ネットショップ担当者フォーラム

楽天の国内EC流通総額は13.7%増の2.1兆円、CtoCは年1000億円規模[17年3Q累計]

8 years 5ヶ月 ago

楽天の2017年1~9月期(第3四半期累計)連結業績における国内EC流通総額は、前年同期比13.7%増の2兆1514億円だった。

7~9月期(第3四半期)の国内EC流通総額は8559億円で前年同期比13.7%。前四半期(第2四半期)と比べると成長率は0.3ポイント減少した。

国内EC流通総額は「楽天市場」「楽天トラベル」「楽天ブックス」「楽天マート」「楽びん」「フリル」「ラクマ」などのほか、ケンコーコムと爽快ドラッグの合併会社「Rakuten Direct)などの流通額を合算した金額。

楽天市場における2017年1~9月期(第3四半期)累計の国内EC流通総額

国内EC流通総額の四半期ごとの推移

三木谷浩史社長は11月13日の決算説明会で、「楽天市場」の役割について次のように説明した。

ケンコーコム、爽快ドラッグの買収(現在は2社が合併し、完全子会社「Rakuten Direct株式会社」となっている)によって、ファーストパーティーを強化してきた。海外ではオンライン・キャッシュバック・サイト「Ebates(イーベイツ)」の買収など、ポイントバック形式のアフィリエイトサイトなど、業態が進化を遂げてきている。楽天はこうしたさまざまなECとの組み合わせ、つまり複合体で伸ばしていく。これは自然な流れだ。

その中から得たデータはコマースに組み合わせることもできる。また、他社がまねできない広告ビジネス、投資活動が可能になる。ヤフーもAmazonも、成長するために、(楽天を)倒すために採算度外視で投資してくる。楽天市場の収益は飛躍的に伸びていくというよりも、データを集め、広告や金融といったところでもうけていくことを考えている。

楽天市場トピック① 注文件数やユニーク購入者の増加

注文件数、ユニーク購入者数は安定的に増加。購入単価は下げ止まり傾向にあるという。
注文件数は前年同期比8.3%増、第3四半期のユニーク購入者数は5.3%増。楽天カード保有後の購入金額(2016年2~4月期の間に楽天カード会員になったユーザーの前後1年間平均購入金額)は112%。

流通総額における楽天カード決済比率は継続的に拡大しており、17年9月度は54.3%。

楽天市場モバイル流通総額比率は64.2%。前年同期比4.4ポイント上昇した。

楽天市場における注文件数およびユニーク購入者数の増加

注文件数およびユニーク購入者数の増加

楽天市場トピック② 直販ビジネス(日用品)の売上収益規模が拡大

7月1日付けでケンコーコムと爽快ドラッグが合併し、楽天の完全子会社「Rakuten Direct株式会社」が日用品の直販ビジネスを展開している。

「Rakuten Direct」の7~9月期における売上収益は193億円で、競合大手としてあげた「LOHACO(ロハコ)」を約2.3倍上回っているとした。Rakuten Direct (爽快ドラッグ + ケンコーコム)の売上収益

「Rakuten Direct」の売上収益規模

 

楽天市場トピック③ CtoCビジネスの拡大

楽天グループとして手がけるCtoCサービス「ラクマ」「FRIL」は順調に流通総額が拡大。「ラクマ」の第3四半期の流通総額は前年同期比2倍、「FRIL」は同5.9倍に増えた。三木谷社長は、「(2017年10月の流通総額を参照すると)年間流通総額は1000億円を突破。来年度には流通額は2000億円を突破できる」とした。

CtoC(「ラクマ」「FRIL」)は、テレビコマーシャルを含めた積極的な宣伝活動が流通総額、出品者数、注文数の増加を牽引

TVなどの宣伝活動が流通総額、出品者数、注文数の増加を牽引

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

瀧川 正実

再配達レッドゾーンを攻略せよ! 京都で集合住宅用宅配ボックスの実証実験を開始【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

8 years 5ヶ月 ago

一戸建て住宅に宅配ボックスを設置する実証実験で大きな成果を出したパナソニックが、今度は学生や単身者の多いエリアで実験を開始します。舞台は日本一学生が多いと言われる京都。学生が住むアパートと大学という生活動線上にあるので、効果が出るような気がしますがさてどうなるか。

大学に宅配ボックスを置くのはいいアイデアかも

「京(みやこ)の再配達を減らそうプロジェクト」を開始 | Panasonic Newsroom Japan
http://news.panasonic.com/jp/press/data/2017/11/jn171108-1/jn171108-1.html

京(みやこ)の再配達を減らそう!プロジェクト | Panasonic
http://sumai.panasonic.jp/exterior/takuhai/combo/project2017/

まとめると、

  • 京都市、パナソニック、京都産業大学などが連携し、京都市内と京都産業大学内で宅配ボックスの実証実験を開始
  • 学生や単身者が多いエリアの中には「再配達レッドゾーン」と呼ばれるほど、再配達問題が深刻な地域がある
  • 利用するのはパナソニック製のアパート用宅配ボックス「COMBO-Maison(コンボーメゾン)」

日本一学生が集中する「大学のまち・学生のまち」京都において、インターネット通販等を利用する青少年世代に働きかけ、日中留守でも宅配便を受け取れる手段を提供することにより「環境にやさしいライフスタイル」への転換につなげようという産学公連携による試みです。

京都は人口に対する学生比率が10%と学生の多い街ですよね。となると一人暮らしも多くて、宅配物も受け取れない可能性も高いので、アパートと大学に宅配ボックスを置くというのはとてもいいアイデアです。関連記事にある前回の実験に引き続き、今回も楽しみな実験です。

関連記事

都合の悪いことも面白くしてしまえばネタになります

「カニはいるけどカネはない」 ダジャレ知事に聞く 鳥取県の”勝手に広まる”PR戦略 | BLOGOS
http://blogos.com/article/257267/

まとめると、

  • 「田舎が強がってあんなことを言っている」という構図になると、メディアに取り上げられて全国に広がることがわかった
  • 炎上には話題が勝手に広まる作用もあるので、道徳的に悪いことをしていなければあまり恐れない
  • 移住施策は年々バージョンアップしている。2016年は2,022人が鳥取に移住

例えばシンガポールという国は非常に小さく、歴史もそう長い国ではありません。しかし、一人当たりの国民所得は日本を超えて世界でもトップレベルです。それは小さくても力を合わせて、国の発展を作ってきたからこそできた。鳥取県にも、そういうチャンスはあり得るんじゃないかなと思っています。

小さいなら小さいなりのやり方があります。狙って何かをするのではなくて、やってきたことをどんどん進化させていく鳥取県の手法は、企業も参考にしたいところです。

関連記事

佐川急便を利用しているショップからも注意喚起を

佐川急便を装った迷惑メールにご注意ください | SGホールディングスグループ
http://www2.sagawa-exp.co.jp/whatsnew/detail/721/

佐川急便のホームページより編集部がキャプチャ(事例は19まであります)

最近、佐川急便を装った迷惑メールが届くというお問い合わせが増えております。

このような迷惑メールに記載されているアドレスにアクセスしたり、添付ファイルを開いたりされますとコンピューターウィルスに感染する恐れがございますのでご注意ください。

実際に佐川からの配送予定があったら引っかかってしまいそうですよね。配送会社からこうした告知をするのはもちろん、佐川急便を使って送っているショップも告知をしていきましょう。

EC全般

グーグルが「Actions on Google」説明会、インストール不要で機能を拡張 | ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/110902632/

スマートフォンの音声入力及び、スマートスピーカーに関する調査
https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1676.html

世界初「スマートスピーカー」のカオスマップを公開! 本日発表の「Amazon Echo」も掲載 | ロボスタ
https://robotstart.info/2017/11/08/smart-speaker-map2017.html

流行語大賞にもノミネートされた「AIスピーカー」。どのように広がっていって、どのように使われるかなど、すべてが手探りなのでまずは試してみることから。

「お金を払った感」はどのようにデザインすればよいのか | Goodpatch Blog
https://goodpatch.com/blog/fintech-interaction-design/

「注文完了した感」とか「お金を払った感」など「〇〇した感」は重要ですよね。ショップ上の決済や問い合わせ、送っているメールに「〇〇した感」があるかのチェック。

【2017年11月13日12時更新】配達遅延でご迷惑をお掛けしており、現在の状況についてお知らせいたします | ヨドバシ.com
http://www.yodobashi.com/ec/news/1000114031/?kind=0001

解消されたという告知はないのでまだ遅れているのでしょうか……。

コメ兵、拡大するフリマアプリ市場に参入 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/4859

「一定期間買い手がつかなった場合、コメ兵が買取参考価格をユーザーに提示する」。これは良いですね。

ネット広告やWebサイトに迫る規制の影、措置命令や規制見直しは他人事ではない | Web担当者Forum
https://webtan.impress.co.jp/e/2017/11/07/27340

ホントにそう思います。やりすぎた広告を出さないのはもちろん、そういった競合を気にしないことも大切。

サイト常時HTTPS化3つの手法「従来型SSL」「Let's Encrypt」「CloudFlare」の長所と短所まとめ | Web担当者Forum
https://webtan.impress.co.jp/e/2017/11/06/27277

何度も常時HTTPS化については取り上げていますが、よ~く考えて対応してくださいね。

「今から、7つの最強の売れるノウハウを紹介します」売れるネット広告社流キャッチコピーのA/Bテスト | ECzine
https://eczine.jp/article/detail/5106

テストネタに困った人はどうぞ。

今週の名言

どんな言葉で、どんな方法をとれば、ストレスなく、わかりやすく、心地よく伝わるのか、を常に考えてコミュニケーションをとるように心がけています。

「何をするか」より「誰とするか」――私が仕事で大切と感じる3つの本質とは? | Web担当者Forum
https://webtan.impress.co.jp/e/2017/11/10/27300

メール、電話、チャット、商品ページ……すべてはコミュニケーションです。

森野 誠之

運営堂

運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサービスも開始。豊富な社会・業務経験と、独立系コンサルタントのポジションを活かしてWeb制作や広告にこだわらず、柔軟で客観的な改善提案を行っている。理系思考&辛口の姿勢とは裏腹に皿洗いを趣味にする二児のパパ。

森野 誠之

【3分でわかる】2017年「独身の日」まとめ | 上海で働く駐在員の中国EC市場リポート

8 years 5ヶ月 ago

毎年大いに盛り上がる「独身の日」。今年の独身の日はどうだったのか、天猫(Tmall)の最新データを、2016年の比較とともにお伝えします。金額は1元=17円で換算。データの一部はエフカフェの試算です) 。

1.最終取扱高

2016年は2.05兆円(1207億元)。

2017年は2.85兆円(1682億元)。成長率は139%です。

2017年の総取扱高は1682億元

2.取扱高推移

2016年2017年ともに、最初の2時間で総取扱高のおよそ半分を達成しています。

最初の2時間に集中する理由は、やはり人気商品が売り切れになるから。欲しい商品は事前にカートに入れておき、まとめて決済するようです。予約商品も1時から支払いが可能になるため、最初に集中します。

今年はそのスピードがさらに加速し、開始から2時間で2015年の総取扱高を達成し、3時間で2016年の総取扱高を達成しました。

取扱高比較
2016年と2017年の「独身の日」の取扱高比較(24時間)
調査:エフカフェ

さらに細かく見ていくと、2017年はわずか6分弱で2012年の総取扱高3247億円(191億元) を達成し、16分10秒で2013年の総取扱高6154億円(362億元)を達成しました。

2016年と2017年の「独身の日」の取扱高比較(開始から15分)
2016年と2017年の「独身の日」の取扱高比較(開始から15分)
調査:エフカフェ

3.注文内容

注文数

注文数は、2016年が6.57億件でしたが、2017年は8.12億件と大幅にアップしました。このうち越境EC保税区は約1619万件で約0.2%という結果になりました。

客単価

また、客単価も2016年が3120円だったのに対し、2017年は3509円と、389円上昇しています。

モバイル決済比率

モバイル決済比率も2016年の82%から90%とこちらも上昇しました。

4.ジャンル別ランキング(アパレル)

アパレルではユニクロが女性で1位、男性で2位という好成績でした。

女性ファッション売上ランキング
男性ファッション売上ランキング

5.保税区別出荷件数ランキング

1位寧波税関地区605万件 
2位杭州税関地区344万件 
3位広州税関地区255万件 
4位鄭州税関地区205万件 
5位上海税関地区80万件 

高岡 正人

株式会社エフカフェ 取締役

1975年生まれ。立命館大学政策科学部卒。コンサルティングファームにて企業変革コンサルティングを経て、2005年有限会社フリースタイルカフェ(現エフカフェ)の創業に参画。取締役に就任。

日本、中国、ASEANでネット通販事業に特化したコンサルティング、運営支援を行い、1カ月の半分を中国・上海で過ごす。

銀行等での講演多数。また日経ネットマーケティング等で執筆。最近では銀行等の海外支援事業部と連携し、日本からアジアへのネット通販進出を支援している。

高岡 正人

EC需要の増加で段ボール市場は右肩上がり成長、一方で原紙価格は値上がり傾向

8 years 5ヶ月 ago

矢野経済研究所は11月13日、国内の段ボール市場に関する調査結果を公表し、2017年の国内段ボール生産量は前年比1.4%増の141億 6600万平方メートルになるとの予測を公表した。

景気回復やネット通販の需要拡大などを受け、段ボールの生産量が増加している。

人口減少など構造的な需要減退要因はあるものの、飲料向け段ボールの需要増加、ネット 通販の拡大などを主な要因として、生産量は今後も微増で推移する見通しという。

2021年には2016年比5.0%増の146億7000万平方メートルに拡大すると予測している。

国内段ボール生産量推移と予測(矢野経済研究所)

国内段ボール生産量推移と予測

業界の動向として、世界的に段ボールの需要が増加する中、段ボール向け古紙の需給状況がタイトな状態にあり、段ボール原紙価格が値上がりしていると指摘。メーカー各社は2017年10月から製品価格への転嫁を始めているという。

関東地区で大型のロジスティクスセンターの建設が相次いでいることなどから、生産量は関東に集中する傾向が強まっているとしている。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

イオン初の「AEON.com サイバー“e”セール」、年末商戦をスタート

8 years 5ヶ月 ago

イオンリテールは11月10日、グループを横断した大型ECセール「AEON.com サイバー”e”セール」を開始した。

グループ企業15社が運営する24のECサイトが参加し、ワインや加工食品、雑貨、衣料品、家電、化粧品など幅広い商品をセール価格で販売している。開催期間は11月17日まで。

「AEON.com サイバー”e”セール」を行うのは今年が始めて。中国の「独身の日」(11月11日)にちなんで開催した。クリスマスプレゼント用の玩具の予約販売や、おせちの予約注文など年末商戦も始まっている。

参加したECサイトは 「おうちでイオン イオンネットスーパー」「おうちでイオン イオンショップ」 「イオンスタイル ファッション」「イオンリテール ファッションショップ」「AEON STYLE HOME」「キッズリパブリック オンラインショップ」「Glam Beautique WEB STORE」「イオンデジタルワールド」など。

イオンリテールは、グループを横断した大型ECセール「AEON.com サイバー”e”セール」を開始

「AEON.com サイバー”e”セール」のLP(画像は編集部がキャプチャ)

イオンはリアル店舗でも大型セールを予定している。11月24日から26日まで全国のショッピングモールで「イオン ブラックフライデー」を開催する。クリスマスギフトの玩具、家電、衣料品のほか、生鮮食品や日用品もセール価格で販売する計画。

比較的消費指数の低かった11月に消費意欲を喚起するため、昨年から新たな年末商戦として「日本版ブラックフライデー」を実施している。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

大手小売のEC連動施策――ユニクロ、イケア、ジーユー、青山商事の4事例 | 通販新聞ダイジェスト

8 years 5ヶ月 ago

大手小売り企業の実店舗で、ネット販売と連動した施策が加速している。それぞれ共通するのは実店舗では限られている在庫スペースの問題を解消するという狙い。最新のデジタルツールの導入や店頭からでもネット注文しやすい接客対応を整備することで、顧客に手間や不便を感じさせずにネット誘導することに取り組んでいる。

ジーユーの新店舗カートで情報連携

「実店舗とECの両方のメリットを考えて作った形の店舗」と語るのはジーユー(本社・東京都港区)の柚木治社長。RFIDなどのデジタル技術を活用して、通販サイトとも情報面で連動した実店舗として9月15日、横浜市内に「ジーユー横浜港北ノースポート・モール店」を開設した。

ジーユーはRFIDなどのデジタル技術を活用して、通販サイトとも情報面で連動した実店舗をオープン
RFIDなどのデジタル技術を活用して、通販サイトとも情報面で連動した実店舗をオープン

標準店舗の2倍のアイテム数を展開する同社最大規模の同店舗の特徴は、実店舗の接客力とECの品ぞろえ・情報量を融合させたというポイント。中でも目玉となっているデジタル接客ツールは、押し手の部分にモニターが付いた専用ショッピングカート「オシャレナビ・カート」で、モニター横にあるセンサーに店内の商品をかざすことで、商品の詳細情報をはじめ、店頭には置いていないその商品の色柄・サイズ違いの在庫状況について実店舗と通販サイト双方の最新データが表示される仕組みとなっている。

画面上には「取り寄せ可能商品」とのメッセージがポップアップで表示され、顧客は通販サイトからの自宅配送か、あるいは同店舗への取り寄せなどを選択することができるようになっている。カート自体に決済機能は付属されておらず、店内のサービスカウンターで申し込みや購入手続きをとる仕組み。自宅配送・取り寄せともに無料で利用できる。

また、商品を読み込んだカートに表示される情報の中には、当該商品を着用したモデルや一般人のコーディネート画像に加え、これまでの購入顧客が通販サイトに書き込んだ商品レビューも表示されるようになっている。書き込み者の性別、年齢層、身長、体重、購入サイズ、着用感まで細かく記載されることから、自身の体型などとも比較しながら購入の参考にすることができるようだ。

そのほか、店内にある6カ所の「オシャレナビ・ミラー」についても、通常時は普通の鏡となっているが、RFIDセンサーが付いているため、商品をかざすと当該商品を着用したモデルや一般人のコーディネート、通販サイトに書き込まれた商品レビューを見ることができる。

店で商品を実感しながらデジタルの様々な情報を参照し、在庫をより便利に確保できる。顧客が実店舗とECの両方を利用すると、より当社との関係が近くなって年間購買額が確実に上がる」(柚木社長)とした。同社では、売上高に占めるネット販売の割合が現状では5~6%となっているが、今後はデジタル店舗の横展開や通販サイトのテコ入れを図ることで、中長期的に30%の比率まで伸ばすことを目指している

青山商事は店内のサイネージを活用

紳士服小売り大手の青山商事(本社・広島県福山市、青山理社長)でも、デジタルツールを駆使した実店舗と通販サイトの連携を行っている。9月15日に開設した「東急プラザ蒲田店」と同29日に開設する「島忠ホームズ仙川店」は、それぞれ都内の商業施設内の店舗で、同社が進めるネット融合型次世代店舗の「デジタル・ラボ」の形式となっている。両店舗は店内に大型のタッチパネル式サイネージやタブレット端末の「iPad」を設置しており、そこで通販サイトの在庫から商品選択ができるようになっている。購入商品は最短2日で配送される仕組み。店頭で試着・採寸して手ぶらで帰れるという利便性で訴求している。

店内に大型のタッチパネル式サイネージやタブレット端末の「iPad」を設置しており、そこで通販サイトの在庫から商品選択ができるようにしている
青山商事はネット融合型次世代店舗「デジタル・ラボ」を推進している

同店舗にとっては通販サイトと連動したことで、店頭に同じ色柄のスーツのサイズ在庫を大量に持たず、商品種類を多く置くことが可能。同じ型紙のブランドであれば1品番につき1サイズの在庫を置くだけで、その店頭在庫をゲージ見本のように使用して試着や採寸を行えるという。店内はゆっくりと店頭在庫以外の商品を検索したり、選んだ商品のサイズ在庫を確認できるように、iPadを操作するための専用スペースも設けている。

デジタル・ラボの開設は昨年10月の「秋葉原電気街口店」と合わせて3店目。ともに小型店舗でありながら、この仕組みによって大型店舗並みの品ぞろえが可能となっている。なお、秋葉原電気街口店では顧客の再来店数が増加し、店頭で通販サイトを利用して購入する割合も2割以上となった。今回の新店舗ではこの割合をさらに引き上げるモデル店として期待している。

ユニクロは店舗でネット商品を販促

ユニクロが9月14日から実店舗で取り組んでいるのは、ネット特別展開商品であるセミオーダーシリーズの期間限定売り場を使った販促

同商品シリーズは2015年から男性向けのシャツで開始し、翌年にはジャケットでも展開。17年2月には同様に女性向けにもシャツ・ジャケットのラインアップで開始している。注文に際しては実店舗で採寸を受け、全サイズ・色柄などを取りそろえている通販専用の倉庫からピックアップして配送される仕組み。実店舗では置ききれないサイズ・型の在庫が必要なセミオーダー商品を通販が補完したサービスで、2回目以降の購入については採寸データが残っていることからネットだけで注文が完結できる

9月14日から都内の銀座店を皮切りに、国内大都市5店舗で同商品シリーズの期間限定特設フロアを最大1カ月の期間で展開。加えて全国131店舗の売り場も刷新して、ポップなどで同サービスの利用方法などを分かりやすく解説するようにした。まだ同商品を知らない顧客層に向けて専用フロアによる大規模なポップで認知を広げ、まとめ買いのセールも合わせて実施することで、気軽に採寸・試着を利用してもらう試みとなっている。

なお、男性シャツについてはサイズ169型・828通りのバリエーションで、最短翌日配送の税別価格2990円。男性ジャケットはサイズ64型、2112通りのバリエーションで、最短7日配送の同1万4900円(うち、補正代2000円)。採寸はスーツ販売の専門教育を受けた店舗スタッフが行う。

同社によると同商品の購入者のリピート率は8割となっており、特にメンズシャツについては2、3着目の購入率が高くなるという。「リピート率は高まっているが、認知度ではまだ低く、良さを伝えきれていなかったので、商品理解を進めたい。オンラインの特別展開商品をこの規模で(実店舗で)展開するのは今回が初めて」(同社)とし、今後も同サービスを試しやすい売り場づくりを実店舗で進めていく考え。

イケアではQRコードから送客

家具・インテリアでも、期間限定店舗からのネット送客が始まっている。イケアグループの日本法人であるイケア・ジャパンは9月14日~16日、都内の商業施設「二子玉川ライズ」において期間限定店舗を開設した。

店舗スペースは650平方メートルで、10月から発売を開始するペット向けのインテリア商品をはじめ、リビングルームセット、小物、雑貨、食品などを展示して販売。飲食やキッズスペースも完備している。

今年4月よりネット販売を本格開始した同社では、これまでの期間限定店舗では実施していなかったネット販売との連携企画を今回から初めて取り入れた。店舗内のルームセット展示の横にはQRコードを掲載し、店舗内にいるスタッフの誘導のもと、来訪者が気になる商品についてはコードをスマートフォンなどで読み込むことで通販サイトで購入できるようになっているという。「限られたスペースで在庫をたくさん置けるわけではないので、気になる商品はネットでの購入を促していく。商品は送り先の近隣店舗から届ける仕組み」(同社)とした。

既存のイケア実店舗に来店していない新規顧客層や休眠顧客の開拓が狙いで、二子玉川を選んだ理由としては同社がターゲットとしている子連れのファミリー層に人気のエリアであることなどを理由としている。

なお、11月3~5日にも大阪府の「万博記念公園駅」付近の商業施設で同様の仕組みの期間限定店舗を開設する予定。

家具・インテリアといった店内に在庫を大量に置きづらい大型商品であっても、QRコードといった購入導線を取り入れることで顧客の手間を少なくネット送客ができるようにしている。

ネットショップ担当者フォーラム2017

カインズ、ビームスなど有力小売企業のオムニチャネル戦略を学べるセミナーイベント

11/14+15に開かれるネットショップ担当者フォーラム2017にカインズやビームスなどが登壇します(講演は11/14)。

「ネットショップ担当者フォーラム 2017 秋」では、カインズと大都によるオムニチャネル戦略、「BEAMSの衝撃!これがEC・小売の未来のカタチ。店舗スタッフがオンラインでも大活躍!」と題したビームスなどのパネルディスカッションなど600講演以上を用意しています。

  • オムニチャネル時代の、実店舗企業とネット企業の協業の可能性
    (カインズ 高家 正行氏 / 大都 山田 岳人氏 / 逸見 光次郎氏)
  • オムニチャネルとオムニビジネスへの期待・考察
    (ネットスイート合同会社 内野 彰氏)
  • BEAMSの衝撃!これがEC・小売の未来のカタチ。店舗スタッフがオンラインでも大活躍!
    (ビームス、メガネスーパー、クリエイターズマッチ~
通販新聞

宅配ボックスは容積率規制の対象外、国交省がルールを明確化

8 years 5ヶ月 ago

国土交通省は11月10日、共同住宅における宅配ボックス設置部分の容積率規制に関するルールを公表した。共同住宅の共用の廊下と一体となった宅配ボックス設置部分については、容積率規制の対象外にする。

建築基準法では、共同住宅の共用の廊下部分は容積率を算定する際の面積に含まない。ただ、宅配ボックスを設置した場合に設置面積を容積率の規制対象にすべきか判断があいまいだった。そのため、容積率にゆとりがない建物では設置を断念するケースもあったという。

今回、宅配ボックスは容積率規制の対象外であることを明文化することで、共同住宅への宅配ボックスの設置を促進する。

国土交通省は共同住宅における宅配ボックス設置部分の容積率規制に関するルールを公表

国土交通省は、宅配ボックスの設置促進は再配達の減少につながることから、働き方改革の実現や物流生産性革命の推進のためにも重要だと指摘。今後は、共同住宅以外の建築物も含め、宅配ボックスの設置促進に向けて宅配ボックス設置部分の現状調査を行い、さらなる施策を講じることも検討していくとしている。

行政文書の名称は「共同住宅の共用の廊下に宅配ボックス等を設置した場合の建築基準法第 52条第6項の規定の運用について(技術的助言) 」。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

日本空港ビルデング、中国越境ECサイト「Kaola.com」に旗艦店開設

8 years 5ヶ月 ago

日本空港ビルデングは11月11日、中国向け越境ECサイト「Kaola.com」に直営オンラインショップ「羽田空港海外旗艦店」を出店した。食品や雑貨などの日本製品を中国の消費者に販売する。

訪日中国人旅行客が増加する中、帰国後に日本製品を気軽に購入できる環境を提供していく。

新規出店にあたり、中国への商品の輸出に実績がある「大河実業株式会社」や、中国に保税倉庫を持ちサイト運営も手がける「優貝国際貿易公司」と組んだ。

日本空港ビルデングは11月11日、中国向け越境ECサイト「Kaola.com」に直営オンラインショップ「羽田空港海外旗艦店」を出店

「Kaola.com」に開設した「羽田空港海外旗艦店」

「Kaola.com」はインターネット企業大手のネットイースグループが運営する中国向け越境ECサイト。2017年10月にはドラッグストア大手のキリン堂が出店した。

中国越境ECに関する調査データ「iiMedia Research」についてエフカフェ・高岡正人氏が『ネットショップ担当者フォーラム』で解説した記事によると、「Kaola.com」は2017年上半期における中国越境ECモールのシェア1位とされている。

同調査によると、中国越境ECモールのシェアは「Kaola.com」(24%)、「Tmall Global」(20%)「global.vip.com」(16%)、「JD Worldwide」(13%)、「ymatou」(6%)。

網易考拉海購(Kaola.com)……24%
天猫国際(Tmall Global)……20%
唯品国際(global.vip.com)……16%
京東全球購(JD Worldwide)……13%
ymatou……6%
小紅書(RED)……5%
蜜芽(mia)……3%
図2 中国越境ECモールのシェア(2017年上半期)
網易考拉海購(Kaola.com)……24%
天猫国際(Tmall Global)……20%
唯品国際(global.vip.com)……16%
京東全球購(JD Worldwide)……13%
洋码头(ymatou……6%
小紅書(RED)……5%
蜜芽(mia)……3%

また、同調査では中国の越境EC利用者は2017年が5800万人、2018年は7400万人に達すると推計している。

経済産業省が今年4月に発表した「電子商取引に関する市場調査」によると、日本から中国への越境ECの市場規模は2016年時点で1兆366億円。2020年には1兆9053億円に拡大すると予測されている。

各国越境EC市場規模推計 経済産業省が4月24日に発表した「電子商取引に関する市場調査」によると、日本から米国と中国向けにネット販売する越境ECの市場規模は、2020年に合計2兆9761億円となる見通し

各国越境EC市場規模推計(赤枠が日本から米国・中国への販売額)

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

1日で2.8兆円を売り上げたアリババ「独身の日」、楽天の年間国内EC流通額に迫る取扱高

8 years 5ヶ月 ago

1日でネット通販での買い物金額が2.8兆円――。

ネット通販の買い物の祭典「独身の日」(W11、ダブルイレブン)が行われていた中国で、中国EC最大手の阿里巴巴集団(アリババグループ)が11月11日に記録したの取扱高(GMV)は、過去最高となる1682億元(日本円で約2兆8594億円、1元17円換算)だった。

日本に目をむけると、楽天の国内EC流通総額は3兆95億円。アリババグループは「独身の日」で、楽天が1年間で記録した国内EC流通総額(2016年)に近い数値を、1日で達成したことになる。

なお、国内EC流通総額は「楽天市場」の流通総額に加え、トラベル、楽天マート、楽びんなどの流通額を合算した額。

阿里巴巴集団(アリババグループ)の取扱高(GMV)が11月11日に記録した取扱高は、過去最高となる1682億元(日本円で約2兆8594億円、1元17円換算)

過去最高の取扱高を更新(画像はアリババグループの公式サイト「Alizila」からキャプチャ)

2017年は過去最高スピードで取扱高が推移。スタートから13時間9分49秒で、2016年に記録した取扱高1207億元(日本円で約2兆519億円、1元17円換算)を突破した。

14万以上のブランドが参加。開始11秒で取扱高は1億人民元を突破し、28秒後には10億人民元を超えた。28秒間で170億円の取扱高が発生した計算になる。

2時間15分で、800億元(日本円で約1兆3600億円、1元17円換算)を突破していた。

阿里巴巴集団(アリババグループ)の取扱高(GMV)が11月11日に記録した取扱高は、過去最高となる1682億元(日本円で約2兆8594億円、1元17円換算)

「天猫」が運営する微博(ウェイボー)から編集部がキャプチャ

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

瀧川 正実

1日で約2.8兆円を売り上げたアリババの「独身の日」まとめ【取扱高推移あり】

8 years 5ヶ月 ago

11月11日は中国のネット通販会社が特売セールを繰り広げる商戦日「独身の日」(W11、ダブルイレブン)。中国EC最大手の阿里巴巴集団(アリババグループ)は「独身の日」当日に、取扱高(GMV)は過去最高となる1682億元(日本円で約2兆8594億円、1元17円換算)を記録した。2017年「独身の日」の取扱高推移などをまとめた。(2017年は1元17円で換算))

過去最高となる1682億元(日本円で約2兆8594億円を記録

1日の取扱高は、過去最高となる1682億元(日本円で約2兆8594億円、1元17円換算)。ちなみに、楽天の国内EC流通総額は3兆95億円(楽天市場のほか、トラベルなど含む)

アリババグループの「独身の日」における取扱高(流通総額)は、過去最高となる1682億元(日本円で約2兆8594億円、1元17円換算)
1682億元(日本円で約2兆8594億円、画像はアリババが運営する微博アカウントの投稿をキャプチャ)

16時間で1314億元(日本円で約2兆2338億円)突破

スタートから16時間10分55秒で、1314億元(日本円で約2兆2338億円、1元17円換算)を突破。「独身の日」の過去最高取扱高を更新した。

アリババグループの「独身の日」における取扱高(流通総額)は、スタートから16時間で1314億元(日本円で約2兆2338億円)を突破
1314億元(日本円で約2兆2338億円)を突破(画像はアリババが運営する微博(ウェイボー)アカウントの投稿をキャプチャ)

13時間で1207億元(日本円で約2兆519億円)突破

スタートから13時間9分49秒で、1207億元(日本円で約2兆519億円、1元17円換算)を突破。1207億元は2016年の「独身の日」1日で記録した取扱高。2017年はわずかスタートから13時間後に前年実績を上回った。2016年のレートは1元14円換算。

アリババグループの「独身の日」における取扱高(流通総額)は、スタートから13時間で1207億元(日本円で約2兆519億円)を突破
1207億元(日本円で約1兆7000億円)を突破(画像はアリババが運営する微博(ウェイボー)アカウントの投稿をキャプチャ)

9時間で1000億元(日本円で約1兆7000億円)突破

スタートから9時間4秒で、1000億元(日本円で約1兆7000億円)を突破。2016年は現地時間18時55分36秒(スタートから18時間55分36秒)で1000億元を超えた。当時のレート1元14円で換算すると日本ベースでは約1兆5500億円の取扱高。

アリババグループの「独身の日」における取扱高(流通総額)は、スタートから9時間で1000億元(日本円で約1兆7000億円)を突破
1000億元(日本円で約1兆7000億円)を突破(画像はアリババが運営する微博(ウェイボー)アカウントの投稿をキャプチャ)

2時間15分で800億元(日本円で約1兆3600億円)突破

スタートから2時間15分で、800億元(日本円で約1兆3600億円)を突破。2016年はスタートから12時間29分26秒後に、取扱高が824億元に達している。

アリババグループの「独身の日」における取扱高(流通総額)は、スタートから2時間15分で800億元(日本円で約1兆3600億円)を突破
800億元(日本円で約1兆3600億円)を突破(画像はアリババが運営する微博(ウェイボー)アカウントの投稿をキャプチャ)

1時間で571億元(日本円で約9470億円)突破

スタートから1時間49秒に達成。2016年は現地時間午前6時54分(スタートから6時間54分52秒)だった。ちなみに、2015年は午前11時50分頃に571億元を突破している。

アリババグループの「独身の日」における取扱高(流通総額)は、スタートから1時間49秒に571億元(日本円で約9470億円)突破
571億元(日本円で9470億円)を突破(画像はアリババが運営する微博(ウェイボー)アカウントの投稿をキャプチャ)

40分で500億元(日本円で約8500億円)突破

2016年は2時間30分20秒で取扱高500億元を突破。2015年は開始から9時間52分後だった。

アリババグループの「独身の日」における取扱高(流通総額)は、スタートから40分12秒で500億元(日本円で約8500億円)突破
500億元(日本円で8500億円)を突破(画像はアリババが運営する微博(ウェイボー)アカウントの投稿をキャプチャ)

6分で200億元(日本円で約3400億円)突破

アリババグループの「独身の日」における取扱高(流通総額)は、スタートから6分5秒で200億元(日本円で約3400億円)突破
200億元(日本円で3400億円)を突破(画像はアリババが運営する微博(ウェイボー)アカウントの投稿をキャプチャ)

スタート3分1秒後には100億人民元(日本円で約1700億円)突破

2016年は6分58秒で取扱高100億元を突破。2015年はスタートしてから12分28秒だった。

アリババグループの「独身の日」における取扱高(流通総額)は、スタートから3分1秒で100億元(日本円で約1700億円)突破
100億元(日本円で1700億円)を突破(画像はアリババが運営する微博(ウェイボー)アカウントの投稿をキャプチャ)

開始28秒で170億円の取扱高

アリババグループ」が運営する公式情報サイト「Alizila」によると、開始11秒で取扱高は1億人民元を突破した。ちなみに、2016年はスタート20秒で、2015年は18秒後の突破だった。1人民元17円で換算すると、11秒で17億円が流通した計算。

10億人民元を超えたのは28秒後。2016年は52秒、2015年はスタートしてから12分28秒後だった。28秒で170億円の取扱高が発生した。

2016年までの「独身の日」(W11、ダブルイレブン)の振り返り

アリババグループ

アリババが2009年から「11月11日」を「独身の日(シングルデー)」と称し、消費者のネット通販利用を促進したのが始まり。今では中国で最もネット通販利用が急増する商戦期となっている。

アリババグループの「独身の日」における取扱高(流通総額)の推移
アリババグループの「独身の日」における取扱高(流通総額)の推移(画像はアリババの公開資料)
  • 2016年 → 178億ドル(1207億元)
  • 2015年 → 143億ドル(912億元)
  • 2014年 → 93億ドル(571億元)
  • 2013年 → 57億ドル(350億元)
  • 2012年 → 31億ドル(191億元)
  • 2011年 → 8億ドル(34億元)
  • 2010年 → 1億ドル(9億元)
  • 2009年 → 0.07億ドル(0.5億元)

2016年の取扱高は1207億元で着地。日本円ベースでは約1兆8708億円となった。

主要ECモール&ECサイト、1日で約2.7兆円の取扱高

2016年の実績を見ると、アリババグループのECモール「天猫」では1207億元(日本円ベースでは約1兆8708億円)の取扱高を記録。中国の直販EC大手JD.com(京東商城)や蘇寧電器といったECサイトの取扱高を合わせると、1日で1770億元(日本円で約2兆7441億円)もの買い物が中国のECサイト上で行われたという。

楽天の年間流通額を1日で超えた中国の「独身の日」まとめ[EC流通額は約2.7兆円] 天猫 Tmall 1207.4億元、京東 JD.com 401.9億元、蘇寧 Suning 38.9億元、国美 GOME 33.6億元、1号店 Yihaodian 23.0億元、アマゾン中国 amazon.cn 17.7億元、その他 47.8億元
主要ECモール、ECサイトの2016年の取扱高(ECプラットフォーム発表資料、ネッ担連携メディア「ebrun」報道などからネッ担編集部が作成)

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

瀧川 正実

13時間で2兆円を売り上げたアリババ「独身の日」、2016年の取扱高実績を更新

8 years 5ヶ月 ago

ネット通販の買い物の祭典「独身の日」(W11、ダブルイレブン)が行われている中国で、中国EC最大手の阿里巴巴集団(アリババグループ)の取扱高(GMV)がスタートから13時間9分49秒で、1207億元(日本円で約2兆519億円、1元17円換算)を突破した。

1207億元は2016年の「独身の日」1日で記録した取扱高。2017年はわずかスタートから13時間後に前年実績を上回った。

中国EC最大手の阿里巴巴集団(アリババグループ)の取扱高(GMV)がスタートから13時間9分49秒で、1207億元(日本円で約2兆519億円、1元17円換算)を突破

「天猫」が運営する微博(ウェイボー)から編集部がキャプチャ

2017年は前年を大幅に上回るスピードで取扱高が増えた。14万以上のブランドが参加。開始11秒で取扱高は1億人民元を突破し、28秒後には10億人民元を超えた。28秒間で170億円の取扱高が発生した計算になる。

2時間15分で、800億元(日本円で約1兆3600億円、1元17円換算)を突破していた。

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

瀧川 正実

2時間強で1.3兆円の取扱高突破のアリババ「独身の日」。2016年を上回るハイペース

8 years 5ヶ月 ago

ネット通販の買い物の祭典「独身の日」(W11、ダブルイレブン)が行われている中国で、中国EC最大手の阿里巴巴集団(アリババグループ)の取扱高(GMV)はスタートから2時間15分で、800億元(日本円で約1兆3600億円、1元17円換算)を突破した。

2016年はスタートから12時間29分26秒後に、取扱高が824億元に達しており、2017年はそれを大きく上回るペースで消費者がネット通販を利用している。

中国EC最大手の阿里巴巴集団(アリババグループ)の取扱高(GMV)はスタートから2時間15分で、800億元(日本円で約1兆3600億円、1元17円換算)を突破

「天猫」が運営する微博(ウェイボー)から編集部がキャプチャ

なおアリババグループの2016年「独身の日」の取扱高は1207億元(日本円ベースでは約1兆8708億円)。

今年のアリババグループの「独身の日」には、14万以上のブランドが参加。開始11秒で取扱高は1億人民元を突破し、28秒後には10億人民元を超えた。28秒間で170億円の取扱高が発生した計算になる。

そして、スタート3分後には100億人民元(日本円で約1700億円)を突破した。

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

瀧川 正実

1日2.7兆円を売る「独身の日」に挑む楽天、中国越境ECサイト大手「Kaola」と連携強化

8 years 5ヶ月 ago

楽天は中国大手ネットサービスであるネットイース子会社が運営する越境ECサイト「Kaola.com」との協業を強化し、「独身の日」(ダブルイレブン)に挑む。

ネット通販各社による大規模セールが行われる中国のECイベント「独身の日」商戦。2016年の実績を見ると、阿里巴巴集団(アリババグループ)のECモール「天猫」では1207億元(日本円ベースでは約1兆8708億円)の流通総額(GMV)を記録。中国のEC大手JD.com(京東商城)や蘇寧電器といったECサイトの流通総額を合わせると、1日で1770億元(日本円で約2兆7441億円)もの買い物が中国のECサイト上で行われたという。

楽天の年間流通額を1日で超えた中国の「独身の日」まとめ[EC流通額は約2.7兆円] 天猫 Tmall 1207.4億元、京東 JD.com 401.9億元、蘇寧 Suning 38.9億元、国美 GOME 33.6億元、1号店 Yihaodian 23.0億元、アマゾン中国 amazon.cn 17.7億元、その他 47.8億元
主要ECモール、ECサイトの2016年の流通額(ECプラットフォーム発表資料、ネッ担連携メディア「ebrun」報道などからネッ担編集部が作成)

楽天は2016年に「Kaola.com」と協業を開始。旗艦店を開設し、「楽天市場」で人気の美容関連や健康食品、アパレルなどを販売してきた。

楽天は中国大手ネットサービスであるネットイース子会社が運営する越境ECサイト「Kaola.com」との協業を強化
楽天が運営する「Kaola.com」旗艦店(画像は編集部がキャプチャ)

JD.comが運営する越境ECモール「JD Worldwide」に旗艦店を2015年に出店するなど、海外向け販売を強化している楽天。海外向け流通額は2011年と比べて2016年は5倍に拡大しているという。なお、楽天の海外販売での出荷先ランキングでは中国が1位。

「Kaola.com」との提携を強化している楽天は、楽天上の店舗コンセプト・イメージを
保ったまま「Kaola.com」上にミニ店舗を開設する取り組みを2017年9月に本格スタート。特にファッション領域に力を入れているという。

楽天内では新たにファッション事業内に専門組織を設置。「Kaola.com」で販売する出店者向けの支援体制を強化している。

楽天と越境ECサイト「Kaola.com」との協業内容
戦略提携の深化で楽天出店者の販売機会を強化していくという(画像は編集部がキャプチャ)

こうした取り組みを通して、次のような中国越境ECの新トレンドを創出。出店者の商品が中国向け越境ECで売れる仕組みを作っていくという。

  • ロングテール商品の販売(日本で売れている商品の流通)
  • オリジナル商品の販売(PBでも売れる仕掛け)
  • 非安売り(マーケティングサポートを展開)

「Kaola.com」は中国の越境ECモール大手。エフカフェ・高岡正人氏がネットショップ担当者フォーラムで解説した記事によると、「Kaola.com」は2017年上半期における中国越境ECモールのシェア1位とされている。

中国越境ECモールのシェアは「Kaola.com」(24%)、「Tmall Global」(20%)「global.vip.com」(16%)、「JD Worldwide」(13%)、「ymatou」(6%)。

網易考拉海購(Kaola.com)……24%
天猫国際(Tmall Global)……20%
唯品国際(global.vip.com)……16%
京東全球購(JD Worldwide)……13%
ymatou……6%
小紅書(RED)……5%
蜜芽(mia)……3%

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

瀧川 正実

アマゾンジャパンの音声サービス「Amazon Alexa」、ショッピングリスト作成機能搭載

8 years 5ヶ月 ago

アマゾンジャパンは11月8日、クラウドベースの音声認識サービス「Amazon Alexa」の日本語対応を開始した。

Alexaに対応した3種類のデバイス「Amazon Echo」「Echo Plus」「Echo Dot」の国内展開も始めた。

「Echo」「Echo Plus」「Echo Dot」は声で操作できるスピーカー。EC関連の機能では、「Alexa」がユーザーの声を聞き取って「ショッピングリスト」を作成する。

たとえば、ユーザーが「アレクサ、うるち米をショッピングリストに加えて」「アレクサ、買い物リストに今、何が載っているの?」といった指示や質問を投げかけると、音声を認識して対応する。

アマゾンジャパンはクラウドベースの音声認識サービス「Amazon Alexa」の日本語対応を開始

「Amazon Alexa」搭載の「Echo」

音声認識機能をECに活用する動きは世界中で広がっている。世界最大級のネット通販業界の専門誌「Internet Retailer」によると、買い物リストの作成、店頭で商品を受け取るための事前注文に何らかのデジタルアシスタント(例:Siriなど)を使った経験があるという消費者は37%にのぼる。

「Alexa」は「買い物リスト」の作成のほか、質問への回答や音楽の再生、ニュースの読み上げ、タイマーやアラームのセット、カレンダーのチェック、スポーツの試合結果の確認、部屋の照明のコントロールなどに対応している。

米国ではAmazonが2014年に「Amazon Echo」の販売を開始。音楽プレイヤー兼インターネット検索ができるデバイスとして展開されていたが、その後、進化を遂げた。

「Amazon.com」で購入履歴のある商品を「Alexa」経由でリピート注文できる機能を追加。2016年のアップデートで、「Amazon.com」で販売しているほとんどの商品を「Alexa」経由で注文できるようにしている。

Amazon.com, Inc. Amazon Alexa担当 シニア・バイス・プレジデントのトム・テイラー(Tom Taylor)氏は次のようにコメントしている。

「Alexa」のユーザー数がすでに数千万人に達する中、この度、日本でAlexaを展開するためにいちから設計したユーザー体験を日本のお客さまにご提供できることを大変嬉しく思います。「Alexa」と「Echo」の組み合わせにより、音楽、天気予報、ニュースやさまざまな情報、さらにそれ以上のことまで、ハンズフリーで楽しめるようになります。この機会にぜひ、「Alexa」に話しかけてみてください。

「Amazon Alexa」「Amazon Echo」に関する動画

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

要注意! 佐川急便を装った迷惑メール/ビックカメラがWebメディアを買収【今週のネッ担アクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

8 years 5ヶ月 ago

佐川急便をかたった迷惑メールが増えているようです。クリックしないように注意しましょう。

  1. 佐川急便を装った迷惑メールに注意を。「[佐川急便] 請求内容確定のご案内」メールはウィルス感染の恐れ

    tweet18はてなブックマークに追加

    「[佐川急便] 請求内容確定のご案内」といった件名の迷惑メールが事業者宛に送信されているとして注意喚起を行っている

    2017/11/7
  2. ビックカメラがWebメディアを買収、EC・オムニチャネルの強化が目的

    tweet29はてなブックマークに追加

    Web マガジン「SAKIDORI」を運営するWILBYが持つ商品紹介のノウハウを生かし、EC事業やオムニチャネルを強化する

    2017/11/6
  3. 「オルビス」が化粧品ECで最も推奨したいサイト。「会員サービス」がNPSに強く影響

    tweet7はてなブックマークに追加

    NPSに最も強く影響を与える要因は、会員向けキャンペーンやポイントのたまりやすさなどを含む「会員サービス」

    2017/11/6
  4. 送料値上げ時代にZOZOTOWN、バリューブックス、ECコンサルがやっていること【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2017年10月30日~11月5日のニュース

    2017/11/7
  5. 良品計画が2月までにサイトを刷新――クリック3回で購入できる導線の実現などを検討

    段階的に通販サイトの「無印良品ネットストア」とスマートフォンアプリの「MUJI passport」のリニューアルを行う

    2017/11/6
  6. ECの「やらなくてはならないこと」と「やったほうがよいこと」はどう違う?

    ECビジネスは「やらなくてはならないこと」から取り組みます。ベースとなる部分がおろそかなことは意外と多いのです。「やったほうがよいこと」は、その後です。

    2017/11/8
  7. ゴルフ用品のECサイトからカード情報約2300件が漏えい、セキュリティコードも

    EC事業者は2018年3月までに、カード情報を自社で保有(通過含む)しないカード決済の仕組みに原則移行する必要がある

    2017/11/8
  8. アマゾンが日本上陸。ユニクロや無印良品が通販に参入した2000年代前半

    第9回:2000年代前半「EC興盛期」

    2017/11/8
  9. 三井不動産のECモール「Mitsui Shopping Park &mall」、サイト内検索は「ZETA SEARCH」を採用

    画像タグでの検索、カテゴリ検索では着丈・柄などの条件で絞り込みできる検索機能の実装も今後予定している

    2017/11/7
  10. RIZAPがグループ会社の物流改革に着手、センター統合やAI活用などで効率化を実現

    2021年3月期までにグループ全体の物流関連コストを25%以上削減することをめざす

    2017/11/7

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    uchiya-m

    【プレゼント】送料値上げにどう対応すべきか?『EC物流最前線 送料値上げ時代を勝ち抜くためのヒント20選』

    8 years 5ヶ月 ago

    EC物流最前線 送料値上げ時代を勝ち抜くためのヒント20選

    10月31日発売の『EC物流最前線 送料値上げ時代を勝ち抜くためのヒント20選』(インプレス)を10名様にプレゼントします。

    • 著者:ネットショップ担当者フォーラム編集部
    • 価格:1,350円(税抜)
    • 発行:インプレス
    • ページ数:168
    • ISBN:9784295002635

    送料値上げ時代に対して、「物流のプロ10人が物流コスト見直しにどう取り組むべきか」「EC事業者の具体的な取り組み」といったことを20選としてまとめています。その他、止まらないアマゾンの成長にどう向き合うべきかや成長著しい中国EC市場のレポートも掲載。アマゾン、ヤフー、楽天の三大モールに聞くネット通販の今と昔など盛りだくさんの1冊です。

    さらに、ECサイトを支える268サービスを一覧化し、保存資料として活用できるECサービスのテクノロジーも掲載しています。

    目次

    【特集1】
    • 送料値上げ対策を知る・送料値上げ時代を勝ち抜くためのヒント20選
    • 送料値上げ問題の今と宅配便60億個時代を考える
    • EC事業者がいまやるべきこととは? ─物流のプロ 10人からの提言
    • 物流トレンド最前線
    • 顧客満足度を上げる物流サービスはどう作る? EC企業5社の事例
    [ネッ担お役立ちコンテンツ]
    • オカンでもわかるアドテク教室
    • 決済完了までの購入ステップを見直して売上アップを実現する方法
    【特集2】
    • 老舗ネット通販に見る成功の秘訣とこれからの戦略
    • EC業界1996年度から2016年度までの動向まとめ
    • 三大モールに聞くネット通販、今と昔
    • 老舗の格言・e賢人に学ぶ成功の妙
    [ネットショップ サービス&テクノロジー 一覧]
    • ネット通販の業務を支援する268サービス

    応募要項

    • 応募締切:2017年11月17日(金)23:59
    • 当選者数:10名様
    • 応募方法:下記応募フォームに必要事項をご記入して応募をお願いします。当選者の発表はプレゼントの発送をもって代えさせていただきます。
    四谷 志穂

    レイ・カズン、自社EC強化の挑戦――モデル起用から編集まで自社完結の初企画

    8 years 5ヶ月 ago

    婦人服や雑貨の製造販売を手がけるレイ・カズンは10月24日、ファッションコンテンツサイト「PLAYBIT GALLERY」を開設した。

    コンテンツサイトから自社ECサイトへと読者を誘導。同社初となる自社編集企画を通じ、成長が続いている自社ECサイトを強化する。

    同社の顧問を務める川添隆氏は「PLAYBIT GALLERY」について次のようにコメントしている。

    代理店なども入れずに企画からモデルのアサインまで完全自社編集企画です。アパレルは代理店依存が強く、コンテンツを生み出せないのが通例の中での、レイ・カズンとしての挑戦です。

    「PLAYBIT GALLERY」はファッション雑誌のような記事コンテンツを公開している。8人の女性モデルが2017年秋冬のファッションアイテムを紹介。ページの下部に自社ECサイトの商品ページへのリンクを設けている。

    「モノとしての服」に対する関心が薄れてきている中で、「人の遊び心や感性」を通じてRay Cassinを表現したいと考え、「PLAYBIT GALLERY」を公開したという。

    レイ・カズン初の自主企画・編集コンテンツ「PLAYBIT GALLERY」

    レイ・カズンの2016年10月~2017年9月期におけるEC事業の売上高は、前期比7%増の4億6700万円だった。EC売上高は過去最高。注力している自社ECサイトの売上高は前年比120%だっという。

    レイ・カズンは2013年10月、EC事業を強化するためEC事業部を設立し、会社全体としてEC事業強化・オムニチャネル推進を重要戦略として掲げた。

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    無人配送も始まった中国EC市場、日本よりも先を行くJD.comのラストワンマイル戦略

    8 years 5ヶ月 ago

    ネット通販のスタートからわずか12年で流通額約15兆円(日本円ベース、元ベースでは9392億人民元)のECマーケット(メインは直販)を作ったJD.com(京東商城)。稼いだ資金をフルフィルメントやR&D(研究開発)などに投じ、急成長を遂げている。JD.comが近年取り組んでいるラストワンマイルの“省人化”“無人化”への取り組みを取材した。

    大学内で「無人カート」を活用した配送

    大型物流倉庫は中国国内で335か所、配送拠点は6905か所、ピックアップステーションを2691の町に設置(2017年6月末時点)。フルフィルメントの自前化・網羅性が重要と考えているJD.comは、中国全土にわる渡る物流ネットワークを自社で構築している。

    自前で築いた物流ネットワークで、広大な面積を誇る中国の99%をカバー。「2017年以内には100%に達する」(劉強東CEO)と言う。スピード配送も重要視し、92%以上の荷物は当日もしくは翌日配送する。

    物流施設や配送拠点を拡充すると同時に、近年注力しているのがラストワンマイルの“省人化”“無人化”だ。

    2017年にリリースした宅配用の「無人カート」。無人のカートが中国人民大学の構内を駆け回る風景は、いまや学生に取っては当たり前となっている。

    「無人カート」が担うのは、JD.comで購入された商品を大学内にいる学生に届けること。普段学内にいる時間が多い学生に対し、より簡単に商品を受け取る環境を作ろうとJD.comが自社開発した。

    中国人民大学の構内を走り回り商品を届けるJD.com(京東商城)の無人カート
    中国人民大学の構内を走りる無人カート(画像はJD.com提供)

    学生が「無人カート」を利用するには、JD.comで商品を購入した際、届け先に「無人カート」が置かれている大学を指定する必要がある。

    商品が入った「無人カート」が指定場所に自動で移動。その後、購入者に「商品を取りに来てください」といったショートメッセージが届く仕組みとなっている。

    そのショートメッセージにはパスワードが記載されており、「無人カート」にパスワードを入力すると商品を取り出すことができる。

    将来的にはGPS(位置情報)を使い購入者の携帯電話を見つけ出し、構内にいる学生(購入者)がいる場所まで「無人カート」が追いかけていく仕組みを構想。実現に向けて開発を進めている。

    顔認証システムの導入も検討されており、顔を一度登録すれば、パスワードを入力せずに商品を受け取ることができるようになるという。

    中国人民大学の学生が物珍しそうにJD.com(京東商城)の無人カートを見つめる
    JD.comの無人カートは自社開発。将来的には顔認証システムも導入する(画像はJD.com提供)

    ドローン配送もすでに開始

    JD.comは物流倉庫の無人化、「無人カート」による商品の配送を手がける一方で、無人トラックを活用した配送業務にも着手している。無人配送車のテストは2016年9月から開始し、すでに試験走行の段階に入っているという。

    ドローンを活用した配送に関しても研究・実験を行っている。すでに西安や宿遷といった一部のエリアで低空域の物流ネットワークを本格的に構築し始めたという。

    自社で開発したJD.com(京東商城)のドローン
    JD.com(京東商城)のドローンはすでに低空域での物流ネットワーク作りに着手している(画像はJD.com提供)

    JD.comは2017年4月、先進的な技術と物流の専門知識を活用した物流サービスを提供する「JD Logistics」を設立。9月には、中国の大手自動車企業SAIC Maxus、東風自動車と無人貨物軽トラックを共同開発したと発表した。センサーシステムと電気駆動技術を駆使した車両を物流ネットワークに応用し、無人による都市内配送の実現をめざしている。

    ネットショップ担当者フォーラム2017 秋

    JD.com日本法人、JD.com京東日本株式会社の最高責任者が日本初登壇!

    11/14+15に開かれるネットショップ担当者フォーラム2017に日本業務最高責任者 荒井 伸二氏が登壇(講演は11/15)。

    「EC開始12年で流通額15兆円のJD.com、なぜ中国最大の直販ECサイトに成長できたのか?~初めて日本で明かす成長の秘訣、物流、販促、リアル進出、テクノロジー開発など~」と題して、JD.comの成長の秘訣、最新テクノロジーを活用した無人倉庫、無人配送など中国最先端のお話をご紹介します。詳しくはイベントページをご覧下さい。

    瀧川 正実

    ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

    通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

    瀧川 正実

    コメ兵、拡大するフリマアプリ市場に参入

    8 years 5ヶ月 ago

    中古ブランド品の買取と販売を手がけるコメ兵は11月7日、ブランド品に特化したフリマアプリ「KANTE(カンテ)」の提供を開始した。

    新たな販売チャネルを開拓するため、市場の拡大が続くフリマアプリに参入した。

    「KANTE」は宝石、時計、ブランドバッグ、衣料品などのブランド品に特化したフリマアプリ。出品された商品の真贋判定をコメ兵が行う「KOMEHYOカンテイ」を実施し、コピー品などの流通を防ぐことで、CtoC取引に対するユーザーの不安を払拭する。

    中古ブランド品の買取と販売を手がけるコメ兵は、ブランド品に特化したフリマアプリ「KANTE(カンテ)」の提供を開始

    「KANTE」の公式サイト(画像は編集部がキャプチャ)

    コメ兵には約300人の鑑定士が在籍しており、年間140万点以上の買取実績をすべてデータベース化することで偽物の流入を防いでいる。こうしたノウハウをフリマアプリ事業に生かす。

    高級品をフリマやオークションで取引することに対するユーザーの意識をコメ兵が独自に調査した結果、約7割が不安に感じると回答したという。

    ユーザーがブランド品を出品した後、一定期間買い手がつかなった場合、コメ兵が買取参考価格をユーザーに提示する。コメ兵による買い取りを希望するユーザーは、宅配便などで商品をコメ兵に送る。

    コメ兵は、リアル店舗のほか、オンラインストアやオークションなどの事業を展開しており、2017年3月期におけるオンライン売上高は前期比2.6%減の61億4700万円。新たな販売チャネルを開拓するため、2018年3月期の事業計画に「CtoC事業の育成」を盛り込んでいた。

    2017年4月に経済産業省が発表した「平成28年度我が国経済社会の情報化・サービス化に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」によると、2016年のフリマアプリの市場規模は推計3052億円。市場規模は2017年以降も拡大が続く見通し。

    リユース市場におけるそれぞれの市場規模 経済産業省が4月24日に発表した2016年の「平成28年度我が国経済社会の情報化・サービス化に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」

    リユース市場におけるフリマアプリなどの市場規模

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    小売りのデジタル化に重要なのはテクノロジーではない、強力なリーダーシップだ! | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

    8 years 5ヶ月 ago

    小売事業者にとって、デジタル対応への転換に必要なのは技術だけではありません。テクノロジー活用で課題を解決しようとする前に、リーダーシップによるチーム力で課題解決に取り組むことが重要です。“真のデジタル転換”には、プロセスの自動化や流行りのテクノロジー活用よりも、ビジネスモデルの革新的な変革が必要なのです。

    テクノロジーは変革のための単なる手段

    小売事業者はテクノロジーを活用した課題の解決に飛びつく前に、“素晴らしいリーダーシップ”によって課題解決を導いていくという、重要な課題に取り組む必要があります。

    多くの仕事が自動化されていく新たなデジタル時代に突入した今、最新技術が伝統的なビジネスモデルを破壊しています。

    デジタル時代の消費者が、実店舗での買い物といった伝統的な消費方法からマルチチャネル消費へと急速に移行する中、小売事業者の成功はカスタマーエクスペリエンスの質に大きく依存しています。

    マサチューセッツ工科大学が運営する学術系メディア「MIT Sloan Management Review」とデロイト トーマツ グループのシンクタンク「Deloitte University Press」のレポートによると、世界の3700人以上の経営幹部、マネージャー、アナリストの90%近くが、デジタル化の進展によって自身が関わる業界が中程度もしくは大幅に変わっていくと予想しています。

    「デジタル技術があなたの業界をどの程度、変革していきますか?」との問いに、約9割が中から大規模に変わっていくと回答
    「デジタル技術があなたの業界をどの程度、変革していきますか?」との問いに、約9割が中から大規模に変わっていくと回答している(出典は「MIT Sloan Management Review」)

    小売業界で一歩先を行き、デジタルファーストの消費者ニーズを満たすには、オペレーションプロセスの再考とデジタル活用による自動化への移行が不可欠です。

    デジタル技術を積極的に取り入れている企業の80%以上が、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)といったデジタルトレンドに対応するため、今後3~5年以内に新しいコアビジネスを開発する予定です。また、多くの小売事業者は、デジタル化への転換を懸命に進めています。

    しかし、そこには問題があります。業務プロセスの効率化を目指して、それぞれの課題にさまざまなテクノロジーを応用すれば、デジタル化への転換が達成されるわけではありません。多くのリーダー達は、デジタルの世界でどのようにリーダーシップを発揮すれば良いのか理解しないまま、ビジネスを変革しようと必死になっています

    テクノロジーは変革のための単なる手段です。小売事業者は、テクノロジーを利用して課題を解決しようとする前に、素晴らしいリーダーシップという、より効果的なアプローチで課題解決に取り組む必要があります。デジタル化への真の転換には、プロセスの自動化や流行りのテクノロジー活用よりも、ビジネスモデルの革新的な変革が必要なのです。

    重要なのは強力なリーダーシップと、イノベーションを推進できるチームワーク

    デジタルへの転換を図るために、経営者はコラボレーションとイノベーションを促進する企業文化を醸成しなければなりません。

    テクノロジーを導入する際の典型的な経営課題として、社内が混乱して仕事が煩雑になることがあげられます。このような状況で新たなテクノロジーを導入しても、社内での調整が不十分なケースが多く、結果として実装が不十分になります。

    企業の上層部の51%は、今後12か月間にデジタルへの転換を行うことが重要だと考えています。この焦りがIT予算の急激な増加を招き、多くのブランドは適切な方向にかじを取るという感覚を見失ってしまうのです。組織の変革は明確な枠組みが必要であり、CEOと経営陣だけがこの基盤を確立することができるのです。

    デジタル化への転換を図るために、経営者はコラボレーションとイノベーションを促進する企業文化を醸成しなければなりません。経営陣は未来に向かう自社の明確なプランと、ビジョンを実現するための道筋を用意する必要があります。

    社内で共有されたビジョンと枠組みがあれば、製品マネージャーからエンジニア、そして上層部を含む全てのチームが、共通の目標に向かって歩んでいくことができます。組織がデジタル文化を受け入れて、その文化を確立できれば、イノベーションに必要な能力を手に入れることができるでしょう。

    販売チームとITチームがつながることで、チーム全体の思考力や作業効率がアップしていきます。つながりが密になるほど、経営層との境界線がなくなっていくため、これまで以上により良いコミュニケーションが必要となっていくでしょう。

    良好なコミュニケーションがとれているチームは、変化の激しい小売業界においても競争力を維持することができる、フレキシブルな組織になるでしょう。

    あらゆるデジタル時代の業界と同様、小売事業者も変化を受け入れることが重要です。デジタル化へ真の転換をし、消費者へ新しい価値を提供するには、テクノロジー以上に必要なものがあります。強力なリーダーシップと、イノベーションを推進できるチームワークは、大きな効果を事業にもたらすことになるでしょう。

    不十分なリーダーシップとコミュニケーション不足のせいで、デジタル化への転換に注ぐ努力が無駄になることもあります。誤った経営がデジタルへの転換の邪魔にならないようにしなくてはいけません

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    世界最大級のネット通販業界の専門誌「Internet Retailer」は、雑誌のほか、Web媒体、メールマガジンなどを運営。Vertical Web Media社が運営を手がけている。

    Eコマースの戦略に関し、デイリーニュース、解説記事、研究記事、電子商取引におけるグローバルリーダーをランク付けする分析レポートなどを発行している。

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    1 分 51 秒 ago
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