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Google Discoverに出ているものの特徴(1)」 からご覧ください。
Google砲とかいう呼び方もされているGoogle Discoverですが、情報発信しているサイトにとっては非常の大事なものですよね。
ほとんど更新しない&SEOのことについて書いているのにSEOを意識して書いていないこのブログでも更新するとありがたいことにGoogle Discoverに多少なりとも出してもらえているらしいです。(最新分は表示とクリックの線が重なっています)
ニュースサイトやブログのように情報発信しているサイトを運営されている方からGoogle Discoverに出したいんだけど!という声はよく聞きます。
(コンテンツの属性によってはまったく出ないもしくはほとんど出ないので、どんなコンテンツでも出るわけではないのでご注意ください。)
基本的なところは、まずはGoogle Search Consoleヘルプをお読みいただくと良いと思います。
Discoverは画像が重要であり、1200px以上の大きい画像を用意しましょうということなどが書かれていますが実際は1200px以上の幅がある画像を使っていないケースでもDiscoverには出ていますので、これらどこまでが必須条件か?という問題はありますし、簡素すぎるオプトインプログラムの申し込みについては、もはややばいサイトに来ているんじゃないか?とすら思ってしまいますが・・・。
さて、Googleが用意してくれているヘルプページはあるもののその通りやってもなかなかGoogle Discoverに出てこないよといったケースがあるかと思うので、実際にどういうものが出ているのか?というのを調べてみましたので、今回から数回にわけでその結果をご紹介したいと思います。
なお、こちらの情報は昨年末にサイバーエージェント主催で行なったSEOセミナーやGoogleのWebmaster Conference Osakaで話したものとほぼ同じです。
データについては昨年12月初旬のものとなりますので今は多少違う部分もあるかと思いますがご了承ください。
まずはDiscoverに出ているコンテンツのURLを収集します。
Discoverにアクセスして、出てきた記事の右下部分をタップします。
そして、そこに出てくる単語、ここで言えば「浜松市」(ちなみに私の故郷)を抽出していきます。この単語を"トピックワード"とします。
そうすると、Discoverに出ているURLとトピックワードの組み合わせが出てきます。
そのあとは、通常のGoogle検索の分析で行うような、サイト/ページ内外の数値の状況を取得して傾向をグラフ化しました。
なお、今回はDiscoverの特徴を比較しやすいように、そのトピックワードでのGoogleでの通常の検索結果における各順位にあるURLの傾向とグラフを並べてみました。
ここでご紹介するものはほんの一部です。実際は150以上の項目をとっていますが、まあほとんど特徴が見られないので・・・。
あと、論文ではないので取得方法等の細かいところはここでは割愛させていただきます。
では特徴的だったものをいくつか見てみましょう。
図が見辛くて恐縮ですが、一番右がGoogle Discoverの特徴、それ以外は左から5位刻みの箱ひげ図となっています。
1回目はユーザー行動関連とGoogle Discoverの関係です。
直帰率 と Google Disocver
Disocverに出ているものは直帰率が低い傾向にあることが分かりました。
通常検索の場合、情報コンテンツは全体的に上位はむしろ1ページしか読まれない、計測上直帰率が高いとして出てしまうものが上位になる傾向にあるのですが(1ページしっかり読んで満足できるものは良いコンテンツだから?)、Discoverに出ているものはそこから回遊しているものが多いという結果になりました。
平均PV数/訪問 と Google Disocver
直帰率が低いとサイトは訪問あたりの平均PV数が高まりやすくなるわけですね。
Disocoverには1ページ読んで終わりではなく回遊されているサイトのほうが優位になっていました。
平均滞在時間とGoogle Discover
当然ですが、そうなると滞在時間も多い傾向に。
1ページあたりの平均滞在時間 と Google Discover
サイト内の滞在時間だけでなく、1ページあたりもしっかり読み込まれているものがDiscoverいは多く出ている傾向がありました。
ユーザー行動関連の数値データとGoogle Disocoverに出ているものの傾向を見てました。
先述した通り通常検索では、1ページ読んで満足するようなものが多く上位に行く傾向にあります。一方でDiscoverは回遊しているもののほうが多く出ている傾向がありました。
また、1ページをしっかり読み込まれているものがDiscoverには出ている傾向がありました。通常検索結果であっても、1ページあたりの滞在時間が長いもののほうが上位になっている傾向はありますが、Discoverはより顕著に1ページあたりの滞在時間が長いものが出ている傾向にありました。
・ちゃんと読了されるような魅力的な記事コンテンツを作る
・1記事読んでももっと読みたくなるような魅力的なサイトになる
・複数ページ読みたくなるような快適なUXを提供する
というところでしょうか?
ある意味で通常検索、オーガニックサーチよりも「良いコンテンツ」「良いサイト」が重要なのかもしれませんね。
次回以降は被リンクやサイテーションなどの外部要因であったり、ページやサイトの作りの部分について触れてみたいと思います。