株式会社クリュートメディカルシステムズへの追加出資を決定

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2022年02月02日(水)
東大IPC
東大IPCは、協創1号ファンドから、世界初となるヘッドマウント型視野計装置を開発・販売する株式会社クリュートメディカルシステムズに対して2億円の追加出資を決定

東京大学協創プラットフォーム開発株式会社は、世界初となる「ヘッドマウント型視野計アイモ」を開発・販売し、また米国での販売準備を進める株式会社クリュートメディカルシステムズに対して2億円の追加出資を決定しました。今回の投資は、芙蓉総合リース株式会社、株式会社フューチャーパートナーズとの共同出資となります。



東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(本社:東京都文京区本郷、代表取締役社長 大泉 克彦、以下「東大 IPC」)が運営する協創プラットフォーム開発1号投資事業有限責任組合(以下「IPC1号ファンド」)は、株式会社クリュートメディカルシステムズ(本社:東京新宿区、代表取締役:江口哲也、以下「CREWT」)に対して、2億円の追加出資を行うことを決定しました。

また、今回のCREWT社への投資は、芙蓉総合リース株式会社(本社:東京都千代田区麹町、代表取締役 辻田泰徳、以下「芙蓉リース」)、株式会社フューチャーパートナーズ(本社:東京都港区北青山、代表取締役 村田成二、以下「FP」)との共同出資となります。


診療の効率化から眼健診のスタンダードへ、国内外の展開を目指す

CREWT(クリュート)は、患者にも医療従事者にも優しい医療機器を通じて人々のクオリティ・オブ・ビジョンの向上を追求し、眼科、その中でも主として緑内障検査機器の開発を展開しています。

2015年12月に業界初となる可搬型視野計「ヘッドマウント型視野計アイモ」を発売。検査時間の削減と軽量小型化を実現し、現在国内200の眼科施設に導入されています。

さらに、CREWT社の目標である潜在緑内障患者ゼロに向け、より使い勝手よく患者に優しい検査機器として、プラットフォームハードウェア「スパロー」を完成。東京大学、近畿大学、国際視野画像学会のトップの指導の元、眼科施設向けに、視野検査プログラムのみならず白内障手術前後で活用できるコントラスト感度検査プログラムを「スパロー」に搭載し、「視機能評価機アイモvifa」として2021年11月より販売を開始しています。幅広い骨格に対応可能で目の幅調整も不要となるため、検査までの準備がより短時間で手軽に検査が可能となります。

また、「スパロー」を活用した「アイモscan」として健診施設での眼検診への応用展開も目指すとともに、「スパロー」は「imovifa」(視野検査器)として米国FDAの登録も済ませており、並行して米国での販売準備を進めています。

東大IPCは、世界初のヘッドマウント型視野計を約3年という短期間で実現したCREWT社の高い技術力とともに、緑内障検査の現在の課題を解決できるという社会的な重要性の高さに鑑み、2017年8月の出資から支援をしてきました。この度、新製品の量産化ならびに眼科以外の分野・米国市場への製品展開を加速させていくための追加投資となります。


東京大学協創プラットフォーム開発株式会社 パートナー 河原 三紀郎コメント

CREWT社は、ヘッドマウント型視野計を世界で初めて開発し販売して以来、国内では多くの医療機関に導入され実績を積んできました。

新製品は、デザインの刷新はもとより、過去3年以上の医療現場における生の声を反映したものであり、今後の医療機関への導入が更に加速されることを期待しております。

また、既にFDA承認も獲得し、国内だけでなく、海外の患者さんに最先端の検査を提供できることは大きな成果です。

今回既存投資家3社が追加投資をさせていただくことになったのは、これらCREWT社の着実な事業進捗を評価してのことだと考えております。今後、CREWT社の国内外での展開により、緑内障の早期発見と適切な診断が広がり、患者さんの適切な治療に貢献できることを期待しております。


東京大学周辺の持続可能なイノベーション・エコシステムの発展を目指す、協創1号ファンド

協創1号ファンドは、東京大学関連ベンチャーの育成促進と、東京大学を取り巻くベンチャーキャピタルの質・量の充実、を中心に据えて運用を行なうことで、東京大学の周辺に持続可能なイノベーション・エコシステムを構築し、世界のベンチャー創出拠点の一つとなることに寄与することを目的としています。具体的な運用として、今までに6つのベンチャーキャピタルへのLP出資(ファンド オブ ファンズ)と、20社以上の東京大学関連ベンチャーへの直接投資を行い、現在も積極的に東京大学関連ベンチャーへの直接投資を行っています。

東大IPCは、イノベーション・エコシステムの発展のため、ベンチャーキャピタルやオープンイノベーションを推進する企業との連携とともに、東京大学関連ベンチャーへの直接投資による育成促進を更に進めていきます。

また、事業化までに長い時間と比較的大きな資金が必要となるバイオテック・ディープテックベンチャーに関し、長期ファンドを運用する東大IPCとして継続的な支援を提供、その成功に向けた伴走を今後も行なってまいります。


株式会社クリュートメディカルシステムズについて

CREWT(クリュート)は、「Creation(創造)」「Weave(織る)」「Technologies(技術)」の頭文字をとった造語であり、すでに世の中にある優れた技術を織り上げ、隠れたニーズにマッチした『新たな価値』の創造を目指しています。

HOYAからカーブアウトした医療機器ベンチャーで、世界初の持ち運びができるヘッドマウント型の緑内障検査機器の開発を手がけています。緑内障に加えて、白内障、変視症、視神経炎、メニエールなど診断メニューの多様化を図り、診療の効率化から、訪問医療、遠隔診療などでの展開を広げ、「生涯よく見える眼を維持する」、人々のクオリティ・オブ・ビジョン(QOV)の向上に貢献してまいります。


株式会社クリュートメディカルシステムズ
概要    医療機器の開発、製造販売
設立    2013年4月
所在地  東京都新宿区津久戸町3-11 TH1ビル飯田橋3階
代表者  代表取締役 江口哲也
URL    https://www.crewt.co.jp/


東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(東大 IPC)
概要   東京大学周辺のイノベーション・エコシステムの発展を目指す投資事業会社
設立   2016年1月
株主   国立大学法人東京大学(100%)
所在地  東京都文京区本郷 7-3-1 東京大学南研究棟アントレプレナーラボ 261
代表者  代表取締役社長 大泉克彦
URL   https://www.utokyo-ipc.co.jp/
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