ECサイト構築・運営のECプラットフォーム「W2 Repeat」などを提供するW2が実施したECシステムのリプレイスやリニューアルに関する実態調査によると、約7割のEC事業者が使いたい機能がシステムに不足していることを課題に感じており、4割が機能不足を理由にシステムリプレイスの検討に至っていることがわかった。
調査期間は2024年2月9日~29日。過去にECシステムをリプレイスしたことがあるEC企業100社を対象に実施した。
ECカートシステムのリプレイスを実施した事業者の約4割が「欲しい・使いたい機能がシステムに不足している」ことに課題を感じ、リプレイスの検討に至っていることが判明。ECシステムに対する要望は、「機能が豊富であること」が約4割で最多となり、回答数が多い順に「業務効率化ができること」「セキュリティ・インフラが強固であること」だった。
「ECサイト運営における、ECシステム上の課題」について、「欲しい・使用したい機能が不足している」との回答が約7割で最多。機能不足が課題との回答の内訳は「欲しい機能がない・使えない」(69.2%)、「システムが定期通販に特化していない・改修したい」(19.2%)、「デザインが古い・改修できる機能が搭載されていない」(9.6%)、「売上を上げるための機能がない」(1.9%)だった。
EC事業者の約7割がシステムの機能不足に課題
ECシステムに対する要望について聞いたところ、「機能が豊富・欲しい機能があり」が39%と最多。機能に関する要望の回答の内訳は、「定期通販に特化した機能」が21.4%でトップ、「マーケティング機能・施策の強化」(20.2%)、「フロント・UIを改善する機能」(17.9%)、「CRM・顧客データを活用できる機能がある」(13.1%)「豊富な標準機能」(9.5%)、「管理・分析機能が充実している」(9.5%)、「CS機能が充実している」(3.6%)、「その他特定の機能要件」(4.8%)が続いた。
定期通販に特化した機能を求める声が多いことがわかった
ECシステムのリプレイス・リニューアル時に重要視した点については、機能の豊富さを重要視したとの回答が約4割でトップだった。回答の内訳は、「標準で豊富な機能が備わっている」(44.7%)、「業務効率化できる機能がある」(23.5%)、「欲しい機能が備わっていた」(23.5%)、「CS機能が充実している」(5.9%)、「管理画面が使いやすい」(2.4%)。
EC事業者はリプレイス時には標準搭載機能の豊富さを重要視する傾向に
調査結果のレポートは全173ページにわたり、W2のサイトからダウンロードできる。
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オリジナル記事:【ECシステムのリプレイス調査】EC事業者の7割が「使いたい機能がシステムにない」と回答、4割のEC事業者が「機能不足」で刷新
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