Google アナリティクス プレミアム導入事例:株式会社 産経デジタル におけるデータ活用に向けた取組み | Google Analytics 日本版 公式ブログ

Google Analytics 日本版 公式ブログ - 2014年12月26日(金) 15:00
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国内主要新聞社として初となるデジタル事業専業の子会社として、2006 年 2 月から本格的な運営を開始した株式会社産経デジタルは、新たなデジタル アナリティクス プラットフォームとして Google アナリティクス プレミアムを導入しました。その導入の背景や効果についてご紹介いたします。
産経ニュース新たなプラットフォーム導入の背景

これまでも、産経デジタルではアナリティクス ソリューションを活用されていたものの、いくつかの課題に直面されていました。


まずはデータの解析に時間がかかっていた、という点です。「メディアというサイトの特性上、お昼 12 時台というのがものすごく負荷が増え、その 1 時間分のログファイルを読み込むだけで 3 時間くらいかかる」(情報システム部部長藤岡高広様)、「場合によっては昼の結果が夜や、翌日にならないと出ない」(クリエイティブ本部メディア部松田穣様)という状況を受け、データのより速い処理という点が課題の 1 つとなっていました。

また、当初導入したツールをバージョン アップして利用してきたものの、そのサポートが終了となり、サポートがないソリューション使い続けることができない点も、新たなプラットフォーム導入の検討を開始するきっかけとなりました。

新プラットフォーム導入時の検討ポイント

これらの背景を踏まえ、新しいプラットフォームへの入れ替えを検討するにあたり、産経デジタルではどのような点を判断基準とされたのでしょうか。

最も重要視されたのは「やはり初期導入の料金でした。」(情報システム部一條美和子様)とのこと。数年前から別のソリューションへの入れ替えの検討はされていたものの「価格がまったく折り合わない」(藤岡様)ために、既存のツールを継続せざるをえない状況が続いていました。

また「データが見られないことには意味がないため、速く見られること」(一條様)という点も、選択上の大きなポイントとなりました。主要サイトだけで 5 サイトを運営しており、各サイト毎に分析をかけていく中で、順繰りで遅くなるような状況が生まれないよう、データ処理スピードも重要視された項目でした。

更に、これまで利用しているツールとは異なる、別のソリューションに切り替えることから、単に新たなプラットフォームを導入するだけではなく、どう運用や改善の支援を行っていくかという点も、導入時にリセラーである株式会社イー・エージェンシーと入念に検討された点です。「特にこれまでのツールで見えているものを、Google アナリティクスプレミアムではどうやったら見えるか、という観点でトレーニング プログラムを組んで頂きました。イー・エージェンシーも「実際入れただけでは意味がない、やり続けなければ」という意識を持ってらっしゃったのでそこでうまくいったと思います。」(一條様)。


Google アナリティクスプレミアム 導入効果

新しく Google アナリティクス プレミアムに移行されたことによる主な効果として、大きく次の2点が挙げられています。

重要視された処理スピードについては「弊社のサイトは大きいため、テストで限定的に利用する分には無料版でもそれなりに上がるものの、本格的に入れ始めると無料版だとすぐに上がってこないケースがありました。それに対し、プレミアムだと相当速くみられますので、まずそれが一番だったと思います。無料版と見比べてみると速いですね、プレミアム版は。」(一條様)。費用対効果という面でも、「スピードをお金で買ったと思えば、さほど高くはない」(藤岡様)ということで、Google アナリティクス プレミアム導入の結果、より迅速な運用を行っていただくことが出来るようになりました。

使いやすいインターフェースを持つ Google アナリティクスの導入時に、関連社員へのトレーニングを実施されることで社員間での活用が進んだことも、導入効果のポイントとして挙げられています。「地域性を重んじているサイトで、どれだけその地域のユーザーが利用してくれているのか?っていうようなことも、本当に気軽にというか、敷居が低い状態でそれを日々運用者が確認することができるようになりましたし、ソーシャルの部分のように、今までなかなか掘り下げることが難しかったような部分がほんとに気軽に運用者が切り分けてみることができるようになったので、より助かっています。」(松田様)。


サイト利用者がパソコン、スマートフォン、タブレット端末と、様々な端末を複数使うことが進んでいく中で、産経デジタルでは今後どのような取り組みを検討されているのでしょうか。

最初に挙げられたのは、そのようなサイト利用者の変化を把握していく必要性でした。「これからユニバーサルアナリティクスというバージョンに移行していくことで、今はユーザーを利用端末別に見ていますが、端末をまたいだユーザーの利用状況をどう見ていくか、という点がこれからの課題に上げられています。」(一條様)

更に様々な視点を組み合わせ、個々の利用者にマッチした記事配信に向けた深堀りの可能性もご検討されていらっしゃいます。「単に夕方 6 時にページビューが上がることに着目するのではなくて、夕方 6 時にどんな種類のコンテンツが読まれるのか、といったより細かな分析に進んでいきたいと考えています。」(クリエイティブ本部 副本部長 金子 聡様)。「利用シーンを明らかにしたいというとこですね。どういう記事がどういう時間に、どういうデバイスで、というような利用シーンにあった分析を進めていきたいです。」(一條様)。

株式会社 産経デジタル
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