ネットショップ担当者フォーラム

「ZOZOTOWN」の「送料自由」でゼロ円設定は43%、利用者の平均送料は96円

8 years 6ヶ月 ago

スタートトゥデイは10月24日、ファッションECサイト「ZOZOTOWN」で試験運用している送料を顧客が自由に設定できる「送料自由」の利用状況を発表、10月1日〜23日までに送料をゼロ円に設定した割合は43%だった。すべての利用者の平均送料は96円。

顧客の住所にもとづき都道府県別の平均送料を算出し、金額を公表した。平均送料が最も高いのは福島県の111.73円。2位以下は岩手県、青森県、長野県、島根県。平均送料が最も安いのは奈良県で86.05円。

「ZOZOTOWN」の「送料自由」、ゼロ円設定は43%
都道府県別 平均送料ランキング

「送料無料」は10月1日、「ZOZOTOWN」で購入した商品の送料を消費者が決める制度として試験的にスタート。ショッピングカート画面で利用者が送料を設定する仕組み。

送料の初期設定は400円に設定されており、利用者は任意の金額を入力することができる。送料を100~1500円の範囲で、100円刻みで選ぶプルダウン式の選択項目もある。

9月末までは「ZOZOTOWN」での購入代金が4999円(税込)未満の場合では送料は399円(税込)、購入代金が4999円以上では送料無料だった。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

乗るしかない、このビッグウェーブに! 今年の「いい買い物の日」は総額3億円相当の賞品が当たる!【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

8 years 6ヶ月 ago

Yahoo!ショッピングでの「いい買物の日」セールは11月5日からスタート。いい買物の日は5社→39社→94社と年々拡大し、今年は総額3億円相当の賞品が当たるキャンペーンなどが行われます。ショップもこの波に乗りたいところです。

年々拡大する「いい買い物の日」。今年はどうなる?

ヤフーら参加の「いい買物の日」10/17スタート、94社が参画する大規模イベント | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/4801

まとめると、

  • ヤフーなど94社は合同で、大規模セール「いい買物の日」を10月17日から11月13日まで実施
  • 「Tポイント1000万ポイント」など、総額約3億円相当の賞品が当たるキャンペーンなどを行う
  • Yahoo!ショッピングでの「いい買物の日」11月5日からスタート

ヤフー、アスクル、ソフトバンク、ファミリーマート、TSUTAYA、エディオン、ドトールコーヒー、キリンなど、流通小売事業者やEC事業者、飲食事業者など、前年比約2.4倍の94社(192ブランド)が参加する。主催は「いい買物の日」実行委員会。

これだけの企業が参加すれば目玉企画も多いです。注目は「いい買物の日くじ」。Tポイント1000万ポイント、ファミリーマート ファミチキ1111本分、 ハーゲンダッツ ミニカップ1年分……などなど、豪華賞品が当たるかも!

調査よりも社長自身の感覚で勝負

バルミューダ寺尾氏の“ヒットを生む発想法”とは? | 日経トレンディネット
http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/column/17/071400006/101300007/

まとめると、

  • 「おいしさ」や「心地良さ」は感性だが、お金に変換することでビジネスになる
  • 発想したもののうち、最後まで残って形になって結果まで出せたのは3%くらいしかない
  • マーケティング調査は買っていない人に対しての調査なので意味がない

多様化とか個性の時代とよく言われますが、人間は共通部分として「一般性の枠」というものを持っていると思っていて、そこに“ハマった”ものは売れるし、そこから“外れた”ものは売れないのです。

調査をすると一般的なものから外れたニーズみたいなものが見えてきますが、そこは爆発的には売れないということなんですね。ニッチなところで勝負するのか、ど真ん中で勝負するのか、いずれにせよ最後は自分の感覚かも。

Webマーケとか言うのは商売がわかってから

「効率化を求めすぎて商売を忘れてないか」 ハイフィットの吉村さんに売るための本質を聞いてきた | ECzine
https://eczine.jp/article/detail/5038

まとめると、

  • これからのECの流れはどうなるのかということを常にキャッチしておく
  • 何を欲しているのかわからないのなら客に聞という姿勢は経営層でも持っておくべき
  • リアルで売っているお店の特徴を見つけて、自分の所に取り込めることはないかを考える

リアル店舗がやっぱりすごいと思うのは、売り場を臨機応変に変えるんですよね。デパートの紳士服売り場ラックは、平日と土日で高さ変えてるんですよ。平日は、「うちの旦那にどうかな?」って女の人が来るから下がるんですよ。で、土日は旦那本人が来るからちょっと上がるっていうね。

売り場の高さってスーパーでもよくわかりますよね。お菓子なら上にあるものは大人が買うもの、下にあるのは小さい子どもが買うもの。日常のちょっとした買い物の中に商売のヒントが隠されています。売る人の目線で売り場を見てみてください。

EC全般

配送運賃にコスト変動を加味する 「法人顧客プライシングシステム」など、ヤマトの宅急便改革まとめ | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/4798

「PUDOステーション」、設置台数が累計1000台を突破 | 通販通信
https://www.tsuhannews.jp/46525

送料値上げ対策で物流会社がタッグ、配送コストを抑える「共同仕分宅配センター」設立 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/4800

配送の工夫はどんどん進んでいますし、受け取りの工夫も進んでいますね。PUDOは地方でも見かけるようになってきました。

【最新版】中国越境EC市場&モール状況 (2017年9月) | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/4780

「実は日本の商品は中国の商品に比べてコスパが良い」。これは驚き!

イベント参加者の50%が商品を購入、ファンの声を拡散して見込客のハートをつかむBenQのソーシャル活用 | Web担当者Forum
https://webtan.impress.co.jp/e/2017/10/12/26718

パソコン周辺機器はTwitterとの相性が良さそうですよね。

ECサイト向けAMP対応テンプレートがAMP Startでダウンロード可能に | 海外SEO情報ブログ
https://www.suzukikenichi.com/blog/amp-templates-for-ecommcerce-are-availavble-now/

ネットショップのAMP対応はリスクもありそうですが、ブルーオーシャンかも。

WPA2 における複数の脆弱性について | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
https://www.ipa.go.jp/security/ciadr/vul/20171017_WPA2.html

心配な人は情報システム部などに確認を。

今週の名言

手間をかけること自体が珍しくなっているので、なんだろうと思って近づいてもらえる。

ほぼ日の糸井さんと、ななつ星の唐池さんの議論から、「メディア」の価値を改めて考える。 | 徳力基彦 公式ブログ
https://lineblog.me/tokuriki/archives/755430.html

「手間」は価値。ただし、手間だけかかっても意味がないので、手間をかける方向を考えながら。

森野 誠之

運営堂

運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサービスも開始。豊富な社会・業務経験と、独立系コンサルタントのポジションを活かしてWeb制作や広告にこだわらず、柔軟で客観的な改善提案を行っている。理系思考&辛口の姿勢とは裏腹に皿洗いを趣味にする二児のパパ。

森野 誠之

楽天・講談社・ブランジスタがタッグ、EC連動のスマホファッションマガジンを創刊

8 years 6ヶ月 ago

楽天は10月23日、スマホ向けのWebファッションマガジン『BeViVi』を創刊した。楽天市場で販売している商品を記事で取り上げ、読者を楽天市場のショップに誘導する。

Webマガジンの編集業務はファッション誌『ViVi』を出版している講談社の編集部が担当。電子雑誌の出版を手がけるブランジスタも「BeViVi」の制作に携わっている。

『BeViVi』は楽天市場で販売されているファッションアイテムを『ViVi』の編集部が選び、記事を作っているのが特徴。記事ページには、記事に取り上げられた商品の画像を掲載し、商品画像をタップすると楽天市場の出店者の商品ページに移動する。

楽天・講談社・ブランジスタがタッグ、EC連動のスマホファッションマガジンを創刊

スマホファッションマガジン『BeViVi』創刊号

媒体のコンセプトは「オンラインショッピングがもっと楽しくなり、ファッションアイテムがもっと欲しくなる、“今すぐ買える『ViVi』”」。読者層の主なターゲットは10~20代の女性。

講談社の編集力と楽天市場の商品力を生かし、良質なコンテンツを発信していくとしている。

『BeViVi』の創刊号では、『ViVi』の専属モデルである八木アリサさん、玉城ティナさん、emmaさんらが表紙に登場。50ページにわたり、約300商品を紹介している。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

イケアが自宅で家具の設置シミュレーションできるアプリ、拡張現実(AR)を活用

8 years 6ヶ月 ago

家具量販店「IKEA」を展開するイケア・ジャパンは10月16日、拡張現実(AR)技術によって家具の設置シミュレーションを行えるスマホアプリ「IKEA Place」の配信を開始した。

設置シミュレーションを行った後、アプリから直接オンラインショップに移動し、商品を購入することも可能。リビングで使用する家具を中心に2000商品以上を登録している。

スマホのカメラで自宅などの床をスキャンしてから、欲しい家具を選択。設置場所を指定すると、設置後のイメージを立体的に確認できる。

「IKEA Place」で子供用チェアを選択(編集部が撮影)

設置する空間に合わせて、商品のサイズをアプリが自動で調整。イケア・ジャパンによると再現性は98%で、家具の布地の質感や家具に当たった光や影の具合まで確認できるという。

アプリでシミュレーションした家具は画像や動画として保存し、知人などとシェアできる。

「IKEA Place」でシュミレーションした商品をイケアのECサイトで購入することが可能

アプリから直接オンラインショップに移動することができる(画像は編集部がキャプチャ)

アプリのリリース時点では、ソファー、アームチェア、フットスツール、コーヒーテーブルの全商品に加え、売れ筋の収納家具など、リビングで使用する大型家具などが登録されている。現在、「IKEA Place」が使えるOSはiOS11。

イケア・ジャパンのECは店舗単位で段階的に拡大してきた。2017年1月に福岡県と熊本県の店舗で開始し、4月から全店舗で実施。10月11日からは配送対象地域を一部離島を除く全国に広げた。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

【広告主向け】アフィリエイト広告 運用基礎セミナー 11月16日、渋谷

8 years 6ヶ月 ago

11月16日(木)東京都渋谷区において、日本アフィリエイト協議会主催のセミナー「【JAO】広告主向けアフィリエイト運用基礎セミナー」が開催される。

第1部では日本アフィリエイト協議会事務局より、最新のアフィリエイト業界動向や、アフィリエイト広告主の成功事例などの情報共有が行われる。

第2部ではコミュニケーション・マーケティング コンサルタントの鈴木珠世氏が、広告主側としてどのようにアフィリエイト運用を行うべきかを、実体験や事例を交えながら講演する。

アフィリエイト・プログラムを利用している、またはこれからアフィリエイト広告を出稿しようと検討している広告主企業担当者が対象。アフィリエイト運用を手掛ける広告代理店、ASPも参加可能(JAO会員限定)。

 

●セミナープログラム

 13:05~13:50 日本アフィリエイト協議会(JAO)事務局講座

 14:00~15:30 鈴木珠世氏による運用基礎セミナー

 15:30~16:00 質疑応答

 16:30 終了予定

●開催概要
  • セミナー名:【JAO】広告主向けアフィリエイト運用基礎セミナー
  • 日程:2017年11月16日(木)
  • 時間:13:00~16:30 (受付12:30~)
  • 場所:渋谷区渋谷2-22-8 名取ビル アットビジネスセンター渋谷東口駅前[地図
  • 主催:日本アフィリエイト協議会
  • 参加費:日本アフィリエイト協議会の正会員は無料、同会の無料会員は2,000円、未加入者は5,000円
●申し込み・詳細
uchiya-m

オットージャパン、商品レビューを分析しECマーケティングに活用

8 years 6ヶ月 ago

ファッション通販を手がけるオットージャパンはこのほど、サイト内検索エンジンやレコメンドシステムなどを提供するナビプラスのレビュー分析システムを導入し、商品レビューの分析結果をマーケティング施策に生かす取り組みを始める。

ナビプラスは10月20日、商品レビューを分析してマーケティング施策に生かすレビュー分析システム「商品レビュー分析サービス」を、オットージャパンのECサイト向けに提供したと発表した。

ナビプラスによると、オットージャパンはレディースファッションの自社ECサイトにおいて、商品カテゴリーごとの満足度調査や、投稿者の身長別の満足度の比較などを行い、商品企画やサイト内導線の改善に生かす予定。

「商品レビュー分析サービス」は、商品レビューを話題ごとに複数の軸で評価できる。例えば、投稿者の性別や年代などといった属性と、商品カテゴリーやブランドなど商品属性を掛け合わせて満足度を分析することが可能だ。

オットージャパンは、商品レビューを分析してマーケティング施策に生かすレビュー分析システム「商品レビュー分析サービス」を導入

商品カテゴリごとの着用感分析(イメージ)

ナビプラスはデジタルガレージの子会社。サイト内検索エンジンやレコメンドシステム、レビュー投稿システムなどを提供している。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

IT人材の採用に大苦戦!EC事業に不可欠なテクノロジーに強い組織はどう作る? | 村川智博の「ピンチはチャンス!」

8 years 6ヶ月 ago

現代社会でビジネスをするにはITは切り離せません。優秀なIT人材を集めるにはどうすれば? 地方に居ながら最新情報をキャッチアップするには? 私が導き出した答えについて解説します。 イラスト◎なとみ みわ

複数チャネルで販売したい!マルチチャネル戦略の誕生

当社は創業当初、各店舗で買い取った商品をオークションサイトで販売するビジネスモデルでした。その後、インターネットショッピングモールが登場し、そこでも商品を販売したいと考えました。

しかし、2つのサイトで商品を販売するには、それぞれのサイトで掲載作業を行わなければならず、作業工数が2倍に増えることになります。商品数が増加してきたため、自社ECサイトを立ち上げ、そこで販売することも検討しました。ただ、商品の掲載作業に加え、商品が売れた場合の取り消し作業も発生するので作業量は3倍以上。どうすれば販売チャネルを増やしながら、作業を効率化できるのだろうかと考える日々を過ごしました。

そして、ある日「Web上で新しいフォーマットを作成し、各販売チャネルを一括で管理できる商品在庫連動システムを社内で構築すれば、一度の作業で商品の同時掲載や取り消しが可能なのでは?!」というアイデアがひらめきました。

実現するのは簡単ではないとわかっていましたが、私の思い描いたシステムを開発できる企業を探し、ある企業と出会いました。発案から6か月後の2006年秋頃、ついに現在のシステム(ベクトルプレミアムシステム)の前身となる「商品在庫連動システム」が完成したのです。

ITがわからないから……できる人間かどうか判断できない

システムトラブル発生?! IT事業部立ち上げまで

「このシステムを活用し、マルチチャネル戦略を採れば売り上げは好調に伸びる!」と喜んでいたのもつかの間、システムの不具合が増加してきました。

商品を販売していくにあたり、システムの不具合には迅速に対応し、改善をしていかなければなりません。社内で対応できる体制を構築すべく、2007年に新部署としてIT事業部を立ち上げました。

IT関連に詳しい人材を招くために、「リサイクルショップベクトルのIT人材を募集」と求人を出しました。面接時に求職者の「HTMLが使えます!」とったアピール重視で採用してみるものの、私自身がIT関連の知識不足だったために、なかなか思い描いたようなIT事業部は確立できませんでした

ITシステムにはピンチがつきもの……

自社ECサイトの作成と新システムの開発に力を注いてでいた2012年、あるトラブルにより、突然販売チャネルの1つである他社サイトが利用できなくなる事態が発生しました。

その日を境に売上は激減。ベクトルは一部の店舗をフランチャイズとして展開しているので、加盟店からのクレームも発生しました。

すぐに責任者を集めて緊急会議を実施し、開発中の自社ECサイトと新システムのリリースを半年から1年ほど前倒しすることを決断しました。

新システムをリリースするために社内で改善を重ねつつ、受注業務やコールセンター業務、物流業務などのバックシステムも本部で受け入れる新パッケージを加盟店に提案しました。

全従業員が一丸となって努力した甲斐あって、無事に自社ECサイト「ベクトルパーク」を公開でき、新システムも導入できました。加盟店からもご理解いただき、なんとかピンチを乗り切りました。

ITシステムにはいまだに予想しないトラブルが発生しますが、幾度となくピンチを乗り越えてきた現在は、社員も私自身も、冷静かつ迅速に対応できるようになりました。

私がこの経験から学んだこと

①自らのITリテラシーを高めれば優秀なIT人材が集まる

当初、IT人材の採用に苦戦していたのは、私自身がシステムやWebのデザインなどを理解できていなかったためです。また、「そもそも優秀なITのシステムエンジニアやプログラマーが、リサイクルショップを運営する地方企業のIT事業部で働きたいと思うだろうか」と考えました。

そこで、まずは経営者である私自身がITの知識を身に付けるべきだと思い、ITやECサイト関連の勉強会へ自ら足を運び、ITに特化した経営のコンサルティングも受け、専門性の高い知識を習得しながら、自社のIT化を進めていきました。

現在、当社のIT事業部はIT企業出身の社員も含め、優秀な人材が集まり、日々新たなシステム開発に取り組んでいます。また今年はおかげさまで「ヤフオク!ベストストアアワード」のメンズファッション部門や経済産業省中小企業庁主催の「はばたく中小企業・小規模事業者300社」の生産性向上の部門で受賞することができました。

はばたく中小企業・小規模事業者300社

②学びの場を創設すれば鮮度の高い情報と人が集まる

IT技術が画期的に進化していく中、さまざまな工夫を凝らしたサービスやシステムがどんどん開発されています。当社もEC事業をしている限り、業界の発展スピードに遅れてはならないと強く感じています。

ところが、地方にはなかなか鮮度の高い情報が集まってきません。そこで、ITやEC関連の講師を招き、勉強会開催すれば業界関係者が集まるのではないかと思いつきました。

そこで2013年3月に創設したのが「ベクトル大学」です。ベクトル大学は鮮度の高い情報収集やビジネスマッチング、人材の獲得や多くの社会人の方との有意義な時間を共有できる社会人の学びの場です。地方でも首都圏に負けない新しい情報を提供することで、ビジネスへの原動力を見いだして欲しいという想いで創設しました。

ベクトル大学ではSEOやアフィリエイトといったITの知識から、組織論や自己啓発まで、幅広い内容をセミナー形式で発信しています。

ベクトル大学のセミナーの様子
ベクトル大学のセミナーの様子

以前、ベクトル大学の講師として株式会社サイバーエージェントの藤田晋代表をお招きしたことがありました。講義を終えた後、参加者からの「インターネットの世界で変わらないものはありますか?」という問いに対し、藤田氏は「インターネットの世界は変わらないものがないことが、変わらない」と回答され、私はとても感銘を受けました。今でも、この言葉が強く心に残っており、意識しながら会社を経営しています。

ファッション×IT 今後の展望

スマートフォンの普及により、いつでもどこでも簡単にインターネットにアクセスできる環境になりました。さらにSNSの発達によりインスタグラマーやユーチューバーが生まれ、人々の消費行動が変化し、当然モノの売り方もオムニ・マルチチャネル化してきています。

SNSで知った商品を買った経験がある方も多いと思いますが、今後ITの世界はリアルと仮想世界との垣根を越え、オンリーワンのサービスを提供する者が生き残るのではないかと思っています。

またファッションとITに共通していることは、「流行り廃れが激しい」ということです。一昔前に比べてさらにその回転が速くなってきていると感じています。

変わり続けるファッションの流行やITの発展に対して、私たちも加速度的に変化し続けなければなりません。サービスを提供するにあたり、ユーザーインタフェースを高めることはもちろんですが、リアル店舗とWebを連動させることでオムニチャネルを推進している点や、多くの企業とアライアンス提携を行っている点を踏まえ、今後はベクトルの強みを生かしたオリジナルプラットフォームサービスを提供していきたいと考えています。

より新しい情報をキャッチアップするために、東京へ進出!

2016年、当社はIT・マーケティング事業の拡大、事業部間のシナジーの創出、企業価値の拡大を目指して、東京事務所を設立しました。現在は東京をベースに優秀なIT人材の採用を進め、最先端の技術や取り組みをキャッチアップしています。

働きたくなるオフィスを目指し、ランウェイを意識したライトアップのある全面ガラス張りの円卓会議室を中心に、カフェのようなコミュニケーションの場やDJブースを備えたスタイリッシュなオフィス空間を作り、社員同士のコミュニケーションが生まれやすいような環境を整えています。

東京事務所「VECTOR CORE TOKYO」(ベクトルコアトーキョー)
東京事務所「VECTOR CORE TOKYO」(ベクトルコアトーキョー)

ちなみに現在、システムエンジニアやWebクリエイター、ITインフラのスペシャリストを募集しています。

◇◇◇

今回ご紹介したいEC担当者にオススメの本は、現状に甘んじることなく変革する力を持つことの重要さを唱えた、ユニクロの柳井正氏の『経営者になるためのノート』(PHP研究所 刊)という書籍です。

このノートは実際にユニクロの幹部教育に使用されており、自分で書き込みをしながらアウトプットすることで実践を促してくれる構成になっています。経営者になりたい人だけでなく、常に変化し続けるITの世界で活躍したい方、自身の考えをすぐに行動に移したい方にもオススメです。

株式会社ベクトル 村川 智博

村川 智博

株式会社ベクトル

1976年岡山市生まれ。アパレル品の買取販売を中心としたリサイクルショップから事業をスタートし、2003年に有限会社ベクトル(現、株式会社ベクトル)を創業。2012年には人材育成を目的としたベクトル大学の設立などCSR活動にも積極的に取り組んでいる。

 

村川 智博

優良顧客の「買い控えの兆候」を発見、通知するサービスが登場

8 years 6ヶ月 ago

通販コンサルティングとデータ分析サービスを提供するトリノリンクスは10月23日、小売業の顧客が商品やサービスを利用しなくなる兆候を購買データから発見し、事業者に通知するサービスを開始する。初年度の販売目標は500社。

サービス名は「ショッピング・アラート」。小売事業者が持つ購買データを、継続購入する顧客と購入を止める可能性がある顧客の差異をトリノリンクスが分析。「買わなくなる兆候が見られる上位顧客」を特定した上で、その顧客番号を納品する。

「顧客番号」を使って顧客を特定するため、個人情報の開示は一切不要で利用できるという。離脱予防効果に関する試算レポートも提供する。

利用料金は税別24万8000円。オプションサービスで、買い控えを防くための具体策の企画や制作、実施も代行する。

トリノリンクスは、「小売業や通販・ECでは、顧客の購買実績データを活用する動きは顕著ですが、『買い控えを未然に防ぐ』取り組みは進んでおらず『買わなくなった後の対策』に終始しているのが現状です」と指摘。

購買データの活用の方向性を「休眠後の対処」から「休眠前の予防」へシフトすることを小売事業者に提唱し、多くの企業でその有効性を確認しているという。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

スタートトゥデイ、ファッションアプリ「IQON」のVASILYを買収へ

8 years 6ヶ月 ago

ファッションECサイト「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイは10月19日、ファッションコーディネートアプリ「IQON(アイコン)」を運営するVASILY(ヴァシリー)の全株式を取得し、完全子会社化することで合意したと発表した。

VASILYが持つ人工知能を活用した画像認識技術などを応用し、スタートトゥデイの成長につなげる。

VASILYが運営する「IQON」は、200以上のECサイトで販売されているファッションアイテムの画像を、ユーザーが自由に組み合わせてコーディネートを作成できるサービス。

アプリのダウンロード数は2014年末時点で200万DL(同社発表値)。2016年にはGooglePlayの「ベストイノベーティブアプリ」の大賞を受賞した。

VASILYの設立は2008年11月。コーポレートサイトによると資本金は1億円で、株主は同社経営陣のほか、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、KDDI、グロービズ・キャピタル・パートナーズ、GMOベンチャーパートナーズ、講談社など(10月19日時点)。

ファッションメディアサービスなどを手がける株式会社VASILYが運営する「IQON(アイコン)」

コーディネートサービスの「IQON(アイコン)」は(画像は編集部がキャプチャ)

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

Yahoo!ショッピングに動画コマース機能、ライブ配信で商品紹介

8 years 6ヶ月 ago

ヤフーは10月19日、「Yahoo!ショッピング」のスマホアプリにライブ配信で商品を紹介できる機能を実装すると発表した。法人の出店者を対象に、11月上旬から無料で機能を提供する。

ライブ配信機能の名称は「Yahoo!ショッピングLIVE」。法人の出店者はライブ配信用アプリ「ストアクリエイター」をダウンロードすることでライブ配信機能を利用できる。

配信時間帯は毎日午後6時~午後11時。番組枠は30分で、配信は事前予約制。配信面は「Yahoo!ショッピング」アプリのトップページ。1回の配信で最大10商品まで販売できる。

ヤフーが新たに搭載した、「Yahoo!ショッピング」のスマホアプリにライブ配信で商品を紹介できる機能「Yahoo!ショッピングLIVE」

アプリのTOPに掲載

当初はiOS版アプリで提供する。今後、Android版アプリやWeb版にも対応する予定だが時期は未定。

ライブ配信の対象カテゴリーは「レディースファッション/メンズファッション/家具」「インテリア/食品/ドリンク」「水」「お酒/キッチン」「日用品」「文具/コスメ」「美容」「ヘアケア」。

ライブ配信機能の対象を当初は約3000ストアに限定する。対象店舗は順次拡大していくという。

動画を視聴しているユーザーからコメントや「いいね」の投稿を受け付ける機能を実装しているため、ユーザーの反応をみながら臨機応変にデモンストレーションを行える。

11月11日(土)の「いい買物の日」には、「コパ・コーポレーション Yahoo!店」のライブ配信チャンネルが登場する。

「Yahoo!ショッピングLIVE」には、動画を視聴しているユーザーからコメントや「いいね」の投稿を受け付ける機能を実装

コメントなどを投稿できる機能を実装している

ヤフーはライブ配信機能の搭載について次のようにコメントしている。

Yahoo!ショッピング LIVE」を通じ、ユーザーに対し、従来のネットショッピングでは実現が難しかった“リアルのお店でお買物をしている感覚”を提供できるため、商品購入の参考にしていただくことができます。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

Yahoo!ショッピング「いい買物の日」/中国ECモール最新情報【ネッ担アクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

8 years 6ヶ月 ago

Yahoo!ショッピングで「いい買物の日」が11月13日まで開催中です。翌日の11月14日と15日はネッ担のイベントです。虎ノ門ヒルズでお会いしましょう!

  1. 【11/14+15 虎ノ門ヒルズ】無印良品、資生堂、カゴメ、ロクシタンが語るオムニチャネル~顧客対応&最新物流情報など全50講演

    tweet8はてなブックマークに追加

    無印良品のWebサイト刷新のポイント、カゴメの失敗から学んだ成功法則、ロクシタンの組織作りなど。11/14.15虎ノ門ヒルズにて開催

    2017/10/13
  2. ヤフーら参加の「いい買物の日」10/17スタート、94社が参画する大規模イベント

    tweet3はてなブックマークに追加

    流通小売事業者やEC事業者、飲食事業者など、前年比約2.4倍の94社(192ブランド)が参加

    2017/10/17
  3. 【最新版】中国越境EC市場&モール状況 (2017年9月)

    tweet12はてなブックマークに追加

    越境ECの利用者数は? なぜ越境ECを利用するのか?(vol.29)

    2017/10/16
  4. 最も使われたECアプリは「Amazon」、実店舗系はジーユーがトップ【2017年上期】

    「デジタルファースト型」の2位は「楽天市場」、3位は「Yahoo!ショッピング」、4位は「楽天ポイントカード」、5位は「ZOZOTOWN」

    2017/10/13
  5. ユニクロのEC売上高は15%増の487億円、EC化率は6.0%[2017年8月期]

    2016年8月期の伸び率は同30.1%増だったが、2017年8月期は同15.6%増にとどまった

    2017/10/13
  6. 流通額15兆円の中国EC大手JD.comが実店舗を大量出店するワケ

    中国EC大手のJD.com(京東商城)は8月現在、実店舗92店を展開し、2017年末までに300店舗へ増やす

    2017/10/18
  7. 「炊飯器の釜を厚くし過ぎても意味はない」。アイリスオーヤマが気付いた「売れるポイント」【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2017年10月10日〜15日のニュース

    2017/10/17
  8. 送料値上げ対策で物流会社がタッグ、配送コストを抑える「共同仕分宅配センター」設立

    仕分け作業の効率化や配送エリアを限定することで、運賃を大手の約5割に抑えるという

    2017/10/17
  9. 配送運賃にコスト変動を加味する 「法人顧客プライシングシステム」など、ヤマトの宅急便改革まとめ

    配送運賃に、出荷タイミング、配達先、サイズ、集荷方法、届け先の不在率など法人の扱う荷物の特性を加味

    2017/10/16
  10. セブン&アイの通期EC売上げ1400億円見込む。中間EC売上は10%増の526億円

    ネットショッピングが約1.8倍の増収ほか、イトーヨーカドー、ロフト、そごう・西武の通販が伸びた

    2017/10/16

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    uchiya-m

    「LINE@」でオペレーターが顧客に商品提案、トランスコスモスの「日本直販」

    8 years 6ヶ月 ago

    トランスコスモスは10月18日、通販ブランド「日本直販」でLINE@アカウントを活用した有人対応による問い合わせサービスを開始した。

    オペレーターがLINE@を通じて顧客とチャットでやり取りし、商品検索のサポートや、画像を使った商品説明などを行う。

    これまでの電話やFAX、メールの対応に加え、LINE@のチャット機能を顧客対応に活用。柔軟でタイムリーなカスタマーサポートをめざす。

    日本直販のLINE@アカウントを開設したのは2017年3月。これまで主にクーポンの配信やメッセージ機能を通じたキャンペーン告知などに活用してきた。今回、LINE@とコールセンターを連携し、本格的にカスタマーサポートへの活用に乗り出した。

    消費者は日本直販のLINE@アカウントを友だちに追加すると、チャットで問い合わせを行える。

    「日本直販」は近年、若年層へのアプローチを強化していることや、メルマガの開封率が頭打ちになっていることなどから、新たな集客ツールとして2017年3月にLINE@を導入した。

    将来的にはLINEトーク画面上でのトークを通じて消費行動を引き起こす「LINEコマース」もめざしている。

    トランスコスモスは10月18日、通販ブランド「日本直販」でLINE@アカウントを活用した有人対応による問い合わせサービスを開始

    日本直販のLINE@を活用した顧客対応

    トランスコスモスは2012年、民事再生法の適用を申請した総通から、高枝切りバサミのテレビ通販などで知られる「日本直販」の通販事業を、新設したトランスコスモスダイレクトが譲り受けた。

    その後、2013年1月にトランスコスモスダイレクトは社名を日本直販に変更。2015年、当時子会社だった日本直販を吸収合併した。

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    インスタグラムの利用者急増、意外にも50代超の男性利用も増加中

    8 years 6ヶ月 ago

    視聴行動分析サービスを提供するニールセンデジタルは9月26日、国内におけるSNSアプリの利用者数に関するレポートを公表した。Instagram(インスタグラム)の利用者が急増し、若年女性だけでなく50代以上の男性ユーザーも増えていることがわかった。

    2017年8月の大手SNSアプリの利用者数は、Twitterが前年同月比19%増の2656万人、Facebookが同7%増の2252万人、Instagramが同43%増の1706万人。

    ニールセンデジタルのSNSサービスアプリ利用者調査

    Instagramの利用者数は他のSNSより少ないものの増加率は最も高い。性別・年齢別で増加率が最も高いのは50代以上の女性(114%増)で、次いで40代の男性(64%増)、29歳以下の男性(55%増)。

    ニールセンデジタルのSNSサービスアプリ利用者調査。Instagramの利用者数は他のSNSより少ないものの増加率は最も高い

    利用者の性別は女性が58%、男性が42%。FacebookやTwitterの利用者の性別がほぼ半々であることに比べ、女性の利用者が多い。

    ニールセンデジタルのSNSサービスアプリ利用者調査。利用者の性別は女性が58%、男性が42%

    Instagramのリーチトレンドは2015年8月時点で14%だったが、2016年4月に20%を超え、2017年8月は27%まで上昇している。

    こうした調査結果について、ニールセンデジタルの中村義哉エグゼクティブアナリストは次のように説明している。

    今回の分析では、今年に入りInstagramの利用者が再度拡大しており、現在も成長していることが分かりました。また、数年前までは女性の若年層が利用者の中心でしたが、高年齢層や男性にも利用が広がっていることも分かりました。

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    「アマゾンとも競争できる」――アシックスがフィットネスアプリを買収した理由 | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

    8 years 6ヶ月 ago

    フィットネスアプリの「Runkeeper」を8500万ドルで買収したアシックス。新たなテクノロジーを利用して、消費者とのつながりを強化しています。なぜアシックスは消費者と直接的な関係を作ろうとしているのでしょうか。

    老舗スポーツメーカーがアプリ運営企業をなぜ買収したのか

    「1949年創業のスポーツブランドであるアシックスは、フィットネス関連商材を消費者がどのように購入してきたのか、その変遷を長きにわたって見てきました」。Runkeeperのエンジニアリング担当ディレクターであるフィル・コナートン氏は説明し、次のように指摘します。

    今まで、アシックスは時代に合わせて変化してきました。今、最も重要視しているのは、新しい靴を購入しようと消費者が思った瞬間から、彼らとつながる方法を見つけることなんです。

    その方法を探していたアシックスは2016年3月、フィットネスアプリ「Runkeeper」の運営企業であるFitnessKeeper社を8500万ドルで買収しました。コナートン氏によると、買収の目的は、スポーツブランドであるアシックスが消費者との直接的な関係を構築することだそうです。

    買収当時、「Runkeeper」のユーザーは3300万人。ユーザーはアプリを使ってトレーニング中の走行距離とペースを記録。フィットネスの目標を達成するために役立つ活動を記録し、管理、分析します。

    アシックスは顧客と直接コミュニケーションを取り、つながる必要があります。私たちのブランドがいつも消費者の頭の片隅にあるようにしたいのです。

    このように話すコナートン氏。「Runkeeper」を利用すれば、朝方にユーザーが靴を履いてランニングをする度、アシックスはユーザーとつながることができるようになります。これによって、消費者と絶えずコミュニケーションを取り続けているAmazon(アマゾン、インターネットリテイラー社発行「全米EC事業 トップ1000社データベース 2017年版」の1位にランクイン)のような企業と戦えるようになるとコナートン氏は言います。そしてこう続けます。

    私たちはプラットフォームサービスとしてフィットネスを提供しています。「Runkeeper」はユーザーのランニングを追跡し、適切なトレーニングプランを提案します。たとえば、マラソンのトレーニング中、けがをしたり、1週間ほど走れないような場合、実際のスケジュールに合わせて調整したフィットネスプランを作成できるのです。最終的には、マラソンで設定したゴールを達成できるようにサポートします。

    「Runkeeper」は日本でもおなじみのフィットネスアプリ 「アマゾンとも競争できる」――アシックスがフィットネスアプリを買収した理由
    「Runkeeper」は日本でもおなじみのフィットネスアプリ(編集部が追加)

    「Runkeeper」で6年間勤めていたコナートン氏は、モバイルの開発者として入社後、EC部門に異動。彼はアプリケーションを収益化するために消費者への製品販売に取り組みました。

    たとえば、ユーザーが夜のランニングを終えると、「Runkeeper」が点灯するベストやヘッドライトのような製品をレコメンドして提案する仕組みを開発しました。これは、次回以降、ユーザーが夜のランニング中でも走行車から見えやすくするといった製品を提案したのです。

    「Runkeeper」を買収して数か月後、デジタル改革を推し進めるため、アシックスは「アシックス・グローバル・デジタル」部門を立ち上げました。それ以降、「Runkeeper」のチームは、アシックスのEC改善のサポートを手がけています。

    アプリ会社買収後、デジタル強化を進めるアシックス

    最近、アシックス・グローバル・デジタル部門がローンチした新しいECサイトは統合プラットフォーム「MuleSoft」の技術を使用し、アシックスの全ブランドと連携しています。アシックスのランニングブランド、ライフスタイルブランドである「アシックスタイガー」と「オニツカタイガー」、アウトドアフィットネスとアパレル会社である「ホグロフス」は、「Runkeeper」と連携しています。

    「Runkeeper」は日本でもおなじみのフィットネスアプリ 「アマゾンとも競争できる」――アシックスがフィットネスアプリを買収した理由
    ECはグローバルで強化の方針が掲げられている(画像は編集部がアシックスの決算説明会資料からキャプチャし追加)

    「MuleSoftを使ってシステム間が通信することで、ECサイトの速度を遅れさせる要因となるポイント・ツー・ポイント通信(編注:通信を行う端末と端末が1対1で接続される形態)をなくすことができました」とコナートン氏は言います。

    たとえば、アシックスには2つの製品管理システム、2つの注文管理システム、2つのコンテンツ管理システムがバックグラウンドで動いています。そして、常にシステムを最新状態に保つには、約12のシステムが毎日連携し合う必要があります。コナートン氏はこう説明します。

    従来のアプローチは、ポイント・ツー・ポイント通信のためのカスタムコードを作成して対処していましたが、このアプローチでは、システムが脆弱になり、障害が発生しやすくなります。そのためIT担当者がメンテナンスに多くの時間を費やすことになってしまうのです。「MuleSoft」は、スピードが速く、リアルタイムで変更できるAPI(アプリケーションプログラミングインターフェイス)の活用を推奨しています。APIを使用することで変更をリアルタイムで送信。バッチに依存することなく、すぐに情報を更新することが可能になります。

    APIは、他のソフトウェアなどと機能を共有できるようにする機能です。たとえば、小売事業者がInstagram(インスタグラム)のフィード上で掲載された写真をWebサイトに表示したい場合、APIを使用して画像を取得することができるようになります。

    アシックスは先日、「MuleSoft」のプラットフォームを使用して在庫情報をリアルタイムで管理するAPIを開発しました。以前は、従業員にファイルを読み込ませてスプレッドシートを更新。そのシートをメールで送る形式で在庫を管理していました。新しいAPIは在庫ファイルに直接接続、在庫が少ない製品にフラグを立てるようになっています。

    コナートン氏は、このプロセスのさらなる改善をめざしています。現在、在庫ファイルの更新は夜間のみ。そのため、在庫情報はリアルタイムで反映されません。しかし、「MuleSoft」を使えば、リアルタイムで在庫データを反映できるようになります。APIを介して在庫に直接接続できるようになるためです。

    「Runkeeper」は日本でもおなじみのフィットネスアプリ 「アマゾンとも競争できる」――アシックスがフィットネスアプリを買収した理由
    アシックスのグローバルECサイト(画像は編集部がキャプチャし追加)

    新しいシステムの稼働により、消費者が購入直後に注文履歴へすぐにアクセスできるようになります。コナートン氏はこう言います。

    以前は、購入した新しい靴を妻や友人に見せたいと思って注文履歴を開いても、注文管理システムは15分ほど遅れて反映される仕組みでした。白い画面が表表示されたり、注文履歴がなかったり……。つまり、私たちが提供したいカスタマーエクスペリエンスではなかったのです。今は注文してすぐに情報を消費者へ表示できるようになりました。

    新しいシステムにより、私たちはバックエンドのIT作業に要する時間を短縮し、イノベーションにもっと集中することができるようになりました。

    「MuleSoft」を使うことで、システムを手動で接続する必要がなくなり、時間を節約することができるようになりました。プラットフォームへはネット環境があればアクセスできるため、アシックス従業員によるサーバーの監視時間を短縮できるようになります。コナートン氏は次のように話します。

    新しいEC機能は予想よりも2.5倍の速さで実装することができました。新しいシステムの稼働で、私たちはバックエンドのIT作業に要する時間を短縮し、イノベーションへもっと集中することができるようになりました。たとえば、アシックスの従業員は現在、ランナーが自分に最適な靴を見つけることができるWeb機能の開発に取り組んでいます

    アシックスは現在、各ブランドのサイトを訪問しなくても、アシックス、アシックスタイガー、オニツカタイガーを1つのカートで購入できるように準備中です。

    Internet RETAILER

    世界最大級のネット通販業界の専門誌「Internet Retailer」は、雑誌のほか、Web媒体、メールマガジンなどを運営。Vertical Web Media社が運営を手がけている。

    Eコマースの戦略に関し、デイリーニュース、解説記事、研究記事、電子商取引におけるグローバルリーダーをランク付けする分析レポートなどを発行している。

    Internet RETAILER

    クラウド型ECソリューション「Salesforce Commerce Cloud」の導入支援、TIS

    8 years 6ヶ月 ago

    TISインテックグループのTISは10月12日、セールスフォース・ドットコムと販売代理店契約を締結し、クラウド型eコマースソリューション「Salesforce Commerce Cloud(セールスフォース・コマース・クラウド)」の導入サービスを展開すると発表した。

    TISは、データの収集・分析から施策実行までを実現する「Commerce Cloud」を統合マーケティング・ソリューション「TIS MARKETING CANVAS(ティアイエス・マーケティング・キャンバス)」のコマースソリューションの1つとして提供する。

    マーケティングチャネルの多種多様化、消費行動の複雑化、態度変容のスピード化に着目。TISは市場の変化に応じたECサイト構築が可能になる「Commerce Cloud」の導入支援を手がけることで、企業の継続的な売上・利益拡大に寄与するマーケティング基盤構築を支援するとしている。

    「Commerce Cloud」を中心とした統合ECプラットフォームのイメージ

    「Commerce Cloud」を中心とした統合ECプラットフォームのイメージ

    「Commerce Cloud」はグローバル規模でECの運用のコストや工数を抑え、エリアを超えてシームレスに消費者とつながることのできるコマースプラットフォーム。マルチブランドやモール型、海外ECなどのグローバル化にワンプラットフォームで対応することができる。グローバルブランド企業を中心に国内外で55か国、2200サイトの導入実績がある。

    TISは「Commerce Cloud」の最新eコマーステクノロジーに加え、TISの大規模ECサイトの構築ノウハウを組み合わせて展開。統合ECプラットフォームの構築を支援し、グローバル規模でのブランド展開を志向する企業に向けて、2020年までに20件の導入をめざす。

    瀧川 正実

    ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

    通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

    瀧川 正実

    バイクEC大手のリバークレインが注文当日の夜間配送を開始、手数料はポイントで還元

    8 years 6ヶ月 ago

    バイクEC大手のリバークレインは9月29日、国内最大規模のバイクECサイト「Webike(ウェビック)ショッピング」において夜間や早朝の配送を東京23区で開始した。

    在庫がある商品に限り、14時59分までの注文は当日21時〜24時、それ以降は翌日6時~9時の早朝に商品を届ける。

    東京23区内では通常の配送時間に加え、早朝の6~7時、7~8時、8~9 時と、夜間の21~22時、22~23 時、23 ~24時で配送時間帯を指定できる。サービスを利用する場合はオプション料金324円がかかる。

    ポイントバックキャンペーンと題して、手数料の324円(税込)をWebikeポイントで還元する取り組みもスタート。期間は明示していない。

    バイクEC大手のリバークレインは国内最大規模のバイクECサイト「Webike(ウェビック)ショッピング」において夜間や早朝の配送を東京23区で開始

    夜間や早朝の配送を東京23区で開始

    早朝や深夜の配送は、ソフトバンクグループの配送ベンチャー、MagicalMoveが提供している深夜・早朝の宅配サービス「Scatch!(スキャッチ)」を利用している。

    配送が開始されると、顧客は「Scatch!」のマイページで配送車両の位置情報をリアルタイムに確認できる。

    「Webikeショッピング」はバイク用品の国内最大規模のECサイト。リバークレインの2016年12月期における売上高は83億1000万円だった。 

    「Scatch!」は人工知能を活用して配送ルートや配車を効率化するという。現相、アスクルの日用品ECサイト「ロハコ」や靴・ファッションのECを手がけるロコンドなどが利用している。

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    【世代別調査】スマホやテレビ、SNSの利用率は世代によってどれくらい違う?

    8 years 6ヶ月 ago

    コンサルティングファームのデトロイトトーマツコンサルティングは10月17日、デジタルデバイスの保有割合や利用状況を世代別に調査した「デジタルメディア利用実態調査」の結果を公表した。

    スマホやテレビ、SNSの利用率は世代によってどれくらい違う? 各世代別のメディア保有・メディア利用についての概況
    各世代別のメディア保有・メディア利用についての概況

    世代別のスマホ保有率は14~19歳が84%で最も高い。年齢が上がるにつれ所有率は下がり、20~33歳は82%、34~50歳は70%、51~69歳は58%、70歳以上は28%だった。

    薄型テレビの保有率はスマホとは逆に年齢が上がるにつれて上昇。34歳以上は保有率が9割を超え、70歳以上は96%に達している。薄型テレビは全世代で保有率が高いが、14~19歳ではスマホの所有率が薄型テレビをわずかに上回った。

    スマホやテレビ、SNSの利用率は世代によってどれくらい違う? 各世代の端末・機器保有状況比較
    各世代の端末・機器保有状況比較

    新聞購読は70歳以上が57%だったのに対し、20~33歳は33%。

    SNSを月1回以上利用する割合は14~19歳が87%、20~33歳は74%で若い世代ほど高い。34~50歳は約5割、51歳以上は約3割だった。

    「テレビの“ながら視聴”」「ゲームを月1回以上利用」を行う割合も若い世代ほど高かった。

    スマホやテレビ、SNSの利用率は世代によってどれくらい違う? 世代別のメディア消費動向比較
    世代別のメディア消費動向比較

    消費者ニーズが多様化し、保有デバイスや接触メディが年齢によって大きくことなることから、ECの販促計画を立てる際は「どの世代が、どんな端末を持ち、どんな媒体に接触している」を知ることが重要になる。

    調査概要

    • 調査対象:14歳以上の一般消費者を対象としたオンライン調査
    • 調査実施期間:2017年2月~2017年8月
    • 回答者数(日本国内分):2018人

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    流通額15兆円の中国EC大手JD.comが実店舗を大量出店するワケ

    8 years 6ヶ月 ago

    中国EC大手のJD.com(京東商城)が実店舗への進出を加速している。JD.comが取り扱う商品を販売する店舗は8月現在、92店舗を展開。これを2017年末までに300店舗へ増やす。

    店舗形態は直営店ではなく、フランチャイズ制を採用。JD.comの膨大なビッグデータを活用し、品ぞろえや在庫数などをそれぞれの店舗ごとにローカライズしているという。JD.comが手がけるオフラインにおけるビジネスモデル、その狙いとは。

    目的はリアルの場での顧客データ収集

    JD.comがネット通販をスタートしたのは2004年。わずか12年で流通額約15兆円(日本円ベース、元ベースでは9392億人民元)を誇る中国最大の小売企業にのし上がった。

    そのJD.comが手がけるリアル店の名称名は「JD Retail xperience Shops」。取り扱う商品は本や家電、消費財、化粧品など、「JD.com」で販売する商品だ。

    流通額15兆円の中国EC大手JD.comが実店舗「JD Retail xperience Shops」を大量出店するワケ
    JD.comがFC制で展開する実店舗「JD Retail xperience Shops」

    店舗はフランチャイズ制で展開。JD.comがFC店舗に商品を供給し、FC店舗はJD.comから商品を仕入れる商流になる。売り上げに対する手数料が「JD.com」のメイン収益となるが、真の狙いはこの手数料収入ではない。

    目的はリアルの場で顧客データを収集し、ネット通販や金融、リアル店舗などビジネスにおけるインフラ作りにつなげていくことにある。

    FC店舗への商品供給には「JD.com」が保有するビッグデータを活用する。たとえば地域軸にしたデータの活用。「JD.com」の顧客データベースを基に、FC店舗周辺のユーザーがどのような商品を購入しているのか購買単価はどの程度なのか男女比年齢など、さまざまなデータを駆使して、取り扱う商品を決めていく。

    すでに展開されているFC店舗では、当該地域のユーザーデータに基づいた売れ筋商品を扱っているという。

    FC店舗では位置情報や顔認識など「JD.com」が持つテクノロジーも駆使する。たとえば、店舗に来訪してその後、モバイルで購入するといった消費者行動なども把握。実店舗におけるユーザー行動を可視化し、リアルの場での買物行動データを収集していく。

    流通額15兆円の中国EC大手JD.comが実店舗「JD Retail xperience Shops」を大量出店するワケ
    「JD.com」のビッグデータを活用して陳列する商品を決める

    FC店舗は「体験型ショップ」という役割も担う。実際に商品を手に取る環境を整えることで、「JD.com」の利用促進を促していく狙いもある。

    ビッグデータは在庫管理にも活用する。スペースに限りがある実店舗では、需要を予測しながらある一定程度の在庫を抱える必要がある。そのため、FC店舗は過剰在庫といったビジネス面でのリスクを抱えることになる。

    こうした課題は「JD.com」のビッグデータ、ならびに直販で築き上げてきた大規模な物流ネットワークの活用で解消する。ビッグデータを使用した需要予測分析のほか、周辺地域の他のFC店舗中国内で300を超える大型物流倉庫6905か所を超える配送拠点2691の町に置くピックアップステーションを活用し、在庫の融通、共有化を行っているという。

    EC企業が巻き起こす中国の小売り革命

    JD.comの取り組みは「第四次小売革命」(JD.com広報担当の張雲澤氏)と呼ばれている。「第一次小売革命」は百貨店の進展、「第二次小売革命」がチェーン店の躍進、「第三次小売革命」はスーパーの登場とされている。そして、「第四次小売革命」革命を主導しているのが中国のEC企業である。

    「第四次小売革命」とはこれまでにはなかった小売り形態を意味し、ネット通販企業のリアル進出によって引き起こされているという。

    JD.comは関連会社JDファイナンスが金融事業を手がけている。クラウドファンディング、企業や個人向けの融資、決済事業など業務内容は幅広い。

    JD.comはメイン事業のネット通販(直販)に加え、モール事業で、ネットにおける「商品の流れ、情報の流れ」(同)を確立。今後はリアル店舗の拡充でリアルの場での「商品と情報の流れを確立、把握していく」(同)。

    広報担当の張氏によると、商品と情報の流れを掴めば、個人や法人向けの融資事業にも生きていく。リアルとネットにおける「商品・情報・資金」の流れを確立、そして把握していくことによって、将来的には「全方位を網羅したビジネスの展開」をJD.comは狙っているという。

    中国EC市場調査報告書2016

    JD.com日本法人、JD.com京東日本株式会社の最高責任者が日本初登壇!

    11/14+15に開かれるネットショップ担当者フォーラム2017に日本業務最高責任者 荒井 伸二氏が登壇(講演は11/15)。

    「EC開始12年で流通額15兆円のJD.com、なぜ中国最大の直販ECサイトに成長できたのか?~初めて日本で明かす成長の秘訣、物流、販促、リアル進出、テクノロジー開発など~」と題して、JD.comの成長の秘訣、最新テクノロジーを活用した無人倉庫、無人配送など中国最先端のお話をご紹介します。詳しくはイベントページをご覧下さい。

    瀧川 正実

    ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

    通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

    瀧川 正実

    送料値上げ対策で物流会社がタッグ、配送コストを抑える「共同仕分宅配センター」設立

    8 years 6ヶ月 ago

    物流サービスやEC支援事業などを手がけるライフポーターは2018年3月、首都圏の中小運送会社や倉庫会社など約10社と共同で宅配便の仕分けや配達を行う「共同仕分宅配センター」を設立する。

    通販事業者から集荷した荷物を千葉県浦安市内にあるライフポーターの倉庫内で仕分けし、関東の顧客に配送する。仕分け作業の効率化を図るほか、配送エリアを人口密集地域に限定することでコストを削減。宅配便の運賃は大手宅配便の約5割程に抑制するという。

    ヤマト運輸など大手宅配会社が運賃を値上げしたことに伴い、通販事業者の物流コストが上昇していることを受け、安価な配送サービスを提供して事業者のコスト削減をサポートするとしている。

    送料値上げ対策で物流会社がタッグ、配送コストを抑える「共同仕分宅配センター」設立(ライフポーター)

    「共同仕分宅配センター」を設ける物流倉庫の外観

    ライフサポーターによると、中小物流会社が共同で仕分けや配送のセンターを設立するのは全国初。2017年11月にテスト配送を開始する。

    千葉県浦安市舞浜地区にあるライフポーターの倉庫で荷物の一次仕分けを実施、各県の拠点倉庫で二次仕分けを行う。遠隔地への配達は大手配送会社に委託し、同センターの配送は首都圏の商業地区や住宅地区に特化する。

    ライフサポーターは配送地域の限定や、車両台数の制限を設けて営業することなどにより、「仕分けから配達までを大手宅配便運賃の半分ほどの1個350円(60サイズ、2キログラム)に抑えることが可能ではないかと試算している」(ライフポーター)。

    運賃を安く抑えるだけでなく、配送ドライバーに支払う賃金も大手宅配会社より多く設定するという。

    同センターに参加を決めているのは約10社だが、最終的に30社体制、宅配荷物の月間取扱個数90万個をめざす。

    送料値上げ対策で物流会社がタッグ、配送コストを抑える「共同仕分宅配センター」設立(ライフポーター)

    自社倉庫での仕分作業スペース

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    「炊飯器の釜を厚くし過ぎても意味はない」。アイリスオーヤマが気付いた「売れるポイント」【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

    8 years 6ヶ月 ago

    横並びの開発をしていても、商品の選択肢がそれほどない段階なら無駄に高機能な商品を作っても買ってもらえます。しかし、消費者目線で開発する企業が出てきたらそこに流れます。競合他社は自社の商品を買ってくれないので、そんなところを見ていても意味がないんですけどね。

    商品開発は自社の都合より消費者目線で

    アイリスオーヤマの炊飯器を他メーカーが警戒するワケ | ダイヤモンド・オンライン
    http://diamond.jp/articles/-/144985

    まとめると、

    • 家庭日用品メーカーのアイリスオーヤマが家電メーカーとして業界に殴り込みをかけている
    • 高機能な炊飯器を業界平均価格より1万円以上安い、3万円以下で発売
    • 最初に店頭販売価格を決め、そこから導き出した原価の範囲で消費者にニーズが高く、現状の競合品にない機能を絞り込んでいる

    近年高価格化が進む炊飯器だが、コストの多くがどんどん厚くなっている「釜」に集中している。一方で、消費者や量販店店員を対象としたテストでは、高級炊飯器が炊き上がりで高得点になるとは限らない、という結果が出ている。

    「釜を厚くし過ぎても意味はない。炊飯器全体のバランスを取ることが重要」(石垣部長)と、「釜」へのコストを削った結果、他社にない機能を盛り込むことができた。

    アイリスオーヤマの商品って、手頃で痒いところに手が届く感じですよね。業界内の競合を見て意味のない開発をするのではなく、消費者を見て現実的な価格で開発をする。これってできるようで、なかなかできないことです。自社がどこを見て開発をしているのかの再確認を。

    関連記事

    デジタルアシスタントは販売チャネルの1つ

    デジタルアシスタントは商売にどう使う? 「Amazon Alexa」などEC活用の3ポイント | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/4787

    まとめると、

    • 日用品などシンプルな商品やサービスは、デジタルアシスタントを使ったショッピングでは便利だが、アパレルや専門小売業では複雑すぎる
    • ブランドやビジネス戦略との整合性が取れていることを確認し、一貫したカスタマーエクスペリエンスを顧客に提供する
    • 小売事業者は技術を理解するだけでなく、ブランドやビジネス戦略全体に適しているかどうかを判断する必要がある

    スターバックスでの注文、よく利用する洗濯洗剤など、シンプルな商品やサービスについては、デジタルアシスタントを使ったショッピングではとても便利です。消費者の注文プロセスを明らかに簡素化することができるでしょう。

    しかし、アパレルや専門小売業では、デジタルアシスタントによる注文は(今のところ)あまりにも複雑すぎるかもしれません。

    「デジタルアシスタント=スマートスピーカー」と考えて問題ありません。導入するかどうかは、現状の注文が簡単にさばけているかどうかを調べたほうが良さそうです。問い合わせが頻繁にあって、コーディネートなどがあればちょっと難しそうですよね。くれぐれも技術先行にならないように。

    関連記事

    カブキスキャナーは安価なファッション解析AI

    ファッションAI『カブキスキャナー』の精度がすごい!新たなEC体験の可能性を感じた | BITA デジマラボ
    https://bita.jp/dml/cbkscnnr

    まとめると、

    • カブキスキャナーはファッションコーデを自動解析してくれるAI
    • 解析したデータを元に、写真のファッションに類似した商品などをサジェストしてくれる
    • メディア向けには無料で提供。成果報酬、APIで1リクエスト1~10円で提供している

    お店に行って、服を選ぶ。これが常識でした。

    これからは人工知能によって、写真を送るだけなど、ほとんどコストをかけずに直感的な商品探しや、自分に最適な商品が簡単に見つかるんです。

    コーディネートのページからの購入が多ければ、カブキスキャナーの導入はありですよね。チャットボットもあるとなる、前述のデジタルアシスタントとの連携も考えられます。技術は単独で考えるのではなくて、組み合わせ考える時代。

    EC全般

    アパレルメーカーがヒット商品を生めなくなった、ひとつの原因(QREATOR AGENT) | 現代ビジネス
    http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52994

    メルカリが実践して、アパレル業界が見落としている成功のための秘訣(QREATOR AGENT) | 現代ビジネス
    http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53006

    アイリスオーヤマさんの記事と関連して。業界内だけを見ていると危険。

    売る側と買う側の「試着」問題について考えてみた。 | Topseller.Style
    http://topseller.style/archives/5310

    ユーザーの試着に対する意識が変わっていることを知っておきましょう。

    Facebookダイナミック広告の仕組みと作成方法、成果を伸ばすためのターゲティング設定まで | アナグラム株式会社
    https://anagrams.jp/blog/structure-and-setting-method-of-facebook-dynamic-ads/

    「サイト未訪問ユーザーに対しても関連性が高いと思われる商品を訴求できる」。これだけでもやってみる価値がありますよね。

    土屋鞄製造所、ファンを魅了するSNS運営の裏側 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/4716

    SNSを告知媒体と考えていたら、こういったことはできないですよね。

    改正割販法/電話受注に厳しい規制/カード決済使えなくなるおそれ | 日流ウェブ
    https://www.bci.co.jp/nichiryu/article/3169

    オペレーターが電話でクレジットカード番号を聞いて決済手続きを行うのは難しくなりそうです。

    今週の名言

    職場が楽しくないとアイデアなんか生まれない。アイデアが出なければ生産性は低いまま。イノベーションも起こせるはずがない。それが世界中で出ている答えです。

    生産性を評価しない上司には意見しよう、ダメなら職場を見限るしかない──ライフネット生命 出口治明さんの働き方改革 | サイボウズ式
    https://cybozushiki.cybozu.co.jp/articles/m001353.html

    アイリスオーヤマ、メルカリ、カブキスキャナーなどの記事を見ると、まさにこの通りって思いますよね!

    森野 誠之

    運営堂

    運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサービスも開始。豊富な社会・業務経験と、独立系コンサルタントのポジションを活かしてWeb制作や広告にこだわらず、柔軟で客観的な改善提案を行っている。理系思考&辛口の姿勢とは裏腹に皿洗いを趣味にする二児のパパ。

    森野 誠之
    確認済み
    51 分 57 秒 ago
    ネットショップ担当者フォーラム フィード を購読

    人気記事トップ10

    人気記事ランキングをもっと見る