SEO Japan

ブッダに学ぶマーケティングの7つの心得

14 years 6ヶ月 ago
コピーブロガーから久々に「***に学ぼう」シリーズの記事を。今回はなんと恐れ多くもあの仏陀にマーケティングの心得を学んでしまおうという大胆な試みの記事を。 — SEO Japan あなたがブッダについて考える時、マーケティングのことは考えない。 少なくとも私はそうではないことを願う。 ブッダは、利益には全く興味のない、魂の師だった。実際、彼は自分の弟子が金銭のやりとりをすることさえも禁じた。 しかし、マーケティングはアイディアを広めることだというセス・ゴーディンに賛同するなら、ブッダは史上最高のマーケッターの1人だと言える。 2,500年にわたって、彼の教えは大勢の人の生活に影響を与えてきた。初めはアジアに広まり、次第に地球の最果てまで伝わった。数百年もの間、書物による記録がないまま、彼の考え方は口伝えで生き残ったのだ。そして、2,000年以上の間、マスコミの力も使わずにそれは大陸を渡ったのだ。 ブッダの例は、あなたが‘援助団体’で非営利に働いていたり、自分のメッセージで世界を変えたいと思っている場合には、特に関連がある。 しかし、たとえあなたが利益のためにビジネスをしている場合でも、21世紀で成功するためには寛大さと目的が必要不可欠であることには気がついているかもしれない。 それは、物事を行うにあたって立派な方法でもある。 ブッダのアプローチからこんなにも多くを学ぶことができるということにあなたは驚くだろう。 ブッダのストーリー ガウタマ・シッダールタ(後のブッダ)は、王の息子として裕福な特権階級に生まれた。彼の父親は、立派な宮殿内で彼を育て、息子を現実生活から守るためなら何でもした。 若き王子が成人し、宮殿の壁の外に出た時、彼は3つの苦しみを目にして自分の無頓着さに衝撃を受けた。1つ目は、年老いた老人、次に酷い病気に苦しむ男、そして火葬に向かう死体だ。最後に彼は、これまでとは異なる生き方の象徴、放浪中の苦行者に会った。 自分の喜びや情熱が全て、老いと病と死によって奪われることに気が付くと、シッダールタはそれらを全て捨て、自分の家族と特権階級も捨て、苦しみと死を超越する方法を見つける旅に出発したのだ。 彼はインド中を旅して、様々な師から学び、様々な哲理やアプローチを試した。彼は、瞑想し、絶食し、ヨガを実践し、ありとあらゆる精神状態を経験した。 しかし、人生の全ての喜びと同じように、それらのこの上なく幸せな状態も遅かれ早かれ終わりが来るのだということを彼は発見した。 彼は、自分の体に食事、睡眠、そしてあらゆる肉体的欲求を禁止する苦行を試みた。体が生きた骸骨になるまで衰弱したが、それでも彼が真実に近づくことはなかった。そのため、彼は極端な苦行生活を諦め、再びちゃんと食事をとり始めると、彼の体は健康へ戻ったのだった。 師に教えられた生き方に疲れ切ったシッダールタは、森の中の静かな場所へと引きこもり、木の下で足を組んで座り、真実を見つけるまでそこに居続けることを決意した。そして、49日間の孤独な瞑想期間の後、彼はついに探し求めていたものを見つけたのだ。 ニルヴァーナ(涅槃)という言葉は、字義では‘吹き消すこと’、つまり、人間の苦しみの根源である貪欲、憎悪、無知の火を断絶することを意味する。それらがなくなれば、苦しみはなくなり、死への恐れもなくなる。 涅槃を経験した後、シッダールタは、“目覚めた人”という意味を持つブッダとして知られるようになった。 今から、ブッダが悟りを開いた後の教えについてあなたに話すつもりはない。(もし興味があるなら、Steve Hagenが書いた素晴らしい本Buddhism Plain and Simpleをお勧めする。)その代わりに、彼が自分の教えを伝え、彼の死後数千年間で無数の人にその教えを広めた方法をいくつか紹介するつもりだ。 もしあなたが自分のメッセージを倫理にかなった効果的な方法で広めたいのなら、それをマーケティングと呼ぼうと、教えと呼ぼうと、シンプルなコミュニケーションと呼ぼうと、ブッダの歩みに従うことを提案したい。 悟りを開いた師でさえマーケティングの問題を抱えている ブッダが悟りを開いた後、最初に彼の身に起こったことの1つが、マーケティングの問題だった。 木の下に座って、涅槃の経験を反映し、彼は自分自身に言った。 これは教えられることではない。 涅槃の計り知れない経験を知り、人間の無知と混乱の度合いを目にしたブッダは、人々を教育しようとしても無駄であるという結論を下したのだ。 だからもしあなたが、マーケッターとして成功していないことに落胆しているのなら、元気を出すのだ!あなたが、優れた知識と素晴らしい技術、そして世界に与えるべきものをたくさん持っていたとしても、マーケティングは全く別の問題なのだ。それは難しいことではないが、あなたがすでに持っている経験とは違った種類の経験なのだ。 ブッダのように悟りに達した師にもマーケティングの問題があるというのなら、私達にも希望があるというものだ! 全ての人の心を動かそうとしないこと ブッダが自分の発見を説明しようとしてもしょうがないのだという結論を出した時、彼の所に神ブラフマンが現れ、真実を見ることができる“目の中にほんの少しだけ埃が入った”人々もいると言って、ブッダを後押しした。 そこでブッダは、積極的に悟りを求め自分のメッセージを受け入れることができる熱心な人間を探しに出た。 従来のマーケティングの過ちは、自分の製品やサービスやメッセージから恩恵を受けることができる全ての人を招き、その価値を信じ込ませようとしたことだ。 そこにある問題は、いくらあなたが提供しているものを人々が必要としているとしても、彼らがそれを欲しいと思うまではあなたの申し出が受け入れられることはないということだ。さもなければ、生産性の達人やヘルスおよびフィットネスのコーチ、ファイナンシャル・アドバイザーのおかげで、みんながとても計画的で健康で財政的に安定していることになる。 ブッダの例に従い、私達が提供しているものを積極的に求めている人に焦点を合わせる(単にそれを必要としている人ではない)と、見込み客はずっと少なくなるが、前向きな返答が返って来るチャンスは大きくなる。 真実を伝えるだけでは十分ではない ブッダの最初の教えの試みは、一般的には失敗と思われている。 ブッダが森から街へと戻る途中、ブッダに普通とは違うものを見た放浪する苦行者に会った。その苦行者は、ブッダに何を発見したのかと尋ねた。ブッダはこう答えた: 私は完全に悟りを開いたブッダである! 別の男が頭をかいた。彼は弁解をしながら、“もちろんそうでしょうね”と思った。 面白いことに、ブッダはありのままの真実を伝えていた。彼はうぬぼれが強かったわけではなかった。(当然、ブッダはエゴを超越していた。)そして、彼は自分の教えを無料で与えていた。 しかし、そのことが彼の信奉者に影響を及ぼすことはなかった。 理想の世界では、あなたは売り込む必要はないのだ。ただ真実を告げ、自分の製品を人々に見せれば、人々はすぐにその価値を認めてあなたの申し出を受け入れる。しかし、ブッダにでさえ、ここは理想の世界ではないのだ。 たとえあなたが無料のオファーをしているとしても―例えば、ブログやニュースレターの購読やソフトウェアの無料トライアルや無料コンサルタントなど―、あなたはそれを売り込む必要があるのだ。 人々は、忙しいか、圧倒されているか、単に混乱しているのだ。あなたがその精神的な騒々しさを切り開いて自分のオファーの価値を彼らに信じ込ませるかどうかはあなた次第なのだ。 パッケージングが違いを生む ブッダは再び挑戦した。 バラナシの鹿野苑でかつて共に修行した5人の修行者に会うと、彼らはブッダに何を学んだのかと聞き、ブッダは彼らに四諦の法門―苦しみの根源とそれを超越する方法を説明した基本原則―について教えた。 [...]

SMX Advanced ロンドンに学ぶ2011年のSEOを成功に導く戦略

14 years 6ヶ月 ago
引き続きロンドンで行われたSMX Advancedのレポートをマーケティング・ピルグリムからお届けします。今回は2011年のSEOは何を行うべきか?というSEO業者なら最も注目したいパネルディスカッションをレポートしてくれた濃い記事です。関係者なら要熟読! — SEO Japan GSINC Ltdに所属するガレス・デービス氏が先週行われたSMX ロンドンに出席し、このイベントのレポートを提供してくれた。 先日行われたグーグルパンダアップデート、そして、アップデートが行われた結果、一部のウェブマスター達が直面している問題に絡み、今年のSMX ロンドンの参加者は、2011年、SEOで何がうまくいくのか?に対する答えを求めていた。 パネルディスカッションは、ミッケル・デミブ・スベンソン氏、クリスティン・チャーチル氏、マックス・トーマス氏によって行われた。 SEOは進化した まず、ミッケル・デミブ・スベンソン氏がディスカッションの口火を切った。冒頭で、スベンソン氏は、SEOに関しては、2011年とそれ以前では全く異なることを改めてオーディエンスに伝えた。 1990年代のSEOは比較的容易であった…アルゴリズムは単純であり、SEOは主にオンページのファクターに対して行われ、検索エンジンはスパム対策を行うスタッフをほとんど用意していなかった。現在、検索エンジンのアルゴリズムは非常に複雑であり、検索エンジンにはスパム対策専門の大規模なチームが存在する。 つまり、リバースエンジニアリングによるアプローチは、一部の業界では労力を費やす価値がないほど、寿命がますます短くなっているのだ。 スベンソン氏は、多くの人々がいまだに時代遅れのアプローチでSEOを行っていると主張していた。2011年は完全に状況が変わっており、アルゴリズムは現在非常に複雑化している。そのため、オンサイト、オフサイト、そして、ソーシャルのファクターを考慮する必要がある。 約10年前、同氏は今でもとても単純で最も効果が高いと感じる、誰にでも出来るSEOのアプローチを発表していた。それは: 検索エンジンのために最適化してはいけない…ユーザーのために最適化せよ! ミッケル・デミブ・スベンソン氏は私達の知る限りデンマークのグーグルエバンジェリストではない。しかし、同氏は、ユーザーのために最適化する取り組みこそが、検索エンジンが今後も常に実行したいと望む取り組みだと信じているのは明白であった。この姿勢こそが、最高の長期的な戦略であり、SEO業者が取り組むべき戦略となる。 「検索エンジンがユーザーのために最適化をしたいと願っているなら、SEO業者だって同じことをするべきだ!」ミッケル・デミブ・スベンソン氏 ? deMib 加えて、スベンソン氏は、現在のSEO業者の取り組みはユーザーが望む取り組みではなく、- 検索エンジンは常にユーザーの望みを理解しようとしているため、短期的な戦略でしかないと切り捨てた。 検索エンジンに対してリバースエンジニアリングを行おうとしているなら、過去のアルゴリズムに対する最適化を行っていることになる。スベンソン氏は、スパム的なトリックは寿命が短く – 恐らくこの手の取り組みは一部の業界では労力を費やす価値がないだろうと繰り返し述べていた。大半の業界においては、リバースエンジニアリングを行う必要はない。 しかし、同氏は、このルールには例外があり、PPCセクター(薬、ポルノ、ポーカー)等の業界では、すぐにランキングを得る取り組みは、それがたとえ短期間であっても、今でも価値はあると示唆していた。 常識に則る ハイレベルなソーシャルメディアでの交流が、質の高いページの重要な指標とされており、グーグルパンダアップデートにより、検索エンジンはページの質のその他のファクターを指標として注目するようになった – しかし、高い直帰率が、コンテンツの質の低さのシグナルである点は私達は常に理解しており、斬新とは言い難いだろう。 「2011年、SEOで効果のある取り組み」セッションで次に壇上に上がったのは、サンダー SEOのマックス・トーマス氏であった。 トーマス氏は、グーグルのマット・カッツ氏が先日述べたコメントを引用した。これは、ユーザーがまったく関わっていないページをたくさん持っているなら、ウェブサイトから削除するか、もしくはインデックスを回避するべきだと言う考えであった。 パンダアップデートは質の焦点をアクティブなページに動かしているが、時々しか訪問されない記事タイプのページのトラフィックは、もはや期待できないことを意味するのだろうか?そのように捉えられてもおかしくはない。 アクティブURLを作成せよ: グーグルで成功を収める可能性が高いタイプのページは、アクティブURLと呼ばれている。アクティブURLは、多くの人々が訪問し、リンクを張り、そして、共有するページを意味する。 「ページと“関わり合い”を持つ必要がある。」 マックス・トーマス氏 – サンダー SEO 多くの人々が訪問し、また戻って来たいと思えるページを作成することで、サイトのリンクをスケールアップし、改善することが出来る可能性がある。 ウェブサイトのコンテンツが、共有したいと思われる類のコンテンツなら、リンクを張り、再び訪問し、共有したりする傾向が見られるようになるだろう。これは、ある程度、コミュニティの領域をリンク構築の取り組みに組み込むことに等しい。 複数のマーケティングの経路を持つ マックス・トーマス氏は、全ての取り組みをグーグルに集中させるべきではないと警告していた。オーガニックのトラフィックと併せて、多くの有料の経路を持つことで、オンラインマーケティング戦略のリスクを大幅に下げることが出来る。 マーケティングのそれぞれの領域、そして、恐らく引けを取らないぐらいこの分散する取り組みがキーとなるのが、リンク構築である。被リンクのプロフィールを拡大し、多様化すればするほど、リンク構築のリスクは減少する。トーマス氏は、控えめに行っていても、リスキーなリンク構築の戦略を実施すると、サイトが葬られると言う考えには反対すると述べ、こう加えた: 「リスキーなリンクスキームが原因で、- ニューヨークタイムズがグーグルと手を組まなければ、- サイトが葬られる可能性は低い。」 マックス・トーマス氏 – サンダー SEO [...]

SMX Advanced ロンドンで生まれた13個の名セリフ

14 years 6ヶ月 ago
海外の検索関連イベントのライブレポーティングで復活したSEO Japanですが今年の春から夏にかけて忙しく、しばらく参加ができそうもありません。最近も上級者向けイベントのSMX Advancedがロンドンで開かれたばかりで残念です。とはいえ、SEO Japanが記事配信の提携をしている海外の有力サイトが有益なレポートを行ってくれていますので幾つかピックアップして紹介します。まずはマーケティングピルグリムが業界有名人の気になる発言をピックアップ。 — SEO Japan SMXが今週ロンドンで行われ、マーケティング・ピルグリムのライター、ガレス・デービス氏が出席し、今年の講演の中で目立った13個の名セリフを記録してくれた。それでは順番に挙げていく。 1. ページのスピードがなぜ重要なのだろうか? 「なぜなら、グーグルは「ウェブをスピードアップさせよう」と宣言しているからだ。 リチャード・バクスター氏 – SEO ガジェット 2. ツイッターでの広告 「まったくターゲットを絞っていないプロモーティドツイート…8万ドルが1日で飛ぶ!」 マーティン・マクドナルド氏 – OMD グループ 3. ビング 「ビングは広範なマッチングでは役に立たない。ビングが、グーグルのように幅広くマッチする類義語を認識するなどとは思わない方がいい。」 ダニエル・ルビー氏 – チティカ 4. フェイスブック 「フェイスブックはフェイスブックにユーザーを留めておくために存在する … フェイスブックがうわべだけ支持するのはビングだけだ。」 ダニエル・ルビー氏 – チティカ 5. ビング/ヤフー!のトラフィック 「グーグル UKのトラフィックと比べると、私達のサイトの一部のヤフーとビングのトラフィックは取るに足らない規模だ。」 ジル・ライシュ氏 – Answers.com 6. キーワードのターゲッティング 「94%の検索がロングテールである。検索テールのヘッドばかりに焦点を絞っているなら、大半のトラフィックを見失っていることになる。」 ケビン・ギボンズ氏 – SEOptimise 7. ツイッターのトラフィック 「ディグのトラフィックはかつて1日に2万~3万に達していた。ツイッターは遥かに優れたリファラーになり得るポテンシャルを秘めており、1日最高で7万~8万のビジターをもたらす。」 パトリック・アルトフト氏 – Branded3 [...]

Googleのグルーポン対抗サービス「グーグル・オファーズ」がついにデビュー!

14 years 6ヶ月 ago
サーチエンジンランドに速報が載っていたので紹介します。Googleの+1ボタン導入が噂される今日、Googleのグル―ポン対抗サービスといわれる「グーグル・オファーズ」もリリースされるようです。 — SEO Japan 数時間以内に、ポートランドに住むグーグル・ユーザーはGoogleから近所のコーヒーショップで$10分の飲食チケットを$3で楽しめるオファーをメールで受け取ることになるだろう。 これは同時に、Googleがグーグル・オファーズを通してグル―ポンやリビング・ソーシャルを初めとする多数の企業が激しい消耗戦を展開しているクーポン配信サービスに参入することを意味する。 グーグル・オファーズは今年の1月、Googleがグル―ポン買収に失敗した後に誕生した。Googleはポートランド他幾つかのエリアでユーザー登録を今月始めていた。 Googleの会長エリック・シュミット、そしてコマース部門副社長のステファニー・ティレニウスがこのニュースを今晩Dカンフェレンスのイベントで発表した。シュミットは、グーグル・オファーズはグーグル・ウォレットと連携させることで成功する確信を持っているらしい。イベントに参加していたダニー・サリバンによると「Googleはオファーと決済を電話上で実現する最初の企業だ」とも語ったらしい。 グーグル・オファーズの登録ユーザーは毎週、そして週末にオファーのメールを受け取るらしい。クーポンを配布する側のビジネスオーナーはオファーの購入状況をオンラインのダッシュボードで確認できるらしい。またオファーを作成するためのサンプルなど様々なヘルプを受けることもできるようだ。 もしもあなたがポートランドに住んでいるなら、GoogleによるとまずはFloyd’s Coffe Shop、そしてPowell’s Books、Ground Kontrol Classic ArcadeやLe Bistro Montageからのオファーを受け取れるらしい。 グーグル・オファーズはニューヨーク、そしてサンフランシスコエリアでも「近日中」にリリースされるということだ。 この記事は、Search Engine Landに掲載された「Google Offers To Debut In Portland Wednesday Morning」を翻訳した内容です。 何故にポートランド?という気がしなくもないですが、サイズ的にテストしやすいのですかね。今後の動向が楽しみです。いつか日本で行う日も来るのか。。。 — SEO Japan

コンテンツファームが永久に不滅な理由

14 years 6ヶ月 ago
世間はGoogle+1ボタンが話題になっていても、コンテンツファーマーはひたすら汗かき日々コンテンツを生成するのみ、、、かどうかは知りませんが、ますますコンテンツの質が問われる時代に入りつつあるのだけは間違いなさそうです。その上でSEO Bookが語る「コンテンツファーム不滅論」をご紹介。 — SEO Japan 工業産業的な生産手法を用いて、ロングテールのクエリをターゲットにしたコンテンツを作成するサイト — 所謂コンテンツファームにグーグルが行った措置に関する議論が、最近、事あるごとに交されている。この件は多くのインターネットビジネスの関心を引いた。その理由は、アドワーズのコンテンツネットワークで広告を掲載しているからか(そして、拡大解釈するとコンテンツファームで宣伝していたと言うことになる)、もしくは、特定の検索においてコンテンツファームと競合していた、もしくは、検索結果にコンテンツファームが掲載されているのが許せなかったのかいずれかだろう。たまたま、私はこの3つの理由全てに該当している。こんなことを言うのは悔しいが、コンテンツファーミングは今後も続くだろう。経済的に避けられないのだ。 アテンションエコノミー 現在、インターネットの大半は、直接的な収益化から若干距離を置くアテンションエコノミーの下で動いている。フェイスブックは500億ドル以上の価値があるかもしれないが、それは大儲けしているからではなく — 実際に大儲けしているが — アテンションエコノミーで独占的な立場を築き上げ、このような巨大なアテンション(注目)の流れを自分の好きなように動かし、その一部を実際のお金と交換することが出来るからだ。 グーグルはアテンションエコノミーで最も優位な立場にいる — インターネットのナビゲーションをコントロールすることで、大量の注目を集めており(検索でダントツにリードすることで)、注目をアドワーズ広告と言う形式で販売し、そして、アドセンスの製品を使って、注目を巡る市場を提供しているのだ。 個人のパブリッシャー — ニューヨークタイムズから、インターネット上の小規模な趣味レベルのサイトに至るまで — もまたアテンションエコノミーに参加している。ニューヨークタイムズのような巨大なブランドにとっては、注目は作り出すこと可能なアイテムである — 文字通りニュースを作り出している。ディズニーは、繰り返すことが可能な産業プロセスを持っており、一人の少女を迎え入れ、数万人もの熱狂的なファンを生み出している。 小規模なプレイヤー達 — 寮の部屋で開発されていた時代のグーグルや現在の趣味サイト — はこのような規模で注目を作り出すことは出来ない。既存の注目を集めることで精いっぱいである。注目は、その存在とは関係なく、世界に存在している。ゴルフを楽しむ。クッキーを焼く。ダン・ブラウンの小説を読む。メッセージを読む。このようなこと、そして、それ以外のことに対して、人々はコンテンツを求めるのだ: ゴルフのスイングを改善することを望み、新しいクッキーのレシピを知りたがり、ダン・ブランの新作の小説を読みたがり、how-to動画を見たがっている。そして、稀な商品であり、現金に換金することが可能な注目を介して進んで料金を支払うのだ。 コンテンツ作成の経済の仕組み インターネットで注目をお金に変える効果的な方法がない状態を仮定してもらいたい。容易に想像することが出来るはずだ: ドットコムバブルの時代のインターネットがまさにこの状態であり、誰もが“訪問者数”を気にかけていたが、“訪問者数”とバナー広告の組み合わせは、経済的に持続不可能なビジネスをもたらしたのだった。この仮のインターネットでは、コンテツは、大抵、実際にコンテンツを作る理由を持っている人々によってコンテンツが作成される: 情熱を分かち合いたい愛好家、専門家としての評判を高めたいロースクールの教授、誰か(ウェブマスターを含む)を採用する必要がある政府などだ。これはエデンの園のシナリオと呼べる: 心を乱すお金の影響のないインターネットである。 このインターネットはかつて実在し、一般のユーザーは惨めな目に遭っていたのだ。 インターネットでコンテンツを配信する力は、難解な技術的なスキルの存在により支配されていた(つまり“ウェブマスター”になると言うこと。この肩書はありがたいことに廃れていった)。ウェブマスター達は概してとてもギークな人材が揃っていた。基本的にウェブマスターは自分の好きな分野に専念し、その結果(やはり)ダンジョンズ・アンド・ドラゴンズのキャラクターシート、アメコミのトリビア、そして、ファンが字幕をつけたアニメのエピソードでインターネットは埋め尽くされた。 エデンの園タイプのインターネットではあまり見かけなかったのが、ギークと関わることがほとんどない層の関心を引くコンテンツであった。女性、若年層、高齢者、非英語圏のユーザー等は、ダンジョンズ & ドラゴンズのプレイヤーとは正反対に位置していた。アップルパイの作り方に関するアドバイスも存在したが、それは運がよければの話であり、奇妙なことに関心を持つコンピュータサイエンスの教授が作っただけであった(少なくともコンピュータサイエンスの教授にとっては)。 コンテンツ管理システム(CMS)が普及するようになると、この傾向が変わり始める。CMSのおかげで、“コンピュータプログラミング”レベルから、“ワープロ”レベルのスキルでもコンテンツを作成することが出来るようになったのだ。初めて一般に普及したCMSがブログであり、ブロガー達の間では、ブログがインターネットを民主化したとして称賛の声が相次いでいた。パジャマのままでブログに取り掛かり、それでもニューヨークタイムズと対等に戦うことが出来るといった主張が絶えることはなかった。 ワープロを使うことが出来るスキルは、ウェブマスターになるスキルよりも広がっていったが、それでも一般に浸透しているわけではない。ブログは主に情報を発信する職業から支持されていた。つまり、大学教授、ジャーナリスト、そして、印刷媒体を用いたスキルを長い間利用し、既存のオーディエンスから信頼されていた職業の人達である。時を同じくして、教養のある、中流階級の郊外に住むアメリカの白人の社会人に向けたコンテンツ作成が爆発的に増加していた。政治、お金に関するアドバイス、教育、宗教、国際的なニュース等が、大手メディア、オンラインに移行してきた配信業者、そして、ニューメディアによって(従来型のメディアと同じタイプだが、必要な資本は圧倒的に少ない)、何度も何度も報じられていた。コンテンツは、革命によりアメリカが民主化されたと同じコンセプトで、民主制を迎えることになった: 白人の資産家は自分達の関心が適度にオンラインに反映されるようになった。 インターネットを早い段階で導入した人達以外の人のコンテンツに対して膨大な量の需要 — 未回収の注目 — が存在していた。大規模なオンラインのパブリッシャー達は、需要の頂点を追い始め、ホビーサイトは引き続き、アップルパイのレシピ等のコンテンツを配信していった。見せると言う意味での質は、数年前からは格段に進歩していることが多かった。グーグルアドワーズは、この進歩を可能にした要因の一つであった — アップルパイ等のニッチを支配する趣味のサイトが、突然趣味レベルではない額のお金をサイトのオーナーに与えるようになった。これは基本的には広告販売の交渉に係る取引コストがアドワーズの登場によって割愛されたためだ。また、アドワーズにより、グーグルが注目の余りをより巧みに収益化することが出来るようになった。なぜなら、検索者をアドセンスを持つサイトに送ることで、クリックに対して料金を得る2度目のチャンスが転がり込んでくるためだ。アドセンスによる収益はここ数年グーグルの収益の約3分の1を占めている。 コンテンツ作成の産業化 コンテンツ作成に対するハードルをテクノロジーが下げ続け、アドワーズ等のビジネスモデルの最適化が注目を収益化する機会を改善していったため、供給曲線と需要曲線が交差することは現実的に避けられなくなった。住宅ローン等の価値の高いバーティクルはずっと前から存在していた。多くの取引が行われ、利益率が高く、多額の広告予算がつぎ込まれ、そして、流動性のアフィリエイト/リードを生成するマーケットは、大量のコンテンツの作成を支援してきた。多くのインターネットに精通したユーザー達は、住宅ローンやポーカーを日ごろ検索しているわけではないので、この現象に気づかなかったのだ。インターネットは実際に数えきれないくらい多くの注目のマーケットであり、その多くにおいては、手に入る注目の量では穴埋め出来ないほどコンテンツの作成にはコストがかかった。このようなニッチが十分に活用されない状況が続いていた。資本主義風に言うならば、もっと多くのコンテンツを人々は利用するものの、その肝心のコンテンツが存在しなかったのだ。 そして、破壊的な革新が起こった: 基本的に、多くの企業がアルゴリズムが予測する注目とコンテンツ作成をアウトソース化することで、比較的少ない量の注目を、大きな規模で同時に搾取することが可能な点に気づいたのだ。このイノベーションは、今まで供給曲線と需要曲線が一度も交わったことがない、おびただしい数の注目市場において、供給曲線と需要曲線が交差する現象を起こした。その結果、巨大な規模で、コンテンツファーミングが行われることとなったのだ。 例えば小学校の先生を対象にしたビンゴカード。これはとてもニッチなテーマだが、家賃ほどの収益を上げる。このテーマにも注目が存在するのだ: [...]

Googleは「+1」でFacebookの「いいね!」に挑む

14 years 6ヶ月 ago
Googleがいよいよ+1ボタン機能をリリースするというニュースが飛び込んできましたが、+1ボタンがお披露目された4月の時点でサーチエンジンランドが+1ボタンについて詳細に解説した記事を改めてご紹介します。 — SEO Japan フェイスブックのライクボタンがウェブ上に広まってからもうすぐ1年が経過するが、ここにきてグーグルが、グーグル独自の+ 1ボタンの告知を行った。本日、検索エンジンの一環として、+ 1ボタンが立ち上げられ、好きな検索結果および広告を「+ 1」することが出来るようになる。そして、数ヶ月後には、皆さんのウェブサイトにも導入されるようになるようだ。 +1(“プラスワン”と呼ばれる)は、以前から噂されていたグーグルが構築しているソーシャルネットワークの一部なのだろうか?それとも、+1はグーグルが予告していた“ソーシャルの層”に過ぎず、フェイスブックへの対抗策ではないのだろうか? 答えはイエスだ。 それでは、+1の仕組みと方向性を確認し、最後に全体像を見ていこう。 好きなグーグルの検索結果を+1しよう 今日から、グーグルドットコムで、英語で検索を実行している一握りの米国のユーザーに対して、ログイン時に、検索リスティングの隣に+1ボタンが掲載される。例を以下に掲載する: たとえ+1が見えなくてもパニックに陥らないでもらいたい。iPad 2とは異なり、+1ボタンは豊富に用意されている。グーグルエクスペリメンタルを訪問すると、検索で表示させるオプションを選択することが出来る。 ボタンをクリックすると、色が変わる仕組みになっている: すると、「+1」したことになり、グーグルはソーシャルネットワークに通知する。「+1′d」よりも「+1d」の方が正しいはずだ。グラマーガールにはまた次の機会に活躍してもらおう。 また、+1を取り消すオプションも与えらており、結果の好みをソーシャルネットワークで公開している点をグーグルから伝えてもらえる。 ソーシャルネットワークが再び話題に上っている。一体どのソーシャルネットワークを指しているのだろうか?+1 ソーシャルネットワークは、グーグルのソーシャル検索ネットワークとも、フェイスブックのネットワークとも、ツイッターのネットワークとも異なる。 この点については後で説明するので、心配しないでもらいたい。 検索におけるネットワークでの+1の結果 グーグルにログインして検索を行うと、自分が+1した結果、またはネットワークに参加している人物が+1した結果が強調される: 上の例では、「nintendo」に対する結果で表示された結果のうちの1つに2人の名前が添付されている。この2人は検索者のネットワークで該当のリスティングを気に入った人物であり、その他にも16人がこのリスティングを高く評価している。 また、検索結果が多数の+1を獲得しているものの、ネットワークの人々に支持されているわけではない場合でも、名前は掲載されないものの、総数が通知される。そうすることで、ページが+1のユーザーの間でどれぐらい人気があるのか把握することが出来る。 推薦を用いて検索結果を改善 このアイデアはとても理に適っている。検索をしているとき、友達が推薦している答えがあると助かる。とても道理に適っており、グーグルは既にこの機能をグーグルソーシャル検索を通じて2年近くに渡って提供している。そして、この明確な推薦は現在グーグルの一部になっている。 グーグルの検索スパム対策部門を統括していることで知られ、2009年のグーグルソーシャル検索の立ち上げに貢献したマット・カッツ氏は「大きなメリットは、検索が改善されることである。ユーザーインターフェース内で瞬く間に改善されており、私たちは検索の質を改善するシグナルとしてのポテンシャルにも注目していくだろう。ソーシャル検索はとても便利だと私は感じており、先日のアップデートによってさらに強化されている。この変化によりソーシャル検索の革命は継続しており、また、検索エクスペリエンスを改善するための自然な成り行きでもある。」と述べている。 +1がソーシャル検索にフィットする点については、フェイスブックを用いたビングのライバル製品と併せて後ほど説明する。とりあえず今は+1の仕組みにさらにスポットライトを当てていこう。 AdWordsのための+1 グーグルの検索のリスティングの他にも、検索結果に表示されるアドワーズの広告を評価することが出来る。広告の隣に表示される+1ボタンをクリックしてみよう: 通常の検索結果と同じように、+1するとソーシャルネットワークの他の人達が閲覧する際に、広告の隣に表示されることになる。そして、ネットワークの友人が+1すると、自分が閲覧した際に表示される。 広告主およびサイトのオーナー向けのFAQ この時点で、「何だって?!」と言う広告主の叫び声が聞こえるような気がする。いずれサーチエンジンランドで、広告の隣に表示されるこの+1ボタンに対する広告主の見解をエントリの中で紹介していくつもりだ。 グーグルは、実施したテストでは、+1された広告のクリックスルー率が上がったこともあり、広告主には+1を大いに気に入ってもらえると考えており、また、広告のリンクをユーザーが+1と間違えてクリックしてしまう可能性は低い(広告主に負担がかかる)と思うと教えてくれた。以下にグーグルが指摘するその他の事実を挙げていく: すべての広告に+1ボタンが提供される 広告主はボタンを無効にすることは出来ない 広告の隣の+1ボタンをクリックしても、有料の広告クリックにはカウントされない 広告主は+1を多く集めた広告を把握することが可能なスタッツを見ることが出来る スタッツに関して、広告主以外のユーザーが冷遇されていると感じているだろうか?辛抱しよう。グーグルによると、ローンチの直後、グーグルウェブマスターセントラルに登録しているユーザーは、無料、つまりオーガニックな検索リスティングに対する+1のスタッツを閲覧することが出来るようになるようだ。 もうすぐ: ウェブサイト用の+1 ここまで+1ボタンがグーグルの検索結果で役に立つ仕組みを説明してきた。現時点では、+1ボタンが掲載されるのは検索結果のみである。しかし、“すぐに”(グーグルによると、数週間後と言うよりも数ヶ月後の話だそうだ)パブリッシャーもこのボタンをウェブページに掲載することが出来るようになるそうだ。 そう、その通りだ。すぐにグーグル +1ボタンをフェイスブックのライクボタンやツイッターのツイートボタンの集まりに加えることが出来るようになるのだ。 グーグルはウェブサイトで+1がプラスに働く仕組みについては多くを説明しないだろう。例えば、グーグルにログインした状態でウェブサイトを訪問したら、フェイスブックのライクボタンと同じように、ネットワーク内の誰かがページを+1したかどうかを把握することが出来るのだろうか? 答えは返ってこなかったが、グーグルは現在+1を検索に導入する仕組みに専念していると言われた。 しかし、グーグルは、ウェブページで誰かが+1すると、検索結果でこのページを見つけた別の人達に紹介されると明言している。個人的には、ウェブサイトにこのボタンを加えてもらうための大きな賄賂になると思う。 それまで待てないだろうか?それなら、グーグルの登録ページで、ボタンが利用可能になったら通知してもらえるように登録しておこう。 追伸: 明らかにグーグルは別のサイトのコンテンツをパーソナライズするつもりだ。スタートセクション内のサインアップボックス内を見れば一目瞭然である。しかし、トム・クリッチロー氏もパーソナライゼーションのページがこの点をさらに提供する仕組みを見出している: これは、フェイスブックが提携を結ぶ選ばれたサイトに対する、フェイスブックのインスタント・パーソナライゼーションの仕組み、そして、さらに幅を広げると、フェイスブックのライクボタンが、友達に関するパーソンライズドされたコンテンツを第三者のウェブサイトに引き入れる仕組みに酷似している。 +1を始めるには +1をする準備は出来ているのだろうか?まずはグーグルプロフィールが必要だ。既に持っているものの、あまり活用していないのではないだろうか?グーグルプロフィールに関する詳細は以下の過去記事を参考にしよう: 人物の検索を改善することを願ってGoogleが「プロフィール結果」を立ち上げる [...]

あなたが顧客に感謝される14の行動

14 years 6ヶ月 ago
やれ広告だSEOだソーシャルメディアマーケティングだとは言ってもお客様に感謝されなければビジネスの長期的な成功はあり得ません。もちろん素晴らしい製品サービスを提供することが大前提ですが、些細なことでも実はお客様に感謝していただけることも沢山あるかもしれません。今回はConversation Marketingから日々のビジネスに役立つかもしれないちょっとしたアドバイスを。 — SEO Japan 私は約束をしない。でも、もしあなたが実際にこの中のいくつかを実行すれば、顧客はあなたに感謝するのではないかと思う。 サイト上の全てのページの読み込み時間を1秒速くする。サイト上の全画像を圧縮することから始めるのだ。どうかやってみてほしい。それが違いを生む。 PayPalを受け入れる。あなたが嫌いだからといって、彼らも嫌いだということにはならない。 文字のデザインを少し基本に戻す。行間のスペースを増やし、フォントを大きくする。サイトを読みやすくするのだ。 1行に15語以上入れない。 1つの段落に5行以上入れない。 ページを分割する。リスト、画像、小見出しなどを利用する。どでかい画像やテキストを1つだけ与えるというようなことがないように。 TwitterやFacebookで質問をされたら、答える。 TwitterやFacebookで褒められたら、お礼を言う。 値下げをするよりも、もっと優れた製品を与える。 ウェブサイトをデザインし直すために45,000ドル支払う前に、既存のサイトを使い易くするために4,500ドルを支払う。そして、新しいサイトで学んだことを利用する。 客が購入する前にログインしなければならないことをほのめかさない。そういうことは清算プロセスの最後の最後、‘サンキュー’ページに置く。 ‘上品’や‘個性’と引き換えに‘明瞭さ’と‘自明性’を手に入れる。売上げが増えるのに注目だ。 あなたは欲しかったけれど顧客は求めていなかった機能を1つサイトから削除する。 マーケティングに関するものを読むことをやめ、それを実行に移す。   この記事は、Conversation Marketingに掲載された「14 Nice Things You Can Do For Your Customers」を翻訳した内容です。 どれも基本的なことばかりともいえますが、改めて客観的に自分のサイトやソーシャルメディア上の活動を見直してみると改善できる点があるかもしれません。個人的にはこの記事で一番響いたのが最後の「マーケティングに関するものを読むことをやめ、それを実行に移す。」だったんですけどね。情報を日々得ていく中でネットマーケティングやソーシャルに詳しくなっている(つもり含む)の人は数多いと思いますが、実際にそれを実践できている人は意外と少なかったりするかもしれません。私もSEO Japanをリニューアルしてから情報の摂取量は格段に増えたのですが、実践といわれるとまだまだ足りない点が多いです。。。知識だけで実践しなければ何も始りませんからね。深く反省&今後に生かしたいです。 — SEO Japan

ソーシャルメディアの人気ブランドを一枚の絵にまとめたインフォグラフィック

14 years 6ヶ月 ago
日本を先行して様々なソーシャルメディアでの取り組みを各企業や芸能人が積極的に行っている米国。今回はそんなアメリカのソーシャルメディアシーンでの人気ブランド・セレブリティをインフォグラフィックにまとめてみました。 — SEO Japan Facebook、Twitter、YouTubeの3大巨大ソーシャルメディアを中心に人気がある企業やセレブリティの様々なデータをまとめてみました。実際の人気とソーシャル上の人気と若干差がある場合もあるかもしれませんが、米国でこんな企業やセレブがソーシャルメディアを上手く活用しているんだ、という気づきがあるかもしれません。Enjoy! このインフォグラフィック、元々、今年の2月にBlogHerald向けに作成したものなので若干データが古いのですがご了承ください。最初の人気企業ブランドは日本でもお馴染みな名前が多いですが、レッド・ブルがここまで人気とは知りませんでした。何かキャンペーンやっているんですかね。スターバーストは子供向けのキャンディですが、TwitterはやらずにFacebookに集中して取り組んでいるみたいですね。セレブのランキングは新旧スターからオバマ大統領、Facebook自身にFacebookで人気のポーカーゲームまでかなりカオスなリストですが、これもまた楽しいかと。 — SEO Japan

Googleがウェブサイトの質を判断してスパム対策を行う方法

14 years 6ヶ月 ago
パンダアップデート、有料リンク排除など常に進化し続けるGoogleのアルゴリズムを背景に、SEOにおいて今後さらに重要になってくるといわれるのが「ウェブサイトの質」。しかしそもそも質とは一体何なのでしょう?そんな素朴な疑問にSEO by the Seaが答えます。 — SEO Japan そのウェブサイトはどれぐらい信頼できるだろうか?そのサイトで提供されているページについて、どのぐらいの確率で、ビジターに信じてもらえるだろうか、さらに詳しい情報を知るために連絡を取ってもらえるだろうか、あるいは取引を行ってもらえるだろうか?サイトで質の高いコンテンツを提供していると自負しているだろうか?ページ上のコンテンツの価値をどのように計測しているだろうか? 検索エンジンは、グーグルが先日行ったパンダアップデート等を介して、ウェブページの質をより重要視していると見られている。公式のグーグルブログの複数のエントリでも、この点の説明が行われている: より質の高いサイトを検索で見つけるには 高品質のサイトに特化したアルゴリズムが世界展開、ユーザーのフィードバックを組み込む グーグルがページ上のコンテンツの質を検索結果に表示するページを選ぶ一環として注目しているなら、ページの質をどのように計算しているのだろうか? 作成中の作品の質を計測 2005年から2009年にかけて、学者および業界の研究者達は、ウェブスパム、またはウェブ上の敵対的な情報検索に的を絞ったワークショップを毎年開催していた。このワークショップシリーズは、AIRウェブと呼ばれていた。 何らかの理由で2010年にはこのワークショップは開催されなかったが、インドのハイデラーバードで行われた20世紀国際ワールドワイドウェブ・カンファレンスでWICOW(ワークショップ・オン・インフォメーション・クレディビリティ・オン・ザ・ウェブ)とのジョイントセッションの中でAIRウェブは復活を遂げた。 2011年3月28日に行われたウェブの質に関するWICOW/AIRのジョイントウェブワークショップ(ウェブクオリティ 2011)では様々なトピックが取り上げられた。リストはワークショップのウェブサイトに掲載されている。次のテーマがメインのテーマおよびトピックに含まれていた: コンテンツおよびウェブとソーシャルメディア上の人の信頼性を評価 ウェブコンテンツの質を計測 偏ったコンテンツおよびバイアスのかかったコンテンツを見つける 作者のアイデンティティ、信頼性、そして、評判のモデル化 グループおよびコミュニティの役割 マルチメディアコンテンツの信頼性 ウェブおよびソーシャルメディア上のスパム、荒らし、そして、盗用との戦い ウェブスパムを削減 電子メッセージシステムの濫用を削減 インターネット広告における濫用を検知 盗用および複数のアイデンティティの問題を探し出す ソーシャルネットワークでの協力を促す オンラインコミュニケーションのセキュリティの問題 ワークショップのウェブページでは、多くの論文がリストアップされ、リンクが張られているものの、ワークショップの議題に記載されたトピックを全て網羅しているわけではない。リストアップされたトピックおよびサブトピックは、考慮する価値があり、そして、ウェブサイトを運営し、ソーシャルネットワーク等のサイトに参加しているなら、問題を提起する価値があると言えるだろう。 Googleの質のガイドライン ウェブサイトの信頼性に関して是非参考にしてもらいたいリソースの一つが、スタンフォード・パスエイシブ・テクノロジーズラボが2002年に発表したスタンフォード・クレディビリティ・ガイドラインである。このガイドラインは、コンシューマー・レポーツ・ウェブウォッチと共同で行った調査「ウェブサイトの信頼性はどのように評価されるのか?」を基に策定されている。 このガイドライン、そして、ガイドラインの骨組みとなった調査にはそれぞれ大きな価値があるものの、共に10年近く前に作られたものであり、質よりも信頼性に焦点を絞っている。信頼性はウェブサイトの質にとって重要な局面だが、一連のウェブページの信頼性をユーザーがどのように判断するのかだけでは質を評価することは出来ない。 グーグルは、オンラインで見るアイテムの質を考慮する際に注目するポイントをグーグル自身のページで紹介している。その中には広告およびランディングページで注目する点が含まれ、そして、グーグルのランディングページおよびサイトの質に関するガイドラインは、たとえグーグルで広告を掲載していなくても、時間を割いて目を通す価値はある。この2つのガイドラインには次の3つの主なポイントが見受けられる: 関連するコンテンツおよびオリジナルのコンテンツ 透明性 ナビゲーション グーグルのウェブマスターガイドラインにも、サイトを構築する際に考慮する価値がある点が掲載されており、「ガイドラインに従うことで、グーグルがサイトを見つけ、インデックスし、格付けする際に役立つ」と言うメッセージが含まれている。ウェブサイトで私が見つける問題の多くは、グーグルがこのページでリストアップしているガイドラインに注意していれば解決することが出来るはずだ。 数年前、私は「Googleがうっとうしい広告とページを拒絶する仕組み」を投稿し、検索エンジンがプログラムに沿って広告およびランディングページの質を評価する方法を説明する特許を紹介した。このエントリの中盤で、私は特許に目を通して思ったことを太字で強調していた: このシステムが広告だけではなく、ウェブページのコンテンツ等、ウェブのその他のページを評価するために用いられる可能性はある。 パンダアップデートを介して、グーグルは広告に対して行っているような方法でウェブページの質を自動的に評価する方法を見出したように思える。 私は「大きなパンダでGooleを検索 決定木の発見」の中でパンダアップデートに関する見解を詳しく説明している。「グーグルはどのように“質”を決めているのか?」は、私が結論の中で提起した問題の一つであった。 グーグルのウェブマスターおよびランディングページのガイドラインには多くのヒントが記されている。また、質が高いと見られているサイトに注目して、その印象をどのように作り出しているのかを確認することも出来る。 信頼性および質に関するその他のリソース しかし、このようなガイドラインに記載されている以上の取り組みを行い、そして、質の高いサイトと見られているサイトを真似する以外にも注目する価値のある取り組みは他にもあるはずである。そこで、私はその他のリソース、そして、信頼性と質に関する情報を探してみた。それでは、次に私が興味深いと感じたページを挙げていく: ウェブページと検索結果を増やして、オンラインで信頼に値する情報を見つけやすくする(pdf) 信頼性のクラウドソース: ウェブページの信頼性に関するオーディエンスによるフィードバックの影響(pdf) eコマースにおける顧客の忠誠心: 前例と結果を吟味(pdf) 質問者がソーシャルQ & Aサイトで答えの信頼性を判断する基準 [...]

パンダアップデート後に取り組むべき5つのSEO手法

14 years 6ヶ月 ago
英語圏では既に本格導入されたパンダアップデート、日本語版の導入に様々な噂だけが飛び交う今現在。実際の導入時期、結果はともあれ、まずはできる限りの知識武装だけはしておこうということで、Googleがパンダアップデートを行うにいたった過程と今後取り組むべきSEO手法について書かれた記事をサーチエンジンランドからご紹介。 — SEO Japan 文言は若干異なるものの、同じ質問を最近何度も耳にしている: 「パンダ/ファーマーとやらが行われた後、グーグルは何をしているのか?」 (通常、深いため息、必要以上な手のジェスチャー、そして、しかめっ面を伴って) すべてはカフェインから始まった 「カフェインのおかげで、大きな規模でウェブページをインデックスすることが出来る」グーグルのキャリー・グライムス氏 グーグルがカフェインを展開したのは1年前のことだ。これは当時(そして今でも)前例のない取り組みであり、最近行われいる劇的なアルゴリズムの改善を可能にしたのがカフェインの導入であった。 カフェインはアルゴリズムの変更ではなかったが、グーグルのインデックスの鮮度、そして、ほぼリアルタイムでクロールし、コンテンツをインデックスする能力を大幅に改善した。 しかし、カフェインアップデートとほぼ同時期に、ロングテールのクエリに対して、質の高い結果を返すことに焦点を絞ったメーデーアップデートが行われていた。メーデーアップデートでは、eコマースサイト、そして、コンテンツが乏しく、オーソリティの高いページ(ホームページ、主要なカテゴリー、または信頼性が高く、固有なコンテンツを持つURL)から何度かクリックしなければ到達することが出来ないアイテムレベルのURLで構築されているページが影響を受けた。 そして、パンダ/ファーマーが実施された。メーデーはクエリのごく一部のみに影響を与えたが、最新版のパンダアップデート(日本語)は遥かに影響度が高く、検索の約12%を直撃した。ロングテールの質と信頼度に焦点を絞っていたメーデーとは異なり(単純にキーワードとクエリをマッチさせるような抜け道に罰則を与えた)、パンダは質、オーソリティ、信用、そして、信ぴょう性等のコンセプトに的を絞り、またユーザーによるシグナルを組み込んでいた。 それではなぜカフェインは重要なのだろうか?カフェインは、少なくとも部分的においては、ウェブの大きな領域をインデックスすることが可能なため、アルゴリズムにおける進化を実現する土台を作ったと見られている。再びグーグルのキャリー・グライムス氏の言葉を借りよう: 「カフェインのおかげで、大きな規模でウェブページをインデックスすることが出来る。事実、毎秒カフェインは大量のページを同時に処理している。これが紙であったら、毎秒、積み重なる紙は3マイル高くなっていくことになる。カフェインは一つのデータベースで1億ギガバイト近くの容量を処理し、毎日数十万ギガバイトに相当する新しい情報を加えている。この量の情報を格納するには最も容量が大きなiPodを62万5,000台用意する必要がある。積み重ねていくと、40マイル以上の高さになるだろう。」 URLを適切に格付けするためには、URLがインデックスに存在する必要がある(クロールされ、フェッチされた後)。これは一連のアルゴリズムにおける特異的なプロセスである。カフェインは、検索に新しいモデルを導入した。これによって、データを正確にモデル化し、コンテンツ、ソーシャルシグナル、そして、グーグルが検索エンジンに構築してきたページランクの方程式のシグナルを基に格付けする、近代的なウェブのインデックスが誕生したのだ。 SEOに与える影響 主要な検索エンジンの全体的なサイトのインデックスをモニタリングする取り組みは、長年に渡って標準的に行われてきた(その大半はグーグルに焦点を絞る)。深くインデックされていないサイトは、その数字を上げるために特定の戦略を必要としており、十分にインデックスされているサイトは、そのレベルを維持するために、注意深くモニタリングされることになる。 しかし、パンダ後は、インデックスが、メトリクスとして、または、シグナルとして、もはや意味がなくなった。なぜなら、グーグルは、インデックスに組み込むことが出来るものはすべて手中に収めようとしているためだ。インデックスは、グーグルがURLをデータベースに持っている点を示すことを除き、シグナルとしての役割がなくなったのだ。 パンダによって複数の大規模なサイトが影響を受けており、それぞれのケースでは、グーグルからのオーガニックな検索のトラフィックは50%またはそれ以上落ち込んでいるものの、インデックスの量自体は変わっていない。 メーデーがロングテールに影響を与える点をグーグルが認めた件で、バネッサ・フォックス氏は次のようにレポートしていた: 「私がさらに詳細をグーグルに尋ねたところ、グーグルは、メーデーがクローリングやインデックスの変更ではなく、格付けの変更であると明言した。これは、トラフィックが減ったとしてもインデックスは継続され、一部のページは以前と比べるとランキングが落ちることを示唆しているのではないだろうか。」 これはまさに今パンダで起きていることでもある。 パンダに対する推奨するSEOのアプローチ 今うまくいっていることは、常にうまくいっているはずだが、少なくとも1つ注目に値する変更点がある。 パンダアップデートの実施と共に、SEOのモデルが変わり、出来るだけ多くのURLをインデックスさせるのではなく、最も質が高く、最も重要なURLのみをインデックスしてもらうことが理想となった。そのために、次のような重要なページを判断するための一環したシグナルを送るべきである: どのURLがカノニカルであるかを決めて、強いシグナルを生成する(rel canonical、ロボット排除、内部のリンクプロフィール、XML 際とマップ等) どのURLが最も価値があるのかを決めて、そのURLがインデックスされ、適切に最適化されていることを確認する 無関係なURL、コストがかかるURL、重複するURL、質の低いURL、そして、不要なURLをインデックスから排除する オーソリティページからのカノニカルな価値の高いURLへの内部リンクを構築する(mozRankの高いページ、固有のリラファーのドメイン、リンクの総数等がオーソリティページの基準となる) 質の高い外部のリンクをソーシャルメディアでの取り組みを通じて構築する 特に3番目の取り組みに注目してもらいたい。サイトの質が低い場合、または重複するコンテンツが多い場合、インデックスからこのようなURLを削除することを勧める。質の高いコンテンツが多少ありものの、薄っぺらいコンテンツや質の低いコンテンツが大部分を占めているサイトでさえも、パンダが原因で、トラフィックが落ちているのだ。 少なくともパンダに関して言えば、質の高いページをプッシュし、質の低いページや経費ばかりがかかるページをインデックスから完全に削除する取り組みが、新たなSEOとなる。要するに、質を重要視することなく、ページを大量に作成して誰でも簡単に競争に参加することが出来る時代は幕を閉じたのだ。一部のサイトにとっては、SEOが遥かに難しくなっとことを意味する。 関連するエントリ 検索ランキングに影響を与えるためにグーグルが利用しているユーザー行動データはずばり何か? SEOByTheSea.com Googleの言った通りになった SEOmoz Googleの最新の変更がSEOに及ぼす影響 AudetteMedia 持続可能なSEO戦略は“質”だけ その理由 SearchEngineLand この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。 この記事は、Search Engine Landに掲載された「5 New Tactics For SEO Post-Panda」を翻訳した内容です。 「多くのURLをインデックスさせるのではなく、最も重要なURLのみをインデックスしてもらうことが重要になった」 [...]

地震対策の基本を1枚の絵にまとめたインフォグラフィック

14 years 6ヶ月 ago
東北地方太平洋沖地震の余震も一時に比べると多少落ち着きを見せはじめ、どちらかというと原発問題の方が予断を許さない不安な日々が続いていますが、いつ起きるのが分からないのが地震の怖さ。今回は地震対策の基本をインフォグラフィックにまとめてみました。 — SEO Japan 震災をマーケティングに使うな、という声もありそうなのですが、絵にすることで見てもらえることもあるかと思い、あえて地震対策をテーマにしたインフォグラフィックを作成してみました。日本に住んでいれば学校で一度は習った基本的なことばかりですが、改めて目を通してみると日頃の、また万が一の際の地震対策の参考になるかもしれません。 改めてこの度の東北地方太平洋沖地震により被災されました皆様に心よりお見舞い申し上げます。上記内容は、各種リソースを参考にできるだけ正確性を期したものにしているつもりですが、何かおかしな点などありましたらご指摘いただければ幸いです。 — SEO Japan

初心者ウェブ担当者のためのSEO戦略ガイド

14 years 6ヶ月 ago
SEO Bookからストレートに読める真面目な記事を。新作のSEO関連本みたいなタイトルですが、SEOやウェブマーケティングにこれから取り組む初心者向けの内容ながら基本のおさらいとしても使える内容です。 — SEO Japan 上司やクライアントからなぜあなたのウェブサイトがGoogleで見つからないのかと聞かれた時、あなたは何と答えるだろうか?あなたはそれに備えておく必要がある。なぜなら、いつかはその質問をされることになるからだ。 その時はその時?それとも、ローンチ後に、“何かやってくれる”SEOの専門家を雇ってサイトを上位表示させる?SEOなんて、広告を買うようにマーケティングの1つの機能にすぎない? この記事では、なぜSEOをアドオンのように扱うことが悪い考えなのかについて概要を述べ、SEOをあなたのウェブ戦略に途切れなく進める方法に着目するつもりだ。 戦略的に考えること 最近では、SEOは簡単に実践できる一連の技術的手段ではなくなっている。 SEOとはメタタグにキーワードを追加することだと聞いたことがあるかもしれない。下層コードを変更すること。コンテンツに小さな変更を加えてサイトを検索エンジンに登録すること。このプロセスに従えば、あなたのサイトは検索結果の最初のページに登場するようになると。 これはもう何年も前の話だ。今ではこれは真実ではない。 もしあなたがそれだけしかしなかったら、あなたのサイトは結果の1ページ目に表示されない可能性が高い。仮にあったとしても、72ページ目までは表示されないかもしれない。検索エンジンはより高機能に成長してきている。多数の異なる要素に目を向け、順位を決定する時にメタタグにウェイトを置くことはないのだ。 では、検索エンジンは何を見ているのか? さまざまな因子を見ているのである。 1つの因子が票である。検索では、リンクが票となる。人々にあなたのサイトに票を入れてもらうためには、リンクする価値のあるサイトが必要だ。そして、投票箱にはトリックがある。例えば、Microsoftのような大きなブランドからの投票は、あまり誰も聞いたことがないようなサイトからのたくさんの票よりもずっと大きな価値があるのだ。検索エンジンは、他のサイトからの人気を評価する傾向がある。もしもあなたが提供している情報に十分な人気がなければ、あなたは順位に入らないのだ。 これらのリンクを獲得するためには、人々がリンクをしたくなるようなページを発行する必要がある。トップページだけではない。内部ページにもリンクが必要だ。自分自身に尋ねるのだ:どんなサイトならリンクをしたいと思うか?どんなページならリンクをしたいと思うか?あなたが競合相手にリンクをする可能性は低い。他の誰かのeコマース商品カタログにリンクをする可能性も低い。あなたはたぶん記録のページにリンクする。参考資料やニュースのページや、その他注目すべき素晴らしいコンテンツに。 それこそが他のみんながすることなのだ。検索の時だけでなく、ソーシャルメディアでも。 もう1つの因子が、あなたの情報の質である。それについても簡単に見ていく。 達成するのは難しそうに聞こえるだろうか? そもそもあなたにSEOは必要なのか? もしかしたらいらないかもしれない。 もしあなたが既存顧客が直接やって来るようなよく知られたブランドを持っているのであれば、そこまでSEOを必要としないだろう。自分のブランド名で検索されることができる限り、あなたはそれなりの報いを受けるだろう。しかしながら、新規客を引き付けたり、競合するブランドから顧客を集めたいのであれば、SEOについて真剣に検討する必要がある。最低でも、自分のサイトがクロールされるようにしなければならない。 SEOを使わなくても検索チャンネルに参加することはできる。PPCを使ってクリックを買うのだ。マイナス面としては、Googleへのインセンティブは競合相手の付け値を介してクリック額をさらに高くすることを狙っているため、これには高額の費用がかかることがある。あなたは、継続中のコストとSEO戦略を導入した場合のコストを比較検討する必要があるのだ。多くの人がSEOとPPCの両方に取り組むが、それはもちろんサイトの可視性を最大限にするためだ。 長期的であること、安価、ビジターのトラフィック流入があなたにとって重要なことならば、あなたにはSEOが必要である。あなたの会社について聞いたことがないかもしれない検索ビジターを引き付けたいのであれば、あなたにはSEOが必要である。あなたの競合相手がSEOを実施しているのであれば、あなたにはSEOが必要である。さもなければ、彼らがそのチャンネルでの存在感を得て、あなたの市場シェアを手に入れてしまうだろう。 OK、私にはSEOが必要だ では、SEOに取り組む最善な方法は何か? もしあなたがまだサイトを立ち上げていないのであれば、もしくは、新しいサイトを立ち上げることを計画しているのであれば、既存のサイトにSEO戦略を組み込まなければならない人達よりも明らかに優位だ。なぜなら、SEOは戦略から流れ出るものだからだ。もしウェブ戦略がSEOに不利に作用すると、SEOを組み込むことはとても難しくなる。それは簡単に起こり得ることなのだ。 例えば、Googleは定期的に更新され、人気があり、参考になる情報を発信しているモデルを好む傾向がある。その例の1つがウィキペディアだ。どう考えても商用サイトがウィキペディアのようにはなることはないが、そこから学ぶべきことはいくつかある。重要なのは、何らかの形で詳細なテキスト情報の発信をサイトに組み込むことである。単なるセールスコピーのページではなく、参照となる視点を持ったようなものを。 Amazonを見てみよう。Amazonはひねりの利いた商品カタログになっている。Amazonはユーザーにレビューを書かせている。レビューのテキストは検索エンジンによってクロールされることができる。テキストレビューの存在がAmazonを他の商品カタログと差別化するのに役立っている。検索エンジンにとっては、例えば書籍名や価格や商品説明などはほとんど同一に見えるのだ。検索エンジンは複製コンテンツを格下げする傾向がある。 だから、あなたは自分のサイトにユニークで参考資料となる発行物を考慮に入れたセクションを含めるべきなのだ。例えば、業界ニュースや業界の辞書、議論をするフォーラム、ブログ、ユーザーコンテンツやコメントを後押しするフィードバック・ループ、指導書、ユーザー教育などなど。ウェブ戦略を複数のサイトにわたって分けるのもいいかもしれない。1つのサイトは会社の包括的なサイト、もう1つは情報ベースのサイトというように。あなたのSEOにはたくさんのアイディアが出て来るだろう。だから、重要なのは早くに始めることなのだ。 SEOの組み込み SEOはサイト立ち上げの後に追加することも可能だが、それには問題が伴うことがある。 考えられる最悪のシナリオは、商品情報や網領が希薄なパンフレットサイトだ。リンクはそういうサイトには流れそうもないし、そういうサイトは情報が豊富であるとも言い難い。その場合リンクを購入する必要がある可能性が高く、それはコストの追加にもなるし、検索エンジンはその取り組みを快く思わないため、無茶をすればリスクが高まる恐れがある。もしあなたの競合相手がリンクを購入せずに集めているのであれば、彼らが常に有利となり、あなたが捕まえるのはとても難しくなるだろう。 この問題に対する手段はいくつかある。参考資料の配信に専念したサイトのセクションを新しく作るのだ。例えば、業界ニュースや業界の辞書、用語集、議論をするフォーラム、ブログ、指導書などだ。 もしサイトがこのアプローチに適していないのであれば、ウェブ戦略を複数のサイトで分けることを検討しよう。 どちらも特別に見事ではないが、重要なことは、SEOは覆いの下で隠れて調整するだけのものではないということだ。SEOはサイトの不可欠な部分である必要があり、最近では、それは簡単なセールスコピーを超えた情報配信戦略の形をとることを意味している。 ユーザーありき ウェブはユーザーありきで、それは検索も例外ではない。 ウェブコンテンツは商品である。もしあなたのサイトにユーザーが求める情報がなければ、彼らをあなたのサイトに留めておくことはできないし、そもそも彼らがそこに来る理由がない。他にもたくさんのサイトが存在するのだ。ユーザーが求めているものを確実に与えることのできるサイトが勝つ。 幸いにも、検索においては、ユーザーは求めているものが何であるかをすでに伝えている。 この情報を掘り出す検索情報ツールには色々ある。これらのツールを使えば検索エンジンが集めたキーワードデータにアクセスすることができるのだ。このデータは、ユーザーが何を探しているかを示している。あなたはこの情報に基づいてウェブ戦略全体を作り出すのだ。 例えば、暖房装置を販売しているサイトオーナーを想像しよう。お金を支払って、“ボイラー暖房装置”よりも“ソーラー暖房装置”のほうが検索する人が多いことを知る。明らかに、ソーラーエネルギーへの関心が高まっているため、オーナーはこれらの製品をより目立つように特集したり、ブログという方法で最新の開発に関するニュースを提供したいと思うかもしれない。キーワード調査は、多くの人が暖房装置の設置ついてもっと知りたいと思っていることを示しているため、オーナーは、自分の製品を設置した人の全国リストやガイダンスを提供したいと思うかもしれない。その設置者のリストは、地域ごとに分類することもあり得る。そうすることで地域の検索トラフィックを引き付けるのだ。サイトオーナーは、全国的な設置者のネットワークに自分のサイトにリンクするように呼びかける。サイトオーナーが、考えられる暖房に関係するキーワードを全て網羅するために、暖房専門用語集も含めることもあり得る。 同じことをあなたのサイトでもするのだ。“ユーザーが本当に探しているものは何か”尋ねる。見込み訪問者が本当は何を考えているのかを見るために、SEO担当者にキーワードリストを調査するように依頼する。この情報を配信する方法を提供する。あなたのサイトにリンクをする良い理由を与えることによって、人々にそうすることを呼びかける。役に立つコンテンツを作ってから、SEOおよびマーケティングチームに登場してもらい、その情報を売り込んでもらうのだ。 一体化するメッセージ これは、ユーザーを第一に考え、彼らの求めているものを与え、彼らがそれを共有するように促すという考えに基づいた総合的なSEO戦略である。 セス・ゴーディンは、”All Marketers Are Liars(全てのマーケッターは嘘つきである)”という本を書いた。この本の中でセスは、今の時代、マーケティングは構想の段階から製品に組み込まれる必要があると言っている。工場から製品が上がってきた後に急いで優れたマーケティングプランを考え出す時代は終わったのだ。 検索にも同じことが言える。それは、ユーザビリティやあなたのメッセージやあなたのブランド、あなたの言語と同じように、あなたのウェブ戦略中に流れるべきものなのだ。 この記事は、SEO Bookに掲載された「Web Manager’s Guide [...]

Demand MediaがGoogleに撃墜された原因はブランディングの失敗?

14 years 6ヶ月 ago
パンダアップデートの調整でついに上場までしているコンテンツファームの代表格Demand MediaのeHow.comの検索順位が下落したことが少し話題になりましたが、今回はSEO Bookのアーロン・ウォールがその理由を独自の見解で分析。 — SEO Japan コンテンツファームではありません グーグルがコンテンツファームを堂々と話題に挙げるようになった頃、ディマンドメディアのリチャード・ローゼンブラットCEOは、同社のサイトをコンテンツファームと呼ぶことに嫌悪感を示し、同サイトの質、そして、そのための手入れを強調していた。当然だが、コンテンツファームのコンテンツを見ることに嫌気が差していた人達は、異なる見解を持っていることが多かった。 パンダIIがディマンドメディアを直撃 グーグルが今月の初めにパンダアップデートを世界展開した際、コアのパンダアルゴリズムに対するアプローチを調整し、ユーザーがブロックしたデータを導入した: 本日、グーグルはこの改善を世界中の英語を用いるユーザーに展開し、新たにユーザーフィードバックのシグナルを導入し、ユーザーがより質の高い検索結果を探すことが出来るようにしました。信頼度が高い一部の状況では、グーグルは、ユーザーがアルゴリズムに対してブロックしたサイトに関するデータを導入し始めました。さらに、この変更は質が低いウェブサイトの“ロングテール”にも深く入り込み、以前はアルゴリズムが評価することが出来なかった質の高い検索結果を返すようになりました。このような新しいシグナルのインパクトは初回の変更よりも範囲が狭く、米国のクエリの約2%が影響を受けました。これに対して初回の変更では12%近くの米国のクエリが影響を受けていました。- アミット・シングハル ディマンドメディアのサイトの多くは初回のアップデートでダメージを被ったが、コンテンツファームが衰退することで、影響を受けなかった同分野で活動しているサイトのトラフィックが急激に増加する状況が生まれた(競合者の多くが失速したため)。アンサーバッグやリブストロング等のサイトが衰退する中、eHowのトラフィックは大幅に増加していた。グーグルはエンドユーザーがブロックしたデータに頼りたくなかったのだと私は思う。容易に競合者の飛躍を妨害することが出来るためだ。しかし、アップデートを介してeHowに打撃を与えるために、このデータを利用する必要があったのだろう。eHowは幾つかの特徴を持っていた(一部の古い質の高いコンテンツ、素晴らしいウェブデザイン、配信提携、多くのメディアでの露出)。このような特徴が原因で、ブロックに関するデータを利用しない場合、犠牲を出すことなく打撃を与えるのが難しかったのだ。 Demand Media、Google経由のトラフィックが40%減少 フォーブスドットコムは、ディマンドメディアのグーグル経由のトラフィックが40%減少したと予測したヒットワイズのデータに注目した: 1月の一週間目および二週間目で、グーグルからディマンドメディアを訪問したのは0.57%であった … 4月の中旬にパンダアップデートがすべて展開されると、ディマンドメディアは痛みを感じることになった。4月16日の時点で、グーグルのダウンストリームの0.34%にとどまり、2011年の年明けと比べると、40%減った。 Demand Mediaの株価も40%下落 ちなみにここ数週間でディマンドメディアの株価が約40%下落した。 その点を考慮して、eHowが狙われた理由を考えてみよう。その前にコンテンツファームの台頭と衰退を視覚的に表したインフォグラフとeHowに関するストーリーの1部に目を通しておこう。2部はこれから始まる。 ブランディング 結局、コンテンツファームがまともに宣伝を行っていたら、誰も気づかなかったし、気にもとめなかったのではないだろうか。ディマンドメディアが安物の使い捨ての答え制作工場として、ワイアードで特集されるまでは、“コンテンツファーム問題”が取り上げられることはほとんどなかった。 このエントリはジャーナリストを煽るだけでなく(リストラ、アウトソース、そして、テクノロジーの変化により仕事を失った人達)、オリジナルのコンテンツを作成し、その後eHowがリライトした作品に居場所を奪われた人達の逆鱗に触れたのであった。 このエントリ(eHowが大儲けしていると主張していたが、これはコンテンツの価値の下落の説明によっては、曖昧である)は、ディマンドメディアをIPOに向かわせること、そして、より多くのメディアの配信提携先を獲得することを目的としていた。 しかし、実際にはウェブコミュニティを怒らせ、そして、同業者を増やし、ディマンドメディアが明かした青写真を基にコンテンツファームが乱立したのだった。マーケティングが多くの人々の怒りを買い、同時に怒らなかった人達が直接競合するようになると、マージンが割れるため、マーケティングのアプローチとしては失敗と言えるだろう。 賃金 ジャーナリストがディマンドメディアの悪口を躊躇うことなく言えたのは、あまりにも賃金が低かったため、詳細なリサーチを行うことが出来なかったからだ(最低賃金を下回っても喜んで働くなら話は別だが)。そのため、eHowのビジネスモデルをジャーナリスト達が探り始めると、eHowのライター達に次のようなことを打ち明けさせたのだった: 「ゴミのような作品を書いていることは自覚している」とその人物は述べた。「家でジンを作る方法に関する私のアドバイスが誰にも読まれないことを祈っている。なぜなら自ら毒を盛っているようなものだからだ」と続けた。 そして、「eHowのアドバイスには絶対に耳を傾けるべきではない」と、自らの作品のほとんどが掲載されている、ディマンドメディアのトラフィックの多いウェブサイトの一つの名前を挙げていた。 スケール スケールが大きければ大きいほど、自分の行動の問題点を見つけるのが容易になる。1%の大きな数字は、10%の小さな数字よりも大きい。手を抜いて、大きな規模で運営するなら、出来るだけ多くの敵を作り、あとは天に祈るのみである。運は後々必要になるからだ。 常軌を逸したコンテンツ 素通りすることが出来ないほど常軌を逸したタイトルがeHowには幾つか存在する。私の友達が幾つか教えてくれた。そして、5分間の検索で、次のようなコンテンツを私自身も見つけた: 鼻をほじる 適切に鼻をほじる方法 ehow.com/how_5722363_pick-nose-proper-way.html 誰にも見つかることなく鼻をほじる、もしくはこする方法 ehow.com/how_2181862_pick-nose-scratch-surreptitiously.html 効果的に鼻をほじる方法 ehow.com/how_5067366_effectively-pick-nose.html お下劣系 おならをする方法 ehow.com/how_2151823_fart.html おならを止める方法 ehow.com/how_4785860_stop-farting.html おならを抑える方法 ehow.com/how_2320127_muffle-fart.html 森の中で大便をする方法 ehow.com/how_2179463_poop-woods.html 生産性に関するアドバイス eHowの記事を消されないようにする方法 ehow.com/how_5570908_not-ehow-article-erased.html [...]

広告代理店で独立して成功するための25のアドバイス

14 years 6ヶ月 ago
ネットビジネスにも様々ありますが、技術がなくとも営業力を武器に広告代理店として起業する人ははネット黎明期から現在まで常に絶ちません。その中には上場まで達成し大成功を収めた会社もあれば、途中で失速して解散した会社まで様々なケースがあります。さて今回は米国でネット広告の代理店を経営している筆者が広告代理業で成功するコツを25紹介します。 — SEO Japan これらは、今日私がSearchFestのプレゼンテーションで紹介した25のアドバイスである。私が自分自身の広告代理店を(これまで)16年間にわたって運営してきた上での個人的な失敗に基づいた心からのアドバイスである。 自ら広告代理店を運営することは、糞にまみれた熊と格闘しているようなものだ。あなたはひどい傷を負うかもしれないし食べられてしまうかもしれない。あなたが勝つかもしれない。しかし、いつかは、あなたは悪臭を放つようになるだろう。 キャッシュが王様。ビジネスの基本だ。収益はキャッシュフローではない。収入はキャッシュフローではない。銀行にあるキャッシュ、それこそがあなたに必要なものだ。私は、一番のビジネスモデルは使うお金以上にお金を稼ぐことだと思っている。 あなたはソフトウェア会社ではない。ソフトウェア会社のように自分の会社を運営しようとしないこと。あなたが1人だとしても100人だとしても、一度に複数のプロジェクトと優先事項とゴールを管理するために準備しておかなければならないのだ。 あなたはクライアントのために働いている。クライアントはしばしば‘疑問’と呼ばれるものを抱えている。彼らは‘回答’を必要としている。割り込み仕事を計画に入れておき、素早く回答する準備をしておくこと。あなたには、それを可能にするワークフローが必要なのだ。 ドキュメントが全て。私の会社には、Fat Free Guideと呼ばれるナレッジベースのようなものがある。それは、SEO、PPC、クライアントケア、タイムアレンジメント、アナリティクス、一般的なビジネスに関して私達が学んだことを保有する内部ブログだ。それには、私達が私達の手法を新しいクライアントにどうやって紹介しているか、一般的なプロジェクトを私達がどう運営しているかなどを段階的に説明したものも含まれている。私達はそれを頻繁に更新し、いくらか整理しておくことを試みている。 常に学習させる。もし誰かがあなたに質問をしに来て、あなたはその答えが自社の知識ベース内にあることを知っていたなら、そこで回答を見つけるようにお願いするのだ。それに無駄な時間を使わないことだ。ただ常に学習させるようにすればよい。 絶えず教育する。私の会社では、2-3週間に一度、1時間のトレーニングを設けている。あなたも同じことを必ずしなければならない。しかし、それには他の側面がある。あなたの最大の仕事の1つは、最終的には自分のチームを教育することになるべきだと私は主張する。私はまだそこに到達していないが、そうありたいと思っている。 技術ではなく、頭脳で採用する。私はこれまでに数多くの人を採用してきた。採用されない人というのは、自分に‘経験がある’ことを私に伝えようとしない人である。頭の切れる人を採用するのだ。そういう人は、あなたと共に学び成長するだろう。 誠実さで採用する。ビジネスには嘘つきが存在する余地はない。もしあなたがその余地があると思うなら、今すぐここからお引き取り願いたい。 知的好奇心で採用する。学習することに夢中になる人が欲しいのだ。 共感/感情的知性で採用する。いつの日か、もしあともう1人クライアントと話せば、あなたは自分の洋服をはぎ取って、オフィスから飛び出し、表通りを訳の分からないことを早口にしゃべりながらうろうろするなんてことになる。そんなことになる前に、あなたのためにクライアントと話す人が必要になるだろう。それには、話の聞き方を知っていて、賢く、好奇心のある正直な人が要求される。 使命感を持つ。網領のことではない。ビジネスゴールは単に‘お金をたくさん稼ぐこと’であってはならないということだ。お金は素晴らしい―私達が物を買う方法なのだから。しかし、お金があなたとチームを長い間やる気にさせ続けることはない。私には、人々をより良いコミュニケーターにすること、そして生活を向上するためにそれを使うことを教えることが全てだ。あなたは?くだらないように思えても心配することはない。それはくだらないことなのだ。ものすごくくだらない。子どもを傷つけるから、ポリオを一掃しているのと同じだ。 ホームチームを応援する。自分のチームにも売り込みをする必要があるということを忘れないこと。彼らは、なぜあなたの会社が通りの向こうの会社よりも優れているのかを知る必要がある。それは彼らのおかげなのだと。 スピードではなく能率性のために委任する。あなたは自分がより早く出来ることを知っているために仕事やプロジェクトを手放さないでいることは容易い。あなたがそれを早く出来るとはいえ、あなたは会社の能率性に損害を与えている。あなたの時間はあまりにも高くつくのだ。もしあなたがチームにいる誰かにその仕事を実行することを委任して教えることができれば、未来の能率性に投資したことになる。そうすることであなたは自分の大切な仕事に集中できるのだ。 [次の2つは、Patrick Lenocoiniの本から採用する―The Four Obsessions of an Extraordinary Executive は読む価値がある。] 優れた人間関係のチームを築く。あなたが外に出かけて行って幹部チームを採用しなければならないという意味ではない。私はそれが上手くいったところを見たことがない。幹部チームを採用すると何が起こるか分かるだろうか?彼はずかずか入って来てあなたのお尻に火をつける。彼らは、自分達のバイアスや、物事がどうなされる‘べき’かの感覚や、物事を行う‘正しい方法’に関して彼ら自身の信念を押しつける願望を持ちこむ。それはあなたが必要とすることではない。あなたは自分自身の会社を作っているのだ。あなたの首脳部を内側から築くのだ。統率力を秘めている人に自信を与え、意欲をかき立て、教育する。もし彼らが去ったら、手を握り、あなたが彼らの経歴の助けになったことを良く思うのだ。しかし、彼らは残る可能性の方が高いだろう。なぜなら彼はたくさんのことを学ぶことになるからだ。こういった人々があなたのリーダーになる。 組織に透明性を持ち続ける。あなたが1人の人を採用するとすぐに、対立が生じることとなる。あなたは物事に合意しない。会社が生きるか死ぬかは彼らの決断力にかかっている。全ての人が自分の仕事を理解し、自分のボスが誰かを理解し、会社の使命が何であるかを理解していることが求められる。これら3つのことが意味することは、決断は下され強制される、説明責任がある、それらの決定を推し進める基本的考え方がある、ということ。これが感傷的に聞こえることは分かっている。かつて私はそれを見てあきれ果てたものだ。そうすればいい。それでもとにかくそれをするのだ。最初の採用時に組織図を作るのだ。そして必要な時にそれを更新するのだ。 勢力争いを管理する。会社にいる人の間には常に必要な緊張がある。それが公になっている限りは問題ない。あなたの仕事は、明瞭で知的な意思決定の範囲内で、全ての人を内側に留めておくことだ。 かっこいい’親にならないこと。ボスになることは本当に難しい。時にはあなたは誰かを解雇しなければならなかったり、仕事を批評しなければならなかったり、嫌われるような決定をしなければならない。そうすると人はあなたをろくでなしであるかのように見る。気骨を育てよう。 錯乱しないこと。その一方、あなたはサイモンでもない。誰かの称賛に値する行動は褒めること。できれば、穏やかに批判すること。 愚かな奇襲に注意すること。時には、あなたを含め会社にいる全ての人が、長く深い愚かな泉の水を飲む日がある。あなたは完全に自制心をなくすだろう。そういうこともある。謝ったら先に進むのだ。(私のリーダーシップの偶像は、Adamaである) ツールを選択し使用すること。例えばSEOであれば世の中には、SEOMOZ、Majestic、RayenToolsといった優れたSEOツールが存在する。1つを選んで使うのだ。チーム全体にそれを使わせるのだ。それによって多くの時間を節約することになる。 報告を自動化する。報告は、あなたがたくさんのことをまとめ上げることを要求する。トラフィック、ランキング、リンク数など。それは大変なものだ。それを自動化するのだ。Googleスプレッドシートやエクセルのインポート機能の使い方を学ぶこと。RavenToolsのようなものを使っている場合は、レポート一式を自動化してそれをEメールで送信させることができる。そうすることで測定するのだ。そうでなければ、あなたは、クライアントを追加する度に実際に新しい人物を追加しなければならない。 機敏であること。しかし、機敏過ぎてもいけない。できることはアウトソースする。しかし私の考えでは、最もクリエイティブなこと、質の高いリンク構築、オンサイトSEOなどはアウトソースすることはできない。クオリティを気にしないのであれば、基本的なコピーライティングはアウトソースすることができる。いつかあなたが重大なクライアントを持ちたいと思っているかどうか。仕事はあなたの後をついて回るだろう。安上がりに済ませば、それもあなたについて回る。会計をアウトソースすること。オフィス清掃をアウトソースすること。競合するリンクの調査は?私は賛成しない。リンクベイトの作成は?あなたが大馬鹿者である場合に限る。 人前で嫌なことをしない。クライアントがあなたをだます時(そういうことがある)、あなたはとても怒るだろう。同じことがオフィスでの不協和にも言える。自分がFacebookやTwitterで発言することに気を付けるのだ。 あなたと議論するよう自分のチームに働きかけるのだ。もし誰かがあなたに反論したら、言いたいことを言わせるのだ。絶対に鎮圧してはならない。彼らはあなたが見落としているかもしれない考え方を教えてくれるだろう。もちろん、彼らのアドバイスを無視するのはあなたの権利であることを彼らが理解しているようにすること。それが人生だ。 個人的にとらえる。私のブログを読んでいる人ならこのことは知っている。人はあなたにビジネスは個人的なものではないと言う。まあ、どうでもいいが。個人的であるのは間違いなく良いのだ。あなたは、スティーブ・ジョブズがビジネスを個人的に受け止めていると思うだろうか?ビル・ゲイツは?全くその通り、彼らは個人的にとらえているのだ。 この記事は、Conversation Marketingに掲載された「25 Tips to Build Your Own Agency」を翻訳した内容です。 会社運営、特に人材面のマネッジメントに言及した内容で、特に広告代理業に限らない内容でした。機能する組織をスタートアップが作るという意味では参考になる点も多いと思います。1つ1つは当たり前のことといえば当たり前のことばかりですが、実際に全てをスムースに実現できている会社はほとんどないと思いますし、栄枯盛衰なネット業界で16年も会社を経営し続けてきた筆者だからこそ重みを持って受け止めたい内容です。 — SEO Japan

最高のアイディアを現実にする方法

14 years 6ヶ月 ago
「アイディアだけなら誰でも考えれる」とは良く聞く台詞ですが、それでもやっぱりアイディアが重要なのは間違いありません。「どれだけ凄いアイディアを思いついたと思っても、既に同じアイディアを考えた人が5人はいる」というのも良く聞く話ですが、大事なのは果たしてそのアイディアを具現化し実行できるかどうか。今回はそんなあなたの素敵なアイディアを現実に変える方法を紹介します。 — SEO Japan アイディアは価値のないものではない。アイディアはそれに従って行動しない限りは価値がないと反対する人もいるが、それは馬鹿げている。なぜなら、アイディアは、クリエイティビティやコミュニケーション、そして新しいアイディアを引き起こすという観点から、私達に多くのものをもたらすからだ。 それでもやはり、絶対に素晴らしいと思うアイディアを思いついた時には、それが現実になるのを見たいと思うものだ。さあ、私達は今、最高に素晴らしいアイディアを思いついた・・・次は何をすれば良いのだろう?!?! それを書きとめる。神聖なる全てのものへの愛のために、稲妻のようにアイディアを閃いた時には、それを書きとめておくのだ。稲妻は決して長居をすることがない(それに2度襲ってくることはないと言う人もいる)。自分のアイディアを消してしまわないこと。そうなる可能性は高い。あなたの頭は、狂気でいっぱいで、日々の生活に対処したり、山ほどのことをやりくりしているのだ・・・爆発寸前の天才の最初のカーネルを失わないことだ。 煮詰めて、かみしめる。アイディアをしばらくの間煮詰めるのだ。それは数日かもしれないし、数週間になるかもしれない。もしかするともっと長いかもしれない。大切なのは、自分の頭の中でそのアイディアを煮詰め、静かにしかしアツアツに調理し、冷めさせず、焦がさないことだ。アイディアを煮詰めることで、違った角度からそれを考えたり、もっと注意深く検討することができる…アイディアをかみしめるのだ。 アイディアをかみしめるとは、そのアイディアの核心、導入、運用について考え始めることを意味する。それがどのように機能するのか?誰が必要とされるのか?このアイディアを進めるためのステップは何か?私達はまだこのアイディアを飲み込む必要はない…今はただそれをかみしめているだけだ。 調査する。 これはかみしめることと並行して実施されるべきことである。アイディアを徹底的に調査し始めるのだ。すでに答えが分かっているものもあるかもしれないが、とにかく以下の質問に回答しよう: 誰がこれを求めるか?その理由は? 競合相手は誰か? これを唯一無二にするものは何か? このアイディアをビジネスへと転換するにはどれ位の時間がかかるか? 収益モデルは? これをどうやって市場に出すか?どうやって販売するのか? これがあなたに必要な質問の全てというわけではないが、その始まりにはなるだろう。 自分のアイディアを他の人に伝える。 他の人に理解してもらうことは難しいかもしれないが大切なことだ。アイディアを自分自身の中に留めておくことは間違いだ。あなたは他の人の見方を得ることはできないし、時に私達は木を見て森を見ないことがある。自分のアイディアを他の人に伝えるのだ。それを説明したり、売り込んだり、一緒にブレインストームしたり。信頼できるソースのアドバイスを求め(ただし、何にでも賛成する“イエスマン”には要注意だ。特に家族がこれに当てはまることが多い!)、未知のもしくはあまりよく知らないソースからのアドバイスを求めるのだ(あなたが関わっている業界のエキスパートやクライアントなど)。 (もしあなたが個人事業主もしくは既存ビジネスを持っているなら)会計士や弁護士は、優れた共鳴板になることが多く、助けることができるかもしれない他の人との良いコネクションがある。 否定する人はいるだろう。そういう人達を完全に軽視したり無視したりしないこと。 内観。 全ての起業家は、アイディアを現実に変える前に自分自身に関する突っ込んだ質問をする必要がある。 私はそれを実現するだけのリソースを持っているのか?(お金、コネクションなど) 私はそれを実現するだけの時間があるのか? 私はそれを実現させたいのか? 私はそれを実現させるために何を犠牲にするつもりでいるのか? これらの質問の重要性をないがしろにしないこと。そして、自分の新しいビジネスは時間をとらない、あなたの生活の他の領域の犠牲を必要としない、感情的、体力的、精神的損失がないなどとほんの一瞬でも思わないこと。私はそれが計り知れない幸福をもたらすことを願っているが、そこまでの道のりはゴールドで舗装されてはいないのだ! のるかそるか。 この時点で、あなたは決断をすることができる。―自分はこれをするのか、しないのか?決断は下されなければならない。これは、あなたがこの新しいプロジェクトに全ての時間を費やすとか、今までに貯めた金を全て投資するとか、家族を24時間置き去りにするとか、食べる時間も惜しむとか、そういうことではない。ただ、先へ進むための決断をするということだ。もしその答えが“ノー”であるなら、このアイディアはやめて次に進もう。アイディアを捨てるのではない。今はひとまず置いておくだけだ。もし答えが“イエス”ならば、先へと進もう。 プランを立てる。 プロジェクト開始のプランを作る。50ページにも及ぶビジネスプランである必要はないが、何か紙に記しておきたい。上に挙げた競合相手や独自性などの重要な質問に対する答えが欲しい。プランがなければあなたは、制御不能な力に身を任せて漂っている風の中の塵のようなものである。たとえそれがごく簡単なものであったとしても、プランを持つことは良い。 実行する。 考えること、煮詰めること、かみしめること、プランを立てること、話すこと、これらのことが実際にあなたのビジネスをローンチするわけではない。今こそ、そのプランを手に実行に移す時なのだ。小さく始め、機敏に動き、最初のピースを組み立てるのだ。 いくらかのお金を投資する準備をし(法人化、初期投資など)出来る限り予算をタイトにしておくこと。 挫折の覚悟をしておくこと。しかし、挫折は失敗ではなくチャンスだとみなし、先に進み続けるのだ! レビュー(見直し)、リバイズ(修正)、リピート(繰り返し)。あなたはもう成功している?もしかしたそうかもしれないが、恐らくそんなことはないだろう。ビジネスを始めることは、全くの直線運動ではないのだ。あなたは自分のプランにある全てのことを見直し、うまくいっていない部分を修正し、先にあげた全てのステップを最初から繰り返す必要がある。変更不能のアイディアやプランはないはずだ。アイディアやプランには適応性があり、生物である…そのように扱うこと。そして、たとえ自分がステップを繰り返しているように思えても、実際にあなたは後ろに進んでいるわけではなく前へと進んでいるのである。 さあ今、あなたは最高のアイディアを現実へと転換した! 成功を祈る! この記事は、Instigator Blogに掲載された「How To Turn The Greatest Idea Ever Into Reality」を翻訳した内容です。 1つ1つ読むとどれも単純なことなのですが、意外とアイディアは思いつくんだけどキッチリ落とし込んでいないままの人が多いですよね。逆に言うと上のステップを踏めば少なくともアイディアを実際に現実に落とし込めるかどうかの作業は簡単にできるわけですから、自分のアイディアを元に起業したいと考えている人、会社で新規事業を立ち上げてみたいと思っている人は参考にしてトライしてみてはどうでしょう? — SEO Japan

ウェブサイトをスピードアップさせる29の魔法

14 years 6ヶ月 ago
グーグルでウェブサイトの表示速度をランキングに影響させているというニュースが出てから、ウェブサイトの高速化の方法が少し話題になりましたが、今回はそんな高速化の手法を29まとめて紹介。SEOはともかく、ページの表示速度が速い方がサイト内の滞在時間やコンバージョン率が改善されることは様々なデータで証明されていますし、サイト運営者であれば一度チェックする価値はあるかも? — SEO Japan ウェブサイトをスピードアップさせよう。コンバージョン率が上がり、回線容量の経費が削減され、そして、オーガニックな検索結果のランキングが上がるなど、理由はたくさんある。 率直に言わせてもらうと、あまりにも頻繁にウェブサイトを担当するチームからスピードアップに反対されてしまうため、私は辟易している。 以下にウェブサイトのスピードアップを実現するために参考にしてもらいたいアドバイスを掲載していく。簡単なものもあれば、難しいものもある: イメージを別のドメインでホスティングする。アマゾン S3等のサービスは利用方法がとても簡単だ。S3のアカウントを作り、S3のストレージで「blah.yoursite.com」等のサブドメインを指定しよう。そのサブドメインでイメージをホスティングする。ウェブブラウザは、複数のドメインから同時に読み込むことが可能であり、サイトの速さが際立つだろう。また、自分のサーバーの容量およびCPUをあまり使わなくて済む。些細なことかもしれないが、積もれば大きな効果を発する。   イメージをフリッカーでホスティングし、別のドメインで利用する。   適切なファイルのタイプを用いてイメージを圧縮する。色彩豊かな写真やイメージには損失を伴う?JPEG?の圧縮を行う。線画や色の少ないイメージには?PNGやGIF?で損失のない圧縮を行う。   アップロードする前にイメージのサイズを調節する。高さと幅でサイズを調節してはいけない。フォトショップやファイヤーワークス等のツールを利用しよう。150-ピクセルの幅のサムネイルを埋めるために1,000ピクセルの幅のイメージをダウンロードさせるのはあまりにも酷である。   優れたコードを作れるように勉強する。普通レベルの企業用のコンテンツ管理システム(CMS)やショッピングカートであっても、劣悪なHTMLのコードを導き出す。整理しよう。権限を持つのはサーバーではなく自分自身である。どんなサーバーでもちょっとした調整できれいなコードを生成することが出来る能力を持っているので、調節しておこう。   CSSをそれぞれのページにエンベッドするのではなく、別の.cssファイルに置く。   CSSを分割する。サイトのすべてのページで用いられるスタイルのみを持つスタイルシートを一つ作成する。次にスタイルシートをそれぞれの固有のページのレイアウトに対する別のスタイルシートを作成する: ホームページ、通常の記事のページ、通常の製品ページ等。それぞれのページで必要なものだけ読み込むようにする。   CSSの使い方を学ぶ。&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;<font color=“blue” style=“font-size:10pt;font-weight:bold;”>の代わりに<p>を使っているなら、多くの容量を節約することが出来るだろう。そして、私のようなタイプの人達から笑われずに済むはずだ。   javascriptを.jsファイルに収める。それぞれのページに埋め込むのはやめよう。それではあまりにもレベルが低過ぎる。javascriptを埋め込むと、グーグルボットを含むすべてのビジターは、ページにアクセスする度に当該のコードをダウンロードしなければならなくなる。一方、.jsファイルに収めているなら、グーグルボットは無視し、訪問するブラウザはキャッシュに格納する。   CSSを分割するように、javascriptを分割する。   出来るだけjavascriptのローディングを遅らせる。グーグルで「javascript 遅らせる」を検索すれば、役に立つリソースを見つけることが出来るだろう。   フラッシュを取り払う。善は急げだ。ページのエレメントを動画化する方法は他にもたくさんある。フラッシュをどうしても使わなければいけないなら、出来るだけ小さくしよう。   ウェブサーバーでGZIPの圧縮を設定する。   何かも小さくする: HTML、javascript、そして、CSS。編集するために小さくしていないアイテムをすべてコピーしておこう。ただし、サーバー主体のオンザフライのソリューションに頼ってはならない。サーバーのオーバーヘッドを高めてしまうだけであり、トラフィックが多い場合、スピードダウンの原因になってしまうためだ。   リダイレクトを最小限に抑える。「301リダイレクト」はSEOには向いているが、1回の301リダイレクトよりも5回連続の301リダイレクトの方が効果が高いわけではない。必要な場合を除いて、301リダイレクトの利用を控えよう。リダイレクトする前に修正しておこう。   正規化の問題を解決しよう。解決と言っても、「rel=canonical」を利用しろと言っているわけではない。「サイトのすべてのページが単一のアドレスを持っている」点を確認してもらいたい。そうすることで、キャッシュのパフォーマンスが向上し、メモリーの利用を抑えつつ、スピードアップさせることが出来る。   優れたホスティングに投資する。月の利用料が5ドルのどこにでもあるホスティングを利用しているなら、スピードの記録を樹立しようなど夢のまた夢である。ハイレベルなギークではない限り、優れたホスティングサービスに投資しておきたいところだ。共同ホスティングパッケージ(一つのサーバーで複数のサイトをホスティング)の中には素晴らしいパフォーマンスを実現するものもあるが、出来るだけスピードアップしたいなら、専用のサーバーを1つまたは複数用意したいところだ。   サーバーでキャッシュを設定する。ワードプレスを利用しているなら、W3 トータルキャッシュ等のプラグインを使おう。ワードプレス以外のツールを利用しているなら、当該のツールについて勉強し、キャッシングの能力を把握すること。サーバーはキャッシングを用意しているはずだ。もしくは用意することが出来るはずだ。チョコレート工場で働いていた小人からサーバーを譲り受けたなら話は別だが。   静的が好ましい。サイトをPHP、ASP、あるいは別のスクリプト言語で構築しているなら、サイトはすべてPHP、ASP、または関連する言語で表示されている可能性が高い。「About us」や「プライバシー」等の一部のページは、変更することがほとんどないため、完全に“静的”な.htmlページにすることが可能だ。そうすることで、サーバーのCPUへの一連のコールを減らすことが出来る。規模は小さいが、パフォーマンスは一瞬にして改善される。   .NETを利用しているなら、VIEWSTATEの変数を圧縮する方法を学ぼう。この面倒な変数はコードで大きなスペースを占める。VIEWSTATEW変数を必要なときがくるまでは削除してしまう方が好ましい。   [...]

ユーザーを喜ばせることによって生まれるリスクと報酬

14 years 6ヶ月 ago
一瞬の話題で終わるだけでなくいかにユーザーに喜んで使い続けてもらえる製品サービスを作れるかどうかはスタートアップの生命線。今回はInstigator Blogからそのユーザーを喜ばせることに関する報酬、そしてリスクに関するお話を。報酬はともかく、リスクなんてあったの?と気になる方は是非。 — SEO Japan ユーザーを喜ばせることはものすごく難しい。ほとんどのスタートアップはやってみようともしない。その結果がつまらない(時には効果的で便利ではあるが)ウェブアプリケーションだ。頑張りすぎて、自分達のアプリケーションに本当に価値のあるものを追加せずに派手でファンキーなものを装備しすぎてしまうスタートアップもある。彼らは、努力によって評価Aを獲得するかもしれないが、“衝撃と畏怖”キャンペーンを介してユーザーをハッピーな気分にし続けることはない。 あなたがユーザーを喜ばせることができる時、それは魔法なのだ。 彼らはあなたを愛し、あなたは彼らを愛し、鳥が美しい音楽をさえずり、雲は文字通り空にある・・・ その見返りは計り知れない。忠実で過激なファン達は、あなたがどんなに素晴らしいか、あなたのウェブアプリケーションがどんなに価値があるか、そしてあなたのスタートアップがどう成功していくか、臆面もなくツイートする。なんて素晴らしいことか。 喜びに関して面白い点は、それが一定である必要がないところだ。喜びの魔法の一部が驚きだ。そして期待もだ。 期待+驚き=喜び だからあなたは、人々があなたのウェブアプリケーションを使う度にいつも“へえ!”という瞬間を生み出して彼らを喜ばせる必要はないのだ。体験全体が喜ばしいことであるべきで、“くそ、間違いない”と満足させるのと“神よ、なんと驚くべきことか!”の間に違いはない。私達はここでは後者について話している・・・ ソーシャルブックマークのDiggはかつて多くの人を喜ばせていた。その中には私も含まれる。私は、このブログが数カ月以内にフロントページに3,4回ヒットした当時、Diggがかなり好きだった。正気の沙汰ではなかった。トラフィックの上昇は非常に大きく、サーバーはクラッシュした。その上昇は最大でも2日間続き、じっくりと読んでいる人は少なかったが、それでも素晴らしかった。言葉の本当の意味における喜び(価値もあった。なぜなら、たくさんの人が存在し、狂ったようにリンクし、SEOを改善したりしていたからだ)。Diggは喜びだったのだ。 しかし、それは止まった。事態が変わったのだ。彼らの話は巧みに語られ面白いものであるが、なぜ今の時点であるのかは問題ではない。Sarah Lacyが彼女の記事Diggを暴くの中でこの話しについて詳しく話すことに成功している。それは、タイトルが暗示するほどは重苦しいものではない(さらに、私達が思っていることのようにアンチDiggではない)。Diggにいる人達は驚くようなことをいくつかしたし、彼らがこれからもそれを続けることは確かだと思う。しかし、彼らが失敗をした領域の1つが喜びにあった。彼らは喜ばせることをやめてしまったのだ。 そして、喜びに関しては言えば、それが最大のリスクの1つなのだ。もしあなたがものすごい量の喜びを提供する方法を見つけようとするのなら、その喜びを奪い去ることについて用心することだ。それを少しだけ変えることさえもだ。あなたの製品を変える理由は論理的なことかもしれないが、それが喜びを変える結果になるのなら、大きなリスクだ。人々は移り気である。それに対する責任は(ある程度は)インターネットにある。私達はめちゃくちゃに早く動き、ほんのちょっとの間に勝者は敗者へと変わり、強力な群衆心理と共に移動する。そして、あなたの製品は喜びからがっかりするものへと変わる。 そこから回復するのは難しい。方程式に二つ目のリスク―自分の誇大広告を信じること―を追加するのだ。それは、スタートアップの死因の単独第1位にだってなる。あなたが喜びを生み出せば生み出すほど、あなたが作る誇大広告も多くなる。あなたが誇大広告を作れば作るほど、あなたの頭はでかくなる。あなたの頭がでかくなりすぎると、すぐにあなたは理不尽で危なっかしい仮定と決断をし始める。それはあなたの製品の質と同様にあなたのスタートアップの全体の認知力にも影響を与える可能性があるのだ。そして、最終的には、ユーザーと顧客の喜びにも影響を及ぼすのだ。 ユーザーを喜ばせること、もしくは少なくともそうしようとすることにあなたが反論できるケースはとても少ない。しかし、全く同じように注意をするのだ・・・ この記事は、Instigator Blogに掲載された「The Risks and Rewards of Delighting Users (or Attempting To)」を翻訳した内容です。 若干、後半の展開がきちんと落とし込まれていない気もしますが、ここにあるようにユーザーに喜んでもらい続ける製品サービスを提供し続ける、ということは本当に難しいことですよね。特に常に進化し続けるネットの世界においては。一瞬の驚きを提供するだけで消え去ったサービスはともかく、一時的には圧倒的に人気があったにも関わらず、気付いてみれば今は余り使われていないサービスなんてのも結構ありますよね。全てはバランスなのでしょうが、そのカジ取りが最も難しい部分でありセンスが一番問われる所なのでしょう。 — SEO Japan

バカ犬に学ぶ優れたコピーライティングを書くための5つの要素

14 years 6ヶ月 ago
コピーブロガーから久しぶりにライティングに関する記事を。私も大の動物好きですが(愛猫御年17歳!)、たまに見かけるバカ犬には時に癒され時にイラッとさせられることはあっても、学べることがあるとは思っていませんでした。– SEO Japan 私は、自分の飼い犬のティカを“学習経験”ドッグと呼んでいる。 ティカが若い頃、彼女は、『マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと』のマーリーを忠犬の鏡かのようにしていた。 ティカは過去に問題を抱えていて、私が彼女を引き取った時には、ドッグトレーニングの本に書いてあるほとんど全ての問題行動が見られた。私の夫は、私達がティカを飼い始めてから最初の6カ月は彼女に触れることすらできなかったのだ。 自分達の結婚の健全性をテストしたい?それならバカ犬を飼うことだ。 ティカは、服従を教えるクラスの2つに派手に落第したため、獣医師と行動学者との話し合いの後、私は大規模な行動療法プログラムに取り掛かった。 良いニュースは、それが効果的だったということ、そして彼女が素晴らしい犬に変貌したということだ。 悪いニュースは、基礎を緩めることはできないということだ。ティカは14歳になったが、私達がほんの少しでも力を緩めると、彼女の悪い行動は戻ってしまうのだ。 コピーライティングも同じようなものだ。あなたは力を緩めることはできない。もしあなたの最近のセールスレターもしくはメールキャンペーン、あるいはランディングページがまったくうまくいかなかったのなら、もしかするとあなたは基礎を何か忘れていたのかもしれない。 1. 注意を引く ティカは、何事にも1秒たりとも集中することができなかったために、服従クラスの試験に落第した。 臨床検査の後、私達は彼女が犬のADHD(注意欠陥/多動性障害)であることを知った。 脳内の化学物質に問題のある犬の注意を引くことは困難なことだ。ティカは実際何も見ようとしないのだから、おやつも効果がない。ご褒美とハッピーな声は、彼女のおバカのメーターを高騰させるのだ。 あなたのコピーを読んでいる大部分の人は、少なくともADHDの犬と同じ位に注意散漫である。 彼らは1日に何千回もメッセージにさらされているため、彼らには注意を払うための理由が必要なのだ。なぜ彼らはあなたのコピーを読むべきなのか? あなたは前にも読んだことがあるだろうが、私はもう一度言う。好奇心をかき立てるか、人々が読みたいと思うような記憶に残ることを言うかして、あなたの見出しは彼らの足を止める必要があるのだ。 もしあなたの見出しが読者の注意を引かなければ、そこで終わりなのだ。 2. 約束をする ティカに“お座り”を教えることは極めて大切なことだった。なぜなら、静止が彼女の集中力を手助けするからだ。 そこまでたどり着くと、私は座り続けることに理由を与える必要があった。そうしなければ、彼女は飛び上がってしまう。キーとなるは、“解放の言葉”を使うことだ。 私の家では、犬は私が“オッケー”と言うまでは座っていなければならない。私がその魔法の言葉を言った後には何かいいことが起きる。 ティカは食事にありつけるかもしれないし、言葉のご褒美をもらえるかもしれないし、触ってもらえるかもしれない。それが何であるにせよ、良いことが起きるということを彼女は知っているのだ。 それと同じように、あなたの見出しが読者の注意を引いた後には、あなたは、自分の製品またはサービスがもたらす全ての喜びを経験することがどんなことなのかを読者に思い浮かべさせるような力強い約束で口火を切る必要がある。 実際には、あなたのコンテンツ自体が読者にとっての褒美になるべきだ。それは、次はもっと近くに寄って見たくなるような美味しいものだ。 効果的なコピーは、読者がすでに持っている確信を強め、彼らが求めるある種の変容を表現する。読者は全てのことがどのようにうまくいくのか正確に知っているわけではないかもしれないが、何か素晴らしいことになることは知っているのだ。 3. あなたが読者を連れていきたい場所に導く 私がティカを引き取った時、彼女はおよそ5カ月だった。つまり、彼女は犬でいうティーンエージャーだったということだ。 犬の青年期は、人間と同じように不愉快になることがある。ティカの問題行動の一部は、誰も境界線を引いたり、彼女に何をすべきか教えなかったという事実を中心に展開していた。 リーダーシップの欠如は、犬の破壊行為を引き起こす。5ヶ月の犬を放任することは良いことではないのだ。 ティカが何かをする前には“お座り”をさせることによって、私は自分自身を愛情に満ちたリーダーとして確立し始めたのだった。 あなたのコピーも読者をあなたが彼らに辿って欲しい道へと導く必要がある。 もしあなたがその道のりを曲がりくねって進んだり迷ったりすれば、読者は読むのを止めて離れてしまうだろう。各センテンスは、あなたが読者に求める決断に向かって次のセンテンスへと自然に流れていかなければならない。 あなたのコピーは、あなたが信頼できるオーソリティーであることやあなたが提供しているものがあなたが言っていることを行うということの説得力のある証拠を提供しなければならないのだ。 4. 行動喚起をする ティカに“お座り”を教えることは良いスタートではあったが、それだけでは十分ではなかった。 私達は、自分達の健全さを保つための命令がもっと必要だった。だから私達は“伏せ”や“ハウス”といった命令をレパートリーの中に加えた。 さらには、“伏せ”(その場ですぐに伏せをする)と対比して“進んで伏せ”(場所を移動してから伏せをする)のような微妙な違いも教えた。ティカが何かする必要があるような時はいつも、私は彼女に何かをさせた。 成功するためには、コピーはあなたが求めている反応を詳しく書く必要がある。 ニュースレターへの登録にしろ、商品を買うことにしろ、あなたは読者に何かをするように指示する必要があるのだ。 あなたのコピーがコンバージョンに繋がらないのであれば、それは単にあなたが購入を要求することをうまくやっていないのかもしれない。 5. 良い行動に報い、悪いものは無視する 私がティカと一緒にいる時には、彼女が何か正しいことをしている時にいい子だと伝えるチャンスを探した。 だから、私は彼女が静かに床に丸くなって座っていた時や、彼女がそこら中を飛び回るのでなく、私の前に走って来て自発的に私の前に座った時には、褒める。 正の強化トレーニングの原則の1つは、良い行動に報い、悪い行動を無視することだ。 正の強化のテクニックをあなたのコピーにも使うことができる。 あなたは、早くに登録することでより低い価格を提供するなどの誘因をオファーすることがあるかもしれない。 もしくは、魅力的な製品バンドルを設定したり、ボーナスを付け加えたり、リピーターへのご褒美プログラムを作ったりすることもできる。 全ての人があなたの顧客になるわけではない。あなたから買うつもりのない人々にあなたの大切な注意を払うことはない。 [...]

5人の賢人が検索の未来をズバリ予測 パート2

14 years 6ヶ月 ago
前回に続いて検索業界の重鎮が検索の未来を占う記事のパート2を。特にスマートフォンの普及によるモバイル検索についての考察が日本の我々にも非常に興味深い内容になっています。 — SEO Japan 過去数ヶ月間、私は検索の未来を推測しようと試みてきた。そして、賢人たち – ステファン・ウェイツ氏(マイクロソフト)、シャーシー・セス氏(ヤフー!)、ジョアンナ・ライト氏(グーグル)、ハンパス・ヤコブソン氏(RIM)、そして、ジョン・バッテル氏(フェデレイティド・メディア)と内容の濃い議論を重ねてきた。 前回のコラムでは、この会話から見えてきた包括的なテーマをまとめた。今回は、もうすぐ1年半を迎える取り組みを締めくくりたいと思う。 異なるデバイスで検索を実行 検索における変化の最大の要因の一つは、各種のデバイスで検索を採用するようになったことである。突然、検索が広範なコンテクストに放り込まれたのだ。スマートフォンで行う検索は、タブレットやデスクトップで行う検索とは大きく異なる可能性がある。 意図も、期待も、そして、利用方法はそれぞれ異なる。フリーサイズの検索はもはやフィットしなくなっているのだ。 ステファン・ウェイツ ディレクター – Bing 検索: 「“検索行う”と言う考え方は急速に廃れている。私の娘は5歳であり、皆さんのご想像通り、私の家にはコンピュータが12台あり、常に稼働している。ウェブにつながっているiPod タッチがあれば、娘はこのデバイスを使ってクエリを入力し、検索を行う。娘のエンジンに「向かい」、検索を行うと言う概念は、かなり面白い。指で何かしらのメカニズムを介して、何でもすぐに知ることが出来ると考えているのだ。 検索の観点で私達が理解している情報のことを考えると、このようなデバイスの一つを使って出来ることは、驚異的である。検索エンジンは、ユーザーの緯度および経度を理解する。そのため、ユーザーの居場所を把握する。過去のクエリをより深く理解する。なぜならPCとは異なり、モバイルデバイスは個人に特化しているためだ。ユーザーが要請しなくても、情報をプッシュすることも出来る。個人的にはこの能力が一番刺激的である。」 シャーシー・セス氏 上級副社長 – Yahoo!検索製品: 「私は5年以内にモバイル検索がデスクトップの検索に取って代わる存在になると考えている。そして、成長が早い地域はアジアとヨーロッパである。 アンドロイドの電話機やiPhoneのようなスマートフォンが提供する – アプリからアプリへ移動可能なタッチインターフェースに関して – 双方向性を持っているなら、そして、もし大きなスクリーンを持っているなら、もっと多くの作業を行うことが出来るのだろうか?このような疑問に答えるのがiPadだと思う。この類のタブレットの双方向性は、次世代のデスクトップに望むエクスペリエンスを構築することが出来るのだ。間違いなく、今まで存在しなかった様々なポテンシャルが期待できるだろう。」 ジョアンナ・ライト プロダクト・マネージメント・ディレクター – Google 検索: 「モバイルはグーグルの戦略の重要なパーツであり、未来に向け、様々な可能性が広がっている。スマートフォンの機能がますます改善されており、ユーザーはさらに多くの検索を行うようになっている。また、電話機は、新しいタイプの検索の入力を可能にする。例えば、現在、ユーザーは、クエリを電話に話しかけることで、声による検索を実行することが出来る。さらに、グーグルゴーグルで写真を撮影することで、視覚による検索を実行することも可能だ。モバイルのグーグルのホームページで単純に「Near me now」をクリックすることで、場所による検索を行うことすら出来るのだ。電話機は他のデバイスよりもユーザーとの距離が近く、それゆえ、さらなるパーソナライゼーションを可能にし、その他の胸が躍るようなポテンシャルを持っている。」 検索ビジネスにおける力のバランスの変化 ユーザーの期待の違いが、グーグルが優先的に支配する検索マーケットを揺るがす可能性があると言うテーマは、今回の議論を通して繰り返し登場した(私が何度も突っついたため)。 グーグルの競合者達は、グーグルの優勢(独占と言っても過言ではない)に風穴を開けることに失敗してきたが、この議論で明らかになったことが1つあるとすれば、それは、デスクトップでの検索が終わりを迎えようとしていると言う見解である。グーグルは、有利な現状を新しく登場する検索マーケットでも確立することが出来るのだろうか? ジョン・バッテル ファウンダー – フェデレイティド・メディア ザ・サーチの著者: 「ビジネスモデルに大きな影響が出るのではないかと思う。そして、グーグルのような企業では、従業員がこの点を考慮しているはずだ。なぜなら、目的地としての検索、つまり、どこからでもなんでも受けつけるツールとしての検索こそが、四半期ごとにグーグルが数十億ドルを収益に落としている理由だからだ。1度目の検索は実は検索ではなく、適切なアプリケーションに対する検索が行われるアプリケーションとしての検索は、全く状況が異なる。ユーザーがマーケットに影響を与え、一人勝ちの状況が、大勢のプレイヤーによってバラバラに割かれていくだろう。 これは、スティーブ・ジョブズ氏とエリック・シュミット氏(注記: これはエリック・シュミット氏がグーグルでのCEOの役職を辞任する前の意見である)がお互いを嫌っている理由の一つである。インターフェースの戦争が起きており、個人的には素晴らしいことだと思っている。 この戦争の発生は、グーグルがモバイルに参入し、アンドロイドを開発した大きな理由の一つに数えられるだろう。グーグルは「ユーザーがコンピューティングを利用する仕組みにおける進化、そして、ユーザーが情報をまとめ、利用可能にする仕組みの中で重要な役割を持つことで、グーグルの主力製品を守らなければならない。」と述べている。それはグーグルの企業として使命であり、この分野での戦いから撤退することが出来ない点を示唆している – HTMLのウェブが今後も静的なままでいると思いこむことは出来なかったのだろう。素晴らしい判断だと私は思う。 転換期となったのが、iPadの登場である – 新しいインターフェースがコンピューティングに到来していることが如実に表れた瞬間であった。既に14万個のアプリケーションが開発されているデバイスをローンチするのはとても珍しく、また、一大事でもある。そのため、大きな検索の問題が存在し、個人的にはグーグルが巧みにその検索の問題を解決することが出来るのではないかと思っている。 私はこれは非常に重要な不動産であり、だからこそスティーブ・ジョブズ氏はすべての端末間のエクスペリエンスを管理しているのだと思う。バーティカルの統合は収益性が高い。iTunesのネイティブの第三者の開発者がiTunesストアでクローリングを行うことはない。iTunesで検索を行うのはやはりスティーブ・ジョブズ氏である。アップルは、ウェブ検索は行わないものの、アプリ検索には長けている。これこそがアップルそのものである。そして、この検索を改善し、ネットブックやタブレットを含むプラットフォーム全体で検索を展開する機会が存在すると私は思う。」 [...]

5人の賢人が検索の未来をズバリ予測

14 years 6ヶ月 ago
進化を続ける検索エンジンの技術ですが、やれパンダアップデートだ、サジェスションだ、と短期的な視点とは別に、時に中長期的な視点で検索エンジンがどこに向かおうとしているのか考えることも検索マーケッターにとっては意味あることかもしれません。何より話の種には最適ですよね。今回は検索業界の重鎮5人が検索の未来を占う記事を紹介します。彼らの意見を参考にあなた自身の考えもまとめてみては? — SEO Japan ここ数ヶ月間、私は多くの人々から同じ質問を受けていた: それは、検索はどうなるのだろうか?と言う問いである。 今後の2本のコラムのために、私は賢人との会話から導き出された答えをまとめようと試み、そのなかで共通するテーマに出会った。 成功への期待における変化 賢人の多くが、“検索はこうであるべき”だという期待に大きな変化があったと述べていた。ウェブ検索の基本的な枠組みは過去約20年間でほとんど変わっていない: 1つのクエリボックスと順位がつけられた結果のリストと言う構図である。 1996年の検索結果のスクリーンショットと現在の検索結果のスクリーンショットを比較してみれば、急速に変化するオンライン世界であっても、15年間、この点においてはほとんど代わっていないことに気づくだろう。 しかし、現在、この流れに変化が生じようとしている。私たちは検索エクスペリエンスからさらに多くのメリットを望んでいるのだ。この経験が、スマートフォンから立ち上げられた場合、アプリを介して立ち上げられた場合、または、具体的な意図を持って立ち上げられた場合など、状況によっては大きく異なるように見えることが大きな原因である。 従来の「フリーサイズ」的な検索エクスペリエンスは、変化する期待から取り残されないように四苦八苦している: ステファン・ウェイツ ディレクター – Bing 検索: 「この関連性と言う共通した概念は、ウェブの初期においては功を奏していた。ウェブの規模は小さく、静的なウェブが多く、そして、ウェブがウェブと言う用語から逸脱していなかったからだ。 このようにしてページランクが作成された。そして、このアルゴリズムは素晴らしかった。私は今でも素晴らしいと思っている。しかし、全く同じ概念を用いていること自体が若干常軌を逸しているような気がする。癌の治療に最も適した病院を探すなら、このモデルがいかにバカバカしいかが分かるはずだ。私たちは人気、そして、リンクの本数に依存して、最適な病院を探しているのだ。全く利に適っていないと言わざるを得ない。」 ジョン・バッテル ファウンダー – フェデレイティド・メディア、ザ・サーチの著者: 「私たちは、10年に渡って非常に基礎的なグーグルまたは“グーグルもどき”の利用を理解してきた ? キーワードを入力して、レスポンスを待つ。しかし、検索およびクエリに応える最高の文書を返すフレームワークは形を変えている。ユーザーは遥かに複雑な疑問を尋ね、繊細な答えを要求している。それは、実際にそのような答えが存在する点を知っているためだ。」 私がインタビューを何度か行っているうちに、「マスターインテント」と私が呼ぶコンセプトがアイデアとして浮上してきた。 検索エンジンを特定のタスクのために利用する際、実際はさらに規模が大きく、複雑なタスクを課していることがよくある。人生において私たちが実施している規模の大きな行為について考えてもらいたい: 家や車を買う、転職する、旅行の計画を練る、または、子供を持つ等。 このような人生のイベント(そして、ここまで重要ではないイベント)は、特定の情報に対する多数のニーズをもたらしている。しかし、マスターインテント(主な意図) – 大きな目的 – を覚えておくことが出来るか否か、そして、必要に応じて個別の検索を行うかどうかは私たち次第である。 私たちはピースを集めて、つなげているだけのように思えるが、力仕事をしているのも私たちである。ウェブ検索は、この点においては率直なアシスタントのような役割を果たしており、 – 外出して、関連する情報を私たちが与えた言葉を基に集めているのだ。 しかし、もし検索が私たちの“マスターインテント”を把握し、さらに高等なレベルの支援を行い – 全ての情報を集めて、私たちの条件を基に絞り込み、プロセス全体で私たちを導くようになったら、どうなるだろうか? ジョン・バッテル: 「私は購入するべきクラシックカーを見つけ出そうとする試みを例として用いた。このようなケースでは、自分が知らないことすら分からない状態であり、検索エンジンに対して、自分が知らないことを教えて欲しいと期待するのは、検索が提供できる範囲を超えている。これは、“私たちが提供する結果には満足出来ないだろう。なぜなら、文化の面でも技術の面でも、消費者として知っていることを提供することが出来ていないためだ”を回りくどい言い方で説明したものだ。私たちは転換期に差し掛かっているのだと思う。」 検索の成功の現在の基準 – 関連性 – が前進を続ける基準として適切だとは思えないと言う私の主張に、全ての賢人が同意しているわけではない。私は検索がさらに有益にならなければいけないと確信している。 当たり前のことかもしれないが、私たちの検索エクスペリエンスを、関連性に依存して、大部分において決定していた企業が、時代遅れと呼ぶことに二の足を踏んでいる: ジョアンナ・ライト プロダクト・マネジメント・ディレクター – Google 検索: 「“関連性”も“実用性”も似た者同士である。より“関連性”の高い情報は、本質的に、より実用的なのではないだろうか?また、関連性は決して容易な問題でもなければ、解決済みの問題でもない点を知ってもらいたい。上位のウェブの結果の順位を決め、表示する取り組みは、検索エクスペリエンスの重要な一部であり、ユーザーが検索を引き続きグーグルで行っている主な理由の一つである。」 [...]
確認済み
1 時間 22 分 ago
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