カスタマーサクセスは効果ある? 約6割の人が「売上・顧客数アップ」を実感【バーチャレクス・コンサルティング調べ】

社内への浸透がカギ? カスタマーサクセスの取り組みが企業の売上や利益に大きく貢献。

バーチャレクスグループのバーチャレクス・コンサルティングは、「カスタマーサクセスに関する実態調査」を実施した。全国の20歳から65歳の有職者53,110人が回答している。

※カスタマーサクセス:「顧客の成功こそが自社成長の鍵である」という概念のこと。

カスタマーサクセス、6割以上が「新規顧客数・売上アップ」を実感

【2024年】直近1年間の新規顧客数推移/直近1年間の新規売上推移

まず、カスタマーサクセスに取り組んでいる人・取り組んでいない人それぞれに対し、直近1年の新規顧客数および新規売上の推移を聞くと、カスタマーサクセスに取り組んでいる層ではいずれも「増加した/上がった」の割合が6割以上となり、取り組んでいない層を大きく上回った。

【2024年】カスタマーサクセスに取り組む前と後での売上高変化/カスタマーサクセスに取り組む前と後での利益率変化

また、「カスタマーサクセスに取り組む前と後」での売上高および利益率の変化を聞いたところ、売上高については57.4%、利益率については52.9%の人が「向上した」と回答した。

利用しているツールは「顧客情報管理ツール」が約半数

カスタマーサクセスに取り組むことによって実現されることについて価値があると感じるもの

カスタマーサクセスに取り組むことによって実現されることについて、価値があると感じるものは何かを聞くと、「売上拡大」が69.8%で最も多く、ついで「利益拡大」が66.9%、「顧客満足度の向上」が64.5%となった。

カスタマーサクセスの成果が出た要因だと思うもの

また、カスタマーサクセスの取り組みを自社で行い、「取引期間1年以上の顧客について業況の向上が見られた」と回答した人に対し、効果が得られた要因を聞くと、「カスタマーサクセスの概念が、メンバーや社内に浸透したこと」が37.7%でトップに。以下「ソフトウェアを有効活用できたこと」「取り組みを継続したこと」などが続いている。

カスタマーサクセスの取り組みを実践していくにあたり利用しているテクノロジーツール

取り組みを実践するにあたって利用しているテクノロジーツールとしては、「顧客情報管理」が51.7%で圧倒的。ついで「ヘルススコア管理」が34.5%、「オンボーディング管理」が33.9%と続いている。

調査概要

  • 【調査方法】インターネットアンケート
  • 【調査期間】2024年3月21日~2024年3月25日
  • 【対象対象】全国の20歳から 65歳の有職者(契約社員、派遣社員、パート・アルバイト、個人事業主・フリーランス、専業主婦・主夫、家事手伝い、学生を除く)53,110人
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