Googleが推奨するスマートフォンサイトの構築方法とは | CyberAgent SEO Information

CyberAgent SEO Information - 2012年6月14日(木) 22:39
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少し前になりますが、Googleからスマートフォンサイト構築における推奨仕様が発表になりました。

Recommendations for building smartphone-optimized websites[Google Webmaster Central Blog](英語)
Building Smartphone-Optimized Websites[Google Developers](英語)

その内容は、SMX Advanced Seattle 2012で説明があったようで、
このあたりは、鈴木謙一さんが詳しく書かれていますのでご参照ください。

スマートフォン向けサイトにはレスポンシブ・ウェブデザインを推奨、Googleが公開したスマホサイトの最適化 at #SMX Advanced Seattle 2012

また、渡辺隆広さんもブログに書かれています。
【SMX Advanced 2012】 米Google、スマートフォン最適化サイトのための推奨事項を発表 <速報>

詳細については上記をご覧いただくとして、Googleの推奨要件は、
レスポンシブウェブデザイン
とすることとしています。
レスポンシブウェブデザインとは、ウィンドウズサイズにあわせて自動的にページのデザインを最適化し同一URLで、同一HTMLを表示するやり方です。
デバイス(ブラウザサイズ)に合わせて、CSSメディアクエリでレンダリングします。

非推奨(推奨しないとは言っていない)ながら、
・ダイナミック・サービング(同一URLで別のHTMLを返す)
・モバイル用URLを使う(URLもHTMLも別のものを返す)
こともサポートはしているとGoogleは公表しています。

フィーチャーフォンのモバイルSEOでは、レスポンシブウェブデザイン(同一URL,同一HTML)、ダイナミック・サービング(同一URL、別HTML)が有利と言われていましたが、これはPCのリンクの評価がモバイルにも(程度は別として)引き継がれていたことが大きな要因と思われます。
今回も推奨されているレスポンシブウェブデザインでは、リンク評価が分散しないことで“そのサイト”の他サイトからの評価が正当に判断されるものと思われます。
そのため、あくまで同じコンテンツであることを前提としたいという思惑があるのかもしれません。
つまり、“同じコンテンツ(HTML)、同じURL”に対してリンクが張られていれば、
それはPCで見ている人であれスマートフォンで見ている人であれ、フィーチャーフォンで見ている人であれ、「そのコンテンツへの評価」であるからそこへのリンクはすべてまとめて評価すべきだと。
いうことではないかと思います。

一方で、モバイル専用のURLでモバイル専用のHTMLを返していれば、たとえアノテーションを付け加えたとしても「まったく同じコンテンツではないので別評価すべきだ」と考えているのかもしれません。
ダイナミック・サービングにしても、「URLは同じだが、コンテンツが異なるので、完全に評価を統一するのはいかがなものか、、」と考えているかもしれません。
(あくまで想像ですw)

今回Googleが推奨しているレスポンシブウェブデザインは、
単純にGoogleが誤りなく評価できるということだけでなく、
そもそもデバイスが異なっても1つの同一サイトとみなせることで、評価も高まり易いですよ。
ということなのかもしれません。

ただし、スマートフォンに求められるコンテンツとPCで求められるコンテンツが異なる場合もあると思いますし、
PCコンテンツをそのままスマートフォンに載せることで、縦に異常に長いページになることもあるでしょう。また、レスポンシブウェブデザインは重くなることもあり、3G回線などではきついことも。。。
必ずしもユーザー視点で行くとレスポンシブウェブデザインがいつもベストなわけではない(リンクがつけやすい;リンク切れにならないなどのメリットは当然ありますが)ので、
せめてレスポンシブウェブデザインと、ダイナミック・サービングくらいは同じレベルで誤りなく評価してもらえたらうれしいなと思う次第です。

なお、このリリースを受けて、
・スマホ検索が出そうですね
という人と、
・スマホ検索は当分出てこなそうですね
という人と両方の意見を聞きますが、個人的には後者なのかなと思っています。
Googleがスマホ専用サイトの判別が満足いくレベルに達していないのか、デバイスの垣根を取払いたいのかは分かりませんが。
そう考えると、スマホでしか見れないサイトというのはSEO上非常に厳しいものになると思いますので、せめてサイト名くらいではきちんとひっかかるように、PCでも閲覧できる状態にしておく必要はありそうですね。

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