Webを借りて、企業を乗っ取れ!

Web担当として会社に使われる側になるな。会社を使う側になれ!そして、本当に会社のことを思うのであれば…

寺西隆行【Z会】

2009年3月30日 16:28

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先日、同じ日に、3つ似たような出来事がありました。 その日の午前中、とある会議に出席していたのですが、同じ教育業界で上場もし、勢いもある○社の部長さんから 「いちど寺西さんと是非お話したくて。コーヒーでもいかがですか?」 と誘われて、光栄至極、喜んで、と情報交換を。 日中、会社の同僚が近畿地方の大手塾に出張に行っていたようなんですけど、その同僚から、 「おいおい寺西、○塾の○さんが“Z会といえば寺西さんですよね、一度お会いしたくて”と話していたよ、また機会があったら会ってあげて」 と言われ、あらこれまた光栄な…そんな方でも僕の活動ご存知なんだ…と。 夜はWeb業界、上場もしている大きな企業の取締役から「一度寺西さんとお会いしたくて」と事前打診があって呑んでいました(ちなみにお仕事じゃなく、プライベートの時間ですよー)。 話はめちゃめちゃ盛り上がり、「寺西さん一度、新人研修きてくださいよ!」なんて。 ほんとにこの話、実現するんでしょうか(苦笑) …とまあ、3つほど、「寺西って“Web”と“教育”の世界では有名人なんだよ」という自慢話を披露させていただきましたが…(笑)。 Webも教育も、そんなに広い世界(業界)ではないので、そんな世界の中では「あ、一つの地位を勝ち取ったな」という実感があるのは事実です。 そして、一企業でWebを担当し、自らの業界の勉強をしながら外へ情報発信しつつ、しっかりWebを使って企業の実績に貢献していれば、他の様々な担当業務よりも有利なポジションがWeb担当ではないか…。 そう強く感じた出来事でもありました。 ・まだWebのことを“肌感覚で”つかんでいる人が世の中に少ない。 ・多くのメディアの威力が急落する中、Webは期待されているメディアである。 ・Web担当者は、ダイレクトに、多くの人に…とくに「Webのことをわかっている」人の感情にグッとくるように、自らの仕事振りを、企業活動を通じて表現できる。 早い話、「世の中での自分の相場」を直接アピールできる上、Web担の(需要)>>>(供給)、というご時勢になりつつありますので、今の時点で「Webをやっている」ことは、強力な武器になり得るのです。 一方で、これまでの「短期的な業務量」や「出世」ということでは、世のWeb担当者、決して恵まれていません。 Web担当者の苦しみという記事でも書かせていただきました。http://web-tan.forum.impressrd.jp/u/2008/10/13/4199これまでの概念、これまでの知識、これまでの業務体系の中では、多くの人が理解できない領域ですから、「新しいことにはなかなか人を配属しない」という会社がほとんどで、Web担当者に、ITもシステムもWeb制作も広告もコミュニティ管理も…その労働の質を分からず全部まるっと任せてしまう現実があるんです。ほとんどの会社で。 ※上記記事を書いた僕のブログの方では、下記のようなコメントが寄せられました。Web担当者の実態を把握していただければ、と。 === はじめまして。企業のweb担当です。HTMLとCSSがいじれます。 けれども自社HPはムーバブルタイプを導入していたり、システムがっつりのサイトだったり、自分の知識だけではどうしようもない状態で、いつも泣きべそです。 ◆更新ができる=サーバもわかる=PC詳しい ◆イラレが使える=作業が早い 社内の自分に対する認識はこんな感じです。 最近はwebマーケティングも業務にプラスされましたw そもそもwebマーケティングがどういうものか、だれもわからないのに。 若いとはいえ(22です)正直、しんどいです。 社内にわかる人がいないため、困ったときに助けてくれる人もいません。 (もちろん、助けてもらうという姿勢がいいわけでもないですが) また、自分の成果を一緒に喜べる人もいないのが辛いです。 (営業部のように「アポ取れた」「受注できた」とみんなで盛り上がれたら楽しいのに) web関係の雑誌を見ていても、web専門クリエイター向きのもの、web制作会社勤務前提のアンケート内容etc だからこの記事、すごく響きました。嬉しかったです。 === しかし、しかし!Web担当者の反撃のとき、きたり。 上記の(需要)>>>(供給)のご時勢を見るにつけ…世のWeb担当者のみなさん!「庇を貸して母屋を取られる」にかけて、 「Webを借りて、会社を乗っ取れる」 時代がとうとうやってきたと思いますよ。 Web担当の代わりなんてそうそういません。 けれど企業としてWebは捨てられません。 だからどんどん、待遇改善を会社側に要求できる、そういう有利なポジションなんです、Web担の皆さんは。 ※もちろん自社が所属する業界とWebのことを一生懸命研究しているWeb担であることが前提ですけど。 世の中の転職サイト、いろいろ見てください。Web担当の需要、かなり多いはずです。 そんな外部環境を見据えて、冷遇されていると思えば、堂々と主張してみてはいかがでしょうか。 僕自身も、だいたい自分の年収の相場観も、いろいろ調べてわかっていますので、自分の(年収と意味での)待遇を上げるだけを考えるなら、割と簡単だと思っています。ありがたいことに、講演した実績や雑誌掲載事例を積み重ねることもできましたし… そして、Webという武器を、自分の年収アップに使う方法も一向に構わないと思います(それだけ冷遇されている、という感覚がありますから…)。 けれど僕は、自分の年収レベルだけを考えるなんてつまらない。 Z会での業務内容も満足していますし、(役職云々の話ではなく)実質的な裁量権もかなりありますし、そういう状況を作ってくれている会社側に感謝しています。 だからこそ、僕自身の価値が「余人をもって代えがたし」にならなすぎないように… Webの人材育成が大切だ、そのためにはWebという冠がついた組織をZ会の中にもっともっと作るべきだ、という主張を続けています。 今「Web」という名前がついている専任の担当、僕だけですから、自分が会社側に対して(やろうと思えば)交渉優位にかなり立てる状況は、好ましくないと思っていますから。 会社を管理する側の皆さん、なんでもやらされているWeb担が「Web担を組織化してほしい」という主張をしたら、それは自分の立場を優位にするわけでもなんでもなく、自分の価値を理解した上で、会社のことを考えた発言でもある場合もあること、しっかりわかっていてくださいね。 じゃないとほんとに、Webを貸して、会社を乗っ取られますよ。 そういう時代ですよ! ◆本投稿記事は、毎日更新中のブログhttp://www.zkaiblog.com/histaff/の話題を元に、本サイトの読者層に合わせた形で修正し掲載しております。

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