京都大学の心理学、認知科学、脳科学分野等で活躍する12名の研究者が登壇! 彼らの成果を生かした企業とのコラボ事例を紹介し、『心』に関する新たな連携を模索します!
京大オリジナル株式会社
企業等のオープンイノベーションご担当者様や商品・サービス開発、マーケティング、HRM等をご担当されている方など、『心』に関するお仕事をされている方はぜひご参加ください。
◆◆◆心理学、認知科学、脳科学分野等のオープンイノベーションを図ります!◆◆◆ 京都大学「心の先端研究ユニット」は、心理学、認知科学、脳科学や社会科学などの分野を超え、心のはたらきを解明するための先端研究を推進しています。 本オンライン連続セミナーでは、次のようなプログラムを通じて『心』に関する新たな産学連携を生み出すことを目的に開催します。 1)1名の研究者によるキーノートスピーチ 2)さらに2名の研究者が加わったパネルディスカッション 3)登壇研究者との個別オンラインミーティング(セミナー終了後のアンケートのご希望に応じて後日設定)
◆◆◆詳細・お申し込み◆◆◆
https://www.kyodai-original.co.jp/?p=8745
◆◆◆開催概要◆◆◆
▼開催日時
第1回: 10月15日(木)15:00-16:00 「こころの『測定』とその応用」
第2回: 10月29日(木)15:00-16:00 「基礎心理学で現場の問題を解く」
第3回: 11月11日(水)15:00-16:00 「テクノロジーを活用した新しいカウンセリングの可能性」
第4回: 11月25日(水)15:00-16:00 「日本の少子化問題と発達科学の貢献可能性」
(各回の登壇者、内容は下の「プログラム詳細」をご覧ください。)
▼開催方式
オンライン(Zoom)
▼受講料
一括申込(全4回):4,000円(税込)
各回申込:1,100円(税込)
▼定員
各回100名程度
▼申込締切日
各回開催5日前
▼注意点
※お客様の環境等が原因で発生した視聴できないといったトラブルに関しては、個別の対応や
返金等はございません。
※参加者はパソコンなどの端末、ネット環境が必要です。
※お申込者以外の方は視聴できませんので、予めご了承ください。
※お支払い期限までにご入金済みの方へ、オンラインセミナー開催前日までにZoomへの接続情報
をご登録のアドレスに電子メールにてお送りします。
※Zoomの仕様や使い方に関するお問い合わせには、お答えしかねます。また、お客様の環境等
が原因で発生した、視聴できないといったトラブルにつきましては個別の対応や返金等は
ございません。予めご了承ください。
※次の行為はお控えください。
・本セミナーを全部又は一部を第三者に提供する行為
・本セミナーの録音、録画、撮影、その他複製行為
・同時に二台以上の本デバイスで本サービスを利用する行為
◆◆◆プログラム詳細◆◆◆
▼第1回: 10月15日(木)15:00-16:00 「こころの『測定』とその応用」
◇スピーカー 内田由紀子教授(こころの未来研究センター、社会心理学)
これまでの企業との共同研究や対話の中では、「こころや人の幸福をどのように測定するのか」「これからの未来のビジョンを心理学の知見からともに考えたい」というニーズが多く、今まさに「こころ」を知ることで、未来について考えようとする時代になってきていると実感しています。本講演ではまず社会心理学の手法においてどのような測定が行われているのかということをお話しし、その後心理学が企業と共同する中でどのようなビジョンを持ちうるのかということを、これまでの共同研究の経験等からご説明いたします。
◇パネラー 楠見孝教授(教育学研究科、認知心理学)
これまで企業との共同研究では、「こころの働きとその個人差の測定」を認知心理学や教育心理学からアプローチしてきました。たとえば、認知心理学分野では、なつかしい飲料、未来の調理機器、オフィスや住宅空間が人の認知や行動に与える影響、人-ロボット・AIが協働する職場など、教育心理学分野では、働く人の実践知や批判的思考力、問題解決力、創造性の獲得やそのテスト開発及びその研修、仮想空間を使った英語学習、がん患者のサポートなどに関わる測定です。本パネルでは、心理学的測定法や企業との共同研究の未来について、討論したいと思います。
◇パネラー 齋木潤教授(人間・環境学研究科、認知心理学)
これまでの企業との共同研究では、「新しい製品やサービスの開発の基礎となるこころの働きの測定」に主として携わってきました。知覚や視覚認知の基礎研究を土台として、「臨場感」や「人工触感」などの心理測定、脳機能計測を行ってきました。最近では、 人材系のベンチャー企業と 集合知を高度化する手法を調査・実験・ネットワーク分析を組み合わせて研究しています。本パネルでは、認知心理学の手法と脳科学、情報学などの隣接分野の手法を組み合わせた共同研究の可能性について議論したいと思います。
▼第2回: 10月29日(木)15:00-16:00 「基礎心理学で現場の問題を解く」
◇スピーカー 熊田孝恒教授(情報学研究科、認知心理学)
経済産業省所管研究所(産業技術総合研究所)在籍時の企業との豊富な共同研究実績を踏まえ、心理学分野などにおいて、大学等の基礎研究と企業の開発等のギャップをどのように埋め得るのか、実例を交えて説明します。特に、現場での観察から起きている問題を概念化し、仮説をたて、現場に即した実験による実証を行うといったアプローチに触れながら、企業ニーズと研究側シーズのすり合わせのノウハウや実例についても紹介します。
◇パネラー 月浦崇教授(人間・環境学研究科、認知神経科学)
これまでの企業との共同研究では、運動や食事などの生活習慣と記憶などの認知機能の関係について、特に高齢者を対象とした認知機能の評価テストや脳機能計測などの手法を用いてアプローチしてきました。今後は、従来の認知機能に関する共同研究に加えて、「モチベーション」や「共感」などのように基礎心理学では捉えにくかった概念に対して、これまでに培ってきた社会神経科学の基礎研究を土台として脳機能計測を適切に用いてアプローチすることで、企業の方々のニーズに対して脳科学・基礎心理学が貢献できる場面が広がっていくのではないかと考えています。本パネルでは、このような点について議論できればと思います。
◇パネラー 足立幾磨准教授(霊長類研究所、比較認知科学)
ヒトのこころの進化を探る、「比較認知科学」という研究をしています。ヒト以外の動物と比較しヒトのこころの進化の道筋を考えることでより深くヒトのこころを理解しようとする学問です。なかでも、ヒトとヒトをつなぐ、言葉や共感にかかわるこころのはたらきが、どのように生み出されるのかに興味を持ち研究を進めています。
▼第3回: 11月11日(水)15:00-16:00 「テクノロジーを活用した新しいカウンセリングの可能性」
◇スピーカー 杉原保史教授(学生総合支援センター、臨床心理学)
心の悩みのカウンセリングは、プライバシーが確保された面接室で物理的に同席して行うことが長らく専門家の常識でした。電話相談もあるにはありましたが、専門家の関心は圧倒的に同席の相談にありました。ところが、近年、情報通信技術の発達に伴い、様々な新しいスタイルのカウンセリングが登場し、広がりをみせています。中でもLINEなどのSNSを用いたカウンセリングは、若い世代を中心に幅広い層からの支持を受けて大きく発展してきています。私はこのSNSカウンセリングの発展に初期から関わってきましたので、その状況、メリット、可能性、そして制約などをお話ししたいと思います。情報通信技術を活用することにより、心理的な支援は、今、新たな発展段階を迎えているように思えます。
◇パネラー 古川壽亮教授(医学研究科、精神医学・行動医学)
私たちは、これまでに、スマートフォンやウェアラブルを利用した二種類の研究を進めてきており、複数の企業からご関心をいただいております。ひとつは、スマートフォン認知行動療法アプリで、第一弾の「こころアプリ」は薬物抵抗性うつ病の患者さんに対し、薬物療法に追加することで寛解率を倍増させることを無作為割り付け比較試験で証明しました。第二弾の「レジトレ!」は「こころアプリ」を発展させたもので、現在大学生1,088名を対象に完全要因ランダム化試験で検証中です。第三弾にはがんサバイバーの再発不安などに対する介入試験も実施中です。ふたつめには、スマートフォンおよびウェアラブルを利用し、ライフログデータを継続的に収集することで、維持治療中のうつ病患者さんの悪化を予測する研究を進めており、悪化の2~3週間に予測できるモデルを開発中です。
◇パネラー 畑中千紘特定講師(こころの未来研究センター、臨床心理学)
心理カウンセリングの実践を通して、現代社会に特徴的な心の特性について研究をしています。企業と連携して企業従業員対象のLINE相談窓口を開設、展開するなどの活動も行っています。時代によって変わりゆく人のこころを理解することは企業と大学の連携においてもキーポイントになることと思います。本パネルでは、日々進歩する技術を人のこころに添う形にしていくこと、反対に、最新の技術から今の人のこころを理解することなどについて議論することができればと思っています。
▼第4回: 11月25日(水)15:00-16:00 「日本の少子化問題と発達科学の貢献可能性」
◇スピーカー 明和政子教授(教育学研究科、比較認知発達科学)
ヒトという生物は、母親だけでなく集団で子育てを行いながら進化してきました。しかし今、共同養育という形態は崩壊し、子育てにまつわる問題の深刻さ、少子化問題は悪化の一途をたどっています。10年後の未来社会に対する責任を果たすべく、企業との協働により、「子どもを産み、育てることに喜びを感じられる」「親子セットで心身の健康を改善・支援する」商品・サービス開発とその社会実装を行ってきました。「身体生理―脳―心―行動特性」の基本原理を研究者側が提示し、企業はその科学的エビデンスに基づいたしかけを適切に搭載した商品・サービス開発を目指す。この協働を加速させることが、人類の未来を守る「現代版・共同養育システム構築」実現の鍵になると考えています。
◇パネラー 西田眞也教授(情報学研究科、認知心理学)
もともとは心理学の出身ですが、昨年度京都大学に着任するまでは電気通信会社の研究所に長年勤務し、人間の感覚の特性の科学的理解を進めるとともに、その成果に基づく技術開発を行ってきました。また、ものの質感の認識や生成に関する学際的研究プロジェクトの代表を務め、研究成果の産業応用を推進してきた経験を持っています。
◇パネラー 阿部修士准教授(こころの未来研究センター、認知神経科学)
主に脳機能画像法や神経心理学といった脳にアプローチする手法を用いて、人間の意思決定のメカニズムの研究を進めています。最近では、企業との共同研究の中で、カジノのデータ分析によるギャンブル行動のメカニズムの研究にも取り組んでいます。こころの科学と一口に言っても、その切り口は多様です。本パネルでは、様々な研究手法による産学連携の可能性について議論できればと思います。
◆◆◆その他のご案内◆◆◆
▼京大ESG研究会2020年度 10月スタート!
「企業の価値」を再考するプログラム!
【5社限定で追加募集!】
https://www.kyodai-original.co.jp/?p=8882
▼「京大経済学教室」10/23(金)~11/26(木)計4回
国内最高峰、環境経済学の知見を披露!
「『環境』と『経済』の関係 -その変容と方向性ー」
https://www.kyodai-original.co.jp/?p=9043
▼その他のセミナー一覧はこちら!
https://www.kyodai-original.co.jp/?page_id=684
◆◆◆問い合わせ先◆◆◆
京大オリジナル株式会社 コンサルティング事業部
E-mail:event1@kyodai-original.co.jp
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第2回: 10月29日(木)15:00-16:00 「基礎心理学で現場の問題を解く」
第3回: 11月11日(水)15:00-16:00 「テクノロジーを活用した新しいカウンセリングの可能性」
第4回: 11月25日(水)15:00-16:00 「日本の少子化問題と発達科学の貢献可能性」
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▼第1回: 10月15日(木)15:00-16:00 「こころの『測定』とその応用」
◇スピーカー 内田由紀子教授(こころの未来研究センター、社会心理学)
これまでの企業との共同研究や対話の中では、「こころや人の幸福をどのように測定するのか」「これからの未来のビジョンを心理学の知見からともに考えたい」というニーズが多く、今まさに「こころ」を知ることで、未来について考えようとする時代になってきていると実感しています。本講演ではまず社会心理学の手法においてどのような測定が行われているのかということをお話しし、その後心理学が企業と共同する中でどのようなビジョンを持ちうるのかということを、これまでの共同研究の経験等からご説明いたします。
◇パネラー 楠見孝教授(教育学研究科、認知心理学)
これまで企業との共同研究では、「こころの働きとその個人差の測定」を認知心理学や教育心理学からアプローチしてきました。たとえば、認知心理学分野では、なつかしい飲料、未来の調理機器、オフィスや住宅空間が人の認知や行動に与える影響、人-ロボット・AIが協働する職場など、教育心理学分野では、働く人の実践知や批判的思考力、問題解決力、創造性の獲得やそのテスト開発及びその研修、仮想空間を使った英語学習、がん患者のサポートなどに関わる測定です。本パネルでは、心理学的測定法や企業との共同研究の未来について、討論したいと思います。
◇パネラー 齋木潤教授(人間・環境学研究科、認知心理学)
これまでの企業との共同研究では、「新しい製品やサービスの開発の基礎となるこころの働きの測定」に主として携わってきました。知覚や視覚認知の基礎研究を土台として、「臨場感」や「人工触感」などの心理測定、脳機能計測を行ってきました。最近では、 人材系のベンチャー企業と 集合知を高度化する手法を調査・実験・ネットワーク分析を組み合わせて研究しています。本パネルでは、認知心理学の手法と脳科学、情報学などの隣接分野の手法を組み合わせた共同研究の可能性について議論したいと思います。
▼第2回: 10月29日(木)15:00-16:00 「基礎心理学で現場の問題を解く」
◇スピーカー 熊田孝恒教授(情報学研究科、認知心理学)
経済産業省所管研究所(産業技術総合研究所)在籍時の企業との豊富な共同研究実績を踏まえ、心理学分野などにおいて、大学等の基礎研究と企業の開発等のギャップをどのように埋め得るのか、実例を交えて説明します。特に、現場での観察から起きている問題を概念化し、仮説をたて、現場に即した実験による実証を行うといったアプローチに触れながら、企業ニーズと研究側シーズのすり合わせのノウハウや実例についても紹介します。
◇パネラー 月浦崇教授(人間・環境学研究科、認知神経科学)
これまでの企業との共同研究では、運動や食事などの生活習慣と記憶などの認知機能の関係について、特に高齢者を対象とした認知機能の評価テストや脳機能計測などの手法を用いてアプローチしてきました。今後は、従来の認知機能に関する共同研究に加えて、「モチベーション」や「共感」などのように基礎心理学では捉えにくかった概念に対して、これまでに培ってきた社会神経科学の基礎研究を土台として脳機能計測を適切に用いてアプローチすることで、企業の方々のニーズに対して脳科学・基礎心理学が貢献できる場面が広がっていくのではないかと考えています。本パネルでは、このような点について議論できればと思います。
◇パネラー 足立幾磨准教授(霊長類研究所、比較認知科学)
ヒトのこころの進化を探る、「比較認知科学」という研究をしています。ヒト以外の動物と比較しヒトのこころの進化の道筋を考えることでより深くヒトのこころを理解しようとする学問です。なかでも、ヒトとヒトをつなぐ、言葉や共感にかかわるこころのはたらきが、どのように生み出されるのかに興味を持ち研究を進めています。
▼第3回: 11月11日(水)15:00-16:00 「テクノロジーを活用した新しいカウンセリングの可能性」
◇スピーカー 杉原保史教授(学生総合支援センター、臨床心理学)
心の悩みのカウンセリングは、プライバシーが確保された面接室で物理的に同席して行うことが長らく専門家の常識でした。電話相談もあるにはありましたが、専門家の関心は圧倒的に同席の相談にありました。ところが、近年、情報通信技術の発達に伴い、様々な新しいスタイルのカウンセリングが登場し、広がりをみせています。中でもLINEなどのSNSを用いたカウンセリングは、若い世代を中心に幅広い層からの支持を受けて大きく発展してきています。私はこのSNSカウンセリングの発展に初期から関わってきましたので、その状況、メリット、可能性、そして制約などをお話ししたいと思います。情報通信技術を活用することにより、心理的な支援は、今、新たな発展段階を迎えているように思えます。
◇パネラー 古川壽亮教授(医学研究科、精神医学・行動医学)
私たちは、これまでに、スマートフォンやウェアラブルを利用した二種類の研究を進めてきており、複数の企業からご関心をいただいております。ひとつは、スマートフォン認知行動療法アプリで、第一弾の「こころアプリ」は薬物抵抗性うつ病の患者さんに対し、薬物療法に追加することで寛解率を倍増させることを無作為割り付け比較試験で証明しました。第二弾の「レジトレ!」は「こころアプリ」を発展させたもので、現在大学生1,088名を対象に完全要因ランダム化試験で検証中です。第三弾にはがんサバイバーの再発不安などに対する介入試験も実施中です。ふたつめには、スマートフォンおよびウェアラブルを利用し、ライフログデータを継続的に収集することで、維持治療中のうつ病患者さんの悪化を予測する研究を進めており、悪化の2~3週間に予測できるモデルを開発中です。
◇パネラー 畑中千紘特定講師(こころの未来研究センター、臨床心理学)
心理カウンセリングの実践を通して、現代社会に特徴的な心の特性について研究をしています。企業と連携して企業従業員対象のLINE相談窓口を開設、展開するなどの活動も行っています。時代によって変わりゆく人のこころを理解することは企業と大学の連携においてもキーポイントになることと思います。本パネルでは、日々進歩する技術を人のこころに添う形にしていくこと、反対に、最新の技術から今の人のこころを理解することなどについて議論することができればと思っています。
▼第4回: 11月25日(水)15:00-16:00 「日本の少子化問題と発達科学の貢献可能性」
◇スピーカー 明和政子教授(教育学研究科、比較認知発達科学)
ヒトという生物は、母親だけでなく集団で子育てを行いながら進化してきました。しかし今、共同養育という形態は崩壊し、子育てにまつわる問題の深刻さ、少子化問題は悪化の一途をたどっています。10年後の未来社会に対する責任を果たすべく、企業との協働により、「子どもを産み、育てることに喜びを感じられる」「親子セットで心身の健康を改善・支援する」商品・サービス開発とその社会実装を行ってきました。「身体生理―脳―心―行動特性」の基本原理を研究者側が提示し、企業はその科学的エビデンスに基づいたしかけを適切に搭載した商品・サービス開発を目指す。この協働を加速させることが、人類の未来を守る「現代版・共同養育システム構築」実現の鍵になると考えています。
◇パネラー 西田眞也教授(情報学研究科、認知心理学)
もともとは心理学の出身ですが、昨年度京都大学に着任するまでは電気通信会社の研究所に長年勤務し、人間の感覚の特性の科学的理解を進めるとともに、その成果に基づく技術開発を行ってきました。また、ものの質感の認識や生成に関する学際的研究プロジェクトの代表を務め、研究成果の産業応用を推進してきた経験を持っています。
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主に脳機能画像法や神経心理学といった脳にアプローチする手法を用いて、人間の意思決定のメカニズムの研究を進めています。最近では、企業との共同研究の中で、カジノのデータ分析によるギャンブル行動のメカニズムの研究にも取り組んでいます。こころの科学と一口に言っても、その切り口は多様です。本パネルでは、様々な研究手法による産学連携の可能性について議論できればと思います。
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「『環境』と『経済』の関係 -その変容と方向性ー」
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