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SMX Advanced 2010 : Google vs Bing – 究極のサーチバトル!」 からご覧ください。
さてSEO関連では今年最大の注目イベント?ともいえるSEO Advanced Seattleがやってまいりました。今日から気合い入れて2日間、ライブブログを頑張りたいと思います。初日の最初のセッションは、いきなり今回一番注目したいかもしれない内容。「SEO For Google Vs. Bing: How Different Are They?」。モデレーターはダニー・サリバン。スピーカーはGoogleのマット・カッツ先生、Search Mojoのジャネット・ミラー、SEOmozのランド・フィッシュキン、そしてマイクロソフトのBingのマネージャー、サシ・パササラシー。
まずは各スピーカーのプレゼンから。
BingとGoogleの違いについて
一番手はSEM会社のSearch MojoのCEO、ジャネット・ミラー。BingとGoogleの違いについてSEOサービス会社の視点から説明。
何故Bingについて気をつかう必要がある?
Yahoo!との統合でシェアが上がる。
GoogleとBingの検索結果ページのヒートマップテストの結果は似ている。
しかしGoogleとBing(&Yahoo)でクライアントによってサイトの滞在時間やページビューが違うケースがある。Yahooとの統合でどうなるか注目したい。
■Flash対応
Bingのロボットが来た時にちゃんと「Flashがインストールされていません」以上のメッセージを表示しよう。意外とやってないサイトが多い。
■XMLサイトマップ
ユニバーサルスタンダードなので対応しよう。sitemaps.orgで確認できる。BingもGoogleもサイトマップとサイトマップインダイス(indices)を認識する。Bingは現状、ビデオやニュースのサイトマップは認識しない。
■ローカルリスティング
GoogleもBingもきちんと登録しよう。
Google – Googleプレース
Bing – リスティングセンター
■ローカル検索対応
Bingはローカル検索に対する結果表示の性能が良い。例えばSex and the city2で検索すると映画サイトに加えて近所の映画館を自動的に表示してくれる。Snowで検索すると近くのスキー場を表示してくれる。さらに情報がSnow.comから来ていることも表示してくれるのでSnow.comの情報をアップデートすることで検索結果に適切な情報を表示できる。
BingでWeatherで検索すると、Googleより幅広い天気情報を表示してくれる。リソース元も表示してくれる。
■サイトリンクス
Google – 1位の結果にしか出ない。ウェブマスターツールで編集できる。
Bing – 1位の結果にしか出ない。編集はできない。私の知っている限り。
■Bingのウェブマスターセンターについて
バックリンクをチェックできて便利。またアウトバウンドリンクもチェックできるのは便利。バックリンク一覧では各ページのページスコアを表示してくれて便利。Bingがどうバックリンクを評価しているか調べることができる。関連性が高い・有益と思われるサイトからのリンクのページスコアが高いようだ。Googleのページランクと少し概念が違うのでは?ちなみにバックリンクは1,000リンクまでしかダウンロードできないので、それ以上調べられないのが残念。
■ニュース
Google – ウェブからニュースサイトに登録申請できる。サイトマップを作成する。
Bing – bins@microsoft.com から申請する。RSSを作ること。
■ショッピング
Google – Google Baseから商品のデータフィードをアップロードする。無料でもできる。
Bing – 有料広告しかない。
■Bingで拡がるチャンス
1.
検索結果のソーシャル共有。例えばpolar bear(ホッキョクグマ)で検索する。表示される画像をTwitterやFacebook、Emailで共有できる。SEO的にできることがあるかも?
しかし画像のリンクはオリジナル画像でなく、Bingにされている。Facebookに画像を投稿するには、FacebookのBingアプリにアクセスの許可を与える必要がある。
2.
ドキュメントプレビュー
例えばSwagger Wagon(トヨタの車)で検索すると、検索結果によっては追加情報が自動で表示され、さらに検索結果上でYouTubeの映像が直接プレビューができる。情報の提供の仕方でサイトリンクのように表示情報をコントロールできるかもしれない。
ドキュメントプレビュー最適化の方法
・H1の内容を表示する(TITLEと違う場合)
・最初のパラグラフのテキスト
・問合せ先を表示させたい時、住所や電話番号、メールアドレスを記載しておく
特にローカルビジネスの場合はローカル検索にうまく使えるのではないか?
ドキュメントプレビューを表示させたくない場合は、Metaタグに metaname=msnbot、content=nonpreviewと記述すれば大丈夫。
基本的なBingとGoogleの違いを説明してくれました。
BingのSEOのリサーチ結果
次はSEOmozのランド・フィッシュキン。BingとGoogleのSEOに関するテストを行ったそうで、その結果を公表。Google Adwordsのサジェスション機能でキーワードを抽出し、11,351の検索結果でテスト。1ページ目のみを対象。
テストの数値:
無関係 – 0
ドメインマッチ – 0.3
完全な関係 – 1
0.2-0.35あれば高い。
■検索クエリーとドメインマッチの関係
—-
ドメインに検索クエリーがある – 0.15前後でGoogleもBingも同じ。
ハイフンで検索クエリーが完全マッチ – Googleは0.2、Bingは低い。
完全マッチ – GoogleもBingも0.25前後で効果がある。少しだけGoogleが高い。
—-
完全マッチのドメインはGoogleにもBingにも効果がある。
ハイフンでクエリーが独立している場合(例:dogであればdog-food.comなど)もそこそこ効果がある。Googleの方が効果がある。
検索クエリーをドメインに入れることは基本的に非常に効果があると思ってよい。
■com/net/orgでどれが一番効果がある?
comはGoogleもBingも効果がある。
netはBingは余り効果が無い。
完全マッチを狙う場合は .com にすべき
■サブドメインのキーワード
サブドメインにキーワードがあることはGoogleには多少効果がある。Bingにはほとんどない。ルートドメイン程、効果はないが、Googleの効果を考えると意識すべき。
■ページ上のキーワード
Body
Alt
H1
URL
Title
どの要素もGoogleの方が重要。URLが最も効果が高い。しかし関連性は非常に低い。TITLEは効果があると思われるが、今は誰もがキーワードを記述するので差別化が難しい。簡単にいえば、オンページの要素だけで上位表示を目指すのは難しい。
■リンク数と分散性
ルートドメインへのリンク – BingもGoogleも重要。数値も0.25(Google)、0.32(Bing)で非常に高い。リンクを分散されることも重要。リンクが上位表示のメジャーな要素なのは間違いない。Bingの方がリンクの効果が少しだが高い。
■リンクのエクステンション
- .govは重要
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