が可能な条件
  • 返送料の負担
  • セール品の取り扱い
  • 返品に関する問い合わせの受付時間

返品・交換が可能な条件

ECサイトで購入した商品において、返品・交換が可能な条件を記載します。このとき「注文と異なる商品が届いた」などの「販売者都合の場合のみ」とするのか、「イメージと異なる商品だった」などの「消費者都合」も返品・交換を可能とするのかを明確にしましょう。

返品・交換が可能な場合の例として「商品到着後7日以内に返品・交換がリクエストされた」「試着のみ」「タグやラベルなどの付属品がそろっている」などがあげられます。

消費者都合の場合「開封した商品」や「使用した商品」も受け付けるかを具体的に定めましょう。

返送料の負担

返品時にかかる返送料に関しても、返品ポリシーに明示しましょう。送料を「消費者側」と「販売者側」のどちらが負担するのか、また金額に関しても規定します。

返送料の例として「返品時の送料は全額消費者負担」や「購入から14日以内の返品で送料無料」などがあげられます。

「送料無料キャンペーン」などで購入した商品を返品する場合、「返品後の合計金額がキャンペーンの条件を満たさない場合、返送料が追加で発生する」といったルールを定めているECサイトも存在します。

セール品の取り扱い

セール品や特売品の返品・交換の可否を明示しましょう。一般的にセール品・特売品の返品は認めないケースが多いため、可能とする場合は「可能な場合の条件」を規定すれば、消費者とのトラブルが回避できます。

返品に関する問い合わせの受付時間

返品に関する問い合わせ手段とともに「問い合わせに対応できる時間」を記載しましょう。たとえば「カスタマーサポートセンターの受付時間」や「夜間音声AIアシスタントの有無・受付時間」などです。

また、問い合わせへの対応に要する期間も明示しましょう。たとえば「5営業日以内」といった情報を記載することで、問い合わせ時の消費者の不安を軽減できます。

ECサイト運営で知っておきたい返品に関する法律

ECサイトを運営するにあたって「クーリング・オフ制度」や「法定返品権」といった返品に関連する法律の知識が必要です。トラブル防止のために必ず把握しておきましょう。

クーリング・オフ制度

「クーリング・オフ制度」は、契約の申し込みや締結をした場合でも、一定期間内であれば「申し込みの撤回」や「解除」が可能な制度です。

ただし、ECサイトは「特定商取引法」の「通信販売」に該当します。通信販売には「クーリング・オフ制度」を認める規定がないため、適用されません

法定返品権

「法定返品権」は、「特定商取引法」において規定されています。「商品の受け渡しなどを行った日」から8日間が経過するまで、消費者が理由なく一方的に契約を解除できる権利です。ただし、販売者が特約を広告に表示した場合は「返品に応じない」といった対応も制度上は可能です。

しかしブランド毀損につながりますので、特約があるにせよ、基本的には返品に応じましょう。

日本におけるECの返品率

日本におけるECの返品率は5~10%といわれています。ただし、商品や業界、ECサイトの規模によって返品率は変動します。

たとえばアパレル商品は、サイズやカラーの不一致が起きる可能性が高く、返品率が高くなる傾向があります。一方家電製品や家具などは、返品率が低いケースが多いです。

そのため、平均値を超えているからといって「自社ECが問題を抱えている」と捉えず、あくまでも目安として考えましょう(参考:J-STAGE「ネット通販における顧客体験としての返品処理の円滑化」)

返品率の計算方法

返品率は「返品数÷出荷数×100」の式で計算します。出荷数に関しては「実際に納品が完了した数量」と捉えます。

たとえば「注文数が200件」「キャンセルが20件」「返品数が10件」の場合は「10÷(200-20-8)×100=約5.8」となります。そのため、返品率は5.8%となります。

返品率を下げる方法

返品率を下げる方法は以下の4つです。

  1. 理解しやすい返品ポリシーにする
  2. 梱包を強化する
  3. カスタマーサービスの質を向上させる
  4. 商品ページの画像を充実させる

1.理解しやすい返品ポリシーにする

返品率を下げるには、消費者が理解しやすい返品ポリシーを規定しましょう。

2023年にRecustomerが実施した調査によると、ECサイト利用者のうち92.2%が「購入前に返品ポリシーを確認している」と答えました。また「返品ポリシーを見て購入をやめた経験がある」と答えたのは92.6%でした。

商品の購入前に「どのような条件を満たせば返品できるか」「返送料の負担が必要か」といった情報を消費者に把握してもらえれば、返品に関するリスクが低減できます。

消費者は「返品ポリシーに納得できなければ購入しない」といった選択も可能になるため、わかりやすい返品ポリシーにすることで返品率が下げられます

なおECサイトの売り上げを伸ばすには、返品ポリシーに消費者の意見を反映させる視点も重要です。「返品された商品」や「返品理由」をもとに柔軟に改善すれば、利用者数増加が期待できます。

2.梱包を強化する

返品率を下げるには、梱包の強化により商品の破損を防ぐ方法が有効です。梱包に問題がある場合、適切なサイズの梱包材が使えていない可能性があります。

また商品の特性に応じて、梱包材の種類を選ぶ必要があります。具体的には、ガラス製品の場合は「クッション性の高い梱包材」、書籍の場合は「耐水性のある梱包材」といった方法で、梱包材を選びます。

さらに、商品の種類によっては破損しやすいものがあります。たとえば「シャンプー容器」を梱包する場合、ノズル部分が破損しやすいため、十分な配慮が必要です。

ただし梱包を丁寧に行うほど「資材費」や「ロジスティック内の作業費」などが高額になります。そのため、返品率とコストのバランスを考慮しながら梱包の強化を進めましょう

3.カスタマーサービスの質を向上させる

カスタマーサービスの質の向上は、返品率の低下に貢献します。2023年にRecustomerが実施した調査によると、93.1%のECサイト利用者が「返品体験がよければ再度同じECサイトで買い物をしたい」と答えました。

また、よい返品体験の条件として「ECスタッフとのやりとり数の少なさ」と答えた人が35.3%でした。そのため、消費者は「丁寧で人間味のある対応」ではなく「少ないコミュニケーションでスピーディーな返品体験」を求めていることがわかります。

返品対応の効率化には「業務のマニュアル化」や「一部フローの自動化」が効果的です。スピードを意識しながら誠実に対応し「ロイヤリティの向上」や「リピート購入」につなげましょう。

4.商品ページの画像を充実させる

ECサイトでは商品を直接確認できないため、消費者は商品ページの画像をもとに購入の意思を固めます。そのため、商品ページの画像を充実させると返品が回避できます

たとえばアパレル商品の場合、以下のポイントを意識して画像を用意しましょう。

  • 商品の特徴が詳細までわかるか(材質・縫い目・裏地の有無など)
  • サイズ感がわかるか(着用しているモデルの身長を記載するなど)
  • 複数の角度から確認できるか(前後左右で確認できる画像など)
  • 色味は実物に近いか

上記を意識した画像を掲載すれば「注文時のイメージ」と「直接目にした感想」のギャップが埋められます。また商品の画像だけでなく、コーディネート画像も掲載すればさらにイメージがつかみやすくなります。注文前に商品に対する理解を深めてもらうために、バリエーション豊かな画像を掲載して返品の可能性を減らしましょう。

返品をCVR向上の施策として捉える方法も

返品対応を「CVR」や「ユーザビリティ」を向上させる施策として捉え、柔軟な返品ポリシーを設けるのも1つの方法です。

たとえば、アパレル・ファッションの場合「サイズ感を確認するために実際に着てみたい」といったニーズがあります。この場合「サイズが合わなかった場合に返品できるかどうか」は購買心理に大きく影響するため、返品時に「送料無料」にすることでCVRが向上します。

実際に返送料を無料にした事例では、あまり返品されずに「返品率が上がらなかった」というケースがあります。そのため「返送料無料」をはじめとした柔軟な返品ポリシーは、CVR・ユーザビリティ向上に貢献します。

まとめ

ECサイトにおいて消費者が返品する理由は多様です。しかし、理由に応じて対策すれば「返品率の低下」や「顧客満足度の向上」などにつながります。

本記事で紹介した返品対応の流れや理由ごとの対応方法を参考に、自社ECの返品対応業務を改善しましょう。

この記事はフューチャーショップのオウンドメディア『E-Commerce Magazine』の記事を、ネットショップ担当者フォーラム用に再編集したものです。

E-Commerce Magazine

「Qoo10」がライブコマース専用スタジオを渋谷に開設。1回の配信で1億円を売り上げるケースも

2 years ago

「Qoo10」を運営するeBay Japanは2月28日、東京・渋谷区内にライブコマース専用の新スタジオ「Qoo10 Live Studio(キューテン ライブ スタジオ)」を開設した。初の常設ライブ配信スタジオで、今後はライブコマースを毎日配信。新ブランドや新商品の流行の発信地になることをめざす。

「Qoo10 Live Studio」内からのライブコマース配信
「Qoo10 Live Studio」内からのライブコマース配信

「Qoo10 Live Studio」ではライブ配信専用の機材を備え、カメラ操作などの常駐スタッフを配置、毎日の撮影・配信が可能な運営体制を整えている。「Qoo10」のアンバサダーを務めるインフルエンサーにも場所を提供。2階のポップアップスペースでは「Qoo10」出店者や新ブランド、新商品などを展示し紹介する。

「Qoo10 Live Studio」のフロア構成
「Qoo10 Live Studio」のフロア構成

「Qoo10 Live Studio」では、「Qoo10」販売店の商品、特にファッション商品の質の高いコンテンツは配信する。また、さまざまなブランドとのコラボレーションや、「Qoo10」ファンの多くのZ世代と直接交流できる場所にしていきたい。

メディア向けの発表会に登壇したeBay Japanのグ・ジャヒョン代表取締役 
メディア向け発表会に登壇したeBay Japanのグ・ジャヒョン代表取締役

スタジオの開設はライブコマースの事業規模が拡大しているため。eBay Japanは2021年9月に「Qoo10」でライブコマースの配信をスタート。「配信時間は延べ270時間にのぼる。ライブの配信時間だけで、売り上げが1億円を超えたケースもあった」(eBay Japan マーケティング本部 本部長 キム・ジェドン氏)

スタジオの役割は次の通り。

  • 「Qoo10 Live Shopping」ライブコマース専用スタジオ
    テーマ・ブランドごとに約1時間のライブコマースを配信。「Qoo10」販売事業者からの事前申込みを受け、配信スケジュールを決定する。
ライブコマース専用スタジオ(スタジオ1階)
ライブコマース専用スタジオ(スタジオ1階)
  • 「Qoo10」販売事業者の商品撮影の拠点
    スタジオ1階のプロダクションスペースを、「Qoo10」販売事業者に商品の撮影場所として提供する。商品を360度回転させながら撮影できる装置などを備えている。
プロダクションスペース(スタジオ1階)
プロダクションスペース(スタジオ1階)
  • インフルエンサーの撮影拠点
    スタジオ2階のポップアップスペースやミニスタジオを、「Qoo10」アンバサダーを務めるインフルエンサーに撮影場所として提供。その場でSNSにアップしたり、ライブ配信したりすることも可能とする。
ポップアップスペース(スタジオ2階)
ポップアップスペース(スタジオ2階)

2月28日の第1回ライブ配信のゲストとして登場した俳優の高橋ひかるさんは、メディア向け発表会で、次のようにライブコマース出演の意気込みなどを話した。

ライブショッピングは、実際に商品を見ているかのように商品の魅力を知ることができるサービス。「通販で購入した商品が自分のイメージと違った」といった失敗をしたことがあって通販が得意でない方でも、ライブショッピングを利用することで、通販が楽しいと思うきっかけになるのではないか。

女優の高橋ひかるさん(中央)
女優の高橋ひかるさん(中央)

施設概要

  • 名称:Qoo10 Live Studio
  • オープン:2024年2月28日(水)
  • 住所:渋谷市野ビル1F&2F(〒150-0041 東京都渋谷区神南1丁目11-1)
高野 真維

産直アプリ「ポケットマルシェ」の大型セール「ポケマル収穫祭」が3/1からスタート。最大1000円分の送料オフクーポンを配布

2 years ago

雨風太陽は3月1日(金)から、産直アプリ「ポケットマルシェ」で春の大型セール「ポケマル収穫祭」を開始した。

生産者支援や送料オフクーポン配布などを実施

ポケットマルシェ 産直アプリ ポケマル 雨風太陽 ポケマル収穫祭 春の大型セール
春の大型セール「ポケマル収穫祭」

セールでは3つの企画を実施する。各企画は次の通り。

最大1000円分の送料オフクーポンを配布する「お買い物応援キャンペーン」

購入条件を満たしたユーザーに、期間ごとに送料500円オフクーポンを1枚配布する。すべての購入条件を満たしたユーザーに計2回、最大1000円分の送料オフクーポンを配布する。条件および期間は次の通り。

  • 購入条件①:3月1日(金)~3月11日(月)の間に2回以上購入
  • 特典:3月12日(火)〜3月21日(木)に使える送料500円OFFクーポンを配布
  • 購入条件②:3月12日(火)〜3月21日(木)の間に2回以上購入
  • 特典:3月22日(金)〜3月31日(日)に使える送料500円OFFクーポンを配布

クーポンは単品商品にのみ適用され、予約商品、定期商品、ふるさと納税は購入条件対象外となる。

商品1点購入につき5円が生産者の支援金に

2024年3月1日(金)~3月31日(日)の期間中に購入した合計商品数×5円を、自然災害や気候変動が原因で生産活動に影響を受けた生産者の支援金として活用する。

「atone」利用で抽選200人に500ポイント贈呈

対象期間中に翌月払いサービス「atone」を利用したユーザーのうち、抽選で200人に500NPポイントを贈呈する。購入金額が多いほど当選確率が高くなる。対象期間は、2024年3月1日(金)~3月31日(日)。

ポケットマルシェ 産直アプリ ポケマル 雨風太陽 ポケマル収穫祭 春の大型セール atone
「atone」のNPポイント贈呈キャンペーンについて(画像は「ポケマル」のサイトからキャプチャ)
藤田遥

【コメ兵のOMO+EC戦略】取り寄せサービスをフックに顧客の定着化、LINE活用の1to1接客、外部モール強化 | 通販新聞ダイジェスト

2 years ago
コメ兵のEC売上高が好調に推移している。優良顧客のうち3割とLINEでコミュニケーションできる状態にあるなど、コメ兵ならではの成功要因と取り組みを解説する

ブランド品リユース大手のコメ兵は、通販サイト「KOMEHYO ONLINESTORE」で気になった商品を近くの実店舗で確認できる「取り寄せサービス」を軸に、EC関与売上高を伸ばしている。LINEを活用した1to1接客などにも注力しており、CRMやOMO施策を強化することで顧客の定着化とファン化につなげているようだ。同社のOMOおよびEC強化策について見ていく。

「取り寄せサービス」「リユース市場の追い風」が好調の要因に

取り寄せをフックに顧客定着化

同社は1点もののブランドリユース品を取り扱うため、基本的には各店舗にある商品を共通在庫として自社ECや、越境ECを含む外部ECモールでも販売している。

ハイブランドのバッグや財布、ダイヤモンドジュエリー、高級腕時計などの高額なリユース品を数多く展開するため、顧客がカタログ代わりにECで商品を選び、店舗で実物を確かめてから購入できる「取り寄せサービス」との相性が良い

同サービスを利用するユーザーの購入額はEC完結型の純粋な通販購入額を大きく上回ることや、強みである店頭での接客を行えることから、顧客が定着化しやすいというメリットもある。

店頭接客を受けてからの商品取り寄せは顧客が定着しやすい
店頭接客を受けてからの商品取り寄せは顧客が定着しやすい

「取り寄せサービス」は、自社EC売上高や外部ECモール売上高を含むEC関与売上高の過半数を占めるなど同社の武器になっている。

個人からの買取好調

ビジネスの源泉となる買取については、昨今の物価高に加えてサステナブルな価値観の広がりからリユース市場には追い風が吹いており、コメ兵は買取専門店の出店を強化中で、個人からの買取が好調だ。

ブランドのリユース品も大半の商品が値上がりしているため、実店舗で商品を確かめたいユーザーや、店頭でプロの接客や提案を受けたいニーズが引き続き強い

売上高は前期実績を大きく上回る見込み

客数が増えていることなどから、コメ兵の今第3四半期(2023年10~12月)のEC関与売上高は前年同期比34.1%増の34億6700万円となり、四半期の売上高としては過去最高を更新。第3四半期累計(2023年4~12月)のEC関与売上高は同25.7%増の91億7100万円で、通期では前期(2023年3月期)実績の約100億円を大きく上回る勢いだ。

足もとでは、実店舗における訪日外国人の売上高比率が上昇していることで、小売売上高に占めるEC関与率は4割弱に弱含んでいるものの、国内のユーザーに限るとEC関与率は40%台後半と高い水準を維持しているようだ。

同社は積極的な店舗出店により、「取り寄せサービス」に対する練度の高い販売員が不足しがちな時期もあったが、「今期は改めて取り寄せサービスに重点を置き、オペレーションの精度向上に努めている」(甲斐真司営業本部WEB事業部長)という。

オンラインでも1対1の接客を意識

コメ兵のEC関与売上高が好調な理由は、外部環境がプラスに向いていることや、「取り寄せサービス」が機能している点に加え、コロナ禍直後にスタートした全社横断型の「OMOプロジェクト」の進化も見逃せない。

当該プロジェクトでは、新しい時代の顧客行動に合わせた営業スタイルへの変革をめざして、LINE接客の強化やコンタクトセンターの設置、中国向けライブコマースの推進を掲げた。

オンライン上でも店頭同等の接客をめざす
オンライン上でも店頭同等の接客をめざす

優良会員の3割とやりとり。LINE接客がCVR改善に効果

LINE接客は、実店舗のスタッフが接客専用のスマートフォンを持ち、商品購入後のフォローや顧客の好みに合わせた入荷案内などを店頭顧客と直接、LINE上で1to1のコミュニケーションをとっている。

LINE上での顧客とのやり取りのイメージ
LINE上での顧客とのやり取りのイメージ

顔なじみの顧客と常に接点を持てるLINE接客は、コロナ禍の店舗休業中などはもちろん、頻繁には来店できないユーザーに対しても情報発信や提案ができるため、既存顧客の離脱を防ぎ、来店やコンバージョン率の改善に寄与している。

1to1接客に使用する社用スマートフォンの台数は昨年10月末時点で325台まで拡大。1年前と比べて40台程度増えた。コメ兵では接客技術の高いスタッフからLINE接客をスタートし、接客事例やノウハウを共有しながら対象スタッフ数を拡充するとともに、LINE接客の精度を高めてきた

現状、優良会員の約3割がLINEでコミュニケーションをとれる状態にあるという。

LINE接客を強化するのに当たっては、ビジネス版の「LINEワークス」に切り替えたことで、各店のアクション状況が確認でき、店舗単位やスタッフ単位で運用設計するのにも役立っているという。

また、同社では、ユーザーがLINEアカウントを利用して会員登録ができる「LINEログイン」も導入。店頭で多項目のフォームに入力してもらう手間を省くほか、CRM強化を進める上で不可欠なデジタル会員化が図れることから、積極的に取り組む考え

チャットは100%有人

コンタクトセンターについては、2020年8月にECの一機能として設置した。高額商品が多いため、非対面のECでも安心して買い物ができるよう、電話やチャットを通じて商品やサイトの操作方法に対する問い合わせなどに対応する。

同社は年配の顧客も多いため、電話で注文できる「電話注文」のサービスを自社ECで展開。サイト上では「スタッフとの会話で安心な電話注文」と目立つように表示している。

チャットについても100%有人で内製化しており、商品に対する問い合わせにただ返答するだけでなく、「取り寄せサービス」があることも伝えているという。

「チャットは短い時間で返答できないとお客さまの満足度が下がる危険がある」(甲斐事業部長)とし、現状では名古屋本店や新宿店などの売り場に問い合わせ担当のスタッフがおり、問い合わせが入ると当該スタッフが対応することで返答までの時間短縮につなげるなど、店舗の力を借りてチャットサービスを展開している。

今後は、チャット対応のリソースの拡充を進めるとともに、買取の問い合わせも受けられるようにしていきたい意向だ。

中国向けライブコマースの訴求は法人向け

中国向けのライブコマースについては当初、中国人のインフルエンサーを実店舗に呼び、ライブ配信しながら店頭の商品を販売していたが、実店舗の顧客を大事にする方針から2022年5月にライブコマース用の拠点を開設。店頭からのライブ配信をはやめた。同時に、ライブコマースで販売する商品も業者向けのリユース品を販売する形に変更した。

現状、BtoB向けが得意な中国人ライバーを中心に起用し、法人向けを軸にしたライブコマースを展開。コメ兵は場所と商品を用意し、各ライバーが中国のプラットフォームを利用してライブ配信する形で、ライブコマースの規模感はそこまで大きくはないが、計画通りで推移しているという。

モール展開を強化

今下期(2023年10月~2024年3月)は、自社ECの使い勝手改善や越境ECを含めた外部モールへの展開を強化している。

リユース市場に追い風が吹くなか、コメ兵の自社ECは新規客の流入が多いものの、コンバージョン率が低いことが課題だ。同社では自社ECのナビゲーションやUI・UXの改善を図る考えで、今期中に高機能な検索エンジンにリプレイスする予定だ。

ECチャネルは掲載商品数が5万点近くと膨大で、ユーザーが望んでいる商品にたどり着けていないと見ており、キーワード検索の強化や入力フォームの最適化を図るなど、誰でも使いやすいサイトをめざす

「当社は高単価の商品が多いので、コンバージョン率を改善できれば売り上げの大幅伸長が見込める」(甲斐事業部長)とし、ユーザーのノイズになる商品が表示されないようにして、欲しい商品にたどり着きやすくする。

加えて、自社ECのマイページの改修にも継続的に取り組む。同社では店頭買取の来店予約をマイページ上でできるようにしており、利用者が増えているほか、来店予約したユーザーの買取契約率は高いという。これまで、当日の来店予約は電話予約だけだったが、当日でもオンラインで申し込めるようにした

販路拡大は越境ECを強化

一方、販路の拡大に向けては越境ECを強化する。同社では欧米や東南アジア向けはチャンスがあると見ている。現在は「eBay(イーベイ)」を中心に展開。越境EC売上高は前年を大きく上回っており、為替相場の影響を受けるものの、「まだまだ伸ばせる」(甲斐事業部長)とする。

以前から高級時計専門のオンラインマーケットプレイス「Chrono(クロノ)24」も活用しているが、これらに加えて、新たにリユース品の越境ECプラットフォームへの出店準備を進めているという。

昨年10月下旬には自社ECに多言語化ツールを導入し、多言語での商品販売と商品情報の提供を始めた。インバウンドユーザーと日本在住の外国人への販売強化を目的に英語と中国語からスタート。将来的には外国語でも通販や「取り寄せサービス」に対応できるようにしたい考え。

また、昨年11月下旬には、スマホひとつで誰でもネットショップを開設できるECプラットフォーム「メルカリShops」に出店。幅広い消費者への認知拡大をめざした施策で、とくにメルカリユーザーは若い世代の構成比が高いため、コメ兵がこれまで取り込めていない顧客層にリーチしていく。

※記事内容は紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをネットショップ担当者フォーラム編集部が追加している場合もあります。
※見出しはネットショップ担当者フォーラム編集部が編集している場合もあります。

「通販新聞」について

「通販新聞」は、通信販売・ネット通販業界に関連する宅配(オフィス配)をメインとしたニュース情報紙です。物品からサービス商品全般にわたる通販実施企業の最新動向をもとに、各社のマーチャンダイジング、媒体戦略、フルフィルメント動向など、成長を続ける通販・EC業界の情報をわかりやすく伝え、ビジネスのヒントを提供しています。

このコーナーでは、通販新聞編集部の協力により、毎週発行している「通販新聞」からピックアップした通販・ECのニュースや記事などをお届けしていきます。

→ 年間購読を申し込む(通販新聞のサイト)
通販新聞の過去記事を読む(通販新聞のサイト)
→ 通販新聞についてもっと詳しく知りたい

通販新聞

「ロコンド」のジェイドグループがマガシークを買収、取扱高600億円のファッションECグループを形成

2 years ago

靴や衣料品の通販サイト「LOCONDO.jp(ロコンド)」を運営するジェイドグループは2月29日、ファッションECを展開しているマガシークの株式を取得し子会社化すると発表した。

マガシークの株主であるNTTドコモから75%、伊藤忠商事から株式3%を合計33億2600万円で取得する。株式譲渡実行日はNTTドコモが3月1日付、伊藤忠商事は同3月6日付の予定。なお、伊藤忠商事は22%の株式を継続保有する。

マガシークの2023年3月期業績は、売上高が前期比2.2%減の76億8800万円、営業利益は同78.3%減の5300万円、経常利益は同92.2%減の1800万円、当期純利益は0円。

靴や衣料品の通販サイト「LOCONDO.jp(ロコンド)」を運営するジェイドグループは2月29日、ファッションECを展開しているマガシークの株式を取得し子会社化すると発表した
マガシークが運営するECサイト(画像は「MAGASEEK」から編集部がキャプチャ)

マガシークの子会社化によって、ジェイドグループの概算取扱高は現状の約300億円から600億円に倍増。2030年度までの長期ビジョン「取扱高1000億円」の水準に近づく。

また、ジェイドグループはNTTドコモと業務提携を締結、マガシークを含めた3社でドコモユーザー向けのファッションECサイト「d fashion」を運営支援する。今後、ジェイドグループとマガシークが、「d fashion」のサイト開発や運営、物流機能、マーケティング業務を提供する。

マガシークは現在、伊藤忠商事に関わるブランド群のECソリューションを運営支援しているが、その業務提携も継続。マガシークにおける伊藤忠商事との既存業務提携を通じて、ジェイドグループもNTTドコモ、伊藤忠商事と業務提携を始めることになる。

ジェイドグループはマガシークの株式取得により、次のようなシナジー効果を期待している。

  • 「LOCONDO.jp」とマガシークが運営するECサイト「MAGASEEK」「d fashion」の物流やITインフラを共通化し、品ぞろえを拡充
  • 各事業における顧客を取り込み、グループ全体のユーザー層基盤を拡大
  • ECソリューション事業を提供しているブランドに対し、ジェイドグループのIT・物流内製化プラットフォームによって、高品質かつ低コストのサービスを提供
  • 人・物・金の戦略的なポートフォリオを運営することで、グループ全体の成長戦略を加速
松原 沙甫

日本郵政とJR東日本が連携、鉄道+郵便の車両輸送など物流コラボや地域事業創造など

2 years ago

日本郵政と日本郵便、東日本旅客鉄道(JR東日本)は2月21日、労働者の不足や地域コミュニティーの強化、持続可能な物流の実現など「社会課題の解決に向けた連携強化」に関する協定を締結したと発表した。

「郵便局・駅の地域コミュニティ拠点化」「持続可能な物流の実現」「アセット連携による共創型まちづくり」「地域産業振興と新たな地域事業創造」「デジタル化による地域の暮らし支援」を“5本柱”と位置付け、強力に連携を推進するという。

日本郵政と日本郵便、東日本旅客鉄道(JR東日本)は2月21日、労働者の不足や地域コミュニティーの強化、持続可能な物流の実現など「社会課題の解決に向けた連携強化」に関する協定を締結
連携内容について

郵便局・駅の地域コミュニティ拠点化 

郵便局とJRの駅の拠点性を高め、地域のコミュニティー拠点をめざす。2024年度にJR内房線安房勝山駅、JR宇都宮線蒲須坂駅、2025年度にはJR外房線の鵜原駅において、駅と郵便局を一体運営。郵便局・駅では、日本郵便とJR東日本の取り扱い商材、地域住民が利用できるラウンジ、行政窓口機能の導入など、地域ニーズに応じたサービスの提供を検討する。

JR外房線・鵜原駅のイメージ
JR外房線・鵜原駅のイメージ

持続可能な物流の実現 

2024年中をめどに、駅の多機能ロッカー「マルチエキューブ」に日本郵便の宅配便サービス「ゆうパック」の受け取りサービスを導入し、宅配便再配達による負荷の低減を図る。日本郵便とJR東日本による鉄道車両と郵便車両を組み合わせるなど、輸送の省力化や環境負荷の低減をめざした取り組みも検討する。将来的にはJR東日本路線における貨客混載など、新たな物流の実現を計画している。

鉄道車両と郵便車両の連携イメージ
鉄道車両と郵便車両の連携イメージ

アセット活用による共創型まちづくり

日本郵政グループとJR東日本グループが保有する資産(アセット)を活用して、新たな街作りにも取り組む。都内のJR秋葉原駅から御徒町駅の高架下に2月29日、日本郵政グループの「みらいの郵便局」プロジェクトとして「SOZO BOX」を開業。既存の郵便局に捉われない新しい価値を提供する。

「SOZO BOX」のイメージ
「SOZO BOX」のイメージ

地域産業振興と新たな地域事業創造

地域と連携し、新たな産業創出や既存産業の活性化も進める。2024年夏、東京中央郵便局、東京駅に山形県の特産品コーナーを展開。郵便局やエキナカで地域の商材を取り扱うコーナーや催事を展していく。空き家などを活用した古民家再生を起点に宿泊事業の展開など新たな地域事業創造も検討する。

コーナー展開イメージ
コーナー展開イメージ

デジタル化による地域の暮らし支援

デジタル化による地域の暮らし支援も構想している。まず、JR東日本駅でのオンライン診療サービスの拡大、それに伴う処方薬の集荷・配送で協力。日本郵政グループの「ゆうちょ銀行」、JR東日本の交通系ICカード「Suica」の機能を使えるようにしたアプリの「モバイルSuica」との連携、両社グループ共同による加盟店開拓でキャッシュレスサービスの提供を検討していく。

ゆうちょ銀行とモバイルSuica の連携イメージ
ゆうちょ銀行とモバイルSuica の連携イメージ

 

松原 沙甫

アマゾンが送料無料ラインを3500円に値上げ/「楽天市場」の基本出店料を6/1から約3割値上げへ【ネッ担アクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

2 years ago
2024年2月23日~2024年2月29日にアクセス数の多かった記事のランキングを発表! 見逃している人気記事はありませんか?
  1. アマゾンが送料無料ラインを2000円から3500円に値上げ。「Amazonプライム会員の利用価値がさらに高まる」の声

    3月29日以降、通常配送の送料無料ラインを3500円以上に変更。Amazonプライム会員、Prime Student会員は、購入金額にかかわらずで引き続き配送料を無料で利用できる

    2024/2/26
  2. 「楽天市場」の基本出店料を約3割値上げへ(6/1から)。楽天グループが初めて月額固定費の引き上げに踏み切る理由とは?

    近年の物価や人件費、電気代、システム管理費などの高騰を含む外部環境への変化対応に加え、AIなどイノベーションへの適応、さらなる店舗運営の支援やユーザビリティを強化するため、月額固定費の基本出店料を引き上げる

    2024/2/26
  3. 2024年の小売事業者向けSEO対策は「体験に基づく」「役立つ」コンテンツがカギ! ローカルSEOにも商機あり

    ユウキノイン代表取締役の酒匂雄二氏が、「E-E-A-T」などのSEOを中心に2024年のEC運営で注力すべきポイントや展望を解説します

    2024/2/26
  4. 今度こそ越境ECブームは本物なのか? ベンダー、ユーザー、事業者の記事から考える【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2024年2月19日~2月25日のニュース

    2024/2/27
     
  5. 2024年度は6割の企業で「賃上げ」。給与は平均4.16%増、総人件費は平均4.32%増の見込み

    政府は、賃上げの計画を立てた企業を対象に、設備投資を支援する補助金を新設する方針を示すなど積極的に企業の賃上げを後押ししている。2024年は賃金改善の動向が大きく注目されている

    2024/2/26
     
  6. 新日本製薬、生成AIで広告クリエイティブを制作。マーケティング施策のPDCA高速化+コストと手間の削減を狙う

    画像生成AIを活用した広告クリエイティブ制作の効率化・高度化のPoCを開始。まずは、化粧品広告のラインバナー用の商品画像生成からスタートする

    2024/2/28
     
  7. コンテンツ+ECで売上を伸ばす「メディアEC」とは? メリット+成功事例を解説

    ECサイト構築サービス「カラーミーショップ byGMOペパボ」のオウンドメディア「よむよむカラーミー」の編集長が、「メディアEC」について解説します【連載1回目】

    2024/2/27
     
  8. 【EC向けChatGPT活用】「XとInstagramの投稿文」「キャッチコピー」「メルマガ」を生成AIは作れるのか? 時短につながる?

    話題を集めている生成AIの「ChatGPT」。ECビジネスのシーンで活用する方法などを、現役中小企業診断士が解説【第4回】

    2024/2/28
     
  9. 楽天、Open AIと通信業界に向けた最先端のAIツールを共同開発

    OpenAIは2023年に楽天グループのAI分野における戦略的パートナーとして参画。最先端のAI技術の活用を通じ、ECにおける購買活動に革命をもたらし、世界中の人々へ新たな価値を創出すると発表している

    2024/2/27
     
  10. 中古品二次流通のオークネット、酒買取販売のJOYLABと「ブランディア」のデファクトスタンダードをBEENOSから買収

    デファクトスタンダードはブランドやアパレルの買い取り販売サイト「ブランディア」を運営。JOYLABは酒類の買い取り販売や資産管理アプリの運営などを手がけている

    2024/2/27
     

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    藤田遥

    LTVを最大化させる集客手法、購入率アップ施策、物流ノウハウを学べるオンラインセミナー【3/14開催】

    2 years ago

    ジェイフロンティアは3月14日(木)、スクロール360、SAKIYOMIと3社合同のオンラインセミナー「集客~購入率UP、物流まで LTVを最大化する手法をまるっと解説セミナー」を開催する。

    ▼「集客~購入率UP、物流まで LTVを最大化する手法をまるっと解説セミナー」(3/14開催)

    セミナー スクロール360 ジェイフロンティア SAKIYOMI

    売上拡大に重要なLTVを最大化させるための集客手法、購入率UP施策、物流ノウハウを解説。「次世代CRM物流」のさまざまな成功事例や物流最新情報なども紹介する。

    講師として、スクロール360の高山隆司氏、ジェイフロンティアの綿谷洋希氏、SAKIYOMIの大山祐佳氏が登壇する。

    こんな方にオススメ

    • 集客施策がマンネリ化している
    • Instagramを活用した集客がしたい
    • 他社と差別化するための商品を開発したいと考えている
    • 計画的に年商100億円を突破する方法を知りたい
    • 最新のCRM物流について知りたい
    • 物流の効率化を考えている

    タイムスケジュール

    • 13:00~13:05
      開始挨拶・アナウンス
    • 13:05~13:25【第1部:集客】
      2024年最新版!平均4.2ヶ月で1万フォロワー 次に来るInstagram運用セオリー(SAKIYOMI 大山祐佳氏)
    • 13:25~13:45【第2部:購入率UP】
      ヒットD2CブランドのLP分析から分かった【差別化・LP訴求力アップ】のポイントとは?(ジェイフロンティア 綿谷洋希氏)
    • 13:45~14:05【第3部】
      「次世代CRM物流」でLTV最大化!おもてなし物流で売上アップの事例をまるっとご紹介(スクロール360 高山隆司氏)
    • 14:05~14:15
      質疑応答・個別相談時間

    開催概要

    • イベント名:集客~購入率UP、物流まで LTVを最大化する手法をまるっと解説セミナー
    • 日時:2024年3月14日(木)13:00~14:15
    • 開催方法:Zoom
    • 参加費:無料(事前申し込み必要)
    • 主催:ジェイフロンティア
    • 詳細と申し込みhttps://lp.jfrontier.jp/webinar-20240314-scroll360
    藤田遥

    「最大70%割引」「最大25.5%のポイント付与」。Yahoo!ショッピング内の「超PayPay祭」は3/1スタート

    2 years ago

    LINEヤフーは3月1日から、「Yahoo!ショッピング」内でセール「超PayPay祭」を実施する。

    「Yahoo!ショッピング」内でのセール期間は3月1日~3月18日1時59分まで(画像は「PayPay」のキャンペーンページから編集部がキャプチャ)
    「Yahoo!ショッピング」内でのセール期間は3月1日~3月18日1時59分まで(画像は「PayPay」のキャンペーンページから編集部がキャプチャ)

    「超PayPay祭」は、2月16日から4月15日まで全国の「PayPay」加盟店などでお得に買い物を楽しめるキャンペーンで、「Yahoo!ショッピング」内でのセール期間は3月1日の0時から3月18日の1時59分まで。

    「Yahoo!ショッピング」内での「超PayPay祭」期間中には、家電や食品、日用品などの「タイムセール」も実施。対象商品は最大70%割引となる。

    3月16日の0時から3月18日の1時59分までの最終2日間は、事前の買い物などの条件を満たすと、最大25.5%の「PayPayポイント」が貯まる。

    このほか、セール期間中の3月4日から、月内の3月31日までは、「Yahoo!ショッピング for PayPayアプリ」内で商品を購入した際に、購入金額の最大5%の「PayPayポイント」が付与される「PayPayクーポン」が利用できる。クーポンの適用は「Yahoo!ショッピング for PayPayアプリ」限定で、利用回数は1回のみ。100円以上の支払いで使える。

    「PayPay」アプリからも買い物可能

    LINEヤフーとPayPayは2月21日から、「PayPay」のアプリ内から「Yahoo!ショッピング」で取り扱う商品が購入できる「Yahoo!ショッピング for PayPayアプリ」を提供している。

    「PayPay」のアプリ内から「Yahoo!ショッピング」の買い物をするイメージ
    「PayPay」のアプリ内から「Yahoo!ショッピング」の買い物をするイメージ

    「PayPay」と「Yahoo! JAPAN」のIDを連携しているユーザーは、「Yahoo!ショッピング」と「Yahoo!ショッピング for PayPayアプリ」の情報が同期され、「カート」や「お気に入り」に入れた商品や注文履歴などの情報が閲覧できる。

    通常の「Yahoo!ショッピング」での買い物時と同様、「PayPay」で支払うと「毎日5%」、2023年11月に提供を始めた「LYPプレミアム」(LINEヤフーが提供するサブスクサービス)の会員はさらに+2%が追加され「毎日7%」の「PayPayポイント」が貯まる。

    高野 真維
    確認済み
    1 時間 12 分 ago
    ネットショップ担当者フォーラム フィード を購読

    人気記事トップ10

    人気記事ランキングをもっと見る