インプレスは、「ITインフラの利用企業への現状・意向調査」を実施した。国内のAIデータセンターの利用状況などについて、ITインフラに関わる222名の回答を分析している。
なお、本調査は1月29日に発表されたレポート『データセンター調査報告書2026[動き出したAIインフラサービス]』に掲載されている。同社は2007年度に1回目のレポートを発行しており、本年度で19回目の実施となる。
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まず、日本国内の商用データセンターのラック数(キャパシティ)を見ると、ハイパースケール型(巨大IT事業者向けの大規模DC)が急速に増加していることがわかった。2023年末にリテール型(一般企業向けDC)を上回って以降堅調に拡大しており、2027年、2028年の開設を目指すプロジェクトも多いことから、2027年以降は両者の差がさらに広がることが見込まれる。
また、AIサーバー(GPUサーバーやHPCサーバー)への対応を明言しているデータセンターのIT供給電力容量を集計すると、2025年末時点では合計で約300MWとなった。2026年末には、シャープ堺工場跡地での大規模AI専用データセンター開設の影響もあり、約600MWに倍増すると予測される。さらに、2027年末には、ソフトバンクによる北海道苫小牧AIデータセンターなどの開設が予定されており、約800MWまで拡大すると見込まれる。
最後に、GPUサーバーやHPCサーバーなどの「高発熱・高排熱サーバー」の利用状況を聞くと、「すでに利用している」は12.6%、「今後利用したい・利用を検討中」の合計は39.6%となり、利用に前向きな層が増加していることがわかった。利用中から検討中までを含めると半数以上を占めており、企業におけるAIサーバーへの関心の高まりがうかがえた。
調査概要
- 【調査期間】2025年11月12日~2025年11月26日
- 【調査対象】インプレスの媒体・サービス「IT Leaders」の読者および、インプレス主催セミナー・イベントの事前登録者/受講者/来場者のうち、ITインフラ利用企業に所属し、データセンターの選定・決定に関与する個人
- 【有効回答数】222名
- 【調査方法】対象者にメールを送付し、Webアンケートフォームへ誘導
- 【調査企画・実施】インプレス インプレス総合研究所/クラウド&データセンター完全ガイド
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