Figmaが新機能4つ発表、コード・3D・アニメも同一キャンバスで共同作業が可能に【Config現地レポ】
Figmaの年次カンファレンス「Config2026」現地レポート。発表された4つの機能について紹介する。
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Figma(フィグマ)は2026年6月24日、年次カンファレンス「Config2026」で4つの新機能を発表した。Configは今回で、記念すべき10回目の開催となる。会場のサンフランシスコには世界中から1万人以上が結集し、熱気に包まれた。
Config2026で発表された4つの新機能
今回Figmaが示したのは、AIエージェントを介してチーム全員がプロダクト開発の過程に携わり、ローンチまでを共に歩む「フルスタックのデジタル創造の場」としての進化だ。
初日のキーノートセッションで公表された主な新機能は、次の4つ:
- コードレイヤー (Code layers)
- モーション (Motion)
- シェーダー (Shaders)
- Figma Weaveワークフロー
それぞれ簡単に紹介する。
新機能1コードレイヤー (Code layers)
コード⇔デザインの反復作業を同じキャンバスでできる
デザインだけでなく、コードも同じキャンバス上で直接編集し、チームで共同作業ができるようになった。いまやデザイナーにとっても「コードもレイヤーの1つ」として扱える。ワンクリック、あるいはプロンプトを入力するだけで、任意のデザインをコードに変換できる。
これにより、同じファイル内でデザインとコードの両方に対して、自由に意見を出し合え、コメントをつけてスピーディに修正指示も出せるようになった。逆に、コードからデザインを抽出することも可能なため、「見た目担当(デザイナー)」と「実装担当(エンジニア)」が分断されることなく、1つの画面を見ながら協業できる。
新機能2モーション (Motion)
アニメーションもチームで生成・編集
アニメーションやトランジション、3D変換といった「動き」の演出も、同じキャンバス上で直接生成・編集できるようになった。たとえば、次のようなAIへのプロンプト入力で、まるで命を吹き込むように「動き」を追加できる。
この図形をバウンドするアニメーションに
滑らかなスタイルで動かして
さらに「Devモード(開発者モード)」に切り替えると、動画のタイムライン上でも手動で調整が可能だ。アニメーションのコードは、CSS、JSON、またはフレームワーク対応のReactに直接コピーができる。またMP4、WebM、アニメーションSVG、GIF形式でのエクスポートにも対応している。
新機能3シェーダー (Shaders)
視覚にダイナミックなエフェクトを
ファッションブランドや音楽系の広告表現に見られるような、多様でダイナミックな視覚表現が誰にでも可能になる新機能だ。
パソコンのグラフィック処理能力を引き出す最新技術である「WebGPU」が搭載されており、この技術により、プロンプトを使って自分のイメージどおりのエフェクトやカスタムツールを構築できる。ディザリング、ピクセル化、各種ぼかしなど、これまでFigmaでは利用できなかったエフェクトをキャンバス上で直接作成することが可能になった。
新機能4Figma Weaveワークフロー
「作り手の頭の中」を誰でも同じように再現
2025年に買収したWeavy社の技術を使って誕生したAI生成機能を、ワークフローとして定型化できる新機能。
たとえば「どの人物の画像もかわいいアニメアイコンにする」「製品画像に一括でロゴをつける」といった処理をFigma内でテンプレート化できる。テンプレートとして、チームのメンバーに展開すれば、高品質なビジュアルを誰でも同じテイストで生成できる。
フォーチュン500企業の95%がFigmaユーザー
前日のプレス向け説明会で、Figmaの最高デザイン責任者(Chief Design Officer)のロレダナ・クリサン氏は「いまやフォーチュン500企業の95%がFigmaで製品を開発している」と公表。
AIが提供するインターネット上のミームを学習したような表現からデザイナーが脱却し、デザイナー独自の人間味あふれる視点を表現できるようにするにはどうすればよいか。これこそがConfigのテーマです(ロレダナ・クリサン氏)
まさにその“人間味”とチームビルディングの醍醐味を付与するような機能が、今回のアップデートにも反映されていた。

初日を終えて、インタビューに答えた日本のカントリーマネジャー・川延浩彰氏は、今回のConfigには、昨年より120社多い約300社の日本企業が現地参加していると明かした。
Figma Weaveワークフローはユーザー体験としては非常にわかりやすく、直感的に使えるツール。特に広告などのマーケティング領域にニーズがあるのでは。2026年7月には、日本市場に特化した、AI活用の現状を分析したリリースを準備している。今の間に無料でβ版をどんどん使ってみてほしい(川延氏)

当日のデモの様子は、後日公開する記事で詳しく紹介する。また今回のConfigで唯一、日本企業として単独セッションに挑んだMercariチームのレポートもお届けするのでお楽しみに!
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