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「節電ビズの夏」とPRツールとしての服装」 からご覧ください。
東日本大震災・福島第一原発の事故・浜岡原発停止と、今年の夏は図らずも「節電の夏」になってしまいました。
かつて、1970年代後半に大平正芳首相(当時)が、ジャケットを半そでにした「省エネルック」なるものを提案したことがあります。
首相自らのPRにもかかわらず、残念ながら普及しませんでした。正直言ってかなり中途半端なデザインで、羽田孜元首相が嬉しそうに着用していた以外は、ほとんど見ることもありませんでした。
これが2005年、小泉政権において、「京都議定書」で義務付けられたCO2削減のために小池百合子環境大臣のもとで打ち出されたのが「クールビズ」。
省エネルック普及失敗の失敗を踏まえてか「28度程度の室温でも快適に働けるような服」とだけ規定したところ、新素材を使ったスーツやジャケットやシャツ、ジャケットなしでも様になる開襟シャツやかりゆしウエアなど、さまざまな商品が販売され、企業内でもノーネクタイ・ノージャケットを推奨したり、オフィス来訪者にも要請したりするようになりました。実際、ここ5年ほどで、ネクタイをしないビジネスマンがずいぶん増えましたよね。
日本人ビジネスマンの服装文化を大きく変革した「クールビズ」。こうした動きは地球温暖化対策の一環として海外からも注目されました。
しかし今年、情勢は一変。地球環境という遠大なテーマから、「電力不足」というあまりにも現実的で深刻な課題がクローズアップされています。
そこで最近聞かれるようになったキーワードが「節電ビズ」。言葉の意味は、まあわかります。
しかしすでにクールビズで軽装化が進んだなかで、今度はどんな服を着て我々は働くことになるのでしょうか。
本命の一つはポロシャツのようです。
東京新聞:さいたま市「節電ビズ」 基本方針発表 昼休みの繰り下げも:埼玉(TOKYO Web)
東京新聞:さいたま市「節電ビズ」 基本方針発表 昼休みの繰り下げも:埼玉(TOKYO Web)
今年、ビジネスでも使える服として注目されるのがポロシャツだ。節電のため、東京証券取引所などが着用を認めた。
レナウンは生産枚数を昨年より3~5割増やす。「ポロ」などのブランドを持つラルフ・ローレン・ジャパンは27日から、ポロシャツの生地やロゴの色を客が自由に注文できるキャンペーンを始める。「仕事にふさわしい色の組み合わせの注文も増える」と期待している。
asahi.com(朝日新聞社):「節電ビズ」の衣料、続々と商品化 クールビズより涼しく - 経済を読む - ビジネス・経済
なるほど。
ということであれば、ぜひ政財界リーダーの方々にはポロシャツをご着用いただき「節電ビズ」のPRに邁進していただきたいですね。露出が増えれば増えるほど文化として社会に定着することは間違いないです。クールビズ普及には小泉元首相の「形式にこだわらない」性格もずいぶん貢献していたと思います。色柄の種類が多いのがポロシャツの特徴ですから、皆さんでセンスを競いあうのもいいじゃないですか。
賛否両論あったもののの、今回の震災対応において政府関係者が着用した作業服は、現場に一体感と緊張感を醸成し、これをテレビや新聞を通じてアピールする「PRツール」だったと思います。今度は電力不足という新しい課題へ挑むために、ポロシャツのような「PRツールとしての服装」が必要なのだと思われます。