ネットショップ担当者フォーラム

イケアが自社製品専用の中古品マーケットECに参入、リユースEC事業の成長戦略とは | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

1 year 7ヶ月 ago
Ikeaがデジタル中古品市場に参入しています。製品の寿命を伸ばし、循環型社会に貢献する取り組みです。テスト展開後、グローバル展開を視野に入れています

家具販売大手Ikeaはスペインとノルウェーで、「Ikea Preowned(イケア・プレオウンド)」という中古品再販マーケットプレイスの試験運用を始めました。顧客同士が中古のIkea家具を直接売買できるように設計。現在、スペインの首都マドリードと、ノルウェーの首都オスロでテスト運用しており、テストが成功すればグローバルで展開する可能性があります。

Ikea、自社製品専用の再販プラットフォームをテスト展開

Ikeaグループの親会社で世界中のIkea店舗の大半を運営するIngka(インカ)グループは、消費者同士が自分の所有するIkea製品を出品したり購入したりできるP2P(ピアツーピア)型の中古品再販マーケットプレイスを試験運用しています。試験運用は12月末までです。

「Ikea Preowned」に出品されている中古のIkea製品の一例(画像は「Ikea Preowned」から編集部がキャプチャ)
「Ikea Preowned」に出品されている中古のIkea製品の一例(画像は「Ikea Preowned」から編集部がキャプチャ)

Ingkaグループのジェスパー・ブローディンCEOは「まずはオスロとマドリードから始めますが、Ingkaグループが抱いているビジョンはもっと大きな規模です」と、米LinkedIn(リンクトイン)社が運用するビジネス特化型のSNS「LinkedIn」に投稿しました。

IngkaグループCEOのジェスパー・ブローディン氏による「LinkedIn」への投稿(画像は「LinkedIn」から編集部がキャプチャ)
IngkaグループCEOのジェスパー・ブローディン氏による「LinkedIn」への投稿(画像は「LinkedIn」から編集部がキャプチャ)

試験運用により、中古品の売買というサステナビリティな取り組みの一環で、お客さまがIkea製品をより低価格で入手しやすくなります。家庭生活における人々のニーズを満たす手法として、今までよりも深いインサイトが得られるでしょう。(ブローティン氏)

米国のEC専門誌『Digital Commerce 360』は、2024年のIkeaのEC売上高は107億6000万ドルに達すると予測しています。

年度別のIKEAのEC売上高の遷移(2024年度の数値は『Digital Commerce 360』の予測。単位:ドル。出典:『 Digital Commerce 360』企業レポート。データは2024年8月時点)
年度別のIKEAのEC売上高の遷移(2024年度の数値は『Digital Commerce 360』の予測。単位:ドル。出典:『 Digital Commerce 360』企業レポート。データは2024年8月時点)

中古品プラットフォームの展望

ブローディン氏は「Ikea Preowned」の試験運用の発表で、Ingkaグループは「デジタル中古品市場に対する顧客の行動や関心、そしてそれがビジネスの観点でIngkaグループにとってどのようなメリットをもたらすのかを理解するため」に、「Ikea Preowned」の試験運用を開始すると説明しました。

現在、「Ikea Preowned」は無料で利用できますが、「将来的にはIngkaグループが『控えめな料金』と表現する利用料金を導入するかもしれない」と、ブローディン氏は国際経済紙『Financial Times』のインタビューに説明しています。

これまでのところ、「Ikea Preowned」に出品されている製品のほとんどは、リビングルーム、子供用家具、収納などのカテゴリーに分類されています。

購入者は、「Ikea Preowned」で気に入った中古のIkea製品を予約し、出品者と会う約束をし、製品の状態を直接確かめてから購入を確定することができます。気に入らない場合は、購入をキャンセルして払い戻しを受けることができます。

製品の出品者は、自分が撮影した写真と設定した価格でIkeaの製品を「Ikea Preowned」に出品することができ、それについてIkeaのアルゴリズムがプロモーション画像、サイズ、製品の詳細情報を追加。各出品物には、組み立てガイドや手入れ方法の情報も加えられます。

出品後、出品者は製品が購入された場合の金額の受け取りを、銀行振込、今後の購入時に15%割引の適用を受けられるIkeaのギフトカードのどちらかを選ぶことができます。

出品者が撮影した画像と設定した価格の一例(画像は「Ikea Preowned」から編集部がキャプチャ)
出品者が撮影した画像と設定した価格の一例(画像は「Ikea Preowned」から編集部がキャプチャ)

中古家具市場で存在感を増し続けるIkea製品

Ikeaの家具はすでに、越境ECプラットフォームの「eBay」、不要品の売買、求人などを個人ができるコミュニティーサイト「Craigslist(クレイグスリスト)」、個人間で製品を売買できる掲示板「Gumtree(ガムツリー)」、Facebookでコミュニティのメンバーからアイテムを購入したり、アイテムを販売したりできる「Facebook Marketplace」などのオンライン転売プラットフォームにおいて、個人間で売買される製品の定番となっています。「Ikea製品は現在、中古家具市場の10%を占めています」(ブローディン氏)

このことに加えて、Ikeaは一部の店舗で、顧客から使用済みの家具を買い取り、中古品として再販売する買い戻しプログラムを実施しています。

売上の基盤を実店舗からECにシフト

Ikeaは、Ikea製品の売買専用オンラインプラットフォームである「Ikea Preowned」を提供することで、他社とは一線を画そうとしています。中古品市場でより大きなシェアを獲得し、売り上げの軸を実店舗から、成長中のオンライン販売部門に移すことが目標です。

世界の中古家具市場は2024年以降、毎年6.4%成長すると予測されており、ブローディン氏はこれを受けて「消費者は高額な品物をリーズナブルに購入するために中古品を選ぶという大きなトレンドを反映している」と強調しています。

中古品の流通でサステナビリティに貢献

Ingkaグループは、中古製品の売買を後押しする「Ikea Preowned」は、製品の寿命を伸ばすための取り組みの一環であると説明。Ikeaグループは、店舗での買い戻し、部品交換、古いマットレスを再利用しているオランダの子会社RetourMatrasのようなリサイクルプログラムなど、製品の寿命が伸びることにつながるさまざまなサービスをすでに提供しています。

マットレスの回収・再利用を行っているRetourMatras(画像はRetourMatrasのコーポレートサイトから編集部がキャプチャ)
マットレスの回収・再利用を行っているRetourMatras(画像はRetourMatrasのコーポレートサイトから編集部がキャプチャ)

こうした取り組みは、Ikeaが掲げるサステナビリティの目標に沿ったものであり、まだ使える製品が処分されてしまうのを防ぐことで循環型経済に貢献しています。

英コンサルティング事業者Deloitteと、循環型の経済システムを推進するCircle Economy財団が共同で作成した「グローバル・サーキュラリティ・ギャップ・レポート2024」によると、循環型経済はメガトレンドの域に達したことが明らかになっています。循環型経済に関する議論、討論、記事の量は、過去5年間で約3倍に増加しました。

しかし、世界経済における再生資源のシェアは依然として低下傾向にあり、2018年の9.1%から2023年には7.2%に低下し、5年間で21%減少しています。

レポートは、循環型経済を推進し、循環型経済に反する有害な行為にはペナルティーを科す政策を導入するために、政府、金融関係者、市民が協力して改革に取り組むことが必要だと説明しています。また、適正な価格を設定して、循環型経済への解決策に向けた資金提供ができるように調整することを求めています。

この記事は今西由加さんが翻訳。世界最大級のEC専門メディア『Digital Commerce 360』(旧『Internet RETAILER』)の記事をネットショップ担当者フォーラムが、天井秀和さん白川久美さん中島郁さんの協力を得て、日本向けに編集したものです。

Digital Commerce 360

めざすは女子店イメージの刷新、男性衣料の比率増や断熱実験体験などの「#ワークマン 女子女子」新型店舗とは

1 year 7ヶ月 ago

ワークマンは2024年9月24日、埼玉県所沢の複合商業施設「エミテラス所沢」に「#ワークマン女子 エミテラス所沢店」を開店する。顧客の要望を踏まえ、従来の女子店のイメージを刷新するのが特徴だ。

<本文>
ワークマンは8月31日現在、1019店舗を展開し、そのうち「#ワークマン女子店」は66店舗。「#ワークマン女子店」に対する改善点を顧客に聞いたところ、次の3点が主に寄せられた。

  • 女性と男性の主力衣料品のテイストが異なり店舗に統一感がない
  • 女性衣料に較べて男性用が少なすぎる(現状は2対1)
  • 使用頻度が少ない機能性衣料やアウトドアカジュアルが多く、次の来店動機が高まらない

こうした課題を踏まえ、「#ワークマン女子 エミテラス所沢店」では女性と男性の衣料品売場に統一感を出し、従来の女子店のイメージを刷新した。

具体的には、女性と男性ウエアのテイストをそろえるため、女性は「大人かわいい」、男性は「大人カジュアル」にして控えめなデザインで統一。さらに、女性と男性衣料の比率を1対1にした。ただ、女性物は好調なためアイテム数は据え置く。

「大人カジュアル」コーナー ワークマン
「大人カジュアル」コーナー

男性は落ち着いた女子店限定品を大幅に増やす。これにより、アイテムの売場構成比を女性衣料は35%、男性衣料は35%、、靴は15%、キッズは10%、鞄/帽子は5%にする。

このほか、業界最大手と競合する購入頻度の高い製品を女子店の最重点アイテムにする。肌着においては冬物の売り場を拡大。秋冬物は防寒肌着やメリノウール肌着で攻勢をかける。また、トレンド品が中心のWorkman Colorsブランド品のアイテム数を増やして、顧客の来店頻度を高める。さらに、男性の大人カジュアルを強化。機能性商品をカジュアル製品に導入し、定価は最大手の半額に設定する。

「エミテラス所沢店」の売場面積は498平方メートルで、ショッピングモール内の女子店としては全国最大規模。また、独自開発の断熱シートと吸光発熱綿を組み合わせ、外部環境を無効化する新素材を用いた「XShelter着る“断熱材”」シリーズのウェアを5アイテム陳列した初の店舗としても話題となっている。

松原 沙甫

アフィリエイト広告運用企業の77.7%がASPを複数利用、63.8%がワンタグツールを導入

1 year 7ヶ月 ago

フルスピードが実施したアフィリエイト広告運用の実態調査結果によると、アフィリエイト広告を運用している企業の約8割が複数のアフィリエイト・サービス・プロバイダ(ASP)を利用しており、6割以上が複数のASPのデータなどを一元管理するワンタグツールを導入していることがわかった。

調査は7月18日に、ジャストシステムが提供する「ファストアスク」によるインターネット調査を実施。アフィリエイト広告を行っている企業のマーケティング担当者188人から有効回答を得た。

ASPを何社利用しているか聞いたところ、2社以上のASPを利用していると回答した企業は77.7%にのぼった。

フルスピードが実施したアフィリエイト広告運用の実態調査結果
利用ASP1社のみは11.2%だった

アフィリエイト広告用のワンタグツールの導入状況について聞いた質問に対しては、、「導入している」が63.8%。すでにアフィリエイト広告運用に取り組んでいる企業の多くが「複数ASPの利用」と「ワンタグツールの活用」を行っていることがわかった。

フルスピードが実施したアフィリエイト広告運用の実態調査結果
ワンタグツールの導入率は63.8%だった

利用しているASPの数によって、成果への悩みや満足度に違いがあるかも調べた。ASPの利用社数別に「CV数の少なさへの悩みの有無」を聞いたところ、ASP利用数は1社または2社のみの場合は「成果・CV獲得数に悩みを持つ」と回答した割合がそれぞれ約21%。「悩みを持たない」は1社のみが約5%、2社のみが約17%と、ASP利用数が少ない企業では悩みを持つ割合が多い。

一方、ASPを3社以上利用している企業では悩みありが約48%に対し、悩みなしは約60%。ASP利用社数が多い企業ほど、成果・CV獲得数への悩みが少ない傾向にある。この結果からフルスピードでは「利用するASPの数を増やすことで成果獲得につながる」と考察している。

フルスピードが実施したアフィリエイト広告運用の実態調査結果
ASPを3社以上利用する企業では「成果・CVに悩みなし」が約68%に

アフィリエイト広告運用における悩みについても聞いた。「成果承認作業(重複した成果がないかの確認)が大変」が44.1%でトップで、次いで「メディア管理(どのメディアで成果が発生したか、などをまとめる作業)が大変」(42.6%)、「メディア管理(紹介されている掲載面に問題がないかどうかのチェック)が大変」(38.3%)だった。アフィリエイト広告を運用する企業は「メディア管理」や「成果承認作業」といった管理に関わる工数に悩みを抱えている。

フルスピードが実施したアフィリエイト広告運用の実態調査結果
運用の悩みには成果承認作業やメディア管理が上位となった

利用するASPの社数とワンタグツールの利用率の相関についても調べた。ワンタグツールの利用率が最も高かったのは「6社以上利用している企業」で約93%。次いで「5社利用」の約78%で、以下もASP利用社数の多い順でワンタグツールの利用率が高いという結果となった。

フルスピードが実施したアフィリエイト広告運用の実態調査結果
利用ASPの数が多いほどワンタグツールの導入率も高い傾向となった

複数のASPを利用する企業ほど管理工数が増える傾向が高く、そのため運用管理の効率化を実現するワンタグツールの必要性が高くなっていると見られる。ASP利用数が増加するほどワンタグツールも利用されることがわかった。

鳥栖 剛

宅配便ロッカー×無人自動配送ロボの組み合わせで無人配達。ヤマトなど3社が実証実験

1 year 7ヶ月 ago

北海道・石狩エリアで9月11日から、車道を走行する無人自動配送ロボットと宅配便ロッカーを組み合わせた無人宅配の実証実験がスタートした。

ヤマト運輸と、車両型の無人自動配送ロボを開発する京セラコミュニケーションシステム(KCCS)、オープン型宅配ロッカー「PUDOステーション」を展開するPackcityJapanの3社が共同で実施する。

実証実験の内容は、「PUDO」を搭載した中型・中速無人自動配送ロボが公道を走行し、荷物の受け取り手の自宅から徒歩1分圏内の場所まで届けるというもの。走行中は遠隔で監視者がモニタリングし、状況に応じて無人自動配送ロボットを遠隔操縦する。車道実証のための許可として、北海道運輸局から保安基準緩和認定を受け北海道警察から道路使用許可を取得。石狩市の協力を得て実施する。

実施期間は9月11日から10月下旬まで。対象エリアは石狩市緑苑台東地区で、対象地域の「クロネコメンバーズ会員」宛の宅急便で実験する。クール宅急便、着払い、代金引換、120サイズ以上の荷物は対象外としている。

利用者は、①クロネコメンバーズのユーザーは荷物の配達予定通知が来たら受け取り場所を「宅配便ロッカーヤマト運輸緑苑台実証実験用」を選択②ヤマト従業員が無人自動配送ロボの「PUDOロッカー」に荷物を格納③無人自動配送ロボが走行し、受取ユーザーの自宅付近に接近したらユーザーに通知を発出④ユーザーは無人自動配送ロボの到達地点まで足を運び、PUDOロッカーの開錠操作を行う――この流れで荷物を受け取ることができる。

ヤマト運輸と、車両型の無人自動配送ロボを開発する京セラコミュニケーションシステム(KCCS)、オープン型宅配ロッカー「PUDOステーション」を展開するPackcityJapanの3社が共同で車道を走行する無人自動配送ロボットと宅配便ロッカーを組み合わせた無人宅配の実証実験をスタート
「クロネコメンバーズ」の受取場所指定変更や通知機能を用いて実験する

各社は地域特性に適した無人自動配送ロボの社会実装に向けた新たな配送サービスの実現をめざす。無人自動配送ロボットを活用した物流サービスの実用化に向けた実証実験を継続するとしている。

なお今回の実証実験は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募し、2022年6月にKCCSが採択された「革新的ロボット研究開発基盤構築事業/自動配送ロボットによる配送サービスの実現」の取り組みの一環。KCCSとヤマト運輸では2022年から中速・中型無人自動配送ロボットによる個人向け配送サービスの実証実験を行い、実用化に向けた検証を進めている。

鳥栖 剛

【JR貨物列車運休の影響】ヤマト運輸、佐川急便で荷物の配送に遅延が発生

1 year 7ヶ月 ago

日本貨物鉄道(JR貨物)が輪軸組立作業時の不正行為によって車両点検を行い、全貨物列車が運休となっている影響で、ヤマト運輸と佐川急便は9月11日までに、一部エリアにおいて荷物の配送に遅れが生じていると発表した。

ヤマト運輸

次の地域において荷物の配送に1日以上の遅れが生じる見込み。対象は9月10日~11日に発送された荷物。

東京、関東地域(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県)から九州地域、北海道宛ての荷物
九州地域(福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県)、北海道から東京、関東地域宛ての荷物

ヤマト運輸のお知らせ

佐川急便

一部荷物の輸送に貨物鉄道輸送を利用していることから、預かった荷物の配送に遅れが生じている。対象は全国から北海道、東北地域、関東地域、北陸地域、関西地域、九州地域向けの荷物。

9月11日以降の発送分の荷物については代替の輸送手段への切り替えを検討。遅延を最小限に抑えるために最善を尽くすとしている。

佐川急便のお知らせ

松原 沙甫

エアークローゼットが期間限定で「有楽町マルイ」にパーソナルスタイリングの体験型店舗をオープン

1 year 7ヶ月 ago

エアークローゼットが提供する月額制ファッションレンタルサービス「airCloset(エアークローゼット)」は丸井と連携し、9月11日(水)~11月11日(日)の期間限定で「有楽町マルイ」にパーソナルスタイリングの体験型店舗をオープンした。

「パーソナライズされたファッション体験」を提供

エアークローゼット airCloset パーソナルスタイリング診断 体験型店舗 有楽町マルイに期間限定でオープン
期間限定で「有楽町マルイ」に体験型店舗をオープン(画像は予約サイトからキャプチャ)

体験型店舗では、「airCloset」のプロのスタイリストがユーザーのファッションの悩み・好み、なりたいイメージ、着用シーン、サイズなどを踏まえたパーソナルスタイリング診断を実施、ユーザーに直接コーディネートを提案する。その場で提案した商品を購入することも可能。プランおよび利用の流れは次の通り。

プラン詳細(担当スタイリストによって提供メニューは異なる)

  • スタンダードプラン【パーソナルスタイリング診断】:休日7700円、平日6600円(いずれも税込)/所要時間50分
  • カラープラスプラン【カラー診断付 パーソナルスタイリング診断】:休日8800円、平日7700円(いずれも税込)/所要時間60分
  • 骨格プラスプラン【骨格診断付 パーソナルスタイリング診断】:休日8800円、平日7700円(いずれも税込)/所要時間60分
  • プレミアムプラン【骨格+カラー診断付 パーソナルスタイリング診断】:休日9900円、平日8800円(いずれも税込)/所要時間70分

利用の流れ

  1. プランを選択し、事前予約を行う
  2. 予約完了後、事前アンケートに回答
  3. 予約日当日、パーソナルスタイリング診断をもとに、プロのスタイリストがコーディネートを提案する
  4. コーディネートを試着。気に入った商品はその場で購入可能

従来のファッション系診断サービスでは、診断結果のみで実際のコーディネート提案が含まれない場合も多く、ユーザーが診断結果をどう活用すれば良いのか悩んでしまう実態があるという。

体験型店舗ではパーソナルスタイリング診断を実施した後に洋服の提案までを一貫して提供、診断結果をどのように日常のファッションに取り入れるかをスタイリストが具体的にアドバイスする。

さらに、その場で洋服の購入までできることで、一般的なスタイリストによるショッピング同行(3~7時間程度)よりも短時間(1時間程度)で買い物まで行えるため、タイパの良いショッピングにもつながるという。

新たなファッション消費の創出をめざす

エアークローゼットは、「airCloset」を通じてユーザーが全国各地で手軽にパーソナルスタイリングを楽しめるよう、オンラインでサービスを提供している。一方で、ファッションの新たな楽しみ方となる「パーソナルスタイリング」をリアルで体験できる機会も重要だと捉え、体験イベントを不定期で実施してきた。

オフラインでのタッチポイント拡大を目的に、体験の提供を軸とした店舗戦略を掲げている丸井と連携し、パーソナルスタイリングの体験型店舗を期間限定で出店する。

エアークローゼットは、店舗をパーソナルスタイリングに興味はあるものの、まだサービスを利用していない潜在的なユーザーが、気軽にパーソナルスタイリングを試せる場所にしたいと考えている。また、「airCloset」利用ユーザーには、スタイリストに直接ファッションの相談ができる、パーソナライズされたファッション体験の提供につなげる。

藤田遥

小売業界の祭典「NRF APAC」から学ぶ、日本の小売・ECが“イマ”取り組むべき「顧客体験」「テクノロジー」「組織変革」のあり方

1 year 7ヶ月 ago
「NRF APAC」で注目されたキーワードとは? ドミノ・ピザの事例やリテールメディア成功のための「4つのC」も解説
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「NRF」とは、National Retail Federation(全米小売業協会)が毎年ニューヨークなどで開催している小売業を中心とした世界最大規模のマーケティングカンファレンスだ。最新のリテールテックの紹介や小売業界のトップマーケターによるプレゼンテーションが行われている。2024年6月、「NRF」のAPAC版(以下「NRF APAC」)がシンガポールで初開催され、50以上の国と地域から約5500人が集まった。

「NRF APAC」に参加した楽天グループ マーケットプレイス事業 アカウントイノベーションオフィス ヴァイスジェネラルマネージャーの秦俊輔氏とRoktのビジネス開発 ディレクター大野皓平氏に、日本の小売企業、EC企業などが自社のビジネスに生かせる現地で得たヒント、印象に残ったキーノートなどを聞いた。

キーワードは「顧客起点」「データ活用」「テクノロジー・AI活用」

Eコマースソリューションを提供するRoktは「NRF APAC」に「ゴールドスポンサー」として参加し、日本から参加したリテール企業の現地での情報収集やネットワーキングのサポートを行った。

非常に盛り上がったイベントで、参加者全体の1割くらいが日本からの参加者だった。ユニクロ、イオン、ドン・キホーテなど日本人のスピーカーによる講演もあり、アジアのなかでも日本の存在感を感じられるイベントだった。(大野氏)

Rokt ビジネス開発 ディレクター 大野皓平氏
Rokt ビジネス開発 ディレクター 大野皓平氏

「NRF APAC」全体を通じて大野氏が読み取ったキーワードは、①顧客起点 ②データ活用 ③テクノロジー・AI活用 ――の3つ。

顧客と向き合うためにオンライン、オフラインでデータを収集するためにどのような仕組みを用意するのか、収集したデータをどのように顧客体験へフィードバックしていくのか。その実現のため、AIなどテクノロジーの活用の重要性が高まっていることも感じられたという。

「NRF APAC」の様子
「NRF APAC」の様子

キーノートでは「顧客第一」「徹底的正直」がテーマに

楽天の秦氏は、特に印象に残ったセッションにドミノ・ピザのクリストファー・トーマス・ムーアCDOによる基調講演をあげた。

「Meeting Consumer Needs Through Tech-Driven Innovation(テクノロジー主導のイノベーションを通じて消費者のニーズに応える)」と題したセッションでは、「顧客第一」「徹底的正直」をキーワードに進化を遂げたドミノ・ピザについて語った。ドミノ・ピザのDXによるリブランディングから、顧客体験の向上につながるプロモーション戦略までについて解説する内容だったという。

ドミノ・ピザによるキーノートセッションの一幕
ドミノ・ピザによるキーノートセッションの一幕

ドミノ・ピザのセッションでも「顧客起点」「データ活用」「テクノロジー・AI活用」が重要なテーマだった。

米国のドミノ・ピザでは売り上げの8割以上がデジタルチャネルからの注文になっており、ビジネスの改善に役立つデータ整理の仕組みが整っていることで、イノベーションへの継続的な取り組みが可能になっている。

同社は顧客離れで業績不振に陥った2010年以降、デジタルチャネルの分析などを通して顧客の声に耳を傾け、顧客が求めるものを探ってきた。その結果、具体的にはAIスピーカーやスマートウォッチからピザの注文ができるシステムや、Googleマップとの連携による配達など先進的な取り組みを進めている。

特に印象深かったのは、顧客調査で出てきた「おいしくない」「届くのが遅い」といったバッドレビューをあえてプロモーションで活用したという話だ。まさに「徹底的正直」の体現。顧客からは自分たちの良くない点を認めて、これから変わろうという姿勢がある会社と映り、信頼を勝ち取ることができた。

またイノベーションを起こす原則として「イノベーションは広告になる」ということを掲げているのもユニーク。顧客の声を聞き、新しいチャレンジを発信していくことで、それ自体が口コミで広がる。こうした考え方のもとチャレンジしていくというのは、多くの企業のビジネス拡大において参考になるのではないか。(秦氏)

楽天グループ株式会社 マーケットプレイス事業 アカウントイノベーションオフィス ヴァイスジェネラルマネージャー 秦 俊輔氏
楽天グループ株式会社 マーケットプレイス事業 アカウントイノベーションオフィス ヴァイスジェネラルマネージャー 秦 俊輔氏

リテールメディアで重要な4つの「C」とは?

Roktの大野氏は、印象に残ったセッションに元コカ・コーラのヴァイスプレジデントを務めたサイモン・マイルズ氏によるリテールメディアに関するセッションをあげた。

セッション名は「Global Retail Media: insights unfold, Stories untold(グローバルリテールメディア:展開されるインサイト、語られないストーリー)」。リテールメディアのポテンシャルや市場が拡大するなかでおさえておくべき課題などについて、次の4つの「C」にまとめて解説する内容だった。

CLARITY(明確な効果計測)

「エンゲージメント」「購買前の行動」「コンバージョン」「新たに生まれた価値」の4つの観点での明確な効果計測の必要性と、目標を立てそこをめざすことの重要性を指摘。特にメーカー視点ではシンプルなレポートをしていくことが大事だと説いた。

CAPABILITY(実施能力)

社内における実現性について、リテールメディアが自社にとって有効なビジネスだとわかっても、実現できるのかという課題がある。経営層はリソースの最適化を実現する組織作りが必要であり、エキスパートとしてリテールメディアに特化した専門知識を持つ組織も必要だ。そして人事や財務といった部署も含め、組織全体でリテールメディアについて一定の理解を得ていくことが必要だと説明した。

COLLABORATION(コラボレーション/協働)

社内外における協働が重要。社内で全体戦略を共有し、部署ごとでサイロ化しがちな意思決定を取り払い、議論していくことが必要ということだ。

CONSUMER FOCUS(顧客視点)

あくまでも「顧客ありき」であることが基礎だと説いた。

たとえば、ECサイトで広告事業を行うとなると、マーケティングや営業、UX開発やセキュリティまで、いろいろなステークホルダーが同じテーブルについて議論する。それが最初の大事なコラボレーションということ。また、社内外で連携していく上で、透明性をコラボレーションすることが非常に重要だと説明していた。(大野氏)

サイモン・マイルズ氏がリテールメディアについて語ったキーノートセッション
サイモン・マイルズ氏がリテールメディアについて語ったキーノートセッション

日本の小売り・EC事業者が今取り組むべきこととは?

両氏は「NRF APAC」参加を踏まえて、日本の小売り・EC事業者が今取り組むべきポイントについて、それぞれ2つずつ提言キーワードをあげた。楽天の秦氏があげたのは「徹底的に顧客に向き合う」と「AI活用の推進」だ。

顧客の顕在的なニーズだけでなく、潜在的なニーズまで捉え、満足度の最大化を図っていく必要がある。そのためには徹底的に顧客に向き合っていくしかない。また蓄積されたデータを有効活用していくのにAIは必要不可欠。これによって成果レベルが上げられる。顧客体験の向上にはデータとAIをうまく組み合わせていくことが重要

また顧客体験の向上から付帯収益を得るという観点で「リテールメディア」という方法はやはり有効。EC事業者であれば必ずユーザーデータと、ECサイトなどという「面」を持っている。ここをうまくメディア化することで収益源にできるチャンスがやってきていると思う。すでにある資産を使ってアクションを起こせていない企業は、まずやれるところからやってみることが重要ではないか。(秦氏)

Roktの大野氏があげたキーワードは「データの正しい活用」と「コラボレーション」だ。

Roktの調査では、ファーストパーティデータの活用がユーザー自身にメリットがあるのであれば、そのECサイトをもっと使いたいと考えるユーザーは、グローバルで見ても多い。日本ではさらに多いことがわかっている。こうした背景を踏まえてリテールメディアの活用を含め「正しいデータ活用」が今後さらに進むことに期待したい。

またさまざまな取り組みにあたって他部署との連携やパートナー企業と目線を合わせて一緒に進めていく「コラボレーション」も重要だ。(大野氏)

楽天・Roktはリテールメディア支援を提供

楽天グループとRoktは、ECをベースとしたリテールメディア支援を手掛けている。楽天ではメーカー向けに、「楽天市場」を起点に購買行動データを活用した広告ソリューション「Brand Gateway」を提供している。

このソリューションでは「楽天市場」内にブランドキャンペーンページを制作し、データを活用して楽天経済圏内外の広告枠で集客し、来訪ユーザーを最終的に商品販売ページへと誘導する。楽天ユーザーとの接点を創出し、間口を広げることや、ナーチャリングを目的としたコミュニケーション施策として活用できる

また、接触ユーザーおよび購買分析を一気通貫で実施することで、楽天でしか得られない顧客理解を深める取り組みを実現している。

楽天の「Brand Gateway」の概要
楽天の「Brand Gateway」の概要

またRoktでは、ECサイトのリテールメディア化を支援するソリューション「Rokt Ecommerce」を提供。ECサイトで顧客が買い物を完了した直後の「サンクスページ」(購入完了ページ、購入確認画面)で、Rokt独自のAI・機械学習技術を用いて導入ECサイトが所有するファーストパーティデータを分析。顧客それぞれにとって関連性の高い外部広告主からのオファーを、購入直後にリアルタイムで表示する。

「Rokt Ecommerce」はサンクスページで外部広告主によるオファーを表示できる
「Rokt Ecommerce」はサンクスページで外部広告主によるオファーを表示できる

広告主営業のほか運営管理は基本的にRoktが実施するため、EC事業者は社内リソースに負担をかけずに広告事業を開始できる顧客体験を損なわない優良な広告ラインアップから、自社と競合しない広告主や商品・サービスのカテゴリのみを表示するようコントロールしつつ、質の高いオファーをサンクスページで表示する。

楽天グループサイトの購入完了画面で表示されるRoktプレイスメントの例
楽天グループサイトの購入完了画面で表示されるRoktプレイスメントの例

楽天グループもRoktのパートナーとなっており、「楽天ブックス」や「楽天チケット」などにおいて「Rokt Ecommerce」による広告表示を行っている。秦氏は両者のパートナーシップについて次のように語った。

資産価値があるのに今までマネタイズできていなかった部分を、Roktと連携することで新たな収益源にできた。AIが今後進化していけばさらにパーソナライズされた情報が届けられ、データを活かしてユーザーに嫌われないような広告を出せる。非常に面白い取り組みだと感じている。(秦氏)

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鳥栖 剛

GMOメイクショップ「makeshop byGMO」「GMOクラウドEC」のエンタープライズプラン、月額6万500円→5.5万円、初期11万円→1.1万円へ値下げ

1 year 7ヶ月 ago

GMOメイクショップは9月9日、ECサイト構築SaaS「makeshop byGMO」とECサイト構築ソリューション「GMOクラウドEC」の「エンタープライズプラン」の価格を大幅に値下げした一方、サービス内容を拡充した。

「エンタープライズプラン」の新料金は、月額費用が従来の6万500円(税込)から5万500円(同)に、初期導入費用は11万円(同)から1万1000円(同)に値下げした。

また、「BtoBオプション」「定期購入オプション」など人気商品の一部を、プラン料金内でサブスクとしての使用を可能にした。

内容の拡充や価格の値下げによって、ECへの新規参入やECサイトのアップグレードなどにかかるコスト負担を軽減、事業者によるECへの取り組みを支援するという。

GMOメイクショップは、多くの事業者にとってEC化を阻む大きな障壁となっているのが費用面と指摘。ECサイト構築にかかる初期費用やオプション機能の追加料金は、ECへの新規参入やサイトのカスタマイズを希望する事業者にとって大きな負担となっているとし、値下げに踏み切った。

松原 沙甫

パナソニックHDのデジタルとリアルを融合させたECビジネス「ハックツ!」とは

1 year 7ヶ月 ago

パナソニック ホールディングスとコミュニティ活動の運営などを手がける三茶ワークカンパニーは9月2日から、三茶ワークカンパニーが運営するコワーキングスペースを活用して、パナソニックHDが運営するECサイト「ハックツ!」のサービス提供を開始した。

「ハックツ!」は地域にある複数の魅力的な店舗の商品を1つのプラットフォームで注文できるECサイトで、商品は注文者に配送せず、指定の受取スポットで直接渡す仕組みを採用。配送にかかる個々の工程をカットすることで、採れたて・でき立ての新鮮でおいしい商品を提供している。

不定期で体験イベントを実施するなど、デジタルの利便性とリアルな体験を同時提供するのが「ハックツ!」の特徴。人と人、モノとモノをつなぐことで顔が見える関係を構築し、地域内での経済循環を生み出す仕組みの構築に取り組んでいる。

パナソニック ホールディングスとコミュニティ活動の運営などを手がける三茶ワークカンパニーは9月2日から、三茶ワークカンパニーが運営するコワーキングスペースを活用して、パナソニックHDが運営するECサイト「ハックツ!」のサービス提供を開始
「ハックツ!」のビジネススキーム​​​​​​

「ハックツ!」が新たに展開する世田谷エリアでは、三茶ワークスが運営するコワーキングスペース「茶や」に商品の受取スポットを設置。出店者や注文者が交流できる場として活用することで、世田谷区での新たなコミュニティの形成をめざす。

パナソニックHDは、「物と心が共に豊かな理想の社会」の実現に向けた取り組みを推進。各地域の人々の豊かな暮らしの実現をめざしている。

その一環としてECサイト「ハックツ!」は2023年5月、神奈川・藤沢市でサービスの提供を開始した。世田谷区はサービス提供の2地域目となる。今後、世田谷区と藤沢市で地域を越えた交流促進にも取り組む予定。

パナソニック ホールディングスとコミュニティ活動の運営などを手がける三茶ワークカンパニーは9月2日から、三茶ワークカンパニーが運営するコワーキングスペースを活用して、パナソニックHDが運営するECサイト「ハックツ!」のサービス提供を開始
世田谷区はサービス提供の2地域目

 

松原 沙甫

働く20~30歳代女性に聞いたSNS利用実態。利用1位はインスタ、2位はX、投稿ユーザーの約7割が購入品について発信

1 year 7ヶ月 ago

ECモール「Qoo10」を運営するeBay Japanは9月10日、「働く女性の商品レビューとSNS活用に関する調査」の結果を公表した。これによると利用するSNS1位はInstagramで、SNS投稿をするユーザーの約7割が購入品について発信していることがわかった。

調査は8月26日~28日にインターネット調査を実施。調査対象は全国の20歳代~30歳代の働く女性でSNSを利用している計500人。そのうち、商品購入後に商品サイトに5回に1回以上レビュー・口コミを投稿する人は250人。

使っているSNSについてはは20歳代・30歳代ともに1位は「Instagram」、2位が「X」、3位が「YouTube」だった。「TikTok」は20歳代で36.4%、「Facebook」は20歳代が10%、30歳代で20%だった。1日あたりのSNSの利用時間は「1時間以上2時間未満」が22.6%。

ECモール「Qoo10」を運営するeBay Japanは9月10日、「働く女性の商品レビューとSNS活用に関する調査」の結果を公表
「TikTok」は20歳代が多く、「Facebook」は30歳代が多い傾向に

SNSを利用する目的は「情報収集」が80.8%で1位。次いで「息抜き」(57.0%)、「娯楽として」(46.2%)が続いた。「発信・投稿」と回答した人は4割弱。約6割は閲覧用、いわゆる“見る専”でSNSを使っているようだ、

ECモール「Qoo10」を運営するeBay Japanは9月10日、「働く女性の商品レビューとSNS活用に関する調査」の結果を公表
SNS利用者の6割は「見る専」として使っているようだ

SNS利用目的の回答を「商品サイトによくレビューを投稿する人」とそうでない人に分けて比較した。よくレビュー投稿する人は「発信・投稿」が56.8%で、レビュー投稿しない人の22.4%と大きな差がある。「友人・知人との話題を得るため」の回答割合も大きな差があり、よくレビューを投稿する人は誰かに何かを発信しようとする意識が強い傾向が見られた。

ECモール「Qoo10」を運営するeBay Japanは9月10日、「働く女性の商品レビューとSNS活用に関する調査」の結果を公表
レビュー投稿を良くする人では「発信・投稿」の割合が高くなった

SNSで発信・投稿をしている人を対象に、発信・投稿を行うSNSについて聞いた。「Instagram」(84.3%)「X」(84.3%)が同率で1位に。利用率1位だった「Instagram」に、投稿率ではXが並ぶ結果となった。

ECモール「Qoo10」を運営するeBay Japanは9月10日、「働く女性の商品レビューとSNS活用に関する調査」の結果を公表
発信の場としてインスタとXは同率で並んだ

SNS投稿をする際の、公開範囲についても調査。どのSNSも、非公開よりも全体公開で投稿している人の方が多かった。

ECモール「Qoo10」を運営するeBay Japanは9月10日、「働く女性の商品レビューとSNS活用に関する調査」の結果を公表
どのSNSも「全体公開」で投稿する割合が多くなった

また日頃から商品サイトにレビューを投稿している人の方が、SNSでも全体公開で発信する傾向にある。

ECモール「Qoo10」を運営するeBay Japanは9月10日、「働く女性の商品レビューとSNS活用に関する調査」の結果を公表
よくレビュー投稿する人は全体公開の割合が高い傾向に

全体公開で投稿をする理由は、「好みが合う人の共感を得たいから」が40.3%でトップ。次いで「たくさんリアクションが欲しいから」(37.0%)となった。全体公開は誰でも閲覧できることから「推しに見てもらいたい・繋がりたいから」(13.6%)という回答も一定数集まった。

ECモール「Qoo10」を運営するeBay Japanは9月10日、「働く女性の商品レビューとSNS活用に関する調査」の結果を公表
共感やリアクションを多く得るため全体公開する傾向があった

全体公開でSNS投稿をしない理由についても聞いた。「個人情報の特定が心配だから」「身近な人からリアクションがもらえればよいから」「大勢に知らせたいことがないから」という回答が上位となった。

ECモール「Qoo10」を運営するeBay Japanは9月10日、「働く女性の商品レビューとSNS活用に関する調査」の結果を公表
全体公開しない人は「特定」される懸念が大きいようだ

SNS投稿をする人のうち、SNSで購入した商品について投稿したことがあるかを聞いたところ、約7割が投稿している。頻度は「毎回投稿する」(23.2%)、「たまに投稿する」(47.5%)となった。

ECモール「Qoo10」を運営するeBay Japanは9月10日、「働く女性の商品レビューとSNS活用に関する調査」の結果を公表
約7割がSNSで購入商品について投稿

商品サイトによくレビューを投稿する人の回答に絞ってみると、「毎回投稿する」(30.3%)、「たまに投稿する」(52.8%)となり全体より頻度が高い傾向に。8割以上がSNSでも購入した商品について投稿していることがわかった。

ECモール「Qoo10」を運営するeBay Japanは9月10日、「働く女性の商品レビューとSNS活用に関する調査」の結果を公表
よくレビュー投稿する人ほどSNSでも購入商品について投稿する

一方、あまり商品レビューを投稿しない人のうちSNSで購入した商品について「毎回投稿する」の回答は5.4%、「たまに投稿する」(33.9%)と少ない傾向だった。

ECモール「Qoo10」を運営するeBay Japanは9月10日、「働く女性の商品レビューとSNS活用に関する調査」の結果を公表
あまりレビュー投稿をしない人はSNSでの購入商品についての投稿もわずか

商品サイトにレビューを投稿する理由についても調査。トップは「商品の魅力を伝えるため」(48.0%)だった。

ECモール「Qoo10」を運営するeBay Japanは9月10日、「働く女性の商品レビューとSNS活用に関する調査」の結果を公表
レビュー投稿の理由は「商品の魅力を伝えるため」がトップに

購入した商品についてSNSに投稿する理由も聞いた。レビューをよく投稿する人では「商品の魅力を広めるため」が49.2%で1位。一方、商品レビューをあまり投稿しない人は、「商品を購入したことを伝えるため」(45.5%)が1位と考え方の違いが浮き彫りになった。そのほかの傾向としては「購入を悩んでいる人のため」という人は、レビューをあまり投稿しない人は0だったが、レビューをよく投稿する人では24.6%と大きな差があった。

ECモール「Qoo10」を運営するeBay Japanは9月10日、「働く女性の商品レビューとSNS活用に関する調査」の結果を公表
SNSでのレビュー投稿も「商品の魅力広めるため」が上位に

SNSに投稿された商品レビューを参考にするかについて聞いた質問では、75%が「参考にする」と回答。SNS上のレビュー・口コミは、多くの人にとっては参考になる情報であり、商品の新たな魅力や使い方を知るきっかけにもなっているようだ。

ECモール「Qoo10」を運営するeBay Japanは9月10日、「働く女性の商品レビューとSNS活用に関する調査」の結果を公表
4人に3人がSNSに投稿されたレビューを参考にしている
鳥栖 剛

売れる理由を一番知っているのは誰? それは「お客さま」! ユーザーの声+客観的なデータから売るチャンスを創出しよう | 強いEC会社を支えるネットショップ担当者を作る人財育成講座

1 year 7ヶ月 ago
EC事業の内製化を目標に、ECマーケティングに関連するテーマを設定し、判断をするための考え方を解説します【連載8回目】

「EC事業を内製化する」――それは必ずしも、「Webサイトやコンテンツの制作スキルを身につける」「リスティング広告の運用を自社内で行う」「自社サイトのシステム改修をECチーム内で解決する」ことを意味しません。ECに関係する専門的な領域は、すでにいち担当者の努力でどうにかなる時代ではなくなっています。

EC事業の内製化を目標に、ECマーケティングに関係するテーマを設定、その判断をするための「考え方」を伝える8回目の連載も、「情報管理」の重要性について解説します。

強いEC会社を支えるネットショップ担当者を作る人財育成講座
  1. ECのマーケティングとは? 「売り上げを伸ばす」ってどういうこと? EC事業の内製化に大切なポイントを解説!
  2. 客単価が2倍=売り上げも2倍!はウソ? 事例に学ぶ売上の公式の「真実」とは
  3. コンバージョン率が高い=良いECサイト? 「割り算」で算出する数値には注意しよう!
  4. ECサイトのアクセス数アップのポイントは、自社にとって「エンゲージメント」が高いユーザーを意識すること
  5. ユーザーが自社を「選んでくれた理由」「知ってくれた理由」を分析しよう! 商品作り&顧客作りに重要なポイントを解説
  6. 「生の声」「問い合わせ」の情報を蓄積して、ユーザーへの提案の「解像度」を上げることが大切!
  7. 「なぜ売れたのか」疑問を持とう! ユーザーの目的からニーズを探るためには「情報管理」が重要になる
  8. 売れる理由を一番知っているのはお客さま! ユーザーの声+客観的なデータから売れるチャンスにつなげよう

ECのマーケティングは「ヒト・モノ・カネ・情報といった自社のリソース」と「外部のマーケティングソリューション」を組み合わせて、「結果としての売り上げと利益を最大限に伸ばす」ことが求められます。

つまり「EC事業の内製化」とは「業務の内製化」ではなく、「判断の内製化」なのです。ECの戦略・方針、日々のアクション・行動、そしてソリューションの選択が成果につながっているか、これだけは社内のネットショップ担当者でなければ判断ができません。

「強いEC会社を支えるネットショップ担当者を作る人財育成講座」では、ECマーケティング人財育成(ECMJ)が、こうした判断を行えるEC担当者育成に向けたポイントを解説します。

「チャンスの芽」を「チャンス」に変えるためにも、情報管理が大切

ネッタヌネッタヌ

前回の「まとめ買い」の話、面白かったぁ。お客さまからの「まとめ買い」注文が重なったというところから、あそこまで掘り下げていくんですね。

石田

いつも言っているとおり、チャンスの芽は日常にあふれている。

チャンスは誰でも気付くでしょう? 大切なことは「チャンスの芽」に気付いて、「チャンスの芽」を「チャンス」に変えていくことなんだ。そのためにも「情報管理」が大切だね。

ネッタヌネッタヌ

今回も実際にあった情報管理の「体験談」ですよね?

石田

うん。今回も私がコンサルティングで実際に経験した話を元にして、「情報管理」の重要性を説明していくね。(よりわかりやすくするため、実際の事例に少し変更を加えています)

仕入れ当初、商品はまったく売れなかった

石田

今回もネットショップで実際にあった話だ。そのネットショップは「玩具」を問屋さんから仕入れて販売している小売型のネットショップ。もともと実店舗で商売をしていて、並行してECサイトを運営している。

ネッタヌネッタヌ

既存の事業があって、ECに新しい販路を拡大する会社さんですね。

石田

そうそう。このネットショップが販売している「玩具」はゲームやプラモデルではなくて、キャラクターグッズ。「キティちゃん」や「リラックマ」のグッズってあるでしょう、ああいった商品ね。

ネッタヌネッタヌ

ネッタヌのグッズはなかった?

石田

(無視)そのネットショップに問屋さんから1つの依頼があった。「あるご当地モノのキャラクターグッズが大量に余っていて、それを安い仕入れ価格で実店舗に置いてくれないか」というものだった。

そこで、そのキャラクターグッズを少しだけ仕入れて、実店舗だけではなくネットショップにも商品を登録した。

ネッタヌネッタヌ

それで、そのキャラクターグッズは売れたの?

不良在庫になっていた商品が突然売れた! それに喜ぶだけじゃダメ

石田

いや、まったく売れない。だってもともと不良在庫になっていた商品だもん。ネットショップの担当者も、商品を登録したことすら忘れていた。しかし、ある日……。

ネッタヌネッタヌ

突然、売れた???

石田

そう。なぜか突然、注文が入った。一瞬にして、仕入れていた在庫が売れた。

そこでネットショップの担当者さんがすぐさま問屋さんに問い合わせたんだよね。「あの余っていた商品が突然売れたんですが、まだ在庫はありますか?」って。そうしたら「まだ200個くらい在庫があって、相変わらず倉庫で眠っているよ」と。

ネットショップの担当者さんはひとまず在庫を押さえてもらい、ECサイトでの在庫数を「200個」に設定して再度販売を始めた。

ネッタヌネッタヌ

え、それってもしかして……。

石田

うん。瞬発的に追加分の200個が売れたのよ。

ネットショップの担当者さんが問屋さんに連絡すると、大喜び! そりゃそうだよね、ずっと自社倉庫に200個の在庫が眠っていたんだから。そして、このネットショップの担当者さん、ECに関わるメンバーも大喜び! 「明日の発送業務は忙しくなるぞ」と。

ネッタヌネッタヌ

問屋さんが悩んでいた不良在庫がなくなって、ネットショップのメンバーも売り上げを作ることができて、みんなハッピーですね!!

石田

……。(石田がネッタヌ君のことをじーっと見ている)

ネッタヌネッタヌ

これは、もしかして……。いつものあの言葉が……?!

石田

喜ぶだけ?

売れる理由を一番知っているのはお客さま

石田

まず、発売からまったく動かなかった商品に突然200個以上も注文が入るって、普通に考えておかしいよね。というか「おかしい」と考えるべきだよね。

ネッタヌネッタヌ

そ、そうでした。

石田

実はね。問屋さんにある200個の在庫が売り切れて、キャラクターグッズの商品ページが「在庫切れ」状態になっても、お客さまからの問い合わせが電話とメールでひっきりなしに入っていた。「このキャラクターグッズ、次の入荷はいつですか?」って。

ネッタヌネッタヌ

ということは、もっとニーズがある可能性がありますよね。

石田

そう。そこで、ネットショップの担当者さんに問い合わせの電話をくれたお客さまに直接聞いてもらったんだ。素直に「このキャラクターグッズ、先日から大量にご注文いただいていて、お問い合わせもたくさんいただいているのですが、なぜなのでしょうか?」って。

ネッタヌネッタヌ

石田さんがよく言っている「一番理由を知っているのはお客さま」ですね。

石田

そうしたら、「このキャラクターグッズ、あるアーティストの非公式グッズだって、SNSでめちゃくちゃ話題になってますよ!」ってお客さまが教えてくれたんだよ。

理由はお客さまに直接聞こう!

石田

このキャラクターグッズは「バンビ(小鹿)」のキャラクターなんだけど、ご当地モノとして「いちご(苺)」の模様が施されていたのね。

そのアーティストグループに「バンビ(小鹿)」というニックネームのメンバーと、「いちご(苺)」が好きなメンバーがいて、このキャラクターグッズを知ったファンの人たちが「このキャラクターグッズを持って、みんなでライブに行こう!」と話題になったらしいんだ。

ネッタヌネッタヌ

それって、そのアーティストグループのことを知らなかったらまったくわからない情報ですよね?

石田

そうなんだよ。だから「お客さまに直接聞く」のがもっとも早いし確実なんだ。

超情報化社会のなかで、人の得ている情報が多様化しすぎているから、まったく想像のつかないことが、思いも寄らないところで起こっているんだよね。こんなことは、会議室でいくら議論したってわからない。

ネッタヌネッタヌ

でも、情報を教えてくれたお客さまはこのキャラクターグッズ、買えなかったんだぁ……。

石田

いや、買えた。最終的には「単独生産」に踏み切った。

EC内製化 お客さまに直接聞くことで売れた理由が明確になる ECMJ 人財育成
お客さまに直接聞くことで売れた理由が明確になる

ファンのSNSの力を活用

石田

さっき話した通り、商品完売後も毎日のようにお客さまから「次の追加販売はいつですか?」という問い合わせがきていた。

そこで、ネットショップの担当者さんが問屋さんを通じてメーカーさんに連絡を取り、「商品の追加生産」の依頼を出した。けれど、メーカーさんはリスクを抱えたくないので断った。

ネッタヌネッタヌ

まあ、それまで不良在庫で眠っていた商品ですからねぇ。「一時的に話題になっただけでしょ」と思うのはわかりますよね。

石田

そこで、「すべての在庫を持つので『単独生産』ができないか」と聞くと「5000個以上なら」という返答があった。つまり、ネットショップで5000個以上の注文を受けなければいけないわけだ。担当者さんは困った、そして迷った。

ネッタヌネッタヌ

もし4000個しか売れなかったら、1000個在庫になっちゃうわけですもんね。200個からいきなり5000個はハードルが高い……。

石田

ただね、5000個以上売れる可能性はあると考えた。なぜなら、このアーティストグループの公式ファンクラブの会員数を調べたら、なんと50万人もいることがわかったんだよ!

ネッタヌネッタヌ

ええ~~!! 50万人?! じゃあ、ファンクラブ会員さんの1%でも買ってくれれば、5000個達成……!

石田

そこで、これまで問い合わせしてくれたお客さま、すでにキャラクターグッズを購入してくれたお客さま全員にメールを送った。「5000個ご予約注文をいただければ、単独生産することができます。ファンのみなさん、力を貸してください!」って。そうしたら、SNSの力ってめちゃくちゃすごいね。初日に2000個の予約注文がきた。

ネッタヌネッタヌ

ファンのみなさんが拡散してくれたんですね。ファン同士がSNSでつながっている、現代のマーケティングですよね。

石田

そう。いちネットショップでは到底リーチできないところまで情報が拡散されて、結果6500個の予約注文を受けることができたんだ。

ネッタヌネッタヌ

これこそ、ハッピーエンドですね!

石田

いや、その後、このキャラクターを使った別商品を企画したりして、しばらくマーケティングは続いたんだよね(笑)

ネッタヌネッタヌ

さすが商売人!!

EC内製化 客観的なデータから売れる根拠をつかみ、仕掛けていく ECMJ 人財育成
客観的なデータから売れる根拠をつかみ、仕掛けていく

「気付いた」ことに疑問を持ち、掘り下げてチャンスにつなげよう

石田

というようなことがあったんだけど、「情報管理」の大切さを伝えられたかな?

ネッタヌネッタヌ

今回もよくわかりました。もし突然の注文に気付かなかったら、問屋さんに連絡しかなったら、お客さまに理由を聞かなかったら、ファンクラブの会員数を調べなかったら――6500個の注文はなかったわけですもんね。

石田

そうだね。もし突然の注文に「気づいていた」としても、「まあ、いっか」でスルーしてしまったら、その先は広がらない。トヨタ社の「なぜを5回繰り返す」と同じで、「チャンスの芽がチャンスになりえるか」しっかり掘り下げないとね

ネッタヌネッタヌ

売り上げやセッション数などの定量情報だけじゃなくて、お客さまのレビューや問い合わせなどの定性情報もしっかり管理するようにします!

ECマーケティング人財育成は「EC事業の内製化」を支援するコンサルティング会社です。ECMJコンサルタントが社内のECチームに伴走し、EC事業を進めながらEC運営ノウハウをインプットしていきます。詳しくはECMJのホームページをご覧ください。

UdemyでECマーケティング動画を配信中です。こちらもあわせてご覧下さい。

石田 麻琴

EC事業の売上を伸ばすノウハウをまとめた書籍「図解即戦力 EC担当者の実務と知識がこれ1冊でしっかりわかる教科書」の第2版を9/14発売、書籍解説セミナーも開催

1 year 7ヶ月 ago

これからは、2020年に発売したEC担当者向け書籍「図解即戦力 EC担当者の実務と知識がこれ1冊でしっかりわかる教科書」(刊:技術評論社)の内容を最新のトレンドやノウハウを詰め込み内容を大きくアップデートした第2版を、2024年9月14日(土)に発売する。発刊を記念し、書籍の内容を著者が解説する無料オンラインセミナーも9月17日(火)に実施する。

これから 書籍 発売
初版をアップデートした第2版を9月14日に発売

EC入門書に

「図解即戦力 EC担当者の実務と知識がこれ1冊でしっかりわかる教科書」は、ECサイトを運営する上で最低限必要だと考えられる「集客」「Web接客」「Google Analyticsの設定」「基礎的なSEOやSNSの知識」などを、図解と文章で網羅的にまとめた書籍。

急遽ECの担当者になった、これからECへの参入を考えている、何から勉強したらいいのかわからない、どのような知識が必要なのかわからない――といった担当者に役立つ入門書という。

改訂第2版は、「PCからスマホサイトへ購入チャネルシェアの逆転」「SNSマーケを中心とした集客方法と集客チャネルの変化」「UGCによる接客ツールの多様化」「Googleアナリティクスのバージョンアップ」「生成AIで変わる商品説明やバナー広告」など最新の市場環境に即した内容へ前回の刊行からアップデートした。目次は次の通り。

「図解即戦力 EC担当者の実務と知識がこれ1冊でしっかりわかる教科書」改訂2版の目次
第1章:ECの基礎知識とEC担当者のお仕事
第2章:ECビジネスで知っておきたいこと
第3章:企画から開店準備までで学ぶECサイト制作の知識
第4章:ECサイトの集客方法<SEO&SNS編>
第5章:ECサイトの集客方法<ウェブ広告編>
第6章:購入率を上げるECサイトの接客術
第7章:もっとECサイトの売上を伸ばすためのECサイト分析と改善
第8章:ECサイト運用の王道! リピーター対策
第9章:多店舗展開で売上アップ! ECモールへの出店

書籍の概要

  • 発行・発売:技術評論社
  • 著者:これから
  • 価格:税込2200円
  • 仕様:単行本(ソフトカバー)256ページ
  • 発売日:2024年9月14日
  • ISBN:978-4297143695

発売記念セミナーで書籍の内容を著者が解説

オンラインセミナーに登壇する著者は、これから取締役の川村拓也氏。EC運営における売上アップにつながるノウハウなどについて講演する。

▼「『図解即戦力 EC担当者の実務と知識がこれ1冊でしっかりわかる教科書』改訂記念セミナー ECサイト売上アップに直結する実践テクニック」(9/17開催)

セミナー これから 川村拓也 EC 書籍
9月17日に無料オンラインセミナーを配信し、著者が書籍の内容を解説する

セミナーは、「図解即戦力 EC担当者の実務と知識がこれ1冊でしっかりわかる教科書」のさらに深い内容を知りたい人、ECのマーケティングに携わる人にお勧めという。

川村拓也氏 プロフィール

1982年生まれ。2004年、IT系上場企業に新卒として入社。 ECサイトのコンサルティング営業を行う部署に所属し、同期85名の中で最短にて管理職昇格。その後全国拠点の拠点長を歴任し、2012年1月株式会社これからに創業メンバーとして参画、取締役就任。 小規模ショップから東証1部上場企業まで、500社以上のECサイト戦略について支援。年間50回以上のセミナー登壇やイベント講演を行い、日本全国のECサイト売上向上をめざす。

開催概要

  • イベント名:『図解即戦力 EC担当者の実務と知識がこれ1冊でしっかりわかる教科書』改訂記念セミナー ECサイト売上アップに直結する実践テクニック
  • 日時:2024年9月17日(火)13:00~14:00
  • 開催方法:Zoom
  • 参加費:無料(事前申し込み必要)
  • 主催:これから
  • 詳細と申し込みhttps://corekara.co.jp/seminar/20240917seminar/
高野 真維

世界初の物流ロボットなど先端自動化システムを導入したビームスの新物流拠点「ビームス ウエアステーション」とは

1 year 7ヶ月 ago

ビームスは都内の物流拠点「ビームスウエアステーション」を拡張移転し、9月25日から全面稼働させる。物流ロボットなど複数の最新システムを導入したほか、自社ECサイト用の撮影スタジオやカスタマーサービスデスクなどの機能も備える。延床面積は移転前の約2倍となる約9000坪に拡張する。

「ビームス ウエアステーション」はビームス最大の物流拠点。東京都江東区新砂から同区塩浜(深川地域)に拡張移転する。移転に伴い江東区南砂町に構えていたサテライト機能も集約する。ビームスの物流体制は、東日本エリアを「ビームス ウエアステーション」、西日本エリアを「ビームス 関西ロジスティクスセンター」(大阪府交野市)が担っていく。

「ビームス ウエアステーション」には、複数の先端自動化システムを導入。リニアモーター式ロボット「CUEBUS(搬送タイプ)」、自律型ケースハンドリングロボットシステム「HaiPick SYSTEM」を導入する。将来的な生産年齢人口減少を見据えた自動化による省人化を進める。

「CUEBUS(搬送タイプ)」は、トラックからの荷受けの後、自動でハンガーラックの搬送を担うリニアモーター式ロボット。搬送ルート上に自動検品ゲートを設置し、商品タグに取り付けられたRFIDタグの自動読み取りにより検品作業を自動化し、作業効率の向上を実現したという。同ロボットの導入はビームスが世界初という。

「ビームス ウエアステーション」には、複数の先端自動化システムを導入。リニアモーター式ロボット「CUEBUS(搬送タイプ)」、自律型ケースハンドリングロボットシステム「HaiPick SYSTEM」を導入する
世界初導入という「CUEBUS(搬送タイプ)」でハンガーラックの自動搬送を行う

「HaiPick SYSTEM」は商品の入庫・保管・出庫を自動化するシステム。高さ約4.7メートルのラックを構え、自律型ケースハンドリングロボット(ACR)が1台で複数のコンテナの入出庫を行う。天井高を有効に活用し、多品種少量の商品も効率的な保管を実現。同システムによって店舗や自社EC顧客の仕分けも自動化する。

「ビームス ウエアステーション」には、複数の先端自動化システムを導入。リニアモーター式ロボット「CUEBUS(搬送タイプ)」、自律型ケースハンドリングロボットシステム「HaiPick SYSTEM」を導入する
ロボットが高さ約4.7mのラックに複数のコンテナの入出庫を行う

ビームスグループでは、アパレル・雑貨・家具・アートなどを扱う国内外約170店のセレクトショップ運営のほか、オリジナル商品の海外向け卸事業、企業・自治体とのBtoB取引における協業など、業容を戦略的に広げている。「ビームス ウエアステーション」の拡張移転と先端自動化システムの導入は、物流面における今後のビジネスへの持続的な対応を図るためとしている。

鳥栖 剛

【楽天市場の2025年おせちトレンド予測】カジュアル化・多様化が進み「オードブル」「ハイブリッド」「ご当地」に注目が集まる

1 year 7ヶ月 ago

楽天グループは、「楽天市場」の購買データや消費者へのアンケート調査を基にした「『楽天市場』おせち2025トレンド予測」や、「楽天市場」におけるおせちの傾向などを発表した。

流通総額は3年間で約1.5倍に。おせちの多様化、カジュアル化進む

「楽天市場」では9月2日時点で約1万7000点のおせちを扱っている。流通総額は2020年から2023年までの3年間で約1.5倍に伸長したという(2020年8月18日~12月29日と2023年8月18日~12月29日の比較)。

楽天グループ 楽天市場 おせちの流通総額が3年間で約1.5倍に
「楽天市場」では、商品名に「おせち」が含まれる商品の流通総額が3年間で約1.5倍に

近年では、和風に加え、洋風、中華、キャラクターなどおせちの多様化、カジュアル化が進んでいる。2020年と2023年の流通総額を比較すると、洋風おせちは約1.3倍、中華おせちは約2.3倍、キャラクターおせちは約1.7倍に拡大した(2020年1月1日~12月31日と2023年1月1日~12月31日における比較)。

楽天グループ 楽天市場 おせち キャラクターおせちの一例
キャラクターおせちの一例

また、早割の浸透により7月~8月の早期需要が2020年から2023年の3年間で約2.9倍に拡大している(2020年7月1日~8月22日と2023年7月1日~8月22日を比較)。

楽天グループ 楽天市場 おせち 早期割引の流通総額の推移
7月~8月で商品名に「おせち」が含まれる食品の流通総額を比較

大型連休もあり、5人以上で食べる大容量おせちが好調

2024年から2025年にかけての年末年始は最大9連休となり、家族や大人数で過ごす時間が取りやすい傾向にあるという。楽天が実施したアンケートによると、この年末年始は約8割が「自宅や実家で過ごす」と答え、2025年のおせちの予算については8割近くが「例年と同じくらい」と回答した。

「楽天市場」の2025年のおせち商戦では、1万5千円~2万円程度で、5人以上で食べられる・とりわけがしやすい大容量おせちが好調に推移しているという。

楽天グループ 楽天市場 大容量おせちの一例
楽天グループ 楽天市場 大容量おせちの一例
大容量おせちの一例

2025年おせちのトレンドは「オードブル」「ハイブリッド」「ご当地」

おせちのカジュアル化を背景に、「楽天市場」ではおせちを華やかに演出できるオードブルおせちの需要が拡大。2020年から2023年の3年間で流通総額が約1.8倍に伸長したという(2020年1月1日~12月31日と2023年1月1日~12月31日を比較)。

楽天グループ 楽天市場 オードブルおせちの流通総額の推移
商品名に「オードブル」および「おせち」のキーワードを含む商品の流通総額

そのため、8000円~2万円程度で、洋風の味付けを中心とした多種多様な品目を自由に盛り付けて楽しめるオードブルスタイルのおせちに注目が集まると予測した。

楽天グループ 楽天市場 「オードブルおせち」の一例
「オードブルおせち」の一例

和洋中や単品おせちと自身で作ったおせちを組み合わせる「ハイブリッドおせち」

2025年に購入予定のおせちについてのアンケートでは、1位に「和風+洋風の組み合わせ」、3位に「洋風+中華の組み合わせ」がランクインするなど、和洋中を組み合わせたおせちの人気が高い。

「楽天市場」において、和風おせちをベースに洋風、中華など異なる味わいを組み合わせたおせちの流通総額も、2020年からの3年間で約3.2倍に伸長しているという(2020年1月1日~12月31日と2023年1月1日~12月31日を比較)。

また、単品おせちの流通総額も約1.3倍に拡大(2020年1月1日~12月31日と2023年1月1日~12月31日を比較)。必要な物だけ購入し、自身の手作りおせちと組み合わせる傾向も見られるという。こうした状況から「ハイブリッドおせち」をトレンドとして予測した。

楽天グループ 楽天市場 「ハイブリッドおせち」の一例
楽天グループ 楽天市場 「ハイブリッドおせち」の一例
「ハイブリッドおせち」の一例

特集ページ「楽天市場 おせち2025」内でも「オードブルおせち」を紹介するコンテンツを初公開する予定だ。

「赤こんにゃく」「鯉のやわらか煮」といった「ご当地おせち」

「地域の商品を使ったおせち(ご当地おせち)を食べてみたいか」というアンケートでは、17.9%が「食べたことがある」、34.9%が「食べてみたい」と回答。

また、「楽天市場」におけるご当地食材の流通総額は2020年からの3年間で約1.3倍となり、伸長傾向にあるという(2020年1月1日~12月31日と2023年1月1日~12月31日を比較)。

地域特有の素材や調理法で作られたご当地食材への需要が高い傾向にあること、家族や親戚などが集まる年末年始の楽しみ方として、コミュニケーションのきっかけにもつながることから、「ご当地おせち」をトレンド予測にあげた。

楽天グループ 楽天市場 「楽天市場」で取り扱っている「ご当地おせち」の食材例 滋賀県「赤こんにゃく」 山形県「鯉のやわらか煮」 青森県「いちご煮」
「楽天市場」で取り扱っている「ご当地おせち」の食材例。
滋賀県の「赤こんにゃく」(左)、山形県の「鯉のやわらか煮」(右)、青森県の「いちご煮」(上)
楽天グループ 楽天市場 「楽天市場」で取り扱っている「ご当地おせち」の食材例 沖縄県の「中味汁」
沖縄県の「中味汁(なかみじる)」
楽天グループ 楽天市場 「楽天市場」で取り扱っている「ご当地おせち」の食材例 福島県の「紅葉漬(こうようづけ)」
福島県の「紅葉漬(こうようづけ)」

Z世代に向けた「推しおせち」を「博多久松」と共同開発

「楽天市場」では、Z世代が好きな具材だけを集めた「推しおせち」を「博多久松」と共同開発。開発に関し、15歳~29歳のZ世代におせちで食べたい食材をアンケートしたところ、「ローストビーフ」「いくらの醤油漬け」「ガトーショコラ」など和洋問わず幅広い食材が好まれている傾向が見られた。

「推しおせち」には人気上位の16品目を詰め合わせ、数量限定で販売。Z世代向けの「推しおせち」を通じて、おせちの継続的な需要喚起を図る。

楽天グループ 楽天市場 推しおせち 「博多久松」との共同開発
楽天と「博多久松」が共同開発した「推しおせち」
藤田遥

越境ECのビィ・フォアード、DHLと脱炭素化に向けた取り組みに調印。2027年の上場に向けて環境問題対策を推進

1 year 7ヶ月 ago

中古車の越境ECを手がけるビィ・フォアードと物流大手のDHLジャパンは8月30日、持続可能な航空燃料(SAF)の使用によって、輸送に伴う温室効果ガス排出量を削減する輸送サービス「GoGreen Plus」の利用に関する5年契約を締結した。

「GoGreen Plus」は、飲食店や家庭から排出される廃食油、トウモロコシやサトウキビなどのバイオマス由来原料などを用いて生産される「SAF」の使用により、輸送に伴う温室効果ガス排出量を削減できる業界初の輸送サービス。「SAF」は一般的な航空燃料のライフサイクル排出量を最大50%削減できるという。

持続可能な航空燃料と温室効果ガス排出量削減の関係性
持続可能な航空燃料と温室効果ガス排出量削減の関係性

「GoGreen Plus」のサービスは、ビィ・フォアードの海外輸送サービス「ポチロジ」で請け負ったすべての国際交通貨物に適用する。「ポチロジ」はネットでの見積もりから輸送依頼までワンストップで対応。年間約3万件の取扱実績がある。「GoGreen Plus」への適用費用はすべて、ビィ・フォアードが負担する。

ビィ・フォアードは2027年に予定している株式上場に向けて、環境問題への取り組みを進めている。社会の脱炭素化と持続的な発展に貢献することを目的に、CO2削減やカーボンニュートラルに取り組むことができるため、今回の契約を締結した。

ビィ・フォアードの取引は現在、世界207の国と地域で、売り上げの大半が海外。DHLとの協業は業務上のマッチング度が高く、双方の目的が合致したことから、5年間という長期契約の締結に至ったという。

松原 沙甫

「何を言っているのかわからない」。セシールの“あのフレーズ”のラジオCMが復活、ニッポン放送で放送スタート

1 year 7ヶ月 ago

セシールは9月9日、過去にテレビCMで話題となった懐かしいサウンドロゴ「Cecile~Il offre sa confiance et son amour~」(フランス語で愛と信頼をお届けしますの意)を使用したラジオCMをニッポン放送で放送を始めた。

ラジオCMは20秒のスポットCMを制作、「友人篇」と「クイズ篇」の2パターンで放送する。友人篇は多くの人に共感してもらえる「体型の悩み」をテーマに、女性2人が会話を展開。クイズ篇はクイズを通した夫婦の掛け合いという内容。CMの最後に夫婦そろって「セシール~♪」と口ずさむ。同日から友人篇、クイズ篇とも、それぞれランダムに放送する。

1983年から放送していたセシールのテレビCMでは、最後に流れるフランス語のサウンドロゴ「cecile~Il offre sa confiance et son amour~」について、「何と言っているのか?」「別の言葉に聞こえる」などと話題となった。放送から50年経った現在も、サウンドロゴに関する問い合わせが寄せられているという。

「あのメロディーを聴くだけでセシールを連想させる」というほど反響の大きかったサウンドロゴをもって広めたいという目的から、ラジオCM復活第2弾の開始に至った。

セシールは1974年、正岡道一氏が設立・創業した通販会社セシールが前身。1足数十円のパンストや低価格インナーなど価格訴求を強みに、通販事業者として初の年商2000億円を突破した。

その後、2005年にライブドア(当時)などと資本・業務提携契約を締結。2006年にはライブドアの連結子会社となった。2009年、フジ・メディア・ホールディングス(FMHD)の子会社がセシール株式の公開買付を実施。FMHDのグループ化とした後、FMHDグループのフジ・ダイレクト・マーケティング(FDM)、ディノス、セシールの3社を合併。存続会社をディノスとし、商号をディノス・セシールに変更した。

2022年3月、ディノス・セシールは通信販売ブランド「セシール」事業を新会社として分社化し、ニフティに株式を譲渡。ニフティは新設した子会社を通じてセシールの全株式を取得した。

松原 沙甫

日本航空(JAL)がECモール「JAL Mall」にEC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」を導入

1 year 7ヶ月 ago

日本航空(JAL)は、ECモール「JAL Mall」にEC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」を導入した。

マイル情報を表示するサジェスト、複数項目を組み合わせた絞り込みなどを実装

「JAL Mall」は、航空以外の領域の中核事業としてマイルを活用したショッピング体験を提供している。JALグループの直営ショップ、パートナー企業のショップが出店し、食品、家電、家具、地域特産品など幅広い商品を取り扱っている。

「価格帯」「レビュー評価」「ギフト対応」「マイルアップ」など複数項目を組み合わせた絞り込み検索を実装。ユーザーが希望に近い商品を見つけやすくなるようサポートし、UX向上につなげる。

日本航空 JAL Mall ZETA SEARCH 複数項目を組み合わせた絞り込みでUX向上につなげる
複数項目を組み合わせた絞り込みでUX向上につなげる

検索窓に入力した文字に関連する商品を表示するサジェスト機能では、「商品画像」「価格」「マイル情報」まで細かく表示する。ユーザーが他の商品にも興味を持ちやすくなるようにすることで、回遊率やCVR向上が期待できるという。

日本航空 JAL Mall ZETA SEARCH マイル情報や商品画像付きのサジェストでサイト内回遊を促進する
マイル情報や商品画像付きのサジェストでサイト内回遊を促進する

「ZETA SEARCH」とは

ECサイト内の検索における「絞り込み」「並び替え」の設定の自由度・柔軟性を追求したEC商品検索・サイト内検索エンジン。

キーワード入力時のサジェスト機能、もしかして検索、ドリルダウン式の絞り込み、事前に検索結果の該当数を表示するファセットカウントなど、多数の検索機能を有している。

JRE MALL ZETA SEARCH サイト内検索 EC商品検索
「ZETA SEARCH」の基本機能(画像は「ZETA CX」サイトからキャプチャ)

※【お詫びと訂正】記事初出時、掲載している画像に誤りがあったため訂正しました。お詫びして訂正いたします。

藤田遥

ビックカメラが基本送料を無料に。購入金額2000円以下でも送料無料、配送料金の詳細ページでは「送料当社負担」と表現

1 year 7ヶ月 ago

ビックカメラは9月2日から、ECサイト「ビックカメラ・ドットコム」の基本送料を購入金額によらず無料にした。これまで、送料を自社で負担する送料無料の対象は税込2000円以上の購入としていた。

送料無料はECサイト限定サービス。ビックカメラ店舗では実施しない。送料無料の対象外となる商品もある。一部メーカー直送品は別途送料がかかるほか「一部の離島・山間部地域は、別途送料が発生する場合がある」としている。

ビック酒販取り扱い商品は税込み8000円以上の購入が送料無料対象となる。対象外商品については商品ごとに個別送料が発生し、送料は商品ごとに異なる。また、送料無料は予告なく取りやめることがあるとしている。

なお、ビックカメラではECサイト上では「1個のお買い物でも送料無料」といった表示を実施しているが、配送料金の詳細ページでは「送料当社負担」という表現を用いている。2023年末に消費者庁がECサイトなどでの「送料無料」表示規制を見送った一方、「送料当社負担」といった表示などへ自主的な見直しを促す方針を示したことに配慮したものとみられる。

ビックカメラの2023年8月期連結決算におけるグループの連結EC売上高は、前期比11.2%減の1274億円。連結売上高に占めるEC化率は15.6%。ビックカメラグループのEC売上高は、ビックカメラ、コジマ、ソフマップのEC事業の売上高と、楽天ビックへの卸売りを合計した金額。

鳥栖 剛

2024年8月の「Googleコアアップデート」はどうだった? 今後サイト運営者が心がけていきたいこと【ネッ担まとめ】 | 新・ネットショップ担当者が知っておくべきニュースのまとめ

1 year 7ヶ月 ago
ネットショップ担当者が読んでおくべき2024年8月5日~9月5日のニュース

2024年8月15日23時59分(日本時間)に、Google Search Centralの公式X(旧Twitter)でコアアップデートのリリースが発表されました。「2024年2回目のコアアップデートは最長1か月に及ぶかもしれない」とのアナウンスもありましたが、9月4日4時に展開完了が発表されています。みなさんのサイトはどのような影響を受けたでしょうか!?

Googleのコアアップデートが与えた影響とは?

Google Search Central Blog | Google
https://developers.google.com/search/blog/2024/08/august-2024-core-update

ユーザーの検索内容に関連性がある場合、有用で独自のコンテンツを作成している小規模サイトや独立系サイトを含む、さまざまな高品質サイトとユーザーを結び付けることを目標としています。

私のクライアントにおける最近のコアアップデートでは、完了後1~2週間後に大きく変動したこともあったため、9月半ばくらいまでは注視していきたいところですが、ここ数年でも変動の少ない、おとなしめな印象がありました。

それでもXのタイムラインを見てみると、「個人ブロガーが影響を受けた」「アクセスや順位が落ちた」というポストもいくつかありました。

アップデートに際して公開されたGoogleのブログを見ると、オリジナリティのある有益な情報であれば小さなサイトでも評価されるという主旨になっているようです。

有益、独自、高品質といったことは、繰り返されている「ヘルプフルコンテンツアップデート」や「E-E-A-T」の概念にも通じるものですので、これからのSEOで大切なこととして常に意識する必要がありそうです。

人を惹きつけ、満足させるコンテンツが今後のSEOのカギになる?

2024年5月Googleの社内文書が流出、SEO担当者が押さえておきたいポイント徹底解説 | アユダンテ
https://ayudante.jp/column/2024-07-08/15-00/

Navboost(ナブブースト)は検索結果からユーザーのクリック行動を13か月間さかのぼって記録し、そのデータに基づいて検索結果を調整しているというもの。2023年の米国グーグル・反トラスト法裁判での証言や2024年5月に流出したとされるGoogleの内部文書も相まってSEO界隈で多く見聞きするようになりました。

この裁判については、学術雑誌『情報通信政策研究』第7巻第1号内に中央大学国際情報学部准教授 中島美香氏の寄稿もあるので、気になる方は下記からどうぞ。

『情報通信政策研究』第7巻第1号 | 総務省
https://www.soumu.go.jp/iicp/journal/journal_07-01.html

Navboostでは、そのクリックをきっかけにサイトに長く滞在したか、すぐに戻ってしまう直帰行動をしていないか、人を惹きつけ満足させる行動に至ったのかなど、ユーザーの行動をヒントに検索順位の調整に使用しているということ。

太古のSEOでいわれた“キーワードの出現率”のような、単語が詰め込まれたコンテンツがユーザーの疑問や課題の解決につながるとは言い難いですし、良質な行動データが検索順位にフィードバックされているなら、役立つ独自コンテンツが今後ますます重要になることは間違いなさそうです。

要チェック記事

人の検索行動は変わるのか? SEO第一人者の渡辺隆広氏が見据える、検索エンジンマーケティングの未来 | Markezine
https://markezine.jp/article/detail/46184

SEOの第一人者として知られるDMM.comの渡辺隆広氏による検索の未来。読み応えのある記事ですが、なかでも印象に残ったのが、渡辺氏の以下のコメント。

「大学3年生の女性のスマホ画面を見せてもらったところ、『検索』というフォルダに入っていたのが『Yahoo!知恵袋』でした。『Googleはキーワードを入れるのが難しい。わからないことは人に聞いた方が早い』だそうです。」

先日、EC経営者の方が「『Yahoo!知恵袋』を、知らない人と建設的におしゃべりするSNS的な使い方をしている」と就活生から聞いたという話をしていたのですが、ググるでもAIに聞くでもなく、知恵袋で教えてもらうというのは斬新でした。

生まれた時からインターネットやスマホが身近にある世代の行動心理を知ることは、未来のECを知ることなのかもしれません。

検索エンジン「Bing」ユーザーじわり増加 マーケターは対策すべきか? | ITmediaビジネスオンライン
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2408/28/news064.html

デスクトップのシェアとしては、トップが「Google」(72%)、「Bing」(16%)が「Yahoo!」(10%)を抜いて国内2位になっています。

当社のクライアントでも、BtoBサイトでは検索経由のアクセスのうち40%ほどが「Bing」というところもありますので、対策できるに越したことはありません。けれどGoogleのようにカンファレンスや“中の人”による情報公開・発信を活発化してほしいなと思います。

Help! Google Search isn't indexing my pages(助けてください! Google 検索でページがインデックスされません) | Google Search Central YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=Q5kYrmzNhcU

体感としては2023年頃から「Search Console(サーチコンソール)」に増えた「検出 - インデックス未登録」。これに関する質問も増えてきましたが、ページを公開しても検索結果に表示されていないことに気づいていない人も多い印象です。

2019年の「Webmaster Conference Osaka」にも登壇した、Googleのマーティン・スプリット氏が解説しています。動画は英語ですが字幕がとてもわかりやすいです。サイト担当者の人は見ておいて損はありません!

生成エンジン最適化(GEO)について知っておくべきこと | eccLab
https://ecclab.empowershop.co.jp/archives/96642

最初に見た時は「レンタルビデオのお店?」と思いましたが、「Generative Engine Optimization」の頭文字で「GEO」だそうです。

「ChatGPT」「Perplexity(パープレキシティ)」「Gemini(ジェミニ)」「Copilot(コパイロット)」「Google AI Overviews」などのAI駆動型検索エンジンでのビジビリティ(視認性)を高めるために、Webサイトのコンテンツを最適化すること。「ここに最適化!?」という感じもしますが、情報として知らないで済ますのも怖いなという人はぜひチェックを。

今、みなさんにお伝えしたいこと

最低賃金の全国平均は51円引き上げの時給1055円。最も高いのは東京都で1163円、低いのは秋田県で951円 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/12826

全国加重平均額の51円引上げは、1978年度に目安制度が始まって以降の最高額。47都道府県の改定額は50円~84円の引き上げとなった。

当社は大阪にありますが、2024年度に奈良県のデジタルマーケティング支援事業で半年間ECセミナーを開催します。2023年度は同様のセミナーのために、和歌山県に半年間通いました。

両県でのEC人材確保の課題も感じているのですが、今回の最低賃金で大阪府は全国3位の1114円、奈良県は986円、和歌山県は980円となっています。1日8時間で20日勤務した場合の最低賃金での差は2万円ほどになります。

奈良市や和歌山市からは大阪市内へ1時間ほどで通勤が可能ですから、交通費が支給されるとなると、この差は大きいのではないでしょうか。

経営者にとっても、扶養範囲内で働く人にとっても賃上げは悩ましい問題で、制度の見直しを求める声も後を絶ちません。EC市場が成長するなかでますます人材確保も難しくなりそうです。

そして何より収入は消費行動にもつながることです。下記の記事も合わせ読みして、消費者のEC利用動向を知っておきたいですね。

世帯年収2000万円以上の富裕層はどんな消費行動をする? 一般消費者に比べてEC利用率は高い傾向 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/12820

それではまた次回! 酒匂(さこっち)の「ネッ担ニュースまとめ」をよろしくお願いいたします。

ECマーケティング人財育成は「EC事業の内製化」を支援するコンサルティング会社です。ECMJコンサルタントが社内のECチームに伴走し、EC事業を進めながらEC運営ノウハウをインプットしていきます。詳しくはECMJのホームページをご覧ください。

UdemyでECマーケティング動画を配信中です。こちらもあわせてご覧下さい。

ユウキノインは寄り添い伴走しながら中小企業・ECサイトのSEOからコンテンツマーケティング、プレスリリースやクラウドファンディングなど集客・販促・広報をお手伝いする会社です。詳しくはユウキノインのホームページをご覧ください。

Designequatioは何かに特化したサポートではなく、モール・ベンダー選定や広告・CSなど各企業に合わせたカスタマイズ型の運用サポートを行っています。

酒匂 雄二

「北欧、暮らしの道具店」のクラシコム、初のテレビCM

1 year 7ヶ月 ago

「北欧、暮らしの道具店」を運営するクラシコムは9月9日から、初のテレビCM放送を関西エリア限定で開始した。

CMには「北欧、暮らしの道具店」が制作したオリジナルドラマ「青葉家のテーブル」で主人公を演じた西田尚美さんが出演。同作品に出演した忍成修吾さんがナレーションを担当している。

CMのコンセプトは「暮らしに卒業はない。」。高さ約6メートルの特大ロゴマークと、生活道具や食器、雑貨、アパレルアイテムなど約300点の商品が並ぶ仮想空間で「北欧、暮らしの道具店」の世界観を表現した。「自分のモノサシで満足できる暮らし」の楽しさを訴求するテレビCMをめざしたとしている。CMの最後にはアプリダウンロードの誘導と、CM放送期間中に行う送料無料キャンペーンを訴求する。

西田尚美さんが出演するテレビCMのシーン

クラシコムではこれまで、テレビなどのマスコミュニケーションではなく、さまざまなコンテンツをスマホアプリやSNSといったエンゲージメントチャネルを通じて発信し、顧客との関係を構築し成長してきた。一方、2023年に2度テレビで取り上げられた際、番組放送中にアプリがそれぞれ6000以上ダウンロードされ、各SNSのフォロワー数が急増。獲得したエンゲージメントアカウントを通じて、その後継続的に商品が購買されることを確認したという。

認知獲得からエンゲージメントチャネルを通じて購買につながる流れ(同社の2023年7月期 決算発表会 補足資料から)

クラシコムではこうした経緯から、Web上に多様なエンゲージメントチャネルがあれば、テレビなどマスコミュニケーションの影響は一過性ではなく中長期的に好影響をもたらすという仮説を立てた。マスコミュニケーションの効果検証を目的に関西エリア限定でテレビCMの放送で実施する。「北欧、暮らしの道具店」では、近年50歳代以上の顧客層が増加しているといい、WebBだけではリーチしきれないテレビの視聴者層に認知を広げたい考え。

CM動画はYouTubeでも公開している。

鳥栖 剛
確認済み
13 分 57 秒 ago
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