HubSpot Japanは、「日本のカスタマーサービスに関する意識・実態調査2026」を実施した。日本国内のカスタマーサービス担当者618名、企業のカスタマーサービス利用経験者206名を対象に調査している。
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利用者の88.3%が問い合わせ前に「自己解決」を試みる
まず、企業のカスタマーサービス利用者に対し、問い合わせる前に自分で解決を試みるかを聞くと、「いつも自己解決を試みる」が48.5%、「たいてい自己解決を試みる」が39.8%となり、合計88.3%が問い合わせ前に自己解決を試みていることがわかった。
自己解決を試みる際に利用する手段を聞くと、「検索エンジン(Google等)」が69.3%で最も多かった。次いで、「企業のFAQ・ヘルプページ」が56.3%、「生成AI(ChatGPT等)」「企業のチャットボット」が同率で41.2%、「知人・同僚に相談」が40.7%と続いた。問い合わせ窓口の整備だけでなく、利用者が自力で情報収集しやすい設計が求められているようだ。
カスタマーサービス利用者の69.9%が「問い合わせ対応AIを使いたい」
続いて、企業のカスタマーサービスにおけるAI対応の利用意向を聞くと、「利用したい」は69.9%にのぼった。BtoBの利用者では74.8%、BtoCの利用者では65.0%となっており、利用シーンや顧客層に合わせた対応が求められることがうかがえる。
一方で、人間による対応を希望する場面を聞くと、「自分の状況に合わせた柔軟な対応が必要なとき」が47.1%、「複雑な技術的トラブルを解決したいとき」が45.6%で上位となった。「すべての場面で人間に対応してほしい」は16.0%にとどまっており、状況に応じて使い分けたい人が多いようだった。
CS担当者の約半数が、AIによる時間短縮やストレス軽減を実感
また、生成AIを活用しているカスタマーサービス担当者に対し、AIの業務への影響を聞くと、「1件あたりの問い合わせ対応時間」「新しい知識・スキルの習得スピード」はいずれも55.6%が改善したと回答した。「業務上のストレスや負担感」は53.2%、「顧客対応の品質」は51.4%、「顧客対応の一貫性」は49.5%にのぼっている。
さらに、勤務先で生成AI活用に対する支援や取り組みがあるかを聞くと、「支援あり」は41.7%だった。一方で、「支援なし」は48.9%、「生成AIの業務利用禁止」は9.1%となっている。具体的な支援内容としては、「AI活用のガイドライン・ルールの策定」「AIツールの費用負担」「研修やトレーニング」などが挙げられた。
組織による支援がある層では、生成AI活用率が67.1%だったのに対し、支援がない層では12.8%にとどまった。また、CS職の将来性を明るいと感じる割合も56.2%と、支援なしの28.0%を大きく上回っていた。
調査概要
- 【調査期間】2026年4月10日〜12日
- 【調査地域】日本全国
- 【調査対象】マクロミルモニタ20〜69歳の男女のうち、カスタマーサービス担当者および企業のカスタマーサービスに問い合わせた経験を持つ買い手
- 【有効回答数】824人(カスタマーサービス担当者618人、買い手206人)
- 【サンプル内訳】カスタマーサービス担当者:toB 309人、toC 309人/買い手:toB 103人、toC 103人
- 【調査方法】インターネットリサーチ
- 【調査実施機関】マクロミル
