グラフのトリックを取り下げたGoogle アナリティクス [週刊IFWA 2012/7/2] | Insight for WebAnalytics

Insight for WebAnalytics - 2012年7月9日(月) 07:54
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■ グラフのトリックを取り下げたGoogle アナリティクス

最近毎日のようにGoogle アナリティクスの画面と睨めっこして、画面のキャプチャーと撮りまくっているのですが、これだけ見ていると流石に僅かな変化があっても気が付くようになりました。まあそういう目で見ているから当たり前なのですが。

ここ1-2週間だけでも、細かい新機能や新指標の公開など目新しい変化がありました。その他にも普段から僅かな表記の変更や指標名の変更などは日常茶飯事に行われています。

Google アナリティクスの幾つかのレポート画面では、折れ線グラフの縦軸がゼロから始まっていなくて、変化が大きく見える表示方法が採用されているものがありましたが、ゼロからスケールを表示する方法に変更されていました。

以前の画面のキャプチャーと同じデータなのに、グラフだけが印象が大幅に異なり、過去の数字が変化したのかと錯覚したのですが、スケールのとり方によるグラフのトリックであることに気がつきました。

人間の五感は生きていくために情報量をうまくコントロールする能力がありますが、視覚に訴えるグラフは特に騙し(され)やすいのはよく知られています。

逆にそれだけ、面白い、奥が深いとも言えます。データを扱う人間は、最後にレポートする場合に大抵グラフにすることが多いので、このグラフにも精通していないといけないと思う次第です。

関連する私の過去記事集と、アイデアクラフト・開米氏の最近の記事なども併せてご覧になってみて下さい。

データをざくざく処理するためのグラフの読み方、使い方
http://web-tan.forum.impressrd.jp/l/2852
折れ線グラフと棒グラフ、使い分けていますか?
http://bizmakoto.jp/bizid/articles/1206/27/news008.html
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