7月29日(火)+30日(水)に、デジタルコマースに関わる人必見の大型オンラインイベント「Digital Commerce Frontier 2025」を開催。ミルボン、豊洲漁商産直市場、ワコール、スマートニュース、ZOZO、中川政七商店、アスクル、アシックスなど著名企業の成功事例や実践的な知見を学べるさまざまなセミナーを用意しています。リテールビジネス、BtoC-EC、BtoB-EC、メーカーECなどデジタルコマースに携わる方を対象に、AIやリテールテックなどの最新トレンド、最先端テクノロジー活用、事例、最新ソリューションなどを多数お届け。視聴はすべて無料です!(事前登録制)。オンラインで全国から参加いただけます。まだお申し込みをしていない人のために、編集部がおすすめ講演の見どころをご紹介します。
見どころ⑫ ミルボンの「顧客・美容室/代理店・メーカー」三方良しのBtoBtoCモデル
~「milbon:iD」が実現した美容業界の商慣習の維持とデジタル化の両立~
7月30日(水)11:00~11:45 KB2-1オープニング基調講演
ミルボンが展開する「milbon:iD」は、美容室がプラットフォーム上にオンラインストアを開設し、その美容室で取り扱いがあるミルボン商品を販売するサービスです。顧客は利用している美容室から購入する仕組みで、売り上げは美容室に計上されます。ECサイト運営・物流などをすべてミルボンが担うため、美容室は従来通り、実店舗での接客に集中することができます。
サービスリリースから順調に成長し、今年会員が100万人に到達する見込みです。「顧客・美容室/代理店・メーカー」三方良しのBtoBtoCモデルを実現した、BtoB-ECビジネスの新たな事業戦略のヒントを学べます。
株式会社ミルボン 事業開発部 広告・デジタルマーケティンググループ EC企画推進室 マネジャー 西田 洋介氏
2007年に株式会社ミルボンに入社。2018年から現部署にてサロン出店型ECサービス(millbon:iD)の企画運営を行っています。

ネッタヌ
ミルボンは美容室専売品のメーカーとして、顧客と美容室をつなぐBtoBtoC型のECサイト「milbon:iD」を展開。顧客が美容室でのカウンセリング後にオンラインで製品を購入できるようにすることで、美容室へ行く手間を解消し、利便性を高めることを目的としています。「milbon:iD」では、売り上げは美容室に計上、ミルボンがサイト運営や受注、物流業務を担います。そのため、美容室は物販の手間なく収益を得られます。これにより、美容室の商慣習を維持しつつ、美容業界のデジタル化を推進。登録した会員は2025年に100万人に達する見込みです。こうした三方良しのビジネスモデルを構築した背景から、事業を成長させた秘訣を披露するセッションです。
見どころ⑬ FAXと電話からBtoB-ECへ。「デジタル化は困難」と言われた水産業界のDX事例
~オイシックスグループ「豊洲漁商産直市場」のアナログからの転換と変革の裏側~
7月30日(水)14:00~14:45 KB2-4特別講演
オイシックス・ラ・大地グループの豊洲漁商産直市場は、「デジタル化は困難」と言われる水産業のDXに挑戦し、受注業務の効率化と大幅な売り上げアップにつなげています。
水産業には独特の商習慣やルールが多く存在し、それらをどのようにシステムに反映したのか。同じくオイシックスグループのソトバコと取り組んだ業務のシステム化の取り組み、それによって得られた成果(一番大きかったのは社員が育児休暇を取得できたこと)などをお伝えし、BtoB-ECビジネスを「始める」「リプレイスする」などのヒントが学べます。
株式会社豊洲漁商産直市場 代表取締役 長野 泰昌氏
福島県浪江町出身。東日本大震災を機にAPカンパニーへ入社。現地バイヤーとして魚介類の調達を担当。2018年1月に豊洲漁商産直市場(APカンパニー子会社)の社長に就任。その後、APカンパニーが豊洲漁商産直市場の51%の株式をオイシックス・ラ・大地へ売却。筆頭株主変更後も社長を継続、現在に至る。
株式会社インプレス ネットショップ担当者フォーラム 編集長 瀧川 正実
元プロボクサー。戦績は5戦3勝(1KO)2敗。その後の暴飲暴食がたたり現在はその面影なし。 流通・通販・インターネット通販の専門新聞の編集記者を経て、EC支援の事業会社で新規事業の立ち上げ、マーケティングを担当。その後、インプレスに入社、ネットショップ担当者フォーラムの立ち上げに参画。デスク → 現在は編集長。趣味は飲酒、地域活性化活動。

ネッタヌ
オイシックス・ラ・大地グループの豊洲漁商産直市場は、オンプレミス基幹システムの脆弱性とECの必要性を背景に、次世代のためのDXに挑戦しました。このセッションではその挑戦の背景から効果などをお話します。水産業特有の商習慣(尾注文・重さ請求など)に対応するため、同じグループ会社のカラビナテクノロジーとシステムを開発。これにより、情報のリアルタイム共有とヒューマンエラーの激減を実現し、客単価1.2倍、売上全体が1.5倍に増加しました。また、初めて社員が育児休暇を取得できるなど、働き方改革にも寄与した取り組みなどを披露します。
見どころ⑭ BtoB EC で手間をかけずにさらに売上を上げる方法 サイト内検索「ユニサーチBtoB」
7月30日(水)12:00~12:40 B2-2講演
BtoB-ECの特徴について整理し、どうすれば売り上げを伸ばせるのかを解説します。特にコンバージョン率に着目し、BtoBとBtoCではどのように違うのか、商品数とコンバージョン率の関係はどうなっているのかなどをお話します。サイト内検索「ユニサーチBtoB」を使うことによって、運用の手間をかけずに売り上げが伸びる仕組みを事例を交えて学べます。
ユニバーサルナレッジ株式会社 代表取締役 井上 俊一氏
ヤフー株式会社検索事業部長などを経て、2011年にユニバーサルナレッジ株式会社を設立する。購買行動データをフル活用して、売り上げが伸びて運用の手間がかからないECサイトに特化した検索エンジンの提供を行っている。ヨドバシカメラ、アイリスプラザ、富澤商店など導入実績多数。
◇◇◇
次回はまた別のオススメ講演をお伝えします!
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム - 通販・ECの業界最新ニュースと実務に役立つ実践的な解説」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:ミルボンのBtoBtoCモデル+水産業界のDX事例+BtoB-EC効率化手法が学べるオンラインECセミナー【7/29+30開催】
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.