ネットショップ担当者フォーラム

パルグループHDの2024年2月期EC売上高は22%増の483億円、5年後に1000億円めざす計画

1 year 10ヶ月 ago

パルグループホールディングス(HD)の2024年2月期EC売上高は、前期比22.3%増の483億9700万円だった。

EC売上高の内訳は自社ECの「PAL CLOSET」が同25.4%増の192億7700万円、「ZOZO TOWN」が同18.9%増の247億1500万円、その他が同28.8%増の44億500万円。構成比は自社ECが39.8%、「ZOZO TOWN」が51.1%。

パルグループホールディングス(HD)の2024年2月期EC売上高は、前期比22.3%増の483億9700万円
セグメント別売上高(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

グループ全体の連結売上高は同17.1%増の1925億4400万円。連結売上高に占めるEC売上高の割合は25.1%だった。2023年2月期の連結売上高に占める割合は25.7%だったため、2024年2月期のEC売上高割合は同0.6ポイントの減少となっている。

パルグループの公式アプリ「PAL CLOST(パルクローゼット)」の2024年2月期会員数は、同23.9%増の958万人アプリ会員数は、アプリダウンロード数とWebのみの会員数を合計したもので、2025年2月期は同25.3%増の1200万人を計画している。

パルグループHDの2025年2月期におけるEC売上高は、同24.0%増の600億円を見込む。将来的には、5年後の2029年2月期にEC売上高1000億円を計画している。

パルグループホールディングス(HD)の2024年2月期EC売上高は、前期比22.3%増の483億9700万円
EC売上高の推移(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

 

松原 沙甫

お香の松栄堂がアプリ活用で顧客ロイヤリティUP、3年間で月間アクティブユーザー数約1.9倍

1 year 10ヶ月 ago

お香などの製造・販売を手がける松栄堂は、顧客のロイヤルティー強化、店舗とECそれぞれでの購買行動を可視化したデータ活用を目的に構築したアプリにより、3年間で月間アクティブユーザー数数が1.9倍に増加した。

ecbeing(イーシービーイング)のスマホアプリ構築サービス「OMOアプリ+」を導入し、店舗とECサイトで活用できる自社アプリを構築・活用。店頭でスタッフがアプリ登録を誘導しており、現在のアプリインストールは約3万7500回、月に最大約900人が会員として登録している。

月間アクティブユーザー数の推移は、2021年が4600人、2022年は7700人、2023年には8800人と増加、導入から3年で約1.9倍となった。

松栄堂における公式アプリの特徴は2点。1つ目が、店舗・ECにおける新商品やイベントの告知を確認することができること。季節に合わせたお薦めの香りを試せる「香りにであう会」、厳選した香木を聞香スタイルで聞くことができるミニサロン「ひととき」など、リアルで実施する催しへの案内・告知を行い、イベントへの集客を増やしている。

2つ目が、アプリ内での会員証表示。店頭での会計時に会員証を提示してもらうことで、購入金額ごとにポイントを付与している。たまったポイントはクーポンやプレゼントと交換することができ、クーポンはECでも使用できる。

お香などの製造・販売を手がける松栄堂は、顧客のロイヤルティー強化、店舗とECそれぞれでの購買行動を可視化したデータ活用を目的に構築したアプリにより、3年間で月間アクティブユーザー数数が1.9倍に増加

松栄堂は今後、アプリ会員のメリットをさらに高めるため、アプリを最大限に活用したサービスも検討している。

松栄堂が導入した「OMOアプリ+」は店舗とECをつなぐマーケティング特化のアプリ。店舗・ECの顧客情報を共通管理でき、適切な会員セグメントでマーケティング施策を行うことができる。会員証の表示やポイントの付与、PUSH通知機能などの機能を標準で用意しており、要望に合わせてカスタマイズにも対応する。

松栄堂が導入した「OMOアプリ+」 ecbeingのマイクロサービスとして提供
「OMOアプリ+」の特徴

 

松原 沙甫

ECサイトのアクセス数アップのポイントは、自社にとって「エンゲージメント」が高いユーザーを意識すること | 強いEC会社を支えるネットショップ担当者を作る人財育成講座

1 year 10ヶ月 ago
EC事業の内製化を目標に、ECマーケティングに関連するテーマを設定し、判断をするための考え方を解説します【連載4回目】

「EC事業を内製化する」――それは必ずしも、「Webサイトやコンテンツの制作スキルを身につける」「リスティング広告の運用を自社内で行う」「自社サイトのシステム改修をECチーム内で解決する」ことを意味しません。ECに関係する専門的な領域は、すでにいち担当者の努力でどうにかなる時代ではなくなっています。

この連載では、EC事業の内製化を目標に、ECマーケティングに関係するテーマを設定、その判断をするための「考え方」を伝えていきます。4回目も「売上の公式の『真実』」をテーマに、アクセス数を上げるコツや注意点などを解説します。

強いEC会社を支えるネットショップ担当者を作る人財育成講座
  1. ECのマーケティングとは? 「売り上げを伸ばす」ってどういうこと? EC事業の内製化に大切なポイントを解説!
  2. 客単価が2倍=売り上げも2倍!はウソ? 事例に学ぶ売上の公式の「真実」とは
  3. コンバージョン率が高い=良いECサイト? 「割り算」で算出する数値には注意しよう!
  4. ECサイトのアクセス数アップのポイントは、自社にとって「エンゲージメント」が高いユーザーを意識すること

ECのマーケティングは「ヒト・モノ・カネ・情報といった自社のリソース」と「外部のマーケティングソリューション」を組み合わせて、「結果としての売り上げと利益を最大限に伸ばす」ことが求められます。

つまり「EC事業の内製化」とは「業務の内製化」ではなく、「判断の内製化」なのです。ECの戦略・方針、日々のアクション・行動、そしてソリューションの選択が成果につながっているか、これだけは社内のネットショップ担当者でなければ判断ができません。

「強いEC会社を支えるネットショップ担当者を作る人財育成講座」では、ECマーケティング人財育成(ECMJ)が、こうした判断を行えるEC担当者育成に向けたポイントを解説します。

セッション数の「真実」とは?

ネッタヌネッタヌ

前回、前々回はECの「売上の公式」における「客単価」と「コンバージョン率(CVR)」の「真実」でした。「真実」に少しビックリしたけど、スッキリした気もします。

石田麻琴(以下、石田)

客単価もコンバージョン率も根本的に「何倍」にもできるデータ項目ではないからね。それをきちんと理解しただけでも、EC運営における判断がスムーズになると思うよ。

ネッタヌネッタヌ

そして「売上の公式」で最後に残っているのが「セッション数(アクセス数)」なんですが……。もしかして、今日はセッション数の「真実」のお話?

石田

そう。今日はセッション数について話そうと思う。ただ、セッション数については客単価やコンバージョン率のような「不都合な真実」はないですよ。

ネッタヌネッタヌ

良かったぁ~

石田

それはなぜだと思う? 実はコンバージョン率の話をした時に、少しだけ触れたんだけれど……。

ネッタヌネッタヌ

わかった! セッション数は「足し算」のデータ項目だからだ!

石田

さすがネッタヌ君! そのとおり!

EC売上アップに大切なことは「セッション数」を増やすこと

ネッタヌネッタヌ

前回、石田さんが「足し算のデータ項目は基本的に増えれば増えるほど良い」と言っていた気がします。

石田

そうなんだよ。「足し算」のデータ項目は「割り算」のデータ項目とは違って、基本的には増えれば増えるほどいい。

客単価やコンバージョン率はあくまで「割り算」のデータ項目であること、そして客単価やコンバージョン率を「何倍」にもすることは非現実的であること。この2つの事実を考えると、「売上の公式」の「真実」って何だと思う?

ネッタヌネッタヌ

EC事業の売り上げを伸ばすためには「セッション数を増やす」しかない!

石田

大正解! これはあくまで「売上の公式」を目安にした場合だけれど、「セッション数」を増やすことが大切なわけだ。もちろん、客単価アップやコンバージョン率アップのための改善施策を実施した上でね。

ネッタヌネッタヌ

よし、これからじゃんじゃんセッション数を増やしていくぞ~。とにかく集めまくるぞ~!

石田

ちょっと待った! せっかくなので、もう少しセッション数について深掘りしていきたい。闇雲にセッション数を集めても売り上げにはつながらないんだよ。

ネッタヌ君は「エンゲージメント」って言葉、聞いたことあるよね?

ネッタヌネッタヌ

はい。最近、いろいろなところでエンゲージメントって言葉を耳にしますし、「ネットショップ担当者フォーラム」でもたびたび出ています。ただ、いまいちエンゲージメントの意味が腹落ちしていなくて……。

石田

エンゲージメントは直訳すると日本語で「婚約」「約束」「契約」という意味なのだけれど、これだとわかりにくい。ビジネス的な使い方だと「親密さ」「結びつき」「共感」を意味するけれど、これでも頭にスッとは入ってこないよね。

自社のネットショップにおけるエンゲージメントの高いお客さま」みたいな表現をすると、もう少しわかりやすくなるかもしれない。

ネッタヌネッタヌ

自社のネットショップにおけるエンゲージメントの高いお客さま……。もしかして、「自社のネットショップのことが大好きなお客さま」ってことですか!?

石田

うん。それくらいの理解で覚えておいてもらえると良いと思うよ。

では、なぜこの「エンゲージメント」という言葉を出したのか。それは、ECサイトのセッション数を増やす上で、この「エンゲージメント」が重要になってくるからなんだ。ここを覚えておいてほしい。

ネッタヌネッタヌ

ん? なんだか期待していた「真実」っぽい話?

EC内製化 売上の公式 売り上げを伸ばすためにはセッション数を増やす ECMJ 人財育成
「売上の公式」上では、売り上げを伸ばすためにセッション数を増やすことが重要

エンゲージメントが高いユーザーを集めよう

石田

つまり、闇雲にセッション数を集めるのではなく、「エンゲージメントが高いセッションを集める」ことが大切なんだ。もちろんセッション数を集める時点では、「エンゲージメントが高い『可能性がある』お客さま」ということになる。

ネッタヌネッタヌ

なるほど! たとえば、ECサイトにあまり興味がなさそうな人を1000人集めるよりも、ECサイトに興味がありそうな100人を集める方がいいってこと?

石田

その通り。前回触れたコンバージョン率についても、実はコンバージョン率を上げるための方法の1つは「ECサイトに興味がありそうなお客さま」を集めることなんだよ。

「コンバージョン率」という単体のデータ項目だけを考えると、「商品画像の追加」や「商品説明文の改善」など、どこか「サイト改善」に話が寄っていきがちなんだけど、もっと重要な対策は「興味がありそうなお客さまを集客する=エンゲージメントの高そうなお客さまを集客する」なんだよね。

だって、ほしいお客さまを集めれば、自然にコンバージョン率は上がるじゃない。

ネッタヌネッタヌ

ちょっと質問! たとえば闇雲に1万人集めたとして、そのなかに100人くらい「興味があるかも?」っていう人がいるかもしれないじゃないですか。それではダメなの?

石田

うーん、それは難しいところなんだけれど……。もう少し「闇雲」の人数を絞っていきたいかな。

たとえば、X(旧Twitter)やInstagramを集客導線として活用しているネットショップは多いと思うんだけれど、エンゲージメントが低い、つまり投稿におけるフォロワーの反応が少ないアカウントは表示が減っていく――フォロワーのタイムラインに表示されにくくなっていくんだ。逆に言えば、エンゲージメントの低いフォロワーは「無理に獲得しない方がアカウントにとって良い」という流れになってきているとも言える。

2023年からスタートした、Googleのデータ分析ツール「GA4」でも「エンゲージメント」のデータ項目が重要視されるようになったよね。

ネッタヌネッタヌ

うー……今日の話はなかなか難しいなぁ。つまるところ、ネットショップはセッション数を増やすしかないけれど、闇雲にセッション数を増やすのは良くなくて、エンゲージメントが高そうなお客さまを集めればコンバージョン率も上がる可能性があるという……。

石田

少し難しかったかもね。でもこれは、あくまで「売上の公式」を前提とした話なんだよ。「売上の公式」は計算式としては非常にわかりやすいんだけど、そこには表現できないさまざまな事実や要素が絡んでいるんだよね。ここを理解した上で「売上の公式」を活用してもらえるといいかもしれないね。

ネッタヌネッタヌ

「売上の公式」……奥が深かったのか……。

闇雲にユーザーを集めるのではなく、「エンゲージメントが高い」ユーザーを集める

まとめ

石田

最後に今回のコラムを少しまとめるね。

「売上の公式」をベースにした考え方の場合、客単価やコンバージョン率の対策をした上で、最後はセッション数を増やし続けるしかECサイトの拡大はない。しかし、闇雲にセッション数を増やすのではなく、「エンゲージメントの高い『可能性のある』お客さま」を集めることが重要。これがコンバージョン率アップにもつながってくる。SNSや「GA4」を観ても、「エンゲージメント」を重要視する流れにトレンドが動いている。

こんなところだね。

ネッタヌネッタヌ

ねぇ、石田さん。とっても聞きたいことがあるんだけれど……。エンゲージメントの高い「可能性のある」お客さまやフォロワーさんって、どうやって集めるの?

石田

なかなかマーケティングっぽい話を聞いてくれるじゃないか。じゃあ、次回から「集客のコツ」についてわかりやすく話していこうか!

ネッタヌネッタヌ

とっても楽しみ! 楽しみすぎて来月まで眠れなさそうー!

石田

睡眠はちゃんととろうね!

ECマーケティング人財育成は「EC事業の内製化」を支援するコンサルティング会社です。ECMJコンサルタントが社内のECチームに伴走し、EC事業を進めながらEC運営ノウハウをインプットしていきます。詳しくはECMJのホームページをご覧ください。

X(旧Twitter)も運営しています。こちらもあわせてご覧下さい。

石田 麻琴

デイトナ・インターナショナルが通販サイト「Daytona Park(デイトナパーク)」にEC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」を導入

1 year 10ヶ月 ago

デイトナ・インターナショナルは、公式通販サイト「Daytona Park(デイトナパーク)」にEC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」を導入した。

店舗在庫表示、会員ランクごとの割引価格による並び替えを実装

「Daytona Park」は、「あらゆるひとが思い思いに楽しみながら、新たな好きに出会い、つながるコミュニティ」をコンセプトに、特定ブランドに偏らずさまざまなアイテムを取り揃えているモール型のアパレルECサイト。

デイトナ・インターナショナル Daytona Park デイトナパーク ZETA SEARCH
デイトナ・インターナショナルが運営する通販サイト「Daytona Park」
(画像は「Daytona Park」のサイトからキャプチャ)

商品詳細ページにて、ECサイトだけでなく店舗の在庫状況も確認できるようになった。在庫状況の可視化で、商品の実物を見てから購入可否を判断したいユーザーにとっては導線がスムーズになり、企業にとっては販売機会の損失防止が期待できるという。

デイトナ・インターナショナル Daytona Park デイトナパーク ZETA SEARCH 店舗在庫の表示でリアルへの導線を確保し、CX向上につなげる
店舗在庫の表示でリアルへの導線を確保し、CX向上につなげる

会員ランクに応じたシークレットセールなどが行われる際、各ユーザーは自分のランクにおけるキャンペーン価格が反映された状態で商品の閲覧と並び替えができるようになった。実際に購入できる価格で商品を比較・検討することができるため、利便性向上につなげられる。

デイトナ・インターナショナル Daytona Park デイトナパーク ZETA SEARCH 会員ランクごとの割引価格を反映した並び替えで、利便性を向上
会員ランクごとの割引価格を反映した並び替えで、利便性を向上

「ZETA SEARCH」とは

ECサイト内の検索における「絞り込み」「並び替え」の設定の自由度・柔軟性を追求したEC商品検索・サイト内検索エンジン。

キーワード入力時のサジェスト機能や、もしかして検索、ドリルダウン式の絞り込み、事前に検索結果の該当数を表示するファセットカウントなど、多数の検索機能を有している。

JRE MALL ZETA SEARCH サイト内検索 EC商品検索
「ZETA SEARCH」の基本機能(画像は「ZETA CX」サイトからキャプチャ)
藤田遥

月数千件の新規獲得がゼロに。「消費者庁まがいで権限逸脱」と非難の声も【インシップ広告差止訴訟まとめ】 | 通販新聞ダイジェスト

1 year 10ヶ月 ago
インシップ広告差止訴訟の係争が続いている。地裁に続き、高裁も適格消費者団体の差止請求を棄却した。12月に高裁でも適格団体が敗訴した。これまでの争点や双方の主張をまとめる

岡山の適格消費者団体が、インシップを相手取り起こしていた差止請求訴訟は昨年12月、広島高裁が請求を棄却した。「いわゆる健康食品」の暗示訴求に対する景品表示法の優良誤認の該当性が争点。高裁で適格団体は、「不実証広告規制」の規定を持ち出し事業者に根拠を要求したが退けられた。判決は、消費者庁にのみ運用が許される「不実証広告規制」がいかに強力な権限であるかを示唆している。

編注:消費者ネットおかやまとインシップの係争とは?

消費者ネットおかやまが、インシップが取り扱う健康食品「ノコギリヤシエキス」の暗示訴求の是正を求め、2020年2月、岡山地裁に差止請求訴訟を行った。インシップの販売する健康食品の広告が「医薬品と誤認され、景品表示法の優良誤認にあたる」と主張していた。

これに対して、岡山地裁は2022年9月に請求を棄却。岡山地裁は昨今の景表法処分で度々「無効」が指摘されてきた「打消し表示」の有効性も認めた。

消費者ネットおかやまは判決を不服として広島高裁に控訴したが、広島高裁は2023年12月12日、請求を棄却した。岡山地裁と同様に、「打消し表示」の有効性も評価している。

通販新聞ダイジェスト

健康食品の暗示訴求は景表法違反?「打消し表示」の有効性を認めた“暗示訴求”の差止訴訟とは

岡山の適格消費者団体が「いわゆる健康食品」の暗示訴求の是正を求めていた差止請求訴訟は、岡山地裁が請求を棄却。昨今の景表法処分で度々「無効」が指摘されてきた「打消し表示」の有効性も認めた
通販新聞[転載元]2022/10/19 7:00040

不実証広告規制とは?

「前記の表示について、当庁は景表法第7条第2項の規定に基づき、表示の裏づけとなる合理的根拠を示す資料の提出を求めたところ、資料が提出された。しかし、当該資料はいずれも、表示の裏づけとなる合理的根拠を示すものとは認められなかった」。消費者庁が、不実証広告規制を用い、優良誤認事件を公表する際の定型文だ。

景表法の立証責任と、景表法に基づく差し止め請求
景表法の立証責任と、景表法に基づく差し止め請求

規制は、景表法処分において、事業者に根拠の提出を求めるもの。本来、立証責任は行政側にあるが、立証に時間を要し、その間も被害拡大のおそれがあることを踏まえ、立証責任の転換を目的に導入された。

処分に際し、消費者庁は、表示内容・媒体・期間に加え、「あたかも」という文言を用いて誇大と決めた表示を認定。「実際」とのかい離を指摘する。ただ、根拠を否定した理由の詳細は明らかにされない

これについて、同規定で景表法処分を受けた大正製薬の審査請求(2022年)では、行政不服審査会が「理由が理解しやすく記載されているとは言い難い」「具体的記載が望まれる」と付言している。

地裁は請求棄却。「表示と商品内容にかい離なし」

消費者ネットおかやまは2019年7月以降、インシップに複数回に渡り表示の是正を求めてきたが、いずれも「受取拒絶」で返送されたため、2020年2月に提訴した。

消費者ネットおかやまが「新聞広告の表示に違法性がある」と指摘したインシップの健康食品
消費者ネットおかやまが「新聞広告の表示に違法性がある」と指摘したインシップの健康食品

対象の広告は、インシップが展開するノコギリヤシエキス配合の健食の新聞広告。一審、岡山地裁で適格団体は、イラストや「何度もソワソワ」などの表示から消費者の多くが「頻尿」を改善することがあると認識する可能性が高く、「医薬品」との誤認を招き、景表法の優良誤認にあたると主張していた。想起される頻尿改善効果の根拠の脆弱性も指摘した。

「ノコギリヤシエキス」の新聞広告
「ノコギリヤシエキス」の新聞広告

一方、インシップは、表示は抽象的内容で一般に許容される誇張の範囲にとどまると反論。仮に頻尿改善効果が想起されても、合理的根拠があり、表示と商品内容にかい離はないと主張した。

岡山地裁は、広告は全体印象から「頻尿の男性に向けた商品との印象を受ける」と判断している。ただ、疾病名や症状、具体的な治療効果の記載はなく、体験談も抽象的内容にとどまると評価。加えて、「個人の感想です」「健康食品のインシップ」などの打消し効果の有効性を認め、「医薬品との誤認を引き起こすおそれはない」と判断した。

頻尿改善効果も双方が示した肯定・否定を含む前立腺肥大症の男性を対象にした複数の研究論文を評価。肯定する研究報告も相当数みられ、「一定程度の改善効果が認められる可能性は否定しきれない」と判断。広告は「効果が得られる可能性があるとの印象を生じさせるものにとどまる」と、請求を棄却した。

高裁も地裁の判決を踏襲

そこで、消費者ネットおかやまが高裁で新たに持ち出したのが冒頭の「不実証広告規制」の規定だ。

規定は、昨年の景表法改正議論でも複数の消費者団体が権限付与を求めたが、見送られており、適格団体に運用権限はない。昨年5月の法改正でも「相当な理由」がある場合、差止請求権の行使にあたり要請できる規定にとどめられている。事業者が応じるかも努力義務だ。

だが、消費者ネットおかやまは規定の趣旨を前提に、頻尿改善効果の立証責任が事業者にあると指摘。インシップが示した配合原料の根拠資料では足りず、製品自体の根拠を提出していないことを理由に、根拠の未提出をもって「優良誤認」と推認できる不実証広告規制の「みなし規定」同様、優良誤認であるとした。

インシップは、適格団体に根拠の要求権限はなく、企業機密である製品の根拠情報を「公開の場である裁判で提出しないことをもって優良誤認と推認するのは暴論」と反論。頻尿改善効果は実証されており、消費者の認識と内容に齟齬はないため、優良誤認にあたらないと主張した。

差止請求の立証責任は適格団体にあり

高裁は、地裁判決を踏襲した上で、適格団体による差止訴訟で同様の規定はないと判断。「差止請求を行う場合の立証責任は、適格団体自身が負う」とした。

頻尿改善効果についても、合理的根拠の要件として定められている「客観的な実証」(試験・調査結果や専門家・専門家集団の見解、学術論文)と「実際の表示」が適切に対応していなくても「その指摘や根拠提出がないと主張するだけでは全く足りず、効果の否定を自ら立証すべきところ、特段の立証をしていない」として、優良誤認に該当しないと判示した。

差止請求の難しさ浮き彫りに

適格団体敗訴の理由の一つは、争点となる誇大と決めた表示、いわゆる“あたかも認定”を「医薬品との誤認」とした戦術ミスなど景表法に関する専門的知識の不足が指摘される。

インシップは医薬品でないことを立証すればよく、広告では繰り返し商品が健食であることを表示していた。そもそも医薬品的効果の標ぼうであれば、薬機法上の「未承認医薬品」の問題になる。「具体的にどのような表現が『あたかも頻尿を改善する効果』であるかを示す必要があった」(公取OB)との指摘がある。

それ以上に、立証責任が適格団体側にあることも、敗訴の大きな要因だろう。別の関係者は、「適格団体は、差止請求でもう迂闊(うかつ)に景表法の優良誤認を指摘できない」と指摘する。

一定のルールに基づき根拠資料をそろえる機能性表示食品であれば、適格団体の立証のハードルはさらに上がる。海外で医薬品として使われるノコギリヤシエキスの研究論文が根拠資料として認められていることもインシップに有利に働いた。

一方で、判決は、根拠否定の理由を示さず、処分を下す「不実証広告規制」がいかに強力な権限で、行政による景表法執行を支える重要な権限であるかも示している。

消費者ネットおかやまは上告を検討中

判決を受け、消費者ネットおかやまは、「立証できるだけの証拠がなく、裁判所を納得させられなかった」とコメント。最高裁への上告を「検討中」としている。

ただ、上告は、判決に憲法解釈の誤りや、裁判手続の規定違反などの理由が必要であり、仮に上告しても受理される可能性は少ないとみられる。

インシップ担当者が語る訴訟の影響

訴訟の影響と今後の対応をインシップ担当者に聞いた。

――判決の所感は。

高裁の指摘のとおり、適格消費者団体側の根拠資料が皆無であるにもかかわらず営業妨害を繰り返したと感じている。

――請求が認められた理由をどう考える。

原料メーカーと協議を重ね、きちんと製品を作っていた。存在するヒト試験データが完璧でなくても仕方ない面はある。とはいえ、データに基づきよい製品を売りたい。(今回でいえば)ポイントは成分量。根拠データと同量を配合していた。どこまで一致を求めるかはあるが、主張が認められた。少なくとも1%のものを100%かのように詐欺まがいのことは言わない。

――判決に納得しているか。

満足というか、当社の場合ここから動きだすのではないか。

――そのような気もする。

適格団体理事を含め責任を追及していくことを検討している。

――訴訟が多いイメージがある。

被害を受けた側が泣き寝入りするのはおかしい。本来はむしろ逆ではないか。

――企業イメージへの影響の懸念もある。

イメージが悪くなる理由がわからない。当社は主原料の採取地、配合量、配合濃度など「5W1H」の情報開示をしている。原価率が高く、知名度もないためテレビなど拡販に乗り出せないが、製品情報を詳細に示し、購入されるお客様は聡明だと思っている。理解してくれる方とつながることが重要だ。

「広告掲載不可」「風評被害」などで損害

――訴訟の影響は。

大手日刊紙一紙は、訴訟後に対象製品の掲載を断られ、地裁判決後に許可された。もう一紙は訴訟後も掲載可能だったが地裁判決後に断られ、今も止まっている同梱チラシは、対象製品に限らず掲載を断られている

風評被害も受けた。ツイッターなどで消費者団体関係者から“(当社が)指摘を無視してひどい”など複数の投稿が行われている。どこまで追及するかはあるが、責任は取ってもらいたい。

――損害は。

新聞広告が新規獲得のメイン。複数回の出稿で月数千件(本紙推計・1~3000件程度)あった獲得がゼロになった。

――適格団体に対する思いは。

正義感を振りかざし、立証責任をこちらに求めるなど法律で与えられた権限を逸脱して消費者庁まがいのことをしている。当社の調べでは、消費者ネットおかやまの理事、職員の多くは生活協同組合の関係者が務めている。生協の外圧団体のような組織が経済活動を邪魔してよいのかという思いはある。

――打消し表示の文字の大きさなど一部広告内容を変更した。

大きく変えていない。ただ、誤解を生むのであれば改善するのが当社の姿勢だ。一部の穿った見方には対応しないが、法的観点より指摘が適切か見極めている

――表現で留意されている点は。

DMでも病名は禁じている。サプリメントの役割・本質は補うことだ。だから医薬品と思われたくない。

適格消費者団体の敗訴相次ぐ

適格消費者団体による差止請求訴訟で敗訴が相次いでいる。定期契約条件の表示など最近の注目される訴訟を含め三連敗だ。いずれも、法の趣旨を逸脱した暴走が目立つ

定期契約条件の表示では、消費者被害防止ネットワーク東海(=Cネット東海)がファビウスを対象にした訴訟で2022年、最高裁の上告不受理により高裁判決が確定した。昨年8月には、京都消費者契約ネットワーク(=KCCN)がCRAVE ARKSに対して行った同様の訴訟も京都地裁が請求を棄却した(大阪高裁で控訴審が継続中)。

いずれも指摘を受けた企業は、広告で契約条件を繰り返し表示している。Cネット東海の訴訟では、「契約内容に関心のある消費者なら、少なくとも1つは見る。この部分にすら全く目を通さない消費者がいるとすれば、もはや保護に値しない」とまで判示。KCCNの訴訟でも「すべて見落として認識する可能性は低い」と判決が下された。

法を逸脱した「問題提起」に突き進んでいる?

だが、判決後、Cネット東海は、「消費者保護に反する不当な判断」との見解を公表。そこに謝罪や反省はない。

「特定商取引法における契約条件の表示は、義務表示の遵守で問題ないとされ、表示はしていても誤認があるという景表法上の問題にしたい」とKCCNは話す。コメントからは、義務表示ではなく、広告の印象で妥当性が変わる景表法で勝訴を得たいとの思いがにじむ。

ただ、法の趣旨を超え、自らの信念に基づく「問題提起」が目的化するのは問題だ。事業者側は、訴訟で「レピュテーションに大きな損害を受ける」(ファビウス)。インシップの訴訟でも、自らに「不実証広告規制」の権限がないことを知りながら、これを法廷で主張し敗訴しても社会的ダメージは少ない。団体の「適格性」を慎重に判断する必要があるのではないか。

※記事内容は紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをネットショップ担当者フォーラム編集部が追加している場合もあります。
※見出しはネットショップ担当者フォーラム編集部が編集している場合もあります。

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通販新聞

生活雑貨店「オーサムストア」のEC事業、元HMVジャパン社長の雨宮氏が代表のEC成長基盤が譲受

1 year 10ヶ月 ago

Eコマース事業の買収と成長支援を手がけるEC成長基盤は3月29日、生活雑貨店「オーサムストア」を運営するリテールトランスフォーメーション(RT)から、「オーサムストア」のEコマース事業を譲り受けた。

EC成長基盤は、メーカーや小売・卸売事業者のEC事業に資本参加し、Eコマースの運営ノウハウと専門人材を投入して事業を成長させる事業を手がける。EC成長基盤の雨宮雄一代表取締役は、元HMVジャパン(現ローソンHMVエンタテイメント)の代表取締役社長。

Eコマース事業の買収と成長支援を手がけるEC成長基盤は3月29日、生活雑貨店「オーサムストア」を運営するリテールトランスフォーメーション(RT)から、「オーサムストア」のEコマース事業を譲り受けた
EC成長基盤が提案する事業スキーム

「オーサムストア」はペット関連商材に強く、特に「猫の爪とぎ」シリーズはデザイン性に富み、高品質で店舗でも人気商品。EC成長基盤は「猫の爪とぎ」をEC上で拡販できると判断。EC事業の再生スポンサーとして応募し、「オーサムストア」の商標を含むEコマース事業を譲り受けた。

「オーサムストア」は生活雑貨の製造小売業として長年の歴史と実績がある。しかし、新型コロナウイルス感染症に伴う不調などで、RTは1月16日付で民事再生手続開始を申し立て、再生に向けてスポンサーを探していた。

「オーサムストア」はペット関連商材に強く、特に「猫の爪とぎ」シリーズはデザイン性に富み、高品質で店舗でも人気商品
人気商品の「猫の爪とぎ」シリーズ

民事再生手続きの開始以後、RTはリアル店舗を順次閉鎖、2月25日までにリアル店舗は全店閉鎖したものの、EC事業は販売を継続していた。

EC成長基盤は、RTの民事再生手続におけるスポンサー選定手続きを経てスポンサーに就任。今般、裁判所の許可を得て「オーサムストア」のEコマース事業を譲り受けることになった。

EC成長基盤は「猫の爪とぎ」を中心に他にも猫の関連商材を開発・販売。SNSやメディアによる猫の関連情報の発信や猫の関連イベントなどへの参加を通じて、「オーサムストア」のEコマース事業の成長に取り組んでいく。

松原 沙甫

物流の効率化に向けたシステム構築・連携とDX機器導入に補助金。「物流施設におけるDX推進実証事業費補助金」とは

1 year 10ヶ月 ago
補助金の割合は、「システム構築・連携」の支援上限が1社あたり2500万円、「自動化・機械化機器の導入」の支援上限が1社あたり1億1500万円

国土交通省は、物流施設における自動化・機械化・デジタル化の優れた取り組みに補助金を交付する「物流施設におけるDX推進実証事業費補助金」の募集を開始した。応募期間は4月3日から19日まで。

補助金の対象となる事業者は、倉庫事業者、貨物利用運送事業者、トラックターミナル事業者、貨物軽自動車運送事業者、物流不動産開発事業者。また、これらの事業者と共同で実施する事業者も含むことを想定している。

物流施設を保有・使用する物流関係事業者が、トラックドライバーの荷待ち・荷役の削減、施設の省人化を図るため、物流施設における「システム構築・連携」と「自動化・機械化機器の導入」を同時に行う場合、その経費の一部を支援する。

想定されるDX化の補助対象となる具体例として、以下の例をあげている。

  • 人の作業を減らす・なくす(機器の管理システムと自動化・省人化機器の導入、搬出入管理システムと立体自動倉庫の導入など)
  • 人の作業を見える化する(情報の可視化と連携を促進するシステムと情報を収集する機器の導入など)
  • 人の作業を助ける(AI-OCRあんどを活用した業務の効率化、Work Force Managementによる最適化ソリューションなど)

支援割合は2分の1で、「システム構築・連携」の支援上限は1社あたり2500万円、「自動化・機械化機器の導入」の支援上限は1社あたり1億1500万円。システム構築・連携とDX機器の導入は同時に行うことが支援条件。

国交省の「物流施設におけるDX推進実証事業費補助金」
「物流施設におけるDX推進実証事業費補助金」について(画像は国交省の公表資料からキャプチャ)

なお、補助金の審査基準は、申請事業者単体に関することとして①DXを行う理由や目的(ビジョン)が明確か②DX施策を行うスケジュールや実施体制が現実的か③DX施策の費用対効果が高いか――など。

業界全体への貢献に関することとしては、①モデルケースとしての先進性・独自性があるか②物流業界全体への波及を見据えた横展開が容易か――などをあげている。

松原 沙甫

【楽天市場】2024年の方向性。「SPU変更の影響」「顧客育成」「物流関連」ほか注目トピックスを亮常務執行役員が語る | 通販新聞ダイジェスト

1 year 10ヶ月 ago
2024年の「楽天市場」はどのような成長戦略を描いているのか? 足元の施策の効果を振り返りつつ、楽天グループの松村亮常務執行役員に今後の展望を聞いた

楽天グループが運営する仮想モール「楽天市場」の流通が好調だ。2023年第3四半期(7~9月)の国内EC流通総額は、前年同期比15.7%増の1.6兆円に。「楽天スーパーセール」や「お買い物マラソン」といった大型セールの流通総額増が成長に寄与している。2024年における楽天市場の成長戦略について、松村亮常務執行役員コマース&マーケティングカンパニーシニアヴァイスプレジデントに聞いた。

 楽天グループ 常務執行役員 コマース&マーケティングカンパニー シニアヴァイスプレジデント 松村亮 氏
 楽天グループ 常務執行役員 コマース&マーケティングカンパニー シニアヴァイスプレジデント 松村亮 氏

楽天経済圏のマーケティングをアップデート

「楽天モバイル」利用者を優遇

――「楽天ポイント」付与に関して、携帯電話サービス「楽天モバイル」利用者の優遇に舵を切った。

昨年12月、楽天経済圏におけるマーケティングの方法をアップデートした。従来は、ちょっと乱暴にいえば楽天市場と楽天カードが両輪となり、経済圏全体を成長させてきたわけで、特に両サービスを使っているユーザーがロイヤルユーザーと位置づけられていた。

ポイントアッププログラム「SPU」の変更を受けて、楽天カードユーザーが引き続き楽天市場で大きなシナジーを作っていくことに変わりはないが、それ以上に楽天モバイルユーザーに大きなベネフィットを還元するという形となり、市場・カード・モバイルの3サービスの共同マーケティングを加速していく。

SPU変更の影響は狙い通り

――SPUの変更は12月のスーパーセールへどんな影響を与えたのか。

1人あたりの購入額をみると、楽天カードのみのユーザーは、カード・モバイルどちらもないユーザーと比較して+30.9%、楽天モバイルのみのユーザーは同+31.6%、どちらもありのユーザーは同+91.1%だった。

――ただ、カードとモバイル保有者の購入額が多いのは、SPU改変以前から傾向として変わらないのでは。

増加率が増えたというよりは、ヘビーユーザーの母数が増えたということ。もともと、経済圏におけるヘビーユーザーがカード・モバイル双方を所持していたのは事実。ただ、今回の改変でカードだけ所持していたユーザーがモバイルを使うようになり、モバイルを使っていても楽天市場で買い物をしていなかった人が買い物をするようになった

――高い商品を買うとポイント上限に達しやすくなったので、セール時に複数店舗で購入することでポイント倍率が上昇する「買い回り」がしづらくなるのでは、と懸念する店舗もあったが。

どちらかというと、買い回りイベントはSPUとは別に計算されるボーナスポイントを目当てにするユーザーが多いので、そこまで買い回り店数への影響は出ていない。ただ、スーパーヘビーユーザーがSPUのポイント上限にかかりやすくなったのは事実なので、そういった人たちの支出がやや鈍化するという傾向はあった。

一方で、そういった人たちがもらえなくなったポイントが、ライトユーザー寄りの人たちに還元されることになったわけだ。トータルとしては、狙っていた循環が起こせていると思う。

――買い回りイベントに関しても、付与上限ポイントを変更するといった実験を行っている。

イベントの開催頻度を増やしたり、顧客ロイヤリティー別に最大倍率設定を設定したり、特定ジャンルごとのポイントアップを行ったりすることで、ライトユーザーをロイヤルユーザーに育てていく仕組みを導入したい。買い回りの仕組み自体はものすごく強いものだが、それにあぐらをかかず進化させていきたい。

顧客育成戦略「買い回り」「Webコンテンツ」

――ライトユーザーをロイヤルユーザーに育てていくための取り組みについて。

これは今期の注力ポイントだ。当たり前のことだが、楽天市場の価値をもう一度伝えていきたい。楽天市場の魅力的なポイントを訴求した動画や記事を作り、ユーチューブやインスタグラムなどで発信する。

育成ドライバーとなるイベントに顧客を誘引

――アマゾンなどの競合で買い物をしているユーザーを取り込むための施策を、具体的に教えてほしい。

まず、楽天市場を認知してもらい、買い物をしてもらうのが第1段階。これは楽天市場に来たユーザーにだけプロモーションをしても仕方がないので、外部にいる潜在的なユーザー向けにプロモーションしていく、楽天市場で買い物したユーザーをヘビーユーザーにしていくという第2段階については、「育成ドライバー」と位置づけるイベントに参加してもらうようにする。

その典型が買い回りイベントだ。「こんなにポイントが貯まるんだ」ということを一度体験してもらえれば、ヘビーユーザーになってくれるだろう。そういったドライバーをユーザーに体験してもらうために、こちらから主体的に仕掛けていきたい。

――具体的にどんな動画や記事を配信するのか。

まさに企画しているところだ。今年のなるべく早いタイミングから仕掛けていきたい。

――ターゲットとなる年齢層はあるか。

楽天市場は30~40代女性が強いので、そこで取りこぼしている人たちを取り込んでいくとともに、男性や若年層も取っていくという両面作戦だ。Webの動画はさまざまなものが作れるので、ターゲティングもしやすい。

機能改善の進捗は上々

ほぼ全ての店舗がSKU対応完了

――昨年はSKU対応による商品管理への移行を進めた。

95%以上の店舗がSKUへ移行完了した。結果として、SKUへの対応がユーザーの「商品の見つけやすさ」につながっており、楽天市場内商品検索におけるクリック率は、バリエーションラベルや単価を表示した検索結果のほうが、表示しない検索結果の2倍以上となっており、SKUへの移行は結果として良かったのではないか。

定期購入の仕組みを刷新

――定期購入の仕組みについても全面的に刷新する。

今も定期購入の仕組み自体はあるが、ユーザーとしても店舗としても非常に使いづらい感じになってしまっているので、全面的に作り直す。通常の販売商品と定期販売商品を1ページで表示し、ユーザーが商品の購入方法を選択しやすいUIとする。

また、定期購入固定費として店舗から徴収していた月額5000円を廃止、売り上げに応じたシステム利用料のみとする。

また、ユーザー向け改変としては、通常購入価格より5%以上安価にするほか、SPU対象としたり、3店舗利用でポイント5倍にしたりする。

クーポン施策はターゲティングを追求

――出店者向けのクーポンサービス「ラ・クーポン」を4月から有料化する。

「ラ・クーポン」の開始以降、店舗のクーポン利用料を無料とするキャンペーンが続いていたが、これを終了し、有料化することでユーザーのクーポン獲得体験をもっと良くしていきたい

具体的には、ターゲティングの精度を高めることで、マーケティングの効率化を図る。クーポンが無くても買うユーザーには発行せず、クーポンの有無で購買を決めるユーザーには200円割引クーポンを発行、割引額が大きいクーポンがあれば買うユーザーには500円割引クーポンを発行といったように、クーポンによるユーザーの購買動向を分析し、効率的に値引き原資を振り分けるといったことが考えられる。

「ラ・クーポン」の概要(2024年2月時点。画像は「楽天市場」から編集部がキャプチャ)
「ラ・クーポン」の概要(2024年2月時点。画像は「楽天市場」から編集部がキャプチャ)

物流は「リードタイム縮小」「急がない便」の両輪を推進

――物流関連の取り組みについて。

「共通の送料込みライン」に関しては、95%以上の店舗が導入し、導入店舗の流通成長は未導入店舗を大きく上回っている。また、昨年6月には「最短お届け可能日表示機能」を導入、最短いつ届くのか明確に表示することで、購買転換率が9%改善している。

ここから先は、それに加えて配送までのリードタイムを短くするとともに、必ずしも早く届けることを望まないユーザーに対しては、「自宅にいるときにきちんと届ける」ために「急がない便(仮称)」の導入を実現していく予定だ。

7月から「最強配送」をスタート

――リードタイム短縮については、配送品質が高い商品を優遇する仕組みとして、基準を満たした商品にラベルを付与する仕組み「配送品質向上制度」を導入する。

7月からのスタートで、名前を「最強配送」とする。楽天モバイルの「最強プラン」に合わせたわけではないが、スピード配送だけではなく、1人ひとりにあわせたベストな受取選択肢を提供できる商品にラベルを付与する。

RSLを機能拡充

――物流代行サービス「楽天スーパーロジスティクス(RSL)」の機能拡充について。

今まではどちらかというと画一的なサービスだったので、「こういったオペレーションに対応してもらえないと使えない」という店舗もあったが、そういった要望のなかでもニーズが大きいものについては、少しずつサービスメニューに加えている

RSL利用店舗の成長率は高く、ショップ・オブ・ザ・イヤー受賞店舗中でも利用店舗はかなり多くなっている。

インフラ投資に注力

――1月25日の「新春カンファレンス」における三木谷社長の講演では、AIを使った店舗支援サービスの導入が発表された。

昨今は大規模言語モデルや生成AIが大きな進化を遂げているわけで、それをきちんと楽天市場でも使っていく。店舗運営効率の向上と顧客体験の向上をめざしたい。

――AIなど、インフラへの投資を積極的に続ける。

2019年から2023年の5年間で、楽天市場における各種インフラコストの合算推移は約1.6倍に拡大した。ここへの投資を止めると楽天市場の進化は止まってしまうので、引き続き積極的に投資を続けていく

そのため、全出店プランにおいて、月額出店料部分の値上げをお願いすることになった。物価高の影響もあり、システムコストが増大しており、ここからAIなどにも投資を続けていかなければいけない。

もちろん、大半は楽天が負担するわけだが、その一部を協力してもらいたい。システムへの投資を続けていくことで魅力的な楽天市場を継続して作っていけると思っているし、結果的に店舗のためになると信じている。

※記事内容は紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをネットショップ担当者フォーラム編集部が追加している場合もあります。
※見出しはネットショップ担当者フォーラム編集部が編集している場合もあります。

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通販新聞

ヤマト運輸、「置き配」を「宅急便」「宅急便コンパクト」の受取方法に追加

1 year 10ヶ月 ago

ヤマト運輸は6月10日から、「宅配便」「宅配便コンパクト」の荷物の受け取りに「置き配」を追加する。「置き配」を利用できるのは、5600万人以上が登録している個人向け会員サービス「クロネコメンバーズ」の会員が対象。

「置き配」の対象となる荷物は、宅配便サービス「宅急便」、「宅急便」より小さなサイズの荷物を専用ボックスで届ける「宅急便コンパクト」。保冷宅配便の「クール宅急便」や、荷物の受け取り時に受取人が送料を支払う「宅急便着払い」、代引きサービスの「宅急便コレクト」は対象外となる。

「置き配」とは、荷物の受取人があらかじめ指定した場所に荷物を置くことで配達を完了する配送サービスで、配達時に印鑑を捺印する判取りは必要ない。「置き配」が可能な指定場所は、「玄関ドア前」「宅配ボックス」「ガスメーターボックス」「物置」「車庫」「自転車のカゴ」「建物内受付/管理人預け」など。

ヤマト運輸は6月10日から、「宅配便」「宅配便コンパクト」の荷物の受け取りに「置き配」を追加 受け取り可能な場所
「置き配」の指定可能場所

ヤマト運輸はこれまで、「クロネコメンバーズ」の会員を対象に、ヤマト運輸営業所やコンビニエンスストア、オープン型宅配便ロッカー「PUDOステーション」など全国5万か所以上といった自宅外での受け取り場所の拡大を推進。荷物の「お届け予定通知」「ご不在通知」サービスの提供など、荷物受け取りの利便性向上を図ってきた。

2020年6月から「置き配」にも対応したEC事業者向け配送商品「EAZY(イージー)」をスタート。現在、ヤマト運輸が取り扱う年間約23億個の宅配便のうち、「EAZY」の取扱個数は約5億個となっている。

「置き配」の認知やニーズが社会的にも広まりつつある状況を踏まえ、「EAZY」に加えて「宅急便」「宅急便コンパクト」の受け取り方法に「置き配」を追加することにした。これにより、再配達の削減、物流の効率化や温室効果ガス排出量の削減に貢献し、持続可能な物流の実現をめざす。

ヤマト運輸は6月10日から、「宅配便」「宅配便コンパクト」の荷物の受け取りに「置き配」を追加
「置き配」の受付からお届け完了通知までの流れ(イメージ)

 

松原 沙甫

2割強のユーザーが表示された広告を意図的にクリック。ネット広告に対して消費者に多い反応とは?

1 year 10ヶ月 ago

マイボイスコムが実施したインターネット広告に関するオンライン調査によると、直近1年間にインターネット広告が表示されたユーザーのうち、2割強のユーザーが意図的に広告をクリックしていることがわかった。調査の実施期間は2024年3月1~5日、回答者数は9405人。

直近1年間に、インターネット利用時に表示されたインターネット広告の種類を聞いたところ、「画面端に表示される画像の広告(バナー広告)」(77.2%)が最多。次点で「画面端に表示される動画の広告(動画広告)」(57.4%)、3番目に「コンテンツや記事の間に表示される広告」(56.2%)だった。

インターネット利用時に表示されたインターネット広告の種類(画像はマイボイスコムの調査結果詳細ページから編集部がキャプチャ)
インターネット利用時に表示されたインターネット広告の種類(画像はマイボイスコムの調査結果詳細ページから編集部がキャプチャ)

インターネット広告が表示されたユーザーに広告の内容を読むか聞いたところ、「ほとんど読まない」(64.9%)が最も多く、「だいたい読む」(31.9%)「内容やタイミングなどによっては、読むこともある」(2.1%)と続いた。

直近1年間に表示されたインターネット広告の内容を読むか
直近1年間に表示されたインターネット広告の内容を読むか

インターネット広告が表示された際に行ったことを聞いた質問では、「広告を閉じた」(52.3%)「インターネット広告を、間違えてクリックした」(51.3%)が上位に。一方で、「インターネット広告をクリックした(意図的に)」(22.6%)が3位に入った。

直近1年間に表示されたインターネット広告で、表示された際に行ったこと
直近1年間に表示されたインターネット広告で、表示された際に行ったこと

インターネット広告で不快に感じることは、「消せない広告、閉じにくい広告」(49.1%)が最多。「画面全体に表示される」(42.7%)「興味がない・関係ない内容の広告」(40.8%)「別画面やポップアップで自動的に表示される」(40.1%)もそれぞれ40%を超えており、多くのユーザーが不快に感じていることがわかる。

不快に感じるインターネット広告
不快に感じるインターネット広告

インターネット広告でネガティブ・不快に感じるものとして、回答者からは次のようなコメントがあった。

  • 何度も繰り返し同じ広告が流れると不快に感じる(男性24歳)
  • スマホのギガ数の契約が少ないのに勝手に動画を見せられること(男性61歳)
  • 終わりまでの時間を示される表示が正しくなく、大幅に長かった時にはスポンサーに不誠実さを感じる(男性70歳)
  • 消そうとしてもバッテンマークが小さかったり、途中で急に広告が降りてきて間違って押してしまう時に嫌な気持ちになる(女性21歳)

調査概要

  • 調査対象:「MyVoice」のアンケートモニター
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査時期:2024年3月1日~5日
  • 回答者数:9405人
高野 真維

楽天グループ、「楽天クラッチ募金」で「台湾花蓮地震被害支援募金」を開始

1 year 10ヶ月 ago

楽天グループは4月5日、インターネット募金「楽天クラッチ募金」で「令和6年台湾花蓮地震被害支援募金」への寄付受付を開始した。

4/8時点での募金は2300万円超(画像は専用ページからキャプチャ)

寄付希望者は、「楽天ポイント」「楽天カード」、VISA・Mastercardブランドの各種クレジットカード、「楽天銀行」指定口座への現金振込から寄付できる。

受付期間は4月5日(金)から5月7日(火)までを予定。寄付先は決まり次第、特設サイトにて告知するとしている。

瀧川 正実

小林製薬、実店舗とECで購入した「紅麹」配合製品のインターネット返品受付をスタート

1 year 10ヶ月 ago

小林製薬は4月6日、実店舗とECサイトで購入した「紅麹コレステヘルプ」など「紅麹」配合製品のインターネットからの返品受付を始めた。

対象製品は「紅麹コレステヘルプ 20日分」「ナイシヘルプ+コレステロール」「ナットウキナーゼさらさら粒GOLD」。

これまで、ドラッグストアなどの実店舗やECサイトで購入した顧客の返品は電話受付のみだった。

インターネットからの返品受付は、佐川急便が提供する回収サポートシステム「回収くん」を活用。「回収くん」は業務内容に応じた登録受付ページを簡単に作成し、「回収のみ」「同時交換」「発送のみ」の全輸送に対応できるシステムで、購入客が希望した荷物集荷日時に、佐川急便が直接集荷する。

小林製薬 インターネットからの返品受付は、佐川急便が提供する回収サポートシステム「回収くん」を活用
「回収くん」を活用した返品受付ページ(画像は編集部が専用ページからキャプチャ)

小林製薬は返品された製品を確認後、3週間程度で製品代金相当のQUOカードを購入客に送付するとしている。

瀧川 正実

アダストリア、“人”への投資を継続。2025年2月期も平均6%の賃上げを継続

1 year 10ヶ月 ago

アダストリアは2025年2月期、“人”への投資を継続する。

従来は平均2%だった賃上げを2024年2月期は6%に引き上げ。2025年2月期も平均6%の賃上げを続ける。

アダストリア 2025年2月期の展望について
2025年2月期の展望について(画像はIR資料からキャプチャ)

2024年2月期の483億3300万円で、連結売上高に占める人件費の割合は17.5%。2023年2月期の人件費は430億7600万円、売上高人件費率は17.8%だった。

2025年2月期は売上高人件費率が上昇すると計画。中期的にはEC事業やBtoB事業の伸長、労働生産性の向上で売上高人件費率の改善を図るとしている。

アダストリアは2023年の平均賃上げの引き上げの際、人材確保の競争環境が厳しくなっていると説明。生産性向上、競争力を高めるために賃金引き上げを実施するとしていた。

瀧川 正実

アダストリアの2024年2月期EC売上は10%増の689億円、EC化率は28.3%。広告出稿を募る広告事業もスタート

1 year 10ヶ月 ago

アダストリアの2024年2月期における国内ECの売上高は、前期比10.1%増の689億円だった。オープンアンドナチュラルのグループ入り、自社ECサイト「.st(ドットエスティ)」のモール化などが増収をけん引した。

国内売上高のうちEC売上高が占める比率(EC化率)は28.3%。「ドットエスティ」の売上比率は約15.1%だった。会員数は前期末比約200万人増の約1750万人。自社のリアルとEC店舗による「ドットエスティ」会員の売上比率は約7割となっている。

アダストリアの2024年2月期における国内ECの売上高は、前期比10.1%増の689億円 「.st(ドットエスティ)」
国内ECの売上高(画像はIR資料からキャプチャ)

2024年2月期は、外部企業が「ドットエスティ」に出店するモール型事業のオープン化が進んだ。2024年2月期末で8社9ブランドが出店。美容家電、コスメ、シューズ、インナーなど、各カテゴリーごとの有力企業が出店しており、取り扱いカテゴリーが充実した。

自社ECのオープン化、カテゴリーの充実などで、「ドットエスティ」への広告出稿を募る広告事業も開始。小売り企業が運営するECサイト内の広告掲載枠に、ブランドやメーカーなどの広告を配信するリテールメディア化を進めている。

アダストリア 自社EC「.st(ドットエスティ)」のオープン化
自社ECのオープン化(画像はIR資料からキャプチャ)

スタッフのインフルエンサー化も強化、SNSフォロワー数の増加に取り組んだ。期初にインセンティブの拡充、教育研修、分析ツールの3施策を導入し、スタッフをサポートした結果、個人SNSフォロワー数は1年で倍増し1000万人に達した。

アダストリア「.st(ドットエスティ)」 スタッフのインフルエンサー化
スタッフのインフルエンサー化(画像はIR資料からキャプチャ)

ここ数年間、自社ECによる売上高のうち、スタッフの投稿によるスタッフボードとSNS経由の売上は約3割と安定的に推移。スタッフと顧客との強いつながりの構築が、現在の堅調な成長につながっていると見ている。

投資額については今期(2025年2月期)、合計138億円を計画している。ECに関連する投資計画は、成長ブランドとOMO店舗「ドットエスティストア」など国内店舗開発に65億円。自社ECの強化、データ分析、インフラ・セキュリティー関連といったシステム投資に38億円。物流センターやオフィスなど、その他への投資で18億円となる見通し。

松原 沙甫

検索強化で導線の確保、質の高いコンテンツ作り――トヨクモが取り組む「リードを獲得しない広告戦略」とは【BtoB事例】 | EC事業者のための「SEO」と「広告」の話

1 year 10ヶ月 ago
「SEO」「広告」2つの視点から語る、EC事業者のためのデジタルマーケティング講座。「トヨクモ」のリードを取らない戦略と広告活用とは(後編)【連載第16回】

BtoBのマーケティング活動において必要不可欠な顧客リード(顧客の情報)。多くの企業が顧客リード獲得のために広告を配信するなか、あえてリードを取らない戦略を採用している企業が、ビジネス向けのクラウドサービスを提供するトヨクモです。

前回に続き、中井康喜氏(トヨクモ マーケティング本部 プロモーショングループ マネージャー)にお話を伺いました。今回は、どのような検索広告の強化施策などを行っているのか紹介します。

質の高いコンテンツ、検索広告の強化などでゴールポイントを増やす

中井氏トヨクモは質の高いコンテンツ、顧客起点でのコンテンツを増やしていくことを計画しています。しっかりとコンテンツの基盤を築くことで、たとえば大規模な地震が起きた際など社員の安否確認が必要な時に、トヨクモを選んでもらえるのではないかと思っています。そのためにしっかりと広告を活用して、顧客にトヨクモのコンテンツを届けることが大切だと考えています。

アユダンテ SEO 広告活用 トヨクモ 一般的なBtoBのマーケティングフロー(上)とトヨクモのマーケティングフロー(下)の違い
一般的なBtoBのマーケティングフロー(上)とトヨクモのマーケティングフロー(下)の違い

中井氏プロモーショングループでは無料お試し(トライアル)の数をKGIにしています。ブランドワードを検索したユーザーはお試しの確度が高いことは言うまでもありません。その上で、検索の強化、その他の広告でもしっかりと配信して、ゴールポイントを増やす施策を行っています。

検索結果なのでブランドワードでは必ず上位表示されていますが、競合他社の広告が自然検索の上に出てしまいます。その防御策としても、しっかり他社の広告の上位にトヨクモの広告を出して、検索してくれたユーザーがきちんと自社サイトに来てくれるように導線を置く必要があると思っています。

検索ワードに応じたコンテンツ作りを意識する

河野氏2023年に入ってからは、一般ワードについても強化を始めましたね。

中井氏 「kintone連携サービス」については仰るとおりです。「安否確認サービス2」は、以前自社運用を行ってた時代から強化していました。

今もこれからも、トヨクモが提供するサービスの対象となるお客さまに「まさに求めていた内容だ!」と思っていただけるようなページを案内することが大切だと思っています。

これは良質なコンテンツ制作の話にも通じることですが、お客さまが入力する検索ワードを把握して、その検索意図に合ったコンテンツを作り、広告でも検索してくれたユーザーにしっかり届けることが重要です。

アユダンテ SEO 広告活用 トヨクモ アユダンテの河野芽久美とトヨクモの中井康喜氏
アユダンテの河野芽久美(写真左)とトヨクモの中井康喜氏(写真右)

河野氏検索連動型広告では、検索ワードに合ったページを設定するのとしないのとでは、成果に大きな違いが出ます。しかし、すべての検索ワードに合ったページを作成するには手間も費用もかかります。

たとえば、月に数回しか検索されないようなワードに合ったページを作っても、費用対効果が見合わないケースも出てきますよね。

けれど「kintone連携サービス」の場合、よく広告で使用されるようなLPはなくてもコンテンツが充実しているので、一般ワードのLPにコンテンツページを設定することで、より適切な流入導線を作れていると感じています。

このような施策はまだ数か月しか行っていませんが、良質なコンテンツであることを裏付けるように、コンテンツへ流入したユーザーが、そのページ内にあるCTA(コール・トゥ・アクション=他ページへのリンクボタン)をクリックして、資料請求などにつながっています。検索連動型広告とディスプレイ広告の両輪で運用していますが、検索広告からはゴールポイントにも貢献し始めています。

信頼できるチャネルにユーザーが接触する機会を促進

中井氏そうですね。一方で「安否確認サービス2」はこれからだと感じています。

中井氏「安否確認サービス2」の場合、キーワードの広がりのような、核をついた関連キーワードがあまりない印象です。もちろん、そのなかでもいかに適切なキーワードを見つけてそれを攻略していくのがとても重要だと感じています。

一般ワードはブランドワードと異なり、1回ページに訪れてそのままコンバージョンにつながることは少ない傾向です。そのため、最終的にはブランドワードでコンバージョンしたとしても、その起点を作れるようにしていかなければならないと思っています。

また、信頼性の高いチャネルでの接触を促すことはかなり重要なポイントですので、その要素、アシストの部分を検索連動型広告でも作っていけたらと。

アユダンテ SEO 広告活用 トヨクモ トヨクモの「安否確認サービス2」を担当している、アユダンテの釜
トヨクモの「安否確認サービス2」を担当している、アユダンテの釜

中井氏そうですね! 以前、ゴールポイントを増やす目的でキャンペーンなどを行ったのですが、その時は多くのお客さまにサービスを使っていただくことができました。これからも、何かしらのキャンペーン企画も検討していきたいですね。

河野氏高品質なコンテンツを作成し、それを広告で拡散して多くの人の流入を促しても、ユーザーメリット、お得感、コンバージョンを決定付けるプラスαの有無で結果が変わることは大いにあります

キャンペーンやプロモーションについては一緒に考えたり、広告の利用法について議論したりしていきたいですね。一方で「目的を何にするか」「指標をどのように据えるか」ということも大切だと考えています。

広告媒体の数値にとらわれず、「全体の成果を出すために何をすべきか」を考える

河野氏 2024年、Googleは「Google chrome」でサードパーティcookieを廃止すると発表しており、広告媒体(サードパーティ)の計測が今までのように行えなくなると想定されています。あえて伺いますが、準備などはしていますか?

中井氏広告媒体での計測の欠損は、今に始まったことではない認識です。また、私たちはすでに管理画面上のコンバージョン数ではなく、「Google Analytics4(GA4)」や他の計測ツールでゴールポイントを計測し広告成果を見ているので、今後もその方式を継続していきたいです。

河野氏私個人の意見として、その取り組みはとても良いと思っていて。

広告媒体に配信料を支払って、広告を掲載しているので、どうしてもその広告媒体で獲得できたコンバージョンの数にのみ目を向けてしまいがちですが、「実際はどうだったのか」という点が重要です。仮に広告媒体でコンバージョン数が増大しても、基幹システム上あるいは実際の問合せや売り上げが伸びていない、という話を聞くことがあります。

そういった違和感をなくす意味でも、自社データと照らし合わせながら広告を配信していくことが重要で、そのためにもトヨクモとしっかりと目線を合わせ、手を組んでいくことが必要不可欠だと考えています。

中井氏今のお話は私たちの目的を達成するための「HOW」の1つだと思っているので、「私たちの事業がうまくいくのか」という点を一緒に考えてもらえるのはとても嬉しいです。もちろん、成果につながらないこともありますが、広告だけではなく「全体の成果を出していくために何をしていくのか」が重要だと考えています。

現在、社内でも他部署とのコミュニケーションをとるようにしていて、いわゆるワンチーム、部署ごとの目標達成ではなく会社全体での計画の達成、事業の成長をしっかりと考えるようになってきています。そこにアユダンテさんも入っていますし、これからもお互いに情報を共有しながら同じ方向を見ていきたいですね。

河野氏同感です。しっかりと会話しながら、トヨクモの事業目標を達成できる一助になれるよう、頑張りたいと思います。

インタビューを終えて、広告運用者の視点から考えること

リード(顧客情報)に執着せず、自社サービスやコンテンツの質に重きを置いているトヨクモ。新しい戦略はサービスによって成果の差はあれど、ネガティブに捉えることなくブラッシュアップしていくことを考えています。また、顧客中心のお話をしていたことがとても印象深く残っています。

今後、Webの運用型広告は、従来通りに計測できないと想定されています。広告の成果・指標も、過去と比較した良し悪しの判断が難しくなります。そうなると、広告だけの成果ではなく「サイト」「サービス」「企業」という単位でビジネスの成長をしっかりと追う必要があると、私は考えています。

機械学習に必要なデータを広告システム上で十分に測定できない状況のなか、数多くリードを獲得する戦略より、しっかりとアプローチしたいターゲットを見つけていくことを優先するべきではないでしょうか

そのためには、良質なコンテンツが必要不可欠です。オーガニック検索からの流入はもちろんのこと、検索連動型をはじめとした広告からも流入を促すことができれば、未来の顧客に対してしっかりと印象づけをし、興味を持ってもらうことが可能となります。そして、そのコンテンツの質が高ければ高いほど、余計なセールスを行う必要がなく、顧客になってもらえる可能性も高まるでしょう。

そう考えると広告での配信目的も明確化できるため、成果を高めることに集中できる、とても良いサイクルが回せそうな事例として、トヨクモのBtoB施策の事例を紹介しました。

河野 芽久美

オンワードの2024年2月期EC売上は477億円で6.5%増、EC化率は約3割

1 year 10ヶ月 ago

オンワードホールディングスの2024年2月期におけるEC事業の売上高は前期比6.5%増の477億1600万円だった。

EC売上高の内訳は、自社ECが同6.4%増の409億6600万円、他社ECモールでの売上が同7.1%増の67億5000万円だった。

オンワードホールディングスの2024年2月期におけるEC事業の売上高は前期比6.5%増の477億1600万円 販路別売上高
販路別売上高(画像はIR資料からキャプチャ)

EC売上高における自社ECの売上比率は85.9%。全体の売上高に占めるEC売上高の比率(EC化率)は29.8%。2024年2月期連結売上高は、同7.7%増の1896億2900万円だった。

オンワードホールディングスの2024年2月期におけるEC事業の売上高は前期比6.5%増の477億1600万円 販路別売上高構成比
販路別売上高構成比(画像はIR資料からキャプチャ)

公式ECサイト「ONWARD CROSSET(オンワードクローゼット)」の商品を、実店舗で試着して取り寄せるOMOサービス「クリック&トライ」の導入店舗数は、2023年2月期末から57店増の397店舗。導入率は同16ポイント増加の58%となった。「クリック&トライ」サービス導入店舗(既存)の前期度売上高はコロナ前の2019年を16%、未導入店舗を25%上回った。

「クリック&トライ」と併せ、ブランド複合型ショップ「オンワードクローゼットセレクト(OCS)」の展開も拡大。OMOサービスを実装し、オンワード梶山の複数ブランドを横断的に取り揃えて提供した。2024年2月期の売上高は、OCSを除く既存店舗を22%上回る結果となった。

松原 沙甫

丸紅、リユース事業を実店舗やECで展開するイオシスに出資

1 year 10ヶ月 ago

丸紅は4月1日、スマートフォンやモバイル機器などの販売・買い取り、レンタル事業を手がけるイオシスホールディングス(HD)と資本業務提携を締結、イオシスHDを持分法適用会社とした。

丸紅は今回の出資により、イオシスの販売・仕入れのチャネル拡大、取扱商品の拡充を進める。また、コーポレート機能を強化して、より強固な経営基盤を構築する。

イオシスHDは子会社のイオシスを通じて、都内の秋葉原や新宿のほか、大阪、兵庫、名古屋、福岡などの実店舗、ECサイトを通じてリユースIT機器(スマートフォン、タブレットのモバイル機器やパソコンなど)の販売・買い取り、レンタル事業を展開。また、子会社のアレスタを通じて、リユースIT機器の検品や再生業務を行っている。

丸紅は子会社のモバイルケアテクノロジーズを通じて、スマートフォン・PCなどのリユース事業を展開してきた。リユースモバイル・PCを取り巻く事業環境は急速に変化しており、イオシスHDとの資本業務提携で多様化する顧客ニーズに対応していく。

松原 沙甫

通販・EC事業者の経営者・役員105人に聞いたOMO施策の実施状況+重要性、半数がOMOを「すでに実施」

1 year 11ヶ月 ago

東通メディアが通販・EC事業者(経営者・役員)105人に対して実施した「OMO施策に関する実態調査」によると、OMOへの取り組みについて「継続的な取り組みを行っている」と回答した割合は38.6%だった。

「取り組んでいないが、今後取り組む予定がある」が16.8%、「取り組みを開始したばかり」が15.8%。

OMOの実施状況

「継続的な取り組みを行っている」「取り組みを開始したばかり」と回答した経営者・役員に取り組みの内容を聞いたところ、「実店舗とオンラインショップの在庫連携」が63.6%、「オンライン購入品の実店舗受け取りサービス」が63.6%、「実店舗とECサイトの顧客データベースを統合」が52.7%だった。

OMOの取り組み内容

「今後、通販・EC事業者においてOMOの重要性が高まってくるか」という質問には、「非常にそう思う」が49.5%、「ややそう思う」が28.7%。約8割近くがOMOの重要性は高まってくると回答した。

OMOの重要性の高まりについて、「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した経営者・役員にその理由を聞いたころ、「デジタルコミュニケーションの重要性が高まっているから」が57.0%、「手軽に購入できるなど付加価値を求める顧客が増えているから」が53.2%、「ECサイトへの支出が増加しているから」が51.9%だった。

OMOの重要性が高まる理由

調査概要

  • 調査名称:OMO施策に関する実態調査
  • 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査
  • 調査期間:2024年3月11〜14日
  • 有効回答:OMOという言葉を理解している、通販・EC事業を行う経営者・役員105人
松原 沙甫

EC売上100億円をめざすナルミヤ・インターナショナル、少子化+消費の多様化+デジタル化に対応する中期経営計画とは

1 year 11ヶ月 ago

ナルミヤ・インターナショナルは2027年2月期を最終年度とする3か年の中期経営計画(中計)を策定した。

2024年2月期に前期比3.8%増の85億5800万円だったEC事業の売上高は、2027年2月期に101億1200万円まで拡大させる。全社売上高は2024年2月期比約100億円増の474億円を計画する。

ナルミヤ・インターナショナルは2027年2月期を最終年度とする3か年の中期経営計画(中計)を策定
数値目標について(画像はIR資料からキャプチャ)

アパレル業界は現在、仕入価格や物流費、物価の上昇による消費者の節約志向が響き、厳しい経営環境が続いている。ベビー・子供服業界は少子化でマーケットは縮小しているものの、1人ひとりの子供に対する消費支出額は増加傾向にあるが、競争環境は厳しくなっているという。

こうした事業環境下における戦略として、2025年2月期からの3か年成長戦略方針を明確・強固にするため、2025年2月期から2027年2月期までの中計を策定した。

ナルミヤ・インターナショナルは2027年2月期を最終年度とする3か年の中期経営計画(中計)を策定
中計のまとめ(画像はIR資料からキャプチャ)

既存事業の強化では、「マルチ・ブランドの進化」としてブランドポートフォリオ経営、「マルチ・チャネルの深化」としてチャネル間の融合・新ロケーションの開拓、「CRMの強化」として単一ブランドから複数ブランドへのファン拡大・LTVの最大化をめざす。

百貨店・ショッピングセンター(SC)、ECの各チャネルと顧客との連携を強化(OMOの推進)し、さらにナルミヤブランドとの接点を強める。ECにおいては、自社サイトのバージョンアップ、子供カテゴリーのモール化を推進する。

ファンの拡大とLTVの最大化を図るため、CRMも強化する。新生児からハイティーンを対象に、ブランディング・セールPRの役割を明確化。ナルミヤグループの特定ブランドのファンを複数ブランドのファンへと拡大し、最終的にはナルミヤ・インターナショナルのファンへと育成する。こうした複数ブランドへのファン化を進めながら、LTVの最大化を図っていく。

ナルミヤ・インターナショナルは2027年2月期を最終年度とする3か年の中期経営計画(中計)を策定
既存事業について(画像はIR資料からキャプチャ)

EC事業における戦略、施策のポイントでは、SNSやWeb広告など、ブランド想起率向上に向けて積極的に投資。自社ECサイト「ナルミヤ・オンライン」の価値向上を図るため、顧客ステージに応じた売り場の変化、それに伴う体験・サービスを拡充。さらに、外部ブランドの取り扱い促進、OMOの促進の強化、アジア市場進出に向けた越境ECや出店も計画している。

ナルミヤ・インターナショナルは2027年2月期を最終年度とする3か年の中期経営計画(中計)を策定
EC事業について(画像はIR資料からキャプチャ)

新規事業開発では、キッズライフスタイルの提案(フォトスタジオなど)、新カテゴリーの提案(遊び×ファッション・未来の家族×ファッションなど)、保有IP(知的財産)の活性化を掲げる。

ナルミヤ・インターナショナルは2027年2月期を最終年度とする3か年の中期経営計画(中計)を策定
新規事業について(画像はIR資料からキャプチャ)

 

松原 沙甫

小林製薬「紅麹」関連製品は全国3.3万社に流通した可能性/メルカリが新配送サービス「エコメルカリ便」を提供開始【ネッ担アクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

1 year 11ヶ月 ago
2024年3月29日~2024年4月4日にアクセス数の多かった記事のランキングを発表! 見逃している人気記事はありませんか?
  1. 小林製薬「紅麹」の影響、関連製品は全国3.3万社に流通した可能性

    調査を実施した帝国データバンクによると、国内では最大約3万3000社において小林製薬製の紅麹原料を使用した製品が流通している可能性があるとしている

    2024/4/1
  2. メルカリが新配送サービス「エコメルカリ便」を提供開始。宅配便100サイズまで送料一律730円で発送できる

    1都3県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)が対象で、発送は非対面配送サービス「SMARI(スマリ)」を使用し「置き配」で商品を受け取る。配達員の負荷軽減、CO2削減、ユーザーの商品出品時の課題解決などにつなげる

    2024/4/1
  3. 三井物産、日本郵便+佐川急便+ヤマト運輸とデータ連携した「Shopify」向け配送アプリ「プラスシッピング」を本格展開

    Shopify Japanと提携し提供している「Shopify」向け配送アプリにヤマト運輸が連携。配送のデジタルトランスフォーメーションサービスを本格展開する

    2024/4/2
  4. 小林製薬の「紅麹」問題に厳しい声。事業や業界への影響+厚労省や消費者庁の対応+今後の見通しまとめ

    「紅麹」は小林製薬の原料としてだけでなく、さまざまな食品や飲料に使われていることから波紋が広がり続けている。一連の経過と懸念をまとめる

    2024/3/29
     
  5. キャッシュレス決済サービス「PayPay」の2023年オンライン決済金額、前年比1.4倍超

    「PayPay」は、「Amazon.co.jp」「App Store」「Google Play」など大手のオンラインサービスにも導入が広がっている

    2024/4/1
     
  6. リクルートがECモール運営から撤退、「ポンパレモール」を6月末で終了

    11年間のECモール運営を終了。ECモール運営からの撤退は、「ここ数年間のさまざまな環境変化」「『ポンパレモール』のサービスの利用状況」などを総合的に判断したという

    2024/4/1
     
  7. これで最終回!「ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ」の10年を振り返ります【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき「ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ」の10年間を振り返る

    2024/4/2
     
  8. キャッシュレス決済サービス「PayPay」を中国の越境ECサイト「Temu」に導入

    「Temu」における「PayPay」の導入は、国内コード決済サービスとしては初という

    2024/4/1
     
  9. EC売上100億円を突破した自転車販売の「あさひ」、EC化率15%をめざす成長戦略とは

    2024年2月期におけるEC売上高は前期比24.3%増の103億2100万円。2025年2月期のEC売上高は112億4000万円(同8.9%増)、EC化率は15%を計画する

    2024/4/3
     
  10. 10年間でEC業界はどのように変化したのか? 運営堂の森野さんと振り返る業界の変化+注目トピック+長期間コンテンツを続けるコツ

    ネッ担で毎週火曜日に更新していた「ネットショップ担当者が知っておくべきニュースのまとめ」が2024年3月末をもって連載終了となります。10年という長い期間連載を続けられたコツや印象に残っているトピックなどを運営堂の森野誠之さんに聞きました

    2024/4/3
     

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    藤田遥
    確認済み
    30 分 45 秒 ago
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