ネットショップ担当者フォーラム

コンバージョン向上の秘訣とは? 改善すべきWebページが一目でわかります!【ホワイトペーパー無料提供】

8 years 4ヶ月 ago

「広告への投資を増やしているのに注文件数が伸びない」「訪問者は増えているが注文件数が増えない」――集客数は伸びているものの、コンバージョン率(CVR)が低く、訪問客が“バケツの穴からこぼれ落ちている”状況のECサイトは少なくない。

バケツに穴が空いた状態で集客し続け、CVRが改善しないといった課題や悩みはどうすればいいのか? ページ離脱率を改善すればいいとわかっているものの何から手をつければいいのか?

詳しい資料をダウンロードできます

こうした課題や悩みの解決策として、ページの読み込み速度とコンバージョンの影響を把握し、自社ECサイトがやるべき改善策の優先順位を付けていく方法がある。

ECサイトの表示速度はコンバージョン率を左右すると言われて久しいが、どのページの表示速度を改善すればコンバージョン率が最大化するのか、それをどのように優先順位を付けて改善していくのかの判断は難しい。

この資料では、表示速度とコンバージョンが与える影響をサイトのページごとにランク付けする相対的スコア「コンバージョンインパクトスコア」について解説。「コンバージョンインパクトスコア」を使用して、表示速度と照らし合わせてページの改善に着手すべき優先順位を決める判断材料を導き出す手法を解説している。

  • 買い物ステップの改善をしたいが何をすればいいのかわからない
  • コンバージョンが伸びない
  • 広告に頼らずに売り上げを伸ばしたい

こんな悩みを課題を抱えているEC事業者は、ぜひ以下から資料をダウンロードし、自社の課題解決のヒントにしてもらいたい。

PDFのご案内
PDFの掲載内容
  • コンバージョンに関する専門用語集
  • ページの読み込み速度がコンバージョンに与える影響を調べる方法
  • ケーススタディ:コンバージョンの最大化に向けた対策の優先順位の付け方
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アマゾン日本事業の売上高は約1.3兆円【Amazonの2017年実績・施策まとめ】

8 years 4ヶ月 ago

アマゾン日本事業の2017年(2017年1~12月)売上高は円ベースで1兆3335億円だった(2017年の平均為替レートを1ドル=112円で換算)。円ベースの伸び率は前期比14.4%増。米Amazonが2月に公表した「年次報告書」などから、2017年の米Amazon、日本事業などの動向をまとめた。

日本事業の2017年実績

ドルベースの売上高は119億700万ドルで前期比10.3%増(2016年の日本事業売上高は107億9700万ドルで、前の期比30.6%増)。

Amazon日本事業の2017年売上高推移(ドルベース)
アマゾン日本事業の2017年売上高推移(ドルベース)

2017年の年間平均為替レート(1ドル=112円)で換算すると、日本事業における円ベースの売上高は前期比14.4%増の1兆3335億円となる。

アマゾン日本事業の売上高推移(年間平均為替レートで円換算)
アマゾン日本事業の売上高推移(年間平均為替レートで円換算)。平均為替レートは、2010年が87円、2011年は79円、2012年は79円、2013年は97円、2014年は105円、2015年は120円、2016年は108円、2017年は112円で換算

アマゾン日本事業の売上高は直販ビジネスのほか、第三者による販売(マーチャント売り上げ)の手数料収入、定期購入サービスなども含まれる。

アマゾンに詳しい業界関係者によると、全体の流通額のうち約4割が第三者による販売で、手数料収入は第三者の販売額の約10%と考えられるというこちらをご参照

ネッ担編集部ではこの数値を前提に、アマゾン日本事業の流通総額をこれまで推測してきた。2015年は、第三者による流通額は約6200億円、直販による流通額は約9300億円。2016年は、第三者による流通額は7200億円、直販による流通額は約1兆800億円となり、流通総額は少なくとも1兆8000億円規模まで広がっていると推計した。

今回もこれまで通りの方法で流通総額を推計したところ、第三者による流通額は約9200億円、直販による流通額は約1兆2400億円となり、流通総額は少なくとも2兆円を超えたとみられる。

なお、米Amazon、アマゾンジャパンともに流通総額を公表していない。

グローバルの販売状況

米Amazonの2017年における連結売上高は前期比30.8%増の1778億6600万ドル。2016年の伸び率は20.7%だったため、規模拡大を続けながら高成長を維持している。

売上高の内訳は次の通り。

  • 仕入れ商品などによる製品売上(デジタルメディアコンテンツなど含む) → 1083億5400万ドル(前期比18.5%増)
  • 第三者販売サービス売上など(第三者が販売するサービスに関する手数料売上など) → 318億8100万ドル(同38.7%増)
  • 定期購入売上など(「Amazon プライム」の会員費など) → 97億2100万ドル(同52.0%増)
  • AWS(Amazon Web Service) → 174億5900万ドル(同42.9%増)
  • 実店舗売上(主に買収したホールフーズの売り上げ) → 57億9800万ドル(―)
  • その他(広告サービスやクレジットカード契約などの売上) → 46億5300万ドル(同57.7%増)
Amazonの売上高の内訳(2017年)
Amazonの売上高の内訳(2017年)。カッコ内の数値は全体売上高に占める割合

地域別の売上高は次の通り。Amazon全体の売上高に対して日本事業が占める割合は6.7%。2016年は7.9%だったため、2017年は1.2ポイント下がっている。

  • アメリカ → 1204億8600万ドル(前期比33.4%増)
  • ドイツ → 169億5100万ドル(同19.8%増)
  • 日本 → 119億700万ドル(同10.3%増)
  • イギリス → 113億7200万ドル(同19.1%増)
  • その他 → 171億5000万ドル(同53.9%増)
Amazonの地域別売上高(2017年)
Amazonの地域別売上高(2017年)。カッコ内の数値は全体売上高に占める割合

ECの分析を手がけるOne Click Retailが1月に公表した調査データでは、Amazonの米国におけるネット通販の流通総額は、米国EC市場規模の44%を占めると推定。全米小売市場の4%にあたると推測している。

One Click Retailは調査データで、2017年のAmazon.comで「売れた商品グループ」「伸び率が高い商品グループ」を推測している。

売れた商品グループ

  1. 家電製品:推定売上は85億ドル以上
  2. ホーム&キッチン:推定売上は55億ドル以上
  3. 書籍や電子書籍など:推定売上は50億ドル以上
  4. スポーツ&アウトドア:推定売上は40億ドル以上
2017年の「Amazon.com」で最も売れた商品グループ
2017年の「Amazon.com」で売れた商品グループ(画像はOne Click Retail発表データから編集部がキャプチャ)

伸び率が高い商品グループ

  1. 高級化粧品:2016年比47%増で推定売上は4億ドル以上
  2. 日用品:2016年比38%増で推定売上は5億ドル以上
  3. 食料品:2016年比33%増で推定売上は15億ドル以上
  4. 家具:2016年比33%増で推定売上は15億ドル以上
2017年の「Amazon.com」で伸び率が高かった商品グループ
2017年の「Amazon.com」で伸び率が高かった商品グループ(画像はOne Click Retail発表データから編集部がキャプチャ)

米Amazonが近年、仕掛けた施策など

『ネットショップ担当者フォーラム』では、米国最大のEC専門誌『Internet RETAILER』と連携。米国を中心としたEC記事を日本で配信している。そのコーナー「海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ」で取り上げたいくつかの記事をピックアップした。

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

瀧川 正実

1秒に3部品が売れるeBayの自動車関連サイトで、交通タイムスが自動車部品のECを開始

8 years 4ヶ月 ago

自動車雑誌の発行などを手がける交通タイムスが、グローバルECサイト「eBay」と提携して自動車パーツの海外販売を開始する。

「eBay」への出店支援などを手がけるイーベイ・ジャパンは2月13日、交通タイムスが運営する自動車部品サイト「Japan Auto Parts by Automesse」を、「eBay」の自動車関連サイト「ebaymotors.com」に開設し、国内車パーツメーカーの海外販売を支援することを発表した。イーベイ・ジャパンと交通タイムスは本事業で業務提携した。

交通タイムスに対するマーケティング支援として、サイト利用者の購入動向やマーケットインサイトにもとづき、出店商品のアドバイスなどを行う。

イーベイ・ジャパンによると、「ebaymotors.com」では1秒間に3部品が売れており、車本体は5分に1台販売されているという(2017年実績)。

イーベイ・ジャパンの佐藤丈彦社長は、交通タイムスと業務提携したことについて次のようにコメントしている。

世界的に人気の高い日本車ブランドは多く、それに伴い、日本車部品の需要は高まっています。交通タイムス社との業務提携により、国内の車パーツメーカーの越境ビジネスをサポートできることを光栄に思うと同時に、eBayバイヤーのニーズにさらに応えることができることで顧客体験を向上できることを非常にうれしく思っております。

イーベイ・ジャパンの佐藤丈彦社長

イーベイ・ジャパンの佐藤丈彦社長

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

大塚家具がEC連動のバーチャルショールーム2店舗目「大阪南港店」開設

8 years 4ヶ月 ago

家具販売大手の大塚家具は2月13日、パソコンやスマートフォンを使って店内での買い物を疑似体験できる「バーチャルショールーム」2号店の稼働を始めたと発表した。

2017年8月に本格稼働した「新宿ショールーム版」に続き、「大阪南港ショールーム版」が2号店目。西日本地域の旗艦店である大阪南港店の品ぞろえをバーチャルで体験できるようにすることで、来店促進を図る。

大塚家具の「バーチャルショールーム」はドイツのNavVis社が提供するインドアマッピングプラットフォーム「NavVis(ナビビズ)」を利用している。

タップやピンチ操作でバーチャルショールーム内を移動。360度の回転やズームで商品を閲覧し、画面上で家具のサイズを測ることができる。

大塚家具は、パソコンやスマートフォンを使って店内での買い物を疑似体験できる「バーチャルショールーム」2号店の稼働を始めた

タップしたまま上下左右を見るイメージ

バーチャルショールーム上にアイコンのついた商品は、タップすると詳細情報がポップアップで表示される。公式オンラインショップ「IDC OTSUKAオンライン」と連携しており、商品ページに移動して購入することも可能だ。

大塚家具はパソコンやスマートフォンを使って店内での買い物を疑似体験できる「バーチャルショールーム」2号店の稼働を始めた

店内を歩き回るイメージ

2016年8月に「NavVis」を試験的に導入し、1年間の試験運用を経て2017年8月に1店舗目の稼働を開始した。

大塚家具はEC事業の強化とオムニチャネル化の推進などを含む「経営ビジョン」を2017年3月に発表し、ECサイトの取扱商品の拡充などを進めている。2017年9月には靴やファッションのECを展開するロコンドと提携、「ロコンドホーム」を開設して大塚家具のソファやベッドなどを販売している。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

ECサイトの「ささげ担当」が担う役割と商品情報作成のポイントは? 担当者が知っておべきこと | EC部長が担当者に読んでもらいたいこと

8 years 4ヶ月 ago

前回までのMD担当者が「やるべきこと」に続き、商品やコンテンツ系の重要な役割である「ささげ担当」の業務について説明します。

Ⅱ-2-2-1. ささげ担当は“接客担当”である

「ささげ」とは、撮影の「さ」、採寸の「さ」、原稿の「げ」のそれぞれの最初の文字をとったEC用語です(おそらく2000年初頭から利用されています)。すなわち、商品情報を作る役割です。

これまでの連載ですでにお伝えしましたが、ECを利用する顧客は商品を直接触ったり見ることはできません。そのため、商品情報次第で購入決定率が大きく変わります商品情報は「接客そのもの」であり、商品情報の作成は単なる作業ではありません。実は、ささげ担当者は接客担当者ということなのです。

撮影 採寸 原稿

ECサイトでは、商品情報次第で購入決定率が大きく変わる。ECにおいて商品情報は接客であり、商品情報を制作するささげ担当者は「接客担当者」という意識を持つことが重要

Ⅱ-2-2-2. 商品説明を作るときの留意点

商品情報の作成は、外注の場合も内製で行う場合もあります。ささげの際に、商品を直接見てわかること以外の特徴や売りの部分は、商品提供元やバイヤーから入手します。商品提供元から情報や素材を入手する場合も含め、商品情報は、最終的に顧客に見せることのできる表現にしていくことが必要です。

商品説明を作る際は、まず、正確さが一番です。そのために、景品表示法、医薬品医療機器等法(薬機法)など法律に基づく表現を使うためのマニュアル、ガイドライン整備、また、そのチェック方法を整備します。その後、法規以外の社内基準を作成して運用していきます。

社内用の用語、説明はそのまま使うべきではありませんし、記述や作成のガイドラインを準備して、顧客にわかりやすくすることが大切です。さらに、用語、表現、言葉遣いの統一を行います。同じことを言っているのに使っている用語が違えば顧客は混乱し、購入決定に影響が出ます

また、言葉使いにぶれがあると、非常にゆるいサイト、すなわちだらしない、いい加減なサイトと思われます(よく紙の出版物ではきちんと行われていることが、Webでは行われていないことが多いと言われています。制作に関して、Web系が軽く見られる原因となります)。

ゆるいサイトに大事な個人情報、ましてやクレジットカード情報を入れたいと思うでしょうか。自分の情報もいい加減に扱われると思うのではないでしょうか。

さまざまなECに関するユーザー調査で、ECサイトを利用する際の一番の不安要素は、いまだにクレジットカード情報、個人情報の入力です。そのためにも、商品説明に限らず、デザイン、誘導などを含む、サイト上の表現が、「首尾一貫」していることがとても大切です。

説明文は、具体的でわかりやすくする工夫が大切ですし、パッと見に受け入れられやすくする必要があります。たとえば、言い換えを使ってわかりやすくしたり、漢字が4~5文字以上続くようなことは避けるなどです。コピーなどプロモーショナルな要素も入れる場合も多いでしょう。もちろん、入れた方がよいのですが、「売らんがな」が出すぎないように、その比率は本来の説明の域を超えないようにします

言葉使いは、商品やブランドの雰囲気、テイストによりますが、喋り言葉と違い、文字で見た場合は、同じ表現でも不快に感じることが多いので、最初のうちは(できれば継続的に)、チームで読み合わせなどをしてすり合わせします。

Ⅱ-2-2-3. 商品サイズに関する注意点は

商品のサイズは、「何を」「どこで」「どのように」計るかを、やはりガイドライン化して、サイトのサイズ説明コーナーなどに掲載し、各商品説明に明確に記載していきます。

サイズは、社内用語や業界用語がそのまま使われていることが多いので、一般用語に直していくか、そのサイトにおけるサイズの意味をFAQやサイズ説明コーナーで明示しておきましょう。少なからず、決定率向上やCSへの問い合わせの軽減、返品の抑制に役に立ちます

複数のブランドやメーカーから商品を仕入れて販売している場合は、より難しくなるので、より明確な基準を作り明示していくことが大切です。できれば、同じ商品カテゴリーの業界で、全社がそろえていければ一番よいですが、まだ、実現できていません

Ⅱ-2-2-4. ECサイトに適した写真を撮る

写真も、やはりガイドラインを作り、カテゴリーや商品種ごとに整備し、同類の商品は同形式(アングル、場所、枚数など)の写真を撮ることが大切です。そして、それぞれの特徴部分の拡大写真などを追加します。

あくまで商品が主役なので、商品の特徴がわかりやすい写真が必須です。そのうえで、プロモーショナルな写真、イメージ写真もプラスしていきます。

アパレルやアクセサリーでは、試着写真が有効なのは言うまでもありませんが、やはり、アングルなどをそろえたものを最低限準備します。凝ったアングルやクリエイティブ志向の高すぎる写真は、ECの商品説明には向いていません。また、モデルの体形、サイズをそろえたり、注意書きをすることも大切です。

商品写真は、アングルや照明、試着方法、または加工で、現物より良く見えるようにすることができますが、ECの商品詳細ページの写真には不適切です。商品が現物通りに見えることが一番です。現物より良く見える写真は、返品が増加し、全体でのコスト高、不良在庫増、評判の低下を招きますので、注意しなければなりません

●商品説明文
商品説明文は正確性とわかりやすさが重要。作成のマニュアルやガイドラインを作り、正しい表記と、顧客から信頼される言葉遣いを使う。
●商品サイズ
商品サイズは「何を」「どこで」「どのように」計るかをガイドライン化し、サイズの表記ルールをECサイト上で顧客に説明する。
●写真
同類の商品は同形式(アングル、場所、枚数など)の写真を撮る。商品の特徴がわかりやすい写真は必須 で、プロモーショナルな写真、イメージ写真もプラスする。
ECサイトにおける説明文・サイズ・写真のポイント

Ⅱ-2-3. 商品登録担当の役割

次に、商品登録担当の役割について説明します。商品登録担当は、MD担当や、ささげ担当が兼務する場合もあります。特に、ささげ担当と商品登録担当が同じ場合が多いです。

MD担当が仕入れに関する基礎登録を行い、MD担当がベンダーから得た情報や素材と、ささげ担当が作成した商品情報を、商品マスターに入力します。その登録の際、ECの規模が大きくなると、カテゴリーなどのリンク設定、関連商品を実際に登録する作業をMD担当者ではなく、別の担当者にまとめて任せるケースが出てきます。ただ、その入力、登録は勝手に行うのではなく、MD担当者と話し合って作ったガイドラインや、商品、ブランドごとにMDからのインプットや指示によって行いましょう

とはいえ、機械的に登録していくのではなく、同様の商品の売れ行きや特性によって、登録担当者の工夫も反映されていくべきで、そういった意味でも、登録担当者も店頭の販売員と同じように接客をしているのです。

商品登録の担当者がMD担当チームに配置されているのか、制作チームにあるのか、別チームとして独立していくのかは、規模、社風、リソースの多さ、効率の考え方などで変わってきます。どれが正解ということはないので、まずは、会社、上司が決めた役割分担で開始し、状況を見ながら、よりよい体制に変えていきます

EC事業の立ち上がり期は、あまり役割を分ける余裕もありませんし、ノウハウやガイドラインもないので、MD担当者が自分で、商品情報を作って、リンクや関連商品を考え、自ら登録していくことが多いです。ある程度、ノウハウができてきた時点でだんだんと分離されていくのが自然かもしれません。

Ⅱ-2-3-2. メーカーの商品情報・在庫と連携

近年、特にアパレル業界では、メーカーやブランドの商品情報・在庫と連携を行うEC事業者が増えてきました。メーカー、特に自社EC販売を行うメーカーでは、自社でささげを行い、商品情報を持っている場合があります。ところが、商品を卸した先の小売は、別途ささげや商品登録を行うなど、業界として効率の悪いこととなっています。

それを効率化するのが、メーカーの商品マスターに小売のECシステムをインターフェース(連携)させ、利用してしまおうという取り組みです。また、インターフェースのついでに在庫も連携させることで、メーカー在庫をEC事業者側でもリアルタイムに利用することができます。小売EC側は、品揃えの増加、商品情報の充実、コスト削減などが、メーカー側は展開商品の販売機会の増加、在庫コントロールなどのメリットがあります。

これは、まだ大手間で始まったばかりですし、インターフェースの開発費用が掛かります。1対1の接続でなく、n対nで行う中間システムを提供している第3者もでてきています。いろいろと課題はありますが、今後ある程度利用が広がっていくものと考えられます。

中島 郁

ネクトラス株式会社 代表取締役

中島 郁(なかしま かおる)

ネクトラス株式会社 代表取締役

新規事業立ち上げ、急成長事業マネジメントのプロフェッショナル。

ベンチャー、外資、老舗にて、事業立上げ、急成長ビジネスの責任者を歴任。関与分野は、小売、EC、インターネット、メディア、アウトソーシングを含むサービス業等。

トイザらスではマーケティング部門立上げ、EC専業法人設立。ジュピターショップチャンネル執行役員(EC、テレビ編成及びマーケティング)本部長を経て、世界最大のECサービス企業GSI Commerce(eBay Enterprise)アジア太平洋担当副社長兼日本法人社長。三越伊勢丹では役員兼WEB事業部長として、EC・情報メディア等の構築、オムニチャンネル導入を担当。米国Babson College MBA。

おそらく大規模EC・オムニチャンネル3社で事業責任者に携わった国内唯一の経験者。
ベンチャーから大企業までのコンサルティング、アドバイス、顧問、業務支援に携わっている。

中島 郁

楽天の国内EC流通総額は約3.4兆円で、伸び率は13.6%【2017年度の実績まとめ】

8 years 4ヶ月 ago

楽天の2017年度(2017年1~12月期)国内EC流通総額は前期比13.6%増の3兆3912億円だった。伸び率は2016年度と比べて1.6ポイント拡大し、高い成長率を維持している。三木谷浩史社長の説明などから、楽天の2017年度をまとめてみる。

2016年度(2016年12月期)の国内EC流通総額は2兆9853億円。2017年2月に発表した流通総額は3兆95億円だったが、今回の決算発表時に「爽快ドラッグとケンコーコムの合併等のタイミングで直販ビジネスの流通総額定義の見直しがあった為、数値を遡及修正している」とした。

楽天の国内EC流通総額の推移
国内EC流通総額の推移(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

国内EC流通総額は「楽天市場」の流通総額に加え、トラベル、楽天マート、楽びんなどの流通額を合算した額。

2017年度は四半期ベースで2ケタ成長を維持し、通期で2ケタ台の成長率を維持している。

2017年度の国内EC流通総額の四半期ベースの推移

  • 2017年10~12月期(第4四半期) 前年同期比13.0%増の9583億円
  • 2017年7~9月期(第3四半期) 前年同期比13.6%増の8505億円
  • 2017年4~6月期(第2四半期) 前年同期比15.2%増の8123億円
  • 2017年1~3月期(第1四半期) 前年同期比12.8%増の7701億円
楽天の国内EC流通総額の推移(四半期ベース)
国内EC流通総額の四半期ベースの推移(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

流通総額の拡大、要因は?

スーパーポイントアッププログラム(SPU)

SPUはエントリー不要でポイントを最大7倍付与するもの。「SPUを強化し、Amazonの背中を追いかけている」(三木谷社長)と話すように、2017年10月からは楽天ブックスがSPUに追加。2017年12月度の楽天ブックスの流通額は前縁同月比で33%拡大した。

SPUの提供によって、ライトユーザーからロイヤルユーザーへの育成が順調に推移したという。2015年12月度と2017年12月度を比較すると、

  • ダイヤモンド/プラチナ会員の1月あたりのユニーク購入者数 → 35%増
  • ダイヤモンド/プラチナ会員の1月あたりの注文件数 → 33%増
  • 市場アプリ流通総額 80%増
  • 楽天市場モバイル流通総額比率 56% → 65%
スーパーポイントアッププログラム(SPU)
SPU施策の主な成果(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

SPUには、楽天カードで決済するとポイント付与率が増えるといったキャンペーンなどもある。「楽天市場」の流通総額における楽天カード決済比率は継続的に拡大中で、2017年12月度は55.9%まで増えている。

楽天市場流通総額における楽天カード決済比率
「楽天市場」の流通総額における楽天カード決済比率(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

直販の強化

楽天ブックスのSPU追加で流通総額が拡大。また、日用品の直販ビジネスを手がけるRakuten Direct(爽快ドラッグ + ケンコーコム)の売上高は740億円に達し、「売上収益は競合大手を上回る」(楽天)としている。

直販ビジネス(日用品)の売上収益規模
日用品の直販ビジネスを手がけるRakuten Direct(爽快ドラッグ + ケンコーコム)の売上高(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

楽天は、価格や配送、ジャンルの特性を重視した戦略を推進しており、2018年1月に米国大手の小売企業ウォルマート・ストアーズとの戦略的提携を発表。2017年12月にはビックカメラと合弁会社を設立し、2018年4月から家電分野を中心としたネット通販を始めることを発表している。

三木谷社長は大手小売企業との連携などを踏まえ、「国内EC流通総額は4兆円が見えてきた」と話した。

楽天の直販ビジネスの拡大
直販ビジネスを拡大している(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

CtoCの強化

楽天の「ラクマ」、グループのFablicが運営する「フリル」のCtoC事業の年間流通総額の規模は1400億円(2017年12月度の流通総額から参照)という。

なお、「ラクマ」と「フリル」は2月26日にサービス統合。新サービス「ラクマ」としてフリマアプリの運営を一本化する。

楽天のC2C事業
CtoC事業の事業規模(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

今後の施策

One ペイメント

ユーザーエクスペリエンスの向上: One ペイメント
「One Payment」構想(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

「楽天市場」における決済の方向性として、楽天が「楽天市場」の決済を一括管理する構想「One Payment」に言及。「楽天ペイ(楽天市場決済)」の導入によって、消費者は複数店舗の商品を一度の決済で買い物ができるといった仕組みに移行する。

楽天がすべての店舗で利用できる決済手段を統一。ユーザーの利便性や店舗の決済業務の軽減を実現するという。

ワンデリバリー

One デリバリー構想
「ワンデリバリー」構想(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

三木谷社長は1月の「新春カンファレンス」で言及した「ワンデリバリー」構想にも触れ、「ファーストワンマイルとラストワンマイルも楽天が管理できるようにする」と三木谷社長は説明した。

今後、労働力不足によって物流関連業務のオートメーション化が重要になると三木谷社長は言及。「相模原の倉庫などではすでに自動化が行われている。倉庫内オペレーションは他社に比べて優位だと思う」と言う。

物流拠点の整備も進める。現在、関東に2か所(市川、相模原)、関西に1か所(川西)を構えているが、これを10か所まで拡大することをめざす。北は北海道、西は福岡まで増やし、配送スピードや配送コストの低減につなげる方針だ。

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

瀧川 正実

千趣会はカタログ発行4割減で通販不調、110億円の最終赤字

8 years 4ヶ月 ago

千趣会の2017年12月期における通販事業の売上高は、前期比5.0%減の1012億7900万円だった。カタログ発行部数を約4割減らしたことなどから売り上げが落ち込んだ。

通販事業の営業利益は57億700万円の赤字(前期は2億4000万円の赤字)。販管費削減などに取り組んだものの、売上減少による利益の減少を補いきれなかった。在庫処分によるバーゲンの比率が高まったことなどから売上原価率が上昇。在庫管理方針を明確化したことで商品評価損が増加したことも営業赤字の要因となった。

ブライダル事業などを含む連結売上高は同2.4%減の1259億9900万円、当期純損失は110億9000万円。

通販事業の月次売上高は、8月度と12月度を除いて前年同月比90%台で推移した。

ジャンル別売上高は「衣料品」が前期比7.0%減の418億2200万円、「服飾雑貨」が同8.8%減の96億8200万円、「インテリア」が同15.7%減の241億6200万円、「生活雑貨」が同12.5%減の122億2300万円、「食品」は同57.7%増の106億1600万円、「その他」は同65.3%増の27億7200万円となっている。

千趣会の通販事業ジャンル別売上

通販事業ジャンル別売上

頒布会事業を除いた年間購入者数は前期比14万人減の323万7000人。ネット受注件数比率は同3.3ポイント増の83.5%だった。ネット売上に占めるスマートフォンの比率は同7.1ポイント増の54.7%。

カタログの配布先を見直したほか、カタログの休刊や統合に伴い発行部数は同37.5%減の4740万部。カタログ発行部数削減による減収を、オンライン施策で補う見込みだったが、期初で予想した売り上げが得られなかった。

千趣会の通販事業の概況

通販事業の概況(画像はIR資料を編集部がキャプチャ)

バーゲンなど値引き販売の比率が高まったことで、売上原価率は同6.2ポイント増の59.7%に上昇。販管費は、カタログ部数削減や各費用の見直しなどを行い同6.4%減の475億8400万円となった。

カタログ掲載商品の早期調達や長期販売形態からの脱却を図ったほか、 販売中の商品を適時値下げすることで消化率向上を図るなど、在庫管理方針を明確化したことで商品評価損が増加したという。 

2018年12月期の連結業績予想は、連結売上高が前期比1.6%減の1240億円、最終利益は14億円。通販事業の売上高は同3.1%減の981億1000万円を計画している。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

ロイヤル顧客の育成に注力したGDO、物販と予約サービスの相互利用が増加

8 years 4ヶ月 ago

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)がロイヤル顧客の育成を目的として2017年6月に導入した新会員制度「GDOヤードプログラム」の成果が表れ始めている。

ゴルフ用品の販売サービスとゴルフ場予約サービスの優待制度を統合し、サービスの相互利用やリピート利用の促進を進めた結果、アクティブユーザー数や相互利用者数が増加。2017年12月期の増収増益に寄与した。

「GDOヤードプログラム」は、会員がゴルフショップで買い物した際や、ゴルフ場予約サービスを利用したときに、独自のポイント「GDOヤード」を付与する会員制度。

新会員制度「GDOヤードプログラム」を導入

「GDOヤードプログラム」によるロイヤル顧客育成のイメージ(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

「GDOヤード」の獲得ポイント数に応じて5段階のグレードを設定。会員のグレードに応じて特別価格を適用するなど、さまざまな優遇や特典を提供している。

従来の会員制度は、ショッピングとゴルフ場予約サービスで別々に優待や特典を設けていた。優待制度を統一することで、サービスの相互利用を促進している。

「GDOヤードプログラム」を開始した2017年6月以降、サービスの相互利用者数(月次)は前年同月比プラスで推移した。

GDOのアクティブユーザー数は前年比1.1倍に増加。従来はゴルフ場予約サービスとゴルフ用品販売サービスのどちらかだけを利用していたが、統合後に両方使うようになった会員数は前年比1.2~1.3倍に増えた。

「GDOヤードプログラム」開始後、サービス間相互利用者数が増加

サービス間相互利用者数が増加(画像は編集部がIR資料をキャプチャ)

新会員制度が奏功したことなどから、2017年12月期の売上高は前期比11.7%増の215億7400万円に増加。特に10~12月(第4四半期)は、売上高が前年同期比22.8%増の62億9700万円と高い成長率を示している。

2017年12月期の営業利益は前期比13.1%増の12億1400万円、経常利益は同12.5%増の12億2500万円、当期純利益は同15.7%増の7億700万円。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

「メルマガは読まない」「縦長ページは読み飛ばす」新世代に対応するネットショップとは?【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

8 years 4ヶ月 ago

モールに出せば売れるなんてはるか昔の話。独自のコンセプトや企画がないと売れない時代になりつつあります。乗り遅れないようにするのと同時に、チャンスだと思って新しいことをどんどんやっていきましょう。

「これをやっていればOK」はない

【好評につき追加開催を受付開始】講演レポート「これから選ばれる店の条件とは?」 | ECコンサル坂本のブログ「ECバカ一代」
https://www.commerce-design.net/blog/archives/2783

まとめると、

  • ユーザーがメルマガを素直に読まなくなった。縦長ページも読み飛ばす。以前だったら通じていた訴求が通じなくなった
  • 遠回りなようでも目先の売上を追わず、お客さんの方を向いて商売する。結果としてその方が売れる場合がある
  • モール多店舗化も本店も良いけど、やればいいってものではない。「なんでもいいから動く」ではなく「考えてやる」ことが大切

独自のコンセプトを立てて実践している人や、独自の企画を編み出している人は、エンジンを積んでいる感じで、市場の風と関係なく売上を作れますね。蒸気船みたいな感じです。文明開化。「独自化すれば売れる」わけではないですが、「外部要因に左右されにくい状態」を目指すのは、大切なことだと思います。

これは私も感じています。なんとなくやっていてもまったく売れない。考えて売ろうしても即効性がないので我慢できずに、迷走する……という流れも多いです。記事中にもありますが、独自商品だけでなく、独自のコンセプトや企画があるところは強いので、上向きになるまでは遠回りですね。

音声検索が主戦場になってから使い始めるのでは遅すぎ

音声検索の成長と、広告主と広告運用者がすべきこと | AdMarkeTech.
http://www.admarketech.com/2018/02/voice-search-and-ad-ops.html

まとめると、

  • 「音声を介したEコマースは、現在は全体の3%に過ぎないが、今後3年で18%まで上昇するだろう」という調査結果を、コンサルティング企業のCapgeminiが発表
  • 音声検索は「機械というアシスタントへの質問の延長」ととらえて良い
  • ユーザー側の選択肢に入るためには、まずプラットフォームとつながっていなければならない

音声検索の隆盛は、それが性質として「質問」と近いがゆえに、ユーザーの(目の前の)選択肢が狭まる可能性を高めます。そうなると、音声への最適化以前に、選択肢に入れてもらうために「まず存在を知ってもらう」活動の重要性が高まりますし、アカウントを作ってもらったあとも、ユーザーにとって選択肢の上位に居てもらうための努力をし続ける必要があります。

みなさんは音声検索を利用しているでしょうか? もしくは、Google HOMEなどを使っているでしょうか? 使っていないとこの記事は理解できません。ここが主戦場になってから対応していては遅いので、音声検索で買い物をしたり、音声アシスタントをタイマー代わりに使うなどして、経験値を高めておきましょう。

やっぱり大事なカゴ落ち対策

ECサイトの売上を10%アップさせる7つの【カゴ落ち】対策とは? | ebisumart Media
https://www.ebisumart.com/blog/kago-ochi/

まとめると、

  • 「カゴ落ちメールのツールを導入する
  • Amazon Payや楽天ID決済の導入する
  • 配送費用負担の検討する

カゴ落ち対策を徹底的に行えば、どの業種であっても10%の改善は容易です。その結果、売上も10%以上高めることも難しくはないでしょう。

これも私の経験からすると現実味のある数字です。最も効果が出るのがカゴ落ちメールで、上手くやればメルマガ並みの売上を作ってくれます。モールやASPのカートではフォーム自体が触れないので、決済手段を増やしたり、料金のわかりやすさなどで良くなってくることがあります。ツールだけ入れても何にも変わりませんので、そこだけはご注意を。

EC全般

ヤフー決算発表!ショッピング事業取扱高は1804億円で過去最高|ECのミカタ
https://ecnomikata.com/ecnews/17799/

楽天新春カンファレンス2018参加レポート 三木谷さんの講演のすべて | 売れるネットショップの教科書
https://urerunet.shop/ec/rakutenconference2018

楽天のフリマアプリ「ラクマ」と「フリル」が統合、新「ラクマ」として出発 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/5138

モールのニュースを3つまとめて。フリマアプリはメルカリの独壇場なので、使う側としては頑張ってほしいところです。

「実店舗と同じものを売るか否か」など正解がない、ECビジネスを構想する際のヒント | ECzine
https://eczine.jp/article/detail/5383

店長以上の人が読むべき記事です。考えて売る方法が分からない人は必読。

月定額のカーレンタルサービス「SmartDrive Cars」発表、安全運転で料金割引も | TechCrunch Japan
http://jp.techcrunch.com/2018/02/05/smartdrive-cars/

車は所有するものではなくなってきますね。地方では自転車並みに必要なのは変わりませんが。

行名変更のお知らせ | 三菱東京UFJ銀行
http://www.bk.mufg.jp/koumeihenkou/index.html

銀行振込が多いところはご注意を。ゆうちょ銀行などの選択肢を持っておきましょう。

Amazon 、「検索広告」でGoogleの牙城に挑む | DIGIDAY[日本版]
https://digiday.jp/platforms/amazon-targeting-google-search-budgets/

Amazonリスティングといった感じの広告。価格に自信があればどんどん売れそうな。

インスタ女子による「インスタ疲れ」や、メルカリのシェア倉庫化、YouTuberは「芸能人ではなく友達」など、スマホユーザー9つのトレンド(2017) | アプリマーケティング研究所
http://appmarketinglabo.net/smaphotrend2017/

こちらは参考までに。すべてがこうというわけではないので。

試着してから料金を払う「試着後払い」をロコンドがスタート | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/5146

「利用金額の上限はロコンドや他サイトを合わせて5万4000円」とのこと。

【アマゾンゴー】、ユーチューバーが万引き成功!善意で成り立つ野菜の無人販売と同じ? | 激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ
http://blog.livedoor.jp/usretail/archives/52046363.html

誰かやるだろうと思ったらやはりやってましたw 

今週の名言

石器時代は石がなくなったから終わったのではない。石器に代わる新しい技術が生まれたから終わった。石油も同じだ。

エネルギーについてもっと知りたいと思ったので、自然エネルギー財団事務局長・大林ミカさんにいろんな質問をぶつけてみました | greenz.jp
https://greenz.jp/2018/02/05/shizen_energy_obayashi/

世の中は変化し続けます。永遠に続くものがないということ。「今まではこれで良かったのに……」と思いだしたら終わりです。

森野 誠之

運営堂

運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサービスも開始。豊富な社会・業務経験と、独立系コンサルタントのポジションを活かしてWeb制作や広告にこだわらず、柔軟で客観的な改善提案を行っている。理系思考&辛口の姿勢とは裏腹に皿洗いを趣味にする二児のパパ。

森野 誠之

天猫国際の「独身の日」。データから見えてきたユーザー像と売れ筋商品の変化とは? | 上海で働く駐在員の中国EC市場リポート

8 years 4ヶ月 ago

前回に続き2017年の独身の日(W11)についてお伝えします。税関のデータから見ると、「天猫国際(Tmall Global)」の取扱高が全越境ecモールの70%を超えたようです。今回は、天猫国際のW11に関するトピックをまとめました。

天猫国際の話をする前に、全体の話をしておきましょう。

天猫66.2%
京東21.4%
蘇寧易購 4.3%
唯品会3.4%
Amazon2.0%
その他2.6%

2017年天猫W11 の取引額の企業シェア
MUFG Bank経済週報 を元に編集部で作成)

このデータを見ると、年間の中国国内のシェアよりも天猫が数%ほど高くなっています。W11は全モール的なイベントですが、最初に行った天猫がマーケットで主導的なポジションであることがわかります。

2012年	5%
2013年	15%
2014年	43%
2015年	69%
2016年	82%
2017年	90%

天猫W11 の取引額に占めるモバイル端末の割合の推移
MUFG Bank経済週報 を元に編集部で作成)

こちらはモバイル経由比率のデータです。日本のモバイル経由比率は50%〜60%と言われている中、わずが5年で5%から90%への移行はすごいですね。

弊社運営の天猫国際店舗でも、モバイル経由比率が90%を超えた店舗もあります。天猫国際ユーザーだけで見ると。モバイル比率はさらに高い可能性があります

天猫国際W11のユーザーとは?

天猫国際のW11におけるユーザー数は、越境ECだけで約6,000万人。2016年と比較して400万人増加しています。は天猫国際の副総経理(副社長)である邢悦氏の発言を総合すると、下記のようなユーザー像が見えてきます。

  1. 47%が90年代生まれ(17歳から27歳)で海外旅行が好き
  2. グローバルな視点から海外のコスメ、ベビー用品、健康食品、アパレルなどを欲しいと思っている
90年代生まれ(17歳から27歳)で海外旅行が好き 海外のコスメ、ベビー用品、健康食品、アパレルなどを欲しい

誤解されがちなのは「日本の商品がほしい」のではなく、「日本の商品を含めた海外の商品がほしい」と考えているということです。諸外国の中で日本の商品を選択しているに過ぎません。この感覚はまだ日本企業にはあまり理解されていない感覚だと思います。

売れ筋商品は?

2017年の天猫国際におけるW11では、下記のような商品が話題になりました。

  • 紙おむつ 230万包 →5〜6万人の1年分
  • 粉ミルク 200万缶→およそ5万人の1年分
  • アストンマーチンのヨット(3億円)→3台販売
  • jayjunのフェイスマスク 425万枚(韓国の商品)
jayjunのフェイスマスク
jayjunのフェイスマスク

紙おむつやフルグラなど、毎年売れている定番商品も変わらず好調ですが、2017年はフェイスマスクや美顔器、美顔ローラーなどが大きく売上を伸ばしました。

これらの企業はネットのKOL(Key Opinion Leader/ファンが多く影響力の大きいブロガー)の生放送などに加え、中国国内でのリアル展開なども連動させ、ある程度のプロモーションコストを使って売上拡大を図っています。

国別取扱高ランキング

1)日本 2)アメリカ 3)オーストラリア
国別取扱高ランキング
アリババの発表を元に編集部で作成)

アリババの発表によると、日本、アメリカの順位は2016年と変わらず。2016年に3位だった韓国がランクダウンし、4位だったオーストラリアが3位になりました。

韓国は一昨年から団体旅行への規制が入った影響をかなり受けていると考えられます。

取扱高上昇率ランキング

1)シンガポール 240% 2)オーストラリア 130% 3)日本 112%
取扱高上昇率ランキング
天下网商の発表を元に編集部で作成)

天下网商の発表によると、今回から発表された取扱高の上昇率ランキングは上記のような結果でした。

シンガポールの商品で売れたのは食品、粉ミルク、コーヒなど。オーストラリアの商品で売れたのはサプリメントだと考えられます。

日本企業ランキング

日本企業ランキングは、1位 花王、2位 moony(ユニチャーム)、3位 雅萌(ヤーマン)、4位 refa(MTG)、5位 utena(ウテナ)という結果でした。

1位 花王、2位 moony(ユニチャーム)、3位 雅萌(ヤーマン)、4位 refa(MTG)、5位 utena(ウテナ)
出典:天下网商

カテゴリー別売上ランキング

コスメ、食品、家具・雑貨、医薬・健康食品など8ジャンル各10社(合計80社)のランキングに、上記の企業以外にもドクターシーラボ、資生堂、カルビー、ライオン、カシオなど、日本企業15社がランクインしています。

カテゴリー別売上ランキング
出典:天下网商

3.11の影響でサプリメント関連が伸び悩み、「医療保健(健康食品ジャンル)」で今回初めて日本企業がトップ10にランクインしませんでした

一方、この半年でアメリカ、オーストラリアのサプリメントが伸びてきています。サプリメントでは日本とアメリカの基準に差があり、日本では医薬品に該当するようなものがサプリメントとして販売されていることも多いため、今後、このあたりをどうブランディングしていくかがキーになりそうです。

◇◇◇

背景として旅行である国を訪れ、その国の商品を知ることで越境ECの利用が促進されていることが考えられます。今後、日本もどのようにして自分たちの商品をブランディングし、購入につなげていくのかをさらに考える必要があります。

高岡 正人

株式会社エフカフェ 取締役

1975年生まれ。立命館大学政策科学部卒。コンサルティングファームにて企業変革コンサルティングを経て、2005年有限会社フリースタイルカフェ(現エフカフェ)の創業に参画。取締役に就任。

日本、中国、ASEANでネット通販事業に特化したコンサルティング、運営支援を行い、1カ月の半分を中国・上海で過ごす。

銀行等での講演多数。また日経ネットマーケティング等で執筆。最近では銀行等の海外支援事業部と連携し、日本からアジアへのネット通販進出を支援している。

高岡 正人

「Qoo10」の2017年流通総額は4割以上の増加、出店者数は1.1万店舗

8 years 4ヶ月 ago

ジオシスは2月8日、運営するネットショッピングモール「Qoo10」の2017年(1~12月)における流通額が前年比40%以上増加したと発表した。

「Qoo10」で人気が高いレディースファッションやコスメのカテゴリーに加え、フード(食品)やデジタル(家電、ゲーム、スマホ関連など)、メンズファッションなどのプロモーションを強化したことが流通総額の増加に寄与した。フードカテゴリーの流通額は前年比2倍、デジタルカテゴリーは同1.5倍に増えたという。

専門グループを作り、エンタメやベビー・キッズジャンルにも注力。エンタメジャンルの取扱点数の割合は2017年12月末時点で約5%。

「Qoo10」の2017年末時点における男女構成比

デジタル強化などで男性会員も増えているという

LINEショッピング」へ出店するなどプロモーションを強化。 コンサートチケットの販売にも力を入れた。

「Qoo10」の会員数は2017年末時点で960万人。1年間で210万人増えている。出品数は1140万点。アクセスデバイスの比率はモバイル・アプリ経由が83%。

モールの出店者数は1万1000店で、前年同時点から約1000店増えた。2017年は大手企業の出店が多かったという。

「Qoo10」の2017年末時点における主な数値

「Qoo10」の2017年末時点における実績値

フルフィルメントサービスの出荷件数は2.5倍

「Qoo10」が提供するフルフィルメントサービスの2017年7-12月における取扱件数(発送件数)は、前年同期(2016年7-12月)と比べて2.5倍以上に増えた。

フルフィルメントサービス(千葉県内に物流倉庫を設置)は2016年7月にスタート。商品の保管と管理、梱包、発送などを実施している。16時までの注文分は即日配送する。

「Qoo10」は従来、出店時にプロモーション利用のために1万円分の出店コストが必要だったが、2018年1月に廃止。実質ゼロ円で出店できるようにした。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

送料無料をやめたZOZOTOWN。その後どうなった?【ネッ担アクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

8 years 4ヶ月 ago

2017年11月から送料を一律200円に変更したZOZOTOWN。2017年第3四半期の取扱高は前年比34%増という結果でした。送料のために購入額を5000円以上に調整する購買行動は見受けられなくなったものの、出店ジャンルや決済方法などを充実や、プロモーションの成功が数字を押し上げたとしています。

  1. スタートトゥデイの送料有料化は「大きな影響は出ていない」

    送料負担を回避するために購入額を5000円以上に調整する購買行動は見受けられなくなったという

    2018/2/7
  2. 「売れるAbemaTV社」が「買えるAbemaTV社」に社名を変えた真相

    “売れる”を冠した社名使用に関する許可を得るために、売れるAbemaTV社のスタッフが訪れたのは、EC業界で有名な売れるネット広告社だった……

    2018/2/7
  3. 楽天・三木谷社長が語る「覚悟」「超挑戦」とは? 独自配送ネットワークなど2018年の方針まとめ

    独自の配送ネットワークの構築、楽天経済圏の拡大、店舗の個性を伸ばす――楽天・三木谷社長が「楽天市場」の2018年方針を語った

    2018/2/6
  4. HC大手とEC専業のタッグは小売をどう変える? カインズ+大都が挑む「新たな価値創造」

    なぜカインズは大都との協業を選んだのか。実店舗企業とネット通販専業企業による協業の可能性とは?

    2018/2/5
  5. 楽天のフリマアプリ「ラクマ」と「フリル」が統合、新「ラクマ」として出発

    「フリル」「ラクマ」の2017年10月度の月次流通総額で換算すると、両サービスの年間流通総額は1000億円を超える規模という

    2018/2/7
  6. 「ZOZOTOWN」のスタートトゥデイ、初のPB「ZOZO」を投入

    「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」の体型データをもとに、顧客1人ひとりの体型に合わせた商品をオーダーメイド方式で販売する

    2018/2/2
  7. 宅配便の再配達率を16%から2020年に13%まで削減[国交省の目標]

    宅配ボックスの設置促進、消費者を含めた関係者に対して再配達削減の啓発を行う

    2018/2/5
  8. ヤマトHDの試着&受け取り拠点「Fittingステーション」にアパレルECが続々と参加

    三陽商会、かねまつ、ディノス・セシールに続き、ユナイテッドアローズ、ハースト婦人画報社、トランスコードの3社が加わった

    2018/2/5
  9. 2018年に定期購入ビジネスを伸ばす秘訣とは?【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2018年1月29日~2月4日のニュース

    2018/2/6
  10. 宅配便の再配達率は約15%、都市部は約17%で地方より高い

    国土交通省が大手宅配業者を対象に調査を実施し、今後は再配達率の調査を年2回実施する

    2018/2/2

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    uchiya-m

    スマホECのCXを改善したい方へ! 手間と時間をかけずに画像を自動最適化する解決策、教えます【「さとふる」の事例】

    8 years 4ヶ月 ago

    「スマホEC時代に突入したこれからは、ECサイトで掲載する画像の表示スピードやクオリティといったパフォーマンスがコンバージョンに直結する」――。最近、ECのデジタル責任者やマーケ責任者のこうした声を聞く機会が増えた。

    通勤・帰宅といった移動時間、ランチ時など、外出先で何かをしながらスマートフォンで買い物をする消費者が増加。コンテンツをいかに速く、高品質に届ける重要度が増しているのだ。

    今回紹介する資料では、3万点を超える礼品画像を掲載している、ふるさと納税サイト「さとふる」がいかに「コンテンツの表示時間」の課題を解決し、CX(カスタマーエクスペリエンス)を向上したのかを詳しく説明している。

    詳しい資料をダウンロードできます

    「さとふる」は高品質なCXの提供をめざしていたが、サイト内に掲載する画像の多さ(たとえば、トップページでは100点ほどの画像を掲載)などによって、画像の読み込みスピードが遅いといったページの表示時間に関する課題を抱えていた。

    特に問題だったのがモバイルEC。モバイル経由での閲覧が増えているにもかかわらず、モバイルユーザーへ大きな影響が出ていたという。

    画質の品質を維持したまま画像を軽量化したいが、その画像数を3万点を超える。画像を1つひとつ処理していては、膨大な手間と作業時間が発生してしまう。

    こうした課題を解決するために、「さとふる」が導入したのがアカマイの画像自動最適化ソリューション「ImageManager」だった。

    「ImageManager」は簡単な設定で、ユーザーのデバイスにあわせて品質を保持しながら軽量化した画像を配信することができるソリューション。画像1つひとつに手を加えていくわけではないので、担当者の画像変換の労力を大幅に削減。掲載までの時間を短縮し、効率化を実現することができるというもの。

    導入後は、

    • 表示スピードのアップにつながり、検索流入の改善が図れると期待
    • コンバージョンの改善につながっている
    • 画像処理にかけていた労力を、SEO改善などに振り分けることができた

    といった効果が出てきているという。

    手間や労力をかけずにECサイトのパフォーマンスをあげるにはどうしたらいいのか? 1つのソリューションの導入でその課題を解決し、かつ空いたリソースを機能改善や販売力の向上に役立てた「さとふる」の事例は、“スマホEC時代のパフォーマンス”に課題を抱えるEC企業の成長のヒントになるだろう。

    PDFのご案内
    3万点超のお礼品画像を掲載するふるさと納税サイト「さとふる」が、画像自動最適化によるスピーディーなCX(カスタマーエクスペリエンス)を実現

     

     

    3万点超のお礼品画像を掲載するふるさと納税サイト「さとふる」が、画像自動最適化によるスピーディーなCX(カスタマーエクスペリエンス)を実現

    アカマイImage Managerの導入により、システム開発なしの高品質な画像軽量化を達成

    PDFの掲載内容
    • ケーススタディ:システム開発なしで高品質な画像を軽量化した「さとふる」の事例
    • 運用上で抱えていた課題
    • 手間をかけずに画像の最適化を解決した方法
    • 「Image Manager」を導入した効果
    PDFのダウンロードはこちら 「Impress Business Library」(インプレス・ビジネスライブラリー)に移動します
    uchiya-m

    試着してから料金を払う「試着後払い」をロコンドがスタート

    8 years 4ヶ月 ago

    ロコンドは2月8日、靴とファッションの通販サイト「LOCONDO.jp」の決済オプションとして、商品を試着してから代金を支払う「試着後払い」を開始したと発表した。

    顧客は商品を受け取り、自宅などで試着した後、返品分を除いた商品代金を支払う仕組み。

    ロコンドは一定の条件下で、商品のサイズ交換や試着後の返品を受け付けている。商品を試着してから決済を行える新たなサービスを導入することで、ECサイトを初めて利用する顧客の買い物への心理的ハードルを下げる。

    「試着後払い」を利用した顧客に対し、ロコンドは商品を出荷してから30日後に請求書を発行。顧客は14日以内にコンビニ決済か「au かんたん決済」で商品代金を支払う。決済手数料は税込350円。 

    「試着後払い」はヤマトクレジットファイナンスの「クロネコ代金後払いサービス」を利用している。利用金額の上限はロコンドや他サイトを合わせて5万4000円。一部の予約商品やメーカー直送品は利用できない。

    ロコンドは2010年の設立以来、靴、ファッション、バッグ、化粧品、スポーツ用品などへと商品を拡大してきた。2017年9月には大塚家具と提携し、ソファーやベッドなどを販売する「ロコンドホーム」を開設している。

    2018年1月度のEC受注高(キャンセル・返品前の受注金額)は、速報値ベースで過去最高となる10億5500万円を見込んでいる。

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    既婚女性が日用品を買うECサイト、1位「楽天」、2位「Amazon」、3位「Yahoo!ショッピング」

    8 years 4ヶ月 ago

    ビジネスコンサルティングサービスなどを手がけるソフトブレーン・フィールドが1月31日に公表した、日用品・生活必需品のネット通販の利用に関する調査によると、20代以上の既婚女性が直近1年間で日用品や生活必需品の購入に利用したECサイト・アプリの1位は「楽天」だった。

    日用品や生活必需品を半年間に1回以上、ネットで購入する既婚女性(N=614人)を対象に、直近1年間で日用品や生活必需品の購入に利用したECサイト・アプリを聞いた。

    その結果、1位は「楽天」(76.2%)、2位は「Amazon」(73.9%)、3位は「ヤフーショッピング」(44.1%)、4位は「宅配系サイト・アプリ」(21.2%)、5位は「LOHACO・アスクル」(18.7%)。

    直近1年間で日用品や生活必需品の購入に利用したECサイト・アプリ(ソフトブレーン・フィールド調査)

    直近1年間で日用品や生活必需品の購入に利用したECサイト・アプリ

    前回調査(2016年2月実施)と比べて「楽天」は2.2ポイント減、「Amazon」は3.3ポイント増、「ヤフーショッピング」は7.9ポイント増。

    日用品・生活必需品をネットで買う理由の上位には、「送料が無料だから」(49.8%)、「ポイントサービスが使えるから」(43.6%)、「品物の持ち帰りが大変だから」(38.4%)、「リピート購入だから(現物確認の必要がないから)」(30.3%)などがあがった。

    日用品・生活必需品をネットで買う理由(ソフトブレーン・フィール調査)

    日用品・生活必需品をネットで買う理由

    購入カテゴリは化粧品がトップ

    直近1年間で1回以上、ネットショッピングの経験がある既婚女性(N=735人)を対象に、ネットで購入する日用品・生活必需品のジャンルを調査した。

    「化粧品」が48.2%でもっとも多く、2位以下は「衣類雑貨(下着・タオル等)」(32.4%)、「米」(21.5%)、「水・飲料」(21.0%)、「洗剤等のトイレタリー」(18.4%)と続いた。

    日用品・生活必需品をネットで購入する頻度は、「半年に1回以上」が42.3%で最多。次いで「月に数回」(26.5%)、「毎月・隔月で定期的」(10.6%)、「毎週定期的」(4.1%)となっている。

    ネットで購入する日用品・生活必需品のジャンル(ソフトブレーン・フィールド調査)

    ネットで購入する日用品・生活必需品のジャンル

    調査概要

    • 調査対象:ソフトブレーン・フィールドにキャスト登録しているアンケートモニター(ネット通販利用経験がある既婚女性)
    • 回答者数総数:735人
    • 調査方法:ソフトブレーン・フィールドのリサーチサイト「リサれぽ!」を活用したインターネットリサーチ
    • 調査期間:2017年12月5~12日
    • 回答者の年齢:20代=1.9%、30代=19.3%、40代=45.6%、50代=28.4%、60代=4.8%

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    ECの利用世帯が3割超えた!支出額は月1万円を突破[家計の消費実態把握調査2017]

    8 years 4ヶ月 ago

    ネットショッピングを利用する世帯の割合が、年間平均ではじめて3割を超えた。

    総務省が2月6日に公表した「家計消費状況状況調査」によると、2017年におけるネットショッピングの利用世帯(2人以上の世帯が対象)の割合は34.3%。前年比6.5ポイント上昇した。

    利用世帯割合の月次推移をみると、2017年はすべての月で30%を超えている。1月以降、ほぼ右肩上がりで推移し、12月は38.2%で過去最高。

    ネット通販を利用する世帯の割合の推移「家計消費状況状況調査」(2017年)

    1か月あたりの平均支出額は1万586円

    ネットショッピングによる1か月間の支出額は、2017年平均で前年比24.0%増の1万586円。 ネットショッピングを利用した世帯に限定した場合、月間支出額の平均は同0.7%増の3万894円。

    ネットショッピングの支出額の増加に寄与した主な項目は「旅行関係費」「食料」「衣類・履物」「保健・医療」。ジャンルごとの平均支出額は次の通り。

    総務省の家計消費状況調査(2017年平均)

    家計消費状況調査(2017年平均)

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    プロ野球も導入した「ダイナミックプライシング」をECに活用したらどうなる? 利益増を達成したECサイト事例

    8 years 4ヶ月 ago

    消費者の購入意欲に合わせて商品の販売価格をリアルタイムで自動変更できれば、体力勝負に陥りがちな価格競争から脱却し、利益を最大化することができる――航空業界やホテル業界に代表されるこの販売方法「ダイナミックプライシング」を取り入れたECサイトがある。化粧品ECやシステム開発などを手がける日光企画だ。

    消費者に適切なタイミングで適切な価格を提示し、利益を最大化することに成功した日光企画は、自社で企画・開発したEC向けシステム「ダイナミックプライシング」の外部提供を始めている。「ダイナミックプライシング」はECサイトの新たなマーケティングツールになり得るのか? マーケティング事業部・中村嘉孝部長が自社の事例を交えて解説した。 写真◎Lab

    値上げ・値下げを繰り返し、利益を最大化するロジックを考案

    ECの価格戦略は非常に重要だが先行事例が少なく、他社の取り組みを知る機会は少ない。そのため、値決めで悩むことが多いと思う。需要と供給に合わせて販売価格をリアルタイムに自動調整し、利益を最大化する方法について、弊社の事例を踏まえて解説したい。

    中村氏は講演の趣旨を説明し、「ダイナミックプライシング」を自社のECサイトで活用した事例を解説した。

    マーケティング事業部 中村嘉孝部
    マーケティング事業部 中村嘉孝部

    日光企画はブランド化粧品のECサイト「コスメパンプキン」を運営しており、自社サイトやECモールなど計6店舗を展開している。EC事業の収益改善を図るため、さまざまな施策を試す過程で「ダイナミックプライシング」の導入にたどり着いたという。

    「ダイナミックプライシング」とは、ITを活用し、需要と供給に合わせて商品の適正価格を導き出す手法。航空会社のチケット、ホテルの宿泊予約といったサービスで導入されている手法で、需給バランスによって価格が変動する仕組みと言えばわかりやすいだろう。

    EC業界でも競合店の販売価格を調査し、自社のECサイトでの価格を調整する企業は多いが、大きな労力と手間がかかる。それを、自社在庫の需給バランスに応じてリアルタイムに把握し、販売価格に自動反映する仕組みがITを駆使した「ダイナミックプライシング」だ。

    日光企画は当初、需給バランスに基づく価格調整を手動で行っていたが、人力では効率が悪いため、「ダイナミックプライシング」をリアルタイムに自動で行うシステム「throough(スルー)」を独自に開発した。

    現在は自社ECサイトや一部のECモールで、商品の値上げや値下げ、価格のABテストなどを行っているという。日光企画が実践している「ダイナミックプライシング」の取り組みを紹介しよう。

    【事例1】 在庫残数が2個になったら値上げ。希少価値を訴求する

    「ECサイトで、ある商品の在庫が残り2個以下になると販売価格を2%値上げする」。このルールを設定した理由は、「在庫が残りわずかになると商品の希少性が上がるため、需要と供給の関係で販売価格は上がるはず」(中村氏)と考えたからだ。

    値上げを行う在庫残数や値上げ幅を試行錯誤し、売り上げを落とすことなく利益が増える着地点を発見した。値上げを成功させるには次の2点が重要になることもわかった。

    1. 値上げ幅が適正範囲内であること
    2. 商品の希少性をECサイトでしっかりアピールすること

    値上げによる収益改善の例として、売価5000円、仕入れ価格3500円、販売コスト1000円の商品を2%値上げした場合の収支計算を説明した。

    2%の威力 売価が2%アップすると、利益は20%アップする
    価格を2%値上げするだけで利益率は大幅に増える

    わずか2%の値上げでも利益へのインパクトは大きい。売上高は100円増えるだけだが、利益は500円から600円に20%も増加する。1商品あたりの利益額は小さくても、取扱商品全体で見たときの利益への貢献度は無視できない。(中村氏)

    【事例2】 販売件数が急増したら即座に値上げ

    「コスメパンプキン」では、取扱商品がテレビなどで紹介され販売件数が急増した場合、リアルタイムで販売価格を上げている。コンバージョン件数を常時監視し、通常ではありえないほどの注文が殺到したときに自動で値上げするという。

    販売間隔に応じて値上げする コンバージョン 価格 値上げあり 値上げあり
    販売件数が急増したときに値段を上げる

    一般的に需要が増えれば、商品やサービスの販売価格は上がる。「ダイナミックプライシング」を取り入れていたホテル業界を例にあげると、大型連休や年末年始などのハイシーズンにホテルの値段が上がるのは、需要の増加によって空いている客室が減少、1室あたりの価値が急増しているため販売価格をそれに見合ったものに調整する仕組みになる。日光企画は「throough」を活用し、こうした価格調整を自動で行っているのだ。

    【事例3】 売れ残った商品は段階的に値下げし、不良在庫を減らす

    不良在庫を減らすため、商品価値と連動したプライシングも行っている。たとえば、化粧品は使用期限が定められているため、発売から日数が経つほど価値は下がると考えられる。また、シーズンごとの新商品が発売されると、旧シーズンの商品価値や人気は落ちる場合が多い。

    商品価値が目減りしたら、その下落に合わせて販売価格も段階的に引き下げることで、商品の価値と販売価格の乖離を少なくした。こうすることで、発売から時間が経った商品も定期的に売れるようになり、不良在庫率が41%から18%に下がったという。

    価格と価格の不一致 年2回のセール 価格と価格の一致 段階的な値下げ
    商品価値の下落にあわせて値下げを行うイメージ

    かつては、年2回の大型セールで在庫処分を行っていたが、その場合、セール以外の時期は売れにくく、不良在庫が積み上がりやすい状況に陥った。「throough」を使って「ダイナミックプライシング」を自動化し、在庫の課題を解消することに成功した。

    適正価格を導く「売価のA/Bテスト」

    「コスメパンプキン」では「販売価格のA/Bテスト」も行っている。「顧客のニーズや競合ショップは常に変化しているのに、自社の販売価格がずっと変わらないのはおかしい」(中村氏)と考えたためだ。

    たとえば、A/Bテストでは2種類の価格を設定し、どちらの価格で販売すれば利益が多いかを調査。一般的に販売価格を上げると販売数量は減るが、利益率は上がるため、「利益を増やすことを重視するのか、それとも販売個数を優先するのか、経営方針を踏まえてA/Bテストを行い、適正価格を判断する」(同)と言う。

    値上げして販売数量が減少したが 売上14%ダウン 利益39%アップ
    価格のA/Bテストを実施し、利益や販売個数が最大化する金額を探る

    競合の販売価格は意識しすぎない

    自社の取り組みを説明し終えた中村氏は、一般的に行われている競合企業の価格調査について疑問を投げかけた。

    競合企業の価格を意識することは、本当に必要だろうか。競合の価格を意識して値下げ競争に陥ることは多い。値下げは売るための手段であるにもかかわらず、競合の価格を意識しすぎるあまり、値下げを目的化してはいけない。競合の情報は結果的に自社のコンバージョンが教えてくれる。(中村氏)

     

    また、現在は中古品ECやフリマアプリの台頭、さらにはシェアリングエコノミーの拡大に伴い、適正な販売価格を見極めることが難しくなっていると指摘する。

    「ダイナミックプライシング」はすでに大手ECモールや野球のチケット販売会社、電力会社、ガス会社などが導入していることを説明。また、政府の産業政策に「ダイナミックプライシング」の推進が盛り込まれていることにも触れ、「ECにもダイナミックプライシングが求められている」と強調した。

    ちなみに、経済産業省の「消費者理解に基づく消費経済市場の活性化」研究会(消費インテリジェンス研究会)は次のように、2030年代の消費経済市場について予測を報告している。

    確実に起こると想定される未来等として、AI、生体認証、自動運転等の技術発展や、働き方の多様化、シェアリングエコノミーの更なる普及、CtoCの増加などの社会変化等により、消費の価値観の多様化、個人のものづくりの進展、ダイナミックプライシング、個人向けレコメンドの発達といった変化が生じ得る。

    ─出典:「消費者理解に基づく消費経済市場の活性化」研究会の報告書

    生産システムの自動・最適化、サービス産業の効率化・最適化、物・サービスへのニーズとのマッチングによりハイパーカスタ
マイゼーションを実現することにより、ものづくり・流通・サービスの融合が進み、エネルギー・食料なども含めた社会全体と
しての生産性を高めた究極のエコシステムを構築する。
人が創造力を増幅することにより、次々と新しいサービス・製品が生み出される社会を構築する。
「新しいサービス・製品が次々と生み出させる社会」
~ものづくりから価値創造へ
 創造的な製品・サービスの広がり
既成概念を超えた製品・サービスが融合されながら
次々と生み出される。
 潜在意識をカタチに
個人が本当に欲しいモノ、新しい価値に気づくモノに出会える。
 高付加価値品を手元に
自律型ロボットが屋内外で安定した高品質の生産作業を行ない、無駄ゼロ社会を実現する。
 気配り上手な配送必要なモノは必要なときに
適正価格で備えられている。

    人工知能とその他関連技術の融合による産業化のロードマップ(⽣産性分野)
    出典:人工知能の研究開発目標と産業化のロードマップ

    政府が創設した人工知能技術戦略会議が2017年3月に公表した「人工知能の研究開発目標と産業化のロードマップ」にも「ダイナミックプライシングの実現」が組み込まれている。

    AI(人工知能)を活用して、最適なプライシングを自動化するシステム「throough」

    日光企画が開発している「throough」は、AI(人工知能)を活用して商品1つひとつの需給バランスに応じて、プライシングを適切なタイミングで自動的に行う。「楽天市場」とAPI連携済み。今後、「Amazon.co.jp」「Yahoo!ショッピング」など主要モールやASPサービス、カートシステムに順次対応する計画だ。

    クラウド型サービスとして外部企業に提供しており、利用料金は今後テストユーザーにヒアリングしながら決定していく。現在、東京・大阪の企業限定で、無料のテストユーザーを募集しているという。

    今後は人工知能を活用し、さまざまなマーケットデータに基づいて適正価格を導く仕組みも導入するとしている。

    今回のセミナーで中村氏が自社の価格戦略を公開することを決めた理由について、「価格戦略で悩むEC企業が多いと感じていた。これまでの主なキャリアはEC企業が多く、利益を確保できていないEC企業さんの収益改善をサポートして少しでもEC業界に恩返ししたいと思い、このような機会をいただいた」と参加者に訴えかけ、セミナーを締めくくった。

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    売上TOP1000社の半数が動画を使う米国EC企業、なぜ利用する? どのように訴求する? | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

    8 years 4ヶ月 ago

    ECサイトで動画コンテンツを利用するネット通販事業者が増えています。商品の使用方法を紹介する解説的な内容や、動画から直接商品が購入できるSNS用の動画投稿など、ブランディング、売上アップのためにさまざまな動画が利用されています。

    動画はブランドへロイヤリティ&コンバージョン率の向上に役立つ

    アパレルのネット通販を手がけるEloquii Design社は、プラスサイズ服を着用する女性が古いファッションルールを打ち破れるような商品などを提案しています。Eloquii Design社は、女性達を大胆にさせる最も説得力の高い効果的な方法は動画コンテンツだと言います。

    ブランドマーケティングと消費者インサイトを担当しているクリステン・カンポラッタロ氏は「動画を通じてコミュニティが形成されるため、より深く消費者とつながることができるようになります動画への投資は、ブランディング面でも売り上げ面でも効果が高い」と説明。それを踏まえ、次のように話します。

    商品を販売する上で、ストーリーを伝えることは、とても重要であると同時に、レスポンスも高いのです。動画を通じて、特別なコレクションのPR、商品誕生の背景、商品の背後にあるインスピレーションを伝えてきました。スタイリングのアドバイスをする上でも、動画はとても便利です。お客さま全員にスタイリングのアドバイスをすることはできませんが、動画を視聴してもらうことで好みのスタイリングを見つけてもらうことができます。

    インターネットリテイラー社発行「全米EC事業 話題の100社 2018年版」に登場する多くのEC有力企業と同様に、Eloquii社も動画が万能なマーケティングツールだと感じています。

    ブランドストーリーはもちろん、感情に働きかける要素の盛り込み、商品のスタイリング、使用方法などを紹介することで、売り上げアップにつなげることができるからです。

    「全米EC事業 トップ1000社 2017年版」で56位に位置するEloquii社は動画の戦略やアイディアをほとんど社内で企画。最終的な動画制作な制作会社にアウトソーシングしています。

    カンポラッタロ氏によると、今まで最も影響力が大きかったのは「Closet Confidential」というタイトルの動画です。シリーズ化したこの動画は、消費者をEloquii社本社に招き、パーソナルスタイリングのアドバイスを受けている様子を収録するというもの。動画の目的は、消費者がEloquii社の新しい洋服を身にまとい、普段の自分の殻を破ることによって視聴者に勇気を与えることです。

    今まで最も影響力が大きかった動画「Closet Confidential」(編集部が追加)

    動画コンテンツを採用してから、ブランドへのロイヤリティも高まり、コンバージョン率もアップしました。カンポラッタロ氏は、次のように話します。

    マーケティングファネルの上部に位置付けられる見込み客には、動画をインスタグラム広告で配信するのが最も効果が高いようです。動画の大半を見る見込み顧客の多くが、フォローアップ広告で購入してくれます。

    ただ、Eloquii社は動画コンテンツへの投資額や効果検証データは開示していません。

    EC事業者はどのように動画を活用して売上UPを実現するか試行錯誤の状態

    Top500Guide.com社が提供する分析データによると、「全米EC事業 トップ1000社データベース 2017年版」に掲載された企業の51.9%が自社ECサイトで動画コンテンツを提供しています。

    動画を利用している企業全体で、「YouTube」に8万5000本の動画をアップ。平均すると各企業304本の動画を掲載している計算になります。eコマース業界で、動画制作は新しい手法ではありません。ただ、「Snapchat」(スナップチャット)に勢いがある現在の市場で、どのように動画を活用して売り上げを伸ばすかは、各事業者が試行錯誤している状況にあります

    動画制作で注目したいのがMikMak社です。小売業界の動画制作で勢いのある会社として「話題の100社」に選ばれたMikMak社は、インスタグラムとスナップチャットを活用し、より購入につながる動画体験を作り出しています。

    MikMak社が提供する「MikMak Attach」というサービスを使うと、動画が入ったランディングページを作成することができ、どんなショッピングカートにリンクすることができます。このサービスは一定価格で利用でき、利用者はMikMakが運営するスタジオの制作サービスも使うことが可能です。

    スタジオでは、動画制作に関する最初から最後までの工程を担当し、“カートに入れる”ボタンを押してもらえるような、短い商品紹介動画を作成します。

    MikMak社のCEO、レイチェル・ティポグラフ氏はこう言います。

    「インターネットは近い将来、1つの大きな動画になっていくと真剣に考えています。ビジネスもその一部にならざるを得ないのです。ブランドは常に、ソーシャルネットワーク上の動画でも販売できるようにしておく必要があるのです 。

    MikMak社はアンダーアーマー(「全米EC事業 トップ1000社 2017年版」36位)、Birchbox(199位)、ケイト・スペード(124位)、B&H Photo-Video(241位)、ロレアルグループ(276位)といった企業にサービスを提供。ソーシャルビデオコマースの活用、動画視聴から購入につなげるための施策も行っています。ティポグラフ氏によると、MikMac Attachを利用すると、約14%の消費者が商品をカートに追加するそうです。MikMak社は、2015年設立以来、毎年100%ずつ成長を遂げています。

    ティポグラフ氏によると、ソーシャルメディア上の画像やテキスト、GIFやストリーミング動画よりも、動画コンンテンツが購入の決め手となったと答えた消費者は86%に上りました(eMakrketer社のソーシャルコマースに関する最新データ)。巨額の宣伝費を持つ有名ブランドではなくても、商品ストーリーを伝えることができる動画活用に注目が集まっているとティポグラフ氏は考えています。

    中小企業は決して高くないクオリティの動画も販売用に採用しています。スマートフォンで数多くの動画を撮影し、有料広告にまでそれらを採用しているのです。画質の粗い動画コンンテンツの方が、洗練されて綺麗な動画よりも反応が良いことは多いのです。消費者は画質の粗さや、音質の悪さに慣れているんです。」

    実際、モバイル向けのフィードが、マーケティングファネルを崩壊させたとティポグラフ氏は考えています。

    インスタグラムのフィードでは、1億円かけて制作したCMが、安価なカミソリのすぐ横にあります。消費者はブランドのメディアプランなど気にしていません。全てが同じ土俵にあるのです。ダイレクトマーケティングは今や、ブランドを確立するためのマーケティング手法になっています

    ティポグラフ氏は、動画をマーケティングの中核に据えたブランドとしてDr. Brandt Skincare社をあげました。どんな要素が消費者をマーケティングファネルの各段階に移動するのかを見極めるため、全てのSKUで複数の動画を制作。

    27秒間のSnap広告では、フェイスマスクの使い方を説明しつつ、40%オフのクーポンコード、商品詳細とカートに追加するボタンを掲載しています。

    ティポグラフ氏は、ショートヘアの女性をターゲットにしたLiving Proof社のクレイ商品のインスタグラム広告と、ホリデーシーズンにTarget社(「全米EC事業 トップ1000社 2017年版」20位)が掲載したPepperidge Farm(お菓子)のデコレーション方法を紹介した広告を成功事例としてあげました。

    スマートホーム用の商品をオンラインで販売し、「話題の100社」に選ばれたWink社も、コンテンツにハウツー動画を取り入れ、スマートホーム商品の機能や自宅での操作方法を説明しています。Wink社のマーケティングおよびパートナーシップ担当のマット・マクゴヴラン氏はこう言います。

    スマートホームの恩恵を受けたいと考えている人はたくさんいますが、その多くは操作が複雑と感じています。消費者の多くは、自分たちの生活のなかに、スマートホーム商品をどのように取り入れらたら良いのか、まだよくわかっていないのです。動画コンテンツを活用して、ハードルを下げるとともに、スマートホームの技術は誰でも簡単に使えることを伝えています。

    Wink社のECサイトにアップされている動画は、スマートホームをわかりやすく説明しています。また、サイト内にさまざまな動画を散りばめる工夫をしています。消費者は動画を通じ、ユーザーがWink社の商品を使って温度調整をしたり、ライトを消したり、ガレージのドアを閉めたり、コンセントを入れっぱなしにしていたヘアアイロンの電気を、スマートホーム商品を通じて消す様子を目の当たりにします。

    Wink社のECサイトにアップされている動画の例(編集部が追加)

    マクゴヴラン氏は、「サイト訪問者が動画を視聴して、スマートホーム商品を購入することで生活が楽になると知ってもらいたい」と考えています。Wnk社の動画は社内制作と外部委託の両方を活用しています。

    玩具・趣味用品のECサイトの7割が動画を活用

    コンピューター・電化製品を販売する事業者のなかでも、Wink社のECサイトは多くの動画を活用しています。

    ECサイトで動画を活用している事業者のカテゴリー
    ECサイトで動画を活用している事業者のカテゴリー
    • 玩具・趣味用品 71.0%
    • 特産品 62.7%
    • スポーツグッズ 62.3%
    • コンピューター・電化製品 57.5%
    • ジュエリー 56.8%
    • 量販店 53.2%
    • アパレル・アクセサリー 52.1%
    • 花・ギフト 51.4%
    • ハウスウェア・家具 49.5%
    • ハードウェア・ホームセンター 47.4%
    • 食品・薬品 46.3%
    • オフィス用品 44.2%
    • 車部品・アクセサリー44.1
    • ヘルス・ビューティ 44.1%
    • 本・音楽・ビデオ 29.4%
    • 1000社全体 51.9%
    出典:インターネットリテイラー社発行「全米EC事業 トップ1000社2017年版」

    玩具や趣味用品を販売している事業者は、10社に7社がECサイトに動画をアップしています。インターネットリテイラー社が調査したカテゴリー内ではトップ。コンピューター・電化製品のカテゴリーは57.7%で4位でした。今回調査対象となったカテゴリーでは、半数以上の事業者が動画を活用しています。

    今回紹介した企業や、革新的なオンライン事業者の詳細は、インターネットリテイラー社発行の「話題の100社 2018年版」をご覧ください。

    Internet RETAILER

    世界最大級のネット通販業界の専門誌「Internet Retailer」は、雑誌のほか、Web媒体、メールマガジンなどを運営。Vertical Web Media社が運営を手がけている。

    Eコマースの戦略に関し、デイリーニュース、解説記事、研究記事、電子商取引におけるグローバルリーダーをランク付けする分析レポートなどを発行している。

    Internet RETAILER

    「売れるAbemaTV社」が「買えるAbemaTV社」に社名を変えた真相 | 忙しすぎて疲れているあなた。ちょっとしたECの小ネタでブレイクタイム

    8 years 4ヶ月 ago

    インターネットテレビ局「AbemaTV(アベマティーヴィー)」で2月1日に始まった通販番組「マジでヤバいモノが手に入る!売れるAbemaTV社」(放送時の番組名)の初回放送で、衝撃の告知があった。

    それは、通販番組を手がける「株式会社売れるAbemaTV社」の社名を、「株式会社買えるAbemaTV社」に変更したというもの。

    サイバーエージェントとテレビ朝日、ロッピングライフ(テレビ朝日のテレビ通販子会社)の3社が共同出資し、2017年12月1日に設立された「株式会社売れるAbemaTV社」に何が起きたのか?

    番組に登場したサイバーエージェント社長の藤田晋社長は初回放送で、「売れるAbemaTV社の社名は俺が考えた。実は、売れるネット広告社にインスパイアされた」と告白。「パクった言われる。事前に菓子折り持ってご挨拶して来てよ」と、販売部長に任命した伊達氏にある仕事を命じた。

    「マジでヤバいモノが手に入る!売れるAbemaTV社」の1回目の放送
    藤田社長(左)は「売れるネット広告社にインスパイアされた」と告白。右が伊達販売部長(画像は第1回放送から編集部がキャプチャ)

    そのミッションは、売れるネット広告社に対し、“売れる”を冠した社名の使用許可を得ること。ちなみに、商業登記法第27条では、同じ本店所在地において、同一商号(社名)の会社を登記することを禁止しているが、それぞれ本社所在地が異なるので法律上、問題はない。

    サイバーエージェント側と売れるネット広告社の間で幾度も交渉が行われた。結論を記すと、「株式会社売れるAbemaTV社」の利用をサイバーエージェント側は断念。初回放送で社名変更を告知し、「株式会社買えるAbemaTV社」として新たなスタートを切った。

    初回交渉時の様子で、左が売れるネット広告社の加藤広一レオ社長(画像は第1回放送から編集部がキャプチャ)

    実は、この“売れる”を冠した社名使用の交渉は、サイバーエージェントによる12月1日のサービスリリース以前から始まっていたという。

    “売れる”を冠した社名使用に関する交渉を撮影したのは2017年11月22日。サービスリリース前から社名に関する交渉が水面下で行われていたのだ。

    サイバーエージェントによる「売れるAmebaTV」設立に冠するプレスリリース
    12月1日発表のサイバーエージェントによるプレスリリース(画像は編集部がキャプチャ)

    初めての交渉から数日後の2017年12月1日、サイバーエージェントは「株式会社売れるAbemaTV社」の設立とサービススタートのリリースを発表することに。だが、交渉にあたっていた売れるネット広告社の加藤広一レオ社長は「サプライズだった」と振り返る。

    売れるネット広告社・加藤社長がFacebookに投稿したコメント
    サイバーエージェントから「株式会社売れるAbemaTV社」の設立とサービススタートのリリースが発表された後、加藤社長がFacebookに投稿したコメント

    加藤社長によると、その後、数回の話し合いの場が設けられたという。そして2月1日、番組内で「株式会社買えるAbemaTV社」への社名変更が発表された。

    サイバーエージェントのHP内でも「買えるAbemaTV社」へ社名変更されている

    売れるネット広告社の加藤社長に心境を聞いてみた

    そこで編集部は加藤社長に接触。サイバーエージェント側が“売れる”を冠した社名の使用を断念したこたことについて聞いてみた。

    売れるネット広告社の加藤公一レオ社長
    加藤公一レオ社長

    ――なぜ交渉が破断したのですか。

    会社の経営者として社名はものすごく重要なものであり、子供の名前のように大切なものです。単純に嫌でした。当社は“売れる”というキーワードで検索すると上位表示されています。もし、サイバーエージェントさんが「売れるAbemaTV社」を社名に使ったら上位表示の地位を奪われるかもしれないと思ったのも正直なところです。

    サイバーエージェントさんが手がける事業はB2Cですので、「買えるAbemaTV社」の方がユーザー(視聴者)目線から見るとわかりやすくなったのではないでしょうか。

    ――事前に社名に関する交渉があったのですね。

    ある日、伊達部長から連絡が入って、最初は「媒体のセールスかな?」と思ったんです。そしたら、いきなりAbemaのカメラクルーが当社の会議室に入ってきました。それが、2月1日に放映された内容です(仕込みではありませんよ)。

    その日は、「検討します」と回答して交渉は終わりました。そしたらその後、「売れるAbemaTV社」のリリースがサイバーエージェント側から出ちゃいまして。その後、数回の話し合いを経て、最終的に社名変更ということになりました。

    ――「買えるAbemaTV社」に一言。

    「買えるAbemaTV社」は通販番組に新たな革命を創ろうとしている素晴らしい事業だと思います。伊達部長、応援してます! 頑張ってください。

    瀧川 正実

    ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

    通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

    瀧川 正実

    楽天のフリマアプリ「ラクマ」と「フリル」が統合、新「ラクマ」として出発

    8 years 4ヶ月 ago

    楽天がフリマアプリの一本化に踏み切る。楽天の「ラクマ」、グループのFablicが運営する「フリル」を2月26日にサービス統合。新サービス「ラクマ」としてフリマアプリの運営を一本化する。

    「フリル」に「ラクマ」のデータを集約していく形で統合する。現「ラクマ」は3月以降、段階的に機能制限を行い、2019年中にサービスを終了する予定。

    「ラクマ」は30代男女が中心顧客。「フリル」はファッションやコスメなどの取引を中心に、10~20代女性から支持を得ているという。

    今後、新「ラクマ」はFablicと楽天の双方が協力し合って運営。今後、会員数約9300万の顧客基盤を有する楽天グループとの連携を強化し、新「ラクマ」の成長を加速させる。

    楽天のフリマアプリ「ラクマ」と「フリル」が統合、新「ラクマ」として出発

    新「ラクマ」は2月26日にスタート

    統合後も「フリル」ユーザーはそのままアプリを利用できる。現「ラクマ」ユーザーは「フリル」にデータを移行する必要がある。

    楽天が2017年11月に発表した2017年1~9月期(第3四半期累計)連結業績によると、「ラクマ」「フリル」は順調に流通総額が拡大。「ラクマ」の第3四半期の流通総額は前年同期比2倍、「FRIL」は同5.9倍に増えた。

    決算発表の席で三木谷社長は、「(2017年10月度の流通総額を参照すると)年間流通総額は1000億円を突破。2018年度には流通額2000億円を突破できる」とコメントしてた。

    CtoC(「ラクマ」「FRIL」)は、テレビコマーシャルを含めた積極的な宣伝活動が流通総額、出品者数、注文数の増加を牽引

    TVなどの宣伝活動が流通総額、出品者数、注文数の増加を牽引

    楽天は2016年9月、Fablicの全株式を取得し、完全子会社化している。

    瀧川 正実

    ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

    通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

    瀧川 正実
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