ネットショップ担当者フォーラム

メガネスーパーを8期連続赤字から脱出させた星崎流・企業再生のレシピ【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

8 years 3ヶ月 ago

メガネスーパーを再生させた星崎社長のインタビュー記事は必読です。どんどん現場に入って自分の考えを伝えて行動する。会議も徹底的に議論してその場で決断。このエネルギーはスゴイです。

誰かを動かすには自分から

会議はノンストップ10時間 休憩時間なし | PRESIDENT Online
http://president.jp/articles/-/24219

本気だよ。君らの給料を業界トップにする | PRESIDENT Online
http://president.jp/articles/-/24221

まとめると、

  • 無駄は徹底的に省いて、そのうえでコストをかけるべきところにしっかりお金を使う。それが「コスト感覚」の本質
  • 関係する社員がいてもいなくても、構わずに議論は進める。決めるべきことを決めてしまう。絶対に待たない
  • 業界の潮流はどうなっているのか、経営を担う組織のストロングポイント、ウィークポイントは何なのかなどをじっくり見極める

その組織のこと、業界のことは一朝一夕に把握できない。現場のスタッフは何に悩んでいるのか、社内のどこにボトルネックが存在しているのか。そういったことは、最低でも3カ月、できれば半年から1年くらいかけて、じっくりと見ていなければ、掴めるわけがない。「アイケアカンパニー宣言」も、現場に積極的に触れて、よく見て、よく考えることを重ねながら到達したビジョンにほかならない。

メガネスーパーが8年連続赤字から脱出するまでの取り組みが詳細に書かれています。徹底しているのは、何が起こっているかを自分の目と耳で把握し、問題点をスピーディに解決していくこと。経営者向けの記事ではありますが、ネッ担の皆さんに読んでおいてほしい記事です。

昨年あたりから世の中が変わってきて、今年はガラッと変わるかも。

あなたは気づいているか?2018年マーケターが捉えなければならない5つの潮流 | MarkeZine
https://markezine.jp/article/detail/27718

まとめると、

  • その商品を買う理由(=生活者が抱えているジョブ)を解明する必要がある
  • モノで括られた市場規模という指標は意味をなさなくなりつつある
  • 煩わしさを解消するために購買体験やその後の利用体験を最高のものに磨き上げる必要がある
  • 所有や意志決定の煩わしさがないため、サブスクリプションが増えている
  • ソーシャルメディアで好きと表明したくなるブランドの価値が上がっている

人は一度に高額な費用を支払う決断をしたくない。さらにそれが何度もその都度発生するのは苦痛でしかない。購入するよりサブスクリプションを活用することで、費用や所有した場合の維持、決断にかかる回数や時間、それらを考えるストレスなど、あらゆる負担を軽減できる。

ネットショップにもっとも関係ありそうな、サブスクリプションについての引用です。「うちの商品はリピート性が低いから……」と決めつけず、ユーザーに精神的な負担をかけることなく、継続的に接点を維持するにはどうすればいいのかを考えましょう。リピート施策にコストをかけるよりも、効率が良くなるかもしれません。どのように進めるかはこちらの記事を参考に。

通販協会の2018年の展望

送料値上げは今後も発生する――通販協会トップが語った業界の展望と2017年の振り返り | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/5067

まとめると、

  • 料値上げは2017年だけの特別な現象ではなく、今後も継続的に発生する事案
  • アパレル通販、BtoB通販、シェアリングサービスなどが売上高を大きく伸ばしている一方、カタログ通販など伝統的な通販では苦戦する企業が出てきている
  • 規制が厳しくなれば健全な企業の活動を萎縮させてしまうことになる。優先すべきは悪質な事業者の排除

宅配ボックス、無人運転といった技術革新とともに将来的には解決していく問題であろう。しかし、当面、技術革新などによって解決されるまでは、継続されていく大きな問題であると認識している。

送料問題はショップ側にはつらいものですが、社会全体で解決していくべき課題です。これからも値上げがあるとなると、その場限りの対応ではなく、ちょっと先を見越した利益確保策を考えておかないといけません。上の記事にあるサブスクリプションなどもその1つ。

EC全般

年商2000億円超えが見えた“2代目”ジャパネットたかた、好調の理由は? | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/5066

設置やメンテナンスのサービスも充実してきて、単なるテレビショッピングではなくなっています。

楽天SEOのこれからは「お見合い」に学べ!2018最新アルゴリズム対応 | コマースデザイン
https://www.commerce-design.net/blog-staff/180115-rseotocome/

楽天SEOもGoogleのSEOに近付きつつあるようです。

「70億円男」CASH光本代表が語る“ノールック買取り”ビジネス最前線 | BUSINESS INSIDER JAPAN
https://www.businessinsider.jp/post-160049

「買取り価格については、将来的には株価のように随時変動させたいと考えている」。これはとってもわかりやすいですね。

現金不要、iPhoneにバーコード表示するだけ―お店でカンタン支払いできる「d払い」 | インターネットコム
https://internetcom.jp/204074/d-payment

決済をよりシームレスにする、GMO-PG『PGマルチペイメントサービス』へGoogle Pay APIの追加決定 | ECのミカタ
https://www.ecnomikata.com/ecnews/17597/

コンバージョンUP、新規客の増加、使い勝手の向上――「Amazon Pay」の導入効果を「ozie」の柳田社長が解説 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/5022

決済系を3つまとめて。PCサイトにQRコードを掲載してスマホで……ってのも良さそう。

ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します | Google ウェブマスター向け公式ブログ
https://webmaster-ja.googleblog.com/2018/01/using-page-speed-in-mobile-search.html

「ユーザーに本当に遅い体験を提供しているようなページについてのみ影響」。読み込みに10秒も20秒もかかるページがダメということです。

Google ショッピングの商品画像ガイドラインに違反する商品画像例上位 3 例のご紹介 | Google 広告主コミュニティ
https://www.ja.advertisercommunity.com/t5/...

楽天などと同じ画像を使っている場合などに引っかかりやすそうです。枠付きの画像もダメです。

今週の名言

「10年後、20年後の未来を見据える」などという話をすると、「未来を予測することなどできない!」と反論する人が必ず出てきますが、それは正確ではありません。厳密に言うなら、未来において「予測できること」と「できないこと」があるのです。

USJ再建の森岡毅が語る、マーケティング下手な企業に足りない3つの視点 | ダイヤモンド・オンライン
http://diamond.jp/articles/-/156025

予測できることは選択肢を準備しておくことができますよね。未来へ進むための地ならしを。

森野 誠之

運営堂

運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサービスも開始。豊富な社会・業務経験と、独立系コンサルタントのポジションを活かしてWeb制作や広告にこだわらず、柔軟で客観的な改善提案を行っている。理系思考&辛口の姿勢とは裏腹に皿洗いを趣味にする二児のパパ。

森野 誠之

LINEショッピングの利用ユーザー8割が女性、年齢は25~34歳が最多

8 years 3ヶ月 ago

LINEが運営する「LINEショッピング」の利用者(登録会員)は25~34歳が最も多く、男女別では女性が約8割を占めている。LINEは1月22日、サービス開始から6か月後(2017年12月15日時点)での、会員属性や掲載商品数を公表した。

会員数は1400万人を突破。掲載商品数は3000万点を超え、サービス開始時点の約4倍に増えている。会員の男女比は女性が78%、男性が22%で女性ユーザーが圧倒的に多い。

LINEショッピングの会員属性

LINEショッピングユーザーの男女比(2017年12月15日時点)

世代別の内訳は「25~34歳」が35%で最多。次いで「35~44歳」が30%、「18~24歳」が17%となっており、44歳以下が82%を占めた。

「45~54歳」は14%、「45~54歳」は3%、「65歳以上」は1%。

LINEショッピングを利用するユーザーの年齢層

LINEショッピングを利用するユーザーの年齢層(2017年12月15日)

「LINEショッピング」はLINEが提供するポイントサイト。ユーザーは「LINEショッピング」を経由して、掲載されたECサイトで買い物をすると、購入金額に応じて1~20%の「LINEポイント」を得ることができる。

「LINEポイント」はLINEの電子マネー「LINE Pay」で1ポイント=1円相当で使用できるほか、提携企業のポイントや商品と交換することが可能。

2017年10月3日には、サービス開始から110日で会員数が1000万人を超え、参加企業・ブランドは約200店舗になっていた。

LINEは2018年度における「LINEショッピング」の流通総額の計画を1000億円に設定。新たな店舗の追加や、サービスの機能改善、コンテンツの拡充を積極的に実施するとしている。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

スマホ時代の新しいEC売上施策、ブラウザプッシュ通知ができるEC向けツールが登場

8 years 3ヶ月 ago

Web接客ツールやEC支援事業などを手がけるムーヴは1月22日、スマホやパソコンのブラウザにプッシュ通知を配信する「ブラウザプッシュファクトリー(Browser Push Factory)」の提供を開始した。

ユーザーの行動履歴などに応じてプッシュ通知を送信。メッセージの開封率や、メッセージ経由の販売動向などを分析することもできる。

「ブラウザプッシュファクトリー」は、アプリを使わずにプッシュ通知を配信するツール。ブラウザを閉じた状態のスマホ画面にもメッセージを表示することが可能だ。

ムーヴが開発した「ブラウザプッシュファクトリー(Browser Push Factory)」

「ブラウザプッシュファクトリー」のイメージ

ユーザーのサイト閲覧履歴や購買履歴などに応じて配信条件を設定し、キャンペーン情報の配信や、カートに入れた状態でサイトを離脱(カゴ落ち)したユーザーにリマインドメッセージを送るなど、購買促進の施策に活用できる。

プッシュ通知の許可(オプトイン)を得て、メッセージを配信。効果検証を行う一連の流れが1つのツールで完結するため、スムーズにPDCAを回せるという。

「ブラウザプッシュファクトリー」のフロー

「ブラウザプッシュファクトリー」のフローイメージ

リリース前に「ブラウザプッシュファクトリー」を導入した大手ECサイトの運用実績(平均値)では、ECサイトへの誘導率は12.5~33.3%で、Eメールの10倍以上だったという。通知経由のコンバージョン率は2~3%だった。

対応OSはAndroidとMac、Windows。ブラウザはChromeとFirefox。料金プランは成果報酬型または月額制。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

ナノ・ユニバースがアプリを刷新した理由&実装した機能と施策まとめ | 通販新聞ダイジェスト

8 years 3ヶ月 ago

TSIホールディングス子会社でセレクトショップ運営のナノ・ユニバースは12月11日、スマホアプリをリニューアルした。購入に至るまでの表示速度にこだわったECアプリに改修したほか、実店舗への送客につながる新機能を搭載するなど、リアルとネットの併用を促す仕掛けを本格化する。

同社では今回、ブラウザを介して動作する一般的なウェブアプリから、スマホ端末の処理で動くスピーディーな表示を実現したネイティブアプリに刷新した。

従来から同社アプリは特集などのコンテンツ制作に力を注いでおり、アクセス数も順調に伸びていたが、消費者が欲しいと思ってもアプリ内でウェブが立ち上ってスピーディーに購入できなかったため、ネイティブアプリ化することでストレスなく買い物ができるようにした。

速度の面では、4G携帯で商品検索などを行う場合、「ナノ・ユニバース」のスマホサイト(ウェブブラウザ)では結果が表示されるまでに3秒程度かかるが、新アプリは2秒以下と速く、閲覧ページ数の多いECでは大きな差が生じるという。

また、今回の改修に合わせてチャットの利便性も高めた。新アプリでは各商品ページに問い合わせボタンを配置ユーザーがどの商品を見ながらボタンを押したかを運営側は把握できるため、利用者は気になる商品の説明をすぐに受けられる。

まだチャット利用の母数は少ないものの、「接客できる利点がある」(越智将平経営企画本部WEB戦略部長)ことから、問い合わせボタンを押したユーザーの購入率はサイト全体の平均値よりも10倍程度高いという。

ナノ・ユニバースはスマホアプリを、スマホ端末の処理で動くスピーディーな表示を実現したネイティブアプリに刷新
スマホ端末の処理で動くスピーディーな表示を実現したネイティブアプリに刷新

今後はチャット利用者の増加に合わせて人材の確保を検討。将来的には社内ルールを整備した上で、店頭スタッフのアイドルタイムを有効活用してチャット対応を強化し、人事評価に反映できるようにしたい意向だ。

一方、新アプリには実店舗の売り上げに貢献できる機能も実装した。アプリではお気に入り店舗(マイストア)を1店舗設定でき、当該店に行く前にマイストアボタンを押すと、過去にお気に入り登録した商品のうち、同店に在庫のあるアイテムだけが一覧表示される

店舗在庫は以前から通販サイトでも確認できるが、各商品の詳細ページからそれぞれ確認する仕組みで、アプリではマイストアボタンで一気に閲覧できるため手間がかからない

加えて、スマホのGPS機能を活用し、ユーザーがマイストアボタンを押さなくてもお気に入り登録した商品がマイストアにあれば、利用者が当該店の近くに来たタイミングでプッシュ通知を行うことで来店を促す。

通知には「○○店にあなたのお気に入り商品があります」とシンプルに表示し、これを開くと在庫のあるお気に入り商品が一覧で確認できる仕組みで、現状は店舗から200メートル以内に近づくと知らせる設定のほか、利用者にストレスを与えないため、同じ内容の通知は1週間以内には送らないという。

さらに、新アプリでは実店舗への送客効果が見込める割引クーポンも発行する。通常、通販サイトで発行するクーポンはクーポンコードで制御し、利用者がカートでコードを入力すると安くなるが、実店舗では使用できない。同社はECだけでなく、店舗も含めた顧客購買情報に基づくさまざまなクーポンを発行。店頭でクーポンを使う場合は対象のバーコードを表示し、販売スタッフが読み込むことで使用できる。

ナノ・ユニバース 越智将平経営企画本部WEB戦略部長
ナノ・ユニバース 越智将平経営企画本部WEB戦略部長

人口減少に伴う国内ファッション産業の縮小は避けられず、アパレルEC市場は伸びているものの、ナノ・ユニバースはすでにEC化率が約4割に達し、ECの成長で店舗の減少分を補う他のアパレル企業とは状況が異なるため、「既存顧客のロイヤルカスタマー化が間違いなく大事になる」(越智部長)とする。同社ではスマホで事前に下調べをしてから店舗に来店した顧客は店頭購入率が大幅に上昇することが分かっており、とくに店頭とECの併用客を増やすことで成長をとめない体制を築く。

この数年は店頭からECへの誘導を重視してきたが、店舗起点でECを利用するようになった顧客をもう一度店舗に送客することが“伸びしろ”になると判断。新アプリで後押しする考え。

通販新聞

ECシステムの刷新で失敗しないための3つのポイントとは? コマース21が解説

8 years 3ヶ月 ago

ECサイトの売り上げが伸びると、事業規模に合わせたECシステムが必要になる。その際、「どのECシステムベンダーに依頼するべきか」と悩むEC事業者は少なくない。ECシステムのリニューアルを成功させるために注意すべきポイントは何か? ECサイト構築一筋18年の老舗ECベンダー、コマースニジュウイチの田村信博マネージャーが、システム選びで陥りがちな失敗例を踏まえ、システムベンダー選びのポイントを解説した。写真◎Lab

失敗しないECベンダー選びの3つのポイント

田村氏はコマースニジュウイチに転職する前は、大規模ECサイトを運営する企業に勤務。その際に経験したシステムのリニューアルを踏まえ、次のように説明する。

以前、勤めていたEC企業でシステムの大規模な入れ替えプロジェクトを担当し、2回の失敗で億単位の損失を出してしまったことがある。その経験も踏まえて、ECシステムベンダーの選定で失敗しないための方法をお伝えしたい。(田村氏)

株式会社コマースニジュウイチ セールス&マーケティング部 マネージャー 田村信博氏
株式会社コマースニジュウイチ セールス&マーケティング部 マネージャー 田村信博氏

田村氏は、システムベンダーの選定がうまくいかないと莫大な損失が発生してしまう可能性があることを強調。自身の失敗経験と、コマースニジュウイチが培ってきた知見を基に、EC年商10億円程度以上の事業者がECシステムベンダーを選ぶ際のポイントを解説した。

田村氏があげるシステムベンダー選びのポイントは次の3つ。

  1. 見積もり前の商談で聞かれる「ベンダーからの質問内容」で、信頼できるベンダーか否かを判断する
  2. ベンダーに、自社と同じ業界(商品ジャンル)でシステム開発の実績があるか、また、「失敗経験」を持っているか聞く
  3. 優先順位を決めて必要な機能をリストアップし、要件定義を行う。その際、システム開発の初期費用と導入後の改修費用に余裕を持たせる。

見積もり前のヒアリングの品質から、信頼できるベンダーか判断する

ECシステムベンダーに見積もりを依頼した際、ベンダー側からの質問内容によって、そのベンダーが信頼に値するかどうか、ある程度判断できるという。

ECシステムを導入する場合、基幹システムや倉庫、コールセンター、ECモールなどと連携が必要になる。開発に着手してから連携がうまくいかないことが判明すれば、仕様が変更となるため追加費用が発生する場合もある。そうならないためには、事前にクライアントのEC事業を俯瞰的に調査し、必要な機能をリストアップして開発に着手することが望ましいという。

商品、ターゲット、事業規模などが異なるように、1社1社ビジネスモデルは異なる。だからこそ、ECベンダーは、受発注業務や物流などECサイトの「裏側」で起きている事象やシステムの設計などを理解しておく必要がある。こうしたことを踏まえ、開発前のヒアリング内容がベンダーの信頼性を図る目安になると田村氏は指摘する。

田村氏が「必須のヒアリング内容」としてあげたのは次の項目。

  • 現状のシステムの課題
  • システムを入れ替える目的
  • 各種数字(アクセス数、商品数、SKU数、会員数、受注件数、目標数字)
  • システム開発の前提条件
  • 希望する開発スケジュール
  • 機能要件(機能一覧)
  • 非機能要件(インフラ要件、セキュリティ、保守)
  • 希望する納品物

最低でも、これらの情報をきちんと質問してくれるベンダーを選ぶべき。(田村氏)

さらに、自身の経験などを踏まえ、次の3つの情報をベンダー側が質問した場合はより信頼できると田村氏は言う。

  • 連携先システムとベンダーが記載されたシステム構成図
  • 機能一覧への優先順位付け(既存、必須、コスト次第、など)
  • 追加機能や改善について参考としたい他サイトの情報

ECの売り上げ規模が10億円程度を超えてくると、必要な機能や開発要件が企業ごとに大きく違ってくる。標準機能だけで対応しきれないことも増えるので、開発前に突っ込んだ話ができるベンダーを選んだ方がいい。(田村氏)

田村氏はベンダーとの商談をスムーズに進めるポイントとして、「ベンダーから質問を受ける前に、システム構成図を起こしておくと、質疑応答の質が上がってくる」とアドバイス。また、「複数ベンダーに見積を依頼する際は、一番細かい内容で質問をしてきたベンダーを基準として、他ベンダーにも同内容で見積を取ると、より全社の見積もりの精度が上がる」と言う。

一般的にECパッケージの標準機能ではカバーできない要望例( ≒ カスタマイズ案件)以下のいずれか、または、複数該当するご要望がございましたら、ぜひコマース21にお声掛けください
標準機能では難しい要望例 補足既存ベンダー対応に不満がある以下のような特殊なカスタマイズの機能追加の対応スピードや断れている事への不満が多い大規模EC(年商50億超) トランザクション数が多く、瞬間的なアクセス増等への特別な配慮が必要となる事が多い取扱い商品数が数万点規模書籍(数千万アイテム)、ホームセンター(数百万アイテム)、家電(数十万アイテム)等、一般的なECシステムではサイト表示や他システムとのデータ連携に支障が出る複数拠点からの出荷がある複数倉庫・実店舗・メーカー直送・取寄せ等、出荷元や出荷日に合わせてデータ連携が必要データ加工を伴うシステム連携要件がある出荷店舗や仕入れ業者により、お届け可能日を自動計算したい、等、基幹SYSで保有するデータをECシステムで加工して欲しい等の要望がある通常販売品と予約販売商品の同時決済決済オーソリのタイミングが受注単位ではできない複数倉庫やメーカー直送品等の一括受注ECシステムで倉庫別受注数キャップ管理や受注データ連携先制御等があるBTO商材販売EC 選択可能商品の組合せルールが複雑で作り込み難易度が高い業務委託が伴う商材販売EC 注文エリアや商品により選択可能な業者や納品リードタイムやデータ連携先等の制御が必要こだわりのCRM要件商品カテゴリーと顧客ランクにより、同梱物・オプション・料金・インセンティブポイント等の複雑な制御が必要BtoB EC 取引先により、販売商品・与信枠・決済手段・物流手段・FAX送信等の複雑な制御が必要 モール型EC マーケットプレイス型事業のECシステムで店子別に管理画面制御や手数料請求データ作成等が必要
中大規模のECサイトを開発する場合、カスタマイズ案件にも対応できるベンダーを選ぶことがポイントになる

同業種での開発経験と、失敗経験の有無を聞く

田村氏は2つ目のポイントとして、依頼主と同業種でシステム開発の経験があるベンダーを選ぶと、失敗の確率は下がると指摘する。

同業種での開発経験と、それを実現するために行ったことを聞くといい。また、できれば「どんな失敗をしてきたか?」という失敗経験の有無や内容を質問してほしい。その質問の答えがベンダーの信頼性の判断材料になる。(田村氏)

綿密な見積もりと、余裕を持った予算組みを意識する

3つ目は、限られた開発予算の中で最適なシステムを構築するため、必要な機能の優先順位を決めることが必要だと田村氏は指摘する。見積もりを依頼する際は、自社ECサイトとECモールで発生している業務内容を一覧化しておきたい。また、データ登録や帳票出力といった「自動化を希望する業務」をベンダーに情報提供することで、見積りの精度が格段に向上するという。

そして、ECシステムの導入後はトライ&エラーを繰り返してシステムを改善することも多いため、「導入後のシステム改修に備えて、予算に余裕を持たせておくことも、長期的に見てECシステムの入れ替えを成功させるポイントになる」(田村氏)と言う。

ECシステムの入れ替えで陥りがちな失敗例と解決策

株式会社コマースニジュウイチ セールス&マーケティング部 マネージャー 田村信博氏
EC担当者視点によるベンダー選びを披露した田村氏は、大規模ECサイトを運営する企業のEC担当者だった

近年のECシステムに関する開発プロジェクトでは、開発の大規模化や複雑化により、プロジェクトの途中で開発費用が大幅に膨らむケースが増えているという。田村氏は、多くのEC事業者が陥りがちな失敗例と、その解決策について説明した。

【失敗例1】関係部署間やベンダー間の役割が曖昧

ECは販促チーム、システムチーム、物流チーム、購買チームなど複数のチームによって構成されている。また、社内のシステムを複数のベンダーで開発していることも少なくない。関係部署間やベンダー間で情報共有や連携がうまくいかないと、追加開発が発生する原因になりやすい

【解決策】

全ての責任と権限を持つチーム横断型の主幹部門を設置し、すべてのベンダーをコントロールできる社内の責任者、もしくは外部の専門家を置く

【失敗例2】開発着手後に「ついで」の追加要件が頻発

システム開発を進めていくと、追加の機能開発の要望が出てくることが多い。すべて追加しようとした結果、想定外の費用が発生し、プロジェクトが頓挫してしまう。

【解決策】

追加する場合の明確な判断基準と優先順位を事前に設定する。プロジェクト開始後に発生する全ての要望を実現しようとするとコストが膨らんでしまうため、事業と予算を考慮した上で優先順位をつけ取捨選択できる責任者を置き、現場のオペレーションメンバーと予算責任を持つ役員との情報共有を徹底する。

【失敗例3】決裁者不在による作業の延長

システム開発を進めていく中で、会社として意思決定や決裁が必要なケースが頻繁に発生する。その際、決裁者が多忙や出張などで不在が続くなど、決定が遅れることで開発がストップしてしまう。

【対応策】

決裁権限委譲の基準値を設定する。大きなシステムを入れ替えるプロジェクトの場合、毎週のように決裁が必要になる。決裁者が不在の場合に備えて、対応できる意思決定者を置く。

【失敗例4】見積もり時点での未決事項の顕在化

見積もりの段階で、機能の細部が決まっていなかったために、開発着手後に追加開発が発生する。

【対応策】

商品・受注・会員管理の画面構成図、コンテンツ一覧のサイトマップ、自動配信メールの実サンプル、帳票サンプル、インターフェース一覧・インターフェース定義書、連携データサンプルなど、ドキュメントと合わせて実サンプルを事前に提示するのが費用の増加を抑えるための有効な手段となる。しかし、ここまでやるのは大変なので、バランスを考えて予算に余裕を見ておくといい。

見積依頼時に確認すべき業務一覧一般的なEC運営で発生する業務一覧です。自社EC、モールECで発生している業務内容を一覧化し、データ登録や帳票出力等の自動化を希望する業務について、ベンダーに情報提供する事で見積りの精度が格段に向上します顧客系顧客管理(個人情報、ポイント)CS対応商品系商品管理(基本情報)(ささげ情報)商品カテゴリ管理在庫管理キャンペーン管理注文系販売管理出荷管理返品・返金管理精算業務(消込業務)CS代理注文物流系物流管理コンテンツ系コンテンツ更新管理販促系データ分析メール販促SEO広告(フィード、効果測定)販促ページ管理(制作、更新)
見積もりの精度を高めるには、必要な情報を漏れなくベンダーに提供することが重要

コマースニジュウイチが提供するパッケージとは?

ここからは、コマースニジュウイチが提供するECパッケージ「Commerce21 Sell-Side Solution」の特徴を紹介する。

「Commerce21 Sell-Side Solution」はセミスクラッチ型のECパッケージで、導入企業は300社以上、システムが処理する年間流通総額は3200億円以上。

主な顧客はEC年商規模が10億円程度を超える大中規模のEC事業者。「ECの売り上げが増えるにつれ、受注出荷処理業務等を手作業で行うことに限界を感じてシステムの入れ替えを検討するEC事業者が多い」(田村氏)と言う。

導入企業の商品ジャンルはアパレルや家電、日用品、食品など幅広い。一般的なECサイトだけでなく、コメ兵の中古品買取販売サイト、青山商事の店頭受取サービス、ジョンマスターオーガニックのBtoBサイトなど、多様な販売形態やサービスにも対応している。

ECの年商が100億円を超えるような大規模サイトや、取扱商品数が数百万点に及ぶECサイトもカバー。さらに、「通常販売品と予約販売商品の同時購入」「複数倉庫やメーカー直送品などの一括受注」といった、企業ごとの複雑な要望にはカスタマイズで対応する。

セミスクラッチ型のため、標準機能をベースに、オリジナリティの高いシステムを構築できる。(田村氏)

EC事業をサポートするトータルソリューション
数百億円規模のECサイトでも対応可能
カスタマイズに優れた製品
デザインの自由度が高い製品
数百万点規模の商品点数でも対応可能
複数ショップ構築可能
ソースコード開示可能
一般的なパッケージとは異なり、柔軟な拡張性で導入企業様のビジネス展開に合わせてカスタマイズが可能
コマース21が提供する主なサービスと開発可能な機能

システムとコンサルティングをセットで提供

「Commerce21 Sell-Side Solution」は企業の基幹システムや倉庫、コールセンターといったバックオフィスシステムとの連携も可能。業務の自動化によってオペレーションコストを圧縮し、余裕ができた人員をよりクリエイティブな業務に割けるようになる副次的なメリットもある。

自社ECサイトとECモールの多店舗展開も、もちろん可能だ。また、EC事業の成長にあわせてシステムを拡張する柔軟性を持つ。

そして、ECシステムを提供するだけでなく、ECのノウハウやコンサルティングをセットで提供することも、多くのEC事業者から支持される理由の1つとなっているという。

大中規模EC構築の経験豊富なエンジニアとプロジェクトマネージャーが多数在籍するコマースニジュウイチ。EC事業者の長期的なパートナーとしてサービスを提案できるというバックボーンや知見、リソースを保有している点は、EC事業者にとって心強いサービスベンダーだろう。

渡辺 裕子

フリーライター・エディター

渡辺 裕子(わたなべ・ゆうこ)
フリーライター・エディター

出版社での音楽雑誌編集を経てフリーに。音楽や旅など趣味実用系の雑誌・書籍、ECショップのコラム、企業HPコンテンツ制作、タイアップ記事など、幅広い媒体で編集者兼ライターとして活動中。

趣味はピアノ、クラシック中心の音楽会の企画、マラソン。東京都在住。

渡辺 裕子

スマホでよく使うネット通販は「Amazon」が約8割、楽天は約5割、ヤフーは約3割

8 years 3ヶ月 ago

スマホユーザーがよく利用するECサイト・アプリのトップは「Amazon」で利用率は約8割、楽天は約5割――。

MMDLaboとコロプラが共同で実施した「2017年版:スマートフォン利用者実態調査」から、スマホユーザーによるEC利用実態の一端が明らかになった。MMDlaboが1月16日に調査結果の一部を公表した。

よく利用するECサイト・アプリのトップは「Amazon」

ネットショッピング経験者(サンプル数2577人)を対象に、「よく利用するネットショッピングサイト・アプリ」を複数回答で質問したところ、「Amazon」が77.7%で最も多かった。

2位以下は「楽天」(53.1%)、「Yahoo!ショッピング」(29.3%)、「メルカリ」(12.8%)、「価格.com」(9.6%)。

年代別の利用率では、「Amazon」は10~50代の全年代が8割前後。「楽天」は10代が25.8%にとどまった一方、30~50代は5割を超えている。

「Yahoo!ショッピング」は年代が上がるにつれて利用率が上昇。「メルカリ」は20~30代の利用率が比較的高い。

2015年の調査と比較すると、「Yahoo!ショッピング」の利用率が7ポイント増の29.3%、「メルカリ」の8.7%から12.8%へと向上している。

よく利用するECサイト・アプリのトップは「Amazon」【「2017年版:スマートフォン利用者実態調査」】

よく利用するECサイト・アプリ(複数回答)

ECを使うときによく利用するデバイス

スマホ所有者(サンプル数は2780人)にネット通販を使うときによく利用するデバイスを聞いたところ(複数回答可)、「スマートフォン」が最も高く74.7%。「PC」38.6%、「タブレット」10.6%と続いた。

2015年調査と比較すると、「PC」を使う割合が大きく減少しており、8.7ポイント減の38.6%となっている。

ECを使うときによく利用するデバイス【「2017年版:スマートフォン利用者実態調査」】

ECを使うときによく利用するデバイス(複数回答)

動画視聴デバイスのトップは「スマホ」約8割

「動画を視聴する際によく利用するデバイス」に関する質問(n=2780)では、「スマートフォン」が76.5%で圧倒的に多い。2位以下は「PC」(38.8%)、「タブレット」(21.9%)、「テレビ」(10.9%)。

2015年の調査と比べると、「PC」は44.9%から38.8%へと低下。「テレビ」は8.7%から10.9%に増加している。

動画を視聴する際によく利用するデバイス(複数回答)

調査概要

  • 調査期間:2017年12月20日~12月21日
  • 有効回答:2780人
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査対象:スマートフォンを所有する15歳から59歳の男女
  • 設問数:43問

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

ANAとLiveArtsが伝統工芸品のECをスタート、ロジスティクスはTokyo Otaku Modeが支援

8 years 3ヶ月 ago

全日本空輸(ANA)と、ECサイトの企画・運営を手がけるLiveArtsは共同で、日本の伝統工芸品などを扱うECサイト「WAYO」を1月18日に開設した。

食器や雑貨、家具など300品種、2000点以上を販売している。早期に中国語や英語に対応し、越境ECにも取り組む計画だ。

「WAYO」のECサイト内に、伝統工芸品の著名な制作者などを紹介するコンテンツページ「Story」を開設。日本の伝統工芸に関連する情報発信にも力を入れる。

中国語や英語に対応し、越境ECにも取り組む

「WAYO」のロジスティクス業務は、越境ECなどを展開しているTokyo Otaku Mode(TOM)が手がける。TOMは商品の検品、入庫作業、商品の撮影・採寸、商品説明用の原稿作成、梱包、配送手続きなどを実施するほか、越境ECにも対応する。

ANAは、新規事業創出の一環として地方創生につながるサービスを展開したいという想いから、当事業の構想に着手。投資事業などを手がけるWiLと連携し、LiveArtsを立ち上げ、「WAYO」を事業化した。

WiL WAYOプロジェクトディレクター兼ANAホールディングス事業推進部の冨満康之氏は次のようにコメントしている。

このたび、WiLの持つビジネス構築ノウハウと幅広いネットワークの協力を得て、1つのオープンイノベーションが実現しました。航空利用を通じたANAグループのたくさんのお客様との接点を活かしつつ、専門性を有する社外の力をつなぎ合わせ、航空以外の領域である伝統工芸ビジネスに取り組みます。国内外問わずより多くのお客様の共感に支えられながら、日本の伝統の歴史と未来をつなぐ事業として育てていければと考えております。ANAのWebサイトへお越しの際はぜひ「WAYO」へお立ち寄りください。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

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渡部 和章

ジャパネットたかた好調の理由/EC未経験で起業した社長の成功ストーリー【ネッ担アクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

8 years 3ヶ月 ago

年商2000億円超えが見えてきたジャパネットたかた。プロサッカーチームの経営や働き方改革にも注力しています。

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    2018/1/17
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    2018/1/18
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    2018/1/12
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    公益社団法人日本通信販売協会の賀詞交換会に登壇した阿部嘉文会長のあいさつを要約して紹介

    2018/1/16

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    uchiya-m

    ECに力を入れる丸亀製麺、通販子会社が東雲エリアに八百屋カフェオープン

    8 years 3ヶ月 ago

    「丸亀製麺」を運営するトリドールホールディングスの子会社で、食材通販「BallooMe(バルーミー)」のバルーンは1月17日、旬の野菜を店内で販売するカフェ「バルーミーカフェ」を都内でオープンしたと発表した。

    ネットスーパーの利用が多い地域にリアル店舗を持ち、食材通販との相乗効果を狙う。

    東京・江東区の東雲エリアにあるタワーマンション内に出店した。産地直送の野菜のほか、素材にこだわった調味料や自然食品などを販売している。

    今後、「精米したての米の販売」「農家が美味しい野菜の見分け方、食べ方を教える“農ライブ”」といった催しを開く予定。

    トリドールホールディングスの子会社バルーンは、旬の野菜を店内で販売するカフェ「バルーミーカフェ」を都内でオープン

    野菜を店内で販売するカフェ「バルーミーカフェ」

    バルーンによると、東雲駅付近はたくさんのタワーマンションが立ち並ぶ中、食品スーパーが少ないため、多くの世帯がネットスーパーを利用しているという。同エリアに野菜販売店をオープンするすることで、食材通販の販売促進や認知拡大の効果が見込めると判断した。

    トリドールホールディングスは近年、EC事業を強化している。2016年7月にバルーンを設立し、2017年2月に食材のECサイト「バルーミー」を開設。2016年5月には、スキンケア化粧品や食品の通販を手がける「SONOKO」を完全子会社化している。

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    「ロジザード物流セミナー2018」開催 東京 5月15日/大阪 3月7日

    8 years 3ヶ月 ago

    ロジザードは2月と3月に「ロジザード物流セミナー」を開催する。2016年に初開催し、今回で3回目の開催となる定期セミナー。

    2016年には275名、2017年には604名の来場があり、今回もすでに事前登録者数が647名に達している人気のセミナー。今回の講演テーマは、2017年11月までの事前登録者約400名を対象に実施したアンケートを元に決定した。

    プログラム

    13:35-14:40 
    営業と物流現場のためのコミュ二ケーション術とは
    (トークロア 代表取締役社長 伊藤 良氏)

    14:50-15:55
    物流現場におけるシステム活用術、運用面の工夫とは
    (インフィニティーオクターバー 代表社員 栗田由菜氏)

    16:05-16:45 
    2018年、業界注目のトピックスとは
    (ロジザード株式会社 代表取締役社長 金澤茂則氏)

    ※伊藤氏、栗田氏は2016年、2017年に引き続き登壇

     

    開催概要

    ●東京会場
    日時:2018年2月15日(木) 13:30-16:45
    会場:御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター 2F sola city Hall

    ●大阪会場
    日時:2018年3月7日(水) 13:30-16:45
    会場:梅田スカイビルタワーウエスト 36F スペース36L

    受講料:事前登録で無料(通常5,400円)
    主催:ロジザード株式会社
    詳細・申し込み:https://marketing.logizard.co.jp/public/application/add/225

    ロジザード物流セミナー2017(東京会場)のようす
    ロジザード物流セミナー2017(東京会場)の様子
    uchiya-m

    AbemaTVの動画コマースが2/1に始動、時間帯は23時から

    8 years 3ヶ月 ago

    サイバーエージェントはインターネットテレビ局「AbemaTV(アベマティーヴィー)」で、通販番組の配信を2月1日に開始すると発表した。動画コマースを「AbemaTV」の収益源に育てる。

    番組名は「マジでヤバいモノが手に入る!売れるAbemaTV社」。初回は2月1日の午後11時から、リアルタイムで配信する。

    「マジでヤバいモノが手に入る!売れるAbemaTV社」がスタート

    売れるAbemaTV社が動画コマースを手がける

    タレントの藤森慎吾さん(オリエンタルラジオ)がMCを務め、ダンサーやホスト、実演販売士などがバイヤーとして出演する。

    視聴者は番組の配信中に商品を購入できる。番組で紹介する商品や購入ページなどは、1月17日時点で「近日公開予定」となっている。

    通販番組の運営や販売を手がけるのは「株式会社売れるAbemaTV社」。商品調達などのマーチャンダイジング(DM)も売れるAbemaTV社が担う。

    売れるAbemaTV社はサイバーエージェントとテレビ朝日、ロッピングライフ(テレビ朝日のテレビ通販子会社)の3社による共同出資で、2017年12月1日に設立された。資本金は1億5000万円。出資比率はサイバーエージェントが55%、テレビ朝日が40%、ロッピングライフが5%。代表取締役社長はサイバーエージェントの藤田晋社長が兼務している。

    「AbemaTV」は2016年4月にスタート。アプリのダウンロード数は2017年11月時点で2300万DL。月間アクティブユーザーは849万人(2017年9月実績)。「AbemaTV」を運営している株式会社AbemaTVは、サイバーエージェントとテレビ朝日の合弁会社。

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

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    渡部 和章

    ユニクロ「想定を超える需要」で通販サイト停止も2018年1QのEC売上は25.6%増

    8 years 3ヶ月 ago

    ファーストリテイリングが1月11日に発表した2017年9~11月期(第1四半期)連結業績によると、国内ユニクロ事業におけるEC売上高は前年同期比25.6%増だった。増収率は2016年9~11月期と比べて14.3ポイント上昇している。

    国内ユニクロ事業におけるEC売上構成比は7.0%。

    11月末に開催した33周年記念セール「誕生感謝祭」の初日には、ECサイトのアクセスが予想以上に集中。システムのパフォーマンスが大きく落ちたため、一旦ECサイトを閉じた。

    サイトを一時閉鎖したことについて、ファーストリテイリングの岡崎健CFOは1月11日の決算説明会で「我々の想定を超える需要があった」と説明。現在は「我々の想定を根本から立て直して、ITの処理キャパシティの拡大を行っている」としている。

    サイトの一時閉鎖に加え、セール中の一部注文の発送が12月にずれ込んだことで、11月のEC売上高の伸び率は前年同月比20%弱にとどまった。ただ、受注ベースでみると11月の販売実績は同40%を超える伸び率だったという。

    想定を超える需要があったことを踏まえ、岡崎CFOは次のように物流面について説明した。

    物流についても同じで、去年のような生産性の低さは改善されているが、一方で「感謝祭」や年末年始についてはピーク時の受注量が非常に高いため、配送のリードタイムが延びてしまった。我々としては、やや不本意な対応となった。物流についても、キャパシティ自体をもっと拡大していかないと、eコマースの拡大する需要に対して十分に応えることができないと考えている。

    2017年8月期における国内ユニクロ事業のEC売上高は、前期比15.6%増の487億5300万円。EC売上構成比は6.0%だった。

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    買いやすいECサイトを作るために押さえておくべき6つのステップ | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

    8 years 3ヶ月 ago

    ECサイトでの購入を妨げる障壁を効果的に取り除いている事例などを紹介します。大企業ではECサイトを強化するために、専門家を雇う余裕があるかもしれませんが、中小規模のECサイトはどうでしょう? どのようにトラフィックを伸ばし、コンバージョンを上げようか必死で考えているスタートアップのEC企業はどうすればいいでしょうか?

    この記事は、買いやすいECサイトを作るための基礎を学び直したい担当者中小企業ビジネスを立ち上げたばかりの方向けです。買いやすいECサイトを作るための6ポイントを解説します。

    1. 表示スピードを上げよう

    ECサイトの表示スピードを上げる理由は以下の2つです。

    1. 消費者は4秒以内にページが表示されることを期待しています。4秒を超えるECサイトは、約25%の売買を失うという調査結果があります
    2. Googleは検索結果のアルゴリズムに、表示スピードを加味しています

    サイトの表示スピードに関しては、技術的な側面が大きいので、まずは自社サイトの表示スピードを測定。表示に時間がかかるようなら、Webの専門家に相談しましょう。

    高度な技術を実装する以外で、自身で何かできることがあるとすれば、サイトの表示スピードを遅くする大きな原因の1つである商品画像に手を加えることです。

    数百にわたるECサイトの改善を手がけてきたオレグ・コルネイトシュク氏は次のように話します。

    高画質の写真を、リサイズやWeb最適化をしないまま使用すれば、ファイルサイズが不必要に大きくなり、パフォーマンスが落ちます。目的に合わせて画像をリサイズし、適切なファイルに変更、オンライン上にあるツールを使って圧縮するのが良いでしょう。

    2. 良いデザインを心がけましょう

    サイトデザインは、コンバージョンに大きく関わります。車を購入するのに、次のECサイトを信頼して買おうと思いますか?

    https://www.lingscars.com/

    こちらのサイトはどうですか?

    carvana

    どっちのECサイトが良いかすぐにわかりますよね?

    ECサイトのデザインで注意すべき点は以下の通りです。

    • ECサイトの各ページでは、訪問者にして欲しい次のアクションを邪魔するデザインにしないこと
    • 画質が荒く、小さくて見にくい画像を使わないこと

    サイト訪問者はECサイトを見て最初の8秒間で引き続き閲覧するか否かを決定します。訪問者の目が止まるファーストビューは、最大限効果的なものにしなければなりません。それはどういう意味でしょうか? ページを訪れた訪問者に何をして欲しいのか考え、デザインでそれをサポートするのです。ECサイトで真っ先に伝えなければならないことは以下です。

    • 訪問者にとって有益なこと
    • 他のECサイトではなく、どうしてこのECサイトで買わなければいけないのか

    たとえば、次のECサイトのように、明確でユニークな価値を伝えるメッセージを入れてみましょう。

    choosemuse.com
    「Muse is your personal meditation assistant」(Museは心身を集中させるためのあなた個人のアシスタントです)。出典はMuse社

    Muse社のメッセージは、とてもわかりやすいですよね。簡潔で、明確なキャッチコピーであり、商品を使うとどのようなことができるのかを端的に伝えています。訪問者は、興味を持ってECサイトを回遊するか、すぐに離脱するかのどちらかでしょう。

    Muse社のECサイトは、デザインがとても清潔で、商品にフォーカスを当てていることがわかります。ヘッダー部分の画像に載っている女性の体と顔が、商品に向いていますよね。こうすることで、ヘッドフォンに目が行くようにしているのです。

    もう1つの特徴は写真。サイト訪問者が穏やかな気分になるような写真を使い、ユーザーが求めているもの(製品に求めている安らぎなど)を提供しているのです。

    3. 顧客にストレスを与えないようにしましょう

    カート離脱率(カゴ落ち率)について

    ショッピングカートに商品を入れた68.81%のユーザーはカートから離脱してしまうことを知っていますか? あと少しのステップで商品購入に至らないわけですが、大きな数字ですよね。

    カート離脱率は世界平均で68.81%
    カート離脱率は世界平均で68.81%(Barilliance調査)

    チェックアウトでカートから離脱する理由

    カート離脱が起きる理由の上位3つは、購入方法に関係するものです。

    1. チェックアウトの際に追加コストが発生する。実際の問題は、初期段階で発生するコストを明確に説明していない
    2. 購入前に会員登録を求められる
    3. チェックアウトのプロセスが長過ぎたり、複雑過ぎる
    チェックアウトでカートから離脱する理由
    チェックアウトの場面でカートから離脱する理由(上位10の理由)
    ・追加コストが高過ぎる(送料、税金、手数料) 61%
    ・アカウント作成が必要 35%
    ・長すぎる/複雑すぎるチェックアウトプロセス 27%
    ・最初に合計金額がわからなかった 24%
    ・エラーが発生した 22%
    ・クレジットカード情報を入れるほど信用できるサイトではなかった 18%
    ・配送が遅すぎた 16%
    ・返品ルールに不満があった 10%
    ・支払い方法が少な過ぎた 8%
    ・クレジットカード決済が拒否された 5%

    こうした課題の解決方法は、友人や家族に実際にECサイトを試用してもらい、チェックアウトプロセスについて意見をもらうことです。本当に必要なもの以外はすべて取り除きましょう。既存顧客にどうしたらチェックアウトがよりスムーズになるか聞いてみるのも良いでしょう。

    デザイン関連のWebメディア『Design for Founders』は、次のような対策を提案しています。

    送料無料のオプションを提供する(81%)
実際の支払い金額を最初の段階で知らせる(63%)
配達時期を知らせる(62%)
カゴ落ちを防ぐための改善策
複数の支払いオプションを設ける(54%)
    カゴ落ちを防ぐための改善策
    • 送料無料のオプションを提供する(81%)
    • 実際の支払い金額を最初の段階で知らせる(63%)
    • 配達時期を知らせる(62%)
    • 複数の支払いオプションを設ける(54%)

    チェックアウトのプロセスを可能な限りシンプルにした後は、カート離脱に関するソリューション「GetResponse Abandoned Cart software」を使い、どうすればさらなるカゴ落ちを防ぐことができるか検証してみるのも良いでしょう。そうすることで、機会損失を最小限に防ぐことができます。

    サイトのポップアップ

    ECサイトを訪問してすぐに表示されるポップアップは、目障りで意味のないものです。初めてサイトを訪問した人は、まだそのECサイトが信頼できるものかどうかもわかっていないからです。ポップアップを良いタイミングで表示すれば、ECサイトの中身を見る人も増え、コンバージョンにもつながるはずです。

    また、ポップアップを表示させるのであれば、簡単に閉じることができるようにしましょう。そうしなければ、消費者はすぐにECサイトを離れてしまいます。他にもたくさんのECサイトがあるのに、無駄な情報を見せてイライラさせるECサイトを引き続き閲覧しようと思う人はいません。

    4. シンプルにしましょう

    商品説明

    ECサイトの画像は魅力的である必要があります。たとえば、次の写真は大変よくできています。この写真を見れば、カメラに使用されている全てのパーツが見える感覚になるでしょう。画像も大きく、細かい部分も鮮明に見ることができます。

    Blackmagic Design社

    オーストラリアに本社を置く総合映像機器メーカーBlackmagic Design社は、さまざまなアングルの画像を掲載し、「ヒーローショット」と呼ばれる利用者がヒーローとしてフィーチャーされる画像も載せています。たとえば、以下のような画像です。

    Blackmagic Design社

    つまり、画像を使ってストーリーを伝えるのです。画像は、ページ内の文章をサポートする役割があります。商品を複数の角度から撮影した写真を使い、利用者が簡単に写真を拡大できるようにしましょう。デジタルマーケティング支援のSmart Insightsによると、96%の消費者は、オンラインで商品を購入するときに画像が重要だと答えています

    一般的に、商品を購入しようか迷っている消費者が、画像を見て購入を決めるまでは90秒間と言われています。その時間を有効に使いましょう。

    購入のハードルを解消する

    購入のハードルになる要素はできる限り取り除きましょう。これまで記載したことは全て、購入のハードルを下げるためのものですが、他にもまだできることはあります。

    Desir社が運営するECサイトで販売している女性向けアダルトグッズ「Womanizer」という商品の説明画面です。

    Desir社が運営するECサイト

    女性向けのアダルトグッズは下品なモノではありません(巷ではそう思われていますが)。Desir社は、ストーリーを伝えるために的確な単語を選択。上品な女性のために、洗練されたアダルトグッズを提供しています。価格を見れば(編注:日本円で1万円以上の製品が多い)、お金のある女性をターゲットにしていることがわかります。そのため、上品な会社であることを伝えるための単語選びなどが重要なのです。

    Desir社が購入のハードルを下げた方法

    商品の詳細説明の文言を工夫するだけではなく、可能な限りさまざまな角度から撮影した商品画像を掲載しています。実際に試してみた消費者のレビュー、使い方の動画、関連商品、トラストシール、24時間以内の無料発送を知らせるバナーも掲載しているのです。

    購入のハードルを下げるため、他にできることがあるでしょうか?

    • ユーザー発信のコンテンツを作りましょう。消費者は会社の声ではなく、他のユーザーの声を信用します。ユーザーが投稿する画像やレビューを掲載すれば、大きな信頼につながります
    • SNSを追加しましょう
    nike.com

    これはナイキの例です。

    • 追加コストに関しては、事前に知らせましょう
    • 問い合わせ番号を載せましょう
    • SNSのリンクを掲載しましょう。

    入力フォーム

    アカウント登録の義務付けはやめましょう入力フォームは必要最低限の項目に絞り、できるだけ短くしましょう

    5. 検証できるものは検証しましょう

    キャッチコピー

    ユニークな価値が伝わるキャッチコピーを決定する前に、いくつかのキャッチコピーを検証することをお勧めします。ターゲットとなる消費者にどれが刺さるかは、実際にテストしてみないとわからないものです。

    自分ではイケてると思っても、消費者はそう思わないかもしれません。何がよくて何が悪いのか、実際に検証してみると、驚くべき結果が得られる可能性があります。

    たとえば、米国に本社を置くアプリケーション会社Basecampがまだ37signalsという名前で運営していた時、提供するCRM「Highrise」のキャッチコピーを「全てのアカウントで30日間お試し無料」と変更すると、コンバージョンが30%も上がりました。最もコンバージョンが低かったキャッチコピーは、「Highriseでアカウントを開設しよう」でした。

    この結果も、実際にテストして検証しなければ得られなかったものです。

    ハローバー

    多くのECサイトは、ヘッダーに横長の目立つバー(※以下画像を参照)を入れています。そのバナーの中に、「20%オフ」や「送料無料」などの情報を入れますが、そこで使う言葉も検証してみましょう。

    バローバーの例

    Call To Action(コールトゥアクション)

    使う言葉によって、コールトゥアクションのコンバージョンは大きく左右されます。WebブラウザのFirefoxがコールトゥアクションで使う言葉をテストしていた時、「Firefox 3を試してみて」という言葉を「今すぐ無料ダウンロード」と変更すると、ダウンロード数が大きく伸びたそうです。

    プロセス

    まずは利用者が実際に辿るプロセスを検証しましょう。消費者は商品を買うために、どんなことをしなくてはいけませんか?

    プロセスを検証しなければ、何が良くて、どの部分がダメなのかわかりません。どこを簡素化して、整理すべきなのかもわからないのです。多くのプロセスを踏まなければ商品を購入できないようでは、そのECサイトは買いにくいと言わざるを得ません。

    6. 自然検索での流入を増やしましょう

    ECサイトの自然検索による流入を増やす方法は2つしかありません。

    1. プロモーションする
    2. コンテンツを作る

    検索エンジンからの自然流入を増やし、それを維持する唯一の方法は、関連性の高いキーワードを含むコンテンツを発信することです。場所や商品、(必要であれば)ブランドについてのキーワードを入れていきましょう。

    エンゲージメントプラットフォームのKissmetrics社は、EC向けSEOの包括的なガイダンスを提供し、効果的なキーワードを探す方法も提供。検索結果で上位に表示されるにはどうしたら良いかというサポートをしています。それによると、

    1. ユニークで価値のあるコンテンツを定期的にアップする(市場競争の度合いにもよりますが、月に3回アップすれば良いでしょう。)
    2. 長いコンテンツはフロントページに表示させましょう。2000字を目安にしてください
    3. 信頼できるサイトへのリンクを入れてください。検索エンジンが関連性を評価します。類は友を呼ぶと言われるように、関連付けるECサイトであなたのサイトの価値が決まってくるのです。
    4. ブログには関連性のあるキーワードを入れましょう。たとえば、結婚式の衣装を販売していて、「どんなウェディングドレスが一番良いか?」と検索されている状況をキャッチしたとします。であれば、同じようなタイトルのブログ記事を書けば良いのです。

    まず始めることは? やるべきことに圧倒されないでください。成功に必要なのは、1つひとつ確実にこなしていくことです。

    まずはこの記事に書いてある事柄の中から、どれを最初にやるのかを決めてください。それができてから、次に移りましょう。

    サイトへのトラフィックやコンバージョンがどのように変わるか、注意深く監視しましょう。やった分だけ手応えを感じられるはずです

    Internet RETAILER

    世界最大級のネット通販業界の専門誌「Internet Retailer」は、雑誌のほか、Web媒体、メールマガジンなどを運営。Vertical Web Media社が運営を手がけている。

    Eコマースの戦略に関し、デイリーニュース、解説記事、研究記事、電子商取引におけるグローバルリーダーをランク付けする分析レポートなどを発行している。

    Internet RETAILER

    「ライブコマース」をメルカリチャンネルで始めました! PBIの高木社長が語る「EC+生放送」の可能性と注意点

    8 years 3ヶ月 ago

    ライブコマースは街の商店のようにコミュニケーションを通じて商品を売ることができる。これはまさしく、“商店街2.0”と言える新しいECの販売手法だと思う。

    2017年12月に始まったメルカリのライブ配信機能「メルカリチャンネル」の法人利用。12月8日に1回目の放映を行ったメンズ系アパレル商材のECサイト「SILVER BULLET(シルバーバレット)」を運営するピー・ビー・アイ(PBI)の高木孝社長は、「ライブコマース」にこんな印象を持ったという。

    「SILVER BULLET(シルバーバレット)」を運営するピー・ビー・アイ 高木孝社長
    ピー・ビー・アイ 高木孝社長

    PBIが「メルカリチャンネル」に構えた「PBIチャンネル」には、1時間のライブ配信(予定は30分だったが延長された)で、「1万2000以上のいいね!が付いた」(高木社長)。

    視聴者からのコンテンツの評価は高かったようだが、コンバージョンどうだったのか? 「KPIをどこに置くかによって変わる」と高木社長は前置きし、「時間軸で見た場合、時間あたりの売上高は、通常のECサイトに比べてライブコマースは相当売れた」(同)。

    「ピー・ビー・アイ」の公式チャンネルでの配信内容
    ピー・ビー・アイの公式チャンネルでの2回目の配信。「メルカリチャンネル」の配信コンテンツには、このようにコメントがリアルタイムで表示されていく(画像は編集部がキャプチャ)

    「メルカリチャンネル」の初期費用・月額利用料は無料で、販売手数料は10%国内ダウンロード数6000万を突破したメルカリの集客力を活用できる。比較的原価が低いアパレル商材を扱うピー・ビー・アイにとって、「メルカリチャンネル」は新たな販路としての可能性を感じたという。

    販売した商材はメンズ系ファッション。メンズ系商材はメルカリ内のカテゴリー別販売額シェアでは3位(2017年6月公開のインフォグラフィック)。1万7000~8000円という高単価商材ながらも売れ行きは好調で、「メルカリでも高単価商材が流通されるところが証明できた」。メルカリの事業開発部・石川佑氏はこうピー・ビー・アイを評価する。

    メルカリが2017年に公表したインフォグラフィック
    メルカリが2017年に公表したインフォグラフィック
    出典:https://about.mercari.com/press/news/article/20170630_infographic/

    「メルカリチャンネル」の法人利用は11社でスタート。PBIの商品の売れ行き、配信したコンテンツの内容も、「社内では高評価」(石川氏)と言う。

    ライブに撮影の場所に登場したMCはピー・ビー・アイの社員で、撮影場所は社長室。「場所を知らされていなかった。ライブを見ていて、ここ俺の部屋じゃんと気付いた」と高木社長。「生ライブを見ながら、思わずコメントを入れてしまった」と自身もライブ放送を楽しんだという。

    一方、経営者としてライブコマースに挑んだ初放送を高木社長はこう振り返る。

    たとえば、テレビ通販会社がそのままのスタイルで(メルカリチャンネルを活用した)ライブコマースをやっても難しいのではないか。それはアプリを活用したライブコマースという特殊性があるからだと思う。

    メルカリの事業開発部 石川佑氏
    メルカリの事業開発部 石川佑氏

    高木社長、11社の取り組みを見てきたメルカリ側が見た「メルカリチャンネル」「ライブコマース」で押さえておきたいポイントを解説していく。

    「ピービーアイ」の公式チャンネル
    メルカリ内に開かれた「ピービーアイ」の公式チャンネル

    視聴者の特殊性

    メルカリ利用者は、普段からアプリに慣れ親しんでいる層が多い。高木社長らは、「Instagram Live(インスタグラムのライブ動画を配信する機能)に慣れている」「インタラクティブ性に抵抗感がない」「ソーシャルに抵抗がない」「ブラウザよりもアプリを使う」といった要素を持った人が集まっている売り場だと指摘する。

    そのため、「テレビ通販やECサイトで使われているような専門用語の使用は避けた方が良い」と高木社長、メルカリの石川氏は口をそろえる。「普段の日常会話をそのままライブコマースに持ち込むのがベスト。たとえば、●●様はNG。●●ちゃんと呼んだり、『有難うございます』よりも『あざーす』としゃべったり。くだけた日常会話がライブコマースに適した世界観を作る」(高木社長)と言う。

    PBIのライブ配信に登場したMCは、高木社長いわく「若くてチャラいやつ」。だが、「きちんとメルカリチャンネルの視聴者にメンズファッションをアナウンスでき、たくさんのコメントが寄せられた」(高木社長)。

    「ピービーアイ」の公式チャンネルでの配信の様子
    12月8日に放映された1回目の配信の様子

    視聴者との距離感

    距離感も重要だ」と高木社長は指摘する。法人も利用できるとはいえ、「メルカリチャンネル」の視聴者はCtoCの物の売り買いに慣れ親しんでいる人たち。ライブコマースでも「CtoCの世界観を崩していないところはうまくいっている」(メルカリの事業開発部長・小野直人氏)。

    距離感とは、「BtoCとCtoCの違い」(小野部長)。あるEC実施企業はライブ配信中、多くの視聴者からのコメントに応える形で値下げを敢行。すると、視聴者のテンションが上がって注文が殺到し、紹介していた商品は売り切れとなった。インタラクティブ性に起因する販売主と視聴者の距離感がうまくマッチした例という。

    メルカリの事業開発部長 小野直人氏
    メルカリの事業開発部長 小野直人氏

    高木社長も「距離感」の重要性に同調する。「パソコンを使ったECと、スマホを使ったECの距離の理解が重要だ」(高木社長)。そして次のように話す。

    アプリに慣れ親しんでいるユーザーは、複数ステップを踏むブラウザ上の操作だけでも買う気が萎えてしまう。ピー・ビー・アイはアプリも展開しているので、アプリで買う層のユーザーを理解している。こうしたライブコマースの特殊性について、ブラウザベースのECを手がけている企業には理解することは難しいかもしれない。

    「ライブコマース」で最も注意したいことは「在庫」

    配信用コンテンツは、いわゆる“売り”よりも“見ても楽しい”を重視。高木社長は「番組としても成立した。その価値を上げていくことが今後も求められる」と言う。手応えを感じている一方、懸念事項もある。それは在庫調整だという。

    映像を活用した通販・ECは放映時、爆発的に受注が膨れあがる傾向がある。コンテンツ内容や放映時間にも左右されるが、在庫をどれだけ積み上げればいいのかその判断が難しい。大手テレビ通販は過去の受注履歴などを基に徹底した需要予測を実施。適正在庫の確保を実現している。

    「ライブコマース」は新しい販促手法であり、「メルカリチャンネル」の法人利用は始まったばかり。

    需要予測は難しく、「どれだけ用意すればいいのか――今回すぐに売り切れとなってしまった商品もあり、機会損失があった。他の販売チャネルや実店舗と在庫を共有しているので、『メルカリチャンネル』用の在庫確保の見極めは難しさを実感した」と高木社長はこう話す。

    「メルカリチャンネル」の取引フロー
    「メルカリチャンネル」の取引フロー

    「ライブコマース」の可能性

    「家業の八百屋を手伝っていた頃を思い出した」。取材が終盤に差し掛かったとき、高木社長は少年時代の話しを切り出した。

    経営していたのは高木社長の祖父母。高木社長は、祖父母が来店客とコミュニケーションを取りながら、「きゅうりを購入しにきたお客さんに体調を聞くなど、買い物時に会話が常に発生していた。きゅうりだけを買いに来たお客さんは、結局かぶを購入したり……」と、こうした状況を思い出したという。

    いわゆる町の商店が行っていた古き良き商い。これらは大型スーパーの出店、ネット通販の台頭などによって、次第に姿を消していった。

    ライブコマースはネットでもコミュニケーションを通じた商いを実現できる可能性を示してくれた。これまでのECはインタラクティブ性が欠けていたのが欠点。商店街の八百屋みたいな商売はこれからのネット通販では重要になる

    瀧川 正実

    ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

    通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

    瀧川 正実

    ニッセンがECシステムを刷新、リニューアル後に複数の新サービス追加

    8 years 3ヶ月 ago

    ニッセンはこのほど、公式通販サイト「ニッセンオンライン」のシステムを刷新し、配達日時指定やラッピングサービスのオンライン注文など新サービスの提供を開始した。システム変更に伴い1月12日にサイトのリニューアルも実施している。

    配達日や配達時間帯を指定できる「配達日・時間帯指定サービス」を開始した。注文日の最短5日後以降であれば、注文時に日時を指定できる。日時指定は無料。

    指定可能な時間帯は「8:00~12:00」「14:00~16:00」「16:00~18:00」「18:00~20:00」「19:00~21:00」。メーカー直送の商品は時間帯指定サービスの対象外。

    有料の「ラッピングサービス」をオンラインで注文できるようにした。これまで電話などで受け付けていた。

    「ラッピングサービス」は、商品をギフト用にラッピングした状態で、メッセージカードと一緒に届けるもの。料金は1包あたり350円。メーカー直送商品や取り寄せ商品、予約商品はラッピングサービスを利用できない。

    ニッセンは「ニッセンオンライン」をリニューアル

    「ニッセンオンライン」をリニューアルした(画像は編集部がキャプチャ)

    ニッセンはECシステムを刷新するため、2017年12月30日~2018年1月4日まで「ニッセンオンライン」を停止していた。

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    広告運用の業務を自動化するAIアシスタント「Roboma」β版をリリース、無償から提供

    8 years 3ヶ月 ago

    RoboMarketerは1月16日、広告運用などを自動化するマーケティング・アシスタントサービス「Roboma(ロボマ)」のβ版をリリースしたと発表した。

    「Roboma」は人工知能(AI)を活用し、広告の運用や分析業務を自動化するクラウドサービス。

    FacebookやInstagram、GoogleAdwords、Twitterなどの広告アカウントと連携し、広告レポートの作成やROI(投資対効果)の可視化などを自動化することで、企業のマーケティング活動の効率化を促進する。

    広告アカウントとの連携は、簡単な手順によって1分で完結するという。

    連携した広告アカウントのレポートを一元管理し、費用や獲得コスト(CPA)などの指標をグラフで表す。

    管理画面の閲覧権限をチームメンバーや代理店などに付与することで、レポートを共有して円滑な意思疎通を図ることもできる。また、データをもとに、AIが最適なアクションをアドバイスするという。

    RoboMarketerは広告運用などを自動化するマーケティング・アシスタントサービス「Roboma(ロボマ)」のβ版をリリース

    「Roboma(ロボマ)」のダッシュボードのイメージ

    料金プランは「フリー(無料)」「ベーシック(9800円)」「プロ(2万9800円)」「エンタープライズ(個別見積)」の4種類。

    RoboMarketerは同日、エウレカ創業者の赤坂優氏などを引受先として総額約4000万円の第三者割当増資を実施したことも公表した。

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    JA全農が「Tmall」で国産米を越境EC、農水大臣「中国市場は大きな需要が見込める」

    8 years 3ヶ月 ago

    全国農業共同組合連合会(JA全農)とJA全農インターナショナルは1月12月、アリババが運営する中国ECサイト「Tmall」で日本産のコメの販売を開始したと発表した。

    アリババが商品を仕入れて販売する直営店「天猫国際官方直営」を通じ、中国の消費者に国産米を販売することで、中国市場の開拓を図る。JA全農によると、「天猫国際官方直営」における日本産のコメの販売は初めて。

    当初は三重県産と石川県産のコシヒカリ2銘柄を販売。今後、取扱商品を順次拡大する予定。

    JA全農グループは中国のEC市場に積極的に参入し、国産米の中国での販売拡大に取り組むとしている。

    「天猫国際官方直営」を通じて日本産米を販売する(画像は編集部がキャプチャ)

    JA全農が中国ECに取り組んでいることについて、齋藤健農林水産大臣は1月12日の会見で、日本の農林水産物や食品は中国で大きな需要が見込めると指摘。ECで中国市場を開拓すること関し、「我が国の農林水産物・食品の輸出拡大が図られていくということは私は大いに期待をしております」とコメントしている。

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    送料値上げ時代を勝ち抜くための物流対策は? 通販・EC業界のベテランが本音で語る

    8 years 3ヶ月 ago

    送料値上げに対して通販・EC企業はどう立ち向かうのか? 継続的な企業の成長を続けるためには避けては通れない状況に直面した通販・EC企業。総合通販、単品通販、EC、物流専門家という立場の登壇者が、自社の課題や対策などをディスカッション。送料値上げ時代を勝ち抜くためのヒントを探ってみたい。

    通販・EC業界に長らく携わってきた4名によるパネルディスカッション。モデレータを務めた柿尾正之氏(合同会社柿尾正之事務所)は公益社団法人日本通信販売協会理事で、通販市場拡大の変遷、多くの通販企業を業界団体の立場から見てきた人物。

    スクロール360の常務取締役ビジネス戦略室長・高山隆司氏はスクロール(当時はムトウ)に入社後、通販業務に携わること30年以上。ティーライフの取締役商品企画販売部長・須浪薫氏はセシール(現在はディノス・セシール)でマーケティング全般に従事した経験があり、現在はティーライフで単品系通販会社のマーケティング部門の責任者である。ヌーヴ・エイのデジタル戦略部部長・大西理氏もセシール、その他、メーカーなどで通販・ECの責任者などを歴任してきた。

    通販・ECビジネスを熟知した4名は、物流クライシス、送料値上げ問題をどう見ているのか。

    合同会社柿尾正之事務所(元公益社団法人日本通信販売協会理事)
柿尾正之氏
株式会社スクロール360
常務取締役 ビジネス戦略室長 高山隆司氏
ティーライフ株式会社
取締役 商品企画販売部長 兼 顧客開拓部管掌 須浪薫氏
株式会社ヌーヴ・エイ
デジタル戦略部 部長 大西理氏
    登壇者(左から)
    ・合同会社柿尾正之事務所(元公益社団法人日本通信販売協会理事) 柿尾正之氏
    ・株式会社スクロール360 常務取締役 ビジネス戦略室長 高山隆司氏
    ・ティーライフ株式会社 取締役 商品企画販売部長 兼 顧客開拓部管掌 須浪薫氏
    ・株式会社ヌーヴ・エイ デジタル戦略部 部長 大西理氏

    起こるべきして起きた送料値上げ問題

    柿尾正之氏(以下柿尾):2017年に起きた大手配送キャリアによる配送料値上げは一段落と見ていいでしょう。ただ、再び配送料値上げの動きが出てくる可能性があります。根本的な問題として、日本の人口は減ってきているが、単身世帯が増えて全体の世帯数が増加。通販・ECの利用が増え、配送キャリアの配送個数が増えています。

    このような状況下で起きた配送料値上げに関して、通販・ECに携わる企業によっては意見がわかれるところ。「勘弁してほしい」という声もあれば、「社会問題になっているので理解できる」という意見もある参考記事はこちら。スタンスは企業によって異なるので、まず通販・EC業界に長く携わっている皆さんに、個人としての意見を聞いていきましょう。

    合同会社柿尾正之事務所(元公益社団法人日本通信販売協会理事)柿尾正之氏
    合同会社柿尾正之事務所(元公益社団法人日本通信販売協会理事)柿尾正之氏
    マーケティング会社にて小売業・外食産業等のリサーチ・コンサルティング業務に従事。1986年4月、公益社団法人日本通信販売協会(所管:経済産業省)に入局。おもに調査、研修業務を担当。主任研究員、主幹研究員を経て、理事・主幹研究員。2016年6月、退任。 現在、企業顧問、社外取締役。関西大学大学院商学研究科、東京国際大学商学部講師(非常勤)。日本ダイレクトマーケティング学会理事。著書に「通販 不況知らずの業界研究」(共著:新潮社)等多数

    高山隆司氏(以下高山):アマゾン ジャパンさんとヤマト運輸さんが“パンドラの箱”を開けてしまった、という思いがあります。この業界では、いずれ配送ドライバーが不足する状況に陥ると何年も前から言われていました。けど、誰も手を付けてこなかった……。“パンドラの箱”が開いたことで、ECが抱える課題、ECが成長するために必要なことが公になったことは良かったと思います。

    なぜなら、配送キャリア、通販・EC企業側の双方が、課題・問題を共通認識として意識するようになったからです。そしてもう1つ、配送料金の決定権がこれまで通販・EC会社にありましたが、今回の問題で逆転。一気に配送キャリアに価格決定権が移ったと認識しています。

    株式会社スクロール360 高山 隆司氏
    株式会社スクロール360 高山 隆司氏
    1981年株式会社スクロール(旧社名株式会社ムトウ)に入社後、新規通販事業の立上げ、販売企画、INET戦略策定を経て、2008年に株式会社スクロール360の設立に参画。以来、多くの企業の通販事業の立上げ、EC戦略策定、物流立上げを経験。現在、スクロール360では300社のEC通販企業のサポートを行なっている。著書に「ネット通販は物流が決め手」、「シニア通販はこだわりの大人女性を狙いなさい」!(ダイヤモンド社)がある

    須浪薫氏(以下須浪):私は2つの視点による感想を持っています。これまで物流業者さんは下請け的な立場であり、苦しめられてきた業種だと思うんです。私が過去に在籍していた大手メーカーや通販会社のときも、会社の方針としては「とにかく配送費を抑えろ」と指示され、物流業者さんと交渉してきました。ヤマト運輸さんも限界が来たんだろうなと。そういった構造的な限界を是正する意味では、個人的な意見として値上げはやむを得ないことだと思っています。

    2つ目は事業者からの視点。ティーライフは比較的粗利率が高く、お客さまとの関係性も築けています。体力的にも問題ないのですが、これから先、体力勝負によって苦しくなるところが出てくるのではないかなと思っています。

    ティーライフ株式会社 須浪薫氏
    ティーライフ株式会社 須浪薫氏
    総合通販・株式会社セシール(現ディノス・セシール)にてマーケティング全般に従事。 その後、上場会社役員等を経て、2016年8月から現職。商品企画販売部長として、マーケティング部門、顧客開拓部門、商品開発部門、ネット販売部門を統括

    柿尾:須浪さんは総合通販会社に在籍していましたが、今回の状況下で総合系の企業で働いていた意見はどうでしたか?

    須浪:変わりますね。結局、送料値上げは原価率の問題に直結します。総合通販の原価率は一般的には40%~50%くらい。それでもきつい。粗利率の低い商材を取り扱っている企業、モール主体のビジネスをして営業利益率の低い企業は、これからきつくなるのではないかなと思っています。

    大西理氏(以下大西):お2人とは違う角度の意見ですが、この問題は起こるべくして起きたことかなと思います。本当は前から予想できたことのはず。過去を振り返ると、通販は宅配便と一緒になって市場を創り、成長してきました。その過程で企業同士の競争が激しくなり、時間指定といった消費者に手厚い配送サービスが生まれていった……。言葉は悪いですが、消費者を甘やかしてしまった代償が今回の問題ですよね。

    もう1つ事業者側の意見として。もう日本の労働力は増えません。そして、値上げに対してのボールは配送キャリア側に移りました。配送料が下がる余地がないんですよね。ならば、今一度、物流業務を自分たち通販・EC事業者がよく理解して、立て直し・見直しする時期に入ったのではないかなと思います。大手の通販・EC会社がやっていることを、中小EC会社はできていないことが多い。そこを改めて見つめ直す時期がやってきたのではないでしょうか。

    株式会社ヌーヴ・エイ 大西理氏
    株式会社ヌーヴ・エイ 大西理氏
    総合通販・株式会社セシール(現ディノス・セシール)にてマーケティング業務からEC事業立ち上げ、Webマーケティング全般に従事。その後、Web制作会社COO、デザイン文具メーカーでのマーケティング責任者、化粧品単品通販のEC責任者等を経て、2016年11月から現職。ファッション/ライフスタイル雑貨小売業のEC事業とオムニチャネル推進、全社デジタル戦略を統括

    値上げの影響は? 値上げで顧客にも負担 or 自社で吸収の二者択一

    2017年秋までに、大手通販・ネット通販企業が相次いで送料値上げに踏み切った。「ベルメゾン」を運営する千趣会は11月1日から、注文金額5000円未満の場合の送料を、350円から490円に引き上げ。ベルーナは5000円未満の注文で390円としていた従来の送料を、10月1日から490円に引き上げた。

    アスクルの「LOHACO(ロハコ)」では10月2日から、900ml以上の飲料ケースなど一部商品の配送料を改定。「特別配送料」として350円を加算することにした。また、一部離島への配送にはさらに「離島配送料」350円を加算する。上新電機は10月2日から、上新電機は10月2日から、送料無料の条件を満たさない場合、一般商品の配送料は従来の540円から590円に変更。音楽・映像ソフトは325円から、378円に引き上げた。

    一方、送料無料を適用する購入金額ラインを引き上げる動きもある。Rakuten Direct が運営する「ケンコーコム」では8月、送料無料サービスの適用ラインを、従来の1900円から2500円に引き上げている。

    柿尾:これからの通販・ECの成長にとって、送料値上げ問題は避けては通れない道。送料値上げ問題が浮上し、業務や社内の意識はどう変わりましたか? どんな影響がありますか?

    大西:送料は上がりました。配送コストだけだと値上げ分は7~8%。ただ、当社の顧客単価が2万円以上を超えているということもあり、物流コスト全体から見ると深刻な影響はないと今のところは思っていますが、配送業務全体を今一度見直ししていかなければいけないと思っています。物流業務を1つ1つ分解してコスト構造を見直し、無理・無駄を減らしていかなければ、将来的に増えていくかもしれないコストを吸収することは難しくなると感じています。

    それと、送料値上げへの対策は、極論、お客さんに転嫁するか、自社で吸収するかの二者択一しかないお客さんに転嫁するのは今が最適なタイミングだと思うのですが……。今一度、自社で吸収できる余力はどれだけあるのか、見つめ直すいい時期になったと思い、まずは業務の見直しを始めようと考えています。業務的なところでは、見直しに関するところに出てきそうですね。

    須浪:ティーライフは配送キャリアの送料値上げ要請を受け入れたので、値上げ分のコストを吸収しようといろいろと手を打ちました。その結果、現時点では影響は軽微と考えています。

    実は、どうしても吸収し切れないコストがあり、その部分についてはお客さまに負担いただく送料を100円値上げしました。これまで、「1回の購入金額3000円未満は送料300円、3000円以上は送料無料」でしたが、「3000円未満は送料400円、3000円以上は送料100円」を頂くよう変更しました。現時点では、値上げしたことによる受注への影響は殆どありません。

    柿尾:通販業界全体を見てみると、送料100円程度アップして、お客さまに転嫁する企業が結構多いですよね。

    須浪:ええ、そうですね。私たちの考えとしては、配送キャリアが十数パーセントの送料値上げを実施するという報道がなされ、消費者の方も配送は無料ではないんだという認識が醸成されているにも関わらず、事業者側が現状維持、無料とすることは送料を商品価格に含めているんだということになり、今まで築いてきた価格に対する信頼関係に影響が出ると考えています。送料値上げ分については、お客さまにもきちんと求める――それをしないと不正義だと思うんです。これが会社の現在の考え方です。

    大西:送料値上げ分の消費者への転嫁は、お客さまとの関係性に依存する部分が大きいですよね。ティーライフさんはお客さまとの関係性が強いので、送料を値上げしても許されるという状況も多分にあると思います。

    柿尾ちゃんとお客さまとリレーションができているということの証左ですね。次は高山さんに聞いていきましょう。多くのネット通販企業の物流業務を受託しています。クライアントへの影響などはどうでしょうか。

    高山:クライアントへの影響の前にまず押さえておきたいことをお話しします。2016年度の配送個数は40億個を超え、EC市場は15兆円を突破した。右肩上がりで伸びていますが、配達をする人の数は実はあまり変わっていません。こうした状況は今後も続いていくでしょう。そうなると、考えておかないといけないのが、既存の配送キャリアに依存しない「ネクストワンマイル」です。配送キャリアに依存しない方法で商品を届ける仕組みを構築していかなければならないということです。

    もう1つが不在配達ですね。いま宅配便の約2割が不在の荷物。これはドライバーに大きな負荷がかかっています。時間帯指定しても、その荷物の17%が不在配達になっているという調査結果もあるんです。

    宅配便が再配達されている割合は全体のおよそ2割
    宅配便の再配達により消費されている労働力は1.8億時間。これは例えるなら、10人のうち1人のドライバーは1日中再配達を担当している計算になります。
    COOL CHOICE」のWebサイトからキャプチャ

    送料の値上げ幅は30円、50円、なかには1割以上という事業者もいます。1000円も増えたというクライアントもいます。それはなぜか? 昔から荷主さんと配送キャリアの間では、全エリア一律料金、全サイズ一律料金の契約が存在していました。それが今回の件で問題視され、こうした契約をしているような企業さんが影響を受けていますね。

    今、ヤマト運輸さんのドライバー1人が1日で配達する荷物の個数は150~200個と言われています。今後、ドライバーの負荷を減らすか、不在をどう減らすか……通販事業社は協力して、次のステップに向かわないといけません業界全体で考えないといけないですよね。

    EC企業、カタログ通販企業など、年間1億3700万個を出荷する荷主グループが集まった「宅配研究会」という会に僕は所属していますが、そこでは「ウケトル」というアプリを展開しています。「ウケトル」は無料で荷物追跡・再配達依頼ができ、ネットショップで購入した荷物の受け取りを簡単にするアプリ。導入店舗を利用した購入者が荷物を確実に1回で受け取ることができる環境をめざし、通販サイトとの連携を進めています。

    今後、GPSを使い配送状況をフィードバックするテクノロジーが増えていくでしょう。無人ドライバーによる配送テストであるヤマト運輸さんの「ロボネコヤマト」も始まっています。省人化、テクノロジー活用によって、顕在化している問題は徐々に解決されていく可能性があります

    ロボネコヤマトコンセプトムービー

    各社はどんな対策を? 値上げで顧客にも負担 or 自社で吸収の二者択一

    ECがスタートしたと言われる1996年の年間の宅配便取扱個数は15億3000万個。それから20年。2016年度の宅配便取扱個数は40億個を突破した。20年で約25億個も宅配便取扱個数が増えた計算になる。右肩上がりを続ける通販・EC 市場。このまま市場の拡大が続けば確実に宅配便取扱個数も増えていく。

    長期的な企業成長には、短期的な対策はもちろん、中長期を見据えた対策も求められる。

    宅配便取扱個数の推移

    柿尾:そもそも、麻薬のような「送料無料」というワードを日常的に使用していった通販・EC企業にも送料値上げや宅配クライシスの責任の一端があると思います。「(送料無料というキャッチフレーズを使った方が)売れるから」「他社がやっているから」――こうした意識が浸透していた。そもそも、実店舗でショッピングをする際、車で移動すればガソリン代、電車で移動すれば電車代のコストがかかります。それが、通販・ECを利用すると「無料」になるという消費者の認識、ロジックがいつの間にかできあがってしまいました。

    業界として対応が遅れたのは事実。そこで、ここからはこれからのお話しをしていきましょう。対顧客、対会社、対配送キャリアなどのお話しを。

    須浪:ティーライフは一部上昇したコストを顧客に負担をお願いしたわけですが、その過程 で上昇分のコストを吸収するための取り組みを進めました。短期的には2つ、長期的には1つの施策です。

    ティーライフの主力商材はお茶のため、比較的軽量な商品が多い。実はこれまで、段ボールで商品を梱包して送っていましたが、それを封筒タイプに変更しました。つまりメール便へのシフトです。商品形態、パッケージなど設計そのものを封筒にあわせるための見直しも行いました。まず、こうした内部施策で配送コストの吸収に着手しました。

    ただ、これだけではコストを吸収できません。ティーライフは年間で相当数の新規顧客を獲得して成長するビジネスモデルです。売上高の3割程度の経費を新規獲得のための施策に投じていますが、その効率をいかにアップさせるか、その取り組みにも注力しました。

    そして3つ目。長期的施策となりましたが、それは商品です。原材料を含めたすべての工程を見直し、コスト削減を進めています。こうした施策を一気に行い、短期的に吸収できないところはお客さまに一部負担をお願いしました。

    高山:多くの通販・EC企業が利用しているヤマト運輸さん、佐川急便さん、日本郵便さんに依存しない配送体制を作ることが重要です。スクロール360では2018年2月、全国のファミリーマートの店舗で商品を受け取ることができるサービスの提供を始めます。コンビニには共同配送センターがあり、ファミリーマートさんでは全国73か所。この共同配送センターへ、当社のシェアセンターから商品を送ります。再配達の問題などは起こりません。全国一律の料金で提供できる予定です。

    注文時に受け取るファミマ店舗を推定 ネットショップ スクロール360物流センター ファミリーマート配送センター ファミリーマート受取店舗 好きなときに受け取れる
    新サービスの仕組み

    「共同配送」が今後のキーワードになるでしょう。スクロール本体では個別の個配よりも、実は生協ルートを活用して送っている荷物の方が多いんです。「ネクストラストワンマイル」に共同配送は欠かせないものですね。

    そして、宅配ロッカーです。不在配達を減らす、荷物の受取効率を上げるためには、配送キャリアさんが個別に展開している宅配ロッカーをすべての配送キャリアが利用できるようにオープン化することが求められます。これは、通販・EC事業者にも大きなメリットとなるはずです。そのためにも、業界としてオープンロッカー化を提案していきたいですね。

    そのほか、通販・EC事業者の送料値上げ対策は4つあげられます。

    • 配送キャリアとの協力体制
    • メール便などの活用
    • 複数倉庫(関東、関西、福岡など)
    • 運賃以外の物流コストの見直し(物流オペレーションの見直しなど)

    そして、個人的には「物流業務のシェアリング」をお勧めしたい。シェアリングセンターを使い、そこでは大きなマテハンなどによる作業の自動化、ロボットによるピッキングなどを共同でシェアリングしていくことです。今後、物流倉庫では人手を使わない物流業務が発展していきますので、こうしたテクノロジーの共同活用によるコスト削減策も検討していくべきでしょう。

    柿尾:ECのプラットフォームがシェアを拡大しているなか、通販・EC事業者による共同体を作らなければどんどん差が開いてしまいます。シェアリングは重要ですね。最後は大西さん。実店舗200店以上を活用した送料値上げ対策などをやっているのでしょうか?

    大西:これからという話になりますが、まずは物流業務の見直しですね。対顧客としては、1つの注文を1回の配送できちんと終えるために、お客さまとのエンゲージメント、コミュニケーションなどはしっかりやりたいと思っているところです。対社内では、通販・ECの工程に携わっているスタッフの業務コストをしっかりと見直し、コスト削減を進めていきたいと考えています。

    物流に関する主な業務の例

    企画・生産・仕入・発注
    • 発注管理のばらつき
    • 基幹システムが連携していない
    • 欠品情報共有の見直し
    販売管理
    • 販売計画の情報共有
    • 納期管理方法
    • 欠品連絡の情報共有
    • 販売計画の情報共有
    需給調整
    • キャンセル、追加など在庫管理の調整方法
    物流管理
    • 出荷スケジュール管理方法の見直し
    • 特別出荷、加工処理の事前情報共有
    請求・回収
    • 委託在庫管理
    • 在庫廃棄処理

    2つ目は、当社が持つ200店舗の活用です。店舗の在庫を使えば配送コストはある程度減らせることができます店舗というアセットをどう活用するのかは今後重要な課題です。これまでは顧客接点として店舗活用が重要視されていましたが、配送拠点としての店舗という視点を持っていきたい。店舗の役割、機能を改めて見直すいい機会となりました。

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    YouTuber活用のネット通販をスタートしたUUUM、動画コマースでどう攻める? | 通販新聞ダイジェスト

    8 years 3ヶ月 ago

    ユーチューバーのマネジメントなどを手がけるUUUM(ウーム)は12月8日、お宝と出会える通販サイト「MUUU(ムー・ドットコム)」をスタートし、開設直後からユーチューバーのグッズが完売するなど10代を中心に好評を得ているようだ。

    UUUM流、YouTuberのネット通販活用

    同社はHIKAKIN(ヒカキン)や東海オンエア、はじめしゃちょー、水溜りボンドといった人気ユーチューバーを数多く抱え、月間の合計動画再生回数は昨年8月に30億回を記録。動画広告収入と企業からのタイアップ広告料が収益の柱だが、所属ユーチューバーを起用した物販を本格化することで、第3の柱として自社ECを育成したい考え。

    現状、「ムー・ドットコム」では、人気ユーチューバーの限定グッズのほか、テレビ離れが進む若年層と相性の良いアイテムを、同社所属のユーチューバーが動画で紹介する形で販売している。

    各動画の尺や内容などの構成面は基本的にユーチューバーに任せることで各自の持ち味を発揮してもらうとともに、視聴者が違和感なく見られるようにしている。ユーチューバーは自身のユーチューブチャンネルにそのほかの動画と同様にアップし、通販展開する商品の動画は「ムー・ドットコム」へのリンクを貼って誘導。通販サイトでも同じ動画が視聴できるほか、商品の詳細情報を記載して購入を促す。

    UUUM(ウーム)はお宝と出会える通販サイト「MUUU(ムー・ドットコム)」をスタート
    YouTuberの水溜まりボンドが人気ラーメン店を訪れ、最後に通販セットを紹介する

    所属ユーチューバーは多くのチャンネル登録者やSNSのフォロワーを持つため、同社では外部のウェブ広告を使わずにサイト集客できるのが強みのほか、「ユーチューバーのファンは粘着力が強く、ECとしてのポテンシャルは高い」(松山奨執行役員)という。

    実際、約260万人のユーチューブチャンネル登録者を抱える東海オンエアの「ムー・ドットコム」限定オリジナルポストカードセット(税込1080円)を12月中旬に販売したところ即完売し、通販サイトやユーチューブチャンネルのコメント欄、ツイッター上で再販売を望む声が多数上がり、再販を決定したケースも出てきている。

    同社では、ユーチューバーのインフルエンス力や同社が主催するユーチューバーの祭典「U―FES.」などのリアルイベントを通じて若年層にリーチできる利点と、「ムー・ドットコム」でしか買えない商品を企画・販売することで、「圧倒的に10代が集まるECのプラットフォームを目指す」(松山執行役員)とし、月間数千点単位で商品を展開できるようにしていくという。

    UUUMの松山奨執行役員と附田良徳ライブ・エンタテイメントユニットグループリーダー
    松山奨執行役員(左)と附田良徳ライブ・エンタテイメントユニットグループリーダー

    今期(2018年5月期)は、食品やコスメ・美容系、ファッション商材、玩具などターゲット層に響く商品の幅を広げる。その際、各商品ジャンルに強いユーチューバーを起用することで、説得力を高める。また、ユーチューバーの限定グッズを強化するほか、ユーチューバー自身が手がけるD2C型のオリジナルブランド(オンラインSPA)も計画する。

    加えて、メーカーとタイアップし、「ムー・ドットコム」の限定フレーバーや限定パッケージといった専用品の販売も含め、マーケティングツールとしても活用してもらえるようにする

    来期には、10代が買い物をするウェブ上の売り場として一定の規模感を目指す考えで、スマホアプリの開発を急ぐ方針だ。

    また、日本のユーチューバーを好む外国人もいるため、台湾や中国向けの販売体制も整備していくという。

    通販新聞

    アダストリアが化粧品ECに参入。コスメブランド「カレイドエビーチェ」を2018年秋発売

    8 years 3ヶ月 ago

    ファッションブランドを展開するアダストリアは1月15日、コスメブランド「Caleido et Bicé (カレイドエビーチェ」を2018年秋に発売すると発表した。自社ECサイト[.st](ドットエスティ)や、直営店で販売する。

    コスメブランドを展開するのは初めて。成長戦略の1つに掲げている新規事業開発の一環として、化粧品事業に参入する。

    「カレイドエビーチェ」のターゲット年齢は20歳代後半~40歳代。コンセプトは、ライフスタイルにこだわりを持った”大人”の女性に向けたコスメブランド。

    アダストリアが展開するコスメブランド「Caleido et Bicé (カレイドエビーチェ)」

    コスメブランド「カレイドエビーチェ」

    メーキャップやスキンケアのほか、ボディケア、生活雑貨、食品、ジュエリーなども扱う。価格帯は次の通り。

    • メーク:1000~5400円
    • スキンケア:800~1万2000円
    • ボディケア:500~1万2000円
    • 生活雑貨:600~6000円
    • フード:200~6000円
    • ジュエリー:1400~3万円

    化粧品事業に参入した背景として、化粧品の家計支出が1990年に比べ約20%増加していることや(総務省「家計調査」)、女性の1か月の可処分所得と使い道におけるコスメに対する消費額が多いこと(マクロミルのスキンケア化粧品に関するアンケート調査報告書【2016年版】)などをあげている。

    女性の年代別可処分所得の消費実績

    アダストリアの化粧品EC参入背景

    アダストリアは「グローバルワーク」「ニコアンド」「ローリーズファーム」など20種類以上のブランドを国内外で展開。顧客が求めるライフスタイルや購買行動の変化に対応するため、飲食業態やヨガウェア、ライフスタイル業態の展開など、アパレル以外の商品カテゴリーも強化している。

    2017年2月期のEC売上高は前年比34.4%増の291億円。2017年3-8月期(中間期)のEC売上高は、前年同期比19.5%増の152億円で、国内売上高に占める比率は15.7%。

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章
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    52 分 22 秒 ago
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