ネットショップ担当者フォーラム

急がない注文は当日配送対象でも翌日配送に。アスクルが始めた配送日を当日・翌日から選べる「当日配送選択式サービス」とは

1 year 8ヶ月 ago

アスクルは7月2日、BtoB通販「ASKUL」において当日配送対象の注文の配送日を当日・翌日から選べる「当日配送選択式サービス」を開始した。名古屋センターの配送エリアから運用し、2025年5月までに全エリアへ広げる予定としている。

急がない注文は当日配送対象でも翌日配送に移行できる

「ASKUL」では従来、当日配送エリアにおいて前日18時から当日11時までの注文は一律で当日配送していた。「当日配送選択式サービス」の開始により、初期設定を翌日配送とし、希望に応じて当日配送する運用に変更した。

配送ドライバー不足への取り組みの一環で、当日配送の物量比率を調整しドライバーの生産性向上、労働環境改善につなげる。

「当日配送選択式サービス」の適用対象は、前日18時から当日11時の配達指定日のない注文のうち、配達先が当日配送可能エリアかつ、注文商品が最寄りのセンターから出荷できる注文。従来は、商品ページの配達日が当日の日付のみの表示だったが、翌日の日付が初期設定となり、当日配送は「お急ぎ便」として併記する。購入画面で「お急ぎ便」へ変更することも可能。またマイページで「お急ぎ便」をデフォルトに変更する設定もできる。

アスクルが2024年1月から3月にかけて名古屋センターの配送エリアで実施した実証実験では、当日配送の配送個数が約60%減少し翌日配送に移行。配送ドライバーの配送生産性は11%向上し、配送ドライバーの労働時間が1日あたり平均45分短縮した。

また、2021年の7月に顧客144人に対して実施したWeb調査では、「当日配送を常に利用したい」という回答は1割にとどまり、「急いでいるときに利用したい」が8割に達した。こうしたニーズを踏まえ、実証実験を実施した同エリアから本格展開を開始した。

「当日配送選択式サービス」によるドライバーの労働時間の短縮は労働環境の改善だけでなく、顧客の在勤時間帯に配送できる荷物が増え、不在による再配達削減といったサービス向上も期待できるとしている。今後は効果測定を実施しながら他の配送エリアにも順次展開。2025年5月までに全エリアでの展開をめざす。

鳥栖 剛

インスタ起点でユーザーの8割が検索、5割が商品購入、経路は外部検索→ECが最多【Instagram利用動向調査】

1 year 8ヶ月 ago

SNSマーケティング支援のホットリンクが実施した「Instagramの利用動向に関する調査」によると、Instagramを起点とする検索行動や購買行動について約80%がInstagramをきっかけに検索行動を起こしており、約55%は商品の購入経験があることがわかった。購入経路は外部サイトで検索し、ECで購入というケースが最も多かった。

ホットリンクの「Instagramの利用動向に関する調査」は、2024年5月23日~27日にインターネット調査で実施。調査対象はInstagramの利用経験がある20~69歳の男女1000人。

Instagramの利用頻度

「毎日」が50.6%とダントツでトップ。頻度が多い順に「週に4~6回」12.0%、「週に2~3回」が14.0%、「週に1回」が13.0%となり、9割弱が週に1回以上Instagramと接している。

SNSマーケティング支援のホットリンクが実施した「Instagramの利用動向に関する調査」
半数が毎日利用、9割弱が1週間に1回以上利用

Instagramの利用目的

「芸能人やインフルエンサーなど、知り合いではないアカウントの投稿を見る」との回答が64.8%と最も多かった。「家族や友人など知り合いの投稿を見る」(57.7%)、「趣味や興味のある特定カテゴリーの事柄についての投稿を見る」(50.5%)と続いた。

SNSマーケティング支援のホットリンクが実施した「Instagramの利用動向に関する調査」
芸能人やインフルエンサーの投稿を見るため、が利用目的のトップ

企業アカウントのフォロー状況

「フォローしている」ユーザーは約61%で、企業アカウントと「DMをしたことがある」ユーザーは約10%。DMの目的は「商品や営業時間、在庫に関する問い合わせ」が9割を占めた。

SNSマーケティング支援のホットリンクが実施した「Instagramの利用動向に関する調査」
企業アカウントをフォロー率は6割超

Instagramを起点とする検索行動や購買行動

約80%がInstagramで見つけた商品の詳細情報の検索経験があるようだ。また検索はInstagram内外で行っていることもわかった。

SNSマーケティング支援のホットリンクが実施した「Instagramの利用動向に関する調査」
Instagramきっかけの検索経験が「ない」は2割弱にとどまる

Instagramの投稿がきっかけとなった商品の購入は55.2%のユーザーで経験があることがわかった。購入経路は「後日外部サイトで検索をしてECサイトで購入した」が28.8%と最も多かった。「後日外部サイトで近隣の店舗などを検索をして、店頭で購入」(23.9%)、「Instagramショップやストーリーズのリンク等から、ECサイトに遷移して直接購入」(19.8%)と続いた。Instagramを起点に検索行動を起こし、購買までつながっていることが伺える。

SNSマーケティング支援のホットリンクが実施した「Instagramの利用動向に関する調査」
購入経路は「後日外部サイトで検索をしてECサイトで購入した」が最多

Instagramがきっかけで購入・利用したことがある商品やサービスは「食品・飲料品」「化粧品」「ファッション用品」が上位を占めた。

SNSマーケティング支援のホットリンクが実施した「Instagramの利用動向に関する調査」
Instagramきっかけでは「食品・飲料品」の購入経験が多いようだ

インスタきっかけの商品購入経験があるユーザーが購入時に参考にする情報についても聞いた。「企業アカウントの投稿」が55.0%とトップだったが、「友だち・知り合い」インフルエンサー」「メディア」の投稿や企業の広告、それぞれ40%を超えた。

SNSマーケティング支援のホットリンクが実施した「Instagramの利用動向に関する調査」
企業アカウント投稿を参考とする割合が高かった

一方、商品購入時に「最も」参考にする情報について単一回答で聞いたところ、「インフルエンサーの投稿」が24.3%でトップ。次いで「企業アカウントの投稿」が17.8%だった。企業アカウントやインフルエンサーの発信が購買行動に重要な役割を果たしているようだ。

SNSマーケティング支援のホットリンクが実施した「Instagramの利用動向に関する調査」
「最も」参考にする投稿ではインフルエンサーによるものがトップ
鳥栖 剛

ファーストリテイリング、情報システムにおける個人情報の取り扱いに不備。「個人情報の持ち出しは確認されていない」

1 year 8ヶ月 ago

ファーストリテイリングは7月2日、管理する情報システムにおいて個人情報の取り扱いに不備があったと発表した。

個人情報の取り扱いを委託していない一部の委託先事業者において、ファーストリテイリングが管理する個人情報を業務上必要な範囲を超えて閲覧できる状態にあったとしている。

ファーストリテイリングは7月2日、管理する情報システムにおいて個人情報の取り扱いに不備があったと発表
個人情報の保護に関する法律に則り、経緯や対応策などを公表(画像はリリースを編集部がキャプチャ)

グループのECサイトを含む複数サービスで2023年6月から2024年1月までの期間、一部の個人情報が情報システムに保存される設定となっていたことが判明。その結果、個人情報の取り扱い委託していない委託事業者においても、保存された個人情報の閲覧が可能となっていた。なお、ファーストリテイリングの情報システムは、個人情報を保存するための仕組みになっていない。

情報システムにアクセスできるのは、ファーストリテイリングおよび委託先事業者の担当者に限定。それ以外の第三者はアクセスできないよう厳しく制限している。なお、ファーストリテイリングおよび委託先事業者の担当者からの個人情報の持ち出しは確認されていない。

ファーストリテイリングは、「この制限が有効に機能していることの確認と併せ、本情報システムへのアクセスが可能な者による個人情報の持ち出しや第三者によるアクセスがないことを確認した」としている。

対象の個人情報は2023年6月から2024年1月、グループのオンラインストアまたは店舗を利用した顧客の個人情報のうち、グループのオンラインストアを利用した顧客の氏名、住所、電話番号、メールアドレスを含むオンラインストアの会員情報。グループの店舗に来店した際、他店舗から商品の取り寄せを希望した顧客の氏名、電話番号、メールアドレス。クレジットカード情報やオンラインストアのパスワードは含まれていないという。

今回の原因は、グループの情報システムの開発段階における仕様の確認、その運用段階におけるモニタリングが不十分だったとしている。

今後、グループの情報システムの開発・運用において、業務上不要な個人情報の取り扱いが発生しないことを確認するための手続きを改めて整備。問題発生時に速やかな検知と是正を含めた運用を徹底することで、同様の事案が発生しないように努るという。

松原 沙甫

シニア向け製品のECモール新規出店費用など最大150万円を助成する「高齢者向け製品・サービスの販路開拓支援事業」とは | ビジネスに役立つ補助金・助成金制度

1 year 8ヶ月 ago
公益財団法人東京都中小企業振興公社は、シニア向け製品の製造・販売に取り組む都内の中小企業向けの助成事業「令和6年度 高齢者向け製品・サービスの販路開拓支援事業」の事前エントリー受付を開始した。ECモールの出店初期費用や販促費、展示会への出展費用などを最大150万円助成する。

公益財団法人東京都中小企業振興公社は、アクティブシニア製品、健康・介護製品といった「高齢者・シニア」向け製品やサービスの製造・販売に取り組む中小企業向けの助成金事業を実施する。

販路開拓の経費の2/3以内、最大で150万円を助成する。展示会出展費やECモール出店費が経費対象となる。

公益財団法人東京都中小企業振興公社は、アクティブシニア製品、健康・介護製品といった「高齢者・シニア」向け製品やサービスの製造・販売に取り組む中小企業向けの助成金事業を実施する
ECモールの新規出店費やサイト制作・改修費はそれぞれ最大20万円補助する

東京都中小企業振興公社が展開するのは「令和6年度 高齢者向け製品・サービスの販路開拓支援事業」。6月24日(月)から8月19日(月)の17時まで事前エントリーを受け付け。7月22日(月)10時~8月19日(月)17時まで申請を受け付ける。助成対象期間は2024年11月1日から2024年11月30日まで。

対象商品

申請時点で商品化が完了し、販売できる状態にある自社の製品・サービス。自社で企画し、自社製品として単独で販売する権利がある製品。企画・製造元でない販売代理店などは対象外としている。

また、東京都が「『未来の東京』戦略」で掲げている「アクティブなChōju社会を実現」に寄与する製品・サービスである必要がある。「アクティブなChōju社会を実現」の要件は、

  • 高齢者・シニアの社会参加や就労支援など活躍を後押しする製品やサービス
  • 高齢者・シニアが不安やストレスなく移動し、生活するための製品やサービス
  • 高齢者・シニアの快適かつ安心な暮らしを実現する製品やサービス
  • 高齢者・シニアの健康づくりに資する製品やサービス
  • 高齢者・シニアが必要な介護を受けるための製品やサービス 
  • 高齢者・シニアをターゲットとした製品やサービス

助成対象経費

  • 展示会等参加費
  • ECサイト出店初期登録料
  • 自社webサイト制作・改修費
  • 販売促進費

展示会は国内・海外・オンラインのいずれも対象。一度の申請で、助成額150万円を上限に、複数の展示会を申請できる。出展小間料・資材費・輸送費・ オンライン出展基本料が経費として扱われる。

オンライン出店基本料単体の助成限度額は20万円。ECサイト出店初期登録料と自社webサイト制作・改修費についてもそれぞれ助成限度額は20万円としている。

販促費は印刷物の制作費(限度額50万円)・PR動画制作費(限度額20万円)・広告費(限度額20万円)が経費の対象。なお、販促費のみでの助成の申請は受け付けない。

申請方法

電子申請システム「Jグランツ」による電子申請と郵送で受け付ける。「Jグランツ」の利用にはIT導入補助金などでも利用する「gBizIDプライム」が必要となる。審査結果は2024年10月末までに通知する。

東京都中小企業振興公社が同時に実施している「令和6年度 高齢者向け製品・サービスの販路開拓支援事業」への併願申請も可能。

鳥栖 剛

ペット向けサプリEC「Vetz Petz」成長の秘訣+Shopify活用法+決済システムの選び方を学べる資料【PDFを無料提供】

1 year 8ヶ月 ago
資料では、8割以上の消費者が定期販売を利用するペット向けサプリメントのECサイト「Vetz Petz(ベッツ・ペッツ)」の成長の秘訣、その運用を支える「Shopify」活用、導入している決済システム「KOMOJU」について解説している
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ペット向けサプリメントのECサイト「Vetz Petz(ベッツ・ペッツ)」を運営するV and Pは、ペット向けサプリECで成長を遂げている有力企業の1社。自社ECサイトによる直販のほか、BtoB(8000軒以上の取扱動物病院への販売など)を通じたBtoC(消費者向け販売)で、主力商品「アンチノール プラス」などをペットオーナーに向けて販売している。

このビジネスモデルを支えているのがECプラットフォーム「Shopify(ショッピファイ)」、DEGICA(デジカ)が提供する決済システムが「KOMOJU(コモジュ)」。V and Pの成長を支えるビジネスモデルから、「Shopify」「KOMOJU」「KOMOJU」を用いたECサイト運用などを解説した本資料は、無料でダウンロードできる。

PDFのダウンロードはこちら 「Impress Business Library」(インプレス・ビジネスライブラリー)に移動します

8000軒以上の動物病院が推奨・使用するペット用サプリメントの「アンチノール プラス」。V and Pのビジネスモデルでは、動物病院を通じた商品提供が顧客との最初のタッチポイントとなる。

獣医師は、動物病院内でペットオーナーに「アンチノール プラス」を推薦し、病院内でも販売。一部通販を利用したいペットオーナーには、専用の「動物病院コード」を発行。このコードを使うと、公式ECサイト「Vetz Petz」から割引価格でサプリメントを購入できる。

V and Pは、ECサイト「Vetz Petz」と動物病院の間で、動物病院コードという独自の仕組みを構築。これにより、ペットオーナーと動物病院の双方にメリットが生まれ、より良好な関係を築いており、8割以上の消費者が定期販売を利用する。

Shopify+KOMOJUの活用事例サンプル

この特殊なECのビジネスモデルを構築できたのは「Shopify」の活用があげられる。そして、8000軒以上の取扱動物病院を通じたEC販売を円滑に運用できているのは、「KOMOJU」の導入が背景にあるという。

無料で提供する本資料を通じ、V and Pの成長の秘訣(ひけつ)、「Shopify」を用いたサイト運用方法、決済システムの選択方法、ECサイト運営に役立つ「KOMOJU」の特徴――などを学んでほしい。

Shopify+KOMOJUの活用事例サンプル
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無料でダウンロードできる資料(PDF)のご案内

CVR・LTV向上に役立つマーケティング施策事例集

Shopify+KOMOJUの活用事例

いま注目を集めるDEGICA(デジカ)の決済プラットフォーム「KOMOJU(コモジュ)」について、実際に「KOMOJU」を活用し、事業を成長させている 「Vetz Petz」の事例と、DEGICAによる解説を掲載。

PDFのダウンロードはこちら 「Impress Business Library」(インプレス・ビジネスライブラリー)に移動します
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ネットショップ担当者フォーラム編集部

東京都が障害者向け製品のECモール新規出店費用など最大150万円を助成する「障害者向け製品等の販路開拓支援事業」とは? | ビジネスに役立つ補助金・助成金制度

1 year 8ヶ月 ago
東京都はパラスポーツ関連製品・コンテンツ・福祉・ユニバーサルデザイン製品といった「障害者向け製品」の製造・販売に取り組む都内の中小企業向けに、販路開拓の経費の2/3以内、最大で150万円を助成する。展示会出展費、ECモール出店費が経費対象となる。

公益財団法人東京都中小企業振興公社は、「障害者向け製品」の製造・販売に取り組む都内の中小企業向けの助成事業「令和6年度 障害者向け製品等の販路開拓支援事業」の事前エントリー受付を開始した。ECモールの出店初期費用や販促費、展示会への出展費用など最大150万円を補助する。

公益財団法人東京都中小企業振興公社は、「障害者向け製品」の製造・販売に取り組む都内の中小企業向けの助成事業「令和6年度 障害者向け製品等の販路開拓支援事業」の事前エントリー受付を開始した
ECモールの新規出店費やサイト制作・改修費はそれぞれ最大20万円補助する

「障害者向け製品等の販路開拓支援事業」は、パラスポーツ関連製品・コンテンツから福祉・ユニバーサルデザイン製品といった「障害者向け製品」の製造・販売に取り組む都内の中小企業向けに、販路開拓の経費の2/3以内、最大で150万円を助成するもの。

助成対象の商品

申請時点で商品化が完了し、販売できる状態にある自社の製品・サービス。自社で企画し、自社製品として単独で販売する権利がある障害者向け製品。企画・製造元でない販売代理店などは対象外としている。

「パラスポーツ関連」について

障害者スポーツに関する用具、障害者スポーツに関する理解を深めるためのコンテンツなど。

「福祉用具」について

補装具や日常生活の困難の改善や自立支援、社会参加を促進する製品など。

その他

障害者向けの「学ぶ」「働く」「暮らす」「住む」「楽しむ」の促進を目的とした製品・サービスや、情報保証のための機器、バリアフリー解消のための製品、共用品、アクセシブルデザイン製品といった障害者への合理的配慮に資する製品サービスも対象とする。

助成対象経費

  • 展示会等参加費
  • ECサイト出店初期登録料
  • 自社webサイト制作・改修費
  • 販売促進費

展示会は国内・海外・オンラインのいずれも対象。1度の申請で助成額150万円を上限に、複数の展示会を申請できる。出展小間料・資材費・輸送費・オンライン出展基本料が経費として扱われる。

オンライン出店基本料単体の助成限度額は20万円。ECサイト出店初期登録料と自社webサイト制作・改修費についてもそれぞれ助成限度額は20万円としている。

販促費は印刷物の制作費(限度額50万円)・PR動画制作費(限度額20万円)・ 広告費(限度額20万円)が経費の対象。なお、販促費のみでの助成の申請は受け付けない。

申請スケジュール

6月24日(月)から8月19日(月)の17時までに申請エントリー受け付けを行う。その後、7月22日(月)10時~8月19日(月)17時まで申請を受け付ける。助成対象期間は2024年11月1日から2024年11月30日まで。

申請

電子申請システム「Jグランツ」による電子申請と郵送で受け付ける。「Jグランツ」の利用にはIT導入補助金などでも利用する「gBizIDプライム」が必要となる。審査結果は2024年10月末までに通知する。

東京都中小企業振興公社が同時に実施している「令和6年度 高齢者向け製品・サービスの販路開拓支援事業」への併願申請も可能。

鳥栖 剛

越境EC、AI活用×顧客対応、コンテンツマーケ成功のポイント、2024年上半期のEC振り返りなどのオンラインセミナー「COLOR ME SHOP DAY 2024 Summer」【7/4(木)開催】

1 year 8ヶ月 ago

GMOペパボは、EC業界の各分野の有識者が登壇するオンライン無料イベント「COLOR ME SHOP DAY 2024 Summer」を2024年7月4日(木)に開催する。

「COLOR ME SHOP DAY 2024 Summer」では、2024年上半期のECトピック&今後のトレンド予想、越境EC、AI活用などをテーマにした6つのセッションを用意している。

詳細と申し込みはこちら

こんな人にオススメ

  • ショップの売り上げを伸ばし、さらに成長させたい
  • ショップ運営の課題が多く、どこから手をつけるべきか悩んでいる
  • 新たにECサイトの立ち上げを検討している

講演プログラム

【12:35~13:15】EC系メディアの「中の人」が解説! 2024年上半期のECトピック&今後のトレンド予想

GMOペパボ カラーミーショップ オンラインセミナー COLOR ME SHOP DAY 2024 Summer
(画像は「カラーミーショップ」のサイトからキャプチャ)

セッションでは、2024年上半期で特に注目されたEC関連のトピックを振り返る。また、ECサイトの成長に欠かせない最新トレンドについても取り上げ、ショップオーナーが今取り組むべき施策とそのポイントを解説する。

主な内容

  • EC業界の現況を解説
  • 2024年上半期、特に印象深かったニュースは?
  • 下半期のトレンド予想
  • EC事業者が今取り組むべき施策

登壇者

  • インプレス ネットショップ担当者フォーラム 編集長 瀧川正実
  • MIKATA ECのミカタ 事業本部 情報システム開発部 リーダー 吉見紳太朗氏
  • 翔泳社 ECzine編集部 木原静香 氏
  • GMOペパボ EC事業部 マーケティングチーム 石川あずみ氏

【13:20~14:00】海外販売のスペシャリストが語る! 今こそ知りたい「越境EC」の光と闇

GMOペパボ カラーミーショップ オンラインセミナー COLOR ME SHOP DAY 2024 Summer
(画像は「カラーミーショップ」のサイトからキャプチャ)

記録的な円安により絶好調とされるインバウンド消費。国内の観光スポットは多くの外国人観光客で賑わうなか、海外販売(越境EC)の現状などを解説する。

セッションでは、日本企業の海外進出支援を15年以上にわたり手がける、海外販売のスペシャリスト・徳田氏が、2024年上半期にかけての市場変化や売れ行きのトレンド、越境ECの現状、挑戦した企業の成功・失敗例について解説する。

主な内容

  • 越境EC市場の変化とトレンド
  • 海外販売における主な課題
  • 越境ECで成功している事業者が行っていること

登壇者

  • 世界へボカン 代表取締役 徳田祐希氏
  • GMOペパボ EC事業部 プリンシパルディレクター 花田靖治氏

【14:05~14:45】食品ECの運営者に聞く! コンテンツマーケティング成功のポイント

GMOペパボ カラーミーショップ オンラインセミナー COLOR ME SHOP DAY 2024 Summer
(画像は「カラーミーショップ」のサイトからキャプチャ)

セッションには、実際に「カラーミーショップ」を利用している食品ECサイトの運営者2人が登壇。200mLのミニボトルで全国各地の醤油を販売する「職人醤油」と、鹿児島最大級の産直ECサイト「かごしまぐるり」は、コンテンツを充実させてサイトをメディアEC化。サイト流入や売り上げをそれぞれ大きく伸ばした。

そんな両サイトのショップオーナーが、コンテンツマーケティングの重要性、ネタ作りのコツ、成功させるポイントなどについて詳しく解説する。

主な内容

  • コンテンツマーケティングはなぜ重要?
  • サイト運営体制
  • ネタ作りと効果検証、ぶっちゃけどうすればいい?
  • コンテンツマーケティングを成功させるコツ

登壇者

  • 職人醤油 代表 代表 高橋万太郎氏
  • オービジョン 代表取締役 大薗順士氏
  • GMOペパボ EC事業部 マーケティングチーム サブマネージャー 坂本祐介氏

【14:50~15:20】顧客対応はもっとラクになる! 「カスタマーサポート × AI活用」の可能性

GMOペパボ カラーミーショップ オンラインセミナー COLOR ME SHOP DAY 2024 Summer
(画像は「カラーミーショップ」のサイトからキャプチャ)

売れれば売れるほどコストが増える日々の問い合わせ対応。メール、電話での対応件数が増えて他の業務が滞りがちになる、新たに専任担当者を雇用すべきか検討している、猫の手も借りたい――このような課題を抱える人も少なくないでしょう。

現在、AI技術の発達で問い合わせ対応は急速に効率化が進んでいる分野。セッションでは、カラーミーショップの姉妹サービス「GMO即レスAI」担当者が、顧客対応におけるAI活用の重要性について解説する。

主な内容

  • EC事業におけるカスタマーサポート・CRMの重要性
  • カスタマーサポートにおけるAI活用
  • 「GMO即レスAI」のご紹介

登壇者

  • GMOペパボ 執行役員/EC事業部 部長 寺井秀明氏
  • GMOペパボ CS室 AXチーム 小林尚貴氏

【15:25~16:05】ECサイトはどう変わっていく? 深津さんと考えるAI導入とビジネスの未来

GMOペパボ カラーミーショップ オンラインセミナー COLOR ME SHOP DAY 2024 Summer
(画像は「カラーミーショップ」のサイトからキャプチャ)

「ChatGPT」が急激に広まりだしてから約1年。生成AI技術は驚くべきスピードで進化を遂げ、各業界で常識とされていた従来の業務スタイルにも目覚ましい変化が生まれている。EC業界でも、顧客・運営担当者双方の課題を解決する新しいツールが続々と登場。さらなる顧客体験の向上も期待されるなか、ECサイトは今後どのように変わっていくのか。

セッションでは、UI/UXデザインのスペシャリストにして、生成AI技術活用のパイオニアとしても活躍する深津貴之氏をゲストに招き、ECサイト運営者の生産性アップにつながる「AI活用」の可能性や今後の展開について詳しく解説する。

主な内容

  • ECサイト運営におけるAI活用のポイント
  • AI導入の課題および解決策
  • AIと人間の協働による顧客体験のさらなる向上
  • パーソナライゼーションの進化
  • 倫理的な課題への対応 など

登壇者

  • THE GUILD 代表/note CXO 深津貴之氏
  • GMOペパボ CTO室 技術責任者/EC事業部 事業部CTO 髙橋健一氏
  • GMOペパボ EC事業部 プリンシパルディレクター 花田靖治氏

【16:05~16:25】カラーミーショップの「今」と「未来」

GMOペパボ カラーミーショップ オンラインセミナー COLOR ME SHOP DAY 2024 Summer
(画像は「カラーミーショップ」のサイトからキャプチャ)

日夜変化し続けるEC業界を見つめ、ショップオーナーとともに約20年間走り続けてきた「カラーミーショップ」。イベント全体の総括を行いながら、今後の展開と最新情報について語る。

登壇者

  • GMOペパボ 執行役員/EC事業部 部長 寺井秀明氏
  • GMOペパボ EC事業部 マーケティングチーム サブマネージャー 坂本祐介氏

「COLOR ME SHOP DAY 2024 Summer」について

藤田遥

ラクスルグループのAmidAHD、子会社2社を吸収合併し「ハンコヤドットコム」に社名変更

1 year 8ヶ月 ago

ラクスルは7月1日、グループ傘下のAmidAホールディングスが子会社のハンコヤドットコムとAmidAの2社を吸収合併し、ハンコヤドットコムに社名変更したと発表した。

同日付で社長人事を実施。ラクスルの印刷事業部長などを歴任した柳晋平氏が代表取締役社長CEOに就いた。

ラクスルは2023年にAmidAHDをTOBで子会社化。ノウハウの共有、クロスセルの拡充、人材の交流などを通じたシナジー創出を図ってきた。経営体制の強化を図るためにAmidAHDとその子会社2社を合併した。合併によって経営資源の集約を図り、ラクスルグループ全体の企業価値向上をめざすとしている。

吸収合併のAmidAHDの商号は主力事業である印章ECサイトと同一の「ハンコヤドットコム」に変更した。ラクスルの他事業同様に企業名・サービス名を覚えやすく分かりやすい名称にした。併せてコーポレートアイデンティティも刷新。旧ロゴデザインを生かしながらリニューアルし「byラクスル」も追加した。

ラクスルグループのAmidAHD、子会社2社を吸収合併し「ハンコヤドットコム」に社名変更
新コーポレートアイデンティティは旧ロゴを踏襲したリニューアルにした

新ハンコヤドットコム社は7月1日付で社長人事を実施。ミスミグループ本社での経営企画業務や、ラクスルのラクスル事業本部で印刷事業部長などを歴任した柳晋平氏が代表取締役社長CEOに就いた。柳CEOは2023年11月よりAmidAに出向。マーケティング統括本部長として「ハンコヤドットコム」事業のWebマーケティングやサイト運営、商品開発などマーケティング領域全体を管掌した。

ラクスルグループのAmidAHD、子会社2社を吸収合併し「ハンコヤドットコム」に社名変更 新ハンコヤドットコムの柳晋平CEO
新ハンコヤドットコムの柳晋平CEO

柳CEOは「印鑑通販の先駆けとしてこれまで多くの支えの下、成長してきた。今後はラクスルの『仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる』というビジョンの下、より多くのお客さまに選ばれ喜んでいただけるようサービスを進化させていくと同時に、ラクスルのECプラットフォームの価値向上をめざし邁進する」とコメントしている。

鳥栖 剛

ゴールドウインが総合ECサイト「Goldwin Online Store」にレコメンドエンジン「ZETA RECOMMEND」を導入

1 year 8ヶ月 ago

ゴールドウインは、総合ECサイト「Goldwin Online Store」にレコメンドエンジン「ZETA RECOMMEND」を導入した。

パーソナライズしたおすすめ、人気商品ランキングなどを表示

カートページや注文後のサンクスページなどで、パーソナライズしたお薦め商品を表示。閲覧履歴の分析により各ユーザーの嗜好に合った商品を提案し、サイト回遊率の向上、滞在時間の増加、クロスセルの促進につなげるという。

ゴールドウイン Goldwin Online Store ZETA RECOMMEND パーソナライズしたおすすめ表示でクロスセルを促進
パーソナライズしたお薦め表示でクロスセルを促進

ECサイト内でランキング上位の人気商品を、ユーザーにお薦めとして表示する。ランクインしている商品は「他のユーザーから人気がある」という安心感を与えることができるため、購買意欲の促進につなげ、CVR向上をめざす。

ゴールドウイン Goldwin Online Store ZETA RECOMMEND ECサイト内のランキング上位商品を表示し、CX向上をサポート
ECサイト内のランキング上位商品を表示し、CX向上をサポート

「Goldwin Online Store」は、2023年に開設20周年を迎えた。製品販売だけではなく、多様なスポーツの楽しみ方を伝え、新たな体験につながる機会を提供するオンラインストアをめざしているという。

ゴールドウイン Goldwin Online Store ZETA RECOMMEND
ゴールドウインが運営する「Goldwin Online Store」
(画像は「Goldwin Online Store」のサイトからキャプチャ)

「ZETA RECOMMEND」とは

パーソナライズされたレコメンドで潜在ニーズを発掘し、収益とユーザーの満足度向上を支援するマーケティングソリューション。

購買履歴、閲覧履歴、検索履歴などの行動履歴を基にした各ユーザーの特徴づけを行い、リアルタイムにレコメンドを提示する。

JRE MALL ZETA SEARCH サイト内検索 EC商品検索
「ZETA RECOMMEND」の基本機能(画像は「ZETA CX」サイトからキャプチャ)
藤田遥

ショップチャンネルの売上高は1.8%増の1584億円、純利益は6.8%増の約145億円【2024年3月期】

1 year 8ヶ月 ago

テレビ通販最大手ジュピターショップチャンネルの2024年3月期(2023年4月~2024年3月)売上高は前期比1.8%増の1583億5400万円だった。

7月1日に公表した決算公告によると、営業利益は前期比7.5%増の204億7600万円、経常利益は同7.3%増の208億5200万円、当期純利益は同6.8%増となる144億8900万円。売上高当期純利益率は9.1%で前期比0.4ポイントの増加。

テレビ通販最大手ジュピターショップチャンネルの2024年3月期(2023年4月~2024年3月)売上高は前期比1.8%増の1583億5400万円
決算公告(画像は7/1付「官報」から編集部がキャプチャ)

ショップチャンネルの強みである「24時間双方向型ライブ放送」を全面的に再開。2023年10月1日から、1日20時間に縮小していたライブ放送を24時間に拡大した。

双方向型ライブ放送とは、テレビの番組放映と同時にQRコードによる顧客のコメント投稿や紹介、顧客との電話応答、注文の混雑情報や在庫状況のリアルタイム表示、コンタクトセンターでの接客などを通じて顧客とリアルタイムでつながり、双方向コミュニケーションを図る手法。コロナ禍ではライブによるテレビショッピングの放送時間を削減、縮小していた。

商品展開では新型コロナウイルス感染症が「5類」に移行したことに伴い、顧客の外出機会増加に合わせて、アパレル・ファッションアクセサリー、コスメ、旅行などの外出関連商品を拡充した。

番組面では顧客の興味・関心の高いファッションカテゴリーに注力。ファッション特化スタジオから放映する24時間ファッションデイをより充実させた。

デジタルの強化も推進。ショップチャンネルのECサイトでゲストやブランド担当者、社員がファッションコーディネートを提案する「SHOP CHANNEL PEOPLE」において、「ショート動画」「Webサイトの番組表との連動」機能を新たに追加した。

タッチポイントを増やすためにデジタル広告を強化し、新規の顧客獲得にも成果をあげているという。

松原 沙甫

売り上げを伸ばしすぎるのは危険かも。お客さまへの責任を果たすために、自社の等身大のレベルを知ろう【ネッ担まとめ】 | 新・ネットショップ担当者が知っておくべきニュースのまとめ

1 year 8ヶ月 ago
ネットショップ担当者が読んでおくべき2024年6月17日~6月28日のニュース

商品企画・販促企画の成功やメディア流入などにより、一気に注文が増えることがECビジネスの面白さである一方、自社の実力以上の注文が入ったことでお客さまへのフォローが曖昧になり、結果迷惑をかけてしまったことはないでしょうか。

お客さまと長く付き合う“覚悟”を持つ

【ECの未来】DtoCで勝ち残るには?売上を”伸ばしすぎない”堅実な戦略の立て方 | コマースピック
https://www.commercepick.com/archives/51515

1人でも多くのお客様とお付き合いをしたいんですが、責任を果たせないお客様を増やすのは悪だと思うんです。満足してくれる人を増やしていくことをベースにすると、やはり自分の実力以上に広げてはいけません。今の自分の実力で責任を果たせる範囲で積み上げていくことが大切です。

ECというビジネスは、1つの内的要因・外的要因により「売れて」しまう商売なので、どうしても「売れるときに売りまくる」に偏りがちです。もちろん、チャンスをつかみきるのは悪いことではないですが、等身大の注文数でないと、お客さまからの信頼を失いかねないため注意が必要です。

1回発売した商品は、ずっとフォローするのが当たり前で、販売した商品の問い合わせが10年後にあっても対応できるようにする仕事のやり方だと、そんなに商品数を出せないんです。私たちが、アフターフォローできる範囲でしか、やっぱり販売できません。

自社の商品や発信の1つひとつに責任を持つ。商品のユーザーであり、ファンであり、フォロワーであるお客さまに対する真摯な姿勢から醸成していく。木下社長のインタビュー記事からは「ユーザー、ファン、フォロワー」という言葉が少し薄っぺらく感じるほど、商売に対する姿勢が見えました。

要チェック記事

デジマの「やる意味ある?」をデータで証明するWACULの研究レポートで上司を説得する5つの方法 | Web担当者Forum
https://webtan.impress.co.jp/e/2024/06/26/47216

データは「大きな項目を見る」「変化を見る」ことが大事なんですよね。「GA」でも見るべきデータ項目は決まっています。

なぜ第三次越境ECブーム到来と言われているのか? アフターコロナ下の訪日外客の傾向や市場規模の推移などを解説 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/12266

単純にたくさん購入しても、すべて持って帰れないですもんね。インバウンドが増えたら比例して越境ECニーズは広がる。

1年でフォロワー数12万人増! 右肩上がりの売上を記録するアパレルのデジタル担当が語る「Instagramの育て方」 | Web担当者Forum
https://webtan.impress.co.jp/e/2024/06/27/47230

今でもコメントとDMすべてに24時間以内に対応。ここを徹底するのが素晴らしい。

コーヒーとサブスクで客層若返り 新業態の「町の電器店」、ファミリー電気商会大津店 | AdverTimes.
https://www.advertimes.com/20240626/article465413/

たしかに客層はガラリと変わりそう。ここから家電にどう転換するのかが気になるところです。

総再生3.6億回超の天才YouTuberはどうやって生まれたのか。過去の栄光を捨てて変身し続けるJunko☆とは何者か。 | Agenda note
https://agenda-note.com/customer/detail/id=5983

「事実確認を徹底的にやる」。「良薬は口に苦し」ですが、目的のために受け入れること。

Facebookはオワコン? 若者が別のSNSを使おうが「それでもフェイスブックが重要」な理由 | OTONA LIFE
https://otona-life.com/sns/235158/#google_vignette

メッセンジャーは毎日のように仕事で使っている人が多いですよね。

今週の名言

「長く続けること」の本当の価値【できる30周年コラム】 | できるネット
https://dekiru.net/article/25469/

もちろん、「その分野に詳しいんだろうな」という信頼もありますが、それにも増して、「この人はあきらめずにコツコツやるんだろうな」「お客さんや読者を裏切らないんだろうな」という信頼が生まれます。これはとても大きいです。

「長く続ける」ことは、努力次第で誰にでもできることなんですよね。一部の天才やとてつもなく運が良い人間ではない、我々99%の人間は「毎日コツコツ積み重ねていく」しかない。時間というものは取り戻せないですから、初めは小さくても日に日に差は大きくなっていきますよね。

ECマーケティング人財育成は「EC事業の内製化」を支援するコンサルティング会社です。ECMJコンサルタントが社内のECチームに伴走し、EC事業を進めながらEC運営ノウハウをインプットしていきます。詳しくはECMJのホームページをご覧ください。

UdemyでECマーケティング動画を配信中です。こちらもあわせてご覧下さい。

ユウキノインは寄り添い伴走しながら中小企業・ECサイトのSEOからコンテンツマーケティング、プレスリリースやクラウドファンディングなど集客・販促・広報をお手伝いする会社です。詳しくはユウキノインのホームページをご覧ください。

Designequatioは何かに特化したサポートではなく、モール・ベンダー選定や広告・CSなど各企業に合わせたカスタマイズ型の運用サポートを行っています。

石田 麻琴

ジャパネット、旅行サービスの「ゆこゆこ」を買収。売上150億円超の旅行事業のさらなる拡大をめざす

1 year 8ヶ月 ago

ジャパネットホールディングスは7月1日、宿泊事業やシニアリーチ事業を手がける「ゆこゆこ」を傘下に持つ「ゆこゆこホールディングス」を買収したと発表した。

新たに設立した完全子会社に、ゆこゆこホールディングス、ゆこゆこに関する全事業を吸収分割の方法で承継した。

ジャパネットHDが新設した子会社は「ジャパゆこ株式会社」。5月24日付の「官報」によると、代表取締役には旅行業のジャパネットツーリズム社長の茨木智設が就いている。

ジャパネットHDによると、クルーズ事業を中心とした旅行事業の企画・開発・運営を手がけるジャパネットツーリズムは、2017年に第1種旅行業を取得、現在は旅行事業として150億円超の売上規模にまで拡大したという。

「ゆこゆこ」は宿泊予約事業を20年以上運営しており、取引している宿泊施設数は約3000軒、会員数は6月時点で約880万人を超える。

ジャパネットHDは、「ゆこゆこ」が旅行事業で積み上げてきた宿泊施設との取引や顧客からの幅広い支持、ジャパネットグループの通信販売事業に関わるノウハウを掛け合わせたシナジーを、旅行事業を通じて創出するとしている。

「ゆこゆこ」は2000年1月、株式会社インターメディアシステムの名称で設立。2001年9月には、「日本全国特選宿泊プラン」というカタログDMを発行した。2002年6月には、「お宿情報誌」(現「ゆこゆこ」)を創刊。2006年6月、株式会社ゆこゆこに社名変更した。2018年4月、ゆこゆこホールディングス株式会社を事業持ち株会社へ移行した。

松原 沙甫

ドメイン盗難被害の夢展望子会社、サイト運営困難からの復旧までの経緯と状況

1 year 8ヶ月 ago

RIZAPグループの夢展望は6月28日、ドメイン盗難に遭っていた子会社でジュエリー販売を手がけるトレセンテの企業公式ホームページを復旧した。新たなドメインを取得して復旧した。今回の件での情報漏えいはなかったとしている。

新たなドメインで再開したトレセンテの公式HP(画像はトップ画面を編集部がキャプチャ)

ドメイン盗難の被害にあったのは、実店舗の来店予約などを受け付けていたトレセントの公式ホームページ。5月29日にドメイン管理会社が第三者による不正アクセスを受け、海外のドメイン管理会社へドメイン移管処理が行われた。5月31日の午前中までにサイトの閲覧ができなくなった。同日中にドメイン盗難の可能性が高いと判断し、ドメイン管理会社とサーバー管理会社に状況確認。警察や弁護士に相談し各管理会社への情報開示請求の準備を開始した。

6月3日までに不正アクセスの被害は、ドメイン管理会社の管理画面へのIDとパスワードのみとしていた。ドメイン盗難を受けた公式ホームページのデータは別サーバで管理しており、このサーバへの不正なログイン履歴はなく、個人情報などのデータ漏えいは確認されなかった。

6月21日には外部専門家によるフォレンジック調査の結果が出た。トレセンテが保有する情報資産の漏えいの痕跡は発見されなかったとしている。

6月28日に新たなドメインで公式ホームページを復旧。盗難を受けたドメイン「trecenti.com」は取り戻せないと判断し、新たなドメイン「trecenti.jp」を取得した。

なお、ECサイト「トレセンテ オンラインストア」は別ドメイン「trecenti.net」で運営しており今回のドメイン盗難の影響は受けていない。

夢展望では、この件が業績予想に及ぼす影響については現在精査中としている。

「ドメイン名ハイジャック」とは

今回のようなドメイン盗難は「ドメイン名ハイジャック」と呼ばれ、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)でも注意を呼びかけている。

過去に、有名アニメサイトがハイジャックされ意図しないコンテンツが表示されるという事件もあった。アニメサイトのケースでは、登録メールアドレスを変更され、正規の手順でドメイン移管の申請をされ乗っ取りにあった。

ドメイン名ハイジャックの例(画像はIPAが公表した資料からキャプチャ)

セキュリティインシデントの報告を受け付け情報を集積している一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)によると、フィッシングサイト経由でドメイン管理サイトのログイン情報が窃取されたケースもあるという。

このケースでは悪意の第三者が、ドメイン管理サイトを模したフィッシングサイトを検索エンジンの広告で表示。広告からフィッシングサイトにアクセスしたドメイン管理担当者が、アカウントおよびパスワードを入力し、攻撃者に認証情報を窃取された。このフィッシングサイトは認証情報を入力すると正規サイトにログイン済みの状態としてリダイレクトする仕組みで、被害に気付きにくいようになっていたという。

攻撃者は窃取した認証情報を使用し、ドメイン管理サイトにログイン。ドメインを別のドメイン管理会社に移管する手続きを行った。ドメイン管理担当者はドメイン移管ロックの機能を利用していたが、攻撃者自身がドメイン移管ロックを解除。ドメイン移管ロックの解除手続きにおいて、ユーザー本人の意思確認としてメール認証の手続きもあったが、攻撃者により認証メールアドレスも変更されていたという。

JPCERT/CCではこうした手口のドメイン名ハイジャックを回避するために、

  • 検索サイトで表示されたリンクが正しいものと断定せず、確認済みの公式アプリや、WebブラウザーにブックマークしていたURLからアクセスする
  • サイトの提供するセキュリティ機能(2段階認証など)活用
  • 簡単なパスワードや、同じパスワードの使いまわしを避ける

といった基本的な対策が重要であると呼びかけている。

鳥栖 剛

モール攻略法、SNSマーケ、メーカー視点のEC、物流改善、最新ツール+ノウハウなどが学べる全40講演【7/10+11オンライン開催】

1 year 8ヶ月 ago

ユニメディアが運営するECメディア『通販通信ECMO』は7月10日(水)と7月11日(木)の2日間、全40講演のEC・通販事業者向けオンラインイベント「ECの全てを語り尽くす2日間『ECカンファレンス2024 Summer』」を開催する。

▼「ECの全てを語り尽くす2日間『ECカンファレンス2024 Summer』」(7/10・7/11日開催)

ECの全てを語り尽くす2日間『ECカンファレンス2024 Summer』 通販通信 セミナー

オンラインイベントは、「通販通信ECMO」を運営するユニメディアが主催し、「ネットショップ担当者フォーラム」のインプレス、「コマースピック」のインプレス、「ECタイムズ」のWUUZYが協力。全40講演を用意した。

2024年のモールECの攻略法、売上アップを加速する自社EC構築、データ分析による商品販売戦略の策定、「売れるECサイト」に直結する再現性の高いノウハウなど、各領域の有識者が登壇して多数の成功事例、ノウハウを披露する。視聴は全講座無料。

主な講演内容

  • GPT時代におけるEC領域のAI活用法
  • 越境EC成功のカギ
  • LTVを向上させるポイントと顧客体験設計
  • メーカーのリアルな成功・失敗談から学ぶ、インフルエンサー施策の活用法
  • 差別化・LP訴求力アップのポイント
  • 利益増・コスト改善・生産性向上を実現するバックヤード改善術
  • 売上アップのために必要なマーケティング思考
  • リピート率向上・売り上げ拡大に直結する「次世代CRM物流」の成功事例
  • リピーター口コミを倍増させる楽天ショップ攻略法
  • メール、LINE、SMSを駆使したマルチチャネルCRM
  • クレジットカードの不正利用および不正転売の対策の必要性
  • 海外SNSマーケティングを活用したECサイト成長戦略

開催概要

  • イベント名:「ECの全てを語り尽くす2日間『ECカンファレンス2024 Summer』」
  • 開催日時:2024年7月10日(水)、7月11日(木)10:00~19:00
  • 募集人数:2000人
  • 場所:オンラインセミナー
  • 主催:ユニメディア
  • 費用:無料(事前登録制)
  • 詳細と申し込みhttps://seminar.tsuhannews.jp/seminar/20240710/
高野 真維

製造業のBtoB-EC(法人向け通販)の課題は? 5割が「基幹システムとの情報連携」、7割が「ECサイトでの商品情報の提供」

1 year 8ヶ月 ago

商品情報管理(PIM)のクラウドサービスプロバイダーであるContentservは、製造業のBtoB-ECに関する実態調査を実施した。対象は、BtoB-ECを実施中または実施を検討しているBtoB製造業の役職者107人。

 BtoB-ECは重要な戦略か否かを聞いたところ、「非常にそう思う」が62.7%、「ややそう思う」が26.2%。88.9%が重要な戦略だと捉えている。

Contentservは、製造業のBtoB-ECに関する実態調査を実施
BtoB-ECの戦略上における重要性

BtoB-ECの実施を検討した理由については、「売上の向上」と「営業効率の向上」がそれぞれ56.1%で最多。それに「顧客のニーズが高いから」が32.7%で続いた。

Contentservは、製造業のBtoB-ECに関する実態調査を実施
BtoB-EC実施を検討した理由

BtoB-ECの実施に関する課題認識について、「非常に感じている」は18.7%、「やや感じている」が57.0%。合計75.7%がBtoB-ECで課題を抱えている。

具体的な課題は、「基幹システムとのデータ連携」が最多で50.6%。「社内全体の業務フローの見直し」が39.5%、「eコマースシステムの導入コスト」が35.8%で続いた。

Contentservは、製造業のBtoB-ECに関する実態調査を実施
BtoB-ECでの課題

BtoB-ECサイトにおける「商品情報の提供」について、「かなり課題になる」と答えた割合は22.4%、「やや課題になる」は51.4%。合計73.8%がBtoB-ECにおいて「商品情報の提供」が課題になると答えた。

ECサイトでの商品情報提供に関する課題については、「組み合わせ商品の提案」が51.9%、「顧客の検討状況に合わせた情報提供」が50.6%、「ユースケースや顧客レビュー情報の提供」が43.0%だった。

Contentservは、製造業のBtoB-ECに関する実態調査を実施
商品情報提供における課題

調査では、回答者83.2%が商品情報管理(PIM)の活用が、BtoB-ECやサービスシステムにおいて鮮度の高い商品情報を提供する上で重要との認識を示した。具体的に「非常にそう思う」が35.5%、47.7%が「ややそう思う」と回答した。

調査概要

  • 調査名称:製造業のBtoB-ECに関する実態調査
  • 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査
  • 調査期間:2024年6月10日~17日
  • 有効回答:BtoB-ECを実施または実施を検討している年商200億円以上のBtoB製造業の経営者・役員、管理職(部長相当、課長相当、係長・課長補佐相当、主任相当)107人
松原 沙甫

ECサイトへの導入が義務化された「3Dセキュア2.0(本人認証)」とは? 必要な対策や注意点を解説 | 今日から試せるネットショップ運営ノウハウ powered by カラーミーショップ

1 year 8ヶ月 ago
クレジットカードの不正利用などを防ぐため、原則2025年3月末までにECサイトへの導入が義務付けられた「3Dセキュア2.0(本人認証)」。EC事業者が行うべき対策や注意点などを解説します

「3Dセキュア2.0」は、2025年3月末を目処にすべてのECサイトに導入が義務付けられた、クレジットカードの不正利用を防ぐためのシステムです。この記事では、「3Dセキュア2.0」の仕組みや義務化により必要な対応など基本についてご紹介します。

よむよむカラーミー ツクルくん ツクルくん

「3Dセキュア2.0」って聞いたことあるけど、何だろう。

よむよむカラーミー カラミちゃん カラミちゃん

ECサイトへの導入が義務化された本人認証システムのことですよ! ツクル君もECサイトを運営しているなら、きちんと学んで導入を進めましょうね。

「3Dセキュア2.0(EMV 3-Dセキュア)」とは? 仕組みや特徴を紹介

カラーミーショップ よむよむカラーミー セキュリティ 3Dセキュア2.0 仕組みや特徴

「3Dセキュア2.0(EMV 3-Dセキュア)」はインターネットでクレジットカード決済をする際の不正利用を防ぐための、新しい本人確認の仕組みです。それまでの「3Dセキュア1.0」に代わり、より確実で利便性の高い認証方式となっています。

顧客がクレジットカード情報を入力すると、画面に本人確認画面が出てくるので、指示に従って認証すると決済処理が完了する流れです。

「3Dセキュア2.0」ではこの本人確認の工程において生体認証(指紋や顔認証など)やワンタイムパスワードなど、本人ではないと入力できない情報を利用するため、なりすましによる不正利用を防ぐとされています。

「3Dセキュア1.0」との違い

従来の認証方法の「3Dセキュア1.0」は、ネットショッピングの際にクレジットカード利用者に対して本人認証を行い、不正利用のリスクを判断する仕組みです。

「3Dセキュア1.0」は基本的に事前に登録したパスワードを利用者が入力し、一致した場合のみ決済が完了します。

ですが、もしパスワードも流出してしまった場合は不正利用されてしまいますし、毎回パスワードを入力するため「入力が面倒で購入を止めた」というカゴ落ちリスクもありました

一方の「3Dセキュア2.0(EMV 3Dセキュア)」は、以下の点で大きく進化しています。

  1. リスクベースで認証が行われる
  2. ワンタイムパスワードや生体認証が使える
  3. ECサイトのスマホアプリからの決済が可能

最も大きな違いは、リスクベースで認証を行うという点です。

「3Dセキュア1.0」では購入時には必ず認証が行われていましたが、「3Dセキュア2.0」認証は取引の金額が少額の場合や、利用者の過去の決済履歴から判断して不正が疑われない場合など、リスクが低いと判断されると本人認証の手続きを省略できます

毎回のパスワード入力がなくなるため、カゴ落ちリスクを減らせます。図で表すと以下のように仕組みが異なります。

カラーミーショップ よむよむカラーミー セキュリティ 3Dセキュア1.0
カラーミーショップ よむよむカラーミー セキュリティ 3Dセキュア2.0

また、従来の固定パスワードだけでなく、ユーザーの利便性向上のためワンタイムパスワードや生体認証にも対応しているので、本人でなければ認証ができず、なりすましを防げます。

さらに、「3Dセキュア1.0」ではWebブラウザ上の決済のみ対象でしたが、2.0ではスマホアプリからの決済も範囲に含まれます。

このように、「3Dセキュア2.0」はよりスムーズな決済と不正利用防止の両面において、進化を遂げています。

ECサイトで「3Dセキュア2.0」の導入が義務化

カラーミーショップ よむよむカラーミー セキュリティ 3Dセキュア2.0導入が義務化

ECサイトにおけるクレジットカード不正利用が年々増えているため、経済産業省は2025年3月を目処にECサイトへの「3Dセキュア2.0」の導入を義務化することを発表しました。

ここでは、クレジットカードの不正利用の現状や導入が義務化された理由などを見ていきます。

ECサイトにおける不正利用の実態

経済産業省が2024年に公表した「クレジットカードのセキュリティ対策について」によると、2023年のクレジットカードの不正利用の被害総額は約541億円でした。

2014年は被害総額が約114億円なので、約10年で5倍近くになっています。下記は、クレジットカードの被害額の推移を表したグラフです。

また同資料によると、この被害の大半は不正アクセスなどで盗み取られたクレジットカード番号によるEC取引が占めているそうです。

そのためクレジットカードの被害額をこれ以上増やさないためには、ECサイトにおけるクレジットカード不正利用を防ぐことが最重要とされています。

政府の取り組みと義務化の経緯

上記でお伝えしたように、拡大するクレジットカードの不正利用被害を受け、政府は2020年8月に「クレジットカード不正利用対策強化月間」を設け、対策の一環として「EMV 3-Dセキュア(3Dセキュア2.0)」の導入を決定しました。

インターネットでのクレジットカードの不正利用は、不正取得したカード情報をそのまま利用する手口が主でした。そのため「3Dセキュア2.0」を導入すれば、カード情報だけでは不正利用ができなくなり、被害を大幅に防げると期待されています。

政府は、この対策を行うことで不正利用被害を従来よりも減らすことをめざしています。

ECサイトの「3Dセキュア2.0」義務化で必要な対応

カラーミーショップ よむよむカラーミー セキュリティ 3Dセキュア2.0義務化で必要な対応

「3Dセキュア2.0」が義務化されることはわかりましたが、その他にはどのような対応が必要なのか、もう少し詳しく解説していきます。

各EC事業者に求められる対策や期限

「3Dセキュア2.0」の導入期限は原則として2025年3月末です。

また、ECサイトを運営するEC事業者だけではなくクレジットカードの発行を行うイシュアーや、クレジットカード加盟店を管理するアクワイアラークレジットカード加盟店の決済を代行するPSP(決済サービスプロバイダ)なども不正利用対策の対象となっています。

2024年3月に経済産業省から発表された「クレジットカード・セキュリティガイドライン」によると、各事業者には具体的に、以下のような対応が求められています。

EC事業者・「3Dセキュア2.0」の導入計画を策定し、早目に導入する
・すでに不正利用が多発している店舗は、期限を待たず「3Dセキュア2.0」の導入にすぐに着手する
イシュアー・自社カード会員に対して「3Dセキュア2.0」の登録を強く促すための取組を実施し、2025年3月末までにEC利用会員ベースで80%登録している状態をめざす
・2025年3月末時点において、「3Dセキュア2.0」登録会員の全員が「静的(固定)パスワード」以外の認証方法に移行している状態をめざす
アクワイアラー・PSP不正利用が多発しているEC事業者に対しては「3Dセキュア2.0」の即時導入を促す
・その他のEC事業者に対しても、不正利用発生リスクが高い事業者を優先しながら、2025年3月末までに完了するよう「3Dセキュア2.0」の導入を促す
・EC事業者と新規に契約する際は、2025年3月末までの「3Dセキュア2.0」導入義務化を説明した上で契約する

このように、クレジットカード事業を行っている各企業も、加盟しているEC事業者が「3Dセキュア2.0」を2025年3月末を目処に導入できるよう、働きかける必要があります。また、すでに不正利用が多発している店舗に対しては早急に対応しなければなりません。

3Dセキュア導入に加えカード情報の保護対策も必要

経済産業省が発表している「クレジットカード・セキュリティガイドライン」では「3Dセキュア2.0」の導入が義務付けられましたが、それだけでなくカード情報自体の保護対策も行わなければならないと書かれています。

ECサイトでは、サイト自体の脆弱性やデバイス管理の基本的なセキュリティ対策の不備などにより、カード情報が漏洩したり悪意のあるサイバー攻撃の影響を受けたりといった事故が多く起きています

そのため、ECサイトでは基本的なセキュリティ対策を継続することが必須となっています。

また、そもそもカード情報を自社の機器・ネットワークに保存するなど、不要な保持を避けた運用(非保持化)であることも重要です。

セキュリティ対策は総合的に実施する必要があり、「3Dセキュア2.0」導入のみでは不十分です。

カード情報を含むすべての個人情報保護の観点から、専門家によるセキュリティ診断を実施するなどECサイトを運用する上ではさまざまなセキュリティ対策が求められます。

ECサイトが「3Dセキュア2.0」未対応の場合の影響

カラーミーショップ よむよむカラーミー セキュリティ 3Dセキュア2.0未対応の場合の影響

「クレジットカード・セキュリティガイドライン」によって「3Dセキュア2.0」が義務化されますが、もし対応しなかったとしたら、どうなってしまうのでしょうか。考えられる影響について3つご紹介します。

不正利用リスクと損失(チャージバック)の発生

ECサイトが「3Dセキュア2.0」に未対応の場合、不正利用のリスクが高まるので、具体的には以下のような損失が発生する可能性があります。

  • 不正利用された分の商品やサービス代金の損失(チャージバック)
  • 不正利用された際の対応に係る人件費の発生

クレジットカードが不正に利用された場合、不正に気づいたカード保有者が申し立てることにより、不正利用分が返金される仕組みであるチャージバックが発生します。

このチャージバックは保有者にとっては救済措置になりますが、ショップ側は売上金を返金しても商品は戻ってこないので、大きな損失といえます。

また、売り上げや商品の損失だけでなく、不正利用に関連する処理や手続きなどの人件費もかかってしまいます

このように、不正利用はショップ側にも損益をもたらす恐れがあります。

ブランドイメージの低下

不正利用の対策をせず、実際に不正利用が続いてしまうと、ユーザーからのショップへの信頼(ブランドに対する安心感)が徐々に失われていってしまいます

一度評判が落ちてしまうと、ショップには以下のようなことが起こるリスクが高いです。

  • 長年利用してくれていた顧客が離れてしまう
  • 新規顧客も購入しにくくなる
  • 優秀な人材を採用できなくなる
  • 株価など会社の評価が大きく下がる

このように、長い年月をかけて作り上げてきた良い評判が、不正利用の被害で簡単に壊れてしまう可能性があるのです。

特に近年はSNSやレビュー欄などで簡単にユーザーが発信できるので、不正利用が多い店舗という情報がすぐに広まりやすいでしょう。会社の信頼を守り、被害を防ぐためにも、「3Dセキュア2.0」の導入は必須の対策といえます。

決済会社からの制裁措置

「3Dセキュア2.0」の導入義務化に向けて、カード発行会社や加盟店を管理している企業、決済会社などもECの店舗に対して導入を促すことが求められています。

そのため、導入を促しても未対応のECサイトには決済会社から一時的な入金停止処理や最悪の場合は契約解除など制裁措置が課される可能性があります。もし契約解除をされてしまうと、事業継続に支障が出てしまうでしょう。

決済会社は顧客保護を重視しており、セキュリティ対策が不十分なECサイトに対して厳しい姿勢を示すことが予想されます。

また2024年時点では、ECサイトの「3Dセキュア2.0」未導入に対する罰則などは発表されていませんが、今後、未対応の場合は法的な措置が行われるかもしれません。

不正利用はショップ側にもさまざまな損害を与えるため、「3Dセキュア2.0」をはじめとした対策を講じましょう。

ECサイトの「3Dセキュア2.0」導入時の注意点

カラーミーショップ よむよむカラーミー セキュリティ 3Dセキュア2.0導入時の注意点

ECサイトに「3Dセキュア2.0」を導入する際に知っておきたい注意点をご紹介します。

ユーザー体験に配慮する

認証手続きを省ける時もある「3Dセキュア2.0」ですが、これまで3Dセキュア自体を導入していなかった場合は、決済ページの操作が増えます

認証手順が増えることで購買フローが複雑化し、ストレスを感じるユーザーが出てくる可能性があります

そのため、「3Dセキュア2.0」を導入する際は、以下の点にも十分配慮する必要があります。

  • ユーザーに余計な手間をかけない認証方式の選択
  • ユーザビリティの高いUI/UXデザインの採用
  • 認証に関するわかりやすい説明の提示

事前のユーザーテストや、導入後にECサイトの分析を行いユーザー体験への影響を常に把握して、もし問題があるようであれば改善につなげることが重要です。

不正を必ず防げるわけではない

「3Dセキュア2.0」はインターネットでクレジットカード購入の際の本人認証システムのため、導入したからといって不正を100%防げるわけではありません

未知の脆弱性を狙ったサイバー攻撃であったり、内部関係者による不正であったりなど、不正アクセスや不正利用などが起こる要因は他にもさまざま存在します。

そのため、「クレジットカード・セキュリティガイドライン」にもあるように、さまざまなセキュリティ対策を常に行わなければなりません

たとえば「3Dセキュア2.0」の導入に加えて、不正アクセスや不正注文を検知するようなサービスを導入するなどが考えられます。

ECサイトのセキュリティについては「ECサイト構築・運用セキュリティガイドライン」というコンテンツが経済産業省より公開されていますので、こちらも合わせて参考にしてください。

まとめ

クレジットカードでの不正利用を防ぐ効果がある「3Dセキュア2.0」は、2025年3月末を目処にECサイトヘの導入が義務化されました。不正利用対策が不十分だと、金銭的損失やブランドイメージの低下、決済会社からの制裁措置などのリスクが発生するので、必ず対応しましょう。

ただし、「3Dセキュア2.0」は万能ではありませんので、同時にさまざまなセキュリティ対策が必要になります。インターネット上で商売を行う以上、セキュリティ対策は怠らずにきちんと行うことが、長く店舗を運営するために必須といえます。

この記事はカラーミーショップの公式Webメディア『よむよむカラーミー by GMOペパボ』の記事を、ネットショップ担当者フォーラム用に再編集したものです。

よむよむカラーミー

コメ兵の新たな顧客体験向上施策とは? リテールメディア化が生む“ワクワク”な 買い物体験と収益創出事例

1 year 8ヶ月 ago
コメ兵が取り組むサンクスページを使った新たな施策について、コメ兵の諏訪弘樹氏と、「Rokt Ecommerce(ロクト・イーコマース)」を提供するRokt合同会社 の松田誠氏に聞いた
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リユース大手のコメ兵が進める顧客体験向上の目的は、買い物客のワクワク感の創出。その実現のために取り組んでいる施策の1つが、ファーストパーティデータを活用したECサイトのリテールメディア化だ。

自社のECでの広告配信がなぜ顧客体験向上につながるのか? コメ兵営業本部 マーケティング部 部長 兼 営業システム部 部長の諏訪弘樹氏と、リテールメディア化を実現したソリューション「Rokt Ecommerce(ロクト・イーコマース)」を提供するRokt合同会社 ビジネス開発の松田誠氏に話を聞いた。

「人の介在」「現場力」でワクワク感を創出

コメ兵のECサイトでロイヤルカスタマーがアクティブになるのは毎晩21時頃。新入荷商品がこの時間帯にアップされるためだ。「多くのお客さまが毎日のようにECサイトへ来訪し、特定の商品だけでなく新入荷商品のページをチェックしている」(諏訪氏)。そして、諏訪氏はこう付け加える。

1点モノという中古の特性から、掘り出し物がないか、お客さまは毎日ワクワクしながらサイトを見ている。コメ兵が提供したい顧客体験とは、掘り出し物を見つけるようなワクワク感だ。(諏訪氏)

コメ兵 諏訪弘樹氏
コメ兵 諏訪弘樹氏(営業本部 マーケティング部 部長 兼 営業システム部 部長)

諏訪氏がこのワクワクの顧客体験実現の源泉としてあげたのが「人の介在」と「現場力」。

その例の1つとして電話対応の取り組みがあげられる。メイン顧客が40代後半から60代ということもあり電話注文ニーズも高い。「フリーダイヤルの利用を促すことにも力を入れており、『どんどんお電話ください』といった主旨を積極的にECサイトで案内。有人チャットにもこだわり、極力チャットボットを使わず人が対応する。

そのことで、ロボットには読み取れない行間や、隠されたニーズや心配事を読み取るようにしている」(諏訪氏)。人が介在する現場力ありきの接客を通じ、顧客体験の向上に結び付けている

また、LINEを活用した接客では、商品購入後のフォローやユーザーそれぞれの好みに合わせた入荷案内などを、店舗のスタッフがLINEを使って消費者とコミュニケーションをとる。LINE接客でのキーワードは「一緒に買う」「一緒にコーデ」「一緒に探す」

LINE接客をするスタッフは、担当する消費者の欲しいモノや持っているモノなどをある程度把握している。たとえば、「一緒に買う」計画を立てるために保有商品の売却を提案したり、他の店舗に在庫がないか探したりと、消費者とスタッフが「一緒」になって動く

「人が介在」してワクワク感を提供する――。諏訪氏はこの「現場力」がコメ兵独自の顧客体験を創り出していると話す一方、課題もあった。

テクノロジーの進化、消費の多様化などで、ECサイトでの顧客体験を高める取り組みが顧客満足度を大きく左右する昨今。コンタクトセンターや実店舗で提供できているような、1人ひとりの顧客に合わせてパーソナライズされた買い物体験を、ECでも実現できないか。さらなるワクワクを生む顧客体験をコメ兵は模索した。

サンクスページを使い新たな提案

「商品以外の軸での情報提供などでワクワク体験の提供ができないか」(諏訪氏)と考えるなかでたどり着いた1つの解が、「ファーストパーティデータ」を有効活用したアウトプットだった。

その構想はすぐに実現。ECサイトの購入完了画面(=サンクスページ)で、外部遷移する他社のオファー広告を掲載し、新たな情報との出会いを創出するという新しい試みだ。このアプローチは、端的に言うと自社ECサイトのリテールメディア化。ファーストパーティデータによる顧客理解に基づき、1人ひとりの顧客に適したオファーを提案するという、ECでも“ヒューマンライク”なワクワクの創出に挑んだのだ。

ECサイトのリテールメディア化は「Rokt Ecommerce(ロクト・イーコマース)」というソリューションを導入して実現した。

ECにおける「購入の瞬間」は、顧客の会員情報や決済情報、購入した商品についての情報などさまざまなデータが得られる瞬間。こうしたファーストパーティデータを活用し、ユーザーにとって関連性の高い、外部広告主によるオファー(お得なキャンペーン情報など)を表示する「Rokt Ecommerce」の導入により、自社商品以外の価値ある情報を届けることに成功した。

オファーを表示する場はサンクスページのみであるため、通常のコメ兵ECのカスタマージャーニーも阻害しない。かつ、コメ兵では提供できていない情報を他社の広告を通じて提供しつつ、広告収入として新たな収益源を確保できる。理想的な取り組みだった。

コメ兵はサンクスページでオファーを提案
コメ兵はサンクスページでオファーを提案

「Rokt Ecommerce」導入の大きなポイントになったのが、サンクスページを活用するソリューションだったこと。諏訪氏はそこに大きな可能性を感じたという。

お客さまのワクワク体験のノイズになることは絶対に避けたい。サンクスページを活用して外部へ遷移する広告を掲載するという方法は、お客さまの買い物のノイズにならず、自社だけではない情報リソースを届けられる。(諏訪氏)

「コメ兵では商品を購入できるだけでなく、自分に適したうれしい情報も提供してもらえる。新たな顧客体験を実現できると思った」(諏訪氏)と振り返る。

ただ、これまでにない独自のソリューションとも言える「Rokt Ecommerce」の導入にハードルはなかったのだろうか。導入の経緯について聞いた。

ハードルその① 離脱の懸念

まず、他社広告を掲載することは外部サイトへ消費者を移動させてしまうことになる。「ユーザーの離脱につながってしまうのではないか」――ECサイトを運営していれば、こんな懸念が出てきても不思議ではない。

「『Rokt Ecommerce』では、顧客が商品の購入を終えた後に広告を提示するため、いわゆるカゴ落ちの懸念がないのが特徴」とRoktの松田氏。ユーザーのカスタマージャーニーの観点では問題がないとコメ兵は判断した。

Rokt合同会社 ビジネス開発 松田誠氏
Rokt合同会社 ビジネス開発 松田誠氏

ハードルその② 自社製品の案内をした方が良いのではないか

また、EC事業者にとって、サンクスページは自社のアップセルやクロスセルを促せる場でもある。「他の自社製品提案などで買い回りを促した方が良いのではないか」。こんな声も出てくるだろう。この部分はどう判断したのか。

「コメ兵が扱うのはブランド品が中心で、購入単価が比較的高額になる傾向がある。アップセルやクロスセルはトライしていたが、高額品の購入者に別の高額品を訴求し、コンバージョンにつなげるのは難しい側面があった」(諏訪氏)。また、Roktによると「自社商品のアップセルやクロスセルよりも第三者の広告を掲出した方が、結果的に高い収益性につながるというデータもある」(松田氏)と言う。

ハードルその③ 開発面

開発面などの現場負担はどうだったか。「RoktはサンクスページのソースにJavaScriptのタグを貼るだけで簡単に実装できる。また広告事業の立ち上げに不可欠な広告主営業なども不要であるため開発など現場負担はほとんどなく、導入後すぐに収益創出が開始できる」(松田氏)。こうした開発コストやリソースなどの負担が少ないこともコメ兵にとって導入の決め手になったようだ。

「Rokt Ecommerce」は「購入の瞬間」にアプローチできる
「Rokt Ecommerce」は「購入の瞬間」にアプローチできる

顧客体験向上の延長線上に新たな収益が生まれると社内プレゼン

このように、「新たな顧客体験」の創出に加え、「付帯収益」も生み出すことができるという観点からコメ兵は「Rokt Ecommerce」の導入を決めた。

社内への説明は「あくまで顧客体験を向上させる延長線上に、リテールメディアという取り組みで新しい収益が生まれるということを説明した」と諏訪氏。

情報コンテンツを届けるという観点では自社でオウンドメディアも運営しているが、記事作成も内製しているため自社リソースだけでお客さまのワクワク体験を向上させる情報発信には物理的な限界もあった。

そんななかで、「Rokt Ecommerce」を活用して自社で用意しきれない外部の情報、特に1人ひとりの顧客に合ったお得な情報を届けられるのは、負担も少なく収益も創出できるので最良な取り組みと言える。(諏訪氏)

また、「競合との差別化の観点からも、こうした取り組みにチャレンジすることは必要」(諏訪氏)と考えた。こうしてコメ兵は、2023年からサンクスページの他社広告掲載により、リテールメディア化を実現した。

eCPM・CTRは好成績、評価も上々

コメ兵のECサイトのリテールメディア化は成果が出つつある。サンクスページのeCPM(広告1000回表示あたりの収益)は平均約8000円、時には1万円を超えることもあるという。「導入事業者のなかでもコメ兵はかなり好成績。『Rokt Ecommerce』は機械学習によって広告の表示精度を高めるため、eCPMは上下する傾向にある。それでも導入して間もないコメ兵の実績は高水準」(松田氏)と言う。

また顧客からのエンゲージメント率もかなり高いという。コメ兵のサンクスページで表示されたクリエイティブへの平均クリック率は11.9%と他の導入事業者と比較して高い。「クリック率がここまで高い媒体はなかなかないのではないか。コメ兵が持つファーストパーティデータそのものの質が高いからこその実績だ」(松田氏)と絶賛する。サンクスページで外部へ遷移する広告が表示されるが、ユーザー側の反応はどうか。

コンタクトセンターなどお問い合わせ内容をチェックしているが、サンクスページでのご案内についてお客さまからのネガティブな意見は今のところ1つも聞いていない。eCPMやクリック率の傾向を踏まえると、お客さまにとって有用な情報をお届けできている。つまり、お客さまはポジティブに受け止めているのではないか。eCPMやCTRの推移を見る限り、1つの良い顧客体験の提供につなげられているのではないかと推測できる。

導入後の社内評価も上々だ。経営陣や事業開発部門は収益というよりも「お客さまがどんなことに興味を持っているのか」といった部分について大きく関心を持っている。これまでアンケートやヒアリング、対面インタビューなどを通した顧客理解を進めてきていたが、「自社のお客さまがどんなカテゴリの広告に対してより積極的に反応しているか」など、これまでは見えていなかった部分に迫ることができており、今後の広がりにも期待が寄せられている

自社ECサイトのなかの動きだけでは得られないユーザー心理や興味・関心といったところを知れるようになってきていると実感する。(諏訪氏)

第2フェーズへ、配信面の拡大も視野に

コメ兵では現在の取り組みを第1フェーズと捉えており、さらなるリテールメディア化や顧客体験の向上も視野に入れている。「『まずはお客さまの反応を見たい』という思いが強くミニマムでスタートさせた段階」(諏訪氏)だ。

現在は「Rokt Ecommerce」をECサイトの購入完了のサンクスページのみに実装しているが、その他のタッチポイントにも広げることも視野に入れる。

コメ兵のECサイトにはサンクスページに該当するものとして店舗での商品取り寄せ手続き完了ページ、来店予約完了ページなどもある。「別のサンクスページにも広げていくなど、第2フェーズの可能性を探っている」(諏訪氏)

諏訪氏は「第1フェーズの取り組みで、今回初めて見えてきたお客さまの行動なども含め、もっとファーストパーティデータを精度高く管理していきたい」と説明。加えて「リテールメディアという観点では、コメ兵は実店舗網もあるので、オフラインとも絡ませた取り組みを今後何かできないかとも考えていきたい」(諏訪氏)と展望を語った。

ECサイトの「購入の瞬間」を簡単にリテールメディア化する「Rokt Ecommerce」とは

■新たな収益源の創出、顧客体験向上を実現

「Rokt Ecommerce(ロクト・イーコマース)」は、ECサイトなどで顧客が買い物を完了した直後の「購入完了ページ(=サンクスページ)」上などに、外部の広告主によるオファーを表示できるソリューション。数百億円規模の投資により実現したRokt独自のAI・機械学習技術により、導入するECサイトが収集・所有するファーストパーティデータを分析し、顧客に関連性の高いオファーをリアルタイムで表示する。

EC事業者などは、自社ECサイトのサンクスページなどに顧客の興味・関心に適した広告を配信するリテールメディア化に取り組むことができ、広告収入という付帯収益を生み出すことができる

オファー表示イメージ
オファー表示イメージ
■国内の名だたる企業がリテールメディア化を実現

「Rokt Ecommerce」は世界中で大手企業を中心に導入されている。

国内では、コメ兵のほか、リテールではZOZO、家電EC大手のXPRICE、チケット大手のチケットぴあやローソンエンタテインメント、旅行系では高速バスなど旅行・交通ソリューションのWILLER、LCCのPeach Aviation、エンタメ領域では大手シネコンのユナイテッドシネマなど、ECを活用する多種多様な企業が導入。

広告配信による新たな収益源の創出や顧客体験の向上につなげている。大規模な開発は不要で、表示したいページのソースにJavaScriptのタグを貼るだけで導入することが可能。全デバイス・全言語の最適化もスムーズに対応できる。独自のAI・機械学習技術がファーストパーティデータを分析、表示する広告をユーザーのニーズや購買履歴、興味などに合わせて配信する。

導入企業は広告主営業も不要。大企業でなくても自社ECのアセットを活用して簡単にリテールメディア化できる点が特徴だ。(Rokt・松田氏)

■導入サイトが実現する、広告による新たな収益創出
  • 家電ECの「XPRICE」……eCPM(CPCやCPAをCPMに換算した場合の広告表示1000回あたりの費用)6680円、平均ポジティブエンゲージメント率 8.3%
  • チケット販売の「チケットぴあ」……eCPM6500円、平均ポジティブエンゲージメント率 7.3%
  • WILLER……eCPM7500円、平均ポジティブエンゲージメント率 8.1%
  • Peach Aviation……eCPM6300円、平均ポジティブエンゲージメント率 7.1%
  • ユナイテッドシネマ……他の広告配信ツール平均と比べてRoktが21倍の収益パフォーマンス

上記は、「Rokt Ecommerce」を導入した企業での広告配信による効果だ(Roktホームページより)。ECサイトで購入ボタンをクリックした直後に目にするサンクスページでは、消費者の購買意欲が最も高まっており、そこで自身に最適な広告を配信することは顧客エンゲージメントに直結する。

また、Roktが「トランザクション・モーメント」と呼ぶ、この「購入の瞬間」の顧客心理をうまく捉えられるようなオファーが充実していることも、高い広告効果が実現している理由だという。

たとえば、原則トライアルは提供していないサブスクサービスが、Rokt限定のお得なオファーを用意するなど、限定感を伴う魅力的な広告素材も多い。こうした部分からも高いエンゲージメント率やeCPMに貢献できる。(Rokt・松田氏)

リテールメディアに関する取り組みを検討しているEC事業者の第一歩としても「Rokt Ecommerce」は最適と松田氏は言う。

導入企業にヒアリングすると、「Rokt Ecommerce」でリテールメディア化の可能性をテストしているケースは多い。導入のハードルが低いことはもちろん、セキュリティやブランドセーフティ、収益性の面でベネフィットを提供できるので、ぜひチャレンジしてほしい。

Cookieレス時代に突入し、広告主側も新たな露出面を探っている段階。こうした観点からも出稿先としてのリテールメディアのニーズは高まっていく。今ECサイトをリテールメディア化していくのはチャンスとも言える。(Rokt・松田氏)

AI+機械学習で「レレバンス」の高い買い物体験を提供する
AI+機械学習で「レレバンス」の高い買い物体験を提供する
■「Rokt Ecommerce」で広告を配信したい広告主も募集中

なお、「Rokt Ecommerce」で表示させる広告の出稿主を、「Rokt Ads」というソリューションで募集している。

広告主側では、旅行マーケットプレイスである「Booking.com」で、目標を15%上回るROAS水準を達成したという成功事例もある。イベントチケットなど旅行と関連性の高い「Rokt Ecommerce」導入サイトのサンクスページに、視認性が高くネイティブな形式のオファーを提供し奏功した。そのほか出稿企業の成功事例として、年間顧客獲得数164%増、他媒体と比較し8倍の月額収益というケースもある。

◇◇◇

「Rokt Ecommerce」「Rokt Ads」はオーストラリア発のテック企業・Rokt(本社:米ニューヨーク州)が運営するソリューション。独自の機械学習テクノロジーを活用し、世界中で年間数十億件ものトランザクションの収益化を支え、北米、ヨーロッパ、日本を含むアジア太平洋地域の15か国で事業を展開している。

PayPal、Uber、Lands’ Endといった世界中の主要企業が利用している。2022年には、急速な成長を遂げた米国民間企業のランキングであるInc. 5000社リストに2年連続で選出されているほか、独自の機械学習アルゴリズムは10以上の受賞歴を持つ。

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鳥栖 剛

メディアECのKPIには何を設定すれば良い? 押さえておきたいポイント+事例で解説! | メディアコマースについて学ぼう!

1 year 8ヶ月 ago
ECサイト構築サービス「カラーミーショップ byGMOペパボ」のオウンドメディア「よむよむカラーミー」の編集長が、「メディアEC」について解説します【連載3回目】

メディアECを伸ばすには、具体的なKPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)を設定し、それがどのくらい達成できているかを確認、改善することが大切です。今回は、メディアECにおける主要なKPIや、KPIを設定することの重要性について解説しつつ、メディアECを上手に活用しているECサイト事例を紹介します。

メディアEC運用でもKPIの設定は重要

KPI設定はさまざまな業務で重要だと言われていますが、ECサイトでメディア運営をする際にも同様です。理由は、メディアはファン作りやブランディングなどを目的に運営をしていることが多く、長期的に運営するものだからです。

短期間では目に見える成果が表れにくく、目標達成のための行動が曖昧になりがちになります。しかし、KPIを設定することでプロセスが明確になるので、何をやるべきか可視化でき、目標達成に向けた行動が明確化できます。

また、メディアの成果は、発信する記事の量や質、SEOなどのさまざまな要素で評価され、徐々に成果が積み重なっていくものなので、どうしても時間がかかってしまいます。

そのため、立ち上げ期などは担当者のモチベーションが下がってしまう懸念があることは押さえておきましょう。そこで、途中経過がわかるような目標を共有して運営に関わる担当者のモチベーションを維持するためにもKPIを設定することは重要と言えます。

メディアECのKPIにはどんな種類がある?

メディアECにとっても重要なKPIの種類を説明します。メディアECで設定するKPIには、目的や戦略に応じてさまざまなものがあります。メディアECで設定されることが多いKPIをお伝えします。

記事の公開本数

オウンドメディアを立ち上げたばかりの時期、自社発信のコンテンツに注力したい時期などに重視される指標として設定されやすいのが「記事の公開本数」です。

たとえば「毎週1本記事を公開する」「月に10本記事を公開する」など、具体的な行動目標としてKPIを設定します。

オウンドメディアは成果が出るまでに時間がかかり、長期的な運用が求められます。そのため、記事数が順調に増えていることは、記事制作の体制がしっかり構築されている証拠とも言えますので、メディアの下地作りとして目標を捉えると良いでしょう。

まずは小さな目標(KPI)を設定し、これを達成していくことでモチベーションを維持することが重要です。

記事を増やせば増やすほど、サイトへのアクセス数の増加が期待できるため、設定しやすいKPIでしょう。さらに、記事が蓄積されることで情報の網羅性が高まり、コンテンツの価値も向上します

セッション、PV、UU数など、メディアへの集客数

次にKPIとして設定されることが多いのが、「セッション」「PV」などメディアへの集客数です。

メディアの立ち上げから安定してコンテンツが作れるようになり、メディア運営の下地がしっかりしてきたフェーズになると、行動目標をこれらの指標に切り替えたり、新しいKPIとして追加したりするケースが多いです。

メディアへの集客数を把握するために、主に以下のようなKPIを設定します。

  • PV数
  • 訪問数
  • ユーザー数
  • オーガニック検索流入数

これらのKPIは「Googleアナリティクス4」などの分析ツールを元に計測していきます。

多くのメディアではPV数などを目標に設定してしまいがちですが、メディアの目的によっては、そもそも多く集客をする必要がない場合もあります。そのため、目的とすり合わせつつ、KPIとして置くのであればあくまで評価ポイントの1つとして追うことをおすすめします。

ECサイトへの遷移数

メディアECを立ち上げる主な目的としてブランディングやファン作りと前述しましたが、ある程度メディアサイトに集客ができるようになってくると、ECサイトにどれくらい貢献しているかをKPIに設定するケースもあります。

具体的には、メディアの記事からECサイトへどれくらい遷移するかの数(遷移数)を指標にするということです。遷移先としては、主にECサイトのTOPページ、商品ページ、特集ページなどがあげられるでしょう。

また、メディアがどれだけ貢献しているかを測る際、遷移数だけでなくSNSなどでのシェア数や言及数などをKPIに置くケースもあります

メディアECでKPIを設定する際に押さえておきたいポイント

ここからはメディアECでKPIを設定する際に、押さえておきたいポイントを2つ説明します。

① フェーズごとにKPIを決める

メディアECでは、「立ち上げ直後」や「運用を開始してから〇年目」など、フェーズごとにKPIを設定することが大切です。なぜフェーズごとに設定するのか? 成長段階によってメディアの目標が変わってくるためです。

メディアの立ち上げフェーズでは、まだ数字が伸びていないケースが多いので、たとえば「1か月で記事を10本投稿する」など、安定的な運用をめざした下地作りを意識した行動目標とするのが良いでしょう。

メディアの運用が安定してきたら、今度は「今年の12月に○○PV達成、そのために逆算して●月は○○PVを目めざす!」といったように、結果目標をKPIに設定していくことをおすすめします。

フェーズごとにKPIを見直し・設定し、達成するための計画を立てることで、メディアEC運営が継続しやすくなります

② 現実的な目標を設定する

KPIは運営体制や自社の状況と照らし合わせながら、現実的な目標を具体的な数値で設定するのがポイントです。

公開する記事本数や目標とするPVを現実的ではない数字にしてしまうと、メディア運営に関わるメンバーへの負担が大きくなり疲弊してしまいます。そうすると、長期的にメディア運営が継続できなくなってしまう可能性もあります。

せっかく立ち上げたメディアなのに、KPIを設定したことで負担になり継続できなくなってしまっては本末転倒です。

メディアECを運営する場合基本的に兼任するケースが多いので、まずはできるだけ負担にはならないような目標を設定することが大切です。

メディアECの活用事例「かごしまぐるり」

ご紹介するのは、鹿児島の逸品に特化したECサイト「かごしまぐるり」さんです。

カラーミーショップ メディアEC メディアECを活用している「かごしまぐるり」
メディアECを活用している「かごしまぐるり」さん
(画像は「かごしまぐるり」さんのサイトからキャプチャ)

“鹿児島の魅力発信”をコンセプトに、個性的で魅力ある生産者の取り組みやこだわりを商品と共に紹介しており、メディアECをうまく取り入れ、コンテンツマーケティングを実践しています。

メディアECでコンテンツマーケティングを実施したいショップさんにとって参考になるはずです。「かごしまぐるり」さんで参考にしてほしいポイントを3つ解説します。

① 生産者の魅力・ストーリーを大切にしたコンテンツ作りへのこだわり

「かごしまぐるり」さんでは、取扱商品の生産者を徹底的に事前リサーチすることはもちろん、直接スタッフさんが現場に訪問し、コミュニケーションを取り、質問することで生産者の魅力やストーリー・想いを掘り起こすようにしています。

そうして得た一次情報や直接撮影してきた写真などを盛り込み、商品ページを作成しています。

カラーミーショップ メディアEC かごしまぐるり 生産者の情報や商品写真を盛り込んだ商品ページ
生産者の情報や商品写真を盛り込んだ商品ページ(画像は「かごしまぐるり」さんのサイトからキャプチャ)

また、商品ページだけでなく、サイト内に「生産者一覧」というカテゴリページが設けられており、そこではサイトで取り扱う商品の生産者がどのような人かを紹介するページをそれぞれ掲載しています。

カラーミーショップ メディアEC ECサイトで扱っている商品の生産者を紹介
ECサイトで扱っている商品の生産者を紹介(画像は「かごしまぐるり」さんのサイトからキャプチャ)

顔が見えないECサイトで信頼性を向上させる工夫として、スタッフの顔出しや紹介コンテンツは増えてきていますが、商品を生産している人の紹介まで丁寧に行っている取り組みは、生産者の魅力を伝えるだけでなく、サイトを利用するユーザーにとっても信頼性や親近感がわく有益なコンテンツになります。

② オウンドメディア「かごしまぐるりよみもの」での鹿児島の魅力を伝える情報発信

「単なる商品販売サイトではなく、個性的で魅力ある生産者の取り組みをもっと知ってもらいたい」という思いから、“鹿児島の魅力発信”というコンセプトのもと、情報発信を行っています。

カラーミーショップ メディアEC オウンドメディア「かごしまぐるりよみもの」
オウンドメディア「かごしまぐるりよみもの」(画像は「かごしまぐるり」さんのサイトからキャプチャ)

県内各地の生産現場を訪れ、個性的で魅力ある生産者の取り組みを発掘し、商品販売を通じてその魅力や地域性を発信。鹿児島県をブランディングし、鹿児島全体の認知度向上と地域活性化をめざしています

元々SNSで情報発信を行っていましたが、長文のコンテンツには向かない制約があり、鹿児島の魅力を十分伝えられないことから、「WordPress」を使ったオウンドメディア「かごしまぐるりよみもの」を立ち上げました。

「かごしまぐるりよみもの」では、以下のような工夫を行っています。

  • 商品を直接PRする記事は作らない。商品を発売するタイミングで関連した情報コンテンツ発信し、理解を深めてもらえるようにしている
  • 記事の最後に執筆者の視点や想いを盛り込み、読者の気持ちを高められるよう心がけている
  • スタッフの実体験コンテンツだけでなく、生産者やアンバサダーに寄稿コラムを書いてもらうなど、外部の人も巻き込んで独自のコンテンツを発信
  • 「WordPress」のUIやページ構成を改修し、ECサイトとの連携を意識した回遊性の高いデザイン
  • SEOも意識して、スモールキーワードを狙った記事作成を心がけている
  • 記事アップ時にはSNSでシェアするなど、別チャネルとも連動したコンテンツデリバリーを意識

このように、オウンドメディアを通じて鹿児島の魅力を幅広く独自コンテンツとして発信しながら、生産者や地域とつながり、SEO施策やSNSとの連携も意識してメディアを運営しています。

鹿児島県全体のブランディングと地域活性化をめざし、単なるECを超えた情報発信・コミュニケーションの場としてオウンドメディアを機能させている点や、独自コンテンツを作る際の熱量・協力者を増やしていく施策などは非常に参考になります。

③ フェーズごとに設定し運用しているKPI

今回のテーマである「メディアECのKPI」についても、「かごしまぐるり」さんは設定と活用に工夫を凝らしています。

メディアを立ち上げた当初は、社内でメディアコンテンツ運営への理解を深め、機運を高めることを最優先し、月間PV数ではなく月間の記事アップ数をKPIに設定したそうです。

立ち上げから半年が経過し、記事作成への習熟が進んだタイミングでPV数もKPIに追加。また「かごしまぐるり」さんは毎週定期的にミーティングを行い、KPIの進捗状況を社内でこまめに共有。

また、進捗の確認とともに記事ごとのPV数のデータを分析し、どの記事が読者に好まれているのかを把握。データ分析の結果を踏まえ、人気の高い記事の特徴を次の記事作成に生かすなど、PDCAサイクルを実践しています。

このように、「かごしまぐるり」さんはメディアECの立ち上げ当初からKPIを設定し、進捗管理を行うと共にこまめな社内共有なども行い、データやノウハウを蓄積していく体制を整備しています。そうした工夫を重ねていることから、ECサイトやメディアにおいて独自コンテンツを継続して発信できていることがうかがえます。

まとめ

今回は、メディアECのKPIについて重要性や設定のポイント、事例を紹介しました。

繰り返しになりますが、KPIを設定することは非常に重要です。目標値を定め、進捗を測ることで施策の効果を確認でき、改善点を見つける一助となります。しかし、KPIはあくまで指標にすぎないので、KPIの数値自体が目的化してしまっては本末転倒になってしまいます。

そしてフェーズごとに適切なKPIを設定し直すことも肝心です。立ち上げ期なら記事数がKPIになるかもしれませんが、運用が安定したフェーズであれば、たとえばユーザー数やPV数、さらにメディアの貢献度を測るために読了率、コンバージョン率の方が重要な指標となる場合もあるでしょう。

メディアを伸ばし、継続させていくには臨機応変にKPIを設定し直しながら、本質を見据えたメディアECの運営を心がける必要があります。

今回の記事が、KPIの設定について参考になれば幸いです。

ECサイト構築サービス「カラーミーショップ byGMOペパボ」では、ECサイトと同一ドメイン下で「WordPress」を運営できる機能「WPオプション」を無料で提供しており、これからメディア運営を始める方も取り組みやすい環境が整っています。

興味をお持ちの方はぜひ一度ご覧ください。詳しくはこちら

花田 靖治

楽天の三木谷社長「「地方活性化の政府方針と大きく矛盾」。「ふるさと納税へのポイント付与禁止」撤回求めネット署名

1 year 8ヶ月 ago

ポイント付与伴うポータルサイトを通じた「ふるさと納税」の寄付を禁止するなどとする総務省の告示を受けて楽天グループは6月28日、代表取締役会長兼社長である三木谷浩史氏の名義で反対声明を出した。併せて「ふるさと納税へのポイント付与禁止」に反対するネット署名を開始した。

ポイント付与伴うポータルサイトを通じた「ふるさと納税」の寄付を禁止するなどとする総務省の告示を受けて楽天グループは6月28日、代表取締役会長兼社長である三木谷浩史氏の名義で反対声明を出した
三木谷氏名義で署名を呼びかけている(画像は楽天グループのWebサイトから編集部がキャプチャ)

声明では、「『楽天市場』をはじめ弊多くのショッピングサイトは地域振興や地域の自律的成長を支援するべく、地方自治体に負担を求めないポイント等でのプロモーションも含めて、『ふるさと納税』を応援してたきた」と説明。「地方への恩返しという納税者の思いも強く、ショッピングサイトを通じた『ふるさと納税』は、多くの地方自治体にとってかけがえのない財源となるだけでなく、地産品の振興にも大きく貢献しながら成長してきた」としている。

総務省による今回のポイント付与禁止の告示は「民間原資のポイントまでも禁止し、地方自治体と民間の協力、連携体制を否定するもの」と批判。各地域の自律的努力を無力化するともし、「地方の活性化という政府の方針にも大きく矛盾」すると指摘している。

今回の総務省の告示について、三木谷社長は声明で「本告示については撤回するよう、皆さんの声を代表して政府、総務省に強く申し入れたいと思います」と撤回を要求。オンライン署名の参加を呼びかけている。

楽天会員はログイン状態でワンクリックで署名できる。

鳥栖 剛

ふるさと納税、2025年10月からポイント付与伴う寄付禁止。今秋からは返礼品強調の広告宣伝も規制

1 year 8ヶ月 ago

総務省は6月28日、「ふるさと納税」に関する基準の見直しを告示し、2025年10月から寄付者にポイント付与などを行うポータルサイトを通じた寄付を禁止する。また、2024年10月からは返礼品を強調した宣伝広告の禁止、返礼品の内容と自治体との関連性についての規定などを厳しくする。

総務省は6月28日、「ふるさと納税」に関する基準の見直しを告示し、2025年10月から寄付者にポイント付与などを行うポータルサイトを通じた寄付を禁止する
総務省は「ふるさと納税」の基準見直しを告示(画像は総務省のサイトを編集部がキャプチャ)

総務省では「ふるさと納税」の本来的な趣旨に鑑み、2025年10月から寄付者にポイント付与などを行うポータルサイトを通じた寄付を禁止とする。ポイントサイトなどを経由したポイント付与も禁止の対象となる。発行ポイントの原資の出所によっての制限の区別などは設けられていない。

なお、クレジットカード決済時に付与されるポイントなどは「通常の商取引にかかる決済に伴って提供されるに相当するもの」とし、禁止対象には該当しないとしている。ただし、「ふるさと納税」の決済を対象として追加的にポイントを付与するなどといった取り組みは禁止対象に該当する。

2024年10月から規定を厳格化

ポイント付与が伴う寄付の禁止を前に、2024年10月から返礼品を強調した宣伝広告の禁止、返礼品の内容と自治体との関連性についての規定を厳格化する。

返礼品を強調した宣伝広告の禁止は、新聞・テレビ・Webなど各広告媒体が対象。メールマガジンも対象になるとしている。

告示は自治体向けに発出されたものであるが、ポータルサイトでの宣伝も禁止の範囲内。「返礼品等が当該事業者等による宣伝広告において強調されていないか確認するとともに、当該事業者等との契約等においてそのような宣伝広告を行わない旨の規定を盛り込むなど、必要な措置を講ずること」としている。

「適切な寄付先の選択を阻害するような表現」も規制する。総務省では、「お得」「コスパ(コストパフォーマンス)最強」「ドカ盛り」「圧倒的なボリューム」「おまけ付き」「セール」「買う」「購入」「還元」などが考えられるとしている。

また、通常と比較して「必要寄附金額の引下げ」や「個数の増量」といったキャンペーン表示も規制表現に該当する。商品ページなどにもこうした表現の規制が及ぶこととなる。

そのほか、「ふるさと納税」の返礼品の食品が、産地名の表示偽装が相次いで発生したことなども踏まえ、返礼品の内容と自治体との関連性についての規定を厳格化する。総務省は「ふるさと納税に係る指定制度の運用についてのQ&Aについて」で次のような例をあげている。

認められると考えられる例

  • 区域内で生産された牛乳や果物を100%使用して、区域外で製造されたジェラート
  • 区域内で生産された酒米を 100%使用して、区域外において醸造した地酒
  • 区域内の事業者が 100%自社で栽培したリンゴを使用して、区域外の工場で加工したリンゴジュース
  • 原材料の柑橘のうち9割以上に区域内で生産された柑橘を使用したジュース

認められないと考えられる例

  • 製造に用いる牛乳のうち区域内で生産された牛乳を約1割使用した、区域外製造のアイスクリーム
  • 区域内で生産された醤油・ポン酢を使用した、区域外で加工されたもつ鍋・水炊き
鳥栖 剛
確認済み
10 分 12 秒 ago
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