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最も読まれるメディアはEメールで77%、2位はLINEで46%、3位はTwitterで23%

5 years 7ヶ月 ago

メール配信サービス「オレンジメール」を提供しているオレンジスピリッツは7月9日、メールとソーシャルメディアに関するユーザーの意識調査の結果を発表した。最も読まれるメディアは77.8%の人がEメールと回答。2位はLINEで46.1%、3位はTwitterの23.4%。

会社やお店からのお知らせを読むメディアについて 最も読まれるメディアは77.8%の人がEメールと回答。2位はLINEで46.1%、3位はTwitterの23.4%
会社やお店からのお知らせを読むメディアについて

会社や店からのお知らせをどのようなメディアで受け取っているかの聞いたところ、Eメールが88.4%と最多。LINEの53.8%やTwitterの22.5%などのSNSを大きく上回った。オレンジスピリッツは、「企業からの情報の受け取りやすさではSNSが普及した現在でもEメールが最も適していると言える」としている。

メルマガを読む・読まないを決める要素を聞いたところ、最も多かったのは「件名」で61.9%、「発行者名」が48.2%。開封前のファーストビューの情報が重要という結果になった。

メルマガを読む・読まないを決める要素を聞いたところ、最も多かったのは「件名」で61.9%、「発行者名」が48.2%
メルマガを読む要素

メルマガを読むきっかけとなったのは「サイトで見て」が46.2%、次いで「商品やサービスを購入したら送られるようになった」が44.9%。3番目は「プレゼントやキャンペーンに応募したら送られるようになった」が26.9%だった。

メルマガを読むきっかけとなったのは「サイトで見て」が46.2%、次いで「商品やサービスを購入したら送られるようになった」が44.9%。3番目は「プレゼントやキャンペーンに応募したら送られるようになった」が26.9%
メルマガを読むようになったきっかけ

メルマガを読まなくなったきっかけは「配信頻度が多過ぎる」が55.4%が最も高い。次いで「情報が役に立たない」が40.9%、「内容がつまらない」が34.9%など、情報内容が購読されない理由となっている。

メルマガを読まなくなったきっかけは「配信頻度が多過ぎる」が55.4%が最も高い。次いで「情報が役に立たない」が40.9%、「内容がつまらない」が34.9%
メルマガを読まなくなったきっかけ

最も読んでいるメルマガの配信頻度は「不定期」で56.0%、次は「週刊」で28.0%、「日刊」が11.2%、「月刊」4.8%。メルマガは土日に最も読まれており、次いで月曜、金曜となっている。最も読まれる時間帯は21~24時が50.6%。

最も読んでいるメルマガの配信頻度は「不定期」で56.0%、次は「週刊」で28.0%、「日刊」が11.2%、「月刊」4.8%
最も読んでいるメルマガの配信頻度
メルマガは土日に最も読まれており、次いで月曜、金曜となっている
メルマガを最も読む曜日
メルマガを読む時間帯
メルマガを読む時間帯

スマホ普及に伴いスマホで読む人はが80.1%と最多だが、PCも62.0%と高い水準。メルマガはHTML形式(画像付き)の方が好まれる結果となった。

調査概要

  • 調査方法:インターネット上でのアンケート
  • 調査地域:日本全国
  • 有効回答数:890人
  • 調査実施日:2020年5月
石居 岳
石居 岳

昨年の国内BtoC-ECの市場規模は19.4兆円で7.65%増。物販でのスマホ比率は42.4%に。経産省の調査より【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

5 years 7ヶ月 ago
ネットショップ担当者が読んでおくべき2020年7月20日〜26日のニュース
ネッ担まとめ

昨年は5月に公開された経産省の「電子商取引に関する市場調査」。令和元年版が公開されました。日本のBtoC-ECの市場規模は7.65%増の19.4兆円。昨年の調査結果ですので、コロナの影響は含まれていないのでご注意を。

BtoC-ECの市場規模は19.4兆円で7.65%増

電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました | METI/経済産業省
https://www.meti.go.jp/press/2020/07/20200722003/20200722003.html

まとめると、

  • 2019年のBtoC-ECの市場規模は19.4兆円(前年18.0兆円、前年比7.65%増)、BtoB-EC市場規模は353兆円(前年344.2兆円、前年比2.5%増)、CtoC-ECの市場規模は1兆7,407億円(前年比9.5%増)
  • 中国消費者による日本事業者からの越境EC購入額は1兆6,558億円(前年比7.9%増)、米国消費者による越境EC購入額は9,034億円(前年比9.7%増)
  • 物販のBtoC-ECにおけるスマートフォン比率は42.4%とこの5年で2.1倍に
BtoC-ECの市場規模および物販系EC化率の経年推移(単位:億円)「令和元年度内外一体の経済成長戦略構築にかかる国際経済調査事業(電子商取引に関する市場調査)
BtoC-ECの市場規模および物販系EC化率の経年推移(単位:億円)

令和元年も国内EC市場は伸びていますね。10年前は7.8兆億円ほどでしたので急成長なのがわかります。それに合わせてEC比率も高まって物販のBtoC-ECでは42.4%と半分に迫る勢いです。注意したいのは調査期間が2019年1月から2019年12月ということ。コロナの影響を受けてECがどれぐらい伸びたのか、旅行や飲食などのサービス系ECがどれぐらい落ち込んだのかといったあたりは来年の結果を待つこととなります。ご注意を。

第3章の「国内経済等の動向」や第7章の「世界のEC市場の動向と日本・米国・中国 ヵ国間の越境EC市場規模」は、ECに限らずWebに関わっている人なら参考になる部分が多いはずです。

関連記事

Googleが「Shoploop」公開、GunosyがECに参入

グーグルがモバイル用動画ショッピングプラットフォーム「Shoploop」をローンチ | TechCrunch Japan
https://jp.techcrunch.com/2020/07/17/2020-07-16-googles-latest-rd-project-is-shoploop-a-mobile-video-shopping-platform/

Gunosy(グノシー)がネット通販事業に本格参入、ECを新たな収益の柱へ | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/7858

まとめると、

  • Googleは90秒以内の動画で商品を消費者に紹介できる動画ショッピングプラットフォーム「Shoploop(ショップループ)」を公開した
  • 現在はスマートフォンのみだが、PCからもアクセスできるように準備中
  • Gunosyは「グノシー」の「クーポンタブ」を切り出して展開しているクーポンアプリ「オトクル」内で、日用品のテスト販売を始めた

このエクスペリエンスはYouTubeでチュートリアル動画を見るのに似ているが、一番の見せ所に凝縮されており、その意味ではTikTokのほうが近い。
(中略)
オンラインで顧客とつながる新しい手段を増やせば、このインターネットの巨大企業の収益は上がる。そして、動画とインフルエンサーによって強化されるショッピング・エクスペリエンスは、特に若い顧客層を引きつけることになるだろう。

Googleの「Shoploop」はInstagramやTikTokに奪われたユーザーを取り戻すことを目的としているようです。実際に見てみると似ているとわかると思いますが、作っただけの感がありますので今後拡大していくかは注目です。

Gunosy、は新型コロナウイルスの影響によって広告主の予算不透明化、広告市場を含めた景気の長期低迷リスクが顕在化していると説明。「グノシー」を中心とした既存領域は収益性向上に注力し、新規領域への積極投資に方針転換した。

Gunosyはライバルに対抗するのではなく、コロナの影響で先行きが不透明な広告事業以外に収益が見込めるものを立ち上げたということのようです。調査データにもあるようにECは伸びていますからね。

EC新規参入のコツは、できる人を採用すること

新型コロナ対策で安易に「ネット通販」に手を出すと失敗する4つの理由 | マネー現代(竹内 謙礼)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/73808

まとめると、

  • ECの新規参入で失敗するポイントは、①制作コストが高い ②手数料や送料も高く、利益が出にくい ③売れるものと売れないものの差が激しい ④人材がいないの4つ
  • 知識・経験ゼロで始めるのは危険
  • EC事業は平常時でも成功させるのが難しい事業。異常事態の中で成功させるのはさらに難しいと思ったほうが良い

ネットショップ運営の成功の可否は人材で決まるところが大きく、その人材が確保できないのであれば、ネットショップ運営というハードルの高いビジネスには手を出さないほうが得策といえる。

すでにネットショップを始めていたり、SNSで良質なお客様を抱え込んでいたりする企業であれば力を入れる価値はあるが、経験も知識もゼロで始めるには非常に厳しいビジネスだということは理解しておいたほうがいいだろう。

著者自身も否定的な意見ばかり書いたとありますが、私もこの4点に関しては同感です。ネットショップを立ち上げることは簡単にできますが、事業は簡単には立ち上がりません。すでに顧客がいるのであれば、その人たちにアプローチすることから始めましょう。新しいことはネットショップ運営に慣れてから。

EC全般

泣き寝入りの消費者に 返金手続き始まる | NHK 解説委員室(くらし☆解説)
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/432854.html

ECの不正が増えているのでその対策を2つ。「国から特別な認定を受けた消費者団体が、消費者に代わっておカネを取り戻してくれる制度」が2016年にスタートしています。不当な勧誘などで支払ったお金が戻ってくる可能性があります。

ネット通販で代金を振り込んだら音信不通に 詐欺にだまされた…どうすればいい? | Yahoo!ニュース(前田恒彦)
https://news.yahoo.co.jp/byline/maedatsunehiko/20200718-00188640/

「振り込め詐欺救済法」を使ってお金が戻ってくる可能性があります。

「置き配」で増える「オートロック無断突破」 アマゾン配達員が明かす現場の事情 | J-CAST ニュース
https://www.j-cast.com/2020/07/18390296.html

私の経験では、大手業者ではなく個人事業主などの配送で頼んでもいない置き配が多いように思います。配送業者を選択できるのであれば大手が安心かも。

「ECはオリジナル商品強化」「既存顧客に注力」「自社ノウハウを活かした物流提案」スクロール鶴見社長に聞くコロナ禍の成長戦略 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/7848

「消費行動の変化をウオッチしながら対応していくということにつきる」。消費行動の変化はこのまとめでも継続的にピックアップしていきます。

洋服屋は何を発信し、店舗の役割は何が残るのか?【UNIQLO TOKYO体験記】 | 川添 隆と皆で模索する、小売ビジネス・働き方ノート/エバン合同会社
https://evanh.jp/n/n53db76c07d78

店舗の得意な領域は「偶然の出会い」「一覧性」「店舗の品格」。ECで偶然の出会いは少ないですよね。

ステラ漢方、KMウェブ、ソウルドアウト社員の薬機法違反逮捕、大阪府警「情報提供あった」 | NETIB-NEWS
https://www.data-max.co.jp/article/36806/

広告主、代理店、制作委託先から逮捕者出ています。薬機法はわかりづらいですが細心の注意を。こちらの記事も参考に。

今週の名言

単純ですが、「できている人を見る」ことです。
──畠山和也氏

新規事業開発を実践してきた人たちが語る、事業創造のための「アンラーニング」とは? | Biz/Zine
https://bizzine.jp/article/detail/4718

新しいことをやる時、変化しないといけない時は「できている人を見る」のが重要です。見るというより観察に近いでしょうか。

森野 誠之
森野 誠之

デジタル広告効果測定フレームワーク

5 years 7ヶ月 ago
ヨーロッパのIABが「Digital Advertising Effectiveness Measurement Framework」を策定。デジタル広告の効果をメディア効果、ブランド効果、販売効果に分類し、定義や指標を整理。
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IAB Europe Digital Advertising Effectiveness Measurement Framework
https://iabeurope.eu/knowledge-hub/iab-europe-digital-advertising-effectiveness-measurement-framework/
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noreply@blogger.com (Kenji)

【8/4・5開催】リピート顧客・ファンはどう増やす? オイシックス・ラ・大地、北の達人など登壇のECイベント(事前質問受付中)

5 years 7ヶ月 ago

インプレスの『ネットショップ担当者フォーラム』は8月4日(火)・5日(水)の2日間、「リピート」「ファン育成」「D2C」「サブスクリプション」というテーマに特化したオンラインセミナーイベントを開催する。オイシックス・ラ・大地のリピート戦略、北の達人コーポレーションの戦略、ワールドグループのサブスクリプションECなど全10講演。この記事では、基調講演の概要などを紹介する。

編集部からのご案内

基調講演は編集部がモデレーターを行う形式で行います。登壇者に聞きたいこと、教えてもらいたいことなどを事前に募集。オンラインイベント当日、登壇者に皆さまの質問・疑問を投げかけていこうと思います

事前の質問を7/30(木)まで受け付けます。聞きたいこと、教えてもらいたいことなどがある方は、フォームにご記入をお願いいたします(全質問に回答できない可能性があります。可能な範囲で登壇者に質問を投げかけていきます)

質問用フォームはこちらをクリックしてください

【8月4日 オープニング基調講演】新規獲得を「おためしセット」「定期宅配」に絞ったオイシックスのリピート戦略とは

食品宅配大手のオイシックス・ラ・大地の2020年3月期における連結売上高は、前期比11.0%増の710億4000万円。ミールキットの需要拡大などでOisix事業の売り上げが伸びたほか、2020年3月以降は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛で宅配の需要が高まっている。

登壇するオイシックス・ラ・大地 西井敏恭執行役員が披露するのは、「新規獲得を『おためしセット』『定期宅配』に絞ったオイシックスのリピート戦略」。

オイシックスでは現在、新規顧客の入り口を大ヒット中のミールキット「KitOisix」と「お試しセット」に絞っている。新規顧客は既存顧客のように、オイシックスが販売する商品の中から「単品買い」ができないようになっているのだ。

定期購入に振り切った施策は、新規顧客の獲得、顧客のリピート化にどのような影響を及ぼしているのか。オイシックス・ラ・大地のリピート施策、サブスクリプション戦略を公開する。

【8月5日 オープニング基調講演】5年で売上が約5倍の100億円、日本のD2Cの雄「北の達人」が実践する経営&マーケ戦略

業容を一気に拡大しているのは北の達人コーポレーション。健康食品・化粧品関連商材をオンラインで展開する元祖「D2C」「サブスクリプション」のECを手がけるネット通販企業だ。

2015年2月期の売上高19億4000万円から2020年2月期は100億9300万円に拡大し、経常利益は約29億円を計上。正社員数125人、社員1人あたり利益2000万円強と、少人数で効率的に利益を生み出す。

売上高の約7割は定期購入が占める。この5年間、どのように新規顧客を増やし、そのユーザーを定期顧客に育成しているのか。北の達人が実践している定期購入を増やしながら新規も獲得、全社売上&利益を伸ばすネットマーケティング、戦略、成長の秘訣(ひけつ)を木下勝寿社長が解説する。

【8月4日 クロージング基調講演】ワールドグループのサブスクEC、コロナに負けないECマーケ実践事例

ワールドが5月7日に公表した2020年3月期連結決算(国際会計基準)によると、EC事業を含む「デジタル事業」の売上収益は前期比1.8%増の250億1900万円。高級バッグのサブスクリプションECサービス「ラクサス(Laxus)」を運営するラクサス・テクノロジーズも、ワールドグループのデジタル事業の一端を担う。

ラクサスがワールドグループ入りしたのは2019年。月額6,800円でシャネルやグッチなどの高級ブランドバッグを「好きなだけ使える」「交換自由」というサブスクサービスを展開し、会員数は32万人を超える。

新型コロナの影響で、逆風が吹く高級バッグ需要。そんな状況下、ラクサスはリソースを「退会防止(チャーン対策)」「既存顧客のロイヤル化」に振り分け、前年の売上実績をほぼ維持することに成功した。実践したマーケティング事例を踏まえ、EC企業がコロナ禍で戦うためのヒントを、代表取締役社長の児玉昇司氏が解説する。

【8月5日 クロージング基調講演】丸井も惚れたD2C×サブスク×パーソナライズ美容テック「MEDULLA」急成長の裏側

オンラインで髪質や好みの香りなどのクイズに答えることで、顧客1人ひとり異なるパーソナライズドシャンプーを提供するD2Cシャンプー「MEDULLA」が誕生したのは2018年5月。1年目で会員数は約8万人に、2年目となる現在は17万人を超える。

運営するSpartyは、丸井グループ、ジンズホールディングスなどから出資も受けるなど、注目を集めるD2Cブランド運営企業である。

当日はSparty代表取締役社長の深山陽介氏が、LTV(顧客生涯価値)を高めるためのデータ活用法、重要視しているKPI、リピート率向上のための施策、また次々にD2Cブランドを生み出せる背景などを紹介する。

ECビジネス・運営に役立つスポンサーセッション

  • ECという概念の発展的解消と今後のフォーカスするべき3つのポイント
    (ZETA)
  • 売上の限界を突破するためにアプリが担う役割とは〜アンダーアーマー事例に学ぶ〜
    (ヤプリ)
  • ECサイト売上を向上するUGCマーケティングと事例紹介
    (ギャプライズ)
  • デモで実演!ウィズコロナ時代を勝ち残るための顧客ジャーニー~店舗・ECの売上を最大化する施策のポイントとは?
    (セールスフォース・ドットコム)
  • 「いまさら聞けないECサイトの決済の重要性」〜Amazon Payに学ぶ決済の基本〜
    (アマゾンジャパン合同会社)
  • アフターコロナを見据えたオンライン接客の成功事例と失敗事例
    (空色)
イベント名
ネットショップ担当者フォーラム 2020 夏
リピート客が集まるECサイトの秘訣〜withコロナ、アフターコロナ、人口減少時代を勝ち抜くために〜
日時
2020年8月4日(火)・5日(水) 13:00〜17:00
配信方法​
Zoomでのオンライン配信
※ご登録いただいた方には、視聴するために必要な【 URL・接続方法 】などを、メールにてご連絡します
参加費
無料(事前登録制)
主催
株式会社インプレス ネットショップ担当者フォーラム
ハッシュタグ#ネッ担
お問い合わせ
株式会社インプレス イベント事務局
受付時間 10:00〜17:00(土・日・祝日を除く)
詳細・申し込みhttps://netshop.impress.co.jp/event/202008

全質問に回答できない可能性がありますが、可能な範囲で登壇者に質問を投げかけていきます。

瀧川 正実

【参加ルポ】ポストコロナを生き抜くためのSNS活用&分析事例セミナー

5 years 7ヶ月 ago

こんにちは、マーケティング大好き・井水朋子(イミトモ)です。
今日は、先日赤坂で開催されましたSNS活用&分析セミナーの参加ルポをお届けします。

 

普段はGoogleアナリティクスに関する講演や執筆が多い小川卓さんですが、今回はSNSにフォーカスしたセミナーということで、個人的には相当ワクワクしてのぞみました。

共催される株式会社BESの田中千晶さんは、SNSに精通しているとのことで著書も多数。期待に胸が膨らみます。

 

こんな方にオススメ

・ポストコロナですべきことを知りたい

・SNSの活用法を押さえておきたい

・集客をSNSで補いたい

・時間ができたので、今こそSNSを勉強しておきたい

・SNSで投稿しているけど、分析をしたことはない



  1. SNS運用術(田中千晶さん)
  2. SNS分析術(小川卓さん)

という流れでルポをお届けしたいと思います。

 

 

 

 

SNS運用術

 

SNS運用術は、SNSの著書も多数でお馴染み、株式会社BESの田中千晶さん。

なんと、シリコンバレー界隈の企業に直接足を運んで情報を仕入れていた時期もあるのだとか。

今では各企業の積極的なSNS活用法をレクチャーされています。



田中さん「みなさん、BtoBで活用されますか?BtoCで活用されますか?」

 

会場のみなさんが挙手した結果、BtoCが多数でしたが、講義ではどちらでも活用できるように教えてくださいました。

 

Twitter、FACEBOOK、Instagramの3つのSNSに触れましたが、それぞれ印象に残ったところをシェアさせていただきます。

 

ニュース性・拡散性抜群のTwitter

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情報が拡散するしくみや心理を紹介していただき、自分の知らなかった事例を多く教えていただきました。


PUSH型の営業術も

TwitterでPUSH型の営業術もできるようで、ダイレクトメッセージを活用するそうです。

 

テレアポや飛び込みなどの営業を行っている部隊が、Twitterに営業の場を移したイメージですね。

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まずはオンラインで軽く話すというのも、コロナ禍にあった提案ですね。

営業マンにより対面での営業が限られるまさにこの時期、営業マン部隊はTwitterを活用するといいかもしれませんね。

 

そして、このTwitter活用、企業アカウントはもう古いそうです。

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たしかに、私が個人的にTwitterでつながっている方も、個人アカウントで活用している方が多くいます。全従業員で取り組むとは、驚きでした。

 

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営業職の人は、全員でTwitterに取り組む理由がここにあるんですね。

 

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私も前職の会社でテレアポを経験したことがあったのですが、TwitterのDMだからこそリーチできる層が一定数いるのではないかと想像できました。

 

Twitterで営業ができる人材の市場価値が高まりますね~。


ライブ動画が熱いFacebook

匿名性や拡散性が高いTwitterと比べると、実名で信頼性が高いFacebook。

中でも今HOTなのが「ライブ動画」です

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コロナ禍の影響を受けた企業が多い飲食業界ですが、お酒のテイクアウトをライブ動画したお店の事例を紹介。



動画というと、作成するのが大変なイメージを持っていませんか?

ハイ、私もその一人でした。

 

『ライブ動画』では、作りこんでいないリアルな感じがいいのだとか。上のスライドでは、飲食店がお酒を販売する模様をそのまま動画として配信し、ECに流しています。

 

これでいいの?!

 

と思いますが、実は結構細かい工夫が隠されています。

 

  • 途中から見た人にも内容が伝わるように、手書きテロップを入れるという配慮
  • コメントを素早く返信するスタッフを別で用意
  • おまけなど、購入者が喜ぶことをしている

 

自宅にいる時間が増え、SNSに接触している時間が増えていからこそ、このような取り組みを始めてみるといいかもしれません。

 

リポストでつながるInstagram

Instagramは、ユーザーの投稿をリポストしてつながることができます。リポストとは、TwitterでいうRT、FACEBOOKでいうシェアと同じような機能です。

 

下のスライドでは、フォロー&リポストのキャンペーンを行うことで、投稿1時間後には100近くのいいねを獲得しました。

 

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ストーリーズでは時間限定を特別感の演出に

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複数の媒体を掛け合わせるワザ

Facebookの非公開グループとTwitterを活用することで、コミュニティを作ることもできます。

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SNSの分析術

 

SNSの分析術は、ウェブアナリストとしてお馴染みの小川卓さん。

でも今回はGoogleアナリティクスではなく、SNSの分析です。

 

「分析といっても、いきなりデータを見てはダメですよ」

 

というのは、小川卓さんのGoogleアナリティクスセミナーでしばしば聞かれる言葉ですが、SNSのセミナーも分析の前に確認すべき大事なことからでした。それが次の『役割』です。

 

ソーシャルメディアの9つの役割

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これを見て「え、こんなにあるの・・・」と思った方や「これは中小企業には真似できない」と思った方もいるのではないでしょうか。

 

セミナーでは、名古屋のソファー製造販売会社の事例を紹介しながら、9つの役割について紹介していました。

 

「流行にNo,普遍にYES」というNOYESさんは、この時代を踏まえた提案になっているのがナイスですね。

www.ny-k.co.jp



セミナーではTwitterの紹介をされていました。

 

 

https://twitter.com/sofa100NOYES

 

ライトな感じで、

・リニューアルした商品のお知らせ

・販売開始のお知らせ

・販売開始後のお知らせ

をそれぞれ伝えています。(購買・アクション決定の後押し)

 

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ユーザーからの連絡や質問には、公開の場でやり取りしているのが好印象です。(顧客サポート)



次に、同社は「ファン化」の取り組みでは

ー3年以上ご愛用いただいた方の写真投稿でクッションプレゼントー

 

なるほど、買って終わりではなく、買ってからお付き合いを始めることを提案されているんですね。(購買・アクション後のファン化)

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製造会社ならではの製造工程も載せています。(ブランディング)

ソファーへの愛着が増しますね。

 

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子供向けの活動も、同社のターゲット層に共感されそうですね。(CSR活動)


NOYESさんに関するスライドを4枚みただけにもかかわらず、NOYESの魅力が伝わってきました。

このブログの読者の方の中には、NOYESさんのようにすでにファン作りを始めている方もいれば、これから始める方もいるかと思います。

 

役割を軸に考える目標設定

その1:自社で活用する際に、どの役割の優先順位が高いかを整理する。

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その2:役割に応じた指標を確認する。

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その3 指標をもとに、目的と目標を決める。

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目標やKPIを増やすためにはすべきことは2つ。

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母数を増やすために見るべきことは3つ。

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それぞれの管理画面から確認しておきたいですね。



以上、考え方としては、とてもシンプルですね。

TwitterでもFacebookでもInstagramでもLINEでも共通して使える考え方なのがありがたい。変化が多いソーシャルメディアの中でも、普遍の部分ですね。



では、Googleアナリティクスでは、どのような数値を見ておいたほうが良いかを紹介いたします。

 

ソーシャルメディア分析で見るべきGoogleアナリティクスのポイント

Googleアンリティクスで見るべき項目は3つ。

 

その1:ソーシャルからの流入数とコンバージョン数を確認

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※自社投稿だけを区別するときは、パラメーターを活用すれば可能です。

 

その2アシストコンバージョンを確認

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間接的な成果も、しっかり把握しておきたいですね。

 

その3 ソーシャルで人気のランディングページを確認

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ソーシャルの人気記事は、自然検索の人気記事とも異なる点が面白いですね。

 

というわけで、以上3つの見るべき項目でした。



Googleポータルのレポートで自動化も可能とのことで、HAPPY ANALYTICSの例が紹介されていました。

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※データポータルに関してはこちらの記事もおすすめです。

analytics.hatenadiary.com

 

また、セミナーの後半ですが、ソーシャルメディア上の情報収集をする具体的な方法やサービスを紹介していました。ネタを集めるために役立つTIPSが色々ありました。



昨今の情勢を踏まえて、どのようにソーシャルメディアを活用すべきか

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ユーザーとの接点を保ちながら、安心感を確認しあっていきたいですね。具体例もいくつか紹介されていました。

 

 

開園しながらも、ディスタンスという安心を届けていますね。

 

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安全を自社の言葉で表現するとはどういうことか。

 

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おうち時間を楽しんでもらいたいという気持ちも素敵ですね。



ソーシャルメディアを活用する事で、ユーザーに「忘れられない」「愛される」「安心してもらえる」ようになりたいですね。



ソーシャルメディアの活用と分析について、このブログを読んだ方が一つでもヒントにしていただけたら幸いです♪

 

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後日談

今回登壇してくださった田中千晶さんとHAPPY ANALYTICSの小川さんからコメントをいただきましたので、紹介します。

 

 

株式会社BES 田中様コメント(全文)

 

セミナーにご参加いただきました皆様、そして小川様、井水様、この度はありがとうございました。

今回のセミナーではBtoB・BtoCどちらの企業様にもお役立ちいただけるような内容をお伝えしました。コロナの感染再拡大に伴い、まだまだ先行き不安な時期が続きますが、そんな今だからこそ費用対効果の高いSNSを活用していただきたいと思います。

何かお困りのことなどございましたら、いつでもご相談ください。

改めまして、この度は誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

 

株式会社BESでは、SNS人材の育成を行われています。興味のある方はチェックしてみてくださいね。

snsschool.net

 



株式会社HAPPY ANALYTICS 小川卓コメント(全文)

 

普段はあまり講演テーマとしては取り上げない「ソーシャル」をテーマにお話しさせていただきました。共催のご提案をいただいた田中様のおかげです。ありがとうございます!

また参加いただいた皆様にも本当感謝しております。分析と情報収集の考え方についてお伝えさせていただきましたが参考になりますでしょうか?ソーシャルメディアの質は量を増やし学んでいくことで上がるものだと信じております。

ぜひ、今まで以上にソーシャルメディアで皆さんのサービスの良さや特徴、想いをぜひ伝えてあげてください。皆さんの投稿を見るの楽しみにしています!

 

 

お二人の包み込むような雰囲気とコメントに、ひたすら頭が下がります。私もこの春にTwitter(@imizutomoko)を始めたばかりなので、心新たに頑張ろうと思いました。

https://twitter.com/imizutomoko

 

最後にHAPPY ANALYTICS社のソーシャルを紹介して終わりたいと思います。スタッフが更新していますので、よかったらフォローしてくださいませ。

 

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最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

ハッピーアナリティクス!!

アスクルがヒトまで商品を運ぶ搬送ロボット111台導入、出荷量の増加と人手不足に対応

5 years 7ヶ月 ago

アスクルは6月、関西物流センターに111台の搬送ロボットを導入した。

ギークプラスとSBロジスティクスからの供給を受け、ロボットがヒトまで商品を運ぶ「Goods to Person」を実現。増加するEC出荷と深刻化する人手不足の解消に役立てる。

大阪・吹田の「ASKUL Value Center 関西(AVC関西)」に111台の「P500R」を導入、6月から稼働を開始している。

アスクルは関西物流センターに111台の搬送ロボットを導入
アスクルの物流センターで稼働する搬送ロボット

導入の背景には、EC出荷量の増加と、慢性的な人手不足がある。ロボットがヒトまで商品を運ぶ「Goods to Person」を実現し、負担の大きい倉庫内の「歩く」作業を自動化する。

アスクルは2018年、物流センター「AVC関西」を全面稼働。法人向け通販「ASKUL」と、一般消費者向けECサイト「LOHACO」の物流を担う基幹センターとして展開している。

「AVC関西」は4階建てで延床面積は約5万坪。出荷能力は最大で年間1000億円規模。アスクルによると、流通業における1社単独の物流施設としては関西最大級という。

アスクルは進めている物流・マーケティングのプラットフォーム事業「Open Platform by ASKUL(OPA)」を、「AVC関西」を拠点として推進。「AVC関西」では「LOHACO」のマーケットプレイスの出店企業と、在庫の共有化や商品の同梱配送などを行っている。

OPAを「ASKUL」と「LOHACO」に続く第3の収益の柱に育てるため、2017年12月にはCEO直轄の組織として「フューチャープラットフォームアーキテクチャ」を設立した。ビッグデータやAI、ロボティクスなど最新テクノロジーを活用し、調達、物流、配送、CSなどの高度自動化を推進している。

アスクルが展開しているピッキングロボット
ロボットなどで庫内作業を自動化(画像はアスクルのIR資料から編集部がキャプチャ)
石居 岳
石居 岳

TV通販番組でQRコードを表示しECサイトに誘導――BS日テレが視聴者をヤフーの「PayPayモール」に顧客を誘導する取り組み

5 years 7ヶ月 ago

日本テレビ系列でBSデジタル放送を手がけるBS日本はヤフーの「PayPayモール」に出店、テレビ通販番組と「PayPayモール」店を連動させる取り組みを始めた。

BS日本は2019年春から、自社が特商法上の販売事業者となる通販事業に取り組んでおり、「ももクロと行く!」(毎週土曜23時30分放送)、「NERV購買部第4BS出張所」(毎週日曜24時30分放送)といった番組連動のネット通販を展開。

番組で紹介した人気アイテムを自社ECサイトで販売していたが、販路を広げるために「BS日テレShop PayPayモール店」を開設した。

「BS日テレShop PayPayモール店」を、放映番組で紹介した商品が購入できる受け皿にする。番組中にQRコードを表示、視聴者はスマートフォンで読み取ると、「BS日テレShop PayPayモール店」移動する。視聴者は番組を見ながらリアルタイムに該当商品を購入できる。

テレビ番組とECモールの連携は、3000万人以上の利用者を抱える「PayPay」が使える「PayPayモール」を購入の場にすることで、紹介する商品の購入をスムーズにし、利便性を向上させる目的がある。

自社ECサイトが提供している決済手段はクレジットカード、商品代金引換のみ。ECプラットフォームはGMOメイクショップの「MakeShop」を利用している。

ヤフーはこれまでオンラインではリーチできなかったユーザー層への商品訴求で、新規ユーザー数の拡大を期待しているという。

日本テレビホールディングスでは、セブン&アイ・ホールディングスなどとの合弁会社である日テレ7、日本テレビ放送網などが通販・ECを手がけている。日本テレビ放送網は2010年3月期に通販・EC売上高が初めて100億円を突破。その後、100億円前後で推移しており、2020年3月期は前期比6.8%増の91億600万円だった。

進むテレビ通販とオンラインの連携

テレビショッピングの放映中、画面内に商品申し込み方法としてQRコードを表示し、ECサイトでの購入を案内する方法は、通販ブランド「ダイレクトテレショップ」を展開するテレビショッピング研究所が2019年に実施した。

番組後半、画面の左側と下側に「Amazon Pay」で購入できる旨を記載した案内とQRコードを表示し、視聴者にQRコードスキャンを促した。

テレビショッピング研究所が始めた、QRコードを使ったクイックオーダー
テレビショッピングの画面左側と下側で、「Amazon Pay」で購入できる旨を記載した案内とQRコードを表示した

QRコードをスキャンすると『ダイレクトテレショップ』のECサイト内に用意したランディングページに移動。商品紹介はテレビで行っているためLPは「Amazon Pay」での決済を促す仕組みだ。

Amazonアカウントを持っているユーザーであれば、個人情報やカード情報を入力せずに、わずかな時間で簡単に商品を購入できるようにした。

瀧川 正実
瀧川 正実

Google、モバイルファーストインデックスの強制移行を2021年3月末まで延期

5 years 7ヶ月 ago
すべてのサイトのモバイル ファースト インデックスへの移行を 2020 年 9 月に Google は開始する予定だった。しかしながら、世界を取り巻く昨今の状況を鑑みて、2021 年 3 月末まで延期することを決定した。あわせて、MFI 移行にともない新たに見つかった問題点を解説している。
Kenichi Suzuki

【2019年】ネット通販市場は19兆円、EC化率は6.76%、スマホEC市場は4.2兆円

5 years 8ヶ月 ago

経済産業省が7月22日に発表した「令和元年度内外一体の経済成長戦略構築にかかる国際経済調査事業(電子商取引に関する市場調査)」によると、引き続きEC市場が堅調に拡大している。

2019年の日本国内における消費者向けEC市場は前年比7.65%増の19兆3609億円に拡大。物販分野を対象としたEC化率は6.76%で同0.54ポイント増。

BtoC-ECの市場規模および物販系EC化率の経年推移(単位:億円)「令和元年度内外一体の経済成長戦略構築にかかる国際経済調査事業(電子商取引に関する市場調査)
BtoC-ECの市場規模および物販系EC化率の経年推移(単位:億円)

スマートフォン経由の物販EC市場規模も拡大。2019年は4兆2618億円で同12.7%増だった。物販ECに占める割合は42.4%で、2018年比で3.1ポイント拡大した。

スマートフォン経由の市場規模の直近5年間の推移「令和元年度内外一体の経済成長戦略構築にかかる国際経済調査事業(電子商取引に関する市場調査)
スマートフォン経由の市場規模の直近5年間の推移

分野別では、最もプレーヤーの多い物販系ECが10兆515億円で同8.09%増。ホテル予約などサービス分野系は同7.82%増の7兆1672億円。デジタル分野が同5.11%増の2兆1422億円。

BtoC-EC市場規模および各分野の構成比率「令和元年度内外一体の経済成長戦略構築にかかる国際経済調査事業(電子商取引に関する市場調査)
BtoC-EC市場規模および各分野の構成比率

これまではの調査名称は「我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」だったが、2020年度から「内外一体の経済成長戦略構築にかかる国際経済調査事業(電子商取引に関する市場調査)」に名称変更している。

瀧川 正実
瀧川 正実

Withコロナを勝ち抜く戦略を探る生鼎談。オイラ大地の奥谷氏、オプト伴氏、トラコス柏木氏登壇【無料ウェビナー7/29】

5 years 8ヶ月 ago

ネットショップ担当者フォーラム編集部は7月29日(水)午後2時〜、無料ウェビナーを開催します。

「米国事例に学ぶ『Withコロナ』を勝ち抜くためのECビジネス、今日本企業が取るべき戦略」

日米の小売り・EC事情に詳しいオイシックス・ラ・大地の奥谷孝司氏(執行役員/Chief Omni-Channel Officer)、オプトの伴大二郎氏(エグゼクティブ・スペシャリスト パートナー 兼 オムニチャネルイノベーションセンターセンター長)、TSI ECストラテジー(※「ナノ・ユニバース」「東京スタイル」などを傘下に持つTSIホールディングスグループのEC専門会社)の元社長で、現トランスコスモスの柏木又浩氏(常務執行役員 リテールコマース総括責任者)が鼎談(ていだん)。

3名が注目する最新の米国小売・EC業界のトレンドや企業事例を基に、Withコロナ時代の日本市場でEC事業者が勝ち抜くための戦略について議論する対談形式無料ウェビナーです。

以下5テーマを1時間にわたり議論する予定です。

  • テーマ1 :奥谷氏、伴氏、柏木氏が注目する米国の小売り・EC事例とその理由

  • テーマ2:テーマ1の中から日本企業が取り入れられるポイント

  • テーマ3:日本の小売り業が効率的にDXを推進するためには何から取り組めばいい?

  • テーマ4:Withコロナ時代を生き抜くために小売り業&EC事業者が取るべき戦略とは?

  • テーマ5:これからのリアル店舗の役割とは?

詳細や申し込みについてはこちらから、または下記のバナーをクリックしてご確認ください。ウェビナーでは奥谷氏、伴氏、柏木氏に、読者の皆さまが日頃ECサイトを運営する上で抱えている悩みや疑問にお答えいただくQ&Aタイムも設ける予定です。

オイラ大地・奥谷氏、オプト・伴氏、TSI ECストラテジー元社長・柏木氏が語る「Withコロナを勝ち抜くための小売・EC事業者が取るべき戦略」【無料ウェビナー7/29】参加申し込み▼

上記バナーをクリックすると申し込みページに遷移します
公文 紫都
公文 紫都

北の達人コーポがコロナ禍で着手した既存顧客&新規顧客獲得のアプローチ方法

5 years 8ヶ月 ago

北の達人コーポレーションは新型コロナウイルス感染症が拡大した2020年3-5月期(第1四半期)、既存顧客のLTV(顧客生涯価値)や定期利用継続率の向上、新規顧客獲得のための新たな取り組みをスタートした。

既存顧客へのアプローチ

LTV向上を目的としたクロスセル

健康食品のクロスセル(現在購入している商品だけではなく、別の商品も購入してもらうためのセールス手法)は難しいと言われているものの、化粧品は相性が良い傾向があるとされる。

北の達人の化粧品を購入する既存顧客に対し、たとえば洗顔料に加えて化粧水も提案するなどクロスセル施策をスタート。LTV向上に一定の成果をあげているという。

北の達人コーポレーションのLTV向上を目的としたクロスセル
LTV向上を目的としたクロスセル施策(画像は決算説明会資料から編集部がキャプチャ)

対応品質の向上

これまで、定期購入の解約を受ける際、「機械的に解約を受け付けていた」(北の達人コーポレーション)。

定期解約を受け付けるとき、「なぜ解約するのか」をヒヤリング。すると、一定の割合で利用方法に間違いがあるケースがあるという。

こうした使用方法の間違いによる離脱を防ぐために、専門スタッフの知識や電話対応のサービスを向上。売上高の7割を占める定期購入者の顧客満足度、定期購入継続率の向上へつなげる。

北の達人コーポレーションの対応品質の向上施策
LTV向上を目的としたクロスセル施策(画像は決算説明会資料から編集部がキャプチャ)

新規顧客の獲得施策

アフィリエイトの再着手

専門チームによる、アフィリエイトを使った新規顧客の獲得策に本格着手した。

Googleは2017年、「医療・健康」で「信頼性・有益性」が高い情報が上位に表示されるアップデートを実施した。その影響で、「信頼性・有益性」の高いスキルの高いアドアフィリエイター(自己資金で広告出稿し、成果報酬型の広告代理店スタイルを採用するアフィリエイター)が増加。

こうした状況を背景に、「信頼性・有益性」を担保できると判断したため再度、アフィリエイトへの取り組みを強化することにした。

テレビ広告や女性誌などの雑誌広告

インターネットでは商品を購入しない顧客へのアプローチとして、テレビ広告と雑誌広告をスタートした。テストと位置付けており、テレビ広告は札幌など一部エリアで展開。雑誌広告は女性セブンなどで展開している。

リピート施策、ファン作りを学ぶセミナーイベント

ネットショップ担当者フォーラム編集部では8月4日(火)・5日(水)に、「リピート客が集まるECサイトの秘訣~アフターコロナを勝ち抜くために」をテーマにした無料のオンラインセミナーイベントを行います。

オイシックス・ラ・大地の西井敏恭執行役員、北の達人コーポレーションの木下勝寿社長、ワールドグループのサブスクEC「ラクサス」を手がけるラクサス・テクノロジーズ児玉昇司社長、丸井も惚れたD2C×サブスク×パーソナライズ美容テック「MEDULLA」のSparty深山陽介社長が登壇。

D2C(Direct to Consumer)、サブスク、CRM など、リピート顧客の売上向上、ファン作りなどのヒントが得られるセミナーイベントです。

「リピート客が集まるECサイトの秘訣~アフターコロナを勝ち抜くために」をテーマにした無料のオンラインセミナーイベント
詳細はこちらの画像、もしくはテキストをクリック(イベント専用ページにジャンプします)
瀧川 正実
瀧川 正実

ファンケルがライブコマースをスタート、コロナ禍の購買行動の変化に対応

5 years 8ヶ月 ago

ファンケルは7月21日、初となるライブコマースの配信を始めた。

ファンケルの販売チャネル戦略は今期(2021年3月期)、通販においては新型コロナウイルス感染症の影響により、直営店舗で購入しにくい環境に対応。通販・ECサイトに顧客を誘導するなど、マルチチャネルを持つ強みを発揮する方針を掲げる。

また、ECモールなど外部のECチャネルでの展開も強化し、顧客との接点を拡大するとしており、ライブコマースの着手もこうした戦略の一環。

ファンケルの販売チャネル戦略
ファンケルの販売チャネル戦略(画像はファンケルの定時株主総会の事業報告からキャプチャ)

ライブコマースでは、新型コロナウイルス感染防止としてマスク生活が余儀なくされる消費者が増え、マスクによる肌への影響が毛穴にまで拡大している状況に対応。毛穴ケアアイテムをライブコマースで紹介した。

ライブコマースは、自宅のパソコンやスマートフォンでライブ動画を閲覧しながら、リアルタイムで製品を購入できるショッピング方法。ライブ中には視聴者からのコメントや質問にもリアルタイムで対応する。出演したのは、ファンケルの商品企画と商品PRの2人。

ライブコマースサービス「HandsUP(ハンズアップ)」を使っている。「HandsUP」は、プラットフォームからの集客ではなく、SNSで配信URLを拡散する仕組みを採用している。そのため、コメントの投稿や商品を購入するにはInstagram、LINE、Facebookのいずれかの登録アカウントからのログインが必要となる。

「HandsUP」内のファンケルのライブショッピングチャネル
「HandsUP」内のファンケルのライブショッピングチャネル(画像は「HandsUP」からキャプチャ)

配送希望先やクレジットカード情報を登録すると、ライブ配信画面上から簡単に商品を購入することができるようになっている。

「HandsUP」は2019年4月に台湾でサービスを開始。現在、台湾では6300を超えるブランドが参加している。

石居 岳
石居 岳

飲食店の味を自宅で――ブロガーらが”消費者目線”で商品の魅力を伝えるアジャイルメディアの「ストーリーコマース」とは

5 years 8ヶ月 ago
SNSの活用支援などを行うアジャイルメディア・ネットワークが運営する「STAMP WORKS」では、新型コロナウイルスの影響を受けた飲食店が扱う商品のネット販売や来店促進を行う「#お店の味を自宅で楽しもう」プロジェクトを進めている

新型コロナウイルスの影響による営業自粛や営業時間の短縮などで、売り上げが減少している飲食店も多い。減少した売り上げを補填するため、テイクアウトや通販を始める飲食店もあるが、「ECサイトの運営ノウハウがない」「商品の魅力を伝える方法がない」などの課題を抱えている店舗も少なくない。

SNSの活用支援などを行うアジャイルメディア・ネットワーク(AMN)が運営するオンラインセレクトショップ「STAMP WORKS」では、こうした飲食店を支援するために「#お店の味を自宅で楽しもう」プロジェクトを行っている。10年来築き上げてきたブロガーなどのネットワークを駆使し、思わず食べてみたくなる“しずる感”のある「ストーリー」とともに商品を紹介。オンライン上での販売支援、また飲食店のファン作りなどリアル店舗への来店促進を支援する。

ブロガーたちが”消費者目線”で商品の魅力を伝える

AMNが運営する「STAMP WORKS」は、ストーリーコマース(※編注:商品のバックグラウンドなど、ストーリーを語ることで購買意欲をかきたてる手法)様式を採用したオンラインセレクトショップ。

クライアント企業の商品概要を、ブロガー、インスタグラマー、ユーチューバーなどAMNが選定した「AUTHOR(オーサー)」と呼ばれる書き手が、自身のライフスタイルでどう活用していくか、“消費者目線”のレビューを紹介。そのレビューから読者をAMNが運営するECサイト「STAMP WORKS STORE」に誘導し、購入を促す。いわゆる記事広告だが、「STAMP WORKS」の特徴は、書き手(AUTHOR)主導で進むところにある。

STAMP WORKS スタンプワークス アジャイルメディア・ネットワーク
「STAMP WORKS」のサイト(画像は編集部がキャプチャ)

良い点も悪い点も記載するレビュー

「STAMP WORKS」では、クライアント企業から発注があった場合、基本的にはAUTHORコミュニティ内で商品のレビュアーを募集し、手をあげたAUTHORにレビューを依頼する。その際、AUTHORが実生活のなかで各商品を利用できるよう、必ず「試用期間」を設けている

試用期間を経て、「自身のイメージと違った」「商品に共感できなかった」といった点がある場合には、レビューを書かなくても良い。書き手の思いがこもっていなければレビューの熱量が下がり、結果として読者の心に響かないものになってしまうからだ。

試用期間中に商品を気に入れば、自身のライフスタイルでどう商品を活用していったかをレビューしてもらう。その際、良いレビューに限定する必要はなく、悪いレビューも受け付ける。そうした「透明性」こそが、読者やクライアント企業からの信頼につながるからだ。

現在、この仕組みをコロナ禍で影響を受けている飲食店にも応用。初期投資を抑えながらスピーディーにECへ参入できるよう、完全成果報酬型のサービスとしている。

STAMP WORKS スタンプワークス #お店の味を自宅で楽しもう 新型コロナ 飲食店支援 アジャイルメディア・ネットワーク
「#お店の味を自宅で楽しもう」プロジェクトの概要(画像は編集部がキャプチャ)

あえてチャレンジする、商品とAUTHORのマッチング提案

「STAMP WORKS」ではクライアント企業から依頼を受けた際、基本的にはAUTHORコミュニティ内でレビュアーを募集するが、AMNの運営陣で商品に合いそうなAUTHORを選定するケースもある。その際、メーカーの意向にマッチする書き手にレビューを依頼することもあれば、あえて要望とは異なるAUTHORを提案する「チャレンジ」に踏み切ることもある。

岩手製鉄が制作しているフライパン「ダグタイルパン」は、チャレンジの結果、読者からの支持を得た好例だ。クライアント企業からは「主婦にレビューしてもらいたい」という依頼を受けたが、AMNでは主婦に限定せず、男性のAUTHORもアサイン。その理由を、担当したAMNの事業開発部 シニアプロデューサー 中野敦史氏はこう語る。

STAMP WORKS スタンプワークス ダグタイルパン 岩手製鉄 アジャイルメディア・ネットワーク STAMP WORKS STORE
岩鉄鉄器のダグタイルパンの商品ページ(画像は編集部がキャプチャ)

鉄製のフライパンは手入れに手間がかかる上に、重い。もしかしたら、料理が好きで調理器具にこだわりがある男性の方が受けるかも、と考えた。(中野氏)

レビュー依頼を受けた男性AUTHORは、料理記事を書くことは少ない。しかしAMNの運営チームは日頃からAUTHORとコミュニケーションを取り、その男性が自身のSNSで、手料理写真を定期的に掲載しているなど料理に関心があることを認識していた。

そこでダグタイルパンのレビューを依頼。実際、男性AUTHORは日頃から他社製の鉄のフライパンを使用していたこともあり、「これまで他のフライパンを使っていたが、ダグタイルパンを使ってからイメージが変わった。鉄のフライパンなのに、こげつかない」という高評価につながり、そのレビューが読者の共感を生んだ。

ネット販売を通じてタッチポイント作り

味のファンになった客の来店を促すきっかけに

現在進めている飲食店支援プロジェクト「#お店の味を自宅で楽しもう」は、商品を購入するだけではなく、「いつかそのお店に行きたい」と思えるような新たなタッチポイント作りにも挑戦している。AMNの事業開発部 統括 井上貴史氏はいう。

東京・虎ノ門にあるフレンチレストラン「sanmi Lab」の「完全栄養食カレー」を販売している。もしECで購入した地方のユーザーが商品を気に入ってくれたら、東京に来る機会があったときに、実際にお店に行ってみたいと思うかもしれない。「ここがあのカレーのお店か」と、お客さまに感動してもらえるような流れを作っていきたい。(井上氏)

店舗単位だけでなく自治体単位の支援を目指す

「STAMP WORKS」では、島根県大田市が運営している飲食店応援サイト「maina! 美味な大田」のチケット購入システムのサポートを行っている。このサイトでは大田市内の飲食店を応援したいユーザーが、参加店舗で使用できるチケットを購入できる仕組みになっている。現在は参加している店舗数の多さや、サイトの立ち上げ時期の問題などでレビュー掲載には至っていないが、今後はAUTHORが店舗に行きレビューを書く取り組みも行っていきたいという。

STAMP WORKS スタンプワークス 島根県大田市 支援例 maina!美味な大田 飲食店支援 サポート
島根県大田市が運営している「maina! 美味な大田」サイト(画像は編集部がキャプチャ)

今後の展開について、「新型コロナウイルスの影響の受けた飲食店1つ1つを支援していきながら、地域全体としても盛り上げていきたい」と井上氏と中野氏は意気込む。

日本中から支援が生まれることをめざしている。遠方に住むお客さまが、「このお店の商品試しに食べてみたら美味しいから、近くに行くときは寄ってみます」というように、その地域を訪れるきっかけも作っていきたい。(井上氏)

公文 紫都
藤田遙
公文 紫都, 藤田遙

ナイキが進める新しい買い物体験――「身体接触なしの接客」などデジタル特化の体験型店舗とは | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

5 years 8ヶ月 ago
Nikeが中国・広州でリニューアルオープンしたデジタル特化型のコンセプトショップ。Nike主催のワークショップやワークアウトの予約、スマホで撮影するだけで足のサイズを自動で計測する器機などを導入しています

Nikeがリニューアルした中国・広州のデジタル特化型コンセプトショップでは、主催するワークショップやワークアウトを予約できるほか、スマートフォンで撮影するだけで足のサイズを自動計測するNike独自のフットスキャン技術を使い、ぴったりのサイズの靴を見つけることができます。

業績の良い店舗を「デジタル特化型」に改装

Nike全体の売り上げは減少、一方の中国の総売上高は8%増加

一部の小売事業者が閉店、休業しているなか、Nikeは成功している店舗にデジタル機能を取り入れる投資を行うことにしました。その1つが中国・広州の「Nike Rise(ナイキライズ)」です。

2012年にオープンした「Nike Rise」は、スポーツアパレルブランドのなかでも中国トップクラスの業績を誇る店舗です。さらに、Nike全体の売上高が38.0%減少したにもかかわらず、Nikeの2020年5月期通期業績によると、中国の総売上高は8%増でした。

「今回の『店舗改装』は1年以上前から計画しています。約9か月前に改装のため閉店しましたが、計画通りに再開します」と、Global Nike Direct Stores and Serviceの副社長でGMのキャシー・スパークス氏は言います。

今回、中国のNikeは新型コロナウイルスの拡大防止に対応しながら、素晴らしい仕事をしてくれました。多くのブランドが閉店を考えている中、我々は、今回のコンセプト、またそのコンセプトを安全に実現させることに自信を持っています。(スパークス氏)

店舗でもオンラインでもシームレスな顧客体験

広州の大型店舗は22,098平方フィート(編注:2,052平方メートル)。ニューヨーク市の「Nike Soho」やダラス、ポートランドの店舗など、他の旗艦店を彷彿とさせるとスパークス氏は言います。

この店舗のポイントは、この街のスポーツに対する熱意とエネルギー、そして私たち社員の熱意とエネルギーを、お店の中で表現していることです。(スパークス氏)

たとえば、店舗内のデジタル掲示板には、地元のバスケットボールゲームのスコアが表示されたり、広州で「Nike Run Clubアプリ」(編注:ランニングアプリ)を利用して走った人たちの累計マイルが表示されたりします。2019年の累計は、320万キロ(200万マイル近く)でした。

「Nike Soho」のイメージ動画(編集部が追加)

「Nike Experience」は、Nike会員がアプリを使って、店舗内や街中で行われるワークショップやワークアウトにアクセスできる独自の新機能。消費者はアプリ内でも店舗でも、アクティビティやイベントを予約できます。たとえば、会員はNikeが主催するサッカー、サッカー、バスケットボールの試合を予約したり、広州店でナイキのコーチと待ち合わせをして、コーチの指導を受けながら街中を走り回ったりすることも可能です。

足をスキャンして商品提案に役立てる自動計測器を導入

また、中国の店舗では初となる「Nike Fit」も導入します。「Nike Fit」は消費者の足をスキャンして13のデータポイントを収集し、足の形をマッピングします。このデータは会員プロフィールに保存され、店舗でもオンラインでもアクセスできるようになっています。Nikeは、機械学習と人工知能を利用してこの技術を自社で開発。より多くの商品を販売し、より多くの消費者の足をスキャンすればするほど、精度が増していきます。

「Nikeではサイズが9.5でも、別のブランドではサイズが9ということは珍しくありません」とスパークス氏は言います。

「Nike Fit」について
「Nike Fit」について(画像:『Digital Commerce 360 』より)

身体接触なしの接客。新型コロナ対策にも

「Nike Fit」技術のもう1つの利点は、身体的接触がほとんどないため、新型コロナウイルス拡大中、店舗での買い物を心配する消費者の安心材料になることです。デバイスを使用して足をスキャンするため、店舗スタッフが物理的に消費者の足を測定できるほか、何が最もよく合うかを確認するために複数の靴を持ってくる必要がありません。

また、広州の店舗では消費者が店内に入った時に利用できる、「Nike App at Retail」の機能も使えます。商品をスキャンして詳しい情報を入手したり、試着室に商品を送っておいたりすることができる機能です。また、店舗で会員のQRコードをスキャンすると、14日ごとに靴下などの商品がもらえるプレゼントボックスの鍵を開けることができます。

Nikeは「Nike App at Retail」の機能を、他国の「Nike Rise」ストアや、デジタルに特化した店舗に横展開していく予定です。

安全に街自体が活性化している事例です。他の店舗が再開すれば、Nikeアプリのこれらの機能を利用できるようになります。北米の一部の地域でも、2021年にデジタルに特化した店舗をオープンすると同時に、業績の高い店舗でデジタル機能を追加していきます。(スパークス氏)

スパーク氏は上記のように話しましたが、詳細は明らかにしませんでした。

「Nike Rise」店内のようす
「Nike Rise」店内のようす(画像:『Digital Commerce 360 』より)
◇◇◇

Nikeの広州店は7月9日にオープン。NikeはDigital Commerce 360発行「北米EC事業 トップ1000社データベース 2020年版」で24位にランクインしています。

この記事は今西由加さんが翻訳。世界最大級のEC専門メディア『Digital Commerce 360』(旧『Internet RETAILER』)の記事をネットショップ担当者フォーラムが、天井秀和さん白川久美さん中島郁さんの協力を得て、日本向けに編集したものです。

Digital Commerce 360
Digital Commerce 360

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