ネットショップ業界でもIPO(株式公開)をめざすEC企業やサポート企業は多いですよね。IPOを実現した企業だけが体験できる催しの1つが東京証券取引所主催の「上場記念セレモニー」。実際にどのようなことが行われているのかあまり知られていません。今回、4月20日に東証マザーズ市場へ上場したHamee(ハミィ)さんのセレモニーに同行しました。。IPOをめざしている企業は将来、自社がセレモニーに参加することをイメージしてみてはいかが。
知られているようで知られていない上場セレモニーの現場
東京証券取引所
上場セレモニーが行われるのは「東京証券取引所 東証アローズ内 2階オープンプラットフォーム」など。所要時間は約40分。
セレモニー前には、インターネットTVで株式市況や株式・為替など経済情報をライブで発信するマネーマーケット実況中継「ストックボイス」に社長などが出演します。
セレモニーの内容は主に次の2つ。
ハミィさんの上場セレモニーが行われたのは4月20日。スタートは11時からです。
東証内に置かれた液晶のモニターには1日のスケジュールが表示されている
10時前には東証の1階にセレモニー参加者が集合
10時には社長、副社長などが東証の1階に集合。
東証の1階でセレモニーを待つハミィの皆さん
セレモニーの前、樋口敦士社長は「ストックボイス」に出演しました。東証の1階に集まっている社員さんは、その模様をタブレットやスマホで閲覧しています。
「ストックボイス」の様子をタブレットを使いUSTREAMで閲覧
「ストックボイス」終了後、樋口社長が1階に戻ると、いよいよセレモニーに向けて慌ただしくなります。ハミィさんご一行は、まず15階に向かいました。
「特別応接室」は広くキレイだった
15階にあるのは「控え室」と「特別応接室」。
「控え室」前で花の胸飾りを付けてもらいます
「控え室」に入ったハミィさんご一行はまず「控え室」で待機。その後、東証スタッフが入室し、セレモニーの流れの説明を受けます。
「控え室」で東証スタッフから説明を受ける
説明終了後、隣の部屋となる「特別応接室」に移動。東証役員と名刺交換し懇談を行いました。樋口社長が東証役員の質問に答える形式で、社名の由来や今後の抱負などを語りました。
「特別応接室」に入り東証役員と名刺交換
特別応接室にて懇談会
樋口社長がハミィのビジネスモデルなどを説明
セレモニー会場では大勢の関係者が拍手で新規上場企業を迎える
懇談終了後、いよいよセレモニー。一行は2階の東証アローズ内 2階オープンプラットフォームにエレベーターで移動。ここで上場通知書贈呈式が行われます。
オープンプラットフォームでは、贈呈式から出席する関係者、東証役員がハミィご一行の入場を待ち構えています。ハミィご一行は、エスカレーターでオープンプラットフォームに足を運びます。
セレモニー会場にはエスカレーターを使い入場する
拍手で迎えられ、いよいよ贈呈式。最初に、社長に対して上場通知書と上場記念品が東証から授与されます。その後、写真撮影を行います。
代表と東証役員が記念撮影。スタッフは正面に向かい左側で記念撮影などを見守る
続いて、ハミィスタッフとセレモニーゲスト、東証役員交ざっての記念撮影。
当日はテレビ局も取材に
最後にセレモニーゲストは、「祝上場 ハミィ株式会社」と表示された「ティッカー」をバックに記念撮影を行います。これで上場通知書贈呈式は終了となります。
「ティッカー」で表示されるのは「祝上場 Hamee株式会社」のみ
打鐘セレモニーは5回がルール
まだまだ続きます。次は打鐘セレモニーです。行われるのは「VIPルーム」。スペースが狭いため、入室できる人数は20人程度。オープンプラットフォーム内のエスカレーターを上り、回廊を歩いて、VIPルームに向かいます。
回廊を歩いてVIPルームに移動
打鐘の回数は5回と決まっています。この回数の理由は「五穀豊穣」に由来しており、企業の繁栄への願いが込められているそうです。鐘を鳴らす人は社長、役員、社員が交代で打ちます。手を添え合った複数人で打つケースもあります。
VIPルームにて記念撮影
回廊から見るVIPルーム
打鐘セレモニー終了後、ハミィご一行は15階に再び戻ります。ここで記念品などを受け取り、解散となります。
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オリジナル記事:上場記念セレモニーの“裏側”に迫る。Hameeのマザーズ上場の現場を密着取材 | 単発記事 | ネットショップ担当者フォーラム
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