2022年度デジタルサイネージ広告市場規模は690億。2026年には1,338億円まで成長する予測【CARTA HD調べ】
デジタルサイネージ広告市場、コロナ禍で低迷したものの回復・拡大傾向。
2022/12/22 16:00 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
CARTA HOLDINGSは、デジタルインファクトと共同で、デジタルサイネージ広告市場※に関する調査を実施した。
※デジタルサイネージ広告:公共機関、商業施設、屋外などに設置されたデジタルで稼働するサイネージ上に表示される広告。デジタルサイネージの設置者及び関係者を除く、第三者が広告宣伝活動などを目的に費用を支払うことで利用が出来るものを対象とする。
2022年デジタルサイネージ広告市場は690億。4年後には約2倍に?
調査によると、2022年のデジタルサイネージ広告市場規模は690億円(前年比119%)と推計され、2026年には2022年比194%増の1,338億円まで成長すると見込まれた。
2022年度の市場規模をセグメント別でみると、交通機関は358億円で全体の51.9%、商業施設・店舗は142億円で全体の20.6%、屋外は107億円で全体の15.5%、その他は83億円で全体の12.0%を占めた。
小売店やショッピングモール、美容室、飲食店などを含む「商業施設・店舗」分野の市場規模予測は上図のようになった。これまで主流であった販売促進費だけでなく、より予算規模の大きい広告費から予算が出る事例が増えており、2026年には512億円まで伸びる見通しだ。
「屋外」分野の予測は上図のようになった。コロナ禍の影響を大きく受けた領域であるものの、2021年のオリンピック特需や人流の回復などを受けて回復傾向にあり、2026年には145億円規模まで拡大すると見込まれている。
調査概要
- 【調査対象】デジタルサイネージ広告関連事業者
- 【調査手法】CARTAHDならびに、デジタルインファクトが保有するデータ、公開データ、デジタルサイネージ広告事業にかかわる企業へのインタビュー調査。
- 【調査時期】2022年8月~11月
- 【調査機関】デジタルインファクト
※市場規模は、広告主によるデジタルサイネージ(上で表示される)広告媒体に対する年間支出総額とする。一部、商取引上媒体費と制作費が不可分とされているものを除き、媒体費のみを対象とする。
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