
この記事のポイント:
リスティングの成果に大きな影響を与える《品質スコア》について、前回の記事に引き続き物語を通してわかりやすく紹介します。
─主な登場人物─
Mこの物語の主人公、元SEOコンサルタント。
Mの上司KMのチームリーダー。かつて伝説の12人と呼ばれたマーケッターの1人。
YMの同僚、広告文の魔術師という異名を持つ女性。ツンデレ。
I社の社員NI社のリスティング運用担当。実質、一人で切り盛りしている。
ピーコックのV悪の組織デスゲート四天王の1人。強力な催眠術の使い手。
─前回までのあらすじ─
悪の組織・デスゲート四天王《ピーコックのV》の催眠術により、大きなダメージを受けたI社だったが、Mの活躍により難を逃れる。
新宿にまた平和が戻ったと思ったのもつかの間、次はM自身がピーコックのVの餌食になってしまうのだった・・・!
前回の記事は「《CPA》についた《ぜい肉をカット》!必読の《品質スコア》攻略法」でご確認頂いただけます。
1.暗雲~品質スコアの急降下─
─新宿、ジャストシステム─
Mの同僚「M、おはよう!」
M「・・・」
Mの同僚「おい、M?どうした?」
M「はっ!お、おはよう。」
Mの同僚「なんだ?おかしなヤツだなぁ。今日も一日がんばろうぜ!」
M「お、おう・・・。」
M(おかしいな。昨日会社を出てからの記憶がほとんどない。確か、おかしな占い師に出会って・・・)
─「あなたは、自由だ」・・・頭の中に女の声が響く─
M「う・・・。」
─パソコンに向かうM。リスティング オートフライトの管理画面にログインする。
そして、普段はほとんど使わない《マニュアルフライト》のボタンを押した─
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─3日後─
Mの上司K「はい、はい・・・。申し訳ございません。至急確認いたします。」
Mの上司K「M!ちょっと来てくれ。」
M「はい!」
Mの上司K「今、F社とそれからS社から連絡があった。いずれもおまえの担当案件だ。ちょうど3日前ぐらいから、突然CPAが悪化しだしたらしい。
F社はCPAが3,000円から5,000円、S社は8,000円から12,000円程度まで悪化している。
いずれも《リスティング オートフライト》で安定運用していた案件だ。ちょっと調べてみてくれ。」

M「わかりました!至急調査します」
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─いっぽう、新宿、I社のオフィス─
I社の部長「こ、これはどうしたことだ・・・。N!Nはいるか!」
I社の社員N「は、はい・・・」
I社の部長「CPAがまたかなり悪化している、それも急にだ。前回3,000円台まで戻ったのに、また5,000円台まで悪化してしまった。ど、どういうことだね!」

I社の社員N「う・・・」
I社の部長「何とか言ったらどうなんだ!このままでは売上げががた落ちだ!おい!N!!」
I社の社員N「うわああああああ!」
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2.品質スコアを極めよ!

─新宿、ジャストシステム─
Mの上司K「どうだ、M、何か分かったか?」
M「・・・は、はい」
Mの上司K「どうした?顔色が悪いぞ?で、どうだった。」
M「そ、それが、リスティング オートフライトがマニュアル運用になっていて、広告文の設定がめちゃくちゃになっていました・・・。」
Mの上司K「何!いったいどうしたんだ!?」
M「う・・・う・・・」
Mの上司K「M、まさかおまえ・・・」
Y「・・・ちょっといいかしら。」
Mの上司K「Y・・・。」
Y「どうも今朝からMの様子がおかしいとおもってたのよね。ちょっと診てみるわね。」
Mの上司K「うむ。おそらく《デスゲート四天王》の仕業だろう。」
Y「M、私の目を見て。いい?ワン、トゥ、スリー。」
─Yの目が一瞬、光る。Mの体がけいれんを起こしその場に倒れる─
Mの上司K「M!」
M「う・・・、こ、ここは?」
Mの上司K「正気に戻ったのか?」
Y「大丈夫よ。どうやら相手は強力な催眠術の使い手みたいね。まぁ私に解けない催眠術はないのだけれど・・・。」
M「あ、ありがとうございます!Yさん。」
Y「べ、別にあなたのためにやったわけじゃないわよ!」
M「リーダー、申し訳ありません。はっ・・・I社が、I社があぶないです。」
Mの上司K「うむ。Yと一緒にI社に急行してくれ!」
M「わかりました!」
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─新宿、I社のオフィス─
I社の社員N「うわああああああ!」
I社の部長「落ち着け!落ち着くんだN!いったいどうしたというんだ!」
─オフィスの中で暴れ回るN、取り押さえようとするがなかなか取り押さえられない─
M「ちょっと待ったぁ!」
I社の部長「き、君はいつかの!ええい!だ、誰でもいい、やつをなんとかしてくれ!」
M「Nさん、失礼します!」
─Nの体にしがみつくM─
M「Yさん、今です!」
Y「・・・しょうがないわね。いくわよ!」
─Yの目が光る・・・Nがけいれんをおこし、その場に倒れ込む─
I社の部長「はぁ、はぁ。いったい、何だというんだ!」
I社の社員N「う・・・。お、俺はいったい?」
M「Nさん、もう大丈夫です。Nさんは悪い夢を見ていたんです。もう夢は覚めました。さあ、あとはリスティングの改善をするだけです。」
I社の社員N「リスティングの改善・・・。そ、そうだ、リスティングを何とかしなくては!」
M「落ち着いてください!いいですか。よく聞いてください。先日紹介した《品質スコア》ですが、主な改善方法はこうなります。」
広告の関連性を改善する場合広告文の表現改善
広告グループの細分化(訴求の一致)
除外キーワードの追加
推定クリック率を改善する場合ABテストを繰り返し、よりクリックされる広告を模索する
リンク先ページの利便性を改善する場合リンク先を適切なものに設定する
ページ自体の質をあげる
I社の社員N「な、なるほど・・・。具体的にはどのように改善していけばいいのかな?」
M「はい。具体的にはこの様な方法で改善していきます。」
広告文にキーワードを含める広告のABテストは極力止めずに回し続ける広告文の訴求がまとまるようなグルーピングを心がけるクエリを確認し、除外キーワードを設定するキーワードのカバー率を高める(頻繁に検索されるクエリは極力キーワードとして追加しておくことで、広告とキーワードの訴求や意図のずれを防ぐ)M「広告文にキーワードを入れることで《関連性》が高まります。また、ABテストを継続して行うことで《クリック率》が高まります。そしてパフォーマンスが悪いキーワードを除外することで、
さらに《クリック率》を高めることに繋がります。そうすることで《品質スコア》が上がり《CPA》も最適化できるんです。そして、《CV》が増加します。」
I社の社員N「な、なるほど。」
M「ただ、御社のように数千~数万規模のキーワードで運用しておられる場合は、個別に設定・運用するのも難しいと思います。」
I社の社員N「確かに。正直、検索クエリをみるのは手が回っていなくて・・・。」
M「安心してください。リスティング オートフライト《超音速モード》の使用許可は取ってあります。いきますよ!」
─Mのノートパソコンがまぶしく光る!
ヴィーーーーーーーーンンンン─
M「ぐっ・・・!」
I社の社員N「うわ!」
─バシュッ!シュゥゥゥゥ・・・─
M「これでもう安心です。リスティング オートフライトですべてのアカウントの構築をしなおしました。これから安定運用に入っていきますので、1週間もすれば最適化されてくるでしょう。」
I社の部長「本当に大丈夫なのかね・・・」
Y「大丈夫よ。彼にはすでに催眠耐性がついているわ。でも、仕事のしすぎには注意が必要ね。誰でも疲れていればミスをするから・・・。」
I社の社員N「!」
I社の部長「・・・そうだな。ちょっと考え直すとしよう。ありがとう。」
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─新宿、悪の組織・デスゲート本社─
イーグルのJ「おまえの催眠術は解けないんじゃなかったのか?」
ピーコックのV「ま、まさか向こうに催眠術使いがいるとは・・・。それも相当な使い手。そんな人間がいるとしたらアイツしか思い浮かばない・・・。」
イーグルのJ「言い訳は無用だ。デスゲートでは失敗は許されない。」
ピーコックのV「ま、待って!話を聞いて・・・ぎゃああああああ!」
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3.エピローグ

─新宿、I社の屋上─
I社の社員N「はぁ・・・。何とかリスティングは立て直すことができたけど。俺、この仕事にやっぱり向いてないのかな。」
─落ち込むN。その手には辞表が。─
Nの同僚「おっ!いたいた。やっぱりここか。おまえは落ち込むといつもここだなあ。」
I社の社員N「・・・。俺がどこで何をしようとおまえには関係ないだろ。ほっといてくれないか。」
Nの同僚「まぁまぁ。聞いたぜ。今回大変だったらしいなあ。」
I社の社員N「ふん、キズに塩を塗りにきたのか?」
Nの同僚「俺からも、ちょっと部長に提案してみたんだ。ウチの規模のリスティングを1人で担当するのは無理だから、俺にも手伝わせてくれって。」
I社の社員N「!」
Nの同僚「部長は快諾してくれたよ。」
I社の社員N「お、おまえ・・・」
Nの同僚「以外とさ、まわりはおまえのこと心配してるんだよ。口にはださないけど。だからまぁ頑張ろうや。」
I社の社員N「ありがとう・・・。」
─肩を組み歩きはじめるふたり。
くしゃくしゃにまるめられた辞表は、
屋上の片隅に捨てられていた。─
4.品質スコア改善でどれだけCPAが改善されるのか
M「《品質スコア》っていろいろな要素が絡んでいるんですね。」
Mの上司K「そうだね。その中でも《クリック率》は特に大きな影響を持っているんだ。そして、《クリック率》を高めるにはやはりキーワードや広告文の最適化が必要不可欠なんだ。」
M「リスティング オートフライトではキーワードや広告文の最適化を自動的に行ってくれるんですか?」
Mの上司K「そのとおり。まさに、《オートフライト》なサービスなんだ。」
M「なるほど!」
Mの上司K「リスティング オートフライトでは実際に使用しているコアエンジン:SLATを使用した流入シミュレーションを無料で受け付けている。
最適化を行うことで今の流入からどれくらい有効なCV増加が見込めるのか、以下のボタンからぜひ試してみてほしい。」
クイック集客試算